JP2000286932A - 移動端末 - Google Patents

移動端末

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JP2000286932A
JP2000286932A JP11090637A JP9063799A JP2000286932A JP 2000286932 A JP2000286932 A JP 2000286932A JP 11090637 A JP11090637 A JP 11090637A JP 9063799 A JP9063799 A JP 9063799A JP 2000286932 A JP2000286932 A JP 2000286932A
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mobile terminal
call
signal
line
calling
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JP11090637A
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English (en)
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Kazushi Takahashi
一志 高橋
Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の移動端末では、発呼時には、呼出中か
話中か、オフフックしたか否か等の回線の接続状態を判
断するため、ユーザはスピーカを絶えず耳に当てていな
ければならず、煩わしく不便だという問題点があり、発
呼後、相手がでるまではスピーカを耳に当てておく必要
がなく、利便性を向上させることができる移動端末を提
供する。 【解決手段】 RAM16の報知音テーブルに、着呼側
から送信される信号に対応した報知音を記憶しておき、
発呼時に、制御部14が、着呼側から送信される信号を
監視して、報知音テーブルを参照して当該信号に対応し
てユーザが設定した報知音のデータをリンガ22に出力
することにより、回線の接続状態に応じた報知音を鳴音
する移動端末である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDC(Personal
Digital Cellular)やPHS(Personal Handyphone S
ystem)等の移動端末に係り、特に発呼時、回線の接続
状態に対応した特有のリンガ音を鳴音することにより、
利便性を向上させることができる移動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話機やPHS等の移動端末
の普及が著しい。これらの端末は可搬性があることから
いつでも、どこでもあらゆる場所での無線通信による電
話の利用が可能である。
【0003】ここで、移動端末を用いた通信システムの
構成について図6を用いて簡単に説明する。図6は、移
動通信システムの概略構成ブロック図である。図6に示
すように、移動通信システムは、利用者が携帯する移動
端末1と、特定のエリアをカバーしてエリア内の移動端
末1の通信を制御する無線基地局2と、複数の無線基地
局2を統括し、通信制御や有線通信網との接続等を行う
交換局3とから構成されている。
【0004】ここでは、移動端末1aは、無線基地局2
aのエリア内に位置登録されており、移動端末1bは、
無線基地局2bのエリア内に位置登録されていることを
示している。
【0005】次に、上述したシステムにおいて、移動端
末1aから移動端末1bに対して発呼した場合の発着信
のシーケンスについて図7を用いて具体的に説明する。
図7は、移動端末1aから移動端末1bに対して発呼し
た場合の発着信のシーケンスを示す模式説明図である。
【0006】まず、移動端末1aが、相手先の加入者番
号をダイヤルすると、移動端末1aは発番号情報として
自己の加入者番号と、着番号情報としての移動端末1b
の加入者番号と、呼の接続のために必要な伝達能力信号
の情報等を含む「呼設定」信号を生成し、位置登録され
ている基地局2aに送出する(300)。基地局2a
は、上位の交換局3に呼設定信号を送出し、交換局3に
て交換制御が行われる。
【0007】「呼設定」信号を受信した交換局3は、
「呼設定」信号に含まれている着番号を分析して、基地
局2bを介して移動端末1bに「呼設定」信号を送出す
る(302)。
【0008】それと共に、交換局3は、基地局2aを介
して移動端末1a宛に「呼設定受付」信号を送出する
(304)。以下、基地局2及び交換局3を「通信網」
と総称する。
【0009】移動端末1bは、通信網より「呼設定」信
号を受信した場合に話し中でなければ、着信動作として
リンガからの呼出音の出力を開始して着呼側ユーザに着
信を報知すると共に、「呼出」信号を通信網を介して移
