JP5035399B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する複数の光変調装置と、各光変調装置で変調された光束を合成して射出する色合成光学装置と、色合成光学装置にて合成された光束を拡大投射する投射光学装置とを備えるプロジェクタが知られている。
このようなプロジェクタにおいて、光変調装置の光束射出側には所定の偏光軸を有する光束を透過させる一枚の偏光素子(光学変換素子)から構成される射出側偏光板が配置されている。光変調装置を透過した光束のうち、所定の偏光軸を有していない光束は、射出側偏光板によって吸収されるため、射出側偏光板では熱が発生しやすくなっている。
そこで、射出側偏光板を2枚の偏光素子から構成し、射出側偏光板で発生する熱を按分する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−102115号公報(第8頁、図2)
しかしながら、従来のプロジェクタでは、光変調装置と、色合成光学装置との間の狭い隙間に、偏光素子を2枚設置することとなるので、光変調装置及び一方の偏光素子間の距離、一対の偏光素子間の距離、他方の偏光素子及び色合成光学装置間の距離が非常に狭くなる。
射出側偏光板の冷却には、冷却空気が使用されるが、この冷却空気の流路、すなわち、光変調装置及び一方の偏光素子間の隙間、一対の偏光素子間の隙間、他方の偏光素子及び色合成光学装置間の隙間が非常に狭いため、冷却空気をスムーズに通すことが困難となる。そのため、射出側偏光板で発生する熱を各偏光素子に按分させても、各偏光素子の熱を放熱させることが難しく、各偏光素子の冷却を充分に行なうことができないという問題がある。
本発明の目的は、光変調装置と色合成光学装置との間に配置される光学変換素子を充分に冷却することができるプロジェクタを提供することである。
本発明のプロジェクタは、光源から射出された光束を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、各光変調装置で変調された光束を合成する色合成光学装置と、この色合成光学装置によって合成された色光を拡大投射して投射画像を形成する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、前記投射光学装置及び前記光変調装置間の光学的距離を所定距離に保ちながら、前記光変調装置と、前記色合成光学装置との間の幾何学的距離を調整するための透光性基板と、前記光変調装置と、前記色合成光学装置との間に配置され、入射する光束を光学的に変換する一対の偏光素子とを備え、前記透光性基板は、前記色合成光学装置と、前記投射光学装置との間に配置されており、前記一対の偏光素子における一方の偏光素子の厚さ寸法をG、前記透光性基板の厚さ寸法をE、前記一方の偏光素子の屈折率をN 4 、前記透光性基板の屈折率をN 1 とした場合、
G(N 4 −1)/N 4 < E(N 1 −1)/N 1 の条件を満たすことを特徴とする。
ここで、本発明における透光性基板は、前記投射光学装置及び前記光変調装置間の光学的距離を所定距離に保ちながら、前記光変調装置と、前記色合成光学装置との間の幾何学的距離を調整するものである。
言い換えると、透光性基板を有しない点が異なる従来の他のプロジェクタ(本発明のプロジェクタと同様の光変調装置と、色合成光学装置と、投射光学装置と、一対の偏光素子とを備えており、色合成光学装置と投射光学装置との幾何学的な相対位置関係は本発明のプロジェクタと同様)における投射光学装置及び光変調装置間の光学的距離と、本発明の前記投射光学装置及び前記光変調装置間の光学的距離とは等しくなっている。
ここで、本発明のプロジェクタでは、光束射出方向に向かって、光変調装置、一対の偏光素子、色合成光学装置、透光性基板、投射光学装置の順に配置されている。
本発明のプロジェクタにおいて、投射光学装置から色合成光学装置までの幾何学的距離をC、色合成光学装置と光変調装置との間の距離をXとする。さらに、透光性基板の厚さ寸法をE、色合成光学装置の厚さ寸法をH、一対の偏光素子の厚さ寸法をFとする。また、透光性基板の屈折率をN1一対の偏光素子の屈折率をN2、色合成光学装置の屈折率をN3とする。
以上のような、本発明のプロジェクタの投射光学装置から光変調装置までの光学的距離S1は、次の式(1)ように示される。
S1=X−F+F/N2+H/N3+E/N1+C−E・・・(1)
一方で、透光性基板を有しない点が本発明のプロジェクタと異なる前記他のプロジェクタにおいて、色合成光学装置から光変調装置までの距離をAとすると、投射光学装置から光変調装置までの光学的距離S1’は、次の式(2)のようになる。
S1’=A−F+F/N+H/N+C・・・(2)
S1=S1’であるから、X=A+E(N−1)/Nとなり、本発明のプロジェクタでは、他のプロジェクタに比べ、色合成光学装置から光変調装置までの幾何学的距離がE(N−1)/N分だけ、長くなることがわかる。
