JP2015070562A - 電子機器及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】主従関係が構築された各電子機器の使用態様に関して利用者の利便性を向上させること。【解決手段】1つの態様において、携帯電話機20は、他の電子機器と主従関係を構築して通信する通信部6bを備える。携帯電話機20は、所持状態を判別し、当該判別結果に基づいて通信部6bの主従関係に係る制御を実行する。例えば、携帯電話機20は、所持状態が所持されている状態であると判別した場合に、通信部6bを他の電子機器に従属させる。【選択図】図1

Description

本出願は、電子機器及び制御方法に関する。
携帯電話機への着信があった場合に、その着信に係る通話を他の電子機器を用いて行う技術が知られている。例えば、Bluetooth(登録商標)に対応する無線モジュールを搭載したワイヤレスヘッドセット型の分離型携帯電話機が提案されている。この技術は、ヘッドセットを耳に装着して電話機本体はカバンの中に入れたままの状態で電話をかけたり受けたりすることを可能にしている(特許文献1参照)。
特開2003−134224号公報
上記の技術には、互いに接続された電子機器の間に主従関係が構築される。このため、主従関係が構築された各電子機器の使用態様は、制約が生じて不便な場合がある。このような理由から、主従関係が構築された各電子機器の使用態様に関して利用者の利便性を向上させることができる電子機器及び制御方法に対するニーズがある。
1つの態様に係る電子機器は、他の電子機器と主従関係を構築して通信する第1通信部と、所持状態を判別し、当該判別結果に基づいて前記第1通信部の前記主従関係に係る制御を実行する制御部とを備える。
1つの態様に係る制御方法は、第1通信部を備える電子機器の制御方法であって、前記第1通信部が他の電子機器と主従関係を構築して通信するステップと、所持状態を判別し、当該判別結果に基づいて前記第1通信部の前記主従関係に係る制御を実行するステップとを含む。
図1は、着信の通知の例を示す図である。 図2は、主従関係の切り替えの例を示す図である。 図3は、主従関係の切り替え後の着信の通知の例を示す図である。 図4は、携帯電話機のブロック図である。 図5は、他方の携帯電話機のブロック図である。 図6は、操作履歴情報の例を示す図である。 図7は、親機の受信時における動作を示すシーケンス図である。 図8は、モード切り替え処理の動作の例を示すシーケンス図である。 図9は、子機の受信時における動作を示すシーケンス図である。
本出願に係る電子機器及び制御方法を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施形態)
図1から図3を参照しながら、実施形態に係る制御方法について説明する。図1は、着信の通知の例を示す図である。図2は、主従関係の切り替えの例を示す図である。図3は、切り替え後における着信の通知の例を示す図である。図1に示す携帯電話機20、30及び40は、通信部6aを有する。携帯電話機20及び30は、通信部6bをさらに有する。
通信部6aは、公衆回線ネットワーク90を通じて通話を行うことができるように構成されている。図1に示す場面において、携帯電話機20及び30の通信部6aは、基地局91bとの無線通信を介して、公衆回線(キャリア回線)ネットワーク90に接続されている。図1に示す場面において、携帯電話機40の通信部6aは、基地局91aとの無線通信を介して、公衆回線ネットワーク90に接続されている。
通信部6bは、通信部6aによる通話の音声データを転送することができるように構成されている。通信部6bは、近距離無線通信を介して、他の電子機器に直に接続される。他の電子機器に直に接続する近距離無線通信方式としては、例えばBluetooth(登録商標)およびWiFi(登録商標)がある。図1に示す例では、携帯電話機20と携帯電話機30bとが、公衆回線ネットワーク90を介さずに、直に通信している。図1に示す場面において、携帯電話機20及び30の通信部6bは、相互に通信可能な状態で接続されている。図1に示す例では、携帯電話機20は、他の電子機器を従属させて接続する親機モードで、通信部6bを携帯電話機30に接続させる。図1に示す例では、携帯電話機30は、他の電子機器に従属して接続する子機モードで、通信部6bを携帯電話機20に接続させる。携帯電話機20と携帯電話機30との間には、主従関係が構築されている。
携帯電話機20及び30は、例えば、同一の利用者によって所有されている。一般に、2台の携帯電話機20及び30を持ち歩く場合、利用者は、操作対象の方を所持し、もう一方を中継器等としてカバン等に収容しておく。図1に示す場面において、利用者は、子機モードの携帯電話機30を所持し、親機モードの携帯電話機20をカバン等に収容している。携帯電話機30を所持しているとは、例えば、携帯電話機30が利用者の手元にあること、利用者が携帯電話機30を手に持っていること、利用者が携帯電話機30を操作していること等を含む。図1に示す場面において、携帯電話機30は、利用者の操作対象となっている。そして、携帯電話機20は、利用者の操作対象ではなく、中継器として機能している。そして、携帯電話機20及び携帯電話機30は、親機モードで着信があった場合に、通信部6bによる近距離無線通信を介して、接続相手の携帯電話機に着信を通知するように設定されている。
