JP5207401B2 - 発信規制制御装置、及び、発信規制判定方法 - Google Patents

発信規制制御装置、及び、発信規制判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、発側端末から着側端末への発信処理の規制を制御する発信規制制御装置、及び、発信規制判定方法に関する。
従来の移動通信ネットワークにおいては、呼が集中する輻輳状態を緩和するために、様々な工夫がなされている。例えば、発側の無線制御装置や交換機等を含む発エリアが輻輳状態の場合、ネットワーク資源の使用率等のパーセント規制等を行うことにより、一定の発信処理の規制を行っている。また、輻輳状態が比較的軽い混雑状態の場合、それ以上に混雑を加速させないよう、発信者の契約種別等で規制判定を行い、優先度に応じた通信を確保している。
また、特許文献1には、IP内線電話機能を備える無線IP電話機において、利用しようとするアクセスポイントが混雑している場合、当該混雑しているアクセスポイントを経由してIP電話通信を行う無線IP電話機に対し、アクセスポイントが混雑中であることを通知し、接続を強制的に切断することが記載されている。また、特許文献2には、呼の優先度に応じて接続制御を行うことが記載されている。
一方、近年の移動通信ネットワークにおいては、移動通信事業者の設備である無線制御装置や交換機を経由する外線網の他に(図8参照)、構内に設置された基地局間データ転送装置を経由する内線網が利用されている(図9参照)。
特開2007−235442号公報 特開平5−268250号公報
内線網で接続する場合、発側端末と着側端末との通信が確立するまでは無線制御装置や交換機等の移動通信事業者の設備が使用されるが、通信が確立した後は当該設備は使用されないため、発エリアの輻輳を加速させることはない。しかしながら、従来においては、発エリアで輻輳が発生していると、発側端末と着側端末との通信に使用される通信網が内線網である場合にも、発信処理の規制が行われていた。このため、使用される通信網によっては輻輳を加速させない場合にも、必要以上に発信処理が規制され、呼が切断されるという問題点があった。
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、発側端末と着側端末との通信に使用される通信網によっては輻輳を加速させない場合に、発信処理を規制することを防止する発信規制制御装置、及び、発信規制判定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発信規制制御装置は、輻輳を加速させる通信網である輻輳加速網と、輻輳を加速させない通信網である非輻輳加速網と、を含む移動通信ネットワークにおいて、輻輳の発生状態に応じて発側端末からの発信に伴う発信処理の規制を制御する発信規制制御装置であって、発側端末から着側端末への発信があった場合に、該着側端末の在圏状態に基づいて、該発側端末と該着側端末との通信に使用する通信網を判定する使用通信網判定手段と、前記使用通信網判定手段により前記非輻輳加速網が前記使用する通信網として判定された場合には、前記移動通信ネットワークで輻輳が発生していたとしても、前記発信処理を規制しないと判定する発信規制判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、発信規制制御装置は、非輻輳加速網が発側端末と着側端末との接続に使用する通信網として判定された場合には、輻輳が発生していたとしても発信処理を規制しないため、輻輳を加速させない通信網を使用する場合に発信処理を規制することを防止することができる。したがって、輻輳の要因とならない発信呼の規制を抑止することができ、輻輳時においても接続できる発信呼の数が増加する。
請求項2に記載の発信規制制御装置は、請求項1において、前記輻輳加速網は、移動通信事業者が管理する無線制御装置及び交換機を経由する外線網であり、前記非輻輳加速網は、構内に設置された基地局間データ転送装置を経由する内線網であることを特徴とする。
本発明によれば、輻輳を加速させない内線網が選択された場合に、発信処理を規制することを防止することができる。
