JP5281877B2 - 工業用二層織物 - Google Patents

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Description

本発明は、均一なろ水性、脱水性、通気性、搬送物の支持性等を必要とする製紙用や不織布製造用等に好適に用いられる工業用二層織物に関する。
従来から工業用織物としては、経糸、緯糸で製織したものが広く使用されている。例えば製紙用織物や搬送用ベルト、ろ布等があり、用途や使用環境に適した織物特性が要求されている。中でも織物の網目を利用して原料の脱水等を行う製紙工程で使用される抄紙用織物における要求特性は特に厳しい。
かかる織物の要求特性としては、支持される紙に対して織物のワイヤーマークが転写しにくい表面平滑性に優れた織物、また原料に含まれる余分な水分を十分且つ均一に脱水するための脱水性、過酷な環境下でも好適に使用できる程度の剛性、耐摩耗性、そして良好な紙を製造するために必要な条件を長期間持続することが要求されている。その他にも繊維支持性、製紙の歩留まりの向上、寸法安定性、走行安定性等が要求される。さらに近年では抄紙マシンの高速化に伴い、抄紙用織物への要求特性も一段と厳しいものとなっている。
ここで、工業用織物の中でも最も要求が厳しい抄紙用織物について説明すれば、ほとんどの工業用織物の要求とその解決について理解することができる。そこで、抄紙用織物を一例に挙げて以下に説明する。
近年ではマシンの高速化に伴い、特に優れた脱水性、表面平滑性が要求されている。マシンや抄造物によって求められる脱水特性は異なっているが、どんな抄造物であっても均一な脱水性、繊維支持性は必須条件である。また、近年では微細繊維が多く混在する故紙の利用も増えたため、繊維支持性が重要視されると共に、微細繊維によるシート形成では脱水性が低下するため脱水性に優れた織物も要求されていた。
一般的に製紙用織物では、織物の網目を利用して遠心、プレス脱水等が行われているが、十分な脱水性を得るために網の裏面から吸引脱水もされており、繊維支持性、脱水性といった要求特性が操業性やランニングコストに大きな影響を与えている。
製紙用原料はヘッドボックスから走行しているワイヤー上に供給されるため、縦に配向している繊維が多い。それ故、繊維支持性を向上させるには表面を微細にし、且つ緯糸ロングクリンプ構造の織物にするとよい。これは縦配向の繊維を経糸ロングクリンプ構造の織物で受ければ経糸の間から繊維が抜け落ちてしまう傾向に鑑みたものである。
また、繊維支持性と脱水性の両方の要求特性を満たすための織物が特許文献1に示されている。
この織物は緯糸間に小径の付加緯糸を配置したもので、特許文献1中における図8には、斜め横方向に伸びる付加緯糸を配置した織物表面の平面図が示されている。この織物は緯糸間に小径の付加緯糸が存在しているため、表面平滑性、繊維支持性、脱水性に優れた織物といえる。しかし、網目空間が確保されている部分もあるが、緯糸と付加緯糸が寄り集まっている部分もある。かかる糸が集まっている部分では十分な脱水が得られず、紙の厚薄斑が生じてしまうことがあった。
米国特許5,641,001号公報
本発明は、部分的な脱水不足の解消をしつつ十分かつ均一な脱水性を得ると共に、繊維支持性、表面平滑性に優れた工業用二層織物を提供することを目的とする。
本発明の工業用多層織物の最大の特徴は、隣接する緯糸同士が離れる離間部と、寄り合う寄集部を横方向に交互に有する織物であり、糸同士が集まる寄集部であっても経糸、緯糸の高低差があるため斜め方向の立体空間(脱水空間)が形成される構造の織物であり、それにより緯糸の打ち込み本数を増やすことができるため、表面性、繊維支持性も向上する。
すなわち、本発明者は上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
