JP3957444B2 - ニッケル粉、その製造方法及び電子部品電極形成用ペースト - Google Patents

ニッケル粉、その製造方法及び電子部品電極形成用ペースト Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は特定の粒度分布及び粉体特性を有するニッケル粉粒子表面に脂肪酸が担持されているニッケル粉、ニッケル粉の製造方法及びそのようなニッケル粉を含有する電子部品電極形成用ペーストに関し、より詳しくは電子部品の内部電極又は外部電極形成用ペースト、特に、外部電極形成用ペーストの調製に用いるのに適した特定の粒度分布及び粉体特性を有するニッケル粉粒子表面に脂肪酸が担持されているニッケル粉、ニッケル粉の製造方法及びそのようなニッケル粉を含有する電子部品の内部電極又は外部電極形成用ペースト、特に外部電極形成用ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】
積層セラミックコンデンサ素子等のセラミック電子部品素子に外部電極(厚膜電極)を形成する際には、従来は、主として、白金、パラジウム、銀、銀−パラジウム合金等の貴金属の粉末を含む導電ペーストを塗布し、焼き付けて外部電極を形成していたが、コスト低減のために、近時にはこれらの貴金属の代わりに銅やニッケル等の卑金属を用いたり、例えば、特開平6−236707号公報に記載されているようにこのような貴金属と卑金属との合金を用いたりする技術が開発され、進歩してきている。
【0003】
セラミック電子部品素子の外部電極の形成に銅粉を含有するペーストが広く用いられているが、ニッケル粉は銅粉よりも融点が高く、焼結の温度特性が全く異なるので、銅ペーストに用いられている銅粉と同様の粒度分布や粉体特性を持つニッケル粉を含有するペーストを用いても、外部電極の形成の際に良好な成形性が得られるとは限らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
セラミック電子部品素子の内部電極又は外部電極の形成位置にニッケル粉を含有するペーストを塗布し、焼き付けて電子部品電極を形成した場合には、実際の操業においては、電極中にポアが形成されるという問題があったり、接合強度が低いという問題があったりする。
【0005】
本発明は、電子部品素子の内部電極又は外部電極の形成位置にニッケル粉含有ペーストを塗布し、焼き付けて電極を形成しても、その電極にポアの形成がほとんどなく、接合強度も充分であり、成形性がよくて緻密な電極を形成することができ、外部電極として使用した際、外部電極上への半田付け時に半田が電極内部に無用に取り込まれることが無いためクラックが発生しにくい外部電極を形成することのできるニッケル粉含有ペーストの製造に適しており、また、粒子表面に脂肪酸が担持されていることにより電極の膜密度を向上させることができ、外部電極の形成だけでなく内部電極の形成にも適しているニッケル粉を提供すること、そのようなニッケル粉を含有する電子部品電極形成用ペーストを提供すること、及びニッケル粉の製造方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記の課題を達成するために鋭意検討した結果、特定の粒度分布又は粉体特性を有するニッケル粉を含有するペーストを塗布し、焼き付けて内部電極又は外部電極を形成しても、その電極にポアの形成がほとんどなく、接合強度も充分であり、成形性がよくて緻密な電極を形成することができ、外部電極として使用した際、外部電極上への半田付け時に半田が電極内部に無用に取り込まれることが無いためクラックが発生しにくい外部電極を形成することができること、それらのニッケル粉の粒子表面に脂肪酸を担持させたニッケル粉を含有するペーストは外部電極の形成だけでなく内部電極の形成にも適していることを見いだし、また、そのような特定の粒度分布又は粉体特性を有するニッケル粉はニッケル塩とヒドラジン系還元剤とを含む水溶液から水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させることにより、またヒドラジン系還元剤とアルカリとを含む水溶液をニッケル塩水溶液に添加して、水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させることにより得られること、更に、そのような特定の粒度分布又は粉体特性を有するニッケル粉を脂肪酸溶液と接触させることによりニッケル粒子表面に脂肪酸が担持されているニッケル粉が得られることを見いだし、本発明を完成した。
【0007】
