JP4715146B2 - プレゼンス情報処理システム、プレゼンス情報処理方法およびプレゼンス情報処理プログラム - Google Patents

プレゼンス情報処理システム、プレゼンス情報処理方法およびプレゼンス情報処理プログラム Download PDF

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本発明はプレゼンス情報処理システム、プレゼンス情報処理方法およびプレゼンス情報処理プログラムに関し、例えば、IP電話のプレゼンス情報を取り扱う場合などに適用して好適なものである。
従来のプレゼンス情報に関連する技術としては、下記の特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1では、利用者端末からメッセージが送信されたとき、サーバがその利用者のプレゼンス情報を自動的に更新させることにより、サーバ側に蓄積されているプレゼンス情報に、利用者の状態を正確に反映させることができる。これによって、通信相手(前記利用者に対応)の状態を確認しながらメッセージ(電子メールに相当)の送受信を行うインスタントメッセージングサービスの利用価値を高めることができる。
特開2003−271531号公報
ところで、VoIP通信を用いるIP電話などでも、プレゼンス情報をサーバに蓄積しておき、電話の発呼や着信の際、通信相手の状態(プレゼンス情報)を確認することのできるプレゼンスサービスが提供されることがある。
このプレゼンスサービスを正常に利用するためには、IP電話機能を実現する端末(電話端末)の側でも、自身のプレゼンス情報をサーバ側へ提供したり、他の利用者が提供しサーバ側に蓄積されているプレゼンス情報を取得、確認したりするための機能(ユーザインタフェースも含む)を備える必要がある。
その一方で、IP電話機能を持つ当該電話端末を実現するための具体的な方法には様々なものがあり、例えば、通常のパーソナルコンピュータにIP電話用のソフトウエア(ソフトフォン)を搭載することによって実現したソフトフォン形式のもののほか、IP電話専用の端末を用いる専用端末形式、既存の一般電話機(VoIP非対応の電話機)とVoIPゲートウエイを組み合わせたものを用いるゲートウエイ形式などがある。
それまでプレゼンスサービスに対応していなかった電話端末を、プレゼンスサービスに対応したものとするためには、多くの場合、電話端末側の機能拡張が必要となる。ソフトフォン形式などの場合、通常は、新たな機能に対応したプログラムを開発してそれを前記パーソナルコンピュータにインストールすればよいだけなので、電話端末の機能拡張は比較的容易に行えるものの、ゲートウエイ形式などの場合には、一般電話機は任意の未知のプログラムをインストールしたり、任意のメッセージ(プレゼンス情報の内容)を画面表示できる構成にはなっていないため、ハードウエア的に、全く別個の通信装置を作成してその通信装置で一般電話機を置換すること等が必要となり、機能拡張は極めて困難で多大なコストを要する。専用端末形式の場合、機能拡張の容易性は、その端末がどの程度の機能拡張に対応できるものとして設計、構成されているかに依存して決まるが、一般的には、ソフトフォン形式とゲートウエイ形式の中間程度の容易性になるものと考えられる。
これら3つの形式のいずれにおいても、いっそう容易に、プレゼンスサービスに対応できる柔軟性の高さが求められる。上述した特許文献1の技術もこのような柔軟性の高さを実現できるものではない。
なお、電話端末とその電話端末を利用する利用者が固定的に1対1に対応付けられている場合などには、特定の電話端末の通信状態をサーバ側が常時、監視し、監視結果をその利用者の状態(通信相手の状態)として他の利用者に伝える構成を取ることも可能であるが、電話端末とその電話端末を利用する利用者が固定的に1対1に対応付けられていない場合にはそれも難しい。例えば、オフィス内を利用者が自由に移動して移動先の電話端末を利用する場合などはこのケースに該当する。なお、ソフトフォン形式の電話端末の場合、ハンドセットやヘッドセットなどの外付け装置を電話端末に装着して使用するのが一般的だが、これらの外付け装置を持ち歩いたり、セッティングすることが煩わしいため、ソフトフォンを搭載したノートパソコンを携帯している場合などでも、移動先での通話は、そこに設置されている電話端末を用いることが多い。
かかる課題を解決するために、第1の本発明では、ユーザインタフェースを有する所定の一般的なクライアント機能を持つ汎用クライアント部を搭載した汎用情報端末と、電話機能を搭載した電話端末との組を1つの端末集合として使用し、電話に関連するプレゼンス情報を処理するプレゼンス情報処理サーバを有するプレゼンス情報処理システムにおいて、前記プレゼンス情報処理サーバは、(1)前記汎用クライアント部に対するサーバとして機能する汎用サーバ部と、(2)前記各端末集合においてユーザが利用する電話端末のプレゼンス情報を、当該汎用サーバ部を介して取得、蓄積するプレゼンス情報蓄積部と、(3)呼制御に係る処理を行う電話対応部とを備え、(4)第1の前記端末集合に含まれる第1の電話端末が、当該プレゼンス情報処理サーバとのあいだでプレゼンス情報を通信する機能であるプレゼンス情報クライアント部を持たない場合、第1の前記端末集合に係るユーザに、前記第1の電話端末と組となる第1の汎用情報端末の第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントを用いて当該プレゼンス情報処理サーバへアクセスさせ、当該プレゼンス情報処理サーバはログイン認証用のWebページを第1の前記汎用クライアント部へ提供し、前記ユーザにより前記ログイン認証用のWebページを用いて入力された認証情報に基づいて認証処理を行い、その認証が成功すると、当該プレゼンス情報処理サーバは、第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントとのあいだでプレゼンス情報の通信を行い、(5)前記第1の電話端末に対して発信された第2の前記端末集合に含まれる第2の電話端末からの呼があると、前記プレゼンス情報処理サーバが、着信先の前記第1の電話端末のユーザがログイン済みか確認し、ログイン済みの場合には、前記汎用サーバ部により、前記第1の電話端末のプレゼンス情報クライアント部およびまたは前記第1の電話端末と組となる前記第1の汎用情報端末の汎用クライアント部のWebクライアントに、第2の前記端末集合から供給された発信側ユーザに係るプレゼンス情報を通知しつつ、前記電話対応部により前記第1の電話端末に前記呼を着信させることを特徴とする。
また、第2の本発明では、ユーザインタフェースを有する所定の一般的なクライアント機能を持つ汎用クライアント部を搭載した汎用情報端末と、電話機能を搭載した電話端末との組を1つの端末集合として使用すると共に、電話に関連するプレゼンス情報を処理するプレゼンス情報処理サーバを用いるプレゼンス情報処理方法において、前記プレゼンス情報処理サーバでは、(1)汎用サーバ部が、前記汎用クライアント部に対するサーバとして機能すると共に、(2)プレゼンス情報蓄積部が、前記各端末集合においてユーザが利用する電話端末のプレゼンス情報を、当該汎用サーバ部を介して取得、蓄積し、(3)電話対応部が、呼制御に係る処理を行い、(4)第1の前記端末集合に含まれる第1の電話端末が、当該プレゼンス情報処理サーバとのあいだでプレゼンス情報を通信する機能であるプレゼンス情報クライアント部を持たない場合、第1の前記端末集合に係るユーザに、前記第1の電話端末と組となる第1の汎用情報端末の第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントを用いて当該プレゼンス情報処理サーバへアクセスさせ、当該プレゼンス情報処理サーバはログイン認証用のWebページを第1の前記汎用クライアント部へ提供し、前記ユーザにより前記ログイン認証用のWebページを用いて入力された認証情報に基づいて認証処理を行い、その認証が成功すると、当該プレゼンス情報処理サーバは、第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントとのあいだでプレゼンス情報の通信を行い、(5)前記第1の電話端末に対して発信された第2の前記端末集合に含まれる第2の電話端末からの呼があると、前記プレゼンス情報処理サーバが、着信先の前記第1の電話端末のユーザがログイン済みか確認し、ログイン済みの場合には、前記汎用サーバ部が、前記第1の電話端末のプレゼンス情報クライアント部およびまたは前記第1の電話端末と組となる前記第1の汎用情報端末の汎用クライアント部のWebクライアントに、第2の前記端末集合から供給された発信側ユーザに係るプレゼンス情報を通知しつつ、前記電話対応部により前記第1の電話端末に前記呼を着信させることを特徴とする。
