JP3900156B2 - 照明装置ならびに投射型表示装置とその駆動方法 - Google Patents

照明装置ならびに投射型表示装置とその駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
技術分野
本発明は、照明装置ならびに投射型表示装置とその駆動方法に関し、特に映像表現力に優れ、使用環境や使用者の好みに合った明るさの映像が得られる投射型表示装置とそれに用いる照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
背景技術
近年、情報機器の発達はめざましく、解像度が高く、低消費電力でかつ薄型の表示装置の要求が高まり、研究開発が進められている。中でも液晶表示装置は液晶分子の配列を電気的に制御して、光学的特性を変化させることができ、上記のニーズに対応できる表示装置として期待されている。このような液晶表示装置の一形態として、液晶ライトバルブを用いた光学系から射出される映像を投射レンズを通してスクリーンに拡大投射する投射型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
投射型液晶表示装置は光変調手段として液晶ライトバルブを用いたものであるが、投射型表示装置には、液晶ライトバルブの他、デジタルミラーデバイス(Digital Mirror Device,以下、DMDと略記する)を光変調手段としたものも実用化されている。ところが、この種の従来の投射型表示装置は以下のような問題点を有している。
【0004】
(1)光学系を構成する様々な光学要素で生じる光漏れや迷光のため、充分なコントラストが得られない。そのため、表示できる階調範囲(ダイナミックレンジ)が狭く、陰極線管(Cathode Ray Tube,以下、CRTと略記する)を用いた既存のテレビ受像機に比較すると、映像の品質や迫力の点で劣ってしまう。
【0005】
(2)各種の映像信号処理により映像の品質向上を図ろうとしても、ダイナミックレンジが固定されているために、充分な効果を発揮することができない。
【0006】
このような投射型表示装置の問題点に対する解決策、つまりダイナミックレンジを拡張する方法としては、映像信号に応じて光変調手段(ライトバルブ)に入射させる光の量を変化させることが考えられる。それを実現するのに最も簡便な方法は、ランプの光出力強度を変化させることである。投射型液晶表示装置において、メタルハライドランプの出力光の制御を行う方法が、特開平3−179886号公報に開示されている。
【0007】
しかしながら、投射型液晶表示装置に用いるランプとしては高圧水銀ランプが現在主流となっているが、高圧水銀ランプで光出力強度を制御するのは極めて困難な状況である。したがって、ランプの光出力強度自体は変化させなくても、光変調手段への入射光量を映像信号に応じて変化させることのできる方法が求められている。
【0008】
さらに上記の問題点に加えて、現行の投射型表示装置では光源の明るさが固定されているため、例えば暗めの鑑賞環境においては画面が明るくなりすぎたり、また、投射距離や投射レンズのズーミングにより投射スクリーンサイズを変化させた際に、それに応じて画面の明るさが変化してしまうという問題点もあった。
【0009】
発明の開示
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、ランプの光出力強度を変化させることなく光変調手段への入射光量を変化させることができ、映像表現力や使用環境への順応性の面で優れた効果を発揮することのできる投射型表示装置とこれに用いる照明装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の照明装置は、投射型表示装置の光変調手段を照明するために用いられる照明装置であって、光源と、前記光源から入射される光の照度分布を均一化する均一照明手段と、前記光源から射出される光の光軸上に設置され、前記光源からの射出光の光量を調節する調光手段とを備え、外部からの情報に基づいて前記調光手段を制御することによって前記均一照明手段から射出される光の光量を調節可能としたことを特徴とする。
【0011】
本発明者は、光源の光出力強度を変化させることなく、映像に応じて被照明領域に入射される光の量を調節するための手段として、従来の照明装置に対して、外部からの情報に基づいて光量が調節される調光手段を付加すればよいことを見い出した。上記の「外部からの情報」には、例えば、光変調手段に供給される映像信号に基づく情報、投射拡大率に基づく情報、使用環境下における明るさの状況に基づく情報、使用者の好みに基づく情報などが挙げられる。
【0012】
すなわち、本発明の照明装置によれば、光源からの射出光の光量を調節する調光手段が備えられ、この調光手段が上記外部からの情報に基づいて制御される構成となっているため、投射型表示装置に用いたときに調光手段の作用により、例えば外部からの情報が映像信号に基づく情報の場合、その時の映像シーンが明るい場面であれば光量が多くなるように、暗い場面であれば光量が少なくなるように光源からの射出光の光量が調節される。このようにして、光源の光出力強度が一定のままでも被照明領域において映像に応じた明るさの光を得ることができ、投射型表示装置のダイナミックレンジの拡張に寄与することができる。同様に、投射拡大率、使用環境下における明るさの状況、もしくは使用者の好み等に応じた明るさの光を得ることができる。
【0013】
前記均一照明手段の具体的な形態としては、例えばロッドレンズ等もあるが、本発明の場合、光軸に沿って光源に近い側から順次配置されたフライアイレンズと、それによって形成された複数の2次光源像を照明面において重ね合わせるための重畳レンズで構成されたものを好適に用いることができる。フライアイレンズを用いる均一照明手段においては、フライアイレンズによって複数の2次光源像が形成され、この複数の2次光源像が、重畳レンズとしてその後段に設けられた第2のフライアイレンズやコンデンサーレンズによって重畳されることにより元々の光源光が持っている照度分布を均一化することができる。
【0014】
前記調光手段の具体的な形態としては、調光手段が、前記光源からの射出光の少なくとも一部を遮断可能に構成された遮光部材からなり、前記遮光部材による前記射出光の遮光面積が調節可能とされたものを用いることができる。
この構成によれば、遮光部材の作用によって光源からの射出光を遮光する程度を容易に調節することができ、本発明の照明装置に好適な調光手段を実現することができる。
【0015】
前記遮光部材の設置位置としては、フライアイレンズと重畳レンズとの間、重畳レンズの射出側、フライアイレンズと光源との間の3通りが考えられる。
【0016】
特に第1のフライアイレンズと重畳レンズとの間に設ける場合、もしくは重畳レンズの射出側に設ける場合には、遮光部材を、フライアイレンズを構成する各レンズの焦点の近傍に配置することが望ましい。
フライアイレンズから射出された光束は、フライアイレンズを構成する各レンズの焦点近傍で一旦絞られるが、遮光部材をここに配置した場合、光束が絞られた領域で減光が行われるので、被照明領域における照度分布に影響を与えることなく、調光を行うことができる。また、この部分には、フライアイレンズの焦点距離に応じた隙間が予め設けられているので、その間に遮光部材を配置しても、その他部品の光学配置を変更する必要がない。
【0017】
前記遮光部材の具体的な形態としては、遮光部材が、その主面と平行な方向に移動可能に構成された遮光板からなり、遮光板の移動量により光量が調節可能とされたものを例示することができる。
この構成によれば、例えば遮光板に何らかの遮光板駆動機構を設けるなどして、遮光板を平行移動可能に構成することによって、遮光板で遮る光の量を変化させ、遮光板の設置箇所を透過する光量を容易に調節することができる。
【0018】
もしくは、遮光部材が、その主面と平行な方向に延在する回動軸を中心として回動可能に構成された遮光板からなり、遮光板の回動角度により光量が調節可能とされたものを例示することができる。
この構成によれば、例えば回動軸にステッピングモータを接続するなどして、遮光板を回動させることにより遮光板の設置箇所を透過する光の量を容易に応答性良く調節することができる。例えば、遮光板の板面が光軸に平行になるように配置すれば、光の透過率を100%に近い値とすることができ、遮光板の板面が光軸に対して所定の角度になるまで回動させれば、設定した範囲内で最小の透過率に減光することができ、被照明領域において所望の明るさの光を得ることができる。
【0019】
また、遮光部材が、フライアイレンズから射出される光束それぞれに対して線対称に遮光を行う構成とすることが好ましい。より好ましくは、各光束の中心に対して中心対称に遮光を行うのがよい。
上述したように、フライアイレンズを構成する各レンズの焦点近傍では、フライアイレンズによって形成された複数の2次光源像による光束が絞り込まれている。しかしながら、ここで光束を前記遮光部材を用いて遮光する場合、むやみに遮光を行うと、照度分布の均一化の作用が阻害されてしまう。具体的に説明すると、例えば全ての光束に対して片側から遮光すると、被照明領域の片側のみが明るく、残りの片側が暗いというように照度分布が偏りを持つ場合がある。この問題の対策として、光束の中心を通る軸に対して線対称に遮光を行うと、被照明領域における照度分布も被照明領域の中心を通る軸に対して線対称となる。よって、均一照明手段を透過した後の光がまだ若干の照度分布を持っていたとしても、被照明領域における照度分布が偏りを持つ場合に比べて投射された映像の見栄えを良くすることができる。
