JP2005173357A - 色分離合成装置及びそれを有する映像投影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高コントラストの投影画像が得られるカラー液晶プロジェクターに好適な色分離合成装置を得ること。
【解決手段】 光源手段から発せられた照明光を色分離素子および偏光分離素子で構成される光学ユニットへ入射し、第1から第3の色光に分解し、これら第1から第3の色光を色光ごとに設けられた第1から第3の画像表示素子に入射し、これら画像表示素子により変調された各色光を色合成し、出射面より出射させる色分離合成系と該色分離合成系を保持する保持部材とを有する色分離合成装置において、
前記色分離合成系は、内部に偏光分離作用又は/及び偏光合成作用をする光学面を有するプリズム部材を有し、
該プリズム部材の各光学面のうち、該出射面より出射する各色光のうち、いずれの色光も通過しない光学面に対向する該保持部材の一部に光透過手段は反射防止手段を設けたことを特徴とする色分離合成装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 光源手段から発せられた照明光を色分離素子および偏光分離素子で構成される光学ユニットへ入射し、第1から第3の色光に分解し、これら第1から第3の色光を色光ごとに設けられた第1から第3の画像表示素子に入射し、これら画像表示素子により変調された各色光を色合成し、出射面より出射させる色分離合成系と該色分離合成系を保持する保持部材とを有する色分離合成装置において、
前記色分離合成系は、内部に偏光分離作用又は/及び偏光合成作用をする光学面を有するプリズム部材を有し、
該プリズム部材の各光学面のうち、該出射面より出射する各色光のうち、いずれの色光も通過しない光学面に対向する該保持部材の一部に光透過手段は反射防止手段を設けたことを特徴とする色分離合成装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、色分離合成装置及びそれを有する映像投影装置(映像投射装置)に関し、特に光源手段からの光を複数の色光に分解して、これら複数の色光をそれぞれ画像表示素子に導き、これら画像表示素子により変調された各色光を合成して、スクリーン面上に投射する例えばカラー液晶プロジェククター等に好適なものである。
従来のカラー液晶プロジェクター等の映像投影装置は、光源手段からの照明光を複数の色光に分解して、これら複数の色光をそれぞれ液晶パネルより成る画像表示素子に導き、これら画像表示素子により変調された各色光を合成する色分離合成系、色分離合成系を保持する保持手段、そして色分離合成系からの光をスクリーン面上に投射し、画像情報を表示する投射レンズを有している。
映像投射装置として、反射型の液晶表示素子と偏光ビームスプリッターを含む色分離合成系とを組み合わせたカラー液晶プロジェクタが知られている(例えば特許文献1、2)。図15は特許文献1に開示されている映像投影装置の説明図である。図15に示すように、色分離合成系は、第1、第2、第3、第4の偏光ビームスプリッター118、120、124、128と3つの色選択性位相差板116、126、134とを有して構成されている。
ここで、色選択性位相差板とは、可視光の波長領域において特定波長領域の光の偏光方向を90度変換し、その他の波長の光の偏光方向は変化させない作用を有するものである。
そして、図15に示した装置では、光源100から出た照明光110は、コンデンサーレンズ112を介し、偏光変換素子114により直線偏光(S偏光)にそろえられ、この直線偏光光(S偏光)のうち青色光(B光)の光のみ第1の色選択性位相差板116によって偏光方向を90度回転させ(P偏光)、第1の偏光ビームスプリッター118に入射させてP偏光であるB光を透過させ、S偏光であるB光以外の緑色光(G光)と赤色光(R光)の光を反射させることで色分解を行う。B光(P偏光)は、第2の偏光ビームスプリッター120を透過して反射型の液晶表示素子B122に至る。また、G光、R光は第2の色選択性位相差板126に入射し、G光の偏光方向のみが90度変換され(P偏光)、第3の偏光ビームスプリッター124によりP偏光であるG光が透過してS偏光であるR光が反射されることで色分解される。
分解されたG光、R光の光はそれぞれ反射型の液晶表示素子G132および反射型の液晶表示素子R130に至る。
反射型の液晶表示素子B122で変調されたB光のうちP偏光成分は、第2の偏光ビームスプリッター120を透過して光源100側に戻り、S偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター120で反射して投射光となる。また、反射型の液晶表示素子R130で変調されたR光のうちS偏光成分は第3の偏光ビームスプリッター124で反射して光源100側に戻り、P偏光成分は第3の偏光ビームスプリッター124を透過して投射光となる。さらに、反射型の液晶表示素子G132で変調されたG光のうちP偏光成分は第3の偏光ビームスプリッター124を透過して光源100側に戻り、S偏光成分は第3の偏光ビームスプリッター124で反射して投射光となる。
G光とR光の投射光は第3の色選択性位相差板134に入射し、G光の偏光方向のみが90度回転することによってG光、R光はP偏光にそろえられる。そして、G光、R光は、第4の偏光ビームスプリッター128を透過し、S偏光であるBの光は第4の偏光ビームスプリッター128で反射する。これにより、R光、G光、B光の各色光は1つに合成され、カラー画像として投影される。
また、特許文献2にて提案されている投射型の映像投影装置では、特許文献1に比べて第1の色の光と、第2、第3の色の光を分離するためにダイクロイックミラーを使用した例が示されている。
