JP4016206B2 - 音声信号処理装置及び音声信号処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入力された音声信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加手段と出力レベルが許容範囲を超えないように信号の増幅率を自動的に制御するオートレベルコントロール手段からなる音声信号処理装置に関し、特に周波数特性付加手段の設定値および系のレベル変換手段の値に応じて、オートレベルコントロール手段のパラメータを制御し、常に最大のダイナミックレンジを確保しながら信号のレベルをコントロールする音声信号処理装置及び音声信号処理方法に関する。
音声信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加手段である、いわゆるイコライザと、出力レベルが許容範囲を超えないように信号の増幅率を自動的に制御するオートレベルコントロール手段を用いた音声信号処理装置が音声再生装置等において従来から使われている。
特に、オートレベルコントロール手段に関する技術については、本件出願人による特開平9−93063号公報に開示されている。この公報では、録音装置等において、入力信号のレベルを一定化したり、もしくは過大レベルの入力を制限するオートゲインコントロール回路とされている。
図16には、従来の上記オートレベルコントロール手段を用いた音声信号処理装置50の構成を示す。図16において、従来の音声信号処理装置50は、入力端子51から入力されるデジタル音声入力信号Dinに任意の周波数特性を付加することのできるイコライザ52と、その後段のオートレベルコントロール部53からなる。この音声信号処理装置50は、イコライザ52の出力信号レベルを基に、オートレベルコントロール部53の構成要素であるゲイン算出器54で算出されたゲインを可変ゲイン乗算器55に与える。なお、本明細書においてゲイン(利得)を表わす数値や記号は、特に断らない限り、その単位はdB(デシベル)であるとする。したがって、音声信号処理装置50は、イコライザ52の出力信号のレベルを制御し、系のデジタル音声出力信号Doutを得ることができる。イコライザ52の前段には、入力端子51に供給されたデジタル音声入力信号Dinのレベルを変換するレベル変換器57が設けられている。また、オートレベルコントロール部53の後段には、オートレベルコントロール部53の出力のレベルを変換するレベル変換器58が設けられている。この系は、イコライザ52で増幅された信号が、出力信号Doutとなるときに許容範囲を超えて歪んでしまうのを防ぐ効果がある。
図16のオートレベルコントロール部53内部のゲイン算出部54の構成を図17に示す。イコライザ52で特定の周波数特性が付加された出力信号は入力端子59から入力され、対数(Log)変換部60にて対数に変換された値xとされてから加算器61に供給される。加算器61には、閾値保持部62から閾値thも負符号を付加されて供給されている。よって、加算器61は、上記対数に変換されたイコライザの出力信号(値x)と上記閾値thの差分を演算する。この従来例でいう閾値thとは、オートレベルコントロール部53の出力し得る最大レベルを意味し、オートレベルコントロール部53の入出力特性を示した図18中の閾値thにあたるものである。加算器61により演算された差分は、−1を係数として乗算する乗算器63に供給される。また、加算器61により演算された差分は、スイッチ65のスイッチ切り換え制御信号の基にもなる。乗算器63は上記差分に−1を乗算して逆対数変換(Anti-Log)部64に供給する。逆対数変換部64は、−1が乗算された上記値xを逆対数値に戻し、スイッチ65の被選択端子65aに供給する。スイッチ65は、上記被選択端子65aの他に被選択端子65bを備えている。被選択端子65bは、係数1を保持している係数保持部66に接続されている。このため、スイッチ65は、上記差分に基づいた切り替え制御信号にしたがって可動切片65cを被選択端子65a又は被選択端子65bへ切り換え接続することによって、スイッチ出力を上記逆対数値又は係数1のいずれかにする。上記差分は、前述したように、上記イコライザの出力信号(値x)と上記閾値(th)の差分(x-th)として加算器61により出力されている。この差分(x-th)が0より大なるとき((x-th)>0)、つまり上記値xのレベルが閾値thより大きい場合、この差分はスイッチの可動切片65cを被選択端子65aに接続させる切り換え制御信号となり、スイッチ65の可動切片65cを被選択端子65aに接続させる。これにより、ゲイン算出部54は、上記図16の可変ゲイン乗算器55に対して、上記イコライザの出力信号と閾値thとの差分を抑える値を与える。また、差分(x-th)が0以下であるとき((x-th)≦0)、つまり上記値xのレベルが閾値thより小さい場合、この差分はスイッチ65の可動切片65cを被選択端子65bに接続させる切り換え制御信号となり、スイッチ65の可動切片65cを被選択端子65bに接続させる。これにより、ゲイン算出器54は、上記図16の可変ゲイン乗算器55に対して1倍のゲインを与える。
