JPH04365210A - 車載音響再生装置 - Google Patents

車載音響再生装置

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JPH04365210A
JPH04365210A JP3141606A JP14160691A JPH04365210A JP H04365210 A JPH04365210 A JP H04365210A JP 3141606 A JP3141606 A JP 3141606A JP 14160691 A JP14160691 A JP 14160691A JP H04365210 A JPH04365210 A JP H04365210A
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JP
Japan
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section
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sound quality
dynamic range
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Application number
JP3141606A
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English (en)
Inventor
Mikiharu Maki
幹晴 眞木
Yoshiteru Shoji
庄司 吉輝
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用オーディオ機器に
用いられる車載音響再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車載オーディオ機器において、走
行騒音下においてよりよい音質での音楽再生を要望する
声が高まってきている。これに対し、ディジタルシグナ
ルプロセッサを用いたディジタル信号処理により、再生
信号のダイナミックレンジを圧縮するコンプレッサ機能
を実現することで音質を改善する車載音響再生装置が開
発されている。従来の車載音響再生装置としては、例え
ば日本音響学会誌45巻10号(1989)に示されて
いる。
【0003】以下に、従来のコンプレッサ機能を有する
車載音響再生装置について説明する。
【0004】図7はこの従来の車載音響再生装置の構成
を示すブロック図である。図8は、図7におけるディジ
タルダイナミックレンジ圧縮手段700の入出力特性、
図9は、図7におけるパワーアンプ730の入出力特性
、図10は図7における係数生成部704が、図8のB
に示す入出力特性を実現する利得の設定値を求めるフロ
ーチャートを示す。
【0005】図7において、751はカセットデッキ、
752はADコンバータである。706はディジタルシ
グナルプロセッサ(以下、DSPと称す)である。70
0はディジタルダイナミックレンジ圧縮手段であり、7
01は利得可変部、702はレベル検出部、703は信
号遅延部、704は係数生成部である。710は音質可
変部、711は音質制御部、712は音質操作部である
。720は音量可変部、721は音量制御部、722は
音量操作部である。730はパワーアンプであり、73
1はパワーアンプリミッタ部、732は利得可変部、7
33は利得制御部、734はレベル検出部、735は電
力増幅部である。740は騒音検出手段、753はDA
コンバータ、754はスピーカである。
【0006】ADコンバータ752からディジタルダイ
ナミックレンジ圧縮手段700への入力信号700aは
信号遅延部703とレベル検出部702に入力される。 信号遅延部703の出力は利得可変部701へ入力され
る。係数生成部704へは、レベル検出部702から出
力される入力レベル情報702aと騒音検出手段740
から出力される騒音識別情報740aが入力される。音
質可変部710へは、ディジタルダイナミックレンジ圧
縮手段700からの出力信号700bと音質制御部71
1からの音質制御信号711aが入力される。音質可変
部710からの出力はDAコンバータ753に入力され
る。音量可変部720へは、DAコンバータ753から
のアナログ出力と音量制御部721からの音量制御信号
721aが入力される。音量可変部720からの出力信
号はパワーアンプ730に入力される。
【0007】以上のように構成された車載音響制御装置
について、以下その動作について説明する。
【0008】カセットデッキ751で再生された音響信
号はADコンバータ752でディジタル化され、ディジ
タルダイナミックレンジ圧縮手段700に入力される。
【0009】レベル検出部702では入力信号700a
のレベル検出を行い、検出したレベルを入力レベル情報
702aとして係数生成部704へ出力する。係数生成
部704では、入力レベル情報702aと騒音識別情報
740aに従い、利得可変部701が、図8に示す入出
力特性A,Bを選択的に実現するような利得の設定値を
求め、利得可変部701の利得を変化させる。騒音検出
手段740は、車室内の騒音レベルがあるスレッショル
ドレベル(以下、THDと称す)以上であれば騒音識別
情報740aに「1」を出力し、THD未満であれば「
