JP3225778B2 - 公専接続方式 - Google Patents

公専接続方式

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JP3225778B2
JP3225778B2 JP07412795A JP7412795A JP3225778B2 JP 3225778 B2 JP3225778 B2 JP 3225778B2 JP 07412795 A JP07412795 A JP 07412795A JP 7412795 A JP7412795 A JP 7412795A JP 3225778 B2 JP3225778 B2 JP 3225778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公衆網及び私設網におけ
る携帯端末の公専接続方式に関するものである。
【0002】ここで「公専接続」とは公衆網と私設網を
接続して通信を行うものであり、最大の利用形態は電話
であるが、電話に限らずデータ通信、FAX通信など画像
情報及びディジタル情報についても利用することができ
る。
【0003】
【従来の技術】従来の構内交換機(以下PBXと呼ぶ)
と専用線等からなる私設網と、公衆網を接続する公専接
続として、例えば「日経コミュニケーション」1990.11.
19 P.53〜P.55に記載されている。これについて図20
を用いて説明を行う。図20は国際専用線を用いて、日
本と米国間で公専公接続を行うときの構成を示した図で
ある。私設網34にはPBX31とPBX32が存在
し、国際専用線33で結ばれている。また端末37、端
末38はそれぞれの国の公衆網に接続していて、公衆網
35はPBX31と公衆網36はPBX32と接続され
ている。ここでは図20において、日本側の端末37か
らプッシュボタンの操作で、国際専用線に直接つながる
PBX31を呼び出し、米国の相手先端末38につなぐ
ケースを想定している。 以下の(1)から(5)は、
接続時の端末37の操作を示している。(1)日本側P
BX31の加入者番号を押す。(2)ID、認証番号で公
専公接続の有資格者であることを確認。(3)米国コー
ド、エリアコード、着信先加入者番号を追加ダイヤル。
(4)着信先があらかじめ公専公接続の利用者として登
録されているか確認。(5)米国の電話業者経由で相手
である端末38を呼び出す。以上の(1)から(5)の
操作で公専接続を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】私設網間と公衆網を接
続するため、私設網の加入者は、関門局のPBXを呼び
出すためのダイヤルをしてから、被呼者の電話番号を追
加してダイヤルする必要があり、ダイヤルする桁数が多
く操作性に難があり、誤操作の可能性が高くなること
と、関門局のPBXを呼び出すための電話番号を知らな
ければ発信出来ないという課題があった。また、私設網
の内線端末と公衆網の固定端末との通話料金は被呼者の
電話番号から求まるが、携帯端末は移動するため電話番
号から通話料金が求まらないため、私設網の内線端末と
公衆網の携帯端末と接続する場合、私設網と公衆網を組
み合わせたルートで公衆網での通話料金が安いル−トを
選ぶことができなかった。
【0005】本発明の第一の目的は、携帯端末の加入者
が携帯端末の被呼者番号をダイヤルすることにより、携
帯端末から公衆網の通話料金が安いル−トを選んで私設
網の加入者に接続でき、携帯端末が移動しても安いル−
トを選べるようにする。
【0006】第二の目的は私設網の加入者から被呼者番
号をダイヤルすることにより、公衆網の通話料金が安い
ル−トを選んで携帯端末に接続でき、携帯端末が移動し
ても安いル−トを選べるようにする。
【0007】第三の目的は携帯端末から公衆網の端末を
呼び出すとき、私設網経由で接続する場合と公衆網のみ
で接続する場合の公衆網の通信費を比較し、費用の少な
いル−トを選んで接続できるようにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の発明に係わる公専
接続方式は、移動体通信網内の携帯端末から公衆網を経
由し、私設網内の構内交換機(PBX)に接続された内
線端末へ通信接続する公専接続方式において、上記携帯
端末は公専接続する上で必要なデータを記憶するデータ
記憶部と機能を統括する制御部を備え、上記制御部は、
上記データ記憶部に、上記移動体通信網内の基地局から
上記私設網内のPBXへのルートの中で上記公衆網の廉
価なルートを示した基地局・PBX対応表を記憶すると
共に、上記PBXの局番とそのPBXの追加ダイヤル受
信器に割り当てられた電話番号の対応を示す追加ダイヤ
ル受信器電話番号リストを記憶し、上記携帯端末から上
記内線端末へダイヤルされた場合、上記携帯端末の制御
部は、上記携帯端末が現在位置しているゾーンの基地局
と、上記基地局・PBX対応表に基づき公衆網の廉価な
第一のPBXを決定し、上記追加ダイヤル受信器電話番
号リストに基づき上記決定された第一のPBXの追加ダ
イヤル受信器電話番号を自動発信することにより、上記
第一のPBXの追加ダイヤル受信器との通話路を設定し
てから上記内線端末への被呼者番号を送信し、上記第一
のPBXの追加ダイヤル受信器は上記被呼者番号を受信
し、上記第一のPBXは上記被呼者を収容する第二のP
BXに発信し、上記第二のPBXは上記被呼者番号の内
線端末を呼び出すものである。
【0009】第二の発明に係わる公専接続方式は、移動
体通信網内の携帯端末から複数の構内交換機(PBX)
が接続された私設網を経由し、公衆網内の端末へ通信接
続する公専接続方式において、上記携帯端末は公専接続