さらに、第3の本発明では、ユーザインタフェースを有する所定の一般的なクライアント機能を持つ汎用クライアント部を搭載した汎用情報端末と、電話機能を搭載した電話端末との組を1つの端末集合として使用し、電話に関連するプレゼンス情報を処理するプレゼンス情報処理サーバを有するプレゼンス情報処理プログラムにおいて、前記プレゼンス情報処理サーバでは、コンピュータに、(1)前記汎用クライアント部に対するサーバとして機能する汎用サーバ機能と、(2)前記各端末集合においてユーザが利用する電話端末のプレゼンス情報を、当該汎用サーバ機能を介して取得、蓄積するプレゼンス情報蓄積機能と、(3)呼制御に係る処理を行う電話対応機能とを実現させ、(4)第1の前記端末集合に含まれる第1の電話端末が、当該プレゼンス情報処理サーバとのあいだでプレゼンス情報を通信する機能であるプレゼンス情報クライアント部を持たない場合、第1の前記端末集合に係るユーザに、前記第1の電話端末と組となる第1の汎用情報端末の第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントを用いて当該プレゼンス情報処理サーバへアクセスさせ、当該プレゼンス情報処理サーバはログイン認証用のWebページを第1の前記汎用クライアント部へ提供し、前記ユーザにより前記ログイン認証用のWebページを用いて入力された認証情報に基づいて認証処理を行い、その認証が成功すると、当該プレゼンス情報処理サーバは、第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントとのあいだでプレゼンス情報の通信を行、(5)前記第1の電話端末に対して発信された第2の前記端末集合に含まれる第2の電話端末からの呼があると、前記プレゼンス情報処理サーバが、着信先の前記第1の電話端末のユーザがログイン済みか確認し、ログイン済みの場合には、前記汎用サーバ部が、前記第1の電話端末のプレゼンス情報クライアント部およびまたは前記第1の電話端末と組となる前記第1の汎用情報端末の汎用クライアント部のWebクライアントに、第2の前記端末集合から供給された発信側ユーザに係るプレゼンス情報を通知しつつ、前記電話対応部により前記第1の電話端末に前記呼を着信させることを特徴とする。
本発明によれば、柔軟性を高めることができる。
(A)実施形態
以下、本発明にかかるプレゼンス情報処理システム、プレゼンス情報処理方法およびプレゼンス情報処理プログラムを、VoIP通信システムに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
本実施形態にかかるVoIP通信システム50の全体構成例を図2に示す。
図2において、当該VoIP通信システム50は、ネットワーク51と、プレゼンスシステム52と、パソコン53、55,57と、電話端末54,56,58とを備えている。
このうちネットワーク51はOSI参照モデルのネットワーク層でIPプロトコルが用いられるネットワークである。ネットワーク51はインターネットであってもよく、特定の通信事業者が管理するIP網であってもよい。
電話端末54,56,58は上述したIP電話機能を持つ電話端末である。ここでは、電話端末54の電話番号をNB4、IPアドレスをIP4とし、電話端末56の電話番号をNB6、IPアドレスをIP6とし、電話端末58の電話番号をNB8、IPアドレスをIP8とする。
これら電話端末54〜58は、前記ソフトフォン形式、専用端末形式、ゲートウエイ形式など、いずれの形式で実現されるものであってもよい。ただし、ゲートウエイ形式の場合、一般電話機自体をネットワーク51に直結することはできないため、図示しないVoIPゲートウエイが設けられることになる。
すでに説明したように、ソフトフォン形式の場合などには、新たな機能に対応したプログラムをインストールすることにより比較的容易に機能拡張を行うことができるが、本実施形態では電話端末の機能の不足はパソコンで補うため、電話端末自体にそのような機能拡張を行う必要はない。
すなわち本実施形態では、電話端末54、56,58の近傍に配置したパソコン53,55,57を利用することにより機能の不足を補うことができるため、機能拡張を行っていないにもかかわらず、行った場合と同等に、プレゼンスサービスに対応することが可能となる。図2上で、電話端末54の近傍にはパソコン53が配置され、電話端末56の近傍にはパソコン55が配置され、電話端末58の近傍にはパソコン57が配置されている。もちろん、VoIP通信システム50中に、機能拡張を行った電話端末と行っていない電話端末が混在していてもかまわないが、ここでは、説明を簡単にするために、主として、すべての電話端末が機能拡張を行っていないケースを想定する。
機能拡張によって電話端末上に実現される機能には様々なものがあり得るが、本実施形態で注目する機能は、プレゼンスシステム52が提供するプレゼンスサービスに対応する機能である。具体的には、draft−ietf−simple−presenceの仕様書で規定されるプレゼンスユーザエージェント(PUA)機能や、RFC2778で定義されるプレゼンティティ機能とウオッチャー機能などがこれに該当する。
PUA機能はクライアント(例えば、電話端末)側からプレゼンスサーバへクライアントの使用者(ユーザ)のプレゼンス情報を提供(公告)する機能である。この提供は、プレゼンスサーバによって当該プレゼンス情報が他の単一または複数のユーザ(例えば、B)に通知されることを前提としたものである。プレゼンティティ機能も当該PUA機能とほぼ同等な機能とみることができる。いずれにしても、クライアント側からプレゼンスサーバへプレゼンス情報を提供するには、クライアント側でPUA機能やプレゼンティティ機能を持つことが必要となる。以下では主として、ユーザAのプレゼンス情報を、ユーザAに対して発呼するユーザBに通知する場合を仮定する。
前記ウオッチャー機能のほうは、前記プレゼンティティ機能などとは逆に、プレゼンスサーバが提供するプレゼンスサービスを通じてプレゼンス情報を取得するクライアント機能である。
プレゼンス情報は、当該プレゼンス情報を提供するクライアント側のユーザに関する状態を記述した情報で、多種多様な情報が含まれ得る。例えば、ユーザAが通話中であるか否かを示す通話状態情報や「外出中のため普段使用している電話端末で応答できない」(オフライン)といった情報もユーザAに関するプレゼンス情報の1つである。
前記プレゼンスシステム52の内部構成は例えば図1に示す通りである。
(A−1−1)プレゼンスシステムの内部構成例
図1において、当該プレゼンスシステム52は、パソコン対応部10aと、電話対応部10bと、プレゼンスサーバ部30と、データベース部40とを備えている。