このような構成の音声信号処理装置50において、0dBフラットの音声入力信号が入ってきたとき、図19(1)のようにピーク値でGのゲインを持つ周波数特性が、図16のイコライザ52において付加されたとする。図19はある瞬間のスペクトルを表しており、横軸は周波数、縦軸はレベルである。この時、図16のレベル変換器57のゲイン値を−A、レベル変換器58のゲイン値をA(G≦A)で固定値とする。図16の出力信号Doutが、レベル変換器58においてAのゲインを付加しても0dBを超えて歪まないようにするには、図17の閾値thは−Aとする必要がある。
この系において0dBフラットの信号を入力したときの図16中の(1)、(2)、(3)での出力が図19の(1)、(2)、(3)となる。まず図16のレベル変換器57で0dBフラットの入力信号がAだけ減衰された後に、イコライザ52によりピーク値Gのゲインを持つ周波数特性が付加される(1)。その後、出力信号56がレベル変換器58においてAのゲインを付加しても0dB を超えて歪まないように、図16のオートレベルコントロール部53によりレベル制御が行われる。この時、オートレベルコントロール部53内の可変ゲイン乗算器55にゲイン算出部54から与えられる値は、イコライザ52の出力のピークレベルが(−A+G)、図17の閾値thの値が−Aであるから、図17によって((−A+G−(−A))×(−1))より−Gとなり、図19(1)からGだけ減衰された図19(2)となる。そして最終的にレベル変換器58で図19(3)に示すようにAだけ増幅されて出力される。レベル変換器57のゲイン−A、レベル変換器58のゲインAおよび図17の閾値thである−Aは、イコライザ52で付加される特性によらず常に一定である。このため、G<Aである場合、信号処理過程において、図19(1)に示すように(A−G)のダイナミックレンジ損失が発生していることがわかる。
また、上記図16に示した構成の音声信号処理装置50に、系全体の音量を制御するボリュームを付加した場合について考えてみる。図20のように、図16の系の最終段にボリューム59を設け、独立に制御可能とする。この系では、ボリューム59がイコライザおよびオートレベルコントロール部と独立しているために、レベル制御が行われるか否かは、信号の入力レベルにのみ依存する。例えばボリューム59のゲイン値を−Aとすると、この系において0dBを入力したときの図20中の(1)、(2)での出力は図19と全く同じになり(図21(1)、(2)に示す)、図20の(3)での出力は図19(3)を図20のボリューム59のゲイン値−Aだけ変化させたものであるから図21(3)のようになる。この場合レベル変換器58が可変であれば、レベル変換器58でAだけ上げてからボリューム9で−Aだけ下げることが判っていればレベル変換器58とボリューム59のゲイン値を0dBに設定できる。レベル変換器58とボリューム59のゲイン値を0dBに設定することで出力信号Doutは0dBを超えて歪むことはなくなる。このため、レベルコントロール部53を動かして、図21(2)に示されるレベル制御を行う必要はない。しかし、実際はレベル変換器57のゲイン−A、レベル変換器58のゲインAおよび図17の閾値thが常に一定であるため、上述したような本来必要ないはずのレベル制御を行う可能性がある。
特開平9−93063号公報
ところで、従来のイコライザおよびオートレベルコントロール部による音声信号処理装置では、上述したようなダイナミックレンジの損失が発生する可能性があること、および不要なレベル制御を行う可能性があることが問題として挙げられ、これらは信号処理過程における音質劣化の原因となる。
本発明では、上記イコライザおよびオートレベルコントロール部を用い、常に最大のダイナミックレンジを確保した上で、レベル制御を行う音声信号処理装置及び音声信号処理方法の提供を目的とする。また、常に最大のダイナミックレンジを確保しつつ、必要最小限のレベルコントロールのみを実現する音声信号処理装置及び音声信号処理方法の提供を目的とする。
本発明に係る音声信号処理装置は、上記課題を解決するために、入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換手段と、第1のレベル変換手段の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加手段と、周波数特性付加手段にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御手段と、レベル制御手段の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換手段と、周波数特性付加手段の周波数特性の最大ゲインに応じてレベル制御手段のパラメータと第1及び第2のレベル変換手段のゲインを可変する制御手段とを備える。