動端末1aに出力する(306)。
【0010】移動端末1aは、通信網より「呼設定受
付」信号及び「呼出」信号を受信すると(308)、ス
ピーカよりリングバックトーン(RBT)を出力し、発
呼側ユーザに着呼側端末が相手を呼出し中であることを
認識させる。
【0011】そして、呼出音を聞いていた着呼側ユーザ
がオフフック(着信に応答)の操作を行うと、移動端末
1bは「応答」信号を通信網を介して移動端末1aに送
出する(310)。
【0012】移動端末1aは通信網を介して「応答」信
号を受信すると(312)、RBTを停止し、「応答確
認」信号を通信網に送出し(314)、移動端末1bが
通信網より「応答確認」信号を受信する(316)と、
移動端末1aと移動端末1bとが通信中となる。
【0013】次に、通話を切断する場合、移動端末1a
にて「切断(オンフック)」の操作が為されると、移動
端末1aは「切断」信号を通信網に送出する(32
0)。移動端末1bは、通信網を介して「切断」信号を
受信すると(322)、被切断音としてビジートーン
(BT)をスピーカから出力して、着呼側ユーザに被切
断を認識させる。
【0014】そして、この状態で移動端末1bにてオン
フック操作が為されると、移動端末1bは、「解放」信
号を通信網に送出し(324)、ビジートーンを停止す
る。移動端末1aが通信網より「解放」信号を受信する
と(326)、「解放完了」信号を通信網に送出し(3
28)、通信回線は空き状態となる。移動端末1bは、
通信網より「解放完了」信号を受信して(330)、空
き状態となり、通信網が無線チャンネルを切断し、手順
は終了する。
【0015】尚、手順302において、移動端末1bが
話中等により呼を受け付けられない場合には、手順30
6において「呼出」信号の代わりに「話中」信号を出力
する。すると、発呼側の移動端末1aではRBTではな
くBTをスピーカから出力して、回線接続不可能の状態
にあることを報知するようになっている。このようにし
て、従来の移動通信システムにおける発着信のシーケン
スが行われるようになっていた。
【0016】すなわち、発呼側ユーザは、ダイヤル後、
スピーカから出力される音がRBTかBTかを聞いて呼
出中か話中かを判断し、更に、RBTが出力された場合
には、RBTが停止したか否かで、相手がオフフックし
たかどうかを判断するようになっている。
【0017】また、従来の回線の接続状態を報知する技
術としては、平成7年6月23日公開の特開平7−16
2938号「構内無線電話システムにおける携帯機探索
中通知方法」(出願人:国際電気株式会社、発明者:高
橋純)がある。
【0018】この技術は、発呼側がダイヤルした後、R
BTが出力されるまでの間、被呼側携帯機を探索中であ
ることを示す信号SRT(サーチリクエストトーン)を
交換機から発呼側携帯機に送出するものであり、探索中
の接続状況が不明なために起こる待ち時間のいらいらや
かけ直しを解消するものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の移動端末では、発呼時には呼出中か話中か、また相
手がオフフックしたか否かといった回線の接続状態を、
スピーカからの音を聞いて判断しなければならないた
め、ユーザはスピーカを絶えず耳に当てて音を聴取しな
ければならない。
【0020】そのため、必ず片手がふさがってしまい、
例えば、雨の日に傘をさしながら発呼したり、メモの用
意をする場合には非常に不便であるという問題点があっ
た。
【0021】また、電話をかけても相手が応答しない場
合は、何度もダイヤル操作やリダイヤル操作を行い、相
手がでるまで絶えずスピーカを耳に当てておかなければ
ならず、不便であるという問題点があった。
【0022】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、電話をかけてから相手が出るまでの間、移動端末の
スピーカを耳に当てておく必要がなく、利便性を向上さ
せることができる移動端末を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、発呼時に、着呼側から送信され
る信号に基づいて、回線の接続状態に対応してユーザが
設定した特定の音を外部に出力する移動端末としてお
り、発呼側のユーザは、発呼後、移動端末を耳の近くで
保持していなくても、呼出中か話中か、また、相手がオ
フフックしたかどうかといった回線の接続状態をユーザ
が設定した特定の音によって容易に認識することがで
き、利便性を向上させることができる。
【0024】本発明は、発光手段が、制御手段からの指
示に従って、回線の接続状態に応じた特定のパターンで
点灯又は点滅する移動端末としており、回線の接続状態
を視覚的に報知することができ、使い勝手を向上させる
ことができる。
【0025】本発明は、リダイヤルモードの設定がなさ
れていると、制御手段が、発呼時に回線接続に失敗した
場合に、回線接続されるか又は予め設定された最大発呼
