JP2005117614A - 車載カメラシステム - Google Patents

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Shuhei Takimoto
周平 滝本
Mitsuo Takemura
満夫 竹村
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Abstract

【課題】車載カメラとカメラ制御装置とを無線で接続することで、ケーブルのコストや組立コストを低減し、且つ映像信号をリアルタイムに安定して送信することができる車載カメラシステムを提供する。
【解決手段】車両1の前方部分の左右及び中央、左右のサイドミラー2及び車両1の後方部分の中央にそれぞれ1台の車載カメラ3(計6台)が設けられている。これら車載カメラ3への電源は、バッテリー4から有線の電源線5を介して供給されている。しかし、カメラ制御装置6と車載カメラ3との間は、有線ではなく無線で信号(データ)を送受信している。このカメラ制御装置6と車載カメラ3との間で送受信されている信号には、車載カメラ3で撮像された映像信号や車載カメラ3の制御信号などがある。カメラ制御装置6は、映像信号を処理しディスプレイ7に映像を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載カメラシステムに係る発明であって、特に、無線により映像信号を送受信する車載カメラシステムに関するものである。
従来の車載カメラシステムは、複数の車載カメラとカメラ制御装置とを有線の信号線で結ぶ構成であった。この車載カメラは、通常車両の前方部や後方部などに設けられるため、カメラ制御装置とはある程度距離を有している。そのため車載カメラとカメラ制御装置との間を有線で接続するのに複数のジョイント部を設ける必要があった。
具体的に説明すると、車両の前方部に設けられる車載カメラは、ボンネット内に配策されるワイヤハーネス(以下、W/Hともいう)を経て、さらにエンジンルーム内に配策されるW/H、インストルメント・パネルの内部を配策されるW/H、車両ボディ部を配策されるW/H等の3〜4個のW/Hを経由してカメラ制御装置と接続されていた。また、車載カメラとカメラ制御装置とを接続する有線の信号線は、電源線、グランド線、映像信号線の3つの線で構成されていた。
また、特許文献1では、トランクルームに設けられたテレビチューナやカメラからの信号を、ダッシュボートに設けられた表示装置へ無線で送信するシステムが示されていた。この特許文献1では、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11に規定されている無線システムを使用していた。但し、この無線システムでカメラ等の映像信号を伝送するには、複数のチャンネルを使用する必要があった。
特開2000−151643号公報
背景技術で示した車載カメラシステムでは、車載カメラとカメラ制御装置との間を有線の映像信号線で接続する必要があった。この映像信号線でアナログ信号を伝送するには、耐ノイズ性を高める必要があった。その結果、コストが高いケーブルを映像信号線に使用していた。さらにW/Hを組み立てる工程において、ケーブルをコネクタに接続する作業が必要であった。しかし、この作業は自動化が困難であり、W/Hの組立コストを上昇させる要因の1つとなっていた。車載カメラとカメラ制御装置との距離が長くなればなるほど、ジョイント部も多くなり組立コストを上昇させる要因が増える結果となり問題であった。
近年、車両のモジュール化が進行しているため、信号線を接続するためのジョイント部はさらに増加する傾向がある。そして、車載カメラの数も増加する傾向があるため、車載カメラとカメラ制御装置とを有線で接続する車載カメラシステムでは、コストが増加し続けることが予想される。また、車載カメラ以外にもセンサや電子機器等が車両に設けられるため、これらの信号線ためのW/Hや配策経路も設ける必要がある。その結果、車両の重量に占めるW/Hの重量が増加し、車両のスペースに占める配策経路のスペースも増加するなどの問題も発生している。
また、車載カメラとカメラ制御装置とを有線で接続する車載カメラシステムでは、電源線、グランド線、映像信号線の3つの線と保護材とを含めると少なくとも直径5mm程度の線径が必要となる。車載カメラを電動ミラーやルームミラーに内蔵する場合であっても、直径5mm程度の線径の配策経路を確保する必要がある。しかし、電動ミラーやルームミラーは意匠上形状の制限があるために、直径5mm程度の線径の配策経路を確保することができない場合がある。この場合、電動ミラーやルームミラーに車載カメラの内蔵を断念するか、電動ミラーやルームミラーの意匠を変更するかの選択をしなければならない問題があった。
一方、特許文献1では、データ量の多い映像信号をリアルタイムに安定して送信することができない問題があった。特許文献1で示されているIEEE802.11の無線システムでは1チャンネルあたり10Mbpsのデータが送受信できる。そのため、QVGA(Quater Video Graphics Array)で1ピクセル16ビット、1秒に30フレームの映像信号を送受信するには36.9Mbpsの転送速度が必要となり、特許文献1のシステムでは複数のチャンネルを使用しなければ映像信号を送受信できない。
しかし、IEEE802.11などの無線システムは、妨害電波やノイズなどにより干渉を受けることがあり、複数のチャンネルを安定的に確保して映像信号を送受信することは困難な場合が多い。
そこで、本発明は、車載カメラとカメラ制御装置とを無線で接続することで、ケーブルのコストや組立コストを低減し、且つ映像信号をリアルタイムに安定して送信することができる車載カメラシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車載カメラシステムは、車両に取り付けられる少なくとも1つの車載カメラと、車載カメラで撮像された映像信号を送信し、車載カメラの制御信号を受信する第1の無線送受信処理部と、映像信号を受信し、制御信号を送信する第2の無線送受信処理部と、映像信号を表示装置に表示可能な信号に処理し、制御信号を生成するカメラ制御装置とを備える。
請求項2に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項1に記載の車載カメラシステムにおいて、第1の無線送受信処理部と第2の無線送受信処理部との間で送受信される映像信号は、1フレーム毎にデジタル変調され、1フレーム内の映像信号に基づいて圧縮される。
請求項3に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項1又は請求項2に記載の車載カメラシステムにおいて、第1の無線送受信処理部は、車載カメラが含まれるユニット内に設けられ、第2の無線送受信処理部は、カメラ制御装置が含まれるユニット内に設けられる。
