JPH10290293A - 電話呼出制御システム - Google Patents

電話呼出制御システム

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JPH10290293A
JPH10290293A JP9608497A JP9608497A JPH10290293A JP H10290293 A JPH10290293 A JP H10290293A JP 9608497 A JP9608497 A JP 9608497A JP 9608497 A JP9608497 A JP 9608497A JP H10290293 A JPH10290293 A JP H10290293A
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telephone
call
telephone set
telephone number
subscriber
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JP9608497A
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Muneyuki Watanabe
宗行 渡辺
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WATANABEGUMI KK
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WATANABEGUMI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩わしい電話のかけ直し操作を解消する。 【解決手段】 電話相手先の電話器4が例えば携帯電話
器やPHSなどの移動式電話器を内蔵して一体的に構成
されている場合、最寄りの基地局との距離が離れ過ぎて
いるなどで、電話相手先の電話器4内の携帯電話器に電
波が入らなかったりして相手を呼び出すことができない
場合に、制御部3は、記憶部1の情報対応テーブルに登
録されている電話相手先に関連した複数の電話番号か
ら、通話が不能であったその電話器4内の携帯電話器の
電話番号以外の、その位置で電波が入るその電話器4内
の例えばPHSの電話番号を、指定された優先順に取り
出して、その同一の電話相手が所有する各器種内蔵型の
電話器4に対して発信処理を行って呼出し制御をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式電話器、例
えば携帯電話器、PHS(パーソナル・ハンディホン・
システム)、ペイジャー、自動車電話器および無線器、
さらにはインターネット回線を用いた電話器などの呼出
しを制御する電話呼出制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線通信機器としてデジタル
・コードレス電話器であるPHSが注目されており、デ
ジタルの機能を活かした秘話機能や、音声通信だけでは
なくデータ通信などにも利用することができる。
【0003】このPHSは、1台の端末で家庭や会社な
どの屋内に加えて車中や屋外であっても無線によって公
衆用の基地局に接続することができると共に、この基地
局を介して、電話相手先のPHSなどの受信器を指定す
る電話番号を含む呼出し信号を複数の基地局を介して呼
出地域に送信し、その呼出地域内の電話相手先の受信器
に着信させることができる機能を有している。このPH
Sは、1台でその地域に相当する最寄りの基地局を介し
て家庭、会社などの屋内および屋外などの何処からでも
目的の電話相手に電話することができる。
【0004】また、移動式電話器の器種としては、この
PHSの他に、携帯電話器、ペイジャーおよび自動車電
話器などがあり、これらは電波受信範囲に差があること
から、これらを同一人が所有して同時に持ち歩くこと
で、地域によっては例えばPHSに電波が入りにくい場
合にPHSとは器種の異なる例えば携帯電話器を用いて
電話したりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、電話
器の器種によってその受信範囲に差があるため、電話相
手の所有する例えばPHSに電話しても、最寄りの基地
局との距離が離れ過ぎているなどでそのPHSに電波が
入らなかったり、そのPHSの電源が切られていたりし
て相手を呼び出すことができない場合があった。このよ
うな場合に、PHS以外に相手の所有する例えば携帯電
話器に対して、その携帯電話器の電話番号で電話をかけ
直したり、さらには、相手の所有する例えばペイジャー
