JP2001326566A - クロック異常検出回路 - Google Patents

クロック異常検出回路

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JP2001326566A JP2000144371A JP2000144371A JP2001326566A JP 2001326566 A JP2001326566 A JP 2001326566A JP 2000144371 A JP2000144371 A JP 2000144371A JP 2000144371 A JP2000144371 A JP 2000144371A JP 2001326566 A JP2001326566 A JP 2001326566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート規模と消費電力が共に大型である。 【解決手段】 クロック異常検出回路に、監視クロック
を分周し出力する分周回路と、分周回路から入力される
分周後の監視クロックを、被監視クロックをシフトクロ
ックに用いてシフトさせるシフトレジスタと、それぞれ
分周後の監視クロックの1周期を監視区間として相補的
に動作し、各監視区間において、シフトレジスタの各段
に現れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又
は正常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監
視クロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入
力を超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に
異常信号の出力を行う複数の異常判定回路と、複数の異
常判定回路の判定結果の論理和を演算する演算回路とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信装置
(例えば、伝送装置)において、外部入力されるクロッ
クパルスの周波数異常状態(欠落や余剰による。)を、
発振器を使用して検出するクロック異常検出回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
文献1:特開平06−204993号公報 文献2:特開平08−316946号公報 従来、クロック異常の検出、特にクロック断を検出する
回路として、上記文献1の図1〜図3に開示されたもの
や、文献2の図1及び図6〜図8に開示されたものがあ
る。これら従来技術を以下簡単に説明する。
【0003】まず、モノステーブル・マルチバイブレー
タを用いるものは、バイブレータの出力するパルス幅を
与える時定数(コンデンサCと抵抗Rによって決定され
る)を、監視対象とするクロック信号の周期より大きく
設定しておくことで、クロック信号が入力される限りに
おいて出力値を一方の状態、例えば高電位状態(以下
「H」という。)に保ち、クロック信号の途絶に伴って
出力値が低電位状態(以下「L」という。)に変化する
ようにしている。この種の回路では、出力値が「L」に
なるとクロック信号が断状態になったと判別される。
【0004】他方、カウンタ回路を二つ備えるものは、
一方のカウンタに監視対象とするクロック信号を入力す
る一方、他方のカウンタに基準クロック信号を入力し、
二つのカウンタ出力を比較器によって監視する構成を採
る。この場合、比較器はカウンタにおけるカウントアッ
プを監視し、他方のカウンタからのカウント値に基づい
てカウンタにおけるカウントアップの間隔を計測する。
ここで、一定時間カウントアップが行われない場合には
クロック信号が途絶したものと判定する。
【0005】また他の構成として、検出対象のクロック
信号をリセット信号に用い、基準クロック信号を計数す
るように接続したカウンタを具え、クロック信号が断状
態において基準クロック信号パルスが所定数入力した時
に、クロック信号の途絶を示す出力を発生するように構
成するものもある。
【0006】更に、クロック断の検出は、主として監視
クロックと被監視クロックが非同期で同一速度の場合、
監視クロックで一定周期毎に非監視クロックを監視し、
その周期内で被監視クロックが全く入力しなければクロ
ック断発生とする方法、監視クロックと被監視クロック
が非同期で、被監視クロックが監視クロックよりも低速
の場合、監視クロックで被監視クロックのエッジ検出を
行うが、エッジ検出周期が予め設定した周期よりも長い
時にクロック断発生とする方法、監視クロックが、監視
クロックと非同期で同一速度の被監視クロックの断を検
出する際、該被監視クロックをn分周して変化点が順次
ずれたn系列の分周被監視クロックを生成する分周手段
と、監視クロックを用いて分周被監視クロックの変化点
の有無を検出し、検出結果から被監視クロックの断を1
クロック単位で検出するクロック断検出手段を有するよ
うに構成する方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上述べた
いずれの方法にあっても次のような問題があった。
【0008】例えば、マルチバイブレータに付加すべき
コンデンサC及び抵抗Rの存在が半導体の集積化に適さ
ないという問題があった。また、非同期の二つのクロッ
ク信号によってそれぞれ独立に動作するカウンタ出力を
比較することによってクロック信号の途絶を判断する方
法は、比較回路の内部構成が極めて複雑になり、精度に
欠ける構成であるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を考
慮してなされたもので、かかる課題を解決するため以下
の手段を提案する。
【0010】(A)第1の手段として、監視クロックを
使用して、被監視クロックの異常検出を実行するクロッ
ク異常検出回路において、(1) 監視クロックを分周し出
力する分周回路と、(2) 分周回路から入力される分周後
の監視クロックを、被監視クロックをシフトクロックに
用いてシフトさせるシフトレジスタと、(3) それぞれ分
周後の監視クロックの1周期を監視区間として相補的に
動作し、各監視区間において、シフトレジスタの各段に
現れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又は
正常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監視
クロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入力
を超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に異
常信号の出力を行う複数の異常判定回路と、(4) 複数の
異常判定回路の判定結果の論理和を演算する演算回路と
を備えるものを提案する。
【0011】このクロック異常検出回路では、監視クロ
ックの被監視クロックによるサンプリング結果である、
シフトレジスタの各段の出力結果を基に被監視クロック
が正常か異常かの判定を行う。なお、監視すべき変化点
(正常か否かの判定に必要な変化点)は一般に1箇所又
は2箇所で良い。
【0012】また、シフトレジスタを複数の異常判定回
路の共有とし、これら複数の異常判定回路を相補的に動
作させるため、被監視クロックの常時監視を実現でき
る。
【0013】(B)第2の手段として、監視クロックを
使用して、被監視クロックの異常検出を実行するクロッ
ク異常検出回路において、(1) 監視クロックを分周し出
力する分周回路と、(2) それぞれ分周回路から入力され
