JP3777779B2 - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、任意の相手先通信端末と送受信器を介して通信可能な、たとえばコードレス電話などの送受話器を備えた通信装置、およびその通信装置を動作させるためのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の代表的な通信装置には、コードレス電話がある。コードレス電話では、電話機本体が電話回線を介して音声信号などの送受信を行い、その電話機本体と無線で情報交換する送受話器が、電話機本体の所定位置に、あるいは電話機本体とは別の充電器などに子機電話として保持されている。このような送受話器、特に子機電話として使用されるものには、相手先の電話番号などを入力するためのテンキーや、入力した電話番号などを表示する表示パネルが所定部位に設けられている。また、このような送受話器には、フックスイッチが設けられており、このフックスイッチを1回押下することによって通話の開始・終了が可能とされている。たとえば、相手先との通話を終えて回線を切断したい場合には、フックスイッチを押下することによって交換局に終話信号が送出されて回線が切断される。
【0003】
一方、電話回線を介して提供されるサービスの一つとして、一の相手先との通話中に別の相手先から呼び出しを受けた場合、通話音に重ねて呼び出し音を伝送する、いわゆるキャッチホンサービスがある。このキャッチホンサービスの提供を受けた送受話器では、一の相手先との通話中に別の相手先からの呼出信号を受信した場合、上記フックスイッチを1回押下することによって通話相手が切り替えられている。
【0004】
また、最近においては、電話回線を介して提供される他のサービスとして、呼び出し時に相手先の電話番号を通知するサービスがあり、このような番号通知サービスを受けた送受話器では、相手先から呼出信号を受信すると、上記表示パネルにその相手先の電話番号が表示されるようになっている。このようにして相手先からの呼び出しを受けた使用者は、表示パネルに表示される相手先の電話番号を確認することによって、その相手先と通話するかしないかの予断が可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のコードレス電話において、キャッチホンサービスおよび番号通知サービスを受ける場合、以下に述べるような不具合が存在した。
【0006】
つまり、コードレス電話、特に子機電話として利用される送受話器では、その送受話器を使用して一の相手先と通話中、別の相手先から呼出信号を受信すると、その別の相手先電話番号を確認するために、表示パネルを視認可能な姿勢としなければならない。そのため、一の相手先と通話状態としたまま送受話器を一旦顔付近から離し、表示パネルにより別の相手先電話番号を確認しなければならないので、先に通話中であった一の相手先との通話に空き時間が生じてしまい、先に通話中の相手先にとって通話に混乱を生じてしまう。すなわち、先に通話中の相手先と通話状態としたまま、別の相手先電話番号を表示パネルによって確認するか、あるいは相手先電話番号を確認することなく、通話相手を強制的に切り替えるかのいずれかの選択の余地しかなかった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、送受信器を使用して一の相手先と通信中、別の相手先から呼出信号を受信した場合、一時的に両相手先との通信を行うことなく保留させることができる通信装置、およびその通信装置を動作させるためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の通信装置は、通信回線を介して任意の相手先通信端末と送受信するための送受信器を備えるとともに、各相手先通信端末に割り当てられた識別情報を表示可能な表示パネルが上記送受信器の所定部位に設けられており、一の相手先通信端末との通信時、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信すると、所定の切り替え操作に応じて、上記一の相手先通信端末から上記別の相手先通信端末に通信相手を切り替えることが可能な通信装置であって、上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報を上記表示パネルに表示させる相手先表示制御手段と、上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、所定の保留操作に応じて、上記両相手先との通信を一旦中断して保留状態とする保留制御手段と、上記保留制御手段によって上記両相手先との通信が保留状態とされた後、その保留状態を解除するために必要な所定の保留解除操作がなされたか否かを判定する保留解除判定手段と、上記保留解除判定手段により所定の保留解除操作がなされたと判定された場合、上記一の相手先通信端末または上記別の相手先通信端末のいずれかの相手先との通信を再開させる通信再開制御手段とを有することを特徴としている。
