JP3933524B2 - 基板処理装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば液晶表示装置(LCD)に用いられるガラス基板等の基板に所定の処理を行うために基板を搬送する基板搬送装置と、この基板搬送装置を備えた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
LCDの製造においては、LCD用ガラス基板(以下「LCD基板」という)にレジスト膜を形成した後に、回路パターンに対応してこのレジスト膜を露光し、さらにこれを現像処理するという、いわゆるフォトリソグラフィー技術を用いて、LCD基板に所定の回路パターンを形成している。例えば、レジスト膜の形成方法としては、一般的に、LCD基板を略水平姿勢でスピンチャックに吸着保持させ、LCD基板の中央にレジスト液を塗布した後にスピンチャックを回転させてレジスト液をLCD基板全体に拡げ、LCD基板の周縁部の不用なレジスト膜を除去し、その後に熱処理を行う方法が取られている。
【0003】
このようにレジストの塗布をスピンコートによって行う場合には、LCD基板にレジストを塗布するレジスト塗布ユニットからLCD基板の周縁部の不用なレジスト膜を除去するレジスト除去ユニットへのLCD基板の搬送は、LCD基板の周縁を保持する搬送アームを有する基板搬送装置によって行われている。レジスト塗布ユニットとレジスト除去ユニットとの間隔は、搬送アームが基板を搬送しない非基板搬送時に搬送アームが退避できる距離に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近時、LCD基板は大型化の要求が強く、一辺が1mにも及ぶような巨大なものまで出現するに至っている。搬送アームはLCD基板の周縁を保持するために、搬送アームはLCD基板の前後幅(基板搬送方向の辺の長さ)と同程度の幅を有しているために、LCD基板が大型化すると搬送アームの幅を拡げなければならない。このように搬送アームの幅を拡げると、レジスト塗布ユニットとレジスト除去ユニットの間隔もまた搬送アームの幅に対応させて拡げなければならなくなり、これにより装置のフットプリントが広くなるという問題が発生する。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、装置のフットプリントを大きくすることなく、大型基板の搬送を可能とする基板搬送装置と、この基板搬送装置を備えた基板処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、矩形状の基板に第1の処理を施す第1の処理部と、
矩形状の基板に第2の処理を施す第2の処理部と、
前記第1の処理部との間で矩形状の基板を受け渡すためのステージを有する受け渡し部と、
前記受け渡し部と前記第1の処理部との間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第1の基板搬送装置と、
前記第1の処理部と前記第2の処理部との間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第2の基板搬送装置と
を具備する基板処理装置であって、
前記第1の基板搬送装置は、
矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第1の基板搬送部を有し、
前記各第1の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する第1の基板搬送アームと、
前記第1の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第1のアームスライド機構と、
前記第1の基板搬送アームを基板搬送方向に直交する方向に直線的にスライドさせることによって前記基板搬送アームを搬送される基板に対して進退させるアーム位置調節機構と
を有し、
前記第2の基板搬送装置は、矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第2の基板搬送部を有し、
前記各第2の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する2つの第2の基板搬送アームと、
前記第2の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第2のアームスライド機構と、
前記2つの基板搬送アームの間隔を調節するアーム間隔調節機構と
を有し、
前記受け渡し部は、基板の搬送方向に直交する方向の端部側に前記第1の基板搬送アームが退避可能なスペースを有し、
前記第1の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記第1の基板搬送アームを基板支持可能位置に位置させ、非基板搬送時には前記基板搬送アームを前記スペースに退避させるようにし、
前記第2の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を広げた状態とし、非基板搬送時には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を狭めた状態として前記第1の処理部と前記第2の処理部との間に基板搬送部を退避させるようにすることを特徴とする基板処理装置が提供される。
【0011】
本発明の第2の観点によれば、矩形状の基板にレジスト膜をスピンコートにより形成するレジスト塗布処理ユニットと、
レジスト膜が形成された基板に減圧乾燥処理を施す乾燥処理ユニットと、
減圧乾燥後の基板の周縁からレジスト膜を除去する周縁レジスト除去ユニットと、
前記レジスト塗布処理ユニットへ矩形状の基板を受け渡すためのステージを有する受け渡し部と、
前記周縁レジスト除去ユニットから矩形状の基板を受け取るためのステージを有する受け取り部と、
前記受け渡し部と前記レジスト塗布処理ユニットとの間、および前記周縁レジスト除去ユニットと前記受け取り部との間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第1の基板搬送装置と、
前記レジスト塗布処理ユニットと前記乾燥処理ユニットとの間、および前記乾燥処理ユニットと前記周縁レジスト除去ユニットとの間にそれぞれ設けられ、これらの間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第2の基板搬送装置と
を具備する基板処理装置であって、
前記第1の基板搬送装置は、
矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第1の基板搬送部を有し、
前記各第1の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する第1の基板搬送アームと、
前記第1の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第1のアームスライド機構と、
前記第1の基板搬送アームを基板搬送方向に直交する方向に直線的にスライドさせることによって前記第1の基板搬送アームを搬送される基板に対して進退させるアーム位置調節機構と
を有し、
前記第2の基板搬送装置は、矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第2の基板搬送部を有し、
前記各第2の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する2つの第2の基板搬送アームと、
前記第2の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第2のアームスライド機構と、
前記2つの基板搬送アームの間隔を調節するアーム間隔調節機構と
を有し、
前記受け渡し部および前記受け取り部は、基板の搬送方向に直交する方向の端部側に前記第1の基板搬送アームが退避可能なスペースを有し、
