JP2000200069A - 液晶駆動装置 - Google Patents
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- JP2000200069A JP2000200069A JP37710698A JP37710698A JP2000200069A JP 2000200069 A JP2000200069 A JP 2000200069A JP 37710698 A JP37710698 A JP 37710698A JP 37710698 A JP37710698 A JP 37710698A JP 2000200069 A JP2000200069 A JP 2000200069A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶駆動装置を搭載したチップサイズの縮小
や消費電力の低減を図りつつ、適切な出力電圧を信号ラ
インに印加して、表示画質の向上を図ることができる液
晶駆動装置を提供する。 【解決手段】 液晶駆動装置に適用される信号ドライバ
の出力回路に、所定の周期で交互に画像信号を蓄積、出
力する2系統のサンプルホールド回路と、サンプルホー
ルド回路から交互に出力される信号電圧を増幅して信号
ラインに出力する単一のアンプ回路と、サンプルホール
ド回路から出力される信号電圧の切り替わりタイミング
に同期して、アンプ回路の入力電位を初期化するプリチ
ャージ回路と、を有して構成される。
や消費電力の低減を図りつつ、適切な出力電圧を信号ラ
インに印加して、表示画質の向上を図ることができる液
晶駆動装置を提供する。 【解決手段】 液晶駆動装置に適用される信号ドライバ
の出力回路に、所定の周期で交互に画像信号を蓄積、出
力する2系統のサンプルホールド回路と、サンプルホー
ルド回路から交互に出力される信号電圧を増幅して信号
ラインに出力する単一のアンプ回路と、サンプルホール
ド回路から出力される信号電圧の切り替わりタイミング
に同期して、アンプ回路の入力電位を初期化するプリチ
ャージ回路と、を有して構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶駆動装置に関
し、特に、液晶表示パネルを構成する液晶画素に接続さ
れた信号ラインに、画像信号に基づいて駆動信号を生
成、出力する信号ドライバを有する液晶駆動装置に関す
る。
し、特に、液晶表示パネルを構成する液晶画素に接続さ
れた信号ラインに、画像信号に基づいて駆動信号を生
成、出力する信号ドライバを有する液晶駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最初に、従来の液晶表示装置の構成につ
いて、簡単に説明する。図7は、従来採用されてきた液
晶表示装置の概略構成図である。図7において、10は
液晶表示パネル、20は信号ドライバ(ソースドライバ
ともいう。)、30は走査ドライバ(ゲートドライバと
もいう。)である。液晶表示パネル10は、マトリクス
状に配置された画素電極と、画素電極にドレインが接続
された、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transist
or;以下、TFTと略記する。)と、マトリクスの列方
向に延伸し、複数のTFTのソースに接続された信号ラ
イン20aと、マトリクスの行方向に延伸し、複数のT
FTのゲートに接続された走査ライン30aと、画素電
極に対向して配置され、コモン電圧VSCが共通配線40
を介して印加される共通電極(対向電極ともいう。)
と、画素電極と共通電極の間に液晶が充填された画素容
量Csと、画素電極のドレインに画素容量Csと並列に
付加される寄生容量Clcにより構成される。ここで、T
FTと画素容量Cs、寄生容量Clcとにより液晶画素を
構成する。
いて、簡単に説明する。図7は、従来採用されてきた液
晶表示装置の概略構成図である。図7において、10は
液晶表示パネル、20は信号ドライバ(ソースドライバ
ともいう。)、30は走査ドライバ(ゲートドライバと
もいう。)である。液晶表示パネル10は、マトリクス
状に配置された画素電極と、画素電極にドレインが接続
された、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transist
or;以下、TFTと略記する。)と、マトリクスの列方
向に延伸し、複数のTFTのソースに接続された信号ラ
イン20aと、マトリクスの行方向に延伸し、複数のT
FTのゲートに接続された走査ライン30aと、画素電
極に対向して配置され、コモン電圧VSCが共通配線40
を介して印加される共通電極(対向電極ともいう。)
と、画素電極と共通電極の間に液晶が充填された画素容
量Csと、画素電極のドレインに画素容量Csと並列に
付加される寄生容量Clcにより構成される。ここで、T
FTと画素容量Cs、寄生容量Clcとにより液晶画素を
構成する。
【0003】信号ドライバ20は、LCDコントローラ
から供給される水平制御信号に基づいて、画像情報を構
成するR、G、Bの各表示信号(以下、画像信号とい
う。)を1行単位で記憶し、対応する表示信号電圧を信
号ライン20aを介して各液晶画素に印加する。走査ド
ライバ30は、LCDコントローラから供給される垂直
制御信号に基づいて、各走査ライン30aに走査信号を
順次印加して選択状態とし、上記信号ライン20aと交
差する位置の液晶画素に、上記信号ライン20aに供給
された表示信号電圧の電圧を印加する。なお、図示を省
略したLCDコントローラは、水平クロック信号、垂直
クロック信号及び同期信号に基づいて、水平制御信号及
び垂直制御信号を生成して、信号ドライバ20及び走査
ドライバ30に供給することにより、所定のタイミング
で液晶画素に信号電圧を印加して、液晶表示パネル10
に所望の画像情報を表示させる制御を行う。このような
構成において、走査信号がオンとなり、選択状態にある
走査ライン30aに接続された液晶画素に、信号ライン
20aの信号電圧が印加され、画素容量Csに信号電圧
とコモン電圧の電位の差が充電され、所定の画像信号に
対応した表示が実現される。
から供給される水平制御信号に基づいて、画像情報を構
成するR、G、Bの各表示信号(以下、画像信号とい
う。)を1行単位で記憶し、対応する表示信号電圧を信
号ライン20aを介して各液晶画素に印加する。走査ド
ライバ30は、LCDコントローラから供給される垂直
制御信号に基づいて、各走査ライン30aに走査信号を
順次印加して選択状態とし、上記信号ライン20aと交
差する位置の液晶画素に、上記信号ライン20aに供給
された表示信号電圧の電圧を印加する。なお、図示を省
略したLCDコントローラは、水平クロック信号、垂直
クロック信号及び同期信号に基づいて、水平制御信号及
び垂直制御信号を生成して、信号ドライバ20及び走査
ドライバ30に供給することにより、所定のタイミング
で液晶画素に信号電圧を印加して、液晶表示パネル10
に所望の画像情報を表示させる制御を行う。このような
構成において、走査信号がオンとなり、選択状態にある
走査ライン30aに接続された液晶画素に、信号ライン
20aの信号電圧が印加され、画素容量Csに信号電圧
とコモン電圧の電位の差が充電され、所定の画像信号に
対応した表示が実現される。
