JP5232173B2 - サーバ装置、及び、メッセージ送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メッセージを送信するサーバ装置、及び、メッセージ送信方法に関する。
従来、ユーザにより蓄積された情報を通信に利用する例としては、留守番電話サービスにおける応答メッセージがある。留守番電話サービスとは、発信者端末からの呼び出しに対して着信者端末が応答できないときに、着信者端末のユーザが予め録音しておいた応答メッセージを発信者端末に送出して代替するものである(例えば、特開2001−103132号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような留守番電話サービスにおけるメッセージ送信の仕組みは留守番電話サービス用途に特化されており、特定のタイミング及び条件でのみ送出される仕組みとなっている。したがって、メッセージを送出するタイミングの自由度や通信相手に応じた複数メッセージからの選択送出等の自由度を有しておらず、ユーザは、通信相手や発信時、着信時、通話時等の様々な通信サービス状態に応じて柔軟にメッセージを送信することができなかった。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、通信サービス状態の様々なタイミングで柔軟に任意のメッセージを送信することを可能とするサーバ装置、及び、メッセージ送信方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は、メッセージを蓄積する蓄積手段と、発信者の通信端末から前記発信者の通信相手の通信端末への発呼から通信中を経て呼の切断後までの複数の通信サービス状態を有する呼処理の過程において、通信サービス状態の発生を示す通信トリガポイントであって、メッセージ送信の契機である該通信トリガポイントを検出する通信トリガ検出手段と、
前記通信トリガ検出手段により前記通信トリガポイントが検出された際の前記通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、前記発信者又は前記発信者の通信相手の状態を表すプレゼンス情報と、前記発信者又は前記発信者の通信相手からの指示入力とに基づいて、送信すべきメッセージを判定する判定手段と、
前記通信トリガ検出手段により前記通信トリガポイントが検出された際に、前記判定手段により判定された送信すべきメッセージを前記蓄積手段から読出し、前記メッセージの送信先の通信端末に送信するメッセージ送信手段と、を備えることを特徴とするサーバ装置を提供する。
これによれば、サーバ装置は、呼処理の過程でメッセージ送信の契機となる通信サービス状態の発生が検出された際の通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、プレゼンス情報と、指示入力とに基づいて、送信すべきメッセージを判定し送信先に送信するため、通信サービス状態の様々なタイミングで柔軟に任意のメッセージを送信することが可能となる。
好ましい態様において、前記通信サービス状態の種類と、前記メッセージの送信先と、前記プレゼンス情報と、に基づいて、送信すべきメッセージを判定するための判定条件を記憶するメッセージ送信条件記憶手段をさらに備え、前記判定手段は、前記メッセージ送信条件記憶手段に記憶されている判定条件に基づいて、送信すべきメッセージを判定することを特徴とする。
別の好ましい態様において、グループを識別するためのグループ識別子と送信先である複数の通信端末を識別するための複数のユーザ識別子もしくは端末識別子とを対応付けて記憶する送信先グループ記憶手段をさらに備え、前記指示入力により入力される情報には、送信すべきメッセージを識別するためのメッセージ識別子と、グループ識別子とが含まれており、前記メッセージ送信手段は、前記指示入力により入力された情報に含まれるグループ識別子に対応付けられて前記送信先グループ記憶手段に記憶されている複数のユーザ識別子もしくは端末識別子で識別される複数の通信端末にメッセージを送信することを特徴とする。
これによれば、ユーザは指示入力の際にグループ識別子を指定することで、複数の通信端末にメッセージを送信することができるため、ユーザは複数の通信端末にメッセージを送信するために逐次指示入力する必要がなくなる。
別の好ましい態様において、前記指示入力により入力される情報には、送信先として指定された1又は複数のユーザ識別子もしくは端末識別子が含まれており、前記メッセージ送信手段は、前記ユーザ識別子もしくは端末識別子で識別される通信端末にメッセージを送信することを特徴とする。
これによれば、ユーザは、状況に応じて柔軟にメッセージの送信先を指定することができる。
別の好ましい態様において、前記通信トリガポイント検出の際のメッセージ送信の契機となる通信サービスの状態は、前記発信者の通信端末と前記発信者の通信相手の通信端末とが通信中の状態であることを特徴とする。
別の好ましい態様において、前記通信トリガポイント検出の際のメッセージ送信の契機となる通信サービスの状態は、前記発信者の通信端末からの発信に対して、前記発信者の通信相手の通信端末から応答があった状態であることを特徴とする。