即ち、本発明のニッケル粉は、SEM観察による平均粒子径の1.2倍以上の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上であり、平均粒子径の0.8倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上であり、SEM観察により測定したフェレー径より求めた平均粒子径及び標準偏差値を用いて、式
CV(%)=(標準偏差値/平均粒子径)×100 ‥‥‥(1)
により求められる変動係数(CV)が30%以上であるニッケル粉の粒子表面に脂肪酸が担持されており、タップ密度が4.5g/cm 3 以上であることを特徴とする。
【0009】
に、本発明の電子部品電極形成用ペーストは、上記のようなニッケル粉を含有することを特徴とする。
【0011】
更に、本発明のニッケル粉の製造方法は、ヒドラジン系還元剤とアルカリとを含む水溶液をニッケル塩水溶液に添加して、水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させることを特徴とする。
本発明のニッケル粒子表面に脂肪酸が担持されているニッケル粉の製造方法はそのような特定の粒度分布又は粉体特性を有するニッケル粉を脂肪酸溶液と接触させ、脂肪酸をニッケル粉粒子表面に担持させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のニッケル粉においては、粒子表面に脂肪酸が担持される前の状態で、SEM観察による平均粒子径の1.2倍以上の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上、好ましくは12%以上、より好ましくは15%以上であり、平均粒子径の0.8倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上である。
た、変動係数(CV)が30%以上、好ましくは35%以上、より好ましくは40%以上である。
【0013】
このような広い粒度分布又は粉体特性を持つニッケル粉を含有するペーストを内部電極又は外部電極の形成位置に塗布し、焼き付けることにより、その形成される電極にポアの形成がほとんどなく、接合強度も充分であり、成形性がよくて緻密な電極を形成することができる。このため外部電極として使用した際、外部電極上への半田付け時に半田が電極内部に無用に取り込まれることが無いためクラックが発生しにくい外部電極を形成することができるので、本発明のニッケル粉はセラミック電子部品素子に外部電極を形成するための材料として極めて適している。また、このような広い粒度分布又は粉体特性を持つニッケル粉を含有する本発明のペーストは電子部品電極形成用ペーストとして適したものである。
【0015】
ニッケル粒子表面に脂肪酸が担持されている本発明のニッケル粉は、上記した広い粒度分布又は粉体特性を持つニッケル粉を脂肪酸溶液と接触させ、脂肪酸をニッケル粉粒子表面に担持させることにより得られるものであり、この脂肪酸は一般式Cn 2n+1COOHで表される飽和脂肪酸、又は一般式Cn 2n-1COOH、Cn 2n-3COOH、Cn 2n-5COOH等で表される不飽和脂肪酸の何れでもよい。
【0016】
そのような飽和脂肪酸としては、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸(デカン酸)、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸等が挙げられ、また、不飽和脂肪酸としては、アクリル酸、クロトン酸又はイソクロトン酸、ウンデシル酸、オレイン酸又はエライジン酸、セトレイン酸、 ブラシジン酸又はエルカ酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等が挙げられる。
【0017】
ニッケル粒子表面に脂肪酸が担持されている本発明のニッケル粉においては、脂肪酸の担持量が増加するにつれて、そのようなニッケル粉のタップ密度が高くなり、そのようなニッケル粉を含むペーストを用いることによりペーストの乾燥膜密度も高くなり、高密度の電極を形成することができるようになる。そのような効果は、脂肪酸の担持量がニッケルの質量基準で0.01質量%以上となった時に明確に現れ、0.05質量%以上になった時に顕著に現れてくる。しかし、脂肪酸の担持量を更に多くしていき、そのように脂肪酸の担持量を増大させたニッケル粉を用いてペーストを調製すると、ニッケル微粒子表面に担持されている脂肪酸の一部はニッケル微粒子表面から離れてペースト中に溶出することになる。従って、脂肪酸の担持量がニッケルの質量基準で0.01〜1質量%であることが好ましく、0.05〜0.5質量%であることが一層好ましい。
【0018】
