JP3033390B2 - 車両用画像表示装置 - Google Patents

車両用画像表示装置

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JP3033390B2
JP3033390B2 JP11180893A JP11180893A JP3033390B2 JP 3033390 B2 JP3033390 B2 JP 3033390B2 JP 11180893 A JP11180893 A JP 11180893A JP 11180893 A JP11180893 A JP 11180893A JP 3033390 B2 JP3033390 B2 JP 3033390B2
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善紀 見市
哲志 御室
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正 菅原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば2台の車載カメ
ラで撮られた映像を自動的に切替えて表示部に表示し、
しかも特定のカメラに切り替えて表示した場合に車両の
先端部に設けた表示器を点滅するようにした車両用画像
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載カメラを搭載し、必要に応じてその
映像をインパネに設けられた表示部に表示するようにし
た車両用画像表示装置が知られている。例えば、車両を
路地からの頭出するときに、切替スイッチの操作もしく
は車両の運転状態に応じて車両の先端部に設けられたカ
メラで撮られた先端部左右方向の映像を自動的に切り替
えて表示部に表示し、安全確認を行うことができる装置
が既に自社から出願されている(特願平4−4096
5)。
【0003】また、車両に設置されたカメラで撮影した
車周囲の映像を表示部に表示するようにした車両用周囲
状況モニタが広く知られている(特開平3−99952
号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この特願平4−409
65号の装置は、車両が例えば見通しの悪い交差点に侵
入する前に、車両先端部だけを交差点側に突き出させた
状態で停止させ、車両先端部に設けられたカメラで先端
部左右方向の映像を車室内に設けられた表示部に表示さ
せて、先端部左右方向の安全を確認するのに有効な装置
である。
【0005】この装置では、安全確認を行う場合にカメ
ラが設置されている車両先端部だけが見通しの悪い交差
点に突き出ているため、通行人あるいは他の車等が、そ
の先端部に気付きにくく通行人あるいは他の車の立場か
ら安全確認を取りずらいという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はカメラが設置されている車両先端部を例
えば見通しの悪い交差点等に突き出させて先端部左右方
向の安全確認を取っている間は車両先端部に設けた表示
器を点滅させるようにして通行人あるいは他の車から自
車の存在を視認し易くし、自車及び通行人あるいは他車
相互間の安全確認を容易に取ることができる車両用画像
表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両先端部に
設けられ先端周囲に光を発する表示器と、この車両の側
面後方の映像信号を出力する第1の撮像手段と、車両の
先端部左右方向の映像信号を出力する第2の撮像手段
と、前記第1又は前記第2の撮像手段から出力される映
像信号を表示する表示手段と、車速を検出する車速検出
手段と、この車速検出手段の検出した車速が所定値以下
である場合に上記第2の撮像手段から出力される映像信
号を上記表示手段に出力するとともに上記表示器を点滅
制御する制御手段とを具備したことを特徴とする車両用
画像表示装置である。
【0008】
【作用】運行状態検出手段により例えば前方に一旦停止
の標識があり車速が5Km/h 以下になったことが検出さ
れると、表示手段に車両の先端部左右方向の映像を写し
出すと共に車両先端部に設けられた表示器を点滅させて
周囲に注意を促すようにし、車速が20Km/h 以上にな
ると自動的に表示手段に車両の側面後方の映像を写し出
すように切替えている。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る車両用画像表示装置について説明する。図1は本発明
