JP4106176B2 - 製紙用表面に組み込んだ縫製糸対を有する多層形成織物 - Google Patents
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Description
<発明の分野>
本発明は一般的には紙製造に関連し、さらに特異的には製紙に使用する織物に関する。
【0002】
<発明の背景>
従来のフォードリニエール式の製紙方法においては、セルロース系の繊維(製紙原料として公知)の水性スラリーまたは懸濁液が2個以上のローラ間を移動する織物ワイヤおよび/または合成素材のエンドレスベルトの上部走行面のトップに供給される。このベルトは往々にして製紙用織物と呼ばれており、上部走行面の上表面上での製紙用表面を形成し、その上部走行面は水性媒体から製紙原料のセルロース系の繊維を分離するフィルターとして働き、それによって湿潤した紙製ウエブを製造することになる。水性媒体は、排水用の穴として公知である形成織物のメッシュ開口を通じて重力または織物の上部走行面の低部面(すなわち機械側)に位置する真空によって排水される。
【0003】
製紙部門を離れた後に、紙ウエブは紙用機械の加圧部門に運ばれ、そこでは他の織物でカバーされている1対以上の加圧ローラ対のニップを通過する。典型的には、これを「加圧フェルト」と呼んでいる。これらローラからの圧力はウエブから余分な水分を除去し、その水分除去はしばしば加圧フェルトの「梳綿」の存在によって強化される。その後、それ以上の水分を除去するためにその紙を乾燥機部門に移し、乾燥後には、その紙は二次加工または梱包用に準備されている。
【0004】
典型的には、製紙用の織物は2個の基本的な織物技術の一つによってエンドレスベルトとして製造される。これらの技術の一では、織物はフラットな織布方法によるフラット織物であり、これらの末端を一緒に剥がして再織りする(一般的にはつなぎ合わせとして公知である)、あるいはピン縫い合わせ可能なフラップ上でまたは各末端での特別の折り返しの上で縫製し、その後にこれらをピン縫い合わせ可能な輪に再織りするような多くの公知の接続方法のいずれかの一方法によって、エンドレスベルトを作成するためにその織物の末端と接続している。
【0005】
フラット織物製紙織物では、縦糸は機械の方向に延びており、更に横糸は機械に交差した方向に延びている。第二の工法では、織物をエンドレスの織布工法によって連続ベルトの形態で直接に織っている。このエンドレス織物工法では、縦糸は機械に交差した方向に延びており、横糸は機械の方向に延びている。ここに使用した用語「機械方向」(MD)および「機械に交差した方向」(CMD)はそれぞれ製紙機械上で製紙織物の移動方向と一致した方向および織物表面に平行な方向であって、かつ移動方向に交差している方向を示している。上述した両方の織布方法はその分野では公知であり、ここで使用する用語「エンドレスベルト」は何れかの方法で製造したベルトを示している。
【0006】
有効なシートおよび織物支持体と、ワイヤマークがないことは、湿潤なウエブを初めに製造する製紙業において、特に製紙機械の形成部門にとっては重要な考慮事項である。ワイヤマークは特に薄紙等級の製造において問題が多い。その理由として、これがシートマーク、多孔性、透かし地合、ピンホール性のような多くの紙特性に影響を与えるからである。ワイヤマークは、紙ウエブ内部に配列された個々のセルロース系の繊維の末端は形成織物の個々の糸または縦糸の間のギャップ内に存在するようにした結果である。この問題は、一般的には縦糸間のギャップに侵入するよりも織物の隣接した縦糸をブリッジすることを紙繊維に許す同一平面を透過性のある織物構造に提供することで方向付けられている。ここに使用する「同一平面」とは、紙製造の表面を規定している縦糸の上限がそのレベルで実質的に平面である表面を示しているように、実質的に同じ高さにあることを示している。従って、薄紙等級は高級印刷、炭素化、タバコ、電気コンデンサー中での使用を指向しており、薄紙の類似等級も典型的には今までのように極薄織物または微細ワイヤメッシュ製造織物上で製造されている。
【0007】
残念なことには、このような微細織布形成織物はしばしば敏感であって、機械の方向および機械に交差した方向の何れかまたは両者について寸法安定性に欠けており(特に製造中に)、その結果、織物にとって短い使用寿命につながっている。これに加えて、極細織物は織物の廃棄特性に好ましくない影響をもたらし、かくして、形成用織物として適切でないと云うことになる。
【0008】
極細織物に関するこれらの問題を克服するために、多層形成織物は、紙製造を促進すべく紙成形表面上に微細メッシュ縦糸を用い、更に強度と寿命を与えるべく機械の接触側で粗いメッシュの縦糸を用いて開発されたものである。例えば、織物は微細メッシュを有する1つの織物層を含むように構成されており、他の織物層は粗いメッシュで、層を互いに結び付ける縫製糸を有している。これらの織物は三重層として知られており、さらにOsterbergの発明としてUSP4,501,303、Vohringerの発明としてUSP5,152,326、Wardの発明としてUSP5,437,315の中に図示されている。