0」を出力する。
【0010】騒音識別情報740aが「1」の時は係数
生成部704は図8のBに示す入出力特性を実現する係
数を生成する。図8において、0dBはDSP706の
基準レベル(最大入出力レベル)を示す。図8のBに示
す入出力特性では、入力信号700aが−∞dBから−
8dBまでは、出力を入力に対し6dB減衰するものと
し、入力信号700aが−8dBから0dBでは、入力
のダイナミックレンジを圧縮し、8dBの入力レベル変
化を4dBの出力レベル変化とする。係数生成の方法を
図10のフローチャートに示す。図10において、Xは
レベル検出部702で検出された入力レベル情報702
a、Gは利得可変部701の利得の設定値を示す。係数
生成部704では図10のフローチャートに従いXの値
に応じ利得可変部701に利得Gを与える係数を生成す
る。図10の例では入力信号の分解能を0.5dBとし
ている。図8のBに示す入出力特性を選択するのは、走
行騒音がTHDより大きいときであり、ダイナミックレ
ンジを圧縮し、小レベルの信号入力時に出力信号のレベ
ルを持ち上げることによりS/Nを改善し、より聞き取
り易くするためである。
【0011】騒音識別情報740aが「0」の時、係数
生成部704は図8のAに示す入出力特性を実現する係
数を生成する。図8のAに示す入出力特性では、出力は
入力に対し常に10dB減衰するものとし、ダイナミッ
クレンジの圧縮は行わず、係数生成部704は利得制御
部701の利得Gを−10dBとする係数を生成する。
【0012】図8で出力信号700bの最大レベルを基
準レベルより10dB低下させているのは、次段の音質
可変部710で最大10dB増幅することによるオーバ
ーフローを防ぐためである。
【0013】また、信号遅延部703はレベル検出部7
02および係数生成部704での演算時間の合計時間だ
け入力信号700aを遅延することにより、利得制御部
701で利得制御を行うタイミングを合わせている。
【0014】出力信号700bは、音質可変部710に
入力される。音質可変部710はバストレブルコントロ
ールとし、低音域と高音域での信号の増幅率をともに最
大±10dB可変するものとする。
【0015】音質制御部711は、音質操作部712で
指定する低音域の変化量、および高音域の変化量を実現
するパラメータを求め、音質可変部710を制御する。
【0016】音質可変部710の出力はDAコンバータ
753に入力され、アナログ信号に変換され、音量可変
部720に入力される。音量制御部721は、音量操作
部722で指定する減衰量を実現するパラメータを求め
、音量可変部720を制御する。そして、音量可変部7
20の出力はパワーアンプ730に入力される。
【0017】本例ではDSP706が基準レベルを出力
するときのDAコンバータ753のアナログ出力電圧を
0dBとし、電力増幅部735の入力感度を−10dB
とする。仮に電力増幅部735に対し入力信号730a
が直接入力されていれば、音量可変部720の減衰量が
10dB以下となり、電力増幅部735に対し−10d
Bを超えるレベルの信号が入力された場合、電力増幅部
735の出力信号730bの波形はクリップしてしまう
【0018】そこで、クリップを防止するためのパワー
アンプリミッタ部731を設ける。レベル検出部734
で検出された入力信号730aのレベルが−10dBを
超えるとき、利得制御部733は利得可変部732の利
得を下げ、電力増幅部735への入力信号のレベルを−
10dBとなるよう制御する。これにより、パワーアン
プ730の出力信号730bは波形がクリップすること
なく図9の入出力特性を示す。パワーアンプ730で増
幅された信号はスピーカ754で再生される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、 (1)音質可変部710において、最大10dB増幅す
ることによるオーバーフローを発生させないために、音
質可変部710の入力信号700bをDSP706の基
準レベルに対し−10dBとする必要がある。従って、
音質可変部710での周波数特性を平坦とした基準的な
状態では音質可変部710のない場合に対してDSP7
06内の信号処理レベルは10dB低下し、DSP70
6の出力でのS/Nが悪化するという問題を有していた
。また、 (2)パワーアンプ730の出力信号の波形のクリップ
を防止するために、パワーアンプ730内にパワーアン
プリミッタ部731を必要とし、回路が複雑になるとい
う問題を有していた。
【0020】さらに、図9に示すようにパワーアンプ7
30の入力信号730aのレベルが−10dB以上の時
は、入力信号のレベル変化がパワーアンプ730の出力
信号730bのレベル変化として反映されないという問
題も有していた。
【0021】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ディジタル信号処理部でのS/Nの悪化を解消し、
また、パワーアンプリミッタを用いずにクリップ防止を
実現することができる車載音響再生装置を簡易な構成で
提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の車載音響再生装置は、 (1)  入力信号のレベルを検出し、そのレベルに応
じてダイナミックレンジを圧縮するディジタルダイナミ
ックレンジ圧縮手段と、前記入力信号の周波数特性を調
