JP4958043B2 - 偏光照明装置及び投射表示装置 - Google Patents
偏光照明装置及び投射表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4958043B2 JP4958043B2 JP2007047147A JP2007047147A JP4958043B2 JP 4958043 B2 JP4958043 B2 JP 4958043B2 JP 2007047147 A JP2007047147 A JP 2007047147A JP 2007047147 A JP2007047147 A JP 2007047147A JP 4958043 B2 JP4958043 B2 JP 4958043B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- beam splitter
- light shielding
- polarization beam
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Description
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
該絞り装置は、互いにスライド可能に配置された二枚の可動遮光板と、該二枚の可動遮光板をスライドさせる駆動手段とを含み、
前記二枚の可動遮光板の各々には、前記偏光ビームスプリッタアレイの繰返し構造のピッチと同一ないし略同一ピッチで、かつ、長手方向が前記偏光ビームスプリッタの長手方向に一致するようにして、複数のスリット状の光透過部が形成され、該光透過部が形成された領域よりもスライド方向外側の領域に、前記単位構造体の幅と同等以上の幅を有する拡幅遮光部が形成されており、
前記駆動手段は、前記単位構造体の偏光ビームスプリッタの入射側端面と、前記二枚の可動遮光板の透過光部とが、全て一致ないし略一致する絞り開放状態を基点として、前記二枚の可動遮光板を、前記単位構造体の整列方向と平行、かつ、互いに逆方向へと同時に同一距離だけスライド駆動可能であり、前記可動遮光板に対し、前記単位構造体の偏光ビームスプリッタの幅と同等以内のスライド量を与える第1の駆動モードと、前記単位構造体の幅を超える任意のスライド量を与える第2の駆動モードとを備える駆動機構を含む偏光照明装置(請求項1)。
又、駆動手段によって、二枚の可動遮光板を、単位構造体の整列方向と平行、かつ、互いに逆方向へと同時に同一距離だけスライド駆動させることから、二枚の可動遮光板の、透過光部以外の部分(遮光部)によって遮光される偏光ビームスプリッタの面積変化率は、1枚の可動遮光板のみスライドさせる場合の、2倍の変化率となる。
又、絞り装置の絞り開放状態においては、単位構造体の偏光ビームスプリッタの入射側端面と、二枚の可動遮光板の透過光部とが、全て一致ないし略一致するが、本説明において「略一致する」を含む理由は、必要に応じ上記各要素を完全に一致させることなく、若干のずれを持たせる場合を含むことを明らかにしたものである。かかるずれ量については、光学特性の最適化を考慮して適宜設定されるものである。
本項に記載の偏光照明装置は、上記各関係を満たすことにより、光の利用効率が高く、かつ、絞り装置の開度の如何に関わらず、常に対称性の良好な投射光が得られるものである。なお、本説明において「A≒2B」としている理由は、Aと2Bとを完全に一致させることなく、若干の寸法差を持たせる場合を含むことを明らかにしたものである。かかる寸法差については、光学特性の最適化を考慮して適宜設定されるものである。
本項に記載の偏光照明装置は、光透過部の長手方向の長さが、光透過部が形成された領域の中心部からスライド方向外側に位置するものほど短くなるように形成されていることから、二枚の可動遮光板の透過光部により構成されるスリット状の開口は、遮光部を交互に含みつつ全体として円状の開口を形成し、バランスの良い投射光が得られる。
偏光ビームスプリッタアレイは、通常、光学接着剤(紫外線硬化型等)を用いて組み立てられることから、十分な耐熱性を得ることが困難である。そこで、偏光ビームスプリッタアレイの両主面(光の入射側端面及び出射側端面)を空冷するための送風装置を備えることが一般的である。そこで、本項に記載の偏光照明装置は、この送風装置を有効利用して、偏光ビームスプリッタアレイ用の冷却用冷風により、可動遮光板の熱も同時に除去し、偏光ビームスプリッタアレイ及び可動遮光板の温度上昇を防ぐことができる。特に、二枚の可動遮光板を閉じると、可動遮光板はより多くの光に照らされるが、それらの温度上昇が効果的に抑えられるので、レンズアレイと、前記偏光ビームスプリッタアレイとの間の空間の、温度上昇を回避することができる。
図1には、本発明の実施の形態に係る偏光照明装置30を備える投射表示装置32が示されている。偏光照明装置30は、光源ランプ34及びリフレクタ36から構成される光源部38と、第1のレンズアレイ40と、第2のレンズアレイ42と、偏光ビームスプリッタアレイ10と、視野レンズ44とを備えている。又、第2のレンズアレイ42と、偏光ビームスプリッタアレイ10との間に、絞り装置46が配置されている。絞り装置46は、二枚の可動遮光板26と、電動モータ48及びモータ駆動回路50を含む駆動手段52とを備えている。
なお、偏光照明装置30は、映像信号SIIに応答して変調する光変調素子として、LCOS(Liquid crystal on silicon)等の反射型液晶や、液晶以外の例えばDMD(Digital mirror device)等を用いた投射表示装置にも、当然に適用することも可能である。
アーム90の両端部には、二枚の可動遮光板26A、26Bの各々と係合する二本の駆動ピン92、94を備えている。駆動ピン92、94は、アーム90が電動モータ48に回転駆動されることにより、電動モータ48の回転軸48aを中心として、正反対の位置で円弧状の移動軌跡を描くものである。
なお、本発明の実施の形態では、電動モータ48は、絞りユニットベース78の、二枚の可動遮光板26A、26Bが配置された片面側と反対側の面に設けられているが、必要に応じて何れも絞りユニットベース78の同一面側に設けることも可能である。又、本発明の実施の形態では、二枚の可動遮光板26A、26Bが、絞りユニットベース78の片面に重ねて配置されているが、絞りユニットベース78を挟むようにして、二枚の可動遮光板26A、26Bを配置することとしても良い。