さらに、各レンズの中心に対して中心対称に遮光を行うと、元々の光源光の持つ照度分布により合致した遮光の形態となり、照度分布をより均一化することができる。
【0020】
また、前記遮光部材が、フライアイレンズから射出される光束それぞれの中心を通る軸に対して線対称に遮光を行う構成に代えて、光束群全体の中心を通る軸に対して線対称に遮光を行う構成としても良い。この場合も、より好ましくは、光束群全体の中心に対して中心対称に遮光を行うのが良い。
この構成の場合も、上記の各レンズの中心を通る軸に対して線対称に遮光を行う場合と同様の作用、効果を得ることができる。すなわち、一つ一つの2次光源像については、遮光により明るさの偏りが生じるが、このようにすることで、それらを重畳した被照明領域における照度分布を均一にすることができる。
【0021】
上記のように対称的に遮光を行うための具体的な手段として、例えば遮光部材が、フライアイレンズから射出された隣り合う光束の間に配置され、かつ光軸と垂直に設けられたスリット状の開口部を有する2枚の遮光板からなり、これら2枚の遮光板を、各々の主面と平行な方向で互いに逆向きに移動可能とした構成を採ることができる。もしくは、遮光部材が、光軸と垂直に設けられた3枚以上の遮光板からなり、これら3枚以上の遮光板のうちの1枚はその位置を固定するとともに、光束群全体の中心線に対して線対称の位置にある残りの遮光板が互いに逆向きに移動するように構成することができる。
【0022】
また、上記の構成に加えて、本発明の照明装置は、フライアイレンズを構成する各レンズの焦点位置近傍に、光源からの射出光の偏光状態を一方向に揃えるための偏光ビームスプリッタ(Polarized Beam Splitter,以下、PBSと略記する)アレイとを設けても良い。
この構成によれば、例えば一偏光方向の光のみを利用して表示を行う液晶プロジェクタなどの投射型表示装置に本発明の照明装置を用いたときに、PBSアレイにおいて液晶ライトバルブで利用する側の偏光に揃えるように光源からの射出光の偏光変換を行うことができるので、光の利用効率を高めることができる。
【0023】
その場合、遮光部材として平行移動可能な2枚の遮光板を用いるものを採用するならば、その2枚の遮光板のうちの少なくとも一方が、PBSアレイ上の反射膜に光源からの射出光を直接入射させないための遮光板を兼ねる構成とすることが望ましい。
この構成によれば、PBSアレイと本発明の遮光部材にわたる装置構成を簡単化することができる。
【0024】
上記の構成において、前記PBSアレイの入射側に、第2のフライアイレンズを設け、この第2のフライアイレンズと遮光板の間、あるいはPBSアレイと遮光板の間の少なくともいずれか一方に間隙を設けることが望ましい。
この構成によれば、前記間隙に例えば冷却用の空気を流すことができ、光源からの強い光を遮光することで温度が上昇した遮光板を冷却することができる。
【0025】
遮光板の回動軸は、フライアイレンズから射出される光束の間となる場所に配置することが望ましい。
この構成によれば、フライアイレンズから射出される複数の光束それぞれの間の部分はもともとフライアイレンズで集光された光が到達しない部位であるから、回動軸をこの位置に配置した上で遮光板の板面が光軸に平行になるように遮光板を位置させた場合には、光が遮断されることがほとんどなく、調光をかけない場合に明るさが低下することがない。
【0026】
遮光板は光の透過率が全体的に均一なものであってよいことは勿論であるが、部分的に光の透過率が異なる領域を有していてもよい。具体的には、例えば遮光板をガラス上に金属薄膜を形成した板により構成し、その膜厚に分布を持たせるなどしても良い。また、例えば遮光板の形状を長方形状としたときに縁部を単なる直線状に形成するのではなく、縁部に凹凸形状を付与するようにしてもよい。
【0027】
このようにして、遮光板内に部分的に光の透過率が異なる領域を設けた場合、フライアイレンズが作り出す複数の2次光源像のそれぞれに対してランダムな分布で遮光が行なわれるので、それらが重畳されたものはこれらの分布が交じり合うことにより照度分布が均一化され、被照明領域における照度の均一性を高めることができる。
【0028】
遮光板の数については、一つだけ設けてもよいし、光軸に垂直な面に沿って複数配置してもよい。
複数の遮光板を配置した場合、一つ一つの遮光板の寸法を小さくすることができるので、遮光板をよりフライアイレンズを構成する各レンズの焦点位置の近くに配置することが可能になり、被照明領域における照度分布により影響を与えることなく、調光を行うことができる。また、小さい遮光板であれば、既存の均一照明手段の配置を変えることなくこれらの間に挿入することができ、照明装置が大型化することもない。
【0029】
特に、複数の遮光板を、フライアイレンズから射出される光束の列毎に対応して配置した場合、遮光板の寸法を最も小さくすることができ、上記の効果を確実に得ることができる。
【0030】
さらに、複数の遮光板を、フライアイレンズから射出される光束群の中心線を境にして、それぞれ反対の方向に回動させるようにした場合、結果として光束群全体の中心に対して線対称に遮光することとなるため、より均一な照明を得ることができる。
【0031】
また複数の遮光板を設けた場合、これら遮光板を一斉に同一の角度だけ回動させる構成でもよいが、例えば一部の遮光板のみを回動させ、残りの遮光板は静止させておく構成、もしくは複数の遮光板の回転角に差をつけて回動させる構成、もしくはこれらを組み合わせた構成などにより調光を行ってもよい。
これらの構成によれば、よりきめ細かな調光を行うことができる。
【0032】
次に、遮光板の設置位置をフライアイレンズと光源との間とした場合、光源の照度分布がもともと大きいため、フライアイレンズと光源との間に遮光板を入れても照度分布にそれ程大きな影響はなく、被照明領域における照度分布を小さくすることができる。
【0033】
また、遮光板をこの位置に配置した場合も、上記(フライアイレンズと重畳レンズとの間)の場合と同様、遮光板を、光軸に垂直な面に沿って複数配置したり、複数の遮光板のうち、一部の遮光板のみを回動させたり、複数の遮光板を回転角に差をつけて回動させたりする構成を採用することができる。これらの場合も上記と同様の効果を得ることができる。また、この配置において複数の遮光板を用いる場合、光源と均一照明手段の間の距離を短くできるので、装置の小型化を図ることができる。
【0034】
さらに、複数の遮光板を設ける場合、これら遮光板を独立して駆動することに代えて、一つの回動軸を中心として一体に回動可能に構成してもよい。
この構成によれば、遮光板の数が複数であっても回動軸が一つで済み、回動機構をはじめとする装置構成を簡略化することができる。
【0035】
また、複数の遮光板の大きさやピッチは全て揃えてもよいが、場所によって異ならせてもよい。
このようにして遮光板全体の設計を最適化することにより、被照明領域における照度分布を良好に維持することができる。
【0036】
また上記のように、フライアイレンズを構成する複数のレンズの境界に沿うように遮光板の回動軸を配置すれば、調光をかけない場合に明るさが低下しないという効果が得られるが、遮光板の回動軸をフライアイレンズを構成する複数のレンズの配列方向に対して傾けた場合、回動軸が必ずレンズの中央を横切る箇所があるため、調光をかけない場合でも明るさが若干低下する懸念がある。しかしながら、この構成においては、遮光板の縁部に凹凸形状を付与した場合と同様、個々のレンズによって異なる領域で遮光が行なわれるので、重畳されたときに照度分布が均一化され、被照明領域における照度の均一性を高めることができる。
【0037】
遮光部材を用いて遮光するのはよいが、遮光部材の表面で光が反射されると、その反射光が表示に何らかの悪影響を与える恐れがある。その点、遮光部材のうちの少なくとも光が照射される側の表面に光吸収性を有する材料を用いることにより不要な反射光の発生を抑えることができ、表示品位を高めることができる。また、その他の箇所に光吸収材を配置する必要がないので、装置構成が簡単になる。
【0038】
これに対して、遮光部材のうちの少なくとも光が照射される側の表面に光反射性を有する材料を用いてもよい。その場合、遮光部材からの反射光が照明光路の外側に放出されるように遮光部材が回動する構成とすることが望ましい。
この構成によれば、遮光部材による反射光が不要に散乱して表示に悪影響を与えるのを防止することができる。
【0039】
表面が光反射性を有する遮光部材を用いる場合、遮光部材からの反射光が光源に戻らない角度で所望の最小透過光量が得られるように構成されていることが望ましい。
この構成によれば、遮光部材からの反射光が光源に備えられた反射板等で再度反射し、不要に散乱したり、光源光と干渉するなどして表示に悪影響を与えるのを防止することができる。
【0040】
さらに光反射性を有する遮光部材を用いる場合、遮光部材からの反射光が到達する位置にこの反射光を吸収する光吸収材を設けることが望ましい。
この構成によれば、例えば遮光部材からの反射光が到達する位置に照明装置の構成要素が配置されていた場合であっても、その構成要素が温度上昇して不具合が生じるのを回避することができる。
【0041】
本発明の投射型表示装置は、照明手段と、前記照明手段から射出される光を変調する光変調手段と、前記光変調手段により変調された光を投射する投射手段とを有する投射型表示装置であって、照明手段として、上記本発明の照明装置を備えたことを特徴とする。
【0042】
この構成によれば、光源の光出力強度が一定のままでも被照明領域において所望の明るさの光が得られる照明装置を備えているため、投射型表示装置のダイナミックレンジを拡張することができ、映像表現力や使用環境への順応性に優れた投射型表示装置を実現することができる。