ニッケル粒子表面に脂肪酸が担持されている本発明のニッケル粉においては、脂肪酸が上記の量割合で担持されている場合にはタップ密度が4.5g/cm3 以上のニッケル粉を得ることができる。このようにタップ密度が高いニッケル粉を含むペーストを用いることによりペーストの乾燥膜密度も高くなり、従って高密度の電極を形成することができ、積層セラミックコンデンサの外部電極の形成だけでなく、内部電極の形成にも用いることができる。
【0019】
また、ニッケル粒子表面に脂肪酸が担持されている本発明のニッケル粉は、平均粒子径が0.1〜1μmであることが好ましく、このようなニッケル粉を含有する導電ペーストは電子部品外部電極形成用ペーストとして特に適しており、電子部品内部電極形成用ペーストとしても用いることができる。
【0020】
お、脂肪酸を担持している本発明のニッケル粉のニッケル粒子自体は純ニッケル粉であっても、ニッケル粉の各微粒子の内部に金属酸化物を含有するニッケル粉であっても、ニッケル粉の各微粒子の表面が金属酸化物で被覆されているものであってもよい。しかし、積層セラミックコンデンサを製造する際の脱バインダ時のニッケルの耐酸化性や耐拡散性を改善し、熱収縮性を改善する点を考慮すれば、ニッケル粉の各微粒子の表面が金属酸化物で均一に被覆されているニッケル粉が好ましい。この被覆量としては金属ニッケル微粒子の質量に対して0.05〜10質量%程度であることが好ましい。
【0021】
このような金属酸化物として、原子番号が12〜82の範囲内で周期表の2〜14族に属する金属元素の少なくとも1種、好ましくは原子番号12〜82の範囲内で周期表の2族、3族、4族、7族、13族及び14族に属する金属元素の少なくとも1種を含む酸化物及び複合酸化物、例えば、MgO、CaO、SrO、BaO、ZnO、Al2 3 、Ga2 3 、Y2 3 、SiO2 、TiO2 、ZrO2 、Cr2 3 、MnO2 、Mn3 4 、PbO、Nb2 5 、Nd2 3 、Sm2 3 、Dy2 3 、Er2 3 、Ho2 3 、BaTiO3 、CaTiO3 、SrTiO3 、MgTiO3 、BaZrO3 、CaZrO3 、SrZrO3 、(Mg,Ca)TiO3 、(Ba,Ca)(Ti,Zr)O3 、PbTiO3 、Pb(Zr,Ti)O3 、(Pb,Ca)TiO3 、MgAl2 4 、BaTi4 9 からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることができる。これらの酸化物及び複合酸化物はNb、W、La、Y、Mo等の金属の酸化物でドープされていてもよい。
【0022】
ニッケル粉の各微粒子の表面が上記のような金属酸化物で被覆されているニッケル粉は、湿式担持法、乾式担持法、前駆体担持熱変性法等の任意の方法で製造することができる。
湿式担持法は、例えば、金属ニッケル微粒子が液中に分散しているスラリーに、原子番号が12〜82の範囲内で周期表の2〜14族に属する金属元素の水溶性塩からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む水溶液を添加し、次いで酸もしくはアルカリでpHを調整して、該水溶性塩から誘導される金属酸化物及び/又は複合酸化物を該ニッケル微粒子表面に固着させることにより実施できる。
【0023】
乾式担持法は、例えば、金属ニッケル微粒子の表面に、原子番号が12〜82の範囲内で周期表の2〜14族に属する金属元素の少なくとも1種を含む酸化物及び複合酸化物の超微粒子からなる群より選ばれる少なくとも1種を付着させ、該超微粒子の付着しているニッケル微粒子を相互に又は他物体と衝突させて該ニッケル微粒子の表面に該超微粒子を固着させることにより実施できる。
【0024】
前駆体担持熱変性法は、例えば、400℃以上の温度での熱処理によりペロブスカイト型構造のチタン酸バリウムを生成することのできる組合せの可溶性チタン化合物と可溶性バリウム化合物とを含む溶液とニッケル微粒子とを接触させて可溶性チタン化合物と可溶性バリウム化合物との反応生成物からなる前駆体を個々のニッケル微粒子の表面に付着させ、乾燥し、次いで400℃以上の温度で熱処理してペロブスカイト型構造のチタン酸バリウムで表面修飾されたニッケル粉を得ることにより実施できる。
【0025】
本発明の電子部品電極形成用ペーストは、上記した本発明のニッケル粉を含有することを特徴とする。このペーストは上記した本発明のニッケル粉、樹脂、溶剤等で構成される。具体的には、樹脂としてエチルセルロース等のセルロース誘導体、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール等のビニル系の非硬化型樹脂、エポキシ、アクリル等の好ましくは過酸化物を併用した熱硬化性樹脂等を用いることができ、更には紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂、例えばエポキシアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、ウレタンアクリレート等のアクリル酸変性物、メタクリル酸変性物、不飽和ポリエステル等の樹脂を用いることができ、また紫外線硬化型樹脂として使用する場合の光開始剤としてベンゾイン、アセトフェノン、ベンジル、ベンゾフェノン、ベンゾインブチルエーテル等を用いることができる。また、溶剤として、テルピネオール、テトラリン、ブチルカルビトール、カルビトールアセテート等を単独で又は混合して用いることができる。また、このペーストには必要に応じてガラスフリットを加えてもよい。本発明の電子部品電極形成用ペーストは以上の原料をボールミル、三本ロール等の混合用機械を用いて混合攪拌することにより得られる。
