JP3329136B2 - アクティブマトリクス表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス表示装置

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JP3329136B2
JP3329136B2 JP11018095A JP11018095A JP3329136B2 JP 3329136 B2 JP3329136 B2 JP 3329136B2 JP 11018095 A JP11018095 A JP 11018095A JP 11018095 A JP11018095 A JP 11018095A JP 3329136 B2 JP3329136 B2 JP 3329136B2
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sampling pulse
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勝秀 内野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリクス表
示装置に関する。より詳しくは、点順次で映像信号を画
素に書き込む際のサンプリングタイミング制御技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5を参照して従来のアクティブマトリ
クス表示装置の一般的な構成を簡潔に説明する。図示す
る様に、アクティブマトリクス表示装置は行状のゲート
線Gと、列状の信号線S1,S2,S3,…,と両者の
各交差部に配された行列状の画素PXLとを備えてい
る。個々の画素PXLは薄膜トランジスタTr等からな
るスイッチング素子により駆動される。薄膜トランジス
タTrのゲート電極は対応するゲート線Gに接続され、
ソース電極は対応する信号線Sに接続され、ドレイン電
極は対応する画素PXLに接続されている。アクティブ
マトリクス表示装置は画素PXL等に加え、垂直走査回
路101及び水平走査回路102を内蔵している。垂直
走査回路101は各ゲート線Gを線順次走査し、一水平
期間毎に一行分の画素PXLを選択する。具体的には、
垂直走査回路101は外部から入力される互いに逆相の
垂直クロック信号VCK,VCKXに応じて動作し、同
じく外部から供給される垂直スタート信号VSTを順次
転送して、一水平期間毎に選択パルスを各ゲート線Gに
出力し、同一ライン上の薄膜トランジスタTrを導通状
態にする。これに対し、水平走査回路102は一水平期
間内で映像信号Videoを各信号線S1,S2,S
3,…,に順次サンプリングし、選択された一行分の画
素PXLに点順次で映像信号Videoの書き込みを行
なう。この水平走査回路102はフリップフロップFF
を多段接続したシフトレジスタ103を有している。シ
フトレジスタ103は外部から供給される一対の互いに
逆相な水平クロック信号HCK,HCKXに応じて動作
し、同じく外部から供給される水平スタート信号HST
を順次転送して、各段毎にサンプリングパルスA1,A
2,A3,…,を出力する。これらのサンプリングパル
スA1,A2,A3,…,は波形整形用の論理回路10
4を介して、最終的なサンプリングパルスB1,B2,
B3,…,が得られる。各信号線S1,S2,S3,
…,には水平スイッチHSW1,HSW2,HSW3,
…,が各々接続されており、共通のビデオライン105
を介して外部から映像信号Videoの供給を受ける。
各水平スイッチHSW1,HSW2,HSW3,…,は
各々対応するサンプリングパルスB1,B2,B3,
…,により順次開閉動作し、映像信号Videoを対応
する信号線S1,S2,S3,…,に順次サンプリング
する。
【0003】次に、図6のタイミングチャートを参照し
て、図5に示した水平走査回路102の動作を簡潔に説
明する。図示する様に、水平スタート信号HSTは単発
のパルスである。これに対し、水平クロック信号HC
K,HCKXは互いに逆相の矩形波であり、シフトレジ
スタ103はこれに応じて動作しHSTを順次転送し
て、選択パルスA1,A2,A3,…,を順次出力す
る。これらのサンプリングパルスAはシフトレジスタ1