別の好ましい態様において、前記通信トリガポイント検出の際のメッセージ送信の契機となる通信サービスの状態は、前記発信者の通信端末と前記発信者の通信相手の通信端末との通信が切断された状態であることを特徴とする。
別の好ましい態様において、前記メッセージの送信先は、前記発信者の通信相手の通信端末であることを特徴とする。
別の好ましい態様において、前記メッセージ送信手段は、前記通信トリガ検出手段により、前記通信トリガポイントが検出され、さらに前記プレゼンス情報の変化が検出された際に、前記通信トリガポイント検出の際の通信サービス状態および変化後のプレゼンス情報に対応するメッセージを前記メッセージの送信先の通信端末に送信することを特徴とする。
また、本発明は、サーバ装置が、発信者の通信端末から前記発信者の通信相手の通信端末への発呼から通信中を経て呼の切断後までの複数の通信サービス状態を有する呼処理の過程において、通信サービス状態の発生を示す通信トリガポイントであって、メッセージ送信の契機である該通信トリガポイントを検出する通信トリガ検出ステップと、前記通信トリガ検出ステップにおいて前記通信トリガポイントが検出されたときに、前記サーバ装置が、前記通信トリガポイントが検出された際の前記通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、前記発信者又は前記発信者の通信相手の状態を表すプレゼンス情報と、前記発信者又は前記発信者の通信相手からの指示入力とに基づいて、送信すべきメッセージを判定する判定ステップと、前記サーバ装置が、前記通信トリガ検出ステップにより前記通信トリガポイントが検出された際に、前記判定ステップにより判定された送信すべきメッセージを、蓄積装置から読出し、前記メッセージの送信先の通信端末に送信するメッセージ送信ステップと、を備えることを特徴とするメッセージ送信方法を提供する。
(発明の効果)
本発明によれば、サーバ装置は、呼処理の過程でメッセージ送信の契機となる通信サービス状態の発生が検出されたときに、該検出された通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、プレゼンス情報と、指示入力と、の少なくとも1つに基づいて、送信すべきメッセージを判定し送信先に送信するため、通信サービス状態の様々なタイミングで柔軟に任意のメッセージを送信することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る通信ネットワークの全体構成を示す図である。 同実施の形態に係るIMSの機能構成を示すブロック図である。 同実施の形態に係るメッセージ送信条件記憶部が記憶するテーブルの一例を示す図である。 同実施の形態に係るメッセージ送信条件記憶部が記憶するテーブルの一例を示す図である。 同実施の形態に係る送信先グループ記憶部が記憶するテーブルの一例を示す図である。 同実施の形態に係るトリガポイント及び当該トリガポイントにおいて送信されるメッセージの一例を説明するための図である。 同実施の形態に係るトリガポイント4でのメッセージ送信例を示すための図である。 同実施の形態に係るトリガポイント9及びトリガポイント10でのメッセージ送信例を示すための図である。 同実施の形態に係る通信サービス連携メッセージ送信処理の流れを示すためのフローチャートである。 同実施の形態に係るグループ送信先判別処理の流れを示すためのフローチャートである。
符号の説明
100 IMS
101 メッセージ送信条件記憶部
102 送信先グループ記憶部
103 通信トリガ検出部
104 判定部
105 メッセージ送信部
200 AN
300 情報蓄積装置
400a 発信者端末
400b 着信者端末
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る通信ネットワークの全体構成を示す図である。同図に示すように、通信ネットワークは、IMS(IP Multimedia Subsystem)100及びAN(Access Node)200を含むパケット交換機と、各種メッセージを蓄積する情報蓄積装置300とを含む通信システムと、当該通信システムを介して通信を行う発信者端末400a及び着信者端末400bと、を含んで構成される。
これらの装置はそれぞれ、図示せぬCPU(Central Processing Unit)と、通信処理プログラムやデータ等のソフトウェアを記憶するメモリやハードディスク等の記憶装置と、通信インターフェースとを備えている。
(IMSの構成)
図2は、IMS100の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、IMS100は、メッセージ送信条件記憶部101、送信先グループ記憶部102、通信トリガ検出部103、判定部104、及び、メッセージ送信部105を備えている。メッセージ送信条件記憶部101及び送信先グループ記憶部102はデータを記憶する記憶装置で実現され、通信トリガ検出部103、判定部104及びメッセージ送信部105は、IMS100のCPUが通信処理プログラムを実行することにより実現される機能である。
メッセージ送信条件記憶部101は、呼処理の過程で発生する通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、発信者又は当該発信者の通信相手(以下「発信者の通信相手」を「着信者」という)の状態を表すプレゼンス情報と、の少なくとも一つに基づいて、送信すべきメッセージを判定するための判定条件を記憶する。
ここで、「呼処理の過程で発生する通信サービス状態」としては、例えば、発信者端末400aが着信者端末400bを呼出中、発信時に着信者端末400bが圏外にある、留守番電話サービス接続時、発信時に着信者端末400bが圏内にあるが無応答、発信時に着信者端末400bが通信中、発信時に着信者端末400bが応答、発信者端末400aと着信者端末400bが通話中、切断時等が存在する。また、「プレゼンス情報」とは、例えば、「会議中」、「移動中」、「就寝中」等のユーザの状態を表す情報や、移動通信端末の位置登録等により得られる在圏情報、GPS(Global Positioning System)等の計測により得られる位置情報、移動通信端末の電源のON/OFFの情報、移動通信端末に対する通信操作の検出情報、移動通信端末と連動したセンサー情報等ネットワークが通信処理状態より判断しうる、ユーザの状態のことをいう。
図3及び図4には、メッセージ送信条件記憶部101が記憶するテーブルの一例を示す。図3は、通信サービス状態の種類と、発信者IDと、メッセージIDとが対応付けられたテーブルである。このテーブルは、検出された通信サービス状態と発信者が誰であるか(すなわち、発信者ID、ここでは発信者端末400aの電話番号)とに応じて、発信者の発信者端末400aに送信すべきメッセージを判定するためのテーブルである。
また、図4は、通信サービス状態の種類と、発信者IDと、着信者のプレゼンス情報とを対応付けたテーブルである。このテーブルは、検出された通信サービス状態と、着信者の現在の状態と、発信者が誰であるかに応じて、発信者の発信者端末400aに送信すべきメッセージを判定するためのテーブルである。
なお、メッセージ送信条件記憶部101に記憶されるテーブルはこれらに限定されることはなく、例えば、通信サービス状態と着信者IDと発信者のプレゼンス情報とを対応付けたテーブルを設けてもよいし、通信サービス状態の種類のみで送信すべきメッセージを判定するためのテーブルを設けてもよい。
また、これらのテーブルに判定条件を登録する際には、SS(supplementary service)信号、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やXCAP(XML configuration access protocol)による信号等を用いて、通信端末からIMS100に通信ネットワークを介して判定条件を送信可能である。
送信先グループ記憶部102は、グループ番号と複数の通信端末のIDである電話番号(MSISDN、TEL URI、SIP URI)や端末識別子(IMSI)とを対応付けて記憶する。図5には、送信先グループ記憶部102が記憶するテーブルの一例を示す。このテーブルは、発信者端末400aから受信したメッセージ送出指示信号にグループ番号が含まれていた場合に、グループ番号に対応する複数の電話番号や端末識別子で特定される通信端末各々にメッセージを送信するために使用される。
通信トリガ検出部103は、呼処理の過程でメッセージ送信の契機となる通信サービス状態の発生を検出する。なお、この契機を以下では「トリガポイント」ともいう。トリガポイントは、通信処理プログラムやデータベースを用いて予め設定しておくことが可能である。
判定部104は、通信トリガ検出部103によりトリガポイントとなる通信サービス状態が検出されたときに、当該検出された通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、発信者又は着信者のプレゼンス情報と、発信者又は着信者からの指示入力と、の少なくとも1つに基づいて、送信すべきメッセージを判定する。ここで、本実施の形態では、ユーザの「プレゼンス情報」はユーザ端末が在圏するAN200で管理されているものとする。なお、プレゼンス情報はIMS100内において管理されていてもよい。
メッセージ送信部105は、メッセージを送信先に送信するために、判定部104により判定された送信すべきメッセージのIDと送信先の電話番号もしくは端末識別子とを含むメッセージ送出指示信号を情報蓄積装置300に送信する。なお、メッセージ送信部105は、受信したメッセージ送出指示信号にグループ番号が含まれていた場合には、送信先グループ記憶部102を参照してグループ番号に対応するメッセージの送信先を判定した上で、メッセージ送出指示信号を生成する。
(情報蓄積装置の構成)
情報蓄積装置300は、複数のメッセージが蓄積されるデータベースを含んで構成される。当該データベースにはメッセージIDとメッセージ内容とが対応付けられて記憶されている。蓄積されるメッセージの種類としては、音声メッセージ、画像メッセージ、ファイル形式のメッセージ等が存在する。
情報蓄積装置300は、IMS100からメッセージ送出指示信号を受信した場合に、当該メッセージ送出指示信号に含まれるメッセージIDに対応するメッセージをデータベースから読み出し、メッセージ送出指示信号に含まれる電話番号もしくは端末識別子で識別されるメッセージ送信先に、読み出したメッセージを送信する。
