JP4236984B2 - 電話機の発信システム及び発信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機の発信システム及び発信方法に関し、特に、電話帳機能とマルチライン機能とを有する電話機の発信システム及び発信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話帳機能(以下、単に電話帳という)を有する電話機は、かつては、構内交換機側や、IP接続された外部サーバ側に電話帳を有していた。しかし、近年になると、携帯電話機等のように電話機側に電子電話帳を内蔵することが要請されるようになった。
【0003】
この要請に応えるために、従来、電話帳部と同時にオフフック検出回路と電話機切替回路を内蔵し、オフフックを検出し、電話帳を選択する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置によると、画面上に表示した電話帳データより相手先電話番号を選択・決定した後、使用者が受話器をオフフックすると、オフフックが検出され、電話回線が電話番号発信回路に切り替えられ、ダイヤル発信が行われる。
【0004】
しかし、この手法は、後述する本発明の一実施形態を説明するための図3及び図4との比較から明らかなように、ラインが空き状態かどうかの判断をすることと、構内交換機からのダイヤル送出の指示を受け取るという構成を有していない。
【0005】
このため、上記従来の手法によると、複数の電話番号でマルチライン発着信できるマルチライン機能を有する電話機では、構内交換機が着信呼に対して着信動作に移行しても、ユーザが着信に気付かずに、電話帳からのダイヤル発信動作としてオフフックしたら、構内交換機は応答のオフフックか電話帳ダイヤル発信のオフフックかを判断できない。
【0006】
よって、上記従来の手法によると、1つのマルチライン電話番号28が着信中状態の時に、ユーザが、空きラインの電話番号29から、電話帳からのダイヤル発信動作としてオフフックする時、そのオフフックが電話番号28への着信動作と判断され、電話番号28に着信した相手との通話中となり、その後、通話相手にダイヤル送出してしまう(図15参照)。その結果、電話番号28に着信した通話相手に対して、電話帳ダイヤルのPB音が送出されるという欠点となる。
【0007】
この点、上記のようなPB音が送出される欠点の解決策として、電話帳からの電話帳ダイヤル発信のための特殊発信ボタンと、着信呼に対する応答のための特殊応答ボタンを電話機に追加する方法がある。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−22799号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法での電話帳からのダイヤル発信動作は、オフフック後に特殊発信ボタン押下する2アクションとなる。また、電話帳を開いている時の応答も、オフフック後に特殊応答ボタン押下する2アクションとなる。このように、上記の解決策には、動作が2アクションとなりユーザは操作を煩雑に感じるという欠点がある。
【0010】
そこで、本発明は、構内交換機側で電話機のマルチラインの呼状態を把握することで、ユーザが、電話帳からのダイヤル発信か着信呼に対する応答かを意識せずに簡単な操作のオフフックだけで、電話帳からのダイヤル発信、又は、着信呼に応答することができるようにすることを目的とする。
すなわち、本発明の目的は、電話機のマルチラインの呼状態(着信中、通話中、空き)を構内交換機側で把握し、構内交換機からの指示に従って発信することにより、ユーザが、簡単な操作で電話帳からのダイヤル発信ができる、電話帳機能とマルチライン機能とを有する電話機の発信システム及び発信方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の話機の発信システムは、電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号と発着信ができるマルチライン機能と、電話番号情報を表示する表示部と、を有する電話機と、電話機との間で情報のやりとりをするための1又は複数のインターフェースを有する構内交換機又はコールマネージャと、を有する電話機の発信システムであって、電話機は、表示部に電話番号情報が表示され、オフフックされると、発信操作であることを構内交換機又はコールマネージャに送信する第1の制御部を有し、構内交換機又はコールマネージャは、電話機から発信操作であることを受信すると、電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを把握し、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に該空き状態のラインにより電話機による発信を許可する第2の制御部を有することを特徴とするものである。
【0012】
また、本電話機の発信システムは、電話帳部に記録された電話番号データを選択して表示部に電話番号が表示されると、電話番号の先頭と末尾を識別するための識別符号を電話番号の前後に付与し、電話帳機能を用いた発信であることを構内交換機又はコールマネージャに伝えることを特徴とするものである。
【0013】
また、本電話機の発信システムは、第2の制御部は、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に、インターフェースを介して電話機に対して、空き状態のラインによるダイヤル送出を指示することを特徴とするものである。
【0014】
また、本電話機の発信システムは、第1の制御部は、ダイヤル送出の指示を受け取るまで待機し、該指示を受け取ると、表示部に表示されている電話番号情報を、構内交換機又はコールマネージャに送出して発信を実行することを特徴とするものである。
【0015】
また、本電話機の発信システムは、第2の制御部は、電話機のマルチラインが空き状態の場合、構内交換機又はコールマネージャのインターフェースを介して、電話機に表示部に表示された電話番号と識別符号とによる電話帳ダイヤル送出を指示することを特徴とするものである。
【0016】
また、本電話機の発信システムは、第1の制御部は、構内交換機又はコールマネージャから電話帳ダイヤル送出の指示を受けると、表示部に表示されている電話番号と識別符号とを、電話機のインターフェースを介して、構内交換機又はコールマネージャに送出し、空き状態のラインを用いて該電話番号による発信を実行することを特徴とするものである。
【0017】
また、本電話機の発信システムは、構内交換機又は前記コールマネージャは、発信操作であることと共に、表示部に表示されている電話番号情報とを第 1 の制御部から受け取り、第2の制御部は、電話機のマルチラインが空き状態の場合、空き状態のラインを用いて電話機から受け取った表示部に表示された電話番号による発信を許可することを特徴とするものである。
