JP2001018717A - 運転車両周辺監視装置 - Google Patents

運転車両周辺監視装置

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JP2001018717A
JP2001018717A JP11192112A JP19211299A JP2001018717A JP 2001018717 A JP2001018717 A JP 2001018717A JP 11192112 A JP11192112 A JP 11192112A JP 19211299 A JP19211299 A JP 19211299A JP 2001018717 A JP2001018717 A JP 2001018717A
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JP
Japan
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driving vehicle
video
image
monitoring device
periphery monitoring
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JP11192112A
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English (en)
Inventor
Atsuto Kanazawa
厚人 金澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の死角となる方向の映像を表示すると
ともに、その映像に運転者の注意を向けることにより、
事故の防止を図る運転車両周辺監視装置を提供する。 【構成】 車両運転者29の死角を撮像する、車両に設置
された映像取り込み手段11と、映像取り込み手段によっ
て撮像された映像を表示する映像表示手段15と、車両運
転者29の映像表示手段上の視線位置を検知する視線位置
検知手段16とを設ける。動き検出手段14によって映像内
に動き物体が検出され、視線位置検知手段16によって車
両運転者が映像表示手段15を見ていないことが検出され
た場合に、警告音発信手段17から警告音を発信して運転
者の注意を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転中の車両の周
辺を監視する監視装置に関し、特に、事故の発生を未然
に防止し、また、事故が発生してしまった場合の処理を
容易にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、運転中の車両の周辺を監視する装
置として、車両前部の側方を撮影する監視カメラの映像
により車両の側方を確認する、特開平10-24801号公報に
記載された装置が知られている。
【0003】この装置は、図20に示すように、車両前
方に設置された撮影手段101A、101Bと、車両前方の側部
に設置され、側部への対向距離を測定する測距手段102
A、102Bと、撮影手段で得られた画像信号及び測距手段
で得られた距離信号を無線を介して送信する送信手段10
3と、送信手段103から送出された信号を受信する受信手
段104と、車両の車速を検知する車速検出手段107と、撮
影手段で得られた画像を車両のフロントガラスの所定部
に表示する表示ユニット105と、表示ユニット105を制御
する制御手段106とを備えており、車速が予め定めた速
度以下で、且つ、側部までの対向距離が予め定めた距離
以下であるとき、撮影手段101A、101Bで得られた画像が
車両のフロントガラスの所定部に表示される。
【0004】この装置によれば、狭路から交差道路への
進入時に、運転者の死角から進入する他車両の位置が表
示ユニット105に表示されるため、運転者は、その他車
両を確認することができ、事故の発生を未然に防止でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置では、表示ユニット105に表示された他車両を運転者
が確認していなかった場合には、事故を防ぐことができ
ない。また、この装置では、運転車両の後方の死角に物
体がある場合には、それを検出することができないの
で、車両の後方進行時の事故を防ぐことができないと言
う問題点がある。
【0006】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、運転者の死角となる方向の映像を表示す
るとともに、その映像に運転者の注意を向けることによ
り、事故の防止を図る運転車両周辺監視装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の運転車
両周辺監視装置では、運転車両の死角を映像取り込み手
段によって取り込み、死角の映像を映像表示手段によっ
て運転者が確認できるようにすると共に、運転者の視線
位置を視線位置検知手段によって検知する。運転者が映
像表示手段を見ていないときに映像取り込み手段からの
映像に物体が検出された場合は、運転者に注意を促すた
めの警告音、あるいは映像表示手段に警告情報を重畳す
る。
【0008】また、警告音を発するときに、カーオーデ
ィオなどを大音量で聞いていると運転者が警告音を判断
できない可能性があるので、警告音を発すると同時にオ
ーディオの音量を自動的に抑圧する。また、運転車両の
エンジン音や運転車両外部からの騒音などによって運転
車両内の雑音が大きい場合も、車両運転者が警告音を判
断できない可能性があるので、運転車両内の雑音に対し
位相が180度異なる音を警告音と共に発することで、
運転者の耳に聞こえる雑音量を抑圧する。
【0009】これらの処理にもかかわらず事故が発生し
てしまった場合には、その状況を検証できるよう映像取
り込み手段からの映像を蓄積しておく蓄積手段を設け、
蓄積できる容量の制限を考慮し、走行距離に応じて蓄積
画像を廃棄する。ただし、事故が発生し、その場から運
転車両が移動した場合に事故の瞬間の蓄積画像が廃棄さ
れてしまうのを防止するため、運転車両の衝突検出を行
い、衝突した時点前後の映像は廃棄されないように制御
する。さらに映像信号を蓄積すると同時に視線位置検知
手段の情報を蓄積することで、事故発生時に運転者が映
像表示手段を確認していたか否かを検証することができ
る。
【0010】また、事故発生時の通報手段として、無線
通信により事故発生時の映像及び車両位置情報を送信
し、警察署等でその情報を受信することにより迅速な事
故処理が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、車両運転者が直接見ることが難しい車外の方向を撮
像する、車両に設置された映像取り込み手段と、映像取
り込み手段によって撮像された映像を表示する映像表示
手段と、車両運転者の映像表示手段上の視線位置を検知
する視線位置検知手段とを備えた運転車両周辺監視装置
であり、表示された映像を運転者が確認しているかどう
かを運転者の視線位置によって識別することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の運転車両周辺監視装置において、映像取り込み手段に
よって取り込まれた映像を無線信号に変換して送信する
映像信号無線送信手段と、映像信号無線送信手段からの
信号を受信する映像信号無線受信手段とを設け、映像信
号無線受信手段の出力をもとに映像表示手段にて映像を
表示するようにしたものであり、車内の配線を簡略化で
きる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の運転車両周辺監視装置において、映像
取り込み手段によって撮像された映像内の動き物体を検
出する動き検出手段を設け、動き検出手段が動き物体を
検出したとき、車両運転者の注意を喚起するようにした
ものであり、走行している車両やバイクを検出して運転
者の注意を促すことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の運転車両周辺監視装置において、動き検出手段が映像
取り込み手段によって撮像された映像内に動き物体を検
出した場合に警告音を生成する警告音発信手段と、警告
音を音声として出力する音声出力手段とを設けたもので
あり、運転者に音声で、他の走行車両への注意を促すこ
とができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の運転車両周辺監視装置において、警告音発信手段より
警告音を発する際に、カーオーディオシステムの音量を
自動的に下げる音量自動抑圧手段を設けたものであり、
