JP3474042B2 - 製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物 - Google Patents

製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物

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JP3474042B2 JP29322395A JP29322395A JP3474042B2 JP 3474042 B2 JP3474042 B2 JP 3474042B2 JP 29322395 A JP29322395 A JP 29322395A JP 29322395 A JP29322395 A JP 29322395A JP 3474042 B2 JP3474042 B2 JP 3474042B2
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
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    • D21F1/0036Multi-layer screen-cloths
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T442/00Fabric [woven, knitted, or nonwoven textile or cloth, etc.]
    • Y10T442/30Woven fabric [i.e., woven strand or strip material]
    • Y10T442/3179Woven fabric is characterized by a particular or differential weave other than fabric in which the strand denier or warp/weft pick count is specified

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製紙用織物に関す
る。さらに詳細には抄紙用織物、フェルト、キャンバス
等に用いられる製紙用織物に関する。
【0002】
【従来の技術】製紙用織物に関しては従来より多くの要
求がある。例えば、 表面平滑性ワイヤーマークの発生防止、紙繊維の十分
な絡み合い等の紙の品質そのものに関する問題、製紙の
歩留まりの問題、 耐摩耗性の向上、織物の使用寿命の延長、 剛性、姿勢安定性の向上、良好な▲ろ▼水性の確保 等の要求である。これらの要求は互いに関連する点が多
いが、大雑把に言えば、の要求は主に織物の製紙面側
に関する問題であり、の要求は主に織物の走行面側の
構造に関係する問題、の要求は織物全体に関する問題
である。
【0003】従来の解決には経糸1重緯糸2重製紙用
織物において多くの提案が成されてきた。ところが、
の問題すなわち製紙用織物の耐摩耗性の向上については
十分な工夫がなされておらず、製紙用織物の走行面側を
緯糸摩耗型として経糸の摩耗を防く程度に止まってい
る。しかしながら、近年製紙スピードの高速化、填料の
仕様量の増大、中性製紙の増加によって、製紙用織物の
耐摩耗性が大きな問題となっている。一般的に使用中の
織物の姿勢安定性と、使用寿命の延長の点から走行面の
緯糸に耐摩耗作用を受け持たせることが好ましい。
【0004】経糸が摩耗すると当然のことであるが引張
り強度が低下し、織物の寸法が伸びてしまう。さらに摩
耗して経糸が摩耗切断すると織物自体が直接切断してし
まい、織物寿命が尽きてしまうからである。
【0005】このような耐摩耗性を向上させるために、
従来より耐摩耗性のあるポリアミド性の糸を走行面側の
緯糸に用いるこも試みられているが、この試みは織物の
構造自体を代えるものではなく、単に使用する材料の性
質を利用するだけであって画期的効果は得られず、反面
ポリアミド性の糸を用いた製紙用織物は姿勢安定性が悪
いと言う欠点があった。また、走行面の緯糸に太い線径
の糸を使用することも試みられ、ある程度の改善は図ら
れたが、緯糸と経糸のバランスが崩れ、クリンプ性が悪
化してワイヤーマーク発生の原因となる等の欠点があり
実用上問題が多かった。
【0006】紙のワイヤーマーク発生を防止するために
は経糸及び緯糸の本数密度を増やすことが考えられる
が、そのためには経糸及び緯糸の線径を細くする必要が
ある。しかし、現在一般的に使用されている周知の経糸
一重緯糸二重織物では線径を細くすると耐摩耗性、剛
性、姿勢安定性が低下してしまう。逆に、耐摩耗性、剛
性、姿勢安定性を向上させようと線径を太くすると表面
平滑性が損なわれ、紙にワイヤーマークが発生してしま
うという言わば相反する問題を抱えていた。上述の問題
を解決するために製紙面側と走行面側とを各々別の経
糸、緯糸を用いて構成して、両層の織物を接結糸によっ
て一体化した織物での試みも成されている。すなわち、
製紙面側織物には線径の小さい経糸、緯糸を使用して緻
密な製紙面を形成し、走行面側織物には線径の大きい経
糸、緯糸を使用して耐摩耗性の大きい走行面を形成する
のである。接結糸は、織物を構成しない。つまり接結糸
が緯糸接結糸であれば製紙面と走行面のいずれかの面の
経糸と交差して他の面の経糸の方向に向う糸であって同
一面で経糸と交差して織物を構成する地糸とは異なる。
【0007】しかしながら、これも必ずしも満足行くも
のではなかった。なぜならば、接結糸と製紙面側経糸と
が交差する接結部において接結糸が製紙面側織物を走行
面側に引き込むために製紙面側織物表面に凹みが発生
し、実際に紙を抄いた時にこの凹みのマークを紙に転写
するようにワイヤーマークとして発生させてしまうので
ある。また、接結糸が、内部摩耗を受けて、強度が低下
し、製紙面側織物と走行面側織物の間にすき間が発生し