03の各段毎に設けた論理回路104により波形整形さ
れ、互いに時間的に分離した最終的なサンプリングパル
スB1,B2,B3,…,が得られる。水平スイッチH
SW1,HSW2,HSW3,…,はこれらのサンプリ
ングパルスB1,B2,B3,…,に応じて順次開閉
し、映像信号Videoを対応する信号線にサンプリン
グする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7は1本の信号線S
の等価回路を示しており、信号線Sは抵抗Rと容量Cの
直列接続で表わされ、R及びCにより決まる時定数に従
った周波数特性(f特)を有している。例えば、ビデオ
ライン105を介して映像信号Videoが信号線Sに
サンプリングされると、その電位Vsigはサンプリン
グ開始点から所定の時定数に従って立ち上がり、サンプ
リング終了後同じく所定の時定数に従って立ち下がる。
【0005】図8は、2本の信号線S1,S2に着目し
た等価回路構成を表わしている。信号線S1はHSW1
を介してビデオライン105に接続している。HSW1
はサンプリングパルスB1により開閉制御される。同様
に、信号線S2はHSW2を介して共通のビデオライン
105に接続している。HSW2は次発のサンプリング
パルスB2により開閉制御される。
【0006】図9は、信号線S1及びS2に現われる信
号電位Vsig1及びVsig2の変化を示した波形図
である。この例では、1画素にのみ黒色(電位レベルV
o)を書き込み、残りの画素に白色(電位レベル0V)
を書き込む為に図示の様な映像信号Videoが供給さ
れている。この映像信号Videoに対し、サンプリン
グパルスB1,B2は位相がずれている。この様なサン
プリングパルスの位相シフトは、アクティブマトリクス
表示装置の製造プロセス上のばらつきや電源電圧依存性
等によって生じる。たまたま、ロット甲では映像信号V
ideoに対しサンプリングパルスBが位相ずれを起し
ている。この状態で、図8に示した信号線S1の信号電
位Vsig1の変化を見ると、B1の立ち上がりでVs
ig1は下降を始め、Videoが黒レベルに変化する
とこれに応じてVsig1も上昇する。途中でB1が立
ち下がる為、Vsig1は十分Voまで達する事ができ
ず、中途の電位V1でホールドされてしまう。同様に、
Vsig2についてもVideoが黒レベルから白レベ
ルに復帰した後B2が立ち下がるまで十分な時間がない
為、中途の電位V2がホールドされてしまう。
【0007】これに対し、アクティブマトリクス表示装
置のロット乙では、Videoに対しサンプリングパル
スBの位相が丁度整合している。この場合にはVsig
1はB1に応じて十分なサンプリング時間が与えられる
為、黒レベルに一致した電位Voでホールドされる。同
様に、Vsig2はVideoが0Vに復帰した後B2
に従って十分なサンプリング時間が与えられる為、略白
レベルに該当する0Vでホールドされる。
【0008】図10は、ロット甲とロット乙について画
素の表示状態を模式的に表わしている。ロット甲ではS
1の画素にグレイレベル(V1)が書き込まれ、S2の
画素にも同様にグレイレベル(V2)が書き込まれる。
これに対しロット乙ではS1の画素に黒レベル(Vo)
が書き込まれ、S2の画素に白レベル(0V)が書き込
まれる。本来、映像信号Videoに従って1画素(1
ドット)だけ黒表示を行なうべきであるのに対し、ロッ
ト甲のアクティブマトリクス表示装置ではそれが実現さ
れていない。つまり、ロット甲の様なサンプリングパル
スのタイミングでは解像度が劣化するという問題があ
る。特に、1ドット毎のサンプリングではなく、例えば
3ドット同時サンプリング等の駆動方式を採用した場
合、所謂「ゴースト」が発生してしまう。この様に、製
造プロセス上のばらつき等でサンプリングパルスの発生
タイミングが位相シフトすると、解像度劣化や「ゴース
ト」を発生させてしまう。図5に示した様に、サンプリ
ングパルスB1,B2,B3,…,のばらつきは、シフ
トレジスタ103のフリップフロップ転送段からHSW
ドライバ(出力段)の間のトランジスタばらつきが重畳
されて起きる。HSWドライバまでのトランジスタ素子
数をなるべく少なくすればサンプリングパルスのばらつ
きは減少可能である。しかしながら、実際にはHCK,