一方プロジェクターにおいて、画像表示素子で光変調され投射レンズに入射し、投射光として使用される信号光に投射とは関係のない雑音光が混入すると、投影画像のコントラストが低下する。そこで光変調装置と色分離用のダイクロイックプリズムとの隙間から投射レンズ側に漏れる光(不要光)を防止する為の遮光部材を設けたプロジェクターが知られている(特許文献3)。
又、カラー液晶プロジェクターにおいて、色合成用のプリズム内で発生する不要光を、プリズム間に設けた遮光枠で遮光する液晶プロジェクターが知られている(特許文献4)。
又、プロジェクタにおいて、デジタルマイクロデバイス(DMD)で反転した画像は、不要光として遮光するが、遮光されなかった不要光がゴーストとなり、投影画像のコントラストを低下させるので、このときの不要光を遮光部材で遮光するプロジェクタが知られている(特許文献5)。
又、色分離合成装置において、色分解合成光学系を構成する要素の一つに使用される偏光分離素子の各光学面のうち、入射面でも出射面でも無い面に反射防止手段を設けた色分離合成光学装置が知られている(特許文献6)
米国特許第6183091号
特開2001−154152号公報
特開2001−201794号公報
特開2001−221988号公報
特開2002−258405号公報
特開2003−131167号公報
一般に、偏光ビームスプリッターは入射角が45度で入射する光に対しては図3に示すような各波長の光で理想的な偏光分離性能を示すが、入射角が45度からずれた角度で入射する光に対しては図4に示すような各波長の光で不完全な光学特性となってしまう。
これは偏光ビームスプリッターに形成されている光学薄膜において、薄膜の屈折率をn、薄膜の厚さをd、光の入射角度をθとしたとき、光学薄膜は光学性能に対してn・d・cosθで作用するために、入射する角度θにより光学性能が変化してしまうためである。
上述したような映像投影装置において、反射型の液晶表示素子を照明する光はある程度の広がり角度2ω(2ωは照明系で決まる)を有する光束であるので、偏光ビームスプリッターに対しては45度±ωの広がりをもつ光が入射することになる。
このため、偏光ビームスプリッターにおいて、入射光はP偏光成分とS偏光成分は完全には分離されず、液晶表示素子に入射する光は完全な直線偏光にならないことになる。
これにより、例えば、図15中において、B光の画像を表示するためのS偏光光は、多くは第2の偏光ビームスプリッター120の偏光分離面で反射され、第4の偏光ビームスプリッター128を介して被投射面に向かうが、一部は第1の偏光ビームスプリッター118に向かい、さらにその一部は第1の偏光ビームスプリッター118の偏光分離面で反射されて第1の偏光ビームスプリッター118における入射面でも出射面でもない面118aに向かう。
そして、面118aから放出された光は偏光ビームスプリッター面118aと対向する面(不図示)で反射し、反射する際のいわゆる位相飛びの影響や、前述したように傾きを持った光に対して偏光ビームスプリッターが理想的に作用しないことによって第1の偏光ビームスプリッター118を透過して第3の偏光ビームスプリッター124に入射し、R光、G光の液晶パネル130、132に入射してその一部が被投射面に投射されてしまう。
このように、偏光分離面でのいわゆる漏れ光が、本来、想定しない経路を通ることによって、投射画像のコントラストが低下したり、別の色光の液晶パネルによって変調を受けた光が被投射面に投射されたりすることによって色調が狂ってしまったりするという問題がある。
さらに、色分解合成系内の光は収束光であるために、迷光となった光は、主な光束が通る平面に対して平行な面にも到達してしまい、その面でも反射されて色分解合成系の内部が迷光で充満してしまい、投影画像のコントラストが低下してくるという問題もある。
一方、上記特許文献6は、これらの問題を軽減、または、解消できる液晶プロジェクタを提案するものであるが、現在、より高画質の画像を投射できるプロジェクタが望まれている。
本発明は、高画質の画像を投射できるプロジェクタ(画像投射装置)の提供を目的とする。
請求項1の発明の画像投射装置は、照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴としている。
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴としている。
請求項2の発明の画像投射装置は、照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴としている。
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴としている。
請求項3の発明の画像投射装置は、照明光を複数の色光に分解し、分解された前記色光を第1の画像表示素子および第2の画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を投射手段により被投射面に投射する画像投射装置において、
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴としている。
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の発明において、前記透過手段は、ルーバー形状の光通過路を有することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記ルーバー形状の光透過路を冷却する冷却手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の発明において、前記透過手段で透過された前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、前記反射防止手段を冷却する冷却手段と、をさらに備えることを特徴としている。