たり、分離してしまうという問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みて、製紙面側と走行面側とを各々別の経糸、緯糸を
用いて構成した2層の織物を接結糸によって一体化した
織物であっても接結糸と製紙面側織物とが織り成す接結
部において製紙面側織物表面に凹みが発生しない製紙用
織物を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決した手段】本発明は 「1. (a)製紙面側経糸と製紙面側緯糸からなる製
紙面側に経糸の長いクリンプを形成し、製紙面側緯糸間
に補助緯糸を配置した3シャフト以上の製紙面側織物
と、走行面側経糸と走行面側緯糸からなる走行面側織物
とを接続して一体化した製紙用2層織物の、(b)補助
緯糸が製紙面側経糸と走行面側経糸の両経糸と織り合わ
され、製紙面側織物と走行面側織物を接結し、(c)該
補助緯糸が2本で1組として配置され、1組の2本の補
助緯糸は1本の補助緯糸が製紙面側経糸と織り合わされ
るときは他方の補助緯糸が走行面側に下がって走行面側
経糸と織り合わされており、1組の2本の補助緯糸の製
紙面側経糸と織り合わされている部分が交互に製紙面側
に現れ、製紙面側に実質上1本分の補助緯糸組織を形成
してなる、製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2
層織物。 2. 組を形成する2本の補助緯糸の織り込み位置が互
いに経糸数本分ずれて配置された同組織の補助緯糸であ
る、製紙面側織物に補助緯糸を配置した、1項に記載さ
れた製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
物。 3. 補助緯糸の製紙面側経糸との織り合わせ部の繰り
返し単位が緯糸の繰り返し単位ごとに製紙面に形成され
る、1項または2項に記載された製紙面側織物に補助緯
糸を配置した製紙用2層織物。 4. 組を形成する2本の補助緯糸の緯糸方向の繰り返
し単位における製紙面側経糸の本数が製紙面側緯糸の繰
り返し単位における製紙面側経糸の本数の2倍で、かつ
2本の補助緯糸は互いに製紙面側緯糸の繰り返し単位に
おける製紙面側経糸の本数分ずらして配置されている、
1項ないし3項のいずれか1項に記載された製紙面側織
物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 5. 走行面側経糸が最も製紙面側の近くに位置してい
る部分で補助緯糸が走行面側経糸の下側を通って交差し
て走行面側経糸と織り合わされる、1項ないし4項のい
ずれか1項に記載された製紙面側織物に補助緯糸を配置
した製紙用2層織物。 6. 全ての製紙面側緯糸間に補助緯糸の組を配置し
た、1項ないし5項のいずれか1項に記載された製紙面
側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 7. 走行面側織物が走行面側に走行面側緯糸の長いク
リンプを形成した緯糸摩耗型である、1項ないし6項の
いずれか1項に記載された製紙面側織物に補助緯糸を配
置した製紙用2層織物。 8. 製紙面側経糸と走行面側経糸の経糸本数密度と製
紙面側緯糸と走行面側緯糸の緯糸本数密度が同一であ
る、1項ないし7項のいずれか1項に記載された製紙面
側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 9. 走行面側織物が製紙面側織物と同組織の織物であ
る、1項ないし8項のいずれか1項に記載された製紙面
側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 10. 補助緯糸の組が1本の緯糸に対して複数組配置
されている、1項ないし9項のいずれか1項に記載され
た製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 11. 複数組配置された補助緯糸の組が異なる組織で
ある、10項に記載された製紙面側織物に補助緯糸を配
置した製紙用2層織物。 12. 補助緯糸の線径が製紙面側緯糸の線径より細
い、1項ないし11項のいずれか1項に記載された製紙
面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 13. 補助緯糸がポリアミドモノフィラメントであ
る、1項ないし12項のいずれか1項に記載された製紙
面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 14. 製紙面側経糸が製紙面側緯糸間で製紙面側緯糸
の上から次の製紙面側緯糸の下に向かう位置の製紙面側
経糸の上と、製紙面側緯糸の下から次の製紙面側緯糸の
上に向かう位置の製紙面側経糸の上に補助緯糸の組を配
置してなる、1項ないし13項のいずれか1項に記載さ
れた製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
物。 15. 隣接する2本の製紙面側経糸が隣接する2本の
製紙面側緯糸間で1本の製紙面側経糸が最初の製紙面側
緯糸の上から次の製紙面側緯糸の下に向かい、他の製紙
面側経糸が最初の製紙面側緯糸の下から次の製紙面側緯
糸の上に向かって製紙面側緯糸間で互いに交差する交差
部で、この2本の製紙面側経糸の上に補助緯糸の組を配
置してなる、1項ないし13項のいずれか1項に記載さ
れた製紙面側繊物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
物。 16. 製紙面側経糸が製紙面側緯糸間で,隣接する2
本の製紙面側緯糸の上を通る位置の少なくとも2本の製
紙面側経糸の上に補助緯糸の組を配置してなる、1項な
いし13項のいずれか1項に記載された製紙面側織物に
補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 17. 2本の隣接していない製紙面側経糸が隣接する