る分周後の監視クロックをロード又はイネーブル入力に
用い、1又は0の固定入力を、被監視クロックをシフト
クロックに用いてシフトさせる複数のシフトレジスタ
と、(3) それぞれ分周後の監視クロックの1周期を監視
区間として相補的に動作し、各監視区間において、複数
のシフトレジスタのうち対応するシフトレジスタの各段
に現れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又
は正常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監
視クロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入
力を超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に
異常信号の出力を行う複数の異常判定回路と、(4) 複数
の異常判定回路の判定結果の論理和を演算する演算回路
とを備えるものを提案する。
【0014】このクロック異常検出回路の場合も、監視
クロックの被監視クロックによるサンプリング結果であ
る、シフトレジスタの各段の出力結果を基に被監視クロ
ックが正常か異常かの判定を行う。なお、監視すべき変
化点(正常か否かの判定に必要な変化点)は一般に1箇
所又は2箇所で良い。
【0015】また、シフトレジスタを複数の異常判定回
路の共有とし、これら複数の異常判定回路を相補的に動
作させるため、被監視クロックの常時監視を実現でき
る。
【0016】(C)第3の手段として、前述の第1又は
第2の手段における監視クロックと被監視クロックの関
係を入れ替えるものを提案する。
【0017】(D)第4の手段として、前述の第1、第
2又は第3の手段に係るクロック異常検出回路の異常判
定回路に、(1) シフトレジスタの各段に現れる出力状態
から正常な出力状態を検出する正常値検出回路と、(2)
シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を
超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路を
備えるものを提案する。
【0018】(E)第5の手段として、前述の第1、第
2又は第3の手段に係るクロック異常検出回路の異常判
定回路の一つに、(1) 正常とみなす条件をそれぞれ異に
する、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常
な出力状態を検出する複数の正常値検出回路と、(2) 当
該複数の正常値検出回路の一方の結果を記憶する記憶手
段と、(3) シフトレジスタの各段に現れる出力状態から
正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値
検出回路とを備え、当該異常判定回路を除く他の異常判
定回路に、(1) 正常とみなす条件をそれぞれ異にする、
シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力
状態を検出するものであって、一つの異常判定回路に設
けられている記憶手段の記憶結果を基に一つの異常判定
回路とは異なる条件の検出を目的とするもののみが選択
的に動作される複数の正常値検出回路と、(2) シフトレ
ジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異
常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備える
ものを提案する。
【0019】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 (A−1)装置構成 図1に、本発明の第1の実施形態例を示す。なお、図1
はクロック異常検出回路の回路構成を機能的に表したも
のである。
【0020】被監視クロック1は、シフトレジスタ(D
フリップフロップの多段構成でなる。)4のクロック入
力端子に接続される。シフトレジスタ4の出力は、異常
判定回路5(正常値検出回路5A、正常入力を超える出
力を検出する異常値検出回路5B、SRフリップフロッ
プ5C、Dフリップフロップ5Dでなる。)の正常値検
出回路5Aと異常値検出回路5Bの入力に接続される。
異常判定回路5の出力は、論理和演算回路8に接続され
る。論理和演算回路8の出力は、アラーム9に接続され
る。
【0021】一方、監視クロック2は、分周回路(Tフ
リップフロップでなる。)3のクロック入力端子と、ク
ロック反転素子7に接続される。分周回路3の正出力
は、シフトレジスタ4のデータ入力端子と、異常判定回
路6(正常値検出回路6A、異常値検出回路6B、SR
フリップフロップ6C、Dフリップフロップ6Dでな
る。)のSRフリップフロップ6CとDフリップフロッ
プ6Dのデータイネーブル入力端子に接続される。分周
回路3の負出力は、異常判定回路5のSRフリップフロ
ップ5CとDフリップフロップ5Dのデータイネーブル
入力端子に接続される。
【0022】クロック反転素子7の出力は、異常判定回
路5及び6を構成するSRフリップフロップ5C及び6
Cと、Dフリップフロップ5D及び6Dのクロック入力
端子に接続される。
【0023】以上が、本実施形態の代表的な機能ブロッ
クの接続構成である。続いて、異常判定回路5及び6の
構成を説明する。なお言うまでもないが、この各回路の
構成は一例であってこれに限定されるものではない。
【0024】まず、異常判定回路5の構成を説明する。
前述のように異常判定回路5は、正常値検出回路5A
と、異常値検出回路5Bと、SRフリップフロップ5C
と、Dフリップフロップ5Dとを有している。
【0025】ここで、正常値検出回路5Aは、シフトレ
ジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1
段とする場合、1段目〜n段目(正常値nの検出用)に
位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める
演算回路である。
【0026】他方、異常値検出回路5Bは、シフトレジ
スタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段
とする場合、1段目〜n+1段目(オーバフローの検出
用)に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を
求める演算回路である。
【0027】SRフリップフロップ5Cは、正常値検出
回路5Aの出力をセット入力とし、異常値検出回路5B
の出力をリセット入力とする回路である。なお、そのデ
ータ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力
されている。また、そのD入力のイネーブル端子には分
周回路3の負出力が入力されている。また、クリア端子
にはクロック反転素子7の出力が入力されている。
【0028】Dフリップフロップ5Dは、SRフリップ
フロップ5Cの出力をデータ入力とする回路である。な
お、そのイネーブル端子には分周回路3の負出力が入力
されている。また、そのクロック入力にはクロック反転
素子7の出力が入力されている。このDフリップフロッ
プ5Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の一方
の入力となる。
【0029】このように、SRフリップフロップ5Cと
Dフリップフロップ5Dのそれぞれは、監視クロック2
(1/2周期遅れたタイミング)を動作クロックとして
