JP3882775B2 - Ip電話装置およびip電話システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話回線網を介した一般電話機能に加え、インターネット電話機能を備えたIP電話装置およびIP電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット電話とは、インターネットを経由して音声をパケットにのせて双方向にやり取りする通話形態を意味するが、その従来技術としては、いわゆるコンピュータ・テレフォニに関するもの(たとえば、特許文献1参照)、インターネット電話と一般電話(通常電話)との両方が可能なもの(たとえば、特許文献2参照)などが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−103360号公報(第3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平10−155034号公報(第6−9頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術では、インターネット電話と一般電話との両方が使用可能な場合、通話中にインターネット電話と一般電話とのどちらを使用しているのかわからなくなってしまったり、特に、通信相手からの着呼に基づく通信の場合、インターネット電話によるものか、一般電話によるものかが利用者に分からないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、インターネット電話と一般電話とのどちらを使用中か知らせることができるIP電話装置およびIP電話システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明のIP電話装置は、少なくとも1の子機との間で無線通信を行う無線通信機能と電話回線網を介して伝送される音声を送受話器若しくは前記無線通信機能を用いた前記子機により送受させる電話通話機能とインターネットを介して伝送される音声を前記送受話器若しくは前記無線通信機能を用いて前記子機により送受させるインターネット通話機能とを有し、前記送受話器または前記子機で前記電話通話機能若しくは前記インターネット通話機能によって通話が可能なIP電話装置であって、相手先を指定する所定の情報を入力するための入力手段と、前記送受話器または前記子機によるオフフック操作とともに、前記入力手段若しくは前記子機から前記相手先を指定する所定の情報が入力されると、当該情報に基づいて、前記電話通話機能あるいはインターネット通話機能のいずれの通話機能が選択されたかを検出する使用通話機能検出手段と、前記使用通話機能検出手段により検出された通話機能を前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機以外の子機が使用中であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により使用中でないと判断された場合に、前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機を、前記選択された通話機能によって前記相手先に接続する通話制御手段と、前記通話制御手段により前記相手先に接続された通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する使用通話機能報知手段とを有することを特徴とする。
【0007】
このようなIP電話装置によれば、ユーザが一般電話あるいはインターネット電話のいずれか一方を使用して通話する際に、選択された方の通話機能が子機により使用されていない場合に、現に選択された電話通話機能あるいはインターネット通話機能のいずれかによって通話が行われると、一般電話あるいはインターネット電話のどちらを使用中か知らせることができる。
【0008】
また、請求項2に記載した発明のIP電話装置は、請求項1に記載のIP電話装置であって、前記使用通話機能検出手段は、前記情報に前記インターネット通話機能を選択することを示す選択コマンドが含まれているか否かにより前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれかが選択されたかを検出する。
【0009】
このようなIP電話装置によれば、請求項1に記載のIP電話装置による効果に加えて、発呼時にはインターネット通話機能を選択することを示す選択コマンドが含まれているか否かによりインターネット電話がかけられることを知らせることができる。
【0010】
さらに、請求項3に記載した発明のIP電話装置は、請求項1または2に記載のIP電話装置であって、前記判断手段により使用中であると判断された場合、前記選択された通話機能が使用できない旨の警告を行う警告手段と、前記判断手段により使用中であると判 断された場合、前記警告を行わせるべく、前記無線通信機能により前記子機に前記選択された通話機能が使用できない旨の情報を送信する警告情報送信手段とを更に備えている。
【0011】
このようなIP電話装置によれば、請求項1または2に記載のIP電話装置による効果に加えて、選択された通話機能が使用できないときは、ユーザにその旨を警告報知することができる。
【0012】
また、請求項4に記載した発明のIP電話装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のIP電話装置であって、着呼があると、その着呼が前記インターネット通話機能を用いた着呼であるのか前記電話通話機能を用いた着呼であるのかを判別する着呼判別手段と、前記着呼判別手段により判別された通話機能がインターネット通話機能である場合、インターネット通話機能を前記子機が使用中であるか否かを判断する第2の判断手段と、前記着呼判別手段による前記電話通話機能を用いた着呼であるとの判別若しくは第2の判断手段による前記子機がインターネット通話機能を使用中でないとの判別がなされると、呼出音を鳴動させる鳴動手段と、呼出音を鳴動させる鳴動手段と、前記電話通話機能を用いた着呼であるとの判別若しくは前記子機がインターネット通話機能を使用中でないとの判別がなされると、呼出音を鳴動させるべく、前記無線通信機能により前記子機に鳴動を指示する情報を送信する鳴動情報送信手段と、を更に備え、前記通話制御手段は、前記呼出音の鳴動に応じてオフフック操作がなされた前記送受話器または前記子機を前記相手先と接続し、前記使用通話機能報知手段は、着呼後の通話で使用される通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する。
【0013】
このようなIP電話装置によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載のIP電話装置による効果に加えて、着呼による通話中においても一般電話あるいはインターネット電話のどちらを使用中かを知らせることができる。
