JPH0738661A - 電話交換機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相手が不在の内線に対し、相手が戻ってきた
ことを自動的に知らせ、再発呼を自動的に行うことを目
的とする。 【構成】 着呼側内線が不在の時に着呼側内線を記憶す
る指定先記憶手段１３と、発呼側内線を記憶する指定元
記憶手段１４と、指定先記憶手段１３に記憶されている
指定先内線の状態の変化を監視する指定先内線状態監視
手段１５とを備え、着呼側内線が不在の時に発呼側内線
がキャンプオン・ノーアンサーを設定すると、指定先記
憶手段１３に記憶された指定先内線を指定先内線状態監
視手段１５が監視を行い、指定先内線の状態の変化が認
識されると指定元記憶手段１４に記憶されている指定元
内線及び指定先内線の呼び出しが開始されるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、相手が不在の内線を一
度呼び出した発呼者がキャンプオン・ノーアンサー操作
（リングバックトーンの聴取中のオフフックの状態で発
呼者が６のダイヤルナンバーを押圧した後、オンフック
の状態に戻す操作及びその機能を意味し、従来の所謂キ
ャンプオン・ビジー機能に対応するもので、本発明の説
明に於いてのみ使用する）を設定した場合における着呼
側内設定してオンフック状態で待機していても、相手が
戻ってきたことを発呼者に自動的に知らせることができ
ると共に、相手への再度の呼び出しもダイヤルすること
なく自動的に行うことのできる電話交換機に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】内線を呼び出した際に相手の内線がビジ
ー（通話中など）状態に在り、発呼者が再度ダイヤルす
ることなく相手の内線の空き状態を確認すると共に、電
話交換機側から自動的に相手への呼び出しが行われる、
所謂キャンプオン・ビジー機能を備えた電話交換機が利
用されている。

【０００３】次にこのキャンプオン・ビジー機能の概略
について、以下簡単に説明する。先ず、相手先を呼び出
した際に相手がビジー状態（発呼者内線がビジートーン
聴取中の状態で）に在る時には、発呼者内線側が「６」
をダイヤルしオンフックの状態に戻して待機する。この
状態に於いて、相手側（呼び出し先内線）をキャンプオ
ン・ビジー指定先内線と呼び、発呼者側（呼び出し元内
線）をキャンプオン・ビジー指定元内線と呼ぶ。次に、
キャンプオン・ビジー指定先内線の空き状態を電話交換
機側で確認すると、キャンプオン・ビジー指定先内線に
キャンプオン・ビジー指定元内線のみが着信許可される
確保状態（発信は行えるが着信許可内線以外の着信が禁
止されている状態）に変更され、更に電話交換機側がら
自動的にキャンプオン・ビジー指定元内線への呼び出し
が行われる。そして、キャンプオン・ビジー指定元内線
がオフフック状態になったことを電話交換機側で確認さ
れると、今後はキャンプオン・ビジー指定先内線の呼び
出しが電話交換機側によって行われ、キャンプオン・ビ
ジー指定先内線がオフフックに変わることにより両者間
の回線が接続されて通話が開始できる。従って、このキ
ャンプオン・ビギー機能を利用することにより、発呼者
側に於いては、ビジー状態の相手の内線の空き状態を自
動的に確認できると共に、電話交換機側で相手の空き状
態を確認して直ちに相手を自動的に呼び出してもらえる
こともできた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電話交
換機においては、このようなキャンプオン・ビジー機能
を利用するためには、呼び出し先内線が必ずビジー状態
でなければならず、呼び出し先内線が不在の場合にはこ
のキャンプオン・ビジー機能を利用することができず、
相手が不在かどうかわからないまま何度も電話をかけな
おさなければならないといった問題があった。本発明
は、上記従来の問題を解決するもので、相手が不在の内
線に電話をかけた場合に、キャンプオン・ノーアンサー
を設定してオンフック状態で待機することにより、相手
が戻って来たことを自動的に確認することができると共
に、相手への再度の呼び出しも自動的に行うことのでき
る電話交換機を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の電話交換機は、発呼者からの予め決められ
たコード信号の入力を検知するコード検知手段と、発呼
者のフッキングを検知する第１のフック検知手段と、発
呼者及び着呼者の電話番号を記憶する記憶手段と、前記
コード検知手段と前記第１のフック検知手段の出力に応
じて着呼者のフッキングを検知する第２のフック検知手
段と、前記第２のフック検知手段の出力に応じて前記発
呼者の電話番号を前記記憶手段から読み出し発呼者に発
呼動作する第１の発呼手段と、前記第１のフック検知手
段と前記第１の発呼手段の動作に応じて着呼者の電話番
号を前記記憶手段から読み出し着呼者に発呼動作する第
２の発呼手段と、前記第２の発呼手段と前記第２のフッ
ク検知手段の出力に応じて回線接続を行う回線接続手段
とを有するように構成すること、及び、内線の通話用線
の直流ループ電流を監視する直流ループ電流監視手段
と、前記通話用線に対してベル信号を送出するベル信号
発生手段と、局線トランクとのインターフェースをつか
さどる局線トランクインターフェース手段と、内線の通
話用線及び局線トランクインターフェース手段の通話路
を接続あるいは開放する通話路手段と、前記通話用線及
び局線トランクインターフェース手段を介して送られて
くる情報を解析してシステム内の各部を制御する制御手
段と、前記制御手段の制御によって内線からダイヤルさ
れたダイヤルを解析するダイヤル解析手段と、内線の状
態を記憶する内線状態記憶手段と、内線を呼び出した際
に着呼側内線が不在の時に、発呼側内線がキャンプオン
・ノーアンサーを設定した場合における着呼側内線を記
憶しておく指定先記憶手段と、キャンプオン・ノーアン
サーを設定した場合における発呼側内線を記憶しておく
指定元記憶手段と、前記指定先記憶手段に記憶されてい
る指定先内線の状態の変化を監視する指定先内線状態監
視手段とを備え、内線を呼び出した際に着呼側内線が不
在の時に発呼側内線がキャンプオン・ノーアンサーを設
定すると、前記指定先記憶手段に記憶された指定先内線
を指定先内線状態監視手段により監視を行い、指定先内
線の状態の変化が認識されると前記指定元記憶手段に記
憶されている指定元内線を呼び出し、更に指定元内線の
オフフック状態を前記制御手段が認識することにより前
記指定先内線の呼び出しが開始されるように構成した。