する上で必要なデ−タを記憶するデータ記憶部と機能を
統括する制御部を備え、上記データ記憶部に、上記移動
体通信網内の基地局から上記端末までの上記公衆網のみ
を経由した通信料金、上記基地局から上記私設網内の第
一のPBXまでの上記公衆網の通信料金及び上記私設網
内の第二のPBXから上記端末までの上記公衆網の通信
料金を記憶し、上記携帯端末から上記端末へダイヤルさ
れた場合、上記携帯端末の制御部は、携帯端末の現在位
置するゾーンの基地局と、上記デ−タ記憶部に記憶され
た通信料金に基づき、上記携帯端末から上記端末までの
通信料金の安い通信経路を決定するものである。
【0010】第三の発明に係わる公専接続方式は、複数
の構内交換機(PBX)が接続された私設網内の第一の
PBXに接続された内線端末から、公衆網を経由し移動
体通信網内の携帯端末へ通信接続する公専接続方式にお
いて、上記第一のPBXは、上記携帯端末が現在位置し
ているゾ−ンの基地局を登録しておくと共に、上記基地
局と上記内線端末を接続する経路のうち上記公衆網の通
信料金の廉価な経路を示した基地局・PBX対応表を記
憶しておき、上記内線端末から上記携帯端末へダイヤル
された場合、上記第一のPBXは、上記ダイヤルされた
携帯端末が現在位置しているゾ−ンの基地局を検索し、
上記基地局・PBX対応表に基づき第二のPBXを決定
し、上記第二のPBXを経由して上記携帯端末への通話
路を設定するものである。
【0011】
【作用】第一の発明においては、移動体通信網内の携帯
端末から公衆網を経由し、私設網内の構内交換機(PB
X)に接続された内線端末へ通信接続する公専接続方式
において、上記携帯端末は公専接続する上で必要なデー
タを記憶するデータ記憶部と機能を統括する制御部を備
え、上記制御部は、上記データ記憶部に、上記移動体通
信網内の基地局から上記私設網内のPBXへのルートの
中で上記公衆網の廉価なルートを示した基地局・PBX
対応表を記憶すると共に、上記PBXの局番とそのPB
Xの追加ダイヤル受信器に割り当てられた電話番号の対
応を示す追加ダイヤル受信器電話番号リストを記憶し、
上記携帯端末から上記内線端末へダイヤルされた場合、
上記携帯端末の制御部は、上記携帯端末が現在位置して
いるゾーンの基地局と、上記基地局・PBX対応表に基
づき公衆網の廉価な第一のPBXを決定し、上記追加ダ
イヤル受信器電話番号リストに基づき上記決定された第
一のPBXの追加ダイヤル受信器電話番号を自動発信す
ることにより、上記第一のPBXの追加ダイヤル受信器
との通話路を設定してから上記内線端末への被呼者番号
を送信し、上記第一のPBXの追加ダイヤル受信器は上
記被呼者番号を受信し、上記第一のPBXは上記被呼者
を収容する第二のPBXに発信し、上記第二のPBXは
上記被呼者番号の内線端末を呼び出す。
【0012】第二の発明においては、移動体通信網内の
携帯端末から複数の構内交換機(PBX)が接続された
私設網を経由し、公衆網内の端末へ通信接続する公専接
続方式において、上記携帯端末は公専接続する上で必要
なデ−タを記憶するデータ記憶部と機能を統括する制御
部を備え、上記データ記憶部に、上記移動体通信網内の
基地局から上記端末までの上記公衆網のみを経由した通
信料金、上記基地局から上記私設網内の第一のPBXま
での上記公衆網の通信料金及び上記私設網内の第二のP
BXから上記端末までの上記公衆網の通信料金を記憶
し、上記携帯端末から上記端末へダイヤルされた場合、
上記携帯端末の制御部は、携帯端末の現在位置するゾー
ンの基地局と、上記デ−タ記憶部に記憶された通信料金
に基づき、上記携帯端末から上記端末までの通信料金の
安い通信経路を決定する。
【0013】第三の発明においては、複数の構内交換機
(PBX)が接続された私設網内の第一のPBXに接続
された内線端末から、公衆網を経由し移動体通信網内の
携帯端末へ通信接続する公専接続方式において、上記第
一のPBXは、上記携帯端末が現在位置しているゾ−ン
の基地局を登録しておくと共に、上記基地局と上記内線
端末を接続する経路のうち上記公衆網の通信料金の廉価
な経路を示した基地局・PBX対応表を記憶しておき、
上記内線端末から上記携帯端末へダイヤルされた場合、
上記第一のPBXは、上記ダイヤルされた携帯端末が現
在位置しているゾ−ンの基地局を検索し、上記基地局・
PBX対応表に基づき第二のPBXを決定し、上記第二
のPBXを経由して上記携帯端末への通話路を設定す
る。
【0014】
【実施例】
実施例1.本実施例は、携帯端末から複数ルートのうち
廉価な公衆網のル−トを選んで、私設網の加入者を呼び
出すものである。図1は本発明に係る携帯端末の構成図
である。図1において、1は制御部であり携帯端末のそ
れぞれの機能を統括しCPU等から構成されている。2
はメモリやディスクなどから構成されるデータ記憶部で
あり、公専接続する上で必要なデータを記憶する。3は
キーボード等からなるデータ入出力部であり、4はPB
(Push Button)送信部、5は情報を表示するディスプ
レイ、6は音声情報の入出力を司る部分であり、スピー
カやマイク等から構成される送受話器である。
【0015】7はA/D変換部、8はコーダとエンコー
ダからなる音声CODEC、9は多重化部で、PB送信
部4や音声CODEC8の情報と制御部1から来る制御
チャネルの情報を多重したり、また逆に分離する。10
は送受信部、11はアンテナである。例えば、データ入
出力部3で入力した追加ダイヤルは、制御部1、PB送
信部4、A/D変換器7、音声CODEC8、多重化部
9、送受信部10およびアンテナ11を通って基地局に
送信される。
【0016】図2は本発明の一実施例に係る公専接続の
通信網構成図である。図2において、12、13、14