カーオーディオの音声で警告音が聞き取れない事態を防
ぐことができ、警告音を確実に運転者に聞かせることが
できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の運転車両周辺監視装置において、音量自動抑圧手段の
音量抑圧量を調整する音量抑圧量調整手段を設けたもの
であり、抑えたときのカーオーディオの音量を調整する
ことができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項4、請求
項5または請求項6に記載の運転車両周辺監視装置にお
いて、警告音発信手段より警告音を発する際に、運転車
両内の騒音を取り込む騒音取り込み手段と、騒音取り込
み手段によって取り込んだ騒音の位相を反転させる騒音
位相反転手段と、騒音位相反転手段から出力される反転
騒音を警告音に重畳させる反転騒音重畳手段とを設けた
ものであり、騒音のために警告音が聞き取れない事態を
防ぐことができ、騒音の中でも、警告音を確実に運転者
に聞かせることができる。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の運転車両周辺監視装置において、騒音取り込み手段に
よって取り込んだ運転車両内の騒音のレベルを測定する
騒音レベル測定手段と、騒音レベル測定手段により測定
された騒音のレベルに応じて、反転騒音重畳手段による
警告音への反転騒音の重畳を制御する反転騒音重畳制御
手段とを設けたものであり、騒音レベルが高い場合に、
反転騒音を重畳する処理を行うことができる。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の運転車両周辺監視装置において、反転騒音重畳制御手
段が、設定された初期騒音レベルと、騒音レベル測定手
段によって測定された騒音レベルとを比較し、測定され
た騒音レベルが初期騒音レベルより大きい場合に、反転
騒音重畳手段に警告音への反転騒音の重畳を行わせるよ
うにしたものであり、騒音レベルが設定されたレベルよ
り高い場合に、反転騒音を重畳する処理が行われる。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項4、請
求項5、請求項6、請求項7または請求項8に記載の運
転車両周辺監視装置において、動き検出手段が映像取り
込み手段によって撮像された映像内に動き物体を検出
し、かつ視線位置検出手段によって検出された運転者の
視線位置が映像表示手段の動き物体部分上にない場合
に、警告音発信手段が警告音を発して運転者に注意を促
すようにしたものであり、運転者が走行車両などに気づ
いていない場合に警告音が発せられる。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の運転車両周辺監視装置において、動き検出手段が映
像取り込み手段によって撮像された映像内に動き物体を
検出した場合に、映像表示手段の表示映像内に警告情報
を重畳させて表示するための警告情報重畳手段を設けた
ものであり、表示画面に警告情報を表示して、走行車両
がいることを運転者に気づかせることができる。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の運転車両周辺監視装置において、警告情報重畳手
段が映像表示手段の表示映像内に警告情報を重畳させた
後も運転者の視線位置が映像表示手段の動き物体部分上
にない場合に、警告音発信手段が、警告音を発して運転
者に注意を促すようにしたものであり、音声による警告
回数を減らすことができる。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8また
は請求項11に記載の運転車両周辺監視装置において、
視線位置検知手段を運転者のヘッドセットとして設けた
ものであり、運転者の様々な姿勢や、運転者が変わった
場合にも対応することができる。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の運転車両周辺監視装置において、視線位置検知手
段からの視線位置情報を無線で送信するための視線位置
無線送信手段と、視線位置無線送信手段からの信号を受
信する視線位置無線受信手段とを設けたものであり、ヘ
ッドセットを装着した運転者の自由度が向上する。
【0025】請求項15に記載の発明は、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項11、請求項13
または請求項14に記載の運転車両周辺監視装置におい
て、映像取り込み手段を複数有し、複数の映像取り込み
手段からの映像信号を切替える映像信号切替え手段を設
けたものであり、運転者は各方向の画像を見ることがで
きる。
【0026】請求項16に記載の発明は、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項11、請求項13
または請求項14に記載の運転車両周辺監視装置におい
て、映像取り込み手段を複数有し、複数の映像取り込み
手段からの映像信号を合成する映像信号合成手段を設け
たものであり、運転者は各方向の画像を同時に見ること
ができる。
【0027】請求項17に記載の発明は、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項11、請求項13
または請求項14に記載の運転車両周辺監視装置におい
て、映像取り込み手段を複数有し、複数の映像取り込み
手段からの映像信号を切替える映像信号切替え手段と、
複数の前記映像取り込み手段からの映像信号を合成する
映像信号合成手段とを有し、映像信号切替え手段と映像
信号合成手段の出力を切替える映像送出機能切替え手段
を設けたものであり、運転者は、各種の映像表示を選択
することができる。
【0028】請求項18に記載の発明は、請求項15ま
たは請求項17に記載の運転車両周辺監視装置におい
て、車両の進行方向を検知する進行方向検出手段を設
け、映像信号切替え手段が、進行方向検出手段によって
検知される車両の進行方向に従って、複数の映像取り込
み手段からの映像信号を自動的に切替えるようにしたも
のであり、進行方向によって注意すべき方向が異なるた
め、進行方向に応じて、映像を選択することができる。
【0029】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の運転車両周辺監視装置において、車両が運転され
る国の車両運転規則に応じて映像信号切替え手段の制御
を変えるための国別映像切替え制御変更手段を設けたも
のであり、右側通行または左側通行によって、進行方向
と注意すべき方向との関係が異なるため、その国の車両
運転規則に応じて、選択する映像を切り替えることがで
きる。
【0030】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の運転車両周辺監視装置において、国別映像切替え
制御変更手段が、車両運転者によって入力された現在走
行中の国名または国コードに基づいて、映像信号切替え
手段の制御を変えるようにしたものであり、運転者の入
力に基づいて切り替えられる。
【0031】請求項21に記載の発明は、請求項19に
記載の運転車両周辺監視装置において、現在走行中の国
を自動的に判別する走行国自動判別手段を設け、国別映
像切替え制御変更手段が、走行国自動判別手段によって
判別された国の国名または国コードに基づいて、映像信
号切替え手段の制御を自動的に変えるようにしたもので
あり、走行国自動判別手段が、衛星を利用した車両位置
の測定法などで現在走行中の国を識別し、その識別結果
を用いて、国の車両運転規則に応じた映像信号切替え手
段の制御を自動化することができる。
【0032】請求項22に記載の発明は、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項11、請求項1
3、請求項14、請求項15、請求項16、請求項1
7、請求項18、請求項19または請求項21に記載の
運転車両周辺監視装置において、映像取り込み手段から
の映像信号を蓄積する映像信号蓄積手段を設けたもので
あり、蓄積した映像を後で確認することができる。
【0033】請求項23に記載の発明は、請求項22に
記載の運転車両周辺監視装置において、映像取り込み手
段からの映像信号を圧縮する映像信号圧縮手段と、映像
表示手段に入力される圧縮画像信号を伸長する映像信号
伸長手段とを設けたものであり、蓄積データ量を削減す
ることができる。
【0034】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の運転車両周辺監視装置において、映像信号圧縮手