このうちプレゼンスサーバ部30は、上述したプレゼンスサーバに相当する部分である。本実施形態の構成上、当該プレゼンスサーバ部30自体は通常のプレゼンスサーバであってよい。プレゼンスサーバ部30は、クライアント(前記プレゼンティティ機能)側から提供されたプレゼンス情報を蓄積し、該当するクライアント(前記ウオッチャー機能)にそのプレゼンス情報を通知する。
前記パソコン対応部10aは、前記パソコン53,55,57との通信に対応する部分である。パソコン対応部10a内には、対Webブラウザクライアント通信部11と、コンテンツ制御部12と、プレゼンスユーザ部13とが含まれており、電話対応部10bには、対コミュニケーション端末通信部21と、通信制御部22と、プレゼンスユーザ部23とが含まれている。
対Webブラウザクライアント通信部11は、各パソコン53,55,57に搭載された前記WebブラウザBR1〜BR3と通信するWebサーバ機能に相当する部分である。
コンテンツ制御部12は当該対Webブラウザクライアント通信部11がWebブラウザに提供するコンテンツ(Webページ)の生成や、Webページ上の対話部品を介して行われる対話(例えば、フォームの各テキストボックスに入力された電話番号の収集、ユーザID(認証ID)やパスワードの収集など)に応じた処理を実行する部分である。当該コンテンツ制御部12は一例としてCGIプログラムなどによって実現され得る。
なお、機能拡張を行っていない電話端末を利用するユーザが、自身のプレゼンス情報をプレゼンスシステム52に提供したり、他のユーザがプレゼンスシステム52に提供したプレゼンス情報の通知を受けるには、ユーザ認証を受けてログインする必要がある。このとき、Webブラウザ(例えば、BR1)が表示した画面(Webページ)上の該当するテキストボックスなどに、自身のユーザID(認証ID)やパスワードを入力することになる。そのパソコンが自身が持ち歩くノート型パソコンである場合(例えば、53と55が同じパソコンである場合)などには、認証IDやパスワードを当該パソコンに記憶させておいて、入力の際の操作負担を軽減するようにしてもよい。
また、認証IDやパスワードを入力するためのWebページの構成には様々なものがあり得る。例えば、上述したようにテキストボックスに電話番号を入力させるもののほか、そのときユーザAが座っている座席(あるいは、使用する内線番号など)を選択させるものであってもよい。座席と電話番号の対応関係をプレゼンスシステム52側で管理しておけば、座席を選択させただけで電話番号を入力させた場合と同等な処理を行うことができる。
なお、各パソコン53,55,57のWebブラウザBR1〜BR3を起動したとき最初に画面表示されるWebページ(ポータルサイト)を対Webブラウザクライアント通信部11が提供するWebページのトップページとしておくことも望ましい。これにより、URLを入力する手間が省け、ユーザA、Bの操作負担は軽減できる。
プレゼンスユーザ部13は、コンテンツ制御部12とプレゼンスサーバ30部のあいだに介在し、両者を連携させる部分である。ユーザAに関するプレゼンス情報なども、前記フォーム(Webページ)のテキストボックスなどにユーザAが記述して送信すると、構成要素11,12を介して収集され、プレゼンスユーザ部13を介して、プレゼンスサーバ部30に渡され得る。また、プレゼンスユーザ部23からプレゼンスサーバ部30に供給されたプレゼンス情報は、当該プレゼンスサーバ部30からプレゼンスユーザ部13が取得することができる。
該当するユーザ(例えば、B)に対してあるユーザ(例えば、A)のプレゼンス情報を通知する場合、そのユーザBが機能拡張された電話端末を使用していなければ、当該プレゼンス情報は、当該プレゼンスユーザ部13を介して、Webページの形式でユーザBに通知することが可能である。
電話対応部10bは、VoIP通信システム50内でやり取りされるすべての呼制御メッセージを中継する部分である。また、主として電話端末が上述した機能拡張を行っている場合、当該電話対応部10b経由でプレゼンスサーバ部30からプレゼンス情報を収集したり、当該電話対応部10b経由でプレゼンス情報をプレゼンスサーバ部30に供給したりする。
後述するClick−to−Callサービスを提供する場合などにも、当該電話対応部10bの機能が必要になる。
電話対応部10b内の構成要素21〜23のうち、対コミュニケーション端末通信部21は前記対Webブラウザクライアント通信部11に対応し、プレゼンスユーザ部23は前記プレゼンスユーザ部23に対応するので、その詳しい説明は省略する。
ただし対コミュニケーション端末通信部21は、電話端末54,56,58と通信する部分である。
前記通信制御部22は、後述するテーブルTB4にユーザ(例えば、A)が電話番号(例えば、NB4)を登録した場合、その電話番号から発呼またはその電話番号に対して着呼したことを検出し、検出結果に対応する前記通話状態情報を、プレゼンスユーザ部23を介してプレゼンスサーバ部30に供給する部分である。
VoIP通信システム50内に上述した機能拡張を行っている電話端末が含まれている場合、その電話端末は前記ウオッチャー機能を用いて前記電話対応部10b経由でプレゼンスサーバ部30上に蓄積されているプレゼンス情報を取得し、その内容をユーザに伝えることができるので、プレゼンス情報をプレゼンスサーバ部30に供給する利点がある。VoIP通信システム50内でやり取りされるすべての呼制御メッセージは当該通信制御部22で中継されるため、これらの呼制御メッセージに応じたすべてのプレゼンス情報が、プレゼンスサーバ部30に供給されることになる。
したがって、この通信制御部22や対コミュニケーション端末通信部21の機能の大部分は、呼制御の機能を提供する、いわゆるSIPサーバ(図示せず)の一部として実現することもできる。
呼制御や呼管理の情報(例えば、いずれの電話端末が通信中であるか等を示す前記通話状態情報など)は、プレゼンスサーバ部30が必要と認めたときにはいつでも(、あるいは、常時、)プレゼンスユーザ部23を介して通信制御部22からプレゼンスサーバ部30へ提供され得る。ここでは、少なくとも、いずれかの電話端末に着信があったときには、その電話端末に関する通話状態情報が、プレゼンスユーザ部23からプレゼンスサーバ部30へ供給されるものとする。一般的にSIPサーバは呼管理を行う機能を持つため、当該プレゼンスユーザ部23は、SIPサーバの一部として実現することもできる。
前記データベース部40は、上述した各構成要素12,13,30によって操作(検索や登録など)されるテーブルTB1〜TB5を備えている。
利用者認証情報テーブルTB1は、データ項目として、ユーザIDと、認証IDと、パスワードとを備えている。
このうちユーザIDはVoIP通信システム50内で各ユーザを一意に識別するための識別情報である。ユーザIDとしては様々な情報を用いることが可能であるが、例えば、電子メールアドレスのような構造を持つ公開された情報であるRFC3261のSIP−URIを用いることも望ましい。
認証IDは認証のために使用される各ユーザの識別情報である。ユーザ認証の方法によってはユーザIDと別個に当該認証IDを用意する必要はないが、ここでは、用意するものとする。
パスワードはユーザ認証の際に用いられる文字列である。ユーザ認証のため、フォームのテキストボックスに認証IDと、パスワードを入力させるものとすると、認証IDとパスワードの組み合わせがいずれかの行(エントリ)に一致したとき、認証OKとなり、それ以外のときには、認証はNGとなる。ここで、行とは、テーブルに登録される各データ項目の具体的な値の組のことであるが、図1の例では図示していない。
