JPH11205475A - 通話装置 - Google Patents

通話装置

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Publication number
JPH11205475A
JPH11205475A JP10004555A JP455598A JPH11205475A JP H11205475 A JPH11205475 A JP H11205475A JP 10004555 A JP10004555 A JP 10004555A JP 455598 A JP455598 A JP 455598A JP H11205475 A JPH11205475 A JP H11205475A
Authority
JP
Japan
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digital communication
telephone
terminal
communication terminal
call
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Withdrawn
Application number
JP10004555A
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English (en)
Inventor
Terunori Niki
輝記 仁木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP10004555A priority Critical patent/JPH11205475A/ja
Publication of JPH11205475A publication Critical patent/JPH11205475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話網とデジタル通信網が接続され互いの端
末の間でも通話が可能な通話装置で従来の電話網で行な
われていたような着呼先変更、グループ発呼、通話中転
送を実現し、さらにデジタル通信網で発生する通信容量
や端末の停止や端末の扱えるデータの不整合の問題を回
避することを目的とする。 【解決手段】 電話網21とデジタル通信網11が中継
装置300で接続された通話装置で、電話交換機301
とデジタル通信網11に接続された着呼先変更情報保管
手段を備えることで発呼時に指定した端末以外の端末に
着呼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電送網の少なくとも
一部にデジタルの通信網を含むような音声対話を行う通
話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話網においては着呼する端末の自動変
更、着呼後の転送の機能は広く知られ普及している。
【0003】近年、デジタル通信網を利用した音声によ
る通話としていわゆるインターネット電話が実現されて
いる(特開平9-168064号参照)。さらに、インターネッ
ト電話と通常の電話網をゲートウェーで接続した形態の
ものも現れている。
【0004】しかし、電話網とデジタル通信網を結合し
た形態で従来の電話網で行なっていたような柔軟な着呼
先の変更や、着呼後の転送は行なえていない。
【0005】また、デジタル通信網による音声通話は通
信容量や遅延の面で不安定である。このため、特開平9-
172459号公報に記載されたものは通信容量の不足時にも
音声データの圧縮率の変更することで通話を確保してい
る。
【0006】さらに、デジタル通信網を利用した音声の
通話で一般に端末として使用されているパーソナルコン
ピュータは通常は常時起動されている装置ではない。こ
のため、特開平9-168065号公報に記載されたものではデ
ジタル通信端末に対して接続できない場合に公衆網を使
用して通話している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】デジタル通信網を用い
た通話装置では電話網で行なえるような着呼先端末の変
更(あらかじめ登録しておくことによりかけた電話番号
とは違う電話で呼びだし音を出し着呼する。または、呼
出後に着呼場所を変更する)、グループ発呼(発呼先以
外の端末にも発呼があったことを通知する)、通話中転
送(通話を中断して他の端末に呼をつなぎ変える)が行
なえないという課題があった。また、一般に発呼では発
呼相手先が不在であることが多い。近年ではひとりで複
数の端末を持つようになったのでもっともつながりやす
い端末に接続したいがそのような仕組みになっていな
い。デジタル通信端末は一般には他の作業にも使用し、
さらにユーザが操作したかどうかネットワーク経由でわ
かるがこのような情報も利用されていないという課題が
ある。また、デジタル通信網による通信は通信容量の面
で不安定であり、安定した通話が保証されていない。複
数の端末を持つようになったので故障時、通信容量不足
時には別の端末で代用できるがそのような仕組みになっ
ていないという課題がある。さらに、デジタル通信網に
よる通話では音声以外のデータを含めたマルチメディア
での通信が可能であるが電話機と相互接続すると電話機
では扱えないメディアが出てくる。さらにデジタル通信
端末後とに扱えるメディアが異なる可能性が大きいとい
う課題がある。
【0008】そこで、本発明はこのような従来の問題点
を解決するものであり、デジタル通信網のみ、またはデ
ジタル通信網と電話網を組み合わせた網のなかでの音声
による通話をより柔軟で安定したものにすることを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の通話装置は第1にデジタルな音声データの
通話を行うデジタル通信網に接続されたデジタルな音声
データを音声として入出力が可能な複数のデジタル通信
端末からなり、発呼側ユーザが前記デジタル通信端末の
一つを使用し、他のデジタル通信端末を着呼する端末と
指定して発呼し、発呼されたデジタル通信端末で着呼側
ユーザが着呼することにより接続が完了し発呼側のデジ
タル通信端末と着呼側のデジタル通信端末の間で音声に
よる対話を行なう通話装置であって、発呼側ユーザが指
定した着呼側のデジタル通信端末と実際に着呼するデジ
タル通信端末との対応情報を保管する着呼先変更情報保
管手段を備えたことを特徴とする。これにより、発呼側
ユーザが指定した以外のデジタル通信端末で着呼すると
いう効果が得られる。第2に、デジタルな音声データの
通話を行うデジタル通信網に接続されたデジタルな音声
データを音声として入出力が可能な複数のデジタル通信
端末からなり、少なくとも電話網とデジタル通信網の両
方を接続し、電話網のアナログな音声データとデジタル
通信網のデジタルな音声データの相互に変換が可能な中
継装置からなり、発呼側のユーザがデジタル通信端末も
しくは電話機の一つを使用し、他のデジタル通信端末も
しくは電話機を指定して発呼し、発呼されたデジタル通
信端末または電話機で着呼側のユーザが着呼することに
より接続が完了し発呼側のデジタル通信端末または電話
機と着呼側のデジタル通信端末または電話機の間で音声
による対話を行なう通話装置であって、発呼側ユーザが
指定した着呼側のデジタル通信端末または電話機と実際
に着呼されるデジタル通信端末または電話機との対応情
報を保管する着呼先変更情報保管手段を備えることを特
徴とする。これにより発呼側ユーザが指定した以外のデ
ジタル通信端末または電話機で着呼するという効果が得
られる。第3に、デジタルな音声データの通話を行うデ
ジタル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声
として入出力が可能な複数のデジタル通信端末からな
り、少なくとも電話網とデジタル通信網の両方を接続
し、電話網のアナログな音声データとデジタル通信網の
デジタルな音声データの相互に変換が可能な中継装置か
らなり、発呼側のユーザがデジタル通信端末もしくは電
話機の一つを使用し、他のデジタル通信端末もしくは電
話機を指定して発呼し、発呼されたデジタル通信端末ま
たは電話機で着呼側のユーザが着呼することにより接続
が完了し発呼側のデジタル通信端末または電話機と着呼
側のデジタル通信端末または電話機の間で音声による対
話を行なう通話装置であって、着呼先として指定された
デジタル通信端末に対して発呼が行なわれたときにそれ
を他のデジタル通信端末および/または電話機に通知す
る発呼通知手段と、デジタル通信端末に対して発呼が行
なわれたときに通知が行なわれる他のデジタル通信端末
および/または電話機の組合せ情報を格納する発呼通知
先情報格納手段を備え、実際に着呼するデジタル通信端
末または電話機が前記発呼通知手段による発呼の通知を
受けた時に通知があったことを表示する発呼通知表示手
段と、その発呼をその実際に着呼するデジタル通信端末
または電話機で着呼するための着呼先変更手段を備えた
ことを特徴とする。
【0010】これにより発呼側ユーザが着呼端末として
指定したデジタル通信端末以外のデジタル通信端末着呼
側ユーザが着呼したいデジタル通信端末または電話機で
着呼できるという効果が得られる。第4に第1の発明ま
たは第2の発明の構成にさらにデジタル通信端末がユー
ザログイン手段を備え、ユーザとそのユーザが使用する
デジタル通信端末および電話機の対応を保管するユーザ
使用端末情報保管手段と着呼先をユーザのログインした
端末に自動的に変更する着呼先自動変更手段を備えるも
のである。
【0011】これによりユーザの着信側端末へのログイ
ン時にそのユーザの使用する他のデジタル通信端末およ
び電話機の実際の着呼先をユーザのログインした端末に
自動的に変更することにより着呼側のユーザの実際に使
用している端末に着呼させることができるという効果を
奏するものである。
【0012】第5に第1の発明もしくは第2の発明の構
成にさらに着呼側のユーザが複数のデジタル通信端末を
同時に使用する場合にデジタル通信端末または電話機が
ユーザが操作するたびに履歴情報を残すユーザ端末操作
履歴手段を備え、ユーザとそのユーザが使用するデジタ
ル通信端末および電話機の対応を保管するユーザ使用端
末情報保管手段を備え、前記の履歴情報を保管し、着呼
側のユーザがもっとも最近に操作したデジタル通信端末
を検出するユーザ最新操作端末検出手段を備えるもので
ある。これにより着呼ユーザが最も最近に使用したデジ
タル通信端末に着呼させ、着呼ユーザの不在の可能性を
減らすことができるという効果を奏するものである。
【0013】第6に第4の発明の構成にさらにユーザロ
グイン時に着呼端末をログインしたデジタル通信端末に
切替えるかどうかを指定する着呼端末指定手段を備える
ものである。
【0014】これによりユーザが複数のデジタル通信端
末にログインすることがある場合にユーザの使用してい
るデジタル通信端末のうちどのデジタル通信端末で着呼
するかを選択することができるという効果を得る。
【0015】第7に電話網とデジタル通信網が中継装置
で接続され、電話網の電話機とデジタル通信網のデジタ
ル通信端末の相互およびそれぞれの中で通話することが
できる通話装置でユーザとそのユーザの使用するデジタ
ル通信端末及び電話機の対応を保管するユーザ使用端末
