JP3067935B2 - 音響再生装置および音量制御方法 - Google Patents

音響再生装置および音量制御方法

Info

Publication number
JP3067935B2
JP3067935B2 JP5265211A JP26521193A JP3067935B2 JP 3067935 B2 JP3067935 B2 JP 3067935B2 JP 5265211 A JP5265211 A JP 5265211A JP 26521193 A JP26521193 A JP 26521193A JP 3067935 B2 JP3067935 B2 JP 3067935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
digital
signal
source
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5265211A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07122951A (ja
Inventor
豊 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5265211A priority Critical patent/JP3067935B2/ja
Publication of JPH07122951A publication Critical patent/JPH07122951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067935B2 publication Critical patent/JP3067935B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アナログの音楽ソー
スをディジタル信号処理した後音声出力する音響再生装
置および音量制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音響再生装置へ音楽ソースを入力する場
合、各音楽ソースの出力信号レベルに応じて、入力感度
を切替えることにより、後段の回路で歪が発生しない様
にしている。また、各音楽ソースの信号ごとに再生レベ
ルが異なるため、各音楽ソースの信号を切替再生した時
に、音量差が生じない様、調整する必要がある。ディジ
タル信号処理を行う場合、アナログ−ディジタル変換回
路やディジタル−アナログ変換回路ではダイナミックレ
ンジが、また、ディジタル信号処理回路では演算精度
が、それぞれ問題となる場合がある。この原因の1つ
に、ディジタル処理段での音楽信号の情報量がある。ア
ナログ−ディジタル変換において、音楽ソースのアナロ
グ(連続時間)信号からディジタル(離散時間)信号へ
変換の際、ディジタル・データ上の有効情報量が大きけ
れば、前述のダイナミックレンジ、演算精度の問題が改
善できることが知られている。
【0003】図5は従来の音響再生装置を示すブロック
図であり、図において、10a,10b,10cは音楽
ソース(入力ソース)の入力端子、11a,11b,1
1cは入力感度を決める増幅器もしくは減衰器である。
また、12は上記の複数の音楽ソースを切替え出力する
ソース切替器、14は音楽ソースのアナログ信号をディ
ジタル変換するアナログ−ディジタル変換回路、15は
ディジタル変換された音声信号に対し種々の加工を行う
ディジタル信号処理回路(DSP)、16は処理後のデ
ィジタル信号をアナログ変換するディジタル−アナログ
変換回路、17は音量調整用の減衰器である。さらに、
18は減衰器17の出力信号を増幅する電力増幅器、1
9は音声出力用のスピーカー、20はソース切替器1
2、ディジタル信号処理回路15および減衰器17を制
御する制御マイコン部、21は上記音楽ソースである各
入力ソースの切替えを選択する入力ソース切替スイッチ
である。
【0004】次に動作について説明する。まず、各入力
端子10a,10b,10cには、例えば、CD装置,
テープレコーダ,ラジオなどからのアナログ信号が入力
される。なお、ここでいうCD装置とは、図示しない
が、CDからのディジタルデータ入力をアナログ出力に
変換した上で、図5の音楽ソースの入力端子10a,1
0b,10cに入力するものである。そして、入力感度
が調整されてアナログ−ディジタル変換回路14にてデ
ィジタル変換される。そして、このディジタル信号は種
々の音質,音量,その他について必要なディジタル処理
がなされ、ディジタル−アナログ変換回路16にてアナ
ログ変換された後、減衰器17でレベル調整された後、
電力増幅器18を介してスピーカーに音声出力される。
なお、このとき、制御マイコン部20は入力ソースの切
替指示に従って、ソース切替器12、ディジタル信号処
理回路15および減衰器17を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の音響再生装置は