【0004】次に、信号ドライバの概略構成について、
図8を参照して説明する。図8は、2ラッチ方式のサン
プルホールド回路を有する信号ドライバの出力回路部を
示す回路構成図である。なお、出力回路部は、各信号ラ
イン毎に設けられるものであるが、それぞれ同一の構成
を有しているため、一出力回路についてのみ説明する。
図8において、信号ドライバの出力回路部は、2系統の
サンプルホールド回路及びアンプ回路により構成されて
いる。すなわち、第1の経路は、アナログスイッチ(以
下、単にスイッチという。)Swa1とボルテージフォ
ロワアンプ(以下、単にアンプという。)Amp1とス
イッチSwb1を直列に接続して構成され、スイッチS
wa1とアンプAmp1の接続点には、他端側が低電位
電源(接地電位)Vssに接続されたサンプルホールド
コンデンサ(以下、S/Hコンデンサと略記する。)C
1が接続されている。
図8を参照して説明する。図8は、2ラッチ方式のサン
プルホールド回路を有する信号ドライバの出力回路部を
示す回路構成図である。なお、出力回路部は、各信号ラ
イン毎に設けられるものであるが、それぞれ同一の構成
を有しているため、一出力回路についてのみ説明する。
図8において、信号ドライバの出力回路部は、2系統の
サンプルホールド回路及びアンプ回路により構成されて
いる。すなわち、第1の経路は、アナログスイッチ(以
下、単にスイッチという。)Swa1とボルテージフォ
ロワアンプ(以下、単にアンプという。)Amp1とス
イッチSwb1を直列に接続して構成され、スイッチS
wa1とアンプAmp1の接続点には、他端側が低電位
電源(接地電位)Vssに接続されたサンプルホールド
コンデンサ(以下、S/Hコンデンサと略記する。)C
1が接続されている。
【0005】一方、第2の経路は、スイッチSwa2と
アンプAmp2とスイッチSwb2を直列に接続して構
成され、スイッチSwa2とアンプAmp2の接続点に
は、他端側が低電位電源Vssに接続されたS/Hコン
デンサC2が接続されている。ここで、スイッチSwa
1とSwa2、及び、スイッチSwb1とSwb2は、
それぞれ一方がON状態のとき他方がOFF状態となる
ように動作を行い、同時にON状態となることはない。
スイッチSwa1〜Swb2の動作タイミングについて
は後述する。また、アンプAmp1、Amp2の出力端
子は、反転入力端子(−)に接続されて負帰還ループを
構成し、非反転入力端子(+)にはスイッチSwa1及
びS/HコンデンサC1、又は、スイッチSwa2及び
S/HコンデンサC2が接続されている。
アンプAmp2とスイッチSwb2を直列に接続して構
成され、スイッチSwa2とアンプAmp2の接続点に
は、他端側が低電位電源Vssに接続されたS/Hコン
デンサC2が接続されている。ここで、スイッチSwa
1とSwa2、及び、スイッチSwb1とSwb2は、
それぞれ一方がON状態のとき他方がOFF状態となる
ように動作を行い、同時にON状態となることはない。
スイッチSwa1〜Swb2の動作タイミングについて
は後述する。また、アンプAmp1、Amp2の出力端
子は、反転入力端子(−)に接続されて負帰還ループを
構成し、非反転入力端子(+)にはスイッチSwa1及
びS/HコンデンサC1、又は、スイッチSwa2及び
S/HコンデンサC2が接続されている。
【0006】次に、このような構成を有する信号ドライ
バの動作について、図9のタイミングチャートを参照し
て説明する。まず、リセット信号RESETにより全て
のスイッチSwa1〜Swb2がリセットされた後、外
部から供給され、水平同期信号(1H)に同期する制御
信号INHに基づいて、スイッチSwa1〜Swb2の
ON/OFF動作が制御される。制御信号INHの最初
の立ち上がりから2番目の立ち上がりまでのサイクル1
の期間中に、スイッチSwa1がON、スイッチSwb
1がOFFすると、画像信号の電荷がスイッチSwa1
を介してS/HコンデンサC1に蓄積される。一方、こ
のときスイッチSwa2はOFF、スイッチSwb2は
ON状態にあるため、S/HコンデンサC2に蓄積され
ていた電荷に応じた信号電圧がアンプAmp2により所
定の増幅処理を施されてスイッチSwb2を介して信号
ライン20aに出力される。
バの動作について、図9のタイミングチャートを参照し
て説明する。まず、リセット信号RESETにより全て
のスイッチSwa1〜Swb2がリセットされた後、外
部から供給され、水平同期信号(1H)に同期する制御
信号INHに基づいて、スイッチSwa1〜Swb2の
ON/OFF動作が制御される。制御信号INHの最初
の立ち上がりから2番目の立ち上がりまでのサイクル1
の期間中に、スイッチSwa1がON、スイッチSwb
1がOFFすると、画像信号の電荷がスイッチSwa1
を介してS/HコンデンサC1に蓄積される。一方、こ
のときスイッチSwa2はOFF、スイッチSwb2は
ON状態にあるため、S/HコンデンサC2に蓄積され
ていた電荷に応じた信号電圧がアンプAmp2により所
定の増幅処理を施されてスイッチSwb2を介して信号
ライン20aに出力される。
【0007】次に、制御信号INHの2番目の立ち上が
りから3番目の立ち上がりまでのサイクル2の期間中
に、スイッチSwa1がOFF、スイッチSwb1がO
Nすると、サイクル1においてS/HコンデンサC1に
蓄積された電荷に応じた信号電圧がアンプAmp1によ
り増幅されてスイッチSwb1を介して信号ライン20
aに出力される。一方、スイッチSwa2はON、スイ
ッチSwb2はOFF状態にあるため、画像信号の電荷
がスイッチSwa2を介してS/HコンデンサC2に蓄
積される。続いて、サイクル3の期間では、上述したサ
イクル1と同様に、画像信号の電荷がスイッチSwa1
を介してS/HコンデンサC1に蓄積され、サイクル2
においてS/HコンデンサC2に蓄積された電荷に応じ
た信号電圧がアンプAmp2により増幅されてスイッチ
Swb2を介して信号ライン20aに出力される。この
ようにして、信号ドライバは、R、G、Bの各表示信号
から構成される画像信号を2系統のサンプルホールド回
路及びアンプ回路により、交互に取り込み、増幅してド
ライバ出力として信号ライン20aに出力し、液晶表示
パネルの各液晶画素に信号電圧を印加して、画像信号に
応じた表示出力を行う。
りから3番目の立ち上がりまでのサイクル2の期間中
に、スイッチSwa1がOFF、スイッチSwb1がO
Nすると、サイクル1においてS/HコンデンサC1に
蓄積された電荷に応じた信号電圧がアンプAmp1によ
り増幅されてスイッチSwb1を介して信号ライン20
aに出力される。一方、スイッチSwa2はON、スイ
ッチSwb2はOFF状態にあるため、画像信号の電荷
がスイッチSwa2を介してS/HコンデンサC2に蓄
積される。続いて、サイクル3の期間では、上述したサ
イクル1と同様に、画像信号の電荷がスイッチSwa1
を介してS/HコンデンサC1に蓄積され、サイクル2
においてS/HコンデンサC2に蓄積された電荷に応じ
た信号電圧がアンプAmp2により増幅されてスイッチ
Swb2を介して信号ライン20aに出力される。この
ようにして、信号ドライバは、R、G、Bの各表示信号
から構成される画像信号を2系統のサンプルホールド回
路及びアンプ回路により、交互に取り込み、増幅してド
ライバ出力として信号ライン20aに出力し、液晶表示
