JP4039315B2 - 電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4039315B2
JP4039315B2 JP2003157391A JP2003157391A JP4039315B2 JP 4039315 B2 JP4039315 B2 JP 4039315B2 JP 2003157391 A JP2003157391 A JP 2003157391A JP 2003157391 A JP2003157391 A JP 2003157391A JP 4039315 B2 JP4039315 B2 JP 4039315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
electro
circuit
optical device
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003157391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004062162A (ja
JP2004062162A5 (ja
Inventor
利幸 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003157391A priority Critical patent/JP4039315B2/ja
Publication of JP2004062162A publication Critical patent/JP2004062162A/ja
Publication of JP2004062162A5 publication Critical patent/JP2004062162A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4039315B2 publication Critical patent/JP4039315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/22Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters using controlled light sources
    • G09G3/30Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters using controlled light sources using electroluminescent panels
    • G09G3/32Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters using controlled light sources using electroluminescent panels semiconductive, e.g. using light-emitting diodes [LED]
    • G09G3/3208Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters using controlled light sources using electroluminescent panels semiconductive, e.g. using light-emitting diodes [LED] organic, e.g. using organic light-emitting diodes [OLED]
    • G09G3/3275Details of drivers for data electrodes
    • G09G3/3283Details of drivers for data electrodes in which the data driver supplies a variable data current for setting the current through, or the voltage across, the light-emitting elements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子回路、電子装置及び電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、有機EL素子を用いた電気光学装置が注目されている。有機EL素子は自発光素子であって、バックライトが不要なため、低消費電力、高視野角、高コントラスト比の表示装置を実現することができるものと期待されている。
【0003】
有機EL素子の輝度階調に応じたデータ信号を各画素回路に供給するデータ線駆動回路を備えている。データ線駆動回路は、画像データを出力するコントローラと接続されている。データ線駆動回路は、データ線を介して各画素回路と接続された複数の単一ラインドライバを備えている。各単一ラインドライバは、コントローラから出力される画像データに基づいてデータ信号を生成し、その生成されたデータ信号を画素回路に供給する。画素回路は、前記データ信号に基づいて有機EL素子の輝度階調を制御する駆動電流を前記有機EL素子に供給するようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
有機EL素子、液晶素子、電気泳動素子、あるいは電子放出素子等の電気光学素子を備えた電気光学装置においては、その大型化・高精細化が進むにつれて寄生容量などによる動作遅延が問題となる。特に、データ信号をデータ電流として供給する方式を採用した電気光学装置の場合は、この問題が顕著となる。つまり、データ線の配線容量によっては、各画素回路に供給されるデータ電流が、所定の書き込み期間内に精度良く供給されない場合がある。その結果、画素回路におけるデータ電流の書き込み動作が遅延してしまい、電気光学素子の正確な階調が得られない。
【0005】
【特許文献1】
国際公開第WO98/36407号パンフレット
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の一つの目的は、上記問題点を解消するのに適した電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の電子回路は、第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの第1のゲートに接続された第1の容量素子と、前記第1の容量素子と前記第1のゲートとの電気的な接続を制御する第2のトランジスタと、前記第1のゲートに接続された第2の容量素子と、前記第2の容量素子と前記第1のゲートとの電気的な接続を制御する第3のトランジスタと、前記第1の容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が設定される第4のトランジスタと、前記第2の容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が設定される第5のトランジスタとを備えたことを特徴とする。