このような本発明によれば、透光性基板を色合成光学装置と、投射光学装置との間に配置することにより、透光性基板を設置しない従来の前記他のプロジェクタにくらべ、光変調装置と、色合成光学装置との間の幾何学的距離が大きくなる。
これにより、一対の偏光素子と光変調装置との隙間、一対の偏光素子と色合成光学装置との隙間が大きくなり、充分な流量の冷却空気をスムーズに通すことが可能となる。従って、一対の偏光素子を充分に冷却することができる。
さらに、本発明では、前記光変調装置と、色合成光学装置との間には、一対の偏光素子が配置されている。
このような本発明によれば、前述したように色合成光学装置と、光変調装置との間に大きな隙間を確保することができるので、一対の偏光素子を配置しても、冷却空気の流路が狭くならず、各偏光素子を充分に冷却することができる。
ここで、一対の偏光素子を配置すれば、偏光素子を一枚しか配置しない場合と比較して、発生する熱を2つに按分することができ、各偏光素子で発生する熱量を低下させることができる。さらに、光変調装置と、色合成光学装置との間の幾何学的距離を確保することができ、冷却空気の流路が狭くならないため、それぞれの偏光素子を効率よく冷却することができる。これにより、偏光素子の熱劣化を確実に防止することができる。
また、本発明では、一対の偏光素子における一方の偏光素子の厚さ寸法をG、透光性基板の厚さ寸法をE、一方の偏光素子の屈折率をN4、透光性基板の屈折率をN1とした場合、
G(N4−1)/N4 < E(N1−1)/N1・・(3)の条件を満たす。
ここで、前述したように、投射光学装置から色合成光学装置までの幾何学的距離をC、色合成光学装置と光変調装置との間の距離をXとする。さらに、透光性基板の厚さ寸法をE、色合成光学装置の厚さ寸法をH、一方の偏光素子の厚さ寸法をG、他方の偏光素子の厚さ寸法をFとする。また、透光性基板の屈折率をN1、一方の偏光素子の屈折率をN4、他方の屈折率をN2、色合成光学装置の屈折率をN3とする。
投射光学装置から光変調装置までの光学的距離S2は、次の式(4)で示される。
S2=X−F+F/N2−G+G/N4+H/N3+E/N1+C−E・・(4)
一方、透光性基板と、一対の偏光素子のうちの一方の偏光素子とを有しない点のみが異なる他のプロジェクタにおける投射光学装置から光変調装置までの光学的距離S1’は、S1’=A−F+F/N2+H/N3+Cである。
従って、本発明のプロジェクタでは、前記他のプロジェクタに比べ、色合成光学装置から光変調装置までの幾何学的距離がG(N4−1)/N4+E(N1−1)/N1分だけ増加したこととなる。
E(N1−1)/N1は、透光性基板を配置したことにより、色合成光学装置と光変調装置との間に生じる隙間の増加分であり、G(N4−1)/N4は、一方の偏光素子を配置したことにより、色合成光学装置と光変調装置との間に生じる隙間の減少分である。
つまり、本発明では、G(N4−1)/N4 < E(N1−1)/N1とすることで、光変調装置と色合成光学装置との間に一対の偏光素子を配置した場合であっても、光変調装置と色合成光学装置との間に充分な隙間を確保することができるので、各偏光素子を充分に冷却することができる。
また、本発明では、前記光変調装置の前段には、前記光変調装置に光束を入射させるための光学系が配置されており、前記透光性基板は、前記色合成光学装置と、前記投射光学装置との間に配置した際に、前記光学系と、前記色合成光学装置と、前記投射光学装置との幾何学的相対位置関係を一定に保持しつつ、前記光変調装置と、前記色合成光学装置との間の幾何学的距離が大きくなる厚さ寸法及び屈折率を有することが好ましい
このような本発明のプロジェクタにおける前記光学系と、前記色合成光学装置と、前記投射光学装置との幾何学的な相対位置関係は、前述した従来の前記他のプロジェクタにおける光学系と、色合成光学装置と、投射光学装置との幾何学的な相対位置関係と等しい。言い換えると、本発明のプロジェクタにおける光学系から投射光学装置までの幾何学的距離と、従来の他のプロジェクタにおける光学系から投射光学装置までの幾何学的距離は等しい。
従って、このような本発明では、透光性基板を配置することにより、光変調装置と、色合成光学装置との間の幾何学的距離を大きく確保しても、光学系から投射光学装置までの幾何学的距離を一定に保つことができるので、プロジェクタの大型化を防止することができる。
さらに、本発明では、前記色合成光学装置は、前記各光変調装置で変調された光束が入射される複数の光束入射側端面、及び、当該各光束入射面に入射された光束を合成した光束を射出する光束射出側端面を有するプリズムを有し、前記透光性基板は、前記光束射出側端面に取り付けられていることけられていることが好ましい。