パネルの各液晶画素に信号電圧を印加して、画像信号に
応じた表示出力を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、信号
ドライバの出力回路部には、液晶表示パネルの信号ライ
ン1本当たり2組のS/Hコンデンサとアンプとスイッ
チからなる経路を有し、画像信号のサンプリング動作と
ホールドデータ(S/HコンデンサC2に蓄積された電
荷)の出力動作を交互に行う構成となっていた。そのた
め、各信号ライン毎にアンプ回路が2個必要となり、高
精細化に伴う信号ライン数の増加に伴って、信号ドライ
バの回路規模が増大し、チップサイズが大型化するとと
もに、消費電力の増加を招くという問題を有していた。
ドライバの出力回路部には、液晶表示パネルの信号ライ
ン1本当たり2組のS/Hコンデンサとアンプとスイッ
チからなる経路を有し、画像信号のサンプリング動作と
ホールドデータ(S/HコンデンサC2に蓄積された電
荷)の出力動作を交互に行う構成となっていた。そのた
め、各信号ライン毎にアンプ回路が2個必要となり、高
精細化に伴う信号ライン数の増加に伴って、信号ドライ
バの回路規模が増大し、チップサイズが大型化するとと
もに、消費電力の増加を招くという問題を有していた。
【0009】このような問題に対して、アンプの設置数
を半減した信号ドライバの構成が特開平10−2688
40号公報に記載されている。この構成は、図10に示
すように、サンプルホールド回路が、直列接続されたス
イッチSwa1とSwb1の接続点にS/Hコンデンサ
C1が接続された第1経路と、直列接続されたスイッチ
Swa2とSwb2の接続点にS/HコンデンサC2が
接続された第2の経路とを有し、これら2系統のサンプ
ルホールド回路に対して、単一のアンプAmpが共通に
接続されている。そして、S/HコンデンサC1及びC
2と、アンプAmpは、制御信号INHに基づいて交互
に接続されて、蓄積された電荷に応じた信号電圧が増幅
されて信号ラインに出力される。なお、この信号ドライ
バは、上述した図8の構成と同等のタイミングでサンプ
リング動作及びホールドデータ出力動作を行う。
を半減した信号ドライバの構成が特開平10−2688
40号公報に記載されている。この構成は、図10に示
すように、サンプルホールド回路が、直列接続されたス
イッチSwa1とSwb1の接続点にS/Hコンデンサ
C1が接続された第1経路と、直列接続されたスイッチ
Swa2とSwb2の接続点にS/HコンデンサC2が
接続された第2の経路とを有し、これら2系統のサンプ
ルホールド回路に対して、単一のアンプAmpが共通に
接続されている。そして、S/HコンデンサC1及びC
2と、アンプAmpは、制御信号INHに基づいて交互
に接続されて、蓄積された電荷に応じた信号電圧が増幅
されて信号ラインに出力される。なお、この信号ドライ
バは、上述した図8の構成と同等のタイミングでサンプ
リング動作及びホールドデータ出力動作を行う。
【0010】このような回路構成によれば、上述したチ
ップサイズや消費電力の問題を解決することはできる
が、以下のような問題を有している。すなわち、アンプ
の入力端子部分には、入力容量Ciが存在するため、2
系統のサンプルホールド回路から所定のタイミングで蓄
積電荷に応じた信号電圧が交互に出力されると、前回の
入力時の信号電圧により入力容量Ciに電荷が蓄積さ
れ、次回の信号電圧の入力時に入力容量Ciに蓄積され
ている電荷分が付加されて増幅されるため、アンプから
適切な出力電圧が得られず、表示画質の劣化を招くとい
う問題を有している。
ップサイズや消費電力の問題を解決することはできる
が、以下のような問題を有している。すなわち、アンプ
の入力端子部分には、入力容量Ciが存在するため、2
系統のサンプルホールド回路から所定のタイミングで蓄
積電荷に応じた信号電圧が交互に出力されると、前回の
入力時の信号電圧により入力容量Ciに電荷が蓄積さ
れ、次回の信号電圧の入力時に入力容量Ciに蓄積され
ている電荷分が付加されて増幅されるため、アンプから
適切な出力電圧が得られず、表示画質の劣化を招くとい
う問題を有している。
【0011】そこで、本発明は、液晶駆動装置を搭載し
たチップサイズの縮小や消費電力の低減を図りつつ、適
切な出力電圧を信号ラインに印加して、表示画質の向上
を図ることができる液晶駆動装置を提供することを目的
とする。
たチップサイズの縮小や消費電力の低減を図りつつ、適
切な出力電圧を信号ラインに印加して、表示画質の向上
を図ることができる液晶駆動装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶駆動
装置は、液晶表示パネルを構成する液晶画素に接続され
た信号ラインに、画像信号に基づいて駆動信号を生成、
出力する信号ドライバを有する液晶駆動装置において、
前記信号ドライバの出力回路は、第1及び第2の経路に
設けられた電荷蓄積部に、所定の周期で交互に前記画像
信号を蓄積、出力する2系統のサンプルホールド回路
と、前記サンプルホールド回路の前記第1及び第2の経
路から交互に出力される信号電圧を所定の増幅率で増幅
し、前記信号ラインに出力するアンプ回路と、前記サン
プルホールド回路の第1及び第2の経路から出力される
信号電圧の切り替わりタイミングに同期して、前記アン
プ回路の入力電位を初期化するプリチャージ回路と、を
備えたことを特徴とする。請求項2記載の液晶駆動装置
は、請求項1記載の液晶駆動装置において、前記プリチ
ャージ回路は、前記第1及び第2の経路から出力される
信号電圧の前記アンプ回路への入力に先立って、前記ア
ンプ回路の入力電位を前記出力回路の電源電位の1/2
に初期化することを特徴とする。
装置は、液晶表示パネルを構成する液晶画素に接続され
た信号ラインに、画像信号に基づいて駆動信号を生成、
出力する信号ドライバを有する液晶駆動装置において、
前記信号ドライバの出力回路は、第1及び第2の経路に
設けられた電荷蓄積部に、所定の周期で交互に前記画像
信号を蓄積、出力する2系統のサンプルホールド回路
と、前記サンプルホールド回路の前記第1及び第2の経
路から交互に出力される信号電圧を所定の増幅率で増幅
し、前記信号ラインに出力するアンプ回路と、前記サン
プルホールド回路の第1及び第2の経路から出力される
信号電圧の切り替わりタイミングに同期して、前記アン
プ回路の入力電位を初期化するプリチャージ回路と、を
備えたことを特徴とする。請求項2記載の液晶駆動装置
は、請求項1記載の液晶駆動装置において、前記プリチ
ャージ回路は、前記第1及び第2の経路から出力される
信号電圧の前記アンプ回路への入力に先立って、前記ア
ンプ回路の入力電位を前記出力回路の電源電位の1/2
に初期化することを特徴とする。
【0013】請求項3記載の液晶駆動装置は、請求項1
記載の液晶駆動装置において、前記プリチャージ回路
は、前記第1及び第2の経路から出力される信号電圧の
前記アンプ回路への入力に先立って、前記アンプ回路の
入力電位を接地電位に初期化し、前記アンプ回路は、前
記信号ラインへの出力電圧が、前記第1及び第2の経路
から出力される信号電圧と等しくなるように、前記増幅
率が設定されていることを特徴とする。すなわち、本発
明は、2系統のサンプルホールド回路から交互に出力さ
れる信号電圧を1つのアンプ回路により増幅する構成に