【0018】
また、本電話機の発信システムは、電話機は、複数の電話番号にマルチライン発着信をするためのマルチライン部と、電話番号データを記録する電話帳部と、受信機と送信機とを有するハンドセットと、ハンドセットが持ち上げられると、回線を通話可能状態に切り替えるフックスイッチと、構内交換機又はコールマネージャとの間で情報のやりとりをするための1又は複数のインターフェースと、マルチライン部及び/または電話帳部及び/または表示部及び/またはハンドセット及び/またはフックスイッチ及び/またはインターフェースを制御する第1の制御部と、を有することを特徴とするものである。
【0019】
また、本電話機の発信システムは、構内交換機又はコールマネージャは、電話番号データを記録する電話帳部を有することを特徴とするものである。
【0020】
また、本電話機の発信システムは、デジタルコードレス接続装置をさらに有し、電話機は、デジタルコードレス無線部を有し、構内交換機又はコールマネージャのインターフェースの少なくとも1つは、デジタルコードレスインターフェースであり、該電話機は、デジタルコードレス接続装置を介して、構内交換機又はコールマネージャと接続されることを特徴とするものである。
【0021】
また、本電話機の発信システムは、電話機及び/または構内交換機若しくはコールマネージャのインターフェースの少なくとも1つは、IPインターフェースであって、電話機と、構内交換機又はコールマネージャと、がIPネットワークを介して接続されることを特徴とするものである。
【0022】
また、本電話機の発信システムは、電話番号データを記録する電話帳部を有する電話帳サーバをさらに有し、該電話帳サーバは、IPネットワークを介して、電話機と、構内交換機又はコールマネージャと、に接続されることを特徴とするものである。
【0023】
また、本電話機の発信システムは、無線LAN接続装置をさらに有し、電話機のインターフェースの少なくとも1つは、無線LANインターフェースであって、該電話機は、無線LAN接続装置を介して、構内交換機又はコールマネージャに接続されることを特徴とするものである。
【0024】
また、本電話機の発信システムは、電話機は、ハンドセットの外部にあるスピーカとマイクとを用いて通話するためのハンズフリー機能をさらに有し、電話番号情報が表示部に表示され、ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されると、発信が行われようとしていることが構内交換機又はコールマネージャに伝えられることを特徴とするものである。
【0025】
また、本電話機の発信システムは、発信操作であることの伝達は、第1の制御部が、電話番号情報が表示部に表示されたという情報と、ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されたという情報とを、電話機のインターフェースを介して、構内交換機又はコールマネージャに伝えることにより行われることを特徴とするものである。
【0026】
また、本電話機の発信システムは、電話機は、ヘッドセットを用いて通話するためのヘッドセット機能をさらに有し、電話番号情報が表示部に表示され、ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されると、発信が行われようとしていることが構内交換機又はコールマネージャに伝えられることを特徴とするものである。
【0027】
また、本電話機の発信システムは、発信操作であることの伝達は、第1の制御部が、電話番号情報が表示部に表示されたという情報と、ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されたという情報とを、電話機のインターフェースを介して、構内交換機又はコールマネージャに伝えることにより行われることを特徴とするものである。
【0028】
また、本電話機の発信方法は、電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、を有する電話機に相手先電話番号を電話機の表示部に表示するステップと、電話機のフックスイッチをオフフックにするステップと、表示部に電話番号が表示されたことと、フックスイッチがオフフックされたことと、を電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、構内交換機又はコールマネージャからのダイヤル送出の指示を受け取るまで電話機を待機させるステップと、構内交換機又はコールマネージャの制御部により電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に構内交換機又はコールマネージャから電話機にダイヤル送出の指示を行うステップと、電話機が、ダイヤル送出の指示を構内交換機又はコールマネージャから受け取ると、表示部に表示された電話番号を、構内交換機又はコールマネージャに送出して、ダイヤル発信を行うステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、ダイヤル送出の指示を行わず、ダイヤル発信の処理を中止するステップと、を有することを特徴とするものである。
【0029】
また、本電話機の発信方法は、電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ハンドセットの外部にあるスピーカとマイクとを用いて通話するためのハンズフリー機能と、を有する電話機に相手先電話番号を電話機の表示部に表示するステップと、ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されるステップと、表示部に電話番号が表示されたことと、スピーカボタンが押下されたことと、を電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、構内交換機又はコールマネージャからのダイヤル送出の指示を受け取るまで電話機を待機させるステップと、構内交換機又はコールマネージャの制御部により電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に構内交換機又はコールマネージャから電話機にダイヤル送出の指示を行うステップと、電話機が、ダイヤル送出の指示を構内交換機又はコールマネージャから受け取ると、表示部に表示された電話番号を、構内交換機又はコールマネージャに送出して、ダイヤル発信を行うステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、ダイヤル送出の指示を行わず、ダイヤル発信の処理を中止するステップと、を有することを特徴とするものである。
