JP4715167B2 - 照明装置、画像表示装置及びプロジェクタ - Google Patents

照明装置、画像表示装置及びプロジェクタ Download PDF

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Description

本発明は、照明装置、画像表示装置及びプロジェクタ、特に、プロジェクタに用いられる照明装置の技術に関する。
近年、プロジェクタの光源として、固体発光素子を用いることが提案されている。特に、固体発光素子である発光ダイオード(以下、「LED」という。)は、超小型、超軽量、長寿命であるという特徴を有する。また、LEDは、照明目的で用いるための開発、改良によって、高輝度化及び高効率化が図られている。このことから、プロジェクタの小型化及び低消費電力化を図るために、プロジェクタの照明装置にLEDを用いることが期待されている。
現在開発されているLEDをプロジェクタに用いる場合、明るい画像を得るためには、複数のLEDを用いる必要がある。複数のLEDを用いる場合、光量分布が良好な投写像を得るために、照明光の強度ムラを低減可能な構成とすることが重要である。複数のLEDからの光の強度ムラを低減するための技術としては、例えば、特許文献1に提案されているものがある。
特開2000−112031号公報
特許文献1に提案されている技術によると、LEDアレイと略同じ大きさの断面を有する導光路ブロックが用いられる。この場合、LEDの数を増やすに従い大型な導光路ブロックが必要となる。このため、明るい画像を得るためにLEDを増やすと、プロジェクタを小型にすることが困難となる。また、特許文献1に開示されている構成によると、LEDアレイは、照明対象である空間光変調装置の変調領域より小さい面積の領域に配置する必要がある。しかしながら、明るい投写像を得ることが可能な数のLEDを、空間光変調装置の変調領域より小さい面積の領域に収めることは非常に困難である。LEDアレイに合わせて大型な空間光変調装置を形成することも、コストの高騰を引き起こすと考えられる。
また、複数のLEDからの光を効率良く利用するために本出願人が検討する技術として、未公開の特願2003−135785にて提案するものがある。かかる技術によると、LEDからの光を集光することで、大型なLEDアレイからの光を空間光変調装置へ入射させることは可能である。しかし、LEDからの光を集光する構成を用いる場合、LEDアレイの周辺部からの光は、光軸に対して大きな角度をなす方向へ進行することとなる。光軸に対して大きな角度をなす方向へ進行する光が増加すると、プロジェクタの光学系で取り込める光が減少し、照明効率が低下してしまうと考えられる。このように、従来の技術では、複数の光源を用いて略均一な強度分布の光を供給する場合に、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成とすることが困難であるため問題である。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、複数の光源を用いて略均一な強度分布の光を供給する場合に、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成とすることが可能な照明装置、その照明装置を用いる画像表示装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、第1色光を供給する第1色光用照明装置と、該第1色光とは異なる第2色光を供給する第2色光用照明装置と、を含む照明装置であって、前記第1色光用照明装置は、複数の第1色光用光源部と、前記複数の第1色光用光源部からの光の強度分布を略均一にする第1色光用均一化部と、前記複数の第1色光用光源部ごとに設けられ、前記複数の第1色光用光源部のうち一の第1色光用光源部からの光を前記第1色光用均一化部へ導く導光部と、を含み、前記複数の第1色光用光源部のうち第1の第1色光用光源部は、前記第1の第1色光用光源部が前記第1色光用均一化部に並列し、かつ前記第1の第1色光用光源部からの光が前記第1の第1色光用光源部に設けられた前記導光部へ入射する向きと前記第1色光用均一化部から光が出射する向きとが互いに反対になるように設けられ、前記第2色光用照明装置は、第2色光用光源部と、前記第2色光用光源部からの光の強度分布を略均一にする第2色光用均一化部と、を含み、前記第1色光用均一化部の長さは前記第2色光用均一化部の長さと異なり、 前記第1色光用均一化部は中空構造のロッドインテグレータであり、前記導光部は中実構造のロッドインテグレータであることを特徴とする照明装置を提供することができる。
各光源部からの光は、導光部及び均一化部を伝播した後出射する。導光部を光源部ごとに設けることにより、各光源部からの光を均一化部へ効率良く入射させることが可能である。本発明によれば、光源部を分散して配置することにより、空間光変調装置の変調領域より小さい領域に収めきれない数の光源部であっても適用することができる。光源部の数を増やした場合も、従来の技術と比較して、均一化部を小型な構成とすることができる。また、本発明は、光源部のうちの少なくとも1つを均一化部に並列するように設ける構成とすることで、照明装置全体をコンパクトな構成とし、かつ光を十分に均一化することが可能な均一化部を配置するスペースを確保することができる。これにより、複数の光源を用いて略均一な強度分布の光を供給する場合に、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成とすることが可能な照明装置を得られる。また、本発明は複数の独立した光源部を用いることで、光源部の配置の自由度を大きくできる上、メンテナンス性を高めることもできる。
また、本発明の好ましい態様によれば、均一化部に並列するように設けられる光源部は、光源部からの光が導光部へ入射する向きと、均一化部から光が出射する向きとが互いに反対になるように設けられることが望ましい。光源部からの光は、均一化部へ入射させるために最低2回の方向変換を経ることとなる。例えば、導光部としてロッドインテグレータを用いる場合、導光部内を直進あるいは全反射しながら伝播する光を最低2回反射部材で反射させて方向変換させる。光源部から均一化部へ進行する光の反射回数を2回にとどめることで、反射による光の損失を低減できる。これにより、光を効率良く利用可能な照明装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様によれば、導光部は、ロッドインテグレータであることが望ましい。導光部としてロッドインテグレータを用いることで、光源部からの光を均一化部へ導くほか、界面での全反射により光源部からの光を均一化することもできる。