請求項4に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項1又は請求項2に記載の車載カメラシステムにおいて、第2の無線送受信処理部は、カメラ制御装置が含まれるユニットとは独立に設けられ、カメラ制御装置との間で映像信号及び制御信号を有線により送受信する。
請求項5に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車載カメラシステムにおいて、車両に設けられた少なくとも1つのセンサ又は負荷と、センサ及び負荷を制御するコントロールユニットとをさらに備え、センサ及び負荷は、第1の無線送受信処理部と接続して、第2の無線送受信処理部と接続したコントロールユニットとの間で信号を送受信する。
請求項6に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車載カメラシステムにおいて、車載カメラは、発電システムを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明に係る車載カメラシステムは、車両に取り付けられる少なくとも1つの車載カメラと、車載カメラで撮像された映像信号の送信のみを行う無線送信処理部と、無線送信処理部が送信した映像信号の受信のみを行う無線受信処理部とを備える。
請求項8に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項7に記載の車載カメラシステムにおいて、無線送信処理部と無線受信処理部との間で送受信される映像信号は、1フレーム毎にデジタル変調され、1フレーム内の映像信号に基づいて圧縮される。
請求項9に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項7又は請求項8に記載の車載カメラシステムであって、無線送信処理部は、車載カメラが含まれるユニット内に設けられ、無線受信処理部は、カメラ制御装置が含まれるユニット内に設けられる。
請求項10に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の車載カメラシステムであって、無線送信処理部及び無線受信処理部は、キャリア周波数としてISM帯を使用する。
請求項11に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の車載カメラシステムであって、無線送信処理部は、車載カメラ毎に異なるキャリア周波数で無線受信処理部に映像信号を送信している。
請求項12に記載の発明に係る車載カメラシステムは、請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の車載カメラシステムであって、無線受信処理部は、多チャンネルを受信することが可能なことを特徴とする。
請求項1に記載の車載カメラシステムは、車両に取り付けられる少なくとも1つの車載カメラと、車載カメラで撮像された映像信号を送信し、車載カメラの制御信号を受信する第1の無線送受信処理部と、映像信号を受信し、制御信号を送信する第2の無線送受信処理部と、映像信号を表示装置に表示可能な信号に処理し、制御信号を生成するカメラ制御装置とを備えるので、車載カメラとカメラ制御装置とを無線で接続することで、ケーブルのコストや組立コストを低減することができる効果がある。
請求項2に記載の車載カメラシステムは、第1の無線送受信処理部と第2の無線送受信処理部との間で送受信される映像信号が、1フレーム毎にデジタル変調され、1フレーム内の映像信号に基づいて圧縮されるので、車載カメラとカメラ制御装置とを無線で接続することで、ケーブルのコストや組立コストを低減することができ、さらに映像信号をリアルタイムに処理ができ、安定して送信することができる効果がある。また、映像信号を流す配線が不要であるため配策経路を削減でき、意匠の変更をすることなく電動ミラーやルームミラーに車載カメラを内蔵することができる効果がある。
請求項3に記載の車載カメラシステムは、第1の無線送受信処理部が、車載カメラを含むユニット内に設けられ、第2の無線送受信処理部が、カメラ制御装置を含むユニット内に設けられるので、単に車載カメラとカメラ制御装置とを車両に組み込むだけで車載カメラシステムを構成することができる効果がある。
請求項4に記載の発明に係る車載カメラシステムは、第2の無線送受信処理部が、カメラ制御装置を含むユニットとは独立に設けられ、カメラ制御装置との間で映像信号及び制御信号を有線により送受信するので、既存のカメラ制御装置を利用することができ、コストを低減できる効果がある。
請求項5に記載の発明に係る車載カメラシステムは、車両に設けられた少なくとも1つのセンサ又は負荷と、センサ及び負荷を制御するコントロールユニットとをさらに備え、センサ及び負荷は、第1の無線送受信処理部と接続して、第2の無線送受信処理部と接続したコントロールユニットとの間で信号を送受信するので、コントロールユニットとセンサ及び負荷との間においても無線で信号を送受信でき、ケーブルのコストや組立コストを低減することができる効果がある。また、コントロールユニットとセンサ及び負荷との間に信号を流す配線が不要であるため配策経路をさらに削減できる効果がある。
請求項6に記載の発明に係る車載カメラシステムは、車載カメラが、発電システムを備えるので、バッテリーから車載カメラに電源を供給するための電源線を設ける必要がないため車両を組み立てるコストをさらに低減することができる効果がある。また、電源を流す配線が不要であるため配策経路をさらに削減できる効果がある。
請求項7に記載の発明に係る車載カメラシステムは、車両に取り付けられる少なくとも1つの車載カメラと、車載カメラで撮像された映像信号の送信のみを行う無線送信処理部と、無線送信処理部が送信した映像信号の受信のみを行う無線受信処理部とを備えるので、映像信号や制御信号を送受信する車載カメラシステムに比べて、ハードウェア規模が小さく低コスト化が可能な車載カメラシステムを構成する効果がある。
請求項8に記載の発明に係る車載カメラシステムは、無線送信処理部と無線受信処理部との間で送受信される映像信号が、1フレーム毎にデジタル変調され、1フレーム内の映像信号に基づいて圧縮されるので、前後のフレームとは無関係に映像信号をリアルタイムに処理することができ、安定して送信することができる効果がある。
請求項9に記載の発明に係る車載カメラシステムは、無線送信処理部が、車載カメラが含まれるユニット内に設けられ、無線受信処理部は、カメラ制御装置が含まれるユニット内に設けられるので、よりハードウェア規模を小さくすることが可能な効果がある。
請求項10に記載の発明に係る車載カメラシステムは、無線送信処理部及び無線受信処理部が、キャリア周波数としてISM帯を使用するので、汎用性の高い部品が使用できコストを削減することができる効果がある。