図1に示すように、例えば、携帯電話機40が携帯電話機20に対して発信すると、この発信は、基地局91a、公衆回線ネットワーク90、及び基地局91bを経由して、携帯電話機20に届く。携帯電話機20は、着信を検出すると、通信部6bによる近距離無線通信を介して、接続相手である携帯電話機30に対して、着信を通知する。携帯電話機30は、携帯電話機20から着信が通知されると、着信音、振動、ランプの点滅等によって、利用者に着信を報知する。
報知に気付いた利用者が携帯電話機30に対して所定のオフフック操作を行うと、携帯電話機20と携帯電話機40との間の通話が開始される。オフフック操作は、着信に応じて通話を開始するための操作である。携帯電話機20は、通話中、携帯電話機30または携帯電話機40からの音声データD1を他方に中継する。携帯電話機20は、通話中、携帯電話機30に対してオンフック操作が行われると、携帯電話機40との通話のための接続を切断する。オンフック操作は、着信に応じた通話を終了するための操作である。
携帯電話機30は、自機に割り当てられた電話番号を指定して発信された着信を検出した場合も、着信音、振動、ランプの点滅等によって、利用者に着信を報知する。そして、報知に気付いた利用者が所定のオフフック操作を行うと、携帯電話機30と発信元の電子機器(例えば、携帯電話機)との間の通話が開始される。この場合、携帯電話機30と発信元の電子機器(例えば、携帯電話機40以外の他の携帯電話機)との間でやり取りされる音声データは、携帯電話機30の接続相手である携帯電話機20によって中継されることはない。
図2に示す場面において、利用者は、親機モードの携帯電話機20をカバン等から出して所持し、子機モードの携帯電話機30をカバン等に収容している。この場合、利用者は、携帯電話機30から携帯電話機20に操作対象を変更しているが、携帯電話機20と携帯電話機30の主従関係は変更していない。すなわち、利用者は、親機モードの携帯電話機20を所持している。そして、携帯電話機20は、ステップS21として、利用者の操作を検出すると、その操作を操作履歴として記憶する。例えば、利用者によってWEBページを表示する操作が行われた場合、携帯電話機20は、操作時刻とWEBページの表示を示す操作内容を記憶する。
携帯電話機20は、ステップS22として、基地局91bを介して受信を検出すると、通信部6bによる近距離無線通信を介して、操作履歴の送信を携帯電話機30に対して要求する。携帯電話機30は、ステップS23として、要求の受信に応じて、携帯電話機30の操作履歴を示す操作履歴情報D11を、通信部6bによる近距離無線通信を介して携帯電話機20へ送信する。
携帯電話機20は、携帯電話機30の操作履歴情報D11を受信すると、ステップS24として、自機及び携帯電話機30の操作履歴に基づいて、所持状態を判別する。所持状態は、利用者によって所持されている状態と、所持されていない状態とを含む。所持状態の判別方法については、特に限定しない。本実施形態では、携帯電話機20は、携帯電話機20及び携帯電話機30のうち、最後に操作があった方を所持されている状態と判別する場合について説明する。
図2に示す場面において、利用者は、親機モードの携帯電話機20をステップS21で操作を行い、この操作以降も携帯電話機20を所持している。そして、携帯電話機30は、カバン等に収容されている。この場合、携帯電話機20は、携帯電話機30よりも後に利用者によって操作されている。その結果、携帯電話機20は、携帯電話機20及び携帯電話機30の操作履歴に基づいて、利用者によって所持されているのは携帯電話機20であると判別する。携帯電話機20は、ステップS24として、自機のモードを親機モードから子機モードに切り替え、通信部6bによる近距離無線通信を介して、モードの切り替え要求D12を携帯電話機30へ送信する。
携帯電話機30は、切り替え要求D12を受信すると、自機のモードを子機モードから親機モードに切り替える。これにより、携帯電話機20及び携帯電話機30は、設定中のモードが切り替わったことになる。すなわち、携帯電話機20及び携帯電話機30の主従関係は、切り替わっている。
図3は、主従関係の切り替え後の着信の通知の例を示す図である。図3に示すように、利用者によって所持されている携帯電話機20は、子機モードが設定されている。携帯電話機20は、子機モードで、通信部6bを携帯電話機30に接続させる。図3に示すように、携帯電話機30は、親機モードが設定されている。携帯電話機30は、親機モードで、通信部6bを携帯電話機20に接続させる。
そして、携帯電話機30は、着信があった場合に、通信部6bによる近距離無線通信を介して、携帯電話機20に着信を通知する。
図3に示すように、例えば、携帯電話機40が携帯電話機30に対して発信すると、この発信は、基地局91a、公衆回線ネットワーク90、及び基地局91bを経由して、携帯電話機30に届く。携帯電話機30は、着信を検出すると、通信部6bによる近距離無線通信を介して、接続相手である携帯電話機20に対して、着信を通知する。携帯電話機20は、携帯電話機30から着信が通知されると、着信音、振動、ランプの点滅等によって、利用者に着信を報知する。
報知に気付いた利用者が携帯電話機20に対して所定のオフフック操作を行うと、携帯電話機30と携帯電話機40との間の通話が開始される。携帯電話機30は、通話中、携帯電話機20または携帯電話機40からの音声データD2を他方に中継する。携帯電話機30は、携帯電話機20に対してオンフック操作が行われると、携帯電話機40との通話のための接続を切断する。