節し、前記入力信号の音質を変化させる音質可変手段と
、操作部からの制御信号により前記音質可変手段の音質
変化量を制御し、かつ、前記音質変化量の情報を前記デ
ィジタルダイナミックレンジ圧縮手段に出力する音質制
御手段と、騒音レベルを検出する騒音検出手段とを備え
、前記ディジタルダイナミックレンジ圧縮手段は、入力
信号のレベルを検出するレベル検出部と、前記音質制御
手段からの前記音質変化量の情報と前記騒音検出手段か
らの制御信号により前記ディジタルダイナミックレンジ
圧縮手段の入出力特性を選択する入出力特性選択部と、
前記レベル検出部からの情報と前記入出力特性選択部か
らの情報により入出力間の利得の設定値を求める係数生
成部と、前記係数生成部で求まる設定値により利得を変
化させる利得可変部とからなる。
【0023】(2)  入力信号のレベルを検出し、そ
のレベルに応じてダイナミックレンジを圧縮するディジ
タルダイナミックレンジ圧縮手段と、前記入力信号の音
量を変化させる音量可変手段と、操作部からの制御信号
により前記音量可変手段の音量変化量を制御し、かつ、
前記音量変化量の情報を前記ディジタルダイナミックレ
ンジ圧縮手段に出力する音量制御手段と、騒音レベルを
検出する騒音検出手段とを備え、前記ディジタルダイナ
ミックレンジ圧縮手段は、入力信号のレベルを検出する
レベル検出部と、前記音量制御手段からの前記音量変化
量の情報と前記騒音検出手段からの制御信号により前記
ディジタルダイナミックレンジ圧縮手段の入出力特性を
選択する入出力特性選択部と、前記レベル検出部からの
情報と前記入出力特性選択部からの情報により入出力間
の利得の設定値を求める係数生成部と、前記係数生成部
で求まる設定値により利得を変化させる利得可変部とか
らなる。
【0024】(3)  入力信号のレベルを検出し、そ
のレベルに応じてダイナミックレンジを圧縮するディジ
タルダイナミックレンジ圧縮手段と、前記入力信号の周
波数特性を調節し、前記入力信号の音質を変化させる音
質可変手段と、前記入力信号の音量を変化させる音量可
変手段と、操作部からの制御信号により前記音質可変手
段の音質変化量を制御し、かつ、前記音質変化量の情報
を前記ディジタルダイナミックレンジ圧縮手段に出力す
る音質制御手段と、前記操作部からの制御信号により前
記音量可変手段の音量変化量を制御し、かつ、前記音量
変化量の情報を前記ディジタルダイナミックレンジ圧縮
手段に出力する音量制御手段と、騒音レベルを検出する
騒音検出手段とを備え、前記ディジタルダイナミックレ
ンジ圧縮手段は、入力信号のレベルを検出するレベル検
出部と、前記音質制御手段からの前記音質変化量の情報
と前記音量制御手段からの前記音量変化量の情報と前記
騒音検出手段からの制御信号により前記ディジタルダイ
ナミックレンジ圧縮手段の入出力特性を選択する入出力
特性選択部と、前記レベル検出部からの情報と前記入出
力特性選択部からの情報により入出力間の利得の設定値
を求める係数生成部と、前記係数生成部で求まる設定値
により利得を変化させる利得可変部とからなる。
【0025】(4)  入出力特性選択部と係数生成部
をディジタルダイナミックレンジ圧縮手段内に備えるの
ではなく、制御手段内に備える構成としている。
【0026】
【作用】本発明は上記した構成により、(1)  音質
可変部において信号レベルを増加させる場合、増加量に
対応してディジタルダイナミックレンジ圧縮手段での圧
縮率を大きくし、DSP出力での信号のオーバーフロー
を防止するようにしている。従って、どのような音質可
変状態でもDSP内の信号処理レベルを従来例に対して
大きく設定でき、DSP出力でのS/Nを改善すること
ができる。
【0027】(2)  音量可変部において、パワーア
ンプの入力感度以上のレベルの信号がパワーアンプに入
力するような減衰量の設定を行った場合は、ディジタル
ダイナミックレンジ圧縮手段での圧縮率を大きくし、D
SPの出力信号レベルを低下させることにより、パワー
アンプの入力信号レベルをパワーアンプの入力感度以下
に制御し、パワーアンプでの波形のクリップを防止する
ことができる。
【0028】(3)  音質可変部での信号レベルの増
加量と、音量可変部の減衰量の組み合せに応じて選択的
にディジタルダイナミックレンジ圧縮手段の圧縮特性を
変化させ、音質可変部と音量可変部がいかなる設定状態
であっても、DSP出力での信号のオーバーフローを防
止すると同時にパワーアンプの入力信号レベルをパワー
アンプの入力感度以下に制御し、DSP出力でのS/N
の改善とパワーアンプでの波形のクリップを同時に実現
することができる。
【0029】(4)  ディジタルダイナミックレンジ
圧縮手段の構成要素の内、係数生成部と入出力特性選択
部をDSPの外部の制御手段により構成することにより
、DSPのプログラムステップ数の削減が可能となり、
DSPを効率的に使用することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0031】図1は本発明の第1の実施例における車載
音響再生装置の構成を示すブロック図である。図2は、
図1における入出力特性選択部105が、利得制御部1
01で実現する入出力特性を選択するフローチャートを
示す。図3は、図1におけるディジタルダイナミックレ
ンジ圧縮手段100の入出力特性を示す。図4は図1に
