JP3336887B2 - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JP3336887B2
JP3336887B2 JP33545996A JP33545996A JP3336887B2 JP 3336887 B2 JP3336887 B2 JP 3336887B2 JP 33545996 A JP33545996 A JP 33545996A JP 33545996 A JP33545996 A JP 33545996A JP 3336887 B2 JP3336887 B2 JP 3336887B2
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勝彦 小野塚
寿三 生島
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は着信時に発信者の電
話番号の受信が可能なボタン電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にISDN網等のデジタル交換網で
は、着信時に発信者の電話番号を着信端末側に通知する
機能を有しているが、近年は、アナログ交換網において
もこのような発信者電話番号(以下、発ID)の通知サ
ービスが検討されている。こうしたアナログ交換網にお
ける発信者番号の通知シーケンスは以下の通りである。
即ち、発呼者が着信先に発呼すると、交換機側ではまず
転極信号を局線等の外線を介して着信端末に送信すると
共に、16Hzの周波数の端末起動信号を該外線に短い
時間送出する。着信端末側でこの転極信号及び起動信号
を検出し外線の直流ループを閉結して一次応答すると、
交換機側では発IDをモデム信号により着信端末へ送信
する。
【0003】そして、この発IDを受信した着信端末側
で閉結中の外線の直流ループを開放すると、交換機側で
は発IDの受信完了と判断して着信端末に対し16Hz
の着信信号(呼出信号)を送出する。このように、発I
D通知機能を有する外線の着信時には利用者は事前に発
IDが確認できるため、いたずら電話などに対しては極
めて有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の外線
を収容するボタン電話装置では、ボタン電話機側で外線
捕捉操作を行うと、外線が捕捉され該捕捉外線を介する
発信通話や着信応答通話が行われる。また、こうしたボ
タン電話装置は、外線着信時に或るボタン電話機がこれ
に着信応答した後、他のボタン電話機へこの着信呼を転
送する外線転送機能も有している。
【0005】こうしたボタン電話装置に上述の発IDの
通知機能を有する外線を収容した場合も、その着信時に
は一旦転送元電話機でこの着信に応答して転送先のボタ
ン電話機へ転送することが可能である。しかし、こうし
た転送元電話機による外線転送が転送先電話機と例えば
内線通話を経由しない強制転送である場合は、転送先の
ボタン電話機では転送されてきた着信が誰からの着信で
あるかが事前にわからず、使い勝手が悪いという問題が
あった。従って本発明は、発IDの通知機能を有する外
線の着信呼の転送時に、転送先の電話機側でこの着信呼
の発信元を事前に確認可能にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、発信者の電話番号を示す発IDを発
信側の発呼に基づき着信側へ通知する交換機に接続され
る外線を収容し、かつ発IDの表示が可能な電話機を
するボタン電話装置において、発IDを受信する受信手
段と、受信手段により受信された発IDを発IDの表示
が可能な全ての電話機に表示する表示手段と、表示手段
による発IDの表示後に外線に到来した着信への電話機
の応答を検出すると、着信に応答した応答電話機以外の
電話機に表示されている発IDを消去する消去手段と、
消去手段による発IDの消去後の応答電話機の外線転送
操作に基づき転送先の電話機に着信を転送し、かつ受信
手段により受信された発IDを転送先電話機に表示す
制御手段とを設けたものである。従って、外線着信時
に着信に応答した電話機による転送操作が行われると、
転送先の電話機には発IDが表示される。また、転送先
の電話機を指定するダイヤルキー操作及びこのダイヤル
キー操作に続くオンフック操作を含む外線の強制転送操
作により転送されてきた着信呼に応じた発IDを転送先
