JP4193193B2 - 導電性ロール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導電性ロールに関し、特に、電子写真式複写機及びプリンタ、またはトナージェット式複写機及びプリンタなどの画像形成装置の帯電ロール・現像ロール、トナー規制ロール、さらには中間転写ロール、又は中間搬送ベルトの帯電・除電・クリーニングに用いられるクリーニングロール等に用いて好適な導電性ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真式複写機及びプリンタ、またはトナージェット式複写機及びプリンタなどの画像形成装置には、帯電ロール、現像ロール、転写ロール、クリーニングロール等の導電性ロールが使用されている。
【0003】
これらの導電性ロールは、ポリウレタンやエピクロルヒドリンゴムなどのゴム基材に、導電剤を添加して所望の電気抵抗を有するものであり、導電性カーボンブラックなどの導電剤を添加した電子導電タイプと、過塩素酸リチウムなどのアルカリ金属塩を添加したイオン導電タイプと(特許文献1〜4等参照)、これらを併せたハイブリッドタイプとが知られている(例えば、特許文献5〜7等参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平05−173409号公報 (段落「0014」、「0025」等)
【特許文献2】
特開平05−281831号公報 (段落「0018」、「0028」等)
【特許文献3】
特開平10−045953号公報 (特許請求の範囲等)
【特許文献4】
特開平10−039582号公報 (特許請求の範囲)
【特許文献5】
特開平06−035298号公報 (特許請求の範囲)
【特許文献6】
特開平08−179592号公報 (特許請求の範囲)
【特許文献7】
特開2000−214659号公報 (段落「0032」〜「0035」等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような導電性ロール、特に、帯電ロール、現像ロール、転写ロールは、感光体ドラムと接触して使用されるが、接触させたときのニップ幅を適正にできるために適正なゴム硬度とする必要があるが、導電性カーボンで導電性を付与しようとすると、ゴム硬度が上昇してしまい、例えば、感光性ドラム等の被接触面とのニップ幅を適正にとることができないという問題や、高電圧を印加すると電気的、物理的破壊が起こるという問題がある。また、ゴム硬度を下げるためにオイルや可塑剤などの軟化剤を添加すると、感光体ドラムを汚染するという問題が出てくる。
【0006】
一方、過塩素酸リチウムなどのイオン導電剤を用いた場合、ゴム硬度の上昇という問題はないが、電気抵抗値の環境依存性、特に、低温低湿環境下では抵抗値が高くなり、規格を外れてしまう問題がある。また、連続通電していると電気抵抗値が上昇してしまうといった問題がある。さらに、導電性ロールは、一般的には、感光体ドラム等と圧接して使用するため、イオン導電剤が感光体を汚染する問題もある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑み、安定して所望の抵抗値を得ることができ、安定した物性を有する導電性ロールを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、導電剤として少なくとも一種のイオン性液体を含有するゴム状弾性体からなる導電性ゴム部材をコア部材の周囲に設けた導電性ロールであって、前記イオン性液体が、下記一般式(1)〜(3)で表される群から選択されるカチオンを含むことを特徴とする導電性ロールにある。
【0011】
【化5】
【0012】
(式中、Rは、炭素数4〜10の炭化水素基を表し、R、Rは、水素又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、ヘテロ原子を含んでいても良い。但し、窒素原子が二重結合を含む場合、Rはない。)
【0013】
【化6】
【0014】
(式中、Rは、炭素数2〜10の炭化水素基を表し、R、R、Rは、水素又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、ヘテロ原子を含んでいても良い。)
【0015】