おける係数生成部104が係数を生成するフローチャー
ト、図5は図4のフローチャートで実現するディジタル
ダイナミックレンジ圧縮手段の入出力特性を示す。
【0032】図1において、151はカセットデッキ、
152はADコンバータ、106はDSPである。10
0はディジタルダイナミックレンジ圧縮手段であり、1
01は利得可変部、102はレベル検出部、103は信
号遅延部、104は係数生成部、105は入出力特性選
択部である。110は音質可変部、111は制御手段、
112は音質制御部、113は音量制御部、114は操
作部である。ここで、音質可変部110はバストレブル
コントロール回路とし、説明の便宜上バストレブルコン
トロール回路で可変させる変化量は、低音域と高音域で
+10dB,0dBの2段階とする。120は音量可変
部、130はパワーアンプ、140は騒音検出手段、1
53はDAコンバータ、154はスピーカである。
【0033】ADコンバータ152から出力されディジ
タルダイナミックレンジ圧縮手段100へ入力される入
力信号100aは、信号遅延部103とレベル検出部1
02に入力される。信号遅延部103の出力は利得可変
部101へ入力される。係数生成部104へは、レベル
検出部102から出力される入力レベル情報102aと
入出力特性選択部105から出力される選択情報105
aが入力される。入出力特性選択部105へは、騒音検
出手段140からの騒音識別情報140aと、音質制御
部112からの音質情報112aと、音量制御部113
からの音量情報113aが入力される。音質可変部11
0はディジタルダイナミックレンジ圧縮手段100から
の出力信号100bと、音質制御部112からの音質制
御信号112bが入力される。音質可変部110の出力
はDAコンバータ153に入力される。音量可変部12
0へは、DAコンバータ153の出力と、音量制御部1
13からの音量制御信号113bが入力される。音量可
変部120の出力信号はパワーアンプ130に入力され
る。
【0034】以上のように構成された車載音響制御装置
について、以下その動作について説明する。
【0035】カセットデッキ151で再生された音響信
号はADコンバータ152でディジタル化され、ディジ
タルダイナミックレンジ圧縮手段100に入力される。
【0036】レベル検出部102では入力信号100a
のレベル検出を行い、入力レベル情報102aとして係
数生成部104へ出力する。係数生成部104では入力
レベル情報102aと選択情報105aに従い、利得可
変部101が図3の(a),(b)に示す入出力特性を
選択的に実現する係数を生成し、利得可変部101の利
得を変化させる。
【0037】入出力特性選択部105では、騒音識別情
報140aと、音質情報112aと、音量情報113a
により、実現するディジタルダイナミックレンジ圧縮手
段100の入出力特性を選択し、選択情報105aとし
て係数生成部104へ出力する。
【0038】ここで、まず入出力特性選択部105での
選択の方法を説明し、次に係数生成部104での係数の
生成方法を説明する。
【0039】騒音検出手段140は、車室内の騒音レベ
ルがあるTHD以上であれば騒音識別情報140aとし
て”1”を出力し、THD未満であれば”0”を出力す
る。音質情報112aは音質可変部110の高音域また
は低音域の変化量のうち増幅率の高い方の変化量を表わ
し、音量情報113aは音量可変部120の減衰量を表
わす。
【0040】以下、入出力特性選択部105におけるデ
ィジタルダイナミックレンジ圧縮手段100の入出力特
性の選択方法について、図2のフローチャートに従い説
明する。
【0041】まず、騒音識別情報140aが”0”、す
なわち車室内の騒音レベルがTHDより小さいとき、か
つ音量可変部120の減衰量が10dB以上の場合につ
いて説明する。
【0042】音質可変部110での低音域と高音域の少
なくとも一方の変化量が+10dBならば図3(a)の
2の入出力特性を選択する。図3(a),(b)におい
て、0dBはDSP106の基準レベル(最大入出力レ
ベル)を示す。図3(a)の2は、入力信号100aが
−∞dBから−20dBまでは出力を入力に対し減衰さ
せず、入力信号100aが−20dBから0dBでは入
力のダイナミックレンジを圧縮し、20dBの入力レベ
ル変化を10dBの出力レベル変化とする。図3(a)
の2の入出力特性の場合、出力信号100bの最大値は
−10dBとなり、音質可変部110の変化量が+10
dBであるので、DSP106の最大出力レベルは0d
Bとなる。従って、DSP106の出力はオーバーフロ
ーすることはない。また、上記従来例での図8のAに示
したDSP706の入出力特性に対しDSP106内で
の信号処理レベルが高くなり、DSP106出力でのS
/Nを改善している。DSP106が0dBを出力する
ときのDAコンバータ153のアナログ出力電圧を0d
Bとし、パワーアンプ130の入力感度を−10dBと
する。すなわちアナログ部のゲインマージンを10dB
とする。音量可変部120の減衰量は10dB以上であ
るため、パワーアンプ130の入力信号130aは−1
0dB以下となり、パワーアンプ130で信号の波形ク
リップは発生しない。
【0043】音質可変部110での低音域と高音域のど
ちらの変化量も、0dBの場合は図3(a)の1の入出
力特性を実現する。図3(a)の1では、出力信号10
