JP4139031B2 - 通話者情報表示方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の通話端末間で音声及びデータ通信を同時に行うことが可能な通信システムにおける通話者情報表示方式に関する。
【0002】
近年,インターネット/イントラネットの普及により,音声情報をIP(Internet Protocol)情報に統合し,IPネットワーク経由で音声通信(電話)を行うニーズが高まっている。このニーズを受けてパーソナルコンピュータ(PC)を端末としてLAN(Local Area Network) やインターネット経由で電話を行うことが,VoIP(Voice over IP)技術の出現により可能となっている。VoIP技術では音声情報をIPパケットに変換し,IPネットワーク上で通話することが可能であり,通信相手先の電話番号等の識別情報からIPアドレス情報をゲートキーパと呼ばれるサーバから取得し,相手端末と通信設定手順を行った後,音声データを直接相手端末との間で送受信し,音声通信を行うことが可能となっている。
【0003】
更に,VoIP技術では,音声情報をIPパケットに変換して通信するので,通信回線を常時占有することは無く,1つの音声通信中も通信回線の帯域が空いていれば,他の通話を受け付けたり,通話したりすることができる。例えば,電話回線を用いてWWWアクセス等IPパケット通信を行う際の通信スピードは,使用するモデムの通信スピードに依存し,現在は1電話回線当たり56Kbpsまで通信することが可能である。これに対し,VoIPの1通話で使用する帯域は10〜20Kbps程度におさえることが可能であるので,電話回線1本当たり2〜4通話行うことが可能となる。また,電話着信の際,通話相手の識別のため,応答前に電話番号や発信者の名前等,発信者情報を着信端末上に表示させるニーズは従来より強く,種々の方法が提案されている。
【0004】
【従来の技術】
図32は従来例1の構成,図33は従来例2の構成を示す。
【0005】
図32の従来例1は,画像等の発信者の情報を集中して格納したデータベースを設けて各電話機に対応したパソコン上に表示させる技術であり,例えば,特開平11−88496号公報に開示されている。図32において80は加入者線交換機,81は発信者番号受信装置,82は多数の電話機に対して集中管理するために設けられた発信者情報格納データベース,83は多数設けられた電話機,84は各電話機83に対応して設けられたPC(パーソナルコンピュータ)である。この従来例1では,加入者線交換機80の電話機83に着信があると,着信時に加入者線交換機80から送られてくる発加入者の電話番号を発信者番号受信装置81で受信するとその番号を表示部(図示省略)に表示すると共に,発信者情報格納データベース82に送る。発信者情報格納データベース82では,データ検索部が発加入者の電話番号を用いてデータベースを検索して,検索されたデータ(発信加入者に関する画像やデータ)を着信が発生した電話機83に対応するPC84に通信制御部を介して転送し,PC84の表示部に表示する。発信者情報格納データベース82は,一つの電話機83から発呼する場合にも相手の名前を指定することで,対応する電話番号を検索してダイヤルが自動化する場合にも利用される。この時,検索された相手に関する種々の情報(画像データを含む)を発呼を行った電話機83に対応するPC84の表示部に表示させることができる。
【0006】
次に図33に示す従来例2の構成は,電話機能を備える通信端末に発信者情報のデータベースを内蔵する技術であり,例えば,特開平6−121302号公報に記載されている。図中,85は電話交換機能を備えた通信ネットワーク,86は電話機能を備えた通信端末,87は送話器,受話器を含むハンドセットである。通信端末86内には通信制御部860,通話回路部861,発信者番号検索部862,発信者情報データベース863及び発信者情報を表示するための表示部864と発信者情報を格納するための入力部865を備えている。
【0007】
この従来例2の場合も,通信端末86に着信があると,着信情報に含まれた発信者番号を用いて発信者情報データベース863を検索し,発信者の画像を含めて予め格納された情報を表示部864に表示して,応答する前に発信者に関する知識が提供される。なお,この従来例2の構成によりこの通信端末86から発信する時に,発信者情報データベース863に予め格納しておいた静止画像または入力部865としてカメラを使用することで発信者の動画像をリアルタイムで着信先に送信することもできる。
【0008】
また,上記したように音声情報をパーソナルコンピュータ(PC)を端末としてLAN(Local Area Network) ,イントラネット,インターネット等で電話を行うVoIP(Voice over IP)技術が出現し,音声情報をIP(TCP/IPの中のIP:インターネットプロトコル)パケットに変換し,IPネットワーク上で通話することが可能となった。
【0009】
VoIPによるIP電話の技術については,ITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)によりH.323(非保証型ネットワーク上での音声・ビデオ通信に関する標準)として,その仕様が勧告されている。この標準仕様には,アナログ音声をディジタルに変換する符号化技術,符号化された音声データをIPパケットに乗せるパケット化技術,電話機が送出する相手先電話番号を調べて最適な経路を決める「呼設定処理」技術等がある。呼設定処理では,通信相手先の電話番号等の識別情報からIPアドレス情報をゲートキーパと呼ばれるサーバから取得し,相手端末と通信設定手順を行った後,音声データを直接相手端末との間で送受信し,音声通信を行うことが可能となっている。なお,同じITU−TによるH.245(制御メッセージのプロトコルの標準)や,H.450(保留・転送等の付加サービスに関する標準)が勧告されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
発信者の情報を着信者に伝えることは可能であるが,着信者の情報を発信者に伝えることは考慮されておらず,例えば,着信先において転送等により他の着信先に着信した場合等では着信者の情報を知りたい場合があるが,従来技術では実現が困難であった。
【0011】
また,通信者情報を更新する場合に,上記従来例2の技術では,通信者情報が各端末内にあるため,各端末操作者が情報を更新する必要があり,かなり手間がかかっていた。更に,更新を怠ると最新の情報が表示されないため頻繁な更新作業が要求されている。
【0012】
更に,上記従来例1の技術では,データベースを複数端末に対し集中管理しているため着信時に交換機から発信者番号を受信した後,データベースを検索し,情報が見つかった後に着信端末に情報を転送し,端末上で情報を表示していたので,着信から情報表示まで時間がかかるという問題があった。
【0013】
また,従来の電話技術では電話発信時,緊急の要件であるのですぐ出て欲しい場合も相手にその旨を伝えられないため,電話の緊急度等の呼毎のメッセージを着信者に伝えたいという要求があった。更に,電話着信時,着信者が忙しいので電話に出られない場合も,後でかけ直す等の内容を発信者に伝えるために電話に応答する必要があり,作業が中断されてしまうため,着信時に発信相手の確認後,簡単な操作で発信者に対してメッセージを送信したいという要求があった。