動作し、分周出力の半周期を動作期間とする。
【0030】次に、異常判定回路6の構成を説明する。
前述のように異常判定回路6は、正常値検出回路6A
と、異常値検出回路6Bと、SRフリップフロップ回路
6Cと、Dフリップフロップ回路6Dとを有している。
この構成は基本的に異常判定回路5と同じである。違い
は信号の入力関係である。
【0031】例えば、正常値検出回路6Aは、シフトレ
ジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1
段とする場合、1段目〜n段目(正常値nの検出用)に
位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める
演算回路である。ただし、正常値検出回路5Aへの入力
がシフトレジスタ4の正出力であったのに対し、この正
常値検出回路6Aへの入力はシフトレジスタ4の負出力
となる。
【0032】また、異常値検出回路6Bも、シフトレジ
スタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段
とする場合、1段目〜n+1段目(オーバフローの検出
用)に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を
求める演算回路が用いられる。この異常値検出回路6B
もその入力はシフトレジスタ4の負出力となる。
【0033】SRフリップフロップ6Cは、正常値検出
回路6Aの出力をセット入力とし、異常値検出回路6B
の出力をリセット入力とする回路である。また、そのデ
ータ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力
されている。また、クリア端子にクロック反転素子7の
出力が入力されている。これらの接続は異常判定回路5
のSRフリップフロップ5Cと同じである。違いは、そ
のD入力のイネーブル端子に分周回路3の正出力が入力
されている点である。
【0034】Dフリップフロップ6Dは、SRフリップ
フロップ6Cの出力をデータ入力とする回路である。な
お、そのイネーブル端子に分周回路3の正出力が入力さ
れている点で異常判定回路5のDフリップフロップ5D
と異なるだけで、そのクロック入力にはクロック反転素
子7の出力が入力される。また、Dフリップフロップ6
Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の他方の入
力となる。
【0035】このように、SRフリップフロップ6Cと
Dフリップフロップ6Dのそれぞれは、監視クロック2
(1/2周期遅れたタイミング)を動作クロックとして
動作し、分周出力の半周期(異常判定回路5の不動作期
間)を動作期間とする。
【0036】(A−2)異常検出動作 このクロック異常検出回路は、被監視クロックと監視ク
ロックが非同期で、被監視クロックが監視クロックより
も周波数の高い場合においても、クロック断検出を含む
クロック異常の検出を1サイクル単位で検出可能とする
ものである。
【0037】クロック異常を1サイクル単位に単純に検
出可能とするには、監視クロックが被監視クロックの分
周比の周期と一致することが望ましい。そこで、ここで
は監視クロックが被監視クロック1の8分周比の周期で
あるものとして説明する。
【0038】図2は、かかる前提での図1に示す回路構
成の動作内容を示すタイムチャートである。図2の1段
目と3段目に示すように、監視クロック2は被監視クロ
ック1の8分周に相当する。
【0039】このため、シフトレジスタ4においても、
そのレジスタの段数は8+1の9段とする。
【0040】(a)リセット時 図示していないが、リセット時、シフトレジスタ4を構
成する全てのレジスタ出力は“0”となる。このとき、
異常判定回路5の出力はクロック断アラームの発出状態
(すなわち、Dフリップフロップ5Dの負論理出力が”
1”)となる。また、監視クロックを分周する分周回路
3の出力も”0”となる。従って、リセット時に通信装
置として警報が発出されないようにする構成が別途設け
られている。
【0041】(b)正常時 リセット解除後、監視クロック分周回路3の出力は、監
視クロック2の入力によって”0”から“1”へ変化
し、被監視クロック1の入力により、監視クロック2の
分周結果がシフトレジスタ4ヘ順次データ入力されるこ
とになる。
【0042】被監視クロック1の入力が正常であった場
合、被監視クロック1の入力に従ってシフトレジスタ4
の8段目まで“1”が入力される。
【0043】このとき、正常値検出回路5Aが例えばシ
フトレジスタ4の1段目から8段目までの出力の全ての
論理積を求める演算回路であったとすると、異常判定回
路5の正常値検出回路5Aは被監視クロック1の1サイ
クル分“1”となり、SRフリップフロップ5Cがセッ
トされて“1”となる。
【0044】またこのとき、異常値検出回路5Bが例え
ばシフトレジスタの1段目から9段目までの出力の全て
の論理積を求める演算回路であったとすると、この場合
は正常な場合であるため次の被監視クロック1の入力時
にもシフトレジスタ4の初段の出力は”0”となり(監
視クロックの分周結果は“0”であるため)、異常値検
出回路5Bは何の動作も行わない。
【0045】一方このとき、異常判定回路6には、シフ
トレジスタ4の全レジスタの負論理出力結果が接続され
ているため、異常判定回路6は何も動作しない。例え
ば、リセット解除直後のような前値が異常であると異常
のままであり、正常の場合は正常のままである。
【0046】次に、被監視クロック1の入力によりシフ
トレジスタ4の8段目まで“0”が入力された場合を考
える。このとき、異常判定回路6の正常値検出回路6A
にはシフトレジスタ4の負論理出力が8段目まで全て”
1”となるため、その出力にあっては被監視クロック1
の1サイクル分“1”となり、SRフリップフロップ6
Cがセットされて“1”となる。このとき、異常判定回
路5は何も動作せず、前値を保持する。
【0047】なお、監視クロック2の分周出力が“0”
であると、その反転値が入力される異常判定回路5のS
Rフリップフロップ5CとDフリップフロップ5Dはデ
ータイネーブルとなり、監視クロック2の立ち下がりエ
ッジでDフリップフロップ5DにSRフリップフロップ
5Cの結果がシフトされ、SRフリップフロップ5Cは
クリアされる。この結果、Dフリップフロップ5Dの負
論理出力は”0”となる。
【0048】逆に、監視クロック2の分周出力が“1”
であると、異常判定回路6のSRフリップフロップ6C
とDフリップフロップ6Dはデータイネーブルとなり、
監視クロックの立ち下がりエッジでDフリップフロップ
6DにSRフリップフロップ6Cの結果がシフトされ、
SRフリップフロップ6Cはクリアされる。この結果、
Dフリップフロップ6Dの負論理出力は”0”となる。
【0049】ここで、論理和演算回路8は、各異常判定
回路のDフリップフロップの負論理出力結果の論理和を
出力するので、このように正常の場合には、アラーム9
は“0”のままとなり、正常と判定される。すなわち、
監視クロック2の分周結果が“1”の1周期の監視区間
を異常判定回路5が監視し、“0”の1周期の監視区間
を異常判定回路6が監視する構成である。
【0050】(c)異常時 クロック数が少ない異常の場合、例えば、監視クロック
2の分周出力が“0”の間に被監視クロック1が7クロ
ックしか存在しなかった場合、被監視クロック1の入力
によってはシフトレジスタ4の7段目までしか“1”が
入力されない。このため、正常値検出回路6Aによっ
て、SRフリップフロップ6Cが“1”にセットされる
ことはない。もちろん、異常値検出回路6Bも動作しな
