JP5269494B2 - オーディオレベル制御装置 - Google Patents

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本発明は、オーディオ機器等において、入力したデジタルオーディオ信号のレベルを制御して出力するオーディオレベル制御装置に関する。
オーディオ機器においては、デジタルオーディオ信号が所定のレベルとなるように制御するオーディオレベル制御装置が用いられる。例えば、特許文献1に記載された技術では、DSPにおいて、前段に入力減衰部、後段にトーンコントロール部を設け、当該トーンコントロール部において設定されたゲインが0[dB]である場合、前段の入力減衰部におけるゲインを0[dB]に設定することによって、ヘッドルームマージンを設けることなく、異音が発生することを阻止し、入出力レベルを等しく保つようにしている。
一方、特許文献2に記載された技術では、前段のデジタルレベル補正部と後段のグラフィックイコライザとを用いて、所定の周波数帯域のレベルを可変する信号特性可変回路を構成する。そして、グラフィックイコライザの設定変更時には、その設定状態でのインパルス応答特性を得て、当該インパルス応答の周波数特性の最大値を算出し、デジタルレベル補正部において、その最大値分だけデジタルオーディオ信号のレベルを減衰させる。これにより、グラフィックイコライザのレベル変化特性に合わせて、最小限のレベル減少のみで信号のクリップを防止するレベル補正ができ、ダイナミックレンジが最大限に確保されるとともに、S/Nの悪化が抑制される。
特開平9−162663号公報 特開2002−345075号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2に記載された技術では、個々のデジタルオーディオ信号の最大レベルに関わらず、減衰度が固定であり、入力されるデジタルオーディオ信号のレベルが低い場合にも、レベルが高い場合と同様の減衰度で減衰されてしまう。このため、減衰によりデジタルオーディオ信号の下位ビットが必要以上に切り捨てられ、その後に増幅が行われることになり、レベルに誤差が生じ、量子化ノイズが発生する。
本発明の目的は、上述した問題を解決するものであり、雑音発生を抑制したオーディオレベル制御装置を提供するものである。
本発明に係る、入力したデジタルオーディオ信号のレベルを制御して出力するオーディオレベル制御装置は、前記入力したデジタルオーディオ信号についての最大レベル情報があるか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記デジタルオーディオ信号についての最大レベル情報があると判定されたときに、記最大レベルに応じて、該入力したデジタルオーディオ信号の減衰度を設定し、前記判定手段により前記デジタルオーディオ信号についての最大レベル情報が無いと判定されたときに、当該デジタルオーディオ信号の想定される最大レベルである想定最大レベルに応じて、前記入力したデジタルオーディオ信号の減衰度を設定する減衰度設定手段と、前記減衰度設定手段により設定された前記減衰度で前記入力したデジタルオーディオ信号を減衰させる減衰手段と、前記減衰手段の後段に接続され、該減衰手段からのデジタルオーディオ信号を増幅又は減衰させる制御手段とを有する。
この構成によれば、減衰度設定手段が、入力したデジタルオーディオ信号の最大レベルに応じて、当該入力したデジタルオーディオ信号の減衰度を設定することにより、出力音に歪みが生じることのない適切なヘッドルームマージンを確保しつつ、減衰時におけるデジタルオーディオ信号の下位ビットの切り捨て数を可能な限り減らして、量子化ノイズの発生を抑制することができる。
前記判定手段により前記入力したデジタルオーディオ信号についての最大レベル情報があると判定されて、前記デジタルオーディオ信号の最大レベル情取得された場合には、その最大レベル情報に基づいて減衰度を設定することにより、出力音に歪みが生じることのない適切なヘッドルームマージンを確保しつつ、減衰時におけるデジタルオーディオ信号の下位ビットの切り捨て数を可能な限り減らして、量子化ノイズの発生を抑制することができる。
また、本発明に係るオーディオレベル制御装置は、前記制御手段が、前記入力したデジタルオーディオ信号の高周波数帯域及び低周波数帯域の少なくともいずれかのレベルを増幅させるトーン制御部と、前記トーン制御部からのデジタルオーディオ信号の所定の周波数帯域のレベルを増幅させるイコライザと、前記イコライザからのデジタルオーディオ信号の全周波数帯域のレベルを増幅又は減衰させるブースタとを有する。
