JP5257182B2 - プロジェクター - Google Patents

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本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて光変調装置で変調して、画像を形成し、投射光学装置にて投射するプロジェクターがある。このようなプロジェクターでは、光源から射出された光束のうち所定の直線偏光光を透過させて、他の光束を除去する偏光変換素子が配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1において、偏光変換素子に対する光束入射側には、一枚の遮光部材が配設され、この遮光部材は、光源から射出される光束の一部を遮光している。
特開2003−287718号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源から射出される光束の一部を一枚の遮光部材で遮光しているため、遮光部材は、光を吸収し、吸収した光が熱に変換されて温度上昇しやすい。そして、遮光部材の熱が、遮光部材に近接する偏光変換素子に熱伝達しやすく、偏光変換素子の温度が上昇するという問題がある。
そこで、遮光部材を用いずに、偏光変換素子に高反射率を有する金属等を蒸着することで、光源から射出される光束の一部を効率的に反射させて、偏光変換素子の温度上昇を抑制することが考えられるが、製造コストが非常に高いという問題がある。
本発明の目的は、偏光変換素子の温度上昇を抑制し、かつ製造コストを低減できるプロジェクターを提供することにある。
本発明のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して投射するプロジェクターであって、前記光源から射出された光束を、偏光方向が互いに直交する2種類の直線偏光光に分離し、2種類の直線偏光光をいずれか一方の直線偏光光を有する偏光光に揃えて射出する偏光変換素子と、前記光源及び前記偏光変換素子の間に、前記光源から射出された光束の光軸に沿って互いに離間して配設され、前記光源から射出された光束の一部を遮光する第1遮光部材及び第2遮光部材を備え、前記第1遮光部材は、前記偏光変換素子の光束入射面に密着して固定され、前記第2遮光部材は、断熱部材により構成された隙間部材により、所定の隙間を介して前記第1遮光部材に固定されていることを特徴とする。
本発明では、第1遮光部材及び第2遮光部材が光源と偏光変換素子との間に離間して配設されている。光源から射出された光束のうち、不要な光束のほとんどは光源側に配置された第2遮光部材にて遮光され、光源側の第2遮光部材を透過した不要な光束の一部が偏光変換素子側に配置された第1遮光部材によって遮光される。光源側の第2遮光部材と偏光変換素子側に配置された第1遮光部材が離間しているので、光源側の第2遮光部材で光束を遮光することにより発生する熱は、偏光変換素子側に配置された第1遮光部材に伝達せず、偏光変換素子側に配置された第1遮光部材で遮光する光束は少ないので、第1遮光部材で発生した熱が偏光変換素子に対して伝達されても、第1遮光部材の温度上昇が抑制されているので、偏光変換素子の温度上昇も抑制できる。
また、例えば、偏光変換素子に金属等を蒸着することなく、安価な金属製の第1遮光部材を使用した場合であっても、上述したように、第1遮光部材の温度上昇が抑制されているので、偏光変換素子の温度上昇を抑制できる。
また、第1遮光部材は、前記偏光変換素子の光束入射面に密着して固定されている。
ところで、偏光変換素子は、光源から射出された光束を、偏光分離膜により偏光方向が互いに直交する第1の直線偏光光及び第2の直線偏光光に分離し、第1の直線偏光光を透過させ、第2の直線偏光光を反射している。そして、第1の直線偏光光は、位相差板に入射して、第2の直線偏光光に変換されて射出される。第2の直線偏光光は、反射膜で反射されて、光路が略90°変更されて射出される。すなわち、光源から射出された光束は、略1種類の第2の直線偏光光となって、偏光変換素子から射出される。
そして、偏光変換素子における光束入射方向の後段側に配置される入射側偏光板は、吸収型偏光板を採用しているため、偏光変換素子から射出された第2の直線偏光光と略同一の偏光方向を有する偏光光のみを透過させ、その他の光束を吸収している。
例えば、偏光変換素子と第1遮光部材との間に隙間がある場合には、光源から射出される光束の一部が当該隙間に進入して、反射膜に入射するおそれがある。この場合には、光束の一部が反射膜にて反射されて、偏光分離膜にて第1の直線偏光光及び第2の直線偏光光に分離されるものの、第1の直線偏光光は位相差板に入射することなく射出されることとなる。また、偏光分離膜にて分離された第2の直線偏光光が位相差板に入射した場合には、第2の直線偏光光は、第1の直線偏光光に変換されて射出される。そのため、射出されたこれらの第1の直線偏光光は、偏光変換素子の光路後段側に位置する入射側偏光板にて吸収されることとなり、入射側偏光板の温度上昇の要因となっている。