Voehringerの発明によるUSP5,152,326は上位の織物を含む複合材製紙用織物を開示しており、その上位の織物の上に繊維の懸垂物が製紙用に析出し、下位の織物または普通の表面は製紙用の機械で駆動されている。上位および下位の織物が結び合わせ紐で結合されている。別個で独立した結び合わせ紐の使用または上位の層の一部に過ぎない結び合わせ紐の使用は、下位の織物の全体部分である織物由来の紐および上位の織物の全体部分である織物由来の紐を織り込んだ物で置き換えられる。上位および下位の織物層の間の相対的な滑りは除去または減少し、結び合わせの強さは増大する。紙の斑は減少する。1つの織物層の織物由来の紐は織りパターンの少なくとも1つの長さの後に他の織物由来の紐と交差する。
【0009】
これらの織物が首尾よく構成されているにもかかわらず、縫製糸の含有物に関する欠点が存在する。典型的な三重層形成織物では、1以上の縫製糸はトップ層および底層の一部のCMD糸の間に位置を占めており、トップおよび底のMD糸に織り込まれている。そのような構造では、縫製糸の部分は織物の製紙表面の一部を形成している。その結果として、その織物で形成された紙の外観は縫製糸の存在の影響を受ける(時には困った方向に)こともある。
【0010】
加えて、三重層織物は層間摩耗の問題を有することが判明した。織物は製紙用機械上に使用されるので、トップおよび底の層は互いに相対的に、織物にローラから与えられる張力によって、機械方向および機械に交差した方向の両者にずれる傾向にある。この効果は製紙機械に、いわゆる「重ね着(high−wrap)」機械などに悪影響を及ぼし、これらの機械は織物のトップ層に接するいくつかのローラを含む多重ローラを包含している。このずれは織物に摩耗することを引き起こし、かつその厚みを低下させることになり、織物を廃棄に、従って、その製紙業の性能に困った影響を与える。多くの例では、製紙機械に比べて織物機械の機械側表面の摩耗よりもむしろ織物の寿命を決定するのはこの層間摩耗である。
【0011】
更に、三重層織物の縫製糸はトップCMD糸よりも異なった織布パターンを持っているので(すなわち縫製糸は底のCMD糸を織り込んでおり、一方トップCMD糸は織り込んでない)、縫製糸とトップのCMD糸との間には張力に相違がある可能性がある。これらの相違が織物を平面外に歪めることを引き起こし、逆に、織物で製造した紙の品質を低下させることになる。
【0012】
従って、三重層織物の縫製糸はトップと底の層を結び、または製紙用の機械との接触中に底の層が受ける摩耗条件や摩滅条件に抵抗するように十分に強くかつ永続性がなくてはならず、高品質紙を製造するには十分に繊細的である。このバランスを清算することは極めて難しい。
【0013】
<発明の要約>
これまでを概観して、本発明の目的はトップ織物層の中で歪みが少ない多層形成織物構造物を提供することにある。また、本発明の目的は高品質紙を製造する多層形成織物構造物を提供することにある。そして、本発明の目的は強固に結び遭った条件中でトップと底の層とを維持する多層形成織物構造物を提供することにある。さらに、本発明の目的は層間摩耗の問題を指向する多層形成織物構造物を提供することにある。
【0014】
本発明はこれらの目的とその他の目的を満足させており、すなわち本発明は製紙表面中で縫製糸を使用する多層製紙形成織物に関する。その織物は複数の繰り返しユニットから形成されている。各繰り返しユニットは以下のユニットを含んでいる。
一組のトップの機械方向の糸、
一組のトップの機械方向の糸で織り込まれた一組のトップの機械に交差した方向の糸、
一組の底の機械方向の糸、
一組の底の機械方向の糸で織り込まれた一組の底の機械に交差した方向の糸である。
【0015】
縫製糸対はトップの機械に交差した方向の糸の対の間に位置している。第1の縫製糸の繊維支持体部分がトップの機械方向糸に織り込まれているので、第2の縫製糸の結び合わせ部分はトップの機械方向の糸の下に位置し、第2の縫製糸の繊維支持体部分がトップの機械方向の糸に織り込まれているので、第1の縫製糸の結び合わせ部分はトップの機械方向の糸の下に位置しており、各対の縫製糸はトップと底の機械方向の糸に織り込まれている。第1および第2の縫製糸は過渡的なトップの機械方向の糸の下を通過するので、両者は互いに交差している。また、第1および第2の縫製糸のそれぞれの結び合わせ部分は底の機械方向の糸の少なくとも一つの下を通過する。この構造では、縫製糸は完全にトップまたは製紙の織物表面に組み込まれ、従って、織物の製紙品質に悪影響を及ぼさない。また、比較的多数の縫製糸は織物のトップおよび底の層の信頼できる結合を提供している。
【0016】
織物の二種類の図面による実施形態では、縫製糸はトップのMD糸およびCMD糸と一緒に織り込まれており、その結果、両者は平織の製紙用表面を形成している。この実施形態では、縫製糸は「リバースピック(逆転収穫物)」(この用語の詳細を以下に定義する)として織り込まれている。他の図面による実施形態では、縫製糸はトップのMD糸とCMD糸に織り込まれ、1×2の綾織のトップの表面を形成している。これらの実施形態では、織物の製紙用表面に縫製糸を組み込むことは、製紙用表面のずれやトップおよび底の層の不適切な結合のような、従来技術の三重層織物に付属した、多くの問題を引き起こす。
【0017】
<好ましい実施形態の詳細な説明>
本発明を添付の図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。ただし、本発明は図示した実施形態に限定されるものではない。むしろ、これらの実施形態は当業者に本発明を十分かつ完全に開示することを意図するものである。
【0018】