請求項7の発明の画像投射装置は、照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴としている。
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴としている。
請求項8の発明の画像投射装置は、照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴としている。
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項7又は8の発明において、前記光学素子は、プリズム形状の偏光ビームスプリッタであり、
前記反射防止手段は、前記偏光ビームスプリッタのプリズム面から離間されていることを特徴としている。
前記反射防止手段は、前記偏光ビームスプリッタのプリズム面から離間されていることを特徴としている。
請求項10の発明の画像投射装置は、照明光を複数の色光に分解し、分解された前記色光を第1の画像表示素子および第2の画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を投射手段により被投射面に投射する画像投射装置において、
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴としている。
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴としている。
請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記色合成素子は、プリズム形状の偏光ビームスプリッタであり、
前記反射防止手段は、前記偏光ビームスプリッタのプリズム面から離間されていることを特徴としている。
前記反射防止手段は、前記偏光ビームスプリッタのプリズム面から離間されていることを特徴としている。
請求項12の発明は、請求項7〜11のいずれか1項の発明において、前記反射防止手段は、光拡散部を有することを特徴としている。
請求項13の発明は、請求項7〜11のいずれか1項の発明において、前記反射防止手段は、吸収性黒色塗料、もしくは蒸着した反射防止コート、もしくは貼布した光吸収部材より成ることを特徴としている。
請求項14の発明は、請求項7〜11のいずれか1項の発明において、前記反射防止手段は、凹凸形状の表面部を有することを特徴としている。
請求項15の発明の画像投射装置は、照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記光学素子から離間していることを特徴としている。
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記光学素子から離間していることを特徴としている。
請求項16の画像投射装置は、照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記光学素子から離間していることを特徴としている。
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記光学素子から離間していることを特徴としている。
請求項17の発明の画像投射装置は、照明光を複数の色光に分解し、分解された前記色光を第1の画像表示素子および第2の画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を投射手段により被投射面に投射する画像投射装置において、
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記色合成素子から離間していることを特徴としている。
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記色合成素子から離間していることを特徴としている。
請求項18の発明の画像投射システムは、請求項1〜17のいずれか1つに記載の画像投射装置と、
前記画像投射装置に画像信号を入力する画像信号入力装置と、を具備することを特徴としている。
前記画像投射装置に画像信号を入力する画像信号入力装置と、を具備することを特徴としている。
本発明によれば、高画質の画像を投射することができる。
以下、図面を用いて本発明の各実施例を説明する。
図1は本発明の色分離合成装置を用いた映像投影装置の実施例1の要部概略図である。図1において、1は光源(光源手段)、2は光源1からの光を所定の方向に集光するリフレクター(反射鏡)である。
3はフライアイレンズであり、矩形のレンズをマトリックス状に配置した第1のフライアイレンズ3aと、第1のフライアイレンズ3aの個々のレンズに対応したレンズアレイからなる第2のフライアイレンズ3bとを有している。4は無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子である。5は集光光学系であり、コンデンサーレンズ5a、フィールドレンズ5bを有している。5cはミラーである。以上の各部材により照明系が構成される。
6は青色光(B光)と赤色光(R光)の波長領域の光を透過し、緑色光(G光)の波長領域の光を反射するダイクロイックミラー(色分離素子)である。7はG光とR光の中間の波長領域の光を一部カットするカラーフィルターである。