【0043】
上記本発明の投射型表示装置の駆動手段としては、映像を構成する1フレームあたりの映像信号に基づいて前記調光手段を制御する制御信号を決定する制御信号決定手段と、前記制御信号に基づいて前記調光手段を制御する調光制御手段と、前記映像信号を前記制御信号に基づいて伸張する映像信号伸張手段とを備えることが望ましい。
【0044】
この構成によれば、まず制御信号決定手段において映像を構成する1フレームあたりの映像信号に基づいて調光手段を制御するための制御信号が決定され、調光制御手段がこの制御信号に基づいて調光手段を制御することにより映像に応じて明るさが変化する光を光変調手段に供給する一方、映像信号伸張手段が制御信号に基づいて映像信号を伸張する。この動作によって、投射型表示装置のダイナミックレンジを拡張することができ、映像表現力や使用環境への順応性に優れた投射型表示装置を実現することができる。
【0045】
本発明の投射型表示装置の駆動方法は、上記本発明の投射型表示装置の駆動方法であって、前記調光手段を制御する制御信号を、映像を構成する1フレームあたりの映像信号に基づいて決定し、前記制御信号に基づいて前記調光手段を制御することにより前記光変調手段を照明する光の光量を調節するとともに、前記映像信号を前記制御信号に基づいて伸張し、この伸張した映像信号を前記光変調手段に供給することによって映像を生成することを特徴とする。
【0046】
この構成によれば、投射型表示装置のダイナミックレンジを拡張することができ、映像表現力が高い映像を得ることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
発明を実施するための最良の形態
[投射型表示装置]
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
まず最初に、本発明の照明装置を備えた投射型表示装置の一例である投射型液晶表示装置について図9〜図13を用いて説明する。
本実施の形態の投射型液晶表示装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色毎に透過型液晶ライトバルブを備えた3板式の投射型カラー液晶表示装置である。図9はこの投射型液晶表示装置を示す概略構成図であって、図中、符号1は照明装置、2は光源、3,4はフライアイレンズ(均一照明手段)、5は遮光板(調光手段)、13,14はダイクロイックミラー、15,16,17は反射ミラー、22,23,24は液晶ライトバルブ(光変調手段)、25はクロスダイクロイックプリズム、26は投射レンズ(投射手段)を示している。
【0048】
本実施の形態における照明装置1は、光源2とフライアイレンズ3,4と遮光板5と光吸収体6とから構成されている。光源2は高圧水銀ランプ等のランプ7とランプ7の光を反射するリフレクタ8とから構成されている。また、光源光の照度分布を被照明領域である液晶ライトバルブ22,23,24において均一化させるための均一照明手段として、光源2側から第1のフライアイレンズ3、第2のフライアイレンズ4が順次設置されている。ここで、第1のフライアイレンズ3は複数の2次光源像を形成し、第2のフライアイレンズ4はライトバルブ位置においてそれらを重畳する重畳レンズとしての機能を有する。場合によっては2次光源像を重畳するためのコンデンサーレンズを第2のフライアイレンズ4の位置、もしくはその後段に配しても良い。以下では重畳レンズとして第2のフライアイレンズが用いられた場合について説明を行う。第2のフライアイレンズ4は後述するPBSアレイと組み合わせて用いることにより、偏光変換素子を構成することもできるようになっている。
本実施の形態の場合、光源2から射出された光の光量を調節する調光手段として、遮光板5が第1のフライアイレンズ3と第2のフライアイレンズ4との間に回動可能に設置されている。そして、第1のフライアイレンズ3および第2のフライアイレンズ4の上方に光吸収体6が設置されている。なお、照明装置の構成については後で詳しく説明する。
【0049】
照明装置1の後段の構成を以下、各構成要素の作用とともに説明する。
青色光・緑色光反射のダイクロイックミラー13は、光源2からの光束のうちの赤色光LRを透過させるとともに、青色光LBと緑色光LGとを反射させるものである。ダイクロイックミラー13を透過した赤色光LRは反射ミラー17で反射されて赤色光用液晶ライトバルブ22に入射される。一方、ダイクロイックミラー13で反射した色光のうち、緑色光LGは緑色光反射用のダイクロイックミラー14によって反射され、緑色光用液晶ライトバルブ23に入射される。一方、青色光LBはダイクロイックミラー14も透過し、リレーレンズ18、反射ミラー15、リレーレンズ19、反射ミラー16、リレーレンズ20からなるリレー系21を経て青色光用液晶ライトバルブ24に入射される。
【0050】
各液晶ライトバルブ22,23,24によって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム25に入射される。このプリズムは4つの直角プリズムが貼り合わされ、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されてカラー画像を表す光が形成される。合成された光は投射光学系である投射レンズ26によりスクリーン27上に投射され、拡大された画像が表示される。
【0051】
次に、本実施の形態の投射型液晶表示装置30の駆動方法について説明する。
図10は本実施の形態の投射型液晶表示装置30の駆動回路の構成を示すブロック図である。調光機能を持たない従来の投射型液晶義示装置の場合、入力された映像信号は適当な補正処理を経て、そのまま液晶パネルドライバに供給されるが、調光機能を有し、かつそれを映像信号に基づいて制御する本実施の形態の場合、基本的な構成として、以下に説明するようにデジタル信号処理ブロックであるDSP(1)〜DSP(3)などの回路が必要となる。
【0052】
本実施の形態では、図10に示すように、アナログ信号として入力された映像信号がADコンバータ31を経て第1のデジタル信号処理回路であるDSP(1)32(制御信号決定手段)に入力される。DSP(1)32では、映像信号から明るさ制御信号が決定される。DSP(2)33(調光制御手段)では、明るさ制御信号に基づいて調光素子ドライバ34を制御し、最終的には調光素子ドライバ34が調光素子35(本実施の形態の場合は遮光板5)を実際に駆動する。
【0053】
一方、DSP(1)32で決定された明るさ制御信号は、映像信号とともにDSP(3)36(映像信号伸張手段)にも入力される。DSP(3)36では明るさ制御信号に基づいて映像信号を適当な階調範囲に伸張する。伸張処理後の映像信号はDAコンバータ37により再びアナログ信号に変換された後、パネルドライバ38に入力され、パネルドライバ38から赤色光用液晶ライトバルブ22(図10中のRパネル)、緑色光用液晶ライトバルブ23(同、Gパネル)、青色光用液晶ライトバルブ24(同、Bパネル)のそれぞれに供給される。
【0054】
ここで、照明装置1の制御方法に関しては、[1]表示映像適応型の制御、の他に、[2]投射拡大率による制御、[3]外部からの制御、などが考えられる。以下にそれぞれの方法について説明する。
[1]表示映像適応型の制御
まず、表示映像適応型の制御、すなわち明るい映像シーンでは光量が多くなり、暗いシーンでは光量が少なくなるような表示映像に適応した明るさ制御を行う場合について考える。この場合、上記で説明したように、DSP(1)32で映像信号に基づいて明るさ制御信号が決定されるが、その方法には例えば次の3通りが考えられる。
【0055】
(a)注目しているフレームに含まれている画素データのうち、明るさが最大の階調数を明るさ制御信号とする方法。
例えば0〜255の256ステップの階調数を含む映像信号を想定する。連続した映像を構成する任意の1フレームに着目した場合、そのフレームに含まれる画素データの階調数毎の出現数分布(ヒストグラム)が、図11Aのようになったとする。この図の場合、ヒストグラムに含まれる最も明るい階調数が190であるので、この階調数190を明るさ制御信号とする。この方法は、入力される映像信号に対し、最も忠実に明るさを表現できる方法である。
【0056】
(b)注目しているフレームに含まれている階調数毎の出現数分布(ヒストグラム)より、最大の明るさから出現数について一定の割合(例えば10%)となる階調数を明るさ制御信号とする方法。
例えば映像信号の出現数分布が図12のようであった場合、ヒストグラムより明るい側から10%の領域をとる。10%に相当するところの階調数が230であったとすると、この階調数230を明るさ制御信号とする。図12に示したヒストグラムのように、階調数255の近傍に突発的なピークがあった場合、上記(a)の方法を採用すれば、階調数255が明るさ制御信号となる。しかしながら、この突発的なピーク部分は画面全体における情報としてはあまり意味をなしていない。これに対して、階調数230を明るさ制御信号とする本方法は、画面全体の中で情報として意味を持つ領域によって判定する方法と言うことができる。なお、上記の割合は2〜50%程度の範囲で変化させてもよい。
【0057】
(c)画面を複数のブロックに分割して、ブロック毎、含まれている画素の階調数の平均値を求め、最大のものを明るさ制御信号とする方法。
例えば図13に示すように、画面をm×n個のブロックに分割し、それぞれのブロックAll,…,Amn毎の明るさ(階調数)の平均値を算出し、そのうちで最大のものを明るさ制御信号とする。なお、画面の分割数は6〜200程度とすることが望ましい。この方法は、画面全体の雰囲気を損なうことなく、明るさを制御できる方法である。
上記(a)〜(c)の方法について、明るさ制御信号の判定を、表示領域全体に対して行う他に、例えば表示領域の中央部分など、特定の部分だけに上記方法を適用することもできる。この場合、視聴者が注目している部分から明るさを決定するような制御の仕方が可能となる。
【0058】
次にDSP(2)33において、上記の方法で決定した明るさ制御信号に基づいて調光素子ドライバ34を制御するが、この方法にも例えば次の3通りが考えられる。
【0059】
(a)出力された明るさ制御信号に応じてリアルタイムで制御する方法。
この場合はDSP(1)32から出力された明るさ制御信号をそのまま調光素子ドライバ34に供給すればよいため、DSP(2)33での信号処理は不要となる。この方法は映像の明るさに完全に追従する点で理想的ではあるが、映像の内容により画面の明暗が短い周期で変化することもあり、鑑賞時に余計なストレスを感じるなどの問題が発生する恐れがある。
【0060】
(b)出力された明るさ制御信号にLPF(ローパスフィルター)をかけ、その出力で制御する方法。
例えばLPFによって1〜30秒以下の明るさ制御信号の変化分をカットし、その出力によって制御する。この方法によれば、細かい時間の変化分はカットされるため、上記のような短い周期での明暗の変化を避けることができる。
【0061】
(c)明るさ制御信号の切り替わりエッジを検出する方法。
明るさ制御信号に所定の大きさ以上(例えば60階調以上)の変化があった場合にのみ調光素子34を制御する。この方法によれば、シーンの切り替わりなどのみに応じた制御を行うことができる。
【0062】
このようにして、例えば階調数190が明るさ制御信号に決定された場合、最大明るさ(階調数255)の光量を100%とすると、190/255=75%の光量が得られるように調光素子35を駆動する。本実施の形態の場合、調光素子35は具体的には遮光板5であるから、透過率が75%(遮光率が25%)となるように遮光板5を回動させる。同様に、階調数230が明るさ制御信号である場合、230/255=90%の光量が得られるように調光素子35を駆動する。
【0063】
一方、DSP(3)36では、DSP(1)32で決定された明るさ制御信号と映像信号に基づいて映像信号を適当な階調範囲まで伸張する。例えば最大階調範囲にまで伸張する場合、上記の例では表示可能な最大階調数が255であるから、図11Aの例で明るさ制御信号が階調数190の場合、階調数0〜190までの映像信号を図11Bに示すように階調数0〜255まで伸張する。このような照明光量の制御と映像信号の伸張処理によって、映像のダイナミックレンジを拡張しつつ、滑らかな階調表現を実現することができる。
【0064】
[2]投射拡大率による制御
投射レンズ26のズーミングに対応させて制御する。通常は液晶ライトバルブ(被照明領域)における単位面積あたりの光量が一定であるから、拡大側では画面が暗くなり、縮小側で明るくなる傾向にある。したがって、これを補正するように、拡大側に変化させた場合には光量が増えるように、縮小側に変化させた場合には光量が減るように調光素子35を制御する。
【0065】
[3]外部からの制御
使用者が好みに応じて調光素子35を制御できるようにする。例えば暗い鑑賞環境においては光量が少なく、明るい鑑賞環境においては光量が多くなるように調光素子35を制御する。この場合、使用者がコントローラを用いて、もしくは調光素子を直接操作するなどして調節する構成としてもよいし、明るさセンサなどを設けて自動的に制御される構成としてもよい。ただし、これら[2]、[3]の制御を行うためには、図10でDSP(1)32〜DSP(3)36のような回路は不要であるが、それ以外の回路構成が必要になる。
【0066】
[照明装置−1]
次に、本発明の第1の実施の形態の照明装置について図1、図2A及び2Bを用いて説明する。
本実施の形態では、均一照明手段を構成する2枚のフライアイレンズの間に遮光板を装入した照明装置の例を示す。図1は本実施の形態の照明装置の概略構成を示す側面図、図2A及び2Bは同、照明装置の遮光板側から第2のフライアイレンズを見た状態を示す正面図である。
【0067】
本実施の形態の照明装置1は、図1に示すように、光源2とフライアイレンズ3,4と遮光板5と光吸収体6とから構成されている。光源2は、高圧水銀ランプ等のランプ7とランプ7の光を反射するリフレクタ8とから構成されている。また、光源2側から第1のフライアイレンズ3、第2のフライアイレンズ4が順次設置されている。各フライアイレンズ3,4は、複数(本実施の形態では例えば6×8個)のレンズ9,10から構成されており、光源2から射出された光の照度分布を被照明領域である液晶ライトバルブにおいて均一化させるための均一照明手段として機能する。
【0068】
光源2から射出された光の光量を調節する調光手段として、1枚の長方形状の遮光板5が第1のフライアイレンズ3と第2のフライアイレンズ4との間に回動可能に設置されている。遮光板5は、2枚のフライアイレンズ3,4のうち、液晶ライトバルブに近い側の第2のフライアイレンズ4の近傍に設置されており、遮光板5の幅Wは2枚のフライアイレンズ3,4の間隔Bの半分以下に設定されている。遮光板5の中央には水平方向に延在する回動軸11が設けられている。回動軸11にはステッピングモータ等の駆動手段(図示せず)が接続されており、調光素子ドライバ34からの駆動信号を受けて遮光板5を高速応答で回動させることができる構成となっている。
【0069】
遮光板5の回動軸11は、図2Aに示すように、第2のフライアイレンズ4を構成する複数のレンズ10の横の配列方向に対して平行であり、さらに隣り合うレンズ10(図2Aにおける上から4番目と5番目のレンズ)の境界に沿って配置されている。遮光板5は例えばアルミニウム、スチール、ステンレス等の材料で構成されており、回動した状態で光源2に対向する側の面が光源2から射出された光を反射させる反射面5aとなっている。
【0070】
図2Aでは、反射面5aが光源2からの射出光の光軸と平行に位置しており(図1において遮光板5の輪郭を2点鎖線で示した状態)、光源2からの射出光が100%透過する状態(調光をかけていない状態)となっている。これに対して、図2Bでは、図2Aの状態から反射面5aが光源2の方向に向くように遮光板5が回動された様子を示しており(図1において遮光板5の輪郭を実線で示した状態)、光源2からの射出光が例えば30%だけ透過する状態(調光をかけた状態)となっている。
【0071】
また図1に示すように、所望の最小透過光量が30%であったとすると、この最小透過光量が得られる状態まで遮光板5を傾けたときに遮光板5からの反射光が光源2に戻らない角度になるように、遮光板5の寸法などが設定されている。そして、遮光板5の傾きの程度によらずに常に遮光板5からの反射光が到達する2枚のフライアイレンズ3,4の外側の位置には、この反射光を吸収するため、石綿等、光の反射率が高くなく、また不燃性の材料からなる光吸収材6が設置されている。
【0072】
本実施の形態の照明装置1によれば、均一照明手段を構成する2枚のフライアイレンズ3,4の間に回動可能な遮光板5が備えられ、この遮光板5が映像信号に基づいて高速に回動する構成となっているため、例えば投射型表示装置の映像シーンが明るい場面であれば光量が多くなるように、暗い場面であれば光量が少なくなるように光量が調節される。これにより、光出力強度の制御が困難な高圧水銀ランプ等からなる光源2の光出力強度が一定のままでも液晶ライトバルブにおいて映像に応じた明るさの照明光を得ることができ、投射型表示装置のダイナミックレンジの拡張に寄与することができる。
【0073】
また、遮光板5が第2のフライアイレンズ4に近い側に配置されているため、光束が絞られた部位で減光が行われることになり、液晶ライトバルブの位置における照度分布に影響を与えることなく、調光を行うことができる。さらに、遮光板5の回動軸11が、第2のフライアイレンズ4を構成する複数のレンズ10の境界に沿うように配置されているので、図2Aに示した100%透過の状態では光がほとんど遮断されず、2枚のフライアイレンズ3,4の間に遮光板5を装入した構成であっても調光をかけない場合に明るさが低下することがない。
【0074】
また、本実施の形態では光反射性を有する遮光板5を用いているが、遮光板5からの反射光が光源2に戻らない角度で所望の最小透過光量が得られるように構成されているため、反射光が不要に散乱したり、干渉したりして表示に悪影響を与えるのを防止することができる。さらに、遮光板5からの反射光が到達する位置に光吸収材6が設けられているので、遮光板5からの反射光が到達する位置に照明装置の他の構成要素が配置されていた場合であっても、その構成要素が温度上昇して不具合が生じるのを回避することができる。
【0075】
[照明装置−2]
次に、本発明の第2の実施の形態の照明装置について図3A及び3Bを用いて説明する。
本実施の形態の照明装置の基本構成は第1の実施の形態と同様であり、異なる点は遮光板の形状のみである。したがって、本実施の形態では図3A及び3Bを用いて遮光板の形状についてのみ説明し、共通部分の説明は省略する。図3Aは100%透過の状態(調光をかけていない状態)、図3Bは30%透過の状態(調光をかけた状態)をそれぞれ示している。
【0076】
第1の実施の形態の場合、遮光板5の形状は長方形状であり、上下の辺が直線状に形成されていたのに対し、本実施の形態では、図3Bに示すように、遮光板40の形状は略長方形状ではあるが、上下の縁部が不規則に波打つように凹凸形状40aが付与されている。さらにその凹凸形状は、遮光を行う状態で第1のフライアイレンズに近い側が特に大きくなるように設計されている。
【0077】
本実施の形態の遮光板40を備えた場合、第1のフライアイレンズ3が作り出す複数の2次光源像のそれぞれに対してランダムな分布で遮光が行なわれるので、それらが重畳されたものはこれらの分布が交じり合うことにより照度分布が均一化され、液晶ライトバルブの位置における照度の均一性をより高めることができる。また、2次光源像を形成する第1のフライアイレンズ3に近い側にこのような構造を持たせた方がより大きな効果を得ることができる。さらに、ランプから出る光が光軸に対して中心対称な分布を持つことから、凹凸を上記のように設計することにより、その効果をより高めることができる。
【0078】
なお、上記の効果を得るためにランダムな分布で遮光を行なう手段としては、遮光板に凹凸形状を付与するほか、遮光板の端部から大きさや密度を異ならせた孔を開ける、また、部分的に光透過率の異なる領域を設けるなどの方法が考えられる。
【0079】
[照明装置−3]
次に、本発明の第3の実施の形態の照明装置について図4A及び4Bを用いて説明する。
本実施の形態の照明装置の基本構成は第1、第2の実施の形態と同様であり、異なる点は遮光板の回動軸の配置のみである。したがって、本実施の形態では図4A及び4Bを用いて遮光板の構成についてのみ説明し、共通部分の説明は省略する。図4Aは100%透過の状態(調光をかけていない状態)、図4Bは30%透過の状態(調光をかけた状態)をそれぞれ示している。
【0080】
第1の実施の形態の場合、遮光板5の回動軸11は、第2のフライアイレンズ4の複数のレンズ10の配列方向に対して平行で、レンズ10の境界に合わせて配置されていたのに対し、本実施の形態では、図4A、4Bに示すように、遮光板5の回動軸42は第2のフライアイレンズ4の複数のレンズ10の配列方向に対して傾いており、したがって、レンズ10の境界に沿うことなく、個々のレンズ10を横切るように配置されている。
【0081】
第1、第2の実施の形態のように、第2のフライアイレンズ4の複数のレンズ10の境界に合わせて遮光板5の回動軸11を配置した場合、調光をかけない場合に明るさが低下しないという効果が得られるが、本実施の形態のように、遮光板5の回動軸42を第2のフライアイレンズ4の複数のレンズ10の配列方向に対して傾けた場合、回動軸42がレンズ10の中央を横切る箇所があるため、調光をかけない場合でも明るさが若干低下する懸念がある。その反面、この構成においては、遮光板の縁部に凹凸形状を付与した第2の実施の形態と同様、図4Bに示すように、レンズによって異なる領域で遮光が行なわれる(図4Bにおいて遮光板5の向こう側に臨むレンズの三角形部分の形状がレンズによって異なっている)ので、重畳されたときに照度分布が均一化され、液晶ライトバルブの位置における照度の均一性をより高めることができる。
【0082】
[照明装置−4]
次に、本発明の第4の実施の形態の照明装置について図5を用いて説明する。
本実施の形態も2枚のフライアイレンズの間に遮光板を装入した点では第1〜第3の実施の形態と共通であるが、上記実施の形態では1枚の遮光板を用いたのに対し、本実施の形態では複数枚の遮光板を用いる点が異なっている。
図5は本実施の形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。図5において図1と共通の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0083】
本実施の形態の照明装置44は、図5に示すように、第1のフライアイレンズ3と第2のフライアイレンズ4との間に、光軸に垂直な面に合わせて複数の遮光板45a,45bが回動可能に設置されている。複数の遮光板45a,45bは第2のフライアイレンズ4の近傍に設置されており、各遮光板45a,45bの幅は各レンズ10の幅と同等かそれ以下に設定されている。そして、各遮光板45a,45bの中央には水平方向に延在する回動軸11が設けられており、各遮光板45a,45bの回動軸11はレンズ10の境界に合わせてそれぞれ配置されている。回動軸11にはステッピングモータ等の駆動手段が接続されており、遮光板45a,45bを個々に回動させる構成となっている。この際、各遮光板が連動して一斉に同じ角度だけ回動する構成であってもよいし、一部の遮光板のみが回動したり、回転角に差を持たせて回動したりする構成としてもよい。
【0084】
図5においては4個の遮光板45a,45bを示しているが、上側2個の遮光板45aと下側2個の遮光板45bは互いに逆向きに回動する構成となっている。すなわち、光源2からの射出光の光軸を中心として対称的に上下2個ずつの遮光板45a,45bがそれぞれ反射面が外側に向くように、上側2個の遮光板45aが図5における反時計回りに、下側2個の遮光板45bが図5における時計回りに回動するようになっている。換言すると、4個の遮光板45a,45bによって、第2のフライアイレンズ4全体の中心を通る軸(図5において紙面に垂直な方向に延びる軸)に対して線対称(上下対称)に遮光が行われる構成となっている。そして、所望の最小透過光量となる状態まで遮光板45a,45bを傾けたときに遮光板45a,45bからの反射光が光源2に戻らない角度になるように、遮光板45a,45bの寸法や数などが設定されている。遮光板45a,45bからの反射光が到達する2枚のフライアイレンズ3,4の外側の位置には、上側2個の遮光板45aからの反射光を吸収するための光吸収材6aと下側2個の遮光板45bからの反射光を吸収するための光吸収材6bとが設置されている。
【0085】
本実施の形態の場合、複数の遮光板45a,45bを配置したことによって一つ一つの遮光板の寸法を小さくすることができるので、液晶ライトバルブの位置における照度分布への影響をより小さくして調光を行うことができる。また、小さい遮光板であれば、既存の第1のフライアイレンズと第2のフライアイレンズの配置を変えることなく、それらの間に挿入することができ、照明装置が大型化することもない。特に本実施の形態の場合、各遮光板45a,45bの幅を各レンズ10の幅と同等かそれ以下に設定しているので、遮光板の寸法を充分に小さくすることができ、上記の効果を確実に得ることができる。
【0086】
また上述したように、複数の遮光板45a,45bを一斉に同一の角度だけ回動させてもよいが、例えば一部の遮光板のみを回動させ、残りの遮光板は静止させておく構成、もしくは複数の遮光板を角度差を持って回動させる構成、もしくはこれらを組み合わせた構成などを採用すれば、よりきめ細かな調光を行うことができる。
【0087】
さらに、4個の遮光板45a,45bによって、第2のフライアイレンズ4全体の中心を通る軸に対して線対称に遮光が行われるため、液晶ライトバルブにおける照度分布も液晶ライトバルブの中心を通る軸に対して線対称となる。よって、第2のフライアイレンズ4を透過した後の光がまだ若干の照度分布を持っていたとしても、液晶ライトバルブで重畳することにより均一にすることができる。また、図9に示したような青色に対応する画像のみ、画像の上下方向もしくは左右方向が他の2色の画像と逆転することになる投射型液晶表示装置に本実施の形態の照明装置44を用いた場合、スクリーン27の両側で色バランスが均一な画像を再現することができる。
【0088】
[照明装置−5]
次に、本発明の第5の実施の形態の照明装置について図6を用いて説明する。
第1〜第4の実施の形態の照明装置が2枚のフライアイレンズの間に遮光板を装入していたのに対し、本実施の形態では光源と第1のフライアイレンズとの間に遮光板を装入した点が異なっている。
図6は本実施の形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。図6において図1と共通の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0089】
本実施の形態の照明装置47は、図6に示すように、光源2と第1のフライアイレンズ3との間に、光軸に垂直な面に沿って複数の遮光板48a,48bが回動可能に設置されている。各遮光板48a,48bの中央には水平方向に延在する回動軸11が設けられており、各遮光板48a,48bの回動軸11はレンズ9の境界に沿うようにそれぞれ配置されている。回動軸11にはステッピングモータ等の駆動手段が接続されており、遮光板48a,48bを個々に回動させる構成となっている。この際、各遮光板48a,48bが連動して一斉に同じ角度だけ回動する構成であってもよいし、片側の遮光板のみが回動したり、角度差を持って回動したりする構成としてもよい。
【0090】
図6においては2個の遮光板48a,48bを示しているが、上側の遮光板48aと下側の遮光板48bは互いに逆向きに回動する構成となっている。すなわち、光源2からの射出光の光軸を中心として対称的に上下の遮光板48a,48bがそれぞれ反射面が外側に向くように、上側の遮光板48aが図6における反時計回りに、下側の遮光板48bが図6における時計回りに回動するようになっている。そして、所望の最小透過光量となる状態まで遮光板48a,48bを傾けたときに遮光板48a,48bからの反射光が光源2に戻らない角度になるように設定されている。遮光板48a,48bからの反射光が到達する位置には、上側の遮光板48aからの反射光を吸収するための光吸収材6aと下側の遮光板48bからの反射光を吸収するための光吸収材6bとが設置されている。
【0091】