【0014】
さらに、請求項5に記載した発明のIP電話装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のIP電話装置であって、前記子機は、前記相手先に接続された通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する第2の使用通話機能報知手段を備え、前記第2の使用通話機能報知手段に使用中の通話機能を報知させるべく、前記子機に使用中の通話機能の情報を送信する通話機能情報送信手段を更に備える。また、請求項6に記載した発明のIP電話装置は、請求項5に記載のIP電話装置であって、前記使用通話機能報知手段及び前記第2の使用通話機能報知手段は、表示手段により前記一般電話中あるいはインターネット電話中を表示し、前記インターネットを介するインターネット電話中であることを報知するための第1の表示手段と、前記電話回線網を介する一般電話中であることを報知するための第2の表示手段とをそれぞれ備える。
【0015】
このようなIP電話装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載のIP電話装置による効果に加えて、送受話器と子機の双方に対してインターネット電話と一般電話とのどちらが使用中にあるかを知らせることができる。また、請求項6に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項5に記載のIP電話装置による効果に加えて、一般電話中とインターネット電話中とで表示手段を変えて知らせることができる。
【0016】
また、請求項に記載した発明のIP電話装置は、請求項に記載のIP電話装置であって、前記第1および第2の表示手段は、バックライトを有する共通の液晶表示装置で構成され、前記第1の表示手段は、前記バックライトを駆動して第1の発光色で発光し、前記第2の表示手段は、前記バックライトを駆動して第2の発光色で発光する。
【0017】
このようなIP電話装置によれば、請求項に記載のIP電話装置による効果に加えて、一般電話中とインターネット電話中とで表示色を変えて知らせることができる。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
また、請求項に記載した発明のIP電話システムは、少なくとも1の子機との間で無線通信を行う無線通信機能と電話回線網を介して伝送される音声を送受話器若しくは前記無線通信機能を用いた前記子機により送受させる電話通話機能とインターネットを介して伝送される音声を前記送受話器若しくは前記無線通信機能を用いて前記子機により送受させるインターネット通話機能とによる通話機能を有し、前記送受話器または前記子機で前記電話通話機能若しくは前記インターネット通話機能によって通話が可能なIP電話装置と、このIP電話装置と前記インターネットとの間に接続されたコンピュータとを含むIP電話システムであって、前記IP電話装置に、相手先を指定する所定の情報を入力するための入力手段と、前記送受話器または前記子機によるオフフック操作とともに、前記入力手段若しくは前記子機から相手先を指定する所定の情報が入力されると、当該情報に基づいて、前記電話通話機能あるいはインターネット通話機能のいずれの通話機能が選択されたかを検出する使用通話機能検出手段と、前記使用通話機能検出手段により検出された通話機能を前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機以外の子機が使用中であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により使用中でないと判断された場合に、前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機を、前記選択された通話機能によって前記相手先に接続する通話制御手段と、前記通話制御手段により前記相手先に接続された通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する使用通話機能報知手段とを設けたことを特徴とする。
【0029】
このようなIP電話システムによれば、請求項1に記載のIP電話装置によるものと同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0031】
図1は、本発明に係るIP電話システムを説明するためのブロック図である。
【0032】
IP電話システム1は、図1に示すように、電話回線網100経由で伝送される音声信号に基づく音声通話を行う機能を有するIP電話装置10と、インターネット200経由でデータ通信可能なパーソナルコンピュータ(以降、PCとする)20とが、音声信号を伝送可能なオーディオケーブル300、制御信号を伝送可能なUSB(Universal Serial Bus)ケーブル400それぞれを介して接続されてなるものである。
【0033】
IP電話装置10は、装置全体の動作を制御する制御部11、音声信号に基づく音声の再生および音声信号の記録を行う録再部12、ユーザインターフェース部(以降、ユーザI/Fとする)13、IP電話装置10本体から取り外した状態で使用する送受話器であるハンドセット14、音声を入出力する音声入出力部15、無線通信用の無線通信部16、電話回線網100経由で伝送される音声信号を入出力するNCU(Network Control Unit)17、オーディオケーブル300経由で伝送される音声信号を入出力する音声信号インターフェース部(以降、音声I/Fとする)18aおよびUSBケーブル400経由で伝送される制御信号を入出力する制御信号インターフェース部(以降、制御I/Fとする)18bからなる外部インターフェース部18、IP電話装置10内部における音声信号の伝送経路を切り替える経路切替部19、IP電話装置10本体(無線通信部16)との間で無線通信を行う無線通信用の子機端末30などを備えている。
【0034】
これらのうち、録再部12は、あらかじめ記録された各種音声信号に基づく音声を再生するメッセージ再生部12aと、留守録によるメッセージを音声信号として記録するメッセージ録音部12bとからなり、メッセージ再生部12aには、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音、留守録機能によりメッセージの録音を開始する旨を示す留守録メッセージなどの音声信号が記録されている。
【0035】