【0014】
一方,共有電話帳等のアプリケーションで使用するため,通話者情報を複数の人で共有したい場合も通話者情報の登録/更新作業に多大な手間がかる問題があった。また,通話中時の電話着信に対し,応答するサービスが公衆電話網の通話中割込みサービスや,PBXの機能として提供されているが,通話中時の電話着信時も発信者情報を表示し,通話相手を確認することはできず,通話相手により呼の切り替え要否を決定することは実現できなかった。
【0015】
本発明は上記問題を解決し,通話者情報の登録/更新が容易であり,且つ発信/着信者情報の表示を同時に行うことが可能であり,発信操作から情報表示までの時間を短縮し,発信者から電話に関するメッセージを伝えることができ,着信時に着信者から発信者に対しメッセージを送信したり,受信した最新情報を共有データベースに自動的に登録可能とし,且つ共有データベース情報更新の手間を削減できる通話者情報表示装置を提供することを目的とし,更に話中時にも発信者情報を表示し,必要に応じて呼の切り替えを行うことが可能な通話者情報表示装置を提供することを目的とする。また,前記の各機能を実現する通話者情報表示方式を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明はVoIP技術が持つ同一相手への音声/データ同時通信機能を使用し,端末操作者情報を発信/着信それぞれの端末内で保持/管理し,電話通信開始時の呼設定手順内でお互いが保持する通話者情報を通信/交換することで,情報の受け渡しを行い,端末上に表示するのを可能にしている。
【0017】
また,VoIP技術が持つ複数呼の制御機能を使用して,端末が通話中でも新規着信呼の通話者情報を着信端末上に表示し,着信を受け付けることを可能にしている。
【0018】
図1は本発明の第1の原理構成を示す図である。図中,1a,1bは通話機能を備えた端末(または通信端末)であり,各端末1a,1b内の10はCPUを含むプログラムによる情報処理機能を備えた制御部,11はハンドセット又はスピーカ,マイク等と接続され,CODEC(符号・復号器)によりアナログ・ディジタルの相互変換を行うと共に音声(ディジタル)のパケット化/デパケット化を含む送受信制御機能を備えた通話回路部,12は後述するIPネットワーク2と送受信を行う通信インタフェース,13は入力部,14は通話者情報等を表示する表示部,15は自端末の通話者情報を格納する通話者情報格納部,16は通話者情報を通信インタフェース12を介して送受信する通話者情報送受信制御部である。2はIPアドレスを用いてデータ通信を行うと共にVoIPによる電話通信も行うLAN,イントラネット,インターネット等のIPネットワーク(インターネットプロトコルによりネットワーク層の通信制御を行うネットワーク)である。
【0019】
図1には,VoIP技術を用いて本発明により通話者情報表示を実現するための機能ブロックを示し,端末1aを発信側,端末1bを着信側として動作の概略を説明する。端末1a,1bの利用者は予めそれぞれの入力部13から自分の氏名を始めとする情報を通話者情報格納部15に格納しておき,端末1aの利用者が相手先を指定して発信すると,制御部10の制御により通信インタフェース12からIPネットワーク2へ呼出しメッセージを送信する。相手端末1bでこれを受け取ると受付を表すメッセージを発信側へ送り,端末1bの利用者の呼び出しを行と共に通話者情報格納部15の通話者情報を発信側へ送る。発信側の端末1aで受付のメッセージを受け取ると,制御部10は通話者情報格納部15に格納された自分の通話者情報を送信させる一方,相手からの通話者情報を受信すると表示部14にその通話者情報と相手端末1bが呼び出し中の状態であることを表示する。相手端末1bで発信側の端末1aの利用者情報を見て利用者が応答を行うと,その応答メッセージが発信側端末1aに送られて,通話回路部11,通信インタフェース12を介してVoIPのパケットによる音声通信が開始される。
【0020】
図1に示す第1の原理構成において,端末1a,1bは上記の制御を行うためのプログラム及びデータを制御部10内のメモリに備えており,プログラムの詳細なフローは後述する実施例の構成に示す。このようなプログラムを含むメモリとしては,CPUにより直接アクセスされるRAMだけでなく,ハードディスク,ROM,フレキシブルディスク,CDROM等のコンピュータにより読み込み可能な各種の記録媒体として構成することができ,通信手段を介してアクセスすることができる装置に内蔵された記録媒体としても構成することができる。後述する図2乃至図7に示す各構成に対応する端末についても,それぞれの各制御を行うためのプログラム及びデータを制御部10内のメモリに格納し,それぞれを記録媒体として構成することができる。そのプログラムの処理フローは後述する実施例の構成に示す。
【0021】
この第1の原理構成の端末を含む通信システムにより,通信相手の端末に表示される自分の通話者情報は自端末に格納されているので情報の更新は自端末の入力部13から行うことができ,通信確立手順の中で発信者の通話者情報を着信側に転送するだけでなく,着信者の通話者情報も発信側に転送するので,発信者・着信者ともに相手の最新情報を着信/呼出し表示時に端末上に表示することが可能となる。
【0022】
図2は本発明の第2の原理構成を示す図であり,図中,1は端末を表し図1の1a,1bに対応する。端末1内の符号10〜16は図1の同じ符号の各部と同じであり説明を省略する。図1と異なる部分は,17で示す相手端末から受信した通話者情報を格納する受信通話者情報格納部を設け,自端末の通話者の情報を格納する通話者情報格納部15内に通話者情報の更新時刻(日時)を示す時刻管理部150と受信通話者情報格納部17内に相手端末から受信した通話者情報の更新日時を格納する時刻管理部170とを設け,通話者情報送受信制御部16内に通話者情報の時刻(更新時刻)日時を通信相手と送受信する時刻交換部160を設けた点である。
【0023】
図2では,以前に通信をした相手端末からの通話者情報を受信通話者情報格納部17に格納することを前提とし,各端末1の利用者は自端末の入力部13から通話者情報の更新(最初の登録も含む)を行った時にその更新時刻も入力すると,時刻管理部150に格納される。また,他の端末へ発信すると,相手端末は呼び出しメッセージを受け取ると時刻管理部150の更新時刻を発信側へ送信し,発信側の端末はこれを受け取ると受信通話者情報格納部17の中の時刻管理部170に格納された相手端末に関する以前に受け取った更新時刻と比較し,格納された更新時刻より今回受信した更新時刻の方が新しい場合は,通話者情報送受信制御部16に対し相手端末へ通話者情報を要求するメッセージを送信させ,以前に受信した更新時刻と同じなら改めて通話者情報を受け取る必要がなく,以前に受信した通話者情報を表示する制御が行われる。なお,相手端末の通話者情報が以前に受け取ってないと通話者情報の要求を行う。また,発信側の端末で着信側端末の更新時刻の比較を行っている時,着信先の相手側端末においても,発信側端末から更新時刻を受信すると,受信通話者情報格納部17の時刻管理部170に以前に受信した更新時刻と比較することで,同じ場合は以前に受け取って受信通話者情報格納部17に格納された通話者情報を表示し,受信した更新時刻の方が新しい場合は新たな通話者情報を発信側端末へ要求する制御を行う。