おいて、アンプ回路に入力された前回の信号電圧による
残留電荷をプリチャージ回路により初期化して、アンプ
回路から出力される電圧に残留電荷が影響しないように
構成したことを特徴としている。
記載の液晶駆動装置において、前記プリチャージ回路
は、前記第1及び第2の経路から出力される信号電圧の
前記アンプ回路への入力に先立って、前記アンプ回路の
入力電位を接地電位に初期化し、前記アンプ回路は、前
記信号ラインへの出力電圧が、前記第1及び第2の経路
から出力される信号電圧と等しくなるように、前記増幅
率が設定されていることを特徴とする。すなわち、本発
明は、2系統のサンプルホールド回路から交互に出力さ
れる信号電圧を1つのアンプ回路により増幅する構成に
おいて、アンプ回路に入力された前回の信号電圧による
残留電荷をプリチャージ回路により初期化して、アンプ
回路から出力される電圧に残留電荷が影響しないように
構成したことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶駆動装置
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明に係る液晶駆動装置
の第1の実施形態を示す回路構成図である。ここでは、
2ラッチ方式のサンプルホールド回路を有する信号ドラ
イバの出力回路部を示す。なお、出力回路部は、各信号
ライン毎に設けられるものであるが、それぞれ同一の構
成を有しているため、一出力回路についてのみ説明す
る。図1において、信号ドライバの出力回路部は、2系
統のサンプルホールド回路と、単一のアンプ回路により
構成されている。
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明に係る液晶駆動装置
の第1の実施形態を示す回路構成図である。ここでは、
2ラッチ方式のサンプルホールド回路を有する信号ドラ
イバの出力回路部を示す。なお、出力回路部は、各信号
ライン毎に設けられるものであるが、それぞれ同一の構
成を有しているため、一出力回路についてのみ説明す
る。図1において、信号ドライバの出力回路部は、2系
統のサンプルホールド回路と、単一のアンプ回路により
構成されている。
【0015】すなわち、サンプルホールド回路の第1の
経路は、スイッチSwa1とスイッチSwb1を直列に
接続して構成され、スイッチSwa1とスイッチSwb
1の接続点には、他端側が低電位電源Vssに接続され
たS/HコンデンサC1が接続されている。一方、サン
プルホールド回路の第2の経路は、スイッチSwa2と
スイッチSwb2を直列に接続して構成され、スイッチ
Swa2とスイッチSwb2の接続点には、他端側が低
電位電源Vssに接続されたS/HコンデンサC2が接
続されている。また、アンプAmpは、増幅率(アンプ
ゲイン)が1の信号増幅器であって、非反転入力端子
(+)には、サンプルホールド回路の第1及び第2の経
路のスイッチSwb1、Swb2が共通に接続され、ア
ンプAmpの出力端子は、反転入力端子(−)に接続さ
れて負帰還ループを構成している。そして、アンプAm
pの非反転入力端子(+)の入力端子には、一端がプリ
チャージ電圧Vpに接続されたプリチャージスイッチS
wcが設けられているとともに、上述したように、入力
端子部分には入力容量Ciが存在している。なお、信号
ドライバから出力される信号電圧は、従来技術の場合と
同様に、信号ラインを介して液晶画素に印加されるが、
その詳しい構成については説明を省略する。
経路は、スイッチSwa1とスイッチSwb1を直列に
接続して構成され、スイッチSwa1とスイッチSwb
1の接続点には、他端側が低電位電源Vssに接続され
たS/HコンデンサC1が接続されている。一方、サン
プルホールド回路の第2の経路は、スイッチSwa2と
スイッチSwb2を直列に接続して構成され、スイッチ
Swa2とスイッチSwb2の接続点には、他端側が低
電位電源Vssに接続されたS/HコンデンサC2が接
続されている。また、アンプAmpは、増幅率(アンプ
ゲイン)が1の信号増幅器であって、非反転入力端子
(+)には、サンプルホールド回路の第1及び第2の経
路のスイッチSwb1、Swb2が共通に接続され、ア
ンプAmpの出力端子は、反転入力端子(−)に接続さ
れて負帰還ループを構成している。そして、アンプAm
pの非反転入力端子(+)の入力端子には、一端がプリ
チャージ電圧Vpに接続されたプリチャージスイッチS
wcが設けられているとともに、上述したように、入力
端子部分には入力容量Ciが存在している。なお、信号
ドライバから出力される信号電圧は、従来技術の場合と
同様に、信号ラインを介して液晶画素に印加されるが、
その詳しい構成については説明を省略する。
【0016】次に、上述した液晶駆動装置における動作
について、図面を参照して説明する。図2は、上述した
信号ドライバの出力回路部に設けられた各スイッチの動
作を示すタイミングチャートであり、図3は、スイッチ
動作に伴うアンプの出力電圧の変化を示す図である。こ
こで、基本的な動作は、上述した従来技術同等であるの
で、本実施形態の特徴であるスイッチSwcの動作及び
アンプAmpの出力電圧について詳しく説明する。ま
ず、リセット信号RESETにより全てのスイッチSw
a1〜Swb2がリセットされた後、水平同期信号(1
H)に同期する外部からの制御信号INHに基づいて、
スイッチSwa1〜Swb2、及び、プリチャージスイ
ッチSwcのON/OFF動作が制御される。 (サイクル1)制御信号INHの最初の立ち上がりから
立ち下がりまでの1パルス期間において、全てのスイッ
チSwa1〜Swb2がOFFして第1及び第2の経路
が遮断されるとともに、プリチャージスイッチSwcが
ONし、プリチャージ電圧VpがアンプAmpの入力端
子に印加される。これによって、アンプAmpの入力端
子部分に存在する入力容量Ciに、プリチャージ電圧V
pに相当する電荷q(Vp)が蓄積される。そのため、
アンプAmpの出力電圧は、プリチャージスイッチSw
cのON期間中にプリチャージ電圧Vpと同等の電位に
達する。
について、図面を参照して説明する。図2は、上述した
信号ドライバの出力回路部に設けられた各スイッチの動
作を示すタイミングチャートであり、図3は、スイッチ
動作に伴うアンプの出力電圧の変化を示す図である。こ
こで、基本的な動作は、上述した従来技術同等であるの
で、本実施形態の特徴であるスイッチSwcの動作及び
アンプAmpの出力電圧について詳しく説明する。ま
ず、リセット信号RESETにより全てのスイッチSw
a1〜Swb2がリセットされた後、水平同期信号(1
H)に同期する外部からの制御信号INHに基づいて、
スイッチSwa1〜Swb2、及び、プリチャージスイ
ッチSwcのON/OFF動作が制御される。 (サイクル1)制御信号INHの最初の立ち上がりから
立ち下がりまでの1パルス期間において、全てのスイッ
チSwa1〜Swb2がOFFして第1及び第2の経路
が遮断されるとともに、プリチャージスイッチSwcが
ONし、プリチャージ電圧VpがアンプAmpの入力端
子に印加される。これによって、アンプAmpの入力端
子部分に存在する入力容量Ciに、プリチャージ電圧V
pに相当する電荷q(Vp)が蓄積される。そのため、
アンプAmpの出力電圧は、プリチャージスイッチSw
cのON期間中にプリチャージ電圧Vpと同等の電位に
達する。
【0017】そして、制御信号INHの立ち下がり後
(プリチャージスイッチSwcがOFFした後)、制御
信号INHの2番目の立ち上がりまでの期間において、
スイッチSwa1がON、スイッチSwa2がOFF、
スイッチSwb1がOFF、スイッチSwb2がONす
ると、画像信号の電荷がスイッチSwa1を介してS/
HコンデンサC1に蓄積されるとともに、S/Hコンデ
ンサC2に蓄積されていた電荷に応じた信号電圧がアン
プAmpに入力される。ここで、アンプAmpの入力端
子に存在する入力容量Ciには、プリチャージ電圧Vp
に相当する電荷q(Vp)が蓄積されているため、この
プリチャージ電圧Vpと、S/HコンデンサC2に蓄積
されていた電荷q(C2)に相当する信号電圧(ホール
ド電圧)との差分|q(Vp)−q(C2)|の電荷
が、アンプAmpの入力端子の電位に加減算されて(図
3では加算)印加され、それに応じた出力電圧がドライ
バ出力として信号ラインに出力される。
(プリチャージスイッチSwcがOFFした後)、制御
信号INHの2番目の立ち上がりまでの期間において、
スイッチSwa1がON、スイッチSwa2がOFF、
スイッチSwb1がOFF、スイッチSwb2がONす
ると、画像信号の電荷がスイッチSwa1を介してS/
HコンデンサC1に蓄積されるとともに、S/Hコンデ
ンサC2に蓄積されていた電荷に応じた信号電圧がアン
プAmpに入力される。ここで、アンプAmpの入力端
子に存在する入力容量Ciには、プリチャージ電圧Vp
に相当する電荷q(Vp)が蓄積されているため、この
プリチャージ電圧Vpと、S/HコンデンサC2に蓄積
されていた電荷q(C2)に相当する信号電圧(ホール
ド電圧)との差分|q(Vp)−q(C2)|の電荷
が、アンプAmpの入力端子の電位に加減算されて(図
3では加算)印加され、それに応じた出力電圧がドライ
バ出力として信号ラインに出力される。
【0018】(サイクル2)次に、制御信号INHの2
番目のパルス期間において、再び全てのスイッチSwa
1〜Swb2がOFFして第1及び第2の経路が遮断さ
れるとともに、プリチャージスイッチSwcがONし、
アンプAmpの入力端子は、プリチャージ電圧Vpにプ
リチャージ(初期化)されて、アンプAmpの出力電圧
は、プリチャージ電圧Vpと同等の電位に達する。そし
て、2番目の制御信号INHの立ち下がり後、3番目の
制御信号INHの立ち上がりまでの期間において、スイ
ッチSwa1がOFF、スイッチSwa2がON、スイ
ッチSwb1がON、スイッチSwb2がOFFする
と、画像信号の電荷がスイッチSwa2を介してS/H
コンデンサC2に蓄積されるとともに、(サイクル1に
おいて)S/HコンデンサC1に蓄積されていた電荷に
応じた信号電圧がアンプAmpに入力され、プリチャー
ジ電圧Vpと、S/HコンデンサC2による信号電圧
(ホールド電圧)との差分が、アンプAmpの入力端子
の電位に加減算されて(図3では減算)印加され、それ
に応じた出力電圧がドライバ出力として信号ラインに出
力される。
番目のパルス期間において、再び全てのスイッチSwa
1〜Swb2がOFFして第1及び第2の経路が遮断さ
れるとともに、プリチャージスイッチSwcがONし、
アンプAmpの入力端子は、プリチャージ電圧Vpにプ
リチャージ(初期化)されて、アンプAmpの出力電圧
は、プリチャージ電圧Vpと同等の電位に達する。そし
て、2番目の制御信号INHの立ち下がり後、3番目の
制御信号INHの立ち上がりまでの期間において、スイ
ッチSwa1がOFF、スイッチSwa2がON、スイ
ッチSwb1がON、スイッチSwb2がOFFする
と、画像信号の電荷がスイッチSwa2を介してS/H
コンデンサC2に蓄積されるとともに、(サイクル1に
おいて)S/HコンデンサC1に蓄積されていた電荷に
応じた信号電圧がアンプAmpに入力され、プリチャー
ジ電圧Vpと、S/HコンデンサC2による信号電圧
(ホールド電圧)との差分が、アンプAmpの入力端子
の電位に加減算されて(図3では減算)印加され、それ
に応じた出力電圧がドライバ出力として信号ラインに出
力される。
【0019】(サイクル3)続いて、サイクル3におい
ては、上述したサイクル1と同様に、画像信号がスイッ
チSwa1を介してS/HコンデンサC1に蓄積され、
サイクル2においてS/HコンデンサC2に蓄積された
電荷に応じた信号電圧と、プリチャージ電圧Vpとの差
分がアンプAmpの入力端子に加減算されて印加され
る。このようにして、信号ドライバは、R、G、Bの各
表示信号から構成される画像信号を2系統のサンプルホ
ールド回路により交互に取り込み、単一のアンプ回路に
交互に出力して増幅することにより、液晶表示パネルの
各液晶画素に画像信号に応じた信号電圧を印加して、表
示出力を行う。したがって、本実施形態によれば、アン
プAmpに付加される入力容量Ciをプリチャージし
て、予めプリチャージ電圧Vpに初期化することによ
り、前のサイクルにおいて入力容量Ciに蓄積された電
荷の影響を打ち消すことができ、適切な出力電圧を出力
することができる。
ては、上述したサイクル1と同様に、画像信号がスイッ
チSwa1を介してS/HコンデンサC1に蓄積され、
サイクル2においてS/HコンデンサC2に蓄積された
電荷に応じた信号電圧と、プリチャージ電圧Vpとの差
分がアンプAmpの入力端子に加減算されて印加され
る。このようにして、信号ドライバは、R、G、Bの各
表示信号から構成される画像信号を2系統のサンプルホ
ールド回路により交互に取り込み、単一のアンプ回路に
交互に出力して増幅することにより、液晶表示パネルの
各液晶画素に画像信号に応じた信号電圧を印加して、表
示出力を行う。したがって、本実施形態によれば、アン
プAmpに付加される入力容量Ciをプリチャージし
て、予めプリチャージ電圧Vpに初期化することによ
り、前のサイクルにおいて入力容量Ciに蓄積された電
荷の影響を打ち消すことができ、適切な出力電圧を出力
することができる。
【0020】ここで、アンプAmpの入力容量Ciをプ
リチャージするプリチャージ電圧Vpと、アンプAmp
の入出力信号特性について、図面を参照して説明する。
図4は、プリチャージ電圧VpとアンプAmpの入出力
信号特性との関係を示す図である。まず、プリチャージ
電圧Vpが、信号ドライバ(出力回路)に供給される動
作用の電源電圧Vddの場合について説明する。この場
合、上述したタイミングチャート(図2)に示すよう
に、制御信号INHに基づいてアンプAmpの入力容量
Ciにプリチャージ電圧Vp(=Vdd)が充電され
る。一方、アンプAmpの入力端子に信号電圧を印加す
るS/HコンデンサC1、C2に充電されている電圧
は、画像信号の信号電圧であって、通常、電源電圧Vd
dよりも低い値に設定されている。そのため、スイッチ
Swb1、Swb2のON動作によりS/Hコンデンサ
C1、C2に充電されている電圧をアンプAmpの入力
端子に印加しようとすると、プリチャージ電圧Vddに
充電された入力容量CiからS/HコンデンサC1、C
2に電荷が流入し、S/HコンデンサC1、C2に充電
されていた信号電圧が上昇する。
リチャージするプリチャージ電圧Vpと、アンプAmp
の入出力信号特性について、図面を参照して説明する。
図4は、プリチャージ電圧VpとアンプAmpの入出力
信号特性との関係を示す図である。まず、プリチャージ
電圧Vpが、信号ドライバ(出力回路)に供給される動
作用の電源電圧Vddの場合について説明する。この場
合、上述したタイミングチャート(図2)に示すよう
に、制御信号INHに基づいてアンプAmpの入力容量
Ciにプリチャージ電圧Vp(=Vdd)が充電され
る。一方、アンプAmpの入力端子に信号電圧を印加す
るS/HコンデンサC1、C2に充電されている電圧
は、画像信号の信号電圧であって、通常、電源電圧Vd
dよりも低い値に設定されている。そのため、スイッチ
Swb1、Swb2のON動作によりS/Hコンデンサ
C1、C2に充電されている電圧をアンプAmpの入力
端子に印加しようとすると、プリチャージ電圧Vddに
充電された入力容量CiからS/HコンデンサC1、C
2に電荷が流入し、S/HコンデンサC1、C2に充電
されていた信号電圧が上昇する。
【0021】すなわち、本来、アンプAmpに求められ
る入出力信号特性(増幅特性)は、図中点線の特性線で
示すように、入力電圧と出力電圧が1:1になる関係で
あるのに対して、プリチャージ電圧Vpを電源電圧Vd
dに設定した場合、電圧VddとS/HコンデンサC
1、C2に蓄積された信号電圧との電圧の差分だけ、ア
ンプAmpの入力端子の電位が上昇してしまい、その結
果、信号ラインに出力される出力電圧が、本来の信号電
圧よりも高くなって(図中一点鎖線で表示)、適切な表
示出力が行われなくなる。そこで、本実施形態において
は、プリチャージ電圧Vpを電源電圧Vddの半分(V
dd/2)に設定することにより、図中一点鎖線で示し
た特性線が下方に平行移動し(図中実線で表示)、アン
プAmpの入力端子に印加される信号電圧の振幅の中心
(Vdd/2)で、入出力信号電圧の関係が1:1とな
る。
る入出力信号特性(増幅特性)は、図中点線の特性線で
示すように、入力電圧と出力電圧が1:1になる関係で
あるのに対して、プリチャージ電圧Vpを電源電圧Vd
dに設定した場合、電圧VddとS/HコンデンサC
1、C2に蓄積された信号電圧との電圧の差分だけ、ア
ンプAmpの入力端子の電位が上昇してしまい、その結
果、信号ラインに出力される出力電圧が、本来の信号電
圧よりも高くなって(図中一点鎖線で表示)、適切な表
示出力が行われなくなる。そこで、本実施形態において
は、プリチャージ電圧Vpを電源電圧Vddの半分(V
dd/2)に設定することにより、図中一点鎖線で示し
た特性線が下方に平行移動し(図中実線で表示)、アン
プAmpの入力端子に印加される信号電圧の振幅の中心
(Vdd/2)で、入出力信号電圧の関係が1:1とな
る。
【0022】このようなプリチャージ電圧Vpの設定に
よれば、入力電圧がVdd/2の近傍でのみ、入出力信
号電圧の関係が1:1となり、その前後では求められる
特性からずれることになるが、電圧Vdd/2を中心と
して、特性線のずれが上下均等に生じることになるの
で、出力回路の機能上問題はない。すなわち、一般に、
画像信号から取り出される(サンプリングされる)信号
電圧は、ノイズ等の混入を防止するために、高電源電位
(Vdd)及び低電源電位(0V)付近の電圧を避ける
ように設定されるため、信号ラインには信号電圧に応じ
た出力電圧が出力されることになる。したがって、プリ
チャージ電圧Vpを電源電圧Vddの半分(Vdd/
2)に設定することにより、信号電圧に対応した電圧が
アンプAmpの入力端子に印加されるとともに、信号電
圧に応じた出力電圧が信号ラインに出力されるため、表
示画質の劣化を招くことなく、良好な表示出力を行うこ
とができる。なお、本実施形態においては、プリチャー
ジ電圧Vpを電源電圧Vddの1/2として、アンプA
mpの入力容量Ciを初期化する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、アンプA
mpの入出力信号特性を1:1、あるいは、概ね1:1
になるような特性を示すように電圧設定するものであれ
ば、他の電圧であっても良いことは言うまでもない。
よれば、入力電圧がVdd/2の近傍でのみ、入出力信
号電圧の関係が1:1となり、その前後では求められる
特性からずれることになるが、電圧Vdd/2を中心と
して、特性線のずれが上下均等に生じることになるの
で、出力回路の機能上問題はない。すなわち、一般に、
画像信号から取り出される(サンプリングされる)信号
電圧は、ノイズ等の混入を防止するために、高電源電位
(Vdd)及び低電源電位(0V)付近の電圧を避ける
ように設定されるため、信号ラインには信号電圧に応じ
た出力電圧が出力されることになる。したがって、プリ
チャージ電圧Vpを電源電圧Vddの半分(Vdd/
2)に設定することにより、信号電圧に対応した電圧が
アンプAmpの入力端子に印加されるとともに、信号電
圧に応じた出力電圧が信号ラインに出力されるため、表
示画質の劣化を招くことなく、良好な表示出力を行うこ
とができる。なお、本実施形態においては、プリチャー
ジ電圧Vpを電源電圧Vddの1/2として、アンプA
mpの入力容量Ciを初期化する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、アンプA
mpの入出力信号特性を1:1、あるいは、概ね1:1
になるような特性を示すように電圧設定するものであれ
ば、他の電圧であっても良いことは言うまでもない。
【0023】<第2の実施形態>次に、本発明に係る液
晶駆動装置の第2の実施形態について、図面を参照して
説明する。図5は、本発明に係る液晶駆動装置の第2の
実施形態を示す回路構成図である。ここで、第1の実施
形態と同等の構成については、同一の符号を付して、そ
の説明を省略する。図5に示すように、本実施形態にお
いては、第1の実施形態に示した回路構成において、プ
リチャージ電圧Vpを、信号ドライバの低電位電源であ
る接地電位Vss(=0V)に設定するとともに、アン
プAmpの増幅率(アンプゲイン)を1以上に設定した
ことを特徴とする。
晶駆動装置の第2の実施形態について、図面を参照して
説明する。図5は、本発明に係る液晶駆動装置の第2の
実施形態を示す回路構成図である。ここで、第1の実施
形態と同等の構成については、同一の符号を付して、そ
の説明を省略する。図5に示すように、本実施形態にお
いては、第1の実施形態に示した回路構成において、プ
リチャージ電圧Vpを、信号ドライバの低電位電源であ
る接地電位Vss(=0V)に設定するとともに、アン
プAmpの増幅率(アンプゲイン)を1以上に設定した
ことを特徴とする。
【0024】次に、このような液晶駆動装置における動
作について、図面を参照して説明する。図6は、本実施
形態におけるプリチャージ電圧VpとアンプAmpの入
出力信号特性との関係を示す図である。本実施形態にお
ける動作は、上述したタイミングチャート(図2)に示
すように、制御信号INHに基づいてアンプAmpの入
力容量Ciに蓄積された電荷が、接地電位Vssに完全
に放電され、アンプAmpの入力端子の電圧をVssに
プリチャージ(初期化)する。一方、アンプAmpの入
力端子に信号電圧を印加するS/HコンデンサC1、C
2に充電されている電圧は、通常、接地電位Vssより
も高い値に設定されている。そのため、スイッチSwb
1、Swb2のON動作によりS/HコンデンサC1、
C2に充電されている電圧をアンプAmpの入力端子に
印加しようとすると、S/HコンデンサC1、C2から
接地電位にプリチャージされた入力容量Ciに電荷が流
入することになり、S/HコンデンサC1、C2に充電
されていた信号電圧が下降する。
作について、図面を参照して説明する。図6は、本実施
形態におけるプリチャージ電圧VpとアンプAmpの入
出力信号特性との関係を示す図である。本実施形態にお
ける動作は、上述したタイミングチャート(図2)に示
すように、制御信号INHに基づいてアンプAmpの入
力容量Ciに蓄積された電荷が、接地電位Vssに完全
に放電され、アンプAmpの入力端子の電圧をVssに
プリチャージ(初期化)する。一方、アンプAmpの入
力端子に信号電圧を印加するS/HコンデンサC1、C
2に充電されている電圧は、通常、接地電位Vssより
も高い値に設定されている。そのため、スイッチSwb
1、Swb2のON動作によりS/HコンデンサC1、
C2に充電されている電圧をアンプAmpの入力端子に
印加しようとすると、S/HコンデンサC1、C2から
接地電位にプリチャージされた入力容量Ciに電荷が流
入することになり、S/HコンデンサC1、C2に充電
されていた信号電圧が下降する。
【0025】すなわち、本来、アンプAmpに求められ
る入出力信号特性は、図中点線の特性線で示すように、
入力電圧と出力電圧が1:1になる関係であるのに対し
て、プリチャージ電圧Vpを接地電位Vssに設定した
場合、S/HコンデンサC1、C2に蓄積された信号電
圧により入力容量Ciを充電した後の下降した電圧が、
アンプAmpの入力端子の電位となる。その結果、信号
ラインに出力される出力電圧が、本来の信号電圧よりも
低くなって(図中一点鎖線で表示)、適切な表示出力が
行われなくなる。ここで、アンプAmpの増幅率は、従
来あるいは第1の実施形態の構成と同様に、1であるも
のとする。そこで、本実施形態においては、アンプAm
pの増幅率を、1以上に設定することにより、入出力信
号電圧の関係が1:1になるように補正する。すなわ
ち、アンプAmpの増幅率の調整は、入出力信号電圧の
関係を示す特性線の傾きを変更することであるため、増
幅率を1以上に設定することにより、特性線の傾き大き
くして、出力電圧の下降幅が大きい電圧Vdd側を上昇
させて、本来の特性線に近似する入出力信号電圧の関係
(図中実線で表示)を得ることができる。
る入出力信号特性は、図中点線の特性線で示すように、
入力電圧と出力電圧が1:1になる関係であるのに対し
て、プリチャージ電圧Vpを接地電位Vssに設定した
場合、S/HコンデンサC1、C2に蓄積された信号電
圧により入力容量Ciを充電した後の下降した電圧が、
アンプAmpの入力端子の電位となる。その結果、信号
ラインに出力される出力電圧が、本来の信号電圧よりも
低くなって(図中一点鎖線で表示)、適切な表示出力が
行われなくなる。ここで、アンプAmpの増幅率は、従
来あるいは第1の実施形態の構成と同様に、1であるも
のとする。そこで、本実施形態においては、アンプAm
pの増幅率を、1以上に設定することにより、入出力信
号電圧の関係が1:1になるように補正する。すなわ
ち、アンプAmpの増幅率の調整は、入出力信号電圧の
関係を示す特性線の傾きを変更することであるため、増
幅率を1以上に設定することにより、特性線の傾き大き
くして、出力電圧の下降幅が大きい電圧Vdd側を上昇
させて、本来の特性線に近似する入出力信号電圧の関係
(図中実線で表示)を得ることができる。
【0026】このようなプリチャージ電圧Vp及びアン
プAmpの増幅率の設定によれば、入出力信号電圧の関
係が1:1となり、信号電圧に対応した電圧がアンプA
mpの出力電圧として信号ラインに出力されるため、表
示画質の劣化を招くことなく、良好な表示出力を行うこ
とができる。なお、本実施形態においては、プリチャー
ジ電圧Vpを接地電位Vss(0V)としてアンプAm
pの入力容量Ciを初期化し、かつ、アンプ回路の増幅
率を1以上に設定する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、アンプの入出力信号
特性を1:1、あるいは、概ね1:1になるような特性
を示すように電圧及び増幅率を設定するものであれば、
他の構成であっても良いことは言うまでもない。
プAmpの増幅率の設定によれば、入出力信号電圧の関
係が1:1となり、信号電圧に対応した電圧がアンプA
mpの出力電圧として信号ラインに出力されるため、表
示画質の劣化を招くことなく、良好な表示出力を行うこ
とができる。なお、本実施形態においては、プリチャー
ジ電圧Vpを接地電位Vss(0V)としてアンプAm
pの入力容量Ciを初期化し、かつ、アンプ回路の増幅
率を1以上に設定する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、アンプの入出力信号
特性を1:1、あるいは、概ね1:1になるような特性
を示すように電圧及び増幅率を設定するものであれば、
他の構成であっても良いことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、液晶駆動
装置に適用される信号ドライバの出力回路に、所定の周
期で交互に画像信号を蓄積、出力する2系統のサンプル
ホールド回路と、サンプルホールド回路から交互に出力
される信号電圧を増幅して信号ラインに出力する単一の
アンプ回路と、サンプルホールド回路から出力される信
号電圧の切り替わりタイミングに同期して、アンプ回路
の入力電位を初期化するプリチャージ回路と、を備えた
ことにより、アンプ回路の入力端子部分に存在する入力
容量を予め所定のプリチャージ電圧に初期化することが
できるため、前に入力容量に蓄積された電荷の影響を打
ち消して、適切な出力電圧を出力することができる。ま
た、2系統のサンプルホールド回路から出力される信号
電圧を単一のアンプ回路により増幅、出力することによ
り、信号ライン1本に対してアンプ回路を1個備えるだ
けでよいので、回路規模の縮小を図りチップサイズの小
型化を促進することができるとともに、アンプによる消
費電力を半減することができる。
装置に適用される信号ドライバの出力回路に、所定の周
期で交互に画像信号を蓄積、出力する2系統のサンプル
ホールド回路と、サンプルホールド回路から交互に出力
される信号電圧を増幅して信号ラインに出力する単一の
アンプ回路と、サンプルホールド回路から出力される信
号電圧の切り替わりタイミングに同期して、アンプ回路
の入力電位を初期化するプリチャージ回路と、を備えた
ことにより、アンプ回路の入力端子部分に存在する入力
容量を予め所定のプリチャージ電圧に初期化することが
できるため、前に入力容量に蓄積された電荷の影響を打
ち消して、適切な出力電圧を出力することができる。ま
た、2系統のサンプルホールド回路から出力される信号
電圧を単一のアンプ回路により増幅、出力することによ
り、信号ライン1本に対してアンプ回路を1個備えるだ
けでよいので、回路規模の縮小を図りチップサイズの小
型化を促進することができるとともに、アンプによる消
費電力を半減することができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、プリチャー
ジ回路は、サンプルホールド回路から出力される信号電
圧のアンプ回路への入力に先立って、アンプ回路の入力