このような本発明によれば、一般に、光束の反射を防止するため、透光性基板の光束入射側端面や、プリズムの光束射出側端面には、反射防止膜を貼り付ける必要がある。透光性基板をプリズムに取り付けることで、透光性基板の光束入射側端面と、プリズムの光束射出側端面とが密着することとなるので、透光性基板の光束入射側端面と、プリズムの光束射出側端面に反射防止膜を貼り付ける必要が無くなる。これにより、部材点数の削減を図ることができるとともに、反射防止膜を成膜する手間を簡略化できるため、コストを下げることができる。
本発明の実施形態にかかるプロジェクタの光学系を示す模式図。 前記光学系の要部を示す模式図。 従来のプロジェクタの光学系の要部を示す模式図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、プロジェクタ1の光学系を示す模式図である。
プロジェクタ1は、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像を拡大投射する。このプロジェクタ1は、図1に示すように、インテグレータ照明光学系10と、色分離光学装置として色分離光学系20と、リレー光学系30と、光変調装置および色合成光学装置を一体化した光学装置40と、投射光学装置としての投射レンズ50とを備えて構成され、光学部品10〜40は、所定の照明光軸Kが設定された光学部品用筐体60内に位置決め調整されて収納されている。また、光学部品筐体60には、光学部品10〜40に対する所定位置に投射レンズ50が設置される。
インテグレータ照明光学系10は、光源から射出された光束の照明光軸直交面内における照度を均一にするための光学系であり、光源装置11、平行化凹レンズ12、第1レンズアレイ13、第2レンズアレイ14、偏光変換素子15、および重畳レンズ16を備えて構成される。
光源装置11は、放射光源としての光源ランプ17、リフレクタ18、およびリフレクタ18の光束射出側端面を覆うフロントガラス19を備え、光源ランプ17から射出された放射状の光線を、リフレクタ18で反射して平行化凹レンズ12で略平行光線とし、外部へと射出する。本例では、光源ランプ17として高圧水銀ランプを採用しているが、これ以外にメタルハライドランプやハロゲンランプを採用することもある。また、本例では、楕円面鏡からなるリフレクタ18の射出面に平行化凹レンズ12を配置した構成を採用しているが、リフレクタ18として放物面鏡を採用することもできる。
第1レンズアレイ13は、照明光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備している。各小レンズは、光源ランプ17から射出された光束を部分光束に分割し、照明光軸方向に射出する。
第2レンズアレイ14は、第1レンズアレイ13と略同様の構成であり、小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備する。この第2レンズアレイ14は、重畳レンズ16とともに、第1レンズアレイ13の各小レンズの像を後述する光変調装置としての液晶パネル上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子15は、第2レンズアレイ14からの光を1種類の偏光光に変換するものであり、これにより、光学装置40での光の利用効率が高められている。
具体的に、偏光変換素子15によって1種類の偏光光に変換された各部分光束は、重畳レンズ16によって最終的に光学装置40の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源ランプ17からの光束の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子15を用いることにより、光源ランプ17から射出された光束を略1種類の偏光光に変換し、光学装置40における光の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素子15は、例えば、特開平8−304739号公報に紹介されている。なお、1種類の偏光光とはベクトル方向が一方向に揃えられた偏光光である。
色分離光学系20は、インテグレータ照明光学系10から射出された光束を曲折する反射ミラー21と、2枚のダイクロイックミラー22,23と、反射ミラー24とを備え、ダイクロイックミラー22,23によりインテグレータ照明光学系10から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。なお、本例では、反射ミラー24は、光学部品用筐体60に対して姿勢を調整することができるようになっている。