2本の製紙面側緯糸間で1本の製紙面側経糸が初めの製
紙面側緯糸の上から次の製紙面側緯糸の下に向かう位置
の製紙面側経糸の上と、他の製紙面側経糸が初めの製紙
面側緯糸の下から次の製紙面側緯糸の上に向かう位置の
製紙面側経糸の上と、該2本の製紙面側経糸の間の製紙
面側緯糸によって織り込まれて下方に沈んだ製紙面側経
糸の上に補助緯糸の組を配置してなる、1項ないし13
項のいずれか1項に記載された製紙面側織物に補助緯糸
を配置した製紙用2層織物。」に関する。
【0010】本発明でナックルとは経糸と緯糸が織られ
て交差し形成される交差部である。緯糸ナックルとは緯
糸が表面側となって経糸を織り込むナックルであり、経
糸ナックルとは経糸が表面側となって緯糸を織り込むナ
ックルである。したがって走行面側織物では緯糸が走行
面側から織り込むナックルが緯糸ナックルであり経糸が
走行面側から織り込むナックルが経糸ナックルとなる。
また製紙面では緯糸が製紙面から織り込むナックルが緯
糸ナックルであり経糸が製紙面から織り込むナックルが
経糸ナックルである。そしてナックルとナックルの間が
クリンプである。補助緯糸とは織物を構成する本来の緯
糸ではなく、緯糸の上から下に向かう経糸と、緯糸の下
から上に向かう経糸の交差部に形成される凹部や緯糸に
より織り込まれて下方に沈む経糸上に形成される凹部に
配置されて表面を平らにする緯糸であるが、いわゆるフ
ローテイングヤーンではなく、組織に織り込まれている
緯糸である。
【0011】本発明の重要な特徴は、製紙面側に製紙面
側経糸の長いクリンプを形成し、製紙面側経糸と製紙面
側緯糸からなる製紙面側織物に補助緯糸を製紙面側緯糸
間に配置してなる3シャフト以上の製紙面側織物と走行
面側経糸と走行面側緯糸からなる走行面側織物とを補助
緯糸で接結して一体化したことである。補助緯糸は表面
を平滑にする本未の作用と接結糸の両方の作用を奏して
いる。この構造により、製紙面側には線径の小さい経
糸、緯糸を使用して緻密な製紙面を形成し、走行面側織
物には線径の大きい経糸、緯糸を使用して耐摩耗性の大
きい走行面を形成することができる。
【0012】また、製紙面側織物に補助緯糸を配置する
ことにより、良好な濾水性を確保しつつ、繊維支持性を
向上させ、保水性が小さい、表面が平滑な製紙面側織物
を形成できるのである。製紙面側織物は、走行面には緯
糸の長いクリンプが形成されているので製紙面側に経糸
の長いクリンプが並列している。並列している経糸はこ
の糸を織り込む緯糸のナックルで下方に押されるのでナ
ックル間でどうしても下方に沈み、その間に緯糸のナッ
クルが突出する形となり、凹凸が発生してしまう。この
凹凸の発生はシャフト数が多くなるほど顕著である。
【0013】また、走行する製紙用織物に紙料スラリー
が供給されると必然的に紙料繊維は走行方向に配向し、
並列している経糸の長いクリンプの間に堆積、あるいは
下側に逸脱してしまう。経糸の長いクリンプの間に繊維
が詰まると▲ろ▼水性が低下してしまうので脱水の真空
圧を高くしなくてはならなくなり、余計にワイヤーマー
クが発生しやすくなる。本発明者はこの問題を解決する
ためには、製紙面側緯糸より線径の小さい補助緯糸を製
紙面側緯糸間に配置しなくてはならないことを解明し
た。紙料の保持性を改善するためには緯糸密度を増大さ
せなくてはならず、緯糸密度を大にすると▲ろ▼水性が
低下してしまう問題が生ずる。良好な▲ろ▼水性を確保
するためには、製紙面側緯糸より補助緯糸の線径が小さ
くなければならない。補助緯糸を配置することにより従
来の製紙用織物では奏することの出来なかった作用が奏
される。
【0014】まず隣接する2本の製紙面側経糸が隣接す
る2本の製紙面側緯糸間で1本の製紙面側経糸が初の製
紙面側緯糸の上から次の製紙面側緯糸の下に向かい、他
の製紙面側経糸が初の製紙面側緯糸の下から次の製紙面
側緯糸の上に向かって製紙面側緯糸間で互いに交差する
交差部に形成される凹所に配置することにより製紙面側
織物の表面を平滑にすることが出来る。
【0015】また製紙面側緯糸間で製紙面側緯糸の上か
ら次の製紙面側緯糸の下に向かう製紙面側経糸と、製紙
面側緯糸の下から次の製紙面側緯糸の上に向かう隣接し
ない製紙面側経糸の間に形成される凹所に配置したりし
て、凹所を埋めるとともに紙料の保持性を改善すること
も出来る。さらに、緯糸のナックル間で下方に沈み込ん
だ製紙面側経糸の上に配置したりして、経糸の凹所と緯
糸のナックル間による凹凸を解消したりするのである。
本発明のさらなる特徴は、補助緯糸が製紙面の凹みを埋
め、平滑性を向上させるとともに、製紙面側織物と、走
行面側織物を接続させており、接結糸としての機能を合
せ持っていることである。すなわち、補助緯糸と接結糸
が同じ糸で形成されているのである。
【0016】これは、補助緯糸が2本で1つの組を形成
し、組を形成する補助緯糸の内、1本の補助緯糸が製紙
面側経糸と織り合わされ、製紙面の凹みを埋めるという
補助緯糸本来の機能と、製紙面側織物を走行面側に引き
込んで接結する機能を果たしている時に、他の補助緯糸
が走行面側に下がって走行面側経糸と織り合わされて走
行面側織物を製紙面側に引き込んで接結する機能を果た
すように配置されることにより、達成される。2本の補
助緯糸を、上述のように配置することにより、組を形成
する2本の補助緯糸の製紙面側経糸と織り合わされてい
る部分、すなわち、補助緯糸として機能している部分が
交互に製紙面に現れ、1本の補助緯糸が配置されている
ように平滑な製紙面が形成されるのである。
【0017】実験により確認されたが、通常の接結糸を
用いた製紙用2層織物は、実際に抄紙したとき、接結糸
が製紙面を引き込むことにより発生する接結部の凹み
が、紙に転写されてワイヤーマークが発生するのを防ぐ
ことができなかった。本発明の構造によれば、補助緯糸
と接結糸が同じ糸で形成されており、補助緯糸が、製紙
面側経糸の上に配置されている位置が、接結部ともなっ
ているため、従来の製紙用2層織物が、製紙面側織物に