(1)上面側緯糸と織り合わせる上面側経糸、下面側緯糸と織り合わせる下面側経糸、上層と下層を織り合わせる接結糸から構成された二層織物において、連続配置する第1上面側緯糸、第2上面側緯糸、第3上面側緯糸、第4上面側緯糸が存在し、連続配置する3本の経糸がそれぞれ第2上面側緯糸の上、第3上面側緯糸の上、第2上面側緯糸の上の順に緯糸1本分のナックルを形成する組織とすることにより、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸とが離れる離間部を形成し、当該離間部の両側では、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の両方が2本以上の上面側経糸又は経糸接結糸の上を通るフロート部を形成し、当該フロート部間に、1本の経糸が第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の上を続けて通り、その片側又は両側隣の1本又は2本の経糸は第2上面側緯糸又は第3上面側緯糸のどちらか一方の上を通る組織とすることにより、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸が寄り集まる寄集部を形成し、前記離間部における第2上面側緯糸と第3上面側緯糸を縦方向から挟持する位置に、第1上面側緯糸及び第4上面側緯糸を複数本の上面側経糸又は経糸接結糸の上を通るように配置したクリンプ部を形成したことを特徴とする工業用二層織物である。
(2)前記接結糸が、1本若しくは2本組になった経糸接結糸又は1本若しくは2本組になった緯糸接結糸によって織り合わされてなることを特徴とする上記(1)に記載の工業用二層織物である。
(3)前記離間部を形成する連続配置する3本の経糸が、上面側経糸のみ、経糸接結糸のみ、又は上面側経糸及び経糸接結糸との組み合わせ、のいずれか一であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の工業用二層織物である。
(4)前記上面側緯糸が、第1上面側緯糸、第2上面側緯糸、第3上面側緯糸、第4上面側緯糸の連続配置のみの繰り返しからなることを特徴とする、上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載された工業用二層織物である。
(5)前記第4上面側緯糸と経方向に配置された次の第1上面側緯糸の間に1本の第5上面側緯糸又は複数本の上面側緯糸を配置してなることを特徴とする、上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載された工業用二層織物である。
本発明に係る織物は、構成糸として上面側緯糸と織り合わせる上面側経糸、下面側緯糸と織り合わせる下面側経糸、上層と下層を織り合わせる接結糸が存在する二層織物であり、1本または2本組になった経糸接結糸、または緯糸接結糸によって織り合わされている。
2本の隣接する緯糸間には、それらが離れる離間部と、寄り合う寄集部とが存在する。そして、この2本の緯糸は、離間部、フロート部、寄集部、フロート部、そして離間部という順で構成され、離間部と寄集部が存在するのである。
本発明に係る織物を構成する上面側緯糸は、連続配置する少なくとも第1上面側緯糸、第2上面側緯糸、第3上面側緯糸、第4上面側緯糸が存在し、第1,2,3,4,1,2,3,4上面側緯糸のように繰り返される。
離間部の構造は、連続配置する3本の経糸がそれぞれ第2上面側緯糸の上、第3上面側緯糸の上、第2上面側緯糸の上に順列配置された緯糸1本分のナックルを形成する組織である。離間部では2本の緯糸が縦方向に離れ広がるため、その上下に広がるための空間が必要である。それ故、第1上面側緯糸と第4上面側緯糸は、離間部と隣接するところでは動きやすいように、複数本の経糸の上を通るクリンプを形成する組織にする必要がある。このクリンプ部は織り合わせ箇所がなく移動しやすいため、離間部を形成するために第2、第3上面側緯糸が広がるのを妨げない。仮に、第1、第4上面側緯糸が平織組織のように織り合わせ部を有する組織であったら、経糸緯糸が強固に織り合わされているため移動しにくくなり、第2、第3上面側緯糸の縦方向への広がりを抑止することになる。
第2上面側緯糸は、離間部において1本の経糸の下、上、下の順に通る組織であり、緯糸のクリンプの上に1本の経糸が存在するものの、1本の緯糸により2本の経糸を織り合わせようとしているためそれらは寄り合おうとし、その結果、離間部を構成する3本の経糸は密着し合う傾向にある。
