JP2002137736A - 移動体への地点情報伝送装置 - Google Patents

移動体への地点情報伝送装置

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JP2002137736A
JP2002137736A JP2000335278A JP2000335278A JP2002137736A JP 2002137736 A JP2002137736 A JP 2002137736A JP 2000335278 A JP2000335278 A JP 2000335278A JP 2000335278 A JP2000335278 A JP 2000335278A JP 2002137736 A JP2002137736 A JP 2002137736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 踏切内の監視画像を、適切なタイミングで列
車へ伝送する。 【解決手段】 伝送装置は、踏切の地点にそれぞれ設置
された地上側装置2A〜2Dと、列車に搭載された車載
装置3とを備える。車載装置3が有する携帯電話機と各
地上側装置2A〜2Dがそれぞれ有する携帯電話機と
が、無線基地局5を有する通信網4を介して、接続可能
となっている。各地上側装置2A〜2Dは、各踏切内の
監視画像を撮像する撮像装置を有する。車載装置3は、
列車の現在位置を取得する取得部を有し、列車の現在位
置に基づいて決定したタイミングで、現在位置情報に応
じて選択した地上側装置の携帯電話機との間の接続を確
立させるための処理を行う。この接続が確立すると、踏
切内の監視画像が通信網4を介して列車に伝送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車その他の輸送
機関などの種々の移動体へ、当該移動体が通過又は到着
する地点あるいは通過又は到着する可能性のある地点に
関連する地点情報(例えば、各種の監視画像など)を伝
送する、伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の伝送装置を用いた装置と
して、例えば、実開平4−23573号公報に開示され
た踏切監視装置が提供されている。この踏切監視装置
は、踏切の付近に設けられた地上装置と、列車等に搭載
された車載装置とで構成されている。前記地上装置は、
踏切内を撮像する監視カメラと、該監視カメラからの映
像信号をアンテナから電波として無線送信する無線送信
機とから構成されている。前記車載装置は、前記無線送
信機から送信された電波をアンテナで無線受信して前記
映像信号に復調する無線受信機と、無線受信機により得
られた映像信号を画像として表示するモニタとから構成
されている。前記無線送信機及び前記無線受信機が、移
動体としての列車へ、列車が通過する地点である踏切に
関連する地点情報(踏切監視画像)を伝送する伝送装置
を構成している。
【0003】この従来の踏切監視装置によれば、列車が
踏切に接近して前記無線送信機からの電波が前記無線受
信機に届くようになると、列車に搭載されたモニタに踏
切内の監視画像が表示され、列車の運転士はその画像を
見て踏切内の様子を知ることができる。このため、踏切
の手前の線路が曲がっているような場合であっても、踏
切内に人や車などの障害物が存在しているか否かを事前
に確認することができ、踏切事故を防止して安全性を高
めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記踏
切監視装置では、無線送信機及び無線受信機からなる伝
送装置が用いられていたので、電波が届く範囲によっ
て、踏切の監視画像をモニタに表示することができる列
車の位置範囲が決まってしまう。したがって、電波の強
度分布は、地理的条件やその他の周囲の条件により大き
く変わるため、踏切内の監視画像をモニタに表示するこ
とができる列車の位置範囲を所望の範囲に設定すること
は極めて困難であった。このため、電波の強度が弱い
と、列車が踏切にかなり接近してからでないと踏切内の
監視画像がモニタに表示されなくなり、安全性が低下し
てまう。そこで、一般的には、安全性を高めようとして
電波の強度を十分に高めていた。
【0005】ところが、本発明者の研究の結果、列車が
踏切から必要以上に遠くに位置しているにもかかわら
ず、当該踏切内の画像が表示されて、運転士はその画面
に注意を引かれてしまい、運転士の負担を不必要に増大
させてしまい、運転士の疲労を招いてしまうことが判明
した。
【0006】このように、踏切内の監視画像などの地点
情報を移動体へ伝送する伝送装置では、地点情報がいわ
ばローカルな情報であるがゆえに、無闇に伝送能力が高
いだけでは却って不都合が生じ、地点情報を適切なタイ
ミングで移動体へ伝送することが重要であることが、判
明した。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、地点情報を適切なタイミングで移動体へ伝送
することができる、移動体への地点情報伝送装置を提供
することを目的とする。
【0008】また、本発明は、踏切内の監視画像を適切
なタイミングで列車等へ伝送することができ、列車等の
運転士の負担を不必要に増大させることなく、踏切事故
に対する安全性を高めることができる地点情報伝送装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による移動体への地点情報伝送
装置は、移動体に搭載される移動端末と、前記移動体に
搭載され前記移動端末を制御する移動端末制御手段と、
前記移動体に搭載され前記移動体の現在位置を示す現在
位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、1つ以上
の地点情報取得手段であって、各々の地点情報取得手段
が、前記移動体が通過する1つ以上の地点、前記移動体
が通過する可能性のある1つ以上の地点、前記移動体が
到達する1つ以上の地点、及び、前記移動体が到達する
可能性のある1つ以上の地点、のうちの少なくとも1つ
の地点について、当該地点に関連する地点情報を得る1
つ以上の地点情報取得手段と、前記1つ以上の地点情報
取得手段に対応して設けられた1つ以上の通信端末であ
って、各々の通信端末が、前記移動端末と無線通信を行
う無線基地局を含む通信網を介して、前記移動端末との
間で接続可能である1つ以上の通信端末と、前記1つ以
上の通信端末に対応して設けられ各々が対応する通信端
末を制御する1つ以上の通信端末制御手段と、を備えた
ものである。そして、前記移動端末制御手段は、前記現
在位置情報取得手段からの現在位置情報に基づいて決定
したタイミングで、前記1つ以上の通信端末のうち前記
現在位置情報取得手段からの現在位置情報に応じて選択
した通信端末との間の接続を確立させるための処理を、
前記移動端末に行わせるように、前記移動端末を制御す
る。前記各通信端末制御手段は、当該通信端末制御手段
に対応する前記通信端末と前記移動端末との接続が確立
したときに、当該通信端末に対応する前記地点情報取得
手段からの地点情報を当該移動端末に送信するように、
当該通信端末を制御する。
【0010】この第1の態様によれば、移動体の現在位
置に基づくタイミングで、移動体に搭載された移動端末
と移動体の現在位置に応じて選択された通信端末との間
の接続が、通信網を介して確立されて、当該通信端末に
対応する地点情報取得手段により取得された地点情報
が、移動体の移動端末に送信される。したがって、前記
第1の態様によれば、地点情報を、移動体の現在位置に
応じた適切なタイミングで、移動体へ伝送することがで
きる。
【0011】本発明の第2の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第1の態様において、前記移動体
に搭載され前記移動体の搭乗者に所定の内容を報知する
報知手段と、前記移動体に搭載される処理手段であっ
て、前記1つ以上の通信端末から前記通信網を介して前
記移動端末に送信されてくる前記地点情報を、その内容
が前記報知手段により前記移動体の搭乗者に報知される
ように、処理する処理手段と、を備えたものである。
【0012】この第2の態様によれば、前記報知手段を
備えているので、移動体の搭乗者に報知すべき地点情報
を、移動体の現在位置に応じた適切なタイミングで、移
動体の搭乗者に報知することができる。もっとも、前記
第1の態様では、移動体へ送信する地点情報は、必ずし
も、移動体の搭乗者に報知するための情報でなくてもよ
い。
【0013】本発明の第3の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第1又は第2の態様において、前
記移動体の速度を検出する速度検出手段を備え、前記移
動端末制御手段は、前記現在位置情報取得手段からの現
在位置情報及び前記速度検出手段により検出された速度
に基づいて決定したタイミングで、前記接続を確立させ
るための処理を、前記移動端末に行わせるように、前記
移動端末を制御するものである。
【0014】前記第3の態様によれば、地点情報を、移
動体の現在位置のみならず移動体の速度にも応じた、適
切なタイミングで、移動体へ伝送することができる。
【0015】本発明の第4の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第1乃至第3のいずれかの態様に