【化7】
【0016】
(式中、Rは、炭素数2〜10の炭化水素基を表し、R、R10は、水素又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、ヘテロ原子を含んでいても良い。)
【0017】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記ゴム状弾性体の体積抵抗率が1×10 〜1×10 10 Ω・cmであることを特徴とする導電性ロールにある。
【0019】
本発明の第の態様は、第1又は2の態様において、前記イオン性液体が、AlCl 、AlCl 、NO 、BF 、PF 、CHCOO、CFCOO、CFSO 、(CFSO、(CFSO、AsF 、SbF 、F(HF)n、CFCFCFCFSO 、(CFCFSO、CFCFCFCOOの中から選択されるアニオンを含むことを特徴とする導電性ロールにある。
【0020】
本発明の第の態様は、第1〜の何れかの態様において、前記イオン性液体は、融点が70℃以下であることを特徴とする導電性ロールにある。
【0021】
本発明の第の態様は、第1〜の何れかの態様において、前記導電性ゴム部材は、表面処理層を具備することを特徴とする導電性ロールにある。
【0022】
本発明の第の態様は、第1〜の何れかの態様において、前記導電性ゴム部材の表面に表面層を設けたことを特徴とする導電性ロールにある。
【0023】
かかる本発明では、導電剤としてイオン性液体を添加したので、導電性カーボンを添加した場合と比較してゴム硬度を上昇させることなく所望の中抵抗値を安定して得ることができ、また、過塩素酸リチウムなどのイオン導電剤を添加した場合と比較して電気抵抗値の環境依存性、特に湿度依存性が低く、また、吸湿性があがる心配が無いため、加水分解が促進しない、且つ、機械的物性が無添加のものと同等である導電性ロールとなる。
【0024】
ここで、イオン性液体とは、室温で液体である溶融塩であり、常温溶融塩とも呼ばれるものであり、特に、融点が70℃以下、好ましくは30℃以下のものをいう。このようなイオン性液体は、蒸気圧がない(不揮発性)、高耐熱性、不燃性、化学的安定である等の特性を有する。
【0025】
従って、イオン導電剤のように取扱い上の危険が少なく、室温にて液体であるため、ゴムへの添加が容易であり、所望の中抵抗を容易に得ることができる。特に、ポリウレタンの場合には、主原料のポリオールへそのまま添加すればよいので、添加が容易であるという利点がある。また、揮発性がないことから、添加部数を増加してもゴムと相溶すればブリードの心配もない。特に、水に溶けないイオン性液体(疎水性イオン性液体)を用いると、ポリウレタンの吸湿性を上げることがないため、加水分解性を促進せず、また湿度依存性が小さく、導電性が安定すると考えられる。
【0026】
本発明で用いることができるイオン性液体は上述した一般式(1)〜(4)で示されるカチオン(陽イオン)を有するものであるが、例えば、イミダゾリウムイオンなどの環状アミジンイオン、ピリジニウムイオン、アンモニウムイオン、スルホニウム、ホスホニウムイオンなどの有機カチオンを陽イオンとするものである。陰イオンとしては、AlCl 、AlCl 、NO 、BF 、PF 、CHCOO、CFCOO、CFSO 、(CFSO、(CFSO、AsF 、SbF 、F(HF)n、CFCFCFCFSO 、(CFCFSO、CFCFCFCOOなどを挙げることができる。
【0027】
イオン性液体の具体例としては、下記式に表される有機カチオンと、下記式で表される対アニオンとの組み合わせからなるものを挙げることができる。
【0028】
【化9】
【0029】
式中の略語
EMI:1-ethyl-3-methylimidazole
BP: 1-butylpiperidine
P12:N-ethyl-N-methylpyrrolidine
【0030】
【化10】
【0031】
式中の略語
TFSI: bis{(trifluoromethyl)sulfonyl}imide
【0032】
本発明では、ベースとなるゴム状弾性体と相溶性を有するイオン性液体を用いればよく、特に限定されない。配合割合も特に限定されないが、例えば、ゴム状弾性体基材に対して0.1〜30重量%程度含有するようにすればよい。
【0033】
また、イオン性液体の中には水に対して不溶性のものがあり、湿度に対する安定性、芯がね等の金属への腐食問題等を考慮すると、水に対して不溶性のもの(疎水性イオン性液体)を用いるのが好ましい。
【0034】
本発明で用いるイオン性液体は、導電剤としてゴム状弾性体に添加されるが、ゴム状弾性体のゴム硬度を低下させるように軟化剤的にも作用するので、オイルや可塑剤などの軟化剤を添加することなく、ゴム硬度を低下させつつ電気抵抗値を低下させるものである。
【0035】
本発明のゴム状弾性体の材質は、用途に応じた特性が得られるゴム材質であれば特に限定されないが、感光体への汚染性や外の物性の面から、従来から使用されているポリウレタンやエピクロルヒドリンが好ましい。但し、従来の導電剤と異なり、ゴム硬度を上げることなくむしろ低下させて電気抵抗値を大きく低下させることができるので、従来では使用できないとされていたNBR等を用いることも可能である。
【0036】
このようなイオン性液体を添加したゴム状弾性体からなる導電性ゴム部材のゴム硬度は、用途に応じて設定すればよく、特に限定されない。しかしながら、感光体ドラムと接触して使用される用途で所望のニップ幅をとるためには、ゴム硬度は、JIS Aタイプで60°以下、好ましくは50°以下とするのがよい。
【0037】
また、導電性ゴム部材は、発泡させていないソリッドタイプでも、発泡タイプでもよく、特に限定されない。
【0038】
本発明の導電性ゴム部材は、用途によっても異なるが、例えば、印加電圧100Vにおける電気抵抗値(25℃)が10Ω〜1010Ω、好ましくは、10Ω〜10Ωのものが使用され、このような所望の抵抗値が得られるようにイオン性液体の種類及び添加量を設定すればよい。
【0039】
また、本発明の導電性ゴム部材は、本発明の目的に反しない範囲で、カーボンブラック、金属粉など電子導電剤や過塩素酸リチウムなどのイオン導電剤を併用してもよい。
【0040】
本発明の導電性ロールは、ロール形状の導電性ゴム部材をコア部材の周囲に設けたものであり、別途成形した導電性ゴム部材にコア部材を挿入して接着してもよいし、コア部材の周囲に導電性ゴム部材を一体的に成形するようにしてもよい。
【0041】
図1には、本発明の導電性ロールの一例を示す。図1に示すように、導電性ロール10は、例えば、導電性樹脂又は金属製の、好ましくは金属性のコア部材11の周囲に導電性ゴム部材12を具備するものである。なお、コア部材11と導電性ゴム部材12との間は、必要に応じて接着剤を介した加硫接着でも、接着剤による接着でもよく、接着剤を用いる場合には、導電性接着剤を用いるのが好ましいが、導電性を有さない接着剤で接着した後に導電性塗料、導電性接着剤あるいは導電性シーラントなどにより導通を図ってもよい。
【0042】
本発明の導電性ロールは、必要に応じて、表面処理を施してもよいし、表面層を設けてもよい。
【0043】
ここで、表面処理は、イソシアネート成分を溶剤に溶解した表面処理液、イソシアネート成分に溶剤可溶性ポリマーの少なくとも一種を添加して溶剤に溶解した表面処理液、又はイソシアネート成分を溶剤にカーボンブラックを添加した表面処理液、さらには、イソシアネート成分に溶剤可溶性ポリマーの少なくとも一種とカーボンブラックとを添加して溶剤に溶解した表面処理液等により行う。かかる表面処理は、各種塗布法や含浸法により表面処理液を表面に適用し、溶剤を、必要に応じて加熱して、乾燥除去することにより行う。
【0044】
このような表面処理液による表面処理を行うと、イソシアネート成分が導電性ゴム部材の表層に含浸・浸透して硬化することにより、導電性ゴム部材と一体的になった表面処理層を形成する。
【0045】
このように形成された表面処理層は、イソシアネート成分の密度が表面から内側に向かって徐々に疎になった状態となっている。なお、溶剤可溶性ポリマー及びカーボンブラックは実質的には含浸・浸透しないが、イソシアネート成分の効果の際に一体的に表面処理層内に保持される。従って、一般的なコーティング層と異なり、剥がれなどの問題はなく、汚染防止効果や低摩擦係数化の効果が期待できる。さらに、かかる表面処理層は、イソシアネート成分にフッ素系ポリマーやシリコーン系ポリマー等の溶剤可溶性ポリマーを添加した表面処理液から形成されている場合には、フッ素系ポリマーやシリコーン系ポリマーのみから形成されたコーティング層と比較して弾性変形し易く、ゴム状弾性体の割れなどが発生し難いという特長がある。