【0024】
これにより,通信確立時にまず通話者情報の時刻情報(更新日時)だけ発信/着信端末間で交換しており,相手の通話者情報が自端末内に格納されてないか,格納されている時刻情報の方が古い場合にのみ通話者情報の送信を要求するので,発信/着信端末間での通信量を削減することができ,情報の受け渡しに必要な時間を短縮することができる。
【0025】
図3は本発明の第3の原理構成を示す図であり,図中,符号1,10〜17は上記図2の同一符号の各部と同じであり説明を省略する。図2と異なる部分は,18で示す呼毎メッセージ格納部を設けた点であり,これは発信呼毎に通信相手に対して相手が応答する前に送信したい呼毎メッセージを格納する手段である。
【0026】
図3では,発信側の通話者は,発信操作をする時に,緊急度や用件を伝えるための呼毎メッセージを入力部13から入力すると呼毎メッセージ格納部18に格納される。呼毎メッセージ格納部18に格納されたメッセージは通信確立手順において相手端末に転送される。呼毎メッセージを受信した相手端末では,通話者情報と共に受信した呼毎メッセージを表示部14に表示させる。
【0027】
これにより,発信側端末から着信側の通話者に対して応答する前に通話の緊急度や用件を知らせることができる。
【0028】
図4は本発明の第4の原理構成を示す図であり,図中,符号1,10〜18は上記図3の同一符号の各部と同じであり説明を省略する。図3と異なる部分は,19で示す着信応答メッセージ格納部を設けた点である。
【0029】
図4の着信応答メッセージ格納部19には,着信時に直ちに応答することができない事態に備えて,「今は手が離せない」等の複数の理由を表すメッセージを予め格納しておき,着信時に利用者が入力部13を操作することでそれらのメッセージをメニュー/ボタン上に表示して,その中から選択をするとそのメッセージが発信端末側へ着信応答メッセージとして送信されて,発信側端末の表示部14に表示される。
【0030】
これにより,着信時に直ちに応答して通話することができない時に簡単な操作で発信者に理由(状況)を通知することができる。
【0031】
図5は本発明の第5の原理構成を示す図であり,図中,符号1,10〜18は上記図3の同一符号の各部と同じであり説明を省略する。図3と異なる部分は,20で示す通話者情報フォーマット規定部を設けた点である。これは,通話者情報を入力する時及び表示する時のフォーマットを規定したものである。
【0032】
図5において,端末の利用者は通話者情報を入力する時,氏名,所属等の各種の通話者情報を入力する時,各項目の情報が通話者情報フォーマット規定部20に規定するフォーマットに従って通話者情報格納部15に格納され,各端末間でフォーマットが統一される。そして,発信/着信時に通話者情報を送信する場合,フォーマットに従って各項目を示す識別子とその内容を示す情報のみを送信する。
【0033】
これにより,通話者情報を転送する場合の情報量を削減して,情報転送時間を削減し,発信操作から情報表示までの時間を短縮することが可能となる。
【0034】
図6は本発明の第6の原理構成を示す図である。この第6の原理構成には共有電話帳データベースシステムが示されている。図中,1aは発信側の端末,1bは着信側の端末,2はIPネットワークであり,端末1a,1bの内部は一部図示省略されているが,上記図5(端末内に通話者情報フォーマット規定部20を備える)と同様に符号10〜18,20で表す各部を備えている。上記図5と相違する点はIPネットワークに新たにデータベースサーバ3を設け,端末1a(1bも同じ)の通信インタフェース12と通話者情報送受信制御部16の間にサーバアドレス格納部21を付加した点である。データベースサーバ3において,30は通信制御部,31はデータ更新部,32はデータ検索部,33は各端末の通話者情報を格納したデータベースである。
【0035】
図6のシステムでは,各端末内に格納された通話者情報が更新されると,設定等により予めサーバアドレス格納部21に格納されたサーバアドレスを用いて通信インタフェース12から共有のデータベースサーバ3が呼び出されて通話者情報が転送されると,通信制御部30からデータ更新部31が起動され,データベース33を更新する。このデータベースは常に最新の通話者情報を各端末間で共有することが可能となり,共有電話帳や通話者検索等のアプリケーションに使用可能となる。また,格納されている通話者情報のフォーマットが統一されているので情報をキーとしてデータ検索部32による検索が可能となる。
【0036】
図7は本発明の第7の原理構成を示す。図中,1は端末を表し図1の1a,1bに対応する。端末1内の符号10〜16は図1の同じ符号の各部と同じであり説明を省略する。図1と異なる部分は,端末1内に22の通話切替部と23の保留音送信部を設けた点である。
【0037】
端末1の利用者が通信インタフェース12を介して他の端末との間で2者通話をしている時,第3の端末から通話中の呼び出しメッセージを受信すると,新規着信受信時と同様に通話者情報の送受信を行い,新規着信相手の通話者情報が通話情報送受信制御部16の制御で受信され,通話中の端末の表示部14に表示する。第3の端末の通話者情報を表示部14に表示する時,第3の端末への通話の切替え有無を促すメッセージを表示し,切替え指示の入力があると通話切替部22を切替えることにより第3の端末との音声通信(VoIPの音声パケットによる通信)に切替えられる。この時,それまで通話をしていた相手に対して保留メッセージを送信する。保留メッセージを受け取った相手端末では,保留音送信部23を駆動して通話回路部11に保留音を送出しハンドセットまたはスピーカから保留音を発生する一方,通信インタフェース12からIPネットワークへの音声パケットの送出を停止する。
【0038】
【発明の実施の形態】
図8は本発明の実施例のシステム構成を示す,図中,複数設けられた1はLANに接続されて電話機能を備えた端末であり,その内部は図8の下部に拡大して示すハードウェアを備えたパーソナルコンピュータ(PC1で表す)により構成することができる。すなわち,PC1内の100はCPU,101はメモリ(RAM,ROMを含む),102はCPUバスとI/Oバスを接続するバスブリッジ,110はハンドセットと接続されアナログ音声をディジタルへの変換と逆変換を行う音声制御カード,120は当該端末が所属するLAN内の別の端末や,ルータ及びネットワークを介する他の端末や他のLANと接続してパケット(音声パケットを含む)を伝送する制御を行うLANカードである。更に,PC本体には複数の入出力機器が接続され,140はディスプレイ,130はキーボード,131は通話者情報として通話者の画像を入力するために使用されるスキャナ,132はハンドセット(電話用送受話器)である。
【0039】
図8のPC本体のメモリ101にはOS(オペレーティングシステム)と共に本発明を実現するためのソフトウェアを備え,図9に本発明によるソフトウェア構造を示す。図9において,101aはOS,101bは本発明による通話者情報に関する各種の制御を実現するためのアプリケーションソフト,101cはLANやIPネットワークを介した音声通信のための通信制御を行うTCP/IP等の通信プロトコル,101dは各通話者情報を格納した通話者情報管理テーブル,101eは上記図8に示すディスプレイ140の制御を行うプログラムであるディスプレイドライバ,101fは上記キーボード130の制御を行うキーボードドライバ,101gはスキャナ131を制御するスキャナドライバ,101hは上記音声制御カード110を制御するサウンドドライバ,101iは上記LANカード120を制御するLANドライバである。