上記の電子回路において、前記第2のトランジスタがオフ状態となる期間の少なくとも一部において、前記第3のトランジスタはオン状態となることが好ましい。
上記の電子回路において、入力信号として前記第1のトランジスタのソースとドレインの間を流れる電流信号が供給されることが好ましい。
上記の電子回路において、前記第4のトランジスタと前記第5のトランジスタとはともに前記第1のトランジスタとカレントミラー回路を構成することが好ましい。
上記の電子回路において、さらに前記第4のトランジスタの導通状態に応じた電流レベルを有する電流が流れる第6のトランジスタと、前記第5のトランジスタの導通状態に応じた電流レベルを有する電流が流れる第7のトランジスタとを含んでもよい。
上記の電子回路において、前記第2のトランジスタがオフ状態となっている期間の少なくとも一部において前記第6のトランジスタはオン状態となり、前記第3のトランジスタがオフ状態となっている期間の少なくとも一部において、前記第7のトランジスタはオン状態となっていることが好ましい。
上記の電子回路において、さらに前記第2のトランジスタと同一の信号によって制御される第8のトランジスタと、前記第3のトランジスタと同一の信号によって制御される第9のトランジスタとを含むことが好ましい。
本発明の第1の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線の交差部に対応して設けられ、各々が電気光学素子を含む複数の画素回路と、前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路と、前記複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路と、を含み、前記データ線駆動回路は、前記複数のデータ線の1つのデータ線に対して設けられた電子回路を含み、前記電子回路は、第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの第1のゲートに接続された第1の容量素子と、前記第1の容量素子と前記第1のゲートとの電気的な接続を制御する第2のトランジスタと、前記第1のゲートに接続された第2の容量素子と、前記第2の容量素子と前記第1のゲートとの電気的な接続を制御する第3のトランジスタと、前記第1の容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が設定される第4のトランジスタと、前記第2の容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が設定される第5のトランジスタと、を備えていることを特徴とする。
上記の電気光学装置において、前記電子回路は、前記1つのデータ線と前記第4のトランジスタとの電気的接続を制御する第6のトランジスタと、前記1つのデータ線と前記第5のトランジスタとの電気的接続を制御する第7のトランジスタと、を備えていることが好ましい。
上記の電気光学装置において、前記データ線駆動回路は前記複数のデータ線に電流信号を出力することが好ましい。
上記の電気光学装置において、前記複数の画素回路の各々は、前記電流信号によって導通状態が設定される駆動トランジスタと、前記導通状態に応じた電流レベルを有する駆動電流が供給される電気光学素子とを含むことが好ましい。
上記の電気光学装置において、前記電流信号はアナログ電流として供給されるようにしてもよい。
本発明の第1の電子回路は、第1の回路部と第2の回路部とを含み、第1の信号線から供給される入力信号に相対した出力信号を第2の信号線に出力するようにした電子回路であって、前記第1の回路部及び前記第2の回路部は、前記入力信号に応じた電荷量を保持する容量素子と、前記容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が決定される第1トランジスタと、前記容量素子と前記第1の信号線との接続を制御する第2トランジスタと、前記第1トランジスタと前記第2の信号線との接続を制御する第3トランジスタとを備えた。
これによれば、入力信号に相対した出力信号を出力するバッファ回路を構成することができる。
【0008】
上記の電子回路において、前記出力信号は電流信号であってもよい。
上記の電子回路において、前記入力信号は電流信号であってもよい。
【0009】
上記の電子回路において、前記第1の回路部の前記第2のトランジスタを介して前記第1の信号線と前記第1の回路部の容量素子とが電気的に接続されている時は、前記第2の回路部の前記容量素子と前記第1の信号線とは電気的に接続されていないようにすることが好ましい。
これによれば、入力信号をバッファ回路を構成する第1の回路と、第2の回路部とに交互に入力させることで、前記入力信号を確実に第1の回路と第2の回路とに入力させることができる。また、前記第1の回路部及び前記第2の回路部のうちいずれか一方が、前記入力信号を受け入れている期間を、前記第1の回路部及び前記第2の回路部のうち他方が前記第2の信号線に出力を行う期間として利用することができる。
【0010】
上記の電子回路において、前記第1の回路部の前記第1のトランジスタと前記第2の信号線とが前記第1の回路部の前記第3のトランジスタを介して電気的に接続されている時は、前記第2の回路部の前記第1のトランジスタと前記第2の信号線とは電気的に接続されていないようにすることが好ましい。
これによれば、前記第1の回路と、第2の回路とから出力信号を交互に出力させることで入力信号に相対した出力信号を確実に出力させることができる。また、前記第1の回路部及び前記第2の回路部のうちいずれか一方が、前記第2の信号線に対して出力を行っている期間を、他方の回路部は、前記入力信号を受け入れる時間として利用できるため、時間を有効に利用することができる。
【0011】
上記の電子回路において、前記両回路部の前記第1のトランジスタのうち少なくとも一つに対してカレントミラー回路を構成する第4のトランジスタを設けることが好ましい。
これによれば、簡易な回路でバッファ回路を構成することができる。従って、バッファ回路の小型化を図ることができる。
【0012】
上記の電子回路において、前記第1の回路部及び前記第2の回路部の前記第1のトランジスタのそれぞれに対してカレントミラー回路を構成する第4のトランジスタを設けてもよい。
これによれば、簡易な回路でバッファ回路を構成することができる。従って、バッファ回路の小型化を図ることができる。
【0013】
本発明の電子装置は、上記のいずれかに記載の電子回路と電子素子とを備えた。
これによれば、簡易な回路で構成されたバッファ回路と、そのバッファ回路から出力される出力信号に基づいて駆動する電子素子とを備えた電子装置を提供することができる。
上記の電子装置において、前記第2の信号線に接続された複数の単位回路を含み、前記複数の単位回路の少なくとも1つは、前記出力信号に基づいて前記電子素子を駆動するようにしてもよい。