情報保管手段を備え、それぞれのデジタル通信端末およ
び電話機が着呼可能かどうかを検知する着呼可能端末検
知手段を備えるものである。
【0016】これにより着呼すべき端末が着呼不能であ
るときに着呼側ユーザの所有する他の着呼可能な端末に
着呼させられるという効果を奏するものである。
【0017】第8に電話網とデジタル通信網が中継装置
で接続され、電話網の電話機とデジタル通信網のデジタ
ル通信端末の相互およびそれぞれの中で通話することが
できる通話装置で着呼側のデジタル通信端末が、発呼側
からそのデジタル通信端末への発呼を着呼側のユーザに
知らせる着呼要求表示手段と、着呼側のユーザが実際に
着呼処理を行なうデジタル通信端末または電話機を指定
する着呼先変更手段を備えるものである。
【0018】これにより、着呼側のユーザが着呼端末と
して指定された以外のデジタル通信端末または電話機で
着呼させられるという効果を得る。
【0019】第9に電話網とデジタル通信網が中継装置
で接続され、電話網の電話機とデジタル通信網のデジタ
ル通信端末の相互およびそれぞれの中で通話することが
できる通話装置で発呼側のデジタル通信端末が音声以外
のデータ型のデータを再生、表示、入力するためのマル
チメディアデータ操作手段を備え、さらに発呼側のデジ
タル通信端末がユーザによる音声以外のデータ型のデー
タの全部または一部の再生、表示、入力の操作を制限す
るためのマルチメディアデータ操作制限手段を備え、デ
ジタル通信網が前記の音声以外のデータ型のデータを流
すことができ、それぞれのデジタル通信端末および電話
機が前記の音声以外のデータ型のデータを再生、表示、
入力することができるかどうかを検知するマルチメディ
ア対応端末検出手段を備えるものである。
【0020】これにより発呼側の端末からマルチメディ
アデータ操作手段を備えていないかマルチメディアデー
タ操作手段を備えていても発呼側のデジタル通信端末で
操作できるデータ型全てを操作できないようなデジタル
通信端末または電話機への発呼が行なわれた時に着呼側
のデジタル通信端末または電話機で扱えるデータ型のデ
ータだけで通話が行なえるという効果が得られる。
【0021】第10に第9の発明の構成に着呼側のデジ
タル通信端末がユーザによる音声以外のデータ型のデー
タの再生、表示、入力の操作を制限するためのマルチメ
ディアデータ操作制限手段を備えるものである。
【0022】これにより着呼側および発呼側の双方のデ
ジタル通信端末または電話機で共通に扱えるデータ型の
データだけで通話が行なえるという効果を得られる。
【0023】第11に電話網とデジタル通信網が中継装
置で接続され、電話網の電話機とデジタル通信網のデジ
タル通信端末の相互およびそれぞれの中で通話すること
ができる通話装置で発呼側のデジタル通信端末が音声以
外のデータ型のデータを再生、表示、入力するためのマ
ルチメディアデータ操作手段を備え、デジタル通信網が
前記の音声以外のデータ型のデータを流すことができ、
ユーザとそのユーザが使用するデジタル通信端末および
電話機の対応を保管するユーザ使用端末情報保管手段を
備え、それぞれのデジタル通信端末および電話機が前記
の音声以外のデータ型のデータを再生、表示、入力する
ことができるかどうかを検知するマルチメディア対応端
末検出手段を備えるものである。
【0024】これにより、着呼側のデジタル通信端末ま
たは電話機に発呼側のデジタル通信端末で操作できるデ
ータ型を操作することができない場合に、着呼側のユー
ザの使用する他のデジタル通信端末または電話機で、着
呼可能でかつ前記の発呼側で操作できるデータ型を操作
できるマルチメディアデータ操作手段を備えたものに着
呼させ、上記の音声以外のデータ型のデータも用いた通
話が可能になるという効果を得られる。
【0025】第12に電話網とデジタル通信網が中継装
置で接続され、電話網の電話機とデジタル通信網のデジ
タル通信端末の相互およびそれぞれの中で通話すること
ができる通話装置で相手側の通話を切ることなく対話に
使用していたデジタル通信端末または電話機との通話を
停止し、他のデジタル通信端末または電話機に着呼さ
せ、相手側との通話を続行させることのできる端末切替
え手段を備えるものである。
【0026】これによりユーザの指示により通話の途中
で使用する端末をデジタル通信端末から電話機に、また
は電話機からデジタル通信端末に、またはデジタル通信
端末から別のデジタル通信端末に切替えることができる
という効果を得られる。
【0027】第13に第12の発明の構成にさらに通話
中のデジタル通信端末または電話機への通信ができなく
なったことを検知する通話中不通検知手段と、ユーザと
そのユーザが使用するデジタル通信端末および電話機の
対応を保管するユーザ使用端末情報保管手段と、それぞ
れのデジタル通信端末および電話機が着呼および通話可
能かどうかを検知し、通信ができなくなったデジタル通
信端末または電話機のかわりに使用可能なデジタル通信
端末または電話機を選択する通話可能端末検出手段と通
信ができなくなったデジタル通信端末または電話機から
通信可能なデジタル通信端末または電話機に切替える指
示を自動的に行なう端末自動切替え手段を備えるもので
ある。
【0028】これにより通話中に何らかの理由で通信が
できなくなったときに、使用する端末をそのユーザの他
のデジタル通信端末または電話機のうち通話可能なもの
に切替えることができるという効果を奏するものであ
る。
【0029】第14に第12の発明の構成にさらに通話
中のデジタル通信端末または電話機の接続されているデ
ジタル通信網または電話網の通信容量の不足を検知する
通信容量不足検知手段と通信容量の不足したデジタル通
信網または電話網に接続されている通話中のデジタル通
信端末または電話機に対して通信容量不足を通知する通
信容量不足通知手段を備えるものである。
【0030】これにより通話に使用しているデジタル通
信端末または電話機の接続されているデジタル通信網ま
たは電話網の通信容量が不足してきた時に、ユーザが使
用するデジタル通信端末または電話機を容量に余裕のあ
る他のデジタル通信網または電話機に切替えることがで
きるという効果を奏するものである。
【0031】第15に第12の発明の構成にさらに通話
中のデジタル通信端末または電話機の接続されているデ
ジタル通信網または電話網の通信容量の不足を検知する
通信容量不足検知手段とユーザとそのユーザが使用する
デジタル通信端末および電話機の対応を保管するユーザ
使用端末情報保管手段と、それぞれのデジタル通信端末
および電話機が着呼および通話可能かどうかを検知し、
通信容量が不足したデジタル通信網もしくは電話網に接
続されたデジタル通信端末または電話機のかわりに十分
な通信容量で使用可能なデジタル通信端末または電話機
を検出する通話可能端末検出手段と通信容量が不足した
デジタル通信端末または電話機から十分な通信容量で使
用できるデジタル通信端末または電話機に切替える指示
を自動的に行なう端末自動切替え手段を備えるものであ
る。
【0032】これにより通話中に使用しているデジタル
通信端末または電話機の接続されているデジタル通信網
または電話網の通信容量が不足したときに、使用する端
末をそのユーザの他のデジタル通信端末または電話機で
通信容量が十分に確保できるデジタル通信網または電話
網に接続されたものに自動的に切替えることができると
いう効果を得る。
【0033】第16に第12の発明にさらに切替え処理
を行なうことを切替えを行なわない側のデジタル通信端
末または電話機に通知する切替え通知手段を備えるもの
である。
【0034】これにより切替を行なわない側のデジタル
通信端末または電話機で通話しているユーザに相手側の
端末が切替え処理中であることを通知できるという効果
を得る。
【0035】第17に第13または第15の発明の構成
にさらに通信ができなくなったかもしくは接続されてい
るデジタル通信網または電話網の通信容量が不足したデ
ジタル通信端末または電話機がユーザ使用端末情報保管
装置の情報のうちその端末を使用するユーザに関する情
報の複製を保管する端末側ユーザ使用端末情報保管装置
と、通話可能端末選択手段とおなじ使用可能なデジタル
通信端末または電話機を選択する端末側通話可能端末選
択手段と、端末側通話可能端末選択手段で選択された切
替え先のデジタル通信端末または電話機を使用している
ユーザに通知する切替え先端末表示装置を備えるもので
ある。
【0036】これにより切替が発生するデジタル通信端
末または電話機を使って通話していたユーザにどのデジ
タル通信端末または電話機に切替えるかを通知すること
ができるという効果を得る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0038】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態における通話装置の構成を示したものである。図
1において、通話装置は、デジタル通信網11に接続さ
れた発呼側のデジタル通信端末101、発呼側が指定し
た着呼側のデジタル通信端末102、実際に着呼するデ
ジタル通信端末103、着呼先変更情報保管手段400
で構成される。
【0039】発呼側のユーザは発呼時に着呼側のデジタ
ル通信端末102をネットワーク上のアドレスまたはそ
れに付けられた名前または数字の識別情報で指定する。
着呼先変更情報保管手段400には発呼側のユーザが着
呼端末として指定した端末の識別情報と実際に着呼する
デジタル通信端末の識別情報の組合せが保管されてい
る。
【0040】着呼側のデジタル通信端末102の識別情
報は着呼先変更情報保管手段400に送られここで実際
に着呼するデジタル通信端末103の識別情報を得る。
発呼側のデジタル通信端末101ではユーザの指定した
端末102に対応する実際に着呼するデジタル通信端末
103を着呼端末として発呼操作を行ない、実際に着呼
するデジタル通信端末103で着呼側のユーザが着呼す
ることにより接続が完了し、発呼側のデジタル通信端末
101と着呼側のデジタル通信端末103の間で通話が
できるようになる。
【0041】なお、この例では着呼先変更情報保管手段
400はデジタルネットワークに接続された独立の装置
として示しているが発呼側のデジタル通信端末101の
一手段として存在してもよく、発呼側で指定した着呼側
のデジタル通信端末103の一手段として存在してもよ
い。また、通話装置上に多数存在して、発呼側のデジタ
ル端末101ごとかまたは発呼側で指定した着呼側のデ
ジタル端末103ごとに使用するものが決まるような形
態でもかまわない。
【0042】なお、デジタル通信網11はLAN、WA
N、Internetなどからなり、モデムを介して電話網で接
続されたパスを含むネットワークであってもよい。さら
にその電話網は無線電話網であってもよい。また、デジ
タル通信端末101、102、103は音声入出力が可
能なパーソナルコンピュータやLANに直結される電話
機であってよい。
【0043】(第2の実施の形態)図2は、デジタル通
信端末と電話機が相互に接続しあえる構成を示すもので
ある。
【0044】図2において、通話装置は、電話網21と
そこに接続された電話機201、202、203、電話
網21の交換を行なう電話交換機301、およびデジタ
ル通信網11とそこに接続されたデジタル通信端末10
1、102、103と電話網とデジタル通信網を接続す
る中継装置300と着呼先変更情報保管手段400から
構成される。
【0045】この通話装置の動作には次の8種類があ
る。第1の動作は電話機から電話機を指定した発呼を他
の電話で着呼する動作である。これは電話交換機で広く
知られている機能であるため説明を省略する。第2の動
作は電話から電話を指定した発呼をデジタル通信端末で
着呼する動作である。
【0046】発呼側の電話機201で着呼側の電話機2
03を指定して発呼を行なうとまず電話交換機301に
接続される。電話交換機301では着呼先変更情報保管
手段400を参照し、電話機203を着呼先に指定され
た場合の実際に着呼する端末はデジタル通信端末102
であることがわかる。このとき、電話交換機301は呼
を中継装置300に接続した上で、実際に接続する先で
あるデジタル通信端末102の識別情報を中継装置30
0に送る。その識別情報を受けた中継装置300はデジ
タル通信端末102に発呼し着呼側のユーザがデジタル
通信端末102で着呼することにより電話機201とデ
ジタル通信端末102の間での通話が可能になる。
【0047】第3の動作はデジタル通信端末から電話機
を指定した発呼を他の電話で着呼する動作である。発呼
側のデジタル通信端末101で着呼側の電話機203を
指定して発呼を行なうと、まず発呼側のデジタル通信端
末101が発呼先の電話203を着呼先変更情報保管手
段400から検索し、実際には電話機202に着呼する
べきものであると判断する。発呼側のデジタル通信端末
101は中継装置300に接続し、電話機202への接
続を依頼する。中継装置300は電話機202に対して
発呼を行ない、電話機202で着呼側のユーザが着呼す
ることによりデジタル通信端末101と電話機202の
間での通話が可能になる。第4の動作はデジタル通信端
末から電話機を指定した発呼をデジタル通信端末で着呼
する動作である。
【0048】発呼側のデジタル通信端末101で着呼側
の電話機203を指定して発呼を行なうと、まず発呼側
のデジタル通信端末101が発呼先の電話203を着呼
先変更情報保管手段400から検索し、実際にはデジタ
ル通信端末102に着呼するべきものであると判断す
る。発呼側のデジタル通信端末101はデジタル通信端
末102に対して発呼を行ないデジタル通信端末102
で着呼側のユーザが着呼することによりデジタル通信端
末101とデジタル通信端末102の間での通話が可能
になる。第5の動作は電話機からデジタル通信端末を指
定した発呼を電話機で着呼する動作である。
【0049】発呼側の電話機201でデジタル通信端末
103を指定して発呼を行なうとまず、電話交換機30
1に接続される。電話交換機301では着呼先変更情報
保管手段400を検索し、デジタル通信端末103に対
する発呼が実際には電話機202に着呼すべきものであ
ると判断する。電話交換機301は電話機202に対し
て発呼を行ない、着呼側のユーザが電話機202で着呼
することにより電話機201と電話機202の間での通
話が可能になる。
【0050】第6の動作は電話機からデジタル通信端末
を指定した発呼を他のデジタル通信端末で着呼する動作
である。
【0051】発呼側の電話機201でデジタル通信端末
103を指定して発呼を行なうとまず、電話交換機30
1に接続される。電話交換機301では着呼先変更情報
保管手段400を検索し、デジタル通信端末103に対
する発呼が実際にはデジタル通信端末102に着呼すべ
きものであると判断する。電話交換機301は中継装置
300に対して発呼を行ない、接続先であるデジタル通
信端末102の識別情報を送る。中継装置300はデジ
タル通信端末102に対して発呼を行ないデジタル通信
端末102で着呼側のユーザが着呼することにより、電
話機201とデジタル通信端末102の間での通話が可
能になる。
【0052】第7の動作はデジタル通信端末から他のデ
ジタル通信端末を指定した発呼を電話機で着呼する動作
である。
【0053】発呼側のデジタル通信端末101でデジタ
ル通信端末103を指定して発呼を行なうとまずデジタ
ル通信端末101は着呼先変更情報保管手段400を検
索し、デジタル通信端末103に対する発呼が実際には
電話機202に着呼すべきものであると判断する。デジ
タル通信端末101は中継装置300に接続し、電話機
202への接続を依頼する。中継装置300は電話機2
02に発呼し、電話機202で着呼側のユーザが着呼す
ることによりデジタル通信端末101と電話機202の
間での通話が可能になる。
【0054】第8の動作はデジタル通信端末からデジタ
ル通信端末を指定した発呼を別のデジタル通信端末で着
呼する動作である。この動作は第1の実施の形態で述べ
た動作と同様である。
【0055】なお、この図の説明では第3、及び第4の
動作では発呼側のデジタル通信端末101が着呼先変更
情報保管手段400を検索し、実際に着呼すべき端末を
得たが中継装置300、電話交換機301が検索し接続
先を変える処理を行なっても良い。
【0056】また、この図の説明では第5、および第6
の動作では電話交換機301が着呼先変更情報保管手段
400を検索し、実際に着呼すべき端末を得たが中継装
置300が検索し接続先に対して発呼する処理を行なっ
ても良い。
【0057】第2図では着呼先変更情報保管手段400
が電話交換機301とデジタル通信網11の両方に接続
されているが着呼先変更情報保管手段400が電話交換
機301に接続されているものとデジタル通信網11に
接続されているものにわかれていてもよい。
【0058】また、第2図では電話交換機301は直接
着呼先変更情報保管手段400と接続されているが、電
話交換機301がデジタル通信網11に接続され、デジ
タル通信網11を経由して着呼先変更情報保管手段40
0にアクセスできるものであっても良い。また、第2図
では電話交換機301と中継装置300はそれぞれ独立
の装置であったが両方の機能を備えた一つの装置であっ
てもかまわない。電話網22は構内電話網、公衆網、I
SDN、無線電話網のいずれであっても良い。
【0059】(第3の実施の形態)第3の実施形態の通
話装置は図3に示すように、デジタル通信網11に接続
されたデジタル通信端末101、102、103、電話
網21とそこに接続された電話機201、202、電話
網を交換する電話交換機301、デジタル通信網11と
電話網21の両方に接続された中継装置300、デジタ
ル通信網に接続された発呼があったことを着信音等で通
知する発呼通知手段310、発呼通知先情報格納手段3
11から構成される。さらに、実際に着呼するデジタル
通信端末103または実際に着呼する電話機203は発
呼通知手段51と着呼先変更手段5を備える。
【0060】この通話装置の動作は次の4種類である。
第1の動作は電話機からデジタル通信端末を指定した発
呼が他のデジタル通信端末に通知されそこで着呼される
動作である。
【0061】第1の動作ではまず電話機201からデジ
タル通信端末103を指定して発呼が行なわれる。電話
機201から電話交換機301に届いた発呼により電話
交換機301は中継装置300に接続し、発呼先である
デジタル通信端末103の情報を送る。
【0062】中継装置300はデジタル通信端末103
に発呼を行なうと共に発呼通知手段310に発呼先のデ
ジタル通信端末103の情報を送る。
【0063】発呼通知手段310は発呼通知先情報格納
手段311を検索し、発呼通知先を得る。
【0064】発呼通知手段310は発呼通知先として得
られたデジタル通信端末102に発呼通知を送る。デジ
タル通信端末102では発呼通知を受けて、発呼通知表
示手段51により着呼側のユーザに通知する。着呼側の
ユーザはデジタル通信端末102の着呼先変更手段52
により、デジタル通信端末102で着呼することを指定
する。デジタル通信端末102ではデジタル通信網11
内の発呼元である中継装置300に対してデジタル通信
端末102で着呼することを連絡する。中継装置300
は発呼先をデジタル通信端末102に変更し、着呼側の
ユーザがデジタル通信端末102で着呼することによ
り、電話機201とデジタル通信端末102の間での通
話が可能になる。
【0065】第2の動作はデジタル通信端末からデジタ
ル通信端末を指定した発呼が他のデジタル通信端末に通
知されそこで着呼される動作である。
【0066】第2の動作ではまず、デジタル通信端末1
01からデジタル通信端末103を指定して発呼が行な
われる。デジタル通信端末101ではデジタル通信端末
103に発呼するとともに発呼通知手段310にデジタ
ル通信端末103に対して発呼を行なったことを通知す
る。以後の動作はデジタル通信端末102が中継装置3
00ではなくデジタル通信端末101に対してデジタル
通信端末102で着呼することを通知すること以外は第
1の動作と同様であり、デジタル通信端末101とデジ
タル通信端末102の間での通話が可能になる。
【0067】第3の動作は電話機からデジタル通信端末
を指定した発呼が電話機に通知されそこで着呼される動
作である。
【0068】第3の動作ではまず電話機201からデジ
タル通信端末103を指定して発呼が行なわれる。電話
機201から電話交換機301に届いた発呼により電話
交換機301は中継装置300に接続し、発呼先である
デジタル通信端末103の情報を送る。
【0069】中継装置300はデジタル通信端末103
に発呼を行なうと共に発呼通知手段310に発呼先のデ
ジタル通信端末103の情報を送る。
【0070】発呼通知手段310は発呼通知先情報格納
手段311を検索し、発呼通知先の電話機202を得
る。発呼通知手段310は発呼通知先として得られたの
が電話機であるため、交換機301に通知先が電話機2
02であるという情報を送る。交換機301は電話機2
02に発呼通知を送り、電話機202は発呼通知表示手
段51により着呼側のユーザに発呼通知を知らせる。発
呼側のユーザは着呼先変更手段52により電話機202
で着呼することを指示する。電話機202は電話交換機
301に着呼先の変更を通知し、電話交換機301は中
継装置300に発呼の中止を依頼するとともに電話網2
1での発呼先を中継装置300から電話機202に変更
する。着呼側のユーザが電話機202で着呼することに
より電話機201と電話機202の間での通話が可能に
なる。
【0071】第4の動作はデジタル通信端末からデジタ
ル通信端末を指定した発呼が電話機に通知されそこで着
呼される動作である。
【0072】第2の動作ではまず、デジタル通信端末1
01からデジタル通信端末103を指定して発呼が行な
われる。デジタル通信端末101ではデジタル通信端末
103に発呼するとともに発呼通知手段310にデジタ
ル通信端末103に対して発呼を行なったことを通知す
る。発呼通知手段310は発呼通知先情報格納手段31
1を検索し、発呼通知先の電話機202を得る。
【0073】発呼通知手段310は発呼通知先として得
られたのが電話機であるため、交換機301に通知先が
電話機202であるという情報を送る。交換機301は
電話機202に発呼通知を送り、電話機202は発呼通
知表示手段51により着呼側のユーザに発呼通知を知ら
せる。発呼側のユーザは着呼先変更手段52により電話
機202で着呼することを指示する。電話機202は電
話交換機301に着呼先の変更を通知し、電話交換機3
01は中継装置300に着呼先の変更を通知する。中継
装置300は発呼元のデジタル通信端末101に着呼先