の一実施例の構成を示すブロック図、図2は車載カメラ
の設置場所及び車両先端表示器の設置場所を示すための
車両の斜視図、図3はインパネに設けられたCRT表示
部を示す図、図4はコントロ−ラの制御内容を示すフロ
−チャ−ト、図5はコントロ−ラの制御内容を示すフロ
−チャ−ト、図6はコントロ−ラの制御内容を示すフロ
−チャ−トである。
【0010】図1において、11は車両前方の標識を認
識し、標識の種別をコ−ド化して標識信号として出力す
る標識認識ユニット、12は車両の周辺、例えば両側面
の障害物を認識し、障害物までの距離をデジタル信号に
変換し距離信号として出力する周辺障害物認識ユニッ
ト、13は車両の先端部右側の映像を撮るための第1の
先端カメラ、14は車両の先端部左側の映像を撮るため
の第2の先端カメラ、15は車両の右側面後方の映像を
撮るための第1のフェンダカメラ、16は車両の左側面
後方の映像を撮るための第2のフェンダカメラ、17は
後述するCRT表示部に表示する映像内容を切替えるた
めの切替えスイッチ、18は車速を検出する車速セン
サ、19はIG(イグニション)スイッチ、20は車両
の先端部に設けられた車両先端表示器である。
【0011】標識認識ユニット11は図2に示すよう車
室内のフロントガラスの上縁部に隣設され、車両前方の
標識を撮像するCCDカメラ21とこのCCDカメラ2
1に撮像された標識をコ−ド化して標識信号として出力
するCPU(図示しない)とから構成され、その標識信
号はコントロ−ラ31に出力される。
【0012】周辺障害物認識ユニット12は図2に示す
ように車両の側面にそれぞれ1つ設けられ超音波信号を
車両の側面と直交する方向に送信し、周囲の障害物で反
射された超音波信号を受信するソナ−221 ,222
と、この超音波信号の送信と受信との時間間隔を計数す
ることにより、車両の側面と障害物との距離を演算し、
障害物との距離をデジタル信号に変換して距離信号とし
てCPU(図示しない)とから構成され、その距離信号
はコントロ−ラ31に出力される。
【0013】第1の先端カメラ13は図2に示すように
カメラ面が車両の先端部右側を向けられてパンパ23に
取り付けられたCCDカメラより構成されており、この
カメラ13により撮像された車両の先端部右側の映像信
号はコントロ−ラ31に出力される。
【0014】第2の先端カメラ14は図2に示すように
カメラ面が車両の先端部左側を向けられてパンパ23に
取り付けられたCCDカメラより構成されており、この
カメラ14により撮像された車両の先端部左側の映像信
号はコントロ−ラ31に出力される。
【0015】第1のフェンダカメラ15は図2に示すよ
うにカメラ面が車両の右側面後方に向けられ車両の側縁
部に取り付けられたCCDカメラより構成されており、
このカメラ15により撮像された車両の右側面後方の映
像信号はコントロ−ラ31に出力される。
【0016】第2のフェンダカメラ15は図2に示すよ
うにカメラ面が車両の左側面後方に向けられ車両の側縁
部に取り付けられたCCDカメラより構成されており、
このカメラ15により撮像された車両の左側面後方の映
像信号はコントロ−ラ31に出力される。
【0017】車両先端表示器20は図2に示すように車
両の先端部に設けられ、前述した第1及び第2の先端カ
メラ13,14により撮像された車両の先端部左右方向
の映像が後述するCRT表示部32,33に表示されて
いる間、コントロ−ラ31により点滅表示制御される。
この実施例では図3(A)に示すように水平方向を挟ん
で50度且つ図3(B)に示すように車両の中心軸を挟
んで200度の指向性を有している。
【0018】切替スイッチ17は図4に示すようにステ
アリングホイ−ル41の一部に設けられたスイッチで、
このスイッチ17の操作信号はコントロ−ラ31に出力
される。この切替スイッチ17は一度オンされると、所
定時間だけオン状態となり、その後オフ状態に復帰する
スイッチである。
【0019】なお、車速センサ18から出力される車速
信号及びIGスイッチ19の操作信号はコントロ−ラ3
1に入力される。コントロ−ラ31は例えばマイクロコ
ンピュ−タを中心に構成されているもので、図5乃至図
7のフロ−チャ−トに示す処理を行う制御プログラムを
記憶している記憶手段を有している。
【0020】さらに、コントロ−ラ31には図4に示す
ようにインパネ42の右側に取り付けられたCRT表示
部32、左側に取り付けられたCRT表示部33が接続
される。
【0021】次ぎに、上記のように構成された本発明の
一実施例の動作について説明する。まず、図5のメイン
ル−チンのフロ−チャ−トに示すようにコントロ−ラ3
1は常時IGスイッチ19がオンか否かを判定している
もので、IGスイッチ19がオンと判定された場合には
図6に示すエンジンオンモ−ド処理が実行され、IGス
イッチ19がオフと判定された場合には図7に示すエン
ジン停止中モ−ド処理が実行される。
【0022】図6のフロ−チャ−トを参照してエンジン
オンモ−ド処理について説明する。まず、車速センサ1
8で検出される車速信号に読み込まれ、車速が20Km/
h 以上であるか判定される(ステップS11)。このス
テップS11の判定で、車速が20Km/h 以上であると
判定されると、フラグDF に“3”が設定されると共
に、第1及び第2のフェンダカメラ15,16で撮像さ
れた車両の右側面後方の映像信号及び車両の左側面後方
の映像信号はコントロ−ラ31を介してそれぞれCRT
表示部32、33に送られ、CRT表示部32に車両の
右側面後方の映像が写し出されると共に、CRT表示部
33に車両の左側面後方の映像が写し出される(ステッ
プS12,S13)。これにより、ドライバはCRT表
示部32、33に写し出された映像により車両の両側面
後方の安全確認をとることができる。以下、画像自動切
替えフラグADに“0”が設定され、図5のメインル−
チンの処理に戻る。以下、車速が20Km/h 以上で走行
している間、ステップS12,S13,S14の処理が
繰り返され、CRT表示部32に車両の右側面後方の映
像が写し出されると共に、CRT表示部33に車両の左
側面後方の映像が写し出される。
【0023】ところで、上述したステップS11の判定
で、車速が20Km/h 未満であると判定された場合に
は、切替スイッチ17がオンか判定される(ステップS
15)。ここで、切替スイッチ17がオンされたと判定
された場合には、フラグDF が“3”であるか判定され
る(ステップS16)。すでに、フラグDF は上述した
ステップS12で“3”に設定されているので、フラグ
DF に“4”が設定された後、第1及び第2の先端カメ
ラ13,14で撮像された車両の先端部右側及び先端部
左側の映像信号はコントロ−ラ31を介してCRT表示
部32,33にそれぞれ送られ、CRT表示部32,3
3に車両の先端部右側及び先端部左側の映像が写し出さ
れると共に、車両先端表示器20が点滅される(ステッ
プS17,S18)。以下、図5のメインメ−チンの処
理に戻る。
【0024】その後、車速が20Km/h 未満で切替スイ
ッチ17をオンすると、すでにフラグDF に“4”が設
定されているため、ステップS16の判定で「NO」と
判定され、ステップS19でフラグDF に“3”が設定
された後、第1及び第2のフェンダカメラ15,16で
撮像された車両の右側面後方の映像信号及び車両の左側
面後方の映像信号はコントロ−ラ31を介してそれぞれ
CRT表示部32、33に切替えて送られ、CRT表示
部32に車両の右側面後方の映像が写し出されると共
に、CRT表示部33に車両の左側面後方の映像が写し
出される(ステップS20)。このようにして、車速が
20Km/h 未満では切替スイッチ17を操作(オン)す
る毎に、CRT表示部32,33に車両の両側面後方の
映像、車両の先端部右左側の映像が切り替えて表示され
る。
【0025】ところで、上述したステップS11で車速
が20Km/h 未満と判定され、切替スイッチ17がオ
フ、つまり操作されていないと判定された場合には、標
識認識ユニット11から出力される標識信号を読み込
み、周辺障害物認識ユニット12から出力される距離信
号を読み込む(ステップS21,S22)。
【0026】そして、車速が5Km/h 以下であるか判定
し(ステップS23)、「NO」であれば図5のメイン
ル−チンの処理に戻る。上述したステップS23の判定
で車速が5Km/h 以下であると判定された場合には、周
辺障害物認識ユニット12から出力される距離信号が5
m以下を示す信号であるか判定される(ステップS2
4)。そして、画面自動切替えフラグADが“1”に設
定されているか判定される(ステップS25)。ここ
で、画面自動切替えフラグADは“0”に設定されてい
るままであるので、「NO」と判定され、画面自動切替
えフラグADに“1”が設定された後、第1及び第2の