このパスワードとして利用者認証情報テーブルTB1にどのような値を登録しておくかはユーザ認証の方法に依存して決まる。ユーザ認証には、一般的なWebブラウザに実装されているRFC2617(HTTP Authentication)のダイジェスト認証を用いることもできる。その場合、パスワードとしては、本来のパスワードの値そのものではなく、ダイジェスト認証の規定に基づいて暗号化されたハッシュ値を保存することが可能となるので、パスワードが漏洩する可能性が低減され、セキュリティの観点で望ましい。
参照関係情報テーブルTB2は、データ項目として参照者ユーザIDと、被参照者ユーザIDとを備えている。
参照者ユーザIDは、いずれかのユーザ(被参照者)のプレゼンス情報を参照した(プレゼンス情報の通知を受けた)ユーザのユーザIDを示す。
被参照者ユーザIDは、いずれかのユーザ(参照者)によってプレゼンス情報を参照されたユーザ(被参照者)のユーザIDを示す。
利用者状態情報テーブルTB3は、データ項目として、ユーザIDと、状態とを備えている。
ユーザIDは前記利用者認証情報テーブルTB1のユーザIDと同じものである。
状態は、プレゼンス情報の内容を示す。例えば、あるユーザ(例えば、A)のパソコン(ここでは、53)がプレゼンスシステム52に接続しているオンライン状態であるか、接続していないオフライン状態であるかを示す値が当該状態に登録される。ユーザAがプレゼンスシステム52にログインしてからログアウトするまでがオンライン状態であり、それ以外はオフライン状態である。
利用者端末情報テーブルTB4は、データ項目として、ユーザIDと、電話番号とを備えている。
このうちユーザIDは前記利用者認証情報テーブルTB1のユーザIDと同じものである。
電話番号は、各ユーザが利用している電話端末の電話番号を示す。その時点で各ユーザが利用している電話端末の電話番号をその電話端末の近傍に配置されたパソコン(Webブラウザ)を用いて各ユーザが通知してきたものが、このデータ項目の該当する行に登録される。例えば、ユーザAが移動して電話端末56を利用するようになると、パソコン55を用いたユーザAからの通知に応じて、ユーザAのユーザIDに対応付けられた電話番号がNB4ではなくNB6になる。
利用者位置情報テーブルTB5は、データ項目として、ユーザIDと、位置情報とを備えている。
このうちユーザIDは前記利用者認証情報テーブルTB1のユーザIDと同じものである。
位置情報は、電話端末のIPアドレスとポート番号を示す。この位置情報は、プレゼンスサーバ部30が上述した機能拡張を行っている電話端末にプレゼンス情報を通知するために必要となるものである。したがって、電話端末が前記54,56,58のように機能拡張を行っていない場合には通知を受けてもそれを正常に受け取って処理することができないから、位置情報を登録する必要もない。ただし後述するように、用件情報などを含むテキストメッセージの宛先としてパソコン(例えば、53)に搭載されたソフトフォンを指定する場合には、電話端末(例えば、54)ではなく、当該パソコン53およびソフトフォンのIPアドレスとポート番号を当該位置情報として登録することになる。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について、図3〜図5を用いて説明する。
図3は動作イメージを示す概略図である。
図4と図5はVoIP通信システム50の動作例を示す動作シーケンスである。図4の動作シーケンスはS10〜S22の各ステップから構成されており、図5の動作シーケンスはS30〜S40の各ステップから構成されている。図4と図5は一連の動作シーケンスを分けて図示したものであり、図4の最後のステップであるステップS22につづいて、図5の最初のステップであるステップS30が実行される。
ここで、ユーザAは、オフィス内を自由に移動して移動先の電話端末を利用するものとする。
(A−2)第1の実施形態の動作
図3において、当該ユーザAは当初、電話端末54とパソコン53を利用している。このときユーザAが上述した機能拡張を行っていない電話端末54のみを利用して、任意の相手に発呼したり、任意の相手からの着信に応答することもできる。ただしこの場合、当該電話端末53を使用しているユーザが誰であるかはプレゼンスシステム52にとって不明であるため、プレゼンスシステム52内にユーザAのプレゼンス情報が蓄積されることはない。
したがって、ユーザAは自身のプレゼンス情報を公告したくなければ、上述した機能拡張を行っていない電話端末54のみを利用すればよい。
これに対し自身のプレゼンス情報を公告したい場合には、ユーザAは、パソコン53のWebブラウザBR1を起動してプレゼンスシステム52の前記対Webブラウザクライアント通信部11にアクセスする。このとき、図4に示すように、パソコン53に画面表示されたWebページ上の対話部品を操作することによってユーザAがログインしようとすると(S10)、プレゼンスシステム52が認証用のWebページを提供してユーザ認証を要求する(S11)。ユーザAがパソコン53を操作して、この認証用Webページ上に用意されている例えばテキストボックスなどに前記認証IDやパスワードを入力して送信すると(S12)、プレゼンスシステム52では、前記利用者認証情報テーブルTB1をもとにユーザ認証を実行する。
ユーザ認証の結果がNGであれば、以降のステップ(S13等)に進むことはできないが、OKであれば、進むことができる。
ユーザ認証の結果がOKであれば、利用者状態情報テーブルTB3の状態の値がそれまでのオフラインからオンラインに変更される。
ステップS12につづくステップS13では、プレゼンスシステム52から所定のコンテンツ画面(プレゼンス情報を入力するためのWebページ)がパソコン53に送信され、前記WebブラウザBR1によって画面表示されるため、ユーザAは電話端末54の電話番号であるNB4やIPアドレスであるIP4を入力して送信することで、NB4やIP4をプレゼンスシステム52に伝えることができる。ネットワーク51経由でこれを受け取ったプレゼンスシステム52は、前記利用者端末情報TB4や利用者位置情報テーブルTB5にこれらNB4,IP4を登録し(S14)、登録が完了した旨のメッセージを含むWebページをパソコン53に返す(S15)。
なお、ロケーションサーバ(図示せず)などの登録内容を活用すれば、ユーザAがNB4またはIP4のいずれかを入力すれば、他方の入力は省略することが可能である。各電話端末の電話番号とIPアドレスの対応関係(NB4に対応するIPアドレスがIP4であること等)は、アドレス解決を行うため、ロケーションサーバなどに登録されているから、例えば、電話番号がNB4であることが分かれば、その電話番号NB4に対応するIPアドレスがIP4であることは、その登録内容から容易に特定することが可能である。
これにより、プレゼンスシステム52は、ユーザAが使用する可能性のある電話端末の電話番号NB4とIPアドレスIP4を特定できるため、ユーザAのプレゼンス情報を取得してプレゼンスサーバ部30に蓄積することが可能となる。
このあと、ステップS16〜S18でパソコン57を用いるユーザBがプレゼンスシステム52を利用可能になる。このうちステップS16は前記ステップS10に対応し、ステップS17は前記ステップS11に対応し、ステップS18は前記ステップS12に対応するので、その詳しい説明は省略する。
ユーザBがプレゼンスシステム52を利用する権限を有する正当なユーザであり、ユーザ認証がOKであれば、ユーザBはプレゼンスシステム52を利用可能となるので、プレゼンスシステム52が提供するWebページを介して、ユーザAのプレゼンス情報の通知を要求することができる。必要ならば、ユーザBの認証IDやパスワードを入力する認証用Webページ上に、ユーザBがプレゼンス情報の通知を希望するユーザ(ここでは、A)を指定する情報(例えば、ユーザAのユーザIDであるSIP−URIなど)を入力するテキストボックスなどを用意しておき、自身の認証IDやパスワードの送信と、ユーザAのプレゼンス情報の通知(状態通知)の要求の送信をほぼ同時に行うようにしてもよい(S18,S19)。