【0026】
次に、本発明の製造方法について説明する。ニッケル粉はヒドラジン系還元剤とアルカリとを含む水溶液をニッケル塩水溶液に添加して、水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させることにより製造することが好ましい。
【0027】
ニッケル粉の湿式合成方法としては、従来、ニッケル塩水溶液にアルカリ水溶液を反応させてニッケルの水酸化物を形成させ、その後、このニッケルの水酸化物に還元剤を加えてニッケルの水酸化物を金属ニッケルに還元してニッケル金属粉を製造する方法が一般的であった。また、還元剤及びアルカリを含有する還元剤水溶液中にニッケル塩水溶液を注入することによりニッケル金属粉を製造する方法も提案されている。
【0030】
本発明のニッケル粉の製造方法においては、ヒドラジン系還元剤とアルカリとを含む水溶液をニッケル塩水溶液に添加して、水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させる。この混合においては、ニッケル塩水溶液を攪拌しながらその水溶液にヒドラジン系還元剤とアルカリとを含む水溶液を滴下して還元反応を起こさせることが好ましい。このような製造方法においては、所望の広い粒度分布又は粉体特性を持つニッケル粉を安定的に一度に製造することができる。
【0031】
本発明の製造方法で用いることのできるニッケル塩としては硫酸ニッケル、硝酸ニッケル、塩化ニッケル等のハロゲン化ニッケル等を挙げることができる。本発明の製造方法においては、水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させるのであるから、ニッケル塩としてニッケルの水酸化物は使用しない。また、ヒドラジン系還元剤としてはヒドラジン、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、炭酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン等を挙げることができる。
【0032】
ニッケル粒子表面に脂肪酸が担持されているニッケル粉の製造方法は、上記の製造方法で得られる所望の広い粒度分布又は粉体特性を持つニッケル粉を脂肪酸溶液と接触させてその脂肪酸をニッケル粉粒子表面に担持させることからなる。この製造方法においては、例えば、脂肪酸を希釈溶剤に溶解させた溶液とニッケル粉とを混合し、該溶液をニッケル粉の表面に馴染ませ、その後過剰の溶液を例えば吸引濾過により分離し、次いで乾燥させることが好ましい。このような希釈溶剤としては脂肪酸を溶解できるものであればいかなるものでも良く、例えばアセトン、エタノール、メタノール、プロパノール等を用いることができる。
【0033】
このように金属ニッケル微粒子の表面に脂肪酸を担持させることによって、ニッケル粉のタップ密度が高くなり、そのようなニッケル粉を含むペーストを用いることによりペーストの乾燥膜密度も高くなり、高密度の電極を形成することができるようになるので、所定厚みの電極を得るのにの必要な塗布厚が薄くなり、その結果、焼成時の体積変化が小さくなる。このような効果が得られる理由としては、脂肪酸がニッケル粉粒子表面の酸化物や水酸化物等に優先的に強固に付着するため、ペースト中の有機成分に対するニッケル粉粒子の濡れ性が向上することによるものと推測される。
【0034】
【実施例】
以下に実施例、参考例及び比較例に基づいて本発明を具体的に説明する。
実施例1(参考例)
硫酸ニッケル・6水和物(ニッケル品位22.2質量%)263gを純水500mLに溶解し、この水溶液にヒドラジン・1水和物180gを添加し、この混合液を60℃に維持しながら充分に攪拌した。攪拌しながらこの混合液に水酸化ナトリウム濃度120g/Lの水溶液100mLを30分間で滴下して反応させ、ニッケル微粒子を析出させた。このようにして得られたニッケル微粒子を純水で洗浄し、洗浄液のpHが9以下になるまで洗浄した後、濾過し、乾燥してニッケル粉を得た。
【0035】