8a、8bはB光の偏光方向を90度変換し、R光の偏光方向は変換しない第1および第2の色選択性位相差板である。9a、9bは第1および第2の偏光板であり、10aは第1の1/2波長板である。
11a、11bはP偏光を透過し、S偏光を反射するプリズム部材より成る第1および第2の偏光ビームスプリッター(光学素子)であり、内部にそれぞれ偏光分離面(第1および第2の偏光分離面11ax、11bx)を有する。また、11cはP偏光を透過し、S偏光を反射するプリズム部材より成る第3の偏光ビームスプリッター(色合成素子)であり、内部に偏光分離面(第3の偏光分離面11cx)を有する。
尚、第2、第3の偏光分離面11bx、11cxは偏光合成面としても作用する。ダイクロイックミラー6と第2偏光分離面11bx、第1の色選択性位相差板8aは色分離手段の一要素を構成している。
尚、本実施例において、第1〜第3偏光ビームスプリッター11a〜11cをプリズム材ではなく、ダイクロイックミラーより構成しても良い。
12は画像表示素子であり、液晶表示素子より成り、それぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する赤用の反射型の液晶表示素子12r、緑用の反射型の液晶表示素子12g、青用の反射型の液晶表示素子12bを有している。13r、13g、13bはそれぞれ、赤色用の1/4波長板、緑色用の1/4波長板、青色用の1/4波長板である。以上のダイクロイックミラー6から1/4波長板13r、13g、13bは、色分離合成系の一部を構成している。
14は投射レンズであり、投射光学系を構成し、画像表示素子に12に基づく画像情報をスクリーンS上に投射している。
15はダイクロイックミラー6および3つの偏光ビームスプリッター11a、11b、11cを保持する保持部材である。なお、上記照明系、色分離合成系および投射光学系により映像投影装置が構成される。
次に光学的な作用を説明する。光源1から発した光はリフレクター2により所定の方向に集光される。リフレクター2の反射面は放物面形状を有しており、放物面の焦点位置から出射した光は放物面の対称軸に平行な光束となり、出射する。
ただし、光源1は理想的な点光源ではなく有限の大きさの発光面を有しているので、集光する光束には放物面の対称軸Oに平行でない光の成分も多く含まれている。
これらの集光光束は、第1のフライアイレンズ3aに入射する。第1のフライアイレンズ3aは、外形が矩形である正の屈折力を有するレンズ3a1をマトリックス状に組み合わせて構成されており、入射した光束はそれぞれのレンズ3a1に応じた複数の光束に分割、集光され、第2のフライアイレンズ3bを経て、複数の光源像を偏光変換素子4の近傍にマトリックス状に形成する。
偏光変換素子4は、図9に示すように偏光分離面4bと反射面4cと1/2波長板4dとからなる複数のユニット4aを有し、マトリックス状に集光される複数の光束は、その列に対応した偏光分離面4bに入射し、透過するP偏光成分の光と反射するS偏光成分の光に分割される。
反射されたS偏光成分の光は反射面4cで反射し、P偏光成分と同じ方向に出射する。一方、透過したP偏光成分の光は、1/2波長板4dを透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換され、偏光方向(・)が揃った光として射出する。
偏光変換された複数の光束は、偏光変換素子4を射出した後、発散光束として集光光学系5に至る。なお、集光光学系5のうちミラー5cは屈折力を持たない。
フィールドレンズ5bから反射型の液晶表示素子12に至る光路において反射型の液晶表示素子12上に集光する光は集光光学系5の光軸O’に対してほぼテレセントリックになる。
ダイクロイックミラー6のダイクロ面および偏光ビームスプリッター11a、11b、11cの偏光分離面は光学薄膜で構成されており、これらの光学薄膜に入射する角度によりその光学特性が変化する。このとき、反射型の液晶表示素子に対する照明光束をテレセントリックに設定することにより、光学薄膜で発生する光学特性の変動が反射型の液晶表示素子12上で発生しない構成となっている。
ダイクロイックミラー6は、図2の実線6aで示すような分光特性を有しており、B光(波長430〜495nm)とR光(波長590〜650nm)の光は透過し、G光(波長505〜580nm)の光は反射する。ここで、G光のS偏光成分の透過率は、G光の波長範囲の中心波長である550nmにおいて1%以下に設定されており、他の2つの色光の色純度の低下を防いでいる。
図1においては偏光変換素子4によりS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー6によって分解された後もS偏光(・)となっている。
G光の光路において、ダイクロイックミラー6を反射した光はカラーフィルター7に入射する。カラーフィルター7は、図2に点線7aで示すような分光特性を有しており、G光とR光の中間の波長領域にあたる黄色の色光(波長575〜585nmよりも長波長)を反射するダイクロイックフィルターとして、黄色の光を除去する。
緑の光に黄色の色成分が多いと、緑が黄緑になってしまうので、黄色の光を除去する方が色再現上望ましい。また、カラーフィルター7は黄色の光を吸収する特性のものでもよい。
こうして色調整されたG光は、第1の偏光ビームスプリッター11aに対してS偏光(・)として入射して第1の偏光分離面11axで反射され、G光用の反射型の液晶表示素子12gへと至る。
この際、第1の偏光ビームスプリッター11aの第1の偏光分離面11axにおいては、全てのS偏光光が反射されるわけではなく、一部のS偏光光と偏光変換素子4の偏光変換効率が有限であるために照明光に混在するP偏光成分は第1の偏光分離面11axを透過して第1の偏光ビームスプリッター11aの光軸に垂直で信号光の入射面でも出射面でもない面(光学面)11a−1を透過し、その面から偏光ビームスプリッター11aの外部に漏れ出す。