また、本発明の好ましい態様としては、均一化部は、中空構造のロッドインテグレータであることが望ましい。例えば、中実構造のロッドインテグレータを用いると、ロッドインテグレータの界面に斜めに入射する光は、光軸との間の角度が小さくなるように角度変換される。このため、ロッドインテグレータ内で光を反射させるためには、長いロッドインテグレータを用いる必要が生じる。これに対して、中空構造のロッドインテグレータを用いる場合、ロッドインテグレータへ入射する光の角度は変化しない。このため、中空構造のロッドインテグレータは、中実構造のロッドインテグレータより短くすることができる。これにより、照明装置を小型にすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部、及び光源部に対応する導光部は、光源部からの光が均一化部へ入射するまでの光路が略同一の平面上にあるように設けられることが望ましい。光源部からの光の光路を略同一の平面上とすることにより、簡易な柱状の導光部を用いることができる。これにより、製造が容易な照明装置を得られる。さらに、各光源部について、光源部からの光が均一化部へ入射するまでの光路がいずれも略同一の平面上にあるように設けることで、照明装置を薄型な構成にできる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、固体発光素子と、固体発光素子からの光を導光部へ入射させる集光光学系とを有することが望ましい。光源部ごとに固体発光素子と集光光学系とを設けることで、固体発光素子からの光は、固体発光素子ごとに導光部へ集光される。アレイ状に設けられた固体発光素子からの光を集光する場合と比較すると、光軸に対して大きな角度をなす方向へ進行する光を低減することが可能となる。これにより、進行方向が揃った光を供給可能な照明装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、固体発光素子からの光を略平行にする平行化光学系と、平行化光学系からの光のうち特定の振動方向の偏光光を透過し、特定の振動方向とは異なる他の振動方向の偏光光を反射する反射型偏光板と、固体発光素子と反射型偏光板との間に設けられた位相板と、を有することが望ましい。反射型偏光板を設けることにより、特定の振動方向の偏光光を供給することができる。反射型偏光板で反射された光は、固体発光素子の金属電極で反射し、再び反射型偏光板の方向に進行する。位相板としては、例えばλ/4位相板を用いることができる。特定の振動方向に略直交する振動方向の偏光光は、λ/4位相板を2回透過することによって、特定の振動方向の偏光光に変換される。このように、固体発光素子と反射型偏光板との間の光路を光が循環する過程において、特定の振動方向の偏光光を次々と取り出すことができる。また、平行化光学系を設けることで、反射型偏光板から固体発光素子の方向へ進行する光は、固体発光素子から反射型偏光板の方向へ進行するときと略同一の光路を進行する。このため、反射型偏光板で反射した光を効率良く固体発光素子に戻すことができる。これにより、反射型偏光板で反射した光を効率良く利用し、特定の振動方向の偏光光を供給することができる。
さらに、本発明によれば、上記の照明装置と、照明装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有する画像表示装置を提供することができる。上記の照明装置は、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成とすることができる。これにより、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成の画像表示装置を得られる。
さらに、本発明によれば、第1色光を供給する第1色光用照明装置と、第2色光を供給する第2色光用照明装置と、第3色光を供給する第3色光用照明装置と、第1色光用照明装置からの第1色光を変調する第1色光用空間光変調装置と、第2色光用照明装置からの第2色光を変調する第2色光用空間光変調装置と、第3色光用照明装置からの第3色光を変調する第3色光用空間光変調装置と、を有し、第1色光用照明装置、第2色光用照明装置及び第3色光用照明装置のうち少なくとも1つが上記の照明装置であることを特徴とする画像表示装置を提供することができる。上記の照明装置は、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成とすることができる。上記の照明装置を少なくとも1つ用いることにより、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成の画像表示装置を得られる。
さらに、本発明によれば、上記の照明装置と、照明装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、空間光変調装置で変調された光を投写する投写光学系と、を有するプロジェクタを提供することができる。上記の照明装置は、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成とすることができる。これにより、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成のプロジェクタを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、照明装置は、第1色光を供給する第1色光用照明装置と、第2色光を供給する第2色光用照明装置と、第3色光を供給する第3色光用照明装置と、を有し、空間光変調装置は、第1色光用照明装置からの第1色光を変調する第1色光用空間光変調装置と、第2色光用照明装置からの第2色光を変調する第2色光用空間光変調装置と、第3色光用照明装置からの第3色光を変調する第3色光用空間光変調装置と、を有し、第1色光用照明装置、第2色光用照明装置及び第3色光用照明装置は、第1色光用照明装置からの第1色光が第1色光用空間光変調装置へ入射する光路と、第2色光用照明装置からの第2色光が第2色光用空間光変調装置へ入射する光路と、第3色光用照明装置からの第3色光が第3色光用空間光変調装置へ入射する光路とが、いずれも略同一の平面上にあるように設けられることが望ましい。