【0014】
これによれば、バッファ回路から出力される出力信号に基づいて、電子素子を駆動させることができる。
【0015】
上記の電子装置において、前記複数の単位回路の各々に対して、少なくとも1つの電子素子が設けられ、前記各々が前記少なくとも1つの電子素子を駆動するようにしてもよい。
上記の電子装置において、前記電子素子は、例えば、電流駆動素子であってもよい。
上記の電子装置において、前記電子素子は電気光学素子であってもよい。
【0016】
前記電流駆動素子あるいは前記電気光学素子としては、例えば、EL素子が挙げられる。前記EL(エレクトロルミネッセンス)素子としては、例えば、その発光層が有機材料で構成されているもの、すなわち、有機EL素子が挙げられる。
【0017】
本発明の第3の電子回路は、複数の走査線と複数のデータ線との交差部に対応して画素回路が設けられた電気光学装置を駆動するために、前記複数のデータ線の各々に対して設けられた電子回路であって、前記電子回路は、第1の回路部と、第2の回路部と、を含み、前記第1の回路部及び前記第2の回路部の各々は、入力信号に応じた電荷量を保持する容量素子と、前記容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が設定される第1トランジスタと、前記容量素子と前記入力信号を伝送する入力信号線との接続を制御する第2トランジスタと、前記第1トランジスタと前記複数のデータ線の対応するデータ線との接続を制御する第3トランジスタと、を備えたことを特徴とする。
【0018】
上記の電子回路において、前記第1の回路部の前記第2トランジスタを介して前記入力信号線と前記第1の回路部の前記容量素子とが接続されている時は、前記第2の回路部の前記容量素子と前記入力信号線とは接続されていないことが好ましい。
前記第1の回路部及び前記第2の回路部のうちいずれか一方が、前記入力信号を受け入れている期間を、前記第1の回路部及び前記第2の回路部のうち他方が前記対応するデータ線に出力を行う期間として利用することができる。
【0019】
上記の電子回路において、前記第1の回路部の前記第1トランジスタと前記対応するデータ線が前記第1の回路部の前記第3トランジスタを介して接続されている時は、前記第2の回路部の前記第1トランジスタと前記対応するデータ線は接続されていないことが好ましい。
前記第1の回路部及び前記第2の回路部のうちいずれか一方が、前記対応するデータ線に対して出力を行っている期間を、他方の回路部は、前記入力信号を受け入れる時間として利用できるため、時間を有効に利用することができる。
【0020】
本発明の第2の電気光学装置は、上記の電子回路を、前記複数のデータ線を駆動する駆動回路として備えている。
本発明の第1の電子機器は、上記の電子回路が実装されてなる。
本発明の第2の電子機器は、上記の電子装置あるいは、上記の電気光学装置が実装されてなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜4に従って説明する。図1は、電気光学装置としてのアクティブマトリクス方式の有機ELディスプレイの回路構成を示すブロック回路図である。図2は、表示パネル部及びデータ線駆動回路の内部回路構成を示すブロック回路図である。図4は、バッファ回路の回路図である。
有機ELディスプレイ10は、コントローラ11、表示パネル部12、走査線駆動回路13、及びデータ線駆動回路14を備えている。
【0022】
有機ELディスプレイ10のコントローラ11、走査線駆動回路13、及びデータ線駆動回路14は、それぞれが独立した電子部品によって構成されていてもよい。例えば、コントローラ11、走査線駆動回路13、及びデータ線駆動回路14が、各々1チップの半導体集積回路装置によって構成されていてもよい。又、コントローラ11、走査線駆動回路13、及びデータ線駆動回路14の全部若しくは一部がプログラマブルなICチップで構成され、その機能がICチップに書き込まれたプログラムによりソフトウェア的に実現されてもよい。
【0023】
コントローラ11は、走査線駆動回路13及びデータ線駆動回路14を介して表示パネル部12と電気的に接続されている。コントローラ11は、走査線駆動回路13及びデータ線駆動回路14に表示パネル部12にて表示を実行させるための画像データを出力する。
【0024】
表示パネル部12は、図2に示すように、発光層が有機材料で構成された電流駆動素子である電子素子あるいは電気光学素子としての有機EL素子16を有する複数の単位回路としての画素回路15がマトリクス状に配設されている。画素回路15は、その行方向に延びる複数の走査線Yn(n=1〜N;nは整数)を介して走査線駆動回路13に接続されている。又、画素回路15は、その列方向に延びる複数の第2の信号線としてのデータ線Xm(m=1〜M;mは整数)を介してデータ線駆動回路14に接続されている。
データ線Xmと接続された該データ線Xmを介してデータ線駆動回路14からデータ電流Imが出力される。
【0025】
画素回路15は、前記データ線駆動回路14から出力される駆動信号及び出力電流としてのデータ電流Imに応じて有機EL素子16の輝度階調を制御する。詳述すると、画素回路15は、図3に示したように、第1のスイッチングトランジスタ211、第2のスイッチングトランジスタ212、有機EL素子16に供給する電流レベルを、その導通状態によって制御する駆動トランジスタ214、駆動トランジスタ214と有機EL素子16との導通を制御する発光制御用トランジスタ213、及び容量素子230を含んでいる。
第1のスイッチングトランジスタ211及び第2のスイッチングトランジスタ212は、データ線XMと容量素子230との導通を制御している。発光制御用トランジスタ213をオフ状態として、第1のスイッチングトランジスタ211及び第2のスイッチングトランジスタ212をオン状態とすることにより、駆動トランジスタ214及び第2のスイッチングトランジスタ212をデータ電流Imが通過し、これにより容量素子230にデータ電流Imに相応した電荷量が蓄積される。当該電荷量に基づいた電圧が駆動トランジスタ214のゲートに印加され、駆動トランジスタ214の導通状態が設定される。次に第1のスイッチングトランジスタ211及び第2のスイッチングトランジスタ212をオフ状態とし、発光制御用トランジスタ213をオン状態とすることにより、データ電流Imにより設定された駆動トランジスタ214の導通状態に応じた電流が有機EL素子16に供給される。
【0026】
走査線駆動回路13は、コントローラ11から出力された画像データに基づいて、表示パネル部12に配設された複数の走査線Ynのうち、1本の走査線を選択し、その選択された走査線に走査線信号を出力する。
【0027】
データ線駆動回路14は、図2に示すように、各データ線Xmと接続された複数の単一ラインドライバ20を備えている。各単一ラインドライバ20は、その内部に電流生成回路21と電子回路としてのバッファ回路22とを備えている。
【0028】