そして離間部の両側では、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸が揃って2本以上の経糸の上を通るクリンプを形成するフロート部が形成されている。次いでフロート部の隣に、1本の経糸が第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の上を続けて通り、その片側隣又は両側隣の1本又は2本の経糸は第2上面側緯糸または第3上面側緯糸のどちらか一方の上を通る組織とした。それにより第2上面側緯糸と第3上面側緯糸が寄り集まる寄集部が形成される。
フロート部は離間部で広がった緯糸が寄集部で集まりやすく(糸が移動しやすく)するために必要である。
このようにして本発明に係る織物は、隣接する2本の上面側緯糸が離れる部分と寄り集まる部分が交互に存在するような構造となっている。
次に離間部を構成する3本の経糸の構造を、図1に則して説明する。離間部において、1本目の経糸と2本目の経糸のナックルがそれぞれ斜めの関係で配置されており、2本目と3本目も斜めの関係で配置されている。それ故、ナックル同士が反発することによって、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸は離れようとする。
図1に示すように、経糸5,6,7は緯糸2,3,2の上に左から順にナックルを形成している。まず、経糸5,6,7が寄り合って一塊になる作用について説明する。1本の緯糸3が経糸5と経糸7を織り合わせるため、間に経糸6が存在するものの、それらは一塊になろうと寄り合う。それにより、3本の経糸は寄り合った構造となる。
次いで、緯糸2,3が離れようとする作用について説明する。緯糸2,3と経糸5,6の4本の糸の交差部に着目する。
経糸5は緯糸2の上を通る交絡部で押し上げられて山になり、その両側の緯糸1,3の下を通る交絡部では谷になる。また、経糸6は緯糸3の上を通る交絡部で押し上げられて山になり、その両側の緯糸2,4の下を通る交絡部では谷になる。このように、隣接する2本の経糸と2本の緯糸からなる4つの交点で経糸、緯糸の配置を上下逆の構造とすることで、谷にある経糸は山から離れる方向(図1の矢印方向)に移動しようとするため、緯糸2の上の経糸5のナックルは図の下方向に,緯糸3の上の経糸6のナックルは図の上方向に、共に離れる方向に動くことになり、それに伴い織り合わされている緯糸2,3もそれぞれ広がっていくことになる。
同様に緯糸2,3と経糸6,7の4本の糸の交差部に着目する。
経糸6は緯糸3の上を通る交絡部で押し上げられて山になり、その両側の緯糸2,4の
下を通る交絡部では谷になる。また、経糸7は緯糸2の上を通る交絡部で押し上げられて山になり、その両側の緯糸1,3の下を通る交絡部では谷になる。このように、隣接する2本の経糸と2本の緯糸からなる4つの交点で経糸、緯糸の配置を上下逆の構造とすることで、谷にある経糸は山から離れる方向(図1の矢印方向)に移動しようとするため、緯糸2の上の経糸7のナックルは図の下方向に,緯糸3の上の経糸6のナックルは図の上方向に、共に離れる方向に動くことになり、それに伴い織り合わされている緯糸2,3もそれぞれ広がっていくことになる。
このように、緯糸2と緯糸3は経糸5,6、そして6,7の2箇所で互いに緯糸2,3を離そうとする力が働くため離間部が形成される。さらに、この離れようとする側にはロングクリンプを形成する緯糸1,4が存在する。経糸と緯糸の織り合わせ部はそれらが互いに絡み合っているため糸の移動がおきにくいが、ロングクリンプ構造であれば経糸と緯糸が単に重なっているだけなのでそれは比較的動きやすい。緯糸2,3が広がろうとする側にその動きやすい緯糸が存在すれば緯糸2,3の動きに連動して緯糸1,4も移動するため、2本の緯糸が離れる離間部を形成する。
ここでいうロングクリンプは、離間部を形成している経糸の上には緯糸とのナックルを形成してはならないため、緯糸1,4は少なくとも離間部を構成する経糸5,6,7の上を通ったクリンプを形成する組織とする必要がある。