0bの最大値は0dBであり、音質可変部110の変化
量は0dBなので、DSP106の最大出力レベルは0
dBとなり、オーバーフローすることはない。また、上
記従来例での図8のAに示したDSP706の入出力特
性に対し、DSP106内での信号処理レベルが高くな
り、DSP106出力でのS/Nを改善している。また
、音量可変部120の減衰量は10dB以上であるため
、パワーアンプ130の入力信号130aは−10dB
以下となり、パワーアンプ130で信号の波形クリップ
は発生しない。
【0044】次に、騒音選択情報140aが”0”、か
つ音量可変部120の減衰量が10dB未満の場合につ
いて説明する。
【0045】音質可変部110での低音域と高音域の少
なくともどちらか一方の変化量が+10dBならば図3
(a)の3の入出力特性を実現する。図3(a)の3は
、入力信号100aが−∞dBから−40dBまでは出
力を入力に対し減衰させず、入力信号100aが−40
dBから0dBでは入力のダイナミックレンジを圧縮し
、40dBの入力レベル変化を20dBの出力レベルの
変化とする。図3(a)の3の入出力特性では、出力信
号100bの最大値は−20dBとなり、音質可変部1
10の変化量が+10dBなのでDSP106の最大出
力レベルは−10dBとなる。音量可変部120の減衰
量が0dBのとき出力信号130aは最大となり、−1
0dBとなる。パワーアンプ130の入力感度は−10
dBなので、パワーアンプ130の出力信号130bの
波形クリップは発生しない。
【0046】音質可変部110での低音域と高音域のど
ちらの変化量も0dBの場合は図3(a)の2の入出力
特性を実現する。図3(a)の2では、出力信号100
bの最大値は−10dB、音質可変部110の変化量が
0dBなので、DSP106の最大出力レベルは−10
dBとなり、音量可変部120の減衰量が0dBのとき
出力信号130aは最大となり、−10dBとなる。パ
ワーアンプ130の入力感度は−10dBなので、パワ
ーアンプ130の出力信号130bの波形クリップは発
生しない。
【0047】以上のように、騒音検出手段140からの
出力が”0”の場合にはDSP106の出力でのS/N
を改善し、同時にパワーアンプ130での波形のクリッ
プが防止でき、パワーアンプリミッタを必要としない。 また、ディジタルダイナミックレンジ圧縮手段100の
入出力特性を図3(a)のような特性とすることで、ど
の様な操作状態においても、音質可変部110、音量可
変部120による信号レベルの操作をパワーアンプ13
0の出力信号レベルの変化として常に反映させることが
できる。
【0048】次に、騒音検出手段140からの出力が”
1”の場合について説明する。これは車室内の騒音レベ
ルがあるTHD以上になったときである。騒音下でより
聞き取り易くするためにはダイナミックレンジを圧縮し
、小レベルの信号入力時に出力信号のレベルを持ち上げ
ることによりS/Nを改善する。本実施例ではS/Nの
改善のため、小レベルの信号入力時には音量を4dB上
げるものとする。これはディジタルダイナミックレンジ
圧縮手段100の入出力特性を変更することによって実
現する。
【0049】以下、図2のフローチャートに従い説明す
る。まず、騒音識別情報140aが”1”、かつ音量可
変部120の減衰量が10dB以上の場合について説明
する。
【0050】音質可変部110での低音域と高音域の少
なくとも一方の変化量が+10dBならば図3(b)の
5の入出力特性を実現する。図3(b)の5は、入力信
号100aが−∞dBから−28dBまでは出力を入力
に対し4dB増幅し、入力信号100aが−28dBか
ら0dBでは入力のダイナミックレンジを圧縮し、28
dBの入力レベル変化を14dBの出力レベルの変化と
する。図3(b)の5の入出力特性では、出力信号10
0bの最大値は−10dBとなり、音質可変部110の
変化量が+10dBであるので、DSP106の最大出
力レベルは0dBとなりオーバーフローすることはない
。また、上記従来例での図8のBに示したDSP706
の入出力特性に対しDSP106内での信号処理レベル
が高くなり、DSP106出力でのS/Nを改善してい
る。音量可変部120の減衰量は10dB以上であるた
め、パワーアンプ130の入力信号130aは−10d
B以下となり、パワーアンプ130の入力感度が−10
dBのため、出力信号130bの波形クリップは発生し
ない。
【0051】音質可変部110での低音域と高音域のど
ちらの変化量も0dBの場合は図3(b)の4の入出力
特性を実現する。図3(b)の4は、入力信号100a
が−∞dBから−8dBまでは入力に対し出力を4dB
増幅し、入力信号100aが−8dBから0dBでは入
力のダイナミックレンジを圧縮し、8dBの入力レベル
変化を4dBの出力レベル変化とする。図3(b)の4
の入出力特性では、出力信号100bの最大値は0dB
であり、音質可変部110の変化量は0dBであるため
、DSP106の最大出力レベルは0dBとなりオーバ
ーフローすることはない。また、上記従来例での図8の
Bに示したDSP706の入出力特性に対しDSP10
6内での信号処理レベルが高くなり、DSP106出力
でのS/Nを改善している。さらに、音量可変部120
の減衰量は10dB以上であるため、パワーアンプ13
0の入力信号130aは−10dB以下となり、パワー