20本の通糸の多層形成織物を、一般的に20桁で示しており、図1Aおよび図1Bに示し、その中では織物の1回の繰り返しユニットを示している。図1Aに見られるように、織物20の繰り返しユニットは、10本のトップのMD糸21〜30および10本のトップのCMD糸31〜40を有するトップの層を包含している。これらの糸は、各トップのCMD糸がトップのMD糸の上および下を交互に通過するように織り込まれており、各トップのCMD糸は同一のトップのMD糸の上と下を通過する。例えば、トップのCMD糸31は、トップのMD糸21の下、トップのMD糸22の上、トップのMD糸23の下、トップのMD糸24の上、以下同様に、トップのMD糸30の上を通過するまで通している。それと同様に、トップのCMD糸32は、トップのMD糸21の下、トップのMD糸22の上、トップのMD糸23の下、トップのMD糸24の上、以下同様に、トップのMD糸30の上を通過するまで通している。
【0019】
図1Bを参照して、織物の底の層の繰り返しユニットを示す。これらの繰り返しユニットは、10本の底のMD糸41〜50を含み、これらは10本の底のCMD糸51〜60に織り込まれている。底のMD糸41〜50は、1×4の綾織タイプのパターンで底のCMD糸51〜60に織り込まれ、各底のCMD糸は1本の底のMD糸の上、4本の底のMD糸の下、1本の底のMD糸の上および4本の底のMD糸の下を通過する。例えば、底のCMD糸51は、底のMD糸41の上、底のMD糸42〜45の下、底のMD糸46の上および底のMD糸47から50の下を通過する。その他の底のCMD糸は、類似の「上1/下4」の織パターンで続いているが、各々は2本の底のMD糸によって最も近接した底のCMD糸からずれている。したがって、底のCMD糸52は、底のMD糸41と42の下、底のMD糸43の上、底のMD糸44から47の下、底のMD糸48の上および底のMD糸49と50の下を通過する。かくして、底のCMD糸52の下を通過する底のMD糸43が形成する「ナックル」は、底のCMD糸51の上を通過する底のMD糸41が形成する「ナックル」から2本の底のMD糸だけずれている。
【0020】
トップの層(トップのMD糸とトップのCMD糸で形成される)および底の層(底のMD糸と底のCMD糸で形成される)は、61a,61bから70a,70bの対として以下に指示する20本の縫製糸で互いに縫製されている。縫製糸は隣接するCMD糸の間で対となって位置している。例えば、縫製糸61aおよび61bはトップのCMD糸31と32の間および底のCMD糸51と52の間に位置している。縫製用の糸はトップのMD糸および底のMD糸に織り込まれており、その結果、トップおよび底の織物層を相互に結び合わせている。
【0021】
図2Aから図2Jに見られるように、縫製糸の対応する対は以下のパターンに従って、トップのMD糸および底のMD糸を織り込んでいる。繰り返しユニットの縫製糸のそれぞれを2部分に分割することができる。すなわち、トップのMD糸を織り込んだ繊維支持体部分と底のMD糸を織り込んだ結び合わせ部分である。これらは「過渡的(一時的)」のトップのMD糸の所で分割され、その下では1対の1本の縫製糸がその対の他の縫製糸と交差している。各対の縫製糸は、その対の1本の糸の繊維支持体部分がその対の他の糸の結び合わせ部分の上に位置するように、相互に織り込まれている。「a」という記号で印を付けた(例えば61a,62a,63a)各対の縫製糸の繊維支持体部分は交互に5本のトップのMD糸と織り込まれており(3本のトップのMD糸の上および2本のトップのMD糸の下を交互に通過する)、これら2本のMD糸の間に位置する1本のトップのMDの糸の下を通過する間、その対の他の縫製糸(「b」という記号を付けた)は2本のトップのMD糸の上を通過する。その繊維支持体部分では、各縫製糸はトップのCMD糸が下を通過するトップのMD糸の上を通過し、各縫製糸は各トップのCMD糸が上を通過するトップのMD糸の下を通過する。この方法において、縫製糸とトップのCMD糸はトップのMD糸で平織パターンを形成する(図1A参照)。この結び合わせ部分では、各縫製糸が繰り返しユニット内で1本の底のMD糸の下を通過し、その方法は「上4/下1」パターンが織物20の底の表面上に縫製糸の対によって確立されている(図1B参照)。
【0022】
縫製糸の織りパターンは図2Dに例示されており、この図はトップおよび底のMD糸を織り込んだ縫製糸64a,64bを示している。その繊維支持体部分では、縫製糸64aはトップのMD糸21,23,25の上およびトップのMD糸22と24の下を通過している。その後に過渡的なトップのMD糸26の下および底のMD糸46の上を通過する。この結び合わせ部分では、底のMD糸47と49の上および底のMD糸48の下を通過する間、縫製糸64aはトップのMD糸27〜29の下を通過し、織物20の底の層を縫製している。その後、縫製糸64aは過渡的なトップのMD糸30および底のMD糸50の間を通過する。
【0023】
また、その結び合わせ部分が縫製糸64aの部分の下にあるように、縫製糸64bが織り込まれていることを図2Dは示しており、底のMD糸41,42,44,45の上および底のMD糸43の下を通過している間、縫製糸64bはトップのMD糸21から25の下を通過している。その繊維支持体部分では、縫製糸64bはトップのMD糸27の上、トップのMD糸28の下およびトップのMD糸29の上を通過する。その結果、縫製糸64a,64bの繊維支持体部分は結合して、トップの層の上に平織の「上1/下1」のパターンを形成し、縫製糸64a,64bの結び合わせ部分は結合して、上述した「上4/下1」のパターンを形成する。
【0024】
図2Aから図2Cおよび図2Eから図2Jに見られるように(これらはトップおよび底のMD糸と他の縫製糸対との織り込みパターンを描いている)、縫製糸64a,64bのために上述した互いの相対的な関係を示す同じパターンに他の縫製用の糸対が後続している。
【0025】
図1A及び図1Bを再度参照すると、そのような縫製糸対の間に2本のMD糸のずれが存在するように、トップまたは底のCMD糸に近接してまたは反対側に位置している縫製糸の対がトップまたは底のMD糸に織り込まれている。例えば、縫製糸61aはトップのMD糸25,27,29の上と底のMD糸42の下を通過する。縫製糸62aはトップのMD糸27,29,21の上(トップのMD糸21は反対側にあるパターンの延長である)および底のMD糸44の下を通過する。したがって、縫製糸61aはトップおよび底の2本のMD糸によって縫製糸62aからずれている。他の縫製糸の織り込みのために、この同じ2本のMD糸のずれは続いている。
【0026】
図1Aおよび図1Bにおいて、縫製糸はトップのおよび底のMD糸を「リバースピック」として織り込んでいる。この用語は、縫製糸の対61a,61b,62a,62b,63a,63bを検査することによって理解できる。図1Aおよび図2Aに示すように、縫製糸61aは縫製糸61bよりもトップのCMD糸32の近くに位置している。図1Aおよび図2Bに見られるように、トップのCMD糸32の他の側では、縫製糸62aは縫製糸62bよりもトップのCMD糸32の近くに位置している。結果として、縫製糸61a,62aの繊維支持体部分は、縫製糸61b,62bの繊維支持体部分よりもトップのCMD糸32の近くに位置している。縫製糸の隣接した対の間のトップのCMD糸に相対的な近傍は縫製糸の対62a,62bおよび63a,63bで逆転している。図1A、図2Bおよび図2Cに見られるように、縫製糸62b,63bは縫製糸62a,63aよりもトップのCMD糸33のより近くに位置している。その結果、より近い縫製糸の繊維支持体部分はトップのCMD糸33のより近くに位置することになる。
【0027】
この「リバースピック」の配置は、織物のトップ表面の中では縫製糸の存在をマスクするに特に効果的であることが発見されている。トップ表面ナックルを形成するために対の縫製糸の上を過渡的な糸が進むときには、トップのMD糸の上で他の場所よりも縫製糸の上またはトップのMD糸の上を移行するというその場所で、そのナックルは縫製糸から上向きの少ない支持体を受け入れる傾向がある。結果として、そのナックルは他のトップのMDナックルよりもやや低めに位置する傾向がある。図1Aに見られるように、過渡的な糸のトップのMDナックルは斜線を形成している。この斜線のナックルは、残っているトップのMDナックルよりも幾分低く位置していても良いから、そのような織物の上で形成された紙はこのパターンを示し、このパターンは逆にその上に印刷した像に影響を与えることもある。しかし、織物20の中に図示したように、「リバースピック」としての縫製糸を含むことによって、過渡的なトップのMDナックルが形成する斜線がやや混乱させられ、不明瞭に定義されている。このようにして、織物20上で形成された紙はこれらのナックルのために不明瞭な斜線パターンを有しており、紙の上の印刷は改善される。
【0028】
当業者は、上述したリバースピックの配置がトップと底のMD糸の中に縫製糸を織り込むことによって織物の中に形成され、その結果、初めに「a」の付いた縫製糸が直ちにトップおよび底のCMD糸の織り込みに続き(「b」の付いた縫製糸がこれに続き)、その後に「b」の付いた縫製糸がトップおよび底のCMD糸の次の組に続く(「a」の付いた縫製糸がこれに続く)。このパターンは織り込み中に繰り返すことができる。全ての縫製糸の対がこのパターン(即ち、縫製糸対の50%が逆転している)に続くことが好ましいが、縫製糸対のより少ないパーセント(例えば、25、33または40パーセント)だけでも逆転することによって、いくつかの利益が得られる。
【0029】
本発明の他の実施形態を図3A、図3Bおよび図4Aから図4Lに示す。ここでは、広範囲に100の桁(位)で記号を付けた24本の通糸の多層形成織物を図示した。織物100は、トップの機械方向糸101から112、トップのCMD糸121から132、底のMD糸141から152、底のCMD糸161から172および縫製糸181a,181bから192a,192bを含む。縫製糸の1対はトップのCMD糸の各対と底のCMD糸の各対の間に位置している。
【0030】
織物20のように、織物100のトップのMD糸とCMD糸は各トップのCMD糸が交互のMD糸の上と下を通過するように織り込まれ、その結果、全てのCMD糸が同じMD糸の上と下を通過する。縫製糸の対と組み合わされて、これらは平織パターンを有するトップの製紙表面を形成する(図3A)。底のMD糸およびCMD糸は、各底のCMD糸が底のMD糸に関係して「上1/下5」のパターンを継続するように織り込まれ、その結果、底のMD糸で形成されたナックルが「崩れ綾織」のパターンをなしており、ここでは隣接したCMD糸の下で形成されたナックルが初めに2本のMD糸だけ一方向に、その後に反対方向で3本のMD糸だけずらされている。したがって、ナックルはジグザグ斜線パターンを形成している(図3B参照)。
【0031】