各色光について、照明装置からの光が空間光変調装置へ入射する光路が略同一の平面上にある構成とすることで、投写光を形成するための光学系を薄型な構成にできる。光学系を薄型な構成とすることにより、光学系以外の他の構成を容易に配置することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る照明装置100の概略構成を示す。照明装置100は、画像表示装置であるプロジェクタの照明装置として用いられる。照明装置100は、光源部11〜14と、ロッドインテグレータ101〜104と、三角プリズム105、106と、中空ロッドインテグレータ120とを有する。4つの光源部11、12、13、14は、いずれも中空ロッドインテグレータ120に並列するように配置されている。光源部11、12は、中空ロッドインテグレータ120のプラスX側に配置されている。光源部13、14は、中空ロッドインテグレータ120のマイナスX側に配置されている。
図2は、光源部11の構成を説明するものである。各光源部11、12、13、14は、いずれも略同一の構成を有する。光源部11は、LED21、コリメータレンズ22、λ/4位相板23、反射型偏光板24、及び集光レンズ25を有する。固体発光素子であるLED21から供給される光は、平行化光学系であるコリメータレンズ22に入射する。
コリメータレンズ22は、LED21からの光を略平行にする。コリメータレンズ22により平行化された光は、λ/4位相板23を透過した後、反射型偏光板24に入射する。反射型偏光板24は、コリメータレンズ22からの光のうち特定の振動方向の偏光光、例えばp偏光光を透過させる。また、反射型偏光板24は、コリメータレンズ22からの光のうち特定の振動方向とは異なる他の振動方向の偏光光を反射する。例えば、反射型偏光板24は、p偏光光以外の偏光光を反射する。
反射型偏光板24を透過したp偏光光は、集光レンズ25によってロッドインテグレータ101の入射端面近傍の領域に集光される。集光レンズ25は、LED21からの光をロッドインテグレータ101へ入射させる集光光学系である。このようにして、光源部11は、特定の振動方向の偏光光を供給する。なお、コリメータレンズ22と、集光レンズ25とは、いずれもフレネルレンズにより構成することとしても良い。
反射型偏光板24に入射する光はコリメータレンズ22によって平行化されていることから、反射型偏光板24で反射された光は、反射型偏光板24へ入射するときと略同一の光路を逆向きに進行する。反射型偏光板24で反射された光のうちのs偏光光は、λ/4位相板23を透過することにより円偏光に変換される。λ/4位相板23を透過した光は、コリメータレンズ22を透過してLED21に戻る。
LED21は、高反射性の金属電極を有する。LED21に戻った光は、金属電極で反射されて再びコリメータレンズ22の方向へ進行する。コリメータレンズ22を透過して再びλ/4位相板23に入射する光のうち円偏光は、例えば、直線偏光であるp偏光光に変換される。特定の振動方向の偏光光であるp偏光光は、反射型偏光板24を透過することができる。これに対して、再度、λ/4位相板23を透過することにより特定の振動方向とは異なる他の振動方向に変換された直線偏光は、反射型偏光板24で反射され、上述の循環を繰り返す。このようにして、光源部11は、LED21と反射型偏光板24との間の光路を光が循環(リサイクル)する過程において、特定の振動方向の偏光光を次々と供給することができる。
反射型偏光板24としては、光学的に透明な硝子部材からなる基板の上に、金属、例えばアルミニウムで構成されるワイヤを格子状に設けたワイヤグリッド型偏光子を用いることができる。ワイヤグリッド型偏光子は、振動方向がワイヤに略垂直である偏光光を透過し、振動方向がワイヤに略平行である偏光光を反射する。特定の振動方向の偏光光の振動方向に対してワイヤが略垂直となるようにワイヤグリッド型偏光子を設けることにより、特定の振動方向の偏光光のみを透過させることができる。
図3は、照明装置100の上面構成を示す。光源部11、12、13、14のそれぞれの出射側には、ロッドインテグレータ101、102、103、104が設けられている。ロッドインテグレータ101〜104は、光源部11〜14ごとに設けられ、光源部11〜14からの光を中空ロッドインテグレータ120へ導く導光部である。ロッドインテグレータ101〜104は、硝子や透明樹脂等の透明部材で構成される四角柱形状の構造物である。
ロッドインテグレータ101は、光源部11からの光の出射向きに対して略直交する方向、即ちX方向が長手方向となるように配置されている。ロッドインテグレータ101の長手方向を有する面の、プラスX側の端の一部は、光源部11の出射面に接合されている。ロッドインテグレータ101のうち、光源部11とロッドインテグレータ101とが接合する部分のプラスX側の面は、光源部11からの光L1の出射向きに対して略45度傾いた斜面である。かかる斜面には、光L1を反射する反射膜が形成されている。反射膜は、例えば誘電体多層膜をコーティングすることで形成できる。また、ロッドインテグレータ101の出射側には三角プリズム105が接合されている。
光源部11、及び光源部11からの光が入射するロッドインテグレータ101は、光源部からの光が均一化部へ入射するまでの光路が略同一のXZ平面上にあるように設けられる。光源部11からの光の光路を略同一の平面上とすることにより、簡易な柱状のロッドインテグレータ101を用いることができる。ロッドインテグレータ102と光源部12との関係も、ロッドインテグレータ101と光源部11との関係と同様である。ロッドインテグレータ101とロッドインテグレータ102とは、Z方向に並列している。
三角プリズム105は、硝子や透明樹脂等の透明部材で構成される三角柱形状の構造物である。三角プリズム105の入射面は、ロッドインテグレータ101、102の出射面に接合されている。三角プリズム105の出射面は、中空ロッドインテグレータ120の入射面のうちプラスY側の半分の領域に接合されている。三角プリズム105は、ロッドインテグレータ101からの光L1、ロッドインテグレータ102からの光L2を中空ロッドインテグレータ120の方向へ反射する反射膜を有する。三角プリズム105は、ロッドインテグレータ101、102からの光L1、L2を反射することにより中空ロッドインテグレータ120に導く。また、三角プリズム105の出射面には、光L1、L2の反射を防止するための反射防止膜が設けられている。