本発明に係る音声信号処理方法は、上記課題を解決するために、入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換工程と、上記第1のレベル変換工程の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加工程と、上記周波数特性付加工程にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御工程と、上記レベル制御工程の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換工程とを備え、上記周波数特性付加工程の周波数特性の最大ゲインに応じて上記レベル制御工程のパラメータと上記第1及び第2のレベル変換工程におけるゲインを可変する。
本発明に係る音声信号処理装置は、上記課題を解決するために、入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換手段と、第1のレベル変換手段の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加手段と、周波数特性付加手段にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御手段と、レベル制御手段の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換手段と、レベル制御手段の出力信号のレベルを検出し、この検出レベルに応じてレベル制御手段のパラメータと第1及び第2のレベル変換手段のゲインを可変する制御手段とを備える。
また、本発明に係る音声信号処理方法は、上記課題を解決するために、入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換工程と、第1のレベル変換工程の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加工程と、周波数特性付加工程にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御工程と、レベル制御工程の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換工程とを備え、レベル制御手段の出力信号のレベルを検出し、この検出レベルに応じてレベル制御工程のパラメータと上記第1及び第2のレベル変換工程のゲインを可変する。
本発明は、周波数特性付加手段及び周波数特性付加工程とレベル制御手段及びレベル制御工程を備えた音声信号処理装置及び音声信号処理方法にあって、レベル制御手段及びレベル制御工程で用いるパラメータと、上記第1および第2のレベル変換手段及びレベル変換工程の値を、固定ではなく、可変することができる。
本発明によれば、周波数特性付加手段とレベル制御手段を備えた音声信号処理装置にあって、レベル制御手段で用いるパラメータと、上記第1および第2のレベル変換手段の値を、固定ではなく、可変することができるので、常に最大のダイナミックレンジを確保したまま、出力レベルが許容範囲を超えないように信号の増幅率を自動的に制御できる。さらに、パラメータの可変方法によっては、必要最小限のレベル制御のみを行うレベル制御手段を備えた音声信号処理装置を実現できる。これにより、従来の手法によって生じていた信号処理過程における音質劣化の改善が可能となる。
本発明によれば、周波数特性付加工程とレベル制御工程を備えた音声信号処理方法にあって、レベル制御工程で用いるパラメータと、上記第1および第2のレベル変換工程におけるゲインを、固定ではなく、可変することができるので、常に最大のダイナミックレンジを確保したまま、出力レベルが許容範囲を超えないように信号の増幅率を自動的に制御できる。これにより、従来の手法によって生じていた信号処理過程における音質劣化の改善が可能となる。