請求項3に記載の発信規制制御装置は、請求項1又は2において、前記発側端末から発信される呼の種類には、該発側端末の移動通信サービス契約の内容に応じて優先度が設定される通常呼と非優先呼とが存在し、前記発側端末と前記着側端末とは、同一のグループに属するグループ契約に加入している場合にグループ内通信を行うことが可能であり、前記発信規制判定手段は、前記発側端末から発信された呼の種類が非優先呼であり、かつ、前記発側端末と前記着側端末との通信がグループ内通信であり、かつ、前記通信網判定手段により前記輻輳加速網が前記使用する通信網として判定された場合にのみ、前記輻輳が発生している時に前記発信処理を規制すると判定することを特徴とする。
本発明によれば、使用する通信網として輻輳加速網が選択された場合には、発側端末から発信された呼の種類が非優先呼であり、かつ、発側端末と着側端末との通信がグループ内通信である場合にのみ、輻輳時の発信処理を規制するため、限られた場合にのみ発信処理を規制し、切断される呼数の減少を図ることができる。
請求項4に記載の発信規制判定方法は、輻輳を加速させる通信網である輻輳加速網と、輻輳を加速させない通信網である非輻輳加速網と、を含む移動通信ネットワークにおいて、輻輳の発生状態に応じて発側端末からの発信に伴う発信処理を規制する発信規制制御装置が実行する発信規制判定方法であって、発側端末から着側端末への発信があった場合に、該着側端末の在圏状態に基づいて、該発側端末と該着側端末との通信に使用する通信網を判定する使用通信網判定ステップと、前記使用通信網判定ステップにおいて前記非輻輳加速網が前記使用する通信網として判定された場合には、前記移動通信ネットワークで輻輳が発生していたとしても、前記発信処理を規制しないと判定する発信規制判定ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、発信規制制御装置は、非輻輳加速網が発側端末と着側端末との接続に使用する通信網として判定された場合には、輻輳が発生していたとしても発信処理を規制しないため、輻輳を加速させない通信網を使用する場合に発信処理を規制することを防止することができる。
本発明によれば、発信規制制御装置は、非輻輳加速網が発側端末と着側端末との接続に使用する通信網として判定された場合には、輻輳が発生していたとしても発信処理を規制しないため、輻輳を加速させない通信網を使用する場合に発信処理を規制することを防止することができる。したがって、輻輳の要因とならない発信呼の規制を抑止することができ、輻輳時においても接続できる発信呼の数が増加する。
本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る加入者情報管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る発着信制御部の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る発信規制判定機能により判定される発信処理の規制の有無の一覧を示す図である。 同実施形態に係る発信規制判定機能により判定される発信処理の規制の有無の具体例を示す図である。 同実施形態に係る移動通信ネットワークで行われる発信規制処理の概要す図である。 同実施形態に係る発交換機が発側端末から発信要求を受信した後に行われる発信規制処理の流れを示すフローチャートである。 従来における外線接続時の回線の一例を示す図である。 従来における内線接続時の回線の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等の構成要素は同一符号によって示されている。
(システム全体の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係る移動通信ネットワークは、所定の移動通信事業が管理する発加入者情報管理サーバ10a,着加入者情報管理サーバ10bと、発交換機20a,着交換機20bと、発無線制御装置30a,着無線制御装置30bと、発無線基地局40a,着無線基地局40bと、GMMS(Gateway Mobile Multimedia Switching System:関門交換機)50と、発基地局間データ転送装置60a,着基地局間データ転送装置60bと、発側端末70a,着側端末70bと、を含んで構成される。移動通信ネットワークを構成するこれらの装置は、全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と、各種ソフトウェアを記憶するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等を含む記憶装置と、通信を制御する通信インターフェースとを備えた通信装置である。