の変更を通知し、それによりデジタル通信端末101は
デジタル通信端末103への発呼を中止し、中継装置3
00に対して発呼する。中継装置は電話機202に対し
て発呼を行ない電話機202で着呼側のユーザが着呼す
ることでデジタル通信端末101と電話機202の間で
の通話が可能になる。
【0074】以上より、発呼側ユーザが着呼端末として
指定したデジタル通信端末以外にも発呼が行なわれたこ
とを通知し、着呼側ユーザが着呼したいデジタル通信端
末または電話機で着呼することができる。
【0075】ここで、第3の動作では中継装置300が
発呼通知手段310に発呼先の通知を行なったが、電話
交換機301が直接発呼通知手段310に発呼先の情報
を送り発呼通知先の情報を得ても良い。
【0076】また、この構成では中継装置300と電話
交換機301は独立の装置として存在しているが双方の
機能を備えた一体の装置であって良い。
【0077】また、中継装置300と発呼通知手段31
0、発呼通知先情報格納手段311は独立に存在してい
るが、発呼通知手段310と発呼通知先情報格納手段3
11の両方またはどちらか一方が中継装置300の一手
段として存在していて良い。
【0078】電話交換機301は発呼通知手段310と
直接接続されているが電話交換機301がデジタル通信
網11と接続され、デジタル通信網11を経由して発呼
通知手段310にアクセスするものであって良い。
【0079】発呼通知手段310と発呼通知先情報格納
手段311はそれぞれ分離して電話交換機301と中継
装置300の一手段であってもよい。
【0080】(第4の実施の形態)第4の実施の形態は
図4に示すように、デジタル通信網11とそれに接続さ
れたデジタル通信端末101、102、103、電話網
21とそこに接続された電話機201、電話網を交換す
る電話交換機301、デジタル通信網11と電話網21
の両方に接続された中継装置300、デジタル通信網に
接続されたユーザ使用端末情報保管手段315、着呼先
変更情報保管手段400から構成される。
【0081】さらに、実際に着呼するデジタル通信端末
103はユーザログイン手段121と着呼先自動変更手
段122を備える。
【0082】この通話装置でユーザがデジタル通信端末
102にユーザログイン手段121を用いてログインす
ると着呼先自動変更手段122はユーザ使用端末情報3
15からデジタル通信端末102にログインしているユ
ーザと同じユーザが使用するデジタル通信端末、電話機
を得る。
【0083】さらに、着呼先自動変更手段122は着呼
先変更情報保管手段400の情報で前記のデジタル通信
端末102にログインしているユーザと同じユーザが使
用するデジタル通信端末、電話機の実際の着呼先をデジ
タル通信端末102に変更する。これにより、デジタル
通信端末102にログインしているユーザと同じユーザ
が使用するデジタル通信端末、電話機に対して行なわれ
た発呼はデジタル通信端末102で着呼されるようにな
る。
【0084】発呼時の動作は第1の実施形態、第2の実
施形態と同じであるのでここでは説明しない。
【0085】ここで着呼先自動変更装置122は着呼先
変更情報保管手段400を直接書き換えているが、ユー
ザ使用端末情報保管手段315に書換えの指示を行ない
ユーザ使用端末情報保管手段315が書き換え処理を行
なうようなものであってよい。
【0086】また、ユーザ使用端末保管手段315と着
呼先変更情報保管手段400は独立の構成となっている
が、一つの装置の手段として存在して良く、中継装置の
手段となっていても良い。
【0087】また、ユーザログイン手段121と着呼先
自動変更手段122はデジタル通信端末に直結されてい
るが、それぞれもしくは一体でデジタル通信端末とは別
にデジタル通信網に直結されていてもよく、それがデジ
タル通信端末の近くに存在するパーソナルコンピュータ
の手段であっても良い。
【0088】(第5の実施の形態)第5の実施の形態は
図5に示すように、デジタル通信網11とそれに接続さ
れたデジタル通信端末101、102、103、電話網
21とそこに接続された電話機201、202、20
3、電話網を交換する電話交換機301、デジタル通信
網11と電話網21の両方に接続された中継装置30
0、デジタル通信網に接続された着呼先変更情報保管手
段400、ユーザ使用端末情報格納手段315、ユーザ
最新操作端末検出手段402から構成される。さらにデ
ジタル通信端末102、103、電話機202、203
はユーザ端末操作履歴手段60を備えている。
【0089】この通話装置ではユーザがデジタル通信端
末または電話機を操作するたびにユーザ端末操作履歴手
段60がユーザ最新操作端末検出手段402に履歴を残
す。
【0090】ユーザ端末操作履歴手段60が電話機に備
わっているものである時には電話交換機を通じて履歴が
残される。ユーザ最新操作端末検出手段402はそのユ
ーザが最後に使用したデジタル通信端末または電話機を
調べる。もし、ユーザが最後に操作したデジタル通信端
末または電話機とは違うデジタル通信端末または電話機
を操作した場合、ユーザ最新操作端末検出手段402は
それを検出し、ユーザ使用端末情報保管手段315から
そのユーザが使用しているデジタル通信端末および電話
機を得て、着呼先変更情報保管手段400のデータのう
ちのそれらの端末の実際の着呼先を最後に操作したデジ
タル通信端末または電話機に変更する。
【0091】これにより、このユーザの使用する端末に
対して行なわれた発呼は、すべてこのユーザの最後に使
用したデジタル通信端末または電話機で着呼するように
なる。
【0092】ここでユーザ操作履歴手段60はデジタル
通信端末または電話機と直結されているが、デジタル通
信端末とは独立にデジタル通信網と直結されているよう
な装置であってよく、それがデジタル通信端末または電
話機のそばにあるパーソナルコンピュータの手段であっ
てもよい。
【0093】また、この通話装置では電話機を操作する
ことによる履歴は電話交換機301を経由してユーザ最
新操作端末検出手段402に残されるが、中継装置30
0を経由するものであって良い。
【0094】(第6の実施の形態)第6の実施の形態は
図6に示すように、デジタル通信網11とそれに接続さ
れたデジタル通信端末101、102、103、電話網
21とそこに接続された電話機201、電話網を交換す
る電話交換機301、デジタル通信網11と電話網21
の両方に接続された中継装置300、デジタル通信網に
接続されたユーザ使用端末情報保管手段315、着呼先
変更情報保管手段400から構成される。
【0095】さらに、実際に着呼するデジタル通信端末
103はユーザログイン手段121と着呼先自動変更手
段122と着呼端末指定手段123を備える。
【0096】この通話装置でユーザがデジタル通信端末
102にユーザログイン手段121を用いてログインす
るときに着呼端末指定手段123で着呼端末をこのデジ
タル通信端末102に変更するかどうかを指定できる。
【0097】指定した場合の以降の動作は第4の実施の
形態で説明したものと同じになる。ここで、ユーザログ
イン手段121と着呼先自動変更手段122と着呼端末
指定手段123はデジタル通信端末に直結されている
が、それぞれもしくは一体でデジタル通信端末とは別に
デジタル通信網に直結されていてもよく、それがデジタ
ル通信端末の近くに存在するパーソナルコンピュータの
手段であっても良い。
【0098】(第7の実施の形態)第7の実施の形態は
図7に示すように電話網21とそこに接続された電話機
201、202、203、電話網21の交換を行なう電
話交換機301、およびデジタル通信網11とそこに接
続されたデジタル通信端末101、102、103と電
話網とデジタル通信網を接続する中継装置300とユー
ザ使用端末情報保管手段315、着呼可能端末件値手段
403から構成される。
【0099】この通話装置の動作を2種類に分けて説明
する。第1の動作は,例えば電話機が故障などの理由発
呼先が着呼可能でない電話機であった時の動作である。
【0100】このとき発呼が行なわれた端末がデジタル
通信端末101であれば、中継装置300から、電話機
201であれば電話機201から電話交換機301がア
クセスされ、電話交換機301は発呼先の電話機203
が着呼可能でないことを検知する。電話交換機301は
着呼可能端末検知手段403に発呼先の情報を送付す
る。着呼可能端末検知手段403はユーザ使用端末情報
保管手段315を検索し、発呼先の電話機203のユー
ザが使用する他のデジタル通信端末および電話機を得
る。得られたデジタル通信端末については直接、電話機
については電話交換機301に依頼して着呼可能な端末
かどうかをチェックし、着呼可能なデジタル通信端末1
02または電話機202を得る。電話機202の場合は
電話交換機301に着呼端末として電話機202を通知
し、電話交換機301が電話機202に発呼し、着呼側
のユーザが着呼することで通話が可能になる。
【0101】デジタル通信端末102の場合は、着呼可
能端末件値手段403が直接発呼したデジタル通信端末
101に指示するか、発呼したのが電話機201の場合
には電話交換機301に中継装置300と接続させ、中
継装置に着呼端末をデジタル通信端末102と指示する
ことにより、デジタル通信端末102への着呼ができる
ようになる。
【0102】第2の動作は発呼先が例えば端末が起動し
ていない状態にあり着呼可能でないデジタル通信端末1
03であった時の動作である。
【0103】このとき発呼が行なわれた端末がデジタル
通信端末101であれば、デジタル通信端末101か
ら、電話機201であれば中継装置300から着呼可能
端末検知手段403がアクセスされ、デジタル通信端末
103のかわりに着呼可能な端末が第1の動作と同様に
探される。もし、かわりに着呼可能な端末が電話機20
2であれば、発呼元の端末が電話機201であるかデジ
タル通信端末101であるかに応じて、電話交換機30
1またはデジタル通信端末101に電話機202が通知
される。電話交換機301が中継装置300への接続を
切り電話機202に発呼するか、デジタル通信端末10
1があらためて電話機202への発呼を行なうことによ
り電話機202への着呼が行なわれる。
【0104】(第8の実施の形態)第8の実施の形態は
図8に示すように電話網21とそこに接続された電話機
201、電話網21の交換を行なう電話交換機301、
およびデジタル通信網11とそこに接続されたデジタル
通信端末101、102、103と電話網とデジタル通
信網を接続する中継装置300から構成される。さら
に、発呼側で着呼端末として指定されたデジタル通信端
末103の手段として着呼要求表示手段53と着呼先変
更手段52が存在する。
【0105】この通話装置の動作は以下の通りである。
電話機201またはデジタル通信端末101から発呼が
行なわれる。発呼を受けたデジタル通信端末103で
は、たとえば着信音等を鳴らせる等の動作を行う着信要
求表示手段53で着信の要求があったことが着呼側のユ
ーザに通知される。
【0106】このとき着呼側のユーザが着呼先変更手段
52で着呼する端末を電話機202またはデジタル通信
端末102に指定すると着呼先変更手段52はデジタル
通信端末101からの発呼であればデジタル通信端末1
01に実際に着呼する端末を通知し、デジタル通信端末
101はあらためて指定された端末に発呼を行なう。ま