電流生成回路21はコントローラ11と接続され、該コントローラ11から出力される画像データに基づいてアナログ電流を生成する。
バッファ回路22は、前記電流生成回路21と接続し、該電流生成回路21にて生成されたアナログ電流とほぼ等しいデータ電流Imをデータ線Xmを介して画素回路15に、順次、出力する回路である。
【0029】
詳述すると、バッファ回路22は、図4に示すように、7個のトランジスタTr1〜Tr7と、2個のコンデンサC1,C2とから構成されている。尚、本実施形態では、トランジスタTr1〜Tr7はnチャネルFETである。
【0030】
第4トランジスタとしてのトランジスタTr1は、ダイオード接続されている。トランジスタTr1のドレインは、アナログ入力端子Piと接続されている。トランジスタTr1のソースは接地されている。又、トランジスタTr1のゲートは、第1の信号線としての入力信号線Lを介して、第2トランジスタとしてのトランジスタTr2のドレインに接続されている。
【0031】
トランジスタTr2のゲートは第1入力ポートS1に接続されており、上述の第1制御信号φ1が入力される。トランジスタTr2のソースは第1トランジスタとしてのトランジスタTr3のゲートに接続している。又、トランジスタTr2のソースとトランジスタTr3のゲートとの間は、容量素子としての第1コンデンサC1を介して接地されている。
【0032】
トランジスタTr3のソースは接地されている。トランジスタTr3のドレインは、第3トランジスタとしてのトランジスタTr6のソースに接続している。トランジスタTr3のドレインは、トランジスタTr6を介してアナログ出力端子Poに接続されている。
【0033】
そして、トランジスタTr2,Tr3,及びTr6と第1コンデンサC1で、第1の回路部としての第1のバッファ回路部30が構成されている。
【0034】
又、トランジスタTr1のゲートは、入力信号線Lを介して、第2トランジスタとしてのトランジスタTr4のドレインに接続されている。
トランジスタTr4のゲートは第2入力ポートS2に接続され、上述の第3制御信号φ3が入力される。トランジスタTr4のソースは、第1トランジスタとしてのトランジスタTr5のゲートに接続している。又、トランジスタTr4のソースとトランジスタTr5のゲートとの間は、容量素子としての第2コンデンサC2を介して接地されている。
【0035】
トランジスタTr5のソースは接地されている。トランジスタTr5のドレインは第3トランジスタとしてのトランジスタTr7のソースに接続している。トランジスタTr5のドレインは、トランジスタTr7を介してアナログ出力端子Poに接続されている。アナログ出力端子Poはデータ線Xmと接続されている。
【0036】
そして、トランジスタTr4,Tr5,Tr7と第2コンデンサC2とで第2の回路部としての第2のバッファ回路部40が構成されている。
【0037】
第1のバッファ回路部30のトランジスタTr6のゲートには、第3入力ポートQ1が接続され、上述の第2制御信号φ2が入力される。同様に、トランジスタTr7のゲートには、第4入力ポートQ2が接続され、前記した第4制御信号φ4が入力される。
【0038】
尚、トランジスタTr2,Tr4,Tr6,Tr7は、それぞれ、スイッチングトランジスタとして機能するトランジスタである。又、トランジスタTr1,Tr3,Tr5は、それぞれ、電流源として機能する駆動トランジスタである。
【0039】
詳しくは、トランジスタTr1,Tr3,Tr5は、それぞれ、利得係数β1,β3,β5を有する。
トランジスタの利得係数βは、β=(μAW/L)で定義される。ここで、μはキャリアの移動度、Aはゲート容量、Wはチャネル幅、Lはチャネル長である。
【0040】
又、トランジスタTr1,Tr3,Tr5が飽和領域で動作するとき、それぞれに流れる電流IoはIo=(1/2)β(Vo−Vth)2で表される。ここで、Voは、トランジスタTr1,Tr3,Tr5のゲート・ソース間の電圧である。VthはトランジスタTr1,Tr3,Tr5の閾値電圧である。尚、本実施形態では、トランジスタTr1,Tr3,Tr5の閾値電圧Vthは等しいと仮定している。
【0041】
従って、トランジスタTr1,Tr3,Tr5から出力される電流の相対比はβ1:β3:β5で決まる。尚、本実施形態では、トランジスタTr1,Tr3,Tr5の利得係数β1,β3,β5が等しい状態を例にしている。
【0042】
次に、バッファ回路22の作用について図5に従って説明する。
図5は、第1入力ポートS1にトランジスタTr2をオン状態(この時、トランジスタTr4をオフ状態とする)とする第1制御信号φ1が入力されたときのバッファ回路22の等価回路である。このとき、第3入力ポートQ1には、トランジスタTr6をオフ状態にする第2制御信号φ2が入力されている。
【0043】
図5に示す第1のバッファ回路部30の等価回路は、トランジスタTr1とトランジスタTr3とでカレントミラー回路を構成する。尚、第1コンデンサC1はトランジスタTr1のソース−ドレイン間に供給される入力信号に対応する電流値に相対する電荷量を保持するためのコンデンサとして作用する。従って、トランジスタTr3のソース−ドレイン間には、アナログ入力端子Piに供給された前記入力信号に相応した電流レベルを有する電流が流れる。
【0044】
続いて、トランジスタTr6をオン状態とする第2制御信号φ2が第3入力ポートQ1に入力される。すると、トランジスタTr3にて生成された電流がアナログ出力端子Poから出力され、アナログ出力端子Poと接続された前記データ線Xmを介してデータ電流Imが画素回路15に供給される。
【0045】
そして、前記のように、第1〜第4制御信号φ1〜φ4によって、第1及び第2のバッファ回路部30,40を交互に制御することによって電流生成回路21にて生成されたアナログ電流が第1及び第2のバッファ回路部30,40に交互に入力される。
【0046】
上述の実施形態の構成によれば、コントローラ11からデータ線駆動回路14への書き込み動作と、データ線駆動回路14から画素回路15への書き込み動作とを並列処理することが可能となる。そのため、データ線駆動回路14を一つのバッファ部で構成する場合と比較して、実質的に書き込み期間を長くとることができるので、データ電流の書き込み動作をより精度良く安定的に行うことが可能となる。
【0047】
次に、上述の実施形態で述べた構成と比較するために、8個のトランジスタトランジスタ72〜79と2個のコンデンサ81,82とから構成されているバッファ回路70を図9に示した。
【0048】
トランジスタ72,73はnチャネルFETであって、スイッチングトランジスタとして機能する。第1及び第2のトランジスタ72,73の各ゲートは互いに接続され、第1制御信号φ1によってオン・オフ制御されるようになっている。トランジスタ72のドレインは、アナログ信号入力端子Pに接続されている。トランジスタ72のソースは、トランジスタ73のドレインに接続されている。トランジスタ73のソースは、コンデンサ81と接続されている。コンデンサ81の他方は、即ち、トランジスタ73のソースと接続された電極とは反対の電極は接地されている。