本発明の実施の形態に係る偏光照明装置30は、第2のレンズアレイ42と、絞り装置46と、偏光ビームスプリッタアレイ10とが、図4に示されるように配置されている。ここで、レンズアレイ42を構成する単位レンズ104の幅Aと、偏光ビームスプリッタアレイ10を構成する偏光ビームスプリッタ14の幅BとがA≒2Bの関係にあり、なおかつ、可動遮光板26A、26Bの各光透過部80A〜80F、82A〜82Fの幅Cと、各光透過部に挟まれた遮光部の幅Dとが、C+D=2B、B<C、D<Cの各関係を満たすように構成されている。なお、各光透過の幅Cはすべて同一であり、各光透過部に挟まれた遮光部の幅Dも、全て同一である。
図2及び図5には、「通常モード」における絞り開放状態が示されている。この状態では、偏光ビームスプリッタ14の入射側端面と、二枚の可動遮光板26A、26Bの透過光部80、82とが、全て一致する。しかも、偏光ビームスプリッタ14の入射側端面に対し、透過光部80、82の全面が一致していることから、二枚の可動遮光板26A、26Bの透過光部80、82により構成されるスリット状の開口の、開口面積OAは最大となる。なお、光学特性の最適化を考慮して、各スリット状の開口毎に、偏光ビームスプリッタ14、透過光部80、82に、若干のずれを持たせる場合もある。
図9(a)の例では、透過光部80Aと82C、透過光部80Bと82D、透過光部80Cと82E、透過光部80Dと82Fが一致した状態となり、これらの透過光部によって形成されるスリット状の開口が、各々、一部の偏光ビームスプリッタ14の入射側端面と一致する。従って、二枚の可動遮光板26A、26Bの透過光部80、82により構成されるスリット状の開口の開口面積OAは、「通常モード」における絞り開放状態(図5(b))と比較して減少する。
そして、「通常モード」における絞込み状態と同様に、二枚の可動遮光板26A、26Bの透過光部80、82により構成されるスリット状の開口の開口面積OAは、各開口毎に減少する。この際、偏光ビームスプリッタ14の幅方向の中心軸と、二枚の可動遮光板26A、26Bの透過光部80、82により構成されるスリット状の開口の幅方向の中心軸との位置関係は常に一定で、変化することはない。そして、最終的には、各スリット状の開口の開口面積OAは零となる(「スタンバイモード」)。
又、本構成の絞り装置の場合には、作成時に厳しい寸法制度を要求されることなく、開口面積OAを完全に零にすることができる。したがって、新たに部品を付加しなくとも、全閉を要件とする「スタンバイモード」に容易に対応することができる。
本発明の実施の形態では、この送風装置を有効利用して、偏光ビームスプリッタアレイ10用の冷却用冷風により二枚の可動遮光板26A、26Bの熱も同時に除去し、偏光ビームスプリッタアレイ10及び二枚の可動遮光板26A、26Bの温度上昇を防ぐことができる。特に、二枚の可動遮光板26A、26Bを閉じると、可動遮光板26A、26Bはより多くの光に照らされるが、それらの温度上昇が効果的に抑えられるので、第2のレンズアレイ42と、偏光ビームスプリッタアレイ10との間の空間の、温度上昇を回避することができる。
Claims (5)
- 光源と、複数の単位レンズが整列して構成されるレンズアレイと、偏光ビームスプリッタ及び反射ミラーを含む単位構造体が、複数整列した繰返し構造を有する偏光ビームスプリッタアレイと、絞り装置とを具備し、
該絞り装置は、互いにスライド可能に配置された二枚の可動遮光板と、該二枚の可動遮光板をスライドさせる駆動手段とを含み、
前記二枚の可動遮光板の各々には、前記偏光ビームスプリッタアレイの繰返し構造のピッチと同一ないし略同一ピッチで、かつ、長手方向が前記偏光ビームスプリッタの長手方向に一致するようにして、複数のスリット状の光透過部が形成され、該光透過部が形成された領域よりもスライド方向外側の領域に、前記単位構造体の幅と同等以上の幅を有する拡幅遮光部が形成されており、
前記駆動手段は、前記単位構造体の偏光ビームスプリッタの入射側端面と、前記二枚の可動遮光板の透過光部とが、全て一致ないし略一致する絞り開放状態を基点として、前記二枚の可動遮光板を、前記単位構造体の整列方向と平行、かつ、互いに逆方向へと同時に同一距離だけスライド駆動可能であり、前記可動遮光板に対し、前記単位構造体の偏光ビームスプリッタの幅と同等以内のスライド量を与える第1の駆動モードと、前記単位構造体の幅を超える任意のスライド量を与える第2の駆動モードとを備える駆動機構を含むことを特徴とする偏光照明装置。 - 前記レンズアレイを構成する単位レンズの幅Aと、前記偏光ビームスプリッタアレイを構成する偏光ビームスプリッタの幅BとがA≒2Bの関係にあり、なおかつ、前記可動遮光板の光透過部の幅Cと遮光部の幅Dとが、C+D=2B、B<C、D<Cの各関係を満たすように構成されていることを特徴とする請求項1記載の偏光照明装置。
- 前記可動遮光板の、前記光透過部の長手方向の長さが、前記光透過部が形成された領域の中心部からスライド方向外側に位置するものほど短くなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の偏光照明装置。
- 前記可動遮光板は、前記レンズアレイと、前記偏光ビームスプリッタアレイとの間に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の偏光照明装置。
- 請求項1から4記載の偏光照明装置により光量調整された直線偏光を、映像信号に応答して変調する光変調素子と、該光変調素子により得られる変調光の投射手段とを備えることを特徴とする投射表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007047147A JP4958043B2 (ja) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | 偏光照明装置及び投射表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007047147A JP4958043B2 (ja) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | 偏光照明装置及び投射表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008209730A JP2008209730A (ja) | 2008-09-11 |