以下、本発明を実施するためのいくつかの最良の形態を説明する。まず、第1の実施の形態として、図1に示すような、音声信号処理装置1を挙げる。この音声信号処理装置1は、入力端子2からのデジタル音声入力信号Dinに任意の周波数特性を付加することのできるイコライザ3と、その後段のオートレベルコントロール部4からなる。また、この音声信号処理装置1は、イコライザ3の前段にデジタル音声入力信号Dinのレベルを変換するレベル変換器7を設けている。また、オートレベルコントロール部4の後段に、オートレベルコントロール出力のレベルを変換するレベル変換器8を設けている。また、音声信号処理装置1は、操作部11を介してユーザにより操作されたイコライザ3の設定値に応じてオートレベルコントロール部4のパラメータとレベル変換器7及びレベル変換器8の値を可変するコントロール部10を備えている。レベル変換器8によってレベルが変換されたデジタル音声出力信号Doutは、出力端子9から導出される。
この音声信号処理装置1は、レベル変換器7でレベルが変換され、イコライザ3によって特定の周波数特性が付加された出力信号をオートレベルコントロール部4に供給することにより、出力信号のレベルを入力信号レベルに応じて制御する。つまり、出力信号レベルが許容範囲を超えないように信号の増幅率を自動的に制御する。
特に、この音声信号処理装置は、レベル変換器7とレベル変換器8のゲイン値と、オートレベルコントロール部4で用いるパラメータを、ユーザにより操作部11を介して設定されたイコライザ3の設定値であるピークゲインGに応じてコントロール部10で可変にしている。ここでいうピークゲインGは、イコライザ3にて設定された周波数特性の一番ゲインの高いところという意味である。あるいは、周波数特性の最大ゲインとなっているところと言い換えることもできる。
また、音声信号処理装置1がイコライザ3のピークゲインGに基づいて上記オートレベルコントロール部4のパラメータや、レベル変換器7及びレベル変換器8のゲイン値を可変にするのは、イコライザ3が設定された瞬時のタイミングであっても、或いはある程度の時間幅を持たせてもよい。瞬時のタイミングで行う場合、コントロール部10は、毎サンプル毎に上記ピークゲインGを見て、上記パラメータや、レベル変換器7及びレベル変換器8のゲイン値を瞬時に可変する。ある程度の時間幅を見るときには、例えば8サンプル毎に積分を行い平均レベルを見た上で上記パラメータや、ゲイン値を可変する。
オートレベルコントロール部4は、図2に示すように、イコライザ3の出力信号レベルを後述する閾値thと比較するコンパレータ4aと、コンパレータ4aの出力に基づいて上記イコライザ出力信号に可変ゲインを乗算する可変ゲイン乗算器4bからなる。
このような構成により、音声信号処理装置1は、イコライザ3の出力信号のレベルを制御し、系の出力信号Doutを得ることができる。
以上説明したように、第1の実施の形態の音声信号処理装置1では、イコライザ3の上記ピークゲインGに応じてコントロール部10がレベル変換器7と、レベル変換器8のゲイン値を可変にしている。また、コントロール部10は、オートレベルコントロール部4内のコンパレータ4aで用いるパラメータである閾値thを、イコライザ3の設定値である上記ピークゲインGに応じて可変にしている。したがって、音声信号処理装置1にあって、オートレベルコントロール部4と、上記レベル変換器7と、レベル変換器8からなる系は、イコライザ3で増幅されて出力端子9から出力される信号Doutが許容範囲を超えて歪んでしまうのを防ぐことができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態の音声信号処理装置1とほぼ同一の構成の音声信号処理装置21である。異なるのは、オートレベルコントロール部4の内部構成である。
特に、この音声信号処理装置21は、レベル変換器7とレベル変換器8のゲイン値と、オートレベルコントロール部4内の後述するゲイン算出器5にて用いるパラメータである閾値thを、ユーザにより操作部11を介して設定されたイコライザ3の設定値であるピークゲインGに応じてコントロール部10で可変にしている。ここでいうピークゲインGは、上述したように、イコライザ3にて設定された周波数特性の一番ゲインの高いところ、あるいは、周波数特性の最大ゲインとなっているところという意味である。
音声信号処理装置21のオートレベルコントロール部4は、イコライザ3の出力信号レベルに基づいて可変ゲインを算出するゲイン算出器5と、このゲイン算出器5にて算出された可変ゲインが供給されてイコライザ3の出力信号に乗算する可変ゲイン乗算器6からなる。
したがって、音声信号処理装置21は、イコライザ3の出力信号のレベルを制御し、系の出力信号Doutを得ることができる。このオートレベルコントロール部4と、上記レベル変換器7と、レベル変換器8からなる系は、イコライザ3で増幅されて出力端子9から出力される信号Doutが許容範囲を超えて歪んでしまうのを防ぐ。特に、この音声信号処理装置21では、イコライザ3の上記ピークゲインGに応じてコントロール部10がレベル変換器7と、レベル変換器8のゲイン値を可変にしている。また、コントロール部10は、オートレベルコントロール部4内のゲイン算出器5にて用いるパラメータである閾値thを、イコライザ3の設定値である上記ピークゲインGに応じて可変にしている。