い。この状態で、監視クロック2が“1”に変化する
と、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップ
フロップ6Dの負論理出力結果が“1”となり、監視ク
ロック2が次に“0”になって正常になるまで異常が保
持され、アラーム9が“1”となる。
【0051】これに対して、クロック数が多い異常の場
合、例えば、監視クロック2の分周出力が“1”の間に
被監視クロック1が9クロックも存在した場合、被監視
クロック1の入力によってシフトレジスタ4の9段目ま
で“1”が入力される。この場合、8段目まで”1”が
入力された時点で正常値検出回路5AがSRフリップフ
ロップ5Cを“1”にセットしているが、異常値検出回
路5Bの検出出力によってリセットされることになり、
SRフリップフロップ5Cの出力は再度“0”へ戻され
る。この状態で、監視クロック2が“0”に変化する
と、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップ
フロップ5Dの負論理出力結果が“1”となり、監視ク
ロック2が次に“1”になって正常になるまで異常が保
持され、アラーム9が“1”となる。
【0052】また、クロック断異常の場合、例えば、監
視クロック2の分周出力が“1”の間にシフトレジスタ
4に“1”が入力されない場合、正常値検出回路5Aは
SRフリップフロップ5Cを“1”にセットしないた
め、監視クロック2が次に“1”になって正常になるま
で異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0053】尚、異常を検出後、監視クロックの2.5
周期の間に正常な被監視クロックが入力されないと正常
な状態へは復帰しない。
【0054】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、監視クロック
の分周結果を入力する被監視クロックにて動作するシフ
トレジスタ4と、監視クロックの1周期を監視区間とす
る2つの異常判定回路5及び6とを設け、シフトレジス
タ1個の結果と監視をそれぞれ監視クロックの“0”と
“1”の間そのぞれの異常判定回路にて交互に実施する
ようにしたことにより、常時クロックの異常を監視検出
可能とできる。
【0055】しかも、被監視クロックを計数するための
手段は1個で良く、しかも当該手段はシフトレジスタ4
で構成されるため、監視すべき変化点はシフトレジスタ
4の中で1箇所か2個所で済む。
【0056】また、クロック断の場合、異常判定回路は
異常と判定した後は動作しないため、従来のクロック異
常検出回路に比してゲート規模や消費電力が少なくて済
む。しかも、周波数がレジスタのデバイス能力に近いほ
どの高い周波数においても常時クロック異常の検出を行
うことができる。
【0057】(B)第2の実施形態 (B−1)装置構成 図3に、本発明の第2の実施形態を示す。なお、この図
3の場合も、図1の場合と同様、クロック異常検出回路
の回路構成を機能的に表すものとする。第1の実施形態
では、シフトレジスタを回路内に1個だけ設ける場合に
ついて説明したが、本実施形態では新たにシフトレジス
タ10を追加し、全部で2つのシフトレジスタを用いる
回路構成について説明する。
【0058】本実施形態の場合、被監視クロック1は、
シフトレジスタ4のクロック入力端子に接続される。シ
フトレジスタ4のデータ入力には“1”又は“0”の固
定値が接続される。監視クロック2の分周結果の負論理
出力は、当該出力が“1”の場合にシフトレジスタ4の
全レジスタを“0”に設定するリセット入力端子に接続
される。シフトレジスタ4の正論理出力結果は異常判定
回路5の正常値検出回路5A及び異常値検出回路5Bに
接続される。
【0059】また、被監視クロック1はシフトレジスタ
10のクロック入力端子にも接続される。シフトレジス
タ10のデータ入力には“1”又は“0”の固定値が接
続される。監視クロック2の分周結果の正論理出力は、
当該出力が“1”の場合にシフトレジスタ10の全レジ
スタを“0”に設定するリセット入力端子に接続され
る。シフトレジスタ10の正論理出力結果は異常判定回
路6の正常値検出回路6A及び異常値検出回路6Bに接
続される。
【0060】なお、異常判定回路5及び6には第1の実
施形態と同じものを使用する。もっとも、その入力は前
述のように異なっており、異常判定回路5にはシフトレ
ジスタ4の出力が入力され、異常判定回路6にはシフト
レジスタ10の出力が入力とされる。また、シフトレジ
スタ4と10とではリセット周期が逆位相の関係にある
ので、出力が現れる期間も相補的な関係にある。
【0061】その他の構成は第1の実施形態の場合と同
様である。
【0062】(B−2)異常検出動作 このクロック異常検出回路の場合も、被監視クロックと
監視クロックが非同期で、被監視クロックが監視クロッ
クよりも周波数の高い場合においても、クロック断検出
を含むクロック異常検出を1サイクル単位で検出可能と
するものである。
【0063】このクロック異常検出回路の場合も、第1
の実施形態と同様、監視クロックが被監視クロックの8
分周比の周期であるものとして説明する。
【0064】図4は、かかる前提での図3に示す回路構
成の動作内容を示すタイムチャートである。図4の1段
目と3段目に示すように、監視クロック2は被監視クロ
ック1の8分周に相当する。
【0065】このため、シフトレジスタ4及び10のい
ずれについても、そのレジスタの段数は8+1の9段と
する。
【0066】(a)リセット時 図示していないが、リセット時、シフトレジスタ4を構
成する全てのレジスタ出力は“0”となり、異常判定回
路5の出力はクロック断アラームの発出状態(すなわ
ち、Dフリップフロップ5Dの負論理出力が”1”)と
なる。また、監視クロックを分周する分周回路3の出力
も”0”となる。従って、リセット時に通信装置として
警報が発出されないようにする構成が別途設けられてい
る。
【0067】(b)正常時 リセット解除後、監視クロック分周回路3の出力は、監
視クロック2の入力によって”0”から“1”へ変化す
る。このとき、シフトレジスタ10はリセットされる。
一方、シフトレジスタ4においては、被監視クロック1
の入力により、データ入力の“1”または“0”がシフ
トレジスタヘ順次データ入力されることになる。
【0068】被監視クロック1の入力が正常であった場
合、被監視クロック1の入力に従ってシフトレジスタ4
の8段目まで“1”または“0”が入力される。例え
ば、正常値検出回路5Aと異常値検出回路5Bを立上り
又は立下りエッジ検出回路とすると、シフトレジスタ4
の8段目のエッジ入力により正常値検出回路5Aは被監
視クロック1の1サイクル分“1”となり、SRフリッ
プフロップ5Cがセットされて“1”となる。
【0069】ただし、この場合は正常な場合であるため
次の被監視クロック1の入力時には監視クロック2の分
周結果が反転されるのでシフトレジスタ4を構成する全
レジスタは“0”にリセットされる。この場合、異常値
検出回路5Bはエッジがないため何も動作しない。
【0070】一方このとき、異常判定回路6には、シフ
トレジスタ10の出力が接続されているが、シフトレジ
スタ10がリセットされているため何も動作しない。例
えば、リセット解除直後のような前値が異常であると異
常のままであり、正常の場合は正常のままである。
【0071】次に、監視クロック分周回路3の出力が監
視クロック2の入力により”1”から“0”へ変化した
場合を考える。この場合、シフトレジスタ4はリセット
される。他方、シフトレジスタ10においては被監視ク