回数に達するまで同一の相手先に繰り返し発呼する移動
端末としており、回線接続に失敗しても自動的にリダイ
ヤル操作を行うことができ、ユーザは何度もダイヤル操
作を行う必要がなく、利便性を向上させることができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であればどのような
回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は全
部をソフトウエアで実現することも可能である。更に、
機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複
数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
【0027】本発明に係る移動端末は、発呼時に、回線
接続前に着呼側から送信される信号に基づいて回線の接
続状態を判断し、回線の接続状態に応じた特定の音をリ
ンガから外部に出力するものであり、発呼者は移動端末
を耳に当てて固定していなくても回線の接続状態を知る
ことができ、利便性を向上させることができるものであ
る。
【0028】次に、本発明に係る移動端末について、機
能実現手段から成る中位概念を説明する。本発明に係る
移動端末(本装置)は、無線信号の送受信を行う送受信
手段と、通話に伴う処理を行う通信処理手段と、着呼側
から送信された信号とユーザによって設定された特定の
音とを対応付けて記憶する記憶手段と、発呼時に着呼側
から送信された信号に基づいて記憶手段を参照して鳴音
を制御する制御手段と、制御手段に従って回線の接続状
態に応じた特定の音を外部に出力する鳴音手段とを備え
ており、ユーザは、発呼時にスピーカを耳に固定してい
なくても自分で設定した特定の音により回線の接続状態
を知ることができ、両手が自由に使え、利便性を向上さ
せることができるものである。
【0029】次に、本発明の実施の形態に係る移動端末
(本装置)について具体的に説明する。本装置は、発呼
時に、回線接続前に着呼側から送信される信号に基づい
て、回線の接続状態を示す特定の報知音をリンガから出
力するようにしているので、発呼者は移動端末をずっと
耳に当てて固定していなくても回線が接続された(相手
がオフフックした)ことや話し中であるといった回線の
接続状態を認識でき、利便性を向上させることができる
ものである。つまり、従来発呼側ユーザが耳で聞いて行
っていた判断を装置内部で行って、回線の接続状態に応
じた報知音を外部に出力するものである。
【0030】まず、本発明の実施の形態に係る移動端末
の構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明
の実施の形態に係る移動端末(本装置)の構成を示す構
成ブロック図である。
【0031】図1に示すように、本装置は、無線信号の
送受信を行うアンテナ11と、送信信号の変調及び受信
信号の復調を行う送受信手段としての無線部12と、高
周波信号とディジタル信号の変換を行うベースバンド信
号処理部13と、装置全体の処理及び制御を行う通話処
理手段及び制御手段としての制御部14と、処理プログ
ラム等を記憶するROM(Read Only Memory)15と、
電話帳メモリ等利用者によって設定されたデータを記憶
するRAM(Random Access Memory)16と、着信時等
に点灯又は点滅する発光手段としてのLED(Light Em
itting Diode)17と、ダイヤルした電話番号等を表示
する表示部18と、キー入力操作を行う操作部19と、
送信音声を入力するマイク20と、受信音声を出力する
スピーカ21と、外部に対して呼出音や特定の報知音を
出力する鳴音手段としてのリンガ22とから構成されて
いる。
【0032】本装置の特徴部分について具体的に説明す
る。リンガ22は、着呼時に外部に呼出音を出力して着
呼を報知するほか、本装置の特徴として、発呼時に、制
御部14からの指示に従って回線の接続状態に応じた特
定の報知音を出力するものである。
【0033】また、ROM15は、従来と同様のデータ
やプログラムの他、回線の接続状態を報知するためにリ
ンガ22に出力する報知音のデータを複数備えている。
報知音としては、例えば、「ピッピッピッ」のビープ音
(高)や、「ブッブッブッ」のビープ音(低)や、メロ
ディや、音声メッセージ等のデータが記憶されている。
【0034】RAM16は、ユーザによって設定された
データを記憶するものであり、特に本装置では、発呼時
の回線の接続状態、つまり発呼後、回線接続の前に着呼
側から送信される信号と報知音とを対応付けて記憶する
報知音テーブルを備えている。
【0035】ここで、報知音テーブルについて図2を用
いて説明する。図2は、報知音テーブルの説明図であ
る。図2に示すように、本装置の報知音テーブルでは、
着呼側からの「呼出」信号に対応してリングバックトー
