JP4702144B2 - 電話制御装置およびプログラム - Google Patents
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Description
従来、このようなエニーキーアンサー機能について、メール機能開始時に自動的に機能停止を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。この技術によれば、メール作成中に着信があっても、メール作成開始時にエニーキーアンサー機能が停止されているため、任意のキー操作で着信応答しなくなり、利用者の意図しない着信応答を回避することが可能となる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、携帯電話端末での付加機能の利用を継続しつつ着信に対応することができる電話制御装置およびプログラムを提供することを目的としている。
これにより、着信転送先の電話機でその着信に対応することができ、例えば携帯電話端末でメール作成中であっても、そのメール作成を中断することなく、他の電話機でその着信に応答可能となる。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置の構成を示すブロック図である。
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置の構成について詳細に説明する。
電話制御装置1には、主な機能部として、回線インターフェース部(以下、回線I/F部という)11、内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)12、基地局インターフェース部(以下、基地局I/F部という)13、通話路スイッチ14、記憶部15、および制御部16が設けられている。
内線I/F部12は、専用の通信回路からなり、内線回線20を介して固定電話機2を収容し、この固定電話機2と各種信号や各種データをやり取りする機能を有している。
基地局I/F部13は、専用の通信回路からなり、LANなどの内線通信路30を介して無線基地局3を収容し、この無線基地局3を介して携帯電話端末4と各種データをやり取りする機能を有している。
記憶部15は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部16での各種処理に必要な処理情報15Aやプログラム15Pを記憶する機能を有している。処理情報15Aとしては、電話回線10、固定電話機2、および携帯電話端末4の状態を示す呼制御情報がある。
着信制御手段16Aは、回線I/F部11で検出された電話網5からの着信に応じて対応する固定電話機2または携帯電話端末4に着信を通知して呼び出しを行う機能と、この着信通知に応じて携帯電話端末4から端末操作中が通知された場合は、携帯電話端末4への呼び出しを停止して固定電話機2へ着信通知することにより着信転送を行う機能とを有している。
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる携帯電話端末の構成について詳細に説明する。
携帯電話端末4は、携帯電話網(図示せず)に接続される一般的な携帯電話機であり、本実施の形態では、無線基地局3を介して電話制御装置1に内線収容されて、電話回線10を用いた通話サービスを利用できる。この携帯電話端末4には、主な機能部として、無線インターフェース部(以下、無線I/F部)41、表示部42、操作部43、および制御部44が設けられている。
表示部42は、LCDやLEDなどの表示装置からなり、制御部44からの指示に応じて各種表示を行う機能を有している。
操作部43は、ダイヤルキー、カーソルキー、機能キーなどの各種操作キーからなり、利用者の操作を検出して制御部44へ出力する機能を有している。
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置の動作について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作を示すシーケンス図である。
電話制御装置1は、電話網5から電話回線10を介して着信が通知された場合、図2の着信動作を開始する。
携帯電話端末4の制御部44は、無線I/F部41を介して電話制御装置1からの着信通知を受け取った場合、その着信通知以前に操作部43からの出力に応じて利用者が付加機能を利用している端末操作中状態であることから(ステップ100)、その旨を示す端末操作通知を無線I/F部41から電話制御装置1へ送信する(ステップ103)。
これに応じて、固定電話機2で着信表示が行われ(ステップ105)、その後の固定電話機2からの着信応答通知に応じて着信制御手段16Aにより、通話路スイッチ14が制御されて、電話回線10用と固定電話機2用の通話パスが相互接続され、電話制御装置1を介した固定電話機2と発信者との通話が開始される。
次に、着信制御手段16Aは、元の着信先である携帯電話端末4へ基地局I/F部13から着信を通知する(ステップ114)。この際、発信者の電話番号などの発信者情報や固定電話機2の不応答による着信再通知である旨が着信とともに通知される。この着信に応じて、携帯電話端末4で着信表示がされる(ステップ115)。
これにより、着信転送先の固定電話機2でその着信に対応することができ、例えば携帯電話端末4でメール作成中であっても、そのメール作成を中断することなく、固定電話機2でその着信に応答可能となる。
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置について説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置の構成を示すブロック図であり、前述した図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
なお、電話制御装置1、携帯電話端末4ほかの構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置の動作について説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作を示すシーケンス図である。
電話制御装置1の制御部16は、基地局I/F部13を介して携帯電話端末4からの端末操作通知を受信した場合、端末監視手段16Bにより、端末操作通知の内容に基づき携帯電話端末4の動作状態が端末操作中状態となったことを確認し、記憶部15の処理情報15Aに保存する(ステップ202)。
なお、携帯電話端末4が端末操作中状態でなく、端末操作終了(未操作)状態の場合、着信制御手段16Aは、基地局I/F部13から携帯電話端末4へ着信を通知する。この際、発信者の電話番号などの発信者情報が着信とともに通知される。
電話制御装置1の制御部16は、基地局I/F部13を介して携帯電話端末4からの端末操作通知を受信した場合、端末監視手段16Bにより、端末操作通知の内容に基づき携帯電話端末4の動作状態が端末操作終了(未操作)状態となったことを確認し、記憶部15の処理情報15Aに保存する(ステップ222)。
次に、着信制御手段16Aは、元の着信先である携帯電話端末4へ基地局I/F部13から着信を通知する(ステップ225)。この際、発信者の電話番号などの発信者情報や固定電話機2の不応答による着信再通知である旨が着信とともに通知される。これに応じて、携帯電話端末4で着信表示がされる(ステップ226)。
以上の各実施の形態では、1つの固定電話機2と1つの携帯電話端末4が電話制御装置1に内線収容されている場合を例として説明したが、電話機の構成についてこれに限定されるものではなく、少なくとも1つの携帯電話端末4を含む複数の電話機が電話制御装置1に内線収容されていれば、例えば2つの携帯電話端末であっても、前述と同様にして各実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。また、固定電話機2については、留守番電話機であってもよい。
Claims (4)
- 電話回線と携帯電話端末を含む複数の電話機とを交換接続することにより、前記電話回線を用いた前記電話機での通話を実現する電話制御装置であって、
利用者が当該携帯電話端末の付加機能を利用している旨を示す、前記携帯電話端末からの端末操作通知に応じて、前記電話回線からの前記携帯電話端末に対する着信を、前記電話機のうち当該携帯電話端末以外の電話機へ着信転送する着信制御手段を備えることを特徴とする電話制御装置。 - 請求項1に記載の電話制御装置において、
前記着信制御手段は、前記着信を前記携帯電話端末に通知し、これに応じた当該携帯電話端末からの前記端末操作通知に基づき前記着信転送を行うことを特徴とする電話制御装置。 - 請求項1に記載の電話制御装置において、
前記携帯電話端末からの前記端末操作通知に基づき当該携帯電話端末の動作状態を監視する端末監視手段をさらに備え、
前記着信制御手段は、前記着信の際に前記端末監視手段で監視している当該携帯電話端末の動作状態を参照し、当該動作状態に基づき前記着信転送の要否を判断することを特徴とする電話制御装置。 - 電話回線と携帯電話端末を含む複数の電話機とを交換接続することにより、前記電話回線を用いた前記電話機での通話を実現する電話制御装置のコンピュータに、
利用者が当該携帯電話端末の付加機能を利用している旨を示す、前記携帯電話端末からの端末操作通知に応じて、前記電話回線からの前記携帯電話端末に対する着信を、前記電話機のうち当該携帯電話端末以外の電話機へ着信転送する着信制御ステップを実行させるプログラム。
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