なお、情報蓄積装置300へのメッセージの蓄積方法としては、例えば、通信端末から情報蓄積装置300への通信パスを設定した後に、通話、撮影、ファイルアップロード等により音声メッセージ、画像メッセージ、ファイル形式のメッセージ等を通信端末から情報蓄積装置300に送信することにより蓄積する。また、これらのメッセージは、ユーザが自作することもできるし、予め通信事業者やサービスプロバイダが用意したメッセージを取り込むことも可能である。事業者やサービスプロバイダがメッセージを用意し予め蓄積しておく手段としては、メロディーコール(登録商標)などの手順を用いることができる。
メッセージの登録は、メッセージの利用目的により、ユーザが行うものと、オペレータやサービスプロバイダなどが行うものとがある。すなわち、ユーザの意思によりユーザが送信したいメッセージはユーザが登録し、オペレータやサービスプロバイダなどが送信したいメッセージはオペレータやサービスプロバイダが登録する。
送信すべきメッセージを判定する判定手段のための指示入力としては、通信開始時、すなわち呼出中においては、ISUP/BISUP/移動通信のCC信号におけるSETUP信号や、SIPにおけるINVITE信号等に指示を重畳させることができる。また、通話パスが確立されてからの通信時や切断時においては、call hold信号や、PB信号、Reinvite、Option信号、終話・切断信号等に指示を重畳させることができる。
(ANの構成)
AN200は、パケット信号の交換を行うと共に、移動通信端末の在圏情報やプレゼンス情報等を管理し、移動通信端末の間のメッセージの授受を制御する。
AN200の記憶装置にはプレゼンスDB(Data Base)が設けられている。当該プレゼンスDBには、在圏する移動通信端末のユーザに関するプレゼンス情報が管理されている。当該プレゼンス情報は、ユーザが手動で登録する場合と、移動通信端末の位置登録等により得られる在圏情報、GPS(Global Positioning System)等の計測により得られる位置情報、移動通信端末の電源のON/OFFの情報、移動通信端末に対する通信操作の検出情報、移動通信端末と連動したセンサー情報等を、AN200が逐次受信することにより自動的に登録する場合とがある。これらのプレゼンスの(手動又は自動)登録、管理、プレゼンス変化の通知などに基づくプレゼンス変化の検出は、OMA(Open Mobile Alliance)のPresence_SIMPLE等の仕様に従い実現することができる。
(発信者端末及び着信者端末の構成)
発信者端末400a及び着信者端末400bは、音声、画像、ファイル等のデータの送受信が可能な移動通信端末である。発信者端末400a及び着信者端末400bのメモリには、電話番号及びユーザ名の一覧が記憶された電話帳データが記憶されている。発信者端末400a及び着信者端末400bは、電話帳データに基づいて、メッセージの送信先を指定するための送信先一覧を表示する機能、及び、送信先一覧の中から1又は複数の送信先の選択が行われた場合に、選択された送信先の電話番号を含むメッセージ送出指示信号を送信する機能を備えている。
(トリガポイントと送信メッセージの例)
次に、図6を参照して、メッセージ送信の契機となる各種トリガポイントと、当該トリガポイントにおいて送信されるメッセージの例について説明する。なお、図中の丸数字は、同数字で識別されるトリガポイントを示す。
トリガポイント1の通信サービス状態は「呼び出し中」である。このトリガポイントを契機として、接続中トーンの代わりにメッセージ(例えば、「会議中なので応答できません。」)が発信者端末400aに送信される。
トリガポイント2の通信サービス状態は、「留守電接続時」である。このトリガポイントを契機として、例えば、留守番電話応答メッセージが発信者端末400aに送信される。これに応答して、発信者のメッセージが録音される。
トリガポイント3の通信サービス状態は「着MS(Mobile Station)圏外時」であり、発信時に着信者端末400bが圏外にある場合である。着信者端末400bのユーザが留守番電話サービスに契約していない場合には、このトリガポイントを契機として、例えば、「ただ今電波の届かないところに居ります。」というメッセージが発信者端末400aに送信される。
トリガポイント4の通信サービス状態は「圏内無応答時」であり、発信時に着信者端末400bは圏内にあるが無応答の場合である。このトリガポイントを契機として、例えば、予め登録しておいたメッセージが着信者端末400bに送信される(図7参照)。この場合に送信されるメッセージは、オフフックせずに受け取れるファイル形式のメッセージが好ましい。このようなメッセージサービスは、例えば、緊急連絡網や、遠足等のイベントの有無の連絡に使用することができる。また、送信するメッセージに関して、発信者(もしくは着信者)のプレゼンス情報を参照し、発信者(もしくは着信者)の場所や状態、気分などに対応して、送信するメッセージを判別し、着信者端末400b(もしくは発信者端末400a)に送信することができる。
トリガポイント5の通信サービス状態は「着MS通話時」であり、着信者端末400bの着信者が通話中の場合である。このトリガポイントを契機として、例えば、「今電話中なので後でかけ直してください。」といったメッセージが発信者端末400aに送信される。