に対して、そのペイジャーの電話番号で電話をかけ直し
たりして、その相手と何とか連絡をとっていたが、この
ように、何度も異なる器種の電話器に対して、異なる電
話番号で電話をかけ直して発信操作することは、その使
用者にとって大変煩わしいという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、使用者による煩わしい電話のかけ直し操作を解消し
て電話呼出制御をすることができる電話呼出制御システ
ムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電話呼出制御シ
ステムは、複数台の電話器のうち特定の電話器を指定す
る電話番号を含む呼出し信号に基づいて、特定の電話器
に着信させるように制御する電話呼出制御装置におい
て、電話加入者に関連した複数の電話番号を登録可能な
記憶部と、電話加入者に関連した特定の電話番号で通話
不能な場合に、記憶部から電話加入者に関連した別の電
話番号を取り出して発信処理させるように制御する制御
部とを有することを特徴とするものである。また、この
電話加入者に関連した特定の電話番号で通話不能な場合
とは、電話加入者に関連した特定の電話番号で着信でき
なかった場合や、着信応答があった場合にも通話待ち受
けモード以外の例えば留守番電話モードや拒否信号送信
モード時の応答があった場合、さらには通話中の場合で
あって、これらが所定時間内にあるかどうかまたは、こ
れらの場合に発信元の使用者が所定キーを操作すること
で上記かけ直し制御を遠隔操作で実行させるように構成
してもよい。さらに、この制御部は、電話加入者に関連
した特定の電話番号の発信に対する着信不能メッセージ
の送信に応答して、記憶部から電話加入者に関連した別
の電話番号を取り出して発信処理させるように制御する
構成としてもよい。
【0008】この構成により、電話回線ルートの接続を
制御している交換局や基地局などの管理側の記憶部にお
いて、電話加入者に関連した複数の電話番号を記憶させ
ておくだけで、電話相手先の電話番号で電話がかからな
い場合に、その記憶部からその電話相手先に関連した別
の電話番号を取り出して電話を自動的にかけることがで
きるので、従来の使用者による煩わしい電話のかけ直し
操作が解消されて、よりスピーディに電話相手を呼び出
すことが可能となる。
【0009】また、この電話呼出制御システムにおい
て、好ましくは、電話加入者に関連した複数の電話番号
は、各電話器の器種毎の各電話番号である。この場合、
より好ましくは、電話器の各器種が一体型で構成され、
電話加入者に関連した複数の電話番号は、その一体型で
構成された各器種毎の各電話番号である。
【0010】この構成により、各器種毎の複数の電話番
号が交換局または基地局側の記憶部に登録されていれ
ば、電波受信範囲が電話器種毎に差があっても、電話相
手先の電話番号で電話がかからない場合に、その記憶部
からその電話相手先に関連した別の器種の電話番号を取
り出して電話を自動的にかけ直すことができるので、従
来の使用者による煩わしい電話のかけ直し操作が解消さ
れて、よりスピーディに電話相手を呼び出すことが可能
となる。また、電話器の各器種が一体型で、それらの各
電話番号が一連の関連性を持って一度に登録または解約
ができるようになっていれば、交換局や基地局を含む管
理側の記憶部への一連の複数の電話番号の登録や管理が
より容易なものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電話呼出制御
システムの実施形態について図面を参照して説明する
が、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものでは
ない。
【0012】図1は本発明の一実施形態における電話呼
出制御システムの構成を示すブロック図である。
【0013】図1において、この電話呼出制御システム
は、電話加入者に関連した複数の電話番号を登録可能な
記憶部1と、電話発信元から所定電話番号の電話発信先
に電話が為された場合に、この記憶部1に記憶したその
所定電話番号に基づいて、電話発信元と電話発信先とを
回線接続する交換局の交換器2と、この交換器2で接続
した電話発信先からの応答がない場合に、その電話相手
先である電話加入者に関連した別の電話番号で発信処理
させるように制御する制御部3と、これらの電話発信元
や電話発信先となる複数台の電話器4と、この交換器2
に接続され、かつ各所定地域毎に配置されている、電話
器4からの無線信号の受信および、電話器4への無線信
号の送信を行う基地局の送受信器5とを有している。こ
れらの記憶部1および制御部3は、基地局や交換局に設