【0009】
この通信装置によれば、一の相手先通信端末との通信中、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報が表示パネルに表示されるとともに、所定の保留操作を行うことによって一時的に両相手先との通信を行うことなく保留させることができ、その保留後、所定の保留解除操作によっていずれかの相手先との通信を再開させることができる。
【0010】
なお、通信装置としては、通信装置本体と送受信器とを別個に備えたもの、あるいは送受信器自体が通信装置そのものとされる、いずれの形態であってもよい。たとえば、各種形態の電話機や携帯電話などが好適とされる。
【0011】
通信回線としては、公衆電話回線であっても専用回線であってもよく、また有線であっても無線であってもよい。
【0012】
表示パネルとしては、たとえばLCDなどの文字表示可能な表示ディスプレイが最適であるが、これに限ることはなく、LEDによるセグメント表示パネルなどのように識別情報を表示できるものであればその他の表示パネルであってもよい。
【0013】
識別情報としては、電話回線を介した提供サービスにより通知される相手先の電話番号が適しているが、その他の情報であってもよい。
【0014】
切り替え操作、保留操作、保留解除操作それぞれは、各操作別に設けられた複数個のキースイッチによって実現可能であるが、たとえば一つのキースイッチにより、たとえば1回の押下、または連続した2回の押下などで異なる操作としてもよく、あるいは一つのキースイッチの操作順序によっては、たとえば切り替え操作および保留操作を同一のキースイッチを押下することによって実現させてもよい。
【0015】
また、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、上記保留解除判定手段は、上記所定の保留解除操作として、通信中であった通信相手を選択する再選操作、または通信相手を切り替える切り替え操作がなされたか否かを判定しており、上記通信再開制御手段は、上記保留解除判定手段により上記再選操作がなされたと判定されると、上記一の相手先通信端末との通信を再開させる一方、上記保留解除判定手段により上記切り替え操作がなされたと判定されると、上記別の相手先通信端末との通信を開始させる。
【0016】
この通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、両相手先との通信が保留された後、再選操作に応じて通信中であった通信相手との通信が再開され、それに対し、切り替え操作に応じて呼び出しを受けた通信相手との通信が開始されるので、通信が保留された後の操作手順に応じて所望の通信相手を選択することができる。
【0017】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であって、上記送受信器は、マイクロホンおよびスピーカを内蔵した把持可能な送受話器である。
【0018】
この通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、送受信器がマイクロホンおよびスピーカを内蔵した把持可能な送受話器であるので、そのような送受話器を備えた、たとえば各種形態の電話機や携帯電話などにおいて有効に利用することができる。
【0019】
また、請求項4に記載した発明の通信装置は、請求項3に記載の通信装置であって、上記送受話器は、通信装置本体と無線方式で情報交換するコードレス型である。
【0020】
この通信装置によれば、請求項3に記載の通信装置による効果に加えて、送受話器が通信装置本体と無線方式で情報交換するコードレス型であるので、そのようなコードレス型の送受話器を備えた、たとえば電話機本体とは別の充電器などに保持される子機電話などにおいて有効に利用することができる。
【0021】
さらに、請求項5に記載した発明の通信装置は、請求項3または請求項4に記載の通信装置であって、上記送受話器は、把持されない状態で上記マイクロホンおよびスピーカを介した通話が可能であり、上記送受話器が把持されない状態で通話中の場合、上記保留制御手段は、保留制御を行うことなく、所定の切り替え操作がなされた直後に、上記別の相手先通信端末との通信を開始させている。
【0022】
この通信装置によれば、請求項3または請求項4に記載の通信装置による効果に加えて、送受話器を手に取ることなく通話されている場合、切り替え操作がなされた時点で別の相手先との通話が可能となるので、たとえば子機電話などにおける一機能として、いわゆるスピーカホン機能を使用している状況において有効に利用することができる。