ロッドインテグレータ103、104、三角プリズム106も、ロッドインテグレータ101、102、三角プリズム105と同様の構成である。三角プリズム106の出射面は、中空ロッドインテグレータ120の入射面のうちマイナスY側の半分の領域に接合されている。ロッドインテグレータ103、104は、ロッドインテグレータ101、102よびマイナスY側に配置されている。光源部13、14も、光源部11、12よりマイナスY側に配置されている。
図4は、図3に示すAA’断面をプラスX側から見た様子を示すものであって、光源部13、14の配置を説明するものである。光源部13、14は、中空ロッドインテグレータ120に対してずれた位置に配置されている。また、光源部13と光源部14とは、互いにZ方向についてずれるように配置されている。不図示の光源部11、12は、中空ロッドインテグレータ120に対して、光源部13、14とは逆側にずれて配置されている。また、光源部11と光源部12とは、互いにZ方向についてずれるように配置されている。
図3に戻って、光源部11、12からの光L1、L2は、中空ロッドインテグレータ120のプラスY側の半分の領域をさらにX方向について2分割した領域にそれぞれ入射する。光源部13、14からの光についても同様に、中空ロッドインテグレータ120のマイナスY側の半分の領域を分割した領域へそれぞれ入射する。なお、ロッドインテグレータ101〜104及び三角プリズム105、106は、光源部11〜14からの光を中空ロッドインテグレータ120へ導くほか、界面での全反射により光源部11〜14からの光を均一化する機能も果たす。
中空ロッドインテグレータ120は、光源部11〜14からの光の強度分布を略均一にする均一化部である。中空ロッドインテグレータ120は、四角柱形状であって、内面を反射膜で構成する中空構造の構造体である。反射膜は、例えば誘電体多層膜をコーティングすることで形成できる。中空ロッドインテグレータ120の入射面を分担するように入射した各光源部11〜14からの光は、中空ロッドインテグレータ120の内部で反射しながら伝搬することにより均一化される。このようにして、中空ロッドインテグレータ120の出射面からは、強度が略均一にされた光Lが出射する。
中空ロッドインテグレータ120に並列するように設けられる光源部11〜14は、光源部11〜14からの光がロッドインテグレータへ入射する向きと、中空ロッドインテグレータ120から光が出射する向きとが互いに反対になるように設けられる。各光源部11〜14からの光は、方向変換のために、ロッドインテグレータ101〜104で1回、三角プリズム105、106で1回の反射を経て、照明対象の方向へ出射する。光源部11〜14から中空ロッドインテグレータ120へ進行する光の反射回数を2回にとどめることで、反射による光の損失を低減できる。
例えば、中実構造のロッドインテグレータを用いると、ロッドインテグレータの界面に斜めに入射する光は、光軸との間の角度が小さくなるように角度変換される。このため、ロッドインテグレータ内で光を反射させるためには、長いロッドインテグレータを用いる必要が生じる。これに対して、中空ロッドインテグレータ120を用いる場合、ロッドインテグレータへ入射する光の角度は変化しない。このため、中空ロッドインテグレータ120は、中実構造のロッドインテグレータより短いものを用いることができる。従って、均一化部として中空ロッドインテグレータ120を用いることで、照明装置100を小型にすることができる。
また、中空ロッドインテグレータ120を用いると、三角プリズム105、106と中空ロッドインテグレータ120との界面に対して臨界角以上の角度で入射する光は、全反射により三角プリズム105、106の方向へ戻される。三角プリズム105、106に戻った光は、三角プリズム105、106の反射膜で反射した後臨界角以下の角度の光となって中空ロッドインテグレータ120へ入射する。例えば、空間光変調装置の照明用に照明装置100を用いる場合、臨界角以上の角度の光がそのまま空間光変調装置へ進行したとすると、光は空間光変調装置に対して大きい入射角で入射することとなる。空間光変調装置で変調可能な光の角度範囲は限りがあるため、大きい入射角の光は有効に変調されない場合がある。従って、臨界角以上の角度の光を臨界角以下の角度に変換することにより、画像信号に応じて変調可能な光を効率良く供給できる。また、光の進行方向を揃えることで、照明装置100に続く光学系で取り込める光を増加し、照明効率を向上することもできる。なお、均一化部としては、中空ロッドインテグレータ120のほか、中実のロッドインテグレータを用いることとしても良い。
ロッドインテグレータ101〜104を光源部11〜14ごとに設けることにより、分散して配置された各光源部11〜14からの光を中空ロッドインテグレータ120へ効率良く入射させることが可能である。例えば照明対象が空間光変調装置である場合、光源部11〜14を分散して配置することにより、空間光変調装置の変調領域より小さい領域に収めきれない数の光源部であっても適用することができる。光源部の数を増やした場合も、従来の技術と比較して、中空ロッドインテグレータ120を小型な構成とすることができる。
また、本発明は、光源部11〜14を中空ロッドインテグレータ120に並列するように設ける構成とすることで、照明装置100全体をコンパクトな構成とし、かつ光を十分に均一化することが可能な中空ロッドインテグレータ120を配置するスペースを確保することができる。これにより、複数の光源を用いて略均一な強度分布の光を供給する場合に、光を効率良く利用でき、かつ小型な構成とすることができるという効果を奏する。
照明装置100は、各光源部11〜14から中空ロッドインテグレータ120への光の光路が略同一のXZ平面上である。かかる構成とすることで、照明装置100を構成する要素を略同一の平面上に配置し、照明装置100を薄型な構成にできる。また、本実施例の照明装置は、複数の独立した光源部を用いることで、光源部の配置の自由度を大きくできる上、メンテナンス性を高めることもできる。
図5は、本実施例の変形例1に係る照明装置500の概略構成を示す。図6は、照明装置500の上面構成を示す。照明装置500は、光源部11〜14の配置について上記の照明装置100と同様である。本変形例では、中空ロッドインテグレータ120の入射面における各光源11〜14からの光の入射位置が、上記の照明装置100と異なる。図5に示すように、ロッドインテグレータ501とロッドインテグレータ502とは、Y方向に並列している。また、ロッドインテグレータ503とロッドインテグレータ504とは、Y方向に並列している。
