JP2002281159A - マルチメディア通信システム - Google Patents

マルチメディア通信システム

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JP2002281159A
JP2002281159A JP2001078296A JP2001078296A JP2002281159A JP 2002281159 A JP2002281159 A JP 2002281159A JP 2001078296 A JP2001078296 A JP 2001078296A JP 2001078296 A JP2001078296 A JP 2001078296A JP 2002281159 A JP2002281159 A JP 2002281159A
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call
client terminal
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JP2001078296A
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Motohisa Araki
元久 荒木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信に応答することなく端末に転送する
ことにある。 【解決手段】 少なくとも音声入出力手段をもつ1台以
上のクライアント端末23,24と、外線端末から発信
される呼の着信先を含むルーティングデータを保持する
CTIサーバと、転送サーバ27とを有し、この転送サ
ーバは、予めクライアント端末の転送先リストを保持す
るデータ保持部27aおよび外線端末から発信される呼
に対して前記CTIサーバを介して着信されたとき、転
送先リストに基づいて前記クライアント端末に着信信号
を転送することにより、着信に応答することなくクライ
アント端末に転送する通信システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコールセン
タ、ヘルプディスクシステムなどで利用されるVoIP
(Voice over Internet Protocol)技術を用いたマ
ルチメディア通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、顧客の適切な応対や顧客満足度を
向上させる観点から、コールセンタやヘルプディスクシ
ステムなどで利用されるCTI(Computer Telephony
Integration)システムが注目されている。
【0003】このCTIシステムは、LAN上に、CT
Iサーバ、音声自動応答サーバ、クライアント端末(P
C電話機等)などが設けられ、音声自動応答サーバやク
ライアント端末がVoIP技術を用いて顧客側電話機と
の間で音声通信することが可能な通信システムである。
【0004】ところで、以上のような通信システムは、
顧客側電話機から発信する呼がCTIサーバ経由で音声
自動応答サーバ等に着信したとき、この音声自動応答サ
ーバ等が他のサーバ,クライアント端末等にその呼を転
送する必要があるが、この転送に先立って音声自動応答
サーバ等が一度顧客側電話機に応答処理を行って音声通
信可能な状態にした後、該当するサーバ,クライアント
端末に転送処理を行う、いわゆる従来から一般的に行わ
れている電話システムと同様な手順による処理が行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
通信システムでは、クライアント端末が実際に通話状態
となるためには、音声自動応答サーバ等が顧客側電話機
から着信したとき、その顧客側電話機に対して応答を行
った後、予め決められた転送先或いは顧客が指示された
転送先に転送発信を行った後、転送実行を行う手順が採
られている。
【0006】その結果、本来通話対象でない音声自動応
答サーバが一度応答処理を行うことから、音声自動応答
サーバに余分な負荷がかかるだけでなく、顧客側が実際
にクライアント端末と通話開始に至るまでに長い時間が
かかり、例えばコールセンタやヘルプディスクシステム
などの本来意図する顧客満足度の要請とは相反する結果
となる問題がある。
【0007】また、着信数が少ない場合はそれほど影響
を受けることが少ないが、着信数が増大すると、音声自
動応答サーバ等に対する負荷や通話開始までの待ち時間
が増大し、信頼性を消失する恐れがある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、着信後応答することなく転送先に転送し、システム
内サーバの負荷低減および通話開始までの待ち時間を減
少させるマルチメディア通信システムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、音声入出力手段をもつ1台以上のクライア
ント端末、外線端末から発信される呼の着信先を含むル