漏れ出した光は、3つの偏光ビームスプリッター11a〜11cと1つのダイクロイックミラー6を保持する部材15(以後、保持部材15と称す)でかつ、光学面11a−1と対向するの壁面15aを照射する。
壁面15aは、例えばガラス板あるいは透明アクリル板などの光透過手段(透過手段)で構成されており、照射される光が色分離合成系外に排出されるようになっている。
そのため、保持部材15の壁面15aで漏れ光が反射され再び偏光ビームスプリッター11a内に戻らず、色分離合成系の外部に排出される。排出された光は偏光ビームスプリッター11aの近傍で、かつ偏光分離面11axから画像表示素子12gまでの距離と同等の位置で1度結像し、その後光束が広がるため、排出された先で反射し、再び偏光ビームスプリッター11aに戻ってきたとしても、光量は大幅に低下しているため、投射画像のコントラストの低下には大きく影響しない。
また、壁面15a全てが前記の透明部材で構成されている場合でも、光が照射される範囲だけ透明部材で構成しても良い。
G光用の反射型の液晶表示素子12gにおいては、G光が画像変調されて反射される。画像変調されたG光の反射光のうちS偏光成分(・)は、再び第1の偏光ビームスプリッター11aの第1の偏光分離面11axで反射し、光源1側に戻され、投射光から除去される。この際、第1の偏光分離面11axの分光特性でわずかに第1の偏光分離面11axを透過してしまうS偏光光は、第1の1/2波長板9aでP偏光光に変換され、第3の偏光ビームスプリッター11cに入射し、その第3の偏光分離面11cxを透過し、第3の偏光ビームスプリッター11cの光学面11c−1から排出される。
排出された光は、保持部材15で偏光ビームスプリッター11cと対向する壁面15bを照射する。壁面15bは、例えばガラス板あるいは透明アクリル板などの光透過手段(透過手段)で構成されており、照射される光が色分離合成系外に排出されるようになっている。
そのため、保持部材15の壁面15aで漏れ光が反射され再び偏光ビームスプリッター11c内に戻らず、色分解合成系の外部に排出される。排出された光はその後光束が広がるため、排出された先で反射し、再び偏光ビームスプリッター11cに戻ってきたとしても、光量は大幅に低下しているため、投射画像のコントラストの低下には大きく影響しない。
また、壁面15b全てが前記の透明部材で構成されている場合でも、光が照射される範囲だけ透明部材で構成しても良い。
一方、画像変調されたG光の反射光のうちP偏光成分(|)は、第1の偏光分離面11axを透過し、投射光として第3の偏光ビームスプリッター11cに向かう。
このとき、すべての偏光成分をS偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1の偏光ビームスプリッター11aとG光用の反射型の液晶表示素子12gとの間に設けられた1/4波長板13gの遅相軸を所定の方向に調整することにより、第1の偏光ビームスプリッター11aとG光用の反射型の液晶表示素子12gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1の偏光ビームスプリッター11aから射出したG光(|)は、P偏光のみを透過する第1の偏光板9aで検光される。これにより、第1の偏光ビームスプリッター11aとG光用の反射型の液晶表示素子12gを通ることによって生じた無効な成分がカットされた光となる。そして、次に偏光方向に対して遅相軸が45度で設定された第1の1/2波長板10aにより偏光方向を90度回転され、第3の偏光ビームスプリッター11cに対してS偏光(・)として入射し、第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxで反射されて投射レンズ14へと至る。この際も、第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxの分光特性により第3の偏光分離面11cxをわずかに透過してしまう。
この透過してしまう不要光も前述した保持部材15の壁面15bにより、同様に透過される。
ここで、第1の1/2波長板10aの遅相軸を回転調整できるようにしておくと、第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxに入射するG光の偏光方向を微調整することができる。
これにより、取り付け誤差などによって第1の偏光ビームスプリッター11aの第1の偏光分離面11axと第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxとの間に相対的な傾きがあるときなどは、この調整機構により第3の偏光ビームスプリッター11cにおける非投射光の漏れが最小となるようにすることができ、G光における黒表示の画像調整が可能となる。
さらに、第1の偏光板9aと第1の1/2波長板10aを貼り付けて、一体的に調整することもできる。
ダイクロイックミラー6を透過したR光とB光は、第1の色選択性位相差板8aに入射する。第1の色選択性位相差板8aは、Bの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりB光はP偏光(|)として、R光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター11bに入射する。S偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター11bに入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター11bの第2の偏光分離面11bxで反射され、R光用の反射型の液晶表示素子12rへと至る。