HCKXの立ち上がり及び立ち下がりのエッジから、シ
フトレジスタ103の出力A1,A2,A3,…,さら
に論理回路104を通過するまでの間に遅延が生じ、結
局HSWに印加されるサンプリングパルスB1,B2,
B3,…はこれらが重畳されて遅延する為、ロット間や
素子領域間でばらつきが生じる。以上の様に、点順次駆
動型のアクティブマトリクス表示装置では、映像信号を
サンプリングする際、水平スイッチHSWを開閉駆動す
るサンプリングパルスにばらつきが生じる。この為、本
来その時間にサンプリングしなければならないはずが、
そこよりずれた時間でサンプリングしてしまう為、解像
度劣化やゴースト等を引き起す。又、映像信号に僅かに
残留している同期ノイズ(サンプルホールドノイズ、ク
ロックノイズ)を、ばらついたサンプリングパルスでサ
ンプリングする為、所謂「縦筋」が生じ画像品位を損な
う。このサンプリングパルスのばらつきは、シフトレジ
スタの転送段からHSWの間に介在する論理構成された
各トランジスタ素子の個々のばらつきが重畳されて起き
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
に鑑み、本発明は水平スイッチを開閉駆動するサンプリ
ングパルスの位相ばらつきを除去して、ゴースト、解像
度劣化、縦筋等の画像品位低下を抑制する事を目的とす
る。かかる目的を達成する為に以下の手段を講じた。即
ち、本発明にかかるアクティブマトリクス表示装置は基
本的な構成として、行状のゲート線と、列状の信号線
と、両者の各交差部に配された行列状の画素とを備えて
いる。又、垂直走査回路を内蔵しており、各ゲート線を
線順次走査し一水平期間毎に一行分の画素を選択する。
さらに、水平走査回路を内蔵しており、一水平期間内で
映像信号を各信号線に供給し、選択された一行分の画素
に点順次で映像信号の書き込みを行なう。特徴事項とし
て、前記水平走査回路はシフトレジスタと一次スイッチ
群と二次スイッチ群とで構成されている。該シフトレジ
スタは外部から入力された一次クロック信号に応じて動
作し順次一次サンプリングパルスを出力する。該一次ス
イッチ群は各該シフトレジスタの各段に接続され、該一
次サンプリングパルスに応じて開閉動作し該一次クロッ
ク信号と同一の二次クロック信号又は該一次クロック信
号と同期する別の二次クロック信号をサンプリングして
順次二次サンプリングパルスを生成する。該二次スイッ
チ群は各信号線の一端に接続され該二次サンプリングパ
ルスに応じて開閉動作し、外部入力された映像信号を各
信号線に供給する。
【0010】好ましくは、前記シフトレジスタと前記一
次スイッチ群との間にバッファが介在しており、該二次
クロック信号に対する該一次サンプリングパルスの位相
調整を行なう。又好ましくは、前記一次スイッチ群と前
記二次スイッチ群との間にバッファが介在しており、該
二次サンプリングパルスは該バッファを介して個々の二
次スイッチを開閉駆動する。
【0011】
【作用】本発明によれば水平走査回路に含まれるシフト
レジスタと、各信号線の端部に接続された二次スイッチ
群(水平スイッチ)との間に、一次スイッチ群を介在さ
せている。シフトレジスタの各段から出力された一次サ
ンプリングパルスは従来の様に二次スイッチ群を直接開
閉駆動するのではなく、一次スイッチ群を開閉駆動す
る。これに応じて、一次スイッチ群は所定のクロック信
号から必要な時間だけサンプリングパルスを取り出し、
これを二次スイッチ群に供給している。シフトレジスタ
の各段から出力された一次サンプリングパルスは様々な
要因により位相ばらつきを含んでいる。この点に鑑み、
本発明ではこの一次サンプリングパルスを直接二次スイ
ッチ群に印加するのではなく、一次スイッチ群の開閉制
御に用いている。この一次スイッチ群は外部入力された
クロック信号から必要なサンプリングパルスを取り出し
て二次スイッチ群に供給する。取り出された二次サンプ
リングパルスは一次サンプリングパルスと異なりばらつ
きが極めて少なくなっている。即ち、元々のクロック信
号のばらつきだけに抑える事ができる。この様なサンプ
リングパルス生成方式は、特に駆動周波数の高いHD−
LCD等に好適である。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は本発明にかかるアクティブマト