ーティングデータを保持するCTIサーバおよび転送サ
ーバを備えた本発明に係わるマルチメディア通信システ
ムであって、前記転送サーバは、予め前記クライアント
端末の転送先リストを保持するデータ保持手段と、前記
外線端末から発信される呼に対して前記CTIサーバを
介して着信されたとき、前記転送先リストに基づいて前
記クライアント端末に着信信号を転送する手段とを備え
た構成である。
【0010】本発明は、以上のような構成とすることに
より、転送サーバは外線端末から発信される呼が着信し
たとき、転送先リストに基づいてそのまま転送先のクラ
イアント端末に転送可能となるので、外線端末に一度応
答することなく、クライアント端末に転送でき、サーバ
の負荷軽減および通話開始の待ち時間を短縮化能であ
る。
【0011】(2) 本発明は、音声入出力手段をもつ
1台以上のクライアント端末、外線端末から発信される
呼の着信先を含むルーティングデータを保持するCTI
サーバおよび転送サーバを備えたマルチメディア通信シ
ステムであって、前記転送サーバは、予め前記クライア
ント端末の転送先リストを保持するデータ保持手段と、
前記外線端末から発信される呼に対して前記CTIサー
バを介して着信されたとき、前記転送先リストに基づい
て前記クライアント端末に着信信号を転送する手段と、
この転送結果、転送先クライアント端末から応答信号を
受けたとき、発信元外線端末に対してマルチメディアデ
ータ送受信用ネゴシエーション先を通知する手段とを備
えた構成である。
【0012】この発明は、以上のような構成とすること
により、転送サーバは、外線端末から発信される呼の着
信を受けると、この着信信号を所要の転送先クライアン
ト端末に転送し、当該転送先クライアント端末から応答
信号を受けたとき、発信元外線端末に対してマルチメデ
ィアデータ送受信用ネゴシエーション先を通知するの
で、転送サーバで着信に対する応答を行うことなく、転
送先と発信元側との間でマルチメディアデータの送受信
を行うことが可能となる。
【0013】(3) 本発明は、音声入出力手段をもつ
1台以上のクライアント端末、外線端末から発信される
呼の着信先を含むルーティングデータを保持するCTI
サーバおよび転送サーバを備えたマルチメディア通信シ
ステムであって、前記転送サーバは、予め前記クライア
ント端末の転送先リストを保持するデータ保持手段と、
前記外線端末から発信される呼に対して前記CTIサー
バを介して着信されたとき、前記転送先リストに基づい
て前記クライアント端末に着信信号を転送する手段と、
この転送結果、転送先クライアント端末から応答信号を
受けたとき、当該転送先クライアント端末にマルチメデ
ィアデータ送受信用ネゴシエーションポートを設定する
手段と、このポート設定後、発信元外線端末との間でマ
ルチメディアデータ送受信用ネゴシエーションを行う手
段と、この手段により得られる発信元外線端末のマルチ
メディアデータ送受信用ネゴシエーションポートを前記
転送先クライアント端末に通知する手段とを備えた構成
である。
【0014】この発明は、以上のような構成とすること
により、転送サーバは、外線端末から発信される呼の着
信を受けると、この着信信号を所要の転送先クライアン
ト端末に転送し、当該転送先クライアント端末から応答
信号を受けたとき、転送先クライアント端末にマルチメ
ディアデータ送受信用ネゴシエーションポートを設定
し、かつ、マルチメディアデータ送受信用ネゴシエーシ
ョンを行った後、転送先クライアント端末に発信元外線
端末のマルチメディアデータ送受信用ネゴシエーション
ポートを通知するので、転送サーバで着信に対する応答
を行うことなく、転送先と発信元側との間でマルチメデ
ィアデータの送受信を行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は本発明に係わ
るマルチメディア通信システムの一実施の形態を備えた
ネットワークシステムの全体構成図である。
【0017】このネットワークシステムは、一般家庭、
個人などが所持する携帯電話を含む外線端末である例え
ば顧客側電話機1,…と本発明に係わるマルチメディア
通信システム2がPSTN(Public Switched Teleph
one Network:公衆電話交換ネットワーク)やインター
ネットなどのネットワーク3によって接続され、データ
通信プロトコルであるIP上で音声データを転送するV
OIP技術を用いて、顧客側電話機1とマルチメディア
通信システム2側のクライアント端末との間で音声通信
により通話できる構成となっている。
【0018】このマルチメディア通信システム2はLA
N21上に設置されるVoIPゲートウェイ22を介し
てネットワーク3に接続されている。このLAN21上
には、1台以上のPC電話機23,…、1台以上のIP
電話機24,…などのクライアント端末が接続されてい
る。これらクライアント端末は、LAN21に接続する
ための接続手段、マイクロホン、スピーカ等の音声入出
力手段および顧客側電話機1への対話的操作を提供可能