いずれにしても、正当な権限を有するユーザBから要求された場合、プレゼンスシステム52は、ユーザAのプレゼンス情報を返送する(S20)。このステップS19,S20のやり取りが行われると、前記参照関係情報テーブルTB2に参照者であるユーザBのユーザIDと、被参照者であるユーザAのユーザIDが登録される。必要に応じて、参照関係テーブルTB2には、参照(プレゼンス情報の通知)の回数や時刻などの記録も残すとよい。
前記ステップS19とS20のやり取りは、ユーザBから要求があるたびに何度でも繰り返され、各時点で、ユーザAがプレゼンスシステム52(のテーブルTB3)に登録した最新のプレゼンス情報がユーザBに返送されることになる。必要ならば、パソコン57のWebブラウザBR3に、前記ステップS19と同じ内容の要求(HTTPリクエストメッセージ)を短い時間間隔で定期的に繰り返し送信する機能を与えておけば、プレゼンスシステム52から返送されるHTTPレスポンスメッセージの内容(Webページの内容)が変動した場合にのみ、パソコン57の表示画面が変化するため、リアルタイムで、ユーザAのプレゼンス情報の変動をパソコン57の画面上に反映させることもできる。
なお、このようにHTTPリクエストメッセージの送信が繰り返されるたびにユーザ認証を行うようにしてもよいが、例えば、CookieやSSLセッションIDなどを利用したセッション管理を行うことによって、ユーザ認証は例えばセッションの最初に1度だけ行えばよくなる。
ステップS21のように、ユーザAが電話端末54で通話を開始するときには、その前に通話中である旨のプレゼンス情報を登録しておけば、プレゼンスシステム52から当該プレゼンス情報(通話中であることを示す通話状態情報)の通知を受けたユーザBは、ユーザAが通話中であることを認識することができる(S22)。
前記ステップS22につづき、図5のステップS30では、ユーザAがパソコン53によるプレゼンスシステム52の利用を終了し、ログアウトする(S30)。必要ならば、ログアウトの際にもプレゼンスシステム52からユーザ認証を要求するようにしてもよい。
また、ユーザAがログアウトを行わずに移動した場合に備え、WebブラウザBR1に、プレゼンスシステム52に過大な負荷を与えない程度の時間間隔(例えば、1時間程度)で自動的にプレゼンスシステム52にアクセスしてログイン状態(テーブルTB3〜TB5のユーザAに対応する行の内容)の確認要求を送信させるようにしてもよい。この場合、前回、この確認要求を受け取ってから、今回、受け取るまでにログイン状態の更新が行われていない場合、プレゼンスシステム52は、ユーザAに対応するログイン状態を所定の初期値に戻すようにする。この初期値は、テーブルTB3の状態としてはオフライン、テーブルTB4の電話番号およびテーブルTB5の位置情報としては空値を用いるとよい。また、必要に応じて、テーブルTB4とTB5のユーザAに対応する行を削除してもよい。
さらに、前記プレゼンスサーバ部23で管理、蓄積されている呼管理の情報を利用することも好ましい。例えば、電話端末54がオンフックされて通話状態でなくなってから所定時間(例えば、10分)が経過してもユーザAによるログアウトが行われていない場合には、自動的に、ユーザAに対応するログイン状態を初期値に戻すようにしてもよい。
なお、ログアウトを行わずに移動したユーザAが移動先のパソコン(ここでは、55)からログインした場合には、その時点でユーザAに関する古いログイン状態は新しいログイン状態に置換することもできる。
いずれにしてもログアウトが行われると、前記利用者端末情報テーブルTB4からユーザAが使用する可能性のある電話番号の情報が失われるので、プレゼンスシステム52は、ユーザAのプレゼンス情報を蓄積することができなくなる。
このようにして各テーブルTB3〜TB5にユーザAのオフラインが反映されたあとで、ユーザBが(パソコン57が)前記ステップS19と同様な要求の送信を行えば、例えば、ユーザAの詳細なプレゼンス情報は不明であり、ユーザAはプレゼンスシステム52(プレゼンスサーバ部30)を利用中でない旨の応答を返すようにしてもよい(S31)。
図3および図5の例では、このあとユーザAが移動して、移動先のパソコン55からプレゼンスシステム52にログインする。このとき実行される各ステップS32〜S36のうち、ステップS32は前記ステップS10に対応し、ステップS33は前記ステップS11に対応し、ステップS34は前記ステップS12に対応し、ステップS35は前記ステップS13に対応し、ステップS36は前記ステップS14に対応し、ステップS37は前記ステップS15に対応するので、その詳しい説明は省略する。
ただし、このステップS12でパソコン55を用いてユーザAがプレゼンスシステム52に送信する認証IDやパスワードは、前記ステップS12で送信するものと同じであり、ステップS36で送信する電話番号は前記ステップS14で送信したNB4とは異なるNB6であるため、前記テーブルTB4やTB5のユーザAに対応する行の内容も、今回のユーザAの移動を反映したものとなる。
前記ステップS37につづいて実行されるステップS38は前記ステップSS20に対応し、ステップS39は前記ステップS21に対応し、ステップS40は前記ステップS22に対応するので、その詳しい説明は省略する。
ただし当該ステップS39では、ユーザAはパソコン55の近傍に配置された電話端末56を用いた通話を開始することになる。
(A−3)第1の実施形態の効果
本実施形態によれば、各電話端末において上述した機能拡張を行わなくてもプレゼンスサービスに対応して、各ユーザが自身のプレゼンス情報を公告したり、他のユーザのプレゼンス情報の通知を受けることができるため、柔軟性が高い。
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
構成上、本実施形態は第1の実施形態と相違する点を持たない。本実施形態が第1の実施形態と相違するのは、各構成要素の機能に関する点に限られる。
(B−1)第2の実施形態の構成および動作
本実施形態にかかるVoIP通信システム10の動作例を図7〜図10に示す。
本実施形態では、用件を示す情報(用件情報)をプレゼンスシステム52を介して、各ユーザ(ここでは、AとB)がやり取りできる点に特徴を有する。用件情報は、着信先の相手に、予め通話の用件を伝えるために用いることができる。
ここでは、ユーザAの電話端末54に対してユーザBの電話端末58から着信するケースを想定する。本実施形態におけるプレゼンス情報には、前記用件情報のほか、発信者情報なども含まれるものとする。発信者情報とは、発信者(ここでは、B)に関する情報であり、具体的には、発信者の氏名や電話番号などが含まれ得る。
また、図7〜図10では、すでにユーザAはパソコン53を用いてプレゼンスシステム52にログインし、電話端末54の電話番号NB4をプレゼンスシステム52に登録してあるものとする。
この場合、電話端末54に宛てて、電話端末58からプレゼンスシステム52経由で前記用件情報や発信者情報を含む呼制御メッセージを届ける形になる。上述したようにプレゼンスユーザ部23は、電話端末54に関する通話状態情報をプレゼンスサーバ部30に供給するが、このとき通話状態情報とともに、前記呼制御メッセージから抽出した用件情報や発信者情報をプレゼンスサーバ部30に供給する点に図7の動作例の特徴がある。