また、本変形例では、三角プリズムを用いず、ロッドインテグレータ501〜504と中空ロッドインテグレータ120とが直接接合している。ロッドインテグレータ501〜504は、中空ロッドインテグレータ120との接合部分の近傍に、光を方向変換するための斜面及び反射膜が形成されている。本変形例においても、上記の照明装置100と同様に、三角プリズムを用いても良い。
図7は、本実施例の変形例2に係る照明装置700の概略構成を示す。図8は、照明装置700の上面構成を示す。照明装置700は、光源部11〜14がいずれも中空ロッドインテグレータ120に並列している点において、上記の照明装置100と同様である。本変形例では、中空ロッドインテグレータ120が光源部11〜14のマイナスX側に設けられている点が、上記の照明装置100と異なる。
照明装置700は、単独の三角プリズム705を用いて、ロッドインテグレータ701〜704と中空ロッドインテグレータ120とを連結している。ロッドインテグレータ702とロッドインテグレータ704とは、Z方向に並列している。ロッドインテグレータ701とロッドインテグレータ703とは、Z方向に並列している。
光源部13、14からの光は、三角プリズム705の入射面のうちプラスZ側の半分の領域に入射する。光源部14からの光は、三角プリズム705のプラスZ側半分の入射領域のうち、プラスY側半分に入射する。光源部13からの光は、三角プリズム705のプラスZ側半分の入射領域のうち、マイナスY側半分に入射する。
光源部11、12からの光は、三角プリズム705の入射面のうちマイナスZ側の半分の領域に入射する。光源部12からの光は、三角プリズム705のマイナスZ側半分の入射領域のうち、プラスY側半分に入射する。光源部11からの光は、三角プリズム705のマイナスZ側半分の入射領域のうち、マイナスY側半分に入射する。なお、照明装置700は、中空ロッドインテグレータ120を、光源部11〜14のプラスX側に設ける構成としても良い。
図9は、本実施例の変形例3に係る照明装置900の概略構成を示す。図10は、照明装置900の上面構成を示す。照明装置900は、2つの光源部11、13のみが中空ロッドインテグレータ120に並列する点が、上記の照明装置100と異なる。中空ロッドインテグレータ120は、光源部11と光源部13との間に設けられている。
ロッドインテグレータ901とロッドインテグレータ902とは、Y方向に並列している。光源部12は、ロッドインテグレータ901、902を介して、光源部11のマイナスZ側に設けられている。光源部12からの光がロッドインテグレータ902へ入射する向きは、中空ロッドインテグレータ120から光が出射する向きと同一のプラスZ方向である。光源部12からの光がロッドインテグレータ902へ入射する向きは、光源部11からの光がロッドインテグレータ901へ入射する向きとは反対である。光源部11、12からの光は、中空ロッドインテグレータ120の入射面のうちプラスX側の半分の領域に入射する。
ロッドインテグレータ903とロッドインテグレータ904とは、Y方向に並列している。光源部14は、ロッドインテグレータ903、904を介して、光源部13のマイナスZ側に設けられている。光源部14からの光がロッドインテグレータ904へ入射する向きは、中空ロッドインテグレータ120から光が出射する向きと同一のプラスZ方向である。光源部14からの光がロッドインテグレータ904へ入射する向きは、光源部13からの光がロッドインテグレータ903へ入射する向きと互いに反対である。光源部13、14からの光は、中空ロッドインテグレータ120の入射面のうちマイナスX側の半分の領域に入射する。本変形例のように複数の光源部のうちの少なくとも1つが中空ロッドインテグレータ120に並列して設けられる構成であれば、照明装置を小型にできる効果を奏する。
図11は、本実施例の変形例4に係る照明装置1100の概略構成を示す。図12は、照明装置1100の上面構成を示す。照明装置1100は、光源部11、13の配置については上記変形例3の照明装置900と同様である。本変形例では、光源部12、14が、中空ロッドインテグレータ120の出射方向に対して略垂直な方向を向けて配置されている点が、照明装置900と異なる。
光源部12は、マイナスX方向へ光を供給するように配置されている。ロッドインテグレータ1102は、光源部12からの光の出射向きに対して略直交する方向、即ちZ方向が長手方向となるように配置されている。光源部14は、プラスX方向へ光を供給するように配置されている。ロッドインテグレータ1104もZ方向が長手方向となるように配置されている。ロッドインテグレータ1102とロッドインテグレータ1104とは、X方向に並列している。なお、ロッドインテグレータ1101、1103は、上記の照明装置900のロッドインテグレータ901、903とそれぞれ同一の構成である。
光源部11、13からの光は、中空ロッドインテグレータ120の入射面のうちプラスY側の半分の領域に入射する。光源部12、14からの光は、中空ロッドインテグレータ120の入射面のうちマイナスY側の半分の領域に入射する。光源部12からの光は、ロッドインテグレータ1102での1回の反射により中空ロッドインテグレータ120があるプラスZ方向へ変換される。光源部14からの光についても、ロッドインテグレータ1104での1回の反射により中空ロッドインテグレータ120があるプラスZ方向へ変換される。上記の照明装置100と比較すると、2つの光源部について反射回数が1回ずつ減少することから、本変形例ではさらに光を効率良く利用できる。
なお、照明装置に設ける光源部は複数であれば良く、4つである場合に限られない。但し、中空ロッドインテグレータ120に効率良く光を入射させるために、中空ロッドインテグレータ120の入射面の全体に各ロッドインテグレータの出射面を過不足なく接合させることができる構成であることが望ましい。
図13は、本発明の実施例2に係る画像表示装置であるプロジェクタ1300の要部斜視構成を示す。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し省略する説明は省略する。プロジェクタ1300は、画像信号に応じた光をスクリーンに投写し、スクリーンに対してプロジェクタ1300と同じ側から投写像を観察する、いわゆるフロント型プロジェクタである。
