JPH11305739A - 増幅回路及びこれを用いた液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

増幅回路及びこれを用いた液晶ディスプレイ装置

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JPH11305739A
JPH11305739A JP11673498A JP11673498A JPH11305739A JP H11305739 A JPH11305739 A JP H11305739A JP 11673498 A JP11673498 A JP 11673498A JP 11673498 A JP11673498 A JP 11673498A JP H11305739 A JPH11305739 A JP H11305739A
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differential
signal
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input
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JP11673498A
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Tetsuro Itakura
哲朗 板倉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】増幅回路の入力容量や配線容量などの寄生容量
により以前の信号電圧の影響を受けないのみならず、増
幅回路の前段のサンプルホールド回路で保持された信号
電圧に対して影響を与えることがない増幅回路を提供す
る。 【解決手段】二つの差動入力段A1,A2のうちホール
ド状態のサンプルホールド回路SH2の出力を入力とす
る差動入力段A2の出力信号をスイッチSW13で選択
して出力段A3に入力し、出力段A3の出力を差動入力
段A1,A2の入力に帰還する増幅回路において、差動
対トランジスタM11,M12およびM21,M22の
ソース間にスイッチSW11,SW21を接続し、差動
入力段A2のスイッチSW21はオンとし、サンプリン
グ状態のサンプルホールド回路SH1の出力信号を入力
とする差動入力段A1のスイッチSW11をオフとし
て、トランジスタM12をソースフォロワとして動作さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅回路及びこれ
を信号線駆動回路に用いた液晶ディスプレイ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶ディスプレイ装置は図5に
示すように、液晶セル101がマトリクス状に配列さ
れ、画像信号が供給される複数本の信号線104と複数
本の走査線105が交差して配設されて構成された液晶
ディスプレイパネル100、画像信号に応じて信号線1
04を駆動する駆動回路102、および走査線105を
選択的に駆動する走査線選択回路103により構成され
る。
【0003】図6に、図5中の信号線駆動回路102の
従来の構成例を示す。同図に示すように、信号線駆動回
路はサンプリングのスタートパルスSTPを入力し、サ
ンプリングのタイミングを与えるためのパルス(以下、
サンプリングパルスという)を出力するシフトレジスタ
201と、水平走査期間のタイミングを与えるH−CT
L信号、あるいはこれをインバータ202で反転した信
号とシフトレジスタ201からのサンプリングパルスを
受け、サンプリング状態かホールド状態かを決定するA
ND回路群203と、ビデオ信号Vsig.とAND回路2
03群の出力を入力し、水平走査期間毎にサンプリング
状態とホールド状態を交互に繰り返すサンプルホールド
回路群204と、ホールド状態にあるサンプルホールド
回路の出力信号を選択する選択スイッチ群205と、選
択スイッチ群205により選択された信号に従って図5
中の信号線104を駆動するバッファ回路群206より
構成される。
【0004】この信号線駆動回路102では、サンプリ
ング回路群204のうちホールド状態にあるサンプルホ
ールド回路の出力信号を選択スイッチ群205によって
選択した後、バッファ回路群206を介して信号線10
4を駆動し、その間に次の水平走査期間のビデオ信号V
sig.をサンプリング状態にあるサンプルホールド回路で
サンプリングすることにより、高速動作を可能としてい
る。
【0005】一般に、図5中の信号線104は数千本も
存在する。このような多数の信号線104を駆動する信
号線駆動回路102を集積化するため、図6中のサンプ
ルホールド回路群204には、図7に示すようなアナロ
グスイッチからなるサンプル用スイッチSWとホールド
用キャパシタCHからなる簡単なサンプルホールド回路
SHが使われている。
【0006】図6に示す構成の信号線駆動回路102で
は、バッファ回路群206のそれぞれの入力容量、選択
スイッチ群205のそれぞれの出力の寄生容量、および
配線容量がバッファ回路群206のそれぞれの入力部の
寄生容量207として存在する。図7では、Cpがこの
寄生容量207に相当する。この寄生容量Cpの存在に
より、ホールド状態のサンプルホールド回路の出力が選
択されたとき、選択されたサンプルホールド回路のホー
ルド用キャパシタCHに保持されている電荷の一部が寄
生容量Cpに流れ込んだり、逆に寄生容量Cpに残って
いた信号電荷がホールド用キャパシタCHに流れ込む現
象が起こる。