とする手段が設けられている。
【0019】さらに、LAN上には、クライアント端
末、他のサーバに対するルーティング情報を保持するデ
ータ保持手段及びそのルーディング情報をもとにクライ
アント端末、サーバと通話に関するネゴシエーションを
行うネゴシエーション手段を備えたCTIサーバ25、
音声自動応答サーバ26および転送サーバ27が接続さ
れている。
【0020】この転送サーバ27は、予め決定されてい
る転送先リストを保持するデータ保持部27aが設けら
れ、内部的には、ネットワーク制御部271と、データ
保持部27aにアクセスし転送先リストから転送先を読
み出すデータアクセス部272と、呼の着信信号を受信
したときデータアクセス部272を介してデータ保持部
27aの転送先リストから転送先を取得するデータ提供
処理部273と、システム状態情報処理部274と、こ
の提供処理部273から受け取った転送先に着信信号を
送信し、かつ、指定された転送先などに転送ネゴシエー
ションを行うネゴシエーション交換制御処理部275な
どによって構成されている。
【0021】次に、以上のような通信システムの動作に
ついて図3を参照して説明する。
【0022】一般家庭、個人が所持する外線電話機1か
ら発信された呼は、ネットワーク3およびVoIPゲー
トウェイ22を通して音声自動応答サーバ26、転送サ
ーバ27、PC電話機23,IP電話機24の何れかに
着信されるが、ここで何れのサーバ、クライアント端末
に着信させるかはCTIサーバ25が着信番号等から決
定し、その決定されたサーバ、クライアント機器に着信
信号を送信し、通話状態となる。
【0023】一方、クライアント端末である例えばPC
電話機23から発信した呼は、CTIサーバ25が着信
先を判定し、着信先が外線の電話機であれば、VoIP
ゲートウェイ22およびネットワーク3を経由し、該当
電話機1に着信し、通話状態となる。
【0024】ところで、本発明に係わる通信システムに
おいては、外線電話機1から発信された呼がきたとき、
予めCTIサーバ25のデータ保持手段に転送サーバ2
7をシステム内着信先とするルーティング情報を保持さ
せておき、転送サーバ27への着信時、転送サーバ27
を利用してPC電話機23等のクライアント端末や音声
自動応答装置26に着信信号を転送する。
【0025】以下、外線電話機1から発信された呼の着
信から転送までの手順について図3を参照して説明す
る。
【0026】 外線電話機1から発信されてきた呼
は、VoIPゲートウェイ22を介してCTIサーバ2
5のルーティング情報の交換機能により転送サーバ27
に着信する(S1)。
【0027】 呼の着信信号を受信した転送サーバ2
7は、データ提供処理部273を介してデータ保持部2
7aに保持されている転送先リストから転送先を取得す
る。この転送先として例えばPC電話機23とする。そ
こで、ネゴシエーション交換制御処理部275では、デ
ータ提供処理部273により取得した転送先であるPC
電話機23に着信信号を送信する(S2)。その際、C
TIサーバ25を介してもよいし、CTIサーバ25を
介さずに直接送信してもよい。
【0028】 転送先PC電話機23では、着信信号
を受信すると着信動作が行われ、着信音等が送出され
る。ここで、転送先PC電話機23が応答を行うと、応
答信号が転送サーバ27に送信される(S3)。
【0029】 転送サーバ27が応答信号を受信する
と、転送処理を起動する(S4)。
【0030】 転送サーバ27は転送するときに発信
元外線電話機1と転送先PC電話機23に転送ネゴシエ
ーションを行い(S5)、さらに発信元外線電話機1と
転送先PC電話機23との間でマルチメディアデータ送
受信用ネゴシエーションを行い(S6)、最終的に外線
電話機1と転送先PC電話機23が通話状態となる(S
7)。
【0031】従って、以上のようなマルチメディア通信
システムの実施の形態によれば、転送サーバ27は、呼
の着信信号をそのまま転送先のサーバ、クライアント端
末に送信するので、呼の着信時に着信に対して一度応答
することなく、その着信信号を所要とするクライアント
端末に直接転送でき、サーバの負荷低減化および通話開
始までの待ち時間を短縮できる。
【0032】なお、上記実施の形態では、音声通信につ
いて説明したが、音声を含む画像通信でも同様に適用で
きることは言うまでもない。また、転送先を取得する転
送先リストは、転送サーバ27のデータ保持部27aに
保持させたが、例えばLAN上に接続されている他のサ
ーバ上に保持させる構成であってもよい。
【0033】(第2の実施の形態)この実施の形態に係
わるマルチメディア通信システムは、図1及び図2とほ
ぼ同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付
し、その詳しい説明は第1の実施の形態の説明に譲る。
【0034】すなわち、PC電話機23、IP電話機2
4などのクライアント端末は、LAN21に接続するた
めの接続手段、マイクロホン、スピーカ等の音声入出力
手段および顧客側電話機1への対話的操作を提供可能と
する手段が設けられている。
【0035】CTIサーバ25は、クライアント端末、
他のサーバのルーティング情報を保持するデータ保持手
段及びそのルーディング情報をもとにクライアント端
末、サーバと通話に関するネゴシエーションを行うネゴ
シエーション手段が設けられている。
【0036】転送サーバ27は、予め決定されている転
送先リストを保持するデータ保持部27aが設けられ、
内部的にはデータ保持部27aの転送先リストから転送
先を取得するデータ提供処理部273、発信元電話機側
に対して音声等のマルチメディアデータ送受信用ネゴシ
エーションについて転送先を通知するネットワーク制御
部271を含むネゴシエーション交換制御処理部275
が設けられている。
【0037】次に、以上のようなシステムの動作につい
て図4を参照して説明する。なお、CTIサーバ25は
省略している。
【0038】この実施の形態は、外線電話機1から発信
された呼の着信時、予めCTIサーバ25のデータ保持
手段に、転送サーバ27をシステム内着信先とするルー
ティング情報が保持されているので、転送サーバ27を
利用して着信信号がPC電話機23等のクライアント端
末や音声自動応答装置26に転送することになり、これ
は上記実施の形態と同様である。
【0039】よって、この実施の形態では、呼野着信に
対する発信元外線電話機1への応答をしないで直接転送
を行う点で第1の実施の形態と同様であるが、転送の手
法が異なる。すなわち、この転送サーバ27は、転送処
理に際し、図3に示すような転送ネゴシエーションを行
わずに、発信元(VoIPゲートウェイ22)に対し
て、マルチメディアデータ送受信用ネゴシエーション先
が転送先例えばPC電話機23であることを通知し、転
送ネゴシエーションを行わずに、音声等のマルチメディ
アデータ送受信用ネゴシエーションのみを行うことによ
り、発信元と転送先との間で通話状態を形成する。
【0040】以下、外線電話機1から発信された呼の呼
の着信から転送までの手順について図4を参照して説明
する。
【0041】 外線電話機1から発信されてきた呼
は、VoIPゲートウェイ22を介してCTIサーバ2
5のルーティング情報の交換機能により転送サーバ27
に着信する(S11)。
【0042】 呼の着信信号を受信した転送サーバ2
7では、データ提供処理部273を介してデータ保持部
27aに保持されている転送先リストから転送先を取得
し、ネゴシエーション交換制御処理部275に渡す。こ
のネゴシエーション交換制御処理部275は、データ提
供処理部273から取得した転送先に着信信号を送信す
る(S12)。
【0043】 転送先PC電話機23では、着信信号
を受信すると着信動作が行われ、着信音等が送出され
る。転送先PC電話機23が応答を行うと、応答信号が
転送サーバ27に送信される(S13)。
【0044】 転送サーバ27は、応答信号を受信す
ると、転送ネゴシエーションを行わずに、発信元(Vo
IPゲートウェイ22)に対して、マルチメディアデー
タ送受信用ネゴシエーション先が転送先例えばPC電話
機23であることを通知する(S14)。
【0045】 しかる後、発信元と転送先との間で相
互に音声等のマルチメディアデータ送受信用ネゴシエー
ションを行い(S15)、最終的に発信元外部電話機1
とシステム内部の転送先PC電話機23とが通話状態と
なる(S16)。
【0046】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、外部電話機1から転送サーバ27に着信したとき、
転送サーバ27は、発信元外線電話機1に対してマルチ
メディアデータ送受信用ネゴシエーション先を通知する
ことにより、着信に対して応答することなく、かつ、転
送ネゴシエーションを行わずに発信元と転送先クライア
ント端末との間で通話可能とするので、転送処理の時間
を大幅に短縮でき、通話開始までの待ち時間がより短縮
することができる。
【0047】(第3の実施の形態)この実施の形態に係
わるマルチメディア通信システムは、図1及び図2とほ
ぼ同様な構成であるので、同一部分には同一符号を用い
て、その詳しい説明は第1の実施の形態の説明に譲る。
【0048】このシステムは、特に転送サーバ27が異
なるものである。この転送サーバ27は、データ保持部
27aの他、データ保持部27aの転送先リストから転
送先を取得するデータ提供処理部273、発信元側に音
声等のマルチメディアデータ送受信用ネゴシエーション
を行うネゴシエーション交換制御処理部275および転
送先のPC電話機23にマルチメディアデータ送受信用
ポートを設定したり、転送先のPC電話機23に発信先
のマルチメディアデータ送受信用ポートを通知するネッ
トワーク制御部271が設けられている。
【0049】その他の構成ないし機能は、第1,第2の
実施の形態と同様であるので、省略する。
【0050】次に、以上のようなシステムの動作につい
て図5を参照して説明する。なお、CTIサーバ25は
省略している。
【0051】この実施の形態は、外線電話機1の着信