【０００６】

【作用】以上のように構成された本発明の電話交換機に
おいては、相手が不在の内線に電話をかけた場合に、発
呼者がキャンプオン・ノーアンサー機能を設定してオン
フック状態で待機していると、相手が戻って来たことを
電話交換機側が自動的に検知すると共に、相手が戻って
来たことを知らせる呼び出しが電話交換機側から発呼者
へ自動的になされ、発呼者は不在の相手が戻って来たこ
とを自動的に確認することができる。また、発呼者は電
話交換機側から発呼者への呼び出しを受け、受話器を取
ったオフフックの状態となると、電話交換機側から相手
への再度の呼び出しが自動的に行われることにより、発
呼者は相手への自動的な呼び出しが開始されたことを確
認することができ、その後受話器を取った相手との通話
を開始することができる。

【０００７】

【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の電話交換機
の一実施例として構成された自動交換機について説明す
る。

【０００８】図１は、本発明の一実施例に於ける電話交
換機の構成を示したブロック図である。図１において、
１は電話交換機、２は電話交換機１の内線端末装置とし
て接続される標準電話機、３は標準電話機２へ接続され
る通話用線、４は通話用線３の直流ループ電流の監視及
び標準電話機２から送出されるパルスダイヤルを監視す
る直流ループ電流監視手段、５は通話用線３に対してベ
ル信号を送出するベル信号発生手段である。

【０００９】また、６は直流ループ電流監視手段４及び
ベル信号発生手段５により構成される内線インターフェ
ース、７は局線、８は局線７との電気的インターフェー
スを行う局線トランクインターフェース手段である。ま
た、９は複数の通話用線３及び局線トランクインターフ
ェース手段８の間の音声用通話路の接続あるいは開放を
行う通話路手段である。

【００１０】また、１０は後述の制御手段１１によって
内線からダイヤルされたダイヤルを解析するダイヤル解
析手段、１１は直流ループ電流監視手段４及び局線トラ
ンクインターフェース手段８などからの情報を受け、直
流ループ電流監視手段４、ベル信号発生手段５及びダイ
ヤル解析手段１０などの制御を行う制御手段である。

【００１１】また、１２は標準電話機２の状態（空き状
態、ビジー状態、確保状態等）を記憶しておく内線状態
記憶手段、１３及び１４は内線呼び出し時に着呼側内線
が不在の時（発呼側内線がリングバックトーン聴取中）
に、発呼側内線がキャンプオン・ノーアンサーを設定し
た場合の設定された着呼側内線を記憶しておく指定先記
憶手段と発呼側内線を記憶しておく指定元記憶手段であ
る。