トリガポイント6の通信サービス状態も「着MS通話時」である。このトリガポイントを契機として、例えば、「○○さんから電話です。」といったメッセージが重畳されて、通話中の着信者が使用している着信者端末400bに送信される。
トリガポイント7の通信サービス状態は、「着MS応答時」である。このトリガポイントを契機として、呼び出し音の代わりに、例えば音楽等のメッセージが発信者端末400aに送信される。
トリガポイント8の通信サービス状態も「着MS応答時」である。このトリガポイントを契機として、「早く電話にでてください。」等のメッセージが着信者端末400bに送信される。
トリガポイント9の通信サービス状態は「通話時」であり、このトリガポイントを契機として、メッセージが発信者端末400aに送信される。
トリガポイント10の通信サービス状態も「通話時」であり、このトリガポイントを契機として、メッセージが着信者端末400bに送信される。
例えば、「通話時」において、発信者(もしくは着信者)のプレゼンスが「圏外」や「別のアプリケーションが起動した」などに変化した場合に、プレゼンス内容に応じたメッセージを着信者端末400b(もしくは発信者端末400a)に送信することができる。この場合に、発信者(着信者)のプレゼンスに変化が生じ、メッセージ送出対象のプレゼンス条件となったことを判定部104で検出し、送信メッセージを判定し、メッセージ送信部105に指示することによりメッセージが送信される。
なお、トリガポイント9及びトリガポイント10においては、図8に示すように、発信者と着信者は動画等のメッセージを共有しながら通話することもできる。この場合は、「通話時」に発信者もしくは着信者のいずれかによる指示入力によりメッセージを送信することができる。
トリガポイント10’の通信サービス状態は「留守番電話応答時」である。このトリガポイントを契機として、留守番電話サービスセンタに録音されたメッセージが発信者端末400aに送信される。
トリガポイント11の通信サービス状態は、「切断後」である。このトリガポイントを契機として、例えば、通話中に伝え忘れたメッセージや通話内容記録等のデータが発信者端末400aに送信される。
トリガポイント12の通信サービス状態も「切断後」であり、このトリガポイントを契機として、例えば、例えば、通話中に伝え忘れたメッセージや通話内容記録等のデータが着信者端末400bに送信される。
また、トリガポイント11及び12において、オペレータやサービスプロバイダが、ユーザへの周知事項などの情報を含んだメッセージを登録し、「切断後」のタイミングで、発信者端末400aと着信者端末400bとの少なくとも一方にメッセージを送信することも可能である。
実施例1)
次に、図9に示すフローチャート及び図6に示すトリガポントを参照しながら、実施例1について説明する。
着信者(もしくは発信者)は、予め、状況や相手によって使い分けたい複数のメッセージ、例えば、「5分後に電話します(メッセージID:001)」、「今電車に乗っています、電車を降りてから連絡します(メッセージID:002)」、「本日お休みです。明日朝連絡します。(メッセージID:003)」等のメッセージを情報蓄積装置300に登録しておく。
発信者端末400aから着信者端末400bへの着信呼び出し中のタイミング(図6に示すトリガポイント7)に、着信者が会議中や移動中等、何らかの状況によって応答できない場合に、着信者は着信者端末400bを操作してメッセージIDを指定し、メッセージ送信の指示入力を行う。これにより、着信者端末400bは、指定されたメッセージIDを含むメッセージ送出指示信号を通信システムに送出する。
通信システムでは、IMS100は、通信トリガ検出部103がトリガポイント7を検出したときに(ステップS101)、メッセージ送出指示信号を着信者端末400bから受信する。IMS100の判定部104は、当該メッセージ送出指示信号に含まれるメッセージIDを読み出し、当該メッセージIDで識別されるメッセージを発信者端末400aに送信すべきことを認識する(ステップS102)。メッセージ送信部105は、情報蓄積装置300に対して、当該メッセージIDで識別されるメッセージを発信者端末400aに送信するように指示し(ステップS103)、情報蓄積装置300は当該メッセージIDに対応付けられてデータベースに記憶されているメッセージを発信者端末400aに向けて送信する。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。実施例1では着信者の指示入力に基づいて送信すべきメッセージが判定されたが、実施例2では予め登録された判定条件に基づいて送信すべきメッセージが判定される。前提として、IMS100のメッセージ送信条件記憶部101には、図4に示すテーブルが着信者により予め登録されており、プレゼンスDBには、着信者の現在の状態「会議中」が登録されているものとする。
発信者は、電話番号T001の発信者端末400aを用いて、着信者端末400bに発信する。