また、ユーザI/F13は、複数のキーで構成される操作キー13aおよび各種情報を表示する表示パネル13bからなり、操作キー13aは、複数の数字キー、音声通話の保留を開始・終了するための保留キー、外部との音声信号の入出力に利用する伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替えるための切替キー、音声通話を開始するための外線キー、音声通話を終了するための切キーなどで構成される。表示パネル13bは、互いに異なる色のバックライト13ba,13bbを有する液晶表示装置からなり、制御部10に制御されて文字情報を表示したり、バックライト色をオレンジやグリーンに変化させたりする。たとえば、バックライト13baは、発光色をオレンジ色、バックライト13bbは、発光色をグリーン色とする。
【0036】
また、音声入出力部15は、スピーカ15a、マイク15bおよびこれらを駆動する駆動回路15cで構成され、スピーカ15aから各種音声信号に基づく音声を出力する以外に、スピーカ15aおよびマイク15bを送受話器として音声通話(ハンズフリー通話)を行うために使用することもできる。
【0037】
また、無線通信部16は、子機端末30との間で音声信号を含めた各種信号を無線通信で送受信することにより無線通話を実現する。経路切替部19は、制御部11の指令を受けて、IP電話装置10外部との音声信号の入出力に使用する伝送経路を、NCU17または音声I/F18aのいずれかに切り替える。なお、この伝送経路は、初期状態においてNCU17に切り替えられている。
【0038】
また、この経路切替部19は、送受話器として機能する各構成(ハンドセット14、音声入出力部15、子機端末30(無線通信部16)のいずれか;以降、送受話器類とする)により通話を開始するための操作(以降、オフフック操作とする)が行われた場合に、外部から入力される音声信号の伝送先および外部へ出力する音声信号の伝送元を、いずれかの送受話器類に設定する。具体的には、ハンドセット14がIP電話装置10本体から取り外された場合はハンドセット14に設定され、ユーザI/F13の操作キー13aにより外線キーが押下された場合は音声入出力部15に設定され、子機端末30により通話を開始するための操作(後述の操作キー33を構成する外線キーによる)が行われた場合には無線通信部16に設定される。一方、送受話器類により通話を終了するための操作(以降、オンフック操作とする)が行われた場合には、いずれかの送受話器類に設定された音声信号の伝送先および伝送元を解除する。具体的には、ハンドセット14がIP電話装置10本体に戻された場合、ユーザI/F13の操作キー13aにより切キーが押下された場合、または、子機端末30により通話を終了するための操作が行われた場合に、音声信号の伝送先および伝送元が解除される。
【0039】
また、子機端末30は、子機端末30全体の動作を制御する制御部31、スピーカとマイクおよびこれらを駆動する駆動回路からなる送受話部32、複数のキーで構成される操作キー33、各種情報を表示する表示パネル34、あらかじめ記録された各種音声信号に基づく音声を再生する再生部35、スピーカおよびスピーカを駆動する駆動回路からなり再生部35で再生された音声を出力するスピーカ部36、IP電話装置10本体(の無線通信部16)との間で音声信号を含めた各種信号を無線信号により送受信する無線通信部37などを備えている。この子機端末30の備える操作キー33は、複数の数字キー、音声通話を開始するための外線キー、音声通話を終了するための切キー、音声通話の保留を開始・終了するための保留キーなどで構成される。また、再生部35には、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音などの音声信号が記録される。さらに、表示パネル34は、異なる色のバックライト34a,34bを有する液晶表示装置からなり、制御部31に制御されて文字情報を表示したり、バックライト色をオレンジやグリーンに変化させたりする。たとえば、バックライト34aは、発光色をオレンジ色、バックライト34bは、発光色をグリーン色とする。
【0040】
PC20は、PC20全体の動作を制御する制御部21、各種情報を記憶する記憶部22、PC20をインターネット200に接続するための通信部23、オーディオケーブル300を介して音声信号を入出力する音声信号インターフェース部(以降、音声I/Fとする)24aおよびUSBケーブル400を介して制御信号を入出力する制御信号インターフェース部(以降、制御I/Fとする)24bからなる外部インターフェース部24、キーボードおよびマウスなどからなる操作部25、ディスプレイ26などを備えている。
【0041】
また、このPC20には、インターネット200経由で伝送される音声信号に基づく音声通話を実現する機能(以降、インターネット通話機能とする)を有している。このインターネット通話機能は、記憶部22に組み込まれたアプリケーションソフト(以降、通話用ソフトとする)で示される手順に従って以下に示す通話開始処理、送受話処理および通話終了処理を実行することにより実現される機能である。
【0042】
まず、通話開始処理は、インターネット200を介してデータ通信可能な他のPCのうち、同じ通話用ソフトが組み込まれたPCとのコネクションを確立(論理的な通信路の接続)することによって、このPCとのデータ通信を開始するための処理である。この通話開始処理は、通話用ソフトが起動した状態で操作部25により相手側のPCを指定する操作が行われた際に実行される。なお、通話用ソフトは、この通話開始処理が行われて、インターネット通信機能による音声通話が開始された以降、通話終了処理が行われてインターネット通信機能による音声通話が終了されるまでの間、音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、制御I/F24bおよびUSBケーブル400を介してIP電話装置10へ出力し続けるように構成されている。
【0043】
また、送受話処理は、音声信号に基づいてパケット単位のデータを生成し、このデータを通信部23およびインターネット200経由で、コネクション確立中のPCへ送信すると共に、インターネット200および通信部23経由でコネクション確立中のPCから送信されてきたパケット単位のデータに基づいて音声信号を生成する処理である。本実施形態においては、オーディオケーブル300および音声I/F24a経由でIP電話装置10から入力される音声信号に基づきパケット単位のデータが生成され、このデータがインターネット200に出力される。また、パケット単位のデータに基づいて生成された音声信号は音声I/F24aおよびオーディオケーブル300経由でIP電話装置10に出力される。この送受話処理は、通話開始処理が実行された後、通話終了処理が実行されるまで繰り返し実行される処理であり、これによって、PC20(に接続されたIP電話装置10)とインターネット200を介して接続されたPCとの間で音声通話が実現される。
【0044】