JP4958043B2 true JP4958043B2 (ja) | 2012-06-20 |
Family
ID=39786078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007047147A Active JP4958043B2 (ja) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | 偏光照明装置及び投射表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4958043B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5257182B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2013-08-07 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP6286862B2 (ja) * | 2013-05-07 | 2018-03-07 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04104692A (ja) * | 1990-08-24 | 1992-04-07 | Fujitsu Ltd | 画像データ転送制御方式 |
US6947025B2 (en) * | 2001-10-09 | 2005-09-20 | Seiko Epson Corporation | Lighting apparatus and projection type display, and driving method therefore |
JP4254442B2 (ja) * | 2002-10-11 | 2009-04-15 | セイコーエプソン株式会社 | 照明装置及びプロジェクタ |
JP2005062849A (ja) * | 2003-07-28 | 2005-03-10 | Victor Co Of Japan Ltd | 照明光学系及び投射表示装置 |
JP2005106907A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 液晶プロジェクタ |
-
2007
- 2007-02-27 JP JP2007047147A patent/JP4958043B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008209730A (ja) | 2008-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7824037B2 (en) | Color separation device, imaging optical engine, and projection apparatus | |
JP4005292B2 (ja) | 照明光学系およびこれを用いた投射型表示装置 | |
US6388718B1 (en) | LCD projector of two-plate type | |
EP1607794A1 (en) | Projector | |
JP4166170B2 (ja) | 投写型映像表示装置 | |
JP2009133917A (ja) | 投射型画像表示装置及び偏光変換素子 | |
US20080225237A1 (en) | Projection display device | |
US7472995B2 (en) | Wavelength-selective polarization conversion element, projection displaying optical system and image projection apparatus | |
US20080030687A1 (en) | Image display device | |
JP2002090696A (ja) | 光学装置及び投射型表示装置 | |
JP4958043B2 (ja) | 偏光照明装置及び投射表示装置 | |
JP4033137B2 (ja) | 投影型画像表示装置及び光学系 | |
JP2003023585A (ja) | 光学装置 | |
JP6083994B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2004045907A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2006145863A (ja) | プロジェクタ | |
JP2011090069A (ja) | プロジェクタ | |
JP5424829B2 (ja) | 画像投射装置 | |
JP2003043255A (ja) | 色分離素子及び投影装置 | |
JP3723409B2 (ja) | 波長選択素子およびそれを用いた表示装置 | |
JP2007199432A (ja) | 光学ユニット及びこれを用いた投射型表示装置 | |
JP2011107435A5 (ja) | ||
JP4731744B2 (ja) | 偏光型光路分離素子および色分離合成素子および色分離方法および色合成方法およびカラー映像光合成装置およびカラー映像光合成方法および投影装置 | |
JP3895991B2 (ja) | 投写型映像表示装置 | |
JP2009003038A (ja) | 画像投射光学ユニット及び画像投射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120229 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120309 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |