JP3927808B2 - 新規チアゾール化合物を用いたセファロスポリン系抗生物質の製造方法 - Google Patents

新規チアゾール化合物を用いたセファロスポリン系抗生物質の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セフタジジム、セフィクシムなどを始めとするセファロスポリン系抗生物質の新規で簡便な製造方法に関し、下記一般式(II)で表される新規の結晶性アミノチアゾール誘導体を使用して下記一般式(III)で表される7−アミノセファロスポリン酸誘導体を溶媒中でアシル化反応させて一般式(I)で表されるセファロスポリン系抗生物質を製造する方法に関する。
【0002】
【化2】
Figure 0003927808
【0003】
式中、 R、Rは同一でも異なってもいてもよく、各々独立して、水素、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基を表し、Rはアセトキシメチル、ピリジニウムメチル、ビニルを表し、COOMは、R がピリジニウムメチルの場合はCOO であり、その他の場合はCOOHを表し、Xは塩素またはブロムを表す。酸付加塩の酸は、塩酸、ブロム酸、硫酸、過塩素酸からなる群より選ばれる無機酸またはホルム酸、酢酸、三フッ化酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸からなる群より選ばれる有機酸を表す。
【0004】
【従来の技術】
セフタジジム、セフィクシムを始めとする前記一般式(II)を含むセファロスポリン系抗生物質の製造方法に対する先行技術は、各種文献や特許文献により公知されているが、例えば、米国特許第4258041号、オーストリア特許公告第86−2427、86−2428、 J. of Antibiotics、1985年38巻1738頁、韓国特許公告第84−1827号、同第84−1987〜90号、同第87−1807号、同第93−7810号などにその製造方法が開示されている。
【0005】
前記先行技術では、下記一般式(I−1)で表される3−セフェム化合物のアミノ基とアシル化反応をさせる際に、下記一般式(I−2)で表される2−アミノチアゾールカルボキシル酸化合物またはカルボキシル基の反応性誘導体またはその塩を使用して前記一般式(I)のセファロスポリン誘導体を製造している。
【0006】
【化3】
Figure 0003927808
【0007】
【化4】
Figure 0003927808
【0008】
式中、R、Rは前述の定義と同じ意味を表し、Rも前述の定義と同じ意味を表し、Rはカルボキシ保護基であり、Rは水素またはアミノ保護基であり、Rは水素またはジフェニルメチル、p−ニトロベンゼンを含むカルボキシ保護基である。
【0009】
前記一般式(I−1)の7−アミノセファロスポリン酸誘導体を一般式(I−2)のアミノチアゾール誘導体とアシル化反応させるとき、有機酸(I−2)の酸塩化物を利用する方法は、米国特許第4258041号、韓国特許公告第84−1827号などに報告されており、これらの方法によれば、通常、有機酸(I−2)のアミノ基を保護させた後、塩化チオニル、オキシクロリド燐(Phosphorus Oxychloride)、五塩化燐などを使用して有機酸(I−2)の酸塩化物を製造し、7−アミノセファロスポリン酸誘導体と反応させた後、再び保護基を除去している。しかし、これらの方法は、反応条件が厳しく、アミノ基の保護工程およびアミノ基の保護基の除去工程がさらに求められるとともに、酸塩化物が不安定なため酸塩化物に活性化されたアミノチアゾール化合物を分離過程なしにそのままアシル化反応させることから、反応中に副産物が多く生成される欠点があった。
【0010】
有機酸(I−2)の反応性エステルを製造してアシル化反応をさせる方法は、オーストリア特許第86−2427号、同第86−2428号、WO第98−31685号などに報告されており、このようなエステル形態に活性化させてアシル化反応を行う場合には、アミノチアゾールのアミノ基を保護基なしに7−アミノセファロスポリン誘導体と反応させることができるが、これもまた、アシル化反応の後に既に保護されたアミノチアゾール化合物のカルボキシ保護基を除去させる過程を経て最終の目的化合物を作らなければならない。
【0011】
その他にも、反応性アミドおよび混合酸無水物による方法もあるが、前述の方法と同様の問題点を抱えている。
【0012】