おいて、前記移動端末制御手段は、前記現在位置情報取
得手段からの現在位置情報に基づいて決定したタイミン
グで、前記移動端末と前記通信端末との間で確立した接
続を切断させるための処理を、前記移動端末に行わせる
ように、前記移動端末を制御するものである。
【0016】この第4の態様によれば、移動体の現在位
置に応じた適切なタイミングで、移動端末と通信端末と
の間で確立した接続を切断することができる。したがっ
て、次の地点に関する地点情報を適切に移動体に伝送す
ることができる。
【0017】本発明の第5の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第1乃至第4のいずれかの態様に
おいて、前記移動端末制御手段は、前記接続を確立させ
るための処理を前記移動端末に開始させた後に、前記現
在位置情報取得手段からの現在位置情報に基づいて決定
した第2のタイミングまでの間は、前記接続が確立する
まで前記接続を確立させるための処理を繰り返し行わ
せ、その間に前記接続が確立しない場合には、前記接続
を確立させるための処理を終了させるように、前記移動
端末を制御するものである。
【0018】この第5の態様によれば、移動端末と通信
端末との間の接続を確立させるための処理が繰り返し行
われるので、移動端末と通信端末との間の接続の確立
が、より確実に行われる。ところで、その処理の繰り返
しを際限なく行うとすれば、万一その接続が確立できな
い場合、次の地点に関する地点情報を適切に移動体に伝
送することができなくなってしまう。これに対し、前記
第5の態様によれば、移動体の現在位置に応じた適切な
タイミングで前記処理の繰り返しを終了するので、万一
移動端末と通信端末との間の接続が確立できなくても、
次の地点に関する地点情報を適切に移動体に伝送するこ
とができる。
【0019】本発明の第6の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第5の態様において、前記移動端
末が前記接続を確立させるための処理を行っている最中
に、その最中であることを前記移動体の搭乗者に報知す
る手段を備えたものである。
【0020】この第6の態様によれば、移動体の搭乗者
は、移動端末と通信端末との接続の状況を知ることがで
きるので、好ましい。
【0021】本発明の第7の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第5又は第6の態様において、前
記移動端末が前記第2のタイミングまでの間に前記接続
が確立せずに、前記接続を確立させるための処理を終了
した場合に、当該接続が不能であった旨を前記移動体の
搭乗者に報知する手段を備えたものである。
【0022】この第7の態様によれば、移動体の搭乗者
は、移動端末と通信端末との接続が不能であったことを
知ることができるので、好ましい。
【0023】本発明の第8の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第1乃至第7のいずれかの態様に
おいて、前記1つ以上の地点情報取得手段のうちの少な
くとも1つの地点情報取得手段は、複数の地点につい
て、当該各地点に関連する各地点情報を得るものであ
る。
【0024】前記第1乃至第7の態様では、1つ以上の
地点情報取得手段に対応して1つ以上の通信端末が設け
られているので、地点情報取得手段が1つの地点のみに
関する地点情報だけを得るものとすれば、1つの地点に
関する地点情報ごとにこれを送信ための1つの通信端末
が対応づけられることになる。このとき、移動体の位置
に応じて各地点情報を順次得るような場合、各地点間の
距離が比較的大きければ、移動体上の移動端末と各通信
端末との間で接続の確立と切断を順次行えばよい。とこ
ろが、各地点がかなり接近している場合には、このよう
に接続の確立と切断を順次行うとすれば、本来地点情報
を得るべき移動体位置で所望の地点情報を得ることがで
きなくなる。これに対し、前記第8の態様のように、1
つの地点情報取得手段が複数の地点について当該各地点
に関連する各地点情報を得るように構成しておけば、複
数の地点に関する複数の地点情報が1つの通信端末で送
信されることになる。したがって、前記第8の態様によ
れば、各地点間がかなり接近している場合であっても、
移動体上の移動端末と当該通信端末との間の接続を確立
させたまま、接続の確立と切断とを繰り返すことなく、
これらの地点情報を移動体へ送信することが可能とな
る。このため、各地点がかなり接近している場合であっ
ても、これらの地点に関する複数の地点情報を適切に移
動体へ伝送することができる。
【0025】本発明の第9の態様による移動体への地点
情報伝送装置は、前記第8の態様において、前記移動端
末制御手段は、前記少なくとも1つの地点情報取得手段
に対応する前記通信端末と前記移動端末との間の接続が
確立した場合、当該地点情報取得手段が取得する複数の
地点情報に対応する複数の地点の全てを前記移動体が実
質的に通過するまで、当該接続を切断させるための処理
を、前記移動端末に行わせないように、前記移動端末を
制御するものである。
【0026】各地点がかなり接近している場合であって
も、これらの地点に関する複数の地点情報を適切に移動
体へ伝送するためには、この第9の態様のように、前記
接続の切断処理のタイミングを定めることが好ましい。
【0027】本発明の第10の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第8又は第9のいずれかの態様
において、前記少なくとも1つの地点情報取得手段は前
記複数の地点付近のそれぞれの監視画像を撮像する撮像
手段を含み、前記各地点情報が当該地点付近の監視画像
を含むものである。前記監視画像は、撮像により直接的
に得られたいわば生の画像のみならず、この画像に処理
を施した画像、例えば、エッジを抽出した画像や、標準
画像との差分をとった画像などであってもよい。この点
は、後述する各態様についても同様である。
【0028】この第10の態様は、地点情報の例として
監視画像を挙げたものであるが、例えば、移動体が列車
等であれば、踏切監視画像の他、ホーム監視画像、トン
ネル監視画像、崖崩れや落石等が生ずるおそれのある場
所の監視画像などを挙げることができる。移動体が自動
車等の車両である場合には、パーキングエリアや料金所
の様子を示す監視画像などを挙げることができる。移動
体が飛行機やヘリコプターである場合には、空港やヘリ
ポートの監視画像を挙げることができる。移動体が船舶
である場合には、港や橋の下などの監視画像を挙げるこ
とができる。これらの点は、後述する第16の態様につ
いても同様である。なお、前記第1乃至第9の態様で
は、地点情報は監視画像に限定されるものではない。
【0029】本発明の第11の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第10の態様において、前記少
なくとも1つの地点情報取得手段は、前記複数の地点付
近のそれぞれの監視画像を1つの画像に合成した合成画
像を得る画像処理手段を含み、当該地点情報取得手段に
対応する前記通信端末制御手段は、前記合成画像を前記
地点情報として送信するように、当該通信端末制御手段
に対応する前記通信端末を制御するものである。
【0030】この第11の態様は、複数の地点に関する
複数の地点情報としての複数の監視画像を1つの通信端
末で送信する場合における、送信画像の形式の一例とし
て、合成画像を挙げたものである。
【0031】本発明の第12の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第11の態様において、前記移
動体に搭載され前記移動体の搭乗者に所定の内容を報知
する報知手段と、前記移動体に搭載される処理手段であ
って、前記1つ以上の通信端末から前記通信網を介して
前記移動端末に送信されてくる前記地点情報を、その内
容が前記報知手段により前記移動体の搭乗者に報知され
るように、処理する処理手段と、を備え、前記報知手段
が画像表示装置を含み、前記処理手段は、前記移動端末
に送信されてくる前記地点情報が前記合成画像である場
合には、前記合成画像が前記画像表示装置に画像表示さ
れるように処理するものである。
【0032】この第12の態様によれば、移動体の搭乗
者は、複数の地点の監視画像を1つの合成画像として見
ることができ、複数の地点の監視画像を同時に監視する
ことができる。
【0033】本発明の第13の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第10の態様において、前記少
なくとも1つの地点情報取得手段は、前記複数の地点付
近のそれぞれの監視画像を多重化する手段を含み、当該
地点情報取得手段に対応する前記通信端末制御手段は、
前記多重化された監視画像を前記地点情報として送信す
るように、当該通信端末制御手段に対応する前記通信端
末を制御するものである。
【0034】この第13の態様は、複数の地点に関する
複数の地点情報としての複数の監視画像を1つの通信端
末で送信する場合における、送信画像の形式の一例とし
て、多重化を挙げたものである。
【0035】本発明の第14の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第13の態様において、前記移
動体に搭載され前記移動体の搭乗者に所定の内容を報知
する報知手段と、前記移動体に搭載される処理手段であ