請求項11に記載の発明に係る車載カメラシステムは、無線送信処理部が、車載カメラ毎に異なるキャリア周波数で無線受信処理部に映像信号を送信しているので、送信される映像信号が互いに干渉することなく、同時に複数の映像を表示装置に送信することができる効果がある。
請求項12に記載の発明に係る車載カメラシステムは、無線受信処理部が、多チャンネルを受信することが可能であるので、チャンネルの切り替え回数を減らし、同時に複数の映像をカメラ制御装置で受信することができる効果がある。
(第1の実施の形態)
図1に、本実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図を示す。図1では、車両1の前方部分の左右及び中央、左右のサイドミラー2及び車両1の後方部分の中央にそれぞれ1台の車載カメラ3(計6台)が設けられている。これら車載カメラ3への電源は、バッテリー4から有線の電源線5を介して供給されている。しかし、カメラ制御装置6と車載カメラ3との間は、有線ではなく無線で信号(データ)を送受信している。無線で信号を送受信する様子を図1では、破線により示している。このカメラ制御装置6と車載カメラ3との間で送受信されている信号には、車載カメラ3で撮像された映像信号や車載カメラ3の制御信号などがある。カメラ制御装置6は、映像信号を処理してディスプレイ7に映像を表示させる。
図2に、本実施の形態に係る車載カメラ3のブロック図を示す。この車載カメラ3は、図2の如く、レンズ11、画像処理部12及び無線送受信処理部13を備えてユニット化された構成とされている。レンズ11から取り込んだ形象を、画像処理部12で電気信号としての映像信号に変換している。画像処理部12として、例えばCCD(Charge Coupled Device)などが使用される。画像処理部12で処理された映像信号は、無線送受信処理部13を介してカメラ制御装置6に送られる。この無線送受信処理部13は、無線制御部14、高周波回路15、増幅器16及びアンテナ17で構成されている。なお、車載カメラ3には、電源線5を介してバッテリー4から電源が供給されている。
図3に、本実施の形態に係るカメラ制御装置6のブロック図を示す。このカメラ制御装置6は、図3の如く、画像処理部21と無線送受信処理部22を備えてユニット化された構成とされている。車載カメラ3の無線送受信処理部13から送信された映像信号は、無線送受信処理部22で受信される。この無線送受信処理部22は、無線制御部23、高周波回路24、増幅器25及びアンテナ26で構成されている。受信された映像信号は、画像処理部21においてディスプレイ7で表示できる出力信号に変換される。画像処理部21からの出力信号は、有線の信号線を介してディスプレイ7に送られる。なお、カメラ制御装置6にも、電源線5を介してバッテリー4から電源が供給されている。
図2及び図3では、車載カメラ3とカメラ制御装置6との間で映像信号を送受信するためのブロック図を示したが、本実施の形態では映像信号に限らず車載カメラ3の制御信号も、車載カメラ3とカメラ制御装置6との間で送受信される。
次に、車載カメラ3とカメラ制御装置6との間での通信方式について説明する。映像信号をアナログ変調して送受信することも考えられるが、本実施の形態では、外乱や混信に強いデジタル変調をして送受信する方式を採用している。つまり、本実施の形態では、アナログ信号の映像信号をデジタル信号の映像データに変換し、この映像データを1フレーム毎にデジタル変調して送受信している。
ここで、本実施の形態でのデジタル変調方式は、1次変調にQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)や64QAMなどが用いられ、2次変調にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やスペクトラム拡散方式が用いられている。1次変調にQPSK、16QAMや64QAMなどを採用することで、1シンボルあたりの伝送効率が高められる。また、2次変調にOFDMやスペクトラム拡散方式を採用することで、マルチパスやフェージングに強い通信を行うことができる。これらのデジタル変調方式を用いることで、数十Mbpsの転送速度を実現することができる。
例えば、QVGA(Quater Video Graphics Array)で1ピクセル16ビット、1秒に30フレームの映像信号を送受信するには36.9Mbpsの転送速度が必要となる。実車走行環境において、この転送速度を安定的に確保できる無線システムは、近い将来においても低コストは困難と考えられる。そこで、映像信号の圧縮が必要となる。本実施の形態では、映像信号をA/D変換した映像データを圧縮処理するが、従来用いられているMPEGなどの複数のフレームを参照する圧縮処理を用いない。この複数のフレームを参照する圧縮処理は、複数のフレームをメモリして処理を行う関係上、圧縮処理の遅延が大きくなり映像信号をリアルタイムで処理することができない。車載カメラシステムは、車両の周辺を監視する目的で用いられるため、リアルタイムの映像をディスプレイに表示する必要がある。
本実施の形態では、複数のフレームを参照する圧縮処理ではなく、1フレーム内の映像データ(映像信号)のみを参照して圧縮処理を行う。圧縮処理の一例として以下に具体的に説明すると、まず1画面を構成する映像データを、隣接する複数の画素を有するブロック単位に分割する。ブロックの大きさは任意であるが、例えば4画素×4画素を1ブロックとして、64画素×64画素の1画面なら256個のブロックに分割することになる。図4に、1ブロック(4画素×4画素)の映像データの例を示す。なお、1画素が、Y成分、U成分、V成分の3つの成分から構成されている場合、図4で示している映像データは、その内の1つの成分(例えばU成分)である。
図4では、1画素のY成分、U成分、V成分は、それぞれ256階調(8ビット)の映像データで表現されている。図4(a)の左上の画素は、9階調であることを表している。なお、図4(a)は、隣接する画素の相関が高い(隣接する画素の階調差が小さい)ブロックを示し、図4(b)は、隣接する画素の相関が低い(隣接する画素の階調差が大きい)ブロックを示している。
次に、ブロック毎に映像データの最大値と最小値とを検出する。つまり、ブロック内の最大階調と最小階調とを検出する。具体的に図4(a)では、最大値が9階調、最小値が6階調となり、図4(b)では、最大値36階調、最小値6階調となる。なお、映像データの最大値と最小値は、各ブロックの各成分に対してそれぞれ求める。64画素×64画素の1画面なら、256ブロック×3成分=768個の最大値と最小値が求められる。
次に、ブロック毎に、各画素の映像データと最小値との差分値を算出する。つまり、ブロック内の各画素から当該ブロックの最小階調を減算する。具体的に図4(a)では、最小値6をブロック内の各画素から減算する。その結果図4(a)の差分値は、図4(c)に示すように0から3までの値となる。同様に図4(b)でも最小値6をブロック内の各画素から減算する。その結果図4(b)の差分値は、図4(d)に示すように0から30までの値となる。