【0007】この現象のため、サンプルホールド回路群
204で保持された電圧が正確にバッファ回路群206
に伝わらず、サンプルホールド回路群204からバッフ
ァ回路群206までの間の信号利得が影響を受けるだけ
でなく、サンプルホールド回路群の出力が1水平走査期
間前のビデオ信号電圧の影響を受けてしまうという問題
がある。これは例えば、液晶ディスプレイ装置で表示さ
れる画像が隣接するライン間で画素値が変化しているよ
うな絵柄の場合、画素値の変化を忠実に再現できなくな
ることになり、大きな問題となる。
【0008】このような問題を解決するために、例えば
特公平6−54961号では、ホールド状態のサンプル
ホールド回路の出力を選択する前に、リセット用スイッ
チにより寄生容量Cpを所定の電圧にリセットする手法
が開示されている。しかしながら、この手法では1水平
走査期間前の信号電圧の影響を回避できるものの、ホー
ルド状態のサンプルホールド回路の出力が選択されたと
き、ホールド用キャパシタCHに保持されている信号電
荷の一部が寄生容量Cpに流れ込んでしまうことに変わ
りはなく、これによりサンプルホールド回路からバッフ
ァ回路までの間の信号利得が変化してしまうという問題
は依然として残る。
【0009】一方、特開昭64−88494号の図3に
は、各々のサンプルホールド回路の出力側にバッファ回
路を設け、これらのバッファ回路の出力側でホールド状
態にあるサンプルホールド回路の出力信号を選択する手
法が示されているが、この手法では信号線を駆動してい
ないバッファ回路でも余分に電力が消費されてしまうと
いう問題がある。
【0010】この問題を避けるため、同じく特開昭64
−88494号の図1および図5には、バッファ回路の
差動入力段をサンプルホールド回路の数と同数だけ用意
し、二つの差動入力段に対して出力段を共通に用い、ホ
ールド状態にあるサンプルホールド回路の出力信号が入
力される差動入力段の出力信号を出力段に供給するよう
にした構成が示されている。
【0011】この場合、サンプリング状態にあるサンプ
ルホールド回路の出力信号が入力される方の差動入力段
は、その出力端子が出力段と切り離され、出力段から帰
還が施されないため、この差動入力段の正負両入力端子
の電圧は異なった値となる。一般的に、差動入力段を構
成する差動対トランジスタは、差動入力段の正負両入力
端子の電圧差が小さくともスイッチングし、オン状態の
方のトランジスタのみに電流が流れる。このため、サン
プリング状態にあるサンプルホールド回路に接続されて
いる差動入力段のトランジスタは、そのサンプルホール
ド回路の出力電圧に依存してオン・オフするので、結果
的に差動入力段の入力容量はサンプリング状態にあるサ
ンプルホールド回路の出力電圧に依存して変化してしま
うことになる。
【0012】一方、サンプルホールド回路がサンプリン
グ状態からホールド状態に移ると、そのサンプルホール
ド回路に接続されている差動入力段はその出力信号が出
力段に入力され、この出力段から帰還がかかって差動入
力段の正負両入力端子の電圧は等しくなる。従って、こ
のホールド状態のサンプリング回路に接続されたときの
差動入力段の入力容量と、サンプリング状態のサンプル
ホールド回路に接続されたときの差動入力段の入力容量
は異なることになるので、これらの入力容量の差により
サンプルホールド回路の出力電圧はサンプリング状態の
ときとホールド状態のときとで変化してしまう。このよ
うに特開昭64−88494号の構成でも、サンプリン
グ状態とホールド状態で信号電圧が変化してしまうとい
う問題は依然として残っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、例え
ば液晶ディスプレイ装置における信号線駆動回路のよう
に、複数のサンプルホールド回路のうちホールド状態の
サンプルホールド回路の出力を選択的に増幅して出力す
る増幅回路では、増幅回路の入力容量や増幅回路の入力
側の配線容量などによる寄生容量のため、以前にサンプ
ルホールド回路で保持された信号電圧の影響が残った
り、サンプルホールド回路のホールド用キャパシタに保
持された信号電荷が寄生容量により分割されて信号電圧
が小さくなったり、さらには増幅回路の入力容量がサン
プリング状態とホールド状態で異なることにより寄生容
量が変化して信号電圧が変化するなどの問題があった。
【0014】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、増幅回路の入力容量や増幅回路の入力側の配線容量
などの寄生容量により以前の信号電圧の影響を受けない
のみならず、増幅回路の前段のサンプルホールド回路で
保持された信号電圧に対して影響を与えることがなく、
正確な増幅動作を可能とした増幅回路を提供することに
ある。本発明の他の目的は、この増幅回路を信号線駆動
回路として用いて安定した動作が得られる液晶ディスプ
レイ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の増幅回路はそれぞれ二つの入力端子のうち
のいずれか一方の入力端子に入力信号を受ける第1およ
び第2の差動入力段と、これら第1および第2の差動入
力段の出力信号を交互に増幅する出力段と、第1および
第2の差動入力段をその出力信号が出力段により増幅さ
れる期間にはボルテージフォロアとして動作させ、その
出力信号が出力段により増幅されない期間にはソースフ
ォロワまたはエミッタフォロワとして動作させる手段と
を有することを特徴とする。
【0016】一つの態様によると、本発明の増幅回路は
第1および第2の差動入力段の出力信号を交互に選択す
