JP2015185997A - デジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラム - Google Patents

デジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタル電話交換機を用いて呼を携帯電話機等に転送する場合に、前記呼を発信した電話機の電話番号を携帯電話機に通知可能なデジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラムを提供する。
【解決手段】デジタル電話交換機1は、第1電話機20の第1電話番号を収容している。また、デジタル電話交換機1は、第3電話番号を有する第3電話機40から公衆回線網30を介して第1電話番号を有する第1電話機20に呼がかかった場合に、第2電話機50に第3電話機40からの呼を転送する。この際に、第2電話機50に、第3電話番号を通知するとともに、第1電話番号を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機を利用するデジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラムに関する。
例えば、ITSP(Internet Telephony Service Provider)や、東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社によるIP電話サービスのように、公衆電話交換網は、IP(Internet Protocl)や、このIPをベースとするSIP(Session Initiation Protocol)を用いた技術への移行が進み、IP電話サービスの契約件数も確実に増加の一途を辿っている(例えば、非特許文献1参照)。
また、携帯電話機のUMTS(Universal Mobile Telecomunications System)規格に沿った3G(第3世代)通信、およびLTE(Long
Term Evolution)規格に沿った4G(第4世代通信)の実用化に伴い、携帯電話機からのインターネット通信が一般化してきた。
また、電話交換機(PBX)では、デジタル電話交換機(IP−PBXを含む)が知られている。デジタル電話交換機では、着信履歴や送信履歴等と言った機能に加えて、例えば、電話の取り次ぎ、不在ガイダンス、通話の録音等といった付加機能を有する。
テレコムデータブック2012(TCA編):平成25年1月10日発行、発行元:一般社団法人電気通信事業者協会
ところで、例えば、固定電話の電話番号Aとしての地域属性番号(国番号、市街局番、局番等)にかかってきた呼を電話番号Bの携帯電話機に転送する場合には、例えば、電話通信事業者が提供する転送サービスを利用することが一般的である。ここで、呼とは、電話網に関わる用語で電話の接続の事である。したがって「かかってきた呼」とは、電話の接続の要求であり、接続されることを呼の設定、接続が解除されることを呼の解放と言う。
上述の転送サービスを利用した場合には、電話番号Aにかけた電話機の電話番号Cが転送先の電話番号Bの携帯電話機に通知される。したがって、携帯電話機では、電話をかけてきた相手の電話番号Cを知ることができるとともに、その電話番号Cが携帯電話機で電話の所有者等が登録されている電話番号であれば、電話番号Cの電話の所有者名等を呼の接続前に知ることができる。
また、デジタル電話交換機でも、転送機能があり、デジタル電話交換機に収容される電話番号Aに電話番号Cの電話機からかかってきた呼を電話番号Bの携帯電話機に転送することができる。この場合に、デジタル電話交換機で用いられる電話番号が携帯電話機に通知されることになり、電話番号Aは携帯電話機に通知されない。また、デジタル電話交換機からの転送時に使用される電話番号が一定とは限らないので、携帯電話機の使用者には、デジタル電話交換機からの転送電話か、携帯電話機に直接かかってきた電話かが分からない可能性がある。したがって、転送電話の場合に、電話番号Aが携帯電話に登録されている電話番号であっても、電話番号Aは通知されないため、誰からの電話か分からない状態で、さらに転送された呼か直接かかってきた呼かも分からずに電話に出ることになる。
しかし、デジタル電話交換機からの転送の場合には、デジタル電話交換機を経由しているので、デジタル電話交換機に電話番号Aを含む着信履歴が記憶されるとともに、不在時ガイダンスや、録音等のデジタル電話交換機の機能を用いることができる。逆に、デジタル電話交換機の転送機能を用いずに、電話通信事業者が提供する転送サービスを利用した場合には、デジタル電話交換機を経由せずに呼が転送されるのでデジタル電話交換機の上述のような機能を用いることができない。
なお、携帯電話機としてのスマートフォンやフューチャーフォンでも、デジタル電話交換機の付加機能と同様の機能を用いることが可能である。しかし、固定電話機と携帯電話機とを併用しているような場合に、固定電話機と携帯電話機との間で、上述の付加機能に基づいて得られたデータを共有することが困難である。しかし、デジタル電話交換機を用いた場合には、付加機能により得られたデータを固定電話からでも携帯電話からでも利用可能であり、データを共有することができる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、デジタル電話交換機を用いて呼を携帯電話機等に転送する場合に、前記呼を発信した電話機の電話番号を携帯電話機等に通知可能なデジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のデジタル交換システムは、公衆回線網に接続されるとともに、IP通信網に接続されるデジタル電話交換機と、当該デジタル電話交換機に収容された第1電話番号を有する第1電話機とを備え、第1電話機にかかった呼を前記公衆回線網の一部としての携帯電話回線網に接続されるとともに、前記IP通信網に接続され、かつ、第2電話番号を有する携帯電話機としての第2電話機に転送する機能を有するデジタル電話交換システムであって、