次に、8ビットの映像データを3ビットの映像データに圧縮して符号化する。図4(a)に示した8ビットの映像データは、最小値との差分をとることにより、図4(c)に示すように差分値(階調)が0から3までの値となる。階調が0から3までの値となれば、図4(a)に示した8ビットの映像データを3ビット(最大8階調まで表現できる)の映像データとして符号化することが可能となる。しかし、図4(b)に示した8ビットの映像データは、最小値との差分をとっても、図4(d)に示すように差分値(階調)が0から30までの値となる。そのため、図4(b)に示した8ビットの映像データを3ビットの映像データとして符号化することができない。
つまり、単に最小値との差分をとっただけでは、隣接する画素の相関が低い図4(b)に示すブロックにおいて、8ビットの映像データを3ビットの映像データとして符号化することができない。この3ビットの映像データは、8つのステップをもつ量子化ステップと解釈できる。そして、この各ステップに1つの階調を割り当てると0から7までの8階調しか表現できず、図4(d)に示すように差分値(階調)が0から30までの値を表現できない。
そこで、各ステップに複数の階調を割り当てることで、8ビットの映像データを3ビットの映像データで表現する。つまり、8つのステップで0から30までの差分値(階調)を表現するために、各ステップに4つの差分値を対応させる。具体的には、0ステップに差分値0から3を対応させ、1ステップに差分値4から7を対応させ、以下同様に7ステップに差分値28から31を対応させている。その結果、図4(b)に示す8ビットの映像データを、図4(e)に示すように0から7までの3ビットの映像データとして符号化することが可能となる。
各ステップに対応する階調を設定した量子化ステップを算出するには、映像データのダイナミックレンジを圧縮後のビット数で分割して求める。具体的には、図4(b)の映像データのダイナミックレンジは、最大値36と最小値6から求められ31階調である。この31階調のダイナミックレンジを圧縮後のビット数である3ビット(8ステップ)で割ると、各ステップに4階調ずつ対応させた量子化ステップを算出できる。そして、各画素の差分値を算出した量子化ステップに従って符号化することで、8ビットの映像データを3ビットの映像データに圧縮している。
同様に、図4(a)の映像データのダイナミックレンジは、最大値9と最小値6から求められ4階調である。この4階調のダイナミックレンジを圧縮後のビット数である3ビット(8ステップ)で割ることで各ステップ0.5階調と求まる。しかし、各ステップに対応する階調数は整数であるため、少数点以下を繰り上げて計算する。その結果、図4(a)では、各ステップに1階調ずつ対応させた量子化ステップを算出できる。そして、各画素の差分値を算出した量子化ステップに従って符号化することで、8ビットの映像データを3ビットの映像データに圧縮している。
以上のように処理を行うことで、1フレーム内の映像データのみを参照して圧縮処理できる。なお、本発明では、上記に記載した圧縮処理に限らず、1フレーム内の映像データのみを参照する圧縮処理であれば他の処理であっても良い。
本実施の形態では、1フレーム内の映像データのみを参照する圧縮処理を行うことで、10Mbps程度の転送速度しかない無線システムであっても、安定して映像信号を送受信することができる。さらに、本実施の形態での圧縮処理は、画質劣化が少なく、遅延のないリアルタイムの映像を得ることができる。
さらに、本実施の形態における車載カメラ3とカメラ制御装置6との間に用いられるデータ伝送方式としては、Request−ACK型やFEC(Forward Error Correcction)型などがある。Request−ACK型は再送制御を行うが、FEC型は再送制御を行わないなどの差異があるため、センサや負荷などを制御する信頼性を重視したデータ伝送方式としてはRequest−ACK型が望ましい。一方、Request−ACK型は遅延が生じる可能性があるが、FEC型は遅延が生じない差異があるため、リアルタイムの映像を伝送するデータ伝送方式としてはFEC型が望ましい。
図5に、車載カメラ3とカメラ制御装置6との間で送受信されるデータのパケットフォーマットを示す。図5は、ヘッダ部31、データ部32及び誤り訂正部33の3つの部分から構成されている。データ部32は、デジタル変換された映像信号や制御信号が格納される部分である。誤り訂正部33は、FEC型に必要な誤り訂正符号が格納される。
ヘッダ部31は、車両ID34、送信ID35、受信ID36、データ種別37及びデータ長38から構成される。ここで、車両ID34は車両を特定するIDであり、隣接する車両との間で無線システムが混信することがないように個別の識別番号が格納される。送信ID35は、データを送信した装置を特定するために、各装置に付与された装置IDが格納される。ここで、各装置に付与された装置IDとしては、例えばカメラ制御装置6のIDが「0」、後方部の車載カメラ3のIDが「1」、右サイドミラーの車載カメラ3のIDが「2」などのように決められている。同様に受信ID36は、受信する装置を特定するために、各装置に付与された装置IDが格納される。
データ種別37は、データ部32に格納されるデータの種類を特定する符号が格納される。例えば、制御信号をデータ部32に格納する場合は、データ種別37に制御信号を表す「0」の符号を格納する。映像データ(映像信号)をデータ部32に格納する場合は、データ種別37に映像データを表す「1」の符号を格納する。データ長38は、データ部32に格納されるデータの長さを格納する。例えば、データ部32に640バイトのデータが格納された場合、データ長38には、640バイトを表す「640」の情報が格納される。
次に、本実施の形態に係る車載カメラシステムの通信手順を説明する。まず、車両1(車両ID=0)のカメラ制御装置6(装置ID=0)から後方部の車載カメラ3(装置ID=1)に対して、映像の送信要求をする。このとき、カメラ制御装置6から送信される制御信号は1ビットの送信要求(0)であるので、送信されるデータのヘッダ部31「車両ID34,送信ID35,受信ID36,データ種別37,データ長38」(以下、同様に表現する)は、「0,0,1,0,1」と表される。なお、データ長38には、1ビットを表す「1」の情報が格納される。また、複数の車載カメラ3は、常に受信可能状態で待機しており、割り当てられたIDにより車載カメラ3の識別を行っている。
次に、送信要求(0)の制御信号を受信した車載カメラ3は、撮像した映像をカメラ制御装置6に送信する。このとき、車載カメラ3から送信される映像データを640バイトとすると、送信されるデータのヘッダ部31は、「0,1,0,1,640」と表される。なお、映像データが大きい場合は、複数パケットに分割されカメラ制御装置6に送信される。