このような既存の反応性誘導体を使用してアシル化反応をさせるときには、まず、一般式(I−2)化合物のアミノ基とカルボキシル基をR、Rで保護し酸塩化物として調製しなければならず、反応性エステルの場合もアミノ基の保護がなくてもRでカルボキシ基を保護させた状態で活性エステルを製造しなければならないため、両者の方法ともアシル化反応の後に再び保護基を除去しなければならない不便さがあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者らは、反応図式に示すように、下記一般式(II)で示されるアミノチアゾール化合物と下記一般式(III)で示される7−アミノセファロスポリン酸誘導体を溶媒中でアシル化反応をさせて、アシル化反応後保護基の除去過程なしに直接所望の目的化合物を簡便で高収率に製造することができるよう、本発明を完成するに至った。
【0014】
【化5】
Figure 0003927808
【0015】
式中、 R、Rは同一でも異なってもいてもよく、各々独立して、水素、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基を表し、Rはアセトキシメチル、ピリジニウムメチル、ビニルを表し、COOMは、R がピリジニウムメチルの場合はCOO であり、その他の場合はCOOHを表し、Xは塩素またはブロムを表す。酸付加塩の酸は、塩酸、ブロム酸、硫酸、過塩素酸からなる群より選ばれる無機酸またはホルム酸、酢酸、三フッ化酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸からなる群より選ばれる有機酸を表す。
【0016】
したがって、本発明は、セフタジジム、セフィクシムなどの製造に有用に使用され得る一般式(II)で表される新規アミノチアゾール化合物を用いたセファロスポリン系抗生物質の製造方法を提供することにその目的がある。
【0017】
【発明を解決するための手段】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0018】
本発明で出発物質として使用された前記一般式(II)で表されるアミノチアゾール化合物は、新規物質であって結晶性酸塩化物形態の反応性誘導体なので、一般の酸塩化物に比べてさらに安定な形態を持つのみならず、低温および常温で長期間の保管が可能であり、7−アミノセファロスポリン誘導体とのアシル化反応時にも副産物も殆どなく、反応時間も短く、また、アシル化反応後に各種保護基の除去が不要なことから直ちに目的化合物が得られるため、より経済的で簡便なアシル化反応を提供することができる。
【0019】
前記一般式(II)の新規アミノチアゾール誘導体は、「新規チアゾール化合物およびその製造方法」という発明の名称で本出願前に出願された(株)韓米精密化学の特許明細書にその製造方法が詳細に記述されており、前記一般式(III)の誘導体中、本出願書に言及される3−ビニル−7−アミノセファロスポリン酸および3−ピリジニウムメチル−7−アミノセファロスポリン酸は、公知の化合物であって公知の文献、例えば、米国特許第4,423,213号または韓国特許第127113号、英国特許第2,052,490号に詳細に記述されている。
【0020】
本発明によってアシル化反応をさせる際に、前記一般式(II)の化合物の使用量は、前記一般式(III)の化合物に対して1.0〜2.0当量を使用することができるが、1.2〜1.4当量範囲内で使用するのが好ましい。反応溶媒としては、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノール、エタノールを単独またはこれらを組み合わせて使用することができるが、7−アミノセファロスポリン誘導体の種類によってN,O−ビストリメチルシリルアセトアミド、トリメチルクロロシラン、トリメチルヨードシランなどのようなシリル化剤を溶解補助剤として使用することができる。
【0021】
反応溶媒の使用量は前記一般式(II)の化合物1gに対して5mL〜30mL、好ましくは10mL〜15mLであり、反応温度は−10℃〜30℃範囲が適当である。
【0022】
本発明では、塩基を使用せずに反応を行わせるか、7−アミノセファロスポリン誘導体の種類によって有機塩基および無機塩基を使用することもできる。このときに使用される塩基は1.0〜3.0当量であり、有機塩基には、トリエチルアミン、トリ−(n−ブチル)アミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ジシクロヘキシルアミンなどが使用され、アシル化反応を塩基性水溶液と有機溶媒の混合溶液で行う場合には塩基性水溶液として炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムの水溶液を使用するのが好ましい。
【0023】
この反応で水と有機溶媒の使用量は、前記一般式(II)の化合物に対して10倍〜20倍程度が適当であり、水と有機溶媒の比率は1:4〜1:10にする。