本発明によれば、出力音に歪みが生じることのない適切なヘッドルームマージンを確保しつつ、減衰時におけるデジタルオーディオ信号の下位ビットの切り捨て数を可能な限り減らして、量子化ノイズの発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るオーディオレベル制御装置を内蔵するオーディオ機器の構成を示す図である。図1に示すオーディオ機器100は、マイクロコンピュータ101、操作部103、ディスク読み取り部104、ハードディスクドライブ(HDD)106、デジタルオーディオ信号処理部(DSP)110、アンプ130及びスピーカ132により構成される。
マイクロコンピュータ101は、オーディオ機器100の全体を制御する。具体的には、マイクロコンピュータ101は、利用者による操作部103の操作に応じ、ディスク読み取り部104に対し、CDやDVD等のディスク105に記録されたデジタルオーディオ信号の読み取りを指示するとともに、当該デジタルオーディオ信号の出力先(HDD106及びオーディオDSP110のいずれか)を指示する。ディスク読み取り部104は、この指示に応じて、搭載しているディスク105に記録されたデジタルオーディオ信号を読み出し、HDD106又はオーディオDSP110へ出力する。
マイクロコンピュータ101は、ディスク読み取り部104から出力され、HDD106へ入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルを検出する。また、マイクロコンピュータ101は、ディスク読み取り部104から出力され、オーディオDSP110へ入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルを検出し、デジタルオーディオ信号の識別情報とともに、内蔵するメモリ102に記憶させる。
HDD106は、ディスク読み取り部104からのデジタルオーディオ信号を入力する。更に、HDD106は、入力したデジタルオーディオ信号を内蔵するハードディスク107に記憶する。この際、マイクロコンピュータ101は、デジタルオーディオ信号がディスク読み取り部104からHDD106へ送られる際に検出した最大レベルの情報を、ハードディスク107に記憶されたデジタルオーディオ信号に付加する。
これにより、ハードディスク107に記憶されたデジタルオーディオ信号については、そのデジタルオーディオ信号に最大レベル情報が付加されていることになる。また、ディスク105に記憶されたデジタルオーディオ信号のうち、過去に読み出されてオーディオDSP110へ出力されたことのあるデジタルオーディオ信号については、最大レベル情報がマイクロコンピュータ101の内蔵メモリ102に記憶されていることになる。
また、マイクロコンピュータ101は、利用者による操作部103の操作に応じて、HDD106に対し、デジタルオーディオ信号の出力を指示する。HDD106は、この指示に応じて、ハードディスク107からデジタルオーディオ信号と、当該デジタルオーディオ信号に付加された最大レベル情報を読み出し、デジタルオーディオ信号についてはオーディオDSP110へ出力し、最大レベル情報についてはマイクロコンピュータ101へ出力する。オーディオDSP110は、HDD106からのデジタルオーディオ信号を入力し、マイクロコンピュータ101は、HDD106からの最大レベル情報を入力する。
また、マイクロコンピュータ101は、オーディオレベル制御装置としてのオーディオDSP110におけるゲインを設定する。
図2は、オーディオDSP110の構成を示す図である。図2に示すオーディオDSP110は、オーディオ再生時に入力したデジタルオーディオ信号のレベルを制御するものである。このオーディオDSP110は、入力端から出力端に向かって順に、アッテネータ111、トーン制御部112、イコライザ113及びブースタ114を接続して構成される。マイクロコンピュータ101は、アッテネータ111に入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルに応じて、当該アッテネータ111におけるゲインを設定する。また、マイクロコンピュータ101は、利用者による操作部103の操作に応じて、トーン制御部112及びイコライザ113のゲインを設定する。更に、マイクロコンピュータ101は、イコライザ113アッテネータ111に入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルと、ブースタ114から出力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルとが同一となるように、当該ブースタ114におけるゲインを設定する。