ン(RBT)が登録され、相手がオフフックしたことを
示す「応答」信号に対応して「ピッピッピッ」というビ
ープ音(高)が登録され、また、話中を示すビジートー
ンに対応して「ブッブッブッ」というビープ音(低)が
登録されているが、いずれも特定のメロディや音声メッ
セージであっても構わない。このように、報知音をユー
ザが設定できるようにしているため、報知音が出力され
た場合に回線の接続状態を認識しやすいものである。
【0036】また、報知音テーブルへの登録は、制御部
14が、操作部19からのキー操作に従って、ROM1
5内の複数の報知音データの中から選択された報知音を
登録するようにしている。また、回線の接続状態(着呼
側からの信号)のみに応じて報知音を登録するのではな
く、相手毎に報知音を変えて登録するようにしても構わ
ない。
【0037】制御部14は、通話に伴う処理や装置全体
の制御を行うものであり、特に本装置では制御手段とし
て、発呼時に、通信網を介して着呼側から返答される信
号を監視して、RAM16の報知音テーブルを参照し
て、リンガ22に回線の接続状態に応じた特定の報知音
のデータを出力するものである。
【0038】また、報知音の出力と共にメッセージの表
示やLED17の点灯、点滅等を行ってもよい。この場
合には、報知音テーブルに、着呼側から送信される信号
に対応して、報知音だけでなく、表示メッセージやLE
D17の動作をも記憶しておくものである。
【0039】表示メッセージとしては、回線接続に成功
した(相手がオフフックした)場合には、例えば、「su
ccess」、「connect」等を表示し、失敗した場合には
「fail」、「error」等を表示することが考えられる。
【0040】これにより、発呼者は、スピーカを耳に当
てていなくても呼出中か話中か、また、相手がオフフッ
クしたかどうかを判断することができ、相手がオフフッ
クするまでは別の作業をすることもでき、利便性を向上
させることができるものである。
【0041】次に、本装置の動作について図1を用いて
説明する。本装置の通話時の基本的な動作は従来と同様
であり、発呼時には、操作部19から相手先の電話番号
(着番号)が入力され、発呼キーが押下されると、制御
部14がこの番号を認識して表示部18に電話番号を表
示し、ROM15から自己の加入者番号(発番号)を読
み取って、着番号及び発番号を含む「呼設定」信号を作
成する。
【0042】そして制御部14が、「呼設定」信号のデ
ータをベースバンド信号処理部13に送出し、ベースバ
ンド処理部13が「呼設定」信号のデータを高周波信号
に変換して無線部12にて変調し、アンテナ11から空
間中に放出する。
【0043】そして、本装置の特徴として、「呼設定」
信号を送出した後、制御部14が、アンテナ11、無線
部12、ベース番号信号処理部13を介して入力される
着呼側から送信された信号を監視して、報知音テーブル
に基づいて当該信号に対応する報知音をリンガ22に出
力する処理を行う。
【0044】また、着呼時には、アンテナ11にて受信
した無線信号を無線部12にて復調し、ベース番号信号
処理部13にてディジタル信号に変換して制御部14に
送出する。
【0045】制御部14は、着信信号中の宛先番号と、
ROM15内の自己の加入者番号とを比較して、一致し
た場合に自己宛の着呼と判断し、呼出信号を送信すると
共に、リンガ22に対して呼出音を出力するよう指示を
出力し、LED17に点滅の指示を出力する。これによ
り、リンガ22から呼出音が出力され、LED17が明
滅する。それと共に、呼出音を発呼側に送出する。
【0046】そして、図7に示したシーケンスに従って
回線が接続されるとマイク20から入力された音声を、
制御部14にてA/D変換し、ベース番号信号処理部1
3にて高周波変換し、無線信号としてアンテナ11から
送出する。また、反対にアンテナ11にて受信された信
号は、無線部12、ベース番号信号処理部13、制御部
14を介して音声信号に変換され、スピーカ21に出力
されるようになっている。
【0047】次に、本装置の特徴である発呼時の回線接
続前の動作について図3を用いて説明する。図3は、制
御部14における発呼時の動作を示すフローチャート図
である。図3に示すように、本装置の制御部は、発呼の
操作が行われると(100)、着呼側からの信号を監視
し、着呼側からの信号が「呼出」であるか「話中」であ
るかを判断する(102)。
【0048】着呼側からの信号が「話中」(ビジートー
ン)であれば、制御部14は、報知音テーブルを参照し
て、「話中」に対応する「ビープ音(低)」をリンガ2
2に出力する(110)。これにより、リンガ22は、
「ブッブッブッ」というビープ音(低)を鳴音する。
【0049】そして、制御部14は、回線を切断し(1
12)、表示部18に「fail」という文字メッセージを
出力して(114)、処理を終わる。
【0050】また、処理102において、着呼側からの
信号が「呼出」であった場合、制御部14は、スピーカ
