JP2000059896A - サラウンド調整装置 - Google Patents
サラウンド調整装置Info
- Publication number
- JP2000059896A JP2000059896A JP10223452A JP22345298A JP2000059896A JP 2000059896 A JP2000059896 A JP 2000059896A JP 10223452 A JP10223452 A JP 10223452A JP 22345298 A JP22345298 A JP 22345298A JP 2000059896 A JP2000059896 A JP 2000059896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surround
- circuit
- signal
- signals
- surround signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サラウンド機能を有する音響機器において、
無信号時または微小信号時にはサラウンド信号がほとん
ど生成されずにノイズのみ合成されるためＳ／Ｎが悪化
してノイズが耳障りとなるのを防止する。 【解決手段】 入力されたＬ，Ｒ信号は、レベル検出回
路２、サラウンド処理回路３、サラウンド信号ミキシン
グ回路１にそれぞれ入力される。サラウンド処理回路３
ではＬ，Ｒ信号より人工的に残響音や反射音のサラウン
ド信号を生成し、サラウンド信号レベル調整回路４でレ
ベルを調整したサラウンド信号をサラウンド信号ミキシ
ング回路１に入力する。サラウンド信号ミキシング回路
１は、Ｌ，Ｒ信号にサラウンド信号を合成して出力す
る。サラウンド信号レベル調整回路４のコントロールは
レベル検出回路２で行い、Ｌ，Ｒ信号のレベルが小さい
時はサラウンド信号レベル調整回路４の出力を小さく
し、Ｌ，Ｒ信号のレベルが大きい時はサラウンド信号レ
ベル調整回路４の出力を大きくする。
無信号時または微小信号時にはサラウンド信号がほとん
ど生成されずにノイズのみ合成されるためＳ／Ｎが悪化
してノイズが耳障りとなるのを防止する。 【解決手段】 入力されたＬ，Ｒ信号は、レベル検出回
路２、サラウンド処理回路３、サラウンド信号ミキシン
グ回路１にそれぞれ入力される。サラウンド処理回路３
ではＬ，Ｒ信号より人工的に残響音や反射音のサラウン
ド信号を生成し、サラウンド信号レベル調整回路４でレ
ベルを調整したサラウンド信号をサラウンド信号ミキシ
ング回路１に入力する。サラウンド信号ミキシング回路
１は、Ｌ，Ｒ信号にサラウンド信号を合成して出力す
る。サラウンド信号レベル調整回路４のコントロールは
レベル検出回路２で行い、Ｌ，Ｒ信号のレベルが小さい
時はサラウンド信号レベル調整回路４の出力を小さく
し、Ｌ，Ｒ信号のレベルが大きい時はサラウンド信号レ
ベル調整回路４の出力を大きくする。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、サラウンド回路を
内蔵した音響機器に関する。
内蔵した音響機器に関する。
【従来の技術】従来、サラウンド回路を内蔵した音響機
器として、例えば特開平６−１５３２９６号がある。こ
れは、複数ソースの音声信号を入力し、特定ソースの信
号を選択するソース切換手段と、前記ソース切換手段か
ら出力される左右チャンネルの音声信号の差分信号を生
成する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力する差
分信号のうち高域周波数成分の位相を遅延する位相遅延
回路と、前記ソース切換手段の出力する一方のチャンネ
ルの信号と前記位相遅延回路の出力を加算する加算回路
と、前記ソース切換手段の出力する他方のチャンネルの
信号から前記位相遅延回路の出力を減算する減算回路
と、前記加算回路の出力を増幅し、音声を出力する第１
の音声出力手段と、前記減算回路の出力を増幅し、音声
を出力する第２の音声出力手段と、を具備するサラウン
ド回路を含む音響再生装置において、前記ソース切換手
段の出力する切換制御信号に基づいて特定のＳ／Ｎ値以
下のソースの音声信号が選択されたときに前記差分増幅
回路の差分信号の減衰率を増加させるサラウンド信号減
衰回路を設けたものである。
器として、例えば特開平６−１５３２９６号がある。こ
れは、複数ソースの音声信号を入力し、特定ソースの信
号を選択するソース切換手段と、前記ソース切換手段か
ら出力される左右チャンネルの音声信号の差分信号を生
成する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力する差
分信号のうち高域周波数成分の位相を遅延する位相遅延
回路と、前記ソース切換手段の出力する一方のチャンネ
ルの信号と前記位相遅延回路の出力を加算する加算回路
と、前記ソース切換手段の出力する他方のチャンネルの
信号から前記位相遅延回路の出力を減算する減算回路
と、前記加算回路の出力を増幅し、音声を出力する第１
の音声出力手段と、前記減算回路の出力を増幅し、音声
を出力する第２の音声出力手段と、を具備するサラウン
ド回路を含む音響再生装置において、前記ソース切換手