リレー光学系30は、入射側レンズ31と、リレーレンズ33と、反射ミラー32,34とを備え、色分離光学系20で分離された色光である赤色光を後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系20のダイクロイックミラー22では、インテグレータ照明光学系10から射出された光束のうち、赤色光成分と緑色光成分とは反射し、青色光成分は透過する。ダイクロイックミラー22によって透過した青色光は、反射ミラー24で反射し、フィールドレンズ25を通って、後述する青色光用の液晶パネルに到達する。このフィールドレンズ25は、第2レンズアレイ14から射出された各部分光束を照明光軸Kに対して略平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の液晶パネルの光入射側に設けられたフィールドレンズ25も同様である。
また、ダイクロイックミラー22を反射した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー23によって反射し、フィールドレンズ25を通って、後述する緑色光用の液晶パネルに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー23を透過してリレー光学系30を通り、さらにフィールドレンズ25を通って、後述する赤色光用の液晶パネルに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系30が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ31に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ25に伝えるためである。また、リレー光学系30には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
光学装置40は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系20で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板42と、各入射側偏光板42の後段に配置される光変調装置としての液晶パネル41(赤色光用の液晶パネルを41R、緑色光用の液晶パネル41G、青色光用の液晶パネルを41Bとする)と、射出側偏光板44と、クロスダイクロイックプリズム45とを備える。
液晶パネル41R,41G,41Bは、色分離光学系20で分離された各色光を画像情報に応じて変調する光変調素子としての3つのパネル本体と、これらパネル本体を収納する3つの光変調素子保持枠とを備えている。
このうち、パネル本体は、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものであり、色分離光学系20で分離された各色光は、これらパネル本体と、これらの前段および後段に配置される入射側偏光板42および射出側偏光板44によって、画像情報に応じて変調されて光学像を形成する。
入射側偏光板42は、色分離光学系20で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、水晶、サファイア等の基板に偏光膜が成膜されたものである。また、基板を用いずに、偏光膜をフィールドレンズ25に貼り付けてもよい。
射出側偏光板44は、液晶パネル41R,41G,41Bで光変調された光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。本例では、一対の偏光素子(光学変換素子)44P,44Aを備える。このように射出側偏光板44を2枚構成としたのは、入射する偏光光を、各偏光素子44P,44Aのそれぞれで按分させて吸収することにより、偏光光で発生する熱を両偏光素子44P,44Aで按分させ、それぞれの過熱を抑えるためである。
クロスダイクロイックプリズム45は、射出側偏光板44から射出され、色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。
クロスダイクロイックプリズム45には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
投射レンズ50は、光学装置40により形成された光学像を拡大投射する投射光学装置としての機能を具備するものであり、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成される。
光学部品用筐体60は、射出成形等による合成樹脂製品であり、図示は省略するが、上述した光学部品10〜40を内部に収納するとともに投射レンズ50を光学部品10〜40に対する所定位置に設置する下部筐体と、下部筐体の開口部分を塞ぐ上部筐体とから構成されている。