けられていればよく、交換局の交換器2よりも上流側に
配設されていればよい。ここでは、記憶部1および制御
部3は交換局に設けられている場合について説明する。
【0014】つまり、この記憶部1は、電話回線網の構
成やその電話回線網におけるルート選択の制御プログラ
ム、電話加入者毎の電話番号とその加入者線が収容され
ている端子位置の関係、さらにはその電話器の種類など
が登録されていると共に、電話加入者に関連した複数の
電話番号と、これらの電話番号に対するかけ直し制御を
優先順に行うための制御プログラムが登録されている。
この電話加入者毎の電話番号と、それに関連した複数の
電話番号、その加入者線が収容されている端子位置の関
係、さらにはその電話器の種類(器種)などを対応させ
て情報対応テーブルとして記憶されている。また、この
電話加入者に関連した複数の電話番号とは、例えば携帯
電話器、PHSおよびペイジャーの各器種毎の各電話番
号である。
【0015】また、交換器2は、電話加入者がダイヤル
するダイヤル数字情報である電話番号を記憶部1内の情
報対応テーブルから検索し、その検索した電話番号に基
づいて電話発信元から電話発信先に至る電話回線網内の
中継接続ルートを選択すると共に、選択された中継接続
ルート内の多数の電話回線の中から空き回線を一つ選択
して電話発信元と電話発信先を接続可能にする構成であ
る。
【0016】さらに、制御部3は、電話発信元と電話発
信先とをこの交換器2で、電話加入者がダイヤルする電
話番号に応じて電話回線ルートを接続させた後に、電話
加入者がダイヤルした電話番号で着信応答または通話応
答がない場合に、記憶部1から電話加入者に関連して登
録された別の関連電話番号を取り出し、その別の関連電
話番号に基づいて交換器2に対して電話発信元と電話発
信先を回線接続するように制御させると共に、電話発信
先を呼出しさせるように制御する構成である。また、制
御部3には、このかけ直し制御のために、所定時間を計
測するタイマ手段が配設されており、中継電話回線接続
後のタイマ手段による所定時間計測後に、着信応答また
は通話応答があるかどうかで、かけ直し制御を実行する
かどうかを判断する構成としている。
【0017】具体的には、例えば電話発信先の電話番号
が携帯電話器に対応している場合に、その携帯電話器に
電波が入らないときは、交換局や基地局などの管理側で
登録されている電話加入者の情報対応テーブル(関連電
話番号や中継接続ルートなど)を参照して、自動的に順
次、例えばPHSさらにペイジャーに中継接続ルートを
接続し、呼び出しを行わせるようになっている。また、
例えば携帯電話から電波を飛ばす電話発信元は、管理側
の記憶部1に事前に登録された、同一人の所有する携帯
電話、PHSさらにはペイジャーなどの器種の異なる電
話器のうち少なくとも2器種の電話番号を対応させて登
録しておき、電波が入らないとか電源が切られていると
きなど、呼び出す相手先の電話器4からの応答信号がな
い場合に、順次、電話番号登録順(優先順)に従って、
他の器種の電話器の電話番号に切り替えて発信するよう
になっている。これらの器種の異なる携帯電話器、PH
Sやペイジャーなどはそれぞれ、その発信局は異なる
が、交換局や各基地局などの管理側で各情報対応テーブ
ルがそれぞれ登録されていてもよく、この場合、登録さ
れた各情報対応テーブルの関連電話番号が互いに連携し
合えるように制御装置化されている。
【0018】また、この電話器4は、本実施形態では、
携帯電話器、PHSおよびペイジャーが内蔵された一体
式電話器であり、電源部、表示部および操作部(それぞ
れ図示せず)などは共用となっている。この電話器4の
表示部(図示せず)には、着信時に、着信した電話発信
先の携帯電話、PHSおよびペイジャーなどの電話器の
器種の区別を示す符号と、その電話番号を表示可能とな
っている。また、交換器2に接続された各地域毎の基地
局の送受信器5は、電話発信元の電話器4からの無線信
号を受信可能で、電話発信先の電話器4に無線信号を送
信可能である。
【0019】上記構成により、以下その動作を説明す
る。
【0020】図2は、図1の電話呼出制御システムの電
話呼出動作を示すフローチャートである。
【0021】図2に示すように、まず、電話相手先の電
話番号を電話発信元の使用者が電話器4にキー入力する
と、その入力された電話番号の電話相手先に対して発信
処理が行なわれる。この発信処理とは、電話発信先の電
話番号を含む制御信号をアンテナから最寄りの基地局の
送受信器5に無線で発信するように制御するものであ
る。その後、ステップS1で、基地局の送受信器5で受
信した電話発信元からの相手先電話番号を含む呼出し信
号が交換器2に入力され、交換器2は、相手先電話番号