アンプ130で信号の波形クリップは発生しない。
【0052】次に、騒音選択情報140aが”1”、か
つ音量可変部120の減衰量が10dB未満の場合につ
いて説明する。
【0053】音質可変部110での低音域と高音域の少
なくとも一方の変化量が+10dBならば図3(b)の
6の入出力特性を実現する。図3(b)の6は、入力信
号100aが−∞dBから−48dBまでは出力を入力
に対し4dB増幅し、入力信号100aが−48dBか
ら0dBでは入力のダイナミックレンジを圧縮し、48
dBの入力レベル変化を24dBの出力レベル変化とす
る。図3(b)の6の入出力特性では、出力信号100
bの最大値は−20dBとなり、音質可変部110の変
化量が+10dBであるため、DSP106の最大出力
レベルは−10dBとなる。音量可変部120の減衰量
が0dBのとき出力信号130aは最大となり、−10
dBとなる。パワーアンプ130の入力感度は−10d
Bなので、パワーアンプ130の出力信号130bの波
形クリップは発生しない。
【0054】音質可変部110での低音域と高音域のど
ちらの変化量も0dBの場合は図3(b)の5を実現す
る。図3(b)の5の入出力特性では、出力信号100
bの最大値は−10dBとなり、音質可変部110の変
化量が0dBであるため、DSP106の最大出力レベ
ルは−10dBとなる。音量可変部120の減衰量が0
dBのとき出力信号130aは最大となり、−10dB
となる。パワーアンプ130の入力感度は−10dBな
ので、パワーアンプ130の出力信号130bの波形ク
リップは発生しない。
【0055】以上のように、騒音検出手段140からの
出力が”1”の場合においては、小レベルの信号入力時
に出力信号のレベルを持ち上げることによりS/Nを改
善し、走行騒音下でより聞き取り易くすることができる
。しかもDSP106の出力でのS/Nを改善し、同時
にパワーアンプ130でのクリップが防止でき、パワー
アンプリミッタを必要としない。また、ディジタルダイ
ナミックレンジ圧縮手段100の入出力特性を図3(b
)のような特性とすることにより、音質可変部110、
音量可変部120による信号レベルの操作をパワーアン
プ130の出力信号レベルの変化として常に反映させる
ことができる。
【0056】次に、係数生成部104の動作を説明する
。係数生成部104では、図3(a),(b)に示す入
出力特性を実現する利得可変部101の係数を、レベル
検出部102からの入力レベル情報102aに応じて求
め、利得可変部101の利得を変化させる。例として図
5の特性を実現するための係数生成部104の動作を図
4のフローチャートに示す。図4において、Xは入力レ
ベル情報102a、Gは利得可変部101の利得の設定
値を示す。係数生成部104では図4のフローチャート
に従い、入力レベル情報102aであるXの値に応じ利
得可変部101の利得Gを決定する。図4の例では入力
信号の分解能を0.5dBとしている。
【0057】信号遅延部103はレベル検出部102お
よび係数生成部104での演算時間の合計時間だけ入力
信号100aを遅延することにより、利得制御部101
で利得制御を行うタイミングを合わせている。
【0058】出力信号100bは、音質可変部110に
入力される。音質制御部112は、操作部114で指定
する低音域の変化量、および高音域の変化量を実現する
パラメータを求め、音質可変部110を制御する。音質
可変部110の出力はDAコンバータ153に入力され
、アナログ信号に変換され音量可変部120に入力され
る。音量制御部113は、操作部114で指定する変化
量を実現するパラメータを求め、音量可変部120を制
御する。音量可変部120の出力はパワーアンプ130
に入力され、パワーアンプ130で増幅された信号はス
ピーカ154で再生される。
【0059】以上のように本実施例によれば、音質情報
112aと入力レベル情報102aに応じてディジタル
ダイナミックレンジ圧縮手段110の入出力特性を変化
させ、DSP106のオーバーフローを防止することに
より、DSP106内の信号処理レベルを前記従来例に
対して大きくすることができ、DSP106の出力での
S/Nを改善できる。
【0060】また、入力レベル情報102aと音量情報
113aに応じて、ディジタルダイナミックレンジ圧縮
手段100の入出力特性を変化させることにより、音量
可変部120の減衰量によらずパワーアンプ130の入
力信号130aの最大値を−10dBとし、パワーアン
プ130でのクリップを防止できる。
【0061】また、音質情報112a、及び音量情報1
13aの組合せに応じて選択的にディジタルダイナミッ
クレンジ圧縮手段100の入出力特性を変化させること
により、音質可変部110、音量可変部120のどの様
な操作状態においてもDSP106の出力でのS/Nの
改善と、パワーアンプ130の出力信号130bでの波
形クリップの防止を同時に実現できる。
【0062】また、ディジタルダイナミックレンジ圧縮
手段100の入出力特性を図3(a),(b)に示す圧
縮特性とすることにより、音質可変部110、音量可変
部120による信号レベルの操作をパワーアンプ130
の出力信号レベルの変化として常に反映させることがで
きる。
【0063】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6は本発明の第2の実施例を示す車載音響再生