は本来存在しない接結糸が製紙面側織物に現れ、製紙面
側経糸の上側で交差して、製紙面に凹みを形成させると
いう悪影響を及ぼしていたのとは異なり、本発明の接結
部は、製紙面側織物に補助緯糸が配置される位置が、本
来糸が存在すべき位置であるため、悪影響を及ぼさない
のである。しかし、注意が必要なのは、本来糸が存在す
べき位置にありさえすれば良いという訳ではないという
ことである。
【0018】補助緯糸全てが上述したように接結糸とし
て機能していることも重要なのである。補助緯糸の一部
のみを接結糸として機能させると、接結糸として機能す
る補助緯糸は、他の補助緯糸と比較して走行面側に強く
引き込まれるから、接結する補助緯糸と、他の接結糸と
して機能していない補助緯糸との間に差異が生じて、製
紙面に凹凸が発生してしまうのである。このことは、例
えば、特開昭58−18496等で開示されているよう
な製紙面側の織物を形成する緯糸の一部を接結糸として
利用し製紙面側織物がやはりその部分に凹みが発生して
しまうという欠点があって、使用することができなかっ
たことからも理解できる。
【0019】しかし、本発明において、組織の異なる複
数種類の補助緯糸の組が存在する場合は、一種類の補助
緯糸のみを接結糸として機能させることはできる。勿
論、その同じ種類の補助緯糸は全て接結糸として機能さ
せることが必要である。同じ組織、種類の組の中に接結
糸として機能するものと、機能しないものが混在するこ
とがないようにしなくてはならない。
【0020】本発明の他の特徴は、全ての補助緯糸が同
じ力で繰り返し単位ごとに製紙面を走行面側に引き込む
ことができ、さらに製紙面を平滑にすることができる。
緯糸方向の繰り返し単位内の製紙面側経糸ごとに、補助
緯糸と織り合わせるのである。補助緯糸の製紙面側経糸
との織り合わせ部の繰り返し単位が緯糸の繰り返し単位
ごとに製紙面に形成される。これは、例えば、緯糸方向
の繰り返し単位における経糸の本数が、製紙面側緯糸の
繰り返し単位における経糸本数の2倍である同組織の補
助緯糸を互いに製紙面側緯糸の繰り返し単位における経
糸の本数分ずらして配置することにより達成される。こ
のように配置することによって、製紙面を繰り返し単位
ごと、全ての繰り返し単位で引き込むことができるので
ある。同組織であるため、当然に同じ力で、同じ状態で
引き込まれる。
【0021】本発明は製紙面側織物と走行面側織物を接
続する力が非常に強いということも1つの特徴である。
本発明では製紙面側緯糸の間に接結糸が2本存在するこ
とになるため、例えば、従来の製紙面側緯糸2本に対し
て1本の接結糸を使用していたものと比較すると、接結
糸の本数が多くなり、接結力も強くなるのである。接結
力が強くなると、接結糸が製紙面側織物と走行面側織物
の間でもまれて内部摩耗を受けることがなくなり、すき
間が発生したり、分離してしまう問う問題も発生しな
い。また、他の特徴は、補助緯糸が走行面側経糸の下側
で交差する位置が、製紙面側に最も近い位置にある経糸
の位置ということである。このような構成にすることに
より、補助緯糸がより摩耗から保護されるという利点が
ある。補助緯糸の走行面から最も近くなる位置が製紙面
側に近くなって走行面側から離れるからである。なお、
補助緯糸は本来は、経糸によって製紙面側から織り込ま
れて、その位置に維持されなければならないが、本発明
の場合は、走行面側経糸とも織り合わされて、製紙面側
に引き込まれてしっかりと維持される。
【0022】ところで、本発明の走行面側織物の織り組
織は、特に限定されるものではないが、緯糸摩耗型の組
織にすると、経糸の摩耗を防止し、引張強度を低下させ
ないため有効である。また、各糸の密度、線径、材質等
についても特に限定されるものではないが、密度につい
ては、全ての製紙面側経糸、緯糸の下に走行面側経糸、
緯糸が存在するように同条件下にするのが、表面平滑性
によいため、同一にするのが好ましい。線径についは、
補助緯糸は表面平滑性等より、製紙面側緯糸より細いこ
とが好ましく、組織により多少異なるが製紙面側緯糸の
70〜90%の線径が特に好ましい。また、走行面側経
糸、緯糸については、耐摩耗性、剛性の点より、製紙面
側経糸、緯糸より太いものを使用することが好ましい。
【0023】材質については、ポリエステルモノフィラ
メント、ポリアミドモノフィラメント、ポリフェニレン
サルファイドモノフィラメント等が好適に使用される。
特に経糸には剛性、寸法安定性の点よりポリエステルモ
ノフィラメントを用いるが良く、走行面側緯糸には、耐
摩粍性の点よりポリアミドモノフィラメントとポリエス
テルモノフィラメントを交織するのが良く、補助緯糸に
は、内部摩耗防止の点よりポリアミドモノフィラメント
を用いるのが好ましい。また、耐熱性を要求される場合
には、ポリフェニレンサルファイドモノフィラメントを
用いるのが有効である。
【0024】なお、製紙面側織物と走行面側織物の組織
を同じにすると、両織物の密着性を良くできる利点があ
る。補助緯糸の組を配置する位置としては、特に限定さ
れないが、製紙面側織物の凹部に配置して表面を平滑に
するのが好ましい。例えば、経糸が緯糸の上から下向か
う位置経糸が沈んだ位置などである。また、補助緯糸の
水平面を形成することも表面を平滑にするのに有効であ
る。例えば、隣接する緯糸の上を通る経糸の少なくとも
2本の上に配置するのである。
【0025】
【発明の実施の形態】次に発明を具体的に示す図面に基
づいて発明の実施の形態を示す。図1、4、5、6は本
発明の実施例の完全組織を示す意匠図である。図2は図
1のA−A線で切断した緯糸に沿った断面図である。図
3は図1に示した実施例の製紙面側の平面図である。図
7は従来の完全組織を示す意匠図である。図8は図7の
B−B線で切断した緯糸に沿った断面図である。
【0026】それぞれの意匠図において、経糸はアラビ
ア数字1、2、3で示し、上下に重なっている製紙面側
経糸、走行面側経糸は同番号で示す。緯糸はダッシュを