に応じたデータを記憶部1内の情報対応テーブルから検
索し、その検索したデータに基づいて電話相手先の電話
器4に至る電話回線網内の中継接続ルートを選択すると
共に、その選択した中継接続ルート内の多数の電話回線
の中から空き回線を一つ選択して電話発信元の電話器4
と電話発信先の電話器4とを回線接続可能なように制御
する。
【0022】次に、ステップS2で電話発信先の電話器
4からの着信応答がその最寄りの送受信器5を介して所
定時間内にあるかどうかによって、または、着信応答が
あった場合にも通話待ち受けモード以外の例えば留守番
電話モードや拒否信号送信モード時の応答が所定時間内
にあるかどうかによって、電話発信先への電話番号を含
む制御信号が電話相手先の電話器4に対して通話可能か
どうかを判断する。
【0023】ここでは、通話不能な場合とは、例えば、
最寄りの基地局との距離が離れ過ぎているなどで電波が
入らず着信できなかったり、電源が切られていたりして
相手を呼び出すことができないような場合などであり、
電話相手先からの着信応答が所定時間内にない場合のこ
とであるが、これに加えて、着信したとしても、通話待
ち受けモードではない場合も含むものとする。この通話
待ち受けモードではない場合とは留守番電話モードや拒
否信号送信モードの場合などである。
【0024】このステップS2で所定時間が経過しても
電話相手先からの着信応答がない場合、または、着信応
答があっても留守番電話モードや拒否信号送信モード時
の応答が電話相手先からあった場合に、制御部3は、電
話相手先と通話ができないと判断して、ステップS3で
制御部3は、現在、通話不能と判断した電話発信先の電
話番号に関連して記憶部1内に登録されていた別の関連
電話番号を自動的に順次取り出して、その電話番号を含
む制御信号を交換器2に発信入力し、ステップS1と同
様に、その電話番号に基づいて交換器2に回線接続処理
を制御させる。
【0025】つまり、ステップS3で別の電話番号を含
む制御信号が自動的に交換器2に発信入力されると、交
換器2は、電話相手先に発信した電話番号に応じたデー
タを記憶部1内の情報対応テーブルから検索し、その検
索したデータに基づいて電話相手先の電話器4に至る電
話回線網内の中継接続ルートを選択すると共に、選択さ
れた中継接続ルート内の多数の電話回線の中から空き回
線を一つ選択して電話発信元の電話器4と電話相手先の
電話器4とを回線接続可能なように制御する。
【0026】このようにして、例えば、電話相手先の携
帯電話器の電話番号で電話して、その携帯電話器が着信
不能のときに、同じ電話相手が所有するPHSの電話番
号で電話し、さらにそのPHSの電話番号で着信不能の
ときに、同じ電話相手が所有するペイジャーの電話番号
で電話するように、その同じ電話相手に関連した各器種
毎に異なる電話番号を順次登録順の優先順位を付けて自
動的にかけ直すことができる。この電話番号をかけ直す
優先順位は、記憶部1への加入者に関連した電話番号登
録時に併せて入力できるようにしておけばよく、例えば
関連電話番号入力順に優先順位を持たせるようにするこ
ともできる。
【0027】その後は、上記と同様に、ステップS2
で、制御部3は、着信不能または通話不能であった電話
器4に内蔵された一の器種(例えば携帯電話器)の電話
番号以外の、同一の電話器4に内蔵された別の器種(例
えばPHS)の電話番号で発信処理を行って、電話相手
先に着信したかどうかなどの判断を行うことになる。ス
テップS2で制御部3が電話相手先からの着信応答がな
かったときには、電話相手先から着信応答があるまで、
または、登録した全ての電話番号を発信処理し終えるま
でステップS1〜S3の各処理を繰り返すことになる。
【0028】さらに、電話発信先の電話器4でその発信
した電話番号を検知すると、その着信信号を発呼者側に
発信することで着信応答を行うことができる。このステ
ップS2で制御部3が電話相手先からの着信応答があっ
たことを検知した場合には、上記かけ直し制御を停止さ
せることになる。電話相手先の電話器4の使用者が発呼
に気づいて、キー入力部の通話キーを操作することでス
テップS4の通話が始まる。
【0029】このステップS4の通話において、音声信
号を発信する送話の場合、使用者はマイクを介して音声
を入力すると、そのアナログ音声信号に制御データが付
加され最寄りの基地局の送受信器5に向けて発信するよ
うに制御される。また、音声信号を受信する受話の場合
には、上記送話の手順と逆行した手順となり、最終的に
スピーカを介してその受信音声が出力されることになっ
てお互いの通話が可能になる。
【0030】したがって、電話相手先の電話器4が例え
ば携帯電話器やPHSなどの移動式電話器を内蔵して一
体的に構成されている場合、最寄りの基地局との距離が
離れ過ぎているなどで、電話相手先の電話器4内の携帯
電話器に電波が入らなかったりして相手を呼び出すこと
ができない場合に、制御部3は、記憶部1の情報対応テ
ーブルに登録されている同一の電話相手先に関連した複
数の電話番号から、通話が不能であったその携帯電話器
の電話番号以外の、その位置で電波が入る電話器4内の
PHSの電話番号を、指定された優先順に取り出して、
その同一の電話相手が所有する各器種内蔵型の電話器4
に対して発信処理を行うように制御するため、従来の煩
わしい電話のかけ直し操作を容易に解消することができ
る。つまり、この場合に、電話相手先の携帯電話器の電
話番号を入力するだけで、その携帯電話器が着信不能な
どの場合に、同一の電話相手先に関連して登録された別
の器種であるPHSに自動的に電話をかけることができ
て、従来の煩わしい電話のかけ直し操作を容易に解消す
ることができる。
【0031】また、電話器4内には各器種の携帯電話器
やPHSなどが一体的に内蔵されているため、それらの
各電話番号が一連の関連性を持って一度に登録または解
約ができ、交換局や基地局を含む管理側の記憶部への一
連の複数の電話番号の登録や管理がより容易なものとな
る。
【0032】なお、本実施形態では、電話相手先の電話
番号で着信応答がない場合や、この着信応答があっても
通話待ち受けモードではない場合、例えば留守番電話モ
ードや拒否信号送信モードの場合に、交換局において、
電話相手先に関連した別の電話番号を取り出して発信処
理するようにしたが、これに加えて、通話中の場合にも
スピーディに相手と通話することができないのであるか
ら、通話中であることを示す通話応答があった場合に
も、電話相手先に関連した次の電話番号を取り出して発
信処理するようにしてもよい。この場合、相手の通話中
に、別に保持している電話器かまたは、内蔵されている
電話器4内の別の器種を発呼させることで相手に知らせ
て相手の会話に割り込むことが可能となって、緊急時な
どスピーディに相手と通話することができる。
【0033】また、本実施形態では、電話器4として、
携帯電話器、PHSおよびペイジャーを一体的に構成し
たが、これに限らず、携帯電話器、PHS、ペイジャ
ー、自動車電話器および無線器、さらにはインターネッ
ト回線を用いた電話器のうち少なくとも2器種の電話器
を一体的に構成していてもよい。この場合、情報対応テ
ーブルに記憶させる、電話加入者に関連した複数の電話
番号は、一体的に構成した少なくとも2器種の電話器に
対応した電話番号である。
【0034】さらに、本実施形態では、記憶部1および
制御部3のかけ直し機能を有するかけ直し制御手段を交
換局に設けたが、これ以外の電話回線ルートの途中、つ
まり、送受信器5を備えた各基地局などにそれぞれ、上
記記憶部1および制御部3からなるかけ直し機能を有す
るかけ直し制御手段を設けてもよい。この場合にも、発
信電話番号で通話不能な場合に、記憶部から、同一の電
話相手先の発信電話番号に関連した別の電話番号を取り
出して発信処理させるものである。
【0035】さらに、本実施形態では、電話発信先の携
帯電話器やPHSでは、電話相手先からの着信応答が所
定時間内にない場合に電話かけ直し制御を実行するよう
に構成したが、電話相手先からの着信応答が所定時間内
にない場合に、「電源が切られている」「受信できない
場所にいる」などのメッセージが電話発信元の電話器4
に送信されてくるが、交換局や各基地局などの管理側に
おいて、制御部3が、このメッセージに応答して次の優
先順位の電話番号を記憶部1から取り出して、その取り
出した電話番号で電話をかけ直すように制御する構成と
してもよい。この場合の所定時間とは、電話をかけてか
ら上記メッセージが出力されるまでの通常の所定時間で
ある。
【0036】さらに、本実施形態では、この電話加入者
に関連した特定の電話番号で所定時間内に通話ができな
い場合に、制御部3は、次の優先順位の電話番号を記憶
部1から取り出し、その取り出した電話番号で電話をか
け直すように制御する構成としたが、電話発信元の使用
者が、通話ができないと自ら判断した場合に所定のキー
操作で管理側の制御部3を遠隔操作して上記かけ直し制
御を実行させるように構成してもよい。
【0037】さらには、本実施形態では、最終的に電話
発信先の例えばペイジャーの電話番号の発信に移行した
場合、電話発信先のペイジャーは応答信号が出力されな
いので、番号メッセージ(例えば発呼者の電話番号とシ
ャープキー押下)が送信されたかどうかを知ることがで
きない。このため、携帯電話器さらにPHSに対して共
に着信されず、次のペイジャーに呼出し制御がかかって