【0046】
また、このような表面処理においては、導電性ゴム部材を構成するゴム状弾性体がウレタン結合や水酸基等の反応性基を含んでいると表面処理液中のイソシアネート成分と化学的に反応し、さらに一体的な表面処理層を形成することができる。このようなゴム状弾性体としては、ポリウレタンやエピクロルヒドリン系ゴムを挙げることができる。
【0047】
ここで、表面処理液に使用されるイソシアネート成分としては、2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)及び3,3−ジメチルジフェニル−4,4’−ジイソシアネート(TODI)などのイソシアネート化合物を挙げることができる。この他、これらのイソシアネート化合物の2乃至3量体、さらには、イソシアネート化合物を単独で又はポリオールと共にプレポリマー化したものを用いることもできる。
【0048】
また、本発明の表面処理液で用いることができる溶剤は、酢酸エチル、メチルエチルケトン(MEK)、トルエン、アセトン、シクロヘキサノンなどの他、反応性希釈剤、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートなど用いるポリマー成分を溶解することができ且つイソシアネート成分と相溶するものであればよい。
【0049】
一方、表面処理層を形成する代わりに、導電性ゴム部材の表面に表面層を設けてもよい。かかる表面層は、従来から公知の手法により形成すればよく、例えば、一般的なコーティング剤を用いて形成したコーティング層を表面層としてもよく、別途成形した弾性チューブ又は樹脂チューブを被せて表面層としてもよく、その構成は特に限定されない。
【0050】
しかしながら、本発明においては、このような表面層を設けるよりは表面処理層を設けるのが好ましい。チューブを被せたりコーティング層を設けたりする方法では、イオン性液体の導電性が余り寄与されず、表面層自体の抵抗が大きく寄与してしまうが、表面処理層を設けた場合にはイオン性液体自体の導電性のみが寄与し、イオン性液体の性能を活かすことができるからである。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0052】
(実施例1〜5)
イオン性液体として、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルフォニル)イミド(EMITFSI)を用い、エピクロルヒドリン−エチレンオキシドゴム(ECO)ベース100重量部に対してEMITFSIを、0.1重量部、1重量部、5重量部、10重量部、20重量部それぞれ添加して練りこみ、160℃、20分の加硫条件でプレスし、120mm×120mmで、厚さ1.0mmの平板を作製した。
【0053】
(実施例6〜10)
ECOベースの代わりにアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)ベースを用いた以外は実施例1〜5と同様にして平板を作製した。
【0054】
(実施例11〜15)
イオン性液体として1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルフォニル)イミド(EMITFSI)を用い、これをエステル系ポリオール100重量部に対して0.5重量部、1重量部、3重量部、5重量部、10重量部それぞれ添加し、さらに、鎖長延長剤、架橋剤及びイソシアネートを添加して混合反応させ、120mm×120mmで、厚さ1.0mmの平板を作製した。
【0055】
(実施例16)
EMITFSIの代わりに、1−ブチル−3−エチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルフォニル)イミド(BMITFSI)を、5重量部用いた以外は実施例1と同様にして平板を作製した。
【0056】
(実施例17)
EMITFSIの代わりに、1−ブチルピペリジウムビス(トリフルオロメチルスルフォニル)イミド(BPTFSI)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にして平板を作製した。
【0057】
(実施例18)