は構内交換機(PBX)、15は専用線、16は計算機、
17はデータベースで、計算機16及び携帯端末24に
関する情報を記憶する。18は私設網、19は公衆網、
21は移動体通信網、22、23は基地局、24は移動
可能な携帯端末、25は内線端末である。ここでPBX1
2〜PBX14はそれぞれ相互に専用線15で接続されて
いる。PBX14と計算機16は伝送路で接続され、計算
機16とデータベース17も伝送路で接続され通信を行
うことが可能である。移動体通信網21は基地局22と
基地局23を収容している。
【0017】図3は追加ダイヤル受信器電話番号リスト
で、PBX12、13、14の局番と、そのPBXに収
容されている追加ダイヤル受信器に割り当てた電話番号
表を示したものである。例えば、PBX12に収容され
ている追加ダイヤル受信器は電話番号(71+111
1)が割り当てられており、発端末から(71+111
1)をダイヤルすることにより、発呼者とPBX12の
追加ダイヤル受信器が接続され、以後発呼者からのPB
ダイヤルを追加ダイヤル受信器が受信することができ
る。この追加ダイヤル受信器電話番号リストを各携帯端
末に記憶しておく。
【0018】図4は公衆網の携帯端末から私設網の加入
者を呼び出す場合複数ルートのうち、最も廉価なルート
を選ぶための基地局・PBX対応表である。この表は基
地局の一斉呼出エリア番号と私設網内のPBX局番を対
にして記憶するもので、例えば、図4において、携帯端
末24が一斉呼出エリア番号(10)の基地局の無線ゾ
ーン内におり、私設網18に対して公専接続する場合、
携帯端末24が私設網内のPBX局番(71)を指定し
て発信すると通信料金が安価であることを示している。
ユーザは被呼者が私設網内のどこに居るか関係なく、携
帯端末から私設網に接続できるルートで最も安価なルー
トを選び、そのルートに対応する基地局の一斉呼出エリ
ア番号と私設網内のPBX局番を対にして図4の基地局
・PBX対応表に記憶しておく。
【0019】次に、図5と図6を用いて、図2の通信網
構成で、携帯端末24からPBX14に接続されている
内線端末25に発信する場合について動作説明を行う。
図5は携帯端末24が基地局22の無線ゾーン内から発
信し、内線端末25に公専接続して通信する例を、図6
は携帯端末24が基地局22から基地局23の無線ゾー
ンに移動し、再び内線端末25に公専接続して通信する
例を示す。携帯端末24は基地局22の無線ゾーンにい
て、基地局から定期的に送られてくる一斉呼出エリア番
号(10)を受信しているものとする。図5において、
ステップ100で発信者は内線端末25を呼び出すため
携帯端末24に被呼者番号(73+1234)をダイヤ
ルする。
【0020】この時、携帯端末24の制御部1は基地局
22の一斉呼出エリア番号が(10)であることから、
図4の基地局・PBX対応表より最も廉価なルートであ
る一斉呼出エリア番号(10)と対のPBX局番(7
1)を得る。また、図3の追加ダイヤル受信器電話番号
リストよりPBX局番71に対応する追加ダイヤル受信
器の電話番号(71+1111)を得る。ステップ10
1では携帯端末24の制御部1は(71+1111)を
送出させ、基地局22、移動体通信網21、第一公衆網
19を経てPBX12に発信する。ステップ102では
PBX12が携帯端末24に応答を返し、通話路を接続
する。そして、ステップ103で携帯端末24とPBX
12の追加ダイヤル受信器間の通話回線が接続され通信
中になる。
【0021】ステップ104で携帯端末24は発呼者が
ダイヤルした被呼者番号(73+1234)で自動発信
する。即ち、携帯端末24の制御部1はPB送出部4に
PB信号で(73+1234)を送出するよう指示す
る。ステップ105では携帯端末24のPB送出部4は
追加ダイヤルとして(73+1234)をPBX12に
送信する。ステップ106ではPBX12は追加ダイヤ
ル受信器が受信した(73+1234)より局番73の
PBX14に発信する。ステップ107ではPBX14
が内線端末25を呼び出す。ステップ108で内線端末
25はPBX14に応答を返し、ステップ109ではP
BX14からPBX12に応答を返す。そしてステップ
110においてPBX12が通話路を接続し、携帯端末
24と内線端末25は通信中となる。そして通話が終わ
ればステップ111で内線端末25から切断をおくり通
話回線が解放される。
【0022】次に、携帯端末24が基地局23の無線ゾ
ーンに移動し、基地局から定期的に送られてくる一斉呼
出エリア番号(20)を携帯端末24は受信しているも
のとし、再び携帯端末24が内線端末25に発信する場
合について以下図6を用いて説明する。図6において、
ステップ112で発信者は内線端末25を呼び出すため
携帯端末24に被呼者番号(73+1234)をダイヤ
ルする。この時、携帯端末24の制御部1は基地局23
の一斉呼出エリア番号が(20)であるので、図4の基
地局・PBX対応表より最も廉価なルートである一斉呼
出エリア番号(20)と対のPBX局番(72)を得
る。また、図3の追加ダイヤル受信器電話番号リストよ
りPBX局番(72)に対応する追加ダイヤル受信器の
電話番号(72+1111)を得る。ステップ113で
は携帯端末24の制御部1は(72+1111)を送出
させ、基地局23、移動体通信網21、第一公衆網19
を経てPBX13に発信する。ステップ114ではPB
X13が携帯端末24に応答を返し、通話路を接続す
る。
【0023】そして、ステップ115で携帯端末24と
PBX13の追加ダイヤル受信器間の通信回線が接続さ
れ通信中になる。ステップ116で携帯端末24は発呼