このように、携帯電話機20は、利用者の所持状態を判別し、当該判別結果に基づいて通信部6bの主従関係に係る制御を実行する。このように制御することにより、携帯電話機20と携帯電話機30の所持状態が反対になっても、携帯電話機20は、自動的に主従関係を所持状態に応じて変更することができる。例えば、主従関係が構築された電子機器の間には、ある種の役割が発生している。つまり、接続された電子機器の間には、外部から受信したデータを接続相手にデータを転送する側、接続相手から転送されたデータを受信する側という、ある種の機能的な役割が発生する場合がある。図1に示す例では、親機モードである携帯電話機20に対する着信が、子機モードである携帯電話機20に通知される。図3に示す例では、親機モードである携帯電話機30に対する着信が、子機モードである携帯電話機20に通知される。このような場合に、親機モードの電子機器は、利用者に所持されている状態であることを判別すると、子機モードに切り替えることができる。その結果、電子機器は、所持状態の変化に応じて利用者に主従関係を変更させる必要がなくなり、主従関係が構築された各電子機器の使用態様に関して利用者の利便性を向上させることができる。
次に、図4及び図5を参照しながら、図1から図3に示した携帯電話機20及び携帯電話機30の構成について説明する。以下の説明においては、同様の構成要素に同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
図4は、携帯電話機20のブロック図である。図4に示すように、携帯電話機20は、表示部2と、操作部3と、通信部6aと、通信部6bと、レシーバ7と、マイク8と、記憶部9と、制御部10と、スピーカ11と、振動部15と、ランプ16と、加速度センサ17とを有する。
表示部2は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Display)等の表示パネルを有する。表示部2は、制御部10から入力される信号に応じて、文字、図形、画像等の情報を表示する。表示部2が表示する情報には、報知のための画面、アイコン等が含まれる。
操作部3は、利用者の操作を受け付けるための1ないし複数のデバイスを有する。利用者の操作を受け付けるためのデバイスは、例えば、キー、ボタン、タッチスクリーン等を含む。操作部3は、受け付けた操作に応じた信号を制御部10へ入力する。
通信部6aは、第1の通信方式で通信を行う通信部である。本実施形態において、第1の通信方式は、公衆回線ネットワーク90を介して通信を行うための2G、3G、4G等の通信方式である。公衆回線ネットワーク90を介して通信を行うための通信規格には、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等が含まれる。第1の通信方式は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のように公衆回線ネットワーク90を介してデータ通信を行うための通信方式であってもよい。第1の通信方式がデータ通信を行うための通信方式である場合、通話は、データ伝送の技術と、VoIP(Voice over Internet Protocol)等の音声をデータとして伝送する技術とを組み合わせることによって実現される。通信部6aは、公衆回線ネットワーク90を介して通信を行うための複数の通信方式をサポートしてもよい。
通信部6bは、第2の通信方式で通信を行う通信部である。本実施形態において、第2の通信方式は、近距離無線通信方式である。近距離無線通信方式には、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(IEEE802.11)、ZigBee、赤外線通信、可視光通信、NFC(Near Field Communication)等が含まれる。通信部6bは、複数の近距離無線通信方式をサポートしてもよい。
レシーバ7及びスピーカ11は、音出力部である。レシーバ7及びスピーカ11は、制御部10から入力される音信号を音として出力する。レシーバ7は、例えば、通話時に相手の声を出力するために用いられる。スピーカ11は、例えば、着信音及び音楽を出力するために用いられる。レシーバ7及びスピーカ11の一方が、他方の機能を兼ねてもよい。マイク8は、音入力部である。マイク8は、利用者の音声等を音信号へ変換して制御部10へ入力する。
記憶部9は、プログラム及びデータを記憶する。記憶部9は、制御部10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。記憶部9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
記憶部9は、例えば、通信制御プログラム9a、接続関連データ9b、マナーモード設定データ9c、及び操作履歴情報9dを記憶する。通信制御プログラム9aは、通信部6aで着信した通信の音声データを、通信部6bを介して他の電子機器へ中継する機能と、所持状態を判別する機能を提供する。接続関連データ9bは、他の電子機器との接続に関する情報を含む。マナーモード設定データ9cは、マナーモードの設定に関する各種の情報を含む。操作履歴情報9dは、操作の履歴に関する各種の情報を含む。
通信制御プログラム9aは、他の電子機器を従属させて接続する親機モード、及び他の電子機器に従属して接続する子機モードの一方で、上記通信部6bを他の電子機器に無線接続させるための機能を提供する。通信制御プログラム9aは、親機モード及び子機モードを切り替えるための機能を提供する。通信制御プログラム9aは、着信を通知する親機モード側の電子機器において着信の通知を制御するための着信通知機能を提供する。通信制御プログラム9aは、着信が通知される子機モード側の電子機器において着信の報知を制御するための着信報知機能を提供する。