ただし必要に応じて、ユーザBがパソコン57のWebブラウザBR3を用いて、当該用件情報や発信者情報をプレゼンスシステム52に供給するようにしてもよい。この場合、電話端末58が送信する呼制御メッセージ自体には用件情報や発信者情報が含まれている必要がないため、電話端末58が用件情報や発信者情報を含む呼制御メッセージを送信できるような機能拡張を行っていない場合にも実現可能である。
前記通話状態情報とともに用件情報や発信者情報の供給を受けたプレゼンスサーバ部30は、当該通話状態情報、用件情報および発信者情報を、プレゼンスユーザ部13に供給する。
プレゼンスユーザ部13はこの時点で着信先の当該電話端末54がプレゼンスシステム52にログインしているか否かを確認する。ここで想定しているケースのようにログインしている場合には、利用者位置情報テーブルTB5には電話端末54の位置情報が登録されているから、その位置情報を宛先として、前記用件情報と発信者情報を送信する。このとき、用件情報や発信者情報はテキストメッセージで通知するとよい。
必要ならば、通信制御部22に指示して、電話端末54宛てに用件情報や発信者情報を記述した当該テキストメッセージを送信させるようにしてもよい。
電話端末54がソフトフォン形式のIP電話である場合など、任意のテキストメッセージを表示してユーザAに読ませる機能を備えている場合には、この用件情報と発信者情報の内容をユーザAに伝えることができる。
また、電話端末54がソフトフォン形式のIP電話でない場合には、当該パソコン53にソフトフォンをインストールするとともに、利用者位置情報テーブルTB5に、パソコン53の位置情報を登録しておけば、パソコン53で用件情報と発信者情報の内容を画面表示することができる。この画面表示とともに、電話端末54に呼制御メッセージが着信して着信音の出力などの呼び出しが実行されるので、ユーザAはオフフック(応答)する前に用件情報や発信者情報を確認すること等が可能となる。
この場合、電話端末54が自端末上に用件情報や発信者情報の内容を画面表示するための機能拡張を容易に行うことができないものであっても、ユーザAからみると、この機能拡張を行った場合とほぼ同等な機能を実現することができる。
図8の動作例は、前記Click−to−Callサービスに関するものである。
Click−to−Callサービスは、いずれかのユーザ(ここでは、Bとする)からの要求(発呼要求)によりプレゼンスシステム52が双方のユーザAおよびBにコールバックを行い、応答した双方のユーザAとBの通話を可能とするサービスである。
ここでは、Click−to−CallサービスはユーザBがパソコン57のWebブラウザBR3で、サービスの提供(電話端末54および58への発呼)を要求することによって提供されるものとする。この要求の際、必要ならば、コールバックを実行する時刻なども指定できるようにしておくとよい。
パソコン57から送信されたClick−to−Callサービスのための発呼要求が、対Webブラウザクライアント通信部11に届くと、当該発呼要求は、コンテンツ制御部12経由で通信制御部22に供給される。次に、前記利用状態情報テーブルTB3から、ユーザAがプレゼンスシステム52にログインしているか否かを調べ、ログインしている場合には、利用者位置情報テーブルTB5に登録されている位置情報に宛てて用件情報や発信者情報を含むテキストメッセージを送信する。このテキストメッセージに含まれる用件情報の内容は、前記パソコン53に画面表示されてユーザAに伝えられる。
この場合、パソコン53にソフトフォンがインストールされていてもいなくてもかまわないが、ソフトフォンがインストールされている場合には、当該ソフトフォンの機能で画面表示などを行うものであってよい。また、実際の着信(Click−to−Callサービスのための呼制御メッセージの送信(すなわち、発呼))は、ソフトフォン形式のIP電話であるパソコン53に宛てて行ってもよく、電話端末54に宛てて行ってもよい。
これにより、Click−to−Callサービスを利用する場合にも、図7の場合と同様、パソコン53で用件情報や発信者情報の内容を画面表示することができるので、ユーザAはオフフックする前に用件を確認することが可能となる。
図7と図8ではプレゼンスシステム52側からユーザAのパソコン53へ用件情報や発信者情報(テキストメッセージ)を送り付けるプッシュ型のサービスであったのに対し、図9では、用件情報や発信者情報をプレゼンスシステム52上に一時的に記憶(データベース部40にそのためのテーブルを用意しておくとよい)しておき、ユーザAがパソコン53でアクセスして当該用件情報や発信者情報を閲覧するのを待ち受けるプル型のサービスである点が相違する。
プレゼンスシステム52上における用件情報や発信者情報の記憶は、例えば、この呼制御メッセージによって開始されたユーザAとBの通話が終了するまで維持するとよい。
図9の動作例は、図7と図8のなかでは図7の動作例のほうに近い。図9の動作例は基本的に図7の動作例と同じであるので、ここでは、図9の動作例が図7の動作例と相違する点についてのみ説明する。
図9の動作例の場合、用件情報や発信者情報を含むテキストメッセージを送信する必要がないため、当該テキストメッセージの宛先として、前記利用者位置情報テーブルTB5に前記位置情報を登録しておく必要はない。また、前記用件情報や発信者情報をプレゼンスシステム52上に一時的に記憶しておくとき、ユーザAのユーザIDと対応付けておく必要がある。
図9の動作例では、ユーザAは、呼制御メッセージが着信して電話端末54から着信音などによる呼び出しが行われたとき、前記パソコン53を用いてプレゼンスシステム52にアクセスして、プレゼンスシステム52上に記憶されている用件情報や発信者情報を閲覧する。これによっても、図7と同様に、ユーザAはオフフックする前に用件を確認することが可能となる。
なお、用件情報や発信者情報を閲覧するとき、そのためのHTTPリクエストメッセージがパソコン53から送信され、ネットワーク51経由でプレゼンスシステム52まで届くと、プレゼンスシステム52内では、対Webブラウザクライアント通信部11、コンテンツ制御部12,プレゼンスユーザ部13,プレゼンスサーバ部30、データベース部40が動作し、コンテンツ制御部12がそのためのWebページを生成し、当該Webページを含むHTTPレスポンスメッセージをネットワーク51経由でパソコン53まで送信することになるのは当然である。
次に図10の動作例について説明する。
図10の動作例はClick−to−Callサービスに対応するものである点で図8の動作例と同じであるが、プル型のサービスである点では、図9の動作例と同じである。
図10の動作例では、Click−to−Callサービスのための発呼要求がプレゼンスシステム52によって行われ、電話端末54が着信音の出力などによる呼び出しを行ったとき、ユーザAがパソコン53を用いてプレゼンスシステム52にアクセスし、自身のユーザIDに対応付けた形式でデータベース部40などに一時的に記憶されている用件情報や発信者情報を閲覧することになる。
その他の点で、図10の動作例は、図8や図9の動作例と同じである。
(B−2)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、プレゼンス情報として用件情報や発信者情報を着信先(例えば、ユーザA)に伝えることが可能になり、利便性が高まる。
(C)第3の実施形態
以下では、本実施形態が第1、第2の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
問い合わせの電話を受け、過去の経緯を記した資料を探して対応可能な人物を判断し、その人物の連絡先を探すためのデータ検索機能と、データ検索機能によって特定した連絡先に連絡を取り、電話を代わってもらうための通話中転送機能(通信中転送機能)があれば、問い合わせの電話を適切な人物に転送して適切な対応を行うことが可能であるが、電話端末にこのようなデータ検索機能や通話転送機能を実現するための機能拡張(あるいは、機能追加)を行うことは必ずしも容易ではない。