【0023】
また、請求項6に記載した発明の記憶媒体は、通信回線を介して任意の相手先通信端末と送受信するための送受信器を備えるとともに、各相手先通信端末に割り当てられた識別情報を表示可能な表示パネルが上記送受信器の所定部位に設けられており、一の相手先通信端末との通信時、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信すると、所定の切り替え操作に応じて、上記一の相手先通信端末から上記別の相手先通信端末に通信相手を切り替えることが可能な通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報を上記表示パネルに表示させるための相手先表示制御プログラムと、上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、所定の保留操作に応じて、上記両相手先との通信を一旦中断して保留状態とするための保留制御プログラムと、上記保留制御プログラムに基づいて上記両相手先との通信が保留状態とされた後、その保留状態を解除するために必要な所定の保留解除操作がなされたか否かを判定するための保留解除判定プログラムと、上記保留解除判定プログラムに基づいて所定の保留解除操作がなされたと判定された場合、上記一の相手先通信端末または上記別の相手先通信端末のいずれかの相手先との通信を再開させるための通信再開制御プログラムとを含むことを特徴としている。
【0024】
この記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態ついて図面を参照して具体的に説明する。
【0026】
図1は、本発明にかかる通信装置の一例として、コードレス型の子機電話を備えた電話機の使用形態を示した概略説明図であって、この電話機は、電話回線21を介して音声信号などを送受信する電話機本体Aと、電話機本体Aとは別の充電器Bに子機電話として保持された送受話器Cとを具備して構成されている。なお、本実施形態における電話機本体Aは、無線方式によって子機電話と情報交換可能な従来より周知の親機電話と同一形態であり、この電話機本体Aでは、電話番号を入力するためのテンキーや通話を行うための送受話器を具備していないが、もちろんそのようなテンキーや送受話器を備えたものであってもよい。たとえば、電話機本体Aが画像情報の送受信可能なファクシミリ装置であってもよい。このような電話機本体Aは、従来より周知の親機電話の機能と同一であることから、その詳細な説明を省略する。
【0027】
充電器Bには、家庭電源からの電力を送受話器Cに供給するための端子(図示せず)が所定箇所に設けられており、送受話器Cが充電器Bに保持された状態では、その端子を通じて充電器Bから送受話器Cに常時電力が供給されている。送受話器Cが充電器Bから手に取られて離脱されると、端子との接続が解除され、それによって送受話器Cへの電力供給が停止されると同時に、通話可能なオフフック状態となる。
【0028】
送受話器Cには、相手先と通話するためのマイクロホン部C1およびスピーカ部C2が設けられている。さらに、その同一面側の所定部位には、相手先電話番号などを入力するためのテンキーなどからなるキースイッチ群C3が設けられているとともに、詳細については後述するが、呼び出しを受けた際にその相手先電話番号を表示するためのLCDなどからなる表示パネルC4が設けられている。また、キースイッチ群C3の特定機能を果たすキースイッチとしては、送受話器Cを用いて通話する場合や終話する場合に、オフフック状態あるいはオンフック状態にするためのフックスイッチC3aがあるとともに、詳細については後述するが、通話が保留状態とされた場合にその保留を解除するための保留解除スイッチC3bがある。このような送受話器Cを使用して通話する場合、送受話器Cを手に取ることなく通話することも可能であり、送受話器Cは、いわゆるスピーカホン機能を有している。
【0029】
このような使用形態の電話機に接続された電話回線21においては、交換局からの提供サービスとして、呼び出し時に相手先の電話番号を識別情報として通知するサービスが付加されており、このような番号通知サービスを受けた電話機では、相手先からの呼び出し時、その相手先の電話番号が表示可能とされている。このような呼び出し時に相手先電話番号を表示することをナンバーディスプレイという。つまり、相手先からの呼び出しを受けた時、送受話器Cの表示パネルC4にナンバーディスプレイ機能によって、その相手先の電話番号が表示されるようになっており、使用者は、表示パネルC4に表示された相手先の電話番号を確認することによって、その相手先と通話するかしないかの予断が可能とされている。