次に本発明に係る織物における離間部を構成するための連続配置する経糸について説明する。連続配置する経糸には、1つの経糸の組と1つの経糸接結糸の組からなる1本の上面側経糸と2本の経糸接結糸からなるもの、2つの経糸の組と1つの経糸接結糸の組からなる2本の上面側経糸と1本の経糸接結糸からなるもの、3つの経糸の組からなる3本の上面側経糸が隣接したもの等がある。3本の経糸といっても経糸接結糸を構成糸とする場合、意匠図上では2列分(経糸の組を2組)の場合や、3列分(経糸の組を3組)の場合がある。
3組から成る3本の経糸の場合、離間部が横広がりになり、その影響でフロート部が短くなってしまう場合には、緯糸が広がったり、閉じたりする動きが小さくなり、本発明で目的とする均一で良好な脱水性を得ることができなくなることもある。その分、フロート部を長くすれば問題は解決する。
最も好ましい例としては、図6の1段目、2段目に示すように経糸の組と経糸接結糸の組からなる2組3本の経糸、または2組の経糸接結糸の組からなる3本の経糸によって構成するのが好ましい。なお、図6中、太枠は2本目の経糸ナックル(中央のナックル)が存在する部位を示している。
更に、2本の緯糸が離間部と寄集部を連続して形成するためには、その間の構造を織り合わせのないフロート部とする必要がある。フロート部は2本以上の経糸の上を通る組織とする。ここでいう2本とは経糸の組が2組という意味である。
前記と同様にフロート部は移動しやすい構造であるため、離間部の広がった位置から寄集部の集まった位置に移動しやすいように、その間に織り合わせ部を形成すべきでない。このフロート部を形成することも離間部と寄集部の両方を形成するための他の条件となる。
寄集部では、1本の経糸が第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の両方の上を通る部分を有するため、それらは一塊になり寄り集まる。さらに、その隣の経糸は第2上面側緯糸または第3上面側緯糸のどちらか一方の上を通る組織である。経糸が1本の緯糸の上を通ったところでは、緯糸はより層内に引き込まれて経糸のナックルは低くなる。
寄集部は離間部に比べ糸が集まっているためその部分の脱水性、通気性が悪くなるのは否めない。しかし、本発明のように寄集部を構成する糸の高さが異なれば表面上の網目が閉塞していても、斜めのろ水空間が形成されるため脱水性を阻害することはない。
寄集部は、1本の経糸が第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の上を続けて通り、その片側隣または両側隣の1本または2本の経糸が第2上面側緯糸または第3上面側緯糸のどちらか一方の上を通る組織とすればよい。特に、1本の経糸が第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の両方の上を通り、その隣の経糸が第2上面側緯糸または第3上面側緯糸のどちらか一方の上を通る組織とするのが好ましい。寄集部における配置順序は自由に選択できる。また、寄集部を形成する経糸は上面側経糸であっても、経糸接結糸であっても構わない。
それらの例を図5に示した。図6と同様に×は上面側経糸(u)が上面側緯糸の上側に位置してナックルを形成していることを示し、◆は経糸接結糸(B)が上面側緯糸の上側に位置してナックルを形成していることを示す。このように寄集部を3本の経糸によって構成した組織であっても構わなく、1本の経糸は2本の緯糸の上を通り、もう1または2本の経糸は第2上面側緯糸と第3上面側緯糸のどちらか一方の上側にナックルが多く形成された組織であれば特に限定されない。また、この経糸としては上面側経糸(u)であっても、経糸接結糸(B)であっても構わない。
本発明に係る織物の上層を形成する経糸は上面側経糸であり、経糸接結三重織の場合は上面側経糸の他に経糸接結糸も構成糸となる。
上層と下層は1本または2本組になった経糸接結糸、または緯糸接結糸によって織り合わされているが、上面側経糸と下面側経糸が上下に重なっている部分では上下経糸の組を形成しており、経糸接結糸が存在する場合には、2本の経糸接結糸、上面側経糸と経糸接結糸、下面側経糸と経糸接結糸のいずれかの経糸接結糸の組を形成している。また、組を形成せず単独で経糸接結糸を配置した構造も含む。
本発明に係る織物において、第1上面側緯糸、第2上面側緯糸、第3上面側緯糸、第4上面側緯糸が連続配置しているが、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸は実質的に離間部と寄集部を構成するための糸であり、第1上面側緯糸と第4上面側緯糸は離間部を形成するために作用する糸である。少なくともこれらの緯糸が存在していれば離間部と寄集部を形成することができるが、その他に第4上面側緯糸と次の第1上面側緯糸の間に1本の第5上面側緯糸、または複数本の上面側緯糸を配置しても構わない。例えば、第4上面側緯糸と同じ組織あるいは異なる組織の緯糸を第4上面側緯糸の隣りに第5上面側緯糸として配置し、第1,2,3,4,5,1,2,3,4,5上面側緯糸と繰り返した組織としてもよい。
下面側組織については特に限定はないが、摩耗対策用としては下面側緯糸をロングクリンプ構造にするとよい。例えば、下面側緯糸が2本の経糸の上を通り、6本の経糸の下を通ってロングクリンプを形成する組織、その他には2本の経糸が引き揃って平織を形成する畝織組織等でも構わない。
本発明に係る織物に使用される糸は用途によって選択すればよいが、例えば、モノフィラメントの他、マルチフィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や嵩高加工等を施した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレッチヤーンと称される加工糸、あるいはこれらを撚り合わせる等して組み合わせた糸が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状や星型等の短形状の糸や楕円形状、中空等の糸が使用できる。また、糸の材質としても、自由に選択でき、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンナフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、綿、ウール、金属等が使用できる。もちろん、共重合体やブレンド品、さらにこれらの材質に目的に応じてさまざまな物質を含有させた糸を使用しても良い。
抄紙用ワイヤーとしては種々の材料を用いることができるが、一般的には上面側経糸、
下面側経糸、経糸接結糸、上面側緯糸には剛性があり、寸法安定性に優れるポリエステルモノフィラメントを用いるのが好ましい。また、耐摩耗性が要求される下面側緯糸にはポリエステルモノフィラメントとポリアミドモノフィラメントを交互に配置する等、交織することにより剛性を確保しつつ耐摩耗性を向上することができ好ましい。緯糸接結糸としてはポリアミドを使用すれば内部摩耗対策となる。
構成糸の線径としては、上面側緯糸は下面側緯糸より小径である方が表面平滑性、繊維支持性等の問題から好ましく、経糸の線径については適宜選択でき、全ての経糸を同線径としても、下面側経糸をその他の経糸より大径としてもよく、適宜選択できる。
本発明は、隣接する緯糸同士が離れる離間部と、寄り合う寄集部を横方向に交互に有する織物であっても、斜め方向の脱水空間を有する構造としたため、網目の閉塞を発生させることなく、織物全体として均一な脱水性、繊維支持性及び表面平滑性を得ることができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
図1は上記で説明した通り、第1,2,3,4上面側緯糸である緯糸1,2,3,4と、経糸5,6,7が織り合わされて形成された離間部の平面図である。そして、図2は本発明の実施例の意匠図を縦に2つ繋げたものである。図3は図2の意匠図を元に製織した織物の上面側の平面写真である。図4は図2の意匠図に示す経糸1−8の断面図である。図5は、本発明に係る織物における寄集部の例示を示す意匠図で、図6は、本発明に係る織物における離間部の例示を示す意匠図である。
ここで意匠図とは、織物組織の最小の繰り返し単位(完全組織ともいう)であって、この完全組織が上下左右に繋織されて織物全体の組織が形成される。意匠図において、経糸はアラビア数字、例えば1,2,3・・・で示した。また上下緯糸を織り合わせる経糸接結糸はBを付した数字、上面側経糸はuを付した数字、下面側経糸はdを付した数字で表した。意匠図中、同番号の経糸はそれぞれ組を形成していることを表し、図2においては上面側経糸uと経糸接結糸B,bとで経糸接結糸の組を形成しており、上面側経糸uと下面側経糸dとで上下経糸の組を形成している。
緯糸はダッシュを付したアラビア数字、例えば1’,2’,3’・・・で示した。緯糸の配置比率によって上面側緯糸と下面側緯糸が上下に配置されている場合と上面側緯糸のみの場合があり、上面側緯糸はuを付した数字、下面側緯糸はdを付した数字で示し、例えば1’u,2’d等と示した。
意匠図中、×は上面側経糸(u)が上面側緯糸の上側に位置してナックルを形成していることを示し、□は下面側経糸(d)が下面側緯糸の下側に位置してナックルを形成していることを示す。◆は経糸接結糸(B)が上面側緯糸の上側に位置してナックルを形成し
ていることを示し、◇はその経糸接結糸(B)が下面側緯糸の下側に位置してナックルを
形成していることを示す。▲は経糸接結糸(b)が上面側緯糸の上側に位置してナックルを形成していることを示す。
意匠図では糸が上下に正確に重なって配置されることになっているが、これは図面の都合上であって実際の織物ではずれて配置されていることがある。
図3と図4には離間部と寄集部をわかりやすくマークしてあり、離間部をI、フロート部をII、寄集部をIII、クリンプ部をIVで示した。
(実施形態1)
図2は本発明に係る実施形態1の織物の意匠図である。上面側経糸(u)と経糸接結糸(B)からなる経糸接結糸の組(2,4,6,8)と、上面側経糸(u)と下面側経糸(
d)からなる経糸の組(1,3,5,7)が交互に配置した16シャフトの織物である。上面側緯糸と下面側緯糸の配置比率は2:1である。
図2は意匠図を縦に2つ繋げており、上方は離間部と寄集部を形成する実際の緯糸の挙動を点線で示してある。図3の上面側表面の写真には第1,2,3,4上面側緯糸を示しており、離間部I、フロート部II、寄集部III、クリンプ部IVをそれぞれ点線で示してあ
る。
本実施形態において、離間部を構成する連続配置された経糸とは、図2の意匠図の緯糸2’u,3’uの場合では、経糸の組1と経糸接結糸の組2からなる、上面側経糸1u,上面側経糸2u,経糸接結糸2Bであり、第1,2,3,4上面側緯糸は、1’u,2’u,3’u,4’uと、5’u,6’u,7’u,8’uで示してある。
緯糸2’u,3’uにおいては、離間部(図3のI)は連続配置する上面側経糸1u,上面側経糸2u,経糸接結糸2Bの3本が、それぞれ第2上面側緯糸2’uの上、第3上面側緯糸3’uの上、第2上面側緯糸2’uの上の順にそれぞれ緯糸1本分のナックルを形成する組織とした。そして、第2上面側緯糸2’uと第3上面側緯糸3’uを挟むように両側に配置している第1上面側緯糸1’u、第4上面側緯糸4’uは離間部の横では、離間部を構成する経糸とは織り合わせることなく、複数本の経糸の上を通ってクリンプ部(図3のIV)を形成している。
離間部では、第2、第3上面側緯糸2’u,3’uが離れ広がるため、その両側に広がるための空間が必要で、それ故、第1上面側緯糸と第4上面側緯糸は、離間部と隣接するところでは動いて空間を作りやすいように、複数本の経糸の上を通るクリンプを形成する組織にしている。このクリンプ部は織り合わせ箇所がないため移動しやすく、離間部を形成するために第2、第3上面側緯糸が広がるのを妨げない。
そして、離間部の両側では、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸が揃って経糸3,4の上を通るフロート部を形成している(図3のII)。クリンプ部同様、フロート部は織り合わせがなく移動しやすい構造であるため、離間部の広がった位置から寄集部の集まった位置に移動しやすい。
フロート部とフロート部の間に寄集部(図3のIII)が構成されている。上面側緯糸2