接続関連データ9bには、例えば、自機モードの情報、接続相手である電子機器を特定するための登録機器の情報、接続相手である電子機器の種別を特定するための情報、他の電子機器との接続状態を特定するためのステータスの情報を含む。自機モードには、「親」、「子」又は「設定なし」のいずれかに対応する値が登録される。登録機器には、接続相手の電子機器に一意に付与される製造番号、MACアドレスなどの値が登録される。種別には、接続される電子機器に一意に付与される文字の組合せが登録される。ステータスには、「接続中」又は「未接続」に対応する値が登録される。接続関連データ9bは、通信の中継に関する各種の設定に関する情報を含む。
マナーモード設定データ9cは、「マナーモード」、「サイレントモード」、「設定なし」のいずれかに対応する値で登録される。マナーモードは、通知音、着信音を出力せず、振動部15で機器を振動させるモードである。サイレントモードは、表示部2への表示のみを行い、通知音、着信音を出力させず振動を発生させないモードである。設定なしは、通知音、着信音を出力するモードである。携帯電話機20は、マナーモード設定データ9cに基づいて、対応する設定モードの処理で電子メールの受信、着信等を報知する。
操作履歴情報9dには、携帯電話機20に対する操作に関する情報が蓄積される。操作履歴情報9dは、例えば、操作の時刻、操作内容といった項目を含む。操作履歴情報9dは、操作時刻とその操作内容が対応付けられている。本実施形態では、操作履歴情報9dは、操作時刻と操作内容との項目を含む場合について説明するが、これに限定されない。操作履歴情報9dは、例えば、操作時刻の項目のみを含む構成としてもよい。
接続関連データ9b、マナーモード設定データ9c、及び操作履歴情報9dの項目は、適宜分散されてもよいし、集約されてもよい。
制御部10は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、およびコプロセッサを含むが、これらに限定されない。制御部10は、携帯電話機20の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、制御部10は、記憶部9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、制御部10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、表示部2、通信部6a及び6b、レシーバ7、スピーカ11、振動部15、及びランプ16を含むが、これらに限定されない。制御部10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、操作部3、通信部6a及び6b、マイク8、及び加速度センサ17を含むが、これらに限定されない。
制御部10は、通信制御プログラム9aを実行することにより、図1及び図2に示した通信制御方法における携帯電話機20の動作を実行する。
制御部10は、例えば、親機モードで通信部6bを他の電子機器に無線接続させる場合には、親機モードで通信部6bが他の電子機器に接続するように通信部6bの動作を制御する。そして、制御部10は、親機モードで通信部6bが他の電子機器に接続されている場合には、通信部6bによる近距離無線通信を介して、着信を携帯電話機30に通知する。制御部10は、例えば、子機モードで通信部6bを他の電子機器に接続させる場合には、子機モードで通信部6bが他の電子機器に接続するように通信部6bの動作を制御する。そして、制御部10は、子機モードで通信部6bが他の電子機器に接続されている場合には、着信音、振動、ランプの点滅等によって、利用者に他の電子機器から通知された着信を報知する。制御部10は、主従関係を切り替える場合、モードの切り替えを行い、通信部6bを初期化する。
振動部15は、携帯電話機20を振動させる。振動部15は、携帯電話機20を振動させるために、例えば、圧電素子、又は偏心モータを用いる。ランプ16は、設定された色及びパターンで発光する。ランプ16は、LED(Light Emitting Diode)等の光源を有し、光源の発する光が外部から視認できるように携帯電話機20に搭載される。加速度センサ17は、携帯電話機20に働く加速度の方向及び大きさを検出する。加速度センサ17の検出結果は、所定時間遡った分までの検出結果とともにセンサ情報として記憶部9等に記憶される。表示部2、スピーカ11、振動部15及びランプ16は、電話の着信、メールの受信、スケジュールに登録された時刻の到来等を利用者に報知するために用いられる。
図4に示した携帯電話機20の機能的な構成は、例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。
図5は、他方の携帯電話機30のブロック図である。図5に示すように、携帯電話機30は、表示部2と、操作部3と、通信部6aと、通信部6bと、レシーバ7と、マイク8と、記憶部9と、制御部10と、スピーカ11と、振動部15と、ランプ16と、加速度センサ17とを有する。
記憶部9は、例えば、通信制御プログラム9e、接続関連データ9f、マナーモード設定データ9g、及び操作履歴情報9hを記憶する。通信制御プログラム9eは、通信部6aで着信した通信の音声データを、通信部6bを介して他の電子機器へ中継する機能と、所持状態を判別する機能を提供する。通信制御プログラム9e、接続関連データ9f、マナーモード設定データ9g、及び操作履歴情報9hは、携帯電話機20の通信制御プログラム9a、接続関連データ9b、マナーモード設定データ9c、及び操作履歴情報9dと同一の構成になっている。