る選択手段を有し、この選択手段により選択された信号
により出力段が駆動され、出力段はその出力端子が第1
および第2の差動入力段の他方の入力端子に接続され
る。また、第1および第2の差動入力段は、差動対トラ
ンジスタと、この差動対トランジスタの各々のソースま
たはエミッタにそれぞれ接続された電流源と、差動対ト
ランジスタの各々のソース間またはエミッタ間に接続さ
れたスイッチとにより構成される。さらに、第1および
第2の差動入力段のうち選択手段により出力信号が選択
される方の差動入力段のスイッチをオン、選択されない
方の差動入力段のスイッチをオフにする制御手段を有す
る。
【0017】このように構成された本発明の増幅回路で
は、それぞれ別の入力信号を第1および第2の差動入力
段に入力し、これらの差動出力段の出力信号を所定の時
間間隔毎に選択的に出力段に入力して増幅動作を行う場
合に、第1および第2の差動入力段の入力容量が常に一
定に保たれる。
【0018】すなわち、この増幅回路を例えばサンプリ
ング状態とホールド状態を交互に繰り返す二つのサンプ
ルホールド回路の出力側にバッファ回路として配置し、
それぞれのサンプルホールド回路の出力信号を第1およ
び第2の差動入力段で受けるようにした場合、増幅回路
の入力容量や入力側の配線容量などの寄生容量にも、サ
ンプルホールド回路のホールド用キャパシタと同様に信
号電圧が保持される。ここで、サンプリング状態のサン
プルホールド回路の出力信号が入力されている方の差動
入力段の差動対トランジスタのソースまたはエミッタ間
のスイッチをオフにすると、その差動入力段の差動対ト
ランジスタはソースフォロアまたはエミッタフォロワと
して動作する。このため、入力のサンプルホールド回路
がホールド状態のときスイッチをオンとし、差動入力段
をボルテージフォロアとして動作させたときの差動対ト
ランジスタの動作電流と、入力のサンプルホールド回路
がサンプリング状態のときの差動対トランジスタの動作
電流はほぼ等しくなり、入力のサンプルホールド回路が
サンプリング状態とホールド状態とで第1および第2の
差動入力段の増幅回路の入力容量はほぼ等しくなるの
で、上記の寄生容量も一定に保たれる。
【0019】従って、これらの寄生容量のために生じて
いた以前の信号電圧の影響を受けるという問題や、ホー
ルド用キャパシタおよび寄生容量に保持された信号電荷
が増幅回路の入力容量の変化に応じて再分配されること
により、信号電圧が変化するといった問題が解決され、
信号電圧を正確に増幅することが可能となる。
【0020】他の態様による本発明の増幅回路では、第
1および第2の差動入力段は差動対トランジスタの各々
のソース間またはエミッタ間に接続された第1のスイッ
チに加え、さらに差動対トランジスタの各々のドレイン
間またはコレクタ間に接続された第2のスイッチを有す
る。そして、第1および第2の差動入力段のうち選択手
段により出力信号が選択される方の差動入力段の第1の
スイッチをオン、第2のスイッチをオフとし、選択され
ない方の差動入力段の第1のスイッチをオフ、第2のス
イッチをオンにする制御手段をさらに有する。
【0021】このように第2のスイッチを新たに設け、
これを入力のサンプルホールド回路がサンプリング状態
のときオンにすることによって、差動入力段に含まれる
二つの電流源の電流値にばらつきがあっても、この電流
ばらつきによる影響で差動トランジスタ対がソースフォ
ロワまたはエミッタフォロワとして動作しなくなること
が避けられるので、上述した効果がより確実に発揮され
る。
【0022】さらに別の態様による本発明の増幅回路で
は、第1および第2の差動入力段で共通のカレントミラ
ー回路が負荷として設けられる。この場合、出力信号を
選択する選択手段および第2のスイッチは不要となる。
【0023】本発明に係る液晶ディスプレイ装置は、複
数の画素とこれらの各画素にビデオ信号に応じた信号電
圧を選択的に与えるための信号線および信号線と交差す
る走査線が配列形成された液晶ディスプレイパネルと、
信号線を前記ビデオ信号に応じて駆動する信号線駆動回
路と、走査線を選択する走査線選択回路とを有する。信
号線駆動回路は、ビデオ信号の水平走査期間毎にビデオ
信号に対するサンプリング状態とホールド状態を半数ず
つ交互に繰り返す複数のサンプルホールド回路と複数の
増幅回路とからなる。
【0024】これら複数の増幅回路は、本発明に基づく
増幅回路により構成され、その各々は状態の異なる二つ
のサンプルホールド回路の出力信号、すなわち一方がサ
ンプリング状態、他方がホールド状態のサンプルホール
ド回路の出力信号を第1および第2の差動入力段の二つ
の入力端子のうちのいずれか一方の入力端子にそれぞれ
受けるように構成される。
【0025】このように本発明の増幅回路をサンプルホ
ールド回路の出力側にバッファ回路として配置すること
により、サンプルホールド回路で保持されたビデオ信号
の信号電圧を正確に液晶ディスプレイパネルの信号に伝
達することができ、液晶ディスプレイ装置の画質を向上
させることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る増幅回路の構成を示す図である。この増幅回路A0
は、第1および第2の差動入力段A1,A2と、これら
差動入力段A1,A2のいずれか一方の出力信号を制御
信号H−CTLに従って選択的に入力し、増幅する出力
段A3より構成されている。容量Cp1およびCp2
は、差動入力段A1およびA2の入力容量と配線容量の
和を表している。以下、これらの容量Cp1およびCp
2を寄生容量という。
【0027】また、増幅回路A0の動作と効果を説明す