図3のオートレベルコントロール部4内部のゲイン算出部5の構成を図4に示す。入力端子12から供給されたイコライザ3で特定の周波数特性が付加された出力信号は、対数(Log)変換部13にて対数に変換された値xとされてから加算器14に供給される。加算器14には、閾値保持部15から閾値thも負符号を付加されて供給されている。よって、加算器14は、上記対数に変換されたイコライザの出力信号(値x)と上記閾値thの差分(x−th)を演算する。ここで、閾値thは、上述したように、イコライザ3のピークゲインGに応じて可変とされる。
加算器14により演算された差分は、−1を係数として乗算する乗算器16に供給される。また、加算器14により演算された差分は、スイッチ18のスイッチ切り換え制御信号の基にもなる。乗算器16は上記差分に−1を乗算してから逆対数変換(Anti-Log)部17に供給する。逆対数変換部17は、−1が乗算された上記値xを逆対数値に戻し、スイッチ18の被選択端子18aに供給する。スイッチ18は、上記被選択端子18aの他に被選択端子18bを備えている。被選択端子18bは、係数1を保持している係数保持部19に接続されている。このため、スイッチ18は、上記差分に基づいた切り替え制御信号にしたがって可動切片18cを被選択端子18a又は被選択端子18bへ切り換え接続することによって、スイッチ出力を上記逆対数値又は係数1のいずれかとして出力端子20から導出する。
スイッチ18の切り換えは以下の通りとなる。上記差分は、上記イコライザの出力信号(値x)と上記閾値(th)の差分(x-th)として加算器14により出力されている。この差分(x-th)が0より大なるとき((x-th)>0)、つまり上記値xのレベルが閾値thより大きい場合、この差分は切り換え制御信号の基となるので、スイッチ18の可動切片18cを被選択端子18aに接続させる。これにより、ゲイン算出器5は、上記図3の可変ゲイン乗算器6に対して、上記イコライザの出力信号と閾値thとの差分を抑える値を与える。また、差分(x-th)が0以下であるとき((x-th)≦0)、つまり上記値xのレベルが閾値thより小さい場合、この差分に基づいた切り換え制御信号は、スイッチ18の可動切片18cを被選択端子18bに接続させる。これにより、ゲイン算出器5は、上記図3の可変ゲイン乗算器6に対して1倍のゲインを与える。
このような音声信号処理装置21において、0dBフラットの音声入力信号が入ってきたとき、図3のイコライザ3でのピークゲインが基準レベルからGであるときの動作について図5を参照しながら説明する。図5はある瞬間のスペクトルを表しており、横軸は周波数、縦軸はレベルである。
この音声信号処理装置21は、コントロール部10の制御により、イコライザ3の上記ピークゲインGに応じてレベル変換器7と、レベル変換器8のゲイン値を可変にし、かつオートレベルコントロール部4内のゲイン算出器5にて用いるパラメータである閾値thを上記ピークゲインGに応じて可変にしている。このため、ピーク値でGのゲインを持つ周波数特性が、図3のイコライザ3において付加されたとすると、コントロール部10の制御に応じて図3のレベル変換器7のゲイン値は−Gとなり、レベル変換器8のゲイン値はGとなる。また、上記ゲイン算出器5にて用いる閾値thは−Gとなる。
この系に対して0dB入力した時の図3中の(1)、(2)、(3)での出力は図5の(1)、(2)、(3)ようになる。レベル変換器7でGのゲインだけ減衰された後に、イコライザ3によりピーク値でGのゲインを持つ周波数特性を付加され(図5(1))、その後出力信号Doutが、レベル変換器8においてGのゲインを付加した場合も0dBを超えて歪まないように、レベルコントロール部4で−G((−G+G−(−G))×(−1))より−Gのレベル制御が行われて(図5(2)から、レベル変換器8でGのゲインだけ増幅され出力される(図5(3))。図5(3)における最終的な出力レベルは図16の系と同じでありながら、図5と上記従来技術の説明で用いた図19を比較すると、図19(1)では(A−G)のダイナミックレンジの損失があるのに対し、図5(1)ではこの損失は発生しておらず、信号処理過程におけるダイナミックレンジ損失は改善されているのがわかる。
このように、イコライザ3でのピークゲインGに応じて、図3のレベル変換器7とレベル変換器8のゲイン値、および図4のゲイン算出器5の閾値thを可変にすることにより、最大のダイナミックレンジを確保した上で、レベル制御が実現できる。
次に第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態も、図6に示すような構成の音声信号処理装置22であり、レベル変換器7でレベルが変換され、イコライザ3によって特定の周波数特性が付加された出力信号をオートレベルコントロール部4に供給することにより、出力信号のレベルを入力信号レベルに応じて制御する。つまり、出力信号レベルが許容範囲を超えないように信号の増幅率を自動的に制御する音声信号処理装置22である。図6にあって上記図3に示した音声信号処理装置1と同じブロックについては同符号を付して説明を省略する。また、図7には、ゲイン算出器5の構成を示す。
音声信号処理装置22が上記図3に示した音声信号処理装置21と異なるのは、レベル変換器8をレベル変換器7と独立して制御していることである。つまり、コントロール部23がレベル変換器8の値に応じて図7のゲイン算出器5の閾値thを可変にしている点である。レベル変換器7の値は、コントロール部23がイコライザ3の上記ピークゲインGに応じて可変としている。
図6のイコライザ3でのピークゲインが基準レベルからGであるとき、レベル変換器7のゲイン値はコントロール部23が上記ピークゲインにより可変とするので上記図3に示した音声信号処理装置21と同様−Gに設定する。
レベル変換器8では、例えばV(0dB<V<G)だけレベルを変換するとする。この系に対して0dB入力した時の図6中の(1)、(2)、(3)での出力を図8(1)、(2)、(3)に示す。レベル変換器7でゲインGだけ減衰された後にイコライザ3でピーク値でGのゲインを持つ周波数特性を付加される(図8(1))。出力信号Doutが、レベル変換器8においてVのゲインを付加した場合も0dBを超えて歪まないようにするためには、閾値thを−V(図7において(−G+G−(−V))×(−1)より)に設定する必要があり、図8(1)から−Vのレベル制御が行われ(図8(2))、レベル変換器8でゲインVだけ増幅されて図8(3)の信号が得られる。
また、同じく0dB入力時に、例えばレベル変換器8のゲイン値をV’(V’<0dB)とした時の上記図6(1)、(2)、(3)での出力を図9(1)、(2)、(3)に示す。レベル変換器7でゲインGだけ減衰された後にイコライザ3でピーク値でGのゲインを持つ周波数特性を付加される(図9(1))。レベル変換器8のゲイン値はV’(V’<0dB)であり、このゲインを付加しても出力信号Doutが0dBを超えて歪むことはないため、レベルコントロール部4において図9(1)の信号レベルを抑える必要はない。そのため、この時の閾値thは0dBに設定すると図9(2)が得られ、レベル変換器8を通って、最終的に図9(3)の信号が出力される。これは入力信号レベルが同じでも、レベル変換器8のゲイン値によってレベル制御を行う場合と行わない場合があることを示している。
従来技術で説明した図20の系では、レベル制御が行われるか否かは、信号の入力レベルにのみ依存しているため、不要なレベル制御をおこなう可能性があったのに対し、図6の系では、レベル制御が行われるか否かは、信号の入力レベルのみならずレベル変換器8のゲイン値にも依存し、必要最小限のレベル制御のみを行う構成になっている。
以上から第3の実施の形態の音声信号処理装置22では、図8、図9の出力信号(3)を得る過程において、従来の図19に示したようなパラメータ設定によるダイナミックレンジの損失が発生しておらず、かつ従来の図20の系と比較すると不要なレベル制御も行わないため、信号処理過程における音質劣化の改善が可能となる。
このように、音声信号処理装置22は、コントロール部23がイコライザ3のピークゲインGに応じて図6のレベル変換器7のゲイン値を可変にし、さらにレベル変換器8を独立して制御できるようにし、そのレベル変換器8のゲイン値に応じてコントロール部23が図7の閾値thを可変にすることにより、最大のダイナミックレンジを確保しつつ、必要最小限のレベルコントロールのみを行うことができる。
次に第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態も、図10に示すような構成の音声信号処理装置31であり、レベル変換器7でレベルが変換され、イコライザ3によって特定の周波数特性が付加された出力信号をオートレベルコントロール部4にて、出力信号のレベルを入力信号レベルに応じて制御し、出力信号レベルが許容範囲を超えないように信号の増幅率を自動的に制御している。さらに、この音声信号処理装置31は、最終段にて音量を調節できる構成である。図10にあって上記図3、図6に示した音声信号処理装置21、22と同じブロックについては同符号を付し説明を省略する。
音声信号処理装置31が上記図6に示した音声信号処理装置22と異なるのは、レベル変換器8の後段に、D/A変換器33とボリューム34を設けたことである。レベル変換器8の出力はD/A変換器33によりD/A変換され、電子制御可能なボリューム34に渡される。