者がダイヤルした被呼者番号(73+1234)で自動
発信する。即ち、携帯端末24の制御部1はPB送出部
4にPB信号で(73+1234)を送出するよう指示
する。ステップ117では携帯端末24のPB送出部4
は追加ダイヤルとして(73+1234)をPBX13
に送信する。ステップ118ではPBX13は追加ダイ
ヤル受信器が受信した(73+1234)より局番73
のPBX14に発信する。ステップ119ではPBX1
4が内線端末25を呼び出す。ステップ120で内線端
末25はPBX14に応答を返し、ステップ121では
PBX14からPBX13に応答を返す。そしてステッ
プ122において、PBX13が通話路を接続し携帯端
末24と内線端末25は通信中となる。そして通話が終
わればステップ123で内線端末25から切断をおくり
通話回線が解放される。
【0024】上記例では、公専接続時に追加ダイヤルを
通話路信号方式で、即ち一度私設網内のPBXに接続し
てから通話回線で被呼者番号を追加ダイヤルで送ってい
たが、私設網18、第一公衆網19、移動体通信網21
の全てが共通線信号方式の網であれば、ステップ101
やステップ113の発信時のサブアドレスに被呼者番号
を設定し共通線信号方式で送ってもよい。
【0025】以上、携帯端末24が私設網内の内線端末
25を呼び出すとき、基地局の無線ゾ−ンから受信して
得た一斉呼出エリア番号をもとに、予め登録しておいた
公衆網通信料金が最も安いPBXを求めて私設網18の
内線端末25に発信するので、私設網18の専用線を有
効利用でき、通信費を節減できる。また、携帯端末24
が移動しても基地局の無線ゾ−ンから移動先の一斉呼出
エリア番号を得て、同様に安いル−トで発信できる。ま
た、携帯端末24のユ−ザは被呼者電話番号をダイヤル
するだけで、追加ダイヤル受信器の電話番号や安価なル
ートを選ぶためのダイヤルをする必要がなく操作が簡単
である。
【0026】実施例2.本実施例は、携帯端末が異なる
通信事業者の公衆網を含め最も廉価なルートを選んで、
私設網に接続するものである。図7は本発明の一実施例
に係る公専接続の通信網構成図である。本構成は図2に
第2公衆網20を加えたものである。図8は携帯端末2
4が基地局22の無線ゾーン内にいる場合、内線端末2
5に公専接続して通信を行った後、切断するまでのシー
ケンスを表したものである。図9は公衆網の携帯端末か
ら私設網の加入者を呼び出す場合、異なる通信事業者の
公衆網を含め最も廉価なルートを選ぶための基地局・P
BX・公衆網対応表で、図4の基地局・PBX対応表に
公衆網を付加したものである。
【0027】この表は基地局の一斉呼出エリア番号、私
設網内のPBX局番および公衆網番号を対にして記憶す
るもので、例えば図9において、携帯端末24が一斉呼
出エリア番号(10)の基地局の無線ゾーン内にいて、
私設網18に対して公専接続する場合、携帯端末24が
私設網内のPBX局番(71)を指定し、さらに(00
77)を付加して発信すると通信料金が安価であること
を示している。また、携帯端末24が一斉呼出エリア番
号(20)の基地局の無線ゾーン内にいて、私設網18
に対して公専接続する場合、携帯端末24が私設網内の
PBX局番(72)を指定し、公衆網番号を付加せず発
信すると通信料金が安価であることを示している。ユー
ザは被呼者が私設網内のどこに居るか関係なく、携帯端
末から公衆網経由私設網に接続できるルートで最も安価
なルートを選び、そのルートに対応する基地局の一斉呼
出エリア番号と私設網内のPBX局番および公衆網番号
を対にして図9の基地局・PBX対応表に登録してお
く。
【0028】実施例1では携帯端末24とPBX12を
接続する際に公衆網が1つだけとしたが、NTT、第二
電電など複数の通信事業者が運営する公衆網があり、通
信料金が異なることがある。そこで、図7の携帯端末2
4からPBX14に接続されている内線端末25に発信
するときに、複数の公衆網ル−トがある場合について、
通信料金の安い公衆網を選んで発信する例を図8を用い
て説明する。図8で携帯端末24は基地局22の無線ゾ
ーン内におり、内線端末25を呼び出すものとする。ま
た、携帯端末24は基地局から定期的に送られてくる一
斉呼出エリア番号を受信でき、現在は一斉呼出エリア番
号が10であることを知っているものとする。
【0029】ステップ200で、発信者は携帯端末24
に内線端末25の被呼者番号(73+1234)をダイ
ヤルする。そして、図9の基地局・PBX・公衆網対応
表より一斉呼出エリア番号(10)という条件から、私
設網18に公専接続するときの最も廉価なルート選択す
るには、PBXのPBX局番が(71)であることと、
使用公衆網番号が(0077)であることを制御部1は
得る。ここで、データ記憶部2にある図3の追加ダイヤ
ル受信器電話番号リストより、PBX局番が(71)と
いう条件から追加ダイヤル受信器の電話番号が(71+
1111)であることを制御部1は得る。ステップ20
1では携帯端末24の制御部1は(0077+71+1
111)を送出させ、基地局22、移動体通信網21、
第一公衆網19、第二公衆網20、第一公衆網19を経
てPBX12に発信する。ステップ202ではPBX1
2が携帯端末24に応答を返し、ステップ203に示す
ように携帯端末24とPBX12の追加ダイヤル受信器
間の通話回線が接続され通信中になる。
【0030】ステップ204では発呼者がダイヤルして
おいた被呼者番号(73+1234)で自動発信する。
以下、実施例1の図6と同じで説明を省略する。以上の
様にして複数の通信事業者の公衆網を含め、最も廉価な
ルートを選んで通信できるので、通信費が節減できる。
【0031】実施例3.本実施例は携帯端末が公衆網に