【0030】
また、本電話機の発信方法は、電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ヘッドセットを用いて通話するためのヘッドセット機能と、を有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されるステップと、表示部に電話番号が表示されたことと、ヘッドセットボタンが押下されたことと、を電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、構内交換機又はコールマネージャからのダイヤル送出の指示を受け取るまで電話機を待機させるステップと、構内交換機又はコールマネージャの制御部により電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に構内交換機又はコールマネージャから電話機にダイヤル送出の指示を行うステップと、電話機が、ダイヤル送出の指示を構内交換機又はコールマネージャから受け取ると、表示部に表示された電話番号を、構内交換機又はコールマネージャに送出して、ダイヤル発信を行うステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、ダイヤル送出の指示を行わず、ダイヤル発信の処理を中止するステップと、を有することを特徴とするものである。
【0031】
また、本電話機の発信方法は、マルチライン機能と電話帳機能とを有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、電話機のフックスイッチをオフフックにするステップと、表示部に電話番号が表示されたこととフックスイッチがオフフックされたこととを電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、表示部に表示された電話番号を、構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、構内交換機又はコールマネージャの制御部により電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に電話番号を用いて空き状態のラインでダイヤル発信するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、前記ダイヤル発信を中止することを特徴とするものである。
【0032】
また、本電話機の発信方法は、電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ハンドセットの外部にあるスピーカとマイクとを用いて通話するためのハンズフリー機能と、を有する電話機に相手先電話番号を電話機の表示部に表示するステップと、ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されるステップと、表示部に電話番号が表示されたことと、スピーカボタンが押下されたことと、を電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、表示部に表示された電話番号を、構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、構内交換機又はコールマネージャの制御部により電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に電話番号を用いて空き状態のラインでダイヤル発信するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、ダイヤル発信を中止するステップと、を有することを特徴とするものである。
【0033】
また、本電話機の発信方法は、電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ヘッドセットを用いて通話するためのヘッドセット機能と、を有する電話機に相手先電話番号を電話機の表示部に表示するステップと、ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されるステップと、表示部に電話番号が表示されたことと、ヘッドセットボタンが押下されたことと、を電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、表示部に表示された電話番号を、構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、構内交換機又はコールマネージャの制御部により電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に電話番号を用いて空き状態のラインでダイヤル発信するステップと、マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、ダイヤル発信を中止するステップと、を有することを特徴とするものである。
【0034】
また、本電話機の発信方法は、相手先電話番号が、電話帳に記録されている複数の電話番号データの中から選択されると、電話番号の先頭と末尾を識別するための識別符号を電話番号の前後に付与し、電話帳機能を用いた発信であることを構内交換機又はコールマネージャに伝えることを特徴とするものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明による電話機の発信システム及び発信方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0040】
本発明は、複数の電話番号でのマルチライン発着信ができ、かつ電話帳からのダイヤル発信ができる電話機1に対して、構内交換機2からの指示でダイヤル送出する発信方式であることを特徴としている。
【0041】
以下、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態について説明する。
【0042】
図1には、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態のシステム構成が示されている。
【0043】
図1において、電話機発信システム100は、電話機1と、構内交換機2と、を有して構成され、構内交換機2は、制御部3と、ラインインターフェース4と、を有して構成される。
【0044】
構内交換機2の制御部3は、電話機1のマルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態を常に把握しており、電話機1のユーザが、電話帳からのダイヤル発信操作をする時、マルチラインが空き状態の時だけ、電話機1に対して、ラインインターフェース4を介してダイヤル送出する指示を出すという動作を実行する。