これにより、IMS100の通信トリガ検出部103は、トリガポイント7「着MS応答時」を検出する(ステップS101)。IMS100の判定部104は、プレゼンスDBから着信者のプレゼンス「会議中」を取得する。そして、現在の通信サービス状態「着MS応答時」と、着信者の現在の状態「会議中」と、発信者端末400aの発信者ID「電話番号T001」と、に対応するメッセージIDが「01」であることを、図4に示すテーブルから判別する(ステップS102)。メッセージ送信部105は、判定部104が判別したメッセージID01で識別されるメッセージを発信者端末400aに送信するように指示し(ステップS103)、情報蓄積装置300は当該メッセージID01に対応付けられてデータベースに記憶されているメッセージを発信者端末400aに向けて送信する。
このように、発信者IDに応じたメッセージIDの登録や、自己の状態に応じたメッセージの登録を予め行っておくことで、メッセージ送信のための操作を省略することができる。
(実施例3)
実施例3は、予め登録された定型メッセージを送信する例である。発信者は、予め「急ぎの用があるのですぐに電話ください(メッセージID:04)」、「緊急連絡網が発動されました。内容は○○です。(メッセージID:05)」、「○○の用件について、YesかNoかメールで返事を下さい(メッセージID:06)」等、相手に伝えたいメッセージを情報蓄積装置300に登録しておく。そして、発信者は、相手の着信者端末400bの電話番号を発信者端末400aに入力して発信する。次いで、発信者は送信すべきメッセージIDを指定し、メッセージ送信の指示入力を行う。これにより、発信者端末400aはメッセージ送出指示信号をネットワークに送信する。
相手が応答した場合に、IMS100の通信トリガ検出部103は、図6に示すトリガポイント10を検出する。また、相手が応答しない場合には、通信トリガ検出部103はトリガポイント4を検出する。あるいは、相手が契約している留守番電話サービスセンタが応答した場合には、通信トリガ検出部103はトリガポイント10’を検出する(ステップS101)。
通信システムのIMS100は、発信者端末400aから受信したメッセージ送出指示信号に含まれるメッセージIDから送信すべきメッセージを判別する(ステップS102)。メッセージ送信部105は、当該メッセージIDで識別されるメッセージを着信者端末400bに送信するように情報蓄積装置300に対して指示し(ステップS103)、情報蓄積装置300は当該メッセージIDに対応付けられてデータベースに記憶されているメッセージを着信者端末400bに向けて送信する。
なお、電話番号を入力して発信する際に、電話番号にメッセージIDを付加入力して発信できるようにしてもよい。この場合には、通信システムのIMS100は、メッセージ送出指示信号に含まれる付加番号の形式から、メッセージ送出要求の発信手順であることを判別することとなる。
このように予めメッセージをデータベースに登録しておくことで、発信者は発信の度に同じメッセージ内容の入力を繰り返す必要がなくなり、正確な情報を伝えることができる。
(実施例4)
次に、図9及び図10に示すフローチャートを参照して、実施例4について説明する。実施例4では、予め登録された定型メッセージを、グループ番号を指定して複数の相手に送信する場合について説明する。
まず、発信者は、発信者端末400aを操作して、メッセージIDとグループ番号を指定して発信する。これにより、発信者端末400aは、メッセージ送出指示信号を通信システムに送信する。
通信システムでは、IMS100がメッセージ送出指示信号を受信すると、通信トリガ検出部103はトリガポイントを検出する(図9のステップS101)。トリガポイントを検出する手順は実施例3と同様である。
次いで、判別部104は、メッセージ送出指示信号に含まれるメッセージIDから送信すべきメッセージを判別する(ステップS102)。
さらに、メッセージ送信部105は、メッセージ送出指示信号のデータ形式から、グループ番号が指定されていることを判別し、メッセージ送出指示信号に含まれるグループ番号を特定する(図10のステップS201)。次いで、メッセージ送信部105は、送信先グループ記憶部102を参照して、ステップS201で特定したグループ番号に対応付けられている複数の電話番号や端末識別子を特定する(図10のステップS202)。
メッセージ送信部105は、判別された複数の各電話番号や端末識別子で特定される各送信先に対して、順次若しくは並行してメッセージを送信する(図9のステップS103)。このように、発信者は、メッセージ送信の指示入力の際にグループ番号を指定することで、グループ番号に対応する複数の通信端末にメッセージを送信することができるため、ユーザは逐次入力する手間を省くことができる。
(実施例5)
次に、実施例5について説明する。実施例4ではグループ番号により複数の送信先を指定したが、実施例5では送信先一覧から1又は複数の送信先を指定する。
発信者は、発信者端末400aを操作してディスプレイに送信先一覧を表示し、当該送信先一覧の中から1又は複数の送信先を選択する入力を行う。これにより、発信者端末400aは、選択された1又は複数の送信先の電話番号を含むメッセージ送出指示信号を送信する。
これにより、IMS100のメッセージ送信部105は、発信者端末400aから受信したメッセージ送出指示信号に含まれる1又は複数の電話番号で識別される通信端末にメッセージを送信することとなる。
実施例5では、発信者はメッセージの送信先を逐次指定する必要があるが、状況に応じて柔軟にメッセージの送信先を指定することが可能となる。