【００１２】また、１５は指定先記憶手段１３に記憶さ
れている着呼側内線（指定先内線）の状態の変化（着呼
側利用者が着発信の操作を示すオフフック等の動作）を
監視する指定先内線状態監視手段である。

【００１３】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて、次に図２に示す図面に基づいて説明する。

【００１４】図２及び図３は、本発明の一実施例に於け
る電話交換機の処理を示したフローチャートである。

【００１５】先ず、ステップ１において、標準電話機２
をオフフックし任意の内線の相手に対してダイヤルする
と、ステップ２において、標準電話機２から出力された
ダイヤルナンバーがダイヤル解析手段１０により着呼側
の内線ダイヤルナンバーを認識して、内線状態記憶手段
１２により着呼側の内線の状態が制御手段１１に通知さ
れ、そして、制御手段１１により着呼側の内線の状態に
応じて各種のトーンが発呼側内線に対して送信される。
若し、着信側内線が空き状態で且つ相手が不在のときに
は、発呼側内線に対して制御手段１１によりリングバッ
クトーンが送信され続ける。

【００１６】次にステップ３において、ステップ２のリ
ングバックトーン受信中に相手が受信すれば、ステップ
４の通話等に移り、若し相手の着信が無く不在でリング
バックトーンが継続している場合にはステップ５のキャ
ンプオン・ノーアンサー設定操作へ移る。

【００１７】次に、ステップ５において、発呼者がリン
グバックトーン聴取中に、発呼者において相手が不在で
あると認識し、オフフックの状態でダイヤルの「６」を
ダイヤルし、その後オンフックの状態に戻す操作により
キャンプオン・ノーアンサーの機能を設定すると、発呼
側内線から出力された着呼側内線のダイヤルナンバーが
ダイヤル解析手段１０により解析されると共に、キャン
プオン・ノーアンサーが設定されたことを制御手段１１
により認識される。次に、キャンプオン・ノーアンサー
が設定されたことを認識した制御手段１１は、キャンプ
オン・ノーアンサーが設定された着呼側内線のダイヤル
ナンバーを指定先記憶手段１３に記憶するように指示を
与え、指示を受けた指定先記憶手段１３で着呼側内線の
ダイヤルナンバーが記憶される。更に制御手段１１は、
キャンプオン・ノーアンサーを設定した発呼側内線のダ
イヤルナンバーを指定元記憶手段１４に記憶するように
同様に指示を与え、指示を受けた指示元記憶手段１４で
発呼側内線のダイヤルナンバーが記憶される。

【００１８】次に、ステップ６において、キャンプオン
・ノーアンサーが設定されたことを認識した制御手段１
１は、指定先内線状態監視手段１５に対して、指定先記
憶手段１３に記憶された着呼側内線（指定先内線）から
発生する状態の変化（例えばオフフック等の信号）を監
視するように指示を与え、指示を受けた指示先内線状態
監視手段１５で指定先内線から発生する状態の変化の監
視が開始される。そして、若し、指定先内線状態監視手
段１５による指定先内線の監視中に、指定先内線のオフ
フックの確認がなされると、指定先内線状態監視手段１
５は、指定先内線のオフフックを確認したことを制御手
段１１に直ちに通知を行う。

【００１９】次に、ステップ７において、指定先内線状
態監視手段１５からの指定先内線のオフフックの確認を
通知された制御手段１１は、内線状態記憶手段１２によ
り、指定先記憶手段１３と指定元記憶手段１４とに記憶
されている着呼側内線（指定先内線）と発呼側内線（指
定元内線）とのそれぞれの内線状態の確認を行う。

【００２０】この確認の際に、着呼側内線（指定先内
線）と発呼側内線（指定元内線）との両内線状態が、内
線状態記憶手段１２によりそれぞれ両内線とも空き状態
になっていなければ空き状態になるまで待機し続け、両
内線とも空き状態の条件が満たされると、内線状態記憶
手段１２から直ちにその通知が制御手段１１に伝達さ
れ、図３に示すステップ８に移行する。

【００２１】ステップ８において、着呼側内線（指定先
内線）と発呼側内線（指定元内線）との両内線状態がと
もに空き状態である旨の通知を受けた制御手段１１は、
直ちに指定先記憶手段１３に記憶されている着呼側内線
（指定先内線）を確保状態（発信は行えるが、着信許可
内線以外の着信が禁止されている状態）に変化されるよ
うに内線状態記憶手段１２に指示を与える。この指示を
受けた内線状態記憶手段１２により着呼側内線（指定先
内線）が確保状態になると、制御手段１１は、指定元記
憶手段１４に記憶されている発呼側内線（指定元内線）
へ直ちにベル信号を送出するようにベル信号発生手段５
を制御して、発呼側内線（指定元内線）の呼び出しを行
う。