電位を出力回路の電源電位の1/2に初期化することに
より、信号電圧に対応した電圧がアンプ回路の入力端子
に印加されるとともに、信号電圧に応じた出力電圧が信
号ラインに出力されるため、表示画質の劣化を招くこと
なく、良好な表示出力を行うことができる。請求項3記
載の発明によれば、プリチャージ回路は、サンプルホー
ルド回路から出力される信号電圧のアンプ回路への入力
に先立って、アンプ回路の入力電位を接地電位に初期化
するとともに、アンプ回路は、入出力信号特性が1:1
になるように増幅率を設定されていることにより、信号
電圧に対応した電圧がアンプ回路の出力電圧として信号
ラインに出力されるため、表示画質の劣化を招くことな
く、良好な表示出力を行うことができる。
ジ回路は、サンプルホールド回路から出力される信号電
圧のアンプ回路への入力に先立って、アンプ回路の入力
電位を出力回路の電源電位の1/2に初期化することに
より、信号電圧に対応した電圧がアンプ回路の入力端子
に印加されるとともに、信号電圧に応じた出力電圧が信
号ラインに出力されるため、表示画質の劣化を招くこと
なく、良好な表示出力を行うことができる。請求項3記
載の発明によれば、プリチャージ回路は、サンプルホー
ルド回路から出力される信号電圧のアンプ回路への入力
に先立って、アンプ回路の入力電位を接地電位に初期化
するとともに、アンプ回路は、入出力信号特性が1:1
になるように増幅率を設定されていることにより、信号
電圧に対応した電圧がアンプ回路の出力電圧として信号
ラインに出力されるため、表示画質の劣化を招くことな
く、良好な表示出力を行うことができる。
【図1】第1の実施形態に係る液晶駆動装置を示す回路
構成図である。
構成図である。
【図2】信号ドライバの出力回路部に設けられた各スイ
ッチの動作を示すタイミングチャートである。
ッチの動作を示すタイミングチャートである。
【図3】スイッチ動作に伴うアンプの出力電圧の変化を
示す図である。
示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるプリチャージ電圧Vp
とアンプAmpの入出力信号特性との関係を示す図であ
る。
とアンプAmpの入出力信号特性との関係を示す図であ
る。
【図5】第2の実施形態に係る液晶駆動装置を示す回路
構成図である。
構成図である。
【図6】第2の実施形態におけるプリチャージ電圧Vp
とアンプAmpの入出力信号特性との関係を示す図であ
る。
とアンプAmpの入出力信号特性との関係を示す図であ
る。
【図7】従来採用されてきた液晶表示装置の概略構成図
である。
である。
【図8】2ラッチ方式のサンプルホールド回路を有する
信号ドライバの出力回路部を示す回路構成図である。
信号ドライバの出力回路部を示す回路構成図である。
【図9】信号ドライバの動作を示すタイミングチャート
である。
である。
【図10】液晶表示装置の他の例を示す概略構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 10 液晶表示パネル 20 信号ドライバ 20a 信号ライン 30 走査ドライバ 30a 走査ライン Swa1〜Swb2 アナログスイッチ C1、C2 S/Hコンデンサ Swc プリチャージスイッチ Amp ボルテージフォロワアンプ Ci 入力容量
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NC21 NC23 NC34 ND15 ND39 ND50 5C006 AA01 AA22 AF51 AF54 BB16 BC03 BC12 BF04 BF11 BF25 BF28 BF37 BF49 FA26 FA41 FA47 GA03 5C080 AA10 BB05 CC03 DD03 DD22 DD26 EE30 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 5C094 AA02 AA15 AA22 AA53 AA54 AA56 BA03 BA43 CA19 DA09 DB01 EA04 EA05 EA10 FB14 FB16 GA10
Claims (3)
- 【請求項1】 液晶表示パネルを構成する液晶画素に接
続された信号ラインに、画像信号に基づいて駆動信号を
生成、出力する信号ドライバを有する液晶駆動装置にお
いて、 前記信号ドライバの出力回路は、第1及び第2の経路に
設けられた電荷蓄積部に、所定の周期で交互に前記画像
信号を蓄積、出力する2系統のサンプルホールド回路
と、前記サンプルホールド回路の前記第1及び第2の経
路から交互に出力される信号電圧を所定の増幅率で増幅
し、前記信号ラインに出力するアンプ回路と、前記サン
プルホールド回路の第1及び第2の経路から出力される
信号電圧の切り替わりタイミングに同期して、前記アン
プ回路の入力電位を初期化するプリチャージ回路と、を
備えたことを特徴とする液晶駆動装置。 - 【請求項2】 前記プリチャージ回路は、前記第1及び
第2の経路から出力される信号電圧の前記アンプ回路へ
の入力に先立って、前記アンプ回路の入力電位を前記出
力回路の電源電位の1/2に初期化することを特徴とす
る請求項1記載の液晶駆動装置。 - 【請求項3】 前記プリチャージ回路は、前記第1及び
第2の経路から出力される信号電圧の前記アンプ回路へ
の入力に先立って、前記アンプ回路の入力電位を接地電
位に初期化し、 前記アンプ回路は、前記信号ラインへの出力電圧が、前
記第1及び第2の経路から出力される信号電圧と等しく
なるように、前記増幅率が設定されていることを特徴と
する請求項1記載の液晶駆動装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP37710698A JP2000200069A (ja) | 1998-12-30 | 1998-12-30 | 液晶駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP37710698A JP2000200069A (ja) | 1998-12-30 | 1998-12-30 | 液晶駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000200069A true JP2000200069A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18508260
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP37710698A Pending JP2000200069A (ja) | 1998-12-30 | 1998-12-30 | 液晶駆動装置 |
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JP (1) | JP2000200069A (ja) |
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- 1998-12-30 JP JP37710698A patent/JP2000200069A/ja active Pending
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