以上のような光学系において、図2にも示すように、クロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面には、透光性基板46が貼り付けられている。この透光性基板46は、クロスダイクロイックプリズム45の光束入射側端面と、液晶パネル41の光束射出側端面との間の幾何学的距離を調整するためのものである。
透光性基板46は、クロスダイクロイックプリズム45の光束入射側端面と略同じ大きさ形状であり、平面矩形形状の板状体である。この透光性基板46は、クロスダイクロイックプリズム45と略等しい屈折率となっている。例えば、クロスダイクロイックプリズム45が高い屈折率を有する硼珪酸ガラス(例えば、BK7:商品名)で構成されている場合には、透光性基板46も同様の硼珪酸ガラス(例えば、BK7:商品名)で構成することが好ましい。
また、透光性基板46をクロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面に貼り付けるための接着剤は、クロスダイクロイックプリズム45と同等の屈折率となっている。
このような透光性基板46の光束射出側端面には、図示しないが、反射防止膜が成膜されている。
透光性基板46がクロスダイクロイックプリズム45の光束入射側端面に貼り付けられていない場合には、光束の反射を防止するため、透光性基板46の光束入射側端面や、クロスダイクロイックプリズム45の光束射出端面に、反射防止膜を成膜する必要がある。
本実施形態のように、透光性基板46をクロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面に貼り付けることで、透光性基板46の光束入射端面と、クロスダイクロイックプリズム45の光束射出端面とが密着することとなるので、透光性基板46の光束入射端面及びクロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面に反射防止膜を貼り付ける必要が無くなる。これにより、部材点数の削減を図ることができるとともに、反射防止膜を製膜する手間を簡略化することができ、製造コストを削減できる。
また、本実施形態では、透光性基板46の屈折率と、クロスダイクロイックプリズム45の屈折率とを略等しくし、さらに、透光性基板46とクロスダイクロイックプリズム45とを貼り合わせる接着剤の屈折率を透光性基板46及びクロスダイクロイックプリズム45と略等しくしているため、クロスダイクロイックプリズム45から射出された光束が接着剤を透過し、透光性基板46に導入する際に生じる、クロスダイクロイックプリズム45及び接着剤間での界面反射、接着剤及び透光性基板46間での界面反射を少なくすることができる。これにより、界面反射による光束のロスを最小限にとどめることができる。
以上のような本実施形態のプロジェクタ1の投射レンズ50から液晶パネル41(図2では、液晶パネル41Gを例示する)までの光学的距離S2は、図3に示すような従来の他のプロジェクタ100の投射レンズ50から液晶パネル41(図3では、液晶パネル41Gを例示する)までの光学的距離S1’と等しい。すなわち、透光性基板46を配置することで、投射レンズ50及び液晶パネル41間の光学的距離を所定距離に保ちながら、クロスダイクロイックプリズム45の光束入射側端面と、液晶パネル41の光束射出側端面との間の幾何学的距離を調整することができる。
なお、他のプロジェクタ100は、透光性基板46を有しない点、一方の偏光素子44Pを有しない点のみが本実施形態のプロジェクタ1と異なっている。
さらに、他のプロジェクタ100における投射レンズ50と、クロスダイクロイックプリズム45と、入射側偏光板42を含む液晶パネル41に光束を入射させるための光学系との幾何学的な相対位置関係は、本実施形態のプロジェクタ1における投射レンズ50と、クロスダイクロイックプリズム45と、入射側偏光板42を含む液晶パネル41に光束を入射させるための光学系との幾何学的な相対位置関係と等しい。換言すると、他のプロジェクタ100における投射レンズ50から入射側偏光板42までの幾何学的距離は、プロジェクタ1における投射レンズ50から入射側偏光板42までの幾何学的距離と等しい。
入射側偏光板42と、クロスダイクロイックプリズム45と、投射レンズ50との幾何学的な相対位置関係を一定に保持しつつ、透光性基板46を配置することにより、液晶パネル41と、クロスダイクロイックプリズム45との間の幾何学的距離を調整しているのである。
ここで、本実施形態のプロジェクタ1の投射レンズ50から液晶パネル41までの光学的距離S2とし、投射レンズ50からクロスダイクロイックプリズム45までの幾何学的距離をCとする。また、クロスダイクロイックプリズム45と液晶パネル41との間の距離をXとする。
さらに、透光性基板46の厚さ寸法(照明光軸Kに沿った厚さ寸法)をE、クロスダイクロイックプリズム45の厚さ寸法(照明光軸Kに沿った厚さ寸法)をH、一方の偏光素子44Pの厚さ寸法(照明光軸Kに沿った厚さ寸法)をGとし、他方の偏光素子44Aの厚さ寸法(照明光軸Kに沿った厚さ寸法)をFとする。
さらに、透光性基板46の屈折率をN1、一方の偏光素子44Pの屈折率をN4、他方の偏光素子44Aの屈折率をN2とし、クロスダイクロイックプリズム45の屈折率をN3とする。
本実施形態のプロジェクタ1の投射レンズ50から液晶パネル41までの光学的距離S2は、次の式(5)で示される。
S2=X−F+F/N2−G+G/N4+H/N3+E/N1+C−E・・・(5)
一方、他のプロジェクタ100におけるクロスダイクロイックプリズム45と液晶パネル41との間の距離をAとすると、他のプロジェクタ100の投射レンズ50から液晶パネル41までの光学的距離S1’は、S1’=A−F+F/N2+H/N3+Cである。
前述したように、本実施形態のプロジェクタ1の投射レンズ50から液晶パネル41までの光学的距離S2と、他のプロジェクタ100の投射レンズ50から液晶パネル41までの光学的距離S1’は、等しく、S2=S1’であるから、クロスダイクロイックプリズム45と、液晶パネル41との間の距離Xは、次のようになる。
X=A+G(N4−1)/N4+E(N1−1)/N1・・・(6)
本実施形態のプロジェクタ1は他のプロジェクタ100に比べ、液晶パネル41及びクロスダイクロイックプリズム45間の距離が、次の式(7)に示される分(α)だけ大きくなる。
X−A=α=G(N4−1)/N4+E(N1−1)/N1・・・(7)
このように、透光性基板46をクロスダイクロイックプリズム45に貼付け、クロスダイクロイックプリズム45と、投射レンズ50との間に配置することにより、透光性基板46を設置しない他のプロジェクタ100にくらべ、液晶パネル41と、クロスダイクロイックプリズム45との間の幾何学的距離が大きくなる。
これにより、液晶パネル41と、クロスダイクロイックプリズム45との間に配置される一方の偏光素子44Pと液晶パネル41との隙間、他方の偏光素子44Aとクロスダイクロイックプリズム45との隙間、偏光素子44P,44A間の隙間が大きくなり、冷却空気をスムーズに通すことが可能となる。従って、一方の偏光素子44P及び他方の偏光素子44Aを充分に冷却することができる。
また、式(7)のうち、E(N1−1)/N1は、透光性基板46を配置したことにより、クロスダイクロイックプリズム45と液晶パネル41との間に生じる隙間の増加分であり、G(N4−1)/N4は、一方の偏光素子44Pを配置したことにより、クロスダイクロイックプリズム45と液晶パネル41との間に生じる隙間の減少分である。
つまり、本実施形態では、G(N4−1)/N4 < E(N1−1)/N1とすることで、液晶パネル41とクロスダイクロイックプリズム45との間に一対の偏光素子44P,44Aを配置した場合であっても、液晶パネル41とクロスダイクロイックプリズム45との間に充分な隙間を確保することができるので、各偏光素子44P,44Aを充分に冷却することができる。
また、本実施形態では、射出側偏光板44を一対の偏光素子44P,44Aを備えるものとしているので、射出側偏光板を一枚の偏光素子で構成する場合に比べ、偏光素子で発生する熱を2つに按分することができ、各偏光素子44P,44Aで発生する熱量を低下させることができる。さらに、前述したように、冷却空気の流路が狭くならないため、それぞれの偏光素子44P,44Aを効率よく冷却することができる。これにより、偏光素子44P,44Aの熱劣化を確実に防止することができる。
さらに、透光性基板46を配置することにより、液晶パネル41と、クロスダイクロイックプリズム45との間の幾何学的距離を大きく確保しても、プロジェクタ1における光学系、クロスダイクロイックプリズム45、投射レンズ50の幾何学的な相対位置関係は、従来の他のプロジェクタ100における光学系、クロスダイクロイックプリズム45、投射レンズ50の幾何学的な相対位置関係と等しいので、プロジェクタ1の大型化を防止することができる。
なお、以上において、図2,図3を参照し、緑色光の光路を例示して、説明を行なったが、他の色光の光路においても、当然に同様の効果が生じる。プロジェクタ1の投射レンズ50から液晶パネル41R,41Bまでの光学的距離は、従来の他のプロジェクタ100の投射レンズ50から液晶パネル41R,41Bまでの光学的距離と等しい。そして、透光性基板46を配置することで、液晶パネル41R,41Bと、クロスダイクロイックプリズム45との間の幾何学的距離を大きく確保することができ、各偏光素子44P,44Aを充分に冷却することができる。