本発明では、第1遮光部材は、偏光変換素子の光束入射面に対して密着して固定されているので、光源から射出される光束の一部が第1遮光部材で良好に遮光されて、偏光変換素子の反射膜に対して入射することを防止できる。従って、偏光変換素子の光路後段側に配設される入射側偏光板が、偏光変換素子から射出された第1の直線偏光光を吸収することを抑制でき、入射側偏光板の温度上昇を抑制できる。
また、第1遮光部材を偏光変換素子に密着させた場合であっても、上述したように、第1遮光部材で遮光される光束は少ないので、第1遮光部材の温度上昇を抑制できる。従って、偏光変換素子の温度上昇も抑制できる。
本発明のプロジェクターでは、前記偏光変換素子は、前記光源から出射された光束に含まれる前記2種類の直線偏光光のうち、一方の直線偏光光を透過し、他方の直線偏光光を反射させる偏光分離膜と、前記偏光分離膜により反射された前記他方の直線偏光光を、前記偏光分離膜を透過した前記一方の直線偏光光の進行方向に沿う方向に反射させる反射膜と、前記偏光分離膜を透過した前記一方の直線偏光光の光路、及び、前記反射膜により反射された前記他方の直線偏光光の光路のうち、いずれかの光路上に設けられる位相差板と、を備え、前記第1遮光部材及び前記第2遮光部材は、それぞれ、前記偏光分離膜に応じた位置に当該偏光分離膜に入射される光が透過する開口部を有し、前記隙間部材は、前記第1遮光部材の光束入射面の隅部に設けられることが好ましい。
本発明の一実施形態に係るプロジェクターの概略構成を模式的に示す図。 前記実施形態における偏光変換素子及び遮光部材の斜視図。 前記偏光変換素子及び前記遮光部材の要部を示す図 前記偏光変換素子及び前記遮光部材の分解斜視図。 図3の一部を拡大し、偏光光の光路を示す図。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの構成]
図1は、プロジェクター1の概略構成を模式的に示す図である。
プロジェクター1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光をスクリーン(図示略)上に拡大投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、略直方体状の外装筐体2と、投射光学装置としての投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
なお、図1において、具体的な図示は省略したが、外装筐体2内において、投射レンズ3及び光学ユニット4以外の空間には、プロジェクター1内部の各構成部材を冷却する冷却ファン等を備えた冷却ユニット、プロジェクター1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、及びプロジェクター1内部の各構成部材を制御する制御装置等が配置されるものとする。
外装筐体2は、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、プロジェクター1の天面、前面、背面、及び側面をそれぞれ構成するアッパーケース、及びプロジェクター1の底面、前面、背面、及び側面をそれぞれ構成するロアーケース等で構成される。そして、各ケースは、互いにねじ等で固定されている。なお、外装筐体2は、合成樹脂等に限らず、その他の材料にて形成してもよく、例えば、金属等により構成してもよい。
投射レンズ3は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、光学ユニット4にて形成された画像光をスクリーン上に拡大投射する。
光学ユニット4は、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した画像光を形成する。この光学ユニット4は、図1に示すように、光源装置41と、照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、光学装置45と、光源装置41から射出された光束の照明光軸Aが内部に設定された照明光軸Aに対する所定位置に上述の各光学部品41〜45を収納する光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、図1に示すように、光源411及びリフレクター412等を備える。
そして、光源装置41は、光源411から射出された光束がリフレクター412によって射出方向が揃えられ、照明光学装置42に向けて光束を射出する。