電話機に表示するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る電話装置の構成を
示すブロック図である。この電話装置は、複数の外線L
1〜Lnを収容すると共に、複数のボタン電話機(以
下、子機)TEL1〜TELmを収容して外線と子機
間、或いは各子機間の交換接続を行うボタン電話装置で
ある。
【0008】このボタン電話装置の主装置1には、各外
線L1〜Lnに接続され着信検出や外線捕捉或いはダイ
ヤル発信等を行う外線インタフェース111 〜11n が
設けられ、各外線インタフェースが通話路スイッチ等の
回線交換回路13や後述の電話機インタフェースを経由
して各子機TEL1〜TELmに接続されるような構成
となっている。そして、CPU15により、外線インタ
フェース111 〜11n や回線交換回路13が制御さ
れ、外線と子機間、或いは各子機間の交換接続処理が行
われる。
【0009】また、各外線L1〜Lnにはスイッチ回路
18,19が接続され、スイッチ回路18,19の出力
側がそれぞれ外線状態監視回路12及び発ID受信回路
14に接続される構成となっている。ここで外線状態監
視回路11は外線Lの転極及び復極を検出する回路であ
り、また発ID受信回路14はモデムにより構成され、
着信時に図示しない交換機側から外線を介して送出され
る発IDを受信するものである。
【0010】即ち、このボタン電話装置は、着信時に交
換機側から発IDが通知される複数の外線L1〜Lnを
収容するもので、収容された複数の外線から通知される
発IDを受信する場合、スイッチ回路18,19を制御
することにより収容外線数より少ない数の発ID受信回
路で発IDの受信を可能とするものである。ここで、発
呼者が着信先に発呼すると、交換機側ではまず転極信号
を外線Lに送出すると共に、16Hzの周波数の端末起
動信号を短い時間送出する。するとCPU15は、外線
状態監視回路12からその転極を検出するために、スイ
ッチ回路18を制御してまず外線L1と外線状態監視回
路12とを接続して外線状態監視回路12を介し外線L
1の転極検出を行う。そしてこのとき、転極が検出でき
なければ次にスイッチ回路18を制御して外線L2と外
線状態監視回路12を接続し、同様に外線L2の転極検
出を行う。
【0011】こうしたCPU15のスイッチ回路18の
制御による、各外線Lと外線状態監視回路12との選択
的な接続は、外線から転極が検出されるまで順次行われ
る。そして、該当外線の転極が外線状態監視回路12を
介して検出されると、CPU15は、転極信号が検出さ
れた該当外線に接続される外線インタフェース11の着
信検出回路を介して端末起動信号を検出し、これの検出
後、同外線インタフェース11を制御してその外線のル
ープを閉結することにより、一次応答信号を交換機側へ
返送する。また、このとき、CPU15は、転極が検出
された外線と発ID受信回路14とが接続されるよう
に、スイッチ回路19を切替制御する。
【0012】ボタン電話装置側から一次応答信号が送出
されると、交換機側では発IDをモデム信号によりその
外線に送出する。すると、その発IDはその外線にスイ
ッチ回路19を介して接続されている発ID受信回路1
4で受信される。この場合、CPU15は、この受信し
た発IDを発ID受信回路14から入力して図示しない
メモリに記憶すると共に子機TELに対してその番号の
表示を行わせる。そして、発IDの受信及び入力が完了
すると、該当外線のループを開放する。すると、交換機
側では発IDの受信完了と判断して該当外線に着信信号
(呼出信号)を送出する。これにより、着信信号が該当
外線インタフェース11を介してCPU15により検出
される。そしてCPU15から、着信データが子機TE
Lに送られて子機TELが着信鳴動する。ここで、何れ
かの子機TELがこの着信に応答することにより、該当
外線の直流ループが閉結され二次応答信号が交換機側へ
送出されると、交換機では該当外線を復極する。このよ
うにして、発IDが通知される複数の外線L1〜Lnを
収容した場合でも、スイッチ回路18,19を順次切替
選択することにより、その収容外線数より少ない外線状
態監視回路12及び発ID受信回路14を用いてそれぞ
れ転極/復極の検出及び発IDの受信が可能になる。
【0013】次に図2は発ID通知機能を有する外線L
1〜Lnを収容したボタン電話装置の他の構成を示すブ
ロック図である。この例は、各外線L1〜Lnに外線状
態監視回路121 〜12n を接続し、かつ回線交換回路