前記デジタル電話交換機は、第3電話番号を有する第3電話機から前記公衆回線網を介して第1電話機に前記呼がかかり、かつ、第2電話機に第3電話機からの前記呼を転送する際に、当該第2電話機に、第3電話番号を通知するとともに、第1電話番号を通知することを特徴とする。
本発明のデジタル交換システムの前記構成において、前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送する際に、第2電話機が、転送される前記呼の接続が行われない状況か否かを判定する機能を有し、前記呼の接続が行われない状況であると判定した場合に、第3電話機に対して、設定された内容の音声を送信することが好ましい。
また、本発明のデジタル交換システムの前記構成において、前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送した場合に、第1電話機への前記呼の着信の履歴を記憶するとともに、前記呼の第2電話機への転送の履歴を記憶し、かつ、通話音声を録音する機能を備えることが好ましい。
本発明のデジタル電話交換方法は、公衆回線網に接続されるとともに、IP通信網に接続されるデジタル電話交換機と、当該デジタル電話交換機に収容された第1電話番号を有する第1電話機とを備え、第1電話機にかかった呼を前記公衆回線網の一部としての携帯電話回線網に接続されるとともに、前記IP通信網に接続され、かつ、第2電話番号を有する携帯電話機としての第2電話機に転送する機能を有するデジタル電話交換システムにおけるデジタル電話交換方法であって、
前記デジタル電話交換機は、第3電話番号を有する第3電話機から前記公衆回線網を介して第1電話機に前記呼がかかり、かつ、第2電話機に第3電話機からの前記呼を転送する際に、当該第2電話機に、第3電話番号を通知するとともに、第1電話番号を通知することを特徴とする。
本発明のデジタル電話交換方法の前記構成において、前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送するに際し、第2電話機が、転送される前記呼の接続が行われない状況か否かを判定し、前記呼の接続が行われない状況であると判定した場合に、第3電話機に対して、設定された内容の音声を送信することが好ましい。
また、本発明のデジタル電話交換方法の前記構成において、前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送した場合に、第1電話機への前記呼の着信の履歴を記憶するとともに、前記呼の第2電話機への転送の履歴を記憶し、かつ、通話音声を録音可能なことが好ましい
本発明のデジタル電話交換機は、公衆回線網に接続されるとともに、IP通信網に接続され、第1電話機の第1電話番号が収容され、第1電話機にかかった呼を前記公衆回線網の一部としての携帯電話回線網に接続されるとともに、前記IP通信網に接続され、かつ、第2電話番号を有する携帯電話機としての第2電話機に転送する機能を有するデジタル電話交換機であって、
第3電話番号を有する第3電話機から前記公衆回線網を介して第1電話機に前記呼がかかり、かつ、第2電話機に第3電話機からの前記呼を転送する際に、当該第2電話機に、第3電話番号を通知するとともに、第1電話番号を通知することを特徴とする。
本発明のデジタル電話交換機の前記構成において、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送する際に、第2電話機が、転送される前記呼の接続が行われない状況か否かを判定する機能を有し、前記呼の接続が行われない状況であると判定した場合に、第3電話機に対して、設定された内容の音声を送信することが好ましい。
また、本発明のデジタル電話交換機の前記構成において、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送した場合に、第1電話機への前記呼の着信の履歴を記憶するとともに、前記呼の第2電話機への転送の履歴を記憶し、かつ、通話音声を録音する機能を備えることが好ましい。
また、本発明の電話交換プログラムは、請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のデジタル電話交換機としてコンピュータを動作させるプログラムであって、コンピュータを前記デジタル電話交換機として機能させることを特徴とする。
これらのようなデジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラムによれば、デジタル電話機に収容された第1電話番号の第1電話機に、第3電話番号を有する第3電話機からかかった呼を第2電話番号の携帯電話機である第2電話機に転送する場合に、第2電話機に発信元の第3電話機の第3の電話番号と、転送元となる第1電話機の電話番号が通知されることになる。
これにより、第2電話機では、転送元の第1電話番号と、発信元の第3電話番号が分かることになる。この場合に、例えば、第1電話番号と第3電話番号を携帯電話機としての第2電話機のディスプレイに表示することができる。また。第1電話番号および第3電話番号が連絡先等として登録されていれば、電話番号と関連付けて登録された会社名や個人名を表示させることが可能になる。
これにより、第1電話機と第2電話機のユーザは、携帯で転送された呼に接続する際に、呼をかけた第3電話機の電話番号を知ることができるとともに、転送元の第1電話番号を知ることで、第1電話機への呼が転送された電話であることを知ることが可能になる。また、第2電話機に第1電話番号と第3電話番号が登録されていれば、電話をかけてきた相手を容易に知ることができるとともに、転送元となる電話番号が複数存在し、かつ、それぞれの電話番号が対応する会社が異なるような場合に、どの会社から転送されたのかを容易に知ることができる。