ロック1の入力により、データ入力の“1”または
“0”が順次シフトレジスタヘデータ入力される。
【0072】このとき、被監視クロック1の入力により
シフトレジスタ10の8段目まで“1”または“0”が
入力され、シフトレジスタ10の8段目のエッジ入力に
より異常判定回路6の正常値検出回路6Aは被監視クロ
ックの1サイクル分“1”となり、SRフリップフロッ
プ6Cがセットされて“1”となる。
【0073】ただし、この場合も正常な場合であるため
次の被監視クロック1の入力時には監視クロック2の分
周結果が反転されるので、シフトレジスタ10を構成す
る全レジスタは“0”にリセットされ。この場合、異常
値検出回路6Bはエッジがないため何も動作しない。
【0074】一方このとき、異常判定回路5にはシフト
レジスタ4が接続されているが、シフトレジスタ4がリ
セットされているため何も動作しない。すなわち、異常
判定回路5は何も動作せず、前値を保持する。
【0075】なお、監視クロック2の分周結果が“0”
であると、その反転値が入力される異常判定回路5のS
Rフリップフロップ5CとDフリップフロップ5Dはデ
ータイネーブルとなり、監視クロック2の立ち下がりエ
ッジでDフリップフロップ5DにSRフリップフロップ
5Cの結果がシフトされ、SRフリップフロップ5Cは
クリアされる。この結果、Dフリップフロップ5Dの負
論理出力は”0”となる。
【0076】逆に、監視クロック2の分周結果が“1”
であると、異常判定回路6のSRフリップフロップ6C
とDフリップフロップ6Dはデータイネーブルとなり、
監視クロック2の立ち下がりエッジでDフリップフロッ
プ6DにSRフリップフロップ6Cの結果がシフトさ
れ、SRフリップフロップ6Cはクリアされる。この結
果、Dフリップフロップ6Dの負論理出力は”0”とな
る。
【0077】ここで、論理和演算回路8は、各異常判定
回路のDフリップフロップの負論理出力結果の論理和を
出力するので、このように正常な場合には、アラーム9
は“0”のままとなり、正常と判定される。すなわち、
監視クロック2の分周結果が“1”の1周期の監視区間
を異常判定回路5が監視し、“0”の1周期の監視区間
を異常判定回路6が監視する構成である。
【0078】(c)異常時 クロック数が少ない異常の場合、例えば、監視クロック
2の分周出力が“0”の間に被監視クロック1が7クロ
ックしか存在しなかった場合、被監視クロック1の入力
によってはシフトレジスタ10の7段目までしか“1”
が入力されない。このため、正常値検出回路6Aによっ
て、SRフリップフロップ6Cが“1”にセットされる
ことはない。もちろん、異常値検出回路6Bも動作しな
い。この状態で、監視クロック2が“1”に変化する
と、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップ
フロップ5Dの負論理出力結果が“1”となり、監視ク
ロック2が次に“0”になって正常になるまで異常が保
持され、アラーム9が“1”となる。
【0079】これに対して、クロック数が多い異常の場
合、例えば、監視クロック2の分周出力が“1”の間に
被監視クロック1が9クロックも存在した場合、被監視
クロック1の入力によってシフトレジスタ4の9段目ま
で“1”が入力される。この場合、8段目まで”1”が
入力された時点で正常値検出回路5AがSRフリップフ
ロップ5Cを“1”にセットしているが、異常値検出回
路5Bの検出出力によってリセットされることになり、
SRフリップフロップ5Cの出力は再度“0”へ戻され
る。この状態で、監視クロック2が“0”に変化する
と、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップ
フロップ5Dの負論理出力結果が“1”となり、監視ク
ロック2が次に“1”になって正常になるまで異常が保
持され、アラーム9が“1”となる。
【0080】また、クロック断異常の場合、例えば、監
視クロック2の分周出力が“1”の間にシフトレジスタ
4に“1”が入力されない場合、正常値検出回路5Aは
SRフリップフロップ5Cを“1”にセットしないた
め、監視クロック2が次に“1”になって正常になるま
で異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0081】尚、異常を検出後、監視クロックの2.5
周期の間に正常な被監視クロックが入力されないと正常
な状態へは復帰しない。
【0082】(B−3)第2の実施形態の効果 以上のように、第2の実施形態によれば、監視クロック
の分周結果をリセット又はセット入力とし、被監視クロ
ックの入力により“1”または“0”のデータを入力す
る2つのシフトレジスタ4及び10と、監視クロックの
1周期を監視区間とする2つの異常判定回路5及び6と
を設け、シフトレジスタ1個と異常判定回路1個を監視
クロック分周結果の“0”と“1”の間のそのぞれの区
間を監視区間として対にて交互に実施するようにしたこ
とにより、常時クロックの異常を監視検出可能とでき
る。
【0083】しかも、第1の実施形態とは異なり、正常
値検出回路及び異常値検出回路をエッジ検出回路で構成
できるため、ゲート規模や消費電力が少なくて良い。
【0084】(C)第3の実施形態 (C−1)装置構成 図5に、本発明の第3の実施形態を示す。なお、この図
5の場合も、図1の場合と同様、クロック異常検出回路
の回路構成を機能的に表すものとする。この実施形態で
は、第1の実施形態で説明した異常判定回路5を複数
(図では2つ)設け、そのいずれか一方の正常値検出結
果を記憶させるようにする。また、その出力結果を異常
判定回路6に接続することで、異常判定回路5が正常判
定に用いた条件とは異なる条件で異常判定回路6の判定
動作が行われるように構成する。
【0085】かかる構成とするのは、第1の実施形態や
第2の実施形態とは異なり、被監視クロックの周波数が
監視クロックの周波数で割り切れない場合を想定してい
るためである。
【0086】例えば、第1の実施形態と同様、監視クロ
ックが被監視クロックのほぼ8分周比である場合でも、
被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で割り
切れない場合には、”7”と”8”の両方を正常と判定
する必要がある。
【0087】ただし、単に、第1の実施形態で説明した
正常値検出回路を増加させただけでは、連続する2クロ
ックパルスの欠落を監視できない場合がある。
【0088】そこで、この実施形態では、クロック異常
検出回路として、監視クロックと監視クロックが非同期
で、被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で
割り切れない場合においてもクロック断検出を含むクロ
ック異常検出を1サイクル単位で検出可能とするため
に、異常判定回路5が正常値検出回路5A1の条件で正
常を確認した場合には、相補的に動作する異常判定回路
6の正常値検出回路6A1は動作しないようにする。す
なわち、正常値検出回路6A2のみで正常か否かを判定
させるようにする。
【0089】勿論、異常判定回路5が正常値検出回路5
A2の条件で正常を確認した場合には、相補的に動作す
る異常判定回路6の正常値検出回路6A2は動作しない
ようにし、正常値検出回路6A1のみで正常か否かを判
定させるようにする。
【0090】具体的には異常判定回路5及び6に以下の
構成を採用する。なお言うまでもないが、この回路の構
成は一例であってこれに限定されるものではない。
【0091】まず、異常判定回路5の構成を説明する。
この異常判定回路5は、第1の正常値検出回路5A1