以上のように構成されているので、ソース切替時の再生
音量の変化を抑える目的と、信号対雑音比(以下、S/
N比という)劣化防止のため、次段のアナログ−ディジ
タル変換回路14までの振幅余裕(ヘッドルーム)の確
保の目的との両方を同時に満足させなければならず、従
って、アナログ−ディジタル変換回路14にダイナミッ
クレンジの限界があることから、CD装置やラジオなど
の一部のソースに対しては、S/N比を劣化させてしま
うなどの問題点があった。
【0006】例えば、CD装置,テープレコーダおよび
ラジオの各信号の再生音量にレベル差を設けた場合に
は、図3に示すようにヘッドルーム確保のため、テープ
レコーダの信号レベル12dBをディジタル信号処理段
での最大振幅と規定することになり、限られたアナログ
−ディジタル変換回路14のダイナミックレンジの限界
により、CD装置やラジオではS/N比の劣化をもたら
すという問題点があった。なお、図中、四角の枠で囲ん
で記載した5dB,6dBは、それぞれ磁気テープに対
するCDおよびラジオの信号レベルの低さを示してい
る。
【0007】一方、アナログ−ディジタル変換器のディ
ジタル出力に歪が生じないように前置増幅器の利得を調
整するものが、特開平4−291519号公報に示され
ているが、これにはソース切替時の再生音量差を改善す
る技術を欠如する。また、音響再生時の動的歪を改善す
るものが、実開平4−55825号公報に示されている
が、入力対出力のトータルゲインが変化してしまうほ
か、ディジタルアッテネータを使用する実開平4−55
825号公報に示された技術では、ディジタル−アナロ
グ変換時において、S/N比の劣化が避けられないなど
の問題点があった。
【0008】さらに、減衰量を磁気テープ選択スイッチ
で指示されたA/D変換回路に適合するように設定する
アッテネータを持つ実開平2−80304号公報に示さ
れた技術では、ディジタル/アナログ変換器でのS/N
比の劣化を招き、またディジタルアッテネータをソース
切替時の再生音量差の補正に用いた場合、ディジタル−
アナログ変換時には、ディジタルアッテネータの補正分
ダイナミックレンジが狭くなり、製品にならないなどの
問題点があった。
【0009】請求項1および請求項の発明は上記のよ
うな問題点を解消するためになされたもので、どの入力
ソースに対しても、歪みを生じることなくアナログ−デ
ィジタル変換を行えるとともに、ソース切替時の音量変
化を抑えることができる音響再生装置および音量制御方
法を得ることを目的とする。
【0010】 また、これと同時に、 出力側のスピーカを
除く全ての回路をディジタル信号により制御可能にする
ことで、これらを1つの集積回路として構成し、システ
ムの小形化を図ることができる音響再生装置を得ること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項の発明に係る音
響再生装置は、入力ソースを選択するソース切替器と、
ディジタル制御によりゲインが段階的に切替えられるア
ナログ回路で構成されて、選択された上記入力ソースの
信号を増幅する利得可変増幅器と、増幅された上記入力
ソースの信号をディジタル信号に変換するアナログ−デ
ィジタル変換回路と、変換された上記ディジタル信号を
ディジタル加工処理するディジタル信号処理回路と、デ
ィジタル加工処理したディジタル信号をアナログ信号に
変換するディジタル/アナログ変換回路と、ディジタル
制御によりゲインが段階的に切替えられるアナログ回路
で構成されて、変換された上記アナログ信号を減衰させ
る減衰器と、減衰した上記アナログ信号を音声出力させ
るように電力増幅する電力増幅器と、ソース切替指示に
従って上記ソース切替器を切替制御し、最大の振幅とな
る入力ソースにおいては上記アナログ−ディジタル変換
回路への入力がフルスケールとなるように、かつその他
の入力ソースにおいては更にこの最大の振幅の入力ソー
スに対する振幅の差分を補うように上記利得可変増幅器
の利得量を制御し、かつ電力増幅器の出力音量が略等し
くなるように上記減衰器の減衰量を制御する制御マイコ
ン部とを備えるものである。
【0012】 請求項の発明に係る音響再生方法は、入
力ソースの選択指令に従って選択された入力ソースの信
号を利得量が段階的に制御される利得可変増幅器にて増
/減 させ、該増/減されたアナログ信号をアナログ−デ
ィジタル変換回路にてディジタル変換し、該ディジタル
変換されたディジタル信号を、ディジタル信号処理回路
にて加工処理した後ディジタル−アナログ変換回路によ
りアナログ変換し、該アナログ変換されたアナログ信号
を上記入力ソースの選択指令に従って減衰量が段階的に
制御される減衰器にて増減させる音量制御方法であっ
て、上記利得可変増幅器においては、最大の振幅となる
入力ソースにおいては上記アナログ−ディジタル変換回
路への入力がフルスケールとなるように、かつその他の
入力ソースにおいては更にこの最大の振幅の入力ソース
に対する振幅の差分を補うようにその利得量を制御さ
せ、かつ上記減衰器においては、電力増幅器の出力音量
が略等しくなるようにその減衰量を制御するものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1の発明における音響再生装置は、利得
可変増幅器の利得量を、アナログ−ディジタル変換回路
のダイナミックレンジと各ソースの信号源振幅余裕によ
り一義的に決定し、また、減衰量を各ソースの規準レベ
ルにより設定する。 これにより、ディジタル信号処理
段での情報量の欠落やS/Nの劣化を改善し、各入力ソ
ースの切替時の音量の変化を抑えられるようにする。
【0014】 また、これと同時に 請求項の発明におけ
る音響再生装置は、ディジタル制御されるアナログ回路
からなる利得可変増幅器および減衰器をアナログ−ディ
ジタル変換回路、ディジタル信号処理回路、ディジタル
−アナログ変換回路などとともに集積回路化を可能に
し、システム構成の小形化とローコスト化を実現する。
【0015】 請求項の発明における音量制御方法は、
いずれの入力ソースの信号出力に対しても歪を生じるこ
となくアナログ−ディジタル変換を行えるようにし、か
つソース切替時の音量変化を抑える。
【0016】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
において、10a,10b,10cは音楽ソースとして
の入力ソースの入力端子、12は複数の入力ソースの信
号を切替え出力するソース切替器、13は例えばデコー
ダとスイッチ回路とでゲインがディジタル的に切替えら
れる利得可変増幅器である。また、14は入力ソースの
アナログ信号をディジタル変換するアナログ−ディジタ
ル変換回路、15はディジタル変換された音声信号に対
し種々の加工を行うディジタル信号処理回路(DS
P)、16は処理後のディジタル信号をアナログ変換す
るディジタル−アナログ変換回路、17は例えばデコー
ダとスイッチ回路とでゲインがディジタル的に切替えら
れる音量調整用の減衰器である。さらに、22は減衰器
17の出力側に接続されたミュート回路、18は電力増
幅器、19は音声出力用スピーカー、21は入力ソース
切替スイッチ、20は入力ソース切替スイッチ21より
出力されるソース切替指示に従って、上記ソース切替器
12の切替え、上記利得可変増幅器13の利得および上
記減衰器17の減衰量を制御する制御マイコン部であ
る。
【0017】 次に動作について説明する。図2に示すフ
ローチャートにおいて、まず、入力ソース切替スイッチ
21の操作により入力ソースを選択し(ステップST
1)、続いてミュート回路22をONにし(ステップS
T2)、次にどの入力ソースであるか判別する(ステッ
プST3,ST4)。例えば、CD装置,テープレコー
ダおよびラジオの音声信号を入力とするものにおいて、
CD装置の場合には利得可変増幅器13へ送る利得をG
1 (ステップST5)、減衰器17へ送る減衰量をAT
1 とする(ステップST6)。同様にして、テープレ
コーダの場合は利得をG2 (ステップST7)、減衰量
をATT2 とし(ステップST8)、ラジオの場合は利
得をG3 (ステップST9)、減衰量をATT3 とする
(ステップST10)。そして、上記のように各利得
量,減衰量の転送が終了すれば、待ち(ウエイト)時間
の後に(ステップST11)、ミュートを解除して(ス
テップST12)、設定の終了となる。
【0018】 次に、上記利得G1 ,G2 ,G3 および減
衰量ATT1 ,ATT2 ,ATT3について、説明す
る。図3について説明したように、ソース切替時の音量
が等しくなる様に、CD装置,テープレコーダ,ラジオ
の出力信号のレベル差を規定した場合、テープレコーダ
の信号レベル+12dBが各入力ソース中の最大振幅と
なる。そこで、図1のアナログ−ディジタル変換回路1
4、ディジタル信号処理回路15およびディジタル−ア
ナログ変換回路16のディジタル信号処理段では、この
テープレコーダの信号レベル+12dBがフルスケール
(FS)で、最大振幅となる様に、利得可変増幅器13
の利得を設定する。この時、テープレコーダの信号レベ
ル+12dBに対して、CD装置の信号レベル0dBは
5dBの余裕があり、また、テープレコーダの信号レベ
ル+12dBに対して、ラジオの150%変調時の入力
は6dBの余裕がある。そこで、図2に示す利得G1
3 および減衰量はATT2 ,ATT3 はそれぞれ、図
3にも示すように+5dB,+6dB,−5dB,−6
dBとなる。従って、アナログ−ディジタル変換回路1
4のダイナミックレンジの制限により、従来、ノイズに
埋れていた小信号が、図2の処理によって、再生するこ
とができることとなる。CD装置の場合には5dB分改
善され、ラジオの場合には6dB分改善されることにな
る。
【0019】 実際の各入力ソースの入力信号レベルは、
次の様に、CD装置では1Vrms (0dB)、テープレ
コーダでは100mVrms (0dB)、ラジオでは30
0mVrms (100%変調)と、規定される。アナログ
−ディジタル変換回路14とディジタル−アナログ変換
回路16の最大振幅,FSをそれぞれ1Vrms とし、出
力での各入力ソース間のレベル差を図3と同様と考える
と、図4に示す通りになる。すなわち、利得量について
は、アナログ−ディジタル変換回路14の入力最大振幅
を1Vrms とすると、CD装置の利得G1 は0dB、テ
ープレコーダの利得G2 は+8dB、ラジオの利得G3
は5.5dBとすれば、ディジタル信号処理段でのダイ
ナミックレンジを有効に利用でき、演算誤差の低減も図
れる。また、減衰量については、ディジタル−アナログ
変換回路16の出力最大振幅を1Vrms とすると、CD
装置の減衰量ATT1 は−5dB、テープレコーダの減
衰量ATT2 は0dB、ラジオの減衰量ATT3 は−6
dBとすれば、上記ディジタル−アナログ変換回路16
後段のレベル差とすることができる。
【0020】 また、図1のような音響装置を小形化する
上では、これを集積回路化することが必須であるが、こ
の場合には、回路の集積回路化率の向上には、同種のI
Cで構成できる同種の回路を連続して構成する必要があ
る。通常、アナログ−ディジタル変換回路14からディ
ジタル−アナログ変換回路16までの回路はディジタル
回路で、その前後はアナログ回路とされるところ、この
発明ではその前後の利得可変増幅器13および減衰器1
7をディジタル制御されるアナログ回路とすることによ
り、上記ディジタル回路に一体に組み込むことで、集積
回路化することができ、装置の小形化を実現可能にす
る。このため、上記利得可変増幅器13および減衰器1
7は制御マイコン部20からのディジタル指令入力によ
って、アナログ回路としてのゲインが段階的に切換えら
れるように動作することになる。
【0021】 また、上記実施例では入力ソースをCD,
ラジオ,磁気テープに大まかに分けて説明したが、ラジ
オについてはAMラジオ,FMラジオに分け、磁気テー
プについてはタイプ別(タイプI,IIなど)に分けてレ
ベル調整してもよい。すなわち、アナログ出力が得られ
る各入力ソースの種類は多くあるが、これらの各入力ソ
ースの差違はその周波数特性にあり、例えばAMラジオ
の音声出力,FMラジオの音声出力,磁気テープの種類
に応じて、低周波における周波数特性,特に高周波音特
性が著しく異なる。このため、高音域を特に多く含む入
力ソースを再生中に、例えばAMおよびFMの受信切換
えや、磁気テープの種類の切換えを行うと、図1におけ
る音響再生装置によって中音域の音量レベルとしては同
一になっていても、例えば高音域が増強されて再生され
るソースの場合は、高音域でダイナミックレンジの不足
が生じる。すなわち、磁気テープの種類によって、必要
なダイナミックレンジは変る。このように、入力ソース
をAMラジオ,FMラジオ,磁気テープの種類によって
細分化することによって、ダイナミックレンジのより正
確な対応が可能になる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、利得可変増幅器をディジタル信号処理回路の前段
に、また、減衰器をディジタル信号処理回路の後段にそ
れぞれ配置し、入力ソースの切替時に利得量,減衰量を
調整させるように構成したので、S/N比を改善できる
とともに、大入力信号においても、歪が発生することを
防止でき、さらに入力ソースの切替時の音量変化を抑え
ることができるものが得られる効果がある。
【0023】 また、これと同時に 請求項の発明によれ
ば利得可変増幅器および減衰器をディジタル制御される
アナログ回路により構成したので、これらをアナログ−
ディジタル変換回路、ディジタル信号処理回路およびデ
ィジタル−アナログ変換回路などのディジタル回路とと
もに集積回路化でき、構成の小形化およびローコスト化
を図れるものが得られる効果がある。
【0024】 更に、制御マイコン部は、最大の振幅とな
る入力ソースにおいては上記アナログ−ディジタル変換
回路への入力がフルスケールとなるように、かつその他
の入力ソースにおいては更にこの最大の振幅の入力ソー
スに対する振幅の差分を補うように上記利得可変増幅器
の利得量を制御するので、入力ソースの種類にかかわら
ずアナログ−ディジタル変換回路のダイナミックレンジ
全体を用いるようにデジタル信号を生成することがで
き、これにより従来、ノイズに埋れてしまっていた小信
号をディジタル信号処理回路に入力してディジタル加工
処理することができ、S/N比の劣化を防止する効果が
ある。また、このように利得可変増幅器の利得量を制御
しつつも、制御マイコン部は、電力増幅器の出力音量が
略等しくなるように上記減衰器の減衰量を制御するの
で、入力ソースの切替の際に音量が変化してしまうこと
も合わせて防止することができる効果がある。
【0025】 求項の発明によれば入力ソースの選択
指令に従って選択された入力ソースの信号を利得可変増
幅器にて増/減させ、該増/減されたアナログ信号をア
ナログ−ディジタル変換回路にてディジタル変換し、該
ディジタル変換されたディジタル信号を、ディジタル信
号処理回路にて加工処理した後ディジタル、アナログ変
換回路によりアナログ変換し、該アナログ変換されたア
ナログ信号を上記入力ソースの選択指令に従って減衰器
にて増減させるように構成したので、いずれの入力ソー
スの信号入力に対しても歪を生じることなく、情報量の
欠落なくアナログ−ディジタル変換を行えるとともに、
入力ソースの切替時の音量変化を抑えられるものが得ら
れる効果がある。
【0026】 また、上記利得可変増幅器においては、最
大の振幅となる入力ソースにおいては上記アナログ−デ
ィジタル変換回路への入力がフルスケールとなるよう
に、かつその他の入力ソースにおいては更にこの最大の
振幅の入力ソースに対する振幅の差分を補うようにその
利得量を制御させるので、入力ソースの種類にかかわら
ずアナログ−ディジタル変換回路のダイナミックレンジ
全体を用いるようにデジタル信号を生成することがで
き、これにより従来、ノイズに埋れてしまっていた小信
号をディジタル信号処理回路に入力してディジタル加工
処理することができ、S/N比の劣化を防止する効果が
ある。更に、このように利得可変増幅器の利得量を制御
しつつも、上記減衰器においては電力増幅器の出力音量
が略等しくなるようにその減衰量を制御するので、入力
ソースの切替の際に音量が変化してしまうことも合わせ
て防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による音響再生装置を示す
ブロック図である。
【図2】図1における音響再生装置の動作の流れを示す
フローチャートである。
【図3】この発明および従来技術の説明に用いる各入力
ソース間の信号レベルを比較して示す説明図である。
【図4】この発明の説明に用いる各入力ソース間の信号
レベルを比較して示す説明図である。
【図5】従来の音響再生装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 ソース切替器 13 利得可変増幅器 14 アナログ−ディジタル変換回路 15 ディジタル信号処理回路 16 ディジタル−アナログ変換回路 17 減衰器 18 電力増幅器 20 制御マイコン部 22 ミュート回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H03M 1/18 H03M 1/18 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/18 G11B 20/00 G11B 20/04 101 G11B 31/00 517 H03M 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ソースを選択するソース切替器と、ディジタル制御によりゲインが段階的に切替えられるア
    ナログ回路で構成されて、 選択された上記入力ソースの
    信号を増幅する利得可変増幅器と、 増幅された上記入力ソースの信号をディジタル信号に変
    換するアナログ−ディジタル変換回路と、 変換された上記ディジタル信号をディジタル加工処理す
    るディジタル信号処理回路と、 ディジタル加工処理したディジタル信号をアナログ信号
    に変換するディジタル/アナログ変換回路と、ディジタル制御によりゲインが段階的に切替えられるア
    ナログ回路で構成されて、 変換された上記アナログ信号
    を減衰させる減衰器と、 減衰した上記アナログ信号を音声出力させるように電力
    増幅する電力増幅器と、 ソース切替指示に従って上記ソース切替器を切替制御
    し、最大の振幅となる入力ソースにおいては上記アナログ−
    ディジタル変換回路への入力がフルスケールとなるよう
    に、かつその他の入力ソースにおいては更にこの最大の
    振幅の入力ソースに対する振幅の差分を補うように 上記
    利得可変増幅器の利得量を制御し、かつ電力増幅器の出
    力音量が略等しくなるように上記減衰器の減衰量を制御
    する制御マイコン部とを備えた音響再生装置。
  2. 【請求項2】 入力ソースの選択指令に従って選択され
    た入力ソースの信号を利得量が段階的に制御される利得
    可変増幅器にて増/減させ、 該増/減されたアナログ信号をアナログ−ディジタル変
    換回路にてディジタル変換し、 該ディジタル変換されたディジタル信号を、ディジタル
    信号処理回路にて加工処理した後ディジタル−アナログ
    変換回路によりアナログ変換し、 該アナログ変換されたアナログ信号を上記入力ソースの
    選択指令に従って減衰量が段階的に制御される減衰器に
    て増減させる音量制御方法であって、 上記利得可変増幅器においては、最大の振幅となる入力
    ソースにおいては上記アナログ−ディジタル変換回路へ
    の入力がフルスケールとなるように、かつその他の入力
    ソースにおいては更にこの最大の振幅の入力ソースに対
    する振幅の差分を補うようにその利得量を制御させ、か
    つ上記減衰器においては、電力増幅器の出力音量が略等
    しくなるようにその減衰量を制御することを特徴とする