EMITFSIの代わりに、N−ブチル−N−メチルピロリジニウムビス(トリフルオロメチルスルフォニル)イミド(P14TFSI)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にして平板を作製した。
【0058】
(実施例19)
EMITFSIの代わりに、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレイト(EMIBF)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にして平板を作製した。
【0059】
(実施例20)
EMITFSIの代わりに、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレイト(EMIBF)を3重量部用い、ECOベースの代わりにアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)ベースを用いた以外は実施例1と同様にして平板を作製した。
【0060】
(比較例1)
比較のため、EMITFSIを添加しない以外は実施例1と同様にして平板を作製した。
【0061】
(比較例2)
EMITFSIを添加しない以外は実施例6と同様にして平板を作製した。
【0062】
(比較例3)
EMITFSIを添加しない以外は実施例11と同様にして平板を作製した。
【0063】
(比較例4〜9)
EMITFSIの代わりにカーボンブラックを、0.1重量部、1重量部、5重量部、10重量部、15重量部、20重量部それぞれ添加した以外は、実施例1(ECO)と同様にして平板を作成した。
【0064】
(比較例10〜14)
EMITFSIの代わりに3フッ化酢酸ナトリウムを、0.1重量部、1重量部、5重量部、10重量部、20重量部それぞれ添加した以外は、実施例1と同様にして平板を作成した。
【0065】
(比較例15〜20)
EMITFSIの代わりにカーボンブラックを、0.1重量部、1重量部、5重量部、10重量部、15重量部、20重量部それぞれ添加した以外は、実施例6(NBR)と同様にして平板を作成した。
【0066】
(比較例21〜25)
EMITFSIの代わりに3フッ化酢酸ナトリウムを、0.1重量部、1重量部、5重量部、10重量部、20重量部それぞれ添加した以外は、実施例6(NBR)と同様にして平板を作成した。
【0067】
(比較例26、27)
EMITFSIの代わりにカーボンブラックを、0.5重量部、1重量部それぞれ添加した以外は、実施例11(U)と同様にして平板を作成した。
【0068】
(比較例28)
EMITFSIの代わりに過塩素酸リチウムを3重量部添加した以外は、実施例11(U)と同様にして平板を作成した。
【0069】
(試験例1)
実施例1〜15及び、比較例1〜27の平板について、温度23℃、相対湿度50%の常温常湿環境において、体積抵抗率を測定した。体積抵抗率の測定には、その環境下のチャンバー内に各サンプルを所定時間放置した後、真鍮製の電極、電流測定器を用い、JIS K6723に準じて、直流100Vの電圧を印加し、1分間充電後の電流値の測定を行った。そして、下記式より、体積抵抗率を算出した。なお、主電極は直径50mm、高さ35mm、ガード電極は外径80mm、内径70mm、高さ10mm、対電極は300×150×2mmのものを用いた。
【0070】
【数1】
ρ=(πd/4t)Rv
ρ :体積抵抗率(Ω・cm)
d :主電極の直径(cm)
t :試験片の厚さ(cm)
Rv:体積抵抗(Ω)
【0071】
この結果を図2〜図4に示す。
【0072】
この結果、イオン性液体を用いた実施例では、添加部数に対し体積抵抗率(対数値)は緩やかに低下するため、目的の抵抗値を得られやすいが、カーボンブラックを用いた比較例では、添加部数に対しある部数まで抵抗の低下は無く、それ以降添加すると、急激に抵抗が低下するといった傾向があった。また、アルカリ金属イオンを用いた比較例では、添加部数に対しイオン性液体を用いた実施例と同様に体積抵抗率は緩やかに低下したが、抵抗低下度合いは悪く、また5部以上添加したゴムでは数日放置しておくとブルームするといった問題があった。従って、イオン性液体を用いた実施例の方が、カーボンブラックを用いた比較例、アルカリ金属イオンを用いた比較例と比較して、抵抗低下が少部数で可能であり、また、目的の抵抗値を得られやすく、ゴムとの相溶性が良いことから、アルカリ金属イオンで懸念されるブルーム、ブリードの問題も無いことがわかった。