前記第1の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記第1の基板搬送アームを基板支持可能位置に位置させ、非基板搬送時には前記第1の基板搬送アームを前記スペースに退避させるようにし、
前記第2の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を広げた状態とし、非基板搬送時には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を狭めた状態として、それぞれ前記レジスト塗布処理ユニットと前記乾燥処理ユニットとの間、および前記乾燥処理ユニットと前記周縁レジスト除去ユニットとの間に前記基板搬送部を退避させるようにすることを特徴とする基板処理装置が提供される。
【0012】
このような第1、第2の観点に係る基板処理装置によれば、基板搬送方向と直交する方向のスペースが大きい受け渡し部から処理部に矩形状の基板を搬送する場合には、基板搬送アームを基板搬送方向と直交する方向に退避させるようにし、基板搬送方向と直交する方向のスペースが小さい処理部と処理部との間で矩形状の基板を搬送する場合には、2つの基板搬送アームの間隔を狭めた状態で処理部と処理部との間に基板搬送部を退避するようにするので、装置のフットプリントを一層小さくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは本発明を、LCD基板にレジスト液を塗布してレジスト膜を塗布形成し、その後にレジスト膜を減圧下に保持して乾燥処理し、次いでLCD基板の周縁に形成されたレジスト膜の不用な部分を除去するという一連の処理を行うレジスト塗布処理ユニットに適用した場合を取り上げることとし、このレジスト塗布処理ユニットを備え、LCD基板(以下「基板」という)の洗浄からレジスト塗布処理さらに現像処理までを一貫して行うレジスト塗布・現像処理装置について説明することとする。図1は、レジスト塗布・現像処理システムの概略構成を示す平面図である。
【0014】
レジスト塗布・現像処理システム100は、複数の基板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーション(搬入出部)1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理ステーション(処理部)2と、露光装置4との間で基板Gの受け渡しを行うためのインターフェイスステーション(インターフェイス部)3とを備えており、処理ステーション2の両端にそれぞれカセットステーション1およびインターフェイスステーション3が配置されている。なお、図1において、レジスト塗布・現像処理システム100の長手方向をX方向、平面上においてX方向と直交する方向をY方向とする。
【0015】
カセットステーション1は、カセットCをY方向に並べて載置できる載置台9と、処理ステーション2との間で基板Gの搬入出を行うための搬送装置11を備えており、この載置台9と外部との間でカセットCの搬送が行われる。また、搬送装置11は基板搬送ピック11aを有し、カセットCの配列方向であるY方向に沿って設けられた搬送路10上を移動可能であり、基板搬送ピック11aによりカセットCと処理ステーション2との間で基板Gの搬入出が行われる。
【0016】
処理ステーション2は、基本的にX方向に伸びる基板G搬送用の平行な2列の搬送ラインA・Bを有しており、搬送ラインAに沿ってカセットステーション1側からインターフェイスステーション3に向けて、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21、第1の熱的処理ユニットセクション26、レジスト塗布処理ユニット23および第2の熱的処理ユニットセクション27が配列されている。また、搬送ラインBに沿ってインターフェイスステーション3側から、カセットステーション1に向けて第2の熱的処理ユニットセクション27、現像処理ユニット(DEV)24、i線UV照射ユニット(i−UV)25および第3の熱的処理ユニットセクション28が配列されている。
【0017】
スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の上の一部にはエキシマUV照射ユニット(e−UV)22が設けられている。なお、エキシマUV照射ユニット(e−UV)22はスクラバ洗浄に先立って基板Gの有機物を除去するために設けられ、i線UV照射ユニット(i−UV)25は現像の脱色処理を行うために設けられる。
【0018】
スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21では、その中で基板Gが略水平姿勢で搬送されながら洗浄処理および乾燥処理が行われるようになっている。同様に、現像処理ユニット(DEV)24においては、その中で基板Gが略水平姿勢で搬送されながら現像処理、リンス処理、乾燥処理が行われるようになっている。これらスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21および現像処理ユニット(DEV)24では、基板Gの搬送は例えばコロ搬送またはベルト搬送により行われ、基板Gの搬入口および搬出口は相対向する短辺に設けられている。また、i線UV照射ユニット(i−UV)25への基板Gの搬送は、現像処理ユニット(DEV)24の搬送機構と同様の機構により連続して行われる。
【0019】
レジスト塗布処理ユニット23には、略水平に保持された基板Gにレジスト液を滴下させて、基板Gを所定の回転数で回転させることによってレジスト液を基板G全体に拡げ、レジスト膜を形成するレジスト塗布装置(CT)23aと、基板G上に形成されたレジスト膜を減圧乾燥する減圧乾燥装置(VD)23bと、基板Gの四辺をスキャン可能な溶剤吐出ヘッドにより基板Gの周縁に付着した余分なレジストを除去する周縁レジスト除去装置(ER)23cとがその順に配置されている。
【0020】
レジスト塗布処理ユニット23の内部は、後述する熱的処理ユニットブロック(TB)32に設けられたパスユニット(PASS)65および熱的処理ユニットブロック(TB)34に設けられたパスユニット(PASS)69と連通している。パスユニット(PASS)65からレジスト塗布装置(CT)23aへの基板搬送は第1の内部基板搬送装置(図示せず)によって行われ、レジスト塗布装置(CT)23aから減圧乾燥装置(VD)23bへの基板搬送は第2の内部基板搬送装置(図示せず)によって行われ、減圧乾燥装置(VD)23bから周縁レジスト除去装置(ER)23cへの基板搬送は第3の内部基板搬送装置(図示せず)によって行われ、周縁レジスト除去装置(ER)23cからパスユニット(PASS)69への基板搬送は第4の内部基板搬送装置(図示せず)によって行われる。このようなレジスト塗布処理ユニット23の構造については、後に詳細に説明する。
【0021】
第1の熱的処理ユニットセクション26は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31・32を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)31はスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)32はレジスト塗布処理ユニット23側に設けられている。これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31・32の間に第1の搬送装置33が設けられている。
【0022】