リクス表示装置の一例を示す模式的なブロック図であ
る。図示する様に、本アクティブマトリクス表示装置は
行状のゲート線Gと、列状の信号線S1,S2,S3,
…,と、両者の各交差部に配された行列状の画素PXL
とを備えている。又各交差部にはスイッチング素子とし
て薄膜トランジスタTrが形成されている。各薄膜トラ
ンジスタTrのドレイン電極は対応する画素PXLに接
続され、ソース電極は対応する信号線Sに接続され、ゲ
ート電極は対応するゲート線Gに接続されている。個々
の画素PXLは例えば微細な液晶セルからなる。液晶セ
ルは画素電極と対向電極と両者の間に保持された液晶か
らなる。本アクティブマトリクス表示装置はさらに垂直
走査回路1と水平走査回路2とを含んでいる。垂直走査
回路1は各ゲート線Gを線順次走査し、一水平期間毎に
一行分の画素PXLを選択する。具体的には、垂直走査
回路1はVCK,VCKXに応じて動作し、VSTを順
次転送して、選択パルスを各ゲート線Gに供給し、対応
する一行分の薄膜トランジスタTrを一水平期間だけ導
通状態にする。
【0013】これに対し、水平走査回路2は一水平期間
内で映像信号Videoを各信号線S1,S2,S3,
…,に順次サンプリングし、選択された一行分の画素P
XLに点順次で映像信号Videoの書き込みを行な
う。水平走査回路2はシフトレジスタ3と複数のクロッ
クスイッチCKSW1,CKSW2,CKSW3,…,
からなる一次スイッチ群と、複数の水平スイッチHSW
1,HSW2,HSW3,…,からなる二次スイッチ群
とを含んでいる。シフトレジスタ3はフリップフロップ
FFの多段接続からなり、外部から入力されたHCK,
HCKXからなる一次クロック信号に応じて動作し、水
平スタート信号HSTを順次転送する事により、FFの
各段毎に一次サンプリングパルスA1,A2,A3,
…,を逐次出力する。複数のクロックスイッチCKSW
1,CKSW2,CKSW3,…,はシフトレジスタ3
の各段に接続され、一次サンプリングパルスA1,A
2,A3,…,に応じて開閉動作し、一次クロック信号
HCK,HCKXと同一の二次クロック信号又は該一次
クロック信号と同期する別の二次クロック信号CK,C
KXをサンプリングして、順次二次サンプリングパルス
B1,B2,B3,…,を生成する。複数の水平スイッ
チHSW1,HSW2,HSW3,…,は各信号線S
1,S2,S3,…,の一端に接続され、二次サンプリ
ングパルスB1,B2,B3,…,に応じて開閉動作
し、外部入力された映像信号Videoを各信号線に順
次サンプリングする。場合によっては、シフトレジスタ
3の各出力段と各クロックスイッチCKSWとの間にバ
ッファを介在させ、二次クロック信号CK,CKXに対
する一次サンプリングパルスAの位相調整を行なっても
良い。又、各クロックスイッチCKSWと各水平スイッ
チHSWとの間にバッファを介在させ、二次サンプリン
グパルスBはこのバッファを介して個々の水平スイッチ
HSWを開閉駆動する様にしても良い。なお、本例では
CKSW及びHSWはアナログスイッチで構成されてい
るが、これを論理回路構成としても良い。
【0014】次に図2のタイミングチャートを参照し
て、図1に示したアクティブマトリクス表示装置の動作
を詳細に説明する。特に、本発明の対象となる水平走査
回路2の動作を詳細に説明する。水平スタート信号HS
Tは単発パルスからなる。一次クロック信号HCK,H
CKXは互いに逆相の矩形波からなる。シフトレジスタ
3はHCK,HCKXに応じて動作しHSTを各段毎に
順次転送する事により、一次サンプリングパルスA1,
A2,A3,…,を順次出力する。二次クロック信号C
K,CKXは互いに逆相の矩形波からなる。なお、HC
K及びHCKXとCK及びCKXとは同一の波形を有し
ており、共用しても良い。CKSW1はA1に応じて開
閉動作し、CKXに含まれる1個分のパルスを取り出し
て二次サンプリングパルスB1を生成する。同様に、C
KSW2はA2に応じて開閉動作し、CKから1個分の
パルスを取り出して二次サンプリングパルスB2を生成
する。以下同様に、CKSW3はA3に応じて開閉動作
し、CKXから1個分のパルスを取り出して、二次サン
プリングパルスB3を生成する。各水平スイッチHSW