段の出力する切換制御信号に基づいて特定のＳ／Ｎ値以
下のソースの音声信号が選択されたときに前記差分増幅
回路の差分信号の減衰率を増加させるサラウンド信号減
衰回路を設けたものである。
【発明が解決しようとする課題】一般にオーディオ再生
装置においてサラウンド効果を得るためには、ステレオ
のＬ、Ｒ信号よりサラウンド処理回路で人工的に残響音
や反射音を生成し、それをＬ，Ｒ信号に合成している。
従ってサラウンド再生時には残響音や反射音だけでな
く、サラウンド処理回路自身のノイズもＬ，Ｒ信号に合
成されるため、サラウンドオフ時に比較してＳ／Ｎが悪
くなる。特に、無信号時または微小信号時にはサラウン
ド信号がほとんど生成されずにノイズのみ合成されるた
めＳ／Ｎの悪化が顕著になる。上記従来の音響機器にお
いては、このような無信号時または微少信号時における
Ｓ／Ｎの悪化の問題については何ら考慮されていなかっ
た。
装置においてサラウンド効果を得るためには、ステレオ
のＬ、Ｒ信号よりサラウンド処理回路で人工的に残響音
や反射音を生成し、それをＬ，Ｒ信号に合成している。
従ってサラウンド再生時には残響音や反射音だけでな
く、サラウンド処理回路自身のノイズもＬ，Ｒ信号に合
成されるため、サラウンドオフ時に比較してＳ／Ｎが悪
くなる。特に、無信号時または微小信号時にはサラウン
ド信号がほとんど生成されずにノイズのみ合成されるた
めＳ／Ｎの悪化が顕著になる。上記従来の音響機器にお
いては、このような無信号時または微少信号時における
Ｓ／Ｎの悪化の問題については何ら考慮されていなかっ
た。
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明では、ステレオ信号のＬ，Ｒ信号より残響音、
反射音を生成するサラウンド処理回路と、前記サラウン
ド処理回路で生成された残響音、反射音をＬ，Ｒの信号
にミキシングするミキシング回路と、前記ミキシング回
路におけるミキシング量を調整するサラウンド信号レベ
ル調整回路と、Ｌ，Ｒ信号のレベルを検出するレベル検
出回路とを備えたサラウンド効果調整装置を提供せんと
するものである。
め本発明では、ステレオ信号のＬ，Ｒ信号より残響音、
反射音を生成するサラウンド処理回路と、前記サラウン
ド処理回路で生成された残響音、反射音をＬ，Ｒの信号
にミキシングするミキシング回路と、前記ミキシング回
路におけるミキシング量を調整するサラウンド信号レベ
ル調整回路と、Ｌ，Ｒ信号のレベルを検出するレベル検
出回路とを備えたサラウンド効果調整装置を提供せんと
するものである。
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施形態について説明する。図１は本発明のサラウン
ド効果調整装置の構成を示す回路ブロック図である。入
力されたＬ，Ｒ信号は、レベル検出回路２、サラウンド
処理回路３、サラウンド信号ミキシング回路１にそれぞ
れ入力される。サラウンド処理回路３ではＬ，Ｒ信号よ
り人工的に残響音や反射音のサラウンド信号を生成し、
サラウンド信号レベル調整回路４でレベルを調整したサ
ラウンド信号をサラウンド信号ミキシング回路１に入力
する。サラウンド信号ミキシング回路１は、Ｌ，Ｒ信号
にサラウンド信号を合成して出力する。サラウンド信号
レベル調整回路４のコントロールはレベル検出回路２で
行い、Ｌ，Ｒ信号のレベルが小さい時はサラウンド信号
レベル調整回路４の出力を小さくし、Ｌ，Ｒ信号のレベ
ルが大きい時はサラウンド信号レベル調整回路４の出力
を大きくする。従って、Ｌ，Ｒ信号のレベルが無いまた
は小さい時はサラウンド処理回路３より発生するノイズ
レベルも小さくすることができるため全体的にＳ／Ｎを
改善することができる。
一実施形態について説明する。図１は本発明のサラウン
ド効果調整装置の構成を示す回路ブロック図である。入
力されたＬ，Ｒ信号は、レベル検出回路２、サラウンド
処理回路３、サラウンド信号ミキシング回路１にそれぞ
れ入力される。サラウンド処理回路３ではＬ，Ｒ信号よ
り人工的に残響音や反射音のサラウンド信号を生成し、
サラウンド信号レベル調整回路４でレベルを調整したサ
ラウンド信号をサラウンド信号ミキシング回路１に入力
する。サラウンド信号ミキシング回路１は、Ｌ，Ｒ信号
にサラウンド信号を合成して出力する。サラウンド信号
レベル調整回路４のコントロールはレベル検出回路２で
行い、Ｌ，Ｒ信号のレベルが小さい時はサラウンド信号
レベル調整回路４の出力を小さくし、Ｌ，Ｒ信号のレベ
ルが大きい時はサラウンド信号レベル調整回路４の出力
を大きくする。従って、Ｌ，Ｒ信号のレベルが無いまた
は小さい時はサラウンド処理回路３より発生するノイズ
レベルも小さくすることができるため全体的にＳ／Ｎを
改善することができる。
【発明の効果】以上、詳述した如く本発明に依れば、ス
テレオ信号のＬ，Ｒ信号より残響音、反射音を生成する
サラウンド処理回路と、前記サラウンド処理回路で生成
された残響音、反射音をＬ，Ｒの信号にミキシングする
ミキシング回路と、前記ミキシング回路におけるミキシ
ング量を調整するサラウンド信号レベル調整回路と、
Ｌ，Ｒ信号のレベルを検出するレベル検出回路とを備え
たので、サラウンド信号のミキシング量は、Ｌ，Ｒ信号