って、前記1つ以上の通信端末から前記通信網を介して
前記移動端末に送信されてくる前記地点情報を、その内
容が前記報知手段により前記移動体の搭乗者に報知され
るように、処理する処理手段と、を備え、前記報知手段
が画像表示装置を含み、前記処理手段は、前記移動端末
に送信されてくる前記地点情報が多重化された監視画像
である場合には、多重化された監視画像を1つの画像に
合成した合成画像が前記画像表示装置に画像表示される
ように処理するものである。
【0036】この第14の態様によれば、多重化されて
移動体上の移動端末に送信されてきた監視画像が、移動
体上の処理手段により1つの合成画像に合成されて表示
装置に表示される。このため、前記第12の態様と同様
に、移動体の搭乗者は、複数の地点の監視画像を1つの
合成画像として見ることができ、複数の地点の監視画像
を同時に監視することができる。
【0037】本発明の第15の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第13の態様において、前記移
動体に搭載され前記移動体の搭乗者に所定の内容を報知
する報知手段と、前記移動体に搭載される処理手段であ
って、前記1つ以上の通信端末から前記通信網を介して
前記移動端末に送信されてくる前記地点情報を、その内
容が前記報知手段により前記移動体の搭乗者に報知され
るように、処理する処理手段と、を備え、前記報知手段
が画像表示装置を含み、前記処理手段は、前記移動端末
に送信されてくる前記地点情報が多重化された監視画像
である場合には、当該多重化された監視画像のうち、前
記現在位置情報取得手段からの現在位置情報に応じて選
択した1つの監視画像が前記画像表示装置に画像表示さ
れるように処理するものである。
【0038】この第15の態様によれば、多重化されて
移動体上の移動端末に送信されてきた監視画像のうち、
移動体の現在位置に応じて選択された1つの監視画像が
順次切り替えられて表示装置に表示される。したがっ
て、複数の地点に関する複数の監視画像が1つの通信端
末で移動体上の移動端末に送信されるにも関わらず、1
つの地点の監視画像ごとにこれを送信ための1つの通信
端末を設けた場合と同様の監視画像の表示が可能とな
る。
【0039】本発明の第16の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第1乃至第7のいずれかの態様
において、前記1つ以上の地点情報取得手段のうちの少
なくとも1つの地点情報取得手段は当該地点付近の監視
画像を撮像する撮像手段を含み、前記地点情報が当該地
点付近の監視画像を含むものである。
【0040】本発明の第17の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第10乃至第16のいずれかの
態様において、前記移動体が列車等であり、前記監視画
像が踏切内の監視画像であるものである。
【0041】この第17の態様によれば、踏切内の監視
画像を適切なタイミングで列車等へ伝送することがで
き、列車等の運転士の負担を不必要に増大させることな
く、踏切事故に対する安全性を高めることができる。
【0042】本発明の第18の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第17の態様において、前記少
なくとも1つの地点情報取得手段は、前記撮像手段によ
り撮像された踏切内の監視画像に基づいて、踏切内に立
ち往生した障害物を検知する手段を含み、前記地点情報
は当該踏切内に立ち往生した障害物の検知情報を含むも
のである。
【0043】この第18の態様によれば、踏切内の監視
画像のみならず、踏切内に立ち往生した障害物の検知情
報も移動体へ伝送されるので、列車等の運転士に一層の
注意を喚起することができ、より安全性を高めることが
できる。なお、前記第18の態様では、踏切内の監視画
像に基づいて障害物を検知する処理が地点情報取得手段
で行われるように構成されているが、前記第10乃至第
17の態様では、この処理は移動体に搭載される前記処
理部で行うようにしてもよい。
【0044】本発明の第19の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第1乃至第17のいずれかの態
様において、前記移動体が列車等であり、前記地点情報
取得手段が踏切内に立ち往生した障害物の有無を検知す
る踏切障害物検知装置であり、前記地点情報は当該踏切
内に立ち往生した障害物の検知情報を含むものである。
前記踏切障害物検知装置は、例えば、踏切内の監視画像
に基づいて障害物を検知するものであってもよいし、い
わゆる光線式のものであってもよい。
【0045】この第19の態様によれば、踏切内の障害
物の検知情報を適切なタイミングで列車等へ伝送するこ
とができ、列車等の運転士の負担を不必要に増大させる
ことなく、踏切事故に対する安全性を高めることができ
る。
【0046】なお、前記第18及び第19の態様におい
て、例えば、踏切の遮断機が遮断している状態を示す情
報なども、地点情報として移動体上の移動端末に送信す
るようにしてもよい。
【0047】本発明の第20の態様による移動体への地
点情報伝送装置は、前記第1乃至第19のいずれかの態
様において、前記移動端末が携帯電話機であるものであ
る。この第20の態様は、前記移動端末の例を挙げたも
のであるが、前記第1乃至第19の態様ではこの例に限
定されるものではない。
【0048】なお、前記第1乃至第20の態様におい
て、前記通信端末は、固定端末であってもよいし、携帯
電話機等の移動端末であってもよい。また、前記第1乃
至第20の態様において、前記通信網は、移動体通信網
を含んでいてもよいし、公衆網を含んでいてもよいし、
無線LANを含んでいてもよい。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明による移動体への地
点情報伝送装置について、図面を参照して説明する。
【0050】[第1の実施の形態]
【0051】図1は、第1の実施の形態で前提とする、
列車1が通過する各地点A〜Dの位置の例を模式的に示
す図である。図2は、本発明の第1の実施の形態による
地点情報伝送装置を示す概略構成図である。
【0052】図1において、列車1は、線路6上を走行
して、それぞれ踏切がある地点A〜Dを通過する。それ
らの地点A〜Dの踏切には、地点の識別IDとして、そ
れぞれ踏切番号1〜4を付与する。図1中、矢印Kは列
車1の進行方向を示し、符号X(t)はある時点tにお
ける列車1の位置を示している。
【0053】本実施の形態による地点情報伝送装置は、
図2に示すように、各地点A〜D付近の地上側にそれぞ
れ設置された地上側装置2A〜2Dと、列車1に搭載さ
れた車載装置3とを備えている。地上側装置2A〜2D
(特に、その下記携帯電話機15)と車載装置3(特
に、その下記携帯電話機21)とが、下記携帯電話機1
5,21と無線通信を行う無線基地局5を有する通信網
4を介して、接続可能となっている。本実施の形態で
は、通信網4は、移動体通信網及び公衆網を複合したも
のとなっているが、これに限定されるものではない。
【0054】図3は、図2中の地上側装置2Aを示す概
略ブロック図である。図3に示すように、地上側装置2
Aは、地点Aの踏切(その踏切番号は1)内の監視画像
を撮像する撮像手段としてのテレビカメラ11Aと、信
号処理部12と、制御部13と、通信端末としての携帯
電話機(例えば、PHS等でもよい。)15と、制御部
(通信端末制御部)13と携帯電話機15との間のイン
ターフェース14とを備えている。携帯電話機15に代
えて、固定端末を用いることもできる。
【0055】前記テレビカメラ11Aは、可視カメラで
もよいし、赤外線カメラでもよいし、また、ストロボ等
やその他の照明付きのカメラでもよい。また、前記撮像
手段は、テレビカメラ11Aに限定されるものではな
く、踏切内の監視画像が撮像できるものであればよい。
図5は、図3中のテレビカメラ11Aの配置例を模式的
に示す概略平面図である。図5において、図1中の要素
と同一要素には同一符号を付している。図5において、
6,6’は線路、7は道路、8,8’は遮断機、8a,
8a’はその遮断棒(図5では閉じた状態を示してい
る。)、111は線路6’上を進行方向Kと逆方向の進
行方向K’に走行する列車用の、踏切内の監視画像を撮
像するテレビカメラである。
【0056】本実施の形態では、信号処理部12は、テ
レビカメラ11Aから得られた監視画像を示す画像信号
をA/D変換して画像データとし、更にこの画像データ
を圧縮したり符号化したりする。信号処理部12は、単
に圧縮するのみならず、監視画像のデータ量を減らすた
めの種々の処理(例えば、エッジを抽出した画像とする
処理や、標準画像との差分をとった画像とする処理な
ど)を行ってもよい。また、本実施の形態では、信号処
理部12は、監視画像を示す画像データを画像処理し
て、踏切内に立ち往生した障害物を検知する。このよう
な障害物検知のための画像処理は、例えば特開平11−
59423号公報に開示されているように、知られてい
る。信号処理部12は、前述したように圧縮等の処理が
された監視画像データ、及び、踏切内に立ち往生した障
害物の検知情報を多重化して、これらを地点Aの地点情
報として制御部13に供給する。以上の説明からわかる
ように、本実施の形態では、テレビカメラ11A及び信
号処理部12は、地点Aに関連する地点情報を取得する
地点情報取得部を構成している。なお、信号処理部12