【0024】
本発明によるセファロスポリン誘導体の製造方法は、前述の如く、前記一般式(II)の新規チアゾール化合物を反応性有機酸誘導体として使用して前記一般式(III)の化合物と反応させて前記一般式(I)のセファロスポリン誘導体を製造することに主な特徴がある製造方法であって、既存の方法とは異なって各種保護基の除去が不要であり、生産工程が短縮されるだけでなく、前記反応性有機酸誘導体は安定した結晶型形態の酸塩化物なので、前記一般式(III)の化合物とアシル化反応時に定量的に反応を綺麗に完結することができ、副反応物質の生成が殆どなく、酸塩化物の形態に保管も可能なため使用し易い。したがって、7−位置に前記一般式(II)を持つセファロスポリン誘導体製造にさらに経済的で新規なアシル化方法を提供する。
【0025】
下記の実施例は本発明の方法をさらに詳細に説明するものであって、これらの実施例が本発明を制限するものではない。
【0026】
【実施例】
実施例1: 7−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(Z)−(2−カルボキシプロプ−2−オキシイミノ)アセトアミド−3−(1−ピリジニウムメチル)−セフ−3−エム−4−カルボキシレート・二塩酸塩(セフタジジム2塩酸塩)の製造
アセトニトリル100mLを0〜5℃に冷却し、7−アミノ−3−(1−ピリジニウムメチル)−セフ−3−エム−4−カルボキシレートジヒドロクロリド10gを加え、ビストリメチルシリルアセトアミド5mLを30分間にわたって徐々に滴加する。前記溶液に(Z)−(2−カルボキシプロプ−2−オキシイミノ)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−アセチルクロリド・一塩酸塩9.4gを加えて30分間攪拌した後、35%濃塩酸20mLを加える。次いで、ジエチルエーテル50mLを前記溶液に加え10分間攪拌した後、水層を分離して取る。水層にアセトン100mLを加えて常温で5〜6時間攪拌した後、析出された結晶をろ過する。イソプロピルアルコール50mL、アセトン20mLを順次に洗浄し乾燥した結果、白色の目的化合物12.4g(収率:84%)が得られた。
NMR:(d、DMSO−d);9.6(d、1H、−CONH−)、9.0(d、2H、pyridinium proton)、8.6(t、2H、pyridinium proton)、8.2(t、2H、pyridinium proton)、6.8(s、1H、aminothiazol proton)、5.9(dd、1H、C−H)、5.6(ABq、2H、−CH−)、5.2(d、1H、C−H)、3.5(ABq、2H、C−H)、1.4(s、6H、−C(CH
【0027】
実施例2: 7−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(Z)−(2 −カルボキシプロプ−2−オキシイミノ)アセトアミド−3−(1−ピリジニウムメチル)−セフ−3−エム−4−カルボキシレート・五水和物(セフタジジム五水和物)の製造
ジクロロメタン100mLに7−アミノ−3−(1−ピリジニウムメチル)−セフ−3−エム−4−カルボキシレートヒドロヨーダイド10gを加え、トリエチルアミン4mLを0〜10℃の温度範囲で滴加して完全に溶解させた。ここに、(Z)−(2−カルボキシプロプ−2−オキシイミノ)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−アセチルクロリド・一塩酸塩9.4gを30分間3〜4回に分けて加え、30分間0〜10℃の温度で攪拌する。反応液に水50mLを加えて層分離し、水層を取って活性炭2gを加え30分間再度攪拌する。珪藻土を用いてろ過して活性炭を除去し、水層に2N−塩酸溶液でPH3.8に調節した後、5℃で12時間放置する。生成された結晶をろ過し、氷水とアセトンで順次に洗浄し乾燥した結果、白色の目的化合物11.8g(収率:80%)が得られた。
NMR:(d、DMSO−d);9.5(d、1H、−CONH−)、9.4(d、2H、pyridinium proton)、8.6(t、2H、pyridinium proton)、8.2(t、2H、pyridinium proton)、7.3(s、2H、−NH)、6.7(s、1H、aminothiazol proton)、5.7(dd、1H、C−H)、5.5(ABq、2H、−CH−)、5.1(d、1H、C−H)、3.3(ABq、2H、C−H)、1.4(s、6H、−C(CH
【0028】