したがって、通話を開始する際に、通話の相手をある程度把握し、円滑に通話を行うことができる。また、第3電話番号が連絡先として登録されていないような場合には、知らない相手からの電話であることを予想して通話することができる。また、第3電話番号が分かることにより、その電話番号から電話をかけているのが特定の相手や知らない相手であることに基づいて、呼を接続しないという選択を行うことも可能になる。
なお、第1電話番号の第1電話機は、このデジタル電話交換機に電話番号が収容された電話機ならばいずれの電話機であってもよい。また、このデジタル電話交換機に第1電話番号が収容された第1電話機は、例えば、固定電話機であるが、PHS(Personal Handy−Phone System)電話機や携帯電話機であってもよい。また、第1電話番号を転送専用の電話番号とした場合に、第1電話番号の電話機は、ソフトウェア上の電話機として、デジタル電話交換機の機能の1つとして存在するものとしてもよい。また、第2電話番号の携帯電話機である第2電話機は、第1電話番号に呼がかかった際にデジタル電話交換機により転送先に指定されている電話機であれば、いずれの電話機であってもよい。基本的には、第1電話機の利用者が携帯する携帯電話機を第2電話機とする。
また、第3電話番号の第3電話機は、公衆回線網またはIP通信網および公衆回線網に接続された電話機であり、基本的には、このデジタル電話交換機に収容されていない外部の電話機である。すなわち、第3電話機は、所謂外線から呼をかけてくる電話機である。この第3電話機は、公衆回線網やIP通信回線網を介してこのデジタル電話交換機に収容された第1電話機に呼をかけることが可能であれば、固定電話、携帯電話機、PHS電話機、IP電話機などどのような各種電話機のいずれであってもよい。
また、第1電話番号の通知は、例えば、公衆回線網を用いて呼を転送する際に、第1電話機を発信元として電話通信事業者が提供する電話番号表示機能と同様の機能として第1電話番号が通知されるものとしてもよい。
また、このデジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラムによれば、デジタル電話交換機は、第2電話機において転送された呼が接続されない状況と判断した場合に、第3電話機に設定された内容の音声を出力する。したがって、第1電話機から第2電話機に呼を転送する設定となっている場合に、呼を転送された第2電話機で呼を接続できない状況であることが判定されると、デジタル電話交換機から第3電話機に設定された内容の音声が出力される。この音声は、例えば、不在ガイダンスとなるものであり、外出中により電話に出られない状況であることなどを音声で通知する。
ここで、転送された呼が第2電話機で接続されない状況とは、例えば、携帯電話機としての第2電話機が電源OFFや電波圏外の状態、携帯電話事業者が運営する留守番電話システムへの転送状態、携帯電話機による着信拒否状態、あるいは一定時間電話に出ない状態などである。デジタル電話交換機では、第3電話機からの呼を転送した際の第2電話機からの応答により、呼を接続できない状況を判定することになり、例えば、第2電話機からの呼に対する応答メッセージから上述の各状況の判定が可能である。
この際に、第2電話機からの応答メッセージは、第3電話機に送信されずに、設定されたメッセージがデジタル電話交換機から第3電話機に送信される。この場合に、第2電話機からの応答メッセージが直接第3電話機に転送されると第1電話機から第2電話機に呼が転送されていることが、第3電話機のユーザに分かってしまう。そこで、上述のような状況で、第2電話機に呼が接続されない場合に、デジタル電話交換機から第3電話機に音声を送信することになる。この場合の音声は、例えば、外出中で電話に出られないことを示すメッセージなどである。
また、このデジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラムによれば、第3電話機から第1電話機への呼の着信の履歴と、この呼の第2電話機への転送の履歴がデジタル電話交換機に記憶されるので、第3電話機からの呼の着信と転送とをデジタル電話交換機において確認できる。すなわち、第2電話機と第1電話機との両方において、第3電話機からの呼の着信と転送とを確認可能になる。
同様に、デジタル電話交換機で、第3電話機と第2電話機との通話を録音することにより、通話内容を第1電話機と第2電話機とのいずれでも確認可能にすることができる。
すなわち、第1電話機や第2電話機で着信履歴が残っても転送履歴が分からないが、デジタル電話交換機にアクセスすることで転送履歴を確認できる。また、第2電話機では、着信履歴として、例えば、第1電話機の第1電話番号からの着信履歴が残っても、第3電話番号からの着信履歴が残らないが、これをデジタル電話交換機にアクセスすることで、第3電話番号からの呼の着信履歴を確認することができる。
本発明によれば、デジタル電話交換機の転送機能により外部の第3電話機からかかった呼が携帯電話機に転送される際に、転送元の第1電話機の第1電話番号と、発信元の第3電話機の第3電話番号とが通知されるので、第2電話機のユーザは、発信元の第3電話番号で電話をかけてきた相手を特定可能となるとともに、通知された第1電話番号から転送された電話であることを知ることができる。
本発明の第1の実施の形態のデジタル電話交換システムを示す概略図である。 同、デジタル電話交換システムのデジタル電話交換機および管理サーバを示す機能構成図である。 同、デジタル電話交換機および管理サーバにおける通話履歴管理項目を説明するための図である。 同、デジタル電話交換機および管理サーバにおける転送設定項目を説明するための図である。 デジタル電話交換機で行われる転送処理を説明するためのフローチャートである。 同、デジタル電話交換機における転送先が接続不可状態の際の処理を説明するためのフローチャートである。 同、デジタル電話交換機における転送先が接続不可状態の際の処理を説明するためのフローチャートである。 同、デジタル電話交換機における転送先が接続不可状態の際の処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態のデジタル電話交換システムは、デジタル電話交換機1と、このデジタル電話交換機1に対してデータ通信可能な管理サーバ10と、前記デジタル電話交換機1に収容された複数の電話番号(第1電話番号)にそれぞれ対応する複数の電話機(第1電話機20:図1中1台だけ図示)とを備える。
デジタル電話交換機1は、公衆回線網(公衆電話回線網)30に接続されており、この公衆回線網30を介して携帯電話回線網31に接続されている。また、デジタル電話交換機1は、インターネット(IP通信網32:インターネットに接続されたLAN(Local Area Network)を含む)に接続されている。
また、デジタル電話交換機1は、周知のデジタル電話交換機として公衆回線網30または公衆回線網30および携帯電話回線網31を介して外部の第3電話番号を有する電話機(第3電話機40)からこのデジタル電話交換機1に収容された第1電話番号の第1電話機20に呼がかけられた場合に、電話交換により第3電話番号の外部の第3電話機40と、第1電話番号の第1電話機20とで呼を接続可能とする。また、逆に、このデジタル電話交換機1に収納された第1電話番号の内部の第1電話機20から第3電話番号の外部の第3電話機40に呼をかけることを可能とするとともに、第1電話機20が第3電話番号の第3電話機40にかけた呼を接続可能とする。
また、デジタル電話交換機1は、第3電話機40から第1電話機20にかかった呼を外部の第2電話機50に転送することが可能になっている。ここで、転送先となる電話機を第2電話番号の第2電話機50とし、かつ、この第2電話機50を携帯電話回線網31に接続される携帯電話機であるスマートフォンとしている。また、第2電話機50には、IP通信網32を用いたIP電話用のVoIPアプリケーションがインストールされており、SIPIDとして例えば050で始まる第4電話番号での通信が可能になっている。
ここでは、第2電話機50と、デジタル電話交換機1とがIP通信網32を介してVoIPアプリケーションを用いたIP電話として接続可能となっている。
管理サーバ10は、デジタル電話交換機1に直接またはLAN等のネットワークを介してデータ通信可能に接続されている。管理サーバ10では、後述のデジタル電話交換機1の各種設定を行うことが可能となっているとともに、各第1電話機20の利用者の管理や、デジタル電話交換機1を介した呼の着信、発信(転送を含む)を管理するためのものである。なお、管理サーバ10への各種設定等のデータの入力は、管理サーバ10で直接行っても良いし、管理サーバ10にLAN等を介して接続可能な端末としてのコンピュータ(パソコン)60を用いて行ってもよい。
次に、図2を参照してデジタル電話交換機1と管理サーバ10をより詳細に説明する。
デジタル電話交換機1は、例えば、上述の携帯電話回線網31に接続されている公衆回線網30に接続されるとともにIP通信網32に接続されるコンピュータシステムとしてのハードウェア上でプログラムであるオペレーティングシステム(OS2)が実行され、このOS2上でプログラムとしてのアプリケーション3が実行される。
このアプリケーション3はデジタル電話交換機1用のアプリケーションであり、このアプリケーション3の実行に基づく機能は、上述の呼について、要求された接続を行うための呼の設定や、接続を解除する呼の解放を含む呼の制御機能に加えて、かかって来た呼を他の電話番号(第2電話番号)の電話機(第2電話機50)に転送する転送機能4を備える。
また、デジタル電話交換機1で実行されるアプリケーション3に基づく機能として、通話の録音や、留守番電話でのメッセージの録音をする録音機能5、不在時に自動で音声メッセージを出力する不在応答機能6、録音機能5で録音された音声データや、その他のユーザへの通知等のためにユーザの携帯電話機としての第2電話機50にメールを送信するメール送信機能7とを備える。
また、デジタル電話交換機1で実行されるアプリケーション3の機能としては、デジタル電話交換機1に収容された各第1電話番号の第1電話機20毎に、着信した呼の着信履歴として、着信電話番号、着信日時、通話時間等を記録し、発信した呼の発信履歴として、発信電話番号、発信日時、通話時間等を記録し、転送した呼の転送履歴として、着信電話番号、着信日時、転送日時、転送先電話番号、通話時間等を記録する履歴記録機能8を備える。また、デジタル電話交換機1で実行されるアプリケーション3は、LAN等を介した通信機能9を有し、管理サーバ10とデータ通信可能になっている。
また、管理サーバ10は、コンピュータシステムとしてのハードウェア上でOS11を実行するとともに、OS11上でアプリケーション12を実行する。管理サーバ10で実行されるアプリケーション12に基づく、各第1電話機20の利用者のデータを管理する利用者管理機能13と、デジタル電話交換機1で記録された履歴を管理する履歴管理機能14とを有する。利用者管理機能13では、例えば、デジタル電話交換機1に収納される各第1電話番号の第1電話機20に対応して、第1電話番号と、利用者名と、利用者の携帯電話機としての第2電話機50の第2電話番号等が登録されて管理される。
上述の履歴記録機能8に基づく履歴管理機能14では、図3に示すように、通話履歴の各項目が記憶されて管理されている。なお、図3に示すのは、デジタル電話交換機1に収容された1つの第1電話番号に対して登録された通話履歴を示すものであり、デジタル電話交換機1に収容された各電話番号に通話履歴が記憶される。また、図3に示すのは、着信履歴の通話履歴であるが、同様に発信履歴も管理される。通話履歴では、通話月日が管理されており、通話があった年月日が記憶される。