なお、以下の説明において、移動通信ネットワークを構成する各装置の発側と着側とを特に区別して説明しない場合には、「加入者情報管理サーバ10」、「交換機20」、「無線制御装置30」、「無線基地局40」、「基地局間データ転送装置60」、「端末70」と記載する。
無線制御装置30は、端末70の位置登録を契機として、該当の端末70がどのエリアに在圏しているかという情報を取得し保持する。
発基地局間データ転送装置60a,着基地局間データ転送装置60bは、ビル等の構内や拠点間の構内に設置され、端末70同士の内線網による定額通信を可能とする。ここで、「内線網」とは、発無線基地局40a、発基地局間データ転送装置60a、着基地局間データ転送装置60b、着無線基地局40bを経由する通信網である。内線網は、発基地局間データ転送装置60a,着基地局間データ転送装置60bを設置しているユーザのみが使用し呼数が限定されているため、輻輳を加速させない通信網である。
これに対して、移動通信事業者が管理する発交換機20a、着交換機20b、発無線制御装置30a、着無線制御装置30bを経由する通信回線を「外線網」と呼ぶ。外線網は、複数の端末70からの呼が集中するため、輻輳を加速させる通信網である。
(加入者情報管理サーバの構成)
図2は、加入者情報管理サーバ10の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、加入者情報管理サーバ10は、加入者データベース1と、制御部2と、交換機インターフェース(IF)6と、を備えている。
加入者データベース1は、端末70を利用するユーザの移動通信サービス契約に応じた加入者プロファイルを記憶する。
ここで、移動通信サービス契約としては、課金形態として従量制契約や定額通話契約、通信形態としてグループ契約等が存在する。
「グループ契約」とは、グループ内での定額通話サービス契約であり、加入者プロファイルとして、グループ契約の有無を示すフラグが記憶され、グループ契約が締結されている場合にはグループ番号が記憶される。グループ番号が発側端末70aと着側端末70bとで同一である場合に、グループ内通信が可能である。
また、課金形態の契約内容に応じて、発側端末70aから発信される発信呼の種類が決定される。例えば、課金形態が従量制契約の場合や高額の定額通話契約の場合は、「非優先呼」よりも呼接続を優先する「通常呼」として扱われる。なお、発信呼の種類は、課金形態の契約内容に応じて決定される以外に、呼種別の契約により通常呼契約か非優先呼契約かが予め定められていてもよい。
また、加入者データベース1は、後述する加入者情報処理部3からの加入者情報の問い合わせに応答したり、加入者プロファイルの変更処理により変更された情報を蓄積する。
交換機IF6は、発交換機20a,着交換機20bとの通信を制御する通信インターフェースである。
制御部2は、CPUが記憶装置に記憶されているソフトウェアに従って処理を実行することにより実現される機能であり、加入者情報処理部3と、在圏情報取得部4と、発着信制御部5とを備えている。
加入者情報処理部3は、発着信制御部5からの要求に応じて、加入者プロファイルを取得するために加入者データベース1へアクセスしたり、加入者プロファイルの変更処理による変更情報を加入者データベース1に通知する。
在圏情報取得部4は、加入者位置問合せ要求を交換機IF6を介して送信することにより、着交換機20bの在圏情報(内線網に在圏するか外線網に在圏するか)を取得し、その結果を発着信制御部5へ送信する。
発着信制御部5は、発側端末70a及び着側端末70bの発着信を制御する。
図3は、発着信制御部5の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、発着信制御部5は、着信者契約判定機能51と、グループID照合機能52と、輻輳状態判定機能53と、使用通信網判定機能54と、発信規制判定機能55とを備えている。
着信者契約判定機能51は、着信者の契約内容を判定する。具体的には、加入者情報処理部3経由で加入者データベース1にアクセスし、着側端末50bの加入者プロファイルを取得し、当該加入者プロファイルに含まれる契約内容を判定する。
グループID照合機能52は、発側端末70a及び着側端末70bの加入者プロファイルに含まれるグループ番号を照合することにより、発側端末70aと着側端末70bとがグループ契約を締結しているかを判定する。