13の出力側に収容外線の数より少ない発ID受信回路
141 〜14x を接続した例である。この場合、ボタン
電話装置のCPU15は、外線Lの着信時に対応する外
線状態監視回路12により転極を検出し、かつ対応の外
線インタフェース11を介して起動信号を入力すると、
該当外線の直流ループを閉結し一次応答信号を送出する
と共に、回線交換回路13を制御し該当外線Lと各発I
D受信回路141 〜14x のうち空いている発ID受信
回路14との間のパスを接続して該当外線からの発ID
を受信させる。このようにして発IDの通知機能を有す
る収容外線数より少ない数の発ID受信回路で各外線か
らの発IDを受信できる。
【0014】なお、主装置1に接続される子機TEL
は、制御部21、主装置1との間で伝送を行う伝送回路
22、各外線対応に設けられた外線ランプ及び発IDを
表示するLCDからなる表示部23、通話回路24、各
外線対応に上記外線ランプの近傍に設けられた外線キー
25、ダイヤルキー26、保留キー等の機能キー27、
及びフックスイッチHS等からなる。
【0015】このように構成された装置において、CP
U15は外線状態監視回路12,外線インタフェース1
1を介し外線Lの転極信号及び起動信号を検出して、一
次応答信号を交換機側へ返送すると、上述したように回
線交換回路13を制御し、その外線と空いている発ID
受信回路14とを接続しその空いている発ID受信回路
14に交換機側から送出される発IDを受信させる。そ
して、受信した発IDを入力して電話機インタフェース
17を介し子機TELへ伝送し子機の表示部23のLC
Dに表示させ、その後、該当外線のループを開放する。
すると、交換機側では該当外線に着信信号を送出する
が、CPU15はこの着信信号を検出すると、電話機イ
ンタフェース17を介して着信データを子機TELに伝
送する。これにより、子機TELでは表示部23の該当
外線ランプが点滅表示し、かつ図示しないブザーが着信
鳴動する。
【0016】次に図3は、このような発ID通知機能を
有する交換機、発IDを通知する外線L1〜Lnを収容
した主装置1、及び子機TELの各動作を示すシーケン
ス図である。このシーケンス図及び図2に示すブロック
図を参照しながら本発明の要部を示す着信転送動作につ
いて詳細に説明する。なお、本装置の主装置1には、子
機TEL1から子機TELmまでのm個の子機が接続さ
れているが、ここでは、各子機TEL1〜TELmのう
ち、着信転送動作を説明するうえで必要な2台の子機T
EL1,TEL2を対象として取りあげ、子機TEL1
を着信呼を転送する転送元子機とし、子機TEL2をそ
の着信呼が転送される転送先子機として説明する。
【0017】発信者が着信先に発呼するために最寄りの
電話機を用いてオフフックすると交換機側から発信者側
へ発信音が送出され、続いて発信者がダイヤル操作を行
うと、このダイヤル操作情報が交換機に送られる(ステ
ップS1)。すると、交換機ではまず転極信号(極性反
転)を外線Lに出力する(ステップS2)と共に、16
Hzの周波数の端末起動信号を該外線Lに送出する(ス
テップS3)。
【0018】この場合、主装置1のCPU15では、外
線状態監視回路12,外線インタフェース11を介し外
線Lの転極信号及び起動信号をそれぞれ検出する。そし
てこれらの各信号を検出すると、該当外線インタフェー
ス11を制御して外線Lの直流ループを閉結することに
より一次応答信号を交換機側へ返送する(ステップS
4)。また、回線交換回路13を制御し、その外線と空
いている発ID受信回路14とを接続する。上記の一次
応答信号を受信すると、交換機では発IDをその外線へ
送信する(ステップS5)。送信された発IDは発ID
受信回路14で受信され、CPU15はこれを入力す
る。発IDの入力が完了するとCPU15は、電話機イ
ンタフェース171 ,172 を介し、子機TEL1、T
EL2へ発IDを伝送して子機TEL1、TEL2の各
表示部23のLCDに表示させる(ステップS6,S
7)。
【0019】そしてその後、該当外線のループを開放す
ることで受信完了信号を交換機側へ返送する(ステップ
S8)。すると、交換機側では発信者側へリングバック
トーン(RBT)を送出し(ステップS10)、かつ該
当外線に呼出信号(着信信号)を送出する(ステップS
9)。この呼出信号を該当外線インタフェース11を介
して検出した主装置1のCPU15は、電話機インタフ
ェース171 ,172を介し着信データを子機TEL