るため、図1にはサンプルホールド回路SH1,SH2
が図示してある。サンプルホールド回路SH1,SH2
は、サンプル用スイッチSW1,SW2とホールド用キ
ャパシタCH1,CH2によりそれぞれ構成される。サ
ンプル用スイッチSW1,SW2は、サンプリングパル
スSP1,SP2によりオン・オフ制御される。サンプ
ル用スイッチSW1,SW2が閉じることにより、入力
端子INの信号電圧がサンプリングされ、このサンプリ
ングされた信号電圧がホールド用キャパシタCH1,C
H2と容量Cp1,Cp2とでそれぞれ保持される。
【0028】さらに、本実施形態では増幅回路A0を構
成するトランジスタとしてMOSトランジスタを用いて
いるが、バイポーラトランジスタを用いても同様に構成
することができる。バイポーラトランジスタを用いる場
合、MOSトランジスタのゲート、ドレインおよびソー
スをそれぞれベース、コレクタおよびエミッタに置き換
えて考えればよい。
【0029】差動入力段A1およびA2は、差動対トラ
ンジスタM11,M12およびM21,M22と、これ
らの差動対トランジスタM11,M12およびM21,
M22に電流を供給する電流源I11,I12およびI
21,I22と、差動対トランジスタM11,M12お
よびM21,M22の負荷として動作するカレントミラ
ー回路を構成するトランジスタM13,M14およびM
23,M24と、差動入力段A1およびA2の出力信号
を交互に選択する出力選択スイッチSW12およびSW
22と、出力選択スイッチSW12およびSW22によ
る出力信号の選択動作に連動して差動入力段A1および
A2をボルテージフォロアまたはソースフォロワに切り
替えるモード切り替えスイッチSW11,SW21によ
り構成される。
【0030】すなわち、モード切り替えスイッチSW1
1,SW21は出力選択スイッチSW12およびSW2
2により差動入力段A1およびA2の出力信号が選択さ
れるときには閉じることにより、差動対トランジスタM
11,M12およびM21,M22をボルテージフォロ
ワとして動作させ、差動入力段A1およびA2の出力信
号が選択されないときには開くことにより、差動対トラ
ンジスタM11,M12およびM21,M22をソース
フォロアとして動作させる。
【0031】差動入力段A1およびA2の構成をさらに
詳しく説明すると、差動入力段A1およびA2の正側入
力端子であるトランジスタM12およびM22のゲート
は、サンプルホールド回路SH1およびSH2の出力端
子に接続されている。差動対トランジスタM11,M1
2およびM21,M22のソースは、電流源I11,I
12およびI21,I22をそれぞれ介して低電位側電
源端Vssに接続されている。
【0032】モード切り替えスイッチSW11,SW2
1は、差動対トランジスタM11,M12およびM2
1,M22のソース間にそれぞれ接続されている。差動
対トランジスタM11,M12およびM21,M22の
ドレインは、カレントミラー回路を構成するトランジス
タM13,M14およびM23,M24のドレインにそ
れぞれ接続され、トランジスタM13,M14およびM
23,M24のソースは高電位側電源端Vddに接続され
ている。トランジスタM13,M14は、ドレインとゲ
ートが接続され、いわゆるダイオード接続とされてい
る。
【0033】出力選択スイッチSW12およびSW22
は、差動入力段A1およびA2の出力端子であるトラン
ジスタM12のドレインとトランジスタM14のドレイ
ンとの接続点およびトランジスタM22のドレインとト
ランジスタM24のドレインとの接続点にそれぞれの一
端が接続され、それぞれの他端は出力段A3の入力端子
に共通に接続されている。
【0034】一方、出力段A3はトランジスタM31
と、トランジスタM31のドレインと低電位側電源端V
ssとの間に接続された電流源I31、およびトランジス
タM31のゲート・ドレイン間に接続された位相補償用
キャパシタCfにより構成されており、出力段A3の出
力端子であるトランジスタM31のドレインは増幅回路
A0の出力端子OUTに接続されるとともに、差動入力
段A1およびA2の負側入力端子であるトランジスタM
12およびM22のゲートに帰還されている。
【0035】モード切り替えスイッチSW11およびS
W21と出力選択スイッチSW12およびSW22の制
御系について説明すると、スイッチSW11,SW21
は図示しないタイミング発生器から供給される制御信
号、例えばビデオ信号の1水平走査期間毎に反転する水
平走査期間タイミング信号H−CTLにより制御され、
スイッチSW12,SW22は水平走査期間タイミング
信号H−CTLをインバータINVにより反転した信号
によって制御される。
【0036】次に、本実施形態の増幅回路の動作を説明
する。ここでは、説明を簡単にするため、差動入力段A
1およびA2の電流源I11およびI21と電流源I1
2およびI22の電流は等しいものとする。さらに、差
動入力段A1およびA2のトランジスタM11およびM
21とトランジスタM12およびM22のサイズも等し
いものとする。
【0037】まず、図1の状態ではサンプルホールド回
路SH1は、サンプリングパルスSP1によりサンプル
用スイッチSW1が閉じてサンプリング状態、サンプル
ホールド回路SH2は、図6に示したように水平走査期
間タイミング信号H−CTLによりサンプリングパルス
SP1がこの水平走査期間の間0となるため、サンプル
用スイッチSW2が開いてホールド状態となっている。
【0038】このとき水平走査期間タイミング信号H−
CTLにより、サンプリング状態にあるサンプルホール
ド回路SH1の出力信号を入力としている差動入力段A