のレベルに応じて可変できるため、従来の回路ではサラ
ウンド処理回路より発生するノイズレベルはサラウンド
信号の生成量に関係なく一定しているのでＬ，Ｒ信号の
レベルが小さいほどＳ／Ｎが悪くなりノイズが耳障りと
なるが、本発明ではＬ，Ｒ信号のレベルが無いまたは小
さい時のサラウンド信号がほとんど生成されないときは
サラウンド処理回路出力レベルを抑えることによりノイ
ズレベルを下げ、全体のＳ／Ｎを改善することが出来
る。
テレオ信号のＬ，Ｒ信号より残響音、反射音を生成する
サラウンド処理回路と、前記サラウンド処理回路で生成
された残響音、反射音をＬ，Ｒの信号にミキシングする
ミキシング回路と、前記ミキシング回路におけるミキシ
ング量を調整するサラウンド信号レベル調整回路と、
Ｌ，Ｒ信号のレベルを検出するレベル検出回路とを備え
たので、サラウンド信号のミキシング量は、Ｌ，Ｒ信号
のレベルに応じて可変できるため、従来の回路ではサラ
ウンド処理回路より発生するノイズレベルはサラウンド
信号の生成量に関係なく一定しているのでＬ，Ｒ信号の
レベルが小さいほどＳ／Ｎが悪くなりノイズが耳障りと
なるが、本発明ではＬ，Ｒ信号のレベルが無いまたは小
さい時のサラウンド信号がほとんど生成されないときは
サラウンド処理回路出力レベルを抑えることによりノイ
ズレベルを下げ、全体のＳ／Ｎを改善することが出来
る。
【図１】本発明のサラウンド調整装置の構成を示す回路
ブロック図。
ブロック図。
１ サラウンド信号ミキシング回路 ２ レベル検出回路 ３ サラウンド処理回路 ４ サラウンド信号レベル調整回路
Claims (1)
- 【請求項１】 ステレオ信号のＬ，Ｒ信号より残響音、
反射音を生成するサラウンド処理回路と、前記サラウン
ド処理回路で生成された残響音、反射音をＬ，Ｒの信号
にミキシングするミキシング回路と、前記ミキシング回
路におけるミキシング量を調整するサラウンド信号レベ
ル調整回路と、Ｌ，Ｒ信号のレベルを検出するレベル検
出回路とを備えたことを特徴とするサラウンド効果調整
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10223452A JP2000059896A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | サラウンド調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10223452A JP2000059896A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | サラウンド調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000059896A true JP2000059896A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16798379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10223452A Pending JP2000059896A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | サラウンド調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000059896A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1319224A2 (en) * | 2000-07-11 | 2003-06-18 | American Technology Corporation | Dynamic power sharing in a multi-channel sound system |
| KR100494288B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2005-06-13 | 한국전자통신연구원 | 다채널 입체 음향 재생 장치 및 그 방법 |
| WO2005064991A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Rohm Co., Ltd | オーディオ装置 |
| US7298852B2 (en) | 2001-07-11 | 2007-11-20 | American Technology Corporation | Dynamic power sharing in a multi-channel sound system |
| US7760886B2 (en) | 2005-12-20 | 2010-07-20 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Foerderung der Angewandten Forscheng e.V. | Apparatus and method for synthesizing three output channels using two input channels |