さらに、透光性基板46を配置することにより、液晶パネル41R,41Bと、クロスダイクロイックプリズム45との間の幾何学的距離を大きく確保しても、プロジェクタ1における光学系、クロスダイクロイックプリズム45、投射レンズ50の幾何学的な相対位置関係は、従来の他のプロジェクタ100における光学系、クロスダイクロイックプリズム45、投射レンズ50の幾何学的な相対位置関係と等しいので、プロジェクタ1の大型化を防止することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、射出側偏光板44を一対の偏光素子44P,44Aを備えるものとしたが、射出側偏光板は一枚の偏光素子であってもよい。または、複数の偏光素子を備える場合、そのうちの偏光素子のひとつがダイクロイックプリズムには貼付されていてもよい。このようにすることで、部材点数の削減を図ることができる。
また、前記実施形態では、クロスダイクロイックプリズム45と液晶パネル41との間に射出側偏光板44のみが配置されていたが、これに限らず、例えば、射出側偏光板に加え、視野角補償板を配置しても良い。すなわち、本発明の光学変換素子には視野角補償板も含まれる。
さらに、前記実施形態では、クロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面に、透光性基板46を貼り付けていたが、クロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面に透光性基板46を貼り付けなくてもよい。
このようにすることで、クロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面に透光性基板46を貼付ける手間を省くことができる。なお、この場合には、クロスダイクロイックプリズム45の光束射出側端面及び透光性基板46の光束入射端面に反射防止膜を成膜することが好ましい。
また、前記実施形態では、クロスダイクロイックプリズム45の屈折率と、透光性基板46の屈折率とは略等しいとしていたが、両者の屈折率は異なっていてもよい。
前記実施形態では、3つの液晶パネルを用いたプロジェクタ1の例のみを挙げたが、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用可能である。
さらに、前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタ1の例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
本発明は、プロジェクタに利用することができる。
1…プロジェクタ、41…液晶パネル(光変調装置)、44P,44A…偏光素子(光学変換素子)、44…射出側偏光板、45…クロスダイクロイックプリズム(色合成光学装置)、46…透光性基板、50…投射レンズ(投射光学装置)。

Claims (3)

  1. 光源から射出された光束を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、各光変調装置で変調された光束を合成する色合成光学装置と、この色合成光学装置によって合成された色光を拡大投射して投射画像を形成する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、
    前記投射光学装置及び前記光変調装置間の光学的距離を所定距離に保ちながら、前記光変調装置と、前記色合成光学装置との間の幾何学的距離を調整するための透光性基板と、
    前記光変調装置と、前記色合成光学装置との間に配置され、入射する光束を光学的に変換する一対の偏光素子とを備え、
    前記透光性基板は、前記色合成光学装置と、前記投射光学装置との間に配置されており、
    前記一対の偏光素子における一方の偏光素子の厚さ寸法をG、前記透光性基板の厚さ寸法をE、前記一方の偏光素子の屈折率をN 4 、前記透光性基板の屈折率をN 1 とした場合、
    G(N 4 −1)/N 4 < E(N 1 −1)/N 1 の条件を満たすことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光変調装置の前段には、前記光変調装置に光束を入射させるための光学系が配置されており、
    前記透光性基板は、前記色合成光学装置と、前記投射光学装置との間に配置した際に、前記光学系と、前記色合成光学装置と、前記投射光学装置との幾何学的相対位置関係を一定に保持しつつ、前記光変調装置と、前記色合成光学装置との間の幾何学的距離が大きくなる厚さ寸法及び屈折率を有することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記色合成光学装置は、前記各光変調装置で変調された光束が入射される複数の光束入射側端面、及び、当該各光束入射面に入射された光束を合成した光束を射出する光束射出側端面を有するプリズムを有し、
    前記透光性基板は、前記光束射出側端面に取り付けられていることを特徴とするプロジェクタ。
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