1,TEL2にそれぞれ伝送する(ステップS11,S
12)。子機TEL1 ,TEL2では、各制御部21
が表示部23の該当外線ランプを点滅表示し、かつブザ
ーを着信鳴動させる。
【0020】このようにして着信が報知された各子機T
EL1 ,TEL2のうち、例えば子機TEL1がオフ
フックによる着信応答操作を行うと、子機TEL1の制
御部21はこの操作を検出して操作データを伝送回路2
2に与え伝送回路22から主装置1側へ伝送させる(ス
テップS13)。主装置1のCPU15はこの操作デー
タを電話機インタフェース171 を介して入力すると、
該当外線インタフェース11を制御し該当外線Lの直流
ループを閉結して二次応答信号を交換機へ送出する(ス
テップS14)。また、回線交換回路13を制御して該
当外線と電話機インタフェース171 との接続を行い、
該当外線と子機TEL1との通話パスを接続する。さら
に、該当外線ランプ使用中データを各子機TELに伝送
して該当外線ランプを点滅表示から点灯表示に切替さ
せ、かつ着信鳴動を停止させる。さらにまた、子機TE
L1以外の各子機に発IDの表示消去データを伝送して
LCDに表示されている発IDを消去させる。
【0021】一方、主装置1から二次応答信号を受信し
た交換機では、該当外線の復極を行うと共に、発信者へ
のリングバックトーンを停止する(ステップS15)。
この結果、子機TEL1と発信者との間で通話が開始さ
れる。こうした外線通話中に発信者側から子機TEL1
側の利用者に対し子機TEL2の利用者との通話を行い
たい旨の転送要請があり、この要請に基づき子機TEL
1において機能キー27中の保留キーの操作が行われる
と、子機TEL1の制御部21は伝送回路22を介して
保留操作データを主装置側へ伝送する(ステップS1
6)。すると、主装置1のCPU15は回線交換回路1
3を制御して子機TEL1と該当外線との通話パスを切
断したうえ、図示しない保留音回路と該当外線とを接続
する。この結果、保留音回路からの保留音が該当外線及
び交換機を介して発信者側へ送出される(ステップS1
7)。また、この際にはCPU15はその保留外線に該
当する外線のランプが点滅表示されるように表示データ
を各子機TELに送信する。
【0022】続いて子機TEL1で、外線着信呼の転送
先(子機TEL2)を指定するためのダイヤルキー26
の操作及びこれに続くオンフック操作などの強制転送操
作が行われると、子機TEL1の制御部21では、これ
らの強制転送操作データを伝送回路22を介して主装置
1に送信する(ステップS18)。この場合、主装置1
のCPU15は、転送先である子機TEL2に対し強制
転送呼出音データを伝送して子機TEL2のブザーから
強制転送呼出音を出力させ、かつ子機TEL1のLCD
に表示中の発IDを消去させると共に、この発IDの表
示データを子機TEL2に伝送して子機TEL2のLC
Dに表示させる(ステップS19)。
【0023】子機TEL2から強制転送呼出音が出力さ
れると、子機TEL2の利用者は自身に外線着信呼が転
送されてきたことに気づく。この場合、表示部23のL
CDにはこの外線転送呼の発信元である発IDが表示さ
れていることから、子機TEL2の利用者は誰からの転
送呼であるかを容易に識別することができる。そして、
この転送呼に応答するために、該当外線キーの押下また
はオフフックの応答操作を行うと、子機TEL2の制御
部21はこれを検出してこの応答操作データを伝送回路
22を介して主装置1に伝送する(ステップS20)。
すると主装置1のCPU15は回線交換回路13を制御
して保留音回路と該当外線とを切断すると共に、子機T
EL2と該当外線との通話パスを制御する保留解除処理
を行う(ステップS21)。この結果、発信者側と子機
TEL2の利用者との間で通話が開始される。
【0024】このように、外線着信に応答した呼を他の
子機に転送するときには、その外線着信呼の発信元の電
話番号である発IDを転送先の子機に送信し表示させる
ようにしたものである。この結果、転送先の子機では、
この転送呼に応答するまえに誰からの着信であるかを容
易に確認することができる。なお、発IDを確認したと
きに、転送先が不要な着信と判断した場合は、所定の転
送バック操作を行うことにより、転送元(即ち、この例
の場合は子機TEL1)へその着信を戻すことができ
る。なお、このような転送バック時には特定の操作を行
うことで特定のデータ(例えば、留守や会議中等を示す
データ)を付けて転送元に戻して表示させ、転送元で転