織物100の各縫製糸は、繊維支持体部分を有しており、これはトップのMD糸を織り込み、更に結び合わせ部分を有しており、これは織物の底の層を縫製している。織物20の中のように、縫製糸のこれらの部分は過渡的なトップのMD糸の所で分離しており、その下を対の両縫製糸が通過しかつ交差している。各縫製糸の繊維支持体部分はその対の他の縫製糸の結び合わせ部分の上に位置している。
【0032】
織物100の各縫製糸は、トップのMD糸、交互に3本のトップのMD糸の上および2本のトップのMD糸の下を通過するものを織り込みと同じように、繊維支持体部分の中で同じ織りパターンに続けている。縫製糸は、トップのCMD糸が下を通過したトップのMD糸の上を通過し、その後にトップのCMD糸が下を通過したトップのMD糸の上を通過する。その結果、織物100のトップ層が平織り表面を持っているということになる。縫製糸の4本の対の中の3本の繊維支持体部分がMDの方向では全く互いにずらされてないというパターン内に4本の隣接した縫製糸対の各グループが入るように、縫製糸の対はトップのMD糸に織り込まれる。すなわち、各繊維支持体部分が同一のトップのMD糸の上を通過する。当該グループの縫製糸の第4の対の繊維支持体部分は、2本のトップのMD糸によって該グループ内で他からずれている。4本の糸対の次のグループの繊維支持体部分については、全グループは個々の縫製糸対のずれの反対方向で2本のトップのMD糸によってずらされている。
【0033】
このパターンの1例として、縫製糸188a,189a,190a,191aが隣接する縫製糸の対の中で4本の縫製糸のグループを形成している。これらの内で、縫製糸188a,190a,191aはトップのMD糸105,107,109の上を通過する。縫製糸189aはトップのMD糸107,109,111の上を通過し、これは2本のMD糸のずれを示している。4本の縫製糸対の次のグループは191aから始まり、これはトップのMD糸103,105,107の上を通過している。これは縫製糸189aのずれの反対方向で2本のトップのMD糸のずれを示している。このパターンは4本の縫製糸の対の各グループに続いている。
【0034】
この結び合わせ部分では、トップおよび底の層を一緒に縫製するように、1本の底のMD糸の下を通過している間、各縫製糸は5本のトップのMD糸の下および4本の底のMD糸の上を通過している。縫製糸の結び合わせ部分で縫製した底のMD糸は3つの異なったパターンの1つに続いている。これは過渡的なトップのMD糸の下を通過した後、縫製糸によって到達した第2、第3、第4のいずれかの底のMD糸である。例えば、縫製糸182aは底のMD糸144の下を通過し、第2の底のMD糸は過渡的なトップのMD糸102の下を通過した後に、これに接近する。対照的に、縫製糸181aは底のMD糸147の下を通過し、第3の底のMD糸は過渡的なトップのMD糸104の下を通過した後に、これに接近する。そして、縫製糸183aは底のMD糸146の下を通過し、第4の底のMD糸は過渡的なトップのMD糸102の下を通過した後に、これに接近する。
【0035】
顕著なことは、各対の縫製糸はその結び合わせ部分ではその対の他の縫製糸と同一の織りパターンに続いている(即ち、縫製糸183aと同様に、縫製糸183bも第4の底のMD糸を縫製し、これは過渡的なトップのMD糸の下を通過した後に、これに接近する)。また、第1の対の縫製糸が接近してくる第3の底のMD糸を縫製し、第2の対の縫製糸は接近してくる第2の底のMD糸を縫製し、第3の対の縫製糸は接近してくる第4の底のMD糸を縫製し、第4の対の縫製糸は接近してくる第3の底のMD糸を縫製するというパターンを縫製糸の対が引き続いていることが図4Aないし図4Lから見てとることができる。この「第3/第2/第4/第3」のパターンは繰り返しユニットの中で3回繰り返される。
【0036】
織物20の縫製糸のように、織物100の縫製糸は「リバースピック」としても織り込まれている。織物のこの「リバースピック」の特性は図3Bに見ることができ、ここではジグザグ線が底のMD糸および縫製糸によって底の層上に形成されたナックルの崩れ綾織のパターンを示している。この線は、底のMD糸によって形成された底の側面ナックルが2本の縫製糸ナックルの間に挟まっており、その各々は1本の底のMD糸によって底のMDナックルからずらされていることを示している。このパターンに従って、当該パターン内の隣接した対の縫製糸は対をなしている縫製糸よりも側面を接している底のCMD糸により近いことがわかる。底のMDナックルがない斜線上のこれらの縫製糸ナックルについては、その縫製糸が対をなしている縫製糸よりも側面を接している底のCMD糸から離れていることがわかる。したがって、この実施態様では、縫製糸を逆転させることが織物100の底の層の中の織りパターンで確認できる。織物20に関しては、織物100の中の縫製糸の逆転はトップの過渡的なMD糸ナックルによって形成されたいかなるパターンも混乱させ、しかもそれ故に、印刷用の高級紙を製造する織物を提供する。
【0037】
また、当業者は、縫製糸が繊維支持体部分に異なって分割されていて、その結び合わせ部分が形成されている他の平織パターンを認識するであろう。例えば、その織物は対の各縫製糸がその繊維支持体部分の中の2本または4本のトップのMD糸の上を通過するトップの層を含むことができる。図示するように、縫製糸は異なった数のトップのMD糸の上を通過することができ、または同じ数の上を通過することができる。勿論、このような縫製糸の結び合わせ部分では底のナックルの位置決めの妥当な調整はトップの表面上で縫製糸パターンへの変化に伴って行わねばならない。