次に、カメラ制御装置6が、映像データを送信中の車載カメラ3に対して、映像データの送信を中止させたい場合について説明する。この場合、カメラ制御装置6は、車載カメラ3に対して制御信号の送信停止要求(1)を送信する。このとき、カメラ制御装置6から送信される制御信号は1ビットの送信停止要求(1)であるので、送信されるデータのヘッダ部31は、「0,0,1,0,1」と表される。なお、複数の車載カメラ3は、映像データを送信後、次の映像データを送信するまで間は受信可能状態で待機しており、カメラ制御装置6からの送信停止要求を受信することは可能である。
以上のように、本実施の形態に係る車載カメラシステムでは、車載カメラとカメラ制御装置とを無線で接続するので、ケーブルのコストや組立コストを低減することができる。さらに、映像信号が、1フレーム毎にデジタル変調され、1フレーム内の映像信号に基づいて圧縮されるので、映像信号をリアルタイムに処理ができ、安定して送信することができる。また、映像信号を流す配線が不要であるため配策経路を削減でき、意匠の変更をすることなく電動ミラーやルームミラーに車載カメラを内蔵することができる。
(第2の実施の形態)
図6に、本実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図を示す。図6では、カメラ制御部40には無線機能を構成する無線送受信処理部はなく、ジャンクションブロック41(以下、J/Bという)に無線送受信処理部が設けられている。そして、カメラ制御部40とJ/B41との間は、有線の信号線で接続されている。J/B41は、この信号線を介して車載カメラ3から受信した映像信号をカメラ制御部40に伝送している。なお、図6において、図1と同じ構成の部分については同じ符号を付与している。
図6では、J/B41に無線送受信処理部を持たせているが、本実施の形態はこれに限られない。つまり、本発明では、カメラ制御部40を含むユニットとは独立して無線送受信処理部を設ければ良い。この場合でも、カメラ制御装置40と無線送受信処理部との間は、有線の信号線を介して映像信号及び制御信号を送受信する。
これにより、本実施の形態に係る車載カメラシステムは、無線機能を持たない既存のカメラ制御部を変更することなく利用することができ、コストを低減できる利点がある。
さらに、図6では、車載カメラ3が含まれるユニットに無線送受信処理部が内蔵されている場合について説明したが、本発明では、車載カメラ3を含むユニットとは独立して無線送受信処理部を設けても良い。これにより、無線機能を持たない既存の車載カメラ及びカメラ制御部をそのまま利用することができ、コストを低減できる。
(第3の実施の形態)
図7に、本実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図を示す。図7では、J/B41にECU(Electronic Control Unit)42が有線の信号線を介して接続されている。また、センサ43は、後方部の車載カメラ3に有線の信号線を介して接続され、負荷44も後方部の車載カメラ3に有線の信号線を介して接続されている。なお、図7において、図6と同じ構成の部分については同じ符号を付与している。
本実施の形態では、J/B41及び車載カメラ3に設けられた無線送受信処理部を利用して、ECU42とセンサ43及び負荷44との間を無線で信号を送受信する。これにより、ECU42とセンサ43及び負荷44との間に有線の信号線を設ける必要がなくなり、ケーブルのコストや組立コストを低減することができる。
次に、具体的にECU42から負荷44を制御する場合について説明する。後方部の車載カメラ3に接続された負荷44に対してHiからLow又はLowからHiに切り替わる信号を送信する場合、まずECU42は、J/B41に負荷44の周辺装置IDと負荷44に対する信号を伝送する。ここで、周辺装置IDは、センサ43や負荷44毎に付与される識別IDである。J/B41では、無線送受信処理部において図8に示すパケットフォーマットを作成し、車載カメラ3に送信する。
ここで、図8に示すパケットフォーマットは、ヘッダ部31、データ部32及び誤り訂正部33の3つの部分から構成されている。データ部32は、負荷44を制御する信号が格納される部分である。誤り訂正部33は、FEC型に必要な誤り訂正符号が格納される。ヘッダ部31は、車両ID34、送信ID35、受信ID36、データ種別37、データ長38及び周辺装置ID39から構成される。つまり、図8に示すパケットフォーマットは、図5に示すパケットフォーマットに比べて周辺装置ID39が追加された構成である。なお、図8において、図5と同じ構成の部分については同じ符号を付与している。
負荷44に対してHiからLowに切り替わる信号(この信号を0と表す)を送信する場合、送信されるデータのヘッダ部31「車両ID34,送信ID35,受信ID36,データ種別37,周辺装置ID39,データ長38」(以下、同様に表現する)は、「0,0,1,2,0,1」と表される。ここで、データ種別37が「2」となっているのは、周辺装置との通信であることを表している。また、周辺装置IDが「0」となっているのは負荷44の周辺装置IDを「0」としているためである。
データ部32に格納される負荷44を制御する信号は1ビットであるため、データ長38は「1」となる。負荷44を制御する信号0が、データ部32に格納される。なお、LowからHiに切り替わる信号(この信号を「1」と表す)を送信する場合、ヘッダ部31はHiからLowに切り替わる信号の場合と同じであるが、データ部32に格納される信号のみが、負荷44の制御する信号「1」となる。
図8に示すパケットフォーマットを受信した車載カメラ3は、データ部32に格納された信号を負荷44に供給する。これにより、ECU42からの信号が負荷44に無線で送信することができる。
次に、センサ43からECU42へ信号が送信される場合について説明する。まず、センサ43より得られた信号は、車載カメラ3に内蔵されたA/D変換によりデジタル信号に変換される。このセンサ43のデジタル信号は、図8に示すパケットフォーマットのデータ部32に格納される。そして、車載カメラ3からJ/B41に無線でデータが送信される。このときの送信されるデータのヘッダ部31は、「0,1,0,2,2,8」と表される。ここで、周辺装置IDが「2」となっているのはセンサ43の周辺装置IDを「2」としているためである。また、データ長38が、「8」となっているのはデータ部32に格納されているセンサ43のデジタル信号が8バイトであることを表している。
J/B41で受信したセンサ43のデジタル信号は、J/B41又はECU42内に設けられたD/Aコンバータにより、アナログ信号であるセンサ43の信号に変換される。このセンサ43の信号が、ECU42により処理される。以上のように、ECU42とセンサ43との間においても信号を無線で送信することができ、さらにケーブルのコストや組立コストを低減できる。