【００２２】最後に、ステップ９において、ステップ８
でベル信号発生手段５によりベル信号の呼び出しを受け
た指定元記憶手段１４に記憶されている発呼側内線（指
定元内線）側の発呼者によりオフフックされる（尚、呼
び出されて受話器を取った発呼者には、リングバックト
ーンが聴こえ、このリングバックトーンはキャンプオン
・ノーアンサーを設定した相手（着呼者）への呼び出し
音であることが理解されよう）と、このオフフック状態
の継続を確認した制御手段１１は、直ちに指定先記憶手
段１３に記憶されている着呼側内線（指定先内線）ベル
信号を送出するようにベル信号発生手段５を制御して着
呼側内線（指定先内線）の呼び出しを開始するが、若
し、発呼側内線（指定元内線）側の発呼者のオフフック
状態が途中で切断された場合には、再び発呼側内線（指
定元内線）側の発呼者の呼び出しとオフフック状態の継
続を確認して、制御手段１１による着呼側内線（指定先
内線）の呼び出しが繰り返される。そして、この着呼側
内線（指定先内線）の呼び出しの継続中、着呼側内線
（指定先内線）側の相手（着呼者）が受話器をとること
により、発呼者と相手（着呼者）との通話が開始される
ことになる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明の電話交換機
によれば、発呼者からの予め決められたコード信号の入
力を検知するコード検知手段と、発呼者のフッキングを
検知する第１のフック検知手段と、発呼者及び着呼者の
電話番号を記憶する記憶手段と、前記コード検知手段と
前記第１のフック検知手段の出力に応じて着呼者のフッ
キングを検知する第２のフック検知手段と、前記第２の
フック検知手段の出力に応じて前記発呼者の電話番号を
前記記憶手段から読み出し発呼者に発呼動作する第１の
発呼手段と、前記第１のフック検知手段と前記第１の発
呼手段の動作に応じて着呼者の電話番号を前記記憶手段
から読み出し着呼者に発呼動作する第２の発呼手段と、
前記第２の発呼手段と前記第２のフック検知手段の出力
に応じて回線接続を行う回線接続手段とを有することを
特徴とする構成としたこと、及び、内線の通話用線の直
流ループ電流を監視する直流ループ電流監視手段と、前
記通話用線に対してベル信号を送出するベル信号発生手
段と、局線トランクとのインターフェースをつかさどる
局線トランクインターフェース手段と、内線の通話用線
及び局線トランクインターフェース手段の通話路を接続
あるいは開放する通話路手段と、前記通話用線及び局線
トランクインターフェース手段を介して送られてくる情
報を解析してシステム内の各部を制御する制御手段と、
内線の通話用線及び局線トランクインターフェース手段
の通話路を接続あるいは開放する通話路手段と、前記通
話用線及び局線トランクインターフェース手段を介して
送られてくる情報を解析してシステム内の各部を制御す
る制御手段と、前記制御手段の制御によって内線からダ
イヤルされたダイヤルを解析するダイヤル解析手段と、
内線の状態を記憶する内線状態記憶手段と、内線を呼び
出した際に着呼側内線が不在の時に発呼側内線がキャン
プオン・ノーアンサーを設定した場合における着呼側内
線を記憶しておく指定先記憶手段と、同じく内線呼び出
した際に着呼側内線が不在の時に発呼側内線がキャンプ
オンを設定した場合における発呼側内線を記憶しておく
指定元記憶手段と、前記指定先記憶手段に記憶されてい
る指定先内線の状態の変化を監視する指定先内線状態監
視手段とを備え、内線を呼び出した際に着呼側内線が不
在の時に発呼側内線がキャンプオン・ノーアンサーを設
定すると、前記指定先記憶手段に記憶された指定先内線
を指定先内線状態監視手段により監視を行い、指定先内
線の状態の変化が検知されると前記指定元記憶手段に記
憶されている指定元内線を呼び出し、更に指定元内線の
オフフック状態を前記制御手段が認識することにより前
記指定先内線の呼び出しが開始されることを特徴とする
構成としたことにより、呼び出した内線の相手（着呼
者）が不在であると発呼者が判断した場合に発呼者がリ
ングバックトーンの聴取中のオフフックの状態でキャン
プオン・ノーアンサーを設定してオンフックの状態で待
機することができ、その後は、指定先記憶手段に記憶さ
れると共に、指定先内線状態監視手段に監視されている
相手（着呼者）の着呼側内線（指定先内線）に相手（着
呼者）の発着信操作に伴うオフフック等の状態の変化を
指定先内線監視手段により認識されると、直ちに制御手
段等により指定元記憶手段に記憶されている発呼者への
呼び出しが自動的に行われ、発呼者が受話器を取ってリ
ングバックトーンが聴こえると、キャンプオン・ノーア
ンサーにより設定した相手（着呼者）が戻って来てその
戻ってきた相手（着呼者）を同時に電話交換機側から呼
び出し中であることを確認することができる。また、こ
のようにして呼び出しを受けた発呼者が受話器をオフフ
ックの状態で待機し、相手（着呼者）が受話器を取ると
両者の電話回線の接続が完了することになり通話を行う
ことができる。従って、本発明による電話交換機によれ
ば、不在の内線に相手が戻って来たことを自動的に確認
することができると共に、戻って来た相手を自動的に呼
び出すこともできることから、相手が不在かどうかわか
らないまま無駄に何度も電話をかけなおす必要がなく、
電話の利便性に大きく貢献するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に於ける電話交換機の構成を
示したブロック図