は、障害物を検知する処理は行わなくてもよい。
【0057】制御部13は、インターフェース14を介
して携帯電話機15と信号やデータの授受を行い、携帯
電話機15と車載装置3の下記携帯電話機21との間の
通信網4を介した接続が確立したときに、信号処理部1
2から供給される前記監視画像データ及び検知情報を携
帯電話機15が車載装置3の携帯電話機21へ送信する
ように、携帯電話機15を制御する。
【0058】以上、地点A(踏切番号1)付近の地上側
に設置された地上側装置2Aについて説明したが、他の
地上側装置2B〜2Dについても同様に構成されてい
る。
【0059】図4は、図2中の列車1に搭載される車載
装置3を示す概略ブロック図である。図4に示すよう
に、車載装置3は、移動端末としての携帯電話機(例え
ば、PHS等でもよい。)21と、制御部(移動端末制
御部)23と、携帯電話機21と制御部23との間のイ
ンターフェース22と、信号処理部24と、列車1の運
転席付近に設置された画像表示装置としてのテレビモニ
タ25と、列車1の現在位置X(t)を検出する現在位
置検出部26とを備えている。テレビモニタ25は、所
定の内容を列車1の運転士に報知する報知部を構成して
いる。
【0060】制御部23は、インターフェース22を介
して携帯電話機21と信号やデータの授受を行い、現在
位置検出部26により検出された列車1の現在位置X
(t)に基づいて決定したタイミングで、地上側装置2
A〜2Dのうち現在位置X(t)に応じて選択した地上
側装置の携帯電話機15との間の接続を確立させるため
の処理を、携帯電話機21に行わせるように、携帯電話
機21を制御する。また、制御部23は、地上側装置2
A〜2Dの各携帯電話機15から通信網4を介して携帯
電話機21に送信されてくる、圧縮等の処理がされた監
視画像データと踏切内の障害物の検知情報とが多重化さ
れたデータを、信号処理部24に供給する。さらに、制
御部23は、現在位置情報検出部26からの現在位置X
(t)に基づいて決定したタイミングで、携帯電話機2
1と携帯電話機15との間で確立した接続を切断させる
ための処理を、携帯電話機21に行わせるように、携帯
電話機21を制御する。さらにまた、制御部23は、携
帯電話機21と携帯電話機15との間の接続を確立させ
るための処理を携帯電話機21に開始させた後に、現在
位置検出部26からの現在位置X(t)に基づいて決定
した第2のタイミングまでの間は、前記接続が確立する
まで前記接続を確立させるための処理を繰り返し行わ
せ、その間に前記接続が確立しない場合には、前記接続
を確立させるための処理を終了させるように、携帯電話
機21を制御する。また、制御部23は、前記接続を確
立させるための処理を行っている最中に、その最中であ
る旨をテレビモニタ25に表示させるように、信号処理
部24に表示指令を与える。さらに、制御部23は、携
帯電話機21が前記第2のタイミングまでの間に前記接
続が確立せずに、前記接続を確立させるための処理を終
了した場合に、当該接続が不能であった旨をテレビモニ
タ25に表示させるように、信号処理部24に表示指令
を与える。
【0061】本実施の形態では、前記信号処理部24
は、前記多重化されたデータを監視画像データと踏切内
の障害物検知情報とに分離し、監視画像データに対して
伸張等の処理を行って、監視画像をテレビモニタ25に
表示させる。また、信号処理部24は、分離した踏切内
の障害物検知情報に応答して、運転士の注意を喚起する
表示をテレビモニタ25に表示させる。さらに、信号処
理部24は、制御部23からの前記各表示指令に応答し
て、所定の表示をテレビモニタ25に表示させる。
【0062】列車1は自車の現在位置を検出する検出器
を通常有しているので、本実施の形態では、この検出器
を前記現在位置検出部26として用いている。もっと
も、例えば、現在位置検出部26は、GPS(Global P
ositioning System)受信機やDGPS(Differential
Global Positioning System)受信機などを用いて構成
してもよい。
【0063】ここで、車載装置3の制御部23の動作の
一例について、図7を参照して説明する。図7は、車載
装置3の制御部23の動作の一例を示す概略フローチャ
ートである。図7に示す動作によって、車載装置3のテ
レビモニタ25の画面は、例えば、図8に示すような画
面となる。図8は、車載装置3のテレビモニタ25に表
示される画面の例を示す図である。
【0064】図7に示す動作を実現するために、制御部
23の図示しない内部メモリには、図6に示すテーブル
を格納しておく。図6は、車載装置3の制御部23の内
蔵メモリに格納されるテーブルの一例を示す図である。
このテーブルには、踏切番号(踏切番号1〜4はそれぞ
れ図2中の各地点A〜Dに対応している)と、これに対
応づけられた電話番号、踏切位置、接続処理開始位置、
接続処理終了位置及び接続切断位置が格納されている。
電話番号は、対応する踏切番号の踏切(地点)の付近に
設置された地上側装置の携帯電話機15の電話番号であ
る。踏切位置は、対応する踏切番号の踏切(地点)の位
置を示し、本例では所定の基準位置からの距離として表
現されている。接続処理開始位置は、対応する踏切番号
の踏切の付近に設置された地上側装置の携帯電話機15
との接続を確立させるための接続処理を開始するべき位
置である。接続処理終了位置は、対応する踏切番号の踏
切の付近に設置された地上側装置の携帯電話機15との
接続を確立させるための接続処理を終了すべき位置であ
る。接続切断位置は、対応する踏切番号の踏切の付近に
設置された地上側装置の携帯電話機15との間で確立し
た接続を切断するための切断処理を開始するべき位置で
ある。本例では、接続処理開始位置、接続処理終了位置
及び接続切断位置は、対応する踏切位置からの手前側の
距離として表現されている。
【0065】図7に示すように、制御部23は、動作を
開始すると、第1表示フラグ及び第2表示フラグをリセ
ットする(ステップS1)。第1表示フラグは、そのセ
ット状態により、地上側装置の携帯電話機15との接続
を確立させるための接続処理を行っている最中であるこ
とを示すフラグである。第2表示フラグは、そのセット
状態により、所定タイミングまでの間に地上側装置の携
帯電話機15との間で接続が確立せずに、その接続を確
立させるための処理を終了したことを示すフラグであ
る。
【0066】次に、制御部23は、図6に示すテーブル
を参照して、最初の踏切番号1をセットする(ステップ
S2)。現在セットされている踏切番号及びこれに対応
づけられた前記テーブル内の各データが、現在の処理の
対象となる。
【0067】次いで、制御部23は、現在位置検出部2
6からの列車1の現在位置X(t)が現在セットされて
いる踏切番号に対応する接続処理開始位置に達した(そ
の位置を越えている場合も含む。)か否かを判定する
(ステップS3)。当該接続処理開始位置に達していな
ければ、その位置に達するまで待つ。一方、当該接続処
理開始位置に達していれば、制御部23は、現在セット
されている踏切番号に対応する電話番号に自動ダイヤル
して、当該電話番号の地上側装置の携帯電話機15との
間の接続を確立させるための処理(接続処理)を、携帯
電話機21に行わせる(ステップS4)。次に、制御部
23は、第1表示フラグをセットする(ステップS
5)。第1表示フラグがセットされている時には、制御
部23は、信号処理部24に所定の表示指令を与えて、
図8(a)に示すように、テレビモニタ25の画面の右
側の領域に「接続処理中」を表示させる。
【0068】その後、制御部23は、通信網4側から携
帯電話機21及びインターフェース14を介して得られ
る信号に基づいて、携帯電話機21と現在セットされて
いる踏切番号に対応する電話番号の携帯電話機21との
接続が確立したか否かを、判定する(ステップS6)。
この接続が確立していなければ、制御部23は、列車1
の現在位置X(t)が現在セットされている踏切番号に
対応する接続処理終了位置に達した(その位置を越えて
いる場合も含む。)か否かを判定する(ステップS
7)。当該接続処理終了位置に達していなければステッ
プS4へ戻る一方、当該接続処理終了位置に達していれ
ば、第1表示フラグをリセットし(ステップS8)、第
2表示フラグをセットする(ステップS9)。第2表示
フラグがセットされている時には、制御部23は、信号
処理部24に所定の表示指令を与えて、図8(b)に示
すように、テレビモニタ25の画面の右側の領域に「接
続不能」を表示させる。
【0069】次に、制御部23は、列車1の現在位置X
(t)が現在セットされている踏切番号に対応する踏切
位置に達した(その位置を越えている場合も含む。)か
否かを判定する(ステップS10)。当該踏切位置に達
していなければ、その位置に達するまで待つ。一方、当
該踏切位置に達していれば、第2表示フラグをリセット
し(ステップS11)、後述するステップS17へ移行
する。
【0070】ステップS6で接続が確立したと判定され
ると、制御部23は、第1表示フラグをリセットし(ス
テップS12)、車載装置3の携帯電話機21との間で
接続が確立した地上側装置の携帯電話機15から送信さ
れてくる、圧縮等の処理がされた監視画像データと踏切
内の障害物の検知情報とが多重化されたデータを、取得
して信号処理部24に供給し(ステップS13)、信号
処理部24に、当該監視画像の表示指令を与えるととも
に、障害物の検知情報に応答して「注意」の表示指令を