なお、本実施の形態では、ECU42がJ/B41に設けられた無線送受信処理部を用い、センサ43や負荷44が車載カメラ3の無線送受信処理部を用いて信号を送受信している。しかし、本発明はこれに限られず、例えばカメラ制御装置6内に無線送受信処理部を設け、これにECU42を接続しても良い。また、車載カメラ3に無線送受信処理部を内蔵せず、独立して設け、これにセンサ43や負荷44を接続しても良い。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、車載カメラが発電システムを備えている。図1に示す車載カメラシステムでは、車載カメラ3とカメラ制御装置6との間を無線により信号を送受信ですることで、信号線を設けていない。しかし、車載カメラ3に供給する電源に関しては、バッテリー4から各車載カメラ3まで電源線が設けられている。そのため、図1に示す車載カメラシステムでは、完全に配線のない車載カメラ3で構成されていなかった。そこで、本実施の形態では、個々の車載カメラ3に発電システムを内蔵させることでバッテリー4から各車載カメラ3まで電源線を設けない構成としている。
図9に、本実施の形態に係る車載カメラ3のブロック図を示す。図9は、レンズ11、画像処理部12、無線送受信処理部13及び太陽光発電部50から構成されている。太陽光発電部50は、太陽光により発電を行い、その電力を画像処理部12や無線送受信処理部13などに供給している。光発電部50より供給された電力により車載カメラ3は駆動している。この太陽光発電部50には、蓄電池やキャパシター等の蓄電部(図示せず)を有しても良い。太陽光が利用することができる昼間に蓄電部に蓄電しておき、その電気を利用して太陽光が利用できない夜間にでも安定して車載カメラ3が駆動できるようにするためである。
また、図9に示す無線送受信処理部13も、無線制御部14、高周波回路15、増幅器16及びアンテナ17で構成されている。なお、図9において、図2と同じ構成の部分については同じ符号を付与している。以上のように、車載カメラ3に太陽光発電部50を設けることで、バッテリー4からの電源供給を受ける必要がなくなる。そのため、バッテリー4から各車載カメラ3まで電源線を設ける必要がなくなり、完全に配線のない車載カメラ3で車載カメラシステムを構成することができる。その結果、本実施の形態に係る車載カメラシステムは、組立コストをさらに低減することができる。
なお、本実施の形態では、発電システムを太陽光発電部50として説明したが、本発明ではこれに限られず、振動により発電する発電システムなどであっても良い。
(第5の実施の形態)
図10に、本実施の形態に係る車載カメラのブロック図を示す。図10に示す車載カメラ3は、レンズ11、画像処理部12及び無線送信処理部60を備えている。なお、本実施の形態では、無線送信処理部60が車載カメラ3に内蔵された構成であるが、本発明はこれに限られず無線送信処理部60を車載カメラ3の外部に設けても良い。
画像処理部12では、レンズ11から取り込んだ形象を、例えばCCD(Charge Coupled Device)などで電気信号である映像信号に変換している。また、画像処理部12は、変換した映像信号を無線送信処理部60に供給する。なお、画像処理部12では、必要な画像処理を映像信号に対して行う。例えば、映像信号がアナログ信号の場合、画像処理部12でアナログ−デジタル変換を行いデジタル信号の映像信号に変換される。
無線送信処理部60は、無線送信制御部61、送信器高周波回路62、増幅器16及びアンテナ17で構成されている。画像処理部12で処理された映像信号は、まず無線送信制御部61に供給される。この無線送信制御部61では、映像信号に対して1次変調及び2次変調を行い、必要な誤り訂正方式を採用する。また、無線送信制御部61では、映像信号の送信に必要な送信器高周波回路62や増幅器16などの制御も行っている。
ここで、本実施の形態で用いられる1次変調としては、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などが用いられる。また、本実施の形態で用いられる2次変調としては、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、周波数ホッピングのスペクトラム拡散方式や直接拡散のスペクトラム拡散方式が用いられている。なお、本実施の形態においては、映像信号に対して1次変調を行うが2次変調を行わない場合もある。
DQPSK、QPSKや16QAMなどの1次変調を採用することで、1シンボルあたりの伝送効率が高められる。また、OFDMやスペクトラム拡散方式の2次変調を採用することで、マルチパスやフェージングに強い通信を行うことができる。これらのデジタル変調方式を用いることで、数十Mbpsの転送速度を実現することができる。
本実施の形態で用いられる誤り訂正方式は、ハミング符号、BCH符号などのビット誤り訂正方式やリードソロモン符号などのバースト誤り訂正方式を採用する。これらの誤り訂正方式を用いることにより、無線送信時に発生する誤りを検出し訂正することで安定した映像信号の送信が可能となる。
無線送信制御部61で変調等の処理を経た映像信号は、送信器高周波回路62、増幅器16及びアンテナ17を介して無線信号として送信される。無線送信処理部60は、図10に示すように映像信号を送信するだけの機能しか有していない。そのため、映像信号や制御信号を送受信する車載カメラシステムに比べて、無線送信処理部60のハードウェア規模を小さくすることができ、コストを削減することができる。なお、無線送信処理部60が車載カメラ3に内蔵されている場合は、車載カメラ3全体のハードウェア規模を小さくすることができる。
図10に示す車載カメラ3から送信された映像信号は、カメラ制御装置に送信される。図11に、本実施の形態に係るカメラ制御装置のブロック図を示す。このカメラ制御装置6は、図11に示す如く、無線受信処理部70と画像処理部21を備えている。車載カメラ3の無線送信処理部60から送信された映像信号は、無線受信処理部70で受信される。無線受信処理部70は、アンテナ26、増幅器25、受信器高周波回路71及び無線受信制御部72で構成されている。
アンテナ26で受信された映像信号は、増幅器25及び受信器高周波回路71を経て無線受信制御部72に供給される。なお、増幅器25及び受信器高周波回路71は、無線受信制御部72より制御されている。無線受信制御部72では、所定の変調方式に基づいて供給された映像信号を復調した後、所定の誤り訂正方式に基づいて復調された映像信号の誤りを検出し訂正する。
無線受信制御部72で処理された映像信号は、画像処理部21に供給される。画像処理部21では、カメラ制御装置6に接続された表示部7において表示可能な出力信号に変換する。画像処理部21からの出力信号は、有線の信号線を介して表示部7に供給される。