【0049】
トランジスタ74は、nチャネルFETであって、コンデンサ81に蓄積される電荷量に応じた電流を生成する駆動トランジスタとして機能する。トランジスタ74のゲートは、トランジスタ73のソースとコンデンサ81との間に接続されている。トランジスタ74のソースは接地されている。トランジスタ74のドレインは、トランジスタ73のドレインと接続されている。又、トランジスタ74のドレインはトランジスタ78を介してアナログ信号出力端子Qと接続されている。
【0050】
トランジスタ78のゲートは、第2制御信号φ2によってオン・オフ制御されるようになっている。そして、トランジスタ72,73,74,78とコンデンサ81とで第1の電流出力型バッファ回路(以下、第1バッファ部)71aを構成する。
【0051】
トランジスタ75,76はそれぞれ、nチャネルFETであって、スイッチングトランジスタとして機能する。又、トランジスタ75,76の各ゲートは、第3制御信号φ3によりオン・オフ制御されるようになっている。
【0052】
トランジスタ75のドレインはアナログ信号入力端子Pに接続されている。トランジスタ75のソースはトランジスタ76のドレインと接続されている。トランジスタ76のソースは、コンデンサ82と接続されている。コンデンサ82の他方、即ち、トランジスタ76のソースと接続された電極とは反対の電極は接地されている。
【0053】
トランジスタ77は、nチャネルFETであって、コンデンサ82に蓄積される電荷量に応じた電流を生成する駆動トランジスタとして機能する。トランジスタ77のゲートは、トランジスタ76のドレインとコンデンサ82との間に接続されている。トランジスタ77のドレインはトランジスタ76のドレインと接続されている。トランジスタ77のドレインはトランジスタ79を介してアナログ信号出力端子Qと接続されている。トランジスタ79のゲートには第4制御信号φ4が入力され、制御信号φ4によってオン・オフ制御されるようになっている。
【0054】
そして、トランジスタ75,76,77,79とコンデンサ82とで第2の電流出力型バッファ回路(以下、第2バッファ部)71bを構成する。そして、バッファ回路70は第1バッファ部71aと第2バッファ部71bとがアナログ入力端子P及びアナログ出力端子Qを介して接続されることで構成されている。
【0055】
アナログ信号入力端子Pは、電流生成回路(図示略)と接続されている。アナログ信号入力端子Pには、コントローラから出力される画像データに応じてアナログ電流が入力される。アナログ信号出力端子Qは、データ線85と接続され、バッファ回路70から出力された前記アナログ電流とほぼ等しいデータ電流Imがデータ線85を介して画素回路(図示略)に出力されるようになっている。
【0056】
又、前記第1バッファ部71aの第1制御信号φ1と第2バッファ部71bの第3制御信号φ3は、相補的な信号である。更に、第1バッファ部71aの第2制御信号φ2と第2バッファ部71bの第4制御信号φ4は、相補的な信号である。
又、第1制御信号φ1によってトランジスタ72,73をオンさせているとき、第2制御信号φ2は、トランジスタ78をオフさせる信号である。反対に、第1制御信号φ1によってトランジスタ72,73をオフさせているとき、第2制御信号φ2は、トランジスタ78をオンさせる信号である。同様に、第3制御信号φ3によってトランジスタ75,76をオンさせているとき、第4制御信号φ4は、トランジスタ79をオフさせる信号である。反対に、第3制御信号φ3によってトランジスタ75,76をオフさせているとき、第4制御信号φ4は、トランジスタ79をオンさせる信号である。
【0057】
図10は、トランジスタ72,73をオン状態(即ち、トランジスタ75,76をオフ状態とする)とする第1制御信号φ1が入力されたときの第1バッファ部71aの等価回路図である。このとき、トランジスタ78はオフ状態となっている。図10に示された第1バッファ部71aは、前記電流生成回路にて生成されたアナログ電流に対する電荷量を第1のコンデンサ81に蓄積する。そして、コンデンサ81に蓄積された電荷量に応じた駆動電圧V1がトランジスタ74のゲート−ソース間に印加されることで、トランジスタ74が前記アナログ電流(データ電流)Imとほぼ等しい電流を流す電流源となる。
【0058】
続いて、トランジスタ72,73をオフ状態(即ち、トランジスタ75,76をオン状態とする)とする第1制御信号φ1が入力されるとともに、トランジスタ78をオン状態にする第2制御信号φ2が入力される。図11はトランジスタ78をオン状態にする第2制御信号φ2が入力されたときの第1バッファ回路部71aの等価回路図である。従って、図11に示すように、トランジスタ74にて生成されたデータ電流Imが前記アナログ出力端子Qを介してデータ線85に出力される。
【0059】
このとき、第2バッファ部71bにおいては、トランジスタ75,76をオン状態にする第3制御信号φ3が入力されて、電流生成回路から出力されたアナログ電流を、アナログ入力端子Pを介してコンデンサ82に充電するようになっている。
【0060】
そして、前記電流生成回路にて生成されたアナログ電流が、第1及び第2バッファ部71a,71bに交互に入力されることよって、電流生成回路にて生成されたデータ電流が、順次、データ線85を介して画素回路に出力されることとなる。
【0061】
しかしながら、バッファ回路70の回路は、図8から明らかなように、図4に示した構成に比べて、トランジスタの数(8個)が多く複雑なものであり、データ線駆動回路のレイアウトスペースが必要となる。
【0062】
上記実施形態の電子回路及び電気光学装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
【0063】
(1)本実施形態の図4の示した構成では、7個のトランジスタTr1〜Tr7と2個の第1及び第2コンデンサC1,C2とでバッファ回路22を構成した。従って、図9に示した構成よりトランジスタの数を1個少なくすることができる。その結果、バッファ回路の構成を簡易にすることができるとともに、データ線駆動回路14を小型化することができる。
【0064】
(2)本実施形態では、バッファ回路22の第1入力ポートS1及び第2入力ポートS2に、それぞれトランジスタTr2とトランジスタTr4とを交互にオン・オフ制御させる相補的な第1制御信号φ1、第3制御信号φ3を、それぞれ、入力させるようにした。又、第3入力ポートQ1及び第4入力ポートQ4にそれぞれトランジスタTr6,Tr7を交互にオン・オフ制御させる相補的な第2制御信号φ2、第4制御信号φ4をそれぞれ入力させるようにした。従って、 第1のバッファ回路部30及び第2のバッファ回路部40のうちいずれか一方が、入力信号を受け入れている期間を、第1のバッファ回路部30及び第2のバッファ回路部40のうち他方がデータ線Xmに出力を行う期間として利用することができる。
【0065】