1の出力端子に接続された出力選択スイッチSW12は
開いているため、差動入力段A1の出力信号は出力段A
3に入力されない。
【0039】また、水平走査期間タイミング信号H−C
TLにより、差動入力段A1のモード切り替えスイッチ
SW11も開いているので、差動対トランジスタM1
1,M12は互いのソースが接続されず、単なるソース
フォロアとして動作する。このとき、ソースフォロアと
して動作しているトランジタM11,M12には、電流
源I11,I12から個別に電流が供給される。
【0040】一方、水平走査期間タイミング信号H−C
TLをインバータINVで反転した信号により、ホール
ド状態にあるサンプルホールド回路SH2の出力信号を
入力としている差動入力段A2の出力端子に接続された
出力選択スイッチSW22は閉じている。従って、この
出力選択スイッチSW22により差動入力段A2の出力
信号が出力段A3の入力として選択され、これが出力段
A3で増幅された後、増幅回路A0の出力端子OUTに
出力される。
【0041】さらに、出力選択スイッチSW22により
選択された差動入力段A2の出力信号は、出力段A3を
介してトランジスタM21のゲートに帰還されるので、
差動入力段A2はボルテージフォロアとして動作する。
このときスイッチSW21は閉じており、このスイッチ
SW21によりトランジスタM21,M22のソースは
共通に接続され、この共通接続点に電流源I21,I2
2が並列に接続された形となるため、トランジスタM2
1,M22は通常の差動対トランジスタとして動作す
る。
【0042】このように差動入力段A2がボルテージフ
ォロアとして動作するとき、差動入力段A2の二つの入
力端子である差動対トランジスタM21,M22のゲー
ト電圧はほぼ等しくなる。従って、トランジスタM2
1,M22に流れる動作電流はほぼ等しくなり、電流源
I21,I22からそれぞれ供給される電流の和の1/
2となる。
【0043】ここで、電流源I21,I22から供給さ
れる電流は等しいので、トランジスタM22に流れる動
作電流は、差動入力段A2の差動対トランジスタM2
1,M22がソースフォロアとして動作しているとき
と、差動入力段A2の出力信号が出力段A3を介して帰
還され、差動入力段A2がボルテージフォロアとして動
作しているときとで等しい。従って、差動入力段A2の
入力容量であるトランジスタM22の入力容量は、差動
入力段A2の入力端子(トランジスタM22のゲート)
に接続されているサンプルホールド回路SH2がサンプ
リング状態の場合とホールド状態の場合とで変化しな
い。
【0044】次に、次の水平走査期間に移り、水平走査
期間タイミング信号H−CTLが反転すると、サンプル
ホールド回路SH1がホールド状態、サンプルホールド
回路SH2がサンプリング状態となる。このとき、差動
入力段A1,A2は上記と全く逆の動作を行う。すなわ
ち、この場合は水平走査期間タイミング信号H−CTL
も反転し、この水平走査期間タイミング信号H−CTL
をインバータINVにより反転した信号により、サンプ
リング状態にあるサンプルホールド回路SH2の出力信
号を入力としている差動入力段A2の出力端子に接続さ
れた出力選択スイッチSW22が開き、差動入力段A2
の出力信号は出力段A3に入力されなくなり、また差動
入力段A2のモード切り替えスイッチSW21も開くの
で、差動対トランジスタM21,M22はソースフォロ
アとして動作する。このとき、トランジタM21,M2
2には電流源I21,I22から個別に動作電流が供給
される。
【0045】一方、反転した水平走査期間タイミング信
号H−CTLにより、ホールド状態にあるサンプルホー
ルド回路SH1の出力信号を入力としている差動入力段
A1の出力端子に接続された出力選択スイッチSW12
が閉じることによって、差動入力段A1の出力信号が出
力段A3の入力として選択され、これが出力段A3を介
して増幅回路A0の出力端子OUTに出力される。
【0046】さらに、出力選択スイッチSW12により
選択された差動入力段A1の出力信号は、出力段A3を
介してトランジスタM11のゲートに帰還されるので、
差動入力段A1はボルテージフォロアとして動作する。
このときスイッチSW11は閉じており、このスイッチ
SW11によりトランジスタM11,M22のソースは
共通に接続され、この共通接続点に電流源I11,I1
2が並列に接続された形となるため、トランジスタM1
1,M12は通常の差動対トランジスタとして動作す
る。
【0047】このように差動入力段A1がボルテージフ
ォロアとして動作するときには、差動入力段A1の二つ
の入力端子である差動対トランジスタM11,M12の
ゲート電圧はほぼ等しくなる。従って、トランジスタM
11,M12に流れる動作電流はほぼ等しくなり、電流
源I11,I12からそれぞれ供給される電流の和の1
/2となる。
【0048】ここで、電流源I11,I12から供給さ
れる電流は等しいので、トランジスタM12に流れる動
作電流は、差動入力段A1の差動対トランジスタM1
1,M12がソースフォロアとして動作しているとき
と、差動入力段A1の出力信号が出力段A3を介して帰
還され、差動入力段A1がボルテージフォロアとして動
作しているときとで等しい。従って、差動入力段A1の
入力容量であるトランジスタM12の入力容量は、差動
入力段A1の入力端子(トランジスタM12のゲート)
に接続されているサンプルホールド回路SH1がサンプ
リング状態の場合とホールド状態の場合とで変化しな
い。
【0049】このように本実施形態では、入力信号を第
1および第2の差動入力段A1およびA2に入力し、こ