与える(ステップS14)。信号処理部24は、これに
応答して、例えば図8(c)(d)に示すように、テレ
ビモニタ25の左側の領域に監視画像を表示させ、障害
物が検知された場合には図8(d)に示すようにテレビ
モニタ25の右側の領域に「注意」を表示させる一方、
障害物が検知されていない場合には右側の領域には何も
表示させない。なお、図8(d)の例では、自動車が踏
切内の障害物となっている。
【0071】その後、制御部23は、列車1の現在位置
X(t)が現在セットされている踏切番号に対応する接
続切断位置に達した(その位置を越えている場合も含
む。)か否かを判定する(ステップS15)。当該接続
切断位置に達していなければ、ステップS13へ戻る。
一方、当該接続切断位置に達していれば、制御部23
は、携帯電話機21と携帯電話機15との間で確立した
接続を切断させるための処理を、携帯電話機21に行わ
せる(ステップS16)。
【0072】次に、制御部23は、図6に示すテーブル
を参照して、現在セットされている踏切番号の次の踏切
番号が存在するか否かを判定する(ステップS17)。
次の踏切番号が存在すれば、その踏切番号をセットし
(ステップS18)、ステップS3へ戻る。一方、次の
踏切番号が存在しなければ、制御部23は処理を終了す
る。
【0073】本実施の形態による地点情報伝送装置で
は、列車1の現在位置X(t)に基づくタイミングで、
列車1に搭載された携帯電話機21と列車1の現在位置
X(t)に応じて選択された携帯電話機15との間の接
続が、通信網4を介して確立されて、当該携帯電話機1
5に対応する踏切(地点)の監視画像及び踏切内障害物
検知情報が、列車1の携帯電話機21に送信され、この
監視画像や踏切内に障害物があることの注意を喚起する
「注意」が、運転席のテレビモニタ25に表示される。
したがって、本実施の形態によれば、踏切内の監視画像
等を、列車1の現在位置X(t)に応じた適切なタイミ
ングで、列車1に伝送してテレビモニタ25に表示させ
ることができる。その結果、列車等の運転士の負担を不
必要に増大させることなく、踏切事故に対する安全性を
高めることができる。
【0074】[第2の実施の形態]
【0075】図9は、本発明の第2の実施の形態で前提
とする、列車1が通過する各地点A〜Dの位置の例を模
式的に示す図である。図10は、本発明の第2の実施の
形態による地点情報伝送装置を示す概略構成図である。
これらの図において、図1及び図2中の要素と同一又は
対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は
省略する。
【0076】図9に示す状況が図1に示す状況と異なる
所は、地点Bと地点Cとの間の距離が短くなっている。
都市部などにおいては、踏切間の距離が短くなることが
ある。
【0077】図9に示すような状況において前記第1の
実施の形態による地点情報伝送装置を用いれば、列車1
が地点Aと地点Bとの間に位置し列車1上の携帯電話機
21と地点Bの携帯電話機15との間の接続が確立して
いる状態から、列車1が更に走行して地点Bに関する接
続切断位置に到達してその間の接続を切断した時には、
列車1が地点Cの目前に迫っており、もはや適切なタイ
ミングで列車1上の携帯電話機21と地点Cの携帯電話
機15とを接続し得ず、地点Cの踏切内の監視画像等を
列車1に伝送し得ない状況となるおそれがある。
【0078】本発明の第2の実施の形態による地点情報
伝送装置は、そのような不都合を解消したものであり、
図10に示すように、各地点A,D付近の地上側にそれ
ぞれ設置された地上側装置2A,2Dと、図1中の地上
側装置2B,2Cに代えて設けられた地上側装置2BC
と、列車1に搭載された車載装置3とを備えている。図
10中の地上側装置2A,2Dは、図1中の地上側装置
2A,2Dと同一であり、前述した図3に示す構成を有
している。図10中の車載装置3は、図1中の車載装置
3と基本的に同様であり、前述した図4に示す構成を有
しているが、制御部23の動作が後述するように異な
る。
【0079】図11は、図10中の地上側装置2BCを
示す概略ブロック図である。図11に示すように、地上
側装置2BCは、地上側装置2A,2Dを1つの携帯電
話機15に対してグループ化したような構成を有してい
る。すなわち、地上側装置2BCは、B地点の踏切(そ
の踏切番号は2)内の監視画像を撮像するテレビカメラ
11Bと、C地点の踏切(その踏切番号は3)内の監視
画像を撮像するテレビカメラ11Cと、信号処理部1
2’と、制御部13’と、通信端末としての携帯電話機
(例えば、PHS等でもよい。)15と、制御部(通信
端末制御部)13’と携帯電話機15との間のインター
フェース14’とを備えている。
【0080】本実施の形態では、信号処理部12’は、
テレビカメラ11B,11Cから得られた監視画像を示
す画像信号をそれぞれA/D変換して画像データとし、
更にこれらの画像データを1つの画像に合成(1画像内
に2つの画像を並べるように含める合成)し、更にこの
合成画像を圧縮したり符号化したりする。また、本実施
の形態では、信号処理部12’は、各テレビカメラ11
B,11Cから得られる監視画像を示す画像データをそ
れぞれ画像処理して、各踏切内に立ち往生した障害物を
それぞれ検知する。信号処理部12は、前述したように
圧縮等の処理がされた合成監視画像データ、及び、踏切
内に立ち往生した障害物の検知情報を多重化して、これ
らを複数の地点B,Cの地点情報として制御部13’に
供給する。以上の説明からわかるように、本実施の形態
では、テレビカメラ11B,11C及び信号処理部1
2’は、複数の地点B,Cに関連する複数の地点情報を
取得する地点情報取得部を構成している。なお、信号処
理部12’は、障害物を検知する処理は行わなくてもよ
い。
【0081】制御部13’は、インターフェース14’
を介して携帯電話機15と信号やデータの授受を行い、
携帯電話機15と車載装置3の携帯電話機21との間の
通信網4を介した接続が確立したときに、信号処理部1
2’から供給される前記合成監視画像データ及び検知情
報を携帯電話機15が車載装置3の携帯電話機21へ送
信するように、携帯電話機15を制御する。
【0082】本実施の形態では、車載装置3の制御部2
3は、基本的には、前述した第1の実施の形態の場合と
同様の動作を行うが、以下の点で異なる。すなわち、本
実施の形態では、制御部23は、1つの携帯電話機15
に対して複数の地点が関連づけられた地上側装置2BC
の携帯電話機15と列車1上の携帯電話機21との間の
接続が確立した場合、当該地上側装置2BCが関連づけ
られた複数の地点B,Cの全てを列車1が実質的に通過
するまで、当該接続を切断させるための処理を、列車1
上の携帯電話機21に行わせないように、携帯電話機2
1を制御する。
【0083】ここで、本実施の形態における車載装置3
の制御部23の動作の一例について、図13及び図14
を参照して説明する。図13及び図14は、本実施の形
態における車載装置3の制御部23の動作の一例を示す
概略フローチャートである。図13及び図14に示す動
作によって、車載装置3のテレビモニタ25の画面は、
例えば、図15に示すような画面となる。図15に示す
画面は、列車1上の携帯電話機21と地上側装置2BC
の携帯電話機15と間の接続が確立し、地点B,Cの各
監視画像が合成された合成画像が表示されている例であ
る。図15の画面の左半分領域が合成画像が表示されて
いる領域であり、そのうちの上半分が地点Bの監視画像
に相当するとともに下半分が地点Cの監視画像に相当し
ている。なお、列車1上の携帯電話機21と地上側装置
A又はDの携帯電話機15と間の接続が確立し、地点A
又はDの監視画像が表示される場合には、テレビモニタ
25の画面は、前記第1の実施の形態の場合と同様に、
例えば、図8に示すような画面となる。
【0084】図13及び図14に示す動作を実現するた
めに、制御部23の図示しない内部メモリには、図6に
示すテーブルに代えて図12に示すテーブルを格納して
おく。図12に示すテーブルと異なる所は、1つの携帯
電話機15に対してグループ化されている複数の地点
B,Cの踏切番号2,3にそれぞれ対応する電話番号は
両方とも、地上側装置2BCの携帯電話機15の電話番
号bbb-bbbbとされている。1つの携帯電話機15に対し
てグループ化されている複数の地点B,Cのうち最も下
流側の地点C以外の地点Bの、踏切番号2に対応する接
続終了位置及び接続切断位置には数値が入力されずに
「−」となっている。また、1つの携帯電話機15に対
してグループ化されている複数の地点B,Cのうち最も
上流側の地点B以外の地点Cの、踏切番号3に対応する
接続開始位置には数値が入力されずに「−」となってい
る。これらの「−」は対応する位置が存在しないことを
意味している。
【0085】図13及び図14において、図7中のステ
ップと同一又は対応するステップには同一符号を付し、
その重複する説明は省略する。
【0086】図13及び図14に示すように、制御部2
3は、動作を開始すると、ステップS1,S2を経た
後、現在セットされている踏切番号に対応する電話番号
が、その踏切番号の次の踏切番号に対応する電話番号と
同じか否かを判定する(ステップS21)。電話番号が
同じでなければ(例えば、現在セットされている踏切番
号が1又は4の場合)、図7の場合と同じくステップS
3〜S18の処理を行う。ただし、ステップS18の後
にはステップS21へ戻る。