図2は第1の熱的処理ユニットセクション26の側面図である。図2に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)31は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)61、基板Gに対して脱水ベーク処理を行う2つの脱水ベークユニット(DHP)62・63、基板Gに対して疎水化処理を施すアドーヒージョン処理ユニット(AD)64が4段に積層された構成を有している。また、熱的処理ユニットブロック(TB)32は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)65、基板Gを冷却する2つのクーリングユニット(COL)66・67、基板Gに対して疎水化処理を施すアドーヒージョン処理ユニット(AD)68が4段に積層された構成を有している。
【0023】
第1の搬送装置33は、パスユニット(PASS)61を介してのスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、およびパスユニット(PASS)65を介してのレジスト塗布処理ユニット23への基板Gの受け渡しを行う。
【0024】
第1の搬送装置33は、上下に延びるガイドレール91と、ガイドレール91に沿って昇降する昇降部材92と、昇降部材92上を旋回可能に設けられたベース部材93と、ベース部材93上を前進後退可能に設けられ、基板Gを保持する基板保持アーム94とを有している。そして、昇降部材92の昇降はモータ95によって行われ、ベース部材93の旋回はモータ96によって行われ、基板保持アーム94の前後動はモータ97によって行われる。このように第1の搬送装置33は、上下動、前後動、旋回動可能であり、熱的処理ユニットブロック(TB)31・32のいずれのユニットにもアクセスすることができる。
【0025】
第2の熱的処理ユニットセクション27は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34・35を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34はレジスト塗布処理ユニット23側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)35は現像処理ユニット(DEV)24側に設けられている。そして、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34・35の間に、第2の搬送装置36が設けられている。
【0026】
図3は第2の熱的処理ユニットセクション27の側面図である。図3に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)34は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)69と基板Gに対してプリベーク処理を行う3つのプリベークユニット(PREBAKE)70・71・72が4段に積層された構成となっている。また、熱的処理ユニットブロック(TB)35は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)73、基板Gを冷却するクーリングユニット(COL)74、基板Gに対してプリベーク処理を行う2つのプリベークユニット(PREBAKE)75・76が4段に積層された構成となっている。
【0027】
第2の搬送装置36は、パスユニット(PASS)69を介してのレジスト塗布処理ユニット23からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、パスユニット(PASS)73を介しての現像処理ユニット(DEV)24への基板Gの受け渡し、および後述するインターフェイスステーション3の基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に対する基板Gの受け渡しおよび受け取りを行う。なお、第2の搬送装置36は、第1の搬送装置33と同じ構造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34・35のいずれのユニットにもアクセス可能である。
【0028】
第3の熱的処理ユニットセクション28は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)37・38を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)37は現像処理ユニット(DEV)24側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)38はカセットステーション1側に設けられている。これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)37・38の間には、第3の搬送装置39が設けられている。
【0029】
図4は第3の熱的処理ユニットセクション28の側面図である。図4に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)37は、下から順に、基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)77、基板Gに対してポストベーク処理を行う3つのポストベークユニット(POBAKE)78・79・80が4段に積層された構成を有している。また、熱的処理ユニットブロック(TB)38は、下から順に、ポストベークユニット(POBAKE)81、基板Gの受け渡しおよび冷却を行うパス・クーリングユニット(PASS・COL)82、基板Gに対してポストベーク処理を行う2つのポストベークユニット(POBAKE)83・84が4段に積層された構成を有している。
【0030】
第3の搬送装置39は、パスユニット(PASS)77を介してのi線UV照射ユニット(i−UV)25からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、パス・クーリングユニット(PASS・COL)82を介してのカセットステーション1への基板Gの受け渡しを行う。なお、第3の搬送装置39も第1の搬送装置33と同じ構造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)37・38のいずれのユニットにもアクセス可能である。
【0031】
処理ステーション2では、以上のように2列の搬送ラインA・Bを構成するように、かつ基本的に処理の順になるように各処理ユニットおよび搬送装置が配置されており、これら搬送ラインA・B間には空間40が設けられている。そして、この空間40を往復動可能にシャトル(基板載置部材)41が設けられている。このシャトル41は基板Gを保持可能に構成されており、シャトル41を介して搬送ラインA・B間で基板Gの受け渡しが行われる。シャトル41に対する基板Gの受け渡しは、上記第1から第3の搬送装置33・36・39によって行われる。
【0032】
インターフェイスステーション3は、処理ステーション2と露光装置4との間で基板Gの搬入出を行う搬送装置42と、バッファーカセットを配置するバッファーステージ(BUF)43と、冷却機能を備えた基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44とを有しており、タイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とが上下に積層された外部装置ブロック45が搬送装置42に隣接して設けられている。搬送装置42は基板搬送アーム42aを備え、この基板搬送アーム42aにより処理ステーション2と露光装置4との間で基板Gの搬入出が行われる。
【0033】
このように構成されたレジスト塗布・現像処理システム100においては、まず、カセットステーション1の載置台9に配置されたカセットC内の基板Gが、搬送装置11により処理ステーション2のエキシマUV照射ユニット(e−UV)22に直接搬入され、スクラブ前処理が行われる。次いで、搬送装置11により、基板Gがスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21に搬入され、スクラブ洗浄される。スクラブ洗浄処理後、基板Gは例えばコロ搬送により第1の熱的処理ユニットセクション26に属する熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニット(PASS)61に搬出される。
