JPH08331649A - 携帯通信システム - Google Patents

携帯通信システム

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Publication number
JPH08331649A
JPH08331649A JP7152461A JP15246195A JPH08331649A JP H08331649 A JPH08331649 A JP H08331649A JP 7152461 A JP7152461 A JP 7152461A JP 15246195 A JP15246195 A JP 15246195A JP H08331649 A JPH08331649 A JP H08331649A
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JP
Japan
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pager
terminal
call
center
base station
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Pending
Application number
JP7152461A
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English (en)
Inventor
Koji Nishigaki
皓司 西垣
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NISHI CORP KK
Original Assignee
NISHI CORP KK
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯端末が通信できない場合であっても呼出可
能な携帯通信システムの提供。 【構成】1はポケベル機能を組み込んだ携帯端末、50
は基地局、51は端末基地局のサービスエリア、52は
携帯通信管理センタ、55は端末とポケベルとの機体対
照表のデータベース、53はポケベルセンタ、54はポ
ケベル基地局56の呼出エリアSと端末位置情報との区
域対照表のデータベース。端末1が1Bのように通信基
地局50Bのサービスエリア51Bをはずれると、応答
がないために、通話ができない。その場合は、ポケベル
センタ53もしくは携帯通信端末管理センタ52のデー
タベース55A、55Bからポケベル番号を読みだし、
ポケベル基地局56から無線呼出をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車電話、移動携帯電
話、簡易携帯電話(PHS)その他のキー操作により発
呼を行う携帯端末とページング受信機(以下ポケベルと
いう)からなる携帯通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、同一のポケベル単体におい
て、日本全国にわたる呼出サービスは行われていない。
それは、ポケベルには電波を発振してポケベル自体の所
在位置の登録ができないために、全国にわたる呼出サー
ビスを行うには、全国をカバーする範囲で一斉に電波を
発振して呼出サービスを行わなければならず、その場合
は同一人のために使用チャンネルが独占され、呼出キャ
パが低下することになる。そのために、ポケベルのシス
テムは日本全国を複数の区域に分割して、その区域毎の
管理センタの制御のもとに150MHzおよび280M
Hzを使用して、呼出音の他に簡単なメッセージの送信
サービスが行われている。
【0003】したがって、例えば関東区域から関西区域
に使用者が移動した場合は、関東用のポケベルでは関西
での呼出は行われず、この関西区域においては関東用と
は別の番号を有した関西用ポケベルを別途所有して関西
区域における管理サンタの制御のもとに呼出サービスが
行われている。
【0004】従来より、ポケベルは全加入者を複数のグ
ループに分け、各グループへの信号は時間を分けて順番
に送信する。たとえば、21秒間を15グループに分
け、1グループ当たり1.4秒とし、そのポケベルが属