照明光学装置42は、図1に示すように、第1レンズアレイ421、第2レンズアレイ422、偏光変換素子423、及び重畳レンズ424を備える。そして、光源装置41から射出された光束は、第1レンズアレイ421によって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ422の近傍で結像する。第2レンズアレイ422から射出された各部分光束は、その中心軸(主光線)が偏光変換素子423の入射面に垂直となるように入射し、偏光変換素子423にて略1種類の直線偏光光として射出される。偏光変換素子423から直線偏光光として射出され、重畳レンズ424を介した複数の部分光束は、光学装置45の後述する3つの光変調装置451上で重畳する。
色分離光学装置43は、図1に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432、及び反射ミラー433を備え、これらのダイクロイックミラー431,432、反射ミラー433により照明光学装置42から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学装置44は、図1に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、及び反射ミラー442,444を備え、色分離光学装置43で分離された色光、例えば、赤色光を光学装置45の後述する赤色光側の光変調装置451Rまで導く機能を有する。
光学装置45は、入射した光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する。この光学装置45は、図1に示すように、3つの光変調装置451(赤色光側の光変調装置を451R、緑色光側の光変調装置を451G、青色光側の光変調装置を451Bとする)と、各光変調装置451の光路前段側に配置される入射側偏光板452と、各光変調装置451の光路後段側に配置される射出側偏光板453と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。
3つの入射側偏光板452は、色分離光学装置43で分離された各光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた偏光方向と略同一の偏光方向を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、透光性基板上に偏光膜が貼付されて構成されている。
3つの射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の機能を有し、光変調装置451を介して射出された光束のうち、一定方向の偏光光を透過し、その他の光束を吸収する。
クロスダイクロイックプリズム454は、射出側偏光板453から射出された色光毎に変調された各色光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。そして、クロスダイクロイックプリズム454で形成された画像光は、投射レンズ3に射出されて、スクリーンへ拡大投射される。
[偏光変換素子の構成]
図2は、偏光変換素子423の斜視図である。
偏光変換素子423は、上述したように、第2レンズアレイ422と重畳レンズ424との間に配置され、第2レンズアレイ422から射出される光束を略1種類の偏光光に変更するものである。この偏光変換素子423の光路前段側には、図2に示すように、第1遮光部材11及び第2遮光部材12が配設されている。
図3は、偏光変換素子423及び各遮光部材11,12の要部を示す図であり、具体的には、説明の都合上、偏光変換素子423については平面視とし、各遮光部材11,12を断面視とした図である。
図4は、偏光変換素子423及び各遮光部材11,12の分解斜視図である。
偏光変換素子423は、入射する多種類のランダムな偏光光を有する光束を略1種類の直線偏光光に変換して射出するものである。この偏光変換素子423は、図3に示すように、互いに略平行な光束入射面と光束射出面とが形成され、この光束射出面には、位相差板4231が取り付けられている。
また、偏光変換素子423は、図3に示すように、光束射出面に対して略45度の角度の界面で順次設けられた複数の透光性基板4232と、これらの透光性基板4232にそれぞれ設けられた偏光分離膜4232A及び反射膜4232Bとを有する。
位相差板4231は、図3に示すように、偏光分離膜4232Aからの光束が透過する部分に取り付けられている。また、この位相差板4231は、透光性基板4232から射出されたP偏光光(第1の直線偏光光)及びS偏光光(第2の直線偏光光)の光束のうち、P偏光光の位相をπずらしてS偏光光に変換する。