図11に示すゲイン算出器5はコントロール部32の制御に応じてレベル変換器8のゲイン値により閾値thを可変する。レベル変換器8のゲイン値は、ボリューム34の設定値により可変とされる。ボリューム34の設定は、コントロール部32に接続されている操作部11を用いたユーザによる操作に従っている。このため、コントロール部32は、ボリューム34の設定値によりレベル変換器8のゲイン値を可変とし、レベル変換器8の値によりゲイン算出器5の閾値thを可変する。レベル変換器7のゲイン値は、コントロール部32がイコライザ3の上記ピークゲインGに応じて可変としている。
この構成において、図10のレベル変換器8の出力(デジタル出力信号)Doutでの信号レベルが0dBを超える可能性がある場合は、レベル変換器8のゲイン値と、ゲイン算出器5の閾値thの組み合わせで全体の音量を調節する。また、図9で説明したように0dBを超える可能性がない場合はボリューム34で音量を調整すれば、デジタルデータ上最大のダイナミックレンジを確保しつつ、必要最小限のレベルコントロールのみを行うような音量の調節法が可能となる。
なお、図10にあって、D/A変換器33および電子制御可能なボリューム34は、後述するようにコントロール端子からの入力によって出力レベルを制御できるデジタルアンプ12として構成することもできる。デジタルアンプ12は図12に示すように電源電圧Vccが供給される端子及びコントロール信号CNTが供給される端子を持つコントロール部35aと、入力信号Vinが供給される端子と出力信号Voutを出す端子と接地GNDされる端子とを備えるアンプ35bを有する。アンプ35bは、コントロール部35aの制御に基づいて入力信号Vinを増幅して出力信号Voutとする。コントロール部35aは、コントロール信号CNTに基づき、デジタルアンプへの供給電圧を制御することにより、図13に示すパルス波形の振幅レベルVp‐pの値を変える。このため、デジタルアンプ35は、出力レベルを可変とすることができる。
次に第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は、図14に示すような音声信号処理装置41である。この音声信号処理装置41は、オートレベルコントロール部4の出力レベルをコントロール部10により検出し、この検出レベルに基づいてオートレベルコントロール部4のパラメータとレベル変換器7及びレベル変換器8のゲイン値を可変にする、フィードバック型の制御を行っている。上記図1に示した音声信号処理装置1がイコライザ3の設定値に応じてオートレベルコントロール部4のパラメータとレベル変換器7及びレベル変換器8のゲイン値を可変したのとは異なる制御処理を行っている。
したがって、音声信号処理装置41にあって、オートレベルコントロール部4と、上記レベル変換器7と、レベル変換器8からなる系は、イコライザ3で増幅されて出力端子9から出力される信号Doutが許容範囲を超えて歪んでしまうのを防ぐことができる。
また、上記第2の実施の形態の音声信号処理装置21に対する図15に示す音声信号処理装置42(第6の実施の形態)でも、オートレベルコントロール部4の出力レベルをコントロール部10により検出し、この検出レベルに基づいてオートレベルコントロール部4のパラメータとレベル変換器7及びレベル変換器8のゲイン値を可変にすることができる。
また、オートレベルコントロール部4の出力レベルをコントロール部により検出し、この検出レベルに基づいて、レベル変換器7、8のゲイン値を可変にするという制御を、上記第3の実施の形態の音声信号処理装置22に準用してもよいし、第4の実施の形態の音声信号処理装置31に準用してもよい。
第1の実施の形態の音声信号処理装置のブロック図である。 オートレベルコントロール部の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態の音声信号処理装置のブロック図である。 ゲイン算出器のブロック図である。 音声信号処理装置の動作を説明するためのスペクトル図である。 第3の実施の形態の音声信号処理装置のブロック図である。 ゲイン算出器のブロック図である。 音声信号処理装置の動作を説明するためのスペクトル図である。 音声信号処理装置の他の動作を説明するためのスペクトル図である。 第4の実施の形態の音声信号処理装置のブロック図である。 ゲイン算出器のブロック図である。 デジタルアンプのブロック図である。 デジタルアンプにより可変される出力レベルを示す図である。 第5の実施の形態の音声信号処理装置のブロック図である。 第6の実施の形態の音声信号処理装置のブロック図である。 従来の音声信号処理装置のブロック図である。 ゲイン算出器のブロック図である。 ゲイン算出器の閾値を説明するための図である。 従来の音声信号処理装置の動作を説明するためのスペクトル図である。 従来の音声信号処理装置のブロック図である。 従来の音声信号処理装置の動作を説明するためのスペクトル図である。