制御部10は、通信制御プログラム9eを実行することにより、図1及び図2に示した通信制御方法における携帯電話機30の動作を実行する。
上記の携帯電話機20及び携帯電話機30において、表示部2、スピーカ11、振動部15及びランプ16は、電話の着信、メールの受信、スケジュールに登録された時刻の到来等を利用者に報知するための報知部として機能する。
図6を参照しながら、操作履歴情報9d及び操作履歴情報9hについて説明する。図6は、操作履歴情報の例を示す図である。図6に示すように、操作履歴情報9d及び操作履歴情報9hは、操作時刻と、操作内容といった項目を含む。操作時刻の項目には、利用者が操作した時刻を示す値が設定される。操作内容の項目には、利用者が操作した内容を示す値が設定される。
図6に示す例では、携帯電話機30の操作履歴情報9hは、「18:01」、「13:30」及び「12:10」に対応する情報を含む。最新の情報では、操作時刻の項目に「18:01」が設定され、操作内容に「電話」が設定されている。1つ前の情報では、操作時刻の項目に「13:30」が設定され、操作内容に「電話」が設定されている。2つ前の情報では、操作時刻の項目に「12:10」が設定され、操作内容に「メール」が設定されている。
図6に示す例では、携帯電話機20の操作履歴情報9dは、「20:22」、「19:10」及び「18:40」に対応する情報を含む。最新の情報では、操作時刻の項目に「20:22」が設定され、操作内容に「メール」が設定されている。1つ前の情報では、操作時刻の項目に「19:10」が設定され、操作内容に「ブラウザ」が設定されている。2つ前の情報では、操作時刻の項目に「18:40」が設定され、操作内容に「メール」が設定されている。
図6に示す例では、操作履歴情報9dは、利用者が携帯電話機20を最後に操作した時刻が、20時22分であることを示している。そして、操作履歴情報9hは、利用者が携帯電話機30を最後に操作した時刻が、18時01分であることを示している。例えば、時刻が20時23分以降に所持状態を判別する場合、携帯電話機20は、所持状態が所持されている状態であると判別する。そして、携帯電話機30は、所持状態が所持されていない状態であると判別する。
操作履歴情報は、図6に示す例に限定されない。例えば、操作履歴情報は、操作時刻または操作日時のみの項目で構成されてもよい。
図7を参照しながら、親機の着信時における携帯電話機20及び携帯電話機30の動作について説明する。図7は、親機の着信時における動作を示すシーケンス図である。図7に示す例では、携帯電話機20が親機モード、携帯電話機30が子機モードに設定されている。図7に示す動作は、携帯電話機20に着信した通信の音声データを、その通信の発信元と携帯電話機30との間で携帯電話機20が中継するように、携帯電話機20の接続関連データ9bが設定されている場合に実行される。図7に示す携帯電話機20の動作は、携帯電話機20の制御部10が通信制御プログラム9aを実行することによって実現される。図7に示す携帯電話機30の動作は、携帯電話機30の制御部10が通信制御プログラム9eを実行することによって実現される。
図7に示すように、携帯電話機20の制御部10は、ステップS101として、着信を検出する。そして、携帯電話機20の制御部10は、ステップS102として、操作履歴情報取得処理を実行する。本実施形態では、操作履歴情報取得処理は、携帯電話機30の制御部10と連動する処理である。
具体的には、携帯電話機20の制御部10は、通信部6bによる近距離無線通信を介して、操作履歴の送信を携帯電話機30へ要求する。携帯電話機30の制御部10は、当該要求を受信すると、通信部6bによる近距離無線通信を介して、操作履歴情報9hを携帯電話機20へ送信する。携帯電話機20の制御部10は、受信した操作履歴情報9hを記憶部9に記憶する。操作履歴の送信方法については、特に限定しない。例えば、携帯電話機30の制御部10は、最新の操作履歴のみを要求元に送信するように構成されてもよい。
続いて、携帯電話機20の制御部10は、ステップS103として、センサ情報取得処理を実行する。本実施形態では、センサ情報取得処理は、携帯電話機30の制御部10と連動する処理である。
具体的には、携帯電話機20の制御部10は、通信部6bによる近距離無線通信を介して、センサ情報の送信を携帯電話機30へ要求する。携帯電話機30の制御部10は、当該要求を受信すると、要求を受けた時点から所定の時間遡った間に、加速度センサ17によって検出された加速度の方向及び大きさを示すセンサ情報を記憶部9等から読み出す。携帯電話機30の制御部10は、通信部6bによる近距離無線通信を介して、センサ情報を携帯電話機20へ送信する。そして、携帯電話機20の制御部10は、受信したセンサ情報を相手側のセンサ情報として記憶部9等に記憶する。
続いて、携帯電話機20の制御部10は、ステップS104として、携帯電話機20及び携帯電話機30の操作履歴情報及びセンサ情報に基づいて、所持状態を判別する。
具体的には、携帯電話機20の制御部10は、操作履歴情報9dと操作履歴情報9hを比較し、携帯電話機20が利用者によって最後に操作されている場合に、所持状態が所持している状態であると判別する。しかし、判別時の時刻と最後に操作された時刻との差が閾値よりも大きい場合は、最後の操作から時間が経過しており、所持状態が変化している可能性がある。このような場合、携帯電話機20の制御部10は、携帯電話機20及び携帯電話機30のセンサ情報と所持している場合の加速度パターンとを比較し、携帯電話機20の方が当該加速度パターンに近い場合に、所持状態が所持している状態であると判別する。所持状態の判別方法は、これに限定されない。例えば、携帯電話機20の制御部10は、操作履歴情報及びセンサ情報のいずれか一方に基づいて所持状態を判別するように構成されてもよい。
携帯電話機20を所持している状態と判別した場合(ステップS105,Yes)、携帯電話機20の制御部10は、ステップS106として、マナーモード設定データ9cに基づいて、対応する設定モードの処理で着信を報知する。そして、携帯電話機20の制御部10は、ステップS107として、モード切り替え処理を実行する。モード切り替え処理の詳細な説明は、後述する。モード切り替え処理は、携帯電話機30の制御部10と連動する処理である。モード切り替え処理は、設定されている親機モードを子機モードへ、設定されている子機モードを親機モードへそれぞれ切り替える処理である。その後、携帯電話機20の制御部10は、通常の着信動作を行う。
携帯電話機30の制御部10は、モードを切り替えると、ステップS108として、マナーモード設定をONにする。具体的には、携帯電話機30の制御部10は、マナーモード設定データ9gに予め定められたモードに対応する値を登録する。その結果、携帯電話機30は、利用者によって所持されていない場合に、マナーモードを自動的にONさせることができる。これにより、携帯電話機30は、所持状態に応じて適切にマナーモードを設定することができる。
携帯電話機20を所持していない状態と判別した場合(ステップS105,No)、携帯電話機20の制御部10は、ステップS109として、通信部6bにより近距離無線通信を介して、着信を子機(携帯電話機30)に通知する。そして、携帯電話機30の制御部10は、ステップS110として、マナーモード設定データ9gに基づいて、対応する設定モードの処理で着信を報知する。その後、携帯電話機30の制御部10は、通常の着信動作を行う。
図8を参照しながら、図7に示したモード切り替え処理の詳細について説明する。図8は、モード切り替え処理の動作の例を示すシーケンス図である。図8に示す例では、携帯電話機20のモードが親機モードから子機モード、携帯電話機30のモードが子機モードから親機モードに切り替える動作を示している。
図8に示すように、携帯電話機20の制御部10は、ステップS201として、通信部6bによる近距離無線通信を介して、子機モードの携帯電話機30にモード変更を要求する。そして、携帯電話機30の制御部10は、モード変更の要求を受信すると、ステップS202として、接続関連データ9fの自機モードを親機モードに変更する。携帯電話機20の制御部10は、モード変更の要求が完了すると、ステップS203として、接続関連データ9bの自機モードを子機モードに変更する。
携帯電話機20及び携帯電話機30の制御部10は、ステップS204として、通信部6bの接続を切断する。そして、携帯電話機20及び携帯電話機30の制御部10は、ステップS205として、接続関連データ9b及び接続関連データ9fの自機モードに基づいて、通信部6bを初期化する。その結果、携帯電話機20は、他の電子機器に従属して接続する子機モードで、通信部6bを携帯電話機30に接続させる。携帯電話機30は、他の電子機器を従属させて接続する親機モードで、通信部6bを携帯電話機20に接続させる。すなわち、携帯電話機20と携帯電話機30との通信部6bは、主従関係が反対になっている。
本出願の開示する実施形態は、発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で変更することができる。さらに、本出願の開示する実施形態及びその変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。
図9を参照しながら、子機側の電子メールの受信時における携帯電話機20及び携帯電話機30の動作について説明する。図9は、子機の着信時における動作を示すシーケンス図である。図9に示す例では、携帯電話機20が親機モード、携帯電話機30が子機モードに設定されている。図9に示す動作は、携帯電話機30が親機モードに切り替えた場合に、携帯電話機30に着信した通信を、携帯電話機30に通知するように、携帯電話機30の接続関連データ9fが設定されている場合に実行される。図9に示す携帯電話機20の動作は、携帯電話機20の制御部10が通信制御プログラム9aを実行することによって実現される。図9に示す携帯電話機30の動作は、携帯電話機30の制御部10が通信制御プログラム9eを実行することによって実現される。
図9に示すように、携帯電話機30の制御部10は、ステップS301として、着信を検出する。そして、携帯電話機30の制御部10は、ステップS302として、操作履歴情報取得処理を実行する。本実施形態では、操作履歴情報取得処理は、携帯電話機20の制御部10と連動する処理である。
具体的には、携帯電話機30の制御部10は、通信部6bによる近距離無線通信を介して、操作履歴の送信を携帯電話機20へ要求する。携帯電話機20の制御部10は、当該要求を受信すると、通信部6bによる近距離無線通信を介して、操作履歴情報9dを携帯電話機30へ送信する。携帯電話機30の制御部10は、受信した操作履歴情報9dを記憶部9に記憶する。操作履歴の送信方法については、特に限定しない。例えば、携帯電話機20の制御部10は、最新の操作履歴のみを要求元に送信するように構成されてもよい。