【0040】
本発明による通話者情報表示機能は,アプリケーションソフト(プログラム)に内蔵され,本発明の各原理構成をPCで実現するにはハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実現され,上記図1乃至図7に示す通話回路部11は図8,図9に示す音声制御カード110とサウンドドライバ101hに対応し,通信インタフェース12は図8,図9に示す通信プロトコル101c,LANカード120及びLANドライバ101iに対応し,入力部13は図8,図9に示すキーボードドライバ101fとキーボード130及びスキャナドライバ101gとスキャナ131に対応し,表示部14は図8,図9に示すディスプレイドライバ101eとディスプレイ140に対応する。なお,この例では画像情報入力用にスキャナを使用しているが,JPEG等の画像ファイルを使用することも可能である。
【0041】
上記図8に示すシステムにおいて,図8,図9に示す構成を備えた端末により上記第1乃至第7の各原理構成に対応した各制御を実現するための処理フローを図10乃至図23に示す。なお,この処理フローでは図1乃至図7に示す機能ブロックの名称を用いて記述する。
【0042】
図10〜図12は端末の第1の原理構成(図1参照)による音声通信確立の処理フローを示し,図10,図11は第1の原理構成による発信側端末の処理フロー(その1),(その2)であり,図12は第1の原理構成による着信側端末の処理フローである。
【0043】
図10,図11の発信側端末について概説すると,発信側端末の操作者が画像,氏名等を入力部から入力すると通話者情報格納部(図1の15)に登録し(図10のS1),入力部から相手通信端末のアドレス情報を入力して電話発信操作を行うと(同S2),相手アドレス宛てに呼び出しメッセージを通信インタフェース(図1の12)経由で送信する(同S3)。この後,相手端末からACK信号(受け付けを表す信号)を受信したか判別し(図10のS4),受信しない場合は,相手不在として表示部(図1の14)に表示して終了し(図10のS5),受信した場合は通話者情報送受信制御部は通話者情報格納部に格納されている端末の通話者情報を相手端末に送信する(同S6)。
【0044】
この後,相手端末から通話者情報を受信したか判別し(図10のS7),受信しないと一定時間経過するのを待って(同S8),相手端末が通話者情報表示機能を持たないものとし,以降通話者情報の表示無しで動作させ(同S9)。相手端末から通話者情報を受信すると,次に相手端末から呼び出し中メッセージを受信したか判別し(図11のS10),受信すると通話者情報送受信制御部(図1の16)に,受信した相手端末の通話者情報と共に呼出し中の表示をし,呼び出し中音(リングバックトーン)を端末ハンドセットまたはスピーカに送出する(同S11)。この後,相手端末から応答メッセージを受信したか判別し(図11のS12),受信すると通話中を表示部に表示し,通話回路部(図1の11)に対し通話回路をオンにし,音声の送受信を行うよう指示する(図11の13)ことで音声通信が確立する。
【0045】
図12に示す着信側端末の処理フローでは,上記発信側端末と同様に着信側端末の操作者が自分の画像,氏名等を入力すると通話者情報格納部に登録し(図12のS1),その後,発信側からの呼出しメッセージの受信を待ち(同S2),受信するとACKメッセージを発信側に送信し,着信側の通話者情報を相手に送信する(同S3)。この後発信側から通話者情報を受信したか判別し(図12のS4),一定時間経過しても受信しないと(同S5),以降通話者情報表示無しで動作し(同S6),S7に移行する。通話者情報を受信した場合,呼出し中メッセージを発信側へ送信し,通話者情報送受信制御部に対し受信した相手端末の通話者情報と共に着信中であることを表示させ,着信音を端末スピーカに送出する(同S7)。続いて,操作者による応答操作が行われたか判別し(図12のS8),応答操作があると通話中であることを表示し,通話回路部に対し通話回路をオンにし,音声の送受信を行うよう指示し(同S9),音声通信が確立する。
【0046】
このように図10,図11及び図12に示す発信側端末と着信側端末の各処理フローにより,相手に表示する通話者情報を通信確立手順において転送して表示することができ,着信側端末に発信者側の通話者情報を表示するだけでなく着信者の通話者情報を発信側端末に送信することで,発信者と着信者の双方が相手の通話者情報を表示して相手を識別した上で通話をすることができる。また,この時,相手の通話者情報を見て通話をしないように選択することもできる。
【0047】
図13,図14は第2の原理構成(図2参照)による音声通信確立の処理フローを示し,図13は第2の原理構成による発信側端末の処理フローであり上記図10に示す第1の原理構成による発信側端末の処理フローのS1〜S4までは同じ処理であり,図10のS4から▲3▼で示すように分岐し,図13に示す最後のステップS9から図11のS11へ▲2▼の経路で戻るように構成されている。
【0048】
図10のS1〜S4により発信端末側において発信して相手端末からのACK信号を受信すると,時刻管理部(図2の150)にある自端末の通話者情報の時刻情報を相手端末に送信し(図13のS1),着信側端末からの通話者情報の時刻情報を受信したか判別し(同S2),受信しない場合に一定時間経過したか判別し(同S3),一定時間が経過すると相手端末は通話者情報の表示機能を備えないものとして以降動作することを決定し(同S4),図11のS11へ移行する。また,着信側端末から通話者情報の時刻情報を受信した場合には,受信通話者情報格納部(図2の17)に当該通話情報が有るか判別し(図13のS5),無い場合は後述するS8へ移行し,有る場合はその受信通話者情報格納部の当該通話者情報の時刻管理部(図2の170)に保管された時刻情報と今回受信した時刻情報を比較し,受信した時刻情報の方が新しいか判別し(図13のS6),新しくない場合は受信通話者情報格納部に保管された通話者情報を表示する情報と決定する(同S7)。受信情報の方が新しい場合は通話者情報送受信制御部(図2の16)は相手端末に通話者情報を送信するよう情報要求メッセージを送信し(図13のS8),着信側端末から通話者情報を受信するのを監視し(同S9),受信すると上記図11のS11の処理へ移行して以後の処理を行う。
【0049】
図14は第2の原理による着信側端末の処理フローである。
【0050】
