JP2003202750A - 現像ロール - Google Patents

現像ロール

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直樹 平川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気抵抗値のバラツキを抑えて所定の電気抵
抗値を得ることができ、安定して使用できる現像ロール
を提供する。 【解決手段】 芯金の外周に導電性ポリウレタンゴムを
主体としたゴムからなる弾性層を有する現像ロールにお
いて、前記導電性ポリウレタンが、導電性カーボンブラ
ックを主体とする少なくとも一種のカーボンブラックを
含有するエーテル系ポリウレタンからなり且つ前記弾性
層表面にはイソシアネートを含む表面処理液により表面
処理された表面処理層が設けられて当該表面処理層が設
けられた表面から内方に向かって電気抵抗値が漸減する
ように傾斜しており、当該ロールに5V、50V及び1
00Vをそれぞれ印加した際の電気抵抗値Rv、Rv
50及びRv100が5×10〜5×10の範囲に
あり且つ下記式を満足する。 【数1】 logRv/logRv50=1.15±0.1 logRv100/logRv50=0.93±0.1

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写機
及びプリンタなどの画像形成装置に用いられる現像ロー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置に用いられる現像ロールと
しては、ポリウレタン素材に過塩素酸リチウム等のイオ
ン導電剤を添加したものが用いられている。
【0003】このようなイオン導電剤を添加した現像ロ
ールは、環境変動による電気抵抗値の変動が大きいとい
う欠点を有している。すなわち、低温低湿環境下では抵
抗値が上昇してトナー帯電量が不足し、一方、高温高湿
条件下では抵抗値が低下してトナーのカブリが見られ、
何れも画像の不具合の原因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、カーボンブラ
ックにより導電性を付与した現像ロールも検討されてい
るが、この場合、環境依存性は比較的小さいが、印加電
圧の大小により電気抵抗値が大きく変化するという問題
があった。また、電気抵抗値にバラツキが生じ、所定の
電気抵抗値に設定できないという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑み、電気抵抗
値のバラツキを抑えて所定の電気抵抗値を得ることがで
き、安定して使用できる現像ロールを提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、芯金の外周に導電性ポリウレタンゴ
ムを主体としたゴムからなる弾性層を有する現像ロール
において、前記導電性ポリウレタンが、導電性カーボン
ブラックを主体とする少なくとも一種のカーボンブラッ
クを含有するエーテル系ポリウレタンからなり且つ前記
弾性層表面にはイソシアネートを含む表面処理液により
表面処理された表面処理層が設けられて当該表面処理層
が設けられた表面から内方に向かって電気抵抗値が漸減
するように傾斜しており、当該ロールに5V、50V及
び100Vをそれぞれ印加した際の電気抵抗値Rv
Rv50及びRv100が5×10〜5×10の範
囲にあり且つ下記式を満足することを特徴とする現像ロ
ールにある。
【0007】
【数2】 logRv/logRv50=1.15±0.1 logRv100/logRv50=0.93±0.1
【0008】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、当該現像ロールの電気抵抗値の表面全体に亘った最
大値及び最小値の比(最大値/最小値)が、30以下で
あることを特徴とする現像ロールにある。
【0009】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記カーボンブラックを前記ポリウレタンの
主原料であるエーテル系ポリオールに粒度が20μm以
下となるように分散して添加したことを特徴とする現像
ロールにある。
【0010】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て、前記カーボンブラックの添加量が、前記エーテル系
ポリオール100重量部に対して8重量部以下であるこ
とを特徴とする現像ロールにある。
【0011】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、当該現像ロールの円周方向に亘って測
定した表面粗さRzが、8μm以下であることを特徴と
する現像ロールにある。
【0012】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記表面処理液にカーボンブラックが
含有されていることを特徴とする現像ロールにある。
【0013】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記弾性層の圧縮永久ひずみが3%以
下であることを特徴とする現像ロールにある。
【0014】かかる本発明では、導電性カーボンブラッ