本実施形態では、電話端末自体にこのような機能拡張を行わなくても、パソコンとプレゼンスシステムの機能で、このような機能拡張が行われた場合と同等な機能を実現することを特徴とする。
(C−1)第3の実施形態の構成および動作
構成上、本実施形態が第1の実施形態と相違するのは、プレゼンスシステム60の内部構成に関する点に限られる。
図6において、当該プレゼンスシステム60は、パソコン対応部10aと、電話対応部10bと、プレゼンスサーバ部30と、データベース部40とを備えている。
このうちパソコン対応部10aは、対Webブラウザクライアント通信部11と、コンテンツ制御部12と、プレゼンスユーザ部13と、通信制御部14とを備えている。また、電話対応部10bは、対コミュニケーション端末通信部21と、通信制御部22と、プレゼンスユーザ部23とを備えている。
ここで、図1と同じ符号を付与した構成要素の機能は基本的に第1の実施形態と同じなのでその詳しい説明は省略する。
ただし、パソコン対応部10aは、通信制御部14を備えている点が第1の実施形態と相違する。当該通信制御部14は、プレゼンスユーザ部13と電話対応部10b内に設けられた通信制御部22に接続されている。当該通信制御部14は、パソコンに搭載されたWebブラウザ(例えば、BR1)と連携して前記通話中転送機能を実現するための中心的な役割を果たす。
また、データベース部40には、上述した各テーブルTB1〜TB5のほかに、過去の電話対応の経緯を記録したテーブル(対応履歴テーブル)も用意しておくとよい。これにより前記データ検索機能をWebによって実現することができる。
ここでは、最初の着信(前記問い合わせの電話に対応)がユーザBからユーザAに対して行われ、ユーザAがWebによって実現された前記データ検索機能を用いて過去の経緯を記した資料を探して対応可能な人物(ユーザCとする)を判断し、その人物の連絡先を探したうえ、その人物へ通話中の呼の転送を行うケースを想定する。
この一連の処理は、図11に示す[S1]→[S2]→[S3]の順番で進む。ユーザCとユーザCが利用する電話端末61については、図2上には図示していないが、当該電話端末61は、前記電話端末54,56,58と同様な電話端末であり、ネットワーク51に接続されている。
図11において、ステップ[S1]では、ユーザBのダイヤル操作に応じて電話端末58から送信された呼制御メッセージがプレゼンスシステム60経由で電話端末54に着信する。
つづくステップ[S2]では、この着信による呼び出しに応えて電話端末54をオフフックしたユーザAがユーザBと通話することにより、この電話に対応するには、自分以外に適当な人物が存在することを推測し、パソコン53に搭載されたWebブラウザBR1を用いてプレゼンスシステム60にアクセスする。このとき、ユーザBとの通話のための回線は保留状態としておく。
次に、ユーザAはプレゼンスシステム60が提供するWebページのリンクを辿って、前記データ検索機能に対するWebページを画面表示させる。この画面上で例えばユーザBの氏名などを入力して検索を指示すること等により、過去にユーザBからの電話に対応したユーザCを特定し、画面上でユーザCの電話番号(転送先番号)への発呼を意味するボタンを操作(例えば、クリック)することにより、当該転送先番号を前記コンテンツ制御部12,プレゼンスユーザ部13,通信制御部14を介して、通信制御部22に渡す。これは、電話端末に対する実際の通信制御を行っている通信制御部22に対する通話中転送の依頼を意味する。
このとき各構成要素(例えば、14)の内部で行われる処理は、例えば、ユーザAが利用する電話端末54から送信された呼制御メッセージ(着信先が電話端末61の呼設定メッセージ)をユーザCが利用する電話端末61へ中継する場合と同じ処理であってよい。
なお、RFC3261に対応した仕様である場合、SIPの呼制御メッセージには呼を識別するためのCall−IDなどのセッション情報が必須であるため、通話中転送を実行するには、通信制御部14がユーザBからユーザAへの呼のセッション情報を取得する必要がある。これは、例えば、プレゼンスユーザ部23からプレゼンスサーバ部30を介してプレゼンスユーザ部13にユーザAの電話端末54に関する通話状態情報を渡す際に、このセッション情報も一緒に渡すことによって実現できる。
なお、前記検索の際に必要となる前記ユーザBの氏名などは、ユーザBとの通話によって取得してもよいし、プレゼンスシステム60上に一時的に記憶されているプレゼンス情報(発信者情報)から取得してもよい。
プレゼンスシステム60から呼制御メッセージが電話端末61に届けられ、ユーザCが電話端末61をオフフックして応答すると、ユーザAはユーザBからの電話があったこと等をユーザCとの通話などを通じて伝え、通話中転送を行う旨をユーザCに伝える。
このあと、ステップ[S3]では、前記通信制御部14が動作して、ユーザAの電話端末52とプレゼンスシステム60のあいだの回線を切断するとともに、ユーザCの電話端末61とユーザBの電話端末52のあいだに通話用の回線を接続するように、回線の切り替えを行って、通話中転送を完了させる。以降は、ユーザCとユーザBの通話が行われる。
(C−2)第3の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、電話端末自体の機能を拡張することなく、データ検索機能や通話中転送機能を実現できるため、利便性が高まる。
(D)他の実施形態
上記第1〜第3の実施形態で1つの機能として説明したものを別個の機能に分割して別の情報処理装置に搭載してもよく、上記第1〜第3の実施形態で異なる機能として説明したものを1つの機能にまとめてもよい。また、上記第1〜第3の実施形態で異なる情報処理装置に搭載した機能は1つの情報処理装置に搭載してもよく、同一の情報処理装置に搭載した機能は別個の情報処理装置に搭載してもよい。
例えば、電話端末53がソフトフォン形式である場合、ソフトフォンとWebブラウザを同一のパソコンに搭載してもよい。また、例えば、前記プレゼンスシステム52の構成要素のうち、パソコン対応部10aと電話対応部10bとプレゼンスサーバ部30は同一の情報処理装置に搭載し、データベース部40は別の情報処理装置に搭載するようにしてもよい。
なお、上記第2の実施形態では、プレゼンスシステム52を介して、各ユーザ(AとB)が用件情報と発信者情報をやり取りするようにしたが、必要に応じて、用件情報または発信者情報のいずれか一方を省略したり、その他の情報を追加したりしてもよい。
なお、上記実施形態で用いた通信プロトコルは必要に応じてその他の通信プロトコルに置き換えてもよい。
例えば、IPプロトコルの替わりに、IPXプロトコルなどを用いることができる可能性がある。また、呼制御プロトコルも必ずしもSIPに限定する必要はなく、ITU−T勧告H.323などを用いることができる可能性もある。
以上の説明でハードウエア的に実現した機能の大部分はソフトウエア的に実現することが可能であり、ソフトウエア的に実現した機能のほとんど全ては、ハードウエア的に実現することが可能である。
第1の実施形態にかかるVoIP通信システムで使用するプレゼンスシステムの内部構成例を示す概略図である。 第1の実施形態にかかるVoIP通信システムの全体構成例を示す概略図である。 第1の実施形態の動作イメージを示す概略図である。 第1の実施形態の動作例を示す動作シーケンスである。 第1の実施形態の動作例を示す動作シーケンスである。 第2の実施形態にかかるVoIP通信システムで使用するプレゼンスシステムの内部構成例を示す概略図である。 第2の実施形態の動作イメージを示す概略図である。 第2の実施形態の動作イメージを示す概略図である。 第2の実施形態の動作イメージを示す概略図である。 第2の実施形態の動作イメージを示す概略図である。 他の実施形態の動作イメージを示す概略図である。