また、発信者番号として外部から呼をかけた第3電話機40の第3電話番号が記憶される。なお、発信履歴では、デジタル電話交換機1に収容された第1電話番号の第1電話機20から発信した呼の発信先となる外部の電話機の電話番号が登録される。また、着信した場合の応答種別が記憶される。応答種別としては、着信した呼を転送する転送応答と、不在ガイダンスと、留守番電話がある。なお、第1電話機20で着信した呼を受けた場合として、直接応答があってもよい。
また、上述の通話月日に加えて着信時刻(発信時刻)が記憶される。また、転送応答や、直接応答等で電話が接続された場合には、その通話時間が記憶される。また、転送応答や直接応答でない場合には、留守電の有無が記録される。すなわち、応答種別が不在ガイダンスでは、留守電での録音が無く、応答種別が留守番電話の場合には、留守電での録音が有る(録音されていない場合もある)。なお、発信履歴では、応答種別の項目は記録されずに通話が成立した場合に通話時間が記録される。
また、管理サーバ10は、アプリケーション12の実行に基づき、デジタル電話交換機1のメール送信機能7におけるメール送信の設定を行うためのメール送信設定15が可能になっており、メールの送信先メールアドレスの設定や、メール送信を行う条件の設定を可能としている。また、管理サーバ10は、アプリケーション12の実行に基づき、デジタル電話交換機1における不在応答機能6の設定を行うための不在応答設定16が可能になっている。不在応答設定16では、不在時に出力するメッセージの設定等が行われる。なお、不在時のメッセージとしては、既に登録されているメッセージ以外にユーザがメッセージを登録して設定することが可能である。
また、管理サーバ10は、アプリケーション12の実行に基づき、録音設定17、転送設定18が可能になっている。録音設定17では、留守番電話として録音をするか否かや、通話を録音するか否かを設定する。
また、転送設定18では、図4に示す設定項目を設定するようになっている。すなわち、着信用電話番号、第1の転送先携帯電話番号、第2の転送先携帯電話番号(SIPID)、営業時間(営業開始時刻、営業終了時刻)、不在ガイダンス、留守番電話設定、通知先メールアドレスを設定するようになっている。なお、各項目は、他の設定における設定項目と重複するものがあり、重複する設定項目は、他の設定の際に登録することが可能である。
着信用電話番号は、デジタル電話交換機1に収容された第1電話番号のいずれかであり、後述のように公衆回線網30で転送する際に、呼び出し時に転送先に通知される第1電話番号となる。第1の転送先携帯電話番号は、転送先に設定された携帯電話回線網31に接続可能な携帯電話機としての第2電話機50の第2電話番号である。第2の転送先携帯電話番号は、第2電話番号の携帯電話機にインストールされたVoIPアプリケーションに設定されたIP電話用の電話番号(SIPID:第4電話番号)であり、第1の転送先携帯電話番号と、第2の転送先携帯電話番号とは、同じ携帯電話機に設定されたものである。
営業時間とは、例えば、第1電話番号の第1電話機20が、店舗、事務所等の業務用電話の場合に、営業(電話受付)開始時刻から営業(電話受付)終了時刻までを示すもので、営業時間という項目名で外部からの電話の受付開始時刻と受付終了時刻が登録されている。なお、一日において、受付開始時刻前と、受付終了時刻後とでは、第1電話番号に外部から電話があった際に、不在ガイダンスとして、営業が終了して、電話に出られないことを示すメッセージを出力する。また、受付開始時刻から受付終了時刻までは、基本的に第1電話番号にかかる呼を第2電話番号(第1転送先携帯電話番号)に転送可能にする。
不在ガイダンス設定には、上述の営業時間外の場合に出力するメッセージや、営業時間内であっても外出中等で電話に出られないことを示すメッセージとして、それぞれ複数のメッセージから選択されたメッセージや、利用者が入力したメッセージが登録される。留守番電話設定では、例えば、外部からの呼を転送しない設定となっている場合に、かかって来た呼の接続の設定が所定時間内に行われなければ留守番電話機能を使用する設定である。また、営業時間外にかかった呼に留守番電話機能を使用する設定も含む。
通知先メールアドレスは、通話の録音や留守番電話の録音で得られた音声データ等を第2電話番号の第2電話機50としての携帯電話機のメールアドレスに送信するために設定されるもので、転送先携帯電話機(第2電話機50)のメールアドレスを設定するものである。
また、管理サーバ10は、アプリケーション12の実行に基づく通信機能19を備え、デジタル電話交換機1とデータ通信可能になっているとともに、データ入力用の端末としてのコンピュータ60とデータ通信可能にされている。
管理サーバ10は、上述の各設定に基づいて、デジタル電話交換機1を制御するもので、デジタル電話交換機1から記録した履歴のデータが管理サーバ10にアップロードされるとともに、管理サーバ10でユーザやオペレータにより行われた設定がデジタル電話交換機1に書き込まれる。管理サーバ10で入力された各設定に基づいて、デジタル電話交換機1が制御されることになる。
このような管理サーバ10は、基本的にはデジタル電話交換機1の一部として機能するものであり、デジタル電話交換機1に含まれるものとすることができる。すなわち、デジタル電話交換機1と管理サーバ10とから、本来のデジタル電話交換機が構成されるものとしてもよい。
次に、このようなデジタル電話交換機1における着信転送処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