プロジェクタ1300は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)を供給する第1色光用照明装置であるR光用照明装置1310Rと、第2色光である緑色光(以下、「G光」という。)を供給する第2色光用照明装置であるG光用照明装置1310Gと、第3色光である青色光(以下、「B光」という。)を供給する第3色光用照明装置であるB光用照明装置1310Bと、を有する。R光用照明装置1310Rは、4つの光源部11R、12R、13R、14Rを有する。各光源部11R〜14Rは、いずれも、R光用LED21R、コリメータレンズ22、λ/4位相板23、反射型偏光板24、及び集光レンズ25を有する。
G光用照明装置1310Gは、4つの光源部11G、12G、13G、14Gを有する。各光源部11G〜14Gは、R光用LED21Rに代えてG光用LED21Gを有するほかは、上記の光源部11R〜14Rと同様の構成を有する。B光用照明装置1310Bは、1つの光源部11Bを有する。光源部11Bは、R光用LED21Rに代えてB光用LED21Bを有するほかは、上記の光源部11R〜14Rと同様の構成を有する。
図14は、プロジェクタ1300の上面構成を示す。R光用照明装置1310Rは、プラスX方向へR光を出射させる。光源部11R〜14RからのR光は、ロッドインテグレータ1401R、1402R、1403R、1404Rによって中空ロッドインテグレータ120Rへ導かれる。各光源部11R〜14Rは、いずれも中空ロッドインテグレータ120Rの出射方向に対して略垂直な方向を向けて配置されている。
中空ロッドインテグレータ120RからのR光は、R光用空間光変調装置130Rに入射する。中空ロッドインテグレータ120Rの光が伝播する部分の断面は、R光用空間光変調装置130Rの変調領域と略同一の形状を有する。中空ロッドインテグレータ120RとR光用空間光変調装置130Rとは互いに接合することで、中空ロッドインテグレータ120RからのR光は、直接R光用空間光変調装置130Rへ入射する。R光用空間光変調装置130Rは、R光用照明装置1310RからのR光を画像信号に応じて変調する第1色光用空間光変調装置である。R光用空間光変調装置130Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。R光用空間光変調装置130Rで変調された光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム140に入射する。
G光用照明装置1310Gは、プラスZ方向へG光を出射させる。G光用照明装置1310Gは、実施例1の変形例1に係る照明装置500(図6参照)と同様の構成を有する。光源部11G〜14Gからの光は、ロッドインテグレータ1401G、1402G、1403G、1404Gによって中空ロッドインテグレータ120Gへ導かれる。中空ロッドインテグレータ120GからのG光は、G光用空間光変調装置130Gに入射する。中空ロッドインテグレータ120GとG光用空間光変調装置130Gとは、互いに接合している。G光用空間光変調装置130Gは、G光用照明装置1310GからのG光を画像信号に応じて変調する第2色光用空間光変調装置である。G光用空間光変調装置130Gは、G光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。G光用空間光変調装置130Gで変調された光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム140に入射する。
B光用照明装置1310Bは、マイナスX方向へB光を出射させる。光源部11Bは、B光用照明装置1310BからのB光の出射方向に対して略垂直なマイナスZ方向を向けて設けられている。光源部11Bの出射側には、テーパロッド1407Bが設けられている。テーパロッド1407Bは、入射面より出射面が大きい構造体であって、透明部材によって構成されている。光源部11BからのB光はテーパロッド1407Bによって中空ロッドインテグレータ125Bへ広げられる。テーパロッド1407Bは、界面における全反射によって光軸方向へ光を揃える機能も果たしている。中空ロッドインテグレータ125Bへ入射した光は、三角プリズム1405Bで角度を90度変換され、中空ロッドインテグレータ120Bへ導かれる。B光用照明装置1310Bは、テーパロッド1407Bから中空ロッドインテグレータ120Bまでの構成によって強度分布が均一化される。
中空ロッドインテグレータ120BからのB光は、B光用空間光変調装置130Bに入射する。中空ロッドインテグレータ120BとB光用空間光変調装置130Bとは、互いに接合している。B光用空間光変調装置130Bは、B光用照明装置1310BからのG光を画像信号に応じて変調する第3色光用空間光変調装置である。B光用空間光変調装置130Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。B光用空間光変調装置130Bで変調された光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム140に入射する。
クロスダイクロイックプリズム140は、B光を反射し、R光、G光を透過するダイクロイック膜と、R光を反射し、B光、G光を透過するダイクロイック膜とをX字型に直交して配置して構成されている。クロスダイクロイックプリズム140は、各空間光変調装置130R、130G、130Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。クロスダイクロイックプリズム140で合成された光は、投写光学系150によってスクリーン等へ投写される。
各照明装置1310R、1310G、1310Bからの光は、特定の振動方向の偏光光であるp偏光光である。各照明装置1310R、1310G、1310Bからのp偏光光は、変調によってs偏光光に変換される。ここで、クロスダイクロイックプリズム140のダイクロイック膜は、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、ダイクロイック膜で反射されるR光及びB光はs偏光光とし、ダイクロイック膜を透過するG光をp偏光光に変換することが望ましい。例えば、G光用空間光変調装置130Gとクロスダイクロイックプリズム140との間にλ/2位相板を配置することで、G光をp偏光光へ変換することができる。