時、予めCTIサーバ25のデータ保持手段に転送サー
バ27をシステム内着信先とするルーティング情報を保
持し、着信信号を転送サーバ27を利用してPC電話機
23等のクライアント端末や音声自動応答装置26に転
送する点は上記実施の形態と同様である。
【0052】この実施の形態は、転送サーバ27が発信
元外線電話機1から発信される呼の着信に対して応答を
しないで転送を行う点で第1,第2の実施の形態と同様
であるが、転送の手法が異なる。すなわち、転送サーバ
27は、転送処理に際し、図5に示すように転送ネゴシ
エーションを行わない。さらに、マルチメディアデータ
送受信用ネゴシエーションは発信元(VoIPゲートウ
ェイ22)と転送サーバ27との間で行われる。このマ
ルチメディアデータ送受信用ネゴシエーションの際、マ
ルチメディアデータ送受信用ポートを、転送先例えばP
C電話機23に設定することにより、発信先からのマル
チメディアデータを受信可能とする。
【0053】また、マルチメディアネゴシエーションが
終了した後、転送サーバ27から転送先に発信元のマル
チメディアデータ送受信用ポートを通知することによ
り、転送先からのマルチメディアデータを送信すること
が可能となる。よって、発信元と転送先とが通話可能な
状態となる。
【0054】以下、外線電話機1から発信された呼の呼
の着信から転送までの手順について図5を参照して説明
する。
【0055】 外線電話機1から発信されてきた呼
は、VoIPゲートウェイ22を介してCTIサーバ2
5のルーティング情報の交換機能により転送サーバ27
に着信する(S21)。
【0056】 呼の着信信号を受信した転送サーバ2
7では、データ提供処理部273を介してデータ保持部
27aに保持されている転送先リストから転送先を取得
し、ネゴシエーション交換制御処理部275に渡す。こ
のネゴシエーション交換制御処理部275は、データ提
供処理部273から取得した転送先に着信信号を送信す
る(S22)。
【0057】 転送先PC電話機23では、着信信号
を受信すると着信動作が行われ、着信音等が送出され
る。転送先PC電話機23が応答を行うと、応答信号が
転送サーバ27に送信される(S23)。
【0058】 転送サーバ27は、転送先PC電話機
23から応答信号を受信すると、そのまま発信元外線電
話機に送信する(S24)。
【0059】 転送サーバ27は、転送ネゴシエーシ
ョンを行わずに、マルチメディアデータ送受信用ネゴシ
エーションを行うに際し、マルチメディアデータ送受信
用ポートを、転送先例えばPC電話機23に設定するこ
とにより、発信先からのマルチメディアデータを受信可
能とし(S25)、発信元側に対してマルチメディアデ
ータ送受信用ネゴシエーションを行う(S26)。
【0060】転送先PC電話機23に対し、先が転送先
例えばPC電話機23であることを通知する(S1
4)。
【0061】 しかる後、転送サーバ27は、マルチ
メディアデータ送受信用ネゴシエーションを行った後、
転送先PC電話機23に発信元のマルチメディアデータ
送受信用ネゴシエーションポートを通知し(S27)、
最終的に発信元外部電話機1とシステム内部の転送先P
C電話機23とが通話状態となる(S28)。
【0062】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、転送サーバ27が転送先にマルチメディアデータ送
受信用ポートを設定し、マルチメディアデータ送受信用
ネゴシエーションを行った後、転送先に発信先のマルチ
メディアデータ送受信用ポートを通知するので、転送サ
ーバ27は、外線電話機1の呼の着信後、何ら応答する
ことなく転送先に着信を転送でき、発信先と転送先との
間で音声等のデータを直接送受信できる。
【0063】(第4の実施の形態)図6は本発明に係わ
るシステムのうち、特に転送サーバ27の他の実施の形
態を説明する図である。
【0064】この実施の形態は、転送サーバ27のデー
タ保持部27aに、発番号・転送先対応テーブル31お
よび着番号・転送先対応テーブル32を作成し、発・着
信番号から迅速に転送先を決定することにある。
【0065】そこで、転送サーバ27としては、発信元
から発信された呼が着信されたとき、発信元から初番号
が通知されているときその発番号(発信者識別子)を取
得する手段と、この手段によって取得される発番号とこ
の発番号のもとに転送先(IPアドレス等)が決定され
たときの当該転送先とを順次保存しながらデータ保持部
27aに発番号・転送先対応テーブル31を作成する手
段とが設けられている。
【0066】また、転送サーバ27は、同様に着信時に
着信番号が通知されている場合にはその着信番号を取得
する手段と、この手段によって取得される着番号とこの
着番号のもとに転送先が決定されたときの当該転送先
(IPアドレス等)とを順次保存しながらデータ保持部
27aに着番号・転送先対応テーブル32を作成する手
段とが設けられている。
【0067】よって、転送サーバ27は、当該転送サー
バ27に着信が行われたとき、発番号に基づいて転送サ