輻輳状態判定機能53は、発無線制御装置30a及び発交換機20aを含む発エリアの輻輳状態を判定する。例えば、発無線制御装置30a及び発交換機20aにおけるリソースの使用率が所定の閾値以上の場合には、発エリアに輻輳が発生していると判定し、所定の閾値未満の場合には、輻輳が発生していないと判定する。リソースの使用率には、例えば、CPU使用率、処理待ちデータのバッファ使用率等が存在する。
使用通信網判定機能54は、発側端末70aから着側端末70bへの発信があった場合に、在圏情報取得部4から取得した着側端末70bの在圏状態に基づいて、発側端末70aと着側端末70bとの通信に使用する通信網を判定する。具体的には、使用通信網判定機能54は、着側端末70bが内線網に在圏している場合には、使用する通信網を内線網と判定し、着側端末70bが外線網に在圏している場合には、使用する通信網を外線網と判定する。なお、両方に在圏している場合には、使用する通信網を内線網と判定してもよい。
発信規制判定機能55は、発側端末70aからの発信に伴う発信処理の規制を行うか否かを判定する。ここで、「発信に伴う発信処理」とは、発側端末70aからの発信に基づいて、発側端末70aと着側端末70bとの通信が接続されるまでの移動通信ネットワークにおける制御信号の授受をいう。
例えば、発信規制判定機能55は、使用通信網判定機能54により内線網が使用する通信網として判定された場合には、輻輳が発生していたとしても、発信処理を規制しないと判定する。
また、発信規制判定機能55は、発側端末70aから発信された呼の種類が非優先呼であり、かつ、発側端末70aと着側端末70bとの通信がグループ内通信であり、かつ、使用通信網判定機能54により外線網が使用する通信網として判定された場合に、輻輳発生時に発信処理を規制すると判定する。
図4は、発エリアが輻輳状態の時に、発信呼の種類や通信に使用される通信網の種類によって、発信規制判定機能55により判定される発信処理の規制の有無の一覧を示す図である。同図に示すように、発信呼が通常呼の場合、発信呼が非優先呼かつグループ外通信の場合、発信呼が非優先呼かつグループ内通信かつ内線接続の場合には、発信処理を規制しないと判定される。一方、非優先呼かつグループ内通信かつ外線接続の場合には、発信処理を規制すると判定される。
図5には、発エリアが輻輳状態の時に、発信呼の種類や通信に使用する通信網の種類によって、発信規制判定機能55により判定される発信処理の規制の有無の具体例を示す。ここでは、発側端末70aは内線接続も外線接続も可能であるものとする。
同図に示すように、パターン1では、発信呼が通常呼である場合には、グループ契約があるか否か、内線在圏か外線在圏かに関わらず、発信処理を規制しないことを示している。
パターン2では、発信呼が非優先呼であり、発側端末70aのグループ契約のグループ番号が「100」で着側端末70bのグループ契約のグループ番号が「200」である場合には、グループ番号が異なるため、内線在圏か外線在圏かに関わらず、発信処理を規制しないことを示している。
パターン3では、発信呼が非優先呼であり、発側端末70aのグループ契約のグループ番号が「100」で着側端末70bのグループ契約のグループ番号が「100」であり、着側端末70bが内線在圏の場合には、グループ番号が合致し内線接続となるため、発信処理を規制しないことを示している。
パターン4では、発信呼が非優先呼であり、発側端末70aのグループ契約のグループ番号が「100」で着側端末70bのグループ契約のグループ番号が「100」であり、着側端末70bが外線在圏の場合には、グループ番号が合致するが外線接続となるため、発信処理を規制することを示している。
(発信規制処理の概要)
次に、図6を参照して、移動通信ネットワークで行われる発信規制処理の概要について説明する。
まず、発信端末70aを利用するユーザは、着側端末70bの電話番号を入力して発信操作を行う。これにより、発信端末70aは、発信要求を、発無線基地局40a及び発無線制御装置30aを経由して、発交換機20aに送信する。
発交換機20aは、発側端末70aからの発信要求を受けると、発番号に基づいて発信端末70aの契約判定を行い(ステップS2)、発信者の呼契約種別と、グループIDと、着番号と、発エリアの輻輳有無を含む着信者情報取得要求信号を着加入者情報管理サーバ10bに送信する(ステップS3)。