た、電話機201からの発呼である場合は、中継装置3
00に実際に着呼する端末を通知し、それが電話機20
2であれば中継装置300が電話交換機301に発呼先
の変更を促す。
【0107】ここでデジタル通信端末103の着呼先変
更手段52から電話交換機301への指示は中継装置3
00経由で行なったが、電話交換機301がデジタル通
信網11と直結され、直接電話交換機301に指示が行
なわれる動作であっても良い。
【0108】また、着呼要求表示手段53と着呼先変更
手段52はデジタル通信端末103と直結されている
が、それぞれまたは一体としてデジタル通信端末103
とは独立にデジタル通信網11に直結されている構成で
あってもよく、これがデジタル通信端末のそばにあるパ
ーソナルコンピュータであってもかまわない。
【0109】(第9の実施の形態)第9の実施の形態は
図9に示すように電話網21とそこに接続された電話機
202、電話網21の交換を行なう電話交換機301、
およびデジタル通信網11とそこに接続されたデジタル
通信端末101、102と電話網とデジタル通信網を接
続する中継装置300から構成される。
【0110】さらに、発呼を行なうデジタル通信端末1
01の手段としてマルチメディアデータ操作手段54と
マルチメディアデータ操作制限手段55が存在する。
【0111】この通話装置の動作は以下の通りである。
デジタル通信端末101からデジタル通信端末102ま
たは電話機202に対して発呼が行なわれると、デジタ
ル通信端末101はマルチメディア対応端末検知手段4
04に着信側の端末を通知する。マルチメディア対応端
末検知手段404は着信側のデジタル通信端末102ま
たは電話機202がマルチメディアデータ操作の能力が
あるかどうかを検知し、能力があるかないかをデジタル
通信端末101に通知する。着呼側のデジタル通信端末
102または電話機202で着呼した後、もし着呼側の
端末がマルチメディアデータの操作能力(例えば、再
生、表示、入力等の操作)がある場合はマルチメディア
データ操作手段54を用いて通話を行ない、その能力が
ない場合はマルチメディアデータ操作能力制限手段55
で着呼側の端末で扱えないマルチメディアデータ操作手
段54の機能を抑えて通話を行なう。ここで、操作能力
がない場合とは、例えば発呼側が画像対応の電話機(T
V電話など)またはデジタル通信端末であり、着信側が
画像対応でない電話機またはデジタル通信端末であっ
て、発呼側から画像情報を着呼側へ送信する場合をい
う。
【0112】以上より、発呼側の端末からマルチメディ
アデータ操作手段を備えていないかマルチメディアデー
タ操作手段を備えていても発呼側のデジタル通信端末で
操作できるデータが多全てを操作できないようなデジタ
ル通信端末または電話機への発呼が行なわれた時に着呼
側のデジタル通信端末または電話機で扱えるデータ型の
データだけで通話が行なうことができる。
【0113】ここでマルチメディア対応端末検知手段4
04はデジタル通信網11に直結されているが、着呼側
のデジタル通信端末のそれぞれや中継装置300の一手
段として多数存在していても良い。
【0114】(第10の実施の形態)第10の実施の形
態は図10に示すように電話網21とそこに接続された
電話機202、電話網21の交換を行なう電話交換機3
01、およびデジタル通信網11とそこに接続されたデ
ジタル通信端末101、102と電話網とデジタル通信
網を接続する中継装置300から構成される。
【0115】さらに、発呼を行なうデジタル通信端末1
01の手段としてマルチメディアデータ操作手段54と
マルチメディアデータ操作制限手段55が存在し、着呼
を行なうデジタル通信端末102の手段としてマルチメ
ディアデータ操作制限手段55が存在する。
【0116】動作は第9の実施の形態で説明したものと
同様であるが、着呼時に着呼側の端末からのマルチメデ
ィア対応端末検索手段404に発呼側の端末にマルチメ
ディアデータを扱う能力があるかどうかを問い合わせ、
発呼側の端末で扱うことのできないマルチメディアデー
タの操作をマルチメディアデータ操作制限手段55で制
限する。
【0117】これにより、発呼側の着呼側の双方の端末
で扱うことのできるデータ型のみを使用して通話を行な
うことができる。
【0118】ここでマルチメディア対応端末検知手段4
04はデジタル通信網11に直結されているが、着呼側
のデジタル通信端末のそれぞれや中継装置300の一手
段として多数存在していても良い。
【0119】(第11の実施の形態)第11の実施の形
態は図11に示すように電話網21とそこに接続された
電話機203、電話網21の交換を行なう電話交換機3
01、およびデジタル通信網11とそこに接続されたデ
ジタル通信端末101、102、103と電話網とデジ
タル通信網を接続する中継装置300とユーザ使用端末
情報保管手段315、マルチメディア対応端末検知手段
404から構成される。さらに、デジタル通信端末10
1、102、103はマルチメディアデータ操作手段を
備える。
【0120】この通話装置の動作は以下のようになる。
デジタル通信端末101から電話機203またはデジタ
ル通信端末103に発呼が行なわれた時に、デジタル通
信端末101は着呼側の端末がマルチメディアデータを
操作する能力があるかどうか、例えばエクセルデータが
着呼側で見ることができるかどうかをマルチメディア対
応端末検知手段404に問い合わせる。マルチメディア
対応端末検知手段404は着呼側の端末にデジタル通信
端末101以上のマルチメディアデータ操作能力がない
場合、ユーザ使用端末情報保管装置を検索し、着呼側ユ
ーザの使用する端末でデジタル通信端末101以上のマ
ルチメディアデータ操作能力がある端末を探す。そのよ
うなデジタル通信端末103が見つかるとマルチメディ
ア対応端末検知手段404はそれをデジタル通信端末1
01に通知し、デジタル通信端末101は改めてデジタ
ル通信端末102に発呼を行なう。
【0121】これにより通話が成立し、デジタル通信端
末のマルチメディアデータ処理能力を全て使った通話を
行なうことができる。
【0122】(第12の実施の形態)第12の実施の形
態は図12に示すように電話網21とそこに接続された
電話機204、205、206、電話網21の交換を行
なう電話交換機301、およびデジタル通信網11とそ
こに接続されたデジタル通信端末104、105、10
6と電話網とデジタル通信網を接続する中継装置300
とから構成される。さらに切替え元の電話機204及び
デジタル通信端末104は端末切替え手段65を備え
る。
【0123】この通話装置ではまず切替え元の電話機2
04あるいはデジタル通信端末104と相手先の電話機
206あるいはデジタル通信端末106の間で通話が行
なわれている。
【0124】この通話装置の動作は切替え元、切替え
先、相手先が電話機であるかデジタル通信端末であるか
により8種類にわかれる。
【0125】第1の動作は電話機206を相手とする電
話機204の通話を電話機205に切替える、すなわ
ち、一旦保留して転送するものである。これは電話交換
機301の機能として広く知られたものでありここでは
説明しない。
【0126】第2の動作は電話機206を相手とする電
話機204の通話をデジタル通信端末105に切替える
ものである。
【0127】第2の動作で電話機204の端末切替え手
段65で切替え先をデジタル通信端末105と指定する
と切替えが電話交換機301に指示される。電話交換機
301は切替え元端末204との接続を断ち、かわりに
中継装置300と接続すると共に中継装置300にデジ
タル通信端末106との接続を要求する。
【0128】中継装置300がデジタル通信端末106
に発呼し、デジタル通信端末106で着呼することによ
り切替が完了する。
【0129】第3の動作は電話機206を相手とするデ
ジタル通信端末104の通話を電話機205に切替える
ものである。
【0130】第3の動作でデジタル通信端末104の端
末切替え手段65で切替え先を電話機205と指定する
と中継装置300を経由して電話交換機301に切替え
要求が送られる。中継装置300とデジタル通信端末1
04、中継装置300と電話交換機301の接続は断た
れ、電話交換機301は電話機205に対して発呼を行
ない、電話機205で着呼することにより切替が完了す
る。
【0131】第4の動作は電話機206を相手とするデ
ジタル通信端末104の通話をデジタル通信端末105
に切替えるものである。
【0132】第4の動作でデジタル通信端末104の端
末切替え手段65で切替え先をデジタル通信端末105
と指定すると中継装置300に切替え要求が送られる。
中継装置300ではデジタル通信端末104との接続を
断ち、デジタル通信端末105に対して発呼し、これを
デジタル通信端末105で着呼することにより切替が完
了する。
【0133】第5の動作はデジタル通信端末106を相
手とする電話機204の通話を電話機205に切替える
ものである。
【0134】これは基本的には電話機を相手とする切替
え操作と同様なのでここでは説明しない。
【0135】第6の動作はデジタル通信端末106を相
手とする電話機204の通話をデジタル通信端末105
に切替えるものである。
【0136】第6の動作で電話機204の端末切替え手
段65で切替え先をデジタル通信端末105と指定する
と切替えが電話交換機301を経由して、中継装置に指
示される。電話交換機301は電話機204と中継装置
300の接続を切断する。中継装置300はデジタル通
信端末106に接続先のデジタル通信端末105への変
更を通知し、デジタル通信端末106は中継装置300
との接続を断ち、デジタル通信端末105へ発呼する。
これを着呼することにより切替が完了する。
【0137】第7の動作はデジタル通信端末106を相
手とするデジタル通信端末104の通話を電話機205
に切替えるものである。
【0138】第7の動作でデジタル通信端末104の端
末切替え手段65で切替え先を電話機205と指定する
とデジタル通信端末106に切替え要求が送られる。デ
ジタル通信端末106はデジタル通信端末104との接
続を断ち、電話機205に発呼する。電話機205でこ
れを着呼することにより切替が完了する。
【0139】第8の動作はデジタル通信端末106を相
手とするデジタル通信端末104の通話をデジタル通信
端末105に切替えるものである。
【0140】第8の動作でデジタル通信端末104の端
末切替え手段65で切替え先をデジタル通信端末105
と指定するとデジタル通信端末106に切替え要求が送
られる。デジタル通信端末106ではデジタル通信端末
104との接続を断ち、デジタル通信端末105に対し
て発呼し、これをデジタル通信端末105で着呼するこ
とにより切替が完了する。
【0141】ここで端末切替え手段65は電話機204
またはデジタル通信端末104と直接接続されている
が、独立にデジタル通信網に直接接続されていても良
い。電話機204の端末切替え手段65がこのような形
態である場合、電話交換機301への通知は中継装置3
00を経由して伝えられ、中継装置300への通知は電
話交換機301を経由せずに伝えられてもよい。
【0142】また、電話交換機が直接デジタル通信網と
接続されていても良い。この場合、デジタル通信端末か
ら電話交換機への指示は中継装置を経由せずに行なわれ
ても良い。