なお、ダイヤル送出とは、発呼者が希望する通話先の番号数字を交換機に教えることを意味し、以下も同様とする。
【0045】
電話機1は、構内交換機2からのダイヤル送出の指示を受けると、電話帳からのダイヤル発信を実行する。
【0046】
したがって、電話機1のユーザは、マルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態であることを気にすることなく、簡単な操作で、電話帳からダイヤル発信できるという効果が得られる。
【0047】
図2には、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における電話機が示されている。
【0048】
図2を参照すると、電話機1は、マルチライン部5、電話帳部6と、電話帳操作部7と、ハンドセット8と、フックスイッチ9と、表示部10と、制御部11と、ラインインターフェース12と、を有して構成される。
【0049】
マルチライン部5は、複数の電話番号でのマルチライン発着信ができるようにする。電話帳部6は、電話番号データを記録する。電話帳操作部7は、ユーザに操作されて、電話帳部6に記録されている電話番号データを表示部10に表示させる。表示部10は、電話帳の電話番号を表示する。ラインインターフェース12は、ダイヤル送出の指示を受ける。ハンドセット8は、受信機と送信機とが組み合わされ、片手で持てるように設計された送受話器である。フックスイッチ9は、ハンドセット8が持ち上げられると、回線を通話可能状態にするスイッチである。制御部11は以上の各部を制御する。
【0050】
電話機1のユーザは、電話帳操作部7を操作し、電話帳部6に記録されている電話番号データを表示部10に表示する。この時、ユーザが、ハンドセット8を持ち上げると、フックスイッチ9がオフフックしていることを制御部11によって処理され、電話機1は、ラインインターフェース12を介して、図1の構内交換機2に向けて、電話帳からの発信であることと、オフフックしていることを伝える。
【0051】
構内交換機2の制御部3は、電話機1から電話帳からの発信であることと、オフフックしていることを伝えられると、電話機1のマルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態とを検索し、空き状態ならば、ラインインターフェース4を介して、電話機1に向けてダイヤル送出する指示を出すという動作を実行する。
【0052】
電話機1は、構内交換機2からのダイヤル送出の指示を受けると、表示部10に表示された電話番号を、ラインインターフェース12を介して、構内交換機2に送出し、ダイヤル発信を行う。
【0053】
以下、本実施形態の動作についてさらに説明する。
【0054】
まず、電話機1の電話帳からのダイヤル発信動作ついて図3のタイミング図を用いて説明する。図3には、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における電話帳からのダイヤル発信動作のフローチャートが示されている。
【0055】
電話機1のユーザが、電話帳操作部7を操作し、電話帳部6に記録されている複数の電話番号データの中から、登録名などにより検索し、ダイヤルしたい相手の電話番号を表示部10に表示する(ステップS31)。そして、表示部10に電話帳の電話番号を表示したことを構内交換機に伝える情報を、情報(1)する。
【0056】
次に、ユーザが、電話帳からのダイヤル発信を行おうとして、ハンドセット8を持ち上げると、フックスイッチ9がオフフックされる(ステップS32)。そして、フックスイッチ9がオフフックされたことを構内交換機2に伝える情報を、情報(2)とする。
【0057】
上記の情報(1)と情報(2)とを構内交換機2へ伝える(ステップS33)。その後、電話機1は、構内交換機2からのダイヤル送出の指示を受け取るまで待機する。
【0058】
ダイヤル送出の指示を構内交換機2から受け取ると(ステップS34でYES)、電話機1は、表示部10に表示された電話帳の電話番号を、ラインインターフェース12を介して構内交換機2に送出し、ダイヤル発信を行う(ステップS35)。
【0059】
ダイヤル送出の指示を構内交換機2から受け取らない時は(ステップS35でNO)、マルチラインが着信中又は、通話中のため、ダイヤル発信の処理を中止する(ステップS36)。
【0060】
一方、構内交換機2の動作については、図4のタイミング図に従って実行される。図4には、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における構内交換機の動作のフローチャートが示されている。
【0061】
電話機1から、上述の情報(1)と情報(2)とを受け取ると(ステップS41)、構内交換機2の制御部3は、把握しているマルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断して、空き状態の時は(ステップS42でYES)、ラインインターフェース4を介して、電話機1に対してダイヤル送出の指示を出す(ステップS43)。
【0062】
空き状態でなく、マルチラインが着信中状態や通話中状態の時は(ステップS42でNO)、ダイヤル送出の指示を出す処理を中止する(ステップS44)。
【0063】
ダイヤル送出の指示を出すまでの、電話機1と構内交換機2との間の情報の流れを図5に説明する。図5には、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における電話機と構内交換機との間の情報の流れのフローチャートが示されている。
【0064】
電話機1は、情報(1)と情報(2)を構内交換機2へ送出する。構内交換機2は、図4のフローチャートに従い、電話機1へダイヤル送出の指示を出す。電話機1は、図3のフローチャートに従い、構内交換機2へダイヤル発信を出す。
【0065】
このように、電話機1の図3のフローと、構内交換機2の図4のフローにより、電話機1のユーザは、マルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態であることを気にすることなく、簡単な操作で、電話帳からダイヤル発信できるという効果が得られる。
【0066】
以下、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態について説明する。
【0067】
