JP2010224373A - プロジェクター - Google Patents

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Takuro Nagatsu
拓郎 永津
Hiroaki Yanai
宏明 矢内
Yohei Sakai
洋平 酒井
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Abstract

【課題】反射型偏光板で反射された不要な光束を除去できるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】プロジェクター1は、光を吸収する光吸収部材12と、3枚の液晶パネル451の各光射出側に配設され、液晶パネル451を介して射出された光束のうち、第1の偏光方向を有する直線偏光光L11のみを透過し、偏光方向が第1の直線偏光光L11に直交する第2の偏光方向を有する直線偏光光L12を反射して光吸収部材12に向けて射出する3枚の射出側偏光板453とを備え、クロスダイクロイックプリズム454は、3つの入射端面4541、及び射出端面4542を有する平面視矩形形状を有し、光吸収部材12は、平面視でクロスダイクロイックプリズム454の対角線上の4つの配置位置Dのうち少なくとも2つの配置位置Dに配設されるとともに、台座部材にて一体化されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する複数の光変調装置、及び各光変調装置により変調された光束を合成して画像光を形成する色合成光学装置を有する光学装置と、形成された画像光を投射する投射レンズとを備えるプロジェクターが知られている。
このようなプロジェクターでは、光変調装置(液晶パネル)の光入射側および光射出側には、通常、入射光束のうち所定の直線偏光光を透過させ、他の光束を除去する偏光板が配置される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターでは、液晶パネルの光射出側に配置される射出側偏光板として、反射型の偏光板が用いられ、射出側偏光板の耐光性および耐熱性を向上させるとともに、射出側偏光板にて反射された不要な光束を液晶パネルに入射させない構成としている。
国際公開WO01/55778
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターでは、反射型偏光板にて反射された不要な光束は、液晶パネルを避ける方向に進行するが、プロジェクター内部の他の構成部材等に対して入射する。そのため、当該他の構成部材等に射出された不要な光束が熱に変換されて、他の構成部材等が熱劣化してしまうという問題がある。
本発明の目的は、反射型偏光板で反射された不要な光束を除去できるプロジェクターを提供することにある。
本発明のプロジェクターは、3色の色光を画像情報に応じて変調する3つの光変調装置と、前記各光変調装置に対向する3つの入射端面、及び前記各光変調装置にて変調された各色光を合成した画像光を射出する射出端面を有する色合成光学装置とが一体化された光学装置を備えたプロジェクターであって、光を吸収する光吸収部材と、前記各光変調装置の各光射出側に配設され、前記光変調装置を介して射出された光束のうち、第1の偏光方向を有する直線偏光光のみを透過し、偏光方向が前記第1の偏光方向を有する直線偏光光に直交する第2の偏光方向を有する直線偏光光を反射して前記光吸収部材に向けて射出する3つの射出側偏光板とを備え、前記色合成光学装置は、前記3つの入射端面、及び前射出端面を有する平面視矩形形状を有し、前記光吸収部材は、平面視で前記色合成光学装置の対角線上の4つの配置位置のうち少なくとも2つの配置位置に配設されるとともに、台座部材にて一体化されていることを特徴とする。
本発明によれば、3つの光変調装置を備えたプロジェクターであり、光吸収部材は、平面視で色合成光学装置の対角線上の4つの配置位置のうち少なくとも2つの配置位置に配設される。そして、当該配置位置に配設される光吸収部材は、射出側偏光板から射出される第2の直線偏光光を吸収する。これによれば、光吸収部材は、光変調装置を避ける方向に進行し、プロジェクター内部の他の構成部材等に向う第2の偏光方向を有する直線偏光光を吸収できる。従って、射出側偏光板で反射された不要な光束である第2の偏光方向を有する直線偏光光を除去でき、プロジェクター内部の他の構成部材が熱劣化することを防止できる。
また、光吸収部材は台座部材と一体化されるので、光吸収部材の熱を台座部材に放熱することができ、光吸収部材の冷却効果を向上することができる。
本発明のプロジェクターでは、前記光吸収部材は、前記4つの配置位置のうち、隣接配置された前記各射出側偏光板間の第1の配置位置にそれぞれ配設されていることが好ましい。
ところで、第1の配置位置は、他の構成部材が配設されないデッドスペースとなりやすい。