段の圧縮率を制御する映像信号圧縮率制御手段を設けた
ものであり、圧縮率を自由に設定することができる。
【0035】請求項25に記載の発明は、請求項22、
請求項23または請求項24に記載の運転車両周辺監視
装置において、視線位置検知手段が検知した車両運転者
の視線位置情報を、映像信号蓄積手段への映像信号にリ
アルタイムで重畳させる視線位置情報重畳手段を設けた
ものであり、運転者が映像を見ていたかどうかを後で確
認することができる。
【0036】請求項26に記載の発明は、請求項22、
請求項23、請求項24または請求項25に記載の運転
車両周辺監視装置において、映像信号蓄積手段が、動き
検出手段によって動きが検出された場合にのみ映像信号
を蓄積するようにしたものであり、重要画像をより多く
蓄積することができる。
【0037】請求項27に記載の発明は、請求項22、
請求項23、請求項24または請求項25に記載の運転
車両周辺監視装置において、運転車両の走行距離を測定
する運転車両走行距離測定手段を設け、運転車両走行距
離測定手段によって測定された運転車両走行距離に応じ
て、映像信号蓄積手段に蓄積した信号を順次廃棄するよ
うにしたものであり、映像を古いものから順に廃棄する
ことによって、順次新しい映像を蓄積することができ
る。
【0038】請求項28に記載の発明は、請求項27に
記載の運転車両周辺監視装置において、運転車両が他の
物体と衝突したことを検出する運転車両衝突検出手段を
設け、運転車両衝突検出手段によって車両が他の物体と
衝突したことを検出した場合に、衝突時点前後の運転車
両走行距離の映像が、映像信号蓄積手段より廃棄されな
いよう、映像信号蓄積手段を制御するようにしたもので
あり、事故発生時の映像を残して、事故を検証すること
ができる。
【0039】請求項29に記載の発明は、請求項28に
記載の運転車両周辺監視装置において、映像信号蓄積手
段に蓄積された映像について、衝突時点の車両走行距離
に対して廃棄しない映像の前後範囲を設定する映像廃棄
防止範囲設定手段を設けたものであり、映像廃棄防止範
囲を自由に設定することができる。
【0040】請求項30に記載の発明は、請求項29に
記載の運転車両周辺監視装置において、運転車両の現在
位置を測定する運転車両位置測定手段と、運転車両位置
測定手段によって測定された運転車両位置を無線で送出
する運転車両位置無線送信手段と、運転車両位置無線送
信手段からの運転車両位置無線信号を受信する運転車両
位置無線受信手段と、運転車両位置無線受信手段で受信
した運転車両位置を表示する運転車両位置表示手段とを
設けたものであり、運転車両の現在位置を伝えることが
できる。
【0041】請求項31に記載の発明は、請求項30に
記載の運転車両周辺監視装置において、映像信号蓄積手
段に蓄積された映像を無線で送出する運転車両映像無線
送信手段と、運転車両映像無線送信手段からの運転車両
映像無線信号を受信する運転車両映像無線受信手段と、
運転車両映像無線受信手段で受信した運転車両映像を表
示する運転車両映像表示手段とを設けたものであり、運
転車両の周辺映像を伝えることができる。
【0042】請求項32に記載の発明は、請求項31に
記載の運転車両周辺監視装置において、運転車両衝突検
出手段が運転車両の衝突を検出した場合に、運転車両位
置無線送信手段が、運転車両位置を無線送信するように
したものであり、事故位置を伝えることができる。
【0043】請求項33に記載の発明は、請求項31に
記載の運転車両周辺監視装置において、運転車両衝突検
出手段が運転車両の衝突を検出した場合に、運転車両映
像無線送信手段が、運転車両映像を無線送信するように
したものであり、事故車両の周辺映像を伝えることがで
きる。
【0044】請求項34に記載の発明は、請求項31に
記載の運転車両周辺監視装置において、運転車両映像無
線送信手段より送出する映像を圧縮する運転車両映像圧
縮手段と、運転車両映像無線受信手段にて受信した圧縮
映像を伸長する運転車両映像伸長手段とを設けたもので
あり、送信データ量を削減することができる。
【0045】請求項35に記載の発明は、請求項34に
記載の運転車両周辺監視装置において、運転車両映像無
線送信手段より運転車両映像を無線送信する場合に、無
線回線混雑状況を判断する回線混雑状況判断手段と、運
転車両映像圧縮手段の圧縮率を制御する運転車両映像圧
縮率制御手段とを設け、回線混雑状況判断手段によって
無線回線が混雑していると判断された場合に、運転車両
映像圧縮率制御手段が、運転車両映像圧縮手段の圧縮率
を上げるようにしたものであり、回線の混雑により、十
分な回線容量が得られない場合でも、映像の送信が可能
になる。
【0046】請求項36に記載の発明は、請求項35に
記載の運転車両周辺監視装置において、複数の前記運転
車両映像無線送信手段を有し、複数の運転車両映像無線
送信手段からの無線信号を受信するために複数の運転車
両映像無線受信手段と、複数の運転車両映像無線送信手
段を切替える無線送信切替え手段と、複数の運転車両映
像無線受信手段を切替える無線受信切替え手段とを設
け、回線混雑状況判断手段によって無線回線が混雑して
いると判断された場合に、無線送信切替え手段が、他の
運転車両映像無線送信手段に切替え、運転車両映像無線
送信手段の切替えに応じて、無線受信切替え手段が、運
転車両映像無線受信手段を切替えるようにしたものであ
り、回線が混雑しているとき、無線送信手段を切り替え
て映像を送信することができる。
【0047】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0048】(第1の実施形態)第1の実施形態の運転
車両周辺監視装置は、図1に示すように、運転者の死角
を撮像するように車両に設置された映像取り込み手段11
と、映像取り込み手段によって取り込まれた映像信号を
無線送信する映像信号無線送信手段12と、この映像信号
を受信する映像信号無線受信手段13と、取り込まれた映
像内の動きを検出する動き検出手段14と、映像を表示す
る映像表示手段15と、運転者の視線位置を検出する視線
位置検知手段16と、検出された視線位置の情報を送信す
る視線位置無線送信手段27と、視線位置の情報を受信す
る視線位置無線受信手段28と、表示映像内に警告情報を
重畳する警告情報重畳手段26と、運転者の注意を換気す
る警告音を発生する警告音発信手段17と、カーオーディ
オの音量を抑える音量自動抑圧手段18と、抑圧する音量
を調整する音量抑圧量調整手段19と、警告30を音声出力
する音声出力手段20と、周囲の騒音を取り込む騒音取り
込み手段22と、取り込まれた騒音の位相を反転させる騒
音位相反転手段23と、騒音レベルを測定する騒音レベル
測定手段24と、位相を反転した騒音を警告音に重畳する
反転騒音重畳手段21と、位相反転した騒音の警告音への
重畳を制御する反転騒音重畳制御手段25とを備えてい
る。
【0049】この装置では、映像取り込み手段11によっ
て撮影された車両運転者の死角の映像が、映像信号無線
送信手段12によって無線送信され、映像信号無線受信手
段13によって受信される。映像信号無線受信手段13によ
って受信された映像をもとに、動き検出手段14によって
映像内の動き物体を検出する。
【0050】動き検出手段14によって映像内の動き物体
が検出されると、警告音発信手段17によって警告音が発
信され、反転騒音重畳手段21により反転騒音を重畳した
後、音声出力手段20から警告音が音声として出力され
る。
【0051】この警告音への反転騒音重畳の動作につい
て、図5を用いて説明する。
【0052】ステップ51:まず、反転騒音重畳制御手段
25に初期騒音レベルAを設定する。 ステップ52:次に騒音取り込み手段22によって取り込ん
だ運転車両内の騒音を騒音レベル測定手段24により測定
し、運転車両内騒音Bを得る。
【0053】ステップ53:反転騒音重畳制御手段25によ
りAとBのどちらが大きいかを判断し、B>Aが成り立
つ場合には、 ステップ54:騒音位相反転手段23から出力される反転騒
音を警告音に重畳するよう、反転騒音重畳手段21に制御
信号を渡す。
【0054】騒音位相反転手段23は、騒音取り込み手段
22が取り込んだ運転車両内の騒音の位相を180度反転
する位相反転回路を備え、また、反転騒音重畳手段21
は、騒音位相反転手段23から出力された音声信号と警告
音の音声信号とを加算する加算回路を備えている。その
ため、騒音位相反転手段23及び反転騒音重畳手段21の作
用により、出力される警告音には、運転車両内の騒音と
音量が同じで且つ位相が180度異なる音声信号が重畳
され、その結果、騒音が打ち消されて、警告音だけが確
実に運転者の耳に届くようになる。
【0055】また、警告音の発信動作について、図6を