【0034】
パスユニット(PASS)61に配置された基板Gは、最初に、熱的処理ユニットブロック(TB)31の脱水ベークユニット(DHP)62・63のいずれかに搬送されて加熱処理される。次いで基板Gは、熱的処理ユニットブロック(TB)32のクーリングユニット(COL)66・67のいずれかに搬送されて冷却された後、レジストの定着性を高めるために熱的処理ユニットブロック(TB)31のアドヒージョン処理ユニット(AD)64または熱的処理ユニットブロック(TB)32のアドヒージョン処理ユニット(AD)68に搬送され、そこでHMDSによりアドヒージョン処理(疎水化処理)される。その後、基板Gは、クーリングユニット(COL)66・67のいずれかに搬送されて冷却され、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニット(PASS)65に搬送される。このような一連の処理を行う際の基板Gの搬送処理は、全て第1の搬送装置33によって行われる。
【0035】
パスユニット(PASS)65に配置された基板Gは、第1の内部基板搬送装置によってレジスト塗布処理ユニット23内へ搬入される。基板Gは、まずレジスト塗布装置(CT)23aに搬入されて、そこで基板Gにレジスト液がスピン塗布される。次いで基板Gは、第2の内部基板搬送装置によって減圧乾燥装置(VD)23bに搬送されて、そこで減圧乾燥される。続いて基板Gは、第3の内部基板搬送装置によって周縁レジスト除去装置(ER)23cに搬送されて、そこで基板G周縁の余分なレジストが除去される。そして、周縁レジスト除去終了後、基板Gは第4の内部基板搬送装置によってレジスト塗布処理ユニット23から搬出され、第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニット(PASS)69に受け渡される。
【0036】
パスユニット(PASS)69に配置された基板Gは、第2の搬送装置36により、熱的処理ユニットブロック(TB)34のプリベークユニット(PREBAKE)70・71・72および熱的処理ユニットブロック(TB)35のプリベークユニット(PREBAKE)75・76のいずれかに搬送されてプリベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(TB)35のクーリングユニット(COL)74に搬送されて所定温度に冷却される。そして、第2の搬送装置36により、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73に搬送される。
【0037】
その後、基板Gは第2の搬送装置36によりインターフェイスステーション3のエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44へ搬送され、インターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の周辺露光装置(EE)に搬送されて周辺レジスト除去のための露光が行われ、次いで搬送装置42により露光装置4に搬送されてそこで基板G上のレジスト膜が露光されて所定のパターンが形成される。場合によってはバッファーステージ(BUF)43上のバッファーカセットに基板Gを収容してから露光装置4に搬送される。
【0038】
露光終了後、基板Gはインターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の上段のタイトラー(TITLER)に搬入されて基板Gに所定の情報が記された後、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に載置される。基板Gは、第2の搬送装置36により、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44から第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73へ搬送される。
【0039】
パスユニット(PASS)73から現像処理ユニット(DEV)24まで延長されている搬送機構、例えばコロ搬送機構を動作させることにより、基板Gはパスユニット(PASS)73から現像処理ユニット(DEV)24へ搬入され、そこで現像処理が施される。現像処理では、まず基板Gに現像液を塗布して現像液のパドルを形成し、基板Gを所定速度で所定時間搬送する間に現像反応を進行させる。次に、基板Gの搬送を停止して基板Gを傾斜姿勢にすることによってLCD基板上の現像液を落とし、さらに純水を基板Gに吹き付けて現像反応を停止させる。さらに、基板Gを略水平姿勢で搬送しながら、基板Gに純水を供給して現像液残渣が残らないようにリンス処理を行い、その後、基板Gに乾燥エアーを吹き付けて基板Gを乾燥させる。
【0040】
このような現像処理終了後、基板Gは現像処理ユニット(DEV)24から連続する搬送機構によりi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送され、そこで基板Gに対して脱色処理が施される。その後、基板Gはi線UV照射ユニット(i−UV)25内のコロ搬送機構により第3の熱的処理ユニットセクション28に属する熱的処理ユニットブロック(TB)37のパスユニット(PASS)77に搬出される。
【0041】
パスユニット(PASS)77に配置された基板Gは、第3の搬送装置39により熱的処理ユニットブロック(TB)37のポストベークユニット(POBAKE)78・79・80および熱的処理ユニットブロック(TB)38のポストベークユニット(POBAKE)81・83・84のいずれかに搬送されてポストベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(TB)38のパス・クーリングユニット(PASS・COL)82に搬送されて所定温度に冷却された後、カセットステーション1の搬送装置11によって、カセットステーション1に配置されている所定のカセットCに収容される。
【0042】
次に、レジスト塗布処理ユニット23の構造とその内部での基板Gの搬送形態、パスユニット(PASS)65とレジスト塗布処理ユニット23との間での基板Gの搬送形態、レジスト塗布処理ユニット23とパスユニット(PASS)69との間でのLCD基板の搬送形態について、詳細に説明する。図5はレジスト塗布処理ユニット23とパスユニット(PASS)65およびパスユニット(PASS)69の概略構造を示す概略平面図である。
【0043】
パスユニット(PASS)65は、基板Gを載置するステージ101と、ステージ101を上下に貫通するように所定位置に設けられた昇降ピン102とを有しており、パスユニット(PASS)65からレジスト塗布装置(CT)23aへかけての領域に、基板Gを搬送する第1の内部基板搬送装置110が設けられている。第1の内部基板搬送装置110は、ステージ101に載置された基板Gを挟んで略対称に対向して配置された一対の基板搬送部110a・110bから構成されている。
【0044】
図6は第1の内部基板搬送装置110における基板搬送部110aのより詳細な構造を示す平面図である。基板搬送部110a・110bはそれぞれ、LCD基板の周縁を保持する保持部材111a・111bを備えた搬送アーム112と、搬送アーム112をY方向にスライドさせるアーム位置調節機構113と、アーム位置調節機構113をX方向(基板搬送方向)にスライドさせるアームスライド機構115と、を有している。
【0045】