いる端末を呼び出すとき、私設網経由で接続する場合と
公衆網のみで接続する場合の通信費を比較し、費用の少
ないル−トを選ぶものである。図10は携帯端末24が
公衆網にいる端末26を呼び出す時の通話回線設定方法
を示したもので、28は携帯端末24とPBX12間の
通話回線、29はPBX12とPBX13間の通話回
線、30はPBX13と端末26間の通話回線、27は
公衆網だけを使用し公専接続しない携帯端末24と端末
26間の通話回線である。他は図2と同じで説明を省略
する。
【0032】図11は一斉呼出エリア番号に対応するの
基地局の無線ゾーンから端末26までの通話料金表であ
る。一斉呼出エリア番号を持つ基地局から端末26に公
専接続しないで、公衆網のみで接続した時の料金で、図
11には一斉呼出エリア番号(10)〜(30)の基地
局の無線ゾーンから端末26に接続したときの例を示
す。この表は携帯端末24のデータ記憶部2に記憶され
ており、予めユ−ザが被呼者対応に通話料金を登録して
おく。
【0033】図12は一斉呼出エリア番号に対応する基
地局の無線ゾーンから私設網まで最廉価ル−トを選んで
接続したときの通話料金表である。図12には一斉呼出
エリア番号(10)〜(30)の基地局の無線ゾーンか
ら私設網までの例を示す。この表は携帯端末24のデー
タ記憶部2に記憶されており、予めユ−ザが通話料金を
登録しておく。
【0034】図13は私設網18から公衆網の端末に接
続したときの公衆網の通話料金表である。図は私設網1
8から被呼者番号(5678)つまり端末26に接続し
たときの通話料金の例を示す。この表は携帯端末24の
データ記憶部2に記憶されており、予めユ−ザが通話料
金を登録しておく。図14は携帯端末24と端末26を
接続する時に図10の2通りの通話回線設定方法のどち
らを選択するか、選択方法についてのフローチャートで
ある。
【0035】図14を用いて、図10の携帯端末24か
ら端末26に発信する場合の動作を説明する。ただし、
予め、基地局から定期的に送られてくる一斉呼出エリア
番号(10)を携帯端末24は受信しているものとす
る。図14のステップ300で発信者は携帯端末24に
端末26の被呼者番号(5678)をダイヤルする。そ
して、ステップ301で制御部1はデータ記憶部2の図
11より一斉呼出エリア番号が(10)という条件より
通話路27の通話料金が300であることを得る。次に
ステップ302で制御部1はデータ記憶部2の図12よ
り、一斉呼出エリア番号が(10)という条件から通話
路28の通話料金が60であることを得、図13より被
呼者番号が(5678)という条件から通話路30の通
話料金が60であることを得る。
【0036】ステップ303では通話路28と通話路3
0の通話料金の和を計算すると120になる。この通話
料金の和と通話路27の通話料金を比較すると、通話路
28と通話路30の通話料金の和の方が安いことが分か
る。ステップ304では通話路28と通話路30の通話
料金の和の方が安いのでステップ305の処理に進む。
ステップ305では公専接続を行う。本実施例ではステ
ップ304で条件がYESであったが、NOである場合
はステップ306に処理が進み、公専接続しないで公衆
網のみの接続を行う。
【0037】このように公専公接続したときの公衆網料
金の和である通話路28と通話路30の単位時間当たり
の通話料金の和と、公衆網のみの通話路27の単位時間
当たりの通話料金と、を比較し、通話路28と通話路3
0の単位時間当たりの通話料金の和の方が安いときに公
専接続を行うことにより、公衆網の通話料金を安くして
接続を行うことが出来る。また、携帯端末のユ−ザは被
呼者電話番号をダイヤルするだけで、追加ダイヤル受信
器の電話番号や安価なルートを選ぶためのダイヤルをす
る必要がなく操作が簡単である。
【0038】実施例4.本実施例は私設網内の内線端末
から廉価なルートを選んで携帯端末を呼び出そうとする
ものである。図15、図16はデータベース17に記憶
している携帯端末位置情報で、携帯端末番号対応にその
携帯端末が位置する基地局の一斉呼出エリア番号を記憶
する。図15は携帯端末24が一斉呼出エリア番号10
の基地局無線ゾーンいたときの位置情報を示し、図16
は携帯端末24が一斉呼出エリア番号20の基地局無線
ゾーンに移動したときの位置情報を示す。
【0039】図17は私設網内のPBX局番と基地局の
一斉呼出エリア番号を対にして記憶するPBX・基地局
対応表である。例えば、この表は一斉呼出エリア番号
(10)の基地局の無線ゾーン内にいる携帯端末24を
私設網18から呼び出し、公専接続する場合、公衆網に
おける通信料金が最も廉価なルートのPBX局を選ぶた
めのPBX・基地局対応表である。PBX・基地局対応
表はデータベース17に記憶している。私設網の運用者
は発呼者が私設網内のどこに居るか関係なく、私設網の
PBXから基地局の一斉呼出エリアに接続できる公衆網
ルートで最も安価なルートのPBX局を選び、そのPB
X局番と基地局の一斉呼出エリア番号を対にしてPBX
・基地局対応表に登録しておく。
【0040】次に、図18と図19を用いて図2に示す
構成で、携帯端末24が基地局22の無線ゾーンから他
の基地局23の無線ゾーンに移動する例について動作を
説明する。図18は携帯端末24が基地局22の無線ゾ
ーン内にいるときに位置登録を行い、その後に内線端末
25から携帯端末24を呼び出して通話中になり、その
後切断するまでの動作を示し、図19は携帯端末24が
移動し、基地局23の無線ゾーン内にいるときに位置登
録を行い、その後に内線端末25から携帯端末24を呼
び出して通話中になり、その後切断するまでの動作を示
す。図2の通信網構成で、携帯端末24が一斉呼出エリ