【図２】本発明の一実施例に於ける電話交換機の処理を
示したフローチャート

【図３】本発明の一実施例に於ける電話交換機の処理を
示したフローチャート

【符号の説明】

１ 電話交換機 ２ 標準電話機 ３ 通話用線 ４ 直流ループ電流監視手段 ５ ベル信号発生手段 ６ 内線インターフェース ７ 局線 ８ 局線トランクインターフェース手段 ９ 通話路手段 １０ ダイヤル解析手段 １１ 制御手段 １２ 内線状態記憶手段 １３ 指定先記憶手段 １４ 指定元記憶手段 １５ 指定先内線状態監視手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】発呼者からの予め決められたコード信号の
   入力を検知するコード検知手段と、発呼者のフッキング
   を検知する第１のフック検知手段と、発呼者及び着呼者
   の電話番号を記憶する記憶手段と、前記コード検知手段
   と前記第１のフック検知手段の出力に応じて、着呼者の
   フッキングを検知する第２のフック検知手段と、前記第
   ２のフック検知手段の出力に応じて前記発呼者の電話番
   号を前記記憶手段から読み出し発呼者に発呼動作する第
   １の発呼手段と、前記第１のフック検知手段と前記第１
   の発呼手段の動作に応じて着呼者の電話番号を前記記憶
   手段から読み出し着呼者に発呼動作する第２の発呼手段
   と、前記第２の発呼手段と前記第２のフック検知手段の
   出力に応じて回線接続を行う回線接続手段とを有するこ
   とを特徴とする電話交換機。
2. 【請求項２】内線の通話用線の直流ループ電流を監視す
   る直流ループ電流監視手段と、前記通話用線に対してベ
   ル信号を送出するベル信号発生手段と、局線トランクと
   のインターフェースをつかさどる局線トランクインター
   フェース手段と、内線の通話用線及び局線トランクイン
   ターフェース手段の通話路を接続あるいは開放する通話
   路手段と、前記通話用線及び局線トランクインターフェ
   ース手段を介して送られてくる情報を解析してシステム
   内の各部を制御する制御手段と、前記制御手段の制御に
   よって内線からダイヤルされたダイヤルを解析するダイ
   ヤル解析手段と、内線の状態を記憶する内線状態記憶手
   段と、内線を呼び出した際に着呼側内線が不在の時に発
   呼側内線がキャンプオン・ノーアンサー（リングバック
   トーンの聴取中のオフフックの状態で発呼者が６のダイ
   ヤルナンバーを押圧した後オンフックの状態に戻す操作
   を意味する）を設定した場合における着呼側内線を記憶
   しておく指定先記憶手段と、キャンプオン・ノーアンサ
   ーを設定した場合における発呼側内線を記憶しておく指
   定元記憶手段と、前記指定先記憶手段に記憶されている
   指定先内線の状態の変化を監視する指定先内線状態監視
   手段とを備え、内線を呼び出した際に着呼側内線が不在
   の時の発呼側内線がキャンプオン・ノーアンサーを設定
   すると、前記指定先記憶手段に記憶された指定先内線を
   指定先内線状態監視手段により監視を行い、指定先内線
   の状態の変化が認識されると前記指定元記憶手段に記憶
   されている指定元内線を呼び出し、更に指定元内線のオ
   フフック状態を前記制御手段が認識することにより前記
   指定先内線の呼び出しが開始されることを特徴とする電
   話交換機。