外部の第3電話番号の第3電話機40から公衆回線網30を介して第1電話番号の第1電話機20に呼をかけると、デジタル電話交換機1では、第3電話番号から第1電話番号への呼が着信することになる(ステップS1)。この呼を受けたデジタル電話交換機1は、管理サーバ10の転送設定18にしたがって転送を行う。すなわち、デジタル電話交換機1は、管理サーバ10に設定された第2の転送先携帯電話番号として、第2電話番号の第2電話機50である携帯電話機にインストールされたVoIPアプリケーションに設定されたSIPIDである第4電話番号に呼を、IP通信網32(携帯電話回線網31を含む)を介して発信する。この際にデジタル電話交換機1は、番号通知される電話番号として、呼をかけてきた第3電話機40の第3電話番号を第2電話機50に通知する(ステップS2)。
ここで、デジタル電話交換機1に第2電話機50(VoIPアプリケーション)は、SIPで常に登録されているため、デジタル電話交換機1は、常に第2電話機50のIPアドレスとSIPにて着信するためのポート番号を把握している。このため、第3電話機40からの着信があると、デジタル電話交換機1は、SIPを使って第2電話機50のIPアドレスとSIPにて着信するためのポート番号に対してSIPのINVITE要求を投げることで着信を通知する。このときINVITE要求には、発信者番号(第3電話番号)が記載されているため、第2電話機50は、第3電話機40の第3電話番号からの着信であることをディスプレイに表示できる。
この通知された第3電話番号は、上述のように第2電話機50のディスプレイに表示される。この際に、第2電話機50の連絡先に第3電話番号が登録されるとともに、この第3電話番号に関連付けて個人名、会社名等の名称が登録されていれば、第2電話機50のディスプレイに名称が表示される。
これにより、所持者は、これからかかってくる電話が知っている人または知っている会社等の組織からの電話か、知らない人からの電話かを推測可能になる。
デジタル電話交換機1は、VoIPによるIP電話による第3電話機40の第3電話番号の通知と略同時に、公衆回線網30および携帯電話回線網31を用いて第2電話番号の第2電話機50に呼を転送するとともに、第1電話機20の第1電話番号を第2電話番号の第2電話機50に通知する(ステップS3)。これにより第2電話機50の所持者は、呼が転送されたものであることを知るとともに、転送元となっている電話番号を知ることができる。例えば、複数の転送元となる電話機が設定されている場合には、第1電話番号の通知により転送元を知ることができる。この場合も、第1電話番号または第1電話番号に関連付けられた名称が第2電話機50のディスプレイに表示されることになる。
なお、デジタル電話交換機1がINVITE要求を行うタイミングで、デジタル電話交換機1は、同時に自身に接続された公衆電話回線網を通じて、第2電話機40の携帯電話番号(第2電話番号)に発信を行う。公衆電話回線網を通じた発信は、SIPを通じた発信と違い、端末の鳴動開始まで5〜10秒程度の時間がかかるため、この時間差を利用して、上記のINVITE要求による着信と番号の通知を先行させることができる。この時間差については、デジタル電話交換機1側で調整が可能である。
第2電話機50で、転送された呼に応答すると、デジタル電話交換機1を介して第3電話機40と第2電話機50とで呼が接続されて通話可能になる(ステップS4)。ここで、上述のように、前記のデジタル電話交換機1から第2電話番号の携帯電話機である第2電話機50へは転送元の第1電話番号を通知し、SIPIDの第4電話番号には発信者番号である第3電話番号を通知する。デジタル電話交換機1から第2電話番号への転送は携帯電話回線網31を使って行われることから、第2電話番号の第2電話機50の鳴動開始までは、数秒から10秒程度のタイムラグがある。
それに対して、デジタル電話交換機1からSIPID:第4電話番号 のVoIPアプリケーションへの発信は、インターネットや社内LANといったIP通信網32を使って行われ、第4電話番号 のVoIPアプリケーションへの着信による鳴動が第2電話番号への着信による鳴動より先に行われる。これにより、携帯電話機としての第2電話機50には、まず発信者の第3電話番号の通知が行われる。すなわち、第3電話番号からの呼を公衆回線網30および携帯電話回線網31を用いて第2電話番号に転送する(第1電話番号を通知する)のと同時にIP通信網32を用いて第4電話番号に転送した場合(第3電話番号を通知した場合)に、携帯電話機である第2電話機50では、第3電話番号が通知された後に第1電話番号が通知される。
したがって、デジタル電話交換機1では、転送が設定されている第1電話番号に呼がかかった場合に、例えば、第1電話番号にかかった呼の第3電話番号を、IP通信網32を介して第4電話番号の第2電話機50に通知し、引き続き、第2電話番号に呼を転送するとともに第1電話番号を第2電話番号の第2電話機50に通知することになる。
以上の処理において、デジタル電話交換機1は、上述の着信履歴と、転送履歴とを記録して管理サーバ10にアップロードするとともに、通話を録音する設定となっている場合に、通話を録音するとともに管理サーバ10に記憶されている第2電話機50である携帯電話機のメールアドレスに録音されたデータのファイルを添付してeメールを発信する。
上述の処理では、最終的に第2電話番号の第2電話機50と、第3電話番号の第3電話機40とを接続することになるが、第2電話機50の状況によっては、第2電話機50と第3電話機40との間の通話ができない可能性がある。以下に、上述の着信転送したのにも関わらず、第2電話番号の第2電話機50が応答しない場合の処理について説明する。
第2電話機50が電源オフまたは電波圏外の場合について、図6のフローチャートを参照して説明する。ここでは、上述のステップS1からステップS3の処理により、第1電話番号の第1電話機20に着信された呼を第2電話番号の第2電話機50に転送する。この際には、上述のように第2電話機50にインストールされたVoIPアプリケーションに設定された第4電話番号に発信するとともに、第2電話機50の第2電話番号に呼を発信する。