この第2の原理の着信側端末では,上記第1の原理の着信端末の処理フロー(図12)のS1,S2と同様に通話者情報を自端末に登録し,呼出しメッセージの受信を監視し,呼出しメッセージを受信すると,自端末の通話者の情報を格納した通話者情報格納部(図2の15)の時刻管理部にある自端末の通話者情報の時刻情報を相手端末に送信し(図14のS3),相手端末(発信側端末)から通話者情報の時刻情報を受信したか判別する(同S4)。時刻情報を一定時間経過しても受信しないと,相手端末は通話者情報の表示機能を持たないものとして動作し(図14のS5,S6),発信端末から通話者情報の時刻情報を受信すると,当該発信端末の通話者情報が以前に受信した情報が格納された受信通話者情報格納部(図2の17)に有るか判別する(図14のS7)。無い場合は後述するS10の処理に移行し,有る場合は受信した時刻情報が,受信通話者情報格納部の時刻管理部(図2の170)の時刻情報より新しいか判別し(同S8),新しくない場合は,保管された通話者情報を表示情報と決定する(同S9)。受信した時刻情報の方が新しい場合は,通話者情報送受信制御部が相手端末に通話者情報を送信するよう情報要求メッセージを送信し(図14のS10),相手端末からの通話者情報の受信を監視し(同S11),受信した場合は,▲6▼で示す経路で第1の原理の着信側端末の処理フロー(図12)のステップS7へ移行して,その後の処理が実行される。
【0051】
このように図13,図14に示す発信側端末と着信側端末の各処理フローにより,通話者情報の送受信は,自端末に相手端末の通話者情報が無いか,有っても古い情報であった場合にだけ相手に通話者情報の送信を要求するので,通信量を削減でき,通信時間を短縮して,最新の通話者情報を表示することができる。
【0052】
図15,図16は第3の原理構成(図3参照)による音声通信確立の処理フローを示し,図15は第3の原理構成による発信側端末の処理フローであり上記図10に示す第1の原理構成による発信側端末の処理フローのS1,S2までは同じ処理であり,図10のS2から▲4▼で示すように分岐し,図15に示す最後のステップS11から図11のS11へ▲2▼の経路で戻るフローになっている。
【0053】
図10のS1,S2により発信端末側で自分の通話者情報を登録した上で,相手通信端末のアドレスを入力して発信操作を実施している時,呼毎メッセージ(通話の緊急度や用件を表すメッセージであり,音声通信確立時に相手が応答する前に伝えるメッセージ)の有無を判定する処理が行われる(図15のS1)。この判定は発信操作時に表示部に,呼毎メッセージの有無を表示し,「有り」を選択する入力が行われたか否かにより判別される。呼毎メッセージが無い場合は後述するS4に移行し,呼毎メッセージが有る場合,入力部より呼毎メッセージを入力すると(図15のS3),相手アドレス宛てに呼出しメッセージを通信インタフェース経由で送信する(同S4)。その後,相手端末からACK信号の受信を監視し(図15のS5),受信しないと相手不在(端末電源オフ)と認識し,不在の旨を表示し(同S6),処理を終了する。ACK信号を受信すると,通話者情報送受信制御部(図3の16)が通話者情報格納部(図3の15)に格納されている自端末の通話者情報と呼毎メッセージを相手端末に送信する(図15のS7)。続いて,相手端末から通話者情報の受信を待って,一定時間経過しても受信しないと,相手端末は通話者情報の表示機能を持たないものとして以降動作するよう設定し(図15のS9,S10),相手端末の通話者情報を受信すると,相手端末から呼出し中メッセージの受信を待ち(同S11),これを受信すると上記図11のS11へ移行して,以後の処理が実行される。
【0054】
図16は第3の原理構成による着信側端末の処理フローである。着信側端末において,操作者が通話者情報を入力部から入力して通話者情報格納部に登録した後(図16のS1),呼出しメッセージの受信を監視し(同S2),受信した場合は発信側端末から呼毎メッセージを受信したか判別する(同S3)。呼毎メッセージを受信しない場合は,通話者情報のみを表示部に表示し(図16のS4),受信した場合は通話者情報を表示する際に呼毎メッセージも同時に表示する(同S5)。この後は,上記図12のステップS3へ移行し,以後の処理が実行される。
【0055】
上記図15,図16に示す発信側端末と着信側端末のそれぞれの処理により,通信確立手順において呼毎メッセージを相手に転送し,これを受信した着信側端末の相手は通話者情報と呼毎メッセージの表示を見て応答する前に用件等を知ることができる。
【0056】
図17,図18は第4の原理構成(図4参照)による音声通信確立の処理フローを示す。
【0057】
図17は第4の原理構成による発信側端末の処理フローであり,上記図10,図11に示す第1の原理構成による発信側端末の処理フローのS1〜S10までは同じ処理であり,図11のS11から○2で示す経路で分岐し,図17の処理に移行する。ここでは,通話者情報送受信制御部(図4の16)に指示して受信した相手端末の通話者情報と共に呼出し中であることを表示部に表示し,呼出中音を端末ハンドセット又はスピーカに送出し(図17のS1),相手端末から着信応答メッセージを受信したか判別する(同S2)。着信応答メッセージを受信した場合は通話者情報送受信制御部に指示して受信した相手端末の着信応答メッセージを通話者情報と共に表示部に表示し(図17のS3),自端末の操作者はメッセージに従い処理を決定し(同S4),呼出し途中放棄か判別する(同S5)。途中放棄の場合は処理を終了するが,放棄でない場合及び上記S2において相手端末から着信応答メッセージを受信しなかった場合は,相手端末から応答メッセージの受信を監視する(同S6)。応答メッセージを受信すると,通話中であることを表示し,通話回路部(図4の11)に対し通話回路をオンにさせ,音声の送受信を行うよう指示し(図17のS7),音声通信を確立する。
【0058】
図18は第4の原理構成による着信側端末の処理フローであり,上記図12に示す第1の原理構成による着信側端末の処理フローのS1〜S4までは同じ処理であり,端末から通話者情報を受信すると(図12のS4でYESの場合),○6の経路で分岐し図18の処理に移行し,着信側端末では呼出し中メッセージを発信側端末宛に送信し,通話者情報送受信制御部(図4の16)に指示し,表示部に受信した相手端末の通話者情報と着信中の表示をし,着信音を端末スピーカに送出し(図18のS1),続いて着信応答メッセージの送信画面(応答メッセージ/操作選択画面)を表示し,操作者に対して操作を促す(同S2)。この後,着信応答メッセージ(着信者が手が離せない等の理由で電話に応答できない時の理由や状況を含むメッセージ)が選択されたか判別し(図18のS3),選択されると選択された着信応答メッセージを発信者(発信側端末)宛に送信し(同S4),呼出し途中放棄を検出したか判別して(同S5),途中放棄を検出すると処理を終了するが,途中放棄が検出されない場合には,上記S3で着信応答メッセージが選択されない場合と同様に応答操作(ハンドセットをオフフックする等)を検出したかの監視を行う(同S6)。応答操作が検出されると,通話中である旨を表示部に表示し,通話回路部に通話回路をオンにし,音声の送受信を行うよう指示し(図18のS7),音声通信を確立する。
【0059】
上記図17,図18に示す発信側端末と着信側端末のそれぞれの処理により,通信確立手順において着信者が応答できない場合に,発信端末の通話者情報と共に着信応答メッセージを選択する表示を着信側端末に表示して,発信者に応答できない状況等を応答することなく通知することができる。
【0060】
図19は第5の原理構成(図5参照)による音声通信確立の手順であり,特に第5の原理構成による発信側端末の処理フローを示す。
【0061】