れらの差動入力段A1およびA2の出力信号を所定の時
間間隔毎、例えば水平走査期間毎に選択的に出力段A3
に入力して増幅動作を行う増幅回路A0において、差動
入力段A1およびA2の入力容量を常に一定に保つこと
ができる。
【0050】ここで、例えば図1に示したように増幅回
路A0をサンプルホールド回路SH1,SH2の出力側
のバッファ回路として用いた場合、増幅回路A0の入力
容量や入力側の配線容量などからなる寄生容量Cp1,
Cp2にも、サンプルホールド回路SH1,SH2のホ
ールド用キャパシタCH1,CH2と同様に信号電圧が
保持される。しかし、上述したように差動入力段A1お
よびA2の入力容量が一定に保たれることで、寄生容量
Cp1,Cp2も一定に保たれるため、寄生容量Cp
1,Cp2のために生じていた以前の信号電圧の影響を
受けるという問題や、ホールド用キャパシタCH1,C
H2および寄生容量Cp1,Cp2に保持された信号電
荷が増幅回路A0の入力容量の変化に応じて再分配され
ることにより信号電圧が変化するといった問題が解消さ
れ、信号電圧を正確に増幅することができる。
【0051】(第2の実施形態)図2に、本発明の第2
の実施形態に係る増幅回路を示す。図1と同一部分に同
一符号を付して第1の実施形態との相違点を説明する
と、本実施形態では第1の実施形態の増幅回路にスイッ
チSW13およびS23が追加されている点が第1の実
施形態と異なる。
【0052】これらのスイッチSW13およびSW23
は、差動入力段A1およびA2の差動トランジスタ対M
11,M12およびM21,M22のドレイン間にそれ
ぞれ接続されており、それぞれ水平走査期間タイミング
信号H−CTLをインバータINVで反転した信号およ
び水平走査期間タイミング信号H−CTLにより、出力
選択スイッチSW12およびSW22と相補的に開閉制
御される。スイッチSW13およびSW23による効果
は、次の通りである。
【0053】図2のようにサンプルホールド回路SH1
がサンプリング状態、サンプルホールド回路SH2がホ
ールド状態の場合を考えると、サンプリング状態にある
サンプルホールド回路SH1の出力信号を入力としてい
る差動入力段A1の出力端子に接続された出力選択スイ
ッチSW12は開いており、差動入力段A1の出力信号
は出力段A3の入力として選択されず、また差動入力段
A1のモード切り替えスイッチSW11が開いているの
で、差動対トランジスタM11,M12はソースフォロ
アとして動作する。
【0054】このとき新たに設けられたスイッチSW1
3は閉じているので、カレントミラー回路のトランジス
タM13,M14は、M13のみならずM14もダイオ
ード接続された状態となるため、電流源I11,I12
によりトランジスタM11,M12に流れる電流は、こ
れら二つのダイオード接続されたトランジスタM13,
M14を並列に介して電源Vddに流れる。
【0055】ここで、電流源I11,I12の電流は本
来は等しく設定されるが、ばらつきにより例えば電流源
I11の電流がI−Δ、電流源I12の電流がIと微小
値Δだけ異なった値になったとする。スイッチSW13
がない場合、トランジスタM11のドレイン電流と同じ
電流I−Δがカレントミラー回路のトランジスタM13
およびM14に流れ、一方、トランジスタM12のドレ
インには電流源I12の電流と同じ電流Iが流れようと
する。このためトランジスタM12のドレイン電圧、さ
らにはソースドレイン間電圧が小さくなり、トランジス
タM12はソースフォロワとして動作し得なくなる可能
性がある。
【0056】これに対し、差動トランジスタ対M11,
M12のドレイン間に接続したスイッチSW13を閉じ
ると、トランジスタM13のみならずトランジスタM1
4もダイオード接続されることにより、電流源I11,
I12に上記と同様の電流ばらつきがあった場合、ダイ
オード接続されたトランジスタM13,M14に並列に
合計2I−Δの電流が流れ、差動トランジスタ対M1
1,M12のドレインには、これを等分したI−Δ/2
の電流がそれぞれ流れ込むことになる。従って、トラン
ジスタM12のドレイン電圧やソースドレイン間電圧の
低下は緩和され、トランジスタM12は正しくソースフ
ォロワとして動作するようになる。
【0057】一方、サンプルホールド回路SH1がホー
ルド状態、サンプルホールド回路SH2がサンプリング
状態の場合は、上記と逆に差動トランジスタ対M21,
M22のドレイン間に接続したスイッチSW23を閉じ
ることにより、トランジスタM22を正しくソースフォ
ロワとして動作させることができる。
【0058】このように本実施形態によれば、差動入力
段A1およびA2における電流源I11,I12および
I21,I22に若干のばらつきがあった場合でも、サ
ンプリング状態のサンプルホールド回路に接続されてい
る差動入力段の入力側のトランジスタM12およびM2
2を確実にソースフォロワとして動作させることが可能
となる。
【0059】従って、差動入力段A1およびA2の入力
容量であるトランジスタM12およびM22の入力容量
が差動入力段A1およびA2の入力端子(トランジスタ
M12およびM22のゲート)に接続されているサンプ
ルホールド回路SH1およびSH2がサンプリング状態
の場合とホールド状態の場合とで変化しない、という前
述の効果がより確実に得られる。
【0060】(第3の実施形態)図3に、本発明の第3
の実施形態に係る増幅回路を示す。図1および図2と同
一部分に同一符号を付して第1および第2の実施形態と
の相違点を中心に説明すると、図1および図2に示した
差動入力段A1およびA2は共に負荷として動作するカ