するグループの時間帯に呼出信号を21秒間隔で送信し
ている。そのために、各ポケベルは21秒ごとに1.4
秒だけ動作すればようので電池の消耗を最小限におさえ
ることができる。
【0005】このように、ポケベルは時間間隔で電源を
ONさせているので、移動電話、PHS等の携帯電話に
比して電池寿命が長く、この面で実用的に極めて有利で
あるが、一方ポケベルは上述したように受信可能エリア
(呼出エリア)が存在し、そのエリアを越えた場合に受
信する事は出来ない。
【0006】さて、ポケベル利用者の中には新幹線や車
で前記呼出エリアをまたがって仕事や観光を行なう人も
多く、このような人が前記呼出エリアを越えた場合ポケ
ベルの受信を全く行なう事が出来ない。而も、もっと悪
い事にはポケベル呼出を行なった送信者にも前記ポケベ
ル利用者が呼出エリアを越えたか否かも全く知らされ
ず、この為呼出しはしたが応答がされず、送信者がやき
もきしたり、特に待合わせ場所や時間の変更などの伝言
メッセージや緊急連絡等を付加した場合には前記受信が
されない事による重大な誤解やビジネスチャンスを失う
などの種々の問題があり、サービスエリアを越えての受
信可能なシステムが望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような観点から、
本出願人は、前記携帯端末が端末エリア移動毎に基地局
に送信される位置登録要求信号に基づいて基地局側で端
末番号に基地局番号を付加して携帯通信管理センタに送
信するとともに、該センタ側でセンタの位置情報を更新
するとともに、該端末が併せてポケベル加入をしている
場合にポケベルセンタに位置登録情報を送信し、ポケベ
ルセンタ側で適宜呼出エリアの変更を行うように構成し
た発明を別途出願している。
【0008】しかしながら、この出願は、端末とポケベ
ルが一体で移動しているので、ポケベルがどのエリアに
存在するかが検出され、そのエリアに呼出をかければよ
いかがわかり、ポケベルへの呼出はポケベルの管理セン
タが応答して、そのポケベルへ有効な呼出をかけること
ができるが、端末への呼出者に対しては、該端末がエリ
ア外もしくは電池消耗等によって通信不能の場合は、呼
出者がポケベル番号を知っていなければ呼出ができない
という問題があった。
【0009】上述の事情に鑑み、本発明の目的は、携帯
端末が通信できない場合であっても呼出可能な携帯通信
ンシステムを提供することにある。また、本発明の他の
目的は、携帯端末の発呼者がポケベルの番号を知らなく
てもポケベルにより該端末を無線呼出できる携帯通信ン
システムを提供することにある。また、本発明の他の目
的は、前記両者を組合せる事でPHS等の携帯電話とポ
ケベルの短所を互いに相殺し、逆に両者の長所を有効且
つ効果的に引出した携帯通信システムを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明は、自動車電話、移
動携帯電話、簡易携帯電話(PHS)その他のキー操作
により発呼、位置登録要求等を行う携帯端末とポケベル
からなる携帯通信システムにおいて、該通信システム内
に前記携帯端末とポケベルとの機体対照手段を設け、呼
出信号により前記携帯端末からの応答が無いとき、前記
機体対照手段により該当するポケベルを読みだして、該
ポケベルを無線呼出するように構成したことに特徴を有
するものである。
【0011】また、前記携帯端末と端末基地局とで構成
される端末通信網内に前記機体対照手段を設け、前記端
末通信網内において、発呼者によるメッセージ情報を入
手して、該当するポケベル番号とともに該メッセージ情
報をポケベルセンタに伝達するように構成すると好まし
い。また、ポケベルセンタとポケベル基地局とで構成さ
れるポケベル通信網内に前記機体対照手段を設けて、前
記携帯端末番号をポケベルセンタに伝達するとともに、
発呼者の回線をポケベルセンタ側に切り換えるように構
成すると好ましい。また、前記ポケベルセンタ内に、前
記携帯端末の位置情報と呼出エリアとの区域対照手段を
設け、前記区域対照手段により前記携帯端末の位置を検
出して、該位置に対応するポケベル基地局により無線呼
出を行うように構成すると好ましい。
【0012】