装置の構成を示すブロック図である。同図において、1
00はディジタルダイナミックレンジ圧縮手段である。 101は利得可変部、102はレベル検出部、103は
信号遅延部、110は音質可変部である。111は制御
手段であり、112は音質制御部、113は音量制御部
、114は操作部である。120は音量可変回路、13
0はパワーアンプ、140は騒音検出手段、151はカ
セットデッキ、152はADコンバータ、153はDA
コンバータ、154はスピーカである。以上は図1の構
成と同様なものである。
【0064】図1と異なるのは係数生成部600及び入
出力特性選択部601をDSP106の内部ではなく、
制御手段111の内部に設けた点である。図4は係数生
成部600において利得可変部101の係数を決定する
フローチャート、図5は図4のフローチャートで実現す
るディジタルダイナミックレンジ圧縮手段100の入出
力特性を示す。図4において、Xは入力レベル情報10
2a、Gは利得可変部101の利得の設定値を示す。
【0065】上記のように構成された車載音響再生装置
について、第1の実施例と異なる動作の部分について説
明する。
【0066】まず、係数生成部600が、図5の入出力
特性を実現するための動作を説明する。
【0067】係数生成部600は図4のフローチャート
に従い、入力レベル情報102aの値Xに応じ利得可変
部101の利得Gを決定する。図4の例では入力信号の
分解能を0.5dBとしているので、図4のフローチャ
ートを実現するプログラムは40ステップ以上必要とな
る。DSP106では1サンプリング周期の間に演算を
終了させる必要があるため、実現できるプログラムステ
ップ数に制限がある。例えばサンプリング周波数が44
.1kHzの時、1演算の処理速度を230nSとすれ
ば実現できるプログラムステップ数は100ステップで
ある。しかしながら、実用上ダイナミックレンジの圧縮
に要する利得可変部101の利得Gは5mS程度に1回
変更すればよいので、1サンプリング周期に1回の係数
生成は必要ではなく、DSP106の外部の制御手段、
例えばマイクロコンピュータで処理が可能である。 また、40ステップ程度のプログラム規模の増加は制御
手段に対して大きな負担とはならない。
【0068】レベル検出部102では入力信号100a
のレベル検出を行い、5mSに1回の割合で5mS間の
入力信号100aの最大レベルを、入力レベル情報10
2aとして係数生成部600へ出力する。係数生成部6
00では入力レベル情報102aと選択情報601aに
従い、利得可変部101が図3(a),(b)に示す入
出力特性を選択的に実現する係数を生成し、5mSに1
回の割合で利得可変部101の利得を変化させる。
【0069】入出力特性選択部601では、騒音識別情
報140aと、音質情報112aと、音量情報113a
により、実現するディジタルダイナミックレンジ圧縮手
段100の入出力特性を選択し、選択情報601aとし
て係数生成部600へ出力する。
【0070】従って、本実施例によれば、DSP106
の外部にある制御手段111に係数生成部600及び入
出力特性選択部601を設けることにより、DSP10
6のプログラムの大幅な削減が可能となり、DSPに適
した、より多くの処理がDSPで可能となる。よって、
全体の装置規模を小さくすることができ、簡易な構成の
音響再生装置が実現できる。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明は、(1)  ダイ
ナミックレンジ圧縮手段と、音質可変手段と、音質制御
手段と、騒音検出手段とを備え、ダイナミックレンジ圧
縮手段は、レベル検出部と、係数生成部と、入出力特性
選択部と、利得可変部を備えることにより、DSP出力
でのS/Nを改善し、簡易な構成で性能のよい車載音響
再生装置を実現できる。
【0072】(2)  ダイナミックレンジ圧縮手段と
、音量可変手段と、音量制御手段と、騒音検出手段とを
備え、ダイナミックレンジ圧縮手段は、レベル検出部と
、係数生成部と、入出力特性選択部と、利得可変部を備
えることにより、パワーアンプでの波形のクリップが防
止でき、従来のアナログ回路によるパワーアンプリミッ
タを不要とする車載音響再生装置を実現でき、実用的価
値は大きい。
【0073】(3)  ダイナミックレンジ圧縮手段と
、音質可変手段と、音質制御手段と、音量可変手段と、
音量制御手段と、騒音検出手段とを備え、前記ダイナミ
ックレンジ圧縮手段は、レベル検出部と、入出力特性選
択部と、係数生成部と、利得可変部を備えることにより
、どの様な音質可変手段、音量可変手段の操作状態にお
いても、DSPでのS/Nの改善と、パワーアンプでの
波形のクリップ防止が同時にでき、簡易な構成で実用性
に優れた車載音響再生装置を実現でき、実用的価値は大
きい。
【0074】(4)  入出力特性選択部と係数生成部
をダイナミックレンジ圧縮手段内に備えるのではなく、
制御手段内に備える構成とすることによりDSPプログ
ラムを大幅に削減し、DSPを効率的に使用でき、簡易
な構成で高機能の車載音響再生装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における車載音響再生装
置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例の車載音響再生装置にお