アッテネータ111は、減衰手段に対応する。このアッテネータ111は、入力したデジタルオーディオ信号のレベルを、マイクロコンピュータ101によって設定されたゲイン(減衰度)で減衰させる。
トーン制御部112、イコライザ113及びブースタ114は、制御手段に対応する。トーン制御部112は、アッテネータ111からのデジタルオーディオ信号のうち、予め定められた高周波帯域と低周波帯域との少なくともいずれかについて、マイクロコンピュータ101によって設定されたゲイン(増幅度)で増幅させる。イコライザ113は、トーン制御部112からのデジタルオーディオ信号のうち、予め定められた周波数帯域について、マイクロコンピュータ101によって設定されたゲイン(増幅度)で増幅させる。ブースタ114は、イコライザ113からのデジタルオーディオ信号の全周波数帯域について、マイクロコンピュータ101によって設定されたゲインで増幅又は減衰させ、出力するデジタルオーディオ信号の最大レベルと、アッテネータ111に入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルとが同一になるように調整を行う。
更に、オーディオDSP110は、このようにしてレベルが制御されたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して、アンプ130へ出力する。マイクロコンピュータ101は、利用者による操作部103の操作に応じて、アンプ130のゲインを制御する。アンプ130は、オーディオDSP110からのアナログオーディオ信号を、制御されたゲインで増幅して、スピーカ132に出力する。これにより、スピーカ132は、レベルが制御された音を出力する。
次に、フローチャートを参照しつつ、アッテネータ111のゲイン設定時の動作を説明する。図3は、アッテネータ111のゲイン設定時の動作を示すフローチャートである。なお、以下においては、デジタルオーディオ信号は楽曲単位のものとする。
オーディオDSP110は、オーディオ再生に際して、ディスク読み取り部104から出力されるデジタルオーディオ信号、又は、HDD106から出力されるデジタルオーディオ信号を入力する(S101)。
マイクロコンピュータ101は、オーディオDSP110が入力するデジタルオーディオ信号についての最大レベル情報が存在するか否かを判定する(S102)。上述したように、ハードディスク107に記憶されたデジタルオーディオ信号には、最大レベル情報が付加されている。従って、マイクロコンピュータ101は、HDD106から出力されてオーディオDSP110に入力されるデジタルオーディオ信号には、最大レベル情報が存在すると判定し、その最大レベル情報を取得する。
また、上述したように、ディスク105に記憶されたデジタルオーディオ信号のうち、過去に読み出されてオーディオDSP110へ出力されたことのあるデジタルオーディオ信号については、最大レベル情報がマイクロコンピュータ101の内蔵メモリ102に記憶されており、初めて読み出されてオーディオDSP110へ出力されるデジタルオーディオ信号については、最大レベル情報が存在しない。このため、マイクロコンピュータ101は、ディスク読み取り部104から出力されてオーディオDSP110に入力されるデジタルオーディオ信号については、そのデジタルオーディオ信号の識別情報を取得し、当該識別情報をキーとして内蔵メモリ102内の最大レベル情報を検索する。そして、識別情報に対応する最大レベル情報が存在する場合には、マイクロコンピュータ101は、最大レベル情報が存在すると判定し、その最大レベル情報を取得する。
オーディオDSP110が入力するデジタルオーディオ信号についての最大レベル情報が存在する場合、マイクロコンピュータ101は、その最大レベル情報に基づいてアッテネータ111のゲインを設定する(S103)。
具体的には、マイクロコンピュータ101は、最大レベル情報によって示される、アッテネータ111に入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルが、オーディオ機器10が処理するデジタルオーディオ信号のレベルの上限の想定値(以下、「想定最大レベル」と称する。例えば0[dB])未満である場合には、その想定最大レベルの場合のゲインよりも減衰の度合が小さく、且つ、後段のトーン制御部112及びイコライザ113によって増幅された場合に、イコライザ113から出力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルが想定最大レベル以下となるようなゲインを設定する。