図19のステップS1〜S5までの処理は上記図10に示す第1の原理の発信側端末の処理フローのS1〜S5と同じであり説明を省略する。図19のS4において相手端末からACK信号を受信したと判別すると,通話者情報送受信制御部(図5の16)は通話者情報格納部に格納された発信側端末の通話者情報をフォーマットの項目を示す識別子と共に相手端末に送信する(図19のS6)。識別子としては,写真データを表す識別子,テキストデータを表す識別子というように,データの種別に対応して異なる識別子が割り当てられる。この後,相手端末から通話者情報を受信したか判別し(同S7),受信されないで一定時間経過したか判別し(同S8),一定時間が経過すると相手端末は通話者情報表示機能を持たない端末として設定し(同S9),次の処理(▲1▼の経路)に移行する。また,通話者情報を受信した場合も▲1▼の経路により上記図11のS10の処理に移行し,以後の処理が行われる。
【0062】
図20は第6の原理構成(図6参照)による共有データベース(データベースサーバ)への情報登録の処理フローを示し,IPネットワークを介して接続された端末により実行される。
【0063】
図20の処理は端末において通信中または通信終了時に実行され,自端末の情報が更新されたか判別し(図20のS1),情報更新が無いと処理を終了するが,情報更新があるとサーバアドレス格納部(図6の21)に登録してあるデータベースアドレスに通話者情報の発信者アドレス情報と情報日付が入った問合せメッセージを送信する(図20のS2)。この後のS3〜S7の各処理はデータベースサーバにおいて実行され,問合せメッセージを受信したデータベースサーバは受信した情報を調査し(図20のS3),該発信者アドレスの情報が有るか判別し(同S4),無い場合は後述するS7の処理へ移行し,有る場合は受信情報日付は新しいか判別する(同S5)。この日付の判別は,上記図13,図14に示す第2の原理による時刻情報と同じであり,受信情報日付が以前に登録した日付と変わらない場合は,データベースサーバは問合せメッセージを送信した端末に対し,通話者情報の転送が不要な旨を通知し(図20のS6),受信情報日付が新しい場合は,データベースサーバは問合せメッセージを送信した端末に対し,通話者情報の転送を要求するメッセージを送信する(同S7)。この後,情報転送要求メッセージを受信した端末はデータベースサーバに通話者情報を送信し(図20のS8),通話者情報を受信したデータベースサーバは情報を更新し(同S9),情報更新を完了する。
【0064】
このようにデータベースサーバに各端末の通話者情報を登録しておき,その内容を常時更新することで,最新の通話者情報が格納されるので,これを各端末間で共有することができ,共有電話帳のアプリケーションに使用することが可能となり,格納された通話者情報のフォーマットが統一されているので,情報をキーとして検索することが可能となる。
【0065】
図21〜図23は第7の原理構成(図7参照)により処理フローであり,図21,図22は第7の原理構成による通話中端末の新規着信の処理フロー(その1),(その2)であり,図23は第7の原理構成による被保留端末の処理フローである。
【0066】
図21,図22の処理は端末が通話中状態において実行され,通話中に新規呼出しメッセージを受信したか判別し(図21のS1),受信した場合,ACKメッセージを発信者宛に送信し,通話者情報送受信制御部(図7の16)は通話者情報格納部(図7の15)に格納されている端末の通話者情報を新規呼出し相手端末に送信し(図21のS2),相手端末から通話者情報を受信したか判別する(同S3)。受信しないで一定時間経過したか監視し(図21のS4),経過すると相手端末は通話者情報表示機能を持たない端末と認識し,通話者情報表示なしで動作するよう設定する(同S5)。通話者情報を受信すると,呼出しメッセージ(通話中)を新規呼出し相手に送信し,通話者情報送受信制御部(図7の16)に指示し,受信した相手端末の通話者情報と共に新規着信中である旨を表示部に表示し,通話中着信音を端末スピーカに送出すると共に,通話を切替えるかどうかの指示を促すメッセージを表示部に表示する(図21のS6)。
【0067】
続いて通話切替え操作を検出したか判別し(図22のS7),検出しない場合は,通話継続を指示する操作があったか判別し(同S8),検出された場合は通話不可メッセージを新規呼出し相手に送信し,現在の通話を継続する(同S9)。上記S7において,通話切り替え操作を検出した場合,通話切替部(図7の22)を制御して通話を新規着信側に切替え,保留中の呼がある旨を表示部に表示し,前の通話相手には保留中のメッセージを送信し(図22のS10),保留中メッセージを受信した端末内の保留音送信部(図7の22)から保留音を送信する。その後,保留解除操作が検出されたか判別し(図22のS11),検出された場合,通話切替部は前の通話相手に保留解除メッセージを送信し,前通話相手側に通話を切替え,前通話者情報を表示部に表示(保留呼無し通話中)を行い(同S12),保留音送信部からの保留音を停止して最初の通話中状態に戻る。
【0068】
図23は上記図21,図22の処理により通話中の新規着信により保留にされた端末,すなわち被保留端末の処理フローであり,通話中状態において,保留メッセージを受信したか判別し(図23のS1),受信すると音声通信情報の通信ネットワークへの送受信を停止し,保留音送信部に保留音をスピーカに送出するよう指示し,表示部に保留中の表示させる(同S2)。その後,保留解除メッセージの受信を監視し(図23のS3),受信すると音声通信情報の通信ネットワークへの送受信を再開し,保留音の送出を停止し,通話回路をネットワーク側に切替え,通話中である旨を表示部に表示させる(同S4)。
【0069】
上記図22,図23の処理フローにより,2者通話中に第3の端末からの新規着信が発生した時,その通話者情報を送受信して表示することで新規着信の通話者を認識して,その端末との通話へ切替えるか否かを選択することができる。また,通話中着信により保留にされた端末は,通信ネットワークへのバケットの送信を停止することで不要な音声情報バケットを流すことを防ぐことができる。なお,上記の処理フローでは2者通話の例を示したが,通話切替部(図7の22)を3者会議を可能とする通話ミキシング部に置き換えることで新規着信した第3の端末を,それまでの2者通話に参加させて会議通話形式で通話するように変更することも可能である。なお,通話ミキシング部では,2者の相手から受信した音声情報を加算する機能,さらに自端末の出力音声を2者の相手のそれぞれに送信する機能を有している。
【0070】
図24は端末のアプリケーションソフトと通話者情報管理テーブルの実施例である。アプリケーションソフト101b(図9参照)は本発明による通話者情報表示の制御を行うプログラムを含み,図24の実施例では,通話者情報送受信制御部16(図1〜図7参照),通話者情報フォーマット規定部20(図5参照),呼毎メッセージ18(図3〜図5参照),通話回路部11(図1乃至図7参照),及び通話者情報管理部(図1乃至図7の制御部10の一部の機能)とで構成され,通話者情報管理テーブル(図9の101d)には自端末情報15a(図1乃至図5及び図7の通話者情報格納部15に対応)と受信端末情報17a(図2乃至図5の受信通話者情報格納部17に対応)とを備える。自端末情報15aとしては図に示す例では,電話番号,IPアドレス,氏名,会社名,所属,住所,Eメール,携帯電話番号等が含まれ,受信端末情報17aも同様の情報で構成されている。
【0071】
図25は通話者情報の表示例と着信応答メッセージの入力画面の例であり,本発明の第4の原理構成に対応する。図25のA.は通話者情報の着信側での表示例であり,通話者の画像と,アドレス(電話番号),名前,会社名,所属,メールアドレス,携帯電話番号等が表示されている。この中のメッセージは,呼毎メッセージ(本発明の第3の原理構成による)であり,発信側端末から着信側端末へ通話者情報と共に送られて表示されるメッセージである。図25のB.は着信応答メッセージを選択して入力する画面の例であり,本発明の第4の原理構成(図4)に対応し,上記図18に示す着信者側端末の処理フローにおいて表示される画面である。この画面では,“着信処理を選択ください”という表示の下に・応答,・以下のメッセージ送信(選択)という表示があり,その下に「手が離せないのでかけ直します」,「電子メールにて要件を連絡ください」,等の各種のメッセージが表示されており,この中から着信側利用者がその時の状況に対応する応答メッセージを選択すると,図25のA.の下部に示すようなメッセージが送信される。
【0072】
図26は共有電話帳データベース操作時の端末の表示例であり,本発明の第6の原理構成に対応する。図26のA.は共有電話帳の検索項目入力画面を示し,氏名,会社名,所属等の入力領域が表示されている。この中の氏名に「鈴木」という姓を入力すると,共有電話帳データベースにおいて検索が行われ,B.に示すような検索結果が表示される。この検索結果の表示に対し,「1」の氏名を選択するとC.に示すようにデータベースに格納された通話者情報が表示される。
【0073】
図27は本発明による発信から通話中までの動作シーケンスである。この図27に示す例では,端末1を発信側,端末2を着信側として,端末1の操作者が電話発信する際の発信から通話中までの動作シーケンスを説明する。電話操作を行うには,電話通信機能を持つアプリケーションソフト(通信アプリという)が必要であり,端末1,端末2の両方が共に通信アプリが予め起動されているものとする。また,端末間で時刻情報を送受信して最新の通話者情報であるかを検出するもので,本発明の第2の原理構成に対応する。
【0074】
端末1の操作者は端末2に電話発信するため,通信アプリの発信画面で呼毎メッセージと端末2の電話番号を入力し(図27のS10),発信操作を行う(同S11)。端末1は他2の電話番号からIPアドレス情報を入手するため,ゲートキーパに問い合わせに行き(図27では図示省略),端末2のIPアドレス情報を入手する。IPアドレス情報を入手後,端末1の通信アプリは端末2に対し,呼出しメッセージ(IPパケット)を送信する(図27のa)。呼出しメッセージを受信した端末2の通信アプリはACK信号を返信し(図27のb),端末1に対して端末2の通話者情報の時刻情報を送信する(同c)。ACK信号を受信した端末1の通信アプリは相手端末が通話可能な状態であると認識し,端末2に対して端末1の通話者情報の時刻情報と呼毎メッセージを送信する(図27のd)。通話者情報の時刻情報を受信した端末1,2は相手端末の通話者情報が自端末内に存在するかどうかを確認し,存在しなければ相手端末に通話者情報の送信を要求するACKメッセージを送信し(図27のe),通話者情報が自端末内に存在していれば受信した時刻情報と自端末内に保持している通話者情報の時刻情報とを比較する(図27のS12,S21)。比較した結果,受信した時刻情報の方が新しければ,相手端末に通話者情報の送信を要求するACKメッセージを送信し,受信した時刻情報が同じであれば,相手端末に通話者情報の送信が不要である旨を示すACKメッセージを送信する。ACKメッセージを受信した端末1,2はメッセージの内容に従い,自通話者情報の送信を行う。
【0075】
この図27の例では,端末1は自通話者情報を端末2に送信せず,端末2のみが自通話者情報を端末1に送信している(図27のg)。自端末に保持されている端末1の通話者情報が最新であることを確認した端末2はディスプレイ上に端末1の通話者情報と共に,着信表示を行い(図27のS23),端末1に対し呼出し中メッセージを送信する(図27のh)。
【0076】
端末2の通話者情報及び呼出し中メッセージを受信した端末1はディスプレイ上に端末2の通話者情報と共に,呼出し中表示を行う(図27のS16)。端末2の通信アプリが入力部の操作による応答操作を検出すると(図27のS26),端末1に対し応答メッセージを送信し(図27のi),ディスプレイ上に通話中を表示する(図27のS27)。同時に,音声制御カードの通話回路を起動し,ハンドセットの入出力を有効にし,ハンドセットからの入力音声情報をコーデック(CODEC:符号器・復号器)でディジタル信号に変換した後,端末1のアドレス宛ての音声IPパケットにデータを乗せてI/Oバス経由でLANカードに送信し,端末1への送信を開始すると共に,端末1から受信した音声IPパケットから音声データを抽出し,CODECでアナログ信号に変換した後,ハンドセットに送信する。この動作により音声通信が開始される。端末2から応答メッセージを受信した端末1はディスプレイ上に通話中を表示し,端末2と同様な手順で通話中自端末となる。
【0077】
次に図28は発信から応答メッセージの送受信(本発明の第4の原理構成)による途中放棄までの端末間の動作シーケンスである。この図28の例でも,上記図27と同様に端末1を発信側,端末2を着信側とし,上記図27とはa〜hのシーケンスまでが同じである。この後,端末2において上記図25のB.に示すような着信応答メッセージ(例えば,「手が離せないのであとでかけ直します」というメッセージ)の送信操作を行うと(図28のS26及びi),端末1で着信応答メッセージを表示する(同S17)。このメッセージを見て発信側の端末1の通話者が通話を途中放棄すると(同S18),切断のメッセージが端末2へ送信され(同j),これを受け取った端末2は着信停止を行い(同S27),端末1に対して切断のメッセージを送信する(同k)。
【0078】
図29は2者通話中に第3の端末からの着信が発生した場合の動作シーケンスであり,本発明の第7の原理構成に対応する。この例では,端末1と端末2の間で通話中に端末3から端末2への呼出しが発生して,通話者情報の送受信のシーケンスが図に示すように実行され,端末2と端末3との通話に切替操作が行われて,端末1を保留にする。その後,端末3と端末2間の通話をへて,端末2から端末3に対し切断操作が行われ,端末1に対する保留が解除されるシーケンスが実行される。
【0079】
図30は通話者情報を格納したデータベース更新の動作シーケンスであり,上記本発明の第6の原理構成に対応する。
【0080】
端末1から端末2へ通話者情報を送信した時,端末2に格納された端末1の通話者情報が更新された場合である。端末2はこの更新によりデータベースのアドレスを付して発信して端末1の通話者情報についてその時刻情報(更新時刻)を問い合わせると,データベースで情報検索が行われ,問い合わされた時刻情報の方が登録された時刻情報より新しいことが分かると,端末2に対し更新された通話者情報を要求する。これに応じて通話者情報を送信すると,データベースの対応する情報が更新される。
【0081】
図31は通話者情報問合せ時の通信端末とデータベース間の動作シーケンスである。この動作シーケンスも上記図30と同様に本発明の第6の原理構成に対応するが,データベースを電話帳として利用する場合のシーケンスである。
【0082】