用いて説明する。
【0056】ステップ61:動き検出手段14により映像内
の動き物体を検出した場合、 ステップ62:視線位置検知手段16により検知される車両
運転者の視線が、映像表示手段15の上にあるか否かを判
断する。ここで車両運転者の視線が映像表示手段上にな
い場合は、 ステップ63:警告音を発信する。
【0057】また、警告音の発信と共に反転騒音を重畳
する動作について図7を用いて説明する。
【0058】ステップ71:動き検出手段14が映像内に動
き物体を検出した場合、 ステップ72:視線位置検知手段16により検知される車両
運転者の視線が映像表示手段15にあるか否かを判断す
る。ここで車両運転者の視線が映像表示手段上にない場
合は、 ステップ73:警告音を発信すると共に、 ステップ74:反転騒音重畳手段21により反転騒音を重畳
する。
【0059】さらに、警告音を発信する際に、音量自動
抑圧手段18と音量抑圧量調整手段19によりカーオーディ
オの音量を下げるよう制御する。この制御を図8を用い
て説明する。
【0060】ステップ81:動き検出手段14が映像内に動
き物体を検出した場合、 ステップ82:視線位置検知手段16により検知される車両
運転者の視線が映像表示手段15にあるか否かを判断す
る。ここで車両運転者の視線が映像表示手段上にない場
合は、 ステップ83:警告音を発信すると共に、 ステップ84:音量自動抑圧手段18によりカーオーディオ
の音量を下げるよう制御する。ただし、必要以上にカー
オーディオの音量を下げないよう、音量抑圧量調整手段
19によって警告音発信時のカーオーディオ音量抑圧量を
設定することができる。
【0061】さらに、動き検出手段14が映像内に動き物
体を検出した場合に、警告情報重畳手段26により表示映
像に警告情報を重畳する。この動作を図9を用いて説明
する。
【0062】ステップ91:動き検出手段14が映像内に動
き物体を検出した場合、 ステップ92:視線位置検知手段16により検知される車両
運転者の視線が映像表示手段15にあるか否かを判断す
る。ここで車両運転者の視線が映像表示手段上にない場
合は、 ステップ93:警告情報を表示映像に重畳する。
【0063】しかし、その後も車両運転者が警告情報に
注意を払っていない場合は警告音を発生する。この動作
を図10を用いて説明する。
【0064】ステップ101:動き検出手段14が映像内の
動き物体を検出した場合、 ステップ102:視線位置検知手段16により検知される車
両運転者の視線が映像表示手段15の上にあるか否かを判
断する。ここで車両運転者の視線が映像表示手段上にな
い場合は、 ステップ103:警告情報を表示映像に重畳し、 ステップ104:車両運転者がその警告情報に注意を払っ
ていない場合は、 ステップ105:警告音を同時に発生する。
【0065】なお、視線位置を検知するための視線位置
検知手段16には、アイカメラとして知られている眼球運
動測定装置や小型の撮像装置が使用できる。アイカメラ
は、眼球を照射する赤外線発光ダイオードと眼球からの
反射光を電気信号に変換する受光素子とを備えており、
白目と黒目の反射率の違いを利用して眼球運動を測定
し、視線の動きを検出する。また、撮像装置により運転
者の眼を撮像し、画像解析により黒目位置を測定し、視
線の動きを検出することもできる。
【0066】この実施形態の運転車両周辺監視装置で
は、アイカメラや撮像装置をヘッドセットに取り付け、
運転者がヘッドセットを頭部に装着したとき、アイカメ
ラや撮像装置で運転者の眼球運動が測定できるようにア
イカメラの取り付け位置を調整する。また、ヘッドセッ
トに頭部の動きを検出するための磁気センサを固定し
て、頭部運動と眼球運動とを総合して視線の動きを検出
するようにしてもよい。
【0067】このように、視線位置を検知するための視
線位置検知手段16を運転者のヘッドセットとして用意す
ることで、様々な運転者の姿勢、あるいは運転者が変わ
った場合への対応が可能となる。さらに視線位置検知手
段16の出力を視線位置無線送信手段27によって無線送信
し、視線位置無線受信手段28で受信することにより、ヘ
ッドセットの配線を簡素化でき、ヘッドセットを装着し
た車両運転者の自由度が向上する。
【0068】このように、第1の実施形態の運転車両周
辺監視装置では、車両運転者の死角を撮影した映像を表
示するとともに、車両運転者の映像表示手段上の視線位
置を測定しているため、車両運転者がその映像を見てい
るかどうかを判断することができる。
【0069】また、映像取り込み手段から取り込んだ映
像や、視線位置検知手段によって検知された出力を無線
信号に変換して送出しているため、車両内の配線を簡素
化することができる。
【0070】また、車両運転者の死角に動いている物体
があるかどうかを判断し、動き物体を検出した場合に車
両運転者に注意を促すために警告音を発し、同時に車両
運転者の注意を促し易くするためにカーオーディオのボ
リュームを下げることができる。このとき必要以上にボ
リュームを下げることがないようボリューム抑圧量を調
整できる。
【0071】また、警告音を発信する際に運転車両内の
騒音を抑圧でき、さらに運転車両内の騒音を抑圧するか
しないかの制御を行うことができ、運転車両内の騒音が
一定レベルを越えた時に運転車両内の騒音を抑圧するこ
とが可能となる。
【0072】また、車両運転者の死角に動く物体があ
り、かつ車両運転者がそのことに注意を払っていない場
合に、映像表示部に警告情報を重畳させて表示すること
ができる。
【0073】また、視線位置を検知する手段を運転者の
ヘッドセットとして取り付けることにより運転者の様々
な姿勢や運転者が変わった時にも対応することができ、
運転者のヘッドセットにより検知した視線位置を無線で
送出することにより運転者のヘッドセットにおける配線
を簡素化できるという効果を有する。
【0074】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
複数の映像取り込み手段を車両に設置した運転車両周辺
監視装置について説明する。
【0075】この装置は、第1の実施形態の構成に加え
て、二つ目の映像取り込み手段31と、複数の映像取り込
み手段からの映像信号を切り替える映像信号切替え手段
32と、複数の映像取り込み手段からの映像信号を合成す
る映像信号合成手段33と、映像信号切替え手段32または
映像信号合成手段33の出力を選択する映像送出機能切替
え手段34と、車両の進行方向を検知する進行方向検出手
段35と、車両が運転される国の車両運転規則に応じて映
像信号切替え手段32の制御を変更する国別映像切替え制
御変更手段59と、現在走行している国を自動判別する走
行国自動判別手段60とを備えている。
【0076】この装置では、映像取り込み手段11及び31
によって撮像された映像が、それぞれ映像信号切替え手
段32と映像信号合成手段33とに入力される。
【0077】映像信号切替え手段32及び映像信号合成手
段33の出力は、それぞれ映像送出機能切替え手段34に入
力され、映像信号切替え手段32または映像信号合成手段
33のどちらか一方の出力が選択される。
【0078】また、進行方向検出手段35の出力が映像信
号切替え手段32に入力されることで、運転車両の進行方
向に合わせて複数の映像取り込み手段の出力を自動的に
切替えることが可能となる。この様子を図11を用いて
説明する。
【0079】日本国のように自動車両が左側通行の国の
場合には、運転車両の進行方向が右の時(ステップ112
でYES)、つまり右折時には対向車線の前方から来る
車両に対して注意を払う必要があるので、車両右前方の
映像に切替える(ステップ114)。また、運転車両の進
行方向が左の時(ステップ111でYES)、つまり左折
時は、二輪車の巻き込みや横断歩道通行中の歩行者に対
して注意を払う必要があるので、車両左後方の映像に切
替える(ステップ115)。そのいずれでもない時(ステ
ップ113でNO)は、車両後方の映像に切替え、後方か
らの速度の速い車両などに注意する(ステップ113)。
【0080】ただし、これでは車両左側通行の国にしか
対応できないので、国別映像切替え制御変更手段59に対
し、車両運転者が現在走行中の国情報を入力し、入力さ
れた国が左側通行か右側通行かを判別し、映像の自動切
替え制御を変更することができるようにする。この様子
を図12を用いて説明する。
【0081】運転車両の進行方向が左で(ステップ121
でYES)、かつ運転者が右側通行の国情報を設定して
いる場合(ステップ123でYES)には、対向車線であ
る左前方に注意を払うよう映像を切替える(ステップ12
9)。また、運転車両の進行方向が右で(ステップ122で
YES)、かつ運転者が右側通行の国情報を設定してい