本実施の形態の照明装置47では、遮光板48a,48bを光源2と第1のフライアイレンズ3との間に配置しているため、場合によっては照明装置のサイズが大きくなる恐れもある。その反面、光源2の照度分布がもともと比較的大きいため、光源2と第1のフライアイレンズ3との間に遮光板48a,48bを入れたところでそれ程大きな影響はなく、それよりもむしろ第1のフライアイレンズ3と第2のフライアイレンズ4との間に遮光板を入れなくて済むことで液晶ライトバルブの位置における照度分布を小さくすることができる。
【0092】
また、複数の遮光板48a,48bのうちの一部の遮光板のみを回動させたり、複数の遮光板を角度差を持って回動させたりする構成を採用すれば、よりきめ細かな調光を行うことができる。また、複数の遮光板48a,48bを逆回りに回動させる構成、遮光板48a,48bからの反射光の到達位置に光吸収材6a,6bを設置したことによる効果は上記と同様である。
【0093】
[照明装置−6]
次に、本発明の第6の実施の形態の照明装置について図7、図8を用いて説明する。
本実施の形態も第5の実施の形態と同様、光源と第1のフライアイレンズとの間に遮光板を装入した例であるが、複数の遮光板を一体に回動させる点が異なっている。
図7、図8は本実施の形態の照明装置の概略構成を示す側面図であって、図7は100%透過の状態(調光をかけていない状態)、図8は30%透過の状態(調光をかけた状態)をそれぞれ示している。図7、図8において図1と共通の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0094】
本実施の形態の照明装置50は、図7、図8に示すように、光源2と第1のフライアイレンズ3との間に、光軸に垂直な面に沿って複数の遮光板51a〜51eが設置されている。第5の実施の形態では各遮光板毎に回動軸が設けられており、各遮光板は独立して回動するように構成されていた。これに対して、本実施の形態では、複数の遮光板51a〜51eが、中央の遮光板51cに連結された一つの回動軸11を中心として図における時計回りに一体に回動する構成となっている。また、個々の遮光板51a〜51eの寸法やピッチは一様ではなく、場所によって異なっている。これら遮光板51a〜51eからの反射光が到達する位置には、この反射光を吸収するための光吸収材6が設置されている。
【0095】
本実施の形態の構成によれば、遮光板51a〜51eの数が複数であっても回動軸および回動機構が一つで済み、装置構成を簡略化することができる。また、個々の遮光板51a〜51eの寸法やピッチを場所によって異ならせることによって遮光板全体の設計を最適化することができ、液晶ライトバルブの位置における照度分布を良好に維持することができる。
【0096】
[照明装置−7]
次に、本発明の第7の実施の形態の照明装置について図15を用いて説明する。本実施の形態の照明装置の構成は、図5に示した第4の実施の形態とほぼ同様である。図15は本実施の形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。図15において図5と共通の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0097】
第4の実施の形態の照明装置44の場合、第1のフライアイレンズ3と第2のフライアイレンズ4との間に複数の遮光板45a,45bが設置されていたのに対し、本実施の形態の照明装置44Aにおいては、図15に示すように、第2のフライアイレンズ4の射出側に、光軸に垂直な面に合わせて複数の遮光板45a,45bが回動可能に設置されている。複数の遮光板45a,45bは第2のフライアイレンズ4の近傍に設置されており、各遮光板45a,45bの幅は各レンズ10の幅と同等かそれ以下に設定されている。そして、各遮光板45a,45bの中央には水平方向に延在する回動軸11が設けられており、各遮光板45a,45bの回動軸11はレンズ10の境界に合わせてそれぞれ配置されている点は、第4の実施の形態と同様である。図15においては4個の遮光板45a,45bを示しているが、上側2個の遮光板45aと下側2個の遮光板45bは互いに逆向きに回動する構成となっている。すなわち、4個の遮光板45a,45bによって、第2のフライアイレンズ4全体の中心を通る軸(図5において紙面に垂直な方向に延びる軸)に対して線対称(上下対称)に遮光が行われる構成となっている。
【0098】
本実施の形態の場合、複数の遮光板45a,45bを配置したことによって一つ一つの遮光板の寸法を小さくすることができるので、液晶ライトバルブの位置における照度分布への影響をより小さくして調光が行える、既存の第1のフライアイレンズ3と第2のフライアイレンズ4の配置を変えることなく遮光板45a,45bを挿入することができ、照明装置が大型化することがない、照度分布が対称化され、投射された映像の見栄えが良くなる、スクリーンの両側で色バランスが均一な画像を再現できる、といった第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0099】
[照明装置−8]
次に、本発明の第8の実施の形態の照明装置について図16〜図19Bを用いて説明する。
本実施の形態の照明装置の基本構成は第1の実施の形態と同様であるが、第2のフライアイレンズの射出側に偏光変換手段であるPBSアレイが設けられている点が異なっている。そして、遮光板が、第1〜第7の実施の形態で例示した回動方式のものではなく、スライド方式のものである点も異なっている。
図16は本実施の形態の照明装置の概略構成を示す平面図である。図16において図1と共通の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。図17A及び17Bは、照明装置のうち、第2のフライアイレンズとPBSアレイの部分のみを取り出して示す拡大平面図、図18A及び18B、図19A及び19Bは遮光板の正面図であり、図17A、図18A、図19Aは調光をかけていない状態、図17B、図18B、図19Bは調光をかけた状態をそれぞれ示している。
【0100】
本実施の形態の照明装置80は、図16および図17A、17Bに示すように、光源2側から第1のフライアイレンズ3、第2のフライアイレンズ4が順次設置され、第2のフライアイレンズ4の射出側にPBSアレイ81が設置されている。PBSアレイ81においては、偏光分離膜82と反射膜83とが交互に配置されており、偏光分離膜82の射出側には所定の直線偏光をそれと直交する直線偏光に変換する(例えばp偏光をs偏光に変換する)1/2波長板84が設けられている。そして、PBSアレイ81は、通常、光源2からの射出光を反射膜83に直接入射させないための遮光板が設けられているが、本実施の形態の場合、本発明の調光手段として機能する遮光板85がその機能を兼ねている。第2のフライアイレンズ4とPBSアレイ81とは所定の間隙をもって配置されており、遮光板85はその間隙に配置されている。
【0101】
図18A、18Bに2点鎖線で示したのは、第2のフライアイレンズ4を構成する平面視矩形状の各レンズ10の輪郭である。本実施の形態の場合、遮光板85は、左右方向に隣接するレンズ10の境界に沿って上下方向に延び、光の透過方向に重ね合わされた2枚の遮光板85A,85Bから構成されている。調光をかけない状態では、図17A、図18Aに示すように、2枚の遮光板85A,85Bは完全に重なった状態となっており、2枚の遮光板85A,85Bの中心軸が横方向に隣接するレンズ10の境界と重なっている。これら遮光板85A,85Bは、ステッピングモータなどの図示しない駆動機構によって主面に沿う方向に平行移動する(スライドする)構成となっている。そして、調光をかける際には、図17B、図18Bに示すように、2枚の遮光板85A,85Bが左右方向に互いに逆向きに同じ距離だけスライドし、レンズ10の両端の所定の領域が遮光される。例えば第2のフライアイレンズ4側の遮光板85Aが図18Bに矢印で示す左向き(図17Bにおいては図示上方向)に移動する一方、PBSアレイ81側の遮光板85Bが右向き(図17Bにおいては図示下方向)に移動する。遮光板85のこのような動作により、本実施の形態の照明装置80においては、2枚の遮光板85A,85Bが、第2のフライアイレンズ4の各レンズ10の中心を通る軸に対して左右対称に遮光を行う構成となっている。
【0102】
仮に第2のフライアイレンズの各レンズの片側のみを全てのレンズについて遮光したとすると、スクリーンの片側のみが明るく、残りの片側が暗いというように照度分布が偏りを持つ場合がある。これに対して、本実施の形態の照明装置80は、スライド方式の遮光板85を備えており、第2のフライアイレンズ4の各レンズ10の中心を通る軸に対して左右対称に遮光を行うので、被照明領域である液晶ライトバルブにおける照度分布も液晶ライトバルブの中心を通る軸に対して左右対称となる。よって、スクリーンの片側のみが明るく、残りの片側が暗いというような偏りがなく、投射映像の見栄えを良くすることができる。
【0103】
さらに、現状の3板方式の投射型表示装置の構成上、3色の光路の中で1色の光路のみはリレーレンズを介している関係でその1色に対応する画像のみは画像の上下方向もしくは左右方向が他の2色の画像と逆転せざるを得ない。そこで、仮に第2のフライアイレンズの各レンズの片側のみを遮光する照明装置を用いたとすると、例えばR、Gに対応する画像については画面の右側が明るく、左側が暗い一方、Bに対応する画像のみは画面の右側が暗く、左側が明るくなるというようなことが起こり、画面の右側と左側とで色バランスが変わってしまうという問題が生じる。その点、上記本実施の形態の照明装置80によれば、液晶ライトバルブにおける照度分布が中心軸に対して線対称となるので、画面の両側で色バランスが均一な画像を再現することができる。