21にRBTを出力すると共にリンガ22にもRBTを
出力する(118)。ここで、リンガ22から出力され
るRBTは、着呼時の呼出音とは異なる音色であり、容
易に識別可能な音とする。また、呼出中を明示するため
に表示部に「呼出中」とか「接続中」といったメッセー
ジを表示するようにしてもよい。
【0051】そして、制御部14は、着呼側から「応
答」信号を受信したか否か、つまり着呼側がオフフック
したか否かを判断し(120)、オフフックした場合に
は、報知音テーブルに従ってビープ音(高)を出力し
(126)、表示部18に「success」という文字メッ
セージを表示し(128)、利用者にオフフックを報知
する。(128)これにより、リンガ22から「ピッピ
ッピッ」のビープ音が鳴音され、ユーザはスピーカを耳
に当てていなくてもオフフックしたか否かを知ることが
でき、電話機から離れたところで作業をしていても支障
なくオフフックを認識することができ、利便性を向上さ
せることができるものである。
【0052】そして、通話状態に移行し、切断の操作が
為されると(132)、回線を解放して処理を終わる。
【0053】また、処理120において、着呼側から
「応答」信号を受信しなかった場合には、制御部14
は、発呼から一定時間が経過したか否かを判断し(12
4)、一定時間が経過していない場合には、処理120
に移行して、再度「応答」信号を受信したか否かを判断
する。
【0054】処理124において、発呼から一定時間が
経過した場合には、接続に失敗したとして処理112に
移行して回線を切断し、「fail」を表示する。この
ようにして制御部14における発呼時の処理が行われる
ようになっている。
【0055】尚、図3の処理では「呼出中」ではRBT
を出力し、「話中」ではビープ音(低)を出力するよう
にしているが、どちらも回線接続されていない点におい
ては同様であるため、「呼出中」もビープ音(低)を出
力するようにしてもよい。このようにした場合の処理を
図4に示す。図4は、「呼出中」と「話中」とを同一の
報知音とした場合のフローチャート図である。
【0056】図4では、図3の処理118の代わりに処
理222が設けられている点が異なっている。尚、図4
の処理を行う場合は、報知音テーブルにて「呼出」信号
に対応してビープ音(低)が登録されている。
【0057】本発明の実施の形態に係る移動端末(本装
置)によれば、RAM16の報知音テーブルに、着呼側
から送信される信号に対応した報知音を記憶しておき、
発呼時に、制御部14が、着呼側から送信される信号を
監視して、報知音テーブルを参照して当該信号に対応す
る報知音のデータをリンガ22に出力するようにしてい
るので、発呼側のユーザはスピーカを耳の近くに保持し
ていなくても報知音によって回線の接続状態を知ること
ができ、両手が自由に使え、利便性を向上させることが
できる効果がある。
【0058】次に、本発明の別の実施の形態に係る移動
端末として、リダイヤルモードを備えた移動端末につい
て説明する。別の実施の形態に係る移動端末(別の装
置)の構成は、図1に示した本装置の構成と同様である
ため、図1と同じ符号を用いて説明する。但し、制御部
14における処理が図1の装置とは一部異なっている。
【0059】リダイヤルモードは、発呼時に回線接続に
失敗した場合に、再度同一の相手先に自動的に発呼する
ものであり、リダイヤルモードの設定/非設定は、他の
機能と同様に、操作部19からの操作により制御部14
がRAM16内に記憶するようになっている。
【0060】リダイヤルモードでは、最大何回まで再発
呼するかが予め設定されており、回線接続に失敗した場
合には、再発呼の回数が設定された最大回数に達するま
で、又は回線が接続されるまで、再発呼を繰り返すよう
になっている。
【0061】別の装置の制御部14における処理につい
て図5を用いて説明する。図5は、リダイヤルモードを
備えた移動端末の制御部14における発呼時の動作を示
すフローチャート図である。図5に示すように、まず、
再発呼回数nを0に設定しておく(n=0,500)。
処理501〜処理532は図3に示した処理100〜1
32と同様であるためここでは説明を省略する。
【0062】処理512において、回線接続に失敗して
表示部18に「fail」を表示すると、制御部14は、R
AM16にリダイヤルモードが設定されているか否かを
判断し(540)、設定されていなければ、図3の場合
と同様にそのまま処理を終わる。
【0063】また、処理540において、リダイヤルモ
ードが設定されていれば、制御部14は、nに1を加算
し(n+1,542)、nが予め設定された再発呼の最
大回数Nに達したか否かを判断し(n≦N,544)、
n≦Nであれば、処理501に戻って記憶している相手
先の番号(着番号)宛に再発呼する。
【0064】また、処理544において、nが最大回数
を超えた場合には、処理を終わる。このようにしてリダ
イヤルモードを備えた移動端末の発呼時の制御部14の