プロジェクタ1300は、上記実施例1の照明装置を1つ有する。このため、光を効率良く利用でき、かつプロジェクタ1300を小型な構成にできるという効果を奏する。R光用照明装置1310R、G光用照明装置1310G及びB光用照明装置1310Bは、R光用照明装置1310RからのR光がR光用空間光変調装置130Rへ入射する光路と、G光用照明装置1310GからのG光がG光用空間光変調装置130Gへ入射する光路と、B光用照明装置1310BからのB光がB光用空間光変調装置130Bへ入射する光路とが、いずれも略同一の平面上にあるように設けられる。各色光について、照明装置からの光が空間光変調装置へ入射する光路が略同一の平面上にある構成とすることで、投写光を形成するための光学系を薄型な構成にできる。光学系を薄型な構成とすることにより、光学系以外の他の構成、例えば電気的な配線等を光学系の近傍に容易に配置することができる。
図15は、本発明の実施例3に係る画像表示装置であるプロジェクタ1500の要部斜視構成を示す。上記実施例1と重複する説明は省略する。プロジェクタ1500は、R光用照明装置1510Rと、G光用照明装置1510Gと、B光用照明装置1510Bとを有する。そのうちR光用照明装置1510RとB光用照明装置1510Bとの2つが、上記実施例1の照明装置100と同様の構成を有する。
図16は、プロジェクタ1500の上面構成を示す。R光用照明装置1510Rは、8つの光源部11R〜18Rを有する。8つの光源部11R〜18Rのうち、4つの光源部は中空ロッドインテグレータ120RのプラスZ側に、他の4つの光源部は中空ロッドインテグレータ120RのマイナスZ側に設けられている。光源部11R〜18RからのR光は、ロッドインテグレータ1601R〜1608R及び三角プリズム1609R、1610Rによって中空ロッドインテグレータ120Rに導かれる。
B光用照明装置1510Bは、6つの光源部11B〜16Bを有する。6つの光源部11B〜16Bのうち、3つの光源部は中空ロッドインテグレータ120BのプラスZ側に、他の3つの光源部は中空ロッドインテグレータ120BのマイナスZ側に設けられている。光源部11B〜16BからのB光は、ロッドインテグレータ1601B〜1606B及び三角プリズム1607B、1608Bによって中空ロッドインテグレータ120Bに導かれる。
G光用照明装置1510Gは、10個の光源部11G〜20Gを有する。各光源部11G〜20Gは、いずれも中空ロッドインテグレータ120Gの出射方向であるプラスZ方向に対して略垂直な方向を向けて配置されている。光源部11G〜20GからのG光は、ロッドインテグレータ1601G〜1610Gによって、単独のロッドインテグレータ1611Gに導かれる。ロッドインテグレータ1611Gは、透明部材からなり、中空ロッドインテグレータ120Gの入射面と略同形状の断面を有する。ロッドインテグレータ1611Gの中空ロッドインテグレータ120G側の面には、反射防止膜が設けられている。
プロジェクタ1500は、クロスダイクロイックプリズム140を介して並列する2つの照明装置1510RとB光用照明装置1510Bとが、1510Bに上記実施例1の照明装置を用いている。このため、プロジェクタ1500は、特にX方向についてのサイズを小型にでき、かつスペースの有効利用を図ることができる。さらに、本実施例では、G光についての中空ロッドインテグレータ120Gの長さを十分確保することが可能である。人間の比視感度が大きいG光について十分に強度を均一化することで、特に強度分布が良好なカラー画像を得られる。
図17は、本発明の実施例4に係る画像表示装置であるプロジェクタ1700の要部斜視構成を示す。上記実施例1と重複する説明は省略する。プロジェクタ1700は、R光用照明装置1710Rと、G光用照明装置1710Gと、B光用照明装置1710Bとを有する。本実施例は、R光用照明装置1710R、G光用照明装置1710G、B光用照明装置1710Bのすべてが、上記実施例1と同様の構成を有する。
図18は、プロジェクタ1700の上面構成を示す。R光用照明装置1710R及びB光用照明装置1710Bは、上記実施例1の変形例2に係る照明装置700(図7参照)と同様の構成を有する。R光用照明装置1710Rは、4つの光源部11R〜14Rを有する。光源部11R〜14RからのR光は、ロッドインテグレータ1801R〜1804R及び三角プリズム1805Rによって中空ロッドインテグレータ120Rに導かれる。B光用照明装置1710Bは、4つの光源部11B〜14Bを有する。光源部11B〜14BからのB光は、ロッドインテグレータ1801B〜1804B及び三角プリズム1805Bによって中空ロッドインテグレータ120Bに導かれる。
G光用照明装置1710Gは、上記実施例1の変形例3に係る照明装置900と同様の構成を有する。G光用照明装置1710Gは、8つの光源部11G〜18Gを有する。光源部11G〜18GからのG光は、ロッドインテグレータ1801G〜1808G及び三角プリズム1809G、1810Gによって中空ロッドインテグレータ120Gに導かれる。本実施例は、上記実施例1の照明装置を3つ有する。このため、光を効率良く利用でき、かつプロジェクタ1700をさらに小型な構成にできるという効果を奏する。
なお、上記各実施例のプロジェクタは、3つの透過型液晶表示装置を設けたいわゆる3板式のプロジェクタに限られない。例えば、単独の透過型液晶表示装置を設けたプロジェクタや、反射型液晶表示装置を用いたプロジェクタ、ティルトミラーデバイスを用いたプロジェクタであっても良い。例えば、空間光変調装置としてティルトミラーデバイスを用いる場合、照明装置は、λ/4位相板及び反射型偏光板を省略できる。また、照明装置の光源部には、同一の色光を供給するLEDのみで構成する場合に限らず、異なる色光を供給するLEDを用いて構成しても良い。さらに、光源部は、LEDを用いる構成に限らず、EL素子や半導体レーザ等の他の固体発光素子や、固体発光素子以外の発光体を用いる構成としても良い。
以上のように、本発明に係る照明装置は、小型な画像表示装置に用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係る照明装置の概略構成図。 光源部の構成を説明する図。 照明装置の上面構成図。 照明装置の断面図。 実施例1の変形例1に係る照明装置の概略構成図。 変形例1に係る照明装置の上面構成図。 実施例1の変形例2に係る照明装置の概略構成図。 変形例2に係る照明装置の上面構成図。 実施例1の変形例3に係る照明装置の概略構成図。 変形例3に係る照明装置の上面構成図。 実施例1の変形例4に係る照明装置の概略構成図。 変形例4に係る照明装置の上面構成図。 本発明の実施例2に係るプロジェクタの要部斜視構成図。 実施例2に係るプロジェクタの上面構成図。 本発明の実施例3に係るプロジェクタの要部斜視構成図。 実施例3に係るプロジェクタの上面構成図。 本発明の実施例4に係るプロジェクタの要部斜視構成図。 実施例4に係るプロジェクタの上面構成図。