と、第2の正常値検出回路5A2と、異常値検出回路5
Bと、SRフリップフロップ5Cと、Dフリップフロッ
プ5Dと、論理和回路5Eとを有している。
【0092】ここで、第1の正常値検出回路5A1は、
シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数
をn+1段とする場合、1段目〜n−1段目に位置する
Dフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路
である。なお、第1の正常値検出回路5A1は、第2の
正常値検出回路5A2の”1”出力でリセットされる。
また、その出力は論理和回路5Eに入力されるが、異常
判定回路5とは異なるクロック数を異常判定回路6が正
常と判断できるようにその出力を異常判定回路6に出力
する構成を採る。接続の詳細については後述する。
【0093】第2の正常値検出回路5A2は、シフトレ
ジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1
段とする場合、1段目〜n段目に位置するDフリップフ
ロップの全出力の論理積を求める演算回路である。その
出力は論理和回路5Eに入力される。また前述のように
第2の正常値検出回路5A2は、”1”出力が得られた
とき第1の正常値検出回路5A1の出力をリセットする
ようになっている。
【0094】このリセット機能の存在により、異常の有
無を判定する機能が異常判定回路5から異常判定回路6
に切り替わる時点で、第1の正常値検出回路5A1の条
件が正常とされるならば(n−1クロックが異常判定回
路5で正常とする条件ならば)、第1の正常値検出回路
5A1の出力は”1”に維持され、第2の正常値検出回
路5A2の条件が正常とされるならば(nクロックが異
常判定回路5で正常とする条件ならば)、第1の正常値
検出回路5A1の出力は”0”にリセットされる。
【0095】SRフリップフロップ5Cは、第1の正常
値検出回路5A1又は第2の正常値検出回路5A2のい
ずれかの出力をセット入力とし、異常値検出回路5Bの
出力をリセット入力とする回路である。なお、そのデー
タ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力さ
れている。また、そのイネーブル端子には分周回路3の
負出力が入力されている。また、クリア端子にはクロッ
ク反転素子7の出力が入力されている。
【0096】Dフリップフロップ5Dは、SRフリップ
フロップ5Cの出力をデータ入力とする回路である。な
お、そのイネーブル端子には分周回路3の負出力が入力
されている。また、そのクロック入力にはクロック反転
素子7の出力が入力されている。このDフリップフロッ
プ5Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の一方
の入力となる。
【0097】論理和回路5Eは、第1の正常値検出回路
5A1の出力と第2の正常値検出回路5A2の出力の論
理和をSRフリップフロップ5Cのセット入力に与える
回路である。
【0098】次に、異常判定回路6の構成を説明する。
異常判定回路6の構成も基本的には異常判定回路5と同
じである。すなわち、異常判定回路6は、第1の正常値
検出回路6A1と、第2の正常値検出回路6A2と、異
常値検出回路6Bと、SRフリップフロップ回路6C
と、Dフリップフロップ回路6Dと、論理和回路6Eと
を有してなる。違いは信号の入力関係と第1及び第2の
正常値検出回路6A1及び6A2にイネーブル端子が設
けられている点である。
【0099】第1の正常値検出回路6A1は、シフトレ
ジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1
段とする場合、1段目〜n−1段目に位置するDフリッ
プフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。
ただし、第1の正常値検出回路5A1への入力がシフト
レジスタ4の正出力であったのに対し、この正常値検出
回路6Aへの入力はシフトレジスタ4の負出力となる。
また、そのイネーブル端子には、異常判定回路5の第1
の正常値検出回路5A1の出力の反転出力が与えられる
よう接続されている。
【0100】一方、第2の正常値検出回路6A2は、シ
フトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数を
n+1段とする場合、1段目〜n段目に位置するDフリ
ップフロップの全出力の論理積を求める演算回路であ
る。ただし、第2の正常値検出回路5A2への入力がシ
フトレジスタ4の正出力であったのに対し、この第2の
正常値検出回路6A2への入力はシフトレジスタ4の負
出力となる。また、そのイネーブル端子には、異常判定
回路5の第1の正常値検出回路5A1の出力がそのまま
与えられる。この結果、異常判定回路5とは異なる条件
を正常とする正常値検出回路のみが動作可能となる。
【0101】異常値検出回路6Bは、シフトレジスタ4
を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする
場合、1段目〜n+1段目に位置するDフリップフロッ
プの全出力の論理積を求める演算回路である。この異常
値検出回路6Bもその入力はシフトレジスタ4の負出力
となる。
【0102】SRフリップフロップ6Cは、第1の正常
値検出回路6A1又は第2の正常値検出回路6A2のい
ずれかの出力をセット入力とし、異常値検出回路6Bの
出力をリセット入力とする回路である。また、そのデー
タ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力さ
れている。また、クリア端子にクロック反転素子7の出
力が入力されている。これらの接続は異常判定回路5の
SRフリップフロップ5Cと同じである。違いは、その
イネーブル端子に分周回路3の正出力が入力されている
点である。
【0103】Dフリップフロップ6Dは、SRフリップ
フロップ6Cの出力をデータ入力とする回路である。な
お、そのイネーブル端子に分周回路3の正出力が入力さ
れている点で異常判定回路5のDフリップフロップ5D
と異なるだけで、そのクロック入力にはクロック反転素
子7の出力が入力される。また、Dフリップフロップ6
Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の他方の入
力となる。
【0104】論理和回路6Eは、第1の正常値検出回路
6A1の出力と第2の正常値検出回路6A2の出力の論
理和をSRフリップフロップ6Cのセット入力に与える
回路である。
【0105】その他の構成は第1の実施形態の場合と同
様である。
【0106】(C−2)異常検出動作 上述のように、本実施形態に係るクロック異常検出回路
は、監視クロックと監視クロックが非同期で、被監視ク
ロックの周波数が監視クロックの周波数で割り切れない
場合においても、クロック断検出を含むクロック異常検
出を1サイクル単位で検出可能とするものである。
【0107】この実施形態でも、監視クロックが被監視
クロックのほぼ8分周比であるものとして説明する。
【0108】このため、この実施形態の場合も、シフト
レジスタ4はそのレジスタの段数が8+1の9段である
ものとする。
【0109】(a)リセット時 図示していないが、リセット時、シフトレジスタ4を構
成する全てのレジスタ出力は“0”となり、異常判定回
路5はクロック断アラームの発出状態(すなわち、Dフ
リップフロップ5Dの負論理出力が”1”)となる。ま
た、監視クロックを分周する分周回路3出力も”0”と