る場合(ステップ124でYES)には、巻き込み防止な
どのために右後方に注意を払うよう映像を切替える(ス
テップ128)。なお、運転者が左側通行の国情報を設定
している場合は図11と同じである。
【0082】さらに、走行国自動判別手段60で現在走行
中の国を自動判別することにより、これらの切替え制御
をすべて自動で行うことができる。走行国自動判別手段
60は、GPS受信機と、各国の緯度・経度データが記述
されたテーブルとを備えており、GPS衛星を利用して
現在位置の緯度・経度を測定し、この緯度・経度からテ
ーブルを用いて現在走行中の国を識別する。この様子を
図13を用いて説明する。
【0083】走行国自動判別手段60は、衛星を利用して
現在位置の緯度・経度を測定し、この緯度・経度から現
在走行中の国Aを判別し(ステップ131)、運転車両の
進行方向が左で(ステップ132でYES)、かつ走行国
自動判別手段60により判別された国Aが右側通行の国で
ある場合には(ステップ134でYES)、対向車線であ
る左前方に注意を払うよう映像を切替える(ステップ14
0)。また、運転車両の進行方向が右で(ステップ133で
YES)、かつ、走行国自動判別手段60により判別され
た国Aが右側通行の国である場合には(ステップ135で
YES)、巻き込み防止などのために右後方に注意を払
うよう映像を切替える(ステップ139)。
【0084】このように、第2の実施形態の運転車両周
辺監視装置では、映像取り込み手段を複数有し、それら
の映像を切替え、あるいは合成することが可能であり、
その切替えた映像または合成した映像を選択して表示す
ることができる。
【0085】また、車両の進行方向に合わせて自動的に
映像を切替えることができる。さらに、走行する国に応
じて、その切替え制御を変更することができ、全世界で
本技術が利用できる。また、走行中の国を自動的に判別
することで、車両運転者が特に意識せずとも映像切替え
制御を変更することができる。
【0086】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
映像取り込み手段によって取り込んだ映像を蓄積する運
転車両周辺監視装置について説明する。
【0087】この装置は、図3に示すように、映像取り
込み手段11、動き検出手段14、映像表示手段15、視線位
置検知手段16、視線位置無線送信手段27及び視線位置無
線受信手段28とともに、取り込まれた映像信号を圧縮す
る映像信号圧縮手段37と、この圧縮率を制御する映像信
号圧縮率制御手段54と、圧縮された映像信号に視線位置
情報を重畳する視線位置情報重畳手段39と、映像信号を
蓄積する映像信号蓄積手段36と、圧縮された映像信号を
表示するために伸長する映像信号伸長手段38と、車両の
走行距離を測定する運転車両走行距離測定手段40と、車
両の衝突を検出する運転車両衝突検出手段41と、車両が
衝突したときに映像信号蓄積手段36に残すべき映像の範
囲を設定する映像廃棄防止範囲設定手段42とを備えてい
る。
【0088】この装置では、映像取り込み手段11で取り
込まれた映像が映像信号圧縮手段37によって圧縮され、
視線位置情報重畳手段39により視線位置情報が重畳され
た後、映像信号蓄積手段36に、圧縮した映像と視線位置
情報とが蓄積される。
【0089】圧縮した画像はそのままでは映像表示手段
15で見ることができないので、映像信号伸長手段38によ
り、圧縮した画像信号を伸長する。映像信号圧縮手段37
の圧縮率は、映像信号圧縮率制御手段54により任意に設
定できる。
【0090】また、動き検出手段14の出力を映像信号蓄
積手段36に渡すことで、動きのある映像だけを蓄積する
ことができる。この様子を図14を用いて説明する。
【0091】ステップ141:映像内に動きがあった場合
は、 ステップ142:映像信号蓄積手段36に映像を蓄積し、ス
テップ141において、動きがなければ、蓄積を行わず、
動きがあるまで待機する。
【0092】また、運転車両走行距離測定手段40によっ
て運転車両の走行距離を検出し、蓄積された映像を古い
ものから順に廃棄することで、映像信号蓄積手段36の容
量が一定であっても順次新しい映像を蓄積することがで
きる。
【0093】また、運転車両衝突検出手段41が運転車両
の衝突を検出し、運転車両が衝突した時の画像を廃棄し
ないように映像信号蓄積手段36を制御する。この動作を
図15を用いて説明する。
【0094】ステップ151:運転車両衝突検出手段41に
よって運転車両の衝突が検出された場合には、 ステップ152:映像信号蓄積手段36からの映像廃棄を止
める。
【0095】このようにすることで、運転車両が事故後
に移動した場合でも衝突時の重要画像を残すことができ
る。なお、この衝突時の重要画像を残す範囲は、映像廃
棄防止範囲設定手段42によって任意に設定できる。
【0096】このように、第3の実施形態の運転車両周
辺監視装置では、取り込んだ映像を蓄積してその映像を
後で確認することが可能である。また映像を圧縮するこ
とで蓄積可能な映像の長さを長くすることができ、ま
た、映像の圧縮率を自由に設定できる。また、映像と合
わせて車両運転者の視線位置を蓄積することにより、運
転中に車両運転者が映像表示部を見ていたのかどうかを
蓄積映像から確認することができる。また、動きが検出
された映像だけを蓄積することにより、映像信号蓄積手
段の容量が少なくても重要画像をより多く蓄積すること
ができ、さらに車両の走行距離を測定し、車両の走行距
離に応じて蓄積された映像を古いものから順次廃棄する
ことで映像信号蓄積手段の容量が一定であっても順次新
しい映像を蓄積できる。
【0097】ただし、運転車両の衝突を検出し、運転車
両の衝突が検出された時は蓄積された映像を廃棄しない
よう制御することで、事故発生時の重要画像が廃棄され
ないように保持することができ、また運転車両の衝突が
検出された時の映像廃棄防止範囲を自由に設定すること
ができる。
【0098】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
衝突事故が発生したときに、車両位置と、車両周辺の映
像とを送信する機能を備えた運転車両周辺監視装置につ
いて説明する。
【0099】この装置は、図4に示すように、第3の実
施形態(図3)の構成に加えて、車両の現在位置を測定
する運転車両位置測定手段43と、車両の衝突が検出され
たときに車両の現在位置を無線送信する運転車両位置無
線送信手段44と、車両の衝突が検出されたときに車両周
辺の映像を送信する運転車両映像無線送信手段47と、送
信する映像を圧縮する運転車両映像圧縮手段50と、無線
回線の混雑状況を判断する回線混雑状況判断手段53と、
無線回線の混雑状況に応じて、送信する映像の圧縮率を
制御する運転車両映像圧縮率制御手段52と、無線回線の
混雑状況に応じて、運転車両映像無線送信手段47を切り
替える無線送信切替え手段55とを備えており、また、こ
の送信された車両位置や映像を受信する側には、運転車
両位置無線信号46を受信する運転車両位置無線受信手段
45と、受信した運転車両位置を表示する運転車両位置表
示手段58と、運転車両映像無線信号49を受信する運転車
両映像無線受信手段48と、運転車両映像無線受信手段を
切り替える無線受信切替え手段56と、圧縮されている受
信映像信号を伸長する運転車両映像伸長手段51と、受信
映像を表示する運転車両映像表示手段57とを備えてい
る。
【0100】この装置では、映像信号伸長手段38の映像
出力が運転車両映像圧縮手段50に入力されて圧縮され
る。運転車両映像圧縮手段50により圧縮された映像信号
は運転車両映像無線送信手段47に入力される。また、運
転車両位置測定手段43の出力は運転車両位置無線送信手
段44に入力される。
【0101】運転車両衝突検出手段41によって運転車両
の衝突が検出された場合、運転車両位置無線送信手段47
より運転車両位置無線信号46を無線送信する。運転車両
位置無線信号46は運転車両位置無線受信手段45により受
信され、受信された運転車両位置無線信号46は、運転車
両位置表示手段58により表示される。この動作を図16
を用いて説明する。
【0102】ステップ161:運転車両衝突検出手段41に
より運転車両の衝突が検出された場合には、 ステップ162:運転車両位置を無線送信する。
【0103】これにより、警察署などの運転車両位置無
線受信者が、事故発生位置を即座に確認することが可能
となる。
【0104】また、運転車両衝突検出手段41によって運
転車両の衝突が検出された場合に、運転車両映像無線送
信手段47より運転車両映像無線信号49を無線送信し、こ
の運転車両映像無線信号49は、運転車両映像無線受信手
段48により受信され、受信された運転車両映像無線信号