透光性基板4232は、図3に示すように、断面三角形や断面平行四辺形の角柱部材から形成されている。この透光性基板4232は、界面を構成する斜面に偏光分離膜4232Aと反射膜4232Bとが光束入射方向及び光束射出方向に対して略45°に傾斜し、等しい配列ピッチで交互に配置されている。
偏光分離膜4232Aは、誘電体多層膜で形成され、入射するP偏光光及びS偏光光を、P偏光光とS偏光光とに分離し、S偏光光を反射し、P偏光光を透過するように構成されている。
反射膜4232Bは、単一金属材料または合金等で形成され、偏光分離膜4232Aで反射されるS偏光光を反射するように構成されている。
[遮光部材の構成]
第1、第2遮光部材11,12は、図4に示すように、複数の開口部111,121が帯状に形成された金属製の板状部材であり、同一部材で構成される。そして、この各遮光部材11,12は、第2レンズアレイ422から射出された光束のうち、反射膜4232Bに進入する光束を遮断するものである。そのため、各遮光部材11,12は、図3に示すように、各開口部111,121を一致させて、第2レンズアレイ422から射出される光束が偏光分離膜4232Aに入射するように、偏光変換素子423に対して取り付けられている。
第1遮光部材11は、図3に示すように、偏光変換素子423の光束入射面に対して、接着剤等により密着固定されている。
第2遮光部材12は、図3に示すように、第1遮光部材11の光束入射面に対して、隙間部材13を介して、第1遮光部材11と所定の隙間Sを設けた状態で固定されている。この際、第2遮光部材12の開口部121は、第1遮光部材11の開口部111に対応する位置となるように配置されている。
隙間部材13は、第2遮光部材12に発生する熱を第1遮光部材11に対して熱伝達することを防止するために、断熱部材で構成されている。この隙間部材13は、図4に示すように、略矩形状に形成され、第1遮光部材11の光束入射面の四隅部分に配設されている。なお、本実施形態では、隙間部材13は、第1遮光部材11の光束入射面の四隅部分に配設されたが、第2遮光部材12の光束射出面に配設されてもよい。
[偏光光の光路]
図5は、図3の一部を拡大し、偏光変換素子423及び各遮光部材11,12に入射する偏光光の光路を示す図である。
図5中の光束A1は、第2レンズアレイ422から射出される複数の部分光束のうち、反射膜4232Bに進入する光束であり、第2遮光部材12にて遮断される。
図5中の光束A2は、第2遮光部材12で遮断し切れない光束であり、光路中のいずれかで乱反射した散乱光である。光束A2は第1遮光部材11にて遮断される。不要な光束の大半は光束A1であり、第2遮光部材で不要な光束の大半が遮光されることになる。 各遮光部材11,12の各開口部111,121を通過した複数の部分光束は、偏光分離膜4232AにてP偏光光及びS偏光光に分離される。分離されたP偏光光は、偏光分離膜4232Aを透過し、S偏光光は偏光分離膜4232Aで反射して、光路が略90°変換される。
偏光分離膜4232Aを透過したP偏光光は、位相差板4231に入射し、位相をπずらされてS偏光光として重畳レンズ424(図1参照)に射出される。
また、偏光分離膜4232Aで反射したS偏光光は、隣の反射膜4232Bで再度反射され、再度、光路が略90°変換されて、重畳レンズ424(図1参照)に射出される。
従って、偏光変換素子423から射出される光束は、略1種類のS偏光光となる
これにより、偏光変換素子423によって略1種類の偏光光(S偏光光)に変換された各部分光束は、図1に示すように、重畳レンズ424によって最終的に光学装置45の光変調装置451上に重畳される。偏光光を変調するタイプの光変調装置を用いたプロジェクター1では、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置41からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子423を用いることで、光源装置41からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置45での光の利用効率が高められる。
上述した本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、第1、第2遮光部材11,12が光源411と偏光変換素子423との間に離間して配設されている。光源411から射出された不要な光束の大半は、第2遮光部材12で遮光される。第1遮光部材12にて遮光される光束は比較的少なくなる。第2遮光部材12は光束を遮光することにより温度は上昇するが、第1遮光部材11とは離間して配設されているため、第2遮光部材12で発生した熱が第1遮光部材11および偏光変換素子423に伝達しない。また、第1遮光部材11で遮光される光束は少ないので、第1遮光部材11で発生する熱も少ない。よって、第1遮光部材11の温度上昇が抑制されているので、偏光変換素子423の温度上昇も抑制できる。