-
1998
- 1998-08-06 JP JP10223452A patent/JP2000059896A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1319224A2 (en) * | 2000-07-11 | 2003-06-18 | American Technology Corporation | Dynamic power sharing in a multi-channel sound system |
| EP1319224A4 (en) * | 2000-07-11 | 2007-03-14 | American Tech Corp | DYNAMIC POWER SHARING IN A MULTI-CHANNEL SOUND SYSTEM |
| US8588428B2 (en) | 2000-07-11 | 2013-11-19 | Lrad Corporation | Dynamic power sharing in a multi-channel sound system |
| US7298852B2 (en) | 2001-07-11 | 2007-11-20 | American Technology Corporation | Dynamic power sharing in a multi-channel sound system |
| KR100494288B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2005-06-13 | 한국전자통신연구원 | 다채널 입체 음향 재생 장치 및 그 방법 |
| WO2005064991A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Rohm Co., Ltd | オーディオ装置 |
| US7760886B2 (en) | 2005-12-20 | 2010-07-20 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Foerderung der Angewandten Forscheng e.V. | Apparatus and method for synthesizing three output channels using two input channels |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5420929A (en) | Signal processor for sound image enhancement | |
| US5469510A (en) | Arbitration adjustment for acoustic reproduction systems | |
| US5710818A (en) | Apparatus for expanding and controlling sound fields | |
| JPH06253398A (ja) | オーディオ信号処理装置 | |
| JPH03219800A (ja) | 音響効果装置 | |
| US9628907B2 (en) | Audio device and method having bypass function for effect change | |
| JPH0537478A (ja) | 音場制御装置 | |
| JP2000059896A (ja) | サラウンド調整装置 | |
| US6178247B1 (en) | Headphone apparatus | |
| JPH04365210A (ja) | 車載音響再生装置 | |
| US20090154714A1 (en) | Audio signal processing system and surround signal generation method | |
| JPH06335093A (ja) | 音場拡大装置 | |
| JP2946884B2 (ja) | 低音域特性補正回路 | |
| JPH0662486A (ja) | 音響再生装置 | |
| JPH06245299A (ja) | 補聴器 | |
| KR960016673B1 (ko) | 노래반주기기의 마이크 합성장치 | |
| JPH05145993A (ja) | 低音域増強回路 | |
| JP4430105B2 (ja) | 音響再生装置 | |
| JP3364010B2 (ja) | オーディオ装置 | |
| JPH03219799A (ja) | 音響効果装置 | |
| JPH04151699A (ja) | 車載用オーディオシステム | |
| JPH08152895A (ja) | オーディオ装置 | |
| JPH05127688A (ja) | カラオケプレーヤのミキサ回路 | |
| JPH05191185A (ja) | ノイズ抑制装置 | |
| JPH04343600A (ja) | 残響装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040928 |