49は、無線受信切替え手段56を介し運転車両映像伸長手
段51にて伸長された後、運転車両映像表示手段57に表示
される。この動作を図17を用いて説明する。
【0105】ステップ171:運転車両衝突検出手段41に
より運転車両の衝突が検出された場合には、 ステップ172:映像信号蓄積手段36に蓄積された事故発
生時の映像を無線送信する。
【0106】これにより、警察署などの運転車両映像無
線受信者が、事故現場状況を即座に確認することが可能
となる。
【0107】また、回線混雑状況判断手段53によって運
転車両映像無線信号49を送信するための無線回線が混雑
していることを判断した場合に、運転車両映像圧縮率制
御手段52によって運転車両映像圧縮手段50における映像
圧縮率を上げる。この動作を図18を用いて説明する。
【0108】ステップ181:回線混雑状況判断手段53に
よって無線回線が混雑していることを判断したら、 ステップ182:運転車両映像圧縮率制御手段52によって
映像圧縮率を上げ、また、ステップ181において、回線
が混雑していない場合は圧縮率を変化させずに、 ステップ183:運転車両映像を無線送信する。
【0109】この動作により、回線が混雑していて充分
な回線容量が得られない場合でも即座に事故現場の映像
を無線送受信することが可能となる。
【0110】さらに運転車両映像無線送信手段47及び運
転車両映像無線受信手段48を複数用意し、回線混雑状況
判断手段53によって運転車両映像無線信号49を送信する
ための無線回線が混雑していることを判断した場合に、
無線送信切替え手段55によって他の運転車両映像無線送
信手段に切替え、それに応じて受信側でも無線受信切替
え手段56によって運転車両映像無線受信手段を切替え
る。この動作を図19を用いて説明する。
【0111】ステップ191:回線混雑状況判断手段53に
よって無線回線が混雑していることを判断したら、 ステップ192:無線送信切替え手段55によって他の運転
車両映像無線送信手段に切替え、また、ステップ191に
おいて、回線が混雑していない場合は運転車両映像無線
送信手段を切替えずに、 ステップ193:運転車両映像を無線送信する。
【0112】この動作により、回線が混雑していて充分
な回線容量が得られない場合に、他の無線通信手段を用
いて即座に事故現場の映像を無線送受信することが可能
となる。
【0113】このように、第4の実施形態の運転車両周
辺監視装置では、運転車両の位置を測定し、その位置情
報を無線で送受信することができ、同様に映像取り込み
手段によって撮影した運転車両周辺の映像を無線で送受
信することができる。また、運転車両が衝突した時に直
ちに運転車両位置及び運転車両周辺映像を無線で送出す
ることで事故発生時の対応が迅速に行える。さらに運転
車両周辺映像を無線で送出する際に、映像信号を圧縮す
ることで低容量の無線通信路での映像送受信が可能にな
り、また、通信回線の混雑状況によって無線送信する画
像の圧縮率を上げたり、あるいは他の無線送信手段に切
替えたりすることで、充分な無線通信回線容量が得られ
ない場合でも、運転車両周辺映像の無線送受信が可能に
なる。
【0114】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の運転車両周辺監視装置は、運転車両の死角の映像を表
示し、この映像内に動き物体があるにもかかわらず運転
者がその映像を見ていない場合には、警告音を発信した
り、映像に警告情報を重畳して運転者の注意を促すこと
ができる。
【0115】また、警告音を発するときに、カーオーデ
ィオなどを大音量で聞いていると運転者が警告音を判断
できない可能性があるので、警告音を発すると同時にオ
ーディオの音量を自動的に抑圧している。また、運転車
両のエンジン音や運転車両外部からの騒音などによって
運転車両内の雑音が大きい場合も運転者が警告音を判断
できない可能性があるので、運転車両内の雑音に対して
位相が180度異なる音を警告音と共に発することで運
転者の耳に聞こえる雑音量を抑圧している。こうした措
置で、運転者に確実に警告音を伝えることが可能とな
り、警告音による運転者への注意効果を向上させること
ができる。
【0116】また、万一事故が発生してしまった場合、
映像と車両運転者の視線位置とを蓄積していることによ
って、事故状況の検証が容易になる。
【0117】また、事故発生時の通報手段として、事故
発生時の事故車両周映像及び事故車両位置情報を送信す
る無線通信手段を備えることにより、警察署等に事故発
生状況を即座に且つ正確に伝えることができ、迅速な事
故処理が可能になる。また、事故が複数発生し、無線通
信経路が混雑している場合には、無線送信する映像の圧
縮率を上げたり、あるいは他の無線通信手段を用いるこ
とにより、情報を確実に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における運転車両周辺
監視装置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2の実施形態における運転車両周辺
監視装置の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第3の実施形態における運転車両周辺
監視装置の構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第4の実施形態における運転車両周辺
監視装置の構成を示すブロック図、
【図5】第1の実施形態での反転騒音重畳の動作を示す
フローチャート、
【図6】第1の実施形態での警報発信の動作を示すフロ
ーチャート、
【図7】第1の実施形態での警告音に反転騒音を重畳す
る動作を示すフローチャート、
【図8】第1の実施形態でのカーオーディオ音量抑圧動
作を示すフローチャート、
【図9】第1の実施形態での警告情報重畳表示の動作を
示すフローチャート、
【図10】第1の実施形態での警告発信動作を示すフロ
ーチャート、
【図11】第2の実施形態での映像表示動作を示すフロ
ーチャート、
【図12】第2の実施形態での国別に切り替える映像表
示動作を示すフローチャート、
【図13】第2の実施形態での識別した国別に切り替え
る映像表示動作を示すフローチャート、
【図14】第3の実施形態での映像信号蓄積動作を示す
フローチャート、
【図15】第3の実施形態での映像廃棄停止動作を示す
フローチャート、
【図16】第4の実施形態での運転車両位置送信動作を
示すフローチャート、
【図17】第4の実施形態での運転車両映像送信動作を
示すフローチャート、
【図18】第4の実施形態での圧縮率制御の動作を示す
フローチャート、
【図19】第4の実施形態での映像送信手段切り替え動
作を示すフローチャート、
【図20】従来の運転車両監視装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11 映像取り込み手段 12 映像信号無線送信手段 13 映像信号無線受信手段 14 動き検出手段 15 映像表示手段 16 視線位置検知手段 17 警告音発信手段 18 音量自動抑圧手段 19 音量抑圧量調整手段 20 音声出力手段 21 反転騒音重畳手段 22 騒音取り込み手段 23 騒音位相反転手段 24 騒音レベル測定手段 25 反転騒音重畳制御手段 26 警告情報重畳手段 27 視線位置無線送信手段 28 視線位置無線受信手段 29 車両運転者 30 警告音 31 第2の映像取り込み手段 32 映像信号切替え手段 33 映像信号合成手段 34 映像送出機能切替え手段 35 進行方向検出手段 36 映像信号蓄積手段 37 映像信号圧縮手段 38 映像信号伸長手段 39 視線位置情報重畳手段 40 運転車両走行距離測定手段 41 運転車両衝突検出手段 42 映像廃棄防止範囲設定手段 43 運転車両位置測定手段 44 運転車両位置無線送信手段 45 運転車両位置無線受信手段 46 運転車両位置無線信号 47 運転車両映像無線送信手段 48 運転車両映像無線受信手段 49 運転車両映像無線信号 50 運転車両映像圧縮手段 51 運転車両映像伸長手段 52 運転車両映像圧縮率制御手段 53 回線混雑状況判断手段 54 映像信号圧縮率制御手段 55 無線送信切替え手段 56 無線受信切替え手段 57 運転車両映像表示手段 58 運転車両位置表示手段 59 国別映像切替え制御変更手段 60 走行国自動判別手段 101 撮影手段 102 測距手段 103 送信手段 104 受信手段 105 表示ユニット 106 制御手段 107 車速検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/10 H04N 7/18 J H04N 7/18 K B60R 21/00 621C 621N 626G 628Z Fターム(参考) 5C054 CH07 DA01 DA07 EA05 FC13 FE02 FE09 FE28 FF06 GD04 HA30 5C087 AA09 AA19 AA38 AA44 BB18 CC51 DD03 DD14 EE05 EE08 EE16 EE18 FF01 FF04 FF16 FF30 GG02 GG08 GG18 GG21 GG22 GG23 GG51 GG54 GG66 GG70