【0104】
また本実施の形態の場合、2枚の遮光板85A,85Bが、PBSアレイ81の反射膜83に光源からの射出光を直接入射させないための遮光板を兼ねているので、別途遮光板を設ける必要がなく、装置構成を簡単化することができる。さらに、第2のフライアイレンズ4と2枚の遮光板85A,85Bの間に間隙が設けられているので、この間隙に冷却用の空気を流すことができ、光源2からの強い光を遮光することで温度が上昇した遮光板85A,85Bを冷却することができる。
【0105】
上では図18A、18Bに示したように、遮光板85A,85Bの縁が直線状に延びていたが、この形状に代えて、図19A、19Bに示すように、遮光板87A,87Bの縁の各レンズ10の上下方向の中央部を曲線状に窪ませたものを用いてもよい。光源2からの射出光は遮光板の位置において略中心対称な照度分布を持っているため、このような形状の遮光板87A,87Bを用いることにより、スクリーン上での照度分布をより均一化することができる。
【0106】
[照明装置−9]
次に、本発明の第9の実施の形態の照明装置について図20A及び20B、図21A及び21Bを用いて説明する。
本実施の形態の照明装置の基本構成は第8の実施の形態と同様であり、第2のフライアイレンズの射出側にPBSアレイが設けられ、第2のフライアイレンズとPBSアレイとの間に遮光板が設置されたものである。よって、全体構成の図示は省略する。そして、遮光板の構成が第8の実施の形態と若干異なっている。
図20A及び20Bは、本実施の形態の照明装置のうち、第2のフライアイレンズとPBSアレイの部分のみを取り出して示す拡大平面図、図21A及び21Bは遮光板の正面図であり、図20A、図21Aは調光をかけていない状態、図20B、図21Bは調光をかけた状態をそれぞれ示している。
【0107】
図20A、20Bに示すように、本実施の形態の照明装置も第8の実施の形態と同様、第2のフライアイレンズ4とPBSアレイ81との間に遮光板95が設置されている。遮光板95が、左右方向に隣接するレンズ10の境界に沿って上下方向に延びている点も第8の実施の形態と同様であるが、本実施の形態の場合、2枚の遮光板95R,95L,95Cのうち、PBSアレイ81側の遮光板95Cは位置が固定され、PBSアレイ81の反射膜83の入射側に配置されている。一方、第2のフライアイレンズ4側の遮光板95R,95Lは主面に沿う方向に平行移動する(スライドする)構成となっている。
【0108】
図20A、20Bは第2のフライアイレンズ4の中央部を図示したものであり、第2のフライアイレンズ4全体の中心にあたるレンズの境界に沿う遮光板のみは、位置が固定されたPBSアレイ81側の1枚の遮光板95Cのみで構成されている。そして、調光をかけない状態では、図20A、図21Aに示すように、2枚の遮光板95R,95L,95Cは完全に重なった状態となっており、2枚の遮光板95R,95L,95Cの中心軸が横方向に隣接するレンズ10の境界と重なっている。調光をかける際には、図20B、図21Bに示すように、移動可能に構成された第2のフライアイレンズ4側の遮光板95R,95Lについては、中央の遮光板95Cに対して右側に位置する遮光板95Rと左側に位置する遮光板95Lとが左右方向に互いに逆向きに同じ距離だけスライドし、レンズ10の両端の所定の領域が遮光される。例えば右側の遮光板95Rが図21Bに矢印で示す左向き(図20Bにおいては下側の遮光板が図示上方向)に移動する一方、左側の遮光板95Lが右向き(図17Bにおいては上側の遮光板が図示下方向)に移動する。遮光板95のこのような動作により、本実施の形態の照明装置においては、2枚の遮光板95R,95L,95Cが、第2のフライアイレンズ4全体の中心を通る軸に対して左右対称に遮光を行う構成となっている。
【0109】
本実施の形態の場合、各レンズ10毎に線対称となるように遮光を行うのではなく、第2のフライアイレンズ4全体に対して線対称となるように遮光を行う点で第8の実施の形態と異なる。この場合、各レンズ10については遮光により照度分布が生じてしまうが、それらを重畳したものについては均一にすることができる。その結果、本実施の形態の照明装置においても、スクリーンの片側のみが明るく、残りの片側が暗いというような偏りがなく、投射映像の見栄えを良くすることができる、画面の両側で色バランスが均一な画像を再現することができる、といった第8の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0110】
なお、第8、第9の実施の形態では、左右方向に隣接するレンズの境界に沿って上下方向に延びる遮光板の例で説明したが、これとは逆に、上下方向に隣接するレンズの境界に沿って左右方向に延びる遮光板を設ける構成としても良い。この場合も同様の効果を得ることができる。また、図19A及び19Bでは各レンズの中央部を若干窪ませた形状の縁を持つ遮光板87A,87Bを示したが、この構成に代えて、例えばカメラの絞りのような構成の遮光板を設け、光透過領域の形状をより円形に近いものとすると、スクリーンにおける照度分布をより均一化することができる。
【0111】
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば遮光板の形状や数、配置等に関しては上記実施の形態に限ることなく、適宜変更が可能である。また、上記実施の形態では遮光板が光反射性を有するものを用いたが、光吸収性を有する遮光板を用いることもできる。その場合、遮光板の材料としては、黒色アルマイト処理を施したアルミニウムなどを例示することができる。上記実施の形態では光変調手段として液晶ライトバルブを用いた投射型液晶表示装置の例を挙げたが、光変調手段としてDMDを用いた投射型表示装置に本発明を適用することも可能である。
【0112】
実施例
本発明者は、第1の実施の形態の照明装置を実際に製作し、遮光板が所望の調光機能を実現できるか否かを評価した。図14はその評価結果を示す図であって、遮光板の傾斜角度とスクリーン上の明るさとの関係を示している。図14において、横軸は遮光板の傾斜角度(度)であり、0度は遮光板の向きが光軸に平行になっている状態を示す。また、縦軸は遮光板の傾斜角度が0度のときを100%としたスクリーン面の明るさ(%)である。
【0113】
図14から明らかなように、遮光板の傾斜角度を0度から大きくするにつれてスクリーンの明るさが100%近傍から低下する傾向にあり、傾斜角度を30度以上とするとスクリーンの明るさが30%程度に低下することがわかった。したがって、本発明の照明装置によれば、遮光板の傾斜角度を制御することによってスクリーン上で所望の明るさの光を得ることができることが実証された。
【0114】
産業上の利用可能性
本発明の照明装置によれば、光源の光出力強度が一定のままでも被照明領域において映像に応じた明るさの光が得られ、投射型表示装置のダイナミックレンジの拡張に寄与することができる。そして、この照明装置の使用により、映像表現力や使用環境への順応性の面で優れた効果を持つ投射型表示装置を実現することができる。従って、本発明の照明装置は工業上有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。
【図2A】本発明の第1の実施形態の照明装置の遮光板側から第2のフライアイレンズを見た状態を示す正面図である。
【図2B】本発明の第1の実施形態の照明装置の遮光板側から第2のフライアイレンズを見た状態を示す正面図である。
【図3A】本発明の第2の実施形態の照明装置の遮光板側から第2のフライアイレンズを見た状態を示す正面図である。
【図3B】本発明の第2の実施形態の照明装置の遮光板側から第2のフライアイレンズを見た状態を示す正面図である。
【図4A】本発明の第3の実施形態の照明装置の遮光板側から第2のフライアイレンズを見た状態を示す正面図である。
【図4B】本発明の第3の実施形態の照明装置の遮光板側から第2のフライアイレンズを見た状態を示す正面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。
【図6】本発明の第5の実施形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。
【図7】本発明の第6の実施形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。
【図8】本発明の第6の実施形態の側面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態の投射型液晶表示装置の概略構成を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態の投射型液晶表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図11A】本発明の第1の実施形態の投射型液晶表示装置において、映像信号から明るさ制御信号を決定する第1の方法を説明するための図である。
【図11B】本発明の第1の実施形態の投射型液晶表示装置において、映像信号から明るさ制御信号を決定する第1の方法を説明するための図である。
【図12】本発明の第1の実施形態の第2の方法を説明するための図である。
【図13】本発明の第1の実施形態の第3の方法を説明するための図である。
【図14】本発明の実施例である投射型表示装置の調光機能を評価した結果を示す図である。
【図15】本発明の第7の実施形態の照明装置の概略構成を示す側面図である。
【図16】本発明の第8の実施形態の照明装置の概略構成を示す平面図である。