    音量制御方法。
JP5265211A 1993-10-22 1993-10-22 音響再生装置および音量制御方法 Expired - Lifetime JP3067935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5265211A JP3067935B2 (ja) 1993-10-22 1993-10-22 音響再生装置および音量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5265211A JP3067935B2 (ja) 1993-10-22 1993-10-22 音響再生装置および音量制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07122951A JPH07122951A (ja) 1995-05-12
JP3067935B2 true JP3067935B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=17414075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5265211A Expired - Lifetime JP3067935B2 (ja) 1993-10-22 1993-10-22 音響再生装置および音量制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3067935B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4566843B2 (ja) * 2005-06-30 2010-10-20 キヤノン株式会社 音声処理装置および方法
JP4811182B2 (ja) * 2006-08-02 2011-11-09 オンキヨー株式会社 オーディオ装置のゲイン切換方法及びその装置
JP5908679B2 (ja) * 2011-06-21 2016-04-26 ローム株式会社 オーディオ信号処理回路およびそれを用いたオーディオ装置
JP5814006B2 (ja) * 2011-06-21 2015-11-17 ローム株式会社 オーディオ信号処理回路およびそれを用いたオーディオ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07122951A (ja) 1995-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8036389B2 (en) Apparatus and method of canceling vocal component in an audio signal
US5172358A (en) Loudness control circuit for an audio device
JP3295440B2 (ja) オーディオ装置における信号処理回路
JP2004533154A (ja) ディジタルオーディオプロセッサ
JP3067935B2 (ja) 音響再生装置および音量制御方法
US10938363B2 (en) Audio circuit
US6628720B1 (en) Transmitting apparatus and reproducing apparatus
JPH04365210A (ja) 車載音響再生装置
JPH09214259A (ja) D級電力増幅器
JPH04150617A (ja) D/a変換装置
US7965852B2 (en) Audio signal processing method and apparatus
JP3495581B2 (ja) 信号処理回路
JP3024502B2 (ja) オーディオ装置
JP3213779B2 (ja) 拡声装置
JP4438135B2 (ja) 音声信号処理装置及び音声信号処理方法
JPH044675B2 (ja)
JP2003158800A (ja) 多チャンネルオーディオ再生装置
JP2674517B2 (ja) デジタルパワーアンプおよびアンプ内蔵スピーカシステム
JP2611233B2 (ja) 振幅圧縮伸長回路
JPH03204210A (ja) オーディオ装置
WO2007110556A1 (en) Amplifier gain control
KR100369064B1 (ko) 차량용 카오디오의 제어장치
JP3364010B2 (ja) オーディオ装置
JP2512960Y2 (ja) 雑音除去回路
JPH0445006B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080519

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140519

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term