【0038】
本発明の多層形成織物の他の実施態様は、図5A、図5Bおよび図6Aないし図6Fに示されており、この中で崩れ綾織多層形成織物の繰り返しユニットは図示されており、広範囲に200代の記号を付けている。繰り返しユニットは12本のトップのMD糸201から212まで、6本のトップのCMD糸221から226まで、12本の底のMD糸241から252まで、6本の底のCMD糸261から266まで、12本の縫製糸281a,281bから286a,286bまでを含んでいる。
【0039】
図5Aに示すように、織物200のトップの表面はトップのMD糸、トップのCMD糸および縫製糸の繊維支持体部分で形成した1×2の綾織パターンを有している。もっと特異的には、各トップのCMD糸はトップのMD糸を「上2/下1」のパターンで織り込み、このことがトップのCMD糸221で示されており、この糸はトップのMD糸201と202の上、トップのMD糸203の下、トップのMD糸204,205の上、トップのMD糸206の下、トップのMD糸207,208の上、トップのMD糸209の下、トップのMD糸210,211の上およびトップのMD糸212の下を通過する。残ったトップのCMD糸は同一の「上2/下1」のパターンに従うが、2本のMD糸だけ隣接するCMD糸から横方向にずれている。例えば、トップのCMD糸222は「上2/下1」のパターンを継続する前に、トップのMD糸201の上、トップのMD糸202の下、トップのMD糸203,204の上およびトップのMD糸205の下を通過する。従って、トップのCMD糸222の「上2部分」は初めにわかる。なぜならば、これはトップのMD糸203,204の上を通過するからであり、これら両者はトップのCMD糸221によって越えられたトップのMD糸201,202から2本のMD糸だけずれている。
【0040】
図5Bを参照すると、底のMD糸および横MD糸で形成された織物200の機械側表面は「崩れ綾織」のパターンを採っている。各底のCMD糸は、底のMD糸を有する「下5/上1」の繰り返しパターンを持っている。例えば、底のCMD糸261は、底のMD糸241の上、底のMD糸242から246までの下、底のMD糸247の上および底のMD糸248から252までの下を通過する。この「下5/上1」のパターンは、残ったCMD糸によって繰り返されている。しかしながら、底のMD糸が底のCMD糸の下を通過する時に、底のMD糸で形成されている底の側面ナックルは崩れ綾織パターン内に配置されており、底の側面ナックルは底のMD糸241,243,245,242,246,244によって順々に底のCMD糸261から266の上に形成され、かつ底の糸247,249,251,248,252,250によって底のCMD糸261から266の上に順々に形成されている。図5Bに見られるように、これらのナックルは綾織物に特徴的で明確な斜線を形成することをしないが、その代わりに崩れ綾織パターンを形成している。
【0041】
織物200のトップおよび底の層は上記の縫製糸で結び合わされ、それぞれは繊維支持体部分および結び合わせ部分を持っている。上述した織物20および織物100に関しては、繊維支持体部分および各縫製糸の結び合わせ部分は過渡的なトップのMD糸によって分割され、その下では対の縫製糸が相互に交差している。各縫製糸の繊維支持体部分は「上2/下1/上2」のパターンに従っている。この結び合わせ部分では、各縫製糸はトップおよび底のMD糸の間を通過するが、例外としては、1本の底のMD糸の下を通過し、トップと底の層を一緒に縫製する。縫い合わされている底のMD糸は、2本または3本のMD糸となって繊維支持体部分および各縫製糸の結び合わせ部分を分離する過渡的なMD糸から離れて位置している。
【0042】
このパターンは縫製糸285aによって例示され、その縫製パターンは図6Eに示されている。過渡的なトップのMD糸206の下を通過する前に、縫製糸285aはトップのMD糸201,202の上、トップのMD位置糸203の下およびトップのMD糸204,205の上を通過する。その結び合わせ部分では、過渡的なトップのMD糸212の下と底のMD糸252の上を通過する前に、縫製糸285aは底のMD糸247,248の上、底のMD糸249の下および底のMD糸250,251の上を通過する。
【0043】
繊維支持体部分、トップのMD糸およびトップのCMD糸が1×2の綾織パターンを形成するように、縫製糸の対が互いにトップのMD糸に織り込まれている。再度図6Eを参照すると、上述したように、縫製糸285aはトップのMD糸201,202の上、トップのMD糸203の下およびトップのMD糸204,205の上を通過する。縫製糸285a,285bの両者は過渡的なトップのMD糸206の下を通過し、その後に縫製糸285bの繊維支持体部分は初めに縫製糸285aが確立した「上2/下1」の綾織パターンを継続する。それを行っている間に、過渡的なトップのMD糸212の下を通過する前に、縫製糸285bはトップのMD糸207,208の上、トップのMD糸209の下およびトップのMD糸210,211の上を通過する。
【0044】
図5Aは、各繊維支持部分の「上2」セグメントがその縫製糸に接しているトップのCMD糸の「上2」セグメントから1本のMD糸だけずれているように、縫製糸がトップのCMD糸に対してトップおよび底のMD糸を織り込んでいることを示している。例えば、縫製糸281aはトップのMD糸202,203の上を通過する。最も近いトップのCMD糸は221と222であって、これらはトップのMD糸201,202および203,204の上をそれぞれ通過する。かくして、綾織の明瞭な斜線はトップのCMD糸および縫製糸の繊維支持体部分によって形成される。