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両運転者が直接見ることが難しい車外
    の方向を撮像する、車両に設置された映像取り込み手段
    と、前記映像取り込み手段によって撮像された映像を表
    示する映像表示手段と、車両運転者の映像表示手段上の
    視線位置を検知する視線位置検知手段とを備えることを
    特徴とする運転車両周辺監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の運転車両周辺監視装置
    において、前記映像取り込み手段によって取り込まれた
    映像を無線信号に変換して送信する映像信号無線送信手
    段と、前記映像信号無線送信手段からの信号を受信する
    映像信号無線受信手段とを備え、前記映像信号無線受信
    手段の出力をもとに前記映像表示手段にて映像を表示す
    ることを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の運転車
    両周辺監視装置において、前記映像取り込み手段によっ
    て撮像された映像内の動き物体を検出する動き検出手段
    を備え、前記動き検出手段が動き物体を検出したとき、
    車両運転者の注意を喚起することを特徴とする運転車両
    周辺監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の運転車両周辺監視装置
    において、前記動き検出手段が前記映像取り込み手段に
    よって撮像された映像内に動き物体を検出した場合に警
    告音を生成する警告音発信手段と、警告音を音声として
    出力する音声出力手段とを備えることを特徴とする運転
    車両周辺監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の運転車両周辺監視装置
    において、前記警告音発信手段より警告音を発する際
    に、カーオーディオシステムの音量を自動的に下げる音
    量自動抑圧手段を備えることを特徴とする運転車両周辺
    監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の運転車両周辺監視装置
    において、前記音量自動抑圧手段の音量抑圧量を調整す
    る音量抑圧量調整手段を有することを特徴とする運転車
    両周辺監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項4、請求項5または請求項6に記
    載の運転車両周辺監視装置において、前記警告音発信手
    段より警告音を発する際に、運転車両内の騒音を取り込
    む騒音取り込み手段と、前記騒音取り込み手段によって
    取り込んだ騒音の位相を反転させる騒音位相反転手段
    と、前記騒音位相反転手段から出力される反転騒音を前
    記警告音に重畳させる反転騒音重畳手段とを備えること
    を特徴とする運転車両周辺監視装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の運転車両周辺監視装置
    において、前記騒音取り込み手段によって取り込んだ運
    転車両内の騒音のレベルを測定する騒音レベル測定手段
    と、前記騒音レベル測定手段により測定された騒音のレ
    ベルに応じて、前記反転騒音重畳手段による警告音への
    反転騒音の重畳を制御する反転騒音重畳制御手段とを備
    えることを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の運転車両周辺監視装置
    において、前記反転騒音重畳制御手段が、設定された初
    期騒音レベルと、前記騒音レベル測定手段によって測定
    された騒音レベルとを比較し、測定された騒音レベルが
    初期騒音レベルより大きい場合に、前記反転騒音重畳手
    段に警告音への反転騒音の重畳を行わせることを特徴と
    する運転車両周辺監視装置。
  10. 【請求項10】 請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7または請求項8に記載の運転車両周辺監視装置にお
    いて、前記動き検出手段が前記映像取り込み手段によっ
    て撮像された映像内に動き物体を検出し、かつ前記視線
    位置検出手段によって検出された運転者の視線位置が前
    記映像表示手段の動き物体部分上にない場合に、前記警
    告音発信手段が警告音を発して運転者に注意を促すこと
    を特徴とする運転車両周辺監視装置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の運転車両周辺監視装
    置において、前記動き検出手段が前記映像取り込み手段
    によって撮像された映像内に動き物体を検出した場合
    に、前記映像表示手段の表示映像内に警告情報を重畳さ
    せて表示するための警告情報重畳手段を備えることを特
    徴とする運転車両周辺監視装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記警告情報重畳手段が前記映像表示手
    段の表示映像内に警告情報を重畳させた後も運転者の視
    線位置が前記映像表示手段の動き物体部分上にない場合
    に、前記警告音発信手段が、警告音を発して運転者に注
    意を促すことを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  13. 【請求項13】 請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項7、請求項8または請求項11に記載の運
    転車両周辺監視装置において、前記視線位置検知手段が
    運転者のヘッドセットとして設けられることを特徴とす
    る運転車両周辺監視装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記視線位置検知手段からの視線位置情
    報を無線で送信するための視線位置無線送信手段と、前
    記視線位置無線送信手段からの信号を受信する視線位置
    無線受信手段とを備えることを特徴とする運転車両周辺
    監視装置。
  15. 【請求項15】 請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項11、請求項13または請求項14に記載
    の運転車両周辺監視装置において、前記映像取り込み手
    段を複数有し、複数の前記映像取り込み手段からの映像
    信号を切替える映像信号切替え手段を備えることを特徴
    とする運転車両周辺監視装置。
  16. 【請求項16】 請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項11、請求項13または請求項14に記載
    の運転車両周辺監視装置において、前記映像取り込み手
    段を複数有し、複数の前記映像取り込み手段からの映像
    信号を合成する映像信号合成手段を備えることを特徴と
    する運転車両周辺監視装置。
  17. 【請求項17】 請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項11、請求項13または請求項14に記載
    の運転車両周辺監視装置において、前記映像取り込み手
    段を複数有し、複数の前記映像取り込み手段からの映像
    信号を切替える映像信号切替え手段と、複数の前記映像
    取り込み手段からの映像信号を合成する映像信号合成手
    段とを有し、前記映像信号切替え手段と前記映像信号合
    成手段の出力を切替える映像送出機能切替え手段を備え
    ることを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  18. 【請求項18】 請求項15または請求項17に記載の