また、P偏光(|)として第2の偏光ビームスプリッター11bに入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター11bの第2の偏光分離面11bxを透過してB光用の反射型の液晶表示素子12bへと至る。
R光用の反射型の液晶表示素子12rに入射したRの光は画像変調されて反射される。画像変調されたR光の反射光のうちS偏光成分(・)は、再び第2の偏光ビームスプリッター11bの第2の偏光分離面11bxで反射されて光源1側に戻され、投射光から除去される。
この際も、前述のG光と同様に一部のS偏光光は、第2の偏光分離面11bxを透過してしまうが、この光は第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxで大部分反射され、第3の偏光ビームスプリッター11cの光軸に垂直な信号光の入射面でも出射面でもない光学面11c−1から放出される。
同様に保持部材15の壁面15bは前述したように、例えばガラス板あるいは透明アクリル板で構成されており、照射される光が色分離合成系外に排出されるようになっている。
そのため、保持部材15の壁面15bで漏れ光が反射され再び偏光ビームスプリッター11c内に戻らず、色分解合成系の外部に排出される。排出された光はその後光束が広がるため、排出された先で反射し、再び偏光ビームスプリッター11cに戻ってきたとしても、光量は大幅に低下しているため、投射画像のコントラストの低下には大きく影響しない。
また、壁面15b全てが前記の透明部材で構成されている場合でも、光が照射される範囲だけ透明部材で構成していても良い。
一方、画像変調されたR光の反射光のうちP偏光成分(|)は第2の偏光ビームスプリッター11bの第2の偏光分離面11bxを透過して投射光として第3の偏光ビームスプリッター11cに向かう。
第2の偏光ビームスプリッター11bを出射しR光は2の色選択性位相板8bをそのまま透過し、さらに第2の偏光板9bで検光されて第3の偏光ビームスプリッター11cに入射する。そして、第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxを透過して投射レンズ14に至る。
また、B光用の反射型の液晶表示素子12bに入射したB光は画像変調されて反射される。画像変調されたB光の反射光のうちP偏光成分(|)は、再び第2の偏光ビームスプリッター11bの第2の偏光分離面11bxを透過して光源1側に戻され、投射光から除去される。
ここでも同様に、一部のP偏光光(|)は、第2の偏光分離面11bxで反射してしまうが、この光は第2の色選択性位相差板8bでP偏光(|)からS偏光(・)に変換され、第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxで大部分が反射され、第3の偏光ビームスプリッター11cの光軸に垂直な入射面でも出射面でもない光学面11c−1から放出される。
前述したように、保持部材15の壁面15bは、例えばガラス板あるいは透明アクリル板などで構成されており、照射される光が色分離合成系外に排出されるようになっている。
そのため、保持部材15壁面の11bで漏れ光が反射され再び偏光ビームスプリッター11c内に戻らず、色分解合成系の外部に排出される。排出された光はその後光束が広がるため、排出された先で反射し、再び偏光ビームスプリッター11cに戻ってきたとしても、光量は大幅に低下しているため、投射画像のコントラスト低下には大きく影響しない。
また、壁面15b全てが前記の透明部材で構成されている場合でも、光が照射される範囲だけ透明部材で構成していても良い。
また、壁面15b全てが前記の透明部材で構成されている場合でも、光が照射される範囲だけ透明部材で構成していても良い。
一方、画像変調されたB光の反射光のうちS偏光成分(・)は第2の偏光ビームスプリッター11bの第2の偏光分離面11bxで反射して投射光として第3の偏光ビームスプリッター11cに向かう。
このとき、第2の偏光ビームスプリッター10bとR光用、B光用の反射型の液晶表示素子12b、12rの間に設けられた1/4波長板13b、13rの遅相軸を調整することにより、G光の場合と同じようにR光、B光それぞれの黒の表示の調整を行う。
こうして1つの光束に合成され、第2の偏光ビームスプリッター10bから射出したR光とB光の投射光のうちBの光は、第2の色選択性位相板8bによって偏光方向が90度回転されてP偏光成分(|)となり、さらに第2の偏光板9bで検光されて第3の偏光ビームスプリッター11cに入射する。R光は第2の色選択性位相板8bをそのまま透過し、さらに第2の偏光板9bで検光されて第3の偏光ビームスプリッター11cに入射する。第2の偏光板9bで検光されることにより、R光とB光の投射光は第2の偏光ビームスプリッター11bとR光用、B光用の反射型の液晶表示素子12b、12r、1/4波長板13b、13rを通ることによって生じた無効な成分をカットされた光となる。
そして、第3の偏光ビームスプリッター11cに入射したR光とB光の投射光は第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxを透過し、この第3の偏光分離面11cxにて反射したG光と合成されて出射面11c−2を出射して投射レンズ14に至る。