しかし、第2電話機50は、電源オフまたは電波圏外となっているので、第2電話機50において、第4電話番号および第2電話番号に着信されない状態となる。この場合は、第4電話番号(第2電話番号)において着信できないことを示すコードをデジタル電話交換機1が受信して、これを識別する(ステップS11)。この場合に、デジタル電話交換機1では、発信している第3電話番号の第3電話機40において呼び出し音が鳴っている状態を継続させている。
デジタル電話交換機1では、管理サーバ10における転送設定18の不在ガイダンス設定または留守番電話設定に基づいて、不在ガイダンスを行うか、留守番電話のガイダンスを行う。不在ガイダンスを行う場合は、第3電話機40からの呼を第1電話番号に接続して、設定されている音声メッセージを出力する。また、留守番電話のガイダンスを行う場合には、第3電話機40からの呼を第1電話番号に接続して留守番電話のガイダンスを出力した後に録音を開始する(ステップS12)。
これにより、第2電話機50としての携帯電話機が電源オフや電波圏外となっている場合に、不在であることのメッセージを出力したり、留守番電話への伝言の録音を促したりすることが可能になる。
次に、第2電話機50としての携帯電話機において、着信した場合に携帯キャリア等が提供する留守番電話に転送する設定となっている場合について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
この場合も、上述のステップS1からステップS3の処理により、第1電話番号の第1電話機20に着信された呼を第2電話番号の第2電話機50に転送する。この際には、上述のように第2電話機50の第4電話番号に呼を発信するとともに、第2電話機50の第2電話番号に呼を発信する。
この際に、第2電話番号の第2電話機50から携帯キャリア等が提供する留守番電話のガイダンスが受信される。この場合には、デジタル電話交換機1で、音声ガイダンスを認識して携帯キャリアの留守番電話に接続されることを識別する(ステップS21)。この場合に、デジタル電話交換機1では、発信している第3電話番号の第3電話機40において呼び出し音が鳴っている状態を継続させている。
携帯キャリアの留守番電話に接続されることを識別したデジタル電話交換機1では、転送を止めるとともに、管理サーバ10における転送設定18の不在ガイダンス設定または留守番電話設定に基づいて、上述の電源オフ等の場合と同様に、不在ガイダンスを行うか、留守番電話のガイダンスを行う(ステップS22)。
この場合に、第1電話番号にかかった呼に関しては、携帯キャリアの留守番電話に伝言が録音されることはばなく、第3電話番号の第3電話機40に不在ガイダンスか留守番電話ガイダンスが行われることになり、留守番電話に対する伝言は、携帯キャリアの留守番電話に録音されずに、デジタル電話交換機1に録音されることになる。
次に、第2電話番号の第2電話機50に第3電話番号の第3電話機40からの呼が着信し、呼び出し音がなっている状態なのに、第2電話機50で着信した呼を所定時間以上受けない場合や、着信拒否の操作が行われた場合について図8のフローチャートを参照して説明する。
この場合も、上述のステップS1からステップS3の処理により、第1電話番号の第1電話機20に着信された呼を第2電話番号の第2電話機50に転送する。この際には、上述のように第2電話機50に第4電話番号に呼を発信するとともに、第2電話機50の第2電話番号に呼を発信する。
この際に、所定時間経過しても呼が接続されない場合や、第2電話機50から着信拒否を示す特定のコードが出力され、これをデジタル電話交換機1で受信して識別した場合に、デジタル電話交換機1で、第2電話番号に呼を接続できないと判定する(ステップS31)。この場合に、デジタル電話交換機1では、発信している第3電話番号の第3電話機40において呼び出し音が鳴っている状態を継続させている。
携帯キャリアの留守番電話に接続されることを識別したデジタル電話交換機1では、転送を止めるとともに、管理サーバ10における転送設定18の不在ガイダンス設定または留守番電話設定に基づいて、上述の電源オフ等の場合と同様に、不在ガイダンスを行うか、留守番電話のガイダンスを行う(ステップS32)。
このようなデジタル電話交換システム、デジタル電話交換方法、デジタル電話交換機および電話交換プログラムによれば、デジタル電話交換機1を用いて着信した呼を転送する場合に、転送先の携帯電話機(第2電話機50)に、発信元の電話番号と、着信先(転送元)の電話番号が通知されるので、携帯電話機の利用者は、携帯電話機に着信した呼がデジタル電話交換機1からの転送か否かと、着信した呼が誰なのか、または知らない人なのかを推測することができる。
したがって、業務でデジタル電話交換機1に収容されて着信元となる第1電話番号の第1電話機20を利用している場合に、着信して転送された電話に円滑に対応することができる。また、電話通信業者の転送サービスではなく、デジタル電話交換機1による転送機能を用いているので、転送された電話であってもデジタル電話交換機1の全ての機能を利用可能となる。
これにより、デジタル電話交換機1を自社もしくは自宅に設置し、公衆回線網30に接続する事で、自社もしくは自宅にかかってきた電話を、外出先であっても自社もしくは自宅にかかって来ている事を把握した上で、携帯電話機で対応する事ができるようになる。予めデジタル電話交換機1に、転送先の携帯電話番号、営業時間、不在応答ガイダンス、留守番電話などの各種設定を行う事で、例えば、起業間もないような企業やSOHO(Small Office/Home Office)、個人商店などで、お客様からの外線着信を携帯電話番号へ転送して応答し、もしくは営業時間外のガイダンスを流し、さらに要件の録音を行い、その録音内容をメールで送付することができるようになり、電話に出られない事による仕事上の機会損失を低減する事が可能となる。