搬送アーム112は、基板GのX方向周縁およびY方向周縁を保持することができるように平面略コの字型の形状を有している。より詳しくは、搬送アーム112は、基板Gの基板搬送方向前方側の周縁を保持する前方アーム112aと、基板搬送方向後方側の周縁を保持する後方アーム112bと、これら前方アーム112aと後方アーム112bとを連結するアーム連結部材112cから構成されている。勿論、搬送アーム112は一体的に構成されていてもよく、より多くの部品が連結されて構成されていてもよい。
【0046】
搬送アーム112の内側には、基板Gに当接してLCD基板を保持する保持部材111a(X方向端の保持用)・111b(Y方向端の保持用)が複数箇所に配置されている。保持部材111a・111bはそれぞれ、搬送アーム112から内側に突出している長さが異なる以外に構造上の違いはない。図7は保持部材111aのより詳細な構造を示す断面図である。
【0047】
保持部材111aは、内部空間201aを有する筒状部材201と、筒状部材201を搬送アーム112へ取り付けるための取付部材202と、筒状部材201の上端に取り付けられた吸着パッド203と、吸着パッド203を筒状部材201に固定するパッド固定部材204と、を有している。筒状部材201の下端には減圧ライン205が設けられ、筒状部材201の内部空間201aを減圧することができるようになっている。吸着パッド203の上面には孔部203aが形成されており、筒状部材201の内部空間201a内を減圧したときに、この孔部203aが基板Gを吸着し、吸着パッド203の上面において基板Gが吸着保持される。
【0048】
吸着パッド203の上面に基板Gを吸着させると、基板Gはその周縁のみで保持されるために、全体的に凹型に撓む。吸着パッド203は、例えば、ゴム等の柔らかい材料で構成されており、この基板Gの撓み方に応じて、傾斜できるようになっている。傾斜不能の吸着パッドを用いた場合には、基板Gが撓んだ際に、基板Gとその吸着パッドの上面との間に隙間が生じて基板Gを保持できなくなる問題が生ずるが、保持部材111a(および111b)によれば、基板Gを確実に保持することができる。
【0049】
アーム位置調節機構113は、Y方向に延在するロッド207およびこのロッド207に嵌合してY方向にスライド自在なスライダ208を有するロッドレスシリンダ116と、Y方向に延在するガイド210と、このガイド210に嵌合してY方向にスライド自在なスライダ211と、ロッドレスシリンダ116およびガイド210を保持する基台114と、を有している。
【0050】
スライダ208は、Y方向の基板G側またはその反対側から空気をその内部に導入することによって、Y方向にスライド自在である。スライダ208の上面はアーム連結部材112cに連結されており、スライダ208をY方向にスライドさせることによって、搬送アーム112を、ステージ101に載置された基板Gに対して進退させることができるようになっている。ロッド207の端部はターミナル部材209a・209bに固定されており、このターミナル部材209a・209bは基台114に固定されている。
【0051】
スライダ211の上面もまたアーム連結部材112cに連結されている。スライダ211自体は自走する機能は有していないが、スライダ208をスライドさせた際にガイド210に嵌合したスライダ211がスライダ208と併走することによって、搬送アーム112のスライド安定性が高められる。ガイド210のY方向端にはターミナル部材212a・212bが固定されている。
【0052】
基台114には搬送アーム112をY方向へスライドさせた際のオーバーランを防止し、また搬送アーム112のY方向端での位置決めを行うためのストッパ214a・214bが取り付けられている。また、アーム連結部材112cにはこのストッパ214a・214bに当接するストッパ受け215が設けられている。スライダ208をスライドさせて搬送アーム112をスライドさせた際に、このストッパ受け215がストッパ214aまたはストッパ214bに当接することにより、搬送アーム112がY方向端でそれぞれ位置決めされる。
【0053】
パスユニット(PASS)65とパスユニット(PASS)69の間にはX方向に延在するガイド217が設けられている。アームスライド機構115は、このガイド217に嵌合された連結部材218と、連結部材218をX方向にスライドさせるX方向搬送機構219と、を有している。基台114は連結部材218に連結されており、これによってアーム位置調節機構113をX方向にスライドさせる、つまり搬送アーム112をX方向にスライドさせることができる。X方向搬送機構219としては、エアーシリンダやベルト搬送装置、ボールネジ搬送装置等が挙げられる。
【0054】
図6においては、例えば、ステージ101に第1の搬送装置33から基板Gが搬入される際等における搬送アーム112の退避位置が実線で示されており、また搬送アーム112をステージ101にアクセスさせた位置が点線で示されている。このように第1の内部基板搬送装置110では、搬送アーム112をパスユニット(PASS)65内のY方向端に退避させることができるため、パスユニット(PASS)65とレジスト塗布装置(CT)23aの間に搬送アーム112を退避させる必要がなく、これらの間隔を狭めることができるので、レジスト塗布処理ユニット23のフットプリントを小さくすることができる。特に、基板Gが大型となった場合に、フットプリントを小さくする効果が顕著に現れる。第1の内部基板搬送装置110は、パスユニット(PASS)65のような実質的に基板Gを取り扱うために必要とされる面積がレジスト塗布装置(CT)23a等と比較して狭いために、Y方向でのスペースの確保が容易な場合に好適に用いられる。
【0055】
レジスト塗布装置(CT)23aは、基板Gを保持し、回転自在かつ昇降自在なスピンチャック51と、スピンチャック51に保持された基板Gを囲繞するように配置されたコータカップ50と、を有している。スピンチャック51としては、例えば、基板Gを真空吸引して吸着保持するタイプのものが好適に用いられる。
【0056】
減圧乾燥装置(VD)23bは、基板Gを載置する昇降自在なステージ55と、ステージ55に載置された基板Gを内部に収容する減圧チャンバ52と、を有している。ステージ55の表面には所定位置に支持ピン(図示せず)が設けられており、LCD基板を点で支えるようになっている。減圧チャンバ52は下部容器と上蓋から構成されており、上蓋が上昇して減圧チャンバ52が開いた状態において、基板Gがステージ55に搬入され、またはステージ55から基板Gが搬出される。
【0057】
周縁レジスト除去装置(ER)23cは、基板Gを載置するステージ54と、ステージ54に載置された基板Gの各辺に沿って直線的に移動可能なリムーバヘッド53と、を有している。リムーバヘッド53は、一方向に走行しながら一定量の溶剤を吐出して基板Gの周縁に付着したレジストを溶解し、こうして溶解されたレジストと吐出した溶剤を吸引して回収する。このように、溶解されたレジストは基板Gの内部へ拡がらないようになっている。
【0058】
レジスト塗布処理ユニット23の内部には、レジスト塗布装置(CT)23aから減圧乾燥装置(VD)23bへ基板Gを搬送する第2の内部基板搬送装置120と、減圧乾燥装置(VD)23bから周縁レジスト除去装置(ER)23cへ基板Gを搬送する第3の内部基板搬送装置130が設けられている。第2の内部基板搬送装置120は、非基板搬送時にはレジスト塗布装置(CT)23aと減圧乾燥装置(VD)23bとの間に退避され、第3の内部基板搬送装置130は、非基板搬送時には減圧乾燥装置(VD)23bと周縁レジスト除去装置(ER)23cとの間に退避される。
【0059】
第2の内部基板搬送装置120はY方向に略対称に対向して配置された一対の基板搬送部120a・120bから構成されており、第3の内部基板搬送装置130はY方向に略対称に対向して配置された一対の基板搬送部130a・130bから構成されている。第2の内部基板搬送装置120と第3の内部基板搬送装置130は同じ構成を有するために、以下、第2の内部基板搬送装置120について説明することとする。