図4は、オーディオDSP110におけるゲインダイアグラムの一例を示す図である。図4において、ゲインダイアグラム201は、入力最大レベルが−20[dB]のデジタルオーディオ信号について、最大レベル情報に基づいてアッテネータ111のゲインを設定した場合のゲインダイアグラムである。一方、ゲインダイアグラム210は、デジタルオーディオ信号の入力最大レベルが想定最大レベル(0[dB])であると仮定した場合において、アッテネータ111のゲインを設定した場合のゲインダイアグラムである。また、ゲインダイアグラム211は、ゲインダイアグラム210に対応するアッテネータ111のゲインを、入力最大レベルが−20[dB]のデジタルオーディオ信号にそのまま適用した場合のゲインダイアグラムであり、従来のアッテネータ111のゲイン設定の手法に対応するゲインダイアグラムである。
ゲインダイアグラム211では、アッテネータ111の減衰度が30[dB]であるのに対し、ゲインダイアグラム201では、アッテネータ111の減衰度が20[dB]である。すなわち、ゲインダイアグラム201におけるアッテネータ111の減衰度は、ゲインダイアグラム211におけるアッテネータ111の減衰度よりも小さい。このため、ゲインダイアグラム201におけるレベルのボトム値(−40[dB])は、ゲインダイアグラム211におけるレベルのボトム値(−50[dB])よりも大きくなる。このことは、アッテネータ111による減衰時における下位ビットの切り捨て数が少なくなることを示す。また、ゲインダイアグラム201は、イコライザ113から出力されるデジタルオーディオ信号のレベルが想定最大レベル以下である。更には、アッテネータ111における減衰度(20[dB])とトーン制御部112及びイコライザ113における増幅度の合計(20[dB])とが一致しており、ブースタ114を作動させないことによって、アッテネータ111に入力されるデジタルオーディオ信号のレベルと、ブースタ114から出力されるデジタルオーディオ信号のレベルとを一致させ、入出力レベルが等しく保たれている。
また、最大レベル情報によって示される、アッテネータ111に入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルが、想定最大レベルと同一である場合には、マイクロコンピュータ101は、後述する、想定最大レベルに対応したゲインをアッテネータ111に設定する。
一方、オーディオDSP110が入力するデジタルオーディオ信号が、ディスク105から初めて読み出されてオーディオDSP110へ出力されるデジタルオーディオ信号であって、最大レベル情報が存在しない場合(S102で否定判断の場合)、マイクロコンピュータ101は、デジタルオーディオ信号の最大レベルが想定最大レベルであると仮定した場合における、当該想定最大レベルに対応したゲインをアッテネータ111に設定する(S104)。この場合には、ゲインダイアグラムは、図4のゲインダイアグラム211となり、アッテネータ111の減衰度は、S103の場合よりも大きくなる。
次に、マイクロコンピュータ101は、ディスク読み取り部104から出力され、オーディオDSP110へ入力されたデジタルオーディオ信号の最大レベルを検出し、デジタルオーディオ信号の識別情報とともに、内蔵メモリ102に記憶させる(S105)。これにより、同一のデジタルオーディオ信号が、再度、ディスク読み取り部104から出力されてオーディオDSP110へ入力される場合には、マイクロコンピュータ101は、S102において、そのデジタルオーディオ信号の識別情報を取得し、当該識別情報をキーとして内蔵メモリ102内の最大レベル情報を検索することにより、識別情報に対応する最大レベル情報を取得することができる。
このように、本実施形態のオーディオ機器100では、マイクロコンピュータ101は、オーディオDSP110が入力したデジタルオーディオ信号の最大レベル情報を取得した場合であって、その最大レベルの情報によって示される、アッテネータ111に入力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルが、想定最大レベル未満である場合には、その想定最大レベルの場合のゲインよりも減衰の度合が小さく、且つ、後段のトーン制御部112及びイコライザ113によって増幅された場合に、イコライザ113から出力されるデジタルオーディオ信号の最大レベルが想定最大レベル以下となるように、アッテネータ111のゲインを設定する。