(実施例6)
実施例6においては、各種トリガポイントにおいて送信可能なメッセージの例について説明する。
着MS応答時(例えば、図6に示すトリガポイント7又は8)においては、発信者(もしくは着信者)のプレゼンス情報を参照し、発信者(もしくは着信者)の場所や状態、気分などに対応して、送信するメッセージを判別し着信者端末400b(もしくは発信者端末400a)にメッセージを送信することができる。このように通話に移行する前の応答時に、あらかじめ相手のプレゼンス、例えば、「今は忙しい」などの状態、「今は悲しい気持ち」などの気分に応じたメッセージを受け取っておくことにより、通話時の心積もりをすることができる。
通信開始時(例えば、図6に示すトリガポイント9又は10)においては、「この通話は、記録のために通話内容を録音します。」等の、予め登録しておいたメッセージを流した後に、通信を始めることができる。この場合には、実施例3で説明した発信手順を利用することができる。
また、キャッチホン(登録商標)などの通信保留を行うタイミング(例えば、トリガポイント9又は10)で「今、キャッチホンが入ったのでちょっと待ってください。」等のメッセージを送信することができる。
また通話中(トリガポイント9又は10)には、「もうすぐトンネルに入るので通話が途切れるから待って。」等のメッセージを送信することで、電波状態が悪いときの補助手段として利用することができる。また、「今、会議中なのでこちらから話せないけど、用件だけ話してください。」等のメッセージを送信したり、さらには、「はい」、「いいえ」のメッセージ送信により相手に返事をすることができる。このような送信するメッセージの組み合わせにより、例えば、周囲の事情で発言できない場合であっても、会話を成り立たせることが可能となる。
これら通信中(トリガポイント9又は10)におけるメッセージ送出は、ユーザの指示入力によって行う以外にも、プレゼンスの変化を契機として送出することができる。例えば、発信者(もしくは着信者)のプレゼンスが「圏外」や「別のアプリケーションが起動した」などに変化した場合に、プレゼンス内容に応じたメッセージを着信者端末400b(もしくは発信者端末400a)に送信することができる。この場合に、発信者(着信者)のプレゼンスに変化が生じ、メッセージ送出対象のプレゼンス条件となったことを判定部104で検出し、送信メッセージを判定し(図9のステップS102)、メッセージ送信部105に指示することによりメッセージが送信される(図9のステップS103)。このようにプレゼンスの変化をネットワークが自動的に検出し、メッセージを送出することにより、ユーザが指示入力する手間を省き、また、圏外や作業中などにより指示入力ができない状況下でも、速やかにメッセージを送出することが可能となる。
また、通信終了後には(トリガポイント11又は12)、「今の電話、ごめん」「直接いえないけど、ありがとう」等のメッセージを送信することにより、発信者又は着信者の感情を代弁することも可能である。なお、送信するメッセージは音声・オーディオ通信における音声や音楽メッセージに限らず、映像通信パスでの通信で送信される映像メッセージであってもよい。また、トリガポイント11および12において、オペレータやサービスプロバイダが、ユーザへの周知事項などの情報を含んだメッセージを登録し、「切断後」のタイミングでユーザに送信することも可能である。このように、ユーザの「切断時」という、ユーザにとってわずらわしくないタイミングに、通信に係る情報(通話内容記録や課金情報など)を提供したり、オペレータやサービスプロバイダ都合による情報(工事情報、新サービス情報、サービス利用方法アドバイス)をメッセージとして効果的に送出することができる。
以上説明したように、IMS100は、呼処理の過程でメッセージ送信の契機となる通信サービス状態の発生が検出されたときに、当該検出された通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、プレゼンス情報と、の指示入力と、の少なくとも1つに基づいて、送信すべきメッセージを判定して送信先に送信するため、通信サービス状態の様々なタイミングで柔軟に通信サービスに連携したメッセージを送信することが可能となり、通信に連携させたメッセージ送信サービスが可能となる。
なお、上述した実施の形態において説明した通信システムの装置構成は一例に過ぎない。例えば、IMS100と情報蓄積装置300とは別の装置であるとして説明したが、IMS100がメッセージを蓄積する機能を備えていてもよい。また、IMS100が備える機能を複数の装置が備えていてもよい。
産業上の利用の可能性
本発明は、通信サービス状態の様々なタイミングで柔軟に通信サービスに連携したメッセージを送信するメッセージ送信サービスに利用することができる。

Claims (10)

  1. メッセージを蓄積する蓄積手段と、
    発信者の通信端末から前記発信者の通信相手の通信端末への発呼から通信中を経て呼の切断後までの複数の通信サービス状態を有する呼処理の過程において、通信サービス状態の発生を示す通信トリガポイントであって、メッセージ送信の契機である該通信トリガポイントを検出する通信トリガ検出手段と、