無線受信処理部70は、図11に示すように映像信号を受信するだけの機能しか有していない。そのため、映像信号や制御信号を送受信する車載カメラシステムに比べて、無線受信処理部70のハードウェア規模を小さくすることができ、コストを削減することができる。なお、無線受信処理部70を小型化することで、カメラ制御装置6全体のハードウェア規模を小さくすることができる。
図12に、本実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図を示す。図12に示す車載カメラシステムでは、車両1の前方中央部(図12の上側を前方とする)に車載カメラ3a、車両1の前方左部に車載カメラ3b、左のサイドミラー2に車載カメラ3c、車両1の後方中央部に車載カメラ3dが設けられている。そして、カメラ制御装置6が、車両のほぼ中央部に設けられている。
そして、車載カメラ3a,3b,3c,3dからカメラ制御装置6に対して、映像信号が無線通信により一方的に送信されている。各車載カメラ3a,3b,3c,3dから送信される映像信号のキャリア周波数は、ISM帯(Industry Science Medical band)の2.4GHz近辺の電波周波数帯を使用している。このISM帯は、免許不要で利用できるよう開放されている領域であり、IEEE802.11bに準拠するDSSS(Direct Sequence Spectrum Spread)方式の無線LAN、Bluetooth、HomeRF、一部のFWA(Fixed Wireless Access)システムなどの通信規格に採用されている電波周波数帯である。そのため、使用される部品は汎用性が高く、低コストで調達することができる。
本実施の形態に係る車載カメラシステムでは、個々の車載カメラ3に対して異なるキャリア周波数を設定している。図12に示す車載カメラシステムでは、車載カメラ3aに2415MHz、車載カメラ3bに2435MHz、車載カメラ3cに2455MHz、車載カメラ3dに2475MHzがそれぞれ割り当てられている。無線で信号を送受信する様子を図12では、破線により示している。
なお、本実施の形態に係る車載カメラシステムでは、2.4GHz帯のキャリア周波数を使用しているが、本発明はこれに限られず、免許不要で利用できるよう開放されている電波周波数帯であれば他のキャリア周波数を使用しても良い。例えば、アメリカをはじめとする諸外国では5GHz帯が、免許不要で利用できるように開放されているため、本発明に5GHz帯のキャリア周波数を使用しても良い。
図12に示す車載カメラシステムのように、車載カメラ3a,3b,3c,3dに対して個々異なるキャリア周波数を設定すると、車載カメラ3a,3b,3c,3dがそれぞれ同時に映像信号を送信しても干渉を生じることがない。そのため、車載カメラ3a,3b,3c,3dは、単に映像信号を送信し続けるだけで良く、カメラ制御装置6との間で送信タイミングの調整などの処理が不要となる。また、カメラ制御装置6は、必要な車載カメラ3a,3b,3c,3dの映像を取得したい場合は、単に該当する車載カメラ3a,3b,3c,3dのキャリア周波数にチャンネルを合わせるだけで良い。
さらに、カメラ制御装置6において高速にチャンネルを切り替えることにより、複数の車載カメラ3a,3b,3c,3dからの映像を取得することができる。そのため、複数の車載カメラ3a,3b,3c,3dからの映像を合成して表示装置に表示したり、同時に表示装置に表示したりすることができる。
以上のように、本実施の形態に記載の車載カメラシステムは、車載カメラ3で撮像された映像信号の送信のみを行う無線送信処理部60と、無線送信処理部60が送信した映像信号の受信のみを行う無線受信処理部70とを備えているので、小型で、且つ低コストの車載カメラシステムを構成することができる。
なお、本実施の形態に係る車載カメラシステムにも、第1の実施の形態で説明した1フレーム毎の圧縮方法を適用することで、送信する映像信号のデータ量を減らすことができる。
(第6の実施の形態)
本実施の形態に係る車載カメラシステムは、第5の実施の形態と比較してカメラ制御装置6の構成が異なる以外は同じであるため、以下では異なるカメラ制御装置6を中心に説明する。まず、本実施の形態に係るカメラ制御装置6を図13に示す。図13に示すカメラ制御装置6は、多チャンネル無線受信処理部80と画像処理部12を備えている。車載カメラ3の無線送信処理部60から送信された映像信号は、多チャンネル無線受信処理部80で受信される。本実施の形態では、複数の車載カメラ3からの映像信号を多チャンネル無線受信処理部80で同時に取得することができる。
この多チャンネル無線受信処理部80は、アンテナ26、増幅器25、多チャンネル受信器高周波回路81及び多チャンネル無線受信制御部82で構成されている。アンテナ26で受信された複数の映像信号は、増幅器25を経て多チャンネル受信器高周波回路81でキャリア周波数毎に受信される。受信された複数の映像信号は、キャリア周波数毎に多チャンネル無線受信制御部82に供給される。なお、増幅器25及び多チャンネル受信器高周波回路81は、多チャンネル無線受信制御部82より制御されている。
多チャンネル無線受信制御部82では、キャリア周波数毎に、所定の変調方式に基づいて供給された映像信号を復調した後、所定の誤り訂正方式に基づいて復調された映像信号の誤りを検出し訂正する。
多チャンネル無線受信制御部82で処理された複数の映像信号は、画像処理部21に供給される。画像処理部21では、複数の映像信号を合成し、当該合成映像信号を表示部7において表示可能な出力信号に変換するたり、複数の映像信号のうち必要な映像信号を選択し、当該選択した映像信号を表示部7において表示可能な出力信号に変換する。画像処理部21からの出力信号は、有線の信号線を介して表示部7に供給される。
図12に示す車載カメラシステムを例に説明すると、本実施の形態に係る多チャンネル無線受信処理部80は、車載カメラ3a,3b,3c,3dの台数に対応した4チャンネルの受信が可能である。そのため、車載カメラ3a,3b,3c,3dの映像が、同時にカメラ制御装置6に受信されている。ユーザはカメラ制御装置6を操作し、4台全ての車載カメラ3a,3b,3c,3dの映像を表示部7に表示させたり、車載カメラ3a,3bの映像を合成して表示部7に表示させたりすることが可能となる。
第5の実施の形態では、複数の車載カメラ3a,3b,3c,3dの映像を取得する場合、チャンネルを高速に切り替える必要があったが、本実施の形態では、チャンネルを高速に切り替える必要がない。また、本実施の形態では、同時刻に撮像された複数の車載カメラ3a,3b,3c,3dの映像を取得することができる。