ける入出力特性選択部において入出力特性を選択する際
のフローチャート
【図3】第1の実施例の車載音響再生装置におけるディ
ジタルダイナミックレンジ圧縮手段の入出力特性図
【図
4】本発明の第1の実施例及び第2の実施例における車
載音響再生装置の係数生成部において、利得可変部の利
得を決定する際のフローチャート
【図5】図4のフローチャートで実現される入出力特性
【図6】本発明の第2の実施例における車載音響再生装
置のブロック図
【図7】従来の車載音響再生装置のブロック図
【図8】
従来の車載音響再生装置におけるディジタルダイナミッ
クレンジ圧縮手段の入出力特性図
【図9】従来の車載音
響再生装置におけるパワーアンプの入出力特性図
【図10】従来の車載音響再生装置における係数生成部
において入出力特性を選択する際のフローチャート
【符号の説明】
100  ダイナミックレンジ圧縮手段101  利得
可変部 102  レベル検出部 104,600  係数生成部 105,601  入出力特性選択部 110  音質可変部 112  音質制御部 113  音量制御部 120  音量可変部 140  騒音検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号のレベルを検出し、そのレベルに
    応じてダイナミックレンジを圧縮するディジタルダイナ
    ミックレンジ圧縮手段と、前記入力信号の周波数特性を
    調節し、前記入力信号の音質を変化させる音質可変手段
    と、操作部からの制御信号により前記音質可変手段の音
    質変化量を制御し、かつ、前記音質変化量の情報を前記
    ディジタルダイナミックレンジ圧縮手段に出力する音質
    制御手段と、騒音レベルを検出する騒音検出手段とを備
    え、前記ディジタルダイナミックレンジ圧縮手段は、入
    力信号のレベルを検出するレベル検出部と、前記音質制
    御手段からの前記音質変化量の情報と前記騒音検出手段
    からの制御信号により前記ディジタルダイナミックレン
    ジ圧縮手段の入出力特性を選択する入出力特性選択部と
    、前記レベル検出部からの情報と前記入出力特性選択部
    からの情報により入出力間の利得の設定値を求める係数
    生成部と、前記係数生成部で求まる設定値により利得を
    変化させる利得可変部とからなる車載音響再生装置。
  2. 【請求項2】入力信号のレベルを検出し、そのレベルに
    応じてダイナミックレンジを圧縮するディジタルダイナ
    ミックレンジ圧縮手段と、前記入力信号の音量を変化さ
    せる音量可変手段と、操作部からの制御信号により前記
    音量可変手段の音量変化量を制御し、かつ、前記音量変
    化量の情報を前記ディジタルダイナミックレンジ圧縮手
    段に出力する音量制御手段と、騒音レベルを検出する騒
    音検出手段とを備え、前記ディジタルダイナミックレン
    ジ圧縮手段は、入力信号のレベルを検出するレベル検出
    部と、前記音量制御手段からの前記音量変化量の情報と
    前記騒音検出手段からの制御信号により前記ディジタル
    ダイナミックレンジ圧縮手段の入出力特性を選択する入
    出力特性選択部と、前記レベル検出部からの情報と前記
    入出力特性選択部からの情報により入出力間の利得の設
    定値を求める係数生成部と、前記係数生成部で求まる設
    定値により利得を変化させる利得可変部とからなる車載
    音響再生装置。
  3. 【請求項3】入力信号のレベルを検出し、そのレベルに
    応じてダイナミックレンジを圧縮するディジタルダイナ
    ミックレンジ圧縮手段と、前記入力信号の周波数特性を
    調節し、前記入力信号の音質を変化させる音質可変手段
    と、前記入力信号の音量を変化させる音量可変手段と、
    操作部からの制御信号により前記音質可変手段の音質変
    化量を制御し、かつ、前記音質変化量の情報を前記ディ
    ジタルダイナミックレンジ圧縮手段に出力する音質制御
    手段と、前記操作部からの制御信号により前記音量可変
    手段の音量変化量を制御し、かつ、前記音量変化量の情
    報を前記ディジタルダイナミックレンジ圧縮手段に出力
    する音量制御手段と、騒音レベルを検出する騒音検出手
    段とを備え、前記ディジタルダイナミックレンジ圧縮手
    段は、入力信号のレベルを検出するレベル検出部と、前
    記音質制御手段からの前記音質変化量の情報と前記音量
    制御手段からの前記音量変化量の情報と前記騒音検出手
    段からの制御信号により前記ディジタルダイナミックレ
    ンジ圧縮手段の入出力特性を選択する入出力特性選択部
    と、前記レベル検出部からの情報と前記入出力特性選択
    部からの情報により入出力間の利得の設定値を求める係
    数生成部と、前記係数生成部で求まる設定値により利得
    を変化させる利得可変部とからなる車載音響再生装置。
  4. 【請求項4】入出力特性選択部と係数生成部をディジタ
    ルダイナミックレンジ圧縮手段内に備えるのではなく、
    制御手段内に備える構成とした請求項1,2または3記
    載の車載音響再生装置。
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