付したアラビア数字1′、2′、3′で示し、上下に重
なっている製紙面側緯糸、走行面側緯糸は同番号で示
す。補助緯糸はダブルダッシュを付したアラビア数字
1″、2″、3″で示す。また、図中×印は、製紙面側
経糸が製紙面側緯糸の上にある位置を示し、○印は走行
面側経糸が走行面側緯糸の下にあって、製紙面側織物緯
糸を織り込んでいる位置を示す。▲印は補助緯糸が製紙
面側経糸の上側にあって、製紙面の凹みを埋めつつ、製
紙面側織物を接結している位置を示す。△印は補助緯糸
が走行面側経糸の下側にあって、走行面側織物を接結し
ている位置を示す。
【0027】図1の実施例は、5シャフトの製紙面側織
物と同じく、5シャフトで同組織の走行面側織物と製紙
面側織物の凹部を埋めつつ、両織物を接結する補助緯糸
からなっている。図1では、補助緯糸の繰り返し単位
を、製紙面側緯糸の2倍としているため織物の完全組織
の緯糸方向の繰り返し単位は経糸10本分である。よっ
て、本発明の織物の完全組織の中に、補助緯糸を除いた
製紙面側織物、走行面側織物の完全組織が経糸、緯糸方
向にそれぞれ2個、合計4個形成されているのである。
1、2、3、…………10は製紙面側経糸、走行面側経
糸である。両経糸は同密度で上下に重なって配置されて
いる。3′、6′、9′、12′、15′、18′、2
1′、24′、27′、30′は製紙面側緯糸、走行面
側緯糸である。両緯糸は同密度で上下に重なって配置さ
れている。1″、2″、4″、5″、7″、8″、1
0″、11″、13″、14″、16″、17″、1
9″、20″、22″、23″、25″、26″、2
8″、29″は補助緯糸であって、1″と2″、4″と
5″、7″と8″、10″と11″、13″と14″、
16″と17″、19″と20″、22″と23″、2
5″と26″、28″と29″がそれぞれ補助緯糸の組
を形成している。したがって各製紙面側緯糸間に補助緯
糸の組が配置されていることが理解できる。
【0028】まず、製紙面側織物で見てみると、製紙面
側経糸1は、製紙面側緯糸3′の下を通った後、製紙面
側緯糸6′、9′、12′、15′の上を通り、次いで
製紙面側緯糸18′の下を通った後、製紙面側緯糸2
1′、24′、27′、30′の上を通っており、1本
の製紙面側緯糸を下側から織り込んだ後、連続する4本
の製紙面側緯糸の上を通って製紙面側に製紙面側緯糸4
本分の長いクリンプを形成する繰り返し単位を2つ形成
していることが理解される。製紙面側経糸2について見
ると、製紙面側緯糸3′、6′の上を通り、製紙面側緯
糸9′の下を通っているが、織物は完全組織の繰り返し
であるので、前の完全組織の製紙面側緯糸27′、3
0′の上を通っているので、製紙面側経糸1と同様製紙
面側に製紙面側緯糸4本分の長いクリンプを形成してい
る。なお、製紙面側経糸2は、製紙面側経糸1の織り込
み位置を製紙面側緯糸2本分ずらして配置された構成と
なっており、以下製紙面側経糸3、4〜10も同様に配
置されている。
【0029】次に走行面側織物を見てみると、走行面側
緯糸3′は走行面側経糸1の上を通って織り込まれ、次
いで走行面側経糸2、3、4、5の下を通り、走行面側
に走行面側経糸4本分の長いクリンプを形成している。
他の走行面側緯糸も同様に走行面側経糸4本分の長いク
リンプを形成しており、走行面側織物が走行面側に走行
面側経糸4本分の長いクリンプを形成した緯糸摩耗型に
形成されていることが理解される。また、走行面側経糸
で見てみると当然であるが、走行面とは逆の方向、すな
わち、製紙面側の方に走行面側緯糸4本分の長いクリン
プを形成しており、この実施例では製紙面側織物と同組
織に形成されていることが良く理解される。また、製紙
面側織物と走行面側織物とでは、クリンプを形成してい
る場所も同一である。本実施例のように、製紙面側織物
と走行面側織物とを同組織に形成すると、両織物の密着
性が良くなり、網厚を薄くして保水性を小さくでき、好
適であるが、勿論これに限定されるわけではなく、走行
面側織物の経糸、緯糸の本数密度を製紙面側織物より粗
くしても良いことは言うまでもない。
【0030】次に補助緯糸を見てみる。全ての製紙面側
緯糸間に組を形成する2本の補助緯糸が配置されてい
る。例えば、補助緯糸1″、2″が組を形成し、製紙面
側緯糸3′と前に続く完全組織の製紙面側緯糸30′の
間に配置されている。この例では、隣接している緯糸と
緯糸の間で1本の経糸が製紙面側緯糸の上から次の製紙
面側緯糸の下に向かい、他の経糸が製紙面側緯糸の下か
ら次の製紙面側緯糸の上に向かう2本の隣接していない
経糸である3と6において、製紙面側経糸3が製紙面側
緯糸30′(前の完全組織の緯糸)の下から次の製紙面
側緯糸3′の上方に向かう位置の製紙面側経糸3の上
と、製紙面側経糸6が製紙面側緯糸30′の上から次の
製紙面側緯糸3′の下方に向かう位置の製紙面側経糸6
の上の上方から下方、下方から上方に向かう経糸の上と
製紙面側経糸3と製紙面側経糸6の間の製紙面側緯糸に
より織り込まれて下方に沈んだ製紙面側経糸5の上に補
助緯糸が配置されており、同様に、2本の隣接していな
い経糸である8と1(次の完全組織)において、製紙面
側経糸8が製紙面側緯糸30′(前の完全組織の緯糸)
の下から次の製紙面側緯糸3′の上方に向かう位置の製
紙面側経糸8の上と、製紙面側経糸1(次の完全組織)
が製紙面側緯糸30′上から次の製紙面側緯糸3′の下
方に向かう位置のお製紙面側経糸1の上の上方から下
方、下方から上方に向かう経糸の上と、この製紙面側経
糸8と製紙面側経糸1の間の製紙面側緯糸により織り込
まれて下方に沈んだ製紙面側経糸10の上に補助緯糸が
配置されて、製紙面を平滑にしている。
【0031】組を形成している個々の補助緯糸について
みてみると、補助緯糸1″は、製紙面側経糸5、6と8
の上を通り、走行面側経糸2の下を通っている。その他
の部分では製紙面側経糸と走行面側経糸の間を通ってい
る。走行面側経糸の下を通っている位置を基準として考
えると、1本の走行面側経糸2の下を通った後、連続す