【0143】(第13の実施の形態)第13の実施の形
態は図13に示すように電話網21とそこに接続された
電話機204、205、206、電話網21の交換を行
なう電話交換機301、およびデジタル通信網11とそ
こに接続されたデジタル通信端末104、105、10
6と電話網とデジタル通信網を接続する中継装置300
と通話中不通検出手段410、ユーザ使用端末情報格納
手段315、通話可能端末検出手段411から構成され
る。さらに切替え元の電話機204及びデジタル通信端
末104は端末切替え手段65を備える。
【0144】この通話装置ではまず切替え元の電話機2
04あるいはデジタル通信端末104と相手先の電話機
206あるいはデジタル通信端末106の間で通話が行
なわれている。
【0145】この通話が通話中に不通になった場合に通
話中の2つの端末は通話中不通検出手段410に不通を
通知する。異常が発生した電話機204またはデジタル
通信端末104は通話中不通検出手段410に通知する
ことができず、電話機206またはデジタル通信端末1
06が通知することができる。
【0146】通話中不通検出手段410は異常が発生し
た端末を使用しているユーザの使用する端末をユーザ使
用端末情報保管手段315から検索し、通話可能端末検
出手段411に送る。通話可能端末検出手段411では
それらの端末の中から通話可能な端末として電話機20
5またはデジタル通信端末105を得、端末自動切替え
手段414に送る。
【0147】以後、端末自動切替え手段414は端末切
替え手段65の代わりに電話機206、デジタル通信端
末106、電話交換機301、中継装置300に切替を
要求し、第12の実施の形態と同様の処理で切替が行な
われる。
【0148】この通話装置では通話中不通検出手段41
0は通話中の電話機あるいはデジタル通信端末から不通
を通知されるものとしたが、通話中不通検出手段が能動
的に通話中の端末を監視するという動作をしてもかまわ
ない。
【0149】(第14の実施の形態)第14の実施の形
態は図14に示すように電話網21とそこに接続された
電話機204、205、206、電話網21の交換を行
なう電話交換機301、およびデジタル通信網11とそ
こに接続されたデジタル通信端末104、105、10
6と電話網とデジタル通信網を接続する中継装置300
と例えばデジタル通信回線が混み合って通話ができない
状態となり通信容量が不足になることを検出する通信容
量不足検知手段412、通信容量不足通知手段413か
ら構成される。
【0150】さらに切替え元の電話機204及びデジタ
ル通信端末104は端末切替え手段65を備える。
【0151】この通話装置ではまず切替え元の電話機2
04あるいはデジタル通信端末104と相手先の電話機
206あるいはデジタル通信端末106の間で通話が行
なわれている。
【0152】通信容量不足検知手段412が電話機20
4の接続されている電話網またはデジタル通信端末10
4が接続されているデジタル通信網の容量不足を検知す
ると通信容量不足通知手段413が電話機204あるい
はデジタル通信端末104に通信容量不足を通知する。
そこで電話機204またはデジタル通信端末104のユ
ーザが端末切替え手段65で端末の切替を行なうと第1
2の実施の形態と同様の処理で切替が行なわれる。
【0153】ここで通信容量不足検知手段412と通信
容量不足通知手段413はそれぞれひとつずつ存在して
いるが、電話網21あるいはデジタル通信網11の各所
に多数存在していてよい。
【0154】また、通信容量不足検知手段412と通信
容量不足通知手段413はそれぞれデジタル通信端末に
直結されているが、中継装置300の手段として存在し
ていてもよい。
【0155】(第15の実施の形態)第15の実施の形
態は図15に示すように電話網21とそこに接続された
電話機204、205、206、電話網21の交換を行
なう電話交換機301、およびデジタル通信網11とそ
こに接続されたデジタル通信端末104、105、10
6と電話網とデジタル通信網を接続する中継装置300
と通信容量不足検知手段412、端末自動切替え手段4
14から構成される。
【0156】この通話装置ではまず切替え元の電話機2
04あるいはデジタル通信端末104と相手先の電話機
206あるいはデジタル通信端末106の間で通話が行
なわれている。
【0157】通信容量不足検知手段412が電話機20
4の接続されている電話網またはデジタル通信端末10
4が接続されているデジタル通信網の容量不足を検知す
ると通話可能端末検出手段411に通知される。通話可
能端末検出手段411はユーザ使用端末情報格納手段3
15から通信容量の不足している電話機204またはデ
ジタル通信端末104を使用しているユーザの使用する
他のデジタル通信端末または電話機から十分な通信容量
を確保して通話可能な電話機206またはデジタル通信
端末106を検出し、端末自動切替え手段414に送
る。
【0158】以後、端末自動切替え手段414は端末切
替え手段65の代わりに電話機206、デジタル通信端
末106、電話交換機301、中継装置300に切替を
要求し、第12の実施の形態と同様の処理で切替が行な
われる。
【0159】(第16の実施の形態)第16の実施の形
態は図16に示すように電話網21とそこに接続された
電話機204、205、206、電話網21の交換を行
なう電話交換機301、およびデジタル通信網11とそ
こに接続されたデジタル通信端末104、105、10
6と電話網とデジタル通信網を接続する中継装置300
とから構成される。さらに切替え元の電話機204及び
デジタル通信端末104は端末切替え手段65を備え、
相手先の電話機206及び電話交換機301、中継装置
300は切替え通知手段66を備える。
【0160】この通話装置ではまず切替え元の電話機2
04あるいはデジタル通信端末104と相手先の電話機
206あるいはデジタル通信端末106の間で通話が行
なわれている。
【0161】切替時の通話の相手先が電話機206であ
る場合には、切替え動作は第12の実施の形態で説明し
た手順で行なわれるが、電話交換機301あるいは中継
装置300に切替が通知された時に電話交換機301あ
るいは中継装置300の切替え通知手段66が相手側の
電話機206に切替え内容を通知し、電話機206を使
用しているユーザは通話相手の端末が切替中であること
を知ることができる。
【0162】切替時の通話の相手先がデジタル通信端末
106である場合には、切替え動作は第12の実施の形
態で説明した手順で行なわれるが、デジタル通信端末1
06あるいは中継装置300に切替が通知された時にデ
ジタル通信端末106あるいは中継装置300の切替え
通知手段66がデジタル通信端末106に切替え内容を
通知し、デジタル通信端末106を使用しているユーザ
は通話相手の端末が切替中であることを知ることができ
る。
【0163】この通話装置では切替え通知手段66がデ
ジタル通信端末ごとに存在していたが、デジタル通信端
末とは独立に存在し切替え動作の際に切替え通知手段6
6にも切替え内容が通知され、デジタル通信端末に通知
するような動作であっても良い。
【0164】(第17の実施の形態)第17の実施の形
態については通話中不通検知手段を備えた形態と通信容
量不足検知手段を備えた形態がある。ここでは通話中不
通不通検知手段を備えたものについて説明する。
【0165】図17に示すように電話網21とそこに接
続された電話機204、205、206、電話網21の
交換を行なう電話交換機301、およびデジタル通信網
11とそこに接続されたデジタル通信端末104、10
5、106と電話網とデジタル通信網を接続する中継装
置300と通話中不通検出手段410、ユーザ使用端末
情報格納手段315、通話可能端末検出手段411から
構成される。さらに切替え元の電話機204及びデジタ
ル通信端末104は端末側ユーザ使用端末情報格納手段
70と端末側通話可能端末選択手段71を備える。
【0166】切替えに関する動作は第13の実施の形態
で説明したものと同様であるが、このときに同時に切替
え元の電話機204またはデジタル通信端末104では
この端末を使用するユーザに関してはユーザ使用端末情
報格納手段315と同じ情報を格納する端末側ユーザ使
用端末情報格納手段70に対して通話可能端末検出手段
411と同様の手順で通信可能な端末を検出する端末側
通話可能端末検出手段71が通信可能な端末を検出する
ことによりこの端末を使用しているユーザに通話が切替
えられる先の電話機205またはデジタル通信端末10
5を通知する。
【0167】すなわち、ユーザ使用端末情報保管手段3
15と通話可能端末選択手段71が備わっているので、
たとえば相手端末Aとの通話路が切れた時に自動的に他
の使用可能な端末Bを見つけ、そちらに切り替えるよう
にする。
【0168】しかし、相手端末Aで話しをしていたユー
ザは自分の端末で通話ができなくなったことはわかる
が、端末Bに切り替えられたことは通信路が切れてしま
っているのでわからない。
【0169】そこで端末Aでもユーザ使用端末情報保管
手段315及び通話可能端末選択手段71と全く同じも
のを持ち、同じアルゴリズムで選択することにより、ど
の端末に切り替えられるかを分かるようにしたものであ
る。
【0170】これにより、通信路が切れたとき、同じ端
末Bが切り替え先として選択されるはずであり、これを
ユーザに通知することで切り替え先をユーザに知らせる
ことができる。
【0171】なお、この通話装置ではそれぞれの電話機
が端末側ユーザ使用端末情報格納手段70と端末側使用
可能端末検出手段71を備えているが、電話機ではなく
電話交換機301が備えるものであっても良い。
【0172】また、この通話装置ではそれぞれのデジタ
ル通信端末が端末側ユーザ使用端末情報格納手段70と
端末側使用可能端末検出手段71を備えているが、デジ
タル通信端末とは独立してデジタル通信網に直結された
形で存在していても良い。
【0173】
【発明の効果】以上実施例で説明したとおり、本発明に
おける通話装置は第1に、発呼側ユーザが指定した以外
のデジタル通信端末で着呼するという効果が得られ、第
2に、発呼側ユーザが指定した以外のデジタル通信端末
または電話機で着呼すること効果が得られる。
【0174】第3に発呼側ユーザが着呼端末として指定
したデジタル通信端末以外のデジタル通信端末着呼側ユ
ーザが着呼したいデジタル通信端末または電話機で着呼
できるという効果が得られる。
【0175】第4にユーザの着信側端末へのログイン時
にそのユーザの使用する他のデジタル通信端末および電
話機の実際の着呼先をユーザのログインした端末に自動
的に変更することにより着呼側のユーザの実際に使用し
ている端末に着呼させることができるという効果を奏す
るものである。
【0176】第5に着呼ユーザが最も最近に使用したデ
ジタル通信端末に着呼させ、着呼ユーザの不在の可能性
を減らすことができるという効果を奏するものである。
【0177】第6にユーザが複数のデジタル通信端末に
ログインすることがある場合にユーザの使用しているデ
ジタル通信端末のうちどのデジタル通信端末で着呼する
かを選択することができるという効果を得る。
【0178】第7に着呼すべき端末が着呼不能であると
きに着呼側ユーザの所有する他の着呼可能な端末に着呼
させられるという効果を奏するものである。
【0179】第8に着呼側のユーザが着呼端末として指