1,HSW2,HSW3,…,はこれらの二次サンプリ
ングパルスB1,B2,B3,…,に応じて開閉動作
し、映像信号Videoを順次対応する信号線S1,S
2,S3,…,にサンプリングする。この様に、本発明
では映像信号Videoをサンプリングする時の二次サ
ンプリングパルスBを、シフトレジスタ3への入力クロ
ック信号又はこれと同等の他のクロック信号から必要な
時間のみ取り出して形成している。この取り出すタイミ
ングはシフトレジスタ3の各段から出力される一次サン
プリングパルスAを用いる。本例では、取り出すクロッ
クは1ビットのみであるが、複数ビットを取り出す様に
しても良い。以上説明した様に、本発明ではHSW駆動
用のクロックラインを別途設け、シフトレジスタ3の転
送段から出力された一次サンプリングパルスAで、C
K,CKXを選択し、二次サンプリングパルスBを生成
している。この二次サンプリングパルスBでHSWをド
ライブする。HSWドライブ用のサンプリングパルスB
は元のクロック信号CK,CKXからCKSWのみを介
して取り出す為、この二次サンプリングパルスBのばら
つきはCKSWに起因するばらつきのみとなる。即ち、
CKSWにより生じる遅延のみとなる。但し、CK,C
KX自体も若干のばらつきが含まれる為、正確にはC
K,CKX自体のばらつきとCKSWのばらつきを足し
合わせたものになる。何れにしても、一次サンプリング
パルスAに比べ二次サンプリングパルスBのばらつきは
顕著に少なくなり、従来問題となっていたゴースト、解
像度劣化、縦筋等の画品位低下を有効に抑制できる。
【0015】図3は、図1に示したアクティブマトリク
ス表示装置に含まれる水平走査回路の具体的な構成例を
示す回路図である。図示する様に、シフトレジスタ3は
CMOSトランジスタを組み合わせたフリップフロップ
FFを多段接続した構成となっている。又、各CKSW
は一対のトランスミッションゲート素子からなり、各F
Fの出力バッファから供給された一次サンプリングパル
スAにより開閉制御される。又、各HSWは1個のトラ
ンスミッションゲート素子からなり、対応するCKSW
からバッファを介して供給された二次サンプリングパル
スBにより開閉制御される。本例では、CKSWに供給
されるCKX,CKと、シフトレジスタ3に供給される
HCK,HCKXは別ラインを介して外部から供給され
ているが、共用しても構わない。又、CKSWはCMO
Sトランジスタからなるトランスミッションゲート素子
を用いているが、Pチャネル型トランジスタ又はNチャ
ネル型トランジスタのみからなるスイッチでも構わな
い。各CKSWをドライブする一次サンプリングパルス
Aは、CK,CKXに対して図2に示した位相状態とな
る様に、シフトレジスタ3の各段に含まれる出力バッフ
ァのサイズ等を決める。又、HSWの負荷が重い時は、
図示する様にCKSWの後にバッファを設ける様にして
も良い。
【0016】最後に、図4は図1に示したアクティブマ
トリクス表示装置を用いて組み立てられたディスプレイ
システムの一例を示すブロック図である。本システムは
アクティブマトリクス表示装置11とデコーダ/ドライ
バ12とタイミングジェネレータ13との組み合わせか
らなる。デコーダ/ドライバ12は外部から入力された
コンポジットビデオ信号VIDEOをデコードし、同期
信号SYNCと映像信号に分離する。さらに、タイミン
グジェネレータ13から供給される反転信号FRPに応
じて映像信号を一水平期間毎に反転処理し、交流化され
た映像信号Videoをアクティブマトリクス表示装置
11に供給する。タイミングジェネレータ13はデコー
ダ/ドライバ12から供給された同期信号SYNCに応
じて動作し、上述したFRPをデコーダ/ドライバ12
に供給すると共に、種々のタイミング信号(HST,H
CK,HCKX,CK,CKX,VST,VCK,VC
KX)をアクティブマトリクス表示装置11に供給す
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、水
平走査回路に含まれるシフトレジスタから出力された一
次サンプリングパルスを用いて、外部入力されたクロッ
ク信号から必要なパルスを必要な時間だけ取り出し、水
平スイッチを駆動するサンプリングパルスにしている。