そして、通話終了処理は、コネクション確立中のPCとのコネクションを解放(論理的な通信路の切断)することによって、インターネット通話機能の利用を終了する処理である。この通話終了処理は、操作部25により通話相手として別のPCを指定する操作や、通話用ソフトを終了させるための操作が行われた際に実行される。なお、通話用ソフトは、通話用ソフト自身を終了させる操作が行われた際に、この通話用ソフトの組み込まれたPCからコネクション確立中のPCへ、コネクションの解放を通知するための解放信号を送信させるように構成されており、PC20は、この解放信号を受信した場合にも通話終了処理を実行する。
【0045】
なお、詳細な説明は省略するが、このPC20の通信部23からインターネット200までに至る通信経路のうち一部の区間(利用者側から電話局側までの区間)には、IP電話装置10のNCU17から電話回線網100に至る区間を接続する電話回線が併用されている。この区間においては、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber line)技術によって、電話回線網100を介して伝送される音声信号と、インターネット200を介して伝送されるデータとが重畳された状態で伝送される。
【0046】
上記IP電話装置10の制御部11は、電話通話機能あるいはインターネット通話機能のいずれの通話機能が選択されたかを検出する使用通話機能検出手段と、使用通話機能検出手段の検出結果に応じて、電話回線網を介する一般電話中か、あるいはインターネットを介するインターネット電話中かを報知する使用通話機能報知手段とを実現している。この使用通話機能報知手段には、表示手段としての表示パネル13bが含まれ、表示パネル13bは、電話回線網を介する一般電話中であることを報知するための第1の表示手段(バックライト13ba)と、インターネットを介するインターネット電話中であることを報知するための第2の表示手段(バックライト13bb)とを備える。無線通信部16は、子機(子機端末30)を接続するための子機接続手段を実現している。子機端末30は、電話回線網を介する一般電話中であることを報知するための第3の表示手段(バックライト34a)と、インターネットを介するインターネット電話中であることを報知するための第4の表示手段(バックライト34b)とを備える。
【0047】
次に、要点となる動作について図面を参照して説明する。
【0048】
図2および図3は、電話をかける(発呼)場合のIP電話装置10の処理手順を示すフローチャートである。なお、インターネット電話によりインターネット200上の相手先に対して電話をかける場合には、相手先電話番号の前に「#」を付けて電話番号を入力する必要があり、この「#」の入力がインターネット電話選択コマンドに相当する。ちなみに、子機端末30から電話をかける場合も、IP電話装置10の処理手順としては図2と同様の内容となる。
【0049】
まず、図2に示すように、たとえばハンドセット14を持ち上げるなどしてオフフック操作されると(S1:YES)、その後制御部11は、相手先電話番号の入力操作が行われるのに応じてDTMF(Dual Tone Multi Frequency )信号が検出されるか否かを判断する(S2)。これは、子機端末30を用いて相手先電話番号の入力操作が行われ、それに応じて子機端末30から無線によりDTMF信号が送られてくる場合についても同様である。
【0050】
DTMF信号を検出すると(S2:YES)、制御部11は、DTMF信号にインターネット電話選択コマンドが含まれるか否かを判断する(S3)。
【0051】
インターネット電話選択コマンドが含まれる場合(S3:YES)、制御部11は、子機端末30を用いてインターネット電話を使用中か否かを調べる(S4)。ここで、インターネット電話は、図外の他の子機端末なども用いてたとえば3回線分まで同時に利用できるとする。
【0052】
子機端末30を用いてインターネット電話を使用中にない場合(S4:NO)、制御部11は、表示パネル13bに「インターネット電話接続中」を表示させるとともに、バックライト13baにオレンジ色として点滅させる(S5)。このとき、制御部11は、同様の動作を子機端末30上でも行わせるべく、そのための制御コマンドを子機端末30に送る。これにより、子機端末30上でも、表示パネル34に「インターネット電話接続中」が表示されるとともに、バックライト34aがオレンジ色として点滅する。
【0053】
そして、制御部11は、図3に示すように、インターネット電話接続処理を行う(S6)。このインターネット電話接続処理によれば、IP電話装置10がPC20を経由してインターネット200に接続され、インターネット200上の電話相手先の端末に対してアクセスが行われる。それに応じて電話相手先の端末がオフフック操作されると、インターネット200を介して音声パケットがやり取りされる。この音声パケットは、極めて高速にPC20の通信部23で処理され、音声信号としては、音声I/F24a,18aおよびオーディオケーブル300を介してIP電話装置10とPC20との間でやり取りされる。IP電話装置10上では、経路切替部19およびハンドセット14などを通じて音声が入出力される。これにより、ハンドセット14を介してインターネット電話による通話が行われる。なお、子機端末30からインターネット電話をかけた場合には、送受話部32、無線通信部37,16、経路切替部19、音声I/F18a,24a、およびオーディオケーブル300を介して音声信号がやり取りされ、子機端末30でもインターネット電話による通話が可能とされる。
【0054】
インターネット電話接続処理を開始してから所定時間が経過するまでに(S7:NO)、相手先との接続(コネクション)が確立すると(S8:YES)、制御部11は、表示パネル13bに「インターネット電話通話中」を表示させるとともに、バックライト13baにオレンジ色として点灯させる(S9)。このとき、制御部11は、同様の動作を子機端末30上でも行わせるべく、そのための制御コマンドを子機端末30に送る。これにより、子機端末30上でも、表示パネル34に「インターネット電話通話中」が表示されるとともに、バックライト34aがオレンジ色として点灯する。
【0055】
その後、ハンドセット14を用いたインターネット電話による通話を終え、オンフック操作されると(S10:YES)、制御部11は、インターネット電話接続切断処理を行い(S11)、表示パネル13bに「待機中」を表示させるとともに、バックライト13ba,13bbを消灯状態とした後(S12)、電話発呼処理を終える。ここで、S11のインターネット電話接続切断処理によれば、音声I/F24a,18a、オーディオケーブル300、経路切替部19、およびハンドセット14などからなる音声信号伝送経路が解除され、元の待機状態に戻る。この場合も、子機端末30上で表示パネル34に「待機中」が表示されるとともに、バックライト34a,34bが消灯状態とされる。
【0056】