きた場合に、番号メッセージに代えて、または番号メッ
セージと共に、または他のキーを利用して、交換局や各
基地局の管理側に伝言サービス機能を設け、これを用い
て管理側に伝言を登録するように指示し、管理側がこれ
を受け付けるように制御装置化されていてもよい。この
伝言サービスの言葉メッセージは、後に、携帯電話器ま
たはPHSで、電話器の表示部にある種のメッセージマ
ークを表示させて、または、使用者がキー操作すること
で聴くことができるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電話回線
途中の管理側の記憶部に電話相手先に関連した複数の電
話番号を登録しておくだけで、電話相手先の電話番号で
電話がかからないような場合に、その記憶部の電話相手
先に関連した別の電話番号を自動的に取り出して電話を
かけることができるため、従来行っていた煩わしい電話
のかけ直し操作を容易に解消することができる。
【0039】また、電話器内には各器種の携帯電話器や
PHSなどが一体的に内蔵されているため、それらの各
電話番号が一連の関連性を持って一度に登録または解約
ができ、交換局や基地局を含む管理側の記憶部への一連
の複数の電話番号の登録や管理をより容易なものにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における電話呼出制御シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電話呼出制御システムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 記憶部 2 交換器 3 制御部 4 電話器 5 送受信器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の電話器のうち特定の電話器を指
    定する電話番号を含む呼出し信号によって、前記特定の
    電話器に着信させるように制御する電話呼出制御システ
    ムにおいて、 電話加入者に関連した複数の電話番号を登録可能な記憶
    部と、 電話加入者に関連した特定の電話番号で通話不能な場合
    に、前記記憶部から前記電話加入者に関連した別の電話
    番号を取り出して発信処理させるように制御する制御部
    とを有することを特徴とする電話呼出制御システム。
  2. 【請求項2】 複数台の電話器のうち特定の電話器を指
    定する電話番号を含む呼出し信号によって、前記特定の
    電話器に着信させるように制御する電話呼出制御システ
    ムにおいて、 電話加入者に関連した複数の電話番号を登録可能な記憶
    部と、 電話加入者に関連した特定の電話番号で着信できなかっ
    た場合に、前記記憶部から前記電話加入者に関連した別
    の電話番号を取り出して発信処理させるように制御する
    制御部とを有することを特徴とする電話呼出制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記電話器はその各器種が一体的に内蔵
    され、前記電話加入者に関連した複数の電話番号は、そ
    の一体的に内蔵された各器種毎の各電話番号であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電話呼出制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、電話加入者に関連した特
    定の電話番号の発信に対する着信不能メッセージの送信
    に応答して、前記記憶部から前記電話加入者に関連した
    別の電話番号を取り出して発信処理させるように制御す
    ることを特徴とする請求項2または3に記載の電話呼出
    制御システム。
JP9608497A 1997-04-14 1997-04-14 電話呼出制御システム Withdrawn JPH10290293A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072488A1 (ja) * 2006-12-13 2008-06-19 Sharp Kabushiki Kaisha 通信制御装置、方法、及び通信端末

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072488A1 (ja) * 2006-12-13 2008-06-19 Sharp Kabushiki Kaisha 通信制御装置、方法、及び通信端末
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