’u,3’uにおいては、上面側経糸5uが上面側緯糸2’u,3’uの上を続けて通り、その隣の上面側経糸6uは上面側緯糸3’uのみの上を通る組織である。
上面側経糸5uが上面側緯糸2’u,3’uの両方の上を通るため、それらは寄せ集められ一塊になる。そして、その隣の上面側経糸6uが上面側緯糸3’uの上を通る部分では、上面側緯糸緯糸3’uだけがより層内に引き込まれ上面側経糸5uのナックルよりも沈む。
寄集部のように糸が集まっている部分では離間部のように大きな目開きがある部分に比べ脱水性、通気性が悪くなるのは否めないが、本発明のように寄集部を構成しているナックルの高さが異なれば、斜めのろ水経路が形成されるため脱水性を阻害することはない。
下面側組織は下面側緯糸が1本の経糸の上、4本の経糸の下、1本の経糸の上、2本の経糸の下を通る組織である。本実施形態においては、経糸接結糸も下面側では下面側経糸と同じように機能し、組織を形成している。
第1,2,3,4上面側緯糸と経糸5,6,7が織り合わされた寄集部の説明図である。 本発明に係る実施形態1の完全組織を示す意匠図である。 図2の上面側表面の写真である。 本発明に係る織物における経糸に則した断面図である。 本発明に係る織物における寄集部の例示を示す意匠図である。 本発明に係る織物における離間部の例示を示す意匠図である。
符号の説明
1u,2u・・・ 上面側経糸
2d,4d・・・ 下面側経糸
1B,3B・・・ 経糸接結糸
1’u,2’u・・・ 上面側緯糸
1’d,3’d・・・ 下面側緯糸

Claims (5)

  1. 上面側緯糸と織り合わせる上面側経糸、下面側緯糸と織り合わせる下面側経糸、上層と下層を織り合わせる接結糸から構成された二層織物において、
    連続配置する第1上面側緯糸、第2上面側緯糸、第3上面側緯糸、第4上面側緯糸が存在し、連続配置する3本の経糸がそれぞれ第2上面側緯糸の上、第3上面側緯糸の上、第2上面側緯糸の上の順に緯糸1本分のナックルを形成する組織とすることにより、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸とが離れる離間部を形成し、
    当該離間部の両側では、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の両方が2本以上の上面側経糸又は経糸接結糸の上を通るフロート部を形成し、
    当該フロート部間に、1本の経糸が第2上面側緯糸と第3上面側緯糸の上を続けて通り、その片側又は両側隣の1本又は2本の経糸は第2上面側緯糸又は第3上面側緯糸のどちらか一方の上を通る組織とすることにより、第2上面側緯糸と第3上面側緯糸が寄り集まる寄集部を形成し、
    前記離間部における第2上面側緯糸と第3上面側緯糸を縦方向から挟持する位置に、第1上面側緯糸及び第4上面側緯糸を複数本の上面側経糸又は経糸接結糸の上を通るように配置したクリンプ部を形成したことを特徴とする、工業用二層織物。
  2. 前記接結糸が、1本若しくは2本組になった経糸接結糸又は1本若しくは2本組になった緯糸接結糸によって織り合わされてなることを特徴とする、請求項1に記載の工業用二層織物。
  3. 前記離間部を形成する連続配置する3本の経糸が、上面側経糸のみ、経糸接結糸のみ、又は上面側経糸及び経糸接結糸との組み合わせ、のいずれか一であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の工業用二層織物。
  4. 前記上面側緯糸が、第1上面側緯糸、第2上面側緯糸、第3上面側緯糸、第4上面側緯糸の連続配置のみの繰り返しからなることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一に記載された工業用二層織物。
  5. 前記第4上面側緯糸と経方向に配置された次の第1上面側緯糸の間に1本の第5上面側緯糸又は複数本の上面側緯糸を配置してなることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一に記載された工業用二層織物。
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