クを主体とする少なくとも一種のカーボンブラックを含
有するエーテル系ポリウレタンからなり且つ前記弾性層
表面にはイソシアネートを含む表面処理液により表面処
理された表面処理層が設けられているので、電気抵抗値
にバラツキが小さくなり、所定の電気抵抗値を有する現
像ロールを得られるようになった。すなわち、本発明で
は、表面処理層が形成された領域のカーボンブラックの
ストラクチャーが表面から内方に亘って徐々に切断され
て電気抵抗値が徐々に小さくなるように傾斜した傾斜抵
抗層が形成されており、カーボンブラックの添加量と傾
斜抵抗層とを適宜設定することにより、所定の電気抵抗
値が得られるようになった。
【0015】また、本発明の現像ロールは、カーボンブ
ラックにより導電性を付与し、イオン導電剤を含んでい
ないので、電気抵抗値の環境依存性は極めて小さいが、
電気抵抗値は印加電圧に依存して変化する。しかしなが
ら、5V、50V及び100Vをそれぞれ印加した際の
電気抵抗値Rv、Rv50及びRv100が5×10
〜5×10Ωの範囲にあり且つ上述した式を満足す
るものであれば、使用する機器の印加電圧で所定の電気
抵抗値が得られるように設定すれば、安定して使用でき
ることがわかった。
【0016】本発明の弾性部材の基材となるエーテル系
ポリウレタンは、エーテル系ポリオールを主体とするポ
リオールとポリイソシアネートとを反応することにより
得られる、いわゆる注型タイプのポリウレタンである。
これは永久圧縮ひずみを小さくするためである。なお、
エーテル系ポリウレタンでもミラブルタイプとすると圧
縮永久ひずみが十分に小さくすることができない。一
方、エステル系ポリウレタンを用いた場合には、加水分
解特性が悪く、長期に亘って安定して使用できない。
【0017】弾性層の圧縮永久ひずみ(JIS K62
62)は、3%以下となるようにするのが好ましい。こ
れより大きくなると、帯電量にバラツキが生じてしまう
からである。
【0018】ポリエーテルジオールと反応させるジイソ
シアネートとしては、例えば、2,4−トルエンジイソ
シアネート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、パラフェニレンジイソシア
ネート(PPDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート(NDI)、3,3−ジメチルジフェニル−4,
4’−ジイソシアネート(TODI)、及びこれらのイ
ソシアネートを両末端に有するプレポリマー等の変性体
や多量体などを挙げることができる。
【0019】また、本発明で用いるカーボンブラック
は、通常、充填剤として使用されるカーボンブラックで
はなく、導電性カーボンブラックを主体として使用す
る。導電性カーボンブラックは添加量のバラツキにより
発現する電気抵抗値が大きく変化するので、従来、使用
が敬遠されていたが、本発明では、導電性カーボンブラ
ックを添加した導電性ポリウレタンに所定の表面処理を
行って、表面処理された領域のカーボンブラックのスト
ラクチャーを切断して傾斜抵抗層を形成するようにする
ことにより、狙いの電気抵抗値が安定して得られるよう
になった。なお、導電性カーボンブラックは、それ単独
で用いてもよいが、通常のカーボンブラックを併用して
もよい。
【0020】カーボンブラックは、ポリウレタンの原
料、好ましくはポリオールと均一に分散するのが好まし
く、粒度が20μm以下となるように分散させた状態で
ポリイソシアネートと反応させるのが好ましい。
【0021】このようにカーボンブラックを均一に分散
させると、当該現像ロールの電気抵抗値の表面全体に亘
ったバラツキが小さくなり、その最大値及び最小値の比
(最大値/最小値)が、30以下となるようにすること
ができる。
【0022】なお、カーボンブラックの添加量は、狙い
の電気抵抗値によって異なるが、エーテル系ポリオール
100重量部に対して8重量部以下とするのが好まし
い。これより多く添加すると、成形が困難になるからで
ある。
【0023】一方、弾性体の表面は、上述したようにイ
ソシアネート化合物を含浸させて硬化させたイソシアネ
ート処理により表面処理されている必要がある。ここ
で、使用する表面処理液は、イソシアネート化合物を有
機溶剤に溶解させたもの、さらには、これにカーボンブ
ラックを添加したものを用いることができる。また、ア
クリルフッ素系ポリマー及びアクリルシリコーン系ポリ
マーから選択される少なくとも1種のポリマーと、導電
性付与剤と、イソシアネート成分とを含有する表面処理
液を用いることもできる。
【0024】ここで、イソシアネート化合物としては、
2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)、1,5
−ナフタレンジイソシアネート(NDI)及び3,3−
ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソシアネート(T
ODI)および前記記載の多量体および変性体などを挙
げることができる。
【0025】なお、本発明の現像ロールとして安定して
使用するためには、円周方向に亘って測った表面粗さR
zが、8μm以下であるのが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0027】(実施例1) 〈ロールの製法〉ポリエーテル系ポリオールであるPP