【0030】
また、交換局の他の提供サービスとして、一の相手先との通話中に別の相手先から呼び出しを受けた場合、通話音に重ねて呼び出し音を伝送する、いわゆるキャッチホンサービスがある。本実施形態の電話機においては、このキャッチホンサービスの提供も受けており、送受話器Cを使用して一の相手先と通話中、別の相手先からの呼出信号を受信した場合、上記フックスイッチC3aを1回押下することによって通話相手を切り替え可能としている。
【0031】
次に、図2は、図1に示した送受話器Cの回路ブロック図であって、送受話器Cは、CPU1、RAM2、ROM3、EEPROM4、ゲートアレイ5、DMAC6、音声入力部11、音声出力部12、操作部13、表示部14、情報交換部15、および電源部17を具備して構成されている。CPU1、RAM2、ROM3、EEPROM4、ゲートアレイ5、およびDMAC6は、バス線により相互に接続されている。バス線には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ5には、音声入力部11、音声出力部12、操作部13、表示部14、情報交換部15、および電源部17が接続されている。なお、電話回線21に接続されて網制御を行うNCUや、音声信号を電話回線21を介して送受信するための通話回路は、電話機本体Aに設けられており、これらNCUや通話回路は、送受話器Cから無線によって制御可能とされている。
【0032】
CPU1は、送受話器C全体を制御する。RAM2は、送受話器Cに内蔵された充電電池などの電池(図示省略)により電源バックアップが処置されており、リダイヤルデータや留守番録音した音声データなどの各種のデータを記憶する。ROM3は、各種のプログラムや初期設定値などのデータを記憶している。EEPROM4は、各種のフラグや登録データなどを記憶する。ゲートアレイ5は、CPU1の入出力インターフェースとして機能する。DMAC6は、RAM2へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0033】
音声入力部11は、マイクロホンなどを備えており、使用者の発した音声をアナログ信号として情報交換部15に出力する。音声出力部12は、スピーカなどを備えており、通話時における相手先の音声信号などを可聴音として出力する。操作部13は、キースイッチ群などからなり、電話番号を入力するためのテンキーやフックスイッチC3aなどを備え、使用者の操作に応じた操作信号を出力する。表示部14は、表示パネルC4を備えており、CPU1により制御されて相手先の電話番号などを表示することにより、ナンバーディスプレイ機能を有する。情報交換部15は、無線により各種信号を送受信するためのアンテナなどを備え、電話機本体Aとの間で交換される音声信号や制御信号を送受信する。電源部17は、充電器Bとの接点となる電力供給用の端子や充電電池などを備えており、送受話器Cの回路全体に対して電力を供給する。
【0034】
要点について説明すると、電話機本体Aは、電話回線21を介して受信した相手先からの呼出信号や音声信号を送受話器Cの情報交換部15に無線によって転送する。また、電話機本体Aは、呼出信号に付加して相手先の電話番号を受信情報(以下、「コーラID」という)として受信するとともに、その相手先電話番号も情報交換部15に転送する。そして、送受話器Cを使用して通話中、別の相手先から呼び出しを受けると、通話音に重ねて呼び出し音が音声出力部12から出力され、表示パネルC4には、その相手先の電話番号が表示される。このとき、キャッチホン機能を利用して通話相手を切り替える場合、フックスイッチC3aを1回押下することにより、通話中の相手先および別の相手先との通話が保留される。その後、使用者は、表示パネルC4によって相手先の電話番号を確認した後、その別の相手先との通話に切り替えるか否かを判断することができる。具体的には、再度フックスイッチC3aを押下することによって通話相手が切り替えられる一方、操作部13における保留解除スイッチC3bを押下することによって通話相手を切り替えることなく通話中の相手先との通話が続行される。
【0035】
すなわち、CPU1は、ROM3に格納されたプログラムに基づいて動作することにより、一の相手先通信端末との通信中、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報を表示パネルに表示させる相手先表示制御手段と、一の相手先通信端末との通信中、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、所定の保留操作に応じて、両相手先との通信を一旦中断して保留状態とする保留制御手段と、保留制御手段によって両相手先との通信が保留状態とされた後、その保留状態を解除するために必要な所定の保留解除操作がなされたか否かを判定する保留解除判定手段と、保留解除判定手段により所定の保留解除操作がなされたと判定された場合、一の相手先通信端末または別の相手先通信端末のいずれかの相手先との通信を再開させる通信再開制御手段とを実現している。