着加入者情報管理サーバ10bの着信者契約判定機能51は、着信者情報取得要求信号に含まれる着番号に基づいて、加入者データベース1に記憶されている着信者の加入者プロファイルを検索し、着信者の契約内容を判定する。着信者の加入者プロファイルにグループ番号が含まれている場合には、グループID照合機能52は発着信者のグループ番号を照合し、グループ番号が一致している場合にはグループ内通信と判定し、不一致の場合にはグループ外通信と判定する(ステップS4)。
ステップS5においては、発エリアに輻輳が発生しており、かつ、発信呼が非優先呼の場合には、着加入者情報管理サーバ10bの在圏情報取得部4は、着側端末70bの在圏判定を行う。具体的には、在圏情報取得部4は、加入者位置情報問合せ要求を着交換機20bに送信する。これにより、着交換機20bは在圏確認要求を着側端末70bに送信し、着側端末70bは在圏確認応答を返信する。着交換機20bは、受信した在圏確認応答に基づいて、着交換機20bの位置情報報告要求を着無線制御装置30bに送信する。着無線制御装置30bは、予め保持している着側端末70bの在圏情報を参照して、位置情報報告応答を返信する。着交換機20bは、受信した位置情報報告応答に基づいて、加入者位置問合せ応答を着加入者情報管理サーバ10bに返信する。
ステップS6においては、使用通信網判定機能54は、着側端末70bの在圏状態に基づいて、通信ルートを判定する。具体的には、
(i)着側端末70bが内線網に在圏している場合には、発無線基地局40a、発基地局間データ転送装置60a、着基地局間データ転送装置60b、着無線基地局40bの内線ルートを選択し、発エリア輻輳情報は無視する。
(ii)着側端末70bが外線網に在圏している場合には、発無線基地局40a、発無線制御装置30a、発交換機20a、GMMS50、着交換機20b、着無線制御装置30b、着無線基地局40bの外線ルートを選択し、発エリア輻輳情報が輻輳有りのため、発信処理を規制する。
そして、着加入者情報管理サーバ10bは、着信情報読出応答を発交換機20aに送信する(ステップS7)。ここで、着信情報読出応答には、上記(i)の場合には正常に発信処理を行うことを要求する情報が含まれ、上記(ii)の場合には発信処理を規制することを要求する情報が含まれる。
発交換機20aは、着加入者情報管理サーバ10bから受信した着信情報読出応答に基づいて、接続可否を判定する(ステップS8)。上記(i)の場合には、内線ルートで発側端末70aと着側端末70bとの通信の接続を行う。上記(ii)の場合には、発信処理を規制するため、発側端末70aからの発信呼を切断する。
(フローチャート)
次に、図7に示すフローチャートを参照して、発交換機20aが発信要求を発側端末70aから受信した後に行われる発信規制処理の流れについて説明する。
発交換機20aは、発側端末70aからの発信要求を受けると、発信要求に含まれる発番号に基づいて、発加入者情報管理サーバ10aで管理されている発信者の加入者プロファイルを取得することにより、発側端末70aの契約判定を行う(ステップS101)。契約判定により、所定の移動通信事業者との移動通信サービス契約が無いと判断した場合には、発交換機20aは、発側端末70aから着側端末70bへの着信は不可と判断し(ステップS103)、発側端末70aに切断信号を送信する(ステップS104)。一方、移動通信サービス契約があると判断した場合には、発交換機20aは、着信者情報取得要求信号を着加入者情報管理サーバ10bに送信する(ステップS102)。
着加入者情報管理サーバ10bは、着信者情報取得要求信号を着加入者情報管理サーバ10bから受信すると、着信者契約判定機能51は、着信者情報取得要求信号に含まれる着番号に基づいて、加入者データベース1から着信者の加入者プロファイルを取得し、着信者の契約内容を判定する(ステップS105)。移動通信サービス契約が無いと判定した場合には、着信不可と判断して、発交換機20aに応答信号を送信する(ステップS106)。発交換機20aは、発側端末50aに切断信号を送信する(ステップS104)。
一方、移動通信サービス契約があると判定した場合には、着信者情報取得要求信号に発信者のグループIDが含まれているか否かを判定することにより、発信者のグループ契約があるか否かを判定する(ステップS107)。
着信者情報取得要求信号にグループIDが設定されていないことにより、発信者のグループ契約がないと判定された場合には、発信者と着信者とはグループ外通信と判断する。発信規制制御部12は、グループ外通信のため、発信処理を規制しないと判定する。着加入者情報管理サーバ10bは、その旨の応答を発交換機20aに送信する(ステップS110)。応答を受けた発交換機20aは、接続要求信号を発側端末70aに送信する(ステップS111)。
一方、着信者情報取得要求信号に発信者のグループIDが含まれていることにより、発信者のグループ契約があると判定された場合には、着信者契約判定機能51は、加入者データベース1に記憶されている着信者の加入者プロファイルを参照して、着信者のグループ契約の有無を判定する(ステップS108)。
着信者の加入者プロファイルに含まれるグループ契約の有無を示すフラグが無を表している場合には、着信者契約判定機能51は、着信者のグループ契約がなく、グループ外通信と判断する。発信規制判定機能55は、発信処理を規制しないと判定し、その旨の応答信号を発交換機20aに送信する(ステップS110)。
一方、着信者のグループ契約があると判定された場合には、グループID照合機能52は、発着信者のグループIDを照合する(ステップS109)。照合の結果、発着信者のグループIDが一致していないと判定された場合には、グループ外通信と判断し、発信規制判定機能55は発信規制をしないと判定し、その旨の応答信号を発交換機20aに送信する(ステップS110)。
一方、グループIDが一致した場合にはグループ内通信と判断し、ステップS112に進む。ステップS112では、在圏情報取得部4は、着側端末70bの在圏情報を取得し、内線在圏か外線在圏かを判定する。内線在圏と判定した場合には、使用通信網判定機能54は、発側端末70aと着側端末70bとの通信に使用する通信網を内線網と判定する。内線網は輻輳を加速させない通信網であるため、発信規制判定機能55は、輻輳状態に関わり無く、発信処理の規制を行わないと判定する。着加入者情報管理サーバ10bは、グループ内通信及び内線接続が選択されたことを示す応答を発交換機20aに返信する(ステップS119)。応答を受けた発交換機20aは、グループ内通信及び内線接続を要求するための接続要求信号を、発側端末50a及び着交換機20bへ送信する(ステップS120)。
一方、内線在圏でないと判定された場合には、輻輳状態判定機能53は、発エリアの輻輳状態を判定し(ステップS113)、輻輳が発生していない場合には、使用通信網判定機能54は外線接続を選択する。発信規制判定機能55は、輻輳が発生していないため、発信処理の規制を行わないと判定する。そして、着加入者情報管理サーバ10bは、グループ内通信及び外線接続が選択されたことを示す応答を発交換機20aに返信する(ステップS115)。応答を受けた発交換機20aは、グループ内通信及び外線接続を要求するための接続要求信号を、発側端末50a及び着交換機20bへ送信する(ステップS118)。
一方、ステップS113において輻輳が発生していると判定された場合には、発信呼の種類の判定を行い(ステップS114)、通常呼の場合には、発信規制判定機能55は発信処理の規制を行わないと判定し、着加入者情報管理サーバ10bは、グループ内通信及び外線接続が選択されたことを示す応答を発交換機20aに返信する(ステップS115)。応答を受けた発交換機20aは、グループ内通信及び外線接続を要求するための接続要求信号を、発側端末50a及び着交換機20bへ送信する(ステップS118)。
一方、非優先呼の場合には輻輳発生時の規制対象呼に該当するため、発信規制判定機能55は発信処理の規制を行うと判定し、切断指示を発交換機20aに送信する(ステップS116)。切断指示を受けた発交換機20aは、切断信号を発側端末50aに送信する(ステップS117)。
以上説明したように、着加入者情報管理サーバ10bは、内線網が発側端末70aと着側端末70bとの通信に使用する通信網として判定された場合には、輻輳が発生していたとしても発信処理を規制しないため、着側端末70bの在圏状態によって輻輳を加速させない通信網が選択された場合に、必要以上に発信処理を規制することを防止することができる。したがって、輻輳の要因とならない発信呼の規制を抑止することができ、輻輳時でも接続可能な発信呼の数が増加する。
また、外線網が選択された場合でも、発側端末70aから発信された呼の種類が非優先呼であり、かつ、発側端末70aと着側端末70bとの通信がグループ内通信である場合にのみ、輻輳時の発信処理を規制するため、限られた場合にのみ発信処理を規制することができ、切断される呼数の減少を図ることができる。
このように、発エリア混雑時、発側端末70aからの呼の種別とグループ内通信の有無のみで発信処理を規制するのではなく、着側端末70bの在圏状態から通信に使用する通信網を判定し、混雑状態を加速させない内線網が選択された場合には、発信処理を規制しないことで、切断される呼数の減少を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、発エリアの輻輳状態を判定するとして説明したが、着エリアの輻輳状態を判定するようにしてもよいし、通信ネットワーク全体の輻輳状態を判定するようにしてもよい。また、上述した実施形態では、本発明に係る発信規制制御装置の機能は加入者情報管理サーバ10が備えているとして説明したが、発信規制制御装置の機能は、他の装置に配置されていてもよいし、複数の装置に分散して配置されていてもよい。
1 加入者データベース
2 制御部
3 加入者情報処理部
4 在圏情報取得部
5 発着信制御部
10 加入者情報管理サーバ
10a 発加入者情報管理サーバ
10b 着加入者情報管理サーバ
12 発信規制制御部
20 交換機
20a 発交換機
20b 着交換機
30 無線制御装置
30a 発無線制御装置
30b 着無線制御装置
40 無線基地局
40a 発無線基地局
40b 着無線基地局
50a 発側端末
50b 着側端末
51 着信者契約判定機能
52 グループID照合機能
53 輻輳状態判定機能
54 使用通信網判定機能
55 発信規制判定機能
60 基地局間データ転送装置
60a 発基地局間データ転送装置
60b 着基地局間データ転送装置
70 端末
70a 発信端末
70b 着側端末

Claims (4)

  1. 輻輳を加速させる通信網である輻輳加速網と、輻輳を加速させない通信網である非輻輳加速網と、を含む移動通信ネットワークにおいて、輻輳の発生状態に応じて発側端末からの発信に伴う発信処理の規制を制御する発信規制制御装置であって、
    発側端末から着側端末への発信があった場合に、該着側端末の在圏状態に基づいて、該発側端末と該着側端末との通信に使用する通信網を判定する使用通信網判定手段と、
    前記使用通信網判定手段により前記非輻輳加速網が前記使用する通信網として判定された場合には、前記移動通信ネットワークで輻輳が発生していたとしても、前記発信処理を規制しないと判定する発信規制判定手段と
    を備えたことを特徴とする発信規制制御装置。
  2. 前記輻輳加速網は、移動通信事業者が管理する無線制御装置及び交換機を経由する外線網であり、
    前記非輻輳加速網は、構内に設置された基地局間データ転送装置を経由する内線網であることを特徴とする請求項1に記載の発信規制制御装置。
  3. 前記発側端末から発信される呼の種類には、該発側端末の移動通信サービス契約の内容に応じて優先度が設定される通常呼と非優先呼とが存在し、
    前記発側端末と前記着側端末とは、同一のグループに属するグループ契約に加入している場合にグループ内通信を行うことが可能であり、
    前記発信規制判定手段は、
    前記発側端末から発信された呼の種類が非優先呼であり、かつ、前記発側端末と前記着側端末との通信がグループ内通信であり、かつ、前記通信網判定手段により前記輻輳加速網が前記使用する通信網として判定された場合にのみ、前記輻輳が発生している時に前記発信処理を規制すると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の発信規制制御装置。
  4. 輻輳を加速させる通信網である輻輳加速網と、輻輳を加速させない通信網である非輻輳加速網と、を含む移動通信ネットワークにおいて、輻輳の発生状態に応じて発側端末からの発信に伴う発信処理を規制する発信規制制御装置が実行する発信規制判定方法であって、
    発側端末から着側端末への発信があった場合に、該着側端末の在圏状態に基づいて、該発側端末と該着側端末との通信に使用する通信網を判定する使用通信網判定ステップと、
    前記使用通信網判定ステップにおいて前記非輻輳加速網が前記使用する通信網として判定された場合には、前記移動通信ネットワークで輻輳が発生していたとしても、前記発信処理を規制しないと判定する発信規制判定ステップと
    を備えたことを特徴とする発信規制判定方法。
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