【0073】
(試験例2)
種々のイオン性液体において、カールフィッシャーにより水分量測定を行った。35℃85%の高温高湿環境に放置したイオン性液体の水分量を経過日数ごとに測定し、飽和水分量を測定した。この結果を図5に示す。
【0074】
この結果より、疎水性イオン性液体では水分量が約1.5%程度で飽和したが、水に可溶なイオン性液体(親水性イオン性液体)EMIBFでは水分量は30%以上となり、高温高湿下に親水性イオン性液体を放置しておくと、水分を吸湿していくことがわかった。このため、親水性イオン性液体含有ゴムでは芯がね、金型等の金属の酸化を促進してしまう問題があることがわかった。
【0075】
(試験例3)
実施例4、6、9、14、16〜19及び比較例1、8、14、20、25、26、28の平板について、温度35℃、相対湿度を30%から80%まで変化させ、各環境下で5時間放置した後の体積抵抗率を同様に測定した。
この結果を図6〜図9に示す。
【0076】
この結果、イオン性液体を用いた場合には、アルカリ金属イオンを用いた場合より、ベースゴム材質によらず、湿度依存性が小さいことがわかった。
【0077】
また、図9からイオン性液体の種類を変えても湿度依存性の傾向が同等に小さいことがわかり、親水性イオン性液体を用いた実施例19でも同様に湿度依存性が低いことがわかった。
【0078】
なお、親水性イオン性液体を用いた実施例19(ECOベース)および実施例20(NBRベース)では、ゴム練りを行ったロールにわずかに錆の発生が認められた。
【0079】
(試験例4)
実施例5、9、13、19、20、及び、比較例1、2、9、14、19、25、26、28の平板について、温度10℃、相対湿度20%の低温低湿環境(LL)、温度25℃、相対湿度50%の常温常湿環境(NN)、及び温度35℃、湿度85%の高温高湿環境(HH)のそれぞれにおいて、体積抵抗率を同様に測定した。この結果を図10〜図12に示す。
【0080】
この結果から、ベースゴム材質ECO、Uに疎水性イオン性液体を用いた場合には、アルカリ金属イオンを用いた場合より、環境依存性が小さいことがわかった。
【0081】
また、親水性イオン性液体を用いた場合は、ベースゴムがECOでは図10に示すようにアルカリ金属イオンと同等に環境依存性が高くなってしまうが、ベースゴムがNBRでは、図11に示すように疎水性イオン性液体と同等な環境依存性を示すことがわかった。
【0082】
なお、ベースゴム材質にNBRを用いた場合は、環境をLL〜NN〜HHに変化させた時、アルカリ金属イオンが表面にブルームしてしまい、正確な体積抵抗率値が測定不可能であった。
【0083】
(試験例5)
実施例3、9、15及び比較例8、13、20、24、26、28の平板について、温度23℃、相対湿度50%の常温常湿環境において、印加電圧を10V〜1000Vに変化させて体積抵抗率を同様に測定した。この結果を図13〜図15に示す。
【0084】
この結果からイオン性液体を用いた場合には、カーボンブラックを用いた場合より、ベースゴム材質によらず、電圧依存性が小さいことがわかった。
【0085】
(試験例6)
実施例1〜15、比較例1〜7、9〜28について、硬度Hs(JIS K6253 タイプA)、反発弾性Rb(JIS K6255)、引張強度Tb及び、切断時の伸びEb(JIS K6251)、引裂強度Tr(JIS K6252)、圧縮永久歪Csをそれぞれ測定した。この結果を表1〜表3に示す。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】
この結果、ベースゴム材質によらず、カーボンブラックを添加した比較例については、添加部数増加と共に大きな硬度上昇が見られ、それに伴って引張強度が上昇した。アルカリ金属イオンを用いた比較例についてもまた、ベースゴム材質によらず、反発弾性の低下が見られたが、イオン性液体を10phr以下の配合とした実施例では、無添加のものとほぼ同等の物性を示すことがわかった。
【0090】
(実施例21)
(ロールの製造)