【0045】
また、図5Bは縫製糸がいかに底のMD糸の中に縫製されているかを示している。図5Bでは、底のMD糸の下を通過する時に各縫製糸で形成されたナックルが、一方の方向で2本の底のCMD糸が縫製糸ナックルと底のCMD糸の上で底のMD糸で形成されたナックルとの間に存在し、反対の方向では3本の底のCMD糸が縫製糸ナックルとCMD糸の上で底のMD糸で形成された次のナックルとの間に存在するように位置していることを示している。例えば、縫製糸284aは底のMD糸241の下を通過する時に、ナックルを形成する。底のMD糸241は底のCMD糸261の下を通過する時に、ナックルを形成し、縫製糸248aで形成されたナックルから3本の底のCMD糸(262,263,264)だけ離れている。他方向にこのパターンを継続しながら、底のCMD糸265,266は縫製糸284aによって形成されたナックルと底のCMD糸266(底のCMD糸261と同じ織りパターンを持っている)の後に次の底のCMD糸の下で底のMD糸241で形成されるはずのナックルとの間に位置する。かくして、縫製糸284aの縫製糸ナックルが一方の方向では3本の底のCMD糸だけおよび他方向では2本のCMD糸だけ底のMD糸ナックルから離れている。
【0046】
当業者は、本発明の織物がトップの層の中の他の綾織パターンで形成できることも認めるであろう。例えば、織物は1×3または1×4の綾織トップの層を持つこともできる。これらの綾織パターンのどれもが、織物100のように、従来の綾織であることも可能である。あるいは、4本または5本の通糸のサテインの単一層織物に実現したような崩れ綾織パターンを採ることも可能である。縫製糸の対の繊維支持体部分が異なった数のトップのMD糸の上を通過する織物も構成することができる。それぞれの例の中で、熟練工は繊維支持体部分の中の相違に適応するために、縫製糸の結び合わせ部分に対する好ましい変更例を理解すべきである。
【0047】
本件の中で詳細に図示および説明した平織および綾織が好ましいが、他の綾織およびサテインのような、トップのCMD糸と一緒に織物の製紙用表面の中に組み込まれる縫製糸の対を利用した他の織物も形成できることを当業者は認めることが可能である。また、縫製糸の対が底のMD糸を縫製する底の層のいかなる数の配置も使用することができる。トップのCMD糸の各対の間に縫製糸の対を含むよりも、縫製糸の対がトップのCMD全ての他の対の間に含まれるような織物を構成することができることも考慮し得る。更に、図示した織物は同一数のトップおよび底のMD糸およびCMD糸を有するが、このことは本発明のためには必要ではなく、各底のCMD糸について2本のトップのCMD糸の様な他の比率を使用することもできる。
【0048】
本発明の織物に使用する各糸の配置は、最終的な紙製造用の織物の希望する特性に依存して、変更することができる。例えば、糸はマルチフィラメント糸、モノフィラメント糸、撚リマルチフィラメントまたは撚りモノフィラメント糸、紡績糸、またはこれらのいかなる組み合わせでも良い。また、本発明の織物の中に使用する糸を含む素材は製紙用織物に通常使用される素材であってもよい。例えば、糸は木綿、羊毛、ポリプロピレン、ポリエステル、アラミド、ナイロン等で形成されていてもよい。熟練工は最終織物の特異な利用に従って、糸素材を選択すべきである。
【0049】
糸の寸法に関しては、糸の特異なサイズは典型的には製紙用表面の大きさと間隔とに支配されている。一般的には、トップのCMD糸の直径は底のCMD糸の直径の約25ないし75%であり、トップのMD糸の直径はトップのCMD糸の直径にほぼ等しいか、小さい。典型的な織物では、トップのCMD糸の直径は約0.11ないし0.17mmの間にあり、トップのMD糸の直径は約0.11ないし0.15mmの間にある。底のCMD糸の直径は約0.20ないし0.40mmの間にあり、底のMD糸の直径は約0.17ないし0.25mmの間にある。縫製糸の直径は典型的には約0.11ないし0.17mmの間にある。
【0050】
糸は弾性率を有利なように変更しても良い。例えば、対をなしている縫製糸(織物20の「b」糸のようなもの)よりも少ない数のトップのMD糸を織り込んでいる縫製糸は、対をなしている縫製糸よりも高い弾性率(典型的には約10ないし50%以上の間)を持っていても良い。
【0051】
これまでに議論しているように、本発明の織物は従来技術の3重層形成織物と抵触する問題を示している。本発明の織物は、平織、綾織、サテインまたは他のパターンであっても、縫製糸を織物のトップの表面に組み込んでおり、従って、製紙用表面を少なく含む縫製糸を取り込むことで伴うことが可能な製紙用表面の合体を避けている。また、縫製糸に帰属できる織物を組込むことは層間の摩耗を大幅に減少(除去できなかったとしても)させることができる。加えて、縫製糸は製紙用表面を含んでいるので、トップのCMD糸と織物の縫製用表面を歪める縫製糸との間の張力の差が本発明の織物にとって決定的ではない。また、縫製糸の密度は織物のトップおよび底の層のより密なかつより信頼できる結合を提供し、その織物は製紙形成用特性、耐久性、寿命をバランスするために広範囲の糸の選択を設計者に提供することもできる。
【0052】