ここで、第2の色選択性位相差板8bと第3の偏光ビームスプリッター11cとの間に第2の1/2波長板10b(不図示)を配置し、第2の1/2波長板10bの遅相軸を透過する偏光方向と同じ方向(偏光状態を変換しない方向)に設定し、G光のときと同じように、第2の1/2波長板10bの遅相軸の傾き調整を行うことで、R光、B光の偏光方向が第3の偏光ビームスプリッター11cの第3の偏光分離面11cxに対して適切に入射するように調整し、第3の偏光ビームスプリッター11cにおける非投射光の漏れが最小となるようにすることができ、R光、B光における黒表示の画像調整をすることもできる。
合成されたR光、G光、B光の投射光は、投射レンズ14によってスクリーンSなどの被投射面に拡大投影される。
なお、上述した各光学素子の空気との境界面には反射防止コートが施されている。G光のみが透過する面には、最も反射率が低下する波長帯域を550nmの近傍に設定した反射防止コートが施され、R光のみが透過する面には最も反射率が低下する波長帯域を610nmの近傍に設定した反射防止コートが施されている。また、B光のみが透過する面には最も反射率が低下する波長帯域を450nmの近傍に設定した反射防止コートが施され、R光とB光が透過する面には反射率が低下する波長帯域を450nmの近傍と610nmの近傍に2つあるような反射防止コートが施されている。
また、光源1から投射レンズ14に至る光束は、反射型の液晶表示素子12g、12b、12rに到達する際に光束径が最も細くなるので、反射型の液晶表示素子の近傍に配置した偏光ビームスプリッター11a、11bを投射レンズ14側に配置した偏光ビームスプリッター11cよりも小さく構成している。
さらに、投射レンズ14のFナンバーFnoは、反射型の液晶表示素子における回折や取り付け誤差による投射レンズ14の光軸と集光光学系5の光軸のずれを考慮して、照明系のFナンバーFnoよりも明るく設定している。
次に、実施例2について説明する。実施例1では、例えば第1の偏光ビームスプリッター11aの光軸に垂直な信号光の入射面でも出射面でもない光学面11a−1から放出される不要光が照射される保持部材15の壁面15aを光透過手段、例えばガラス板あるいは透明アクリル板などで構成する例を示したが、光透過手段として変わりにルーバー形状を設けた部材15c、15dより構成しても同様の効果が得られる。
例えば壁面15c、15dを、図5に示すように、傾斜面15c1、15d1が所定の間隔で並ぶように配置された構成にする。そうすることで、例えば偏光ビームスプリッター11aの光軸に垂直な信号光の入射面でも出射面でもない光学面11a−1から不要光が排出された場合、保持部材15でかつ偏光ビームスプリッター11aと対向する壁面15cに設けられた所定の間隔でならぶ傾斜面15c1で図6に示すように反射を繰り返し、設けられた隙間15c2から光が色分離合成系の外部に排出されるようになっている。
壁面15cは傾斜面15cを有しているため、壁面15cで反射された光は直に偏光ビームスプリッター11aに戻ることはない。排出された光はその後光束が広がるため、排出された先で反射し、再び偏光ビームスプリッター11aに戻ってきたとしても、光量は大幅に低下しているため、投射画像のコントラスト低下には大きく影響しない。
さらに、図6に示すように例えば壁面15cの傾斜面15c1に反射防止部18、例えば黒つや消し塗装もしくは黒色フェルトの貼り付け、もしくは反射防止コート(ARコート)を施すことで、色分解合成系の外部に排出される光を減少させることが可能になる。このため、色分解合成系外部で反射し、再び偏光ビームスプリッター11aに戻ってくる光を更に低減することができ、より高コントラストな投射映像を得ることができる。
また、例えば偏光ビームスプリッター11aからの不要光を傾斜して設けられた壁面15cの光吸収部18に吸収させると、壁面15cおよび保持部材15自体の温度が上昇してしまい、吸収効果が低下したり、最悪、保持部材15が熱により変形してしまう恐れがある。そこで、図7に示すように、保持部材15および壁面15cを冷却するのが良い。
保持部材15に光が照射される箇所の背面かつ近傍に、例えばヒートシンク16aや16bなどの放熱部材を取り付け、冷却を行う。もしくは、保持部材15に光が照射される箇所の背面にファン17から送られる風、もしくは空気が吸入されることによって生じる風を接触させ、冷却を行う。前述した、ヒートシンク16a、16bの設置とファン17の冷却を併用すれば、より一層の冷却を行うことができる。また、同様の場所である保持部材15に光が照射される箇所の背面かつ近傍に、ペルチェ素子(不図示)等の電子冷却装置を設置しても冷却を行うことができる。
次に、実施例3について説明する。実施例2には例えば壁面15cを傾斜面が所定の間隔で配置されたルーバー形状にした場合について述べた。このようにすることで、壁面15cに設けられた隙間が通風口の役割を果たし冷却を容易にすることができる。
例えば、実施例1で述べたように色分解合成系はダイクロイックミラー6、カラーフィルター7、色選択性位相差板8aおよび8b、偏光板9aおよび9b、第1、第2の1/2波長板10aおよび10b、偏光ビームスプリッター11aおよび11bおよび11c、反射型の液晶表示素子12rおよび12gおよび12b、1/4波長板13rおよび13gおよび13bを有している。これらの中でも、偏光板9aおよび9b、反射型の液晶素子12rおよび12gおよび12bは熱に弱く、特に偏光板9a、9bは60〜70℃程度で偏光作用が失われることが知られている。
そこで、実施例3では図8に示すように、ファン17bおよび17cを壁面15cおよび15dの近傍に配置し、色分離合成系とは反対の方向に噴出する向きに配置する。また、壁面15cおよび15dに設ける所定の間隔で配置されたルーバー形状が偏光板9aおよび9bに向かって傾斜させるように構成する。