先端カメラ13,14で撮像された車両の先端部右側及
び先端部左側の映像信号はコントロ−ラ31を介してC
RT表示部32,33にそれぞれ送られ、CRT表示部
32,33に車両の先端部右側及び先端部左側の映像が
写し出されると共に、車両先端表示器20が点滅される
(ステップS26,S27)。以降、車速が5Km/h 以
下で、周辺障害物認識ユニット12から出力される距離
信号が5m以下を示す信号である限り、CRT表示部3
2,33に車両の先端部右側及び先端部左側の映像が継
続して写し出されると共に、車両先端表示器20が継続
して点滅される。車速が5Km/h 以下でかつ周辺障害物
認識ユニット12から出力される距離信号が5m以下を
示す信号である状態とは、車両が両側が壁で囲まれた路
地から道路に進入する場合を想定しているもので、CR
T表示部32,33に車両の先端部右側及び先端部左側
の映像を写し出すことにより、車両が両側が壁で囲まれ
た狭い路地から道路に進入する場合でもドライバからは
見えていない道路の左右方向の安全確認を行うことがで
きる。また、逆に自車の周囲にいる通行人あるいは他の
車も点滅している車両先端表示器20の存在により、自
車を容易に視認することができる。
【0027】一方、上述したステップS24の判定で
「NO」、つまり周辺障害物認識ユニット12から出力
される距離信号が5mより大きい距離を示す信号である
と判定された場合には、標識認識ユニット11から出力
される標識信号により標識が「一旦停止」であるか判定
される(ステップS28)。
【0028】そして、このステップS28の判定で「Y
ES」、つまり標識が「一旦停止」であると判定される
と、画面自動切替えフラグADが“2”であるか判定さ
れる(ステップS29)。このステップS29の判定に
くるまでは、画面自動切替えフラグADは“2”に設定
されていないので、画面自動切替えフラグADに“2”
が設定されると共に、第1及び第2の先端カメラ13,
14で撮像された車両の先端部右側及び先端部左側の映
像信号はコントロ−ラ31を介してCRT表示部32,
33にそれぞれ送られ、CRT表示部32,33に車両
の先端部右側及び先端部左側の映像が写し出される共
に、車両先端表示器20が点滅される(ステップS3
0,S31)。
【0029】このように、前方の一旦停止の標識を検出
すると自動的に車両の先端部右側及び先端部左側の映像
をCRT表示部32,33にそれぞれ表示するように
し、車両先端表示器20を点滅されるようにしたので、
ドライバが切替スイッチを操作する手間を省くことがで
きる。また、自車の周囲にいる通行人あるいは他の車も
点滅している車両先端表示器20の存在により、自車を
容易に視認することができる。
【0030】なお、上述したステップS28において
「NO」と判定された場合には、画面自動切替えフラグ
ADに“0”が設定されて(ステップS32)、図5に
示すメインル−チンに戻る。
【0031】ところで、図5に示したメインル−チンで
IGスイッチ19がオフしていると判定された場合に
は、図7に示すエンジン停止モ−ド処理が実行される。
図7において、まず切替スイッチ17が操作(オン)さ
れたか判定される(ステップS41)。このステップS
41の判定で「NO」と判定された場合には、フラグD
F が“0”であるか否か判定される(ステップS4
2)。
【0032】このステップS42の判定で「NO」と判
定された場合には、フラグDF が“3”以上であるか判
定される(ステップS43)。フラグDF には車速が2
0Km/h 以上で走行中にCRT表示部32,33に、車
両の右側面後方の映像及び車両の左側面後方の映像が写
し出されていた場合に“3”が設定されており、フラグ
DF には車速が20Km/h 以上で走行中にCRT表示部
32,33に、車両の先端部右側及び先端部左側の映像
が写し出されると共に、車両先端表示器20が点滅した
場合に“4”が設定されている。
【0033】そして、上述したフラグDF が“3”ある
いは“4”である状態、つまり車両が走行中にCRT表
示部32,33に映像が写し出されていた場合には、6
0秒タイマの計数動作が開始され、そのタイマに「60
秒」が計数されたか判定される(ステップS44)。こ
のステップS44の判定で、このタイマに「60秒」が
計数されていないと判定された場合には、タイマが歩進
される(ステップS45)。そして、タイマに「60
秒」が計数されるまで、CRT表示部32,33に映像
が写し出され続ける。
【0034】そして、タイマに「60秒」が計数される
とフラグDF に“0”が設定され、CRT表示部32,
33に表示されていた映像が消灯されると共に車両先端
表示器20の点滅動作が停止される(ステップS46,
S47)。そして、タイマがリセットされて(ステップ
S48)、図5のメインル−チンに戻る。
【0035】つまり、IGスイッチ19をオフさせて、
エンジンを停止させても以前にCRT表示部32,33
に映像が表示されていた場合には、60秒間だけその映
像を表示させ続けている。
【0036】ところで、上記ステップS41の判定で
「YES」と判定された場合には、フラグDF が“0”
であるか判定される(ステップS49)。このステップ
S49で「YES」と判定された場合には、フラグDF
に“1”が設定されると共に、CRT表示部32,33
に車両の右側面後方の映像及び車両の左側面後方の映像
が写し出される(ステップS50,S51)。フラグD
F は前述したステップS47に示すようにCRT表示部
32,33の映像が消灯されたときに“0”に設定され
ている。従って、CRT表示部32,33に何も表示さ
れていない状態で切替スイッチ19をオン(操作)する
と、まずCRT表示部32,33に車両の右側面後方の
映像及び車両の左側面後方の映像が写し出されることに
なる。
【0037】そして、タイマがリセットされて、タイマ
の計数動作が開始される(ステップS52)。その後、
ステップS41〜S43の処理を経て、ステップS43
において「NO」と判定され、タイマに「10秒」が計
時されたか判定される(ステップS53)。そして、タ
イマに「10秒」が計時されていなければ、タイマの計
数動作が行われる(ステップS54)。以下、ステップ
S41〜S43、S53、S54の処理が実行された
後、タイマに「10秒」が計数されると、ステップS5
3で「YES」と判定され、上述したステップS46乃
至S48の処理が行われて、CRT表示部32,33の
表示が消灯される。
【0038】ところで、タイマに「10秒」が計数され
る前に、切替スイッチ19をオンした場合には、ステッ
プS41で「YES」と判定され、ステップS49の判
定が行われる。フラグDF は“1”に設定されているの
で、ステップS49の判定では「NO」と判定され、さ
らにステップS55の判定で「YES」と判定され、フ
ラグDF に“2”が設定された後、CRT表示部32,
33に車両の先端部右側及び先端部左側の映像が写し出
されると共に、車両先端表示器20が点滅される(ステ
ップS56,S57)。以下、ステップS52でタイマ
がリセットされて、タイマの計数動作が開始される。そ
して、前述した動作と同様にして10秒間だけCRT表
示部32,33に車両の先端部右側及び先端部左側の映
像が写し出されると共に、車両先端表示器20が点滅さ
れる。
【0039】また、CRT表示部32,33に車両の先
端部右側及び先端部左側の映像が写し出されてから10
秒以内に切替スイッチ19が操作されると、ステップS
41で「YES、ステップS49で「NO」、ステップ
S55で「NO」と判定され、フラグDF に“0”が設
定された後、CRT表示部32,33に表示されていた
車両の先端部右側及び先端部左側の映像が消灯されると
共に、車両先端表示器20の点滅が終了される。
【0040】このように、IGスイッチ19がオフ状態
では、切替スイッチ19を操作する毎にCRT表示部3
2,33に表示されている映像は車両の右側面後方の映
像及び車両の左側面後方の映像、車両の先端部右側及び
先端部左側の映像、消灯と3つの表示状態を循環する。
さらに、IGスイッチ19がオフしたときに、切替スイ
ッチ19が操作されていなければ、それ以前にCRT表
示部32,33に車両の右側面後方の映像及び車両の左
側面後方の映像あるいは、車両の先端部右側及び先端部
左側の映像が写し出されていれば、60秒だけその映像
が引き続き表示される。
【0041】上記実施例では標識認識ユニット11,周
辺障害物認識ユニット12、車速センサ18等の運行状
態検出手段の検出信号に応じて自動的にCRT表示部3
2,33に表示する映像を切替えているので、切替スイ
ッチ17を操作することなく、必要な映像をCRT表示
部32,33に表示させることができ、しかもCRT表
示部32,33に車両の先端部右側及び先端部左側の映
像が写し出されている間、車両先端表示器20を自動的
に点滅させることができる。従って、CRT表示部3
2,33に車両の先端部右側及び先端部左側の映像が写
し出される運行状態(例えば、見通しの悪い交差点、一
時停止時)には車の周囲にいる通行人及び他の車両に自
車の存在を視認し易くすることができ、互いの存在が確
認しずらい状況下でも相互の安全確認を確実に取ること
ができる。さらに、CRT表示部32,33への表示及
び車両先端表示器20の点滅を自動的に行うようにした
ので、操作性を向上させることができる。
【0042】また、第1及び第2のフェンダカメラ1
4,15で車両の両側面後方の映像を撮るようにしたの
で、ドアミラ−を不要とすることができる。第1及び第
2のフェンダカメラ14,15はドアミラ−より小型に
することができるため、風切り音の低減を計ることがで
きる。
【0043】さらに、第1及び第2のフェンダカメラ1
4,15はドアミラ−より視野が広角度であるので、ド
ライバが変わることによりドアミラ−の角度を調整する
手間を省くことができる。
【0044】また、車両の両側面後方の映像及び車両の
先端部右左側の映像をインパネに設けたCRT表示部3
2,33で集中して監視できるようにしているので、映
像が切替わっても迅速に安全確認をすることができる。
【0045】なお、上記実施例は2つカメラで撮られた
2種類の映像の切替えを自動的に行うようにしたが、3
台以上のカメラで3種類以上の映像の切替えを自動的に
行うことも可能である。
【0046】さらに、上記実施例では車両先端表示器2
0の指向性は図3に示したが、図3に示した範囲に限定
するものではなく、少なくとも図3に示した空間から視
認できれば良い。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、車
両先端部を例えば見通しの悪い交差点等に突き出させて
先端部左右方向の安全確認を取っている間は車両先端部
に設けられ先端周囲に光を発する表示器を点滅させるよ
うにして通行人あるいは他の車から自車の存在を視認し
易くし、自車及び通行人あるいは他車相互間の安全確認
を確実に取ることができる車両用画像表示装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】車載カメラの設置場所を示すための車両の斜視
図。
【図3】車両先端表示器の指向性を示す図。
【図4】インパネに設けられたCRT表示部を示す図。
【図5】コントロ−ラの制御内容を示すフロ−チャ−
ト。
【図6】コントロ−ラの制御内容を示すフロ−チャ−
ト。
【図7】コントロ−ラの制御内容を示すフロ−チャ−
ト。
【符号の説明】
11…標識認識ユニット、12…周辺障害物認識ユニッ
ト、13…第1の先端カメラ、14…第2の先端カメ
ラ、15…第1のフェンダカメラ、16…第2のフェン
ダカメラ、17…切替スイッチ、18…車速センサ、1
9…IGスイッチ、20…車両先端表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 正 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 前村 高広 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−219135(JP,A) 実開 平2−78439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/00 B60Q 1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両先端部に設けられ先端周囲に光を発
    する表示器と、 この車両の側面後方の映像信号を出力する第1の撮像手
    段と、 車両の先端部左右方向の映像信号を出力する第2の撮像
    手段と、前記第1又は前記第2の撮像手段から出力 される映像信
    号を表示する表示手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 この車速検出手段の検出した車速が所定値以下である場
    合に上記第2の撮像手段から出力される映像信号を上記
    表示手段に出力するとともに上記表示器を点滅制御する
    制御手段とを具備したことを特徴とする車両用画像表示
    装置。
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