【0087】一方、ステップS21で電話番号が同じで
あると判定されると(例えば、現在セットされている踏
切番号が2の場合)、制御部23は、現在位置検出部2
6からの列車1の現在位置X(t)が現在セットされて
いる踏切番号に対応する接続処理開始位置に達した(そ
の位置を越えている場合も含む。)か否かを判定する
(ステップS23)。当該接続処理開始位置に達してい
なければ、その位置に達するまで待つ。一方、当該接続
処理開始位置に達していれば、制御部23は、現在セッ
トされている踏切番号に対応する電話番号に自動ダイヤ
ルして、当該電話番号の地上側装置の携帯電話機15と
の間の接続を確立させるための処理(接続処理)を、携
帯電話機21に行わせる(ステップS24)。次に、制
御部23は、第1表示フラグをセットする(ステップS
25)。
【0088】その後、制御部23は、通信網4側から携
帯電話機21及びインターフェース14を介して得られ
る信号に基づいて、携帯電話機21と現在セットされて
いる踏切番号に対応する電話番号の携帯電話機21との
接続が確立したか否かを、判定する(ステップS2
6)。この接続が確立していなければ、制御部23は、
列車1の現在位置X(t)が現在セットされている踏切
番号に対応する踏切位置に達した(その位置を越えてい
る場合も含む。)か否かを判定する(ステップS4
1)。当該踏切位置に達していなければ、ステップS2
7へ直接に移行する一方、当該踏切位置に達していれ
ば、現在セットされている踏切番号の次の踏切番号をセ
ットした(ステップS42)後に、ステップS27へ移
行する。
【0089】ステップS27において、制御部23は、
列車1の現在位置X(t)が現在セットされている踏切
番号に対応する接続処理終了位置に達した(その位置を
越えている場合も含む。)か否かを判定する。当該接続
処理終了位置に達していなければステップS24へ戻る
一方、当該接続処理終了位置に達していれば、第1表示
フラグをリセットし(ステップS28)、第2表示フラ
グをセットする(ステップS29)。なお、ステップS
27において、現在セットされている踏切番号に対応す
る接続終了位置がない場合(図12に示すテーブルで接
続終了位置が「−」の場合)には、ステップS27の判
定はNOとなる。
【0090】次に、制御部23は、列車1の現在位置X
(t)が現在セットされている踏切番号に対応する踏切
位置に達した(その位置を越えている場合も含む。)か
否かを判定する(ステップS30)。当該踏切位置に達
していなければ、その位置に達するまで待つ。一方、当
該踏切位置に達していれば、第2表示フラグをリセット
し(ステップS31)、後述するステップS37へ移行
する。
【0091】ステップS26で接続が確立したと判定さ
れると、制御部23は、第1表示フラグをリセットし
(ステップS32)、車載装置3の携帯電話機21との
間で接続が確立した地上側装置の携帯電話機15から送
信されてくる、圧縮等の処理がされ合成された合成監視
画像データと各踏切内の障害物の検知情報とが多重化さ
れたデータを、取得して信号処理部24に供給し(ステ
ップS33)、信号処理部24に、当該合成監視画像の
表示指令を与えるとともに、障害物の検知情報に応答し
て「注意」の表示指令を与える(ステップS34)。
【0092】その後、制御部23は、列車1の現在位置
X(t)が現在セットされている踏切番号に対応する踏
切位置に達した(その位置を越えている場合も含む。)
か否かを判定する(ステップS43)。当該踏切位置に
達していなければ、ステップS35へ直接に移行する一
方、当該踏切位置に達していれば、現在セットされてい
る踏切番号の次の踏切番号をセットした(ステップS4
4)後に、ステップS35へ移行する。
【0093】ステップS35において、制御部23は、
列車1の現在位置X(t)が現在セットされている踏切
番号に対応する接続切断位置に達した(その位置を越え
ている場合も含む。)か否かを判定する。当該接続切断
位置に達していなければ、ステップS33へ戻る。一
方、当該接続切断位置に達していれば、制御部23は、
携帯電話機21と携帯電話機15との間で確立した接続
を切断させるための処理を、携帯電話機21に行わせる
(ステップS36)。なお、ステップS35において、
現在セットされている踏切番号に対応する接続切断位置
がない場合(図12に示すテーブルで接続切断位置が
「−」の場合)には、ステップS35の判定はNOとな
る。
【0094】ステップS35の後に、制御部23は、図
12に示すテーブルを参照して、現在セットされている
踏切番号の次の踏切番号が存在するか否かを判定する
(ステップS37)。次の踏切番号が存在すれば、その
踏切番号をセットし(ステップS38)、ステップS2
1へ戻る。一方、次の踏切番号が存在しなければ、制御
部23は処理を終了する。
【0095】本実施の形態によれば、前記第1の実施の
形態と同様の利点が得られる他、図9に示すように複数
の地点B,C間の距離が短くなっていても、地点A,
B,Dの踏切内の監視画像等のみならず、地点Cの踏切
内の監視画像等も、適切に列車1に伝送することができ
る。
【0096】[第3の実施の形態]
【0097】図16は、本発明の第3の実施の形態によ
る地点情報伝送装置の車載装置3の制御部23の動作の
一例の一部を示す概略フローチャートである。
【0098】本実施の形態が前記第2の実施の形態と異
なる所は、図11に示す地上側装置2BCの信号処理部
12’の動作と、図4中の車載装置3の制御部23の動
作の一部と、図4中の車載装置3の信号処理部24の動
作のみである。
【0099】本実施の形態では、信号処理部12’は、
テレビカメラ11B,11Cから得られた監視画像を示
す画像信号をそれぞれA/D変換して画像データとし、
これらの画像データをそれぞれ圧縮したり符号化したり
し、更にそれらの複数の画像データを多重化する。ま
た、本実施の形態では、信号処理部12’は、各テレビ
カメラ11B,11Cから得られる監視画像を示す画像
データをそれぞれ画像処理して、各踏切内に立ち往生し
た障害物をそれぞれ検知する。信号処理部12は、前記
2つの監視画像の多重化の際に踏切内に立ち往生した障
害物の検知情報も多重化して、これらを複数の地点B,
Cの地点情報として制御部13’に供給する。
【0100】また、本実施の形態では、制御部13’
は、インターフェース14’を介して携帯電話機15と
信号やデータの授受を行い、携帯電話機15と車載装置
3の携帯電話機21との間の通信網4を介した接続が確
立したときに、信号処理部12’から供給される前記多
重化された監視画像データ及び検知情報を携帯電話機1
5が車載装置3の携帯電話機21へ送信するように、携
帯電話機15を制御する。
【0101】さらに、本実施の形態では、車載装置3の
信号処理部24は、制御部23による制御下で、列車1
上の携帯電話機21に送信されてくるデータが地上側装
置2BCの携帯電話機15から送信された多重化された
監視画像等である場合には、伸張等の処理の他に、当該
多重化された監視画像のうち、列車1の現在位置X
(t)に応じて選択した1つの監視画像がテレビモニタ
25に画像表示されるように処理する。
【0102】そして、本実施の形態では、車載装置3の
制御部23は、図13及び図16に示す動作を行う。な
お、本実施の形態においても、制御部23の内部メモリ
に格納されているテーブルは図12に示すテーブルであ
る。
【0103】制御部23は、動作を開始すると、前記第
1の実施の形態と同じく、図13に示すステップS1〜
S18,S21の処理を行う。そして、図13中のステ
ップS21でYESの場合には、図16中のステップS
23へ移行し、図16中のステップS38の後には図1
3中のステップS21へ移行する。図16において、図
14中のステップと同一又は対応するステップには同一
符号を付しその重複する説明は省略する。
【0104】本実施の形態では、図16に示すように、
制御部23は、ステップS32の後に、車載装置3の携
帯電話機21との間で接続が確立した地上側装置の携帯
電話機15から送信されてくる、圧縮等の処理がされ更
に多重化された各監視画像データと各踏切内の障害物の
検知情報を、取得して信号処理部24に供給する(ステ
ップS53)。そして、制御部23は、列車1の現在位
置X(t)に基づいて、取得した多重化された各監視画
像のうち、列車1が未だ通過していない地点であって列
車1の現在位置X(t)に最も近い地点の踏切の監視画
像を選択する(ステップS54)。次に、制御部23
は、ステップS54で選択した監視画像をテレビモニタ
25に表示させるように、信号処理部24に表示指令を
与えるとともに、選択した監視画像に対応する障害物検
知情報に応答して「注意」の表示指令を与える(ステッ
プS55)。その後、ステップS43へ移行する。
【0105】図16中のその他のステップについては、
図14の場合と同様である。ただし、ステップS35で
NOの場合にはステップS53へ移行する。
【0106】本実施の形態によれば、前記第2の実施の
形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によ
れば、図16中のステップS54,S55の処理がなさ
れるので、列車1の現在位置X(t)に応じて選択され
た1つの監視画像が順次切り替えられてテレビモニタ2
5上に表示される。したがって、複数の地点B,Cの各
踏切監視画像が地上側装置2BCの1つの携帯電話機1