前述の実施形態では、電話帳からのダイヤル発信を行おうとする情報を、ハンドセット8を持ち上げたオフフックの情報(2)としているが、図6に示すように、電話機1にハンズフリー13が実装されている場合は、スピーカーボタン14の押下を電話帳からのダイヤル発信を行おうとする情報(2)としてもよい。
なお、ハンズフリーとは、いわゆるスピーカーフォンのことをいう。
【0068】
また、図7に示すように、ヘッドセット15が接続されている場合は、ヘッドセットボタン16の押下を電話帳からのダイヤル発信を行おうとする情報(2)としてもよい。
なお、ヘッドセットとは、マイクロホンの付いたヘッドホンのことをいう。
【0069】
また、電話帳部6については、前述の実施形態では、電話機1に内蔵されているが、図8に示すように、構内交換機2に内蔵する構成も可能である。
【0070】
本発明の他の実施形態の基本的構成としては、上記の構成が考えられるが、本発明が適用される電話システムについてもさらに応用が可能である。その実施例を図9に示す。
【0071】
本図においては、電話機1と構内交換機2の信号線ラインをIPネットワーク20を介して接続するために、電話機1はIPインターフェース19を実装する。
同様に、構内交換機2は、IPインターフェース18を実装する。
【0072】
このようなIPインターフェース18と、IPインターフェース19と、IPネットワーク20と、により、本発明をIP電話システムに応用できる。
【0073】
そして、本実施例のように、IPネットワーク20に接続可能にすることにより、電話機1や、構内交換機2に内蔵した電話帳部6だけではなく、IPネットワーク20を介して接続される電話帳サーバ21の電話帳部6からのダイヤル発信の場合にも、電話機1のユーザは、マルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態であることを気にすることなく、簡単な操作で、電話帳からのダイヤル発信できるという効果が得られる。
【0074】
なお、本実施例において、構内交換機2は、図10に示すような、制御部3を有するコールマネージャ22としてもよい。
【0075】
また、図9で説明した、電話機1のIPインターフェース19を図11に示すように、無線LANインターフェース24に置き換えることが可能であり、その場合、無線LAN接続装置23を介して、構内交換機2のIPインターフェース18と接続される。
【0076】
このように無線LANを利用することにより、電話機1の設置場所として、物理的に離れている場所に設置することが可能になり、モバイルユーザにも、本発明の効果を得させることができる。
【0077】
また、図12に示すように、電話機1にデジタルコードレス無線部27を実装し、構内交換機2にデジタルコードレスインターフェース25を実装することで、上述した電話帳からのダイヤル送出の指示の情報をデジタルコードレス接続装置26を介して、電話機1に送出することができる。つまり、電話機1をデジタルコードレス電話機(PHS)として運用することができる。
【0078】
本発明が適用される電話システムとしては上記のシステムが考えられるが、電話帳からのダイヤル発信動作については、更に工夫が可能である。
【0079】
まず、図13を用いて、本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態における電話帳からのダイヤル発信動作ついて説明する。
【0080】
情報(1)と情報(2)は、既に説明の通りであるが、ユーザが電話帳からのダイヤル発信を行おうとする時、さらに、電話機1から電話帳で検索表示した相手先電話番号を電話帳ダイヤル発信情報(3)として、情報(1)と情報(2)の後に、構内交換機2へ伝えられる。この電話帳ダイヤル発信情報(3)は、電話帳からのダイヤル発信と分かるように、情報の先頭と末尾に、識別符号を付与し、通常のダイヤルボタンからの発信と区別される。
【0081】
次に、図14を用いて、本実施形態における構内交換機の動作ついて説明する。
【0082】
構内交換機2の動作に付いては図14のフローチャートに従って実行される。すなわち、電話機1から、既に説明した情報(1)と情報(2)と電話帳ダイヤル発信情報(3)を受け取ると(ステップS141)、構内交換機2の制御部3は、把握しているマルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断して、空き状態の時は(ステップS142でYES)、電話帳ダイヤル発信情報(3)の中に含まれる相手先電話番号に空きラインでダイヤル発信する指示を出す(ステップS143)。
【0083】
空き状態でなく、マルチラインが着信中状態や通話中状態の時は(ステップS142でNO)、ダイヤル発信する指示を出す処理を中止する(ステップS144)。
【0084】
この電話帳ダイヤル発信情報(3)を利用する方式では、電話機1側で構内交換機2から出る信号を受け取るまで待機する処理が無いために、電話機1側の処理が軽くなるという特長がある。
【0085】
【発明の効果】
発明によれば、電話機のマルチラインの呼状態(着信中、通話中、空き)を構内交換機側で把握し、構内交換機からの指示に従って発信することが可能となるので、電話機のユーザは、マルチラインが着信中状態か通話中状態か空き状態かや、電話帳からのダイヤル発信か着信呼に対する応答かを意識せずに、簡単な操作で電話帳からのダイヤル発信ができる。
【0086】
また、本発明によれば、電話機にデジタルコードレス無線部が実装され、構内交換機にデジタルコードレスインターフェースが実装されるので、上述した電話帳からのダイヤル送出の指示の情報をデジタルコードレス接続装置を介して、電話機に送出することができる。つまり、電話機をデジタルコードレス電話機(PHS)として運用することができる。
【0087】
また、本発明によれば、IPインターフェースと、IPネットワークと、により、本発明をIP電話システムに適用できる。また、IPネットワークに接続可能となることにより、電話機や、構内交換機に内蔵した電話帳部だけではなく、IPネットワークを介して接続される電話帳サーバの電話帳部からのダイヤル発信の場合にも、本発明を適用できる。
【0088】
また、本発明によれば、IPネットワークを介して接続される電話帳サーバの電話帳部からのダイヤル発信の場合にも、電話機のユーザは、マルチラインの着信中状態と通話中状態と空き状態であることを気にすることなく、簡単な操作で、電話帳からのダイヤル発信をできるという効果が得られる。
【0089】
また、本発明によれば、無線LANを利用することにより、電話機の可搬性が高まり、有線通信ケーブルから物理的に離れている場所に電話機を設置することが可能になるので、そのような場所で電話機を利用するモバイルユーザにも、本発明の効果を得させることができる。
【0090】