本発明によれば、光吸収部材は、第1の配置位置に配設されるので、デッドスペースを有効利用することができる。従って、光吸収部材を備えた場合であっても光学装置の小型化を図れる。
本発明のプロジェクターでは、前記光吸収部材は、三角柱状に形成され、互いに交差する第1面及び第2面を備え、前記第1面及び第2面が前記隣接配置された前記各射出側偏光板に対向するように配設されていることが好ましい。
本発明によれば、光吸収部材は三角柱状を有し、第1の配置位置に配置されて、第1面及び第2面は、各射出側偏光板に対向配置される。すなわち、例えば、光吸収部材が四角柱状に形成されている場合と比べて、光吸収部材の小型化を図ることができるので、第1の配置位置の配置スペースを小さくでき、光学装置の小型化をより図ることができる。
本発明のプロジェクターでは、前記台座部材は、前記色合成光学装置における前記3つの入射端面及び前記射出端面に交差する端面に固定されていることが好ましい。
本発明では、台座部材は、色合成光学装置に固定されるので、台座部材として光学装置全体を保持する機能を持たせることができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクターの概略構成を模式的に示す図。 射出側偏光板の構成を模式的に示す斜視図。 前記射出側偏光板から射出される光束の光路を模式的に示す図。 図1の一部を拡大し、本実施形態の要部を示す模式図。 本実施形態の要部を模式的に示す斜視図。 図5における平面図。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、プロジェクター1の概略構成を模式的に示す図である。
プロジェクター1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光をスクリーン(図示略)上に拡大投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、略直方体状の外装筐体2と、投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
なお、図1において、具体的な図示は省略したが、外装筐体2内において、投射レンズ3及び光学ユニット4以外の空間には、プロジェクター1内部の各構成部材を冷却する冷却ファン等を備えた冷却ユニット、プロジェクター1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、及びプロジェクター1内部の各構成部材を制御する制御装置等が配置されるものとする。
外装筐体2は、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、プロジェクター1の天面、前面、背面、及び側面をそれぞれ構成するアッパーケース、及びプロジェクター1の底面、前面、背面、及び側面をそれぞれ構成するロアーケース等で構成される。そして、各ケースは、互いにねじ等で固定されている。なお、外装筐体2は、合成樹脂等に限らず、その他の材料にて形成してもよく、例えば、金属等により構成してもよい。
投射レンズ3は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、光学ユニット4にて形成された画像光をスクリーン上に拡大投射する。
光学ユニット4は、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した画像光を形成する。この光学ユニット4は、図1に示すように、光源装置41と、照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、光学装置45と、光源装置41から射出された光束の照明光軸Aが内部に設定された照明光軸Aに対する所定位置に上述の各光学部品41〜45を収納する光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、図1に示すように、光源411及びリフレクター412等を備える。
そして、光源装置41は、光源411から射出された光束がリフレクター412によって射出方向が揃えられ、照明光学装置42に向けて光束を射出する。
照明光学装置42は、図1に示すように、第1レンズアレイ421、第2レンズアレイ422、偏光変換素子423、及び重畳レンズ424を備える。そして、光源装置41から射出された光束は、第1レンズアレイ421によって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ422の近傍で結像する。第2レンズアレイ422から射出された各部分光束は、その中心軸(主光線)が偏光変換素子423の入射面に垂直となるように入射し、偏光変換素子423にて略1種類の直線偏光光として射出される。偏光変換素子423から直線偏光光として射出され、重畳レンズ424を介した複数の部分光束は、光学装置45の後述する3つの光変調装置としての液晶パネル451上で重畳する。