S10において、依然としてオンフック操作されない場合(S10:NO)、制御部11は、オンフック操作されるまでS9に戻ってインターネット電話による通話状態を継続させる。
【0057】
S8において、相手先との接続を確立できない場合(S8:NO)、制御部11は、S7に戻る。
【0058】
S7において、相手先との接続を確立できずに所定時間が経過した場合(S7:YES)、制御部11は、表示パネル13bに「接続不可」を表示させるとともに、バックライト13ba,13bbを消灯状態とした後(S13)、電話発呼処理を終える。この場合も、子機端末30上で「接続不可」が表示されるとともに、バックライト34a,34bが消灯状態とされる。
【0059】
S4において、子機端末30を用いてインターネット電話を使用中の場合(S4:YES)、制御部11は、表示パネル13bに「使用中につき利用不可」といったメッセージを表示させた後(S14)、電話発呼処理を終える。この場合も、インターネット電話を使用していない図外の他の子機端末上で「使用中につき利用不可」が表示されるとともに、バックライトが消灯状態とされる。
【0060】
S3において、インターネット電話選択コマンドが含まれない場合(S3:NO)、制御部11は、図2に示すように、子機端末30を用いて一般電話を使用中か否かを調べる(S20)。ここで、一般電話は、IP電話装置10および子機端末30のうちの一つだけを用いて利用できるとする。
【0061】
子機端末30を用いて一般電話を使用中にない場合(S20:NO)、制御部11は、表示パネル13bに「一般電話接続中」を表示させるとともに、バックライト13bbにグリーン色として点滅させる(S21)。このときも、制御部11は、同様の動作を子機端末30上でも行わせるべく、そのための制御コマンドを子機端末30に送る。これにより、子機端末30上でも、表示パネル34に「一般電話接続中」が表示されるとともに、バックライト34bがグリーン色として点滅する。
【0062】
そして、制御部11は、図3に示すように、一般電話接続処理を行う(S22)。この一般電話接続処理によれば、IP電話装置10がNCU17などを介して電話回線網100に接続され、電話回線網100上の電話相手先の端末に対して呼出処理が行われる。それに応じて電話相手先の端末がオフフック操作されると、電話回線網100を介して音声信号がやり取りされる。この音声信号は、NCU17、経路切替部19、ハンドセット14を通じてやり取りされる。これにより、ハンドセット14を介して一般電話による通話が行われる。なお、子機端末30から一般電話をかけた場合には、NCU17、経路切替部19、無線通信部16,37、送受話部32を通じて音声信号がやり取りされ、子機端末30でも一般電話による通話が可能とされる。
【0063】
一般電話接続処理を開始してから所定時間が経過するまでに(S23:NO)、相手先との接続が確立すると(S24:YES)、制御部11は、表示パネル13bに「一般電話通話中」を表示させるとともに、バックライト13bbにグリーン色として点灯させる(S25)。このとき、制御部11は、同様の動作を子機端末30上でも行わせるべく、そのための制御コマンドを子機端末30に送る。これにより、子機端末30上でも、表示パネル34に「一般電話通話中」が表示されるとともに、バックライト34bがグリーン色として点灯する。
【0064】
その後、ハンドセット14を介した一般電話による通話を終え、オンフック操作されると(S26:YES)、制御部11は、一般電話接続切断処理を行い(S27)、S12に進む。ここで、S27の一般電話接続切断処理によれば、NCU17、経路切替部19、およびハンドセット14などからなる音声信号伝送経路がそのままの状態とされる。この場合も、子機端末30上で表示パネル34に「待機中」が表示されるとともに、バックライト34a,34bが消灯状態とされる。
【0065】
S26において、依然としてオンフック操作されない場合(S26:NO)、制御部11は、オンフック操作されるまでS25に戻って一般電話による通話状態を継続させる。
【0066】
S24において、相手先との接続を確立できない場合(S24:NO)、制御部11は、S23に戻る。
【0067】
S23において、相手先との接続を確立できずに所定時間が経過した場合(S23:YES)、制御部11は、S13に進む。この場合も、IP電話装置10だけでなく子機端末30上でも「接続不可」が表示されるとともに、バックライト34a,34bが消灯状態とされる。
【0068】
S20において、子機端末30を用いて一般電話を使用中の場合(S20:YES)、制御部11は、S14に進む。この場合も、一般電話を使用していない他の子機上で「使用中につき利用不可」が表示されるとともに、バックライトが消灯状態とされる。
【0069】
S2において、DTMF信号を検出できない場合(S2:NO)、制御部11は、DTMF信号を検出するまで次の処理待ちとなる。なお、所定時間経過してもDTMF信号を検出できない場合には、タイムアウト処理としてそのまま電話発呼処理を終えても良い。
【0070】
S1において、オフフック操作されない場合(S1:NO)、制御部11は、待機状態を続ける。
【0071】
図4は、一例として発呼操作された場合の子機端末30の処理手順を示すフローチャートである。
【0072】
子機端末30上で相手先電話番号を入力するなどの発呼操作が行われると(S30:YES)、この子機端末30からIP電話装置10に対して相手先電話番号などの入力情報が送信されるとともに、電話の使用状況についての問い合わせが行われる(S31)。
【0073】
上記問い合わせに対し、たとえば図外の他の子機が電話使用中との返答がIP電話装置10から得られた場合(S32:YES)、子機端末30は、ユーザが選択した電話接続が不可と判断し(S33:YES)、「他で使用中です」との警告表示を行う(S34)。たとえば、子機端末30上でインターネット電話をかけるために相手先電話番号の前に「#」を付けて電話番号が入力され、インターネット電話選択コマンドがIP電話装置10に送信された場合、このときに他の子機を含めて3回線分のインターネット電話が使用中にあると、子機端末30上の表示パネル34には、「他で使用中です」との警告メッセージが表示される。なお、子機端末30からインターネット電話をかける際に他の子機が一般電話を使用している場合、子機端末30ではインターネット電話、他の子機では一般電話が互いに干渉することなく使用可能とされるので、「他で使用中です」との警告メッセージが表示されることはない。
【0074】
その後、警告メッセージの表示開始から所定時間が経過すると(S35:YES)、表示パネル34が「待機中」の表示に戻って子機発呼処理が終わる(S36)。
【0075】
S35において、警告メッセージの表示開始から所定時間が経過までは(S35:NO)、S34に戻って引き続き警告メッセージの表示が継続される。