ア番号(10)の基地局22の無線ゾーン内にいるもの
とする。
【0041】図18において、ステップ400で携帯端
末24の制御部1は基地局22から定期的に送られてく
る一斉呼出エリア番号(10)を受信し、私設網18の
計算機16に接続されているデータベース17に位置登
録要求を行う。即ち、ステップ401で携帯端末24が
図4のPBX・基地局対応表から一斉呼出エリア番号
(10)に対応する最廉価のルートのPBX局番71を
求め、さらに図3の追加ダイヤル受信器電話番号リスト
よりPBX局番71に対応する追加ダイヤル受信器の電
話番号(71+1111)を求め、その電話番号で発信
する。ステップ402でPBX12から応答が返り、ス
テップ403で携帯端末24とPBX12の追加ダイヤ
ル受信器間の通話回線が接続され通信中になる。
【0042】ステップ404で携帯端末24は応答検出
後、PBX14に収容されている位置登録用のPB受信
器(電話番号9999)に接続するため(73+999
9)を追加ダイヤルとして自動送出する。ステップ40
5で携帯端末24が追加ダイヤルの(73+9999)
を送信し、ステップ406で追加ダイヤルを受信したP
BX12は局番73のPBX14にダイヤルの(73+
9999)を送信し、ステップ407でPBX14が自
局に収容されている位置登録用のPB受信器に通話路を
接続し、PBX12に応答を返す。ステップ408でP
BX12が通話回線を接続し、携帯端末24とPBX1
4間の通話回線がつながり、通信中となる。
【0043】ステップ409で携帯端末24は自電話番
号と一斉呼出エリア番号(10)を持つ位置登録信号を
通話回線により送信する。ステップ410でPBX14
は位置登録信号を受信し、計算機16経由データベース
17にある図15の携帯端末位置情報に、携帯端末24
(2468)に対応する一斉呼出エリア番号(10)を
登録する。ステップ411でデータベースは計算機16
経由PBX14に登録が終了したことを通知し、ステッ
プ412でPBX14は切断を送り通話回線が解放され
る。以上により携帯端末24が位置する一斉呼出エリア
番号をデータベース17の携帯端末位置情報に記憶して
おく。
【0044】次に内線端末25から携帯端末24を呼び
出す例について動作を説明する。ステップ413ではP
BX14に収容されている内線端末25で利用者が被呼
者番号(2468)をダイヤルする。ステップ414で
発信(2468)がPBX14に送られる。ステップ4
15でPBX14は計算機16に携帯端末24(246
8)の情報を要求する。計算機16ではデータベース1
7にある図15の携帯端末位置情報を検索し、携帯端末
の電話番号(2468)から一斉呼出エリア番号が(1
0)が求まる。
【0045】そして、データベース17にある図17の
PBX・基地局対応表より一斉呼出エリア番号(10)
に対応する最廉価ルートのPBXの局番(71)を求め
る。ステップ416ではPBX14に対して接続相手の
PBXの局番が(71)であることを通知する。ステッ
プ417ではPBX14がPBX12に対して発信(7
1+2468)を送る。次にステップ418からステッ
プ421の手順で接続を行い、ステップ422に示すよ
うに内線端末25と携帯端末24は通信中となる。そし
て通話が終了すればステップ423で内線端末25から
切断をおくり通話回線が解放される。
【0046】次に、携帯端末24が一斉呼出エリア番号
(20)の基地局23の無線ゾーンに移動した場合の動
作例を図19により説明する。ステップ424で携帯端
末24の制御部1は基地局23から定期的に送られてく
る一斉呼出エリア番号が(10)とは異なる(20)を
受信したことを検出し、再度位置登録要求を行う。即
ち、ステップ425で携帯端末24が図4の基地局・P
BX対応表から一斉呼出エリア番号(20)に対応する
最廉価のルートのPBX局番72を求め、さらに図3の
追加ダイヤル受信器電話番号リストよりPBX局番72
に対応する追加ダイヤル受信器の電話番号(72+11
11)を求め、その電話番号で発信する。ステップ42
6でPBX13から応答が返り、ステップ427で携帯
端末24とPBX13の追加ダイヤル受信器間の通話回
線が接続される。
【0047】ステップ428で携帯端末24は応答検出
後、PBX14に収容されている位置登録用のPB受信
器(電話番号9999)に接続するため(73+999
9)を追加ダイヤルとして自動送出する。ステップ42
9で追加ダイヤルの(73+9999)を送信し、ステ
ップ430で追加ダイヤルを受信したPBX13は局番
73のPBX14にダイヤルの(73+9999)を送
信し、ステップ431でPBX14が自局に収容されて
いる位置登録用のPB受信器に通話路を接続し、PBX
13に応答を返す。ステップ432で携帯端末24とP
BX14間の通話回線が接続され、通信中となる。
【0048】ステップ433で携帯端末24は自電話番
号と一斉呼出エリア番号(20)を持つ位置登録信号を
通話回線により送信する。ステップ434でPBX14
は位置登録信号を受信し、計算機16経由データベース
17にある図16の携帯端末位置情報に、携帯端末24
(2468)に対応する一斉呼び出しエリア番号(2
0)を登録する。ステップ435でデータベースは計算
機16経由PBX14に登録が終了したことを通知し、
ステップ436でPBX14は切断を送り通話回線が解
放される。以上により携帯端末24が位置する一斉呼出
エリア番号をデータベース17の携帯端末位置情報に記
憶しておく。
【0049】次に携帯端末24が移動した後、内線端末
25から携帯端末24を呼び出す動作について引き続き