このニッケル粉を1万倍のSEMによって観察し、無作為に選んだ5視野の合計で1500個の粒子の粒子径をそれぞれ測定した。その結果、平均粒子径は0.88μmであり、1.06μm(0.88×1.2=1.056)を越える粒子径を有する粒子個数は全粒子個数の13%であり、0.70μm(0.88×0.8=0.704)を下回る粒子径を有する粒子個数は全粒子個数の38%であった。このニッケル粉の個数分布の標準偏差σは0.268であり、従って変動係数(CV)は30.5%であった。また、このニッケル粉のタップ密度は3.49g/cm3 であった。
【0036】
上記のニッケル粉を用いて形成される内部電極の評価については以下のようにして実施した。
上記のニッケル粉100質量部に、エチルセルロース8質量部、テルピネオール100質量部及びブチルカルビトール12質量部からなるバインダーを加え、これらを混合した後、ロールミルで混練して導電ペーストを調製した。調製したペーストを380メッシュのテトロン製スクリーンマスクを用いてポリイミド(PI)フィルム(宇部興産製ユーピレックス:125μm)に印刷した(印刷パターンは4cm×4cm)。印刷したPIフィルムを室温で15分間レベリングした後、60℃に設定した熱風循環式恒温乾燥機中で30分間仮乾燥を行った。さらに120℃に設定した熱風循環式恒温乾燥機に移して60分間本硬化を行った。乾燥機から取り出し、室温まで放冷した後膜密度を測定した。膜密度は4.9g/cm3 であった。
【0037】
また、上記のニッケル粉を用いて形成される外部電極の評価については以下のようにして実施した。
上記のニッケル粉100質量部に、テルピネオール25質量部、エチルセルロース10質量部及びSiO2 −Al23 −アルカリ土類金属系ガラスフリット5質量部を加え、これらを混合した後、ロールミルで混練して導電ペーストを調製した。調製したペーストを380メッシュのテトロン製スクリーンマスクを用いてチタン酸バリウムのグリーンシート上に印刷した。これを室温で15分間レベリングした後、60℃に設定した熱風循環式恒温乾燥機中で30分間仮乾燥を行った。さらに120℃に設定した熱風循環式恒温乾燥機中で60分間本硬化を行った。その後、水素を2%の濃度で含む窒素雰囲気中で980℃で3時間焼成して成膜した。この膜の外観を目視で観察した。この膜は緻密な膜であった。
以上の測定結果及び観察結果を第1表にまとめて示す。
【0038】
実施例2
水酸化ナトリウム濃度120g/Lの水溶液100mLにヒドラジン・1水和物180gを添加してアルカリ還元液を調製した。硫酸ニッケル・6水和物(ニッケル品位22.2質量%)263gを純水500mLに溶解した硫酸ニッケル水溶液を60℃に維持し、攪拌しながらこの水溶液に上記アルカリ還元液を10分間で滴下して反応させ、ニッケル微粒子を析出させた。このようにして得られたニッケル微粒子を純水で洗浄し、洗浄液のpHが9以下になるまで洗浄した後、濾過し、乾燥してニッケル粉を得た。このニッケル粉について実施例1と同様にして諸特性を測定した。また、実施例1と同様にしてペーストを調製し、実施例1と同様にして内部電極としての膜の密度を測定し、更に、実施例1と同様にして形成した外部電極としての成膜の外観を目視で観察した。それらの測定結果及び観察結果は第1表に示す通りであった。
【0039】
実施例3
アセトン100mL中にオレイン酸0.5mLを滴下し、攪拌して得たアセトン溶液に実施例1の製造方法で得られたニッケル粉100gを入れ、十分に攪拌した。この後、吸引濾過により過剰のアセトン溶液を除去し、70℃で一晩乾燥して各ニッケル微粒子の表面にオレイン酸が担持されているニッケル粉を得た。得られたニッケル粉について実施例1と同様にして諸特性を測定した。また、実施例1と同様にしてペーストを調製し、実施例1と同様にして内部電極としての膜の密度を測定し、更に、実施例1と同様にして形成した外部電極としての成膜の外観を目視で観察した。それらの測定結果及び観察結果は第1表に示す通りであった。
【0040】
実施例4
オレイン酸の代わりにステアリン酸を用いた以外は、実施例3と同様にして各ニッケル微粒子の表面にステアリン酸が担持されているニッケル粉を得た。得られたニッケル粉について実施例1と同様にして諸特性を測定した。また、実施例1と同様にしてペーストを調製し、実施例1と同様にして内部電極としての膜の密度を測定し、更に、実施例1と同様にして形成した外部電極としての成膜の外観を目視で観察した。それらの測定結果及び観察結果は第1表に示す通りであった。
【0041】
比較例1