なる。従って、リセット時に通信装置として警報が発出
されないようにする構成が別途設けられている。
【0110】(b)正常時 リセット解除後、監視クロック分周回路3の出力は、監
視クロック2の入力によって”0”から“1”へ変化す
る。このとき、被監視クロック1の入力により、監視ク
ロック2の分周結果がシフトレジスタ4ヘ順次データ入
力される。
【0111】被監視クロック1の入力が正常であった場
合、被監視クロック1の入力に従ってシフトレジスタ4
の7段目まで“1”が入力される。この場合、例えば、
正常値検出回路5A1をシフトレジスタの1段目から7
段目までの全ての論理積を求める演算回路であるものと
すると、7段目までが”1”になった時点でSRフリッ
プフロップ5Cがセットされて”1”となる。
【0112】なお、正常値検出回路5A1の出力段には
不図示の記憶回路が設けられており、この正常値の検出
結果が保持されるようになっている。
【0113】一方、正常値検出回路5A2をシフトレジ
スタの1段目から8段目までの全ての論理積を求める演
算回路とすると、前述の記憶回路の記憶内容は、正常値
検出回路5A2が“1”を出力する場合にはリセットさ
れる。これは異常判定回路5に対する入力でシフトレジ
スタ4の8段目まで”1”が入力されることが分かった
場合には、その旨を相補的に動作する異常判定回路6に
通知する必要から記憶内容をリセットする。
【0114】ここでは、監視クロック2の分周出力が
“1”の間に存在すべき被監視クロック1の数が”7”
であり、監視クロック2の分周出力が“0”の間に存在
すべき被監視クロック1の数が”8”であるものとす
る。
【0115】すると、異常判定回路5の正常値検出回路
5A1における出力は、被監視クロック1の1サイクル
分“1”となり、SRフリップフロップ5Cと記憶回路
の値が共に“1”となる。このとき、正常値検出回路5
A2は何も動作しない。なぜなら、監視クロック2の分
周出力が“1”の間に被監視クロック1は8個現れない
ためである。従って、正常値検出結果を記憶する記憶回
路の内容はリセットされることはない。
【0116】なおこの場合、異常値検出回路5Bをシフ
トレジスタ4の1段目から9段目までの全ての論理積を
求める演算回路とすると、次の被監視クロック1の入力
時には、既に監視クロック2の分周結果は“0”となる
ため何も動作しない。
【0117】またこのとき、異常判定回路6にはシフト
レジスタ4の負出力(すなわち”0”)が与えられるた
め何も動作せず、前値の正常または異常状態を保持して
いる。
【0118】これに対して、被監視クロック1の入力に
よりシフトレジスタ4の8段目まで“0”が入力された
場合を考える。このとき、前サイクルにおける異常判定
回路5の正常判定の反転値が異常判定回路6の正常値検
出回路6A1に与えられているため、すなわち正常値検
出回路6A1はディセーブル状態にあるため、正常値検
出回路6A2のみが被監視クロックの1サイクル分
“1”となり、SRフリップフロップ6Cをセットして
“1”とする。
【0119】すなわち、監視クロック2の分周出力が
“0”間に被監視クロック1が8個存在する場合を正常
とする正常値検出回路6A2が動作して、被監視クロッ
ク1が正常であることをSRフリップフロップ6Cにセ
ットする。このとき、異常判定回路5は何も動作せず、
前値を保持する。
【0120】その後の動作は第1の実施形態と同様であ
る。
【0121】(c)異常時 異常の場合は第1の実施形態と同様の動作であるが、正
常値検出回路5A1の記憶回路は正常であった前値を保
持することになる。
【0122】尚、最悪の場合、異常を検出後、監視クロ
ックの3.5周期の間に正常な被監視クロックが入力さ
れないと正常な状態へは復帰しない。
【0123】(C−3)第3の実施形態の効果 以上のように、第3の実施形態によれば、第1の実施形
態の構成に正常値検出結果の保持回路を新たに設けたこ
とにより、監視クロックと監視クロックが非同期で、被
監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で割り切
れない場合においてもクロック断の検出を含むクロック
異常の検出を1サイクル単位で検出可能とできる。
【0124】(D)他の実施形態 上述の第2の実施形態においては、監視クロックの分周
結果を各シフトレジスタのリセット入力として説明した
が、要は、ロード入力又はイネーブル入力と同じであ
る。
【0125】上述の第2の実施形態においては、正常値
検出回路及び異常値検出回路をエッジ検出回路として説
明したが、第1の実施形態の場合と同様に、論理積回路
で構成することもできる。
【0126】上述の第3の実施形態においては、正常値
の記憶回路を正常値検出回路5A1に設けたが、他の正
常値検出回路に設ける構成としても良い。
【0127】上述の第1〜第3の実施形態においては、
被監視クロックをシフトレジスタのシフトクロックに用
いると共に、監視クロックの分周出力で監視区間を切り
替える場合について述べたが、被監視クロックと監視ク
ロックの当該関係を入れ替えた構成としても良い。
【0128】上述の第1〜第3の実施形態においては、
被監視クロックと監視クロックとが非同期で、かつ、被
監視クロックの周波数が監視クロックの周波数よりも高
いものとして説明を行ったが、被監視クロックと監視ク
ロックは同期していても構わないし、互いの周波数の関
係もどのような関係であっても構わない。
【0129】
【発明の効果】(A)上述のように請求項1に記載の発
明によれば、被監視クロックの異常の検出にシフトレジ
スタを使用し、監視クロックの被監視クロックによるサ
ンプリング結果である、シフトレジスタの各段の出力結
果を基に被監視クロックが正常か異常かの判定を行うよ
うにしたことにより、監視すべき変化点を少なくでき
る。かくして、クロック異常監視回路のゲート規模の小
型化と低消費電力化を実現できる。
【0130】(B)上述のように請求項2に記載の発明
によれば、被監視クロックの異常の検出にシフトレジス
タを使用し、監視クロックの被監視クロックによるサン
プリング結果である、シフトレジスタの各段の出力結果
を基に被監視クロックが正常か異常かの判定を行うよう
にしたことにより、監視すべき変化点を少なくできる。
かくして、クロック異常監視回路のゲート規模の小型化
と低消費電力化を実現できる。
【0131】(C)上述の請求項3に記載の発明によう
に、請求項1又は請求項2に記載の発明の監視クロック
と被監視クロックの関係を入れ替えるたとしても、請求
項1又は請求項2に記載の発明と同様の効果を得ること
ができる。
【0132】(D)上述の請求項4に記載の発明のよう
に、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の発明にお
けるクロック異常検出回路の異常判定回路として、シフ
トレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態
を検出する正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に
現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入
力を検出する異常値検出回路を備えるようにすれば、最
も基本的な回路構成を実現することができる。
【0133】(E)上述の請求項5に記載の発明のよう
に、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の発明にお
けるクロック異常検出回路の異常判定回路の一つとし