また、本発明によれば、電話帳ダイヤル発信情報が利用されることにより、電話機側で構内交換機から出る信号を受け取るまで待機する処理が無くなるので、電話機側の処理を軽くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態のシステム構成図である。
【図2】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における電話機の構成図である。
【図3】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における電話帳からのダイヤル発信動作のフローチャートである。
【図4】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における構内交換機の動作のフローチャートである。
【図5】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の一実施形態における電話機と構内交換機との間の情報の流れの説明図である。
【図6】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態における電話機の構成図である。
【図7】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態における電話機の構成図である。
【図8】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態のシステム構成図である。
【図9】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態のシステム構成図である。
【図10】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態のシステム構成図である。
【図11】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態のシステム構成図である。
【図12】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態のシステム構成図である。
【図13】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態における電話機と構内交換機との間の情報の流れの説明図である。
【図14】本発明による電話機の発信システム及び発信方法の他の実施形態における構内交換機の動作のフローチャートである。
【図15】従来の電話機の発信システム及び発信方法の説明図である。
【符合の説明】
1 電話機
2 構内交換機
3、11 制御部
4、12 ラインインターフェース
5 マルチライン部
6 電話帳部
7 電話帳操作部
8 ハンドセット
9 フックスイッチ
10 表示部
13 ハンズフリー
14 スピーカーボタン
15 ヘッドセット
16 ヘッドセットボタン
18、19 IPインターフェース
20 IPネットワーク
21 電話帳サーバ
22 コールマネージャ
23 無線LAN接続装置
24 無線LANインターフェース
25 デジタルコードレスインターフェース
26 デジタルコードレス接続装置
27 デジタルコードレス無線部
100、101、102、103、104、105 電話機発信システム

Claims (24)

  1. 電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号と発着信ができるマルチライン機能と、電話番号情報を表示する表示部と、を有する電話機と、
    前記電話機との間で情報のやりとりをするための1又は複数のインターフェースを有する構内交換機又はコールマネージャと、を有する電話機の発信システムであって、
    前記電話機は、前記表示部に電話番号情報が表示され、オフフックされると、発信操作であることを構内交換機又はコールマネージャに送信する第1の制御部を有し、
    前記構内交換機又はコールマネージャは、前記電話機から発信操作であることを受信すると、前記電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを把握し、前記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に該空き状態のラインにより前記電話機による発信を許可する第2の制御部を有することを特徴とする電話機の発信システム。
  2. 前記電話帳部に記録された前記電話番号データを選択して前記表示部に電話番号が表示されると前記電話番号の先頭と末尾を識別するための識別符号を前記電話番号の前後に付与し、前記電話帳機能を用いた発信であること前記構内交換機又は前記コールマネージャに伝えことを特徴とする請求項記載の電話機の発信システム。
  3. 前記第2の制御部は、記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に、前記インターフェースを介して前記電話機に対して、前記空き状態のラインによるダイヤル送出を指示することを特徴とする請求項1または2記載の電話機の発信システム。
  4. 前記第1の制御部は、前記ダイヤル送出の指示を受け取るまで待機し、該指示を受け取ると、前記表示部に表示されている電話番号情報を、前記構内交換機又は前記コールマネージャに送出して発信を実行することを特徴とする請求項記載の電話機の発信システム。
  5. 前記第2の制御部は、前記電話機のマルチラインが空き状態の場合、前記構内交換機又は前記コールマネージャの前記インターフェースを介して、前記電話機に前記表示部に表示された前記電話番号と識別符号とによる電話帳ダイヤル送出を指示することを特徴とする請求項記載の電話機の発信システム。
  6. 前記第1の制御部は、前記構内交換機又は前記コールマネージャから前記電話帳ダイヤル送出の指示を受けると、前記表示部に表示されている電話番号と識別符号とを、前記電話機の前記インターフェースを介して、前記構内交換機又は前記コールマネージャに送出し、前記空き状態のラインを用いて該電話番号による発信を実行することを特徴とする請求項記載の電話機の発信システム。
  7. 前記構内交換機又は前記コールマネージャは、前記発信操作であることと共に、前記表示部に表示されている電話番号情報とを前記 1 の制御部から受け取り、
    前記第2の制御部は、前記電話機のマルチラインが空き状態の場合、記空き状態のラインを用いて前記電話機から受け取った前記表示部に表示された電話番号による発信を許可することを特徴とする請求項1または2記載の電話機の発信システム。
  8. 前記電話機は、複数の電話番号にルチライン発着信をするためのマルチライン部と、
    電話番号データを記録する電話帳部と、
    信機と送信機とを有するハンドセットと、