符号の説明
10a…パソコン対応部、10b…電話対応部、11…対Webブラウザクライアント通信部、12…コンテンツ制御部、13、23…プレゼンスユーザ部、21…対コミュニケーション端末通信部、22…通信制御部、30…プレゼンスサーバ部、40…データベース部、50…VoIP通信システム、51…ネットワーク、52…プレゼンスシステム、53,55,57…パソコン、54,56,58…電話端末、BR1〜BR3…Webブラウザ、NB4、NB6,NB8…電話番号、IP4,IP6,IP8…IPアドレス、TB1〜TB3…テーブル。

Claims (3)

  1. ユーザインタフェースを有する所定の一般的なクライアント機能を持つ汎用クライアント部を搭載した汎用情報端末と、電話機能を搭載した電話端末との組を1つの端末集合として使用し、電話に関連するプレゼンス情報を処理するプレゼンス情報処理サーバを有するプレゼンス情報処理システムにおいて、
    前記プレゼンス情報処理サーバは、
    前記汎用クライアント部に対するサーバとして機能する汎用サーバ部と、
    前記各端末集合においてユーザが利用する電話端末のプレゼンス情報を、当該汎用サーバ部を介して取得、蓄積するプレゼンス情報蓄積部と、
    呼制御に係る処理を行う電話対応部とを備え、
    第1の前記端末集合に含まれる第1の電話端末が、当該プレゼンス情報処理サーバとのあいだでプレゼンス情報を通信する機能であるプレゼンス情報クライアント部を持たない場合、第1の前記端末集合に係るユーザに、前記第1の電話端末と組となる第1の汎用情報端末の第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントを用いて当該プレゼンス情報処理サーバへアクセスさせ、当該プレゼンス情報処理サーバはログイン認証用のWebページを第1の前記汎用クライアント部へ提供し、前記ユーザにより前記ログイン認証用のWebページを用いて入力された認証情報に基づいて認証処理を行い、その認証が成功すると、当該プレゼンス情報処理サーバは、第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントとのあいだでプレゼンス情報の通信を行い、
    前記第1の電話端末に対して発信された第2の前記端末集合に含まれる第2の電話端末からの呼があると、前記プレゼンス情報処理サーバが、着信先の前記第1の電話端末のユーザがログイン済みか確認し、ログイン済みの場合には、前記汎用サーバ部により、前記第1の電話端末のプレゼンス情報クライアント部およびまたは前記第1の電話端末と組となる前記第1の汎用情報端末の汎用クライアント部のWebクライアントに、第2の前記端末集合から供給された発信側ユーザに係るプレゼンス情報を通知しつつ、前記電話対応部により前記第1の電話端末に前記呼を着信させる
    ことを特徴とするプレゼンス情報処理システム。
  2. ユーザインタフェースを有する所定の一般的なクライアント機能を持つ汎用クライアント部を搭載した汎用情報端末と、電話機能を搭載した電話端末との組を1つの端末集合として使用すると共に、電話に関連するプレゼンス情報を処理するプレゼンス情報処理サーバを用いるプレゼンス情報処理方法において、
    前記プレゼンス情報処理サーバでは、
    汎用サーバ部が、前記汎用クライアント部に対するサーバとして機能すると共に、
    プレゼンス情報蓄積部が、前記各端末集合においてユーザが利用する電話端末のプレゼンス情報を、当該汎用サーバ部を介して取得、蓄積し、
    電話対応部が、呼制御に係る処理を行い、
    第1の前記端末集合に含まれる第1の電話端末が、当該プレゼンス情報処理サーバとのあいだでプレゼンス情報を通信する機能であるプレゼンス情報クライアント部を持たない場合、第1の前記端末集合に係るユーザに、前記第1の電話端末と組となる第1の汎用情報端末の第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントを用いて当該プレゼンス情報処理サーバへアクセスさせ、当該プレゼンス情報処理サーバはログイン認証用のWebページを第1の前記汎用クライアント部へ提供し、前記ユーザにより前記ログイン認証用のWebページを用いて入力された認証情報に基づいて認証処理を行い、その認証が成功すると、当該プレゼンス情報処理サーバは、第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントとのあいだでプレゼンス情報の通信を行い、
    前記第1の電話端末に対して発信された第2の前記端末集合に含まれる第2の電話端末からの呼があると、前記プレゼンス情報処理サーバが、着信先の前記第1の電話端末のユーザがログイン済みか確認し、ログイン済みの場合には、前記汎用サーバ部が、前記第1の電話端末のプレゼンス情報クライアント部およびまたは前記第1の電話端末と組となる前記第1の汎用情報端末の汎用クライアント部のWebクライアントに、第2の前記端末集合から供給された発信側ユーザに係るプレゼンス情報を通知しつつ、前記電話対応部により前記第1の電話端末に前記呼を着信させる
    ことを特徴とするプレゼンス情報処理方法。
  3. ユーザインタフェースを有する所定の一般的なクライアント機能を持つ汎用クライアント部を搭載した汎用情報端末と、電話機能を搭載した電話端末との組を1つの端末集合として使用し、電話に関連するプレゼンス情報を処理するプレゼンス情報処理サーバを有するプレゼンス情報処理プログラムにおいて、
    前記プレゼンス情報処理サーバでは、コンピュータに、
    前記汎用クライアント部に対するサーバとして機能する汎用サーバ機能と、
    前記各端末集合においてユーザが利用する電話端末のプレゼンス情報を、当該汎用サーバ機能を介して取得、蓄積するプレゼンス情報蓄積機能と、
    呼制御に係る処理を行う電話対応機能とを実現させ、
    第1の前記端末集合に含まれる第1の電話端末が、当該プレゼンス情報処理サーバとのあいだでプレゼンス情報を通信する機能であるプレゼンス情報クライアント部を持たない場合、第1の前記端末集合に係るユーザに、前記第1の電話端末と組となる第1の汎用情報端末の第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントを用いて当該プレゼンス情報処理サーバへアクセスさせ、当該プレゼンス情報処理サーバはログイン認証用のWebページを第1の前記汎用クライアント部へ提供し、前記ユーザにより前記ログイン認証用のWebページを用いて入力された認証情報に基づいて認証処理を行い、その認証が成功すると、当該プレゼンス情報処理サーバは、第1の前記汎用クライアント部のWebクライアントとのあいだでプレゼンス情報の通信を行
    前記第1の電話端末に対して発信された第2の前記端末集合に含まれる第2の電話端末からの呼があると、前記プレゼンス情報処理サーバが、着信先の前記第1の電話端末のユーザがログイン済みか確認し、ログイン済みの場合には、前記汎用サーバ部が、前記第1の電話端末のプレゼンス情報クライアント部およびまたは前記第1の電話端末と組となる前記第1の汎用情報端末の汎用クライアント部のWebクライアントに、第2の前記端末集合から供給された発信側ユーザに係るプレゼンス情報を通知しつつ、前記電話対応部により前記第1の電話端末に前記呼を着信させる
    ことを特徴とするプレゼンス情報処理プログラム。
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