て、正常とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジ
スタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出
する複数の正常値検出回路と、当該複数の正常値検出回
路の一方の結果を記憶する記憶手段と、シフトレジスタ
の各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なク
ロック入力を検出する異常値検出回路とを備え、また当
該異常判定回路を除く他の異常判定回路として、正常と
みなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各段
に現れる出力状態から正常な出力状態を検出するもので
あって、一つの異常判定回路に設けられている記憶手段
の記憶結果を基に一つの異常判定回路とは異なる条件の
検出を目的とするもののみが選択的に動作される複数の
正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に現れる出力
状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出す
る異常値検出回路とを備えるようにすれば、正常な状態
が複数存在する場合にも対応し得る回路構成を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロック異常検出回路の第1の実施形態例を示
す機能ブロック図である。
【図2】第1の実施形態例の動作内容を示すタイミング
チャートである。
【図3】クロック異常検出回路の第2の実施形態例を示
す機能ブロック図である。
【図4】第2の実施形態例の動作内容を示すタイミング
チャートである。
【図5】クロック異常検出回路の第3の実施形態例を示
す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…被監視クロック、2…監視クロック、3…分周回
路、4…シフトレジスタ、5、6…異常判定回路、5
A、5A1、5A2、6A、6A1、6A2…正常値検
出回路、5B、6B…異常値検出回路、5C、6C…S
Rフリップフロップ、5D、6D…Dフリップフロッ
プ、5E、6E、8…論理和回路、7…クロック反転素
子、9…アラーム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視クロックを使用して、被監視クロッ
    クの異常検出を実行するクロック異常検出回路におい
    て、 監視クロックを分周し出力する分周回路と、 上記分周回路から入力される分周後の監視クロックを、
    被監視クロックをシフトクロックに用いてシフトさせる
    シフトレジスタと、 それぞれ分周後の監視クロックの1周期を監視区間とし
    て相補的に動作し、各監視区間において、上記シフトレ
    ジスタの各段に現れる出力状態から被監視クロックの入
    力断の発生又は正常入力を超えるクロック入力の発生を
    監視し、被監視クロックの入力断から正常入力の検出ま
    でと、正常入力を超えるクロック入力から正常入力の検
    出までの間に異常信号の出力を行う複数の異常判定回路
    と、 上記複数の異常判定回路の判定結果の論理和を演算する
    演算回路とを備えることを特徴とするクロック異常検出
    回路。
  2. 【請求項2】 監視クロックを使用して、被監視クロッ
    クの異常検出を実行するクロック異常検出回路におい
    て、 監視クロックを分周し出力する分周回路と、 それぞれ上記分周回路から入力される分周後の監視クロ
    ックをロード又はイネーブル入力に用い、1又は0の固
    定入力を、被監視クロックをシフトクロックに用いてシ
    フトさせる複数のシフトレジスタと、 それぞれ分周後の監視クロックの1周期を監視区間とし
    て相補的に動作し、各監視区間において、上記複数のシ
    フトレジスタのうち対応するシフトレジスタの各段に現
    れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又は正
    常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監視ク
    ロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入力を
    超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に異常
    信号の出力を行う複数の異常判定回路と、 上記複数の異常判定回路の判定結果の論理和を演算する
    演算回路とを備えることを特徴とするクロック異常検出
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のクロック異常検
    出回路において、 上記監視クロックと上記被監視クロックの関係を入れ替
    えることを特徴とするクロック異常検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のクロック異
    常検出回路において、上記異常判定回路に、シフトレジ
    スタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出
    する正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に現れる
    出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検
    出する異常値検出回路とを備えることを特徴とするクロ
    ック異常検出回路。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3に記載のクロック異
    常検出回路において、上記異常判定回路の一つに、正常
    とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各
    段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出する複数
    の正常値検出回路と、当該複数の正常値検出回路の一方
    の結果を記憶する記憶手段と、シフトレジスタの各段に
    現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入
    力を検出する異常値検出回路とを備え、 当該異常判定回路を除く他の上記異常判定回路に、正常
    とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各
    段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出するもの
    であって、上記一つの異常判定回路に設けられている記
    憶手段の記憶結果を基に上記一つの異常判定回路とは異
    なる条件の検出を目的とするもののみが選択的に動作さ
    れる複数の正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に
    現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入
    力を検出する異常値検出回路とを備えることを特徴とす
    るクロック異常検出回路。
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