端末1で検索画面を表示し,条件入力を行うと,データベースに条件が送信され,データベースで条件検索が行われ,結果を端末1に送信すると端末1で表示される。その表示に対し,端末1で絞り込み追加条件を入力すると,条件1とこれ対して追加された条件2が共にデータベースに送信される。データベースで受信した条件により検索を行うと,結果を端末1に送信され,端末1に結果が表示される。この表示に対し端末1で,項目を選択してその項目について通話者情報を要求すると,データベースにおいて要求された項目について情報検索を行い,得られた通話者情報を端末1へ送信する。端末1ではこの情報を受信すると表示する。
【0083】
【発明の効果】
本発明の第1の原理構成によれば,通信確立手順の中で発信者の通話者情報を着信者に転送するだけでなく,着信者の通話者情報も発信者に転送しているので,通信相手の最新の通話者情報情報を着信/呼出し表示時に発信者/着信者の各端末上に表示することができるので,発信/着信時に容易に通信相手を識別することが可能となり,通信のサービス性を向上できる。また通信相手端末上に表示される通話者情報が自端末内に格納されることで情報の更新を自端末入力部から容易に行うことが可能となり,運用時の操作性が向上する。
【0084】
本発明の第2の原理構成によれば,通信設定時の発信/着信端末間での通信量を削減することが可能になり,且つ情報の受け渡しに必要な通信時間を短縮することが可能となるので,情報表示がスピーディになりサービス性が更に向上する。
【0085】
本発明の第3の原理構成によれば,発信者が入力した呼毎メッセージを着信端末上に表示することで,着信は応答前に通話の緊急度や要件を知ることができ,サービス性が更に向上する。
【0086】
本発明の第4の原理構成によれば,着信時に着信者が着信応答メッセージを発信者に送信することで,着信者は呼出しに対し応答することなく通話を処理することが可能となり,サービス性を向上することができる。
【0087】
本発明の第5の原理構成によれば,通話者情報をフォーマットの項目対応で送信するので,送信する情報量を削減することが可能となり,通信時間を短縮し,情報表示がスピーディになりサービス性が更に向上する。
【0088】
本発明の第6の原理構成によれば,各端末の通話者情報をデータベースサーバ上で共有できるようになるので,共有電話帳のアプリケーションを各端末で使用することが可能となり,サービス性が向上する。また,自動的に情報が更新されるので共有データベースを使う際の情報更新手段として有効である。
【0089】
本発明の第7の原理構成によれば,通話中でも新規着信者の通話者情報が表示できるので,緊急の要件での通話割込みや要件の通知等各種サービスが可能となり,サービス性を更に向上することができる。更に,保留された端末は保留音を自端末で生成しており,ネットワークに音声パケットを送信しないので,不要なトラヒックを押さえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の原理構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の原理構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の原理構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の原理構成を示す図である。
【図6】本発明の第6の原理構成を示す図である。
【図7】本発明の第7の原理構成を示す図である。
【図8】本発明の実施例のシステム構成を示す図である。
【図9】本発明によるソフトウェア構造を示す図である。
【図10】第1の原理構成による発信側端末の処理フロー(その1)を示す図である。
【図11】第1の原理構成による発信側端末の処理フロー(その2)を示す図である。
【図12】第1の原理構成による着信側端末の処理フローを示す図である。
【図13】第2の原理構成による発信側端末の処理フローを示す図である。
【図14】第2の原理構成による着信側端末の処理フローを示す図である。
【図15】第3の原理構成による発信側端末の処理フローを示す図である。
【図16】第3の原理構成による着信側端末の処理フローを示す図である。
【図17】第4の原理構成による発信側端末の処理フローを示す図である。
【図18】第4の原理構成による着信側端末の処理フローを示す図である。
【図19】第5の原理構成による発信側端末の処理フローを示す図である。
【図20】第6の原理構成による共有データベースへの情報登録の処理フローを示す図である。
【図21】第7の原理構成による通話中端末の新規着信の処理フロー(その1)を示す図である。
【図22】第7の原理構成による通話中端末の新規着信の処理フロー(その2)を示す図である。
【図23】第7の原理構成による被保留端末の処理フローを示す図である。
【図24】端末のアプリケーションソフトと通話者情報管理テーブルの実施例を示す図である。
【図25】通話者情報の表示例と着信応答メッセージの入力画面の例を示す図である。
【図26】共有電話帳データベース操作時の端末の表示例を示す図である。
【図27】本発明による発信から通話中までの動作シーケンスを示す図である。
【図28】発信から応答メッセージの送受信による途中放棄までの端末間の動作シーケンスを示す図である。
【図29】2者通話中に第3の端末からの着信が発生した場合の動作シーケンスを示す図である。
【図30】通話者情報を格納したデータベース更新の動作シーケンスを示す図である。
【図31】通話者情報問合せ時の通信端末とデータベース間の動作シーケンスを示す図である。
【図32】従来例1の構成を示す図である。
【図33】従来例2の構成を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b 端末
10 制御部
11 通話回路部
12 通信インタフェース
13 入力部
14 表示部
15 通話者情報格納部
16 通話者情報送受信制御部
2 IPネットワーク

Claims (1)

  1. インターネットプロトコルによるネットワークを介して複数の端末間で音声通信及びデータ通信を行うことが可能な通信システムにおいて,
    予め各端末にそれぞれ自端末の利用者の氏名を始めとする通話者情報を格納する通話者情報格納部と,通話者情報の入力を行う入力部と,通話者情報を表示する表示部と,音声通信を制御する通話回路部と,発信時に着信側端末からの受付けの信号を受信すると前記通話者情報格納部の発信者の通話者情報を着信側端末に送信し,着信時に呼び出し信号を受信すると受付の信号を送信すると共に前記通話者情報格納部の通話者情報を発信側に送信する制御を行う通話者情報送受信制御部とを設け,
    端末内に相手端末への着信時に相手端末で表示させたいメッセージを格納する呼毎メッセージ格納部を設け,
    相手端末との音声通信による発・着信時の通話を行う前に,発信側端末と着信側端末間で通話者情報を相互に転送して,呼出しまたは着信表示と同時に通話相手の情報を発信者,着信者の双方の端末の表示部に表示すると共に,発信側端末の前記呼毎メッセージ格納部の内容を前記通話者情報と共に転送して受信側端末の表示部に表示することを特徴とする通話者情報表示方式。
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