る2本の製紙面側経糸3、4と走行面側経糸3、4の間
を通り、次いで連続する2本の製紙面側経糸5、6の上
を通り、1本の製紙面側経糸7と走行面側経糸7の間を
通り、1本の製紙面側経糸8の上を通った後連続する3
本の製紙面側経糸9、10、1と走行面側経糸9、1
0、1の間を通っている。補助緯糸2″は製紙面側経糸
1、3、10の上を通り、走行面側経糸7の下を通って
いる。その他の部分では製紙面側経糸と走行面側経糸の
間を通っている。
【0032】走行面側経糸の下を通っている位置を基準
として考えると、補助緯糸1″と同組織であって、補助
緯糸1″の織り込み位置を製紙面側緯糸の繰り返し単位
である、製紙面側経糸5本分ずらした配置であることが
理解できる。こうすることにより、補助緯糸1″が製紙
面側経糸5、6、8と織り合わされて補助緯糸本来の機
能と、製紙面側織物を接結する機能を果たしている時に
補助緯糸2″は走行面側に下がって走行面側経糸7の下
を通って織り合わされ、走行面側織物を接結する機能を
果たしている。逆に補助緯糸2″が製紙面側経糸と織り
合わされている時に補助緯糸1″が走行面側に下がって
走行面側経糸と織り合わされ接結する機能を果たしてい
るのである。このように補助緯糸1″と2″の製紙面側
経糸と織り合わされている部分が交互に製紙面側に現
れ、実質上1本分の補助緯糸と接結糸が形成されるので
ある。つまり完全組織の中に実質上1本分の補助緯糸の
繰り返し単位が2つ形成されているのである。他の補助
緯糸の組、4″と5″、7″と8″、10″と11″、
13″と14″、16″と17″、19″と20″、2
2″と23″、25″と26″、28″と29″も同様
に配置されている。
【0033】本実施例では、上述のように補助緯糸を形
成したが、これに限定されるものではなく、特に組を形
成する2本の補助緯糸を同組織にしたり、繰り返し単位
を製紙面側緯糸の2倍にすることは必ずしも必要ではな
い。しかし本実施例のように形成すると、全ての補助緯
糸が同じ力で繰り返し単位ごとに製紙面を走行面側に引
き込むことが可能となり、製紙面をより平滑にすること
ができる利点がある。また、製紙面側組織、走行面側組
織等も勿論、本実施例に限定されるものではない。
【0034】図2は図1のA−A線で切断した断面図で
ある。製紙面側緯糸3′と走行面側緯糸3′が同組織で
あること、走行面側緯糸3′が経糸4本分のロングクリ
ンプを走行面側に形成していること、補助緯糸1″と
2″が交互に製紙面に現れ補助緯糸として機能し、か
つ、製紙面側織物と走行面側織物を交互に連結している
ことが理解される。また、補助緯糸が走行面側経糸の下
側で織り合わされる位置が製紙面側に最も近く位置して
いる走行面側経糸2と7の位置であることが理解でき
る。このような構成にすることにより、走行面の接結部
が走行面より製紙面側になるので補助緯糸が摩耗されに
くくなり耐摩耗性が向上する。勿論これに限定されるも
のではなく、他の経糸の下側で織り合わせることも可能
であるが、耐摩耗性の点から製紙面に近い走行面側経糸
を接結することが好ましい。
【0035】図3は図1に示した実施例の製紙面側の平
面図である。補助緯糸が2本で組を形成し、実質上1本
の補助緯糸のように形成されていることが理解できる。
走行面側織物は説明の都合上省略した。
【0036】図4は他の実施例である。図1に示した実
施例と製紙面側織物、走行面閲織物等は同じであって、
異なるのは、補助緯糸の組織である。図1の実施例は製
紙面側経糸と織り合わせる時、2本の製紙面側経糸の上
を通った後、1本の製紙面側経糸の下を通り次いで1本
の製紙面側経糸の上を通って織り合わされるが、本実施
例では、4本の製紙面側経糸の上を通って織り合わさ
れ、製紙面に補助緯糸の水平面を形成しているところに
特徴がある。このようにすることにより補助緯糸がゆお
り多く製紙面に配置されるため、繊維支持性が良好とな
る効果がある。
【0037】図5の実施例は、4シャフトの製紙面側織
物と走行面側織物と、補助緯糸からなる。前実施例と同
様補助緯糸の繰り返し単位は製紙面側緯糸の2倍となっ
ている。本実施では、補助緯糸を製紙面側織物の2本の
経糸の1本が緯糸間で緯糸の上から下へ向かい、他の経
糸が下から上へ向かって互いに交差する交差部の上に配
置して凹みを埋めている。なお、本実施例では、全ての
製紙面側緯糸間に補助緯糸の組を配置しておらず、緯糸
1本間隔ごとに配置している。これは図5の組織は上記
交差部が緯糸1本間隔ごとに形成されるからである。
【0038】図6の実施例は、補助緯糸の組を各緯糸に
ついて複数組配置した例である。この例は完全組織が大
きいので緯糸25′の所で切断し、下方組織をa図上方
組織をb図として示した。緯糸5′と緯糸10′の間に
補助緯糸6″、7″の組と8″、9″の組が配置され緯
糸10′と15′の間には11″、12″の組と1
3″、14″の組の補助緯糸が配置されている。上方向
から下方向に向かう経糸と下方向から上方向に向かう経
糸の上と、経糸が緯糸により織り込まれて沈んだ部分に
補助緯糸が配置され製紙面を平滑にし、また補助緯糸が
完全組織で1回走行面側経糸を織り込んでいることがわ
かる。本実施例では、異なる組織の補助緯糸の組を配置
したが、同組織の組を配置することもできる。
【0039】図7は従来の2層織物の完全組織を示す意
匠図である。製紙面側織物は平織で形成され、走行面側
織物は製紙面側織物に対して経糸、緯糸とも半分で形成
されている。図8は図7のB−B線で切断した断面図で
ある。接結糸1″によって、製紙面側経糸1の部分のみ
が引き込まれ凹み51が発生することが良く理解でき
る。製紙面側経糸3、5の部分で接結糸1″が製紙面側
で織り合わされないからである。
【0040】
【実施例】次に本発明の実施例である図1に示した製紙
用織物と、図7に示した従来例である製紙用織物との比
較試験をあげて本発明の効果を説明する。織物構成と試