定された以外のデジタル通信端末または電話機で着呼さ
せられるという効果を得る。
【0180】第9に発呼側の端末からマルチメディアデ
ータ操作手段を備えていないかマルチメディアデータ操
作手段を備えていても発呼側のデジタル通信端末で操作
できるデータ型全てを操作できないようなデジタル通信
端末または電話機への発呼が行なわれた時に着呼側のデ
ジタル通信端末または電話機で扱えるデータ型のデータ
だけで通話が行なえるという効果が得られる。
【0181】第10に着呼側および発呼側の双方のデジ
タル通信端末または電話機で共通に扱えるデータ型のデ
ータだけで通話が行なえるという効果を得られる。
【0182】第11に着呼側のデジタル通信端末または
電話機に発呼側のデジタル通信端末で操作できるデータ
型を操作することができない場合に、着呼側のユーザの
使用する他のデジタル通信端末または電話機で、着呼可
能でかつ前記の発呼側で操作できるデータ型を操作でき
るマルチメディアデータ操作手段を備えたものに着呼さ
せ、上記の音声以外のデータ型のデータも用いた通話が
可能になるという効果を得られる。
【0183】第12にユーザの指示により通話の途中で
使用する端末をデジタル通信端末から電話機に、または
電話機からデジタル通信端末に、またはデジタル通信端
末から別のデジタル通信端末に切替えることができると
いう効果を得られる。
【0184】第13に通話中に何らかの理由で通信がで
きなくなったときに、使用する端末をそのユーザの他の
デジタル通信端末または電話機のうち通話可能なものに
切替えることができるという効果を奏するものである。
【0185】第14に通話に使用しているデジタル通信
端末または電話機の接続されているデジタル通信網また
は電話網の通信容量が不足してきた時に、ユーザが使用
するデジタル通信端末または電話機を容量に余裕のある
他のデジタル通信網または電話機に切替えることができ
るという効果を奏するものである。
【0186】第15に通話中に使用しているデジタル通
信端末または電話機の接続されているデジタル通信網ま
たは電話網の通信容量が不足したときに、使用する端末
をそのユーザの他のデジタル通信端末または電話機で通
信容量が十分に確保できるデジタル通信網または電話網
に接続されたものに自動的に切替えることができるとい
う効果を得る。
【0187】第16に第切替を行なわない側のデジタル
通信端末または電話機で通話しているユーザに相手側の
端末が切替え処理中であることを通知できるという効果
を得る。
【0188】第17に切替が発生するデジタル通信端末
または電話機を使って通話していたユーザにどのデジタ
ル通信端末または電話機に切替えるかを通知することが
できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図7】本発明の第7の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図8】本発明の第8の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図9】本発明の第9の実施形態における通話装置の構
成を示すブロック図
【図10】本発明の第10の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第11の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【図12】本発明の第12の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【図13】本発明の第13の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第14の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【図15】本発明の第15の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【図16】本発明の第16の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【図17】本発明の第17の実施形態における通話装置
の構成を示すブロック図
【符号の説明】
11 デジタル通信網 22 電話網 51 発呼通知表示手段 52 着呼先変更手段 53 着呼要求表示手段 54 マルチメディアデータ操作手段 55 マルチメディアデータ操作制限手段 60 ユーザ端末操作履歴手段 65 端末切替え手段 66 切替え通知手段 70 端末側ユーザ使用端末情報格納手段 71 端末側通話可能端末選択手段 101 発呼側のデジタル通信端末 102 実際に着呼するデジタル通信端末 103 発呼側で指定した着呼側のデジタル通信端末 104 切替え元のデジタル通信端末 105 切替え先のデジタル通信端末 106 相手先のデジタル通信端末 121 ユーザログイン手段 122 着呼先自動変更手段 123 着呼端末指定手段 201 発呼側の電話機 202 実際に着呼される電話機 203 発呼側で指定した着呼側の電話機 204 切替え元の電話機 205 切替え先の電話機 206 相手先の電話機 300 中継装置 301 電話交換機 310 発呼通知手段 311 発呼通知先情報格納手段 315 ユーザ使用端末情報保管手段 400 着呼先変更情報保管手段 402 ユーザ最新操作端末検出手段 403 着呼可能端末検知手段 404 マルチメディア対応端末検知手段 410 通話中不通検出手段 411 通話可能端末検出手段 412 通信容量不足検知手段 413 通信容量不足通知手段 414 端末自動切替え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 3/54 H04L 11/20 102A

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルな音声データの通話を行うデジ
    タル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声と
    して入出力が可能な複数のデジタル通信端末からなり、
    発呼側ユーザが前記デジタル通信端末の一つを使用し、
    他のデジタル通信端末を着呼する端末と指定して発呼
    し、発呼されたデジタル通信端末で着呼側ユーザが着呼
    することにより接続が完了し発呼側のデジタル通信端末
    と着呼側のデジタル通信端末の間で音声による対話を行
    なう通話装置であって、発呼側ユーザが指定した着呼側
    のデジタル通信端末と実際に着呼するデジタル通信端末
    との対応情報を保管する着呼先変更情報保管手段を備え
    ることにより、発呼側ユーザが指定した以外のデジタル
    通信端末で着呼することを特徴とする通話装置。
  2. 【請求項2】 デジタルな音声データの通話を行うデジ
    タル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声と
    して入出力が可能な複数のデジタル通信端末と、少なく
    とも電話網とデジタル通信網の両方を接続し、電話網の
    アナログな音声データとデジタル通信網のデジタルな音
    声データの相互に変換が可能な中継装置からなり、発呼
    側のユーザがデジタル通信端末もしくは電話機の一つを
    使用し、他のデジタル通信端末もしくは電話機を指定し
    て発呼し、発呼されたデジタル通信端末または電話機で
    着呼側のユーザが着呼することにより接続が完了し発呼
    側のデジタル通信端末または電話機と着呼側のデジタル
    通信端末または電話機の間で音声による対話を行なう通
    話装置であって、発呼側ユーザが指定した着呼側のデジ
    タル通信端末または電話機と実際に着呼されるデジタル
    通信端末または電話機との対応情報を保管する着呼先変
    更情報保管手段を備えることにより、発呼側ユーザが指
    定した以外のデジタル通信端末または電話機で着呼する
    ことを特徴とする通話装置。
  3. 【請求項3】 デジタルな音声データの通話を行うデジ
    タル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声と
    して入出力が可能な複数のデジタル通信端末と、少なく
    とも電話網とデジタル通信網の両方を接続し、電話網の
    アナログな音声データとデジタル通信網のデジタルな音
    声データの相互に変換が可能な中継装置からなり、発呼
    側のユーザがデジタル通信端末もしくは電話機の一つを
    使用し、他のデジタル通信端末もしくは電話機を指定し
    て発呼し、発呼されたデジタル通信端末または電話機で
    着呼側のユーザが着呼することにより接続が完了し発呼
    側のデジタル通信端末または電話機と着呼側のデジタル
    通信端末または電話機の間で音声による対話を行なう通
    話装置であって、着呼先として指定されたデジタル通信
    端末に対して発呼が行なわれたときにそれを他のデジタ
    ル通信端末および/または電話機に通知する発呼通知手
    段と、デジタル通信端末に対して発呼が行なわれたとき
    に通知が行なわれる他のデジタル通信端末および/また
    は電話機の組合せ情報を格納する発呼通知先情報格納手
    段を備え、実際に着呼するデジタル通信端末または電話
    機が前記発呼通知手段による発呼の通知を受けた時に通
    知があったことを表示する発呼通知表示手段と、その発
    呼をその実際に着呼するデジタル通信端末または電話機
    で着呼するための着呼先変更手段を備えた通話装置。
  4. 【請求項4】 着呼側のデジタル通信端末がユーザログ
    イン手段と、ユーザとそのユーザが使用するデジタル通
    信端末および電話機の対応情報を保管するユーザ使用端
    末情報保管手段と、ユーザのデジタル通信端末へのログ
    イン時にそのユーザの使用する他のデジタル通信端末お
    よび電話機の着呼先をユーザのログインした端末に自動
    的に変更する着信先自動変更手段を備えることにより着
    呼側のユーザの実際にログインしているデジタル通信端
    末に着呼させることを可能にした請求項1または請求項
    2記載の通話装置。
  5. 【請求項5】 着呼側のユーザが複数のデジタル通信端
    末および/または電話機を同時に使用する場合にデジタ
    ル通信端末または電話機がユーザが操作するたびに履歴
    情報を残すユーザ端末操作履歴手段と、ユーザとそのユ
    ーザが使用するデジタル通信端末および電話機の対応情
    報を保管するユーザ使用端末情報保管手段と、前記の履
    歴情報を保管し、着呼側のユーザがもっとも最近に操作
    したデジタル通信端末を検出するユーザ最新操作端末検
    出手段を備えた請求項1または請求項2記載の通話装
    置。
  6. 【請求項6】 着呼側のデジタル通信端末がユーザログ
    イン時に着呼端末をログインしたデジタル通信端末に切
    替えるかどうかを指定する着呼端末指定手段を備え、ユ
    ーザが複数のデジタル通信端末にログインすることがあ
    る場合にユーザの使用しているデジタル通信端末のうち