レントミラー回路を備えているのに対して、本実施形態
の増幅回路では差動入力段A1のトランジスタM13,
M14からなるカレントミラー回路を差動入力段A2と
共通に用いている点が異なっている。
【0061】さらに、本実施形態ではこのように差動入
力段A1およびA2でカレントミラー回路を共用するこ
とに伴い、差動入力段A1の出力端子であるトランジス
タM12のドレインと差動入力段A2の出力端子である
トランジスタM22のドレインを接続しているため、図
1および図2で設けられていた出力選択スイッチSW1
2およびSW22を除去している。このようにしても、
差動入力段A1およびA2のうち、ホールド状態のサン
プルホールド回路の出力信号を入力とする差動入力段の
出力信号のみが出力段A0によって増幅される。
【0062】(液晶ディスプレイ装置の信号線駆動回路
への適用例)図4は、本発明の増幅回路を図5に示した
液晶ディスプレイ装置における信号線駆動回路102に
用いた例を示す図である。この信号線駆動回路において
は、本発明の増幅回路は図6に示した従来の信号線駆動
回路における選択スイッチ群205とバッファ回路群2
06に代えて用いられている。
【0063】すなわち、この信号線駆動回路はサンプリ
ングのスタートパルスSTPを入力し、サンプリングの
タイミングを与えるためのサンプリングパルスを出力す
るシフトレジスタ201と、水平走査期間タイミングH
−CTL信号、あるいはこれをインバータ202で反転
した信号とシフトレジスタ201からのサンプリングパ
ルスを受け、サンプリング状態かホールド状態かを決定
するAND回路群203と、ビデオ信号Vsig.とAND
回路203群の出力を入力し、水平走査期間毎にサンプ
リング状態とホールド状態を半数ずつ交互に繰り返すサ
ンプルホールド回路群204と、これらサンプリング回
路群204の出力側にバッファ回路として設けられた増
幅回路群210からなる。
【0064】増幅回路群210は、先の第1〜第3の実
施形態で説明したいずれかの増幅回路A0を複数個用い
て構成され、増幅回路A0の各々は状態の異なる二つの
サンプルホールド回路の出力信号を差動入力段A1およ
びA2の二つの入力端子のうちのいずれか一方の入力端
子にそれぞれ受け、ホールド状態のサンプルホールド回
路の出力信号を増幅して、出力段A3から信号線104
へ増幅されたビデオ信号を出力する。
【0065】このように増幅回路群210に本発明の増
幅回路を用いることで、サンプルホールド回路群204
で保持されたビデオ信号の信号電圧を正確に液晶ディス
プレイパネル100の信号線104に伝達できるので、
液晶ディスプレイ装置の画質向上を図ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の増幅回路
によれば、入力のサンプルホールド回路がサンプリング
状態とホールド状態での第1および第2の差動入力段の
入力容量をほぼ等しくすることができる。
【0067】本発明の増幅回路をサンプルホールド回路
の出力側にバッファ回路として設けた場合、増幅回路の
入力容量や入力側の配線容量などを含む寄生容量にも、
サンプルホールド回路のホールド用キャパシタと同様に
信号電圧が保持されるが、第1および第2の差動入力段
の入力容量が一定に保たれることで、これらの寄生容量
も一定に保たれる。
【0068】従って、本発明によると寄生容量の存在の
ために生じていた以前の信号電圧の影響を受けるという
問題や、ホールド用キャパシタおよび寄生容量に保持さ
れた信号電荷が増幅回路の入力容量の変化に応じて再分
配されることにより信号電圧が変化するといった問題を
解消して、信号電圧を正確に増幅することが可能とな
る。また、本発明の増幅回路を液晶ディスプレイ装置に
おける信号線駆動回路に用いることで、液晶ディスプレ
イ装置の画質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る増幅回路の構成
を示す回路図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る増幅回路の構成
を示す回路図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る増幅回路の構成
を示す回路図
【図4】本発明の増幅回路を液晶ディスプレイ装置の信
号線駆動回路に適用した例を示すブロック図
【図5】液晶ディスプレイ装置の構成を示す図
【図6】図5における信号線駆動回路の従来の構成を示
すブロック図
【図7】信号線駆動回路に使用されるサンプルホールド
回路の例を示す図
【符号の説明】 100…液晶ディスプレイパネル 101…液晶セル 102…信号線駆動回路 103…走査線選択回路 104…信号線 105…走査線 201…シフトレジスタ 202…インバータ 203…AND回路群 204…サンプルホールド回路群 205…選択スイッチ群 206…バッファ回路群 207…バッファ回路群の入力容量 210…増幅回路群 A0…増幅回路 A1…第1の差動入力段 A2…第2の差動入力段 A3…出力段 Vsig.…ビデオ信号 SP,SP1,SP2…サンプリングパルス H−CTL…水平走査期間タイミング信号 IN…ビデオ信号入力端子 SH,SH1,SH2…サンプルホールド回路 SW,SW1,SW2…サンプル用スイッチ CH,CF1,CH2…ホールド用キャパシタ M11,M12、M21,M22…差動対トランジスタ M13,M14、M23,M24…カレントミラー回路
のトランジスタ M31…出力段トランジスタ OUT…増幅回路の出力端子 INV…インバータ I11,I12,I13,I14,I31…電流源 SW11,SW21…モード切り替えスイッチ(第1の