動作が行われるものである。
【0065】本発明の別の実施の形態に係る移動端末に
よれば、リダイヤルモードを備え、1回の発呼で回線接
続に失敗しても、予め設定された回数まで自動的に発呼
し、それによって相手がオフフックすれば、リンガ22
から報知音が鳴音されるので、ユーザは何度もダイヤル
することなく、また再発呼の間もスピーカを耳に押し当
てている必要がなく、利便性を大幅に向上させることが
できるものである。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、発呼時に、着呼側から
送信される信号に基づいて、回線の接続状態に対応して
ユーザが設定した特定の音を外部に出力する移動端末と
しているので、発呼側のユーザは、発呼後、移動端末を
耳の近くで保持していなくても、呼出中か話中か、ま
た、相手がオフフックしたかどうかといった回線の接続
状態をユーザが設定した特定の音によって容易に認識す
ることができ、利便性を向上させることができる効果が
ある。
【0067】本発明によれば、発光手段が、制御手段か
らの指示に従って、回線の接続状態に応じた特定のパタ
ーンで点灯又は点滅する移動端末としているので、回線
の接続状態を視覚的に報知することができ、使い勝手を
向上させることができる効果がある。
【0068】本発明によれば、リダイヤルモードの設定
がなされていると、制御手段が、発呼時に回線接続に失
敗した場合に、回線接続されるか又は予め設定された最
大発呼回数に達するまで同一の相手先に繰り返し発呼す
る移動端末としているので、回線接続に失敗しても自動
的にリダイヤル操作を行うことができ、ユーザは何度も
ダイヤル操作を行う必要がなく、利便性を向上させるこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動端末(本装置)
の構成を示す構成ブロック図である。
【図2】報知音テーブルの説明図である。
【図3】制御部14における発呼時の動作を示すフロー
チャート図である。
【図4】「呼出中」と「話中」とを同一の報知音とした
場合のフローチャート図である。
【図5】リダイヤルモードを備えた移動端末の制御部1
4における発呼時の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図6】移動通信システムの概略構成ブロック図であ
る。
【図7】移動端末1aから移動端末1bに対して発呼し
た場合の発着信のシーケンスを示す模式説明図である。
【符号の説明】
1…移動端末、 2…無線基地局、 3…交換局、 4
…公衆回線網、 5…センタ装置、6…通信衛星、 7
…衛星基地局、 8…バルブ、 9…スピーカ、11…
アンテナ、 12…無線部、 13…ベース番号信号処
理部、 14…制御部、 15…ROM、 16…RA
M、 17…LED、 18…表示部、19…操作部、
20…マイク、 21…スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 CA14 DA26 GA03 HA07 JA01 KA12 5K027 AA11 BB02 CC08 FF03 FF04 FF22 FF26 5K067 AA34 BB04 EE02 EE32 FF13 FF25 KK13 KK15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼時に、着呼側から送信される信号に
    基づいて、回線の接続状態に対応してユーザが設定した
    特定の音を外部に出力することを特徴とする移動端末。
  2. 【請求項2】 無線信号の送受信を行う送受信手段と、
    通話に伴う処理を行う通信処理手段と、着呼側から送信
    された信号とユーザによって設定された特定の音とを対
    応付けて記憶する記憶手段と、発呼時に着呼側から送信
    された信号に基づいて前記記憶手段を参照して鳴音を制
    御する制御手段と、前記制御手段に従って、回線の接続
    状態に応じた特定の音を外部に出力する鳴音手段とを備
    えたことを特徴とする移動端末。
  3. 【請求項3】 光を出力する発光手段を備え、前記発光
    手段が、制御手段からの指示に従って、回線の接続状態
    に応じた特定のパターンで点灯又は点滅する発光手段で
    あることを特徴とする請求項2記載の移動端末。
  4. 【請求項4】 制御手段が、同一の相手先に再度発呼す
    るリダイヤルモードの設定が為されていると、発呼時に
    回線接続できなかった場合、一旦オンフックして、回線
    接続されるか又は予め設定された最大発呼回数に達する
    まで同一の相手先に繰り返し発呼する制御手段であるこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3記載の移動端末。
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