図19により説明する。ステップ437ではPBX14
に収容されている内線端末25から携帯端末24に接続
するため、被呼者番号(2468)をダイヤルする。ス
テップ438で端末25がダイヤル(2468)でPB
X14に発信する。ステップ439でPBX14は計算
機16に携帯端末24(2468)の情報を要求する。
計算機16ではデータベース17にある図16の携帯端
末位置情報を検索し、図16より携帯端末番号(246
8)という条件から一斉呼出エリア番号が(20)であ
ることを得る。
【0050】また、データベース17にある図17のP
BX・基地局対応表より一斉呼出エリア番号(20)に
対応する最廉価ルートのPBXの局番が(72)である
ことを得る。ステップ440ではPBX14に対して接
続するPBXの局番が(72)であることを通知する。
ステップ441ではPBX局番(72)よりPBX14
がPBX13に対して発信(72+2468)を送る。
次にステップ442からステップ445の手順で接続を
行い、ステップ446に示すように内線端末25と携帯
端末24は通信中となる。そして通話が終了すればステ
ップ447で内線端末25から切断をおくり通話回線が
解放される。
【0051】以上、携帯端末24が基地局の無線ゾ−ン
から受信した一斉呼出エリア番号を私設網内の計算機1
6に通知し、計算機16がデ−タベ−スに設けた携帯端
末位置情報に一斉呼出エリア番号を登録しておき、私設
網内の内線端末25から携帯端末24を呼び出すとき、
この携帯端末位置情報をもとに、予め登録しておいた公
衆網通信料金が最も安いPBXを求めてそのPBX経由
携帯端末24に発信するので、私設網18の専用線を有
効利用でき、通信費を節減できる。また、携帯端末24
が移動しても移動先の基地局の無線ゾ−ンから一斉呼出
エリア番号を得て、デ−タベ−ス17の携帯端末位置情
報に登録しておくので、同様に安いル−トで発信でき
る。また、内線端末25のユ−ザは被呼者電話番号をダ
イヤルするだけで、追加ダイヤル受信器の電話番号や安
価なルートを選ぶためのダイヤルをする必要がなく操作
が簡単である。
【0052】上記例では、公専接続時に追加ダイヤルを
通話路信号方式で、即ち一度私設網内のPBXに接続し
てから通話回線で被呼者番号を追加ダイヤルで送ってい
たが、私設網18、第一公衆網19、移動体通信網21
の全てが共通線信号方式の網であれば、図18のステッ
プ405、409、図19のステップ429、433で
発信時のサブアドレスに被呼者番号とそれに付随する情
報を設定し共通線信号方式で送ってもよい。上記説明で
は計算機16とデータベース17が別個の装置となって
いるが、1つの装置内に含まれていても良い。また上記
説明ではPBX14と計算機16が別個の装置となって
いるが、1つの装置内に含まれていても良い。
【0053】
【発明の効果】第1の発明によれば、携帯端末が私設網
内の内線端末を呼び出すとき、現在位置しているゾーン
の基地局をもとに、予め登録しておいた公衆網通信料金
が安いPBXを求めて私設網の内線端末に発信するの
で、私設網の専用線を有効利用でき、通信費を節減でき
る。また、携帯端末が移動しても現在位置する無線ゾ−
ンから移動先の基地局を得て、同様に安いル−トで発信
できる。さらに、携帯端末のユ−ザは被呼者電話番号を
ダイヤルするだけで、追加ダイヤル受信器の電話番号や
安価なルートを選ぶためのダイヤルをする必要がなく操
作が簡単である。
【0054】第2の発明によれば、携帯端末から公衆網
の端末に接続する場合、公専公接続するときの公衆網を
使用した通信料金の和と、公衆網のみを使用して接続し
た通話料金とを比較し、安いルートで接続するので通信
費を節減できる。また、携帯端末のユ−ザは被呼者電話
番号をダイヤルするだけで、追加ダイヤル受信器の電話
番号や安価なルートを選ぶためのダイヤルをする必要が
なく操作が簡単である。
【0055】第3の発明によれば、携帯端末が現在位置
しているゾーンの基地局をPBXに通知し、PBXが基
地局番号を記憶しておき、私設網内の内線端末から携帯
端末を呼び出すとき、この基地局番号をもとに、予め登
録しておいた基地局対応の公衆網通信料金が安いPBX
を求めて、そのPBX経由携帯端末に発信するので、私
設網の専用線を有効利用でき、通信費を節減できる。ま
た、携帯端末が移動しても移動先の基地局番号を登録し
ておくので、内線端末は同様に安いル−トで携帯端末に
発信できる。さらに、内線端末のユ−ザは、被呼者電話
番号をダイヤルするだけで、追加ダイヤル受信器の電話
番号や安価なルートを選ぶためのダイヤルをする必要が
なく操作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末の構成図である。
【図2】実施例1における公専接続の通信網構成図であ
る。
【図3】実施例1におけるPBXの局番とPBX追加ダ
イヤル受信器の電話番号を示した図である。
【図4】実施例1における携帯端末24のデータ記憶部
2にあり、一斉呼出エリア番号に対応するPBX局番を
示した図である。
【図5】実施例1における携帯端末24から内線端末2
5に公専接続するときのシーケンスである。(移動前)
【図6】実施例1における携帯端末24から内線端末2
5に公専接続するときのシーケンスである。(移動後)
【図7】実施例2における公専接続の通信網構成図であ
る。
【図8】実施例2における携帯端末24から内線端末2
5に公専接続するときのシーケンスである。
【図9】実施例2における一斉呼出エリア番号に対応す
るPBX局番と公衆網番号を示した図である。
【図10】実施例3における公専公接続と公衆網のみの
接続例を示した図である。
【図11】実施例3における、ある一斉呼出エリア番号