    前記ハンドセットが持ち上げられると、回線を通話可能状態に切り替えるフックスイッチと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャとの間で情報のやりとりをするための1又は複数のインターフェースと、
    前記マルチライン部及び/または前記電話帳部及び/または前記表示部び/または前記ハンドセット及び/または前記フックスイッチ及び/または前記インターフェースを制御する前記第1の制御部と、を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電話機の発信システム。
  9. 前記構内交換機又は前記コールマネージャは、電話番号データを記録する電話帳部を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の電話機の発信システム。
  10. デジタルコードレス接続装置をさらに有し、
    前記電話機は、デジタルコードレス無線部を有し、
    前記構内交換機又はコールマネージャの前記インターフェースの少なくとも1つは、デジタルコードレスインターフェースであり、
    該電話機は、前記デジタルコードレス接続装置を介して、前記構内交換機又はコールマネージャと接続されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の電話機の発信システム。
  11. 前記電話機及び/または前記構内交換機若しくは前記コールマネージャの前記インターフェースの少なくとも1つは、IPインターフェースであって、
    前記電話機と、前記構内交換機又は前記コールマネージャと、がIPネットワークを介して接続されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の電話機の発信システム。
  12. 電話番号データを記録する電話帳部を有する電話帳サーバをさらに有し、
    該電話帳サーバは、前記IPネットワークを介して、前記電話機と、前記構内交換機又はコールマネージャと、に接続されることを特徴とする請求項11記載の電話機の発信システム。
  13. 無線LAN接続装置をさらに有し、
    前記電話機の前記インターフェースの少なくとも1つは、無線LANインターフェースであって、
    該電話機は、前記無線LAN接続装置を介して、前記構内交換機又はコールマネージャに接続されることを特徴とする請求項11または12記載の電話機の発信システム。
  14. 前記電話機は、ハンドセットの外部にあるスピーカとマイクとを用いて通話するためのハンズフリー機能をさらに有し、
    記電話番号情報が前記表示部に表示され、前記ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されると、信が行われようとしていることが前記構内交換機又はコールマネージャに伝えられることを特徴とする請求項から1のいずれか1項に記載の電話機の発信システム。
  15. 前記発信操作であることの伝達は、
    前記第1の制御部が、記電話番号情報が前記表示部に表示されたという情報と、前記ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されたという情報とを、前記電話機の前記インターフェースを介して、前記構内交換機又は前記コールマネージャに伝えることにより行われることを特徴とする請求項1記載の電話機の発信システム。
  16. 前記電話機は、ヘッドセットを用いて通話するためのヘッドセット機能をさらに有し、
    記電話番号情報が前記表示部に表示され、前記ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されると、信が行われようとしていることが前記構内交換機又は前記コールマネージャに伝えられることを特徴とする請求項から1のいずれか1項に記載の電話機の発信システム。
  17. 前記発信操作であることの伝達は、
    前記第1の制御部が、記電話番号情報が前記表示部に表示されたという情報と、前記ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されたという情報とを、前記電話機の前記インターフェースを介して、前記構内交換機又は前記コールマネージャに伝えることにより行われることを特徴とする請求項16記載の電話機の発信システム。
  18. 電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、を有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、
    前記電話機のフックスイッチをオフフックにするステップと、
    前記表示部に前記電話番号が表示されたことと、前記フックスイッチがオフフックされたことと、を前記電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャからのダイヤル送出の指示を受け取るまで前記電話機を待機させるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャの制御部により前記電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に前記構内交換機又は前記コールマネージャから前記電話機にダイヤル送出の指示を行うステップと、
    前記電話機が、前記ダイヤル送出の指示を前記構内交換機又は前記コールマネージャから受け取ると、前記表示部に表示された前記電話番号を、前記構内交換機又はコールマネージャに送出して、ダイヤル発信を行うステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、前記ダイヤル送出の指示を行わず、ダイヤル発信の処理を中止するステップと、を有することを特徴とする電話機の発信方法。
  19. 電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ハンドセットの外部にあるスピーカとマイクとを用いて通話するためのハンズフリー機能と、を有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、
    前記ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されるステップと、