【0060】
図8は第2の内部基板搬送装置120における基板搬送部120aのより詳細な構造を示す平面図である。基板搬送部120a・120bはそれぞれ、LCD基板の周縁を保持する保持部材111aを備えた一対の搬送アーム122a・122bと、搬送アーム122a・122bをそれぞれX方向にスライドさせるアーム間隔調節機構123と、アーム間隔調節機構123をX方向にスライドさせるアームスライド機構125と、を有している。
【0061】
搬送アーム122a・122bはそれぞれ平面略L字型の形状を有し、搬送アーム122aは基板Gの基板搬送方向前方側の周縁を保持し、搬送アーム112bは基板Gの基板搬送方向後方側の周縁を保持する。搬送アーム122a・122bに取り付けられた保持部材111aは、第1の内部基板搬送装置110に備えられたものと同じである。
【0062】
アーム間隔調節機構123は、X方向に延在するロッド221aおよびロッド221aに嵌合してX方向にスライド自在なスライダ222aを有する第1ロッドレスシリンダ126aと、X方向に延在するロッド221bおよびロッド221bに嵌合してX方向にスライド自在なスライダ222bを有する第2ロッドレスシリンダ126bと、X方向に延在するガイド223と、このガイド223に嵌合してX方向にスライド自在な2個のスライダ224a・224bと、スライダ222aとのスライダ224aを連結する連結部材225aと、スライダ222bとスライダ224bを連結する連結部材225bと、第1・第2ロッドレスシリンダ126a・126bとガイド223を保持する基台124と、を有している。基台124には保持部材111bが取り付けられており、この保持部材111bは第1の内部基板搬送装置110に備えられたものと同じである。
【0063】
スライダ222a・222bは、基板搬送方向(X方向)の前方側または後方側から空気をその内部に導入することによって、X方向にスライド自在である。一方、スライダ224a・224b自体は自走する機能は有していない。しかし、これらのスライダ224a・224bはそれぞれ連結部材225a・225bによってスライダ222a・222bと連結されているために、それぞれスライダ222a・222bと共にスライドする。
【0064】
スライダ224aに搬送アーム122aが連結され、かつ、スライダ224bに搬送アーム122bが連結されている。スライダ222a・222b間の距離を調節することは、すなわち搬送アーム122a・122b間の間隔を調節することと同じである。ガイド223に嵌合したスライダ224a・224bをそれぞれスライダ222a・222bと併走させることによって、搬送アーム122a・122bのスライド安定性が高められる。
【0065】
基台124には、搬送アーム122a・122bをX方向へスライドさせた際のオーバーランを防止し、搬送アーム122a・122bのX方向端での位置決めを行うための外側ストッパ228aと、搬送アーム122a・122bどうしの衝突を回避し、搬送アーム122a・122bの内側での位置決めを行うための内側ストッパ228bが取り付けられている。また、スライダ222a・222bにはそれぞれ、これら外側・内側ストッパ228a・228bに当接するストッパ受け229a・229bが取り付けられている。
【0066】
アームスライド機構125は、ガイド217に嵌合された連結部材231と、連結部材231をX方向にスライドさせるX方向搬送機構232と、を有している。基台124は連結部材231に連結されており、これによってアーム間隔調節機構123をX方向にスライドさせる、つまり搬送アーム122a・122bをX方向にスライドさせることができる。X方向搬送機構232としては、エアーシリンダやベルト搬送装置、ボールネジ搬送装置等が挙げられる。
【0067】
図8では、搬送アーム122a・122bの基板搬送時の状態、つまり、搬送アーム122a・122b間の距離が拡げられて搬送アーム122a・122bが基板Gを保持可能な状態が実線で示され、搬送アーム122a・122bの非基板搬送時の状態、つまり搬送アーム122a・122b間の距離を狭めた状態が点線で示されている。
【0068】
前述したように、非基板搬送時には搬送アーム122a・122bはレジスト塗布装置(CT)23aと減圧乾燥装置(VD)23bとの間に退避されるため、このときに搬送アーム122a・122b間の距離を基板搬送時よりも狭く保持することにより、レジスト塗布装置(CT)23aと減圧乾燥装置(VD)23bとの間の距離を狭めることが可能となる。こうして第2の内部基板搬送装置120の退避スペースを狭くすることができるために、レジスト塗布処理ユニット23のフットプリント、ひいてはレジスト塗布・現像処理システム100のフットプリントを小さくすることが可能となる。このようなフットプリントを小さくする効果は、基板Gが大型の場合に、より顕著に現れる。
【0069】
第3の内部基板搬送装置130は第2の内部基板搬送装置120と同様の構造を有するために、その退避スペースである減圧乾燥装置(VD)23bと周縁レジスト除去装置(ER)23cとの間の距離を狭くすることができる。
【0070】
パスユニット(PASS)69は、基板Gを載置するステージ103と、ステージ103を上下に貫通するように所定位置に設けられた昇降ピン104とを有し、周縁レジスト除去装置(ER)23cからパスユニット(PASS)69へかけての領域に、基板Gを搬送する第4の内部基板搬送装置140が設けられている。この第4の内部基板搬送装置140は、先に説明した第1の内部基板搬送装置110と同等の構造を有しており、その搬送アームはパスユニット(PASS)69のY方向端に退避可能である。これにより周縁レジスト除去装置(ER)23cとパスユニット(PASS)69の間に内部基板搬送装置140の搬送アームを退避させる必要がなく、これらの間隔を狭めることができるので、レジスト塗布処理ユニット23のフットプリントを小さくすることができる。
【0071】
パスユニット(PASS)65からレジスト塗布処理ユニット23を経てパスユニット(PASS)69へ基板Gを搬送する手順は、例えば、次のようにして行われる。すなわち、第1の内部基板搬送装置110の搬送アーム112がY方向端に退避している状態において、第1の搬送装置33が基板Gをパスユニット(PASS)65内に搬入する。次に、昇降ピン102が上昇して、その上昇途中に昇降ピン102が基板Gを第1の搬送装置33から受け取る。その後すぐに基板Gを搬送しない場合には、昇降ピン102を降下させて、基板Gをステージ101上に載置する。
【0072】
昇降ピン102が基板Gを支持し、かつ、基板Gが搬送アーム112よりも高い位置に位置するようにした後に、アーム位置調節機構113を動作して搬送アーム112を基板G側へスライドさせ、保持部材111a・111bを構成する筒状部材201の内部空間201a内を減圧し、その後に昇降ピン102を降下させる。これにより昇降ピン102の降下途中で基板Gは搬送アーム112に設けられた保持部材111a・111bに受け渡しされ、吸着パッド203に基板Gが吸着保持される。
【0073】
第2の内部基板搬送装置120をレジスト塗布装置(CT)23aと減圧乾燥装置(VD)23bの間に退避させた状態で、第1の内部基板搬送装置110のアームスライド機構115を動作させ、基板Gをレジスト塗布装置(CT)23aのスピンチャック51の上方まで搬送する。そして、スピンチャック51を上昇させると、その上昇途中で基板Gは搬送アーム112からスピンチャック51へと受け渡しされる。なお、基板Gがスピンチャック51へ受け渡される直前に保持部材111a・111bを構成する筒状部材201の内部空間201a内の減圧状態を解除して、基板Gを落下させることなく、基板Gを吸着パッド203から離れやすくする。
【0074】