色分離光学装置43は、図1に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432、及び反射ミラー433を備え、これらのダイクロイックミラー431,432、反射ミラー433により照明光学装置42から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学装置44は、図1に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、及び反射ミラー442,444を備え、色分離光学装置43で分離された色光、例えば、赤色光を光学装置45の後述する赤色光側の液晶パネル451Rまで導く機能を有する。
光学装置45は、入射した光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する。この光学装置45は、図1に示すように、3つの液晶パネル451(赤色光側の液晶パネルを451R、緑色光側の液晶パネルを451G、青色光側の液晶パネルを451Bとする)と、各液晶パネル451の光路前段側に配置される入射側偏光板452と、各液晶パネル451の光路後段側に配置される射出側偏光板453と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。
3つの入射側偏光板452は、色分離光学装置43で分離された各光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた偏光方向と略同一の偏光方向を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、透光性基板上に偏光膜が貼付されて構成されている。
なお、本実施形態では、入射側偏光板452は、吸収型偏光板で構成されているが、反射型偏光板で構成されてもよい。
3つの射出側偏光板453(赤色光側の射出側偏光板を453R、緑色光側の射出側偏光板を453G、青色光側の射出側偏光板を453Bとする)は、図示しない支持部材等を介してクロスダイクロイックプリズム454に取り付けられる。射出側偏光板453は、液晶パネル451を介して射出された光束のうち、射出側偏光板453に入射する光束の透過軸に沿う偏光方向を有する第1の直線偏光光L11(図3、4参照)を透過する。ここで、本実施形態では、射出側偏光板453は、反射型偏光板で構成されている。
また、射出側偏光板453R,453Bの光射出側には、1/2波長板453A(図4参照)が配設されている。この1/2波長板453Aは、入射した赤、青色光の偏光方向を90°回転させるものである。
なお、射出側偏光板453の構成の詳細については、後述する。
クロスダイクロイックプリズム454は、3つの液晶パネル451に対向する3つの入射端面4541、及び画像光を射出する射出端面4542を備え、これら3つの入射端面及び射出端面に交差する端面に対して後述する台座部材11(図5参照)にて固定される。また、クロスダイクロイックプリズム454は、射出側偏光板453から射出された色光毎に変調された各色光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル451Gから射出され射出側偏光板453を介した色光を透過し、液晶パネル451R,451Bから射出され各射出側偏光板453を介した各色光を反射する。
なお、台座部材11の構成の詳細については、後述する。
〔射出側偏光板の構成〕
図2は、射出側偏光板453の構成を模式的に示す斜視図である。ここでは、緑色光側の射出側偏光板453Gを代表して図示し、以下に説明する。
射出側偏光板453は、図2に示すように、第1プリズム4531と、第1プリズム4531の光射出側に配設され、第1プリズム4531と同一の形状および屈折率を有する第2プリズム4532と、偏光素子本体4533とを備える。
第1プリズム4531は、断面直角三角形状を有する三角柱プリズムで構成されている。そして、第1プリズム4531は、断面直角三角形状の斜辺を除く他の一辺に相当する端面(入射端面)4531Aが光入射側に位置し、照明光軸Aに直交するように配設される。すなわち、第1プリズム4531は、断面直角三角形状の斜辺に相当する端面(射出側傾斜面)4531Bが光射出側に位置し、照明光軸Aに直交する平面(入射端面4531A)に対して傾斜した状態で配設されることとなる。
この第1プリズム4531において、射出側傾斜面4531Bには、反射防止膜4531B1が形成されている。