エピクロルヒドリンゴム100重量部に対して、導電剤としてイオン性液体EMITFSI 1.5重量部、酸化亜鉛(ZnO)5重量部、加硫剤として、2−メルカプトイミダゾリン(アクセル−22)3重量部をロールミキサーで混練し、直径6mmの金属製シャフト(コア部材)の表面にプレス成形し、直径12mmに研磨加工してシャフト表面に導電性ゴム部材が形成されたロールを得た。
【0091】
(表面処理液の調製)
酢酸エチルに対して15重量%のイソシアネート化合物(MDI:大日本インキ社製)が配合された酢酸エチル溶液を15分間分散混合し、表面処理液とした。
【0092】
(ロールの表面処理)
前記表面処理液を23℃に保ったまま、前記ロールを30秒間浸漬後、120℃に保持されたオーブンで1時間加熱し、表面処理導電性ロールを得た。
【0093】
(実施例22)
(ロールの製造)
エピクロルヒドリンゴム100重量部に対して、発泡剤を3重量部、発泡助剤2重量部、無機系発泡剤3重量部、導電剤としてイオン性液体EMITFSI 1.5重量部、酸化亜鉛(ZnO)5重量部、加硫剤として、2−メルカプトイミダゾリン(アクセル−22)3重量部をロールミキサーで混練し、直径6mmの金属製シャフトの表面にプレス成形してシャフト表面に導電性ゴム部材として発泡ゴム弾性部材を形成した。その表層に0.5mmの導電性ゴムチューブをセットして、直径12mmに研磨加工して導電性低硬度ロールを得た。
【0094】
(比較例29)
イオン性液体を添加しない以外は、実施例21と同じ方法によりロールを得た。
【0095】
(比較例30)
イオン性液体の代わりにカーボンブラック(トーカブラック#5500:東海カーボン社製)を20重量部用いた以外は、実施例21と同じ方法によりロールを得た。
【0096】
(比較例31)
イオン性液体の代わりにトリフルオロ酢酸ナトリウムを0.8重量部用いた以外は、実施例21と同じ方法によりロールを得た。
【0097】
(試験例7) 電気抵抗値測定
実施例21、22及び比較例29〜31の導電性ロールについて、温度23℃、相対湿度55%環境下でのロールの電気抵抗値を測定した。なお、導電性ロールの抵抗値は図16に示すような方法で測定した。すなわち、導電性ロール10の導電性ゴム部材12をSUS304板からなる電極部材21上に載置し、芯金11の両端に500g重の荷重をかけた状態で、芯金11と電極部材21との間の抵抗値をULTRA HIGH RESISTANSEMETER R8340A(株式会社アドバンテスト製)を用いて測定した。なお、このときの印加電圧は100Vであった。また、下式を用いて体積抵抗率(log(Ω・cm))値も求めた。この結果を表4に示す。
【0098】
【数2】
【0099】
(試験例8) 環境依存性試験
実施例21、22及び比較例29〜31の導電性ロールについて、温度10℃、相対湿度30%の低温低湿環境(LL)、温度23℃、相対湿度55%の常温常湿環境(NN)、及び、温度30℃、湿度85%の高温高湿環境(HH)の各環境下に12時間保持したときのロールの体積抵抗率を測定した。なお、体積抵抗率の測定は試験例7と同様にして求め、印加電圧を100V、500Vとして測定した。この結果を図17、図18に示す。
【0100】
これらの図より、イオン性液体を用いた実施例はLL環境からHH環境へ変化させた時の体積抵抗率(log(Ω・cm))は一桁以内であり、環境依存性が低いことが認められた。一方、アルカリ金属イオンを用いた比較例31及はLL環境からHH環境へ変化させると体積抵抗率(log(Ω・cm))は二桁も変化し、導電剤が入っていない比較例29でも二桁弱変化したことから、イオン性液体を用いた実施例21、22の方が、比較例29及び比較例31と比較して環境依存性が低いことが分かった。
【0101】
(試験例9) 電圧依存性試験
実施例21及び比較例29〜31の導電性ロールについて、温度23℃、相対湿度55%の常温常湿環境下で、試験例7と同様の方法にて、電気抵抗値を10V、100V、500V、1000Vの印加電圧を変化させて測定し、同様に体積抵抗率値を求めた。この結果を図19に示す。
【0102】
図19から、イオン性液体を用いた実施例1のロールの電圧依存性は無いことが認められた。
【0103】
(試験例10) ロール表面ダメージ試験