また、第1のバッファ回路部30及び第2のバッファ回路部40のうちいずれか一方がデータ線Xmに出力を行っている期間を、第1のバッファ回路部30及び第2のバッファ回路部40のうち他方が入力信号を受け入れる時間として利用できるため、時間を有効に利用することができる。
したがって、バッファ回路22に対する入力信号の書き込み時間を確保するとともに、画素回路へのデータ電流Imの書き込み時間を確保することができる。
【0066】
(第2実施形態)
次に、第1実施形態で説明した電気光学装置としての有機ELディスプレイ10の電子機器の適用について図5及び図6に従って説明する。有機ELディスプレイ10は、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ等種々の電子機器に適用できる。
【0067】
図6は、モバイル型パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図を示す。図6において、パーソナルコンピュータ50は、キーボード51を備えた本体部52と、前記有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット53とを備えている。この場合においても、有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット53は前記実施形態と同様な効果を発揮する。この結果、より簡易な回路で構成されることができるデータ線駆動回路のバッファ回路を備えたモバイル型パーソナルコンピュータ50を提供することができる。
【0068】
図7は、携帯電話の構成を示す斜視図を示す。図7において、携帯電話60は、複数の操作ボタン61、受話口62、送話口63、前記有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット64を備えている。この場合においても、有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット64は前記実施形態と同様な効果を発揮する。この結果、より簡易な回路で構成されることができるデータ線駆動回路のバッファ回路を備えた携帯電話60を提供することができる。
【0069】
尚、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
上記実施形態では、トランジスタTr1を1組の第1及び第2のバッファ回路部30,40で共用するようにした。これを、図8に示すように、トランジスタTr1を2組以上の第1及び第2のバッファ回路部30,40で共用するような構成をとれば、データ線駆動回路14を構成するトランジスタ数をさらに削減することができる。このとき、各第1及び第2のバッファ回路部30,40のトランジスタTr2,Tr4の入力ポートS1,S2に入力される第1及び第3制御信号φ1,φ3を、オン・オフ制御することで、電流生成回路21にて生成されたアナログ電流を、各第1及び第2のバッファ回路部30,40に入力させるようにする。
【0070】
例えば、データ線Xmが200本ある表示パネル部12において、データ線Xmごとにバッファ回路22を個別に設ける構成をとった際、図9に示した構成を適用した場合は、200本分のバッファ回路22に含まれる総トランジスタ数が8×200=1600個となるのに対し、図4に示した構成を適用した場合はトランジスタTr1を複数の第1及び第2のバッファ回路部30,40で共用すれば総トランジスタ数が1+6×200=1201個となり、トランジスタ数が約25%削減される。トランジスタの削減比率はデータ線Xmの本数が増えれば増えるほど大きくなる。そのため、データ線駆動回路14を小型化することができる。
【0071】
上記実施形態では、アクティブマトリクス方式の有機ELディスプレイ10を用いたが、これをパッシブマトリクス方式のEL素子ディスプレイに適応してもよい。
【0072】
上記実施形態では、トランジスタTr1,Tr3,Tr5の利得係数β1,β3,β5をほぼ等しくなるようにした。これを、第1、第3、及び第5のトランジスタTr1,Tr3,Tr5の利得係数β1,β3,β5をそれぞれ異なるようにしてもよい。このようにすることによって、カラー有機ディスプレイにおいて、有機EL素子16の特性が赤、緑、青といった色によって異なる場合、対応するデータ線に接続されたバッファ回路についてそれぞれその利得係数βを変更すれば適宜、色バランス等の調整を行うことができる。
【0073】
上記実施形態では、電流駆動素子として有機EL素子16を用いたが、これを他の電流駆動素子に適応してもよい。例えば、LEDやFED等の発光素子のような電流駆動素子に適応してもよい。
【0074】
上記実施形態では、電気光学装置として、有機EL素子16を有する画素回路15を用いた有機ELディスプレイ10に適応したが、これを、発光層が無機材料で構成された無機EL素子を有する画素回路を用いたディスプレイに適応してもよい。
さらには、液晶素子、電気泳動素子、電子放出素子等の電気光学素子を備えた電気光学装置であっても、電流を用いてデータ書き込みを行う電気光学装置である場合は適用できる。
【0075】
上記実施形態では、アナログ入力端子Piに入力されるアナログ信号はアナログ電流であって、そのアナログ電流とほぼ等しいデータ電流を生成するカレントミラー回路を構成するための第1トランジスタTrを備えた。これを、アナログ入力端子Piに入力されるアナログ信号がアナログ電圧であって、そのアナログ電圧に相対したデータ電流を生成させる場合は、第1トランジスタTrをなくすことができる。このようにすることによって、バッファ回路をより簡易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の有機ELディスプレイの回路構成を示すブロック回路図である。
【図2】 表示パネル部及びデータ線駆動回路の内部回路構成を示すブロック回路図である。
【図3】 第1実施形態に適用可能な画素回路を示した図である。
【図4】 第1実施形態のバッファ回路の回路図である。
【図5】 第1実施形態の第1のバッファ回路部の等価回路図である。
【図6】 第2実施形態を説明するためのモバイル型パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図7】 第2実施形態を説明するための携帯電話の構成を示す斜視図である。
【図8】 第1のトランジスタTr1を2個以上のバッファ回路で共用する構成をしたバッファ回路の回路図である。
【図9】 図4に示した構成と比較するためのバッファ回路の回路図である。
【図10】 図9に示した構成における第1バッファ部の等価回路図である。
【図11】 図9に示した構成における第1バッファ部の等価回路図である。
【符号の説明】
C1 容量素子としての第1コンデンサ
C2 容量素子としての第2コンデンサ
Im アナログ信号あるいは出力電流としてのデータ電流
L 第1の信号線としての入力信号線
Tr1 第4トランジスタとしてのトランジスタ
Tr2 第2トランジスタとしてのトランジスタ