−2000(三洋化成社製)100重量部に、ケッチェ
ンブラックEC(ケッチェンブラックインターナショナ
ル社製)を3重量部添加し、粒度が20μm以下となる
程度まで分散させ、100℃に温調し、A液を得た。一
方、モディパーF600(日本油脂社製)20重量部に
ジフェニルメタンジイソシアネート4重量部、コロネー
トC−HX(日本ポリウレタン社製)12重量部を添加
・混合し、120℃にて15分間反応させ、B液を得
た。このA液とB液とを混合し、あらかじめシャフト
(φ:8mm、l:270mm)が配置されている12
0℃に予熱された金型に注入し、120℃にて120分
間加熱し、両端部を除くシャフト表面に導電性ポリウレ
タン層が形成されたロールを得た。この状態での50V
印加時の電気抵抗値は1.46×10Ωであった。
【0028】〈表面処理液の調製〉KF−6001(信
越化学社製)50重量部、MR400(日本ポリウレタ
ン社製)20重量部を添加・混合し、120℃で15分
間反応させた後、酢酸エチル180重量部に溶解させ
る。この溶液の溶質中におけるシロキサン結合単位は約
60重量%であった。 〈ロールの表面処理〉表面処理液を20℃に保ったま
ま、前記ロールを30秒間浸漬後、100℃に保持され
たオーブンで10時間加熱し、表面が高硬度の現像ロー
ルを得た。このロールの硬度は47°(JIS A)で
あり、ロール抵抗値は50V印加時で2×107Ωであ
った。
【0029】(実施例2)カーボンブラックとして、ケ
ッチェンブラックEC−600JD(ケッチェンブラッ
クインターナショナル社製)を2重量部と旭♯60(旭
カーボン社製)4重量部とを用いた以外は実施例1と同
様にして現像ロールを得た。ロールの硬度は54°(J
IS A)であり、ロール抵抗値は50V印加時で6×
10Ωであった。
【0030】(比較例1)カーボンブラックの代わり
に、過塩素酸リチウムを0.1重量部添加した以外は、
実施例1と同様にして現像ロールを得た。このロールの
硬度は47°(JIS A)であり、ロール抵抗値は5
0V印加時で6.39×10Ωであった。
【0031】(比較例2)表面処理を行わない以外は実
施例1と同様にして現像ロールを作成した。50V印加
時の電気抵抗値は3.92×10Ωであった。
【0032】(比較例3)エピクロルヒドリンゴム(ダ
イソー製エピクロマーCG102)100重量部に対
し、酸化亜鉛5重量部、導電材としてのケッチェンブラ
ックEC5重量部、加硫剤としての2−メルカプトイミ
ダゾリン(アクセル22)2重量部を、それぞれ添加し
てロールミキサーで混練りし、プレス成形した。
【0033】(試験例1)電気抵抗値の電圧依存性 実施例1及び比較例1の現像ロールについて、印加電圧
を5V、10V、50V、100V、500Vと変化さ
せた際の電気抵抗値を測定した。電気抵抗値の測定は、
現像ロールをSUS304板からなる電極部材の上に置
いて芯金に500g荷重をかけた状態で、各電圧を30
秒間印加した後、芯金と電極部材との間の抵抗値を、U
LTRA HIGH RESISTANCE METE
R R8340A(株式会社アドバンテスト製)を用い
て測定した。その結果を下記表1に示す。
【0034】また、実施例1及び比較例1について、l
ogRv、logRv50およびlogRv100
並びに[logRv/logRv50]および[lo
gRv100/logRv50]を算出した結果を表2
に示す。
【0035】これらの結果、電子導電タイプの実施例1
の現像ロールは、比較例1と比較して印加電圧により電
気抵抗値は変化するが、狙った所定の範囲の電気抵抗値
が得られることがわかった。
【0036】なお、このように製造した実施例1は所定
の範囲に電気抵抗値が設定され、[logRv/lo
gRv50]=1.15±0.1、[logRv100
/logRv50]=0.93±0.1の条件を満足す
るものであった。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】(試験例2)電気抵抗値の環境依存性 実施例1及び比較例1の現像ロールについて、L/L環
境(10℃、30%RH)、N/N環境(25℃、50
%RH)、及びH/H環境(35℃、85%RH)で、
50V印加したときの電気抵抗値を測定し、環境依存性
を観察した。この結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】この結果、実施例1の現像ロールは比較例
1の現像ロールと比較して電気抵抗値の環境依存性が著
しく小さいことがわかった。また、両者を市販のプリン
タに搭載して画像を評価したところ、比較例1ではL/
L環境下でトナー濃度が薄くなる傾向にあり、また、H
/H環境下ではカブリ現象が発生したが、実施例1の現
像ロールでは何れの環境でも良好な画像が得られた。
【0042】(試験例3)実施例1の現像ロールについ
て、0.1mmの厚さずつ研磨しながら、50V印加時
の電気抵抗値を測定した結果を表4及び図1に示す。ま
た、比較のため、比較例2の現像ロールについて同様に
研磨しながら50V印加時の電気抵抗値を測定した結果
を表4に示す。
【0043】この結果より、実施例1の現像ロールは、
表面から厚さ0.4mm程度の領域まで、電気抵抗値が
傾斜している傾斜抵抗層となっており、表面ほど電気抵