    どのデジタル通信端末で着呼するかの選択を可能にした
    請求項4記載の通話装置。
  7. 【請求項7】 デジタルな音声データの通話を行うデジ
    タル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声と
    して入出力が可能な複数のデジタル通信端末と、少なく
    とも電話網とデジタル通信網の両方を接続し、電話網の
    アナログな音声データとデジタル通信網のデジタルな音
    声データの相互に変換が可能な中継装置からなり、発呼
    側のユーザがデジタル通信端末もしくは電話機の一つを
    使用し、他のデジタル通信端末もしくは電話機を指定し
    て発呼し、発呼されたデジタル通信端末または電話機で
    着呼側のユーザが着呼することにより接続が完了し発呼
    側のデジタル通信端末または電話機と着呼側のデジタル
    通信端末または電話機の間で音声による対話を行なう通
    話装置であって、ユーザとそのユーザの使用するデジタ
    ル通信端末及び電話機の対応情報を保管するユーザ使用
    端末情報保管手段と、それぞれのデジタル通信端末およ
    び電話機が着呼可能かどうかを検知する着呼可能端末検
    知手段を備えることにより、着呼すべき端末が着呼不能
    であるときに着呼側ユーザの所有する他の着呼可能な端
    末に着呼させることを特徴とする通話装置。
  8. 【請求項8】 デジタルな音声データの通話を行うデジ
    タル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声と
    して入出力が可能な複数のデジタル通信端末と、少なく
    とも電話網とデジタル通信網の両方を接続し、電話網の
    アナログな音声データとデジタル通信網のデジタルな音
    声データの相互に変換が可能な中継装置からなり、発呼
    側のユーザがデジタル通信端末もしくは電話機の一つを
    使用し、他のデジタル通信端末もしくは電話機を指定し
    て発呼し、発呼されたデジタル通信端末または電話機で
    着呼側のユーザが着呼することにより接続が完了し発呼
    側のデジタル通信端末または電話機と着呼側のデジタル
    通信端末または電話機の間で音声による対話を行なう通
    話装置であって、着呼側のデジタル通信端末が、発呼側
    からそのデジタル通信端末への発呼を着呼側のユーザに
    知らせる着呼要求表示手段と、着呼側のユーザが実際に
    着呼処理を行なうデジタル通信端末または電話機を指定
    する着呼先変更手段を備えることにより、着呼側のユー
    ザが着呼先として指定された以外のデジタル通信端末ま
    たは電話機での着呼を可能にした通話装置。
  9. 【請求項9】 デジタルな音声データの通話を行うデジ
    タル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声と
    して入出力が可能な複数のデジタル通信端末と、少なく
    とも電話網とデジタル通信網の両方を接続し、電話網の
    アナログな音声データとデジタル通信網のデジタルな音
    声データの相互に変換が可能な中継装置からなり、発呼
    側のユーザがデジタル通信端末もしくは電話機の一つを
    使用し、他のデジタル通信端末もしくは電話機を指定し
    て発呼し、発呼されたデジタル通信端末または電話機で
    着呼側のユーザが着呼することにより接続が完了し発呼
    側のデジタル通信端末または電話機と着呼側のデジタル
    通信端末または電話機の間で音声による対話を行なう通
    話装置であって、発呼側のデジタル通信端末が音声以外
    のデータ型のデータを少なくとも再生、表示、入力する
    ためのマルチメディアデータ操作手段と、発呼側のデジ
    タル通信端末がユーザによる音声以外のデータ型のデー
    タの全部または一部の少なくとも再生、表示、入力の操
    作を制限するためのマルチメディアデータ操作制限手段
    と、デジタル通信網が前記音声以外のデータ型のデータ
    を送出することが可能であり、それぞれのデジタル通信
    端末および電話機が前記の音声以外のデータ型のデータ
    を少なくとも再生、表示、入力することが可能であるか
    を検知するマルチメディア対応端末検出手段を備えた通
    話装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の構成に加えて、着呼側のデ
    ジタル通信端末がユーザによる音声以外のデータ型のデ
    ータの少なくとも再生、表示、入力の操作を制限するた
    めのマルチメディアデータ操作制限手段をさらに備える
    ことにより、着呼側および発呼側の双方のデジタル通信
    端末または電話機で共通に扱えるデータ型のデータだけ
    で通話が行なえるようにしたことを特徴とする請求項9
    記載の通話装置。
  11. 【請求項11】 デジタルな音声データの通話を行うデ
    ジタル通信網に接続されたデジタルな音声データを音声
    として入出力が可能な複数のデジタル通信端末と、少な
    くとも電話網とデジタル通信網の両方を接続し、電話網
    のアナログな音声データとデジタル通信網のデジタルな
    音声データの相互に変換が可能な中継装置からなり、発
    呼側のユーザがデジタル通信端末もしくは電話機の一つ
    を使用し、他のデジタル通信端末もしくは電話機を指定
    して発呼し、発呼されたデジタル通信端末または電話機
    で着呼側のユーザが着呼することにより接続が完了し発
    呼側のデジタル通信端末または電話機と着呼側のデジタ
    ル通信端末または電話機の間で音声による対話を行なう
    通話装置であって、発呼側のデジタル通信端末が音声以
    外のデータ型のデータを少なくとも再生、表示、入力す
    るためのマルチメディアデータ操作手段と、デジタル通
    信網が前記音声以外のデータ型のデータを送出すること
    が可能であり、ユーザとユーザが使用するデジタル通信
    端末及び電話機の対応情報を保管するユーザ使用端末情
    報保管手段と、それぞれのデジタル通信端末および電話
    機が前記の音声以外のデータ型のデータを少なくとも再
    生、表示、入力することが可能であるかを検知するマル
    チメディア対応端末検出手段を備えた通話装置。
  12. 【請求項12】 前記デジタル通信網に接続し、音声を
    入出力しデジタルな音声データに変換する一つまたは複
    数のデジタル通信端末と少なくとも電話網とデジタル通
    信網の両方を接続し、電話網のアナログな音声データと
    デジタル通信網のデジタルな音声データの相互に変換が
    可能な中継装置からなり、デジタル通信端末と電話機お
    よびデジタル通信端末どうしおよび電話機どうしで音声
    により対話を行なう通話装置において、相手側の通話を
    切ることなく対話に使用していたデジタル通信端末また
    は電話機での通話を中断し、他のデジタル通信端末また
    は電話機に着呼させ、相手側との通話を続行させること
    のできる端末切替え手段を備えた通話装置。
  13. 【請求項13】 通話中のデジタル通信端末または電話
    機への通信ができなくなったことを検知する通話中不通
    検知手段と、ユーザとそのユーザが使用するデジタル通
    信端末および電話機の対応情報を保管するユーザ使用端
    末情報保管手段と、それぞれのデジタル通信端末および
    電話機が着呼および通話可能かどうかを検知し、通信が
    できなくなったデジタル通信端末または電話機のかわり
    に使用可能なデジタル通信端末または電話機を検出する
    通話可能端末検出手段と、通信ができなくなったデジタ
    ル通信端末または電話機から通信が可能なデジタル通信
    端末または電話機に切替える指示を自動的に行なう端末
    自動切替え手段を備えたことを特徴とする請求項12記
    載の通話装置。
  14. 【請求項14】 通話中のデジタル通信端末または電話
    機の接続されているデジタル通信網または電話網の通信
    容量の不足を検知する通信容量不足検知手段と、通信容
    量の不足したデジタル通信網または電話網に接続されて
    いる通話中のデジタル通信端末または電話機に対して通
    信容量不足を通知する通信容量不足通知手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項12記載の通話装置。
  15. 【請求項15】 通話中のデジタル通信端末または電話
    機の接続されているデジタル通信網または電話網の通信
    容量の不足を検知する通信容量不足検知手段と、ユーザ
    とそのユーザが使用するデジタル通信端末および電話機
    の対応情報を保管するユーザ使用端末情報保管手段と、
    それぞれのデジタル通信端末および電話機が着呼および
    通話可能かどうかを検知し、通信容量が不足したデジタ
    ル通信網もしくは電話網に接続されたデジタル通信端末
    または電話機のかわりに使用可能なデジタル通信端末ま
    たは電話機を選択する通話可能端末検出手段と、通信容
    量が不足したデジタル通信端末または電話機から十分な
    通信容量で使用できるデジタル通信端末または電話機に
    切替える指示を自動的に行なう端末自動切替え手段を備
    えたことを特徴とする請求項12記載の通話装置。
  16. 【請求項16】 切替えを行なわない側のデジタル通信
    端末または電話機を使用しているユーザに切替え処理を
    行なうことを通知する切替え通知手段を備えることによ
    り、切替を行なわない側のデジタル通信端末または電話
    機で通話しているユーザに相手側の端末が切替え処理中
    であることを通知するようにした請求項12乃至請求項
    15記載の通話装置。
  17. 【請求項17】 通信ができなくなったかもしくは接続
    されているデジタル通信網または電話網の通信容量が不
    足したデジタル通信端末または電話機がユーザ使用端末
    情報保管装置の情報のうちその端末を使用するユーザに
    関する情報の複製を保管する端末側ユーザ使用端末情報
    保管装置と、前記通話可能端末検出手段がユーザ使用端
    末情報保管装置から使用可能なデジタル通信端末または
    電話機を選択するのと同じ手順で、前記端末側ユーザ使
    用端末情報保管手段から使用可能なデジタル通信端末ま
    たは電話機を選択することにより、通話可能端末検出手
    段と同一のデジタル通信端末または電話機の選択を可能
    にした端末側通話可能端末選択手段と、端末側通話可能
    端末選択手段で選択された切替え先のデジタル通信端末
    または電話機を使用しているユーザに通知する切替え先
    端末表示装置を備えたことを特徴とする請求項13また
    は請求項15記載の通話装置。
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