符号の説明
11、12、13、14 光源部、100 照明装置、101、102、103、104 ロッドインテグレータ、105、106 三角プリズム、120 中空ロッドインテグレータ、21 LED、22 コリメータレンズ、23 λ/4位相板、24 反射型偏光板、25 集光レンズ、500 照明装置、501、502、503、504 ロッドインテグレータ、700 照明装置、701、702、703、704 ロッドインテグレータ、705 三角プリズム、900 照明装置、901、902、903、904 ロッドインテグレータ、1100 照明装置、1101、1102、1103、1104 ロッドインテグレータ、11R〜18R、11G〜20G、11B〜16B 光源部、21R、21G、21B LED、120R、120G、120B、125B 中空ロッドインテグレータ、130R R光用空間光変調装置、130G G光用空間光変調装置、130B B光用空間光変調装置、140 クロスダイクロイックプリズム、150 投写光学系、1300 プロジェクタ、1310R R光用照明装置、1310G G光用照明装置、1310B B光用照明装置、1401R〜1404R、1401G〜1404G ロッドインテグレータ、1405B 三角プリズム、1407B テーパロッド、1500 プロジェクタ、1510R R光用照明装置、1510G G光用照明装置、1510B B光用照明装置、1601R〜1608R、1601G〜1611G、1601B〜1606B ロッドインテグレータ、1609R、1610R、1607B、1608B 三角プリズム、1700 プロジェクタ、1710R R光用照明装置、1710G G光用照明装置、1710B B光用照明装置、1801R〜1804R、1801G〜1808G、1801B〜1804B ロッドインテグレータ、1805R、1805B、1809G、1810G 三角プリズム

Claims (8)

  1. 第1色光を供給する第1色光用照明装置と、該第1色光とは異なる第2色光を供給する第2色光用照明装置と、を含む照明装置であって、
    前記第1色光用照明装置は、
    複数の第1色光用光源部と、
    前記複数の第1色光用光源部からの光の強度分布を略均一にする第1色光用均一化部と、
    前記複数の第1色光用光源部ごとに設けられ、前記複数の第1色光用光源部のうち一の第1色光用光源部からの光を前記第1色光用均一化部へ導く導光部と、を含み、
    前記複数の第1色光用光源部のうち第1の第1色光用光源部は、前記第1の第1色光用光源部が前記第1色光用均一化部に並列し、かつ前記第1の第1色光用光源部からの光が前記第1の第1色光用光源部に設けられた前記導光部へ入射する向きと前記第1色光用均一化部から光が出射する向きとが互いに反対になるように設けられ、
    前記第2色光用照明装置は、
    第2色光用光源部と、
    前記第2色光用光源部からの光の強度分布を略均一にする第2色光用均一化部と、を含み、
    前記第1色光用均一化部の長さは前記第2色光用均一化部の長さと異なり、
    前記第1色光用均一化部は中空構造のロッドインテグレータであり、
    前記導光部は中実構造のロッドインテグレータである
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第2色光用均一化部は、中空構造のロッドインテグレータであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1色光用光源部、及び前記第1色光用光源部に対応する前記導光部は、前記第1色光用光源部からの光が前記第1色光用均一化部へ入射するまでの光路が略同一の平面上にあるように設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記第1色光用光源部は、固体発光素子と、前記固体発光素子からの光を前記第1色光用光源部に対応する前記導光部へ入射させる集光光学系とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記第1色光用光源部は、
    前記固体発光素子からの光を略平行にする平行化光学系と、
    前記平行化光学系からの光のうち特定の振動方向の偏光光を透過し、前記特定の振動方向とは異なる他の振動方向の偏光光を反射する反射型偏光板と、
    前記固体発光素子と前記反射型偏光板との間に設けられた位相板と、を有することを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記第1色光用照明装置からの前記第1色光を変調する第1色光用空間光変調装置と、
    前記第2色光用照明装置からの前記第2色光を変調する第2色光用空間光変調装置と、を有することを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記第1色光用照明装置からの前記第1色光を画像信号に応じて変調する第1色光用空間光変調装置と、
    前記第2色光用照明装置からの前記第2色光を画像信号に応じて変調する第2色光用空間光変調装置と、
    前記第1色光用空間光変調装置で変調された光および前記第2色光用空間光変調装置で変調された光を投写する投写光学系と、を有するプロジェクタ。
  8. 前記照明装置は、第3色光を供給する第3色光用照明装置と、該第3色光用照明装置からの該第3色光を変調する第3色光用空間光変調装置とをさらに有し、
    前記第1色光用照明装置、前記第2色光用照明装置及び前記第3色光用照明装置は、前記第1色光用照明装置からの前記第1色光が前記第1色光用空間光変調装置へ入射する光路と、前記第2色光用照明装置からの前記第2色光が前記第2色光用空間光変調装置へ入射する光路と、前記第3色光用照明装置からの前記第3色光が前記第3色光用空間光変調装置へ入射する光路とが、いずれも略同一の平面上にあるように設けられることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
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