市販のレーザープリンタのトナーカートリッジに実施例21及び比較例29〜31の導電性ロールを組み付けて、カートリッジごと、50℃、90%RHの環境に14日間保持した後、カートリッジ及び導電性ロールを帯電ロールとしてプリンタに組み付けて画像を出力した。そして画像の比較を行った。この結果も表4に示す。同時にロールのゴム硬度も併せて表4に示す。
【0104】
表4に示す結果から、実施例21の帯電ロールでは、画像、ロール表面も保持前と比べ変化がないのに対し、アルカリ金属イオンを用いた比較例31のロールでは、ロール表面にブルームが見られ、画像にも劣化が見られた。カーボンブラックを用いた比較例30ではロール表面の変化は無かったものの、ロール硬度が64°と高く、画像に劣化が見られた。
【0105】
【表4】
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、導電剤としてイオン性液体を用いるので、比較的容易に所望の抵抗値に設定することができ、物性変化、湿度依存性がなく、環境依存性、電圧依存性が低い中抵抗ゴム部材を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る導電性ロールを示す図である。
【図2】試験例1の結果を示すグラフである。
【図3】試験例1の結果を示すグラフである。
【図4】試験例1の結果を示すグラフである。
【図5】試験例2の結果を示すグラフである。
【図6】試験例3の結果を示すグラフである。
【図7】試験例3の結果を示すグラフである。
【図8】試験例3の結果を示すグラフである。
【図9】試験例3の結果を示すグラフである。
【図10】試験例4の結果を示すグラフである。
【図11】試験例4の結果を示すグラフである。
【図12】試験例4の結果を示すグラフである。
【図13】試験例5の結果を示すグラフである。
【図14】試験例5の結果を示すグラフである。
【図15】試験例5の結果を示すグラフである。
【図16】試験例7の電気抵抗値測定の様子を示す図である。
【図17】試験例8の結果を示すグラフである。
【図18】試験例8の結果を示すグラフである。
【図19】試験例9の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 導電性ロール
11 コア部材
12 導電性ゴム部材

Claims (6)

  1. 導電剤として少なくとも一種のイオン性液体を含有するゴム状弾性体からなる導電性ゴム部材をコア部材の周囲に設けた導電性ロールであって、前記イオン性液体が、下記一般式(1)〜(3)で表される群から選択されるカチオンを含むことを特徴とする導電性ロール。
    (式中、R は、炭素数4〜10の炭化水素基を表し、R 、R は、水素又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、ヘテロ原子を含んでいても良い。但し、窒素原子が二重結合を含む場合、R はない。)
    (式中、R は、炭素数2〜10の炭化水素基を表し、R 、R 、R は、水素又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、ヘテロ原子を含んでいても良い。)
    (式中、R は、炭素数2〜10の炭化水素基を表し、R 、R 10 は、水素又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、ヘテロ原子を含んでいても良い。)
  2. 請求項1において、前記ゴム状弾性体の体積抵抗率が1×10〜1×1010Ω・cmであることを特徴とする導電性ロール。
  3. 請求項1又は2において、前記イオン性液体が、AlCl 、AlCl 、NO 、BF 、PF 、CHCOO、CFCOO、CFSO 、(CFSO、(CFSO、AsF 、SbF 、F(HF)n、CFCFCFCFSO 、(CFCFSO、CFCFCFCOOの中から選択されるアニオンを含むことを特徴とする導電性ロール。
  4. 請求項1〜の何れかにおいて、前記イオン性液体は、融点が70℃以下であることを特徴とする導電性ロール。
  5. 請求項1〜の何れかにおいて、前記導電性ゴム部材は、表面処理層を具備することを特徴とする導電性ロール。
  6. 請求項1〜の何れかにおいて、前記導電性ゴム部材の表面に表面層を設けたことを特徴とする導電性ロール。
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