    前記通信トリガ検出手段により前記通信トリガポイントが検出された際の前記通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、前記発信者又は前記発信者の通信相手の状態を表すプレゼンス情報と、前記発信者又は前記発信者の通信相手からの指示入力とに基づいて、送信すべきメッセージを判定する判定手段と、
    前記通信トリガ検出手段により前記通信トリガポイントが検出された際に、前記判定手段により判定された送信すべきメッセージを前記蓄積手段から読出し、前記メッセージの送信先の通信端末に送信するメッセージ送信手段と、を備えることを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記通信サービス状態の種類と、前記メッセージの送信先と、前記プレゼンス情報と、に基づいて、送信すべきメッセージを判定するための判定条件を記憶するメッセージ送信条件記憶手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記メッセージ送信条件記憶手段に記憶されている判定条件に基づいて、送信すべきメッセージを判定することを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. グループを識別するためのグループ識別子と通信端末を識別するための複数のユーザ識別子もしくは端末識別子とを対応付けて記憶する送信先グループ記憶手段をさらに備え、
    前記指示入力により入力される情報には、送信すべきメッセージを識別するためのメッセージ識別子と、グループ識別子とが含まれており、
    前記メッセージ送信手段は、前記指示入力により入力された情報に含まれるグループ識別子に対応付けられて前記送信先グループ記憶手段に記憶されているユーザ識別子もしくは端末識別子で識別される通信端末にメッセージを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  4. 前記指示入力により入力される情報には、ユーザにより送信先として指定された1又は複数のユーザ識別子もしくは端末識別子が含まれており、
    前記メッセージ送信手段は、前記ユーザ識別子もしくは端末識別子で識別される通信端末にメッセージを送信することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のサーバ装置。
  5. 前記通信トリガポイント検出の際の前記通信サービスの状態は、前記発信者の通信端末と前記発信者の通信相手の通信端末とが通信中の状態であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のサーバ装置。
  6. 前記通信トリガポイント検出の際の前記通信サービスの状態は、前記発信者の通信端末からの発信に対して、前記発信者の通信相手の通信端末から応答があった状態であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のサーバ装置。
  7. 前記通信トリガポイント検出の際の前記通信サービスの状態は、前記発信者の通信端末と前記発信者の通信相手の通信端末との通信が切断された状態であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のサーバ装置。
  8. 前記メッセージの送信先は、前記発信者の通信相手の通信端末であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のサーバ装置。
  9. 前記メッセージ送信手段は、前記通信トリガ検出手段により、前記通信トリガポイントが検出され、さらに前記プレゼンス情報の変化が検出された際に、前記通信トリガポイント検出の際の前記通信サービス状態および変化後のプレゼンス情報に対応するメッセージを前記メッセージの送信先の通信端末に送信することを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載のサーバ装置。
  10. サーバ装置が、発信者の通信端末から前記発信者の通信相手の通信端末への発呼から通信中を経て呼の切断後までの複数の通信サービス状態を有する呼処理の過程において、通信サービス状態の発生を示す通信トリガポイントであって、メッセージ送信の契機である該通信トリガポイントを検出する通信トリガ検出ステップと、
    前記通信トリガ検出ステップにおいて前記通信トリガポイントが検出されたときに、前記サーバ装置が、前記通信トリガポイントが検出された際の前記通信サービス状態の種類と、メッセージの送信先と、前記発信者又は前記発信者の通信相手の状態を表すプレゼンス情報と、前記発信者又は前記発信者の通信相手からの指示入力とに基づいて、送信すべきメッセージを判定する判定ステップと、
    前記サーバ装置が、前記通信トリガ検出ステップにより前記通信トリガポイントが検出された際に、前記判定ステップにより判定された送信すべきメッセージを、蓄積装置から読出し、前記メッセージの送信先の通信端末に送信するメッセージ送信ステップと、を備えることを特徴とするメッセージ送信方法。
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