これにより、オーディオDSP110内において、デジタルオーディオ信号の最大レベルを想定最大レベル以下とすることで、出力音に歪みが生じることのない適切なヘッドルームマージンを確保することができる。更には、デジタルオーディオ信号の最大レベルに応じて減衰度を設定することにより、出力音に歪みが生じることのない適切なヘッドルームマージンを確保しつつ、減衰時におけるデジタルオーディオ信号の下位ビットの切り捨て数を可能な限り減らして、量子化ノイズの発生を抑制することができる。
また、本実施形態のオーディオ機器100では、マイクロコンピュータ101は、オーディオDSP110が入力したデジタルオーディオ信号の最大レベル情報が存在しない場合には、初めてのデジタルオーディオ信号の入力において、そのデジタルオーディオ信号の最大レベルを検出、記憶するとともに、同一のデジタルオーディオ信号を再度入力する場合には、記憶された最大レベルの情報に基づいて、アッテネータ111におけるゲインを設定しており、同一のデジタルオーディオ信号が2回以上入力される場合には、出力音に歪みが生じることのない適切なヘッドルームマージンを確保しつつ、減衰時におけるデジタルオーディオ信号の下位ビットの切り捨て数を可能な限り減らして、量子化ノイズの発生を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、オーディオDSP110は、ブースタ114を含んで構成されるが、ブースタ114を含まない構成であってもよい。また、上述した実施形態では、ハードディスク107に記憶されているデジタルオーディオ信号には、最大レベル情報が付加されているものとして説明したが、付加されていない場合にも、同様に本発明を適用することができる。この場合には、マイクロコンピュータ101は、HDD106から出力され、オーディオDSP110へ入力されたデジタルオーディオ信号の最大レベルを検出し、デジタルオーディオ信号の識別情報とともに、内蔵メモリ102に記憶させる。これにより、同一のデジタルオーディオ信号が、再度、HDD106から出力されてオーディオDSP110へ入力される場合には、マイクロコンピュータ101は、そのデジタルオーディオ信号の識別情報を取得し、当該識別情報をキーとして内蔵メモリ102内の最大レベル情報を検索することにより、識別情報に対応する最大レベル情報を取得することができる。
以上、説明したように、本発明に係るオーディオレベル制御装置は、雑音発生を抑制することができ、オーディオレベル制御装置として有用である。
本発明の実施形態に係るオーディオレベル制御装置を内蔵するオーディオ機器の構成を示す図である。 オーディオDSPの構成を示す図である。 アッテネータのゲイン設定時の動作を示すフローチャートである。 オーディオDSPにおけるゲインダイアグラムの一例を示す図である。
符号の説明
100 オーディオ機器
101 マイクロコンピュータ
102 メモリ
103 操作部
104 ディスク読み取り部
105 ディスク
106 HDD
107 ハードディスク
110 オーディオDSP
111 アッテネータ
112 トーン制御部
113 イコライザ
114 ブースタ
130 アンプ
132 スピーカ

Claims (2)

  1. 入力したデジタルオーディオ信号のレベルを制御して出力するオーディオレベル制御装置であって、
    前記入力したデジタルオーディオ信号についての最大レベル情報があるか否かを判定する判定手段と
    該判定手段により前記デジタルオーディオ信号についての最大レベル情報があると判定されたときに、記最大レベルに応じて、該入力したデジタルオーディオ信号の減衰度を設定し、前記判定手段により前記デジタルオーディオ信号についての最大レベル情報が無いと判定されたときに、当該デジタルオーディオ信号の想定される最大レベルである想定最大レベルに応じて、前記入力したデジタルオーディオ信号の減衰度を設定する減衰度設定手段と、
    前記減衰度設定手段により設定された前記減衰度で前記入力したデジタルオーディオ信号を減衰させる減衰手段と、
    前記減衰手段の後段に接続され、該減衰手段からのデジタルオーディオ信号を増幅又は減衰させる制御手段とを有するオーディオレベル制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記入力したデジタルオーディオ信号の高周波数帯域及び低周波数帯域の少なくともいずれかのレベルを増幅させるトーン制御部と、
    前記トーン制御部からのデジタルオーディオ信号の所定の周波数帯域のレベルを増幅させるイコライザと、
    前記イコライザからのデジタルオーディオ信号の全周波数帯域のレベルを増幅又は減衰させるブースタとを有する請求項1記載のオーディオレベル制御装置。
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