基板Gがスピンチャック51へ受け渡しされたら、アーム位置調節機構113を動作させて搬送アーム112をY方向端へ退避させ、さらにアームスライド機構115を動作させて第1の内部基板搬送装置110をパスユニット(PASS)65側へスライドさせて、第1の搬送装置33によって次の基板Gがパスユニット(PASS)65へ搬入されるまで搬送アーム112を待機させる。
【0075】
基板Gの周囲がコータカップ50に囲繞されるように、基板Gを保持したスピンチャック51を所定位置へ降下させて、例えば、基板Gを静止させた状態で基板Gの略中心にレジスト液を所定量塗布し、その後にスピンチャック51を所定の回転数で回転させてレジスト液を基板G全体に拡げ、レジスト膜を形成する。
【0076】
レジスト膜が形成された基板Gを、スピンチャック51を上昇させて所定の高さに保持した後に、第2の内部基板搬送装置120をレジスト塗布装置(CT)23aの位置までスライドさせる。スピンチャック51は基板Gを保持するプレートの下面中心部が支持棒によって支持された構造となっているために、搬送アーム122a・122bがこの支持棒の横を通過するように第2の内部基板搬送装置120をスライドさせれば、搬送アーム122a・122bがスピンチャック51に衝突することはない。
【0077】
次いで、アーム間隔調節機構123を駆動して搬送アーム122a・122b間の距離を拡げ、また保持部材111a・111bが基板Gを吸着できる状態となるように減圧ライン205を動作させ、スピンチャック51を降下させる。これによりスピンチャック51の降下途中で、基板Gはスピンチャック51から第2の内部基板搬送装置120の保持部材111a・111bへと受け渡される。
【0078】
減圧乾燥装置(VD)23bに設けられた減圧チャンバ52の上蓋を上昇させた状態において、基板Gを保持した第2の内部基板搬送装置120を減圧乾燥装置(VD)23bへスライドさせた後にステージ55を上昇させると、ステージ55の上昇途中で基板Gは搬送アーム122a・122bからステージ55へと受け渡される。その後、スライダ222a・222bをスライドさせて搬送アーム122a・122b間の距離を狭め、第2の内部基板搬送装置120をレジスト塗布装置(CT)23aと減圧乾燥装置(VD)23bの間にスライドさせて、次の処理まで待機させる。
【0079】
減圧乾燥装置(VD)23bにおいては、第2の内部基板搬送装置120を退避させた後に、減圧チャンバ52を密閉状態に保持し、さらに内部をその減圧することによって、基板Gに形成されたレジスト膜に含まれている溶剤の一部を蒸発させて、レジスト膜を乾燥させる。減圧乾燥装置(VD)23bにおける処理が終了した後に、減圧チャンバ52を開放状態とし、ステージ55を所定の高さまで上昇させる。
【0080】
先に、第2の内部基板搬送装置120を用いてレジスト塗布装置(CT)23aから減圧乾燥装置(VD)23bへ基板Gを搬送した手順と同様の手順で、第3の内部基板搬送装置130を用いて、基板Gを減圧乾燥装置(VD)23bから周縁レジスト除去装置(ER)23cへ搬送する。基板Gが周縁レジスト除去装置(ER)23cのステージ54に保持されたら、第3の内部基板搬送装置130を減圧乾燥装置(VD)23bと周縁レジスト除去装置(ER)23cの間の退避スペースへ移動させる。周縁レジスト除去装置(ER)23cにおいては、リムーバヘッド53を基板Gの辺に沿ってスキャンさせて、基板Gの周縁に付着した余分なレジストが除去される。
【0081】
周縁レジスト除去装置(ER)23cでの所定の処理が終了した後には、ステージ54を所定の高さまで上昇させ、また、第4の内部基板搬送装置140を周縁レジスト除去装置(ER)23cへスライドさせて、その搬送アームがLCD基板をステージ54から受け取ることができるように、ステージ54へアクセスさせる。この状態でステージ54を降下させることにより、基板Gは第4の内部基板搬送装置140の搬送アームへと受け渡される。
【0082】
基板Gを保持した第4の内部基板搬送装置140をパスユニット(PASS)69へスライドさせて、パスユニット(PASS)69に設けられた昇降ピン104を上昇させることにより、基板Gを第4の内部基板搬送装置140の搬送アームから昇降ピン104へ受け渡す。昇降ピン104に保持された基板Gの下側に第2の搬送装置36をアクセスさせ、昇降ピン104を降下させることにより、基板Gは第2の搬送装置36へ受け渡されて、例えばプリベーク処理を行う3つのプリベークユニット(PREBAKE)70・71・72のいずれかへ搬送される。
【0083】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、第1の内部基板搬送装置110におけるアーム位置調節機構113には、スライダ208を駆動する機構として、ボールネジや回転ベルトを用いることが可能である。
【0084】
また、第2の内部基板搬送装置120におけるアーム間隔調節機構123にも、回転ベルトを用いることができる。図9(a)はこの回転ベルトを用いたアーム間隔調節機構123´の概略構成を示す平面図であり、図9(b)はその側面図である。アーム間隔調節機構123´は、所定距離離れて配置されているプーリー301a・301bと、これらプーリー301a・301b間に掛けられたベルト302と、プーリー301aを回転させるモータ303と、ベルト302に固定されたアーム保持部材304a・304bと、を有している。アーム保持部材304a・304bそれぞれに搬送アーム122a・122bが取り付けられている。
【0085】
プーリー301bはベルト302の回転にしたがって回転する。アーム保持部材304a・304bはそれぞれベルト302の上側と下側に固定されているために、アーム保持部材304aがプーリー301a・301bの間の中心位置へ移動するようにモータ303を回転させると、アーム保持部材304bもまたプーリー301a・301bの間の中心位置へ移動し、これによって、搬送アーム122a・122b間の距離を狭めることができる。反対に、アーム保持部材304aがプーリー301a側へ移動するようにモータ303を回転させると、アーム保持部材304bはプーリー301b側へ移動するために、搬送アーム122a・122b間の距離を拡げることができる。
【0086】
なお、搬送アーム122a・122bをスライドさせる際の安定性を高めるために、先に示したアーム間隔調節機構123と同様に、搬送アーム122a・122bを、さらにガイド(図示せず)と嵌合させることが好ましい。
【0087】
上記説明においては、基板としてLCD基板を取り上げて説明したが、基板はこれに限定されるものではなく、例えば、半導体ウエハやセラミックス基板、各種ガラス基板、樹脂基板であってもよく、基板に対して施される処理もまた、上記形態のようにレジスト膜の形成処理に限定されるものではない。
【0088】
【発明の効果】
上述の通り、本発明によれば、2つの基板搬送アーム間の間隔を狭めて第1の処理部と第2の処理部との間に基板搬送部を退避させることができるので、第1の処理部と第2の処理部との間のスペースを狭くすることができ、装置全体のフットプリントを小さくすることができる。また、2つの搬送アームの間隔を変えることができる基板搬送装置を用いた場合には、搬送する基板の大きさを変えた場合に、基板搬送アーム間の間隔を基板の大きさに合わせて容易に調整することができる。さらに、処理部と受け渡し部との間で基板を搬送する際には、受け渡し部は処理部よりも基板搬送方向と直交する方向のスペースが大きいので、基板搬送アームを基板搬送方向と直交する方向に退避させることができる基板搬送装置を用いることができ、このような基板搬送装置を用いることにより、受け渡し部と処理部の間隔を詰めることができ、装置のフットプリントを小さくすることができる。さらにまた、基板搬送方向と直交する方向のスペースが大きい受け渡し部から処理部に矩形状の基板を搬送する場合には、基板搬送アームを基板搬送方向と直交する方向に退避させるようにし、基板搬送方向と直交する方向のスペースが小さい処理部と処理部との間で矩形状の基板を搬送する場合には、2つの基板搬送アームの間隔を狭めた状態で処理部と処理部との間に基板搬送部を退避するようにすることにより、装置のフットプリントを一層小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レジスト塗布・現像処理システムの概略構成を示す平面図。