【0076】
S33において、ユーザが選択した電話接続が可能な状態の場合(S33:NO)、電話接続処理が行われる(S37)。この電話接続処理によれば、たとえばインターネット電話の場合、子機端末30がIP電話装置10とPC20を介してインターネット200上の電話相手先の端末と接続された状態とされる。
【0077】
S32において、他の子機が電話使用中でない場合も(S32:NO)、S37に進んで電話接続処理が行われる。
【0078】
S30において、発呼操作が行われない場合(S30:NO)、待機状態が続けられる。
【0079】
次に、図5は、電話発呼元から電話がかけられた(着呼)場合のIP電話装置10の処理手順を示すフローチャートである。なお、インターネット電話による着呼か一般電話による着呼かは、PC20がインターネット200上からアクセス信号を受信して転送してきたか、あるいはNCU17が呼出信号を受信したかによって判別可能とされる。
【0080】
まず、制御部11は、待機中にインターネット電話による着呼があるか否かを監視している(S40)。これは、PC20から転送されてくるアクセス信号の有無を検出することを意味する。
【0081】
インターネット電話による着呼があると(S40:YES)、制御部11は、子機端末30がインターネット電話を使用中か否かを調べる(S41)。
【0082】
子機端末30がインターネット電話を使用中にない場合(S41:NO)、制御部11は、表示パネル13bに「インターネット電話呼出中」を表示させるとともに、バックライト13baをオレンジ色として点灯させ、同時にインターネット電話に対応付けたメロディからなる呼出音を鳴動させる(S42)。このとき、子機端末30でも同様の動作が行われる。
【0083】
そして、オフフック操作されると(S43:YES)、制御部11は、呼出音の鳴動を停止させる一方(S44)、表示パネル13bに「インターネット電話通話中」を表示させるとともに、バックライト13baをオレンジ色に継続して点灯させる(S45)。
【0084】
これとほぼ同時に、制御部11は、インターネット電話接続処理を行う(S46)。このインターネット電話接続処理によれば、インターネット200上の電話発呼元の端末に対してIP電話装置10が接続された状態とされ、インターネット200を介して音声パケットがやり取りされる。この音声パケットは、極めて高速にPC20の通信部23で処理され、音声信号としては、音声I/F24a,18aおよびオーディオケーブル300を介してIP電話装置10とPC20との間でやり取りされる。IP電話装置10上では、経路切替部19およびハンドセット14などを通じて音声が入出力される。これにより、ハンドセット14を介してインターネット電話による通話が行われる。なお、子機端末30がオフフック操作された場合には、送受話部32、無線通信部37,16、経路切替部19、音声I/F18a,24a、およびオーディオケーブル300を介して音声信号がやり取りされ、子機端末30でもインターネット電話による通話が可能とされる。
【0085】
インターネット電話による通話を終えてオンフック操作されると(S47:YES)、制御部11は、インターネット電話接続切断処理を行い(S48)、さらに表示パネル13bに「待機中」を表示させるとともに、バックライト13ba,13bbを消灯状態とした後(S49)、電話着呼処理を終える。このインターネット電話接続切断処理によれば、音声I/F24a,18a、オーディオケーブル300、経路切替部19、およびハンドセット14などからなる音声信号伝送経路が解除され、元の待機状態に戻る。
【0086】
S47において、依然としてオンフック操作されない場合(S47:NO)、制御部11は、オンフック操作されるまでインターネット電話による通話状態を継続させる。
【0087】
S43において、オフフック操作されない場合(S43:NO)、制御部11は、S42に戻る。
【0088】
S41において、子機端末30を含めて少なくとも3回線分のインターネット電話を使用中の場合(S41:YES)、制御部11は、インターネット200上の電話発呼元に対してビジー信号を送信し(S50)、電話着呼処理を終える。これにより、電話発呼元では、インターネット電話を利用して通話できない状況にあることを知ることができる。
【0089】
S40において、インターネット電話による着呼ではなく(S40:NO)、一般電話による着呼があると(S51:YES)、制御部11は、表示パネル13bに「一般電話呼出中」を表示させるとともに、バックライト13bbをグリーン色として点灯させ、同時に一般電話に対応付けたメロディからなる呼出音を鳴動させる(S52)。このとき、子機端末30でも同様の動作が行われる。
【0090】
そして、オフフック操作されると(S53:YES)、制御部11は、呼出音の鳴動を停止させる一方(S54)、表示パネル13bに「一般電話通話中」を表示させるとともに、バックライト13bbをグリーン色に継続して点灯させる(S55)。
【0091】
これとほぼ同時に、制御部11は、一般電話接続処理を行う(S56)。この一般電話接続処理によれば、電話回線網100上の電話発呼元の端末に対してIP電話装置10が接続された状態とされ、電話回線網100を介して音声信号がやり取りされる。この音声信号は、NCU17、経路切替部19、ハンドセット14を通じてやり取りされる。これにより、ハンドセット14を介して一般電話による通話が行われる。なお、子機端末30がオフフック操作された場合には、NCU17、経路切替部19、無線通信部16,37、送受話部32を通じて音声信号がやり取りされ、子機端末30でも一般電話による通話が可能とされる。
【0092】
一般電話による通話を終えてオンフック操作されると(S57:YES)、制御部11は、一般電話接続切断処理を行い(S58)、その後S49に進む。この一般電話接続切断処理によれば、NCU17、経路切替部19、およびハンドセット14などからなる音声信号伝送経路がそのままの状態とされる。
【0093】
S57において、依然としてオンフック操作されない場合(S57:NO)、制御部11は、オンフック操作されるまで一般電話による通話状態を継続させる。
【0094】
S53において、オフフック操作されない場合(S53:NO)、制御部11は、S52に戻る。
【0095】
S51において、一般電話による着呼もない場合(S51:NO)、制御部11は、インターネット電話あるいは一般電話による着呼があるまで待機状態を続ける。
【0096】
ところで、上記した電話発呼処理や電話着呼処理に伴っては、図6に示すような発呼履歴や着呼履歴が表示情報として制御部11内のメモリに保存される。このような発呼履歴や着呼履歴によれば、日時、通話時間、相手先電話番号、相手先名称などに加え、インターネット電話(IP)によるものか一般電話(PSTN)によるものかが示され、どのような電話接続形態で発呼処理や着呼処理が行われたのかを容易に知ることができる。
【0097】
したがって、本実施形態によれば、たとえばユーザが子機端末30を用いてインターネット電話をかけようとする際、IP電話装置10のハンドセット14や他の子機を用いて既にインターネット電話により通話が行われている場合には、警告メッセージやバックライト34aのオレンジ色点灯によりインターネット電話を使えない状況にあることを知ることができる。
【0098】
ただし、子機端末30を用いてインターネット電話を使用できない状況にあっても、ユーザは、他の子機において使用中にない一般電話を子機端末30からかけることができ、臨機応変にインターネット電話と一般電話とを利用することができる。
【0099】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0100】
上記実施形態においては、IP電話システム1がIP電話装置10とPC20とをオーディオケーブル300で接続した構成を例示した。しかし、IP電話装置10が、PC20と同様に機能する構成を備えている場合には、IP電話装置10のみでIP電話システム1を構成しても良い。具体的には、図7に示すIP電話システム2のように、IP電話装置10をインターネット200に接続する通信部42、通話ソフトが組み込まれた記憶装置であって、通話ソフトにしたがって動作するPC20(の制御部21)と同じように制御部11を機能させるためのインターネット通話処理部44を備えていれば良い。
【0101】
インターネット電話をかける場合には、相手先電話番号の前に「#」を付けて電話番号を入力する必要があるが、一般電話をかける場合にも、特定のキー入力が必要としても良い。
【0102】
図4のフローチャートによれば、子機端末30からインターネット電話をかける際、本体としてのIP電話装置10や他の子機を用いてインターネット電話を3回線分使用している場合、「他で使用中です」との警告表示がなされてインターネット電話をかけられないが、そうした状況では、自動的に一般電話に切り替えて子機端末30から一般電話がかけられるようにしても良い。
【0103】
インターネット電話および一般電話を使用中の場合、それぞれに対応付けたメロディ音などを発生させるようにしても良い。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明のIP電話装置によれば、ユーザが一般電話あるいはインターネット電話のいずれか一方を使用して通話する際に、選択された方の通話機能が子機により使用されていない場合に、現に選択された電話通話機能あるいはインターネット通話機能のいずれかによって通話が行われると、一般電話あるいはインターネット電話のどちらを使用中か知らせることができる。
【0105】
また、請求項2に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項1に記載のIP電話装置による効果に加えて、発呼時にはインターネット通話機能を選択することを示す選択コマンドが含まれているか否かによりインターネット電話がかけられることを知らせることができる。
【0106】
さらに、請求項3に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項1または2に記載のIP電話装置による効果に加えて、選択された通話機能が使用できないときは、ユーザにその旨を警告報知することができる。
【0107】
また、請求項4に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載のIP電話装置による効果に加えて、着呼による通話中においても一般電話あるいはインターネット電話のどちらを使用中かを知らせることができる。
【0108】
さらに、請求項5に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載のIP電話装置による効果に加えて、送受話器と子機の双方に対してインターネット電話と一般電話とのどちらが使用中にあるかを知らせることができる。また、請求項 6に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項5に記載のIP電話装置による効果に加えて、一般電話中とインターネット電話中とで表示手段を変えて知らせることができる。
【0109】
また、請求項に記載した発明のIP電話装置によれば、請求項に記載のIP電話装置による効果に加えて、一般電話中とインターネット電話中とで表示色を変えて知らせることができる。
【0110】
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
また、請求項に記載した発明のIP電話システムによれば、請求項1に記載のIP電話装置によるものと同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るIP電話システムを説明するためのブロック図である。
【図2】 電話をかける(発呼)場合のIP電話装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 電話をかける(発呼)場合のIP電話装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 一例として発呼操作された場合の子機端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 電話発呼元から電話がかけられた(着呼)場合のIP電話装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 発呼履歴および着呼履歴を説明するための説明図である。
【図7】 IP電話システムの変形例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1,2 IP電話システム
10 IP電話装置
11 制御部
12 録再部
13 ユーザI/F
13a 操作キー
13b 表示パネル
13ba バックライト(オレンジ色)
13bb バックライト(グリーン色)
14 ハンドセット
15 音声入出力部
16 無線通信部
17 NCU
18 外部インターフェース部
18a 音声I/F
18b 制御I/F
19 経路切替部
20 PC
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 外部インターフェース部
24a 音声I/F
24b 制御I/F
25 操作部
30 子機端末
31 制御部
32 送受話部
33 操作キー
34 表示パネル
34a バックライト(オレンジ色)
34b バックライト(グリーン色)
35 再生部
36 スピーカ部
37 無線通信部
42 通信部
44 インターネット通信処理部
100 電話回線網
200 インターネット
300 オーディオケーブル

Claims (8)

  1. 少なくとも1の子機との間で無線通信を行う無線通信機能と電話回線網を介して伝送される音声を送受話器若しくは前記無線通信機能を用いた前記子機により送受させる電話通話機能とインターネットを介して伝送される音声を前記送受話器若しくは前記無線通信機能を用いて前記子機により送受させるインターネット通話機能とを有し、前記送受話器または前記子機で前記電話通話機能若しくは前記インターネット通話機能によって通話が可能なIP電話装置であって、
    相手先を指定する所定の情報を入力するための入力手段と、
    前記送受話器または前記子機によるオフフック操作とともに、前記入力手段若しくは前記子機から前記相手先を指定する所定の情報が入力されると、当該情報に基づいて、前記電話通話機能あるいはインターネット通話機能のいずれの通話機能が選択されたかを検出する使用通話機能検出手段と、
    前記使用通話機能検出手段により検出された通話機能を前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機以外の子機が使用中であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により使用中でないと判断された場合に、前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機を、前記選択された通話機能によって前記相手先に接続する通話制御手段と、
    前記通話制御手段により前記相手先に接続された通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する使用通話機能報知手段とを有することを特徴とするIP電話装置。
  2. 前記使用通話機能検出手段は、前記情報に前記インターネット通話機能を選択することを示す選択コマンドが含まれているか否かにより前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれが選択されたかを検出する、請求項1に記載のIP電話装置。
  3. 前記判断手段により使用中であると判断された場合、前記選択された通話機能が使用できない旨の警告を行う警告手段と、
    前記判断手段により使用中であると判断された場合、前記警告を行わせるべく、前記無線通信機能により前記子機に前記選択された通話機能が使用できない旨の情報を送信する警告情報送信手段と、
    を更に備えた、請求項1または2に記載のIP電話装置。
  4. 着呼があると、その着呼が前記インターネット通話機能を用いた着呼であるのか前記電話通話機能を用いた着呼であるのかを判別する着呼判別手段と、
    前記着呼判別手段により判別された通話機能がインターネット通話機能である場合、インターネット通話機能を前記子機が使用中であるか否かを判断する第2の判断手段と
    前記着呼判別手段による前記電話通話機能を用いた着呼であるとの判別若しくは第2の判断手段による前記子機がインターネット通話機能を使用中でないとの判別がなされると、呼出音を鳴動させる鳴動手段と、
    前記電話通話機能を用いた着呼であるとの判別若しくは前記子機がインターネット通話機能を使用中でないとの判別がなされると、呼出音を鳴動させるべく、前記無線通信機能により前記子機に鳴動を指示する情報を送信する鳴動情報送信手段と、
    を更に備え、
    前記通話制御手段は、前記呼出音の鳴動に応じてオフフック操作がなされた前記送受話器または前記子機を前記相手先と接続し、
    前記使用通話機能報知手段は、着呼後の通話で使用される通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する、請求項1ないし3のいずれかに記載のIP電話装置。
  5. 前記子機は、前記相手先に接続された通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する第2の使用通話機能報知手段を備え、
    前記第2の使用通話機能報知手段に使用中の通話機能を報知させるべく、前記子機に使用中の通話機能の情報を送信する通話機能情報送信手段を更に備える、請求項1ないし4のいずれかに記載のIP電話装置。
  6. 前記使用通話機能報知手段及び前記第2の使用通話機能報知手段は、表示手段により前記一般電話中あるいはインターネット電話中を表示し、前記インターネットを介するインターネット電話中であることを報知するための第1の表示手段と、前記電話回線網を介する一般電話中であることを報知するための第2の表示手段とをそれぞれ備える、請求項に記載のIP電話装置。
  7. 前記第1および第2の表示手段は、バックライトを有する共通の液晶表示装置で構成され、前記第1の表示手段は、前記バックライトを駆動して第1の発光色で発光し、前記第2の表示手段は、前記バックライトを駆動して第2の発光色で発光する、請求項に記載のIP電話装置。
  8. 少なくとも1の子機との間で無線通信を行う無線通信機能と電話回線網を介して伝送される音声を送受話器若しくは前記無線通信機能を用いた前記子機により送受させる電話通話機能とインターネットを介して伝送される音声を前記送受話器若しくは前記無線通信機能を用いて前記子機により送受させるインターネット通話機能とによる通話機能を有し、前記送受話器または前記子機で前記電話通話機能若しくは前記インターネット通話機能によって通話が可能なIP電話装置と、このIP電話装置と前記インターネットとの間に接続されたコンピュータとを含むIP電話システムであって、
    前記IP電話装置に、
    相手先を指定する所定の情報を入力するための入力手段と、
    前記送受話器または前記子機によるオフフック操作とともに、前記入力手段若しくは前記子機から相手先を指定する所定の情報が入力されると、当該情報に基づいて、前記電話通話機能あるいはインターネット通話機能のいずれの通話機能が選択されたかを検出する使用通話機能検出手段と、
    前記使用通話機能検出手段により検出された通話機能を前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機以外の子機が使用中であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により使用中でないと判断された場合に、前記オフフック操作がされた前記送受話器または前記子機を、前記選択された通話機能によって前記相手先に接続する通話制御手段と、
    前記通話制御手段により前記相手先に接続された通話機能が前記電話通話機能と前記インターネット通話機能のいずれであるのかを報知する使用通話機能報知手段とを設けたことを特徴とするIP電話システム。
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