これまでの実施態様は本発明を説明するためであって、本発明を限定するように解釈すべきでない。本発明は以下の請求項および本発明中に含まれるこれらの請求項の均等物によっても定義されている。
【図面の簡単な説明】
図1Aは平織のトップの表面を有する本発明の20本の通糸の多層形成織物の実施形態のトップ図である。
図1Bは図1の織物の底の層の平面図である。
図2Aから図2Jは図1Aおよび図1Bの織物の縫製糸の断面図である。
図3Aは平織のトップの表面を有する本発明の24本の通糸の多層形成織物の実施形態のトップ図である。
図3Bは図3Aの織物の底の層の平面図である。
図4Aから図4Lは図3Aおよび図3Bの織物の縫製糸の断面図である。
図5Aは1×2の綾織のトップの表面を有する本発明の24本の通糸の多層形成織物のトップ図である。
図5Bは図5Aの織物の底の層の平面図である。
図6Aから図6Fは図5Aおよび図5Bの織物の縫製糸の断面図である。
Claims (4)
- 機械方向のトップの糸(21〜30)、機械に交差した方向のトップの糸(31〜40)、機械方向の底の糸(41〜50)、機械に交差した方向の底の糸(51〜60)、第1の縫製糸(61a〜70a)と第2の縫製糸(61b〜70b)とのセットを含む製紙用の織物(20)であって、この織物は複数の繰り返しユニットから形成され、各繰り返しユニットは、
複数の前記機械方向のトップの糸(21〜30)からなるセットと、
前記複数の機械方向のトップの糸からなるセットに織り込まれた、複数の前記機械に交差した方向のトップの糸(31〜40)からなるセットと、
複数の前記機械方向の底の糸(41〜50)からなるセットと、
前記複数の機械方向の底の糸からなるセットに織り込まれた、複数の前記機械に交差した方向の底の糸(51〜60)からなるセットと
を含み、
隣接する前記機械に交差した方向のトップの糸(31〜40)同士の間には、それぞれ、前記第1の縫製糸(61a〜70a)と前記第2の縫製糸(61b〜70b)とのペアが配置されており、各縫製糸は第1の部分と第2の部分とこれら部分の間の過渡的な部分とを有しており、前記第1の縫製糸と第2の縫製糸の各ペア(61a〜70a、61b〜70b)は、
第1の縫製糸(61a)がその第1の部分において機械方向のトップの糸(25〜29)に織り込まれている一方で、第2の縫製糸(61b)がその第2の部分において機械方向のトップの糸(25〜29)の下に配置され、第2の縫製糸(61b)がその第1の部分において機械方向のトップの糸(21〜23)に織り込まれている一方で、第1の縫製糸(61a)がその第2の部分において機械方向のトップの糸(21〜23)の下に配置され、第1の縫製糸(61a)と第2の縫製糸(62b)が、前記過渡的な部分において機械方向のトップの糸(24、30)の下を通過する際に、互いに交差し、さらに第1の縫製糸(61a)と第2の縫製糸(62b)が、それらの各第2の部分において、前記複数の機械方向の底の糸のうちの少なくとも1本の糸(42、47)の下を通過することで、底における縫製糸のナックルが形成されるように、
前記複数の機械方向のトップの糸(21〜30)と前記複数の機械方向の底の糸(41〜50)に織り込まれており、
各ペアの前記第1の縫製糸(61a〜70a)は、第1の本数の前記機械方向のトップの糸(21〜30)の上を通過し、各ペアの前記第2の縫製糸(61b〜70b)は、第2の本数の前記機械方向のトップの糸(21〜30)の上を通過し、前記第1の本数と前記第2の本数とは異なっており、
前記機械に交差した方向のトップの糸(31〜40)の50〜100%の部分は、その両側に縫製糸が隣接しており、これらの隣接する縫製糸は、2本の第1の縫製糸(61a〜70a)か、又は2本の第2の縫製糸(61b〜70b)であり、前記機械に交差した方向のトップの糸(31〜40)の50〜0%の部分は、その両側に縫製糸が隣接しており、これらの隣接する縫製糸は、1本の第1の縫製糸(61a〜70a)と1本の第2の縫製糸(61b〜70b)であることを特徴とする製紙用織物。 - 前記繰り返しユニットが、10本の前記機械方向の底の糸(41〜50)と10本の前記機械に交差した方向の底の糸(51〜60)を含んでいる請求項1に記載の製紙用織物。
- 前記機械方向の底の糸(41〜50)のそれぞれが、前記機械に交差した方向の底の糸(51〜60)のうち、連続して4本の糸の上を通過した後、1本の糸の下を通過して、第1の機械方向の底の糸のナックルを形成し、また、連続して4本の糸の上を通過した後、1本の糸の下を通過して、第2の機械方向の底の糸のナックルを形成しており、前記連続した4本の機械に交差した方向の底の糸のうち、第2番目と第3番目の糸の間で、前記縫製糸(61a〜70a、61b〜70b)が、前記機械方向の底の糸(41〜50)の下を通過することで、前記底における縫製糸のナックルが形成されている請求項2に記載の製紙用織物。
- 前記機械方向の底の糸(41〜50)とそれに隣接する前記機械方向の底の糸(41〜50)とは、前記機械に交差した方向の底の糸(51〜60)の下を通過することで形成される前記機械方向の底の糸のナックルが、3本の前記機械に交差した方向の底の糸(51〜60)だけずれており、これら3本の前記機械に交差した方向の底の糸の間に挟まれた縫製糸のペア(61a〜70a、61b〜70b)のいずれか1つが、この機械方向の底の糸(41〜50)の下を通過することで前記底における縫製糸のナックルが形成される請求項3に記載の製紙用織物。
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