Tr3 第1トランジスタとしてのトランジスタ
Tr4 第2トランジスタとしてのトランジスタ
Tr5 第1トランジスタとしてのトランジスタ
Tr6 第3トランジスタとしてのトランジスタ
Tr7 第3トランジスタとしてのトランジスタ
Vo 出力電圧としての駆動電圧
Xm 第2の信号線としてのデータ線
10 電気光学装置としての有機ELディスプレイ
14 駆動回路としてのデータ線駆動回路
15 単位回路としての画素回路
16 電流駆動素子としての有機EL素子
22 電子回路としてのバッファ回路
30 第1のバッファ回路部
40 第2のバッファ回路部
50,60 電子機器

Claims (10)

  1. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線の交差部に対応して設けられ、各々が電気光学素子を含む複数の画素回路と、
    前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    前記複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路と、を含み、
    前記データ線駆動回路は、前記複数のデータ線の1つのデータ線に対して設けられた電子回路を含み、
    前記電子回路は、
    第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの第1のゲートに接続された第1の容量素子と、
    前記第1の容量素子と前記第1のゲートとの電気的な接続を制御する第2のトランジスタと、
    前記第1のゲートに接続された第2の容量素子と、
    前記第2の容量素子と前記第1のゲートとの電気的な接続を制御する第3のトランジスタと、
    前記第1の容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が設定される第4のトランジスタと、
    前記第2の容量素子に保持された電荷量に応じて導通状態が設定される第5のトランジスタと、
    前記1つのデータ線と前記第4のトランジスタとの電気的接続を制御する第6のトランジスタと、
    前記1つのデータ線と前記第5のトランジスタとの電気的接続を制御する第7のトランジスタと、を備え、
    前記1つのデータ線と前記第4のトランジスタとが電気的接続している期間は、前記第5のトランジスタと前記1つのデータ線とは電気的接続していない
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記第2のトランジスタがオフ状態となる期間の少なくとも一部において、前記第3のトランジスタはオン状態となること、
    を特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電気光学装置において、
    入力信号として前記第1のトランジスタのソースとドレインの間を流れる電流信号が供給されること、
    を特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記第4のトランジスタと前記第5のトランジスタとはともに前記第1のトランジスタとカレントミラー回路を構成すること、
    を特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記第6のトランジスタは前記第4のトランジスタの導通状態に応じた電流レベルを有する電流が流れ、
    前記第7のトランジスタは前記第5のトランジスタの導通状態に応じた電流レベルを有する電流が流れること、
    を特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項5に記載の電気光学装置において、
    前記第2のトランジスタがオフ状態となっている期間の少なくとも一部において前記第6のトランジスタはオン状態となり、
    前記第3のトランジスタがオフ状態となっている期間の少なくとも一部において、前記第7のトランジスタはオン状態となること、
    を特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記データ線駆動回路は前記複数のデータ線に電流信号を出力すること、を特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置において、
    前記複数の画素回路の各々は、前記電流信号によって導通状態が設定される駆動トランジスタと、前記導通状態に応じた電流レベルを有する駆動電流が供給される電気光学素子と、を含むこと、を特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項7または8に記載の電気光学装置において、前記電流信号はアナログ電流として供給されること、
    を特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の電気光学装置を備えた電子機器。
JP2003157391A 2002-06-07 2003-06-02 電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP4039315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003157391A JP4039315B2 (ja) 2002-06-07 2003-06-02 電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002167777 2002-06-07
JP2003157391A JP4039315B2 (ja) 2002-06-07 2003-06-02 電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004062162A JP2004062162A (ja) 2004-02-26
JP2004062162A5 JP2004062162A5 (ja) 2005-09-22
JP4039315B2 true JP4039315B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=31949458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003157391A Expired - Fee Related JP4039315B2 (ja) 2002-06-07 2003-06-02 電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4039315B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100779663B1 (ko) 2006-07-21 2007-11-26 재단법인서울대학교산학협력재단 아날로그 버퍼