【図2】 図1に示したレジスト塗布・現像処理システムの第1の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図3】 図1に示したレジスト塗布・現像処理システムの第2の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図4】 図1に示したレジスト塗布・現像処理システムの第3の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図5】 レジスト塗布処理ユニットの概略構造を示す平面図。
【図6】 第1の内部基板搬送装置における基板搬送部のより詳細な構造を示す平面図。
【図7】 保持部材のより詳細な構造を示す断面図。
【図8】 第2の内部基板搬送装置における基板搬送部のより詳細な構造を示す平面図。
【図9】 アーム間隔調節機構の概略構成を示す平面図および側面図。
【符号の説明】
1;カセットステーション
2;処理ステーション
3;インターフェイスステーション
23;レジスト塗布処理ユニット
23a;レジスト塗布装置(CT)
23b;減圧乾燥装置(VD)
23c;周縁レジスト除去装置(ER)
65・69;パスユニット(PASS)
100;レジスト塗布・現像処理システム
110;第1の内部基板搬送装置
111a・111b;保持部材
112;搬送アーム
113;アーム位置調節機構
115;アームスライド機構
120;第2の内部基板搬送装置
122a・122b;搬送アーム
123;アーム間隔調節機構
125;アームスライド機構
130;第3の内部基板搬送装置
140;第4の内部基板搬送装置
217;ガイド
G;基板(LCD基板)
Claims (2)
- 矩形状の基板に第1の処理を施す第1の処理部と、
矩形状の基板に第2の処理を施す第2の処理部と、
前記第1の処理部との間で矩形状の基板を受け渡すためのステージを有する受け渡し部と、
前記受け渡し部と前記第1の処理部との間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第1の基板搬送装置と、
前記第1の処理部と前記第2の処理部との間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第2の基板搬送装置と
を具備する基板処理装置であって、
前記第1の基板搬送装置は、
矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第1の基板搬送部を有し、
前記各第1の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する第1の基板搬送アームと、
前記第1の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第1のアームスライド機構と、
前記第1の基板搬送アームを基板搬送方向に直交する方向に直線的にスライドさせることによって前記基板搬送アームを搬送される基板に対して進退させるアーム位置調節機構と
を有し、
前記第2の基板搬送装置は、矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第2の基板搬送部を有し、
前記各第2の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する2つの第2の基板搬送アームと、
前記第2の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第2のアームスライド機構と、
前記2つの基板搬送アームの間隔を調節するアーム間隔調節機構と
を有し、
前記受け渡し部は、基板の搬送方向に直交する方向の端部側に前記第1の基板搬送アームが退避可能なスペースを有し、
前記第1の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記第1の基板搬送アームを基板支持可能位置に位置させ、非基板搬送時には前記基板搬送アームを前記スペースに退避させるようにし、
前記第2の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を広げた状態とし、非基板搬送時には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を狭めた状態として前記第1の処理部と前記第2の処理部との間に基板搬送部を退避させるようにすることを特徴とする基板処理装置。 - 矩形状の基板にレジスト膜をスピンコートにより形成するレジスト塗布処理ユニットと、
レジスト膜が形成された基板に減圧乾燥処理を施す乾燥処理ユニットと、
減圧乾燥後の基板の周縁からレジスト膜を除去する周縁レジスト除去ユニットと、
前記レジスト塗布処理ユニットへ矩形状の基板を受け渡すためのステージを有する受け渡し部と、
前記周縁レジスト除去ユニットから矩形状の基板を受け取るためのステージを有する受け取り部と、
前記受け渡し部と前記レジスト塗布処理ユニットとの間、および前記周縁レジスト除去ユニットと前記受け取り部との間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第1の基板搬送装置と、
前記レジスト塗布処理ユニットと前記乾燥処理ユニットとの間、および前記乾燥処理ユニットと前記周縁レジスト除去ユニットとの間にそれぞれ設けられ、これらの間で矩形状の基板を水平姿勢で水平方向に直線的に搬送する第2の基板搬送装置と
を具備する基板処理装置であって、
前記第1の基板搬送装置は、
矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第1の基板搬送部を有し、
前記各第1の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する第1の基板搬送アームと、
前記第1の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第1のアームスライド機構と、
前記第1の基板搬送アームを基板搬送方向に直交する方向に直線的にスライドさせることによって前記第1の基板搬送アームを搬送される基板に対して進退させるアーム位置調節機構と
を有し、
前記第2の基板搬送装置は、矩形状の基板の搬送方向に平行な辺を挟むように設けられた一対の第2の基板搬送部を有し、
前記各第2の基板搬送部は、
矩形状の基板の周縁を保持する保持部を有する2つの第2の基板搬送アームと、
前記第2の基板搬送アームを搬送方向にスライドさせる第2のアームスライド機構と、
前記2つの基板搬送アームの間隔を調節するアーム間隔調節機構と
を有し、
前記受け渡し部および前記受け取り部は、基板の搬送方向に直交する方向の端部側に前記第1の基板搬送アームが退避可能なスペースを有し、
前記第1の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記第1の基板搬送アームを基板支持可能位置に位置させ、非基板搬送時には前記第1の基板搬送アームを前記スペースに退避させるようにし、
前記第2の基板搬送装置においては、矩形状の基板を搬送する際には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を広げた状態とし、非基板搬送時には前記2つの第2の基板搬送アームの間隔を狭めた状態として、それぞれ前記レジスト塗布処理ユニットと前記乾燥処理ユニットとの間、および前記乾燥処理ユニットと前記周縁レジスト除去ユニットとの間に前記基板搬送部を退避させるようにすることを特徴とする基板処理装置。
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