験結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】[注] シート平滑度;中質紙配合の原料パルプをタッピスタン
ダードシートテストマシンで坪料70g/m相当の紙
シートを抄造し、常法に従って平滑シートを作成し、ベ
ックの平滑度計にて織物面に接していた紙の面の平滑度
を測定した。ワイヤーマークは視覚によって判定した。
従来例は接結部が凹所となるので紙が厚くなりこの厚い
部分が斜めの連続した黒い線となって視える。実施例に
はこのようなマークは発生しない。
【0043】
【発明の効果】本発明の製紙面側織物は、前述のように
製紙面側と走行面側とを各々別の経糸、緯糸を用いて構
成した2層の織物を接結して一体化した織物であって、
製紙面側織物の凹みを埋めて製紙面を平滑にする補助緯
糸を接結糸としても機能させたことにより、従来の接結
糸による凹みが発生することなく表面平滑性に優れてい
るので、実際に紙を抄造してもシート平滑性が良く、紙
質が向上するという優れた効果を奏する。また、接結す
る補助緯糸が2本で組を形成しているため、1本で形成
するよりも接結力が増し、織物の両層の織りものの密着
性が良くなり、接結する補助緯糸の内部摩耗が発生しな
い。また、厚さを薄くすることができるため保水性を小
さくすることができる効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の完全組織を示す意匠図であ
る。
【図2】図1のA−A線で切断した断面図である。
【図3】図1の製紙面側の平面図である。
【図4】本発明の他の実施例の完全組織を示す意匠図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例の完全組織を示す意匠図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例の完全組織を示す意匠図で
ある。緯糸25′の所で切断し、下方組織をa図上方組
織をb図として示した。
【図7】従来例の完全組織を示す意匠図である。
【図8】図7のB−B線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 経糸 2 経糸 3 経糸 4 経糸 5 経糸 6 経糸 7 経糸 8 経糸 9 経糸 10 経糸 1′ 緯糸 2′ 緯糸 3′ 緯糸 4′ 緯糸 5′ 緯糸 6′ 緯糸 7′ 緯糸 8′ 緯糸 9′ 緯糸 10′ 緯糸 11′ 緯糸 12′ 緯糸 13′ 緯糸 14′ 緯糸 15′ 緯糸 16′ 緯糸 17′ 緯糸 18′ 緯糸 19′ 緯糸 20′ 緯糸 21′ 緯糸 22′ 緯糸 23′ 緯糸 24′ 緯糸 25′ 緯糸 26′ 緯糸 27′ 緯糸 28′ 緯糸 29′ 緯糸 30′ 緯糸 31′ 緯糸 32′ 緯糸 33′ 緯糸 34′ 緯糸 35′ 緯糸 36′ 緯糸 37′ 緯糸 38′ 緯糸 39′ 緯糸 40′ 緯糸 41′ 緯糸 42′ 緯糸 43′ 緯糸 44′ 緯糸 45′ 緯糸 46′ 緯糸 47′ 緯糸 48′ 緯糸 49′ 緯糸 50′ 緯糸 1″ 補助緯糸 2″ 補助緯糸 3″ 補助緯糸 4″ 補助緯糸 5″ 補助緯糸 6″ 補助緯糸 7″ 補助緯糸 8″ 補助緯糸 9″ 補助緯糸 10″ 補助緯糸 11″ 補助緯糸 12″ 補助緯糸 13″ 補助緯糸 14″ 補助緯糸 15″ 補助緯糸 16″ 補助緯糸 17″ 補助緯糸 18″ 補助緯糸 19″ 補助緯糸 20″ 補助緯糸 21″ 補助緯糸 22″ 補助緯糸 23″ 補助緯糸 24″ 補助緯糸 25″ 補助緯糸 26″ 補助緯糸 27″ 補助緯糸 28″ 補助緯糸 29″ 補助緯糸 30″ 補助緯糸 31″ 補助緯糸 32″ 補助緯糸 33″ 補助緯糸 34″ 補助緯糸 35″ 補助緯糸 36″ 補助緯糸 37″ 補助緯糸 38″ 補助緯糸 39″ 補助緯糸 40″ 補助緯糸 41″ 補助緯糸 42″ 補助緯糸 43″ 補助緯糸 44″ 補助緯糸 45″ 補助緯糸 46″ 補助緯糸 47″ 補助緯糸 48″ 補助緯糸 49″ 補助緯糸 51 凹み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21F 1/10 Fターム(4L055)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)製紙面側経糸と製紙面側緯糸から
    なる製紙面側に経糸の長いクリンプを形成し、製紙面側
    緯糸間に補助緯糸を配置した3シャフト以上の製紙面側
    織物と、走行面側経糸と走行面側緯糸からなる走行面側
    織物とを接続して一体化した製紙用2層織物の、(b)
    補助緯糸が製紙面側経糸と走行面側経糸の両経糸と織り
    合わされ、製紙面側織物と走行面側織物を接結し、
    (c)該補助緯糸が2本で1組として配置され、1組の
    2本の補助緯糸は1本の補助緯糸が製紙面側経糸と織り
    合わされるときは他方の補助緯糸が走行面側に下がって
    走行面側経糸と織り合わされており、1組の2本の補助
    緯糸の製紙面側経糸と織り合わされている部分が交互に
    製紙面側に現れ、製紙面側に実質上1本分の補助緯糸組
    織を形成してなる、製紙面側織物に補助緯糸を配置した
    製紙用2層織物。
  2. 【請求項2】 組を形成する2本の補助緯糸の織り込み
    位置が互いに経糸数本分ずれて配置された同組織の補助
    緯糸である、製紙面側織物に補助緯糸を配置した、請求
    項1に記載された製紙面側織物に補助緯糸を配置した製
    紙用2層織物。
  3. 【請求項3】 補助緯糸の製紙面側経糸との織り合わせ
    部の繰り返し単位が緯糸の繰り返し単位ごとに製紙面に
    形成される、請求項1または2に記載された製紙面側織
    物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  4. 【請求項4】 組を形成する2本の補助緯糸の緯糸方向