スイッチ) SW12,SW22…出力選択スイッチ SW13,SW23…第2のスイッチ Vdd…高電位側電源端 Vss…低電位側電源端 Cp,Cp1,Cp2…寄生容量(増幅回路の入力容量
と配線容量の和) Cf…位相補償用キャパシタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ二つの入力端子のうちのいずれか
    一方の入力端子に入力信号を受ける第1および第2の差
    動入力段と、 前記第1および第2の差動入力段の出力信号を交互に増
    幅する出力段と、 前記第1および第2の差動入力段をその出力信号が前記
    出力段により増幅される期間にはボルテージフォロアと
    して動作させ、その出力信号が前記出力段により増幅さ
    れない期間にはソースフォロワまたはエミッタフォロワ
    として動作させる手段とを有することを特徴とする増幅
    回路。
  2. 【請求項2】それぞれ二つの入力端子のうちのいずれか
    一方の入力端子に入力信号を受ける第1および第2の差
    動入力段と、 前記第1および第2の差動入力段の出力信号を交互に選
    択する選択手段と、 前記選択手段により選択された信号によって駆動され、
    その出力端子が前記第1および第2の差動入力段の他方
    の入力端子に接続される出力段とを具備し、 前記第1および第2の差動入力段は、差動対トランジス
    タと、前記差動対トランジスタの各々のソースまたはエ
    ミッタにそれぞれ接続された電流源と、前記差動対トラ
    ンジスタの各々のソース間またはエミッタ間に接続され
    たスイッチとにより構成され、 さらに前記第1および第2の差動入力段のうち前記選択
    手段により出力信号が選択される方の差動入力段の前記
    スイッチをオン、選択されない方の差動入力段の前記ス
    イッチをオフにする制御手段とを有することを特徴とす
    る増幅回路。
  3. 【請求項3】それぞれ二つの入力端子のうちのいずれか
    一方の入力端子に入力信号を受ける第1および第2の差
    動入力段と、 前記第1および第2の差動入力段のいずれか一方の出力
    信号を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された信号によって駆動され、
    その出力端子が前記第1および第2の差動入力段の他方
    の入力端子に接続される出力段とを具備し、 前記第1および第2の差動入力段は、 差動対トランジスタと、 前記差動対トランジスタの各々のソースまたはエミッタ
    にそれぞれ接続された電流源と、 前記差動トランジスタ対の各々のドレインまたはコレク
    タに接続されたカレントミラー回路と、 前記差動対トランジスタの各々のソース間またはエミッ
    タ間に接続された第1のスイッチと、 前記差動対トランジスタの各々のドレイン間またはコレ
    クタ間に接続された第2のスイッチとにより構成され、 さらに前記第1および第2の差動入力段のうち前記選択
    手段により出力信号が選択される方の差動入力段の第1
    のスイッチをオン、第2のスイッチをオフとし、選択さ
    れない方の差動入力段の第1のスイッチをオフ、第2の
    スイッチをオンにする制御手段を有することを特徴とす
    る増幅回路。
  4. 【請求項4】それぞれ二つの入力端子のうちのいずれか
    一方の入力端子に入力信号を受ける第1および第2の差
    動入力段と、 前記第1および第2の差動入力段の出力信号を交互に増
    幅するように設けられ、その出力端子が前記第1および
    第2の差動入力段の他方の入力端子に接続される出力段
    とを具備し、 前記第1および第2の差動入力段は、 差動対トランジスタと、 前記差動対トランジスタの各々のソースまたはエミッタ
    にそれぞれ接続された電流源と、 前記差動トランジスタ対の各々のドレインまたはコレク
    タに接続された、前記第1および第2の差動入力段で共
    通のカレントミラー回路と、 前記差動対トランジスタの各々のソース間またはエミッ
    タ間に接続されたスイッチとにより構成され、 さらに前記第1および第2の差動入力段のうち前記選択
    手段により出力信号が選択される方の差動入力段の前記
    スイッチをオン、選択されない方の差動入力段の前記ス
    イッチをオフにする制御手段を有することを特徴とする
    増幅回路。
  5. 【請求項5】複数の画素とこれらの各画素にビデオ信号
    に応じた信号電圧を選択的に与えるための信号線および
    該信号線と交差する走査線が配列形成された液晶ディス
    プレイパネルと、 前記信号線を前記ビデオ信号に応じて駆動する信号線駆
    動回路と、 前記走査線を選択する走査線選択回路とを有し、 前記信号線駆動回路は、 前記ビデオ信号の水平走査期間毎に該ビデオ信号に対す
    るサンプリング状態とホールド状態を半数ずつ交互に繰
    り返す複数のサンプルホールド回路と、 請求項1〜4のいずれか1項記載の複数の増幅回路とか
    らなり、 該複数の増幅回路の各々は、状態の異なる二つのサンプ
    ルホールド回路の出力信号を前記第1および第2の差動
    入力段の二つの入力端子のうちのいずれか一方の入力端
    子にそれぞれ受けることを特徴とする液晶ディスプレイ
    装置。
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