携帯電話機30の制御部10は、ステップS303として、センサ情報取得処理を実行する。本実施形態では、センサ情報取得処理は、携帯電話機20の制御部10と連動する処理である。
具体的には、携帯電話機30の制御部10は、通信部6bによる近距離無線通信を介して、センサ情報の送信を携帯電話機20へ要求する。携帯電話機20の制御部10は、要求を受信すると、要求を受けた時点から所定の時間遡った間に、加速度センサ17によって検出された加速度の方向及び大きさを示すセンサ情報を記憶部9等から読み出す。携帯電話機20の制御部10は、通信部6bによる近距離無線通信を介して、センサ情報を携帯電話機30へ送信する。そして、携帯電話機30の制御部10は、受信したセンサ情報を相手側のセンサ情報として記憶部9等に記憶する。
携帯電話機30の制御部10は、ステップS304として、携帯電話機20及び携帯電話機30の操作履歴情報及びセンサ情報に基づいて、所持状態を判別する。
具体的には、携帯電話機30の制御部10は、操作履歴情報9dと操作履歴情報9hを比較し、携帯電話機30が利用者によって最後に操作されている場合に、所持状態が所持している状態であると判別する。しかし、判別時の時刻と最後に操作された時刻との差が閾値よりも大きい場合は、最後の操作から時間が経過しており、所持状態が変化している可能性がある。このような場合、携帯電話機30の制御部10は、携帯電話機20及び携帯電話機30のセンサ情報と所持している場合の加速度パターンとを比較し、携帯電話機20の方が当該加速度パターンに近い場合に、所持状態が所持している状態であると判別する。
携帯電話機30を所持していない状態と判別した場合(ステップS305,No)、携帯電話機30の制御部10は、ステップS306として、モード切り替え処理を実行する。モード切り替え処理は、携帯電話機20の制御部10と連動する処理である。
具体的には、携帯電話機30の制御部10は、通信部6bによる近距離無線通信を介して、モード変更を親機である携帯電話機20へ要求する。携帯電話機20の制御部10は、モード変更の要求を受信すると、接続関連データ9bの自機モードを子機モードに変更する。そして、携帯電話機30の制御部10は、モード変更の要求が完了すると、接続関連データ9fの自機モードを親機モードに変更する。そして、携帯電話機20及び携帯電話機30の制御部10は、通信部6bの接続を切断し、その後、変更した自機モードに基づいて通信部6bを初期化する。
モード切り替え処理が完了すると、携帯電話機30の制御部10は、ステップS307として、通信部6bにより近距離無線通信を介して、着信を子機(携帯電話機20)に通知する。携帯電話機30の制御部10は、自機モードを親機モードへ切り替えると、ステップS308として、マナーモード設定をONにする。具体的には、携帯電話機30の制御部10は、マナーモード設定データ9gに予め定められたモードに対応する値を登録する。このように、携帯電話機30は、所持状態の変化に応じてマナーモードを変更することができる。
携帯電話機20の制御部10は、着信が通知されると、ステップS309として、マナーモード設定データ9cに基づいて、対応する設定モードの処理で電子メール等の着信を報知する。その後、携帯電話機20の制御部10は、通常の動作を行う。
携帯電話機30を所持している状態と判別した場合(ステップS305,Yes)、携帯電話機30の制御部10は、ステップS310として、マナーモード設定データ9gに基づいて、対応する設定モードの処理で着信を報知する。その後、携帯電話機30の制御部10は、通常の着信動作を行う。
上述したように、子機モードの携帯電話機30が、所持状態を判別し、その結果に基づいて通信部6bの主従関係に係る制御を実施する。このため、利用者が所持していない携帯電話機20に着信があった場合でも、利用者が所持している携帯電話機を判別し、その所持状態に応じた主従関係に切り替えることができる。その結果、携帯電話機30は、所持状態の変化に応じて利用者に主従関係を変更させる必要がなくなり、主従関係が構築された各電子機器の使用態様に関して利用者の利便性を向上させることができる。
上記の実施形態及びその変形例は、さらに、以下のように変形してもよい。例えば、図4及び図5に示した各プログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと結合されていてもよい。
上述の実施形態では、一方の携帯電話機が電話、電子メールの着信を他方の携帯電話機に通知する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、SMS(Short Message Service)で、一方の携帯電話機がメッセージを着信した場合に、当該着信を他方の携帯電話機に通知する場合についても、適用することができる。
上記の実施形態では、携帯電話機20及び携帯電話機30は、所持状態を判別する場合に、接続相手の他の電子機器から操作履歴情報等を取得する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、携帯電話機20及び携帯電話機30は、自機の操作履歴情報のみで判別するように構成されてもよい。そして、携帯電話機20及び携帯電話機30は、自機の操作履歴情報のみでは判別できない場合に、接続相手の電子機器から操作履歴情報等を取得するように構成されてもよい。