偏光素子本体4533は、第2プリズム4532における後述する入射側傾斜面4532Bに設けられ、第1の直線偏光光を透過し、偏光方向が第1の直線偏光光に直交する偏光方向を有する第2の直線偏光光を反射する反射型偏光子で構成されている。本実施形態では、偏光素子本体4533は、具体的な図示は省略したが、後述する入射側傾斜面4532Bにアルミニウム等の微細な線状リブが多数平行に形成された構成を有している。そして、偏光素子本体4533は、線状リブが延出している方向に、垂直な偏光方向の直線偏光光(第1の直線偏光光)を透過し、平行な偏光方向の直線偏光光(第2の直線偏光光)を反射する。
第2プリズム4532は、断面直角三角形状の斜辺に相当する端面(入射側傾斜面)4532Bが光入射側に位置し、射出側傾斜面4531Bに平行しつつ偏光素子本体4533が射出側傾斜面4531Bに対して所定間隔、離間した状態で配設される。すなわち、第2プリズム4532は、断面直角三角形状の斜辺を除く他の一辺に相当する端面(射出端面)4532Aが光射出側に位置し、照明光軸Aに直交(入射端面4531Aに平行)するように配設されることとなる。
図3は、射出側偏光板453から射出される光束の光路を模式的に示す図であり、具体的には、緑色光側の射出側偏光板453Gの横断面図である。
そして、射出側偏光板453は、上述した構成により、液晶パネル451を介した光束L1を以下に示すように射出する。
すなわち、光束L1は、図3に示すように、第1プリズム4531に導入され、偏光素子本体4533にて第1の直線偏光光L11および第2の直線偏光光L12に分離される。
第1の直線偏光光L11は、偏光素子本体4533を透過し、第2プリズム4532を介して射出され、クロスダイクロイックプリズム454に導入される。この際、第1の直線偏光光L11は、光束L1の進行方向と略同一方向に進行する。
一方、第2の直線偏光光L12は、偏光素子本体4533にて光入射側に反射され、入射端面4531Aに入射する。そして、第2の直線偏光光L12は、入射端面4531Aにて全反射し、第1プリズム4531における入射端面4531Aおよび射出側傾斜面4531Bに交差する射出端面4531Cから射出される。すなわち、第2の直線偏光光L12は、液晶パネル451を避ける方向(図3では、図面視において左方向)に射出される。なお、具体的な図示は省略したが、射出端面4531Cには、第2の直線偏光光L12の反射を防止するための反射防止膜が形成されている。
図4は、図1の一部を拡大した模式図であり、具体的には、射出側偏光板453から射出される光束の光路を示す図である。なお、台座部材11は、説明の都合上、図示を省略する。
光吸収部材12は、図4に示すように、平面視でクロスダイクロイックプリズム454の対角線上の4つの配置位置Dのうち、隣接配置された各射出側偏光板453間の第1の配置位置D1にそれぞれ配設される。すなわち、各射出側偏光板453から射出される第2の直線偏光光L12の射出方向には、2つの光吸収部材12が配設されている。そして、光吸収部材12は、図4に示すように、第2の直線偏光光L12を吸収する。
なお、光吸収部材12の構成の詳細については、後述する。
[台座部材の構成]
図5は、本発明の要部に係る射出側偏光板453及びクロスダイクロイックプリズム454の構成を模式的に示す斜視図である。
図6は、図5における平面図である。
台座部材11は、図6に示すように、略矩形状の板状体で形成される。台座部材11は、クロスダイクロイックプリズム454を図6における図面視奥側より保持し、光吸収部材12と一体化されている。また、台座部材11の平面視における面積は、本実施形態では、図6に示すように、クロスダイクロイックプリズム454の底面積よりもやや大きい。
なお、台座部材11の平面視における面積は、各射出側偏光板453の射出端面4532Aまで覆う大きさでないことが好ましい。これは、射出側偏光板453の射出端面4532Aとクロスダイクロイックプリズム454の入射端面4541との間に形成される隙間Sに、冷却空気を良好に流通させるためである。
また、投射方向と反対側における台座部材11の角部分の2箇所には、図5、6に示すように、2つの光吸収部材12が取り付けられている。
[光吸収部材の構成]
光吸収部材12は、図5、6に示すように、断面直角二等辺三角形状を有する三角柱で構成され、互いに直交する第1面121及び第2面122を備える。また、光吸収部材12は、クロスダイクロイックプリズム454の平面視での対角線上における第1の配置位置D1に配設されている。さらに、第1面121及び第2面122が、各射出側偏光板453に対向する位置に配設され、光吸収部材12は、各射出端面4531Cから射出される第2の直線偏光光L12(図4参照)を吸収し、熱に変換するものである。
なお、光吸収部材12の材料としては、光を吸収して熱に変換する材料であれば、いずれの材料で構成しても構わない。