    運転車両周辺監視装置において、車両の進行方向を検知
    する進行方向検出手段を備え、前記映像信号切替え手段
    が、前記進行方向検出手段によって検知される車両の進
    行方向に従って、複数の前記映像取り込み手段からの映
    像信号を自動的に切替えることを特徴とする運転車両周
    辺監視装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の運転車両周辺監視
    装置において、車両が運転される国の車両運転規則に応
    じて前記映像信号切替え手段の制御を変えるための国別
    映像切替え制御変更手段を備えることを特徴とする運転
    車両周辺監視装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記国別映像切替え制御変更手段が、車
    両運転者によって入力された現在走行中の国名または国
    コードに基づいて、前記映像信号切替え手段の制御を変
    えることを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の運転車両周辺監視
    装置において、現在走行中の国を自動的に判別する走行
    国自動判別手段を備え、前記国別映像切替え制御変更手
    段が、前記走行国自動判別手段によって判別された国の
    国名または国コードに基づいて、前記映像信号切替え手
    段の制御を自動的に変えることを特徴とする運転車両周
    辺監視装置。
  22. 【請求項22】 請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項11、請求項13、請求項14、請求項1
    5、請求項16、請求項17、請求項18、請求項19
    または請求項21に記載の運転車両周辺監視装置におい
    て、前記映像取り込み手段からの映像信号を蓄積する映
    像信号蓄積手段を備えることを特徴とする運転車両周辺
    監視装置。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記映像取り込み手段からの映像信号を
    圧縮する映像信号圧縮手段と、映像表示手段に入力され
    る圧縮画像信号を伸長する映像信号伸長手段とを備える
    ことを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記映像信号圧縮手段の圧縮率を制御す
    る映像信号圧縮率制御手段を備えることを特徴とする運
    転車両周辺監視装置。
  25. 【請求項25】 請求項22、請求項23または請求項
    24に記載の運転車両周辺監視装置において、前記視線
    位置検知手段が検知した車両運転者の視線位置情報を、
    前記映像信号蓄積手段への映像信号にリアルタイムで重
    畳させる視線位置情報重畳手段を備えることを特徴とす
    る運転車両周辺監視装置。
  26. 【請求項26】 請求項22、請求項23、請求項24
    または請求項25に記載の運転車両周辺監視装置におい
    て、前記映像信号蓄積手段が、前記動き検出手段によっ
    て動きが検出された場合にのみ映像信号を蓄積すること
    を特徴とする運転車両周辺監視装置。
  27. 【請求項27】 請求項22、請求項23、請求項24
    または請求項25に記載の運転車両周辺監視装置におい
    て、運転車両の走行距離を測定する運転車両走行距離測
    定手段を備え、前記運転車両走行距離測定手段によって
    測定された運転車両走行距離に応じて、前記映像信号蓄
    積手段に蓄積した信号を順次廃棄することを特徴とする
    運転車両周辺監視装置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の運転車両周辺監視
    装置において、運転車両が他の物体と衝突したことを検
    出する運転車両衝突検出手段を備え、前記運転車両衝突
    検出手段によって車両が他の物体と衝突したことを検出
    した場合に、衝突時点前後の運転車両走行距離の映像
    が、前記映像信号蓄積手段より廃棄されないよう、前記
    映像信号蓄積手段を制御することを特徴とする運転車両
    周辺監視装置。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記映像信号蓄積手段に蓄積された映像
    について、衝突時点の車両走行距離に対して廃棄しない
    映像の前後範囲を設定する映像廃棄防止範囲設定手段を
    備えることを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の運転車両周辺監視
    装置において、運転車両の現在位置を測定する運転車両
    位置測定手段と、前記運転車両位置測定手段によって測
    定された運転車両位置を無線で送出する運転車両位置無
    線送信手段と、前記運転車両位置無線送信手段からの運
    転車両位置無線信号を受信する運転車両位置無線受信手
    段と、前記運転車両位置無線受信手段で受信した運転車
    両位置を表示する運転車両位置表示手段とを備えること
    を特徴とする運転車両周辺監視装置。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記映像信号蓄積手段に蓄積された映像
    を無線で送出する運転車両映像無線送信手段と、前記運
    転車両映像無線送信手段からの運転車両映像無線信号を
    受信する運転車両映像無線受信手段と、前記運転車両映
    像無線受信手段で受信した運転車両映像を表示する運転
    車両映像表示手段とを備えることを特徴とする運転車両
    周辺監視装置。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記運転車両衝突検出手段が運転車両の
    衝突を検出した場合に、前記運転車両位置無線送信手段
    が、前記運転車両位置を無線送信することを特徴とする
    運転車両周辺監視装置。
  33. 【請求項33】 請求項31に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記運転車両衝突検出手段が運転車両の
    衝突を検出した場合に、前記運転車両映像無線送信手段
    が、前記運転車両映像を無線送信することを特徴とする
    運転車両周辺監視装置。
  34. 【請求項34】 請求項31に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記運転車両映像無線送信手段より送出
    する映像を圧縮する運転車両映像圧縮手段と、前記運転
    車両映像無線受信手段にて受信した圧縮映像を伸長する
    運転車両映像伸長手段とを備えることを特徴とする運転
    車両周辺監視装置。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の運転車両周辺監視
    装置において、前記運転車両映像無線送信手段より運転
    車両映像を無線送信する場合に、無線回線混雑状況を判
    断する回線混雑状況判断手段と、前記運転車両映像圧縮
    手段の圧縮率を制御する運転車両映像圧縮率制御手段と
    を備え、前記回線混雑状況判断手段によって無線回線が
    混雑していると判断された場合に、前記運転車両映像圧
    縮率制御手段が、前記運転車両映像圧縮手段の圧縮率を
    上げることを特徴とする運転車両周辺監視装置。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載の運転車両周辺監視
    装置において、複数の前記運転車両映像無線送信手段を
    有し、前記複数の運転車両映像無線送信手段からの無線
    信号を受信するために複数の前記運転車両映像無線受信
    手段と、前記複数の運転車両映像無線送信手段を切替え
    る無線送信切替え手段と、前記複数の運転車両映像無線
    受信手段を切替える無線受信切替え手段とを備え、前記
    回線混雑状況判断手段によって無線回線が混雑している
    と判断された場合に、前記無線送信切替え手段が、他の
    運転車両映像無線送信手段に切替え、前記運転車両映像
    無線送信手段の切替えに応じて、前記無線受信切替え手
    段が、前記運転車両映像無線受信手段を切替えることを
    特徴とする運転車両周辺監視装置。
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