送バック呼に応答した時に表示されているデータに応じ
た用件を発信者側へ伝言させるようにしても良い。
【0025】ところで、発IDを表示する子機TELの
表示部23のLCDには、通常、着信に応答可能な外線
の発IDを表示している。ここで、交換機側から複数の
外線を介して同時に複数の発IDが通知され、これら応
答可能な複数の発IDのうち何れかの発IDがLCDに
表示されている場合、利用者はどの外線の発IDがLC
Dに表示されているか識別することができず、着信応答
の際に混乱を招くという問題がある。
【0026】このため、メモリ16に図4に示すような
各テーブルを設け、各子機TELに表示する発IDの表
示優先順位を定めるようにする。即ち、先ず図4(a)
に示すような着信状態テーブルをメモリ16に設け、各
局線(外線)毎に着信の有無と発IDとを記憶できるよ
うにする。ここで、該当外線に対応する着信状態エリア
の値が「1」であれば該当外線は着信中を示しこのとき
この外線から受信した発IDは対応の発信者番号エリア
に記憶される。また、着信状態エリアの値が「0」であ
れば、この外線は非着信中であり、この時には発信者番
号エリアは、発IDが記憶されていないことを示す16
進の値「FFF・・・F」が記憶される。
【0027】次に図4(b)は発信者番号表示管理テー
ブルであり、子機のLCDに表示される発IDの局線
(外線)が各子機TELに対応して記憶される。このテ
ーブルには着信の順序に応じ最も先に着信があった外線
番号が記憶される。なお、このテーブルの外線番号は子
機側の所定操作に基づく変更要求により他の外線番号に
変えることが可能であり、従って該当子機では他の外線
の発番号を表示できる。この例では、外線L3,L1の
順に着信が到来したときに、子機TEL1,TEL3,
TELmでは先着の外線L3の発ID表示を継続してい
るが、子機TEL2では上記の変更要求により先着の外
線L3の発ID表示を後着の外線L1の発IDに切り替
えて表示する例を示している。
【0028】また、図4(c)は着信優先テーブルであ
り、発IDを優先表示すべき局線の番号を示している。
このテーブルは着信順にその優先順位を定めるもので、
このテーブルでは最も先に着信があった外線L3から受
信した発IDが最も表示優先順位が高く、次いで次に着
信があった外線L1の順となっており、局線番号の欄の
「0」は非着信中を示している。なお、図4(c)のテ
ーブルに示す優先順位の高い外線着信が応答などにより
非着信状態(通話状態)になったときに、他の外線に次
位の優先度の着信が継続している場合は、その外線の発
IDがLCDに表示され、この際には図4(b)の発信
者番号表示管理テーブルの書き換えが行われる。
【0029】このような各テーブルを設けることで、複
数の受信発IDを表示する場合に各子機TELのLCD
には着信順などの優先順位にしたがった1つの発IDの
みが表示され、利用者の着信応答時の際の混乱を回避で
きる。また、受信した複数の発IDを1台の子機TEL
に表示する場合、所定の操作に基づく上述の変更要求に
より複数の各発IDを順次1つづつ表示することも可能
である。なお、以上の例では主装置1のメモリ16に各
テーブルを設けているが、子機TELの図示しないメモ
リにこうしたテーブルを設けても同様の効果を奏する。
【0030】即ち、外線の着信時に主装置1では外線か
ら受信した発IDをその外線の番号とともに子機TEL
側に伝送する。子機TELではこの発ID及び外線番号
を受信すると図4(a)のテーブルに外線番号に対応し
て発IDを記憶し、かつ図4(b)のテーブルに表示外
線番号(表示局線番号)を記憶する。その後、図4
(c)の着信優先テーブルに着信順に従ってその外線番
号を記憶すると共に、この受信発IDを表示部23のL
CDに表示する。なお、このとき図4(b)のテーブル
に既に他の外線の番号が記憶されている場合は、今回受
信した外線番号は図4(c)の着信優先テーブルに記憶
されるのみで図4(b)のテーブルには記憶されずかつ
LCDにも表示されない。
【0031】その後、該当子機がLCDに発IDが表示
中の外線着信に応答するか、或いは他の子機がその外線
着信に応答することにより、主装置1側から発IDの消
去指示データが外線番号とともに伝送されてくると、子
機側では図4(a)のテーブルに記憶されているその外
線番号に対応する発IDを消去する。次いで図4(c)
の着信優先テーブルの発IDを消去し次位の発IDを最