5で列車1上の携帯電話機21に送信されるにも関わら
ず、前記第1の実施の形態の場合と同様のに1つの地点
の監視画像ごとにこれを送信ための1つの携帯電話機1
5を設けた場合と同様の監視画像の表示が可能となる。
【0107】なお、本発明では、本実施の形態を次のよ
うに変形してもよい。すなわち、本実施の形態と異な
り、車載装置3の信号処理部24は、制御部23による
制御下で、列車1上の携帯電話機21に送信されてくる
データが地上側装置2BCの携帯電話機15から送信さ
れた多重化された監視画像等である場合には、これらの
監視画像を1つの画像に合成し、この合成された監視画
像をテレビモニタ25に画像表示されるように処理して
もよい。この場合、テレビモニタ25に表示される画面
は、前記第2の実施の形態の場合と同様となる。
【0108】[第4の実施の形態]
【0109】図17は、本発明の第4の実施の形態によ
る地点情報伝送装置の車載装置3’を示す概略ブロック
図である。図17において、図4中の要素と同一又は対
応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省
略する。
【0110】本実施の形態が前記第1の実施の形態と異
なる所は、図3に示す車載装置3に代えて車載装置3が
用いられている点のみである。また、車載装置3’が車
載装置3と異なる所は、列車3の速度を検出する速度検
出部27が追加され、制御部23が、列車1の現在位置
X(t)及び列車1の速度に基づいて決定したタイミン
グで、列車1上の携帯電話機21と地上側の携帯電話機
15との接続を確立させるための処理を、携帯電話機2
1に行わせるように、携帯電話機21を制御する点のみ
である。
【0111】具体的には、例えば、図7中のステップS
3において、現在位置検出部26からの列車1の現在位
置X(t)が現在セットされている踏切番号に対応する
接続処理開始位置(テーブル中の位置)を基準として、
列車の速度が速ければ速いほど当該接続処理開始位置よ
り上流側にずらした位置を、その時点の補正接続処理開
始位置として求め、現在位置検出部26からの列車1の
現在位置X(t)が当該補正接続処理開始位置に達した
(その位置を越えている場合も含む。)か否かを判定す
ればよい。
【0112】本実施の形態によれば、前記第1の実施の
形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によ
れば、踏切内の監視画像等を、列車1の現在位置X
(t)のみならず列車1の速度にも応じた、適切なタイ
ミングで、列車1へ伝送することができる。
【0113】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0114】例えば、前述した各実施の形態は、移動体
を列車、地点を踏切の位置、地点情報を踏切内の監視画
像等とした例であったが、本発明はこれらの例に限定さ
れるものではない。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地点情報を適切なタイミングで移動体へ伝送することが
できる、移動体への地点情報伝送装置を提供することが
できる。
【0116】また、本発明によれば、踏切内の監視画像
を適切なタイミングで列車等へ伝送することができ、列
車等の運転士の負担を不必要に増大させることなく、踏
切事故に対する安全性を高めることができる地点情報伝
送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態で前提とする、列車
が通過する各地点の位置の例を模式的に示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による地点情報伝送
装置を示す概略構成図である。
【図3】図2中の地上側装置を示す概略ブロック図であ
る。
【図4】図2中の列車に搭載される車載装置を示す概略
ブロック図である。
【図5】図3中のテレビカメラの配置例を模式的に示す
概略平面図である。
【図6】車載装置の制御部の内蔵メモリに格納されるテ
ーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による地点情報伝送
装置の車載装置の制御部の動作の一例を示す概略フロー
チャートである。
【図8】車載装置のテレビモニタに表示される画面の例
を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態で前提とする、列車
が通過する各地点の位置の例を模式的に示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による地点情報伝
送装置を示す概略構成図である。
【図11】図10中の所定の地上側装置を示す概略ブロ
ック図である。
【図12】車載装置の制御部の内蔵メモリに格納される
テーブルの他の例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における車載装置
の制御部の動作の一例を示す概略フローチャートであ
る。
【図14】図13に引き続くフローチャートである。
【図15】車載装置のテレビモニタに表示される画面の
他の例を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態による地点情報伝
送装置の車載装置の制御部の動作の一例の一部を示す概
略フローチャートである。
【図17】本発明の第4の実施の形態による地点情報伝
送装置の車載装置を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 列車 2A〜2D,2BC 地上側装置 3 車載装置 4 通信網 5 無線基地局 6 線路 8 道路 11A,11B,11C テレビカメラ 12,24 信号処理部 13,23 制御部 14,22 インターフェース 15,21 携帯電話機 25 テレビモニタ 26 現在位置検出部 27 速度検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04B 7/26 G Fターム(参考) 5C054 AA01 CA04 CA05 CG05 CH08 DA04 DA07 EA01 EA03 FE28 HA18 HA26 5H161 AA01 DD20 DD21 MM14 NN10 5H180 AA20 BB04 CC04 FF05 FF27 5K067 BB04 BB05 DD16 DD20 DD52 EE02 EE10 EE23 FF03 FF07 FF23 GG01 GG07 GG21 HH22 JJ52 JJ56 5K101 KK12 KK13 LL12 NN06 NN14

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に搭載される移動端末と、 前記移動体に搭載され前記移動端末を制御する移動端末
    制御手段と、 前記移動体に搭載され前記移動体の現在位置を示す現在
    位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、 1つ以上の地点情報取得手段であって、各々の地点情報
    取得手段が、前記移動体が通過する1つ以上の地点、前
    記移動体が通過する可能性のある1つ以上の地点、前記
    移動体が到達する1つ以上の地点、及び、前記移動体が
    到達する可能性のある1つ以上の地点、のうちの少なく
    とも1つの地点について、当該地点に関連する地点情報
    を得る1つ以上の地点情報取得手段と、 前記1つ以上の地点情報取得手段に対応して設けられた
    1つ以上の通信端末であって、各々の通信端末が、前記
    移動端末と無線通信を行う無線基地局を含む通信網を介
    して、前記移動端末との間で接続可能である1つ以上の
    通信端末と、 前記1つ以上の通信端末に対応して設けられ各々が対応
    する通信端末を制御する1つ以上の通信端末制御手段
    と、 を備え、 前記移動端末制御手段は、前記現在位置情報取得手段か
    らの現在位置情報に基づいて決定したタイミングで、前
    記1つ以上の通信端末のうち前記現在位置情報取得手段
    からの現在位置情報に応じて選択した通信端末との間の
    接続を確立させるための処理を、前記移動端末に行わせ
    るように、前記移動端末を制御し、 前記各通信端末制御手段は、当該通信端末制御手段に対
    応する前記通信端末と前記移動端末との接続が確立した
    ときに、当該通信端末に対応する前記地点情報取得手段
    からの地点情報を当該移動端末に送信するように、当該
    通信端末を制御することを特徴とする移動体への地点情
    報伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体に搭載され前記移動体の搭乗
    者に所定の内容を報知する報知手段と、前記移動体に搭
    載される処理手段であって、前記1つ以上の通信端末か
    ら前記通信網を介して前記移動端末に送信されてくる前
    記地点情報を、その内容が前記報知手段により前記移動
    体の搭乗者に報知されるように、処理する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動体への地
    点情報伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記移動体の速度を検出する速度検出手