上記の実施形態では、携帯電話機20及び携帯電話機30は、着信の検出に応じて所持状態を判別する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、携帯電話機20及び携帯電話機30は、所持状態を常時判別したり、所持状態を操作入力時に判別したり、所持状態を予め定められた時刻に判別するように構成されてもよい。
上記の実施形態では、所持状態の判別方法は、携帯電話機20及び携帯電話機30のうち、最後に操作された携帯電話機を所持している携帯電話機と判別する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、所持状態の判別方法は、携帯電話機20及び携帯電話機30のうち、待ち受け画面ではない方を所持している状態と判別する方法としてもよい。例えば、所持状態の判別方法は、子機モードの携帯電話機において、着信した場合に、一定時間経過しても操作がない場合に、所持していない状態と判別する方法としてもよい。この場合、一定時間は、例えば、音声着信の場合は30秒、メール受信の場合は1分とすればよい。
上記の実施形態では、携帯電話機20及び携帯電話機30は、加速度センサ17によって検出されたセンサ情報を取得する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、携帯電話機20及び携帯電話機30は、方位センサ、ジャイロスコープ等を構成に追加してもよい。この場合、携帯電話機20及び携帯電話機30は、方位センサによって携帯電話機の角度及び角速度、ジャイロスコープによって携帯電話機の位置及び姿勢の変化を検出し、当該検出結果をセンサ情報として取得することができる。その結果、携帯電話機20及び携帯電話機30は、所持状態をより一層正確に判別することが期待できる。
上記の実施形態では、携帯電話機20及び携帯電話機30は、所持されていないと判別した携帯電話機、すなわち、親機モードの携帯電話機のマナーモードをONさせる場合について説明したが、これに限定されない。例えば、携帯電話機20及び携帯電話機30は、所持状態の変化に応じて、子機モードに変更した携帯電話機のマナーモードも変更するように構成されてもよい。この場合、携帯電話機20及び携帯電話機30は、親機モードへ変更した携帯電話機が、子機モードのときに設定されていたマナーモードの設定値を、子機モードへ変更した携帯電話機のマナーモードに設定するように構成されてもよい。携帯電話機20及び携帯電話機30は、子機モードの携帯電話機で主従関係を切り替えたことを報知するとともに、親機及び子機のマナーモードの設定を利用者に確認して設定するように構成されてもよい。さらに、携帯電話機20及び携帯電話機30は、利用者の所持状況に応じたマナーモードを示すテーブルを記憶部9等に記憶しておき、当該テーブルに基づいてマナーモードを設定するように構成されてもよい。
例えば、利用者が、仕事中は携帯電話機30、プライベート時は携帯電話機20というように使い分ける場合について説明する。携帯電話機20及び携帯電話機30は、曜日、時間帯等でマナーモードの設定を示すテーブルを記憶しておく。テーブルは、平日勤務時間帯は携帯電話機30のマナーモード設定を優先、それ以外の時間帯はプライベート用の携帯電話機20のマナーモード設定を優先であることを示している。このような場合、携帯電話機20及び携帯電話機30は、時間帯に優先する携帯電話機のマナーモード設定に、もう一方の携帯電話機のマナーモード設定を合わせるように構成すればよい。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。
2 表示部
3 操作部
6a、6b 通信部
7 レシーバ
8 マイク
9 記憶部
9a、9e 通信制御プログラム
9b、9f 接続関連データ
9c、9g マナーモード設定データ
9d、9h 操作履歴情報
10 制御部
11 スピーカ
15 振動部
16 ランプ
17 加速度センサ
20 携帯電話機
30 携帯電話機
40 携帯電話機
90 公衆回線ネットワーク
91a、91b 基地局

Claims (6)

  1. 他の電子機器と主従関係を構築して通信する第1通信部と、
    所持状態を判別し、当該判別結果に基づいて前記第1通信部の前記主従関係に係る制御を実行する制御部と
    を備える電子機器。
  2. 前記制御部は、前記所持状態が所持されている状態であると判別した場合に、前記第1通信部を前記他の電子機器に従属させる請求項1に記載の電子機器。
  3. 公衆網を介して通信する第2通信部をさらに備える請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2通信部での着信を前記報知部から音声を出力せずに報知するマナーモードの設定に係る制御を、前記所持状態の判別結果に基づいて実行する請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記第2通信部を介した通信の受信時に、前記所持状態を判別する請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 第1通信部を備える電子機器の制御方法であって、
    前記第1通信部が他の電子機器と主従関係を構築して通信するステップと、
    所持状態を判別し、当該判別結果に基づいて前記第1通信部の前記主従関係に係る制御を実行するステップと
    を含む制御方法。
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