抗値が高いことがわかった。
【0044】
【表4】
【0045】(試験例4)実施例1及び比較例3と同様
の処方で直径29.0±0.5mmで、厚さ12.5m
mの試験片を作成し、JIS K6262の方法に準じ
て圧縮永久ひずみ(%)を測定した。結果を表5に示
す。
【0046】この結果、実施例1のものは、圧縮永久ひ
ずみが比較例3と比較して著しく小さいことがわかっ
た。
【0047】(試験例5)実施例1及び比較例3の現像
ロールを市販のプリンタに実装し、1週間感光体に当接
させた後の画像評価を行った結果を表5に示す。
【0048】この結果、実施例1の現像ロールを用いた
場合には、正常な画像が得られたが、比較例3の現像ロ
ールを用いた場合には、ロールピッチでスジ状の不具合
が発生した。
【0049】
【表5】
【0050】(試験例6)実施例1および比較例1の常
温常湿環境(23℃×55%RH)に保持したときのロ
ール内の電気抵抗値バラツキを測定した。電気抵抗値の
測定方法は試験例1と同様であり、周方向に45°ずつ
回転させて回転方向に亘って8ヶ所測定した。その結果
を下記表6に示す。
【0051】
【表6】
【0052】この結果、実施例1の現像ロールは、電気
抵抗値のバラツキが比較例1と比較して著しく小さいこ
とがわかった。また、これらの現像ロールを市販のプリ
ンタに搭載して画像を評価したところ、比較例1の現像
ロールではトナーの濃度ムラが見られたが、実施例1の
現像ロールでは、トナーの濃度ムラが見られず、鮮明な
画像が得られた。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、導電
性カーボンブラックを主体とする少なくとも一種のカー
ボンブラックを含有するエーテル系ポリウレタンからな
り且つ前記弾性層表面にはイソシアネートを含む表面処
理液により表面処理された表面処理層が設けられている
ので、電気抵抗値にバラツキが小さくなり、所定の電気
抵抗値を有する現像ロールを得られるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態にかかる現像ロールの試験例3の結
果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩村 慎 神奈川県横浜市鶴見区尻手2丁目3番6号 北辰工業株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AD06 FA01 FA12 FA22 FA27 GA02 3J103 AA02 BA41 FA30 GA02 GA52 GA58 HA03 HA12 HA20 HA53

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金の外周に導電性ポリウレタンゴムを
    主体としたゴムからなる弾性層を有する現像ロールにお
    いて、前記導電性ポリウレタンが、導電性カーボンブラ
    ックを主体とする少なくとも一種のカーボンブラックを
    含有するエーテル系ポリウレタンからなり且つ前記弾性
    層表面にはイソシアネートを含む表面処理液により表面
    処理された表面処理層が設けられて当該表面処理層が設
    けられた表面から内方に向かって電気抵抗値が漸減する
    ように傾斜しており、当該ロールに5V、50V及び1
    00Vをそれぞれ印加した際の抵抗値Rv、Rv50
    及びRv100が5×10〜5×10の範囲にあり
    且つ下記式を満足することを特徴とする現像ロール。 【数1】 logRv/logRv50=1.15±0.1 logRv100/logRv50=0.93±0.1
  2. 【請求項2】 請求項1において、当該現像ロールの電
    気抵抗値の表面全体に亘った最大値及び最小値の比(最
    大値/最小値)が、30以下であることを特徴とする現
    像ロール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記カーボン
    ブラックを前記ポリウレタンの主原料であるエーテル系
    ポリオールに粒度が20μm以下となるように分散して
    添加したことを特徴とする現像ロール。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記カーボンブラッ
    クの添加量が、前記エーテル系ポリオール100重量部
    に対して8重量部以下であることを特徴とする現像ロー
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、当該現
    像ロールの円周方向に亘って測定した表面粗さRzが、
    8μm以下であることを特徴とする現像ロール。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記表
    面処理液にカーボンブラックが含有されていることを特
    徴とする現像ロール。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記弾
    性層の圧縮永久ひずみが3%以下であることを特徴とす
    る現像ロール。
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