符号の説明
1,21,31 音声信号処理装置、3 イコライザ、4 オートレベルコントロール部、5 ゲイン算出器、6 可変ゲイン乗算器、7,8レベル変換器、10 コントロール部、11 操作部

Claims (7)

  1. 入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換手段と、
    上記第1のレベル変換手段の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加手段と、
    上記周波数特性付加手段にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御手段と、
    上記レベル制御手段の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換手段と、
    上記周波数特性付加手段の周波数特性の最大ゲインに応じて上記レベル制御手段のパラメータと上記第1及び第2のレベル変換手段のゲインを可変する制御手段と
    を備えることを特徴とする音声信号処理装置。
  2. 上記第2のレベル変換手段の後段にボリューム手段をさらに備え、上記制御手段は上記ボリューム手段の設定値に基づいて上記第2のレベル変換手段のゲインを可変し、上記第2のレベル変換手段のゲインに基づいて上記レベル制御手段のパラメータを可変し、かつ上記周波数特性付加手段にて付加された周波数特性の最大ゲインに基づいて上記第1のレベル変換手段のゲインを可変とすることを特徴とする請求項1記載の音声信号処理装置。
  3. 上記ボリューム手段は、デジタルアンプによってなることを特徴とする請求項2記載の音声信号処理装置。
  4. 入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換手段と、
    上記第1のレベル変換手段の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加手段と、
    上記周波数特性付加手段にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御手段と、
    上記レベル制御手段の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換手段と、
    上記レベル制御手段の出力信号のレベルを検出し、この検出レベルに応じて上記レベル制御手段のパラメータと上記第1及び第2のレベル変換手段のゲインを可変する制御手段と
    を備えることを特徴とする音声信号処理装置。
  5. 入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換工程と、
    上記第1のレベル変換工程の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加工程と、
    上記周波数特性付加工程にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御工程と、
    上記レベル制御工程の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換工程とを備え、
    上記周波数特性付加工程の周波数特性の最大ゲインに応じて上記レベル制御工程のパラメータと上記第1及び第2のレベル変換工程におけるゲインを可変する
    ことを特徴とする音声信号処理方法。
  6. 上記第2のレベル変換工程に続いてボリューム工程をさらに備え、上記ボリューム工程の設定値に基づいて上記第2のレベル変換工程のゲインを可変し、上記第2のレベル変換工程のゲインに基づいて上記レベル制御工程のパラメータを可変し、かつ上記周波数特性付加工程にて付加された周波数特性の最大ゲインに基づいて上記第1のレベル変換工程のゲインを可変とすることを特徴とする請求項5記載の音声信号処理方法。
  7. 入力された音声信号のレベルを変換する第1のレベル変換工程と、
    上記第1のレベル変換工程の出力信号に任意の周波数特性を付加する周波数特性付加工程と、
    上記周波数特性付加工程にて周波数特性が付加された信号のレベルと所定のパラメータとに応じて当該信号のレベルを制御するレベル制御工程と、
    上記レベル制御工程の出力信号のレベルを変換する第2のレベル変換工程とを備え、
    上記レベル制御手段の出力信号のレベルを検出し、この検出レベルに応じて上記レベル制御工程のパラメータと上記第1及び第2のレベル変換工程のゲインを可変する
    ことを特徴とする音声信号処理方法。
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