JP5643786B2 (ja) * 2012-06-28 2014-12-17 旭化成エレクトロニクス株式会社 電圧電流変換回路及び電圧電流変換回路を備えた位置検出装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03125205A (ja) * 1989-10-09 1991-05-28 Fuji Electric Co Ltd 多出力型定電流供給用集積回路
JPH0520890A (ja) * 1991-07-11 1993-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mos型サンプルホールドドライバー装置
JP3201810B2 (ja) * 1992-01-17 2001-08-27 新日本無線株式会社 デュアルサンプルホールド回路
JPH06202583A (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示駆動装置
KR20050084509A (ko) * 1997-04-23 2005-08-26 사르노프 코포레이션 능동 매트릭스 발광 다이오드 화소 구조물 및 이를동작시키는 방법
JPH11305739A (ja) * 1998-04-27 1999-11-05 Toshiba Corp 増幅回路及びこれを用いた液晶ディスプレイ装置
JP4039737B2 (ja) * 1998-06-01 2008-01-30 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 増幅器及びサンプルアンドホールド回路
JP2000040924A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Nec Corp 定電流駆動回路
JP3315652B2 (ja) * 1998-09-07 2002-08-19 キヤノン株式会社 電流出力回路
JP2000200069A (ja) * 1998-12-30 2000-07-18 Casio Comput Co Ltd 液晶駆動装置
JP3500322B2 (ja) * 1999-04-09 2004-02-23 シャープ株式会社 定電流駆動装置および定電流駆動半導体集積回路
JP2001042827A (ja) * 1999-08-03 2001-02-16 Pioneer Electronic Corp ディスプレイ装置及びディスプレイパネルの駆動回路
JP2001245212A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Mitsubishi Electric Corp 光電変換装置
JP3670936B2 (ja) * 2000-06-26 2005-07-13 三洋電機株式会社 有機el駆動回路
JP2003195815A (ja) * 2000-11-07 2003-07-09 Sony Corp アクティブマトリクス型表示装置およびアクティブマトリクス型有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP3742357B2 (ja) * 2002-03-27 2006-02-01 ローム株式会社 有機el駆動回路およびこれを用いる有機el表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004062162A (ja) 2004-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4123084B2 (ja) 電子回路、電気光学装置、及び電子機器
JP4144462B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
KR100578911B1 (ko) 전류 역다중화 장치 및 이를 이용한 전류 기입형 표시 장치
US6933756B2 (en) Electronic circuit, method of driving electronic circuit, electronic device, electro-optical device, method of driving electro-optical device, and electronic apparatus
JP4270322B2 (ja) 画素へのプログラミング電流の供給
KR100296113B1 (ko) 전기발광소자
KR100570164B1 (ko) 전자 회로, 전자 회로의 구동 방법, 전기 광학 장치, 전기광학 장치의 구동 방법 및 전자 기기
JP4019843B2 (ja) 電子回路、電子回路の駆動方法、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器
US7532209B2 (en) Display apparatus and driving method thereof
US8339336B2 (en) Circuit device and active-matrix display apparatus
JP2003295825A (ja) 表示装置
US20090021299A1 (en) Semiconductor Device and Display Device Utilizing the Same
KR100524281B1 (ko) 전자 회로, 전자 장치 및 전자 기기
JP4082134B2 (ja) 電子回路、電気光学装置及び電子機器
JP2003233347A (ja) 画素へのプログラミング電流の供給
JP2004138803A (ja) 電子回路、電気光学装置及び電子機器
JP4046015B2 (ja) 電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器
JP4039315B2 (ja) 電子回路、電子装置、電気光学装置及び電子機器
JP2004145281A (ja) 電子回路、電子回路の駆動方法、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器
JP2010055116A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP3965583B2 (ja) 表示画素及び表示装置
JP4458084B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2005043460A (ja) 電子装置、電子装置の駆動方法、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050419

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4039315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350