    の繰り返し単位における製紙面側経糸の本数が製紙面側
    緯糸の繰り返し単位における製紙面側経糸の本数の2倍
    で、かつ2本の補助緯糸は互いに製紙面側緯糸の繰り返
    し単位における製紙面側経糸の本数分ずらして配置され
    ている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された
    製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  5. 【請求項5】 走行面側経糸が最も製紙面側の近くに位
    置している部分で補助緯糸が走行面側経糸の下側を通っ
    て交差して走行面側経糸と織り合わされる、請求項1な
    いし4のいずれか1項に記載された製紙面側織物に補助
    緯糸を配置した製紙用2層織物。
  6. 【請求項6】 全ての製紙面側緯糸間に補助緯糸の組を
    配置した、請求項1ないし5のいずれか1項に記載され
    た製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  7. 【請求項7】 走行面側織物が走行面側に走行面側緯糸
    の長いクリンプを形成した緯糸摩耗型である、請求項1
    ないし6のいずれか1項に記載された製紙面側織物に補
    助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  8. 【請求項8】 製紙面側経糸と走行面側経糸の経糸本数
    密度と製紙面側緯糸と走行面側緯糸の緯糸本数密度が同
    一である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載され
    た製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  9. 【請求項9】 走行面側織物が製紙面側織物と同組織の
    織物である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載さ
    れた製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
    物。
  10. 【請求項10】 補助緯糸の組が1本の緯糸に対して複
    数組配置されている、請求項1ないし9のいずれか1項
    に記載された製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用
    2層織物。
  11. 【請求項11】 複数組配置された補助緯糸の組が異な
    る組織である、請求項10に記載された製紙面側織物に
    補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  12. 【請求項12】 補助緯糸の線径が製紙面側緯糸の線径
    より細い、請求項1ないし11のいずれか1項に記載さ
    れた製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
    物。
  13. 【請求項13】 補助緯糸がポリアミドモノフィラメン
    トである、請求項1ないし12のいずれか1項に記載さ
    れた製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
    物。
  14. 【請求項14】 製紙面側経糸が製紙面側緯糸間で製紙
    面側緯糸の上から次の製紙面側緯糸の下に向かう位置の
    製紙面側経糸の上と、製紙面側緯糸の下から次の製紙面
    側緯糸の上に向かう位置の製紙面側経糸の上に補助緯糸
    の組を配置してなる、請求項1ないし13のいずれか1
    項に記載された製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙
    用2層織物。
  15. 【請求項15】 隣接する2本の製紙面側経糸が隣接す
    る2本の製紙面側緯糸間で1本の製紙面側経糸が最初の
    製紙面側緯糸の上から次の製紙面側緯糸の下に向かい、
    他の製紙面側経糸が最初の製紙面側緯糸の下から次の製
    紙面側緯糸の上に向かって製紙面側緯糸間で互いに交差
    する交差部で、この2本の製紙面側経糸の上に補助緯糸
    の組を配置してなる、請求項1ないし13のいずれか1
    項に記載された製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙
    用2層織物。
  16. 【請求項16】 製紙面側経糸が製紙面側緯糸間で,隣
    接する2本の製紙面側緯糸の上を通る位置の少なくとも
    2本の製紙面側経糸の上に補助緯糸の組を配置してな
    る、請求項1ないし13のいずれか1項に記載された製
    紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  17. 【請求項17】 2本の隣接していない製紙面側経糸が
    隣接する2本の製紙面側緯糸間で1本の製紙面側経糸が
    初めの製紙面側緯糸の上から次の製紙面側緯糸の下に向
    かう位置の製紙面側経糸の上と、他の製紙面側経糸が初
    めの製紙面側緯糸の下から次の製紙面側緯糸の上に向か
    う位置の製紙面側経糸の上と、該2本の製紙面側経糸の
    間の製紙面側緯糸によって織り込まれて下方に沈んだ製
    紙面側経糸の上に補助緯糸の組を配置してなる、請求項
    1ないし13のいずれか1項に記載された製紙面側織物
    に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
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