硫酸ニッケル・6水和物(ニッケル品位22.2質量%)263gを純水500mLに溶解し、攪拌しながらこの水溶液に水酸化ナトリウム濃度120g/Lの水溶液100mLをゆっくりと滴下して、ニッケルの水酸化物を析出させた。この懸濁液を60℃に加熱した後、攪拌しながらヒドラジン・1水和物180gを15分間で滴下してニッケルの水酸化物をニッケルに還元した。このようにして得られたニッケル微粒子を純水で洗浄し、洗浄液のpHが9以下になるまで洗浄した後、濾過し、乾燥してニッケル粉を得た。得られたニッケル粉について実施例1と同様にして諸特性を測定した。また、実施例1と同様にしてペーストを調製し、実施例1と同様にして内部電極としての膜の密度を測定し、更に、実施例1と同様にして形成した外部電極としての成膜の外観を目視で観察した。それらの測定結果及び観察結果は第1表に示す通りであった。
【0042】
比較例2
アセトン100mL中にオレイン酸0.5mLを滴下し、攪拌して得たアセトン溶液に比較例1の製造方法で得られたニッケル粉100gを入れ、十分に攪拌した。この後、吸引濾過により過剰のアセトン溶液を除去し、70℃で一晩乾燥して各ニッケル微粒子の表面にオレイン酸が担持されているニッケル粉を得た。得られたニッケル粉について実施例1と同様にして諸特性を測定した。また、実施例1と同様にしてペーストを調製し、実施例1と同様にして内部電極としての膜の密度を測定し、更に、実施例1と同様にして形成した外部電極としての成膜の外観を目視で観察した。それらの測定結果及び観察結果は第1表に示す通りであった。
【0043】
【表1】
Figure 0003957444
【0044】
第1表中のデータからも明らかなように、本発明の範囲内の実施例3〜4のニッケル粉はSEM観察による平均粒子径の1.2倍以上の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上であり、平均粒子径の0.8倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上でありながら、タップ密度が高く、そのようなニッケル粉を含むペーストを用いることによりペーストの乾燥膜密度も高くなり、従って、成形性がよくて緻密な外部電極を形成することができ、また、あらゆる電子部品電極形成用ペーストに用いるのに適している。
【0045】
これに対して、本発明の範囲外の比較例のニッケル粉は本発明で規定している粒度特性を有していないことに起因して、タップ密度が低く、乾燥膜密度も小さい。その結果、外部電極の形成においては外観不良を生じる。
【0046】
【発明の効果】
特定の粒度分布及び粉体特性を持ち且つ脂肪酸を担持した本発明のニッケル粉を含有する導電ペーストを電子部品素子の内部電極又は外部電極の形成位置に塗布し、焼き付けて電極を形成しても、その電極にポアの形成がほとんどなく、接合強度も充分であり、成形性がよくて緻密な電極を形成することができる。これを外部電極として使用した際、外部電極上への半田付け時に半田が電極内部に無用に取り込まれることが無いためクラックの発生が抑制される。また、脂肪酸担持ニッケル粉はタップ密度がより高く、そのようなニッケル粉を含むペーストを用いることによりペーストの乾燥膜密度も高くなり、従って、高密度の電極を形成することができ、所定厚みの電極を得るためのペーストの塗布厚みを薄くすることができ、積層セラミックコンデンサの内部電極材料としても使用することができる。

Claims (6)

  1. SEM観察による平均粒子径の1.2倍以上の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上であり、平均粒子径の0.8倍以下の粒子径を持つ粒子個数が全粒子個数の10%以上であり、SEM観察により測定したフェレー径より求めた平均粒子径及び標準偏差値を用いて、式
    CV(%)=(標準偏差値/平均粒子径)×100 ‥‥‥(1)
    により求められる変動係数(CV)が30%以上であるニッケル粉の粒子表面に脂肪酸が担持されており、タップ密度が4.5g/cm 3 以上であることを特徴とするニッケル粉。
  2. 脂肪酸の担持量がニッケルの質量基準で0.01〜1質量%であることを特徴とする請求項1記載のニッケル粉。
  3. 平均粒子径が0.1〜1μmであることを特徴とする請求項1又は2記載のニッケル粉。
  4. 請求項1、2又は3記載のニッケル粉を含有することを特徴とする電子部品電極形成用ペースト。
  5. ヒドラジン系還元剤とアルカリとを含む水溶液をニッケル塩水溶液に添加して、水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させることを特徴とするニッケル粉の製造方法。
  6. ヒドラジン系還元剤とアルカリとを含む水溶液をニッケル塩水溶液に添加して、水酸化物を経由することなしにニッケルを析出させ、得られたニッケル粉を脂肪酸溶液と接触させ、脂肪酸をニッケル粉粒子表面に担持させることを特徴とするニッケル粉の製造方法。
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