ーバ27は、発番号を取得し、この発番号からデータ保
持部27aの発番号・転送先対応テーブル31を参照
し、当該発番号に対応する転送先を取得し、その転送先
に着信信号を転送する。また、同様に着信番号を取得
し、着番号・転送先対応テーブル32を参照し、当該着
番号に対応する転送先を取得し、転送を行う。
【0068】従って、転送サーバ27は、発信元から発
番号が通知されたとき、その発番号をもとに発番号・転
送先対応テーブル31から転送先を決定するので、迅
速、かつ、迅速に転送先を決定し、転送することができ
る。また、転送サーバ27にて、着番号を取得したと
き、その着番号をもとにに着番号・転送先対応テーブル
32から転送先を決定するので、迅速、かつ、迅速に転
送先を決定し、転送することができる。つまり、発着番
号を利用してユーザの指定するクライアント端末に着信
させることが可能となる。
【0069】(第5の実施の形態)この実施の形態で
は、転送サーバ27が着信信号を転送する際、例えばC
TIサーバ25がクライアント端末の動作状態を把握し
ているので、その転送先のクライアント端末の動作状態
を取得し、例えばPC電源がダウンしているとか、オペ
レータが離席ボタンを操作して席を離れているとか、現
在通信中の状態にある場合、通信可能なクライアント端
末を転送先に決定し、転送するようにしてもよい。
【0070】また、転送サーバ27は、音声自動応答サ
ーバ26を含めてクライアント端末の負荷状態を調べ、
例えば転送先リストに拘わらず、最も負荷の低い音声自
動応答サーバ26、クライアント端末を転送先と決定
し、着信信号を転送する構成であってもよい。
【0071】従って、このような実施の形態によれば、
着信に対する応答を行うことなく、システム内のサーバ
26、クライアント端末を効率よく利用でき、システム
全体の負荷を分散することが可能である。
【0072】さらに、本発明の他の実施の形態として
は、転送サーバ27のデータ保持部27aなどに転送先
一覧表を保持し、外部電話機1から発信された呼が着信
する度に、転送先一覧表から順番に転送先を取得し、こ
の取得した転送先に着信信号を転送することにより、着
信に対する応答を行うことなく、クライアント端末に転
送する構成であってもよい。
【0073】このような構成によれば、転送先一覧表か
ら順番に転送先を決めるので、迅速に着信信号を転送先
に転送でき、しかも応答を行わないことから、通話開始
までの待ち時間を大幅に短縮できる。
【0074】その他、本願発明は、上記実施の形態に限
定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り
組み合わせて実施することが可能であり、その場合には
組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施
の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれてお
り、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点
を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つ
かの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場
合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部
分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
送サーバは着信に対する応答を行うことなく転送先に転
送するので、システム内サーバの負荷低減および通話開
始までの待ち時間を大幅に短縮できるマルチメディア通
信システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるマルチメディア通信システム
の一実施の形態を適用したネットワークシステムの構成
図。
【図2】 図1の転送サーバの一実施の形態を示す構成
図。
【図3】 転送サーバ動作したときの信号シーケンス
図。
【図4】 転送サーバ動作したときの別の信号シーケン
ス図。
【図5】 転送サーバ動作したときのさらに別の信号シ
ーケンス図。
【図6】 転送サーバの他の例を説明する構成図。
【符号の説明】
1…外線電話機 2…マルチメディア通信システム 3…ネットワーク 22…VoIPゲートウェイ 23,24…クライアント端末 25…CTIサーバ 26…音声自動応答サーバ 27…転送サーバ 27a…データ保持部 271…ネットワーク制御部 272…データアクセス部 273…データ提供処理部 275…ネゴシエーション交換制御処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AF08 5K030 GA16 HA08 HB01 HB21 HC01 HD06 JA11 JL07 JT01 KA05 LB02 LB05 LD11 5K101 KK16 KK17 LL01 LL05 MM07 NN03 NN18 NN21 NN31 NN34 RR21 SS08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入出力手段をもつ1台以上のクライ