【作用】通信システム内に、前記携帯端末とポケベルと
の機体対照手段を設けているので、発呼者からの呼出信
号に応答して、端末基地局から呼出信号を前記携帯端末
に送出して所定時間後に、この呼出信号に対する前記携
帯端末からの応答が無いとき、前記対照手段により該当
するポケベルを読みだして、該ポケベルを無線呼出され
る。したがって、端末側が電池消耗もしくは携帯端末通
信サービスエリア外における通信不能な状態において
も、携帯端末を呼ぶことができる。
【0013】また、前記携帯端末と端末基地局とで構成
される端末通信網内に前記機体対照手段を設け、前記端
末通信網側において、発呼者によるメッセージ情報を入
手して、該当するポケベル番号とともに該メッセージ情
報をポケベルセンタに伝達するように構成した場合は、
ポケベルセンタ側は端末基地局側からの情報を無線呼出
情報として、そのまま使用でき、既存ソフトの改良を最
小限におさえることができ、該通信システムの実現に際
して、経済的な負担となることがない。そして、発呼者
からのメッセージ情報を入手中に該端末が使用可能な状
態に復帰した場合は、即座にそれに応答することも可能
である。
【0014】また、ポケベルセンタとポケベル基地局と
で構成されるポケベル通信網内に前記機体対照手段を設
けて、前記携帯端末番号をポケベルセンタに伝達すると
ともに、発呼者の回線をポケベルセンタ側に切り換える
ように構成した場合は、発呼者によるメッセージ情報の
入手はポケベル側において通常の作業としておこなわれ
る。
【0015】また、前記ポケベルセンタ内に、前記携帯
端末の位置情報と呼出エリアとの区域対照手段を設け、
前記区域対照手段により前記携帯端末の位置を検出し
て、該位置に対応するポケベル基地局により無線呼出を
行うように構成した場合は、前記携帯端末が位置する最
適のエリアに無線呼出を行うことができ、複数のエリア
を呼び出すことがなく、短時間の呼出が可能である。
【0016】かかる実施例のシステムによれば、携帯通
信端末及びポケベルをあわせ持つ利用者において、携帯
通信端末が、そのサービスエリア外にある時、あるいは
電池切れの時などにで、呼出の応答ができないとき、自
動的に携帯通信システムよりポケベルを呼び出すことが
できる。また、端末の位置登録要求信号を効果的に利用
してポケベルの呼出しエリア変更を自動的に行なう事が
出来るため、新幹線や車で前記呼出エリアをまたがって
仕事や観光を行なう人の場合でも有効にポケベルの呼出
しを行なう事が出来る。而も、前記端末利用者がサービ
スエリアを越えたか否か、もしくは電池消耗したか否か
はと全く無関係にポケベルによる呼出を行なう事が出来
るために、特に待合わせ場所や時間の変更などの伝言メ
ッセージや緊急連絡等を付加した場合においても受信が
されない事に起因する重大な誤解やビジネスチャンスを
失う恐れがない。尚前記端末とポケベルは利用者が同時
に身体に身につけていれば良いわけであるが、後記実施
例に示すように一体的に組込む事により更に利便性が向
上する。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
はポケベル10を組込んだ本発明の実施例に係るPHS
端末の外観構成を示し、端末1は、薄肉略長方形状をな
し、前記上縁左隅部に伸縮自在なアンテナ2を立設させ
るとともに、筐体上方にイアスピーカを内蔵した円形の
受話口3、その下方に上段に端末の表示部4A、下段に
ポケベルの表示部4Bを具えた液晶表示部4、更にその
下方にキー操作入力部5を配設するとともに、底端側に
送話部6とポケベル10を組込む。
【0018】前記キー操作入力部5は3×7列構成とな
し、第1〜2段列に発信キー5a、通話終了キー5c、
及びポケベルの電話番号メッセージにより発呼させるポ
ケベルメモリ呼出キー5bその他の端末用ファンクショ
ン(機能)キーが配列されており、又第3段にはポケベ
ルのON/OFF、端末のON/OFF電源スイッチ等
のキー5e,5fが、更に第4〜7段列に1〜0及び*
キーと#キーからなる12個のテンキー5g、が配設さ
れている。
【0019】図2は前記端末の回路ブロック構成を示
し、端末用回路部(A)とポケベル用回路部(B)の、