上述した本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、3枚の液晶パネル451を備えたプロジェクター1であり、光吸収部材12は、平面視でクロスダイクロイックプリズム454の対角線上の4つの配置位置Dのうち第1の配置位置D1に配設される。そして、当該第1の配置位置D1に配設される光吸収部材12は、射出側偏光板453から射出される第2の直線偏光光L12を吸収する。これによれば、光吸収部材12は、液晶パネル451を避ける方向に進行し、プロジェクター1内部の他の構成部材等に向う第2の直線偏光光L12を吸収できる。従って、射出側偏光板453で反射された不要な光束である第2の直線偏光光L12を除去でき、プロジェクター1内部の他の構成部材が熱劣化することを防止できる。
また、光吸収部材12は台座部材11と一体化されるので、光吸収部材12の熱を台座部材11に伝導することができ、光吸収部材12の冷却効果を向上することができる。
ここで、第1の配置位置D1は、他の構成部材が配設されないデッドスペースとなりやすい。そこで、光吸収部材12は、第1の配置位置D1に配設されるので、デッドスペースを有効利用することができる。従って、光吸収部材12を備えた場合であっても光学装置45の小型化を図れる。
また、光吸収部材12が断面直角二等辺三角形状を有する三角柱で構成されることで、例えば、四角柱状に形成される場合と比べて、光吸収部材12の配設スペースを小さくし、光学装置45の小型化を図っている。
さらに、台座部材11は、クロスダイクロイックプリズム454に固定されるので、台座部材11として光学装置45全体を保持する機能を持たせることができる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、光吸収部材12は、三角柱状に形成されたが、これに限定されず、任意の形状であってもよい。
前記実施形態では、光吸収部材12は、第1の配置位置D1に配設されたが、第2の配置位置D2に配設してもよく、各射出側偏光板453から射出される第2の直線偏光光L12の射出方向に応じて配設すればよい。
本発明は、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクターに利用できる。
1…プロジェクター、11…台座部材、12…吸収部材、45…光学装置、121…第1面、122…第2面、451…液晶パネル(光変調装置)、453…射出側偏光板、454…クロスダイクロイックプリズム(色合成光学装置)、4541…入射端面、4542…射出端面、L1…光束、L11…第1の直線偏光光、L12…第2の直線偏光光、D…配置位置、D1…第1の配置位置。

Claims (4)

  1. 3色の色光を画像情報に応じて変調する3つの光変調装置と、前記各光変調装置に対向する3つの入射端面、及び前記各光変調装置にて変調された各色光を合成した画像光を射出する射出端面を有する色合成光学装置とが一体化された光学装置を備えたプロジェクターであって、
    光を吸収する光吸収部材と、
    前記各光変調装置の各光射出側に配設され、前記光変調装置を介して射出された光束のうち、第1の偏光方向を有する直線偏光光のみを透過し、偏光方向が前記第1の偏光方向を有する直線偏光光に直交する第2の偏光方向を有する直線偏光光を反射して前記光吸収部材に向けて射出する3つの射出側偏光板とを備え、
    前記色合成光学装置は、
    前記3つの入射端面、及び前射出端面を有する平面視矩形形状を有し、
    前記光吸収部材は、
    平面視で前記色合成光学装置の対角線上の4つの配置位置のうち少なくとも2つの配置位置に配設されるとともに、台座部材にて一体化されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光吸収部材は、
    前記4つの配置位置のうち、隣接配置された前記各射出側偏光板間の第1の配置位置にそれぞれ配設されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光吸収部材は、
    三角柱状に形成され、互いに交差する第1面及び第2面を備え、前記第1面及び第2面が前記隣接配置された前記各射出側偏光板に対向するように配設されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記台座部材は、前記色合成光学装置における前記3つの入射端面及び前記射出端面に交差する端面に固定されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019124120A1 (ja) * 2017-12-20 2019-06-27 ソニー株式会社 光学ユニットおよび投射型表示装置

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WO2019124120A1 (ja) * 2017-12-20 2019-06-27 ソニー株式会社 光学ユニットおよび投射型表示装置

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