優先とする更新処理を行った後、この更新された着信優
先テーブルに従い表示すべき発IDを図4(a)のテー
ブルから読み出して表示部23のLCDに表示する。そ
して、その外線番号を図4(b)のテーブルに記憶す
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
IDを受信する受信手段と、受信手段により受信された
発IDを発IDの表示が可能な全ての子機に表示する表
示手段と、表示手段による発IDの表示後に外線に到来
した着信への子機の応答を検出すると、着信に応答した
応答子機以外の子機に表示されている発IDを消去する
消去手段と、制御手段とを備え、制御手段は、消去手段
による発IDの消去後の応答子機外線転送操作に基づ
転送先の子機に着信を転送し、かつ受信手段により
信された発IDを転送先子機に表示するようにしたの
で、外線の着信呼の転送時には転送先の子機側ではこの
外線着信呼の発信元を容易に確認できる。また、上記外
線の強制転送操作により転送されてきた着信呼の発信元
を転送先子機に表示するようにしたので、突然転送され
てきた外線着信呼に対してもその発信元が事前に確認で
き、この場合、該当転送先子機の利用者はその発IDを
確認して不要な着信と判断したときには、これに応答せ
ずに転送元の子機へその転送呼を戻すことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るボタン電話装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 上記装置の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】 上記装置の要部動作を示すシーケンス図であ
る。
【図4】 上記装置に収容した各外線の着信時の状態及
び各外線の着信状態を表示する子機の着信表示優先順位
を示すテーブルである。
【符号の説明】
1…主装置、111 〜11n …外線インタフェース、1
2,121 〜12n …外線状態監視回路、13…回線交
換回路、14,141 〜14x …発ID受信回路、15
…CPU、16…メモリ、171 〜17m …電話機イン
タフェース、18,19…スイッチ回路、21…制御
部、22…伝送回路、23…表示部(LCD,外線ラン
プ)、24…通話回路、25…外線キー、26…ダイヤ
ルキー、TEL1 〜TELm …ボタン電話機、L1〜
Ln…外線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−265811(JP,A) 特開 平8−265432(JP,A) 特開 平6−78056(JP,A) 特開 平5−276238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/58 107 H04M 1/57 H04M 3/42 H04M 3/54 H04M 3/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信者の電話番号を示す発IDを発信側
    の発呼に基づき着信側へ通知する交換機に接続される外
    線を収容し、かつ前記発IDの表示が可能な電話機を
    するボタン電話装置において、 前記発IDを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された発IDを前記発IDの表
    示が可能な全ての電話機に表示する表示手段と、 前記表示手段による前記発IDの表示後に前記外線に到
    来した着信への電話機の応答を検出すると、前記着信に
    応答した応答電話機以外の電話機に表示されている発I
    Dを消去する消去手段と、 前記消去手段による発IDの消去後の前記応答 電話機の
    外線転送操作に基づき転送先の電話機に前記着信を転送
    するとともに、前記受信手段により受信された発IDを
    前記転送先電話機に表示する制御手段とを備えたこと
    を特徴とするボタン電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記外線転送操作は、転送先の電話機を指定するダイヤ
    ルキー操作及びこのダイヤルキー操作に続くオンフック
    操作を含む強制転送操作であることを特徴とするボタン
    電話装置。
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