    アント端末、外線端末から発信される呼の着信先を含む
    ルーティングデータを保持するCTIサーバおよび転送
    サーバを備えたマルチメディア通信システムにおいて、 前記転送サーバは、予め前記クライアント端末の転送先
    リストを保持するデータ保持手段と、前記外線端末から
    発信される呼に対して前記CTIサーバを介して着信さ
    れたとき、前記転送先リストに基づいて前記クライアン
    ト端末に着信信号を転送する手段とを備え、着信に応答
    することなく該当クライアント端末に転送することを特
    徴とするマルチメディア通信システム。
  2. 【請求項2】 音声入出力手段をもつ1台以上のクライ
    アント端末、外線端末から発信される呼の着信先を含む
    ルーティングデータを保持するCTIサーバおよび転送
    サーバを備えたマルチメディア通信システムにおいて、 前記転送サーバは、予め前記クライアント端末の転送先
    リストを保持するデータ保持手段と、前記外線端末から
    発信される呼に対して前記CTIサーバを介して着信さ
    れたとき、前記転送先リストに基づいて前記クライアン
    ト端末に着信信号を転送する手段と、この転送結果、転
    送先クライアント端末から応答信号を受けたとき、発信
    元外線端末に対してマルチメディアデータ送受信用ネゴ
    シエーション先を通知する手段とを備えたことを特徴と
    するマルチメディア通信システム。
  3. 【請求項3】 音声入出力手段をもつ1台以上のクライ
    アント端末、外線端末から発信される呼の着信先を含む
    ルーティングデータを保持するCTIサーバおよび転送
    サーバを備えたマルチメディア通信システムにおいて、 前記転送サーバは、予め前記クライアント端末の転送先
    リストを保持するデータ保持手段と、前記外線端末から
    発信される呼に対して前記CTIサーバを介して着信さ
    れたとき、前記転送先リストに基づいて前記クライアン
    ト端末に着信信号を転送する手段と、この転送結果、転
    送先クライアント端末から応答信号を受けたとき、当該
    転送先クライアント端末にマルチメディアデータ送受信
    用ネゴシエーションポートを設定する手段と、このポー
    ト設定後、発信元外線端末との間でマルチメディアデー
    タ送受信用ネゴシエーションを行う手段と、この手段に
    より得られる発信元外線端末のマルチメディアデータ送
    受信用ネゴシエーションポートを前記転送先クライアン
    ト端末に通知する手段とを備えたことを特徴とするマル
    チメディア通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか一項に
    記載のマルチメディア通信システムにおいて、 転送サーバは、外線側端末から発信される呼の着信時に
    発信元識別子(発番号)及び着信先識別子(着番号)の
    何れか一方又は両方を取得する手段と、これら発信元識
    別子、着信先識別子と、この発信元識別子及び着信先識
    別子に基づいて決定される転送先との対応テーブルを作
    成し前記データ保持手段に記憶する手段とを備え、発信
    元識別子、着信先識別子から転送先を決定することを特
    徴とするマルチメディア通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れか一項に
    記載のマルチメディア通信システムにおいて、転送サー
    バは、外部端末から発信される呼の着信時、前記クライ
    アント端末の負荷状況及び動作状態の何れかを1つを取
    得し、この負荷状況,動作状態に応じて転送先を決定す
    る手段を設けたことを特徴とするマルチメディア通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項3の何れか一項に
    記載のマルチメディア通信システムにおいて、 転送サーバは、転送先一覧を保持するデータ保持手段を
    有し、外線側端末から発信される呼の着信に対し、前記
    転送先一覧から順番に転送先を取得し、この転送先に着
    信信号を転送することを特徴とするマルチメディア通信
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007274550A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Saxa Inc 電話制御装置およびプログラム

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