    前記表示部に前記電話番号が表示されたことと、前記スピーカボタンが押下されたことと、を前記電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャからのダイヤル送出の指示を受け取るまで前記電話機を待機させるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャの制御部により前記電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に前記構内交換機又は前記コールマネージャから前記電話機にダイヤル送出の指示を行うステップと、
    前記電話機が、前記ダイヤル送出の指示を前記構内交換機又は前記コールマネージャから受け取ると、前記表示部に表示された前記電話番号を、前記構内交換機又はコールマネージャに送出して、ダイヤル発信を行うステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、前記ダイヤル送出の指示を行わず、ダイヤル発信の処理を中止するステップと、を有することを特徴とする電話機の発信方法。
  20. 電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ヘッドセットを用いて通話するためのヘッドセット機能と、を有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、
    前記ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されるステップと、
    前記表示部に前記電話番号が表示されたことと、前記ヘッドセットボタンが押下されたことと、を前記電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャからのダイヤル送出の指示を受け取るまで前記電話機を待機させるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャの制御部により前記電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に前記構内交換機又は前記コールマネージャから前記電話機にダイヤル送出の指示を行うステップと、
    前記電話機が、前記ダイヤル送出の指示を前記構内交換機又は前記コールマネージャから受け取ると、前記表示部に表示された前記電話番号を、前記構内交換機又は前記コールマネージャに送出して、ダイヤル発信を行うステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、前記ダイヤル送出の指示を行わず、ダイヤル発信の処理を中止するステップと、を有することを特徴とする電話機の発信方法。
  21. マルチライン機能と電話帳機能とを有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、
    前記電話機のフックスイッチをオフフックにするステップと、
    前記表示部に前記電話番号が表示されたことと前記フックスイッチがオフフックされたこととを前記電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、
    前記表示部に表示された電話番号、前記構内交換機又は前記コールマネージャへ伝えるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャの制御部により前記電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に前記話番号を用いて前記空き状態のラインでダイヤル発信するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、前記ダイヤル発信を中止することを特徴とする電話機の発信方法。
  22. 電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ハンドセットの外部にあるスピーカとマイクとを用いて通話するためのハンズフリー機能と、を有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、
    前記ハンズフリー機能による通話に切り替えるためのスピーカボタンが押下されるステップと、
    前記表示部に前記電話番号が表示されたことと、前記スピーカボタンが押下されたことと、を前記電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、
    前記表示部に表示された電話番号、前記構内交換機又は前記コールマネージャへ伝えるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャの制御部により前記電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に前記話番号を用いて前記空き状態のラインでダイヤル発信するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、前記ダイヤル発信を中止するステップと、を有することを特徴とする電話機の発信方法。
  23. 電子電話帳を用いて発信ができる電話帳発信機能と、複数の電話番号により発着信ができるマルチライン機能と、ヘッドセットを用いて通話するためのヘッドセット機能と、を有する電話機に相手先電話番号を前記電話機の表示部に表示するステップと、
    前記ヘッドセット機能による通話に切り替えるためのヘッドセットボタンが押下されるステップと、
    前記表示部に前記電話番号が表示されたことと、前記ヘッドセットボタンが押下されたことと、を前記電話機から構内交換機又はコールマネージャへ伝えるステップと、
    前記表示部に表示された電話番号、前記構内交換機又は前記コールマネージャへ伝えるステップと、
    前記構内交換機又は前記コールマネージャの制御部により前記電話機のマルチラインにおける着信中状態と通話中状態と空き状態とを判断するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがある場合に前記話番号を用いて前記空き状態のラインでダイヤル発信するステップと、
    前記マルチラインにおいて空き状態のラインがなく、着信中状態または通話中状態の場合は、前記ダイヤル発信を中止するステップと、を有することを特徴とする電話機の発信方法。
  24. 前記相手先電話番号が、前記電話帳に記録されている複数の電話番号データの中から選択されると、前記電話番号の先頭と末尾を識別するための識別符号を前記電話番号の前後に付与し、前記電話帳機能を用いた発信であることを前記構内交換機又は前記コールマネージャに伝えることを特徴とする請求項18から23のいずれか1項に記載の電話機の発信方法。
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