【図17A】本発明の第8の実施形態の照明装置のうち、第2のフライアイレンズとPBSアレイの部分のみを取り出して示す拡大平面図であり、図17Aは調光をかけていない状態を示している。
【図17B】本発明の第8の実施形態の照明装置のうち、第2のフライアイレンズとPBSアレイの部分のみを取り出して示す拡大平面図であり、図17Bは調光をかけた状態を示している。
【図18A】本発明の第8の実施形態の照明装置における遮光板の正面図であり、図18Aは調光をかけていない状態を示している。
【図18B】本発明の第8の実施形態の照明装置における遮光板の正面図であり、図18Bは調光をかけた状態を示している。
【図19A】本発明の第8の実施形態の遮光板の他の例を示す正面図であり、図19Aは調光をかけていない状態を示している。
【図19B】本発明の第8の実施形態の遮光板の他の例を示す正面図であり、図19Bは調光をかけた状態を示している。
【図20A】本発明の第9の実施形態の照明装置のうち、第2のフライアイレンズとPBSアレイの部分のみを取り出して示す拡大平面図であり、図20Aは調光をかけていない状態を示している。
【図20B】本発明の第9の実施形態の照明装置のうち、第2のフライアイレンズとPBSアレイの部分のみを取り出して示す拡大平面図であり、図20Bは調光をかけた状態を示している。
【図21A】照明装置における遮光板の正面図であり、図21Aは調光をかけていない状態を示している。
【図21B】照明装置における遮光板の正面図であり、図21Bは調光をかけた状態を示している。
【符号の説明】
1,44,47,50,44A,80…照明装置、2…光源、3…第1のフライアイレンズ(均一照明手段)、4…第2のフライアイレンズ(均一照明手段)、5,40,45a,45b,48a,48b,51,51a〜51e,85,85A,85B,87A,87B,95R,95L,95C…遮光板(調光手段)、6,6a,6b…光吸収体、11,42…回動軸、22,23,24…液晶ライトバルブ(光変調手段)、26…投射レンズ(投射手段)、30…投射型液晶表示装置(投射型表示装置)、32…DSP(1)(制御信号決定手段)、33…DSP(2)(調光制御手段)、35…調光素子、36…DSP(3)(映像信号伸張手段)、40a…凹凸形状、81…PBSアレイ。

Claims (30)

  1. 投射型表示装置の光変調手段を照明するために用いられる照明装置であって、
    光源と、前記光源から入射される光の照度分布を均一化する均一照明手段と、前記光源から射出される光の光軸上に設置され、前記光源からの射出光の光量を調節する調光手段とを備え、外部からの情報に基づいて前記調光手段を制御することによって前記均一照明手段から射出される光の光量が調節可能とされ、
    前記調光手段が、前記光源からの射出光の少なくとも一部を遮断可能に構成された遮光部材からなり、前記遮光部材による前記射出光の遮光面積が調節可能とされ、
    前記遮光部材のうち、少なくとも光が照射される側の表面が光反射性を有し、
    前記遮光部材からの反射光が照明光の光路の外側に反射するように前記遮光部材が回動することを特徴とする照明装置。
  2. 前記均一照明手段が、前記光軸に沿って前記光源に近い側から順次配置されたフライアイレンズと、前記フライアイレンズによって形成された複数の2次光源像を照明面において重ね合わせるための重畳レンズで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記遮光部材が、前記フライアイレンズと前記重畳レンズとの間に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記遮光部材が、前記フライアイレンズを構成する各レンズの焦点近傍に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記遮光部材が、前記重畳レンズの射出側に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  6. 前記遮光部材が、その主面と平行な方向に延在する回動軸を中心として回動可能に構成された遮光板からなり、前記遮光板の回動角度により前記光量が調節可能とされたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記遮光部材が、前記フライアイレンズから射出される光束それぞれに対して線対称に遮光を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記遮光部材が、前記フライアイレンズから射出される光束それぞれに対して中心対称に遮光を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の照明装置。
  9. 前記遮光部材が、前記フライアイレンズから射出される光束群の中心に対して線対称に遮光を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の照明装置。
  10. 前記遮光部材が、前記フライアイレンズから射出される光束群の中心に対して中心対称に遮光を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の照明装置。
  11. 前記遮光板が、部分的に光の透過率が異なる領域を有することを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  12. 前記遮光板の縁部が凹凸形状をなしていることを特徴とする請求項6または11に記載の照明装置。
  13. 前記遮光板が、前記光軸に垂直な面に沿って複数配置されたことを特徴とする請求項6,11、12のいずれか一項に記載の照明装置。
  14. 前記複数の遮光板が、前記フライアイレンズから射出される光束の列毎に対応して配置されたことを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
  15. 前記複数の遮光板を、前記フライアイレンズから射出される光束群の中心線を境として、それぞれ反対の方向に回動させることにより、前記光量を調節することを特徴とする請求項13または14に記載の照明装置。
  16. 前記複数の遮光板のうち、一部の遮光板のみを回動させることにより前記光量を調節することを特徴とする請求項13ないし15のいずれか一項に記載の照明装置。
  17. 前記複数の遮光板の回転角に差をつけて回動させることにより前記光量を調節することを特徴とする請求項13ないし16のいずれか一項に記載の照明装置。
  18. 前記遮光部材が、前記フライアイレンズと前記光源との間に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  19. 前記遮光部材が遮光板からなり、前記光軸に垂直な面に沿って複数配置されたことを特徴とする請求項18に記載の照明装置。
  20. 前記複数の遮光板を、前記フライアイレンズの中心線を境として、それぞれ反対の方向に回動させることにより、前記光量を調節することを特徴とする請求項19に記載の照明装置。
  21. 前記複数の遮光板のうち、一部の遮光板のみを回動させることにより前記光量を調節することを特徴とする請求項19または20に記載の照明装置。
  22. 前記複数の遮光板の回転角に差をつけて回動させることにより前記光量を調節することを特徴とする請求項19ないし21のいずれか一項に記載の照明装置。
  23. 前記複数の遮光板が、一つの回動軸を中心として一体に回動可能に構成されたことを特徴とする請求項19に記載の照明装置。
  24. 前記複数の遮光板の各々の大きさもしくは前記複数の遮光板間のピッチが場所によって異なっていることを特徴とする請求項19ないし23のいずれか一項に記載の照明装置。
  25. 前記遮光板の回動軸が、前記第1および第2のフライアイレンズを構成する複数のレンズの配列方向に対して傾いて配置されていることを特徴とする請求項6,11ないし24のいずれか一項に記載の照明装置。
  26. 前記遮光板からの反射光が前記光源に戻らない角度で所望の最小透過光量が得られるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし25のいずれか一項に記載の照明装置。
  27. 前記遮光板からの反射光が到達する位置に前記反射光を吸収する光吸収材が設けられたことを特徴とする請求項1ないし26のいずれか一項に記載の照明装置。
  28. 照明手段と、前記照明手段から射出される光を変調する光変調手段と、前記光変調手段により変調された光を投射する投射手段とを有する投射型表示装置であって、
    前記照明手段として、請求項1ないし27のいずれか一項に記載の照明装置を備えたことを特徴とする投射型表示装置。
  29. 映像信号に基づいて前記調光手段を制御する制御信号を決定する制御信号決定手段と、前記制御信号に基づいて前記調光手段を制御する調光制御手段と、前記映像信号を前記制御信号に基づいて伸張する映像信号伸張手段とを備えたことを特徴とする請求項28に記載の投射型表示装置。
  30. 請求項28に記載の投射型表示装置の駆動方法であって、
    映像信号に基づいて前記調光手段を制御する制御信号を決定し、前記制御信号に基づいて前記調光手段を制御することにより前記光変調手段を照明する光の光量を調節するとともに、前記映像信号を前記制御信号に基づいて伸張し、この伸張した映像信号を前記光変調手段に供給することによって映像を生成することを特徴とする投射型表示装置の駆動方法。
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