なお、本実施の形態では、多チャンネル無線受信処理部80において、車載カメラ3a,3b,3c,3dの台数に対応したチャンネル数を有している例を述べたが、本発明はこれに限られず、車載カメラ3a,3b,3c,3dの台数より少ない場合であっても多い場合であっても良い。車載カメラ3a,3b,3c,3dの台数より少ない場合は、第5の実施の形態と同様、チャンネルを高速に切り替える必要があるが、複数のチャンネルを有しているため切り替える回数は第5の実施の形態に比べ大幅に減らすことができる。
また、多チャンネル無線受信処理部80は、図13に示すように映像信号を受信するだけの機能しか有していない。そのため、多チャンネル無線受信処理部80のハードウェア規模を小さくすることができ、コストを削減することができる。多チャンネル無線受信処理部80を小型化することで、カメラ制御装置6全体のハードウェア規模を小さくすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車載カメラのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラ制御装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る圧縮処理を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパケットフォーマットを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係るパケットフォーマットを示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車載カメラのブロック図である。 本発明の第5の実施の形態に係る車載カメラのブロック図である。 本発明の第5の実施の形態に係るカメラ制御装置のブロック図である。 本発明の第5の実施の形態に係る車載カメラシステムの構成図である。 本発明の第6の実施の形態に係るカメラ制御装置のブロック図である。
符号の説明
1 車両
2 サイドミラー
3 車載カメラ
4 バッテリー
5 電源線
6,40 カメラ制御装置
7 ディスプレイ
11 レンズ
12,21 画像処理部
13,22 無線送受信処理部
14,23 無線制御部
15,24 高周波回路
16,25 増幅器
17,26 アンテナ
31 ヘッダ部
32 データ部
33 誤り訂正部
34 車両ID
35 送信ID
36 受信ID
37 データ種別
38 データ長
39 周辺装置ID
41 ジャンクションブロック
42 ECU
43 センサ
44 負荷
50 太陽光発電部
60 無線送信処理部
61 無線送信制御部
62 送信器高周波回路
70 無線受信処理部
71 受信器高周波回路
72 無線受信制御部
80 多チャンネル無線受信処理部
81 多チャンネル受信器高周波回路
82 多チャンネル無線受信制御部

Claims (12)

  1. 車両に取り付けられる少なくとも1つの車載カメラと、
    前記車載カメラで撮像された映像信号を送信し、前記車載カメラの制御信号を受信する第1の無線送受信処理部と、
    前記映像信号を受信し、前記制御信号を送信する第2の無線送受信処理部と、
    前記映像信号を表示装置に表示可能な信号に処理し、前記制御信号を生成するカメラ制御装置とを備える、車載カメラシステム。
  2. 請求項1に記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記第1の無線送受信処理部と前記第2の無線送受信処理部との間で送受信される前記映像信号は、1フレーム毎にデジタル変調され、1フレーム内の前記映像信号に基づいて圧縮される、車載カメラシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記第1の無線送受信処理部は、前記車載カメラが含まれるユニット内に設けられ、
    前記第2の無線送受信処理部は、前記カメラ制御装置が含まれるユニット内に設けられる、車載カメラシステム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記第2の無線送受信処理部は、前記カメラ制御装置が含まれるユニットとは独立に設けられ、前記カメラ制御装置との間で前記映像信号及び前記制御信号を有線により送受信する、車載カメラシステム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記車両に設けられた少なくとも1つのセンサ又は負荷と、
    前記センサ及び前記負荷を制御するコントロールユニットとをさらに備え、
    前記センサ及び前記負荷は、前記第1の無線送受信処理部と接続して、前記第2の無線送受信処理部と接続した前記コントロールユニットとの間で信号を送受信する、車載カメラシステム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記車載カメラは、発電システムを備えることを特徴とする、車載カメラシステム。
  7. 車両に取り付けられる少なくとも1つの車載カメラと、
    前記車載カメラで撮像された映像信号の送信のみを行う無線送信処理部と、
    前記無線送信処理部が送信した前記映像信号の受信のみを行う無線受信処理部とを備える、車載カメラシステム。
  8. 請求項7に記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記無線送信処理部と前記無線受信処理部との間で送受信される前記映像信号は、1フレーム毎にデジタル変調され、1フレーム内の前記映像信号に基づいて圧縮される、車載カメラシステム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の車載カメラシステムであって、
    前記無線送信処理部は、前記車載カメラが含まれるユニット内に設けられ、
    前記無線受信処理部は、前記カメラ制御装置が含まれるユニット内に設けられる、車載カメラシステム。
  10. 請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の車載カメラシステムであって、
    前記無線送信処理部及び前記無線受信処理部は、キャリア周波数としてISM帯を使用する、車載カメラシステム。
  11. 請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の車載カメラシステムであって、
    前記無線送信処理部は、前記車載カメラ毎に異なるキャリア周波数で前記無線受信処理部に前記映像信号を送信している、車載カメラシステム。
  12. 請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の車載カメラシステムであって、
    前記無線受信処理部は、多チャンネルを受信することが可能なことを特徴とする、車載カメラシステム。
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