の基地局から公衆網の端末に接続したときの3分間の通
話料金表である。
【図12】実施例3における、ある一斉呼出エリア番号
の基地局から私設網18に接続したときの3分間の通話
料金表である。
【図13】実施例3における、私設網18からある端末
に接続したときの3分間の通話料金表である。
【図14】実施例3における動作説明用フローチャート
である。
【図15】実施例4におけるデータベース17に記憶し
ている携帯端末の移動前の位置登録情報である。
【図16】実施例4におけるデータベース17に記憶し
ている携帯端末の移動後の位置登録情報である。
【図17】実施例4におけるデータベース17に記憶し
ている一斉呼出エリア番号に対するPBX局番を示した
図である。
【図18】実施例4における動作説明用シーケンス図で
ある。
【図19】実施例4における動作説明用シーケンス図で
ある。
【図20】従来例を表す図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 データ記憶部 12〜14 PBX 15 専用線 16 計算機 17 データベース 18 私設網 19 第一公衆網 20 第二公衆網 21 移動体通信網 22、23 基地局 24 携帯端末 25 内線端末 26 端末 27〜30 通話回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−133528(JP,A) 特開 平3−83479(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04M 3/42 - 3/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信網内の携帯端末から公衆網を
    経由し、私設網内の構内交換機(PBX)に接続された
    内線端末へ通信接続する公専接続方式において、上記携
    帯端末は公専接続する上で必要なデータを記憶するデー
    タ記憶部と機能を統括する制御部を備え、上記制御部
    は、上記データ記憶部に、上記移動体通信網内の基地局
    から上記私設網内のPBXへのルートの中で上記公衆網
    の廉価なルートを示した基地局・PBX対応表を記憶す
    ると共に、上記PBXの局番とそのPBXの追加ダイヤ
    ル受信器に割り当てられた電話番号の対応を示す追加ダ
    イヤル受信器電話番号リストを記憶し、上記携帯端末か
    ら上記内線端末へダイヤルされた場合、上記携帯端末の
    制御部は、上記携帯端末が現在位置しているゾーンの基
    地局と、上記基地局・PBX対応表に基づき公衆網の廉
    価な第一のPBXを決定し、上記追加ダイヤル受信器電
    話番号リストに基づき上記決定された第一のPBXの追
    加ダイヤル受信器電話番号を自動発信することにより、
    上記第一のPBXの追加ダイヤル受信器との通話路を設
    定してから上記内線端末への被呼者番号を送信し、上記
    第一のPBXの追加ダイヤル受信器は上記被呼者番号を
    受信し、上記第一のPBXは上記被呼者を収容する第二
    のPBXに発信し、上記第二のPBXは上記被呼者番号
    の内線端末を呼び出すことを特徴とする公専接続方式。
  2. 【請求項2】 移動体通信網内の携帯端末から複数の構
    内交換機(PBX)が接続された私設網を経由し、公衆
    網内の端末へ通信接続する公専接続方式において、上記
    携帯端末は公専接続する上で必要なデ−タを記憶するデ
    ータ記憶部と機能を統括する制御部を備え、上記データ
    記憶部に、上記移動体通信網内の基地局から上記端末ま
    での上記公衆網のみを経由した通信料金、上記基地局か
    ら上記私設網内の第一のPBXまでの上記公衆網の通信
    料金及び上記私設網内の第二のPBXから上記端末まで
    の上記公衆網の通信料金を記憶し、上記携帯端末から上
    記端末へダイヤルされた場合、上記携帯端末の制御部
    は、携帯端末の現在位置するゾーンの基地局と、上記デ
    −タ記憶部に記憶された通信料金に基づき、上記携帯端
    末から上記端末までの通信料金の安い通信経路を決定す
    ることを特徴とする公専接続方式。
  3. 【請求項3】 複数の構内交換機(PBX)が接続され
    た私設網内の第一のPBXに接続された内線端末から、
    公衆網を経由し移動体通信網内の携帯端末へ通信接続す
    る公専接続方式において、上記携帯端末は上記第一のP
    BXの局番とそのPBXの追加ダイヤル受信器電話番号
    リストを記憶し、上記第一のPBXの追加ダイヤル受信
    器電話番号を自動発信することにより、上記第一のPB
    Xの追加ダイヤル受信器との通話路を設定してから現在
    位置しているゾーンに対応したダイヤルをすることによ
    り上記第一のPBXは上記携帯端末が位置しているゾー
    ンの基地局を登録しておくと共に、上記基地局と上記内
    線端末を接続する経路のうち上記公衆網の通信料金の廉
    価な経路を示した基地局・PBX対応表を記憶してお
    き、上記内線端末から上記携帯端末へダイヤルされた場
    合、上記第一のPBXは、上記ダイヤルされた携帯端末
    が現在位置しているゾーンの基地局を検索し、上記基地
    局・PBX対応表に基づき第二のPBXを決定し、上記
    第二のPBXを経由して上記携帯端末への通話路を設定
    することを特徴とする公専接続方式。
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