実施例3: 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(Z)−(カルボキシメトキシイミノ)アセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボキシル酸三水和物(一般名:セフィクシム)の製造
ジクロロメタン100mlに7−アミノ−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボキシル酸10gを懸濁させる。ここに、ビストリメチルシリルアセトアミド10mlを滴加して完全に溶解させる。反応温度20〜30℃で(Z)−2−(2−カルボキシメトキシイミノ)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)アセチルクロリド一塩酸塩14gを少量ずつ加えて1時間攪拌する。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50mL、イソプロピルエーテル100mLを順次に加えて10分間攪拌した後分離して水層を取る。6N−塩酸溶液を利用してPH2.0〜2.5に調節し、0〜5℃に1時間冷却した後、析出された結晶をろ過する。冷水150mLおよびアセトン200mLで順次に洗浄し乾燥した結果、微黄色の目的化合物19.5g(収率:87%)が得られた。
融点(℃):200〜230(分解)
NMR:(d、DO−NaHCO);3.7(s、2H)、4.8〜5.8(m、5H)、6.9(dd、1H、J=12Hz、18Hz)
【0029】
【発明の効果】
以上の説明および実施例からわかるように、本発明によるセファロスポリン誘導体の製造方法は、前述の如く、前記一般式(II)の新規チアゾール化合物を反応性有機酸誘導体として使用して前記一般式(III)の化合物と反応させて前記一般式(I)のセファロスポリン誘導体を製造することを主に特徴とする製造方法であって、既存の方法とは異なり各種保護基の除去が不要で、生産工程が短縮されるだけでなく、前記反応性有機酸誘導体は安定した結晶型形態の酸塩化物なので前記一般式(III)の化合物とアシル化反応時に定量的に反応を完結させることができ、副反応物質の生成が殆どなく、酸塩化物形態にも保管可能なので使用し易い。したがって、7位置に前記一般式(II)を持つセファロスポリン誘導体の製造により経済的で新規なアシル化方法を提供する効果がある。

Claims (7)

  1. 下記一般式(II)で示される結晶性アミノチアゾール化合物の酸付加塩を、下記一般式(III)で示される7−アミノセファロスポリン酸誘導体と溶媒中でアシル化反応させることを特徴とする、下記一般式(I)で示されるセファロスポリン系抗生物質の製造方法。
    Figure 0003927808
    式中、 R、Rは同一でも異なってもいてもよく、各々独立して、水素、C〜Cアルキル基又は〜Cシクロアルキル基を表し、Rはアセトキシメチル、ピリジニウムメチル又はビニルを表し、Xは塩素またはブロムを表し、酸付加塩の酸は、塩酸、ブロム酸、硫酸及び過塩素酸からなる群より選ばれる無機酸またはホルム酸、酢酸、三フッ化酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸及びベンゼンスルホン酸からなる群より選ばれる有機酸を表す。
  2. が(1−ピリジニウム)メチルである、請求項1に記載の方法。
  3. がビニルである、請求項1に記載の方法。
  4. 溶媒が、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、N,N−ジエチルアセトアミド、ジクロロメタン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトン、水、メタノール、エタノール及びこれらの組み合わせからなる群より選ばれる、請求項1に記載の方法。
  5. 溶媒が、N,O−ビストリメチルシリルアセトアミド、トリメチルクロロシラン及びトリメチルヨードシランからなる群より選ばれる溶解補助剤と組み合わされて使用される、請求項4に記載の方法。
  6. アシル化反応が、トリエチルアミン、トリ−(n−ブチル)アミン、ジシクロヘキシルアミン、ピリジン及びジイソプロピルエチルアミンからなる群より選ばれる有機塩基の存在下で行われる、請求項1に記載の方法。
  7. アシル化反応を塩基性水溶液と有機溶媒の混合溶液中で行い、塩基性水溶液には炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選ばれる無機塩基の水溶液を使用する、請求項4に記載の方法。
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