また、反射膜4232Bに進入する光束が第2遮光部材12を通って、隙間Sに入射した場合でも、第1遮光部材11が反射膜4232Bに進入する光束を遮断することとなる。
さらに、例えば、偏光変換素子423に金属等を蒸着することなく、安価な金属製の偏光変換素子423を使用した場合であっても、第1、第2遮光部材11,12が光源411と偏光変換素子423との間に離間して配設されているので、上述したように、第2遮光部材12で発生した熱の第2遮光部材12から偏光変換素子423への熱伝達を抑制できる。従って、偏光変換素子423を安価に構成した場合でも、偏光変換素子423の温度上昇を抑制することができる。
また、第1遮光部材11は、偏光変換素子423の光束入射面に対して密着して固定されているので、反射膜4232Bに進入する光束が偏光変換素子423と第1遮光部材11との間を通って、偏光変換素子423に入射されることなく、第1遮光部材11にて遮断される。すなわち、光源411から射出される光束の一部が第1遮光部材11で良好に遮光されて、偏光変換素子423の反射膜4232Bに対して入射することを防止できる。従って、偏光変換素子423の光路後段側に配設される入射側偏光板452が、偏光変換素子423から射出されたP偏光光を吸収することを抑制でき、入射側偏光板452の温度上昇を抑制できる。
さらに、光源411と偏光変換素子423との間に第1、第2遮光部材11,12が配設され、第1遮光部材11を偏光変換素子423に密着させた場合であっても、第1遮光部材で発生する熱は少ないので、第1遮光部材11の温度上昇を抑制できる。従って、偏光変換素子423の温度上昇も抑制できる。
[実施形態の変形]
前記実施形態では、第1、第2遮光部材11,12の2つの遮光部材で構成されたが、3つ以上の遮光部材を配設してもよい。
また、前記実施形態では、偏光変換素子423は、P偏光光を透過して、S偏光光を反射する構成であったが、S偏光光を透過して、P偏光光を反射する構成としてもよい。
前記実施形態では、第1、第2遮光部材11,12は同一部材で構成されたが、各遮光部材11,12の各開口部111,121の形状の大きさを任意に構成してもよい。
前記実施形態では、透過型の光変調装置451を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよい。
本発明は、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクターに利用できる。
1…プロジェクター、11…第1遮光部材(遮光部材)、12…第2遮光部材(遮光部材)、411…光源、423…偏光変換素子。

Claims (2)

  1. 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して投射するプロジェクターであって、
    前記光源から射出された光束を、偏光方向が互いに直交する2種類の直線偏光光に分離し、2種類の直線偏光光をいずれか一方の直線偏光光を有する偏光光に揃えて射出する偏光変換素子と、
    前記光源及び前記偏光変換素子の間に、前記光源から射出された光束の光軸に沿って互いに離間して配設され、前記光源から射出された光束の一部を遮光する第1遮光部材及び第2遮光部材を備え、
    前記第1遮光部材は、前記偏光変換素子の光束入射面に密着して固定され、
    前記第2遮光部材は、断熱部材により構成された隙間部材により、所定の隙間を介して前記第1遮光部材に固定されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記偏光変換素子は、
    前記光源から出射された光束に含まれる前記2種類の直線偏光光のうち、一方の直線偏光光を透過し、他方の直線偏光光を反射させる偏光分離膜と、
    前記偏光分離膜により反射された前記他方の直線偏光光を、前記偏光分離膜を透過した前記一方の直線偏光光の進行方向に沿う方向に反射させる反射膜と、
    前記偏光分離膜を透過した前記一方の直線偏光光の光路、及び、前記反射膜により反射された前記他方の直線偏光光の光路のうち、いずれかの光路上に設けられる位相差板と、を備え、
    前記第1遮光部材及び前記第2遮光部材は、それぞれ、前記偏光分離膜に応じた位置に当該偏光分離膜に入射される光が透過する開口部を有し、
    前記隙間部材は、前記第1遮光部材の光束入射面の隅部に設けられる
    ことを特徴とするプロジェクター。
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