及び共通回路部(C)の3分割構成を取る。端末用回路
部(A)は、前記端末側の各種制御動作を制御するCP
U(中央演算処理装置)11が設けられ、該CPU11
には、前記したアンテナ2、受話部としてのスピーカ
3、送話部としてのマイク6を具えた通信回路14が接
続されており、CPU11との間でデータのやりとりを
行いながら、所定の発呼/着信/通話動作を行う。
【0020】又CPU11には整合回路12が付設さ
れ、ポケベル10側で受信されたメッセージが伝言メッ
セージの場合はこれを除去し、又電話番号メッセージで
あっても市外局番のない市内局番のみの場合でも市外局
番を付加して発信可能な電話番号メッセージに整合する
ように構成されている。又、端末のメモリ13は機能制
御プログラムが内蔵されたROMとワンタッチ及び短縮
電話登録若しくは留守番メッセージ等を記憶させるため
のRAMからなる。
【0021】ポケベル10の回路部(B)は、前記ポケ
ベル10側の各種制御動作を制御する中央演算処理装置
CPU21と、ポケベル10側の受信回路25で受信さ
れたメッセージを格納するメモリ22、受信された事を
利用者に知らせる振動発振兼鳴動回路24、及び受信ア
ンテナ23を備えた受信回路25からなる。又、共通回
路部(C)は、タイマ33を有する電源制御回路31、
各種キーSW入力回路32及び表示部4からなり、これ
らはいずれも端末のCPU11とポケベル10のCPU
21の両者に接続されている。
【0022】図3は、本発明の第1実施例に係る携帯通
信用無線基地局の一ブロック図を示し、基地局60は周
波数1.9GHzを使用し、駅ビル、公衆電話ボックス
等に設けられ、半径100〜300mの範囲で通信使用
が可能である。同図において、CPU61には通信部6
5が接続され、RAM75に記憶された手順に従って、
通信部65から電波を送信し、該電波を受信した端末1
が発信する位置登録要求信号、端末番号等を受信するよ
うに構成する。受信された位置登録要求信号等はCPU
61に接続された信号受信部69を介してメモリ76に
記憶される。
【0023】信号受信部69は、回線インターフェース
部64を介して一般電話網と接続され、端末1からの発
呼信号はCPU61、信号送出部68、回線インターフ
ェース部64等を介して相手方電話器と接続して通話が
行われるように構成されている。一方、一般電話網から
入来した信号は通信部65を介して発信されるが、端末
1が応答しない場合は、後述する機体対照手段により該
端末に対応するポケベル番号を入手してメモリ72に一
時記憶する。
【0024】インターフェース部64にはアナウンス送
出部67が接続され、端末1の応答がない場合には、発
呼者と応答してポケベルへのメッセージの有無を確認す
る。インターフェース部64にはメッセージ信号受信部
70が接続され、CPU61の制御のもとにポケベルへ
送信するメッセージを該受信部70を介してメモリ71
に記憶する。このメッセージ信号は信号送出部68、イ
ンターフェース部64を介してポケベルセンタに送出さ
れる。
【0025】インターフェース部64にはボイスメール
受信部62が接続され、ボイスメール信号は該受信部6
2から一時メモリ77に記憶され、ボイスメールセンタ
95に送出されて記憶される。通信部65に接続された
タイマ63Bは端末の呼出時間をカウントするものであ
り、メッセージ信号受信部70に接続されているタイマ
63Aはメッセージ受付時間をカウントするものであ
る。
【0026】図4は、本発明の第2実施例に係る携帯通
信用無線基地局80の一ブロック図を示し、同一部材は
同一符号を付与する。図3の第1実施例との相違点は、
第1実施例は、応答のない端末に対応するポケベルの番
号を機体対照表から読みとり一時記憶させるためにメモ
リ72を有しているのに対して、第2実施例は応答しな
い端末の番号をそのままポケベル管理センタに送出し
て、該センタにおいて対応するポケベル番号を機体対照
表から読みだすために、信号送出部68及び信号受信部
69に接続するメモリ72を具備しない点である。
【0027】図10は本発明の基本構成図を示すネット
ワークシステムで、1は前記したポケットベル機能を組
込んだ端末、50は基地局、51は端末基地局のサービ
スエリア(位置登録エリア)、52はPHSサービス制
御局等の携帯通信管理センタ(以下PHSセンタとい
う)で、前記端末とポケベルとの機体対照表のデータベ
ース55Bを有するとともに、前記端末がサービスエリ
ア移動毎に基地局に送信される位置登録要求信号に基づ
いて基地局側で端末番号に基地局番号を付加してPHS
センタ52に送信された位置登録要求信号に基づき、P
HSセンタ52側のデータベースに対応する端末の位置
情報を更新する。53はポケベルセンタで、PHS基地
局のサービスエリア51とポケベル基地局56によるポ
ケベル呼出エリアSとの対照表がデータベース54に格
納されている。57は一般電話網、78はボイスメール
センタである。
【0028】図11乃至図15は端末の位置登録要求信
号を効果的に利用してポケベルの呼出しエリア変更を自
動的に行なう為の動作手順を示すフロー図である。図1
1は端末側の動作手順を示し、待ち受け状態とは端末の
電源キーONによる待ち受け状態とともに、電源OFF
にある端末が、タイマにより設定された所定時間間隔毎
に電源制御回路で強制的に電源ONして待ち受け状態に
移行する場合の両者を含む。そして該端末では基地局か
ら送信される基地局番号信号を監視し、端末がPHS基
地局のサービスエリアを51Aから51Bに移動した場
合に、基地局に端末番号とともに、位置登録要求信号を
送信する。そして前記タイマにより設定された所定時間
間隔毎に電源制御回路で強制的に電源ONして待ち受け
状態に移行している場合には位置登録要求信号を送信後
にCPU11より電源制御回路31に電源OFFする信
号を送り、以下前記動作を繰り返す。
【0029】図12は基地局側の動作手順を示し、携帯
端末からの要求信号待ちの状態で、前記端末より位置登
録要求信号を受信した場合に、基地局側で端末番号に基
地局番号を付加して位置登録要求信号を携帯通信管理セ
ンタ(PHSセンタ)に送信する。
【0030】図13はPHSセンタ側の動作手順を示
し、基地局からのデータ待ち状態において、基地局から
位置登録要求信号を受信した場合に、サービスエリアの
変更があった場合に、PHSセンタの位置情報を更新す
る。次に、予め用意されていた対照表により、前記端末
番号がポケベル加入者の対応番号か否かを判断し、ポケ
ベル加入者の対応番号である場合は、ポケベルセンタに
更新した位置登録情報、言い換えれば位置情報変更デー
タを送信する。
【0031】図14はポケベルセンタ側の動作手順を示
し、データ待ち状態において、PHSセンタからの位置
情報変更データを受信した場合にはステップ1に移行
し、ポケベル加入者呼出指示データを、言い換えれば呼
出先ポケベル番号を受信した場合は、ステップ2に移行
する。
【0032】図15はステップ1の動作手順を示し、前
記位置情報変更データを呼出エリア対照表で検索し、ポ
ケベルの呼出エリア変更がない場合は、ステップ3によ
り図14に戻り、ポケベルの呼出エリアの変更があった
場合に、ポケベルセンタの呼出エリア情報を更新し、図
14に戻る。
【0033】図16はステップ2の動作手順を示し、前
記呼出先ポケベル番号を受信した場合は、ポケベルセン
タの位置情報データベースで対応する呼出ポケベル番号
の呼出情報を読み出した後、読み出した呼出エリア情報
に対応する無線呼出局より読み出し信号を送出する。
【0034】かかる実施例によれば、携帯電話の位置登
録情報により対応するポケベルの呼出エリアの変更を行
うようにしたので、ポケベルの呼出エリアを一斉に呼び
出す必要がなく、携帯電話の位置をカバーする呼出エリ
アのみを呼び出せばよいために、呼出のキャパを落とさ
ずに有効にポケベルの呼出ができる。
【0035】図5〜図9は前記図1に示す端末装置によ
りポケベル側で受信された電話番号メッセージに基づい
て端末が発呼される動作を示すフローチャート図を示
す。図5において、端末及びポケベルを待ち受け状態に
置き、携帯端末の着信があった場合はステップAに、又
ポケベルの着信があった場合は、ステップBに、又発呼
操作を行なう場合にはステップCに移行する。図6にお
いてステップAを示し、携帯端末の着信があった場合は
呼出音を鳴動させた後、所定の通話処理を行ない、通話
終了後、ステップ1に戻る。
【0036】図7においてステップBを示し、ポケベル
の着信があった場合はポケベルセンタよりメッセージを
受信後、該メッセージをポケベル側のメモリ22に格納
しておき、振動発振兼鳴動回路24により振動と鳴動を
行ない、受信された事を利用者に知らせる。
【0037】図8において、発呼操作を行なうステップ
Cを示し、先ずポケベルのメモリ22に格納された電話
番号メッセージより発呼操作を行なう場合は、ポケベル
メモリ呼出キー5bによりポケベルメモリ呼出スイッチ
のONを行なう。そして前記スイッチがONされている
場合はポケベルメモリ22よりメッセージデータを読み
出し、端末側のメモリ13に格納した後、発振キー5a
を押下することにより、端末側のメモリよりポケベルメ
ッセージを取りだし、整合回路12に取込む。
【0038】整合回路12では、ポケベル側で受信され
たメッセージが電話番号メッセージかどうか判定した
後、又電話番号メッセージであっても市外局番のない市
内局番のみの場合ではそのPHS端末の担当エリアの市
外局番(東京の場合03、大阪の場合06、京都の場合
075)を強制的に付加して発信可能な電話番号メッセ
ージに整合する事が出来させる。そして前記整合回路1
2により整合された電話番号メッセージを表示部4Aに
表示する。前記表示部4Aのデータを利用者が確認した
後、発振キー5aにより発信スイッチをONし、発呼を
行なった後所定の通話と終話操作を行なう。
【0039】一方前記ポケベルメモリ呼出スイッチがO
Nされていない場合は、通常の発呼操作を行なう為に、
図7に示すステップ2に移行する。ステップ2では図7
に示すように、公知の様にキーが押された場合に短縮ダ
イヤルか否かを判断し、短縮ダイヤルの場合は、端末メ
モリより電話番号を呼出、表示部に表示する。その後前
記表示部のデータを利用者が確認した後、発信スイッチ
をONし、発呼を行なった後所定の通話と終話操作を行
なう。短縮ダイヤルでない場合は、通常のテンキー操作
により発呼を行なった後所定の通話と終話操作を行な
う。
【0040】次に、上述のような性能を有する端末が、
図10に示すようにPHS基地局のサービスエリア51
B外にいる場合、もしくはサービスエリア内にあっても
電池消耗等に通信不能の場合について説明する。図17
は基地局に着信呼出要求があった場合のフロー図であ
る。図3において、一般電話網を通して着信呼出要求
(100)がされると、通信部65から端末呼出(10
2)を行い、端末の応答を待つ(103)。端末の応答
があると(104)、通話(105)して終話(10
6)してスタートに戻る。
【0041】端末から応答がなく適宜の時間(実施例で
は10秒)経過(107)すると、基地局は携帯端末管
理センタに、当該利用者の電話番号を送信する(10
8)。図18は、携帯通信管理センタにおけるフロー図
である。管理センタでは、ボイスメール設定がされてい
る場合は、ボイスメール受信状態(110)となし、ボ
イスメールの設定がされない場合であって、ポケベル呼
出設定がされている場合は(111)、端末呼出を継続
(121)させ、ポケベル呼出設定がされている場合
は、携帯通信端末番号/ポケベル番号対照表(機体対照
表)を参照してポケベル番号を読み(112)、該当す
るポケベル番号を端末基地局に送信(113)する。
【0042】基地局では、ポケベルメッセージ受付用音
声を発呼者に聞かせ(114)、ポケベルメッセージを
受付(115)る。ポケベルメッセージ受付が完了した
か(116)、また、発呼者がON HOOKしたか
(117)、受付時間が経過する(118)と、基地局
はポケベルセンタ53にポケベル番号及びメッセージを
送信(120)する。この送信を受けてポケベルセンタ
53は、ポケベルの呼出及びメッセージの送信を行い終
了する。
【0043】図4は携帯通信用無線基地局の第2実施例
である。この第2実施例は、応答しない端末の番号を端
末通信網側の機体対照表から読み出さないで、該番号を
そのままポケベル管理センタに送出して、該センタにお
いて対応するポケベル番号を機体対照表から読みだすも
のである。したがって、図17のフローはそのまま用い
られる。端末基地局からの端末の呼出をする電話番号を
受け取った通信管理センタ52は、図20において、ボ
イスメールが設定されている場合(109)はボイスメ
ール受信状態(110)となし、ボイスメールが設定さ
れていずに、ポケベル呼出設定がされていない(11
1)場合は、端末呼出を継続(121)し、ポケベル呼
出設定がされている場合は、該当する携帯通信端末番号
をポケベルセンタに送信(122)する。
【0044】ポケベルセンタでは、ポケベルメッセージ
受付用音声を発呼者に聞かせ(123)、ポケベルメッ
セージを受付(124)る。ポケベルメッセージ受付が
完了したか(125)、また、発呼者がON HOOK
したか(126)、受付時間が経過する(127)と、
ポケベルセンタ53はポケベル番号及びメッセージをポ
ケベルに送信(120)して終了する。
【0045】尚、上記実施例においては、端末の位置登
録によって、それに該当する無線呼出のポケベル基地局
によりポケベル呼出をおこなっているが、同一のポケベ
ル基地局内の端末の移動であればポケベル基地局の選択
は不要であることは勿論のことである。
【0046】上述したように、かかる実施例のシステム
によれば、携帯通信端末及びポケベルをあわせ持つ利用
者において、携帯通信端末が、そのサービスエリア外に
ある時、あるいは電池切れの時などにで、呼出の応答が
できないとき、自動的に携帯通信システムよりポケベル
を呼び出すことができる。また、携帯電話端末の位置登
録要求信号を効果的に利用してポケベルの呼出しエリア
変更を自動的に行なう事が出来ることにより、新幹線や
車で前記呼出エリアをまたがって仕事や観光を行なう人
の場合でも有効にポケベルの呼出しを行なう事が出来
る。而も、前記ポケベル利用者が呼出エリアを越えたか
否かと全く無関係にポケベル呼出を行なう事が出来、特
に待合わせ場所や時間の変更などの伝言メッセージや緊
急連絡等を付加した場合においても受信がされない事に
起因する重大な誤解やビジネスチャンスを失う恐れがな
い。
【0047】尚、前記端末とポケベルは利用者が同時に
身体に身につけていれば良いわけであるが、一体的に組
込む事により更に利便性が向上する。また、上述の実施
例においては、PHS端末で説明しているが、これに限
らずに自動車電話、移動携帯電話、その他のキー操作に
より発呼する携帯端末であってもよいことは勿論のこと
である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は携帯端末
が通信できない場合であっても呼出可能な携帯通信ンシ
ステムを提供することができるとともに、ポケベルと携
帯電話等とを組合せる事でPHS等の携帯電話とポケベ
ルの短所を互いに相殺し、逆に両者の長所を有効且つ効
果的に引出した携帯通信システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るポケベルを組込んだ携帯
端末装置の外観構成を示す。
【図2】本発明の実施例に係る携帯端末装置の全体回路
ブロック図を示す。
【図3】第1実施例に係る無線基地局のブロック構成図
である。
【図4】第2実施例に係る無線基地局のブロック構成図
である。
【図5】本発明の実施例に係る携帯端末装置の動作手順
を示すフローチャート図で、着信及び発呼の識別フロー
図である。
【図6】携帯端末側の着信フロー図である。
【図7】ポケベル側の着信フロー図である。
【図8】ポケベルで受信した電話番号メッセージにより
発呼操作を行なう手順を示すフロー図である。
【図9】通常の発呼操作を行なう手順を示すフロー図で
ある。
【図10】本発明の基本構成図を示すネットワークシス
テムである。
【図11】端末の位置登録要求信号を効果的に利用して
ポケベルの呼出しエリア変更を自動的に行なう為の端末
側の動作手順を示すフロー図である。
【図12】基地局の動作手順を示すフロー図である。
【図13】PHSセンタ側の動作手順を示すフロー図で
ある。
【図14】ポケベルセンタ側の動作手順を示すフロー図
である。
【図15】図14の位置情報変更データを受信した場合
のステップ1の動作手順を示すフロー図である。
【図16】図14の呼出先ポケベル番号を受信した場合
のステップ2の動作手順を示すフロー図である。
【図17】着信呼出要求があった場合の基地局のフロー
図である。
【図18】着信呼出要求があった場合の携帯通信管理セ
ンタのフロー図である。
【図19】着信呼出要求があった場合の基地局のフロー
図である。
【図20】第2実施例における着信呼出要求があった場
合の携帯通信管理センタのフロー図である。
【図21】第2実施例における着信呼出要求があった場
合のポケベルセンタのフロー図である。
【符号の説明】
1 端末 2 アンテナ 3 受話口 4 表示部 5 キー操作入力部 6 送話部 10 ポケベル 11 CPU 12 整合回路 13 メモリ 14 通信回路 22 メモリ 24 振動鳴動回路 25 受信回路 31 電源制御回路 32 SW入力回路 50 基地局 51 サービスエリア 52 PHSセンタ 53 ポケベルセンタ 54、55 データベース 60、80 携帯通信用無線基地局

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車電話、移動携帯電話、簡易携帯電
    話(PHS)その他のキー操作により発呼、位置登録要
    求等を行う携帯端末とポケベルからなる携帯通信システ
    ムにおいて、 該通信システム内に前記携帯端末とポケベルとの機体対
    照手段を設け、 呼出信号により前記携帯端末からの応答が無いとき、前
    記機体対照手段により該当するポケベルを読みだして、
    該ポケベルを無線呼出することを特徴とする携帯通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記携帯端末と端末基地局とで構成され
    る端末通信網内に前記機体対照手段を設け、前記端末通
    信網において、発呼者によるメッセージ情報を入手し、
    該当するポケベル番号とともに該メッセージ情報をポケ
    ベルセンタに伝達することを特徴とする請求項1記載の
    携帯通信システム。
  3. 【請求項3】 ポケベルセンタとポケベル基地局とで構
    成されるポケベル通信網内に前記機体対照手段を設け、
    前記携帯端末番号をポケベルセンタに伝達するとともに
    発呼者の回線をポケベルセンタ側に切り換えることを特
    徴とする請求項1記載の携帯通信システム。
  4. 【請求項4】 前記ポケベルセンタ内に、前記携帯端末
    の位置情報と呼出エリアとの区域対照手段を設け、 前記区域対照手段により前記携帯端末の位置を読みだし
    て、該位置に対応するポケベル基地局により無線呼出を
    行うことを特徴とする請求項1記載の携帯通信システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134436A (en) * 1997-03-06 2000-10-17 Nec Corporation Mobile communication system with mobile terminal equipment including both PHS and pager subsystems
WO2003032659A1 (fr) * 2001-10-05 2003-04-17 Yozan Inc. Dispositif de commande pour communication mobile, telephone et terminal de communication mobile
US7424286B2 (en) 2000-01-20 2008-09-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Transmitter/receiver system, mobile transmitter/receiver apparatus, communication management apparatus, broadcasting station carrier receiver apparatus, and method of attempting communication of call origination information

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