【0036】
また、ROM3は、通信回線を介して任意の相手先通信端末と送受信するための送受信器を備えるとともに、各相手先通信端末に割り当てられた識別情報を表示可能な表示パネルが上記送受信器の所定部位に設けられており、一の相手先通信端末との通信時、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信すると、所定の切り替え操作に応じて、一の相手先通信端末から別の相手先通信端末に通信相手を切り替えることが可能な通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、一の相手先通信端末との通信中、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報を表示パネルに表示させるための相手先表示制御プログラムと、一の相手先通信端末との通信中、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、所定の保留操作に応じて、両相手先との通信を一旦中断して保留状態とするための保留制御プログラムと、保留制御プログラムに基づいて両相手先との通信が保留状態とされた後、その保留状態を解除するために必要な所定の保留解除操作がなされたか否かを判定するための保留解除判定プログラムと、保留解除判定プログラムに基づいて所定の保留解除操作がなされたと判定された場合、一の相手先通信端末または別の相手先通信端末のいずれかの相手先との通信を再開させるための通信再開制御プログラムとを含む記憶媒体を実現している。
【0037】
次に、上記構成を有する送受話器Cの動作の要点について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0038】
図3は、子機電話として使用される送受話器Cの通話相手切り替え処理手順を示したフローチャートであって、この図に示すように、まず、CPU1は、一の相手先との通話処理を行っているものとする(S1)。
【0039】
そして、CPU1は、一の相手先との通話中に別の相手先からの呼出信号を情報交換部15を介して受信したか否かを判断している(S2)。
【0040】
呼出信号を受信した場合(S2:YES)、CPU1は、受信した呼出信号に別の相手先の電話番号に関するコーラIDが付加されているか否かを判断する(S3)。
【0041】
呼出信号にコーラIDが付加されている場合(S3:YES)、CPU1は、表示パネルC4に受信した相手先の電話番号などを表示させる(S4)。つまり、ナンバーディスプレイ機能が実行される。
【0042】
次いで、CPU1は、使用者によって操作部13におけるフックスイッチC3aが1回押下されたか否かを判断する(S5)。
【0043】
フックスイッチC3aが押下されると(S5:YES)、CPU1は、一の相手先との通話状態がスピーカホン機能による通話状態であるか否かを判断し(S6)、スピーカホン状態でない場合(S6:NO)、CPU1は、両相手先との通話ができない通話を保留した状態とする(S7)。この通話が保留された期間中、使用者は、表示パネルC4を見て呼出信号の送信元である別の相手先の電話番号を確認することができる。
【0044】
その後、CPU1は、使用者によって操作部13における保留解除スイッチC3bが押下されたか否かを判断するとともに(S8)、再度フックスイッチC3aが押下されたか否かを判断する(S9)。
【0045】
保留解除スイッチC3bが押下されることなく(S8:NO)、再度フックスイッチC3aが押下されると(S9:YES)、CPU1は、先に通話中であった一の相手先から別の相手先との通話処理に切り替える(S10)。通話相手が切り替えられた後、CPU1は、通話処理を再開させ(S11)、このルーチンを終了する。
【0046】
S9において、再度フックスイッチC3aが押下されない場合(S9:NO)、CPU1は、S8に戻って保留解除操作がなされた否かの判断処理を繰り返し実行する。
【0047】
S8において、保留解除スイッチC3bが押下されると(S8:YES)、CPU1は、S10の通話相手を切り替える処理を実行することなく、先に通話中であった一の相手先との通話が保留された状態を解除する(S12)。その後、CPU1は、S11に飛んで一の相手先との通話を再開させる。
【0048】
S6において、スピーカホン状態である場合(S6:YES)、CPU1は、S7の通話を保留させる処理を行うことなく、直ちに通話処理の切り替えを実行し(S13)、S11に飛んで別の相手先との通話を開始させる。
【0049】
S5において、フックスイッチC3aが押下されない場合(S5:NO)、CPU1は、S1に戻って一の相手先との通話処理を継続させる。
【0050】
S3において、呼出信号にコーラIDが付加されていない場合(S3:NO)、CPU1は、使用者によって操作部13におけるフックスイッチC3aが1回押下されたか否かを判断する(S14)。フックスイッチC3aが押下されると(S14:YES)、CPU1は、S13に飛んで直ちに通話処理の切り替えを実行する(S13)。逆に、フックスイッチC3aが押下されない場合(S14:NO)、CPU1は、S1に戻って一の相手先との通話処理を継続させる。
【0051】
S2において、別の相手先からの呼出信号を受信していない場合(S2:NO)、CPU1は、S1に戻って一の相手先との通話処理を継続させる。
【0052】
したがって、上記構成、動作を有する子機電話として使用される送受話器Cを備えた電話機によれば、一の相手先との通話中、別の相手先からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先の電話番号が表示パネルC4に表示されるとともに、その表示パネルC4にて相手先電話番号を確認した使用者がフックスイッチC3aを操作することにより、一時的に両相手先との通信を行うことなく保留させることができる。その保留後、先の通話中であった相手先との通話を継続させる場合は、保留解除スイッチC3bを操作することによってその先の通話相手との通話を再開させることができるとともに、通話相手を別の相手先に切り替えたい場合は、再度フックスイッチC3aを操作することで通話相手を切り替えて通話を再開させることができる。
【0053】
なお、本実施形態においては、子機電話として利用される送受話器Cに上記機能が備えられているが、そのような機能を電話機本体Aに備えるようにしてもよい。この場合、無線による情報交換によって電話機本体Aが送受話器Cの各種動作を制御することとなる。
【0054】
また、その他の実施形態として、通話が保留状態とされている間、CPU1の制御によって相手先に対して「しばらくお待ち下さい」といった音声や、保留メロディを送出することとしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の通信装置によれば、一の相手先通信端末との通信中、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報が表示パネルに表示されるとともに、所定の保留操作を行うことによって一時的に両相手先との通信を行うことなく保留させることができ、その保留後、所定の保留解除操作によっていずれかの相手先との通信を再開させることができる。
【0056】
また、請求項2に記載した発明の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、両相手先との通信が保留された後、再選操作に応じて通信中であった通信相手との通信が再開され、それに対し、切り替え操作に応じて呼び出しを受けた通信相手との通信が開始されるので、通信が保留された後の操作手順に応じて所望の通信相手を選択することができる。
【0057】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、送受信器がマイクロホンおよびスピーカを内蔵した把持可能な送受話器であるので、そのような送受話器を備えた、たとえば各種形態の電話機や携帯電話などにおいて有効に利用することができる。
【0058】
また、請求項4に記載した発明の通信装置によれば、請求項3に記載の通信装置による効果に加えて、送受話器が通信装置本体と無線方式で情報交換するコードレス型であるので、そのようなコードレス型の送受話器を備えた、たとえば電話機本体とは別の充電器などに保持される子機電話などにおいて有効に利用することができる。
【0059】
さらに、請求項5に記載した発明の通信装置によれば、請求項3または請求項4に記載の通信装置による効果に加えて、送受話器を手に取ることなく通話されている場合、切り替え操作がなされた時点で別の相手先との通話が可能となるので、たとえば子機電話などにおける一機能として、いわゆるスピーカホン機能を使用している状況において有効に利用することができる。
【0060】
また、請求項6に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信装置の一例として、コードレス型の子機電話を備えた電話機の使用形態を示した概略説明図である。
【図2】図1に示した送受話器Cの回路ブロック図である。