この様にすると、サンプリングパルスのばらつきをクロ
ック信号のばらつきだけに抑えられる。従って、本来サ
ンプリングしなければならない映像信号を限定されたば
らつき内で確実にサンプリングできる為、従来問題とな
っていた解像度劣化やゴースト等の問題がなくなる。
又、外部で映像信号に加えられていた同期ノイズに対し
て、アクティブマトリクス表示装置内も限定されたばら
つき内でサンプリングできる為、従来問題となっていた
縦筋が改善される。以上の理由により、アクティブマト
リクス表示装置を製造する上でのプロセスのマージンが
広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアクティブマトリクス表示装置
の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示したアクティブマトリクス表示装置の
動作説明に供するタイミングチャートである。
【図3】図1に示したアクティブマトリクス表示装置の
具体的な回路構成を示す詳細図である。
【図4】図1に示したアクティブマトリクス表示装置を
用いて組み立てられたディスプレイシステムを示すブロ
ック図である。
【図5】従来のアクティブマトリクス表示装置の一例を
示す回路図である。
【図6】図5に示した従来のアクティブマトリクス表示
装置の動作説明に供するタイミングチャートである。
【図7】従来のアクティブマトリクス表示装置の課題説
明に供する模式図である。
【図8】同じく課題説明に供する模式図である。
【図9】同じく課題説明に供する模式図である。
【図10】同じく課題説明に供する模式図である。
【符号の説明】
1 垂直走査回路 2 水平走査回路 3 シフトレジスタ CKSW クロックスイッチ HSW 水平スイッチ PXL 画素 G ゲート線 S 信号線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行状のゲート線と、列状の信号線と、両
    者の各交差部に配された行列状の画素と、各ゲート線を
    線順次走査し一水平期間毎に一行分の画素を選択する垂
    直走査回路と、一水平期間内で映像信号を各信号線に供
    給し選択された一行分の画素に点順次で映像信号の書き
    込みを行なう水平走査回路とを備えたアクティブマトリ
    クス表示装置であって、 前記水平走査回路は、外部から入力された一次クロック
    信号に応じて動作し順次一次サンプリングパルスを出力
    するシフトレジスタと、 該シフトレジスタの各段に接続され該一次サンプリング
    パルスに応じて開閉動作し該一次クロック信号と同一
    二次クロック信号又は該一次クロック信号と同期する
    の二次クロック信号をサンプリングして順次二次サンプ
    リングパルスを生成する一次スイッチ群と、 各信号線の一端に接続され該二次サンプリングパルスに
    応じて開閉動作し外部入力された映像信号を各信号線に
    供給する二次スイッチ群とを有する事を特徴とするアク
    ティブマトリクス表示装置。
  2. 【請求項2】 前記シフトレジスタと前記一次スイッチ
    群との間にバッファが介在しており、該二次クロック信
    号に対する該一次サンプリングパルスの位相調整を行な
    う事を特徴とする請求項1記載のアクティブマトリクス
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記一次スイッチ群と前記二次スイッチ
    群との間にバッファが介在しており、該二次サンプリン
    グパルスは該バッファを介して個々の二次スイッチを開
    閉駆動する事を特徴とする請求項1記載のアクティブマ
    トリクス表示装置。
JP11018095A 1995-04-11 1995-04-11 アクティブマトリクス表示装置 Expired - Lifetime JP3329136B2 (ja)

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JPH08286640A JPH08286640A (ja) 1996-11-01
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