    段を備え、前記移動端末制御手段は、前記現在位置情報
    取得手段からの現在位置情報及び前記速度検出手段によ
    り検出された速度に基づいて決定したタイミングで、前
    記接続を確立させるための処理を、前記移動端末に行わ
    せるように、前記移動端末を制御することを特徴とする
    請求項1又は2記載の移動体への地点情報伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記移動端末制御手段は、前記現在位置
    情報取得手段からの現在位置情報に基づいて決定したタ
    イミングで、前記移動端末と前記通信端末との間で確立
    した接続を切断させるための処理を、前記移動端末に行
    わせるように、前記移動端末を制御することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の移動体への地点情
    報伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記移動端末制御手段は、前記接続を確
    立させるための処理を前記移動端末に開始させた後に、
    前記現在位置情報取得手段からの現在位置情報に基づい
    て決定した第2のタイミングまでの間は、前記接続が確
    立するまで前記接続を確立させるための処理を繰り返し
    行わせ、その間に前記接続が確立しない場合には、前記
    接続を確立させるための処理を終了させるように、前記
    移動端末を制御することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の移動体への地点情報伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記移動端末が前記接続を確立させるた
    めの処理を行っている最中に、その最中であることを前
    記移動体の搭乗者に報知する手段を備えたことを特徴と
    する請求項5記載の移動体への地点情報伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記移動端末が前記第2のタイミングま
    での間に前記接続が確立せずに、前記接続を確立させる
    ための処理を終了した場合に、当該接続が不能であった
    旨を前記移動体の搭乗者に報知する手段を備えたことを
    特徴とする請求項5又は6記載の移動体への地点情報伝
    送装置。
  8. 【請求項8】 前記1つ以上の地点情報取得手段のうち
    の少なくとも1つの地点情報取得手段は、複数の地点に
    ついて、当該各地点に関連する各地点情報を得ることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の移動体へ
    の地点情報伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記移動端末制御手段は、前記少なくと
    も1つの地点情報取得手段に対応する前記通信端末と前
    記移動端末との間の接続が確立した場合、当該地点情報
    取得手段が取得する複数の地点情報に対応する複数の地
    点の全てを前記移動体が実質的に通過するまで、当該接
    続を切断させるための処理を、前記移動端末に行わせな
    いように、前記移動端末を制御することを特徴とする請
    求項8記載の移動体への地点情報伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つの地点情報取得手
    段は前記複数の地点付近のそれぞれの監視画像を撮像す
    る撮像手段を含み、前記各地点情報が当該地点付近の監
    視画像を含むことを特徴とする請求項8又は9記載の移
    動体への地点情報伝送装置。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの地点情報取得手
    段は、前記複数の地点付近のそれぞれの監視画像を1つ
    の画像に合成した合成画像を得る画像処理手段を含み、
    当該地点情報取得手段に対応する前記通信端末制御手段
    は、前記合成画像を前記地点情報として送信するよう
    に、当該通信端末制御手段に対応する前記通信端末を制
    御することを特徴とする請求項10記載の移動体への地
    点情報伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記移動体に搭載され前記移動体の搭
    乗者に所定の内容を報知する報知手段と、前記移動体に
    搭載される処理手段であって、前記1つ以上の通信端末
    から前記通信網を介して前記移動端末に送信されてくる
    前記地点情報を、その内容が前記報知手段により前記移
    動体の搭乗者に報知されるように、処理する処理手段
    と、を備え、前記報知手段が画像表示装置を含み、前記
    処理手段は、前記移動端末に送信されてくる前記地点情
    報が前記合成画像である場合には、前記合成画像が前記
    画像表示装置に画像表示されるように処理することを特
    徴とする請求項11記載の移動体への地点情報伝送装
    置。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも1つの地点情報取得手
    段は、前記複数の地点付近のそれぞれの監視画像を多重
    化する手段を含み、当該地点情報取得手段に対応する前
    記通信端末制御手段は、前記多重化された監視画像を前
    記地点情報として送信するように、当該通信端末制御手
    段に対応する前記通信端末を制御することを特徴とする
    請求項10記載の移動体への地点情報伝送装置。
  14. 【請求項14】 前記移動体に搭載され前記移動体の搭
    乗者に所定の内容を報知する報知手段と、前記移動体に
    搭載される処理手段であって、前記1つ以上の通信端末
    から前記通信網を介して前記移動端末に送信されてくる
    前記地点情報を、その内容が前記報知手段により前記移
    動体の搭乗者に報知されるように、処理する処理手段
    と、を備え、前記報知手段が画像表示装置を含み、前記
    処理手段は、前記移動端末に送信されてくる前記地点情
    報が多重化された監視画像である場合には、多重化され
    た監視画像を1つの画像に合成した合成画像が前記画像
    表示装置に画像表示されるように処理することを特徴と
    する請求項13記載の移動体への地点情報伝送装置。
  15. 【請求項15】 前記移動体に搭載され前記移動体の搭
    乗者に所定の内容を報知する報知手段と、前記移動体に
    搭載される処理手段であって、前記1つ以上の通信端末
    から前記通信網を介して前記移動端末に送信されてくる
    前記地点情報を、その内容が前記報知手段により前記移
    動体の搭乗者に報知されるように、処理する処理手段
    と、を備え、前記報知手段が画像表示装置を含み、前記
    処理手段は、前記移動端末に送信されてくる前記地点情
    報が多重化された監視画像である場合には、当該多重化
    された監視画像のうち、前記現在位置情報取得手段から
    の現在位置情報に応じて選択した1つの監視画像が前記
    画像表示装置に画像表示されるように処理することを特
    徴とする請求項13記載の移動体への地点情報伝送装
    置。
  16. 【請求項16】 前記1つ以上の地点情報取得手段のう
    ちの少なくとも1つの地点情報取得手段は当該地点付近
    の監視画像を撮像する撮像手段を含み、前記地点情報が
    当該地点付近の監視画像を含むことを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれかに記載の移動体への地点情報伝送装
    置。
  17. 【請求項17】 前記移動体が列車等であり、前記監視
    画像が踏切内の監視画像であることを特徴とする請求項
    10乃至16のいずれかに記載の移動体への地点情報伝
    送装置。
  18. 【請求項18】 前記少なくとも1つの地点情報取得手
    段は、前記撮像手段により撮像された踏切内の監視画像
    に基づいて、踏切内に立ち往生した障害物を検知する手
    段を含み、前記地点情報は当該踏切内に立ち往生した障
    害物の検知情報を含むことを特徴とする請求項17記載
    の移動体への地点情報伝送装置。
  19. 【請求項19】 前記移動体が列車等であり、前記地点
    情報取得手段が踏切内に立ち往生した障害物の有無を検
    知する踏切障害物検知装置であり、前記地点情報は当該
    踏切内に立ち往生した障害物の検知情報を含むことを特
    徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の移動体へ
    の地点情報伝送装置。
  20. 【請求項20】 前記移動端末が携帯電話機であること
    を特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の移動
    体への地点情報伝送装置。
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