【図3】子機電話として使用される送受話器Cの通話相手切り替え処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 EEPROM
5 ゲートアレイ
6 DMAC
11 音声入力部
12 音声出力部
13 操作部
14 表示部
15 情報交換部
17 電源部
A 電話機本体
B 充電器
C 送受話器
C1 マイクロホン部
C2 スピーカ部
C3 キースイッチ群
C3a フックスイッチ
C3b 保留解除スイッチ
C4 表示パネル

Claims (6)

  1. 通信回線を介して任意の相手先通信端末と送受信するための送受信器を備えるとともに、各相手先通信端末に割り当てられた識別情報を表示可能な表示パネルが上記送受信器の所定部位に設けられており、一の相手先通信端末との通信時、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信すると、所定の切り替え操作に応じて、上記一の相手先通信端末から上記別の相手先通信端末に通信相手を切り替えることが可能な通信装置であって、
    上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報を上記表示パネルに表示させる相手先表示制御手段と、
    上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、所定の保留操作に応じて、上記両相手先との通信を一旦中断して保留状態とする保留制御手段と、
    上記保留制御手段によって上記両相手先との通信が保留状態とされた後、その保留状態を解除するために必要な所定の保留解除操作がなされたか否かを判定する保留解除判定手段と、
    上記保留解除判定手段により所定の保留解除操作がなされたと判定された場合、上記一の相手先通信端末または上記別の相手先通信端末のいずれかの相手先との通信を再開させる通信再開制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 上記保留解除判定手段は、上記所定の保留解除操作として、通信中であった通信相手を選択する再選操作、または通信相手を切り替える切り替え操作がなされたか否かを判定しており、上記通信再開制御手段は、上記保留解除判定手段により上記再選操作がなされたと判定されると、上記一の相手先通信端末との通信を再開させる一方、上記保留解除判定手段により上記切り替え操作がなされたと判定されると、上記別の相手先通信端末との通信を開始させる、請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記送受信器は、マイクロホンおよびスピーカを内蔵した把持可能な送受話器である、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 上記送受話器は、通信装置本体と無線方式で情報交換するコードレス型である、請求項3に記載の通信装置。
  5. 上記送受話器は、把持されない状態で上記マイクロホンおよびスピーカを介した通話が可能であり、上記送受話器が把持されない状態で通話中の場合、上記保留制御手段は、保留制御を行うことなく、所定の切り替え操作がなされた直後に、上記別の相手先通信端末との通信を開始させている、請求項3または請求項4に記載の通信装置。
  6. 通信回線を介して任意の相手先通信端末と送受信するための送受信器を備えるとともに、各相手先通信端末に割り当てられた識別情報を表示可能な表示パネルが上記送受信器の所定部位に設けられており、一の相手先通信端末との通信時、別の相手先通信端末からの呼出信号を受信すると、所定の切り替え操作に応じて、上記一の相手先通信端末から上記別の相手先通信端末に通信相手を切り替えることが可能な通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、その別の相手先通信端末の識別情報を上記表示パネルに表示させるための相手先表示制御プログラムと、
    上記一の相手先通信端末との通信中、上記別の相手先通信端末からの呼出信号を受信した場合、所定の保留操作に応じて、上記両相手先との通信を一旦中断して保留状態とするための保留制御プログラムと、
    上記保留制御プログラムに基づいて上記両相手先との通信が保留状態とされた後、その保留状態を解除するために必要な所定の保留解除操作がなされたか否かを判定するための保留解除判定プログラムと、
    上記保留解除判定プログラムに基づいて所定の保留解除操作がなされたと判定された場合、上記一の相手先通信端末または上記別の相手先通信端末のいずれかの相手先との通信を再開させるための通信再開制御プログラムとを含むことを特徴とする記憶媒体。
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