同じく企業内におけるダイヤルイン番号に着信した場合などにも同様の事ができるようになる。また、データセンタ等にデジタル電話交換機1を設置し、レンタルオフィスやバーチャルオフィスにおける電話転送サービスに利用することができる。
1 デジタル電話交換機
10 管理サーバ(デジタル電話交換機の一部)
20 第1電話機
30 公衆回線網
31 携帯電話回線網
32 IP通信網
40 第3電話機
50 第2電話機

Claims (10)

  1. 公衆回線網に接続されるとともに、IP通信網に接続されるデジタル電話交換機と、当該デジタル電話交換機に収容された第1電話番号を有する第1電話機とを備え、第1電話機にかかった呼を前記公衆回線網の一部としての携帯電話回線網に接続されるとともに、前記IP通信網に接続され、かつ、第2電話番号を有する携帯電話機としての第2電話機に転送する機能を有するデジタル電話交換システムであって、
    前記デジタル電話交換機は、第3電話番号を有する第3電話機から前記公衆回線網を介して第1電話機に前記呼がかかり、かつ、第2電話機に第3電話機からの前記呼を転送する際に、当該第2電話機に、第3電話番号を通知するとともに、第1電話番号を通知することを特徴とするデジタル電話交換システム。
  2. 前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送する際に、第2電話機が、転送される前記呼の接続が行われない状況か否かを判定する機能を有し、前記呼の接続が行われない状況であると判定した場合に、第3電話機に対して、設定された内容の音声を送信することを特徴とする請求項1に記載のデジタル電話交換システム。
  3. 前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送した場合に、第1電話機への前記呼の着信の履歴を記憶するとともに、前記呼の第2電話機への転送の履歴を記憶し、かつ、通話音声を録音する機能を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデジタル電話交換システム。
  4. 公衆回線網に接続されるとともに、IP通信網に接続されるデジタル電話交換機と、当該デジタル電話交換機に収容された第1電話番号を有する第1電話機とを備え、第1電話機にかかった呼を前記公衆回線網の一部としての携帯電話回線網に接続されるとともに、前記IP通信網に接続され、かつ、第2電話番号を有する携帯電話機としての第2電話機に転送する機能を有するデジタル電話交換システムにおけるデジタル電話交換方法であって、
    前記デジタル電話交換機は、第3電話番号を有する第3電話機から前記公衆回線網を介して第1電話機に前記呼がかかり、かつ、第2電話機に第3電話機からの前記呼を転送する際に、当該第2電話機に、第3電話番号を通知するとともに、第1電話番号を通知することを特徴とするデジタル電話交換方法。
  5. 前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送するに際し、第2電話機が、転送される前記呼の接続が行われない状況か否かを判定し、前記呼の接続が行われない状況であると判定した場合に、第3電話機に対して、設定された内容の音声を送信することを特徴とする請求項4に記載のデジタル電話交換方法。
  6. 前記デジタル電話交換機は、第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送した場合に、第1電話機への前記呼の着信の履歴を記憶するとともに、前記呼の第2電話機への転送の履歴を記憶し、かつ、通話音声を録音可能なことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のデジタル電話交換方法。
  7. 公衆回線網に接続されるとともに、IP通信網に接続され、第1電話機の第1電話番号が収容され、第1電話機にかかった呼を前記公衆回線網の一部としての携帯電話回線網に接続されるとともに、前記IP通信網に接続され、かつ、第2電話番号を有する携帯電話機としての第2電話機に転送する機能を有するデジタル電話交換機であって、
    第3電話番号を有する第3電話機から前記公衆回線網を介して第1電話機に前記呼がかかり、かつ、第2電話機に第3電話機からの前記呼を転送する際に、当該第2電話機に、第3電話番号を通知するとともに、第1電話番号を通知することを特徴とするデジタル電話交換機。
  8. 第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送する際に、第2電話機が、転送される前記呼の接続が行われない状況か否かを判定する機能を有し、前記呼の接続が行われない状況であると判定した場合に、第3電話機に対して、設定された内容の音声を送信することを特徴とする請求項7に記載のデジタル電話交換機。
  9. 第3電話機から第1電話機への前記呼を第2電話機に転送した場合に、第1電話機への前記呼の着信の履歴を記憶するとともに、前記呼の第2電話機への転送の履歴を記憶し、かつ、通話音声を録音する機能を備えることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のデジタル電話交換機。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のデジタル電話交換機としてコンピュータを動作させるプログラムであって、コンピュータを前記デジタル電話交換機として機能させることを特徴とする電話交換プログラム。
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