そうすることで、色分離合成系の内部の空気を外に吸い出すことで、冷却必要箇所の冷却を行うことができる。さらに、壁面15cおよび15dに設ける所定の間隔で配置されたルーバー形状が偏光板9aおよび9bに向かって傾斜させるように構成されていることで、偏光板9a、9bの冷却をより強力なものとすることが可能となる。
更に、壁面15cおよび15dに吸収型の反射防止部を施した場合でも同時に冷却を行うことができ、ファンの個数を減少させることができ、コストを減少させるだけでなく、低騒音な映像投影装置を実現することができる。
ここではファン17bおよび17cは、色分離合成系とは反対の方向に噴出する構成を述べたが、逆に色分離合成系に対して噴出する向きにファンを配置しても良い。ファンから噴出された風は壁面15cおよび15dに設けられた傾斜面でその風向きを変え、冷却が必要となる箇所である偏光板9aおよび9bに向かって流れる。そうすることで、偏光板9aおよび9bの冷却を行うことができる。更に、壁面15cおよび15dに吸収型の反射防止部を施した場合でも同時に冷却を行うことができ、ファンの個数を減少させることができ、コストを減少させるだけでなく、低騒音な映像投影装置を実現することができる。
以上のように実施例1〜3では、第1の偏光分離素子11aの各光学面のうち、第1の色光Gが通過しない光学面11a−1に対向する保持部材15の一部15aと、
色合成手段11cの各光学面のうち、出射面11c−2より出射する3色光(B、G、R光)のうち、いずれの色光も通過しない光学面11c−1に対向する保持部材15の一部15bとに、光透過手段を設けている。
色合成手段11cの各光学面のうち、出射面11c−2より出射する3色光(B、G、R光)のうち、いずれの色光も通過しない光学面11c−1に対向する保持部材15の一部15bとに、光透過手段を設けている。
特に本実施例では、色分離合成系は、内部に偏光分離作用又は/及び偏光合成作用をする光学面11ax、11cxを有するプリズム部材11a、11cを有し、
プリズム部材11a、11cの各光学面のうち、出射面11c−2より出射する各色光のうち、いずれの色光も通過しない光学面11a−1、11c−1に対向する該保持部材15の一部15a、15bに光透過手段を設けている。
プリズム部材11a、11cの各光学面のうち、出射面11c−2より出射する各色光のうち、いずれの色光も通過しない光学面11a−1、11c−1に対向する該保持部材15の一部15a、15bに光透過手段を設けている。
これによって投影画像のコントラストの低下を防止しつつ、良好なる画像情報の投影を可能としている。
次に実施例4について説明する。図10は実施例4の要部概略図である。実施例4は実施例1に比べて、第1、第3の偏光ビームスプリッタ11a、11cの光学面11a−1、11c−1に対向する保持部材15の壁面を光透過手段の代わりに反射防止手段25a、25bより構成した点が異なっているだけであり、その他の構成は同じである。
本実施例では、実施例1で述べたのと同様に、光学面11a−1から漏れ出した光は、光学面11a−1と対向するの壁面25aを照射する。壁面25aは、例えば黒つや消し塗装が施され、照射される光が吸収されるようになっている。そのため、保持部材15の壁面25aで漏れ光が反射され再び偏光ビームスプリッター11a内に戻ることを抑制している。
又、光学面11c−1から排出された光は、保持部材15で偏光ビームスプリッター11cと対向する壁面25bを照射する。壁面25bは前記壁面25aと同様に、例えば黒つや消し塗装が施され、照射される光が吸収されるようになっている。そのため、保持部材15の壁面25bで漏れ光が反射され再び偏光ビームスプリッター11a内に戻ることを抑制している。
実施例4では偏光ビームスプリッター11a、11cからの不要光の処理方法として、保持部材15の壁面25aもしくは25bは、例えば黒つや消し塗装が施され、照射される光が吸収されるようになっている構造について説明したが、光吸収部材として黒つや消し塗装の他に黒色フェルトを貼り付けることでも同様の効果を得ることができる。また、反射防止コート(ARコート)を施すことでも、同様の効果を得ることができる。
また、偏光ビームスプリッター11a、11cからの不要光を保持部材15の壁面、例えば25aに吸収させると、保持部材15自体の温度が上昇してしまい、吸収効果が低下したり、最悪、保持部材15が熱により変形してしまう恐れがある。そこで、図11に示すように、保持部材15を冷却するのが良い。
保持部材15に光が照射される箇所の背面に、例えばヒートシンク16aや16bなどの放熱部材を取り付け、冷却を行う。もしくは、保持部材15に光が照射される箇所の背面にファン17から送られる風、もしくは空気が吸入されることによって生じる風を接触させ、冷却を行う。前述した、ヒートシンク15a、15bの設置とファン17による冷却を併用すれば、より一層の冷却を行うことができる。また、同様の場所である保持部材15に光が照射される箇所の背面に、ペルチェ素子(不図示)等の電子冷却装置を設置して冷却を行っても良い。
尚、特許文献6の構成では、反射防止手段が偏光ビームスプリッタのプリズム面に設けられているので、反射防止手段で発生する熱により偏光ビームスプリッタが変形してしまう可能性がある。本実施例は、偏光ビームスプリッタの熱変形を防止しつつ、迷光による投射画像のコントラスト低下を防止し、高画質の画像を投射するプロジェクタを提供することができる。
次に、実施例5について、説明する。実施例4では、例えば偏光ビームスプリッター11aの光軸に垂直な信号光用の入射面でも出射面でもない光学面11a−1から放出される不要光が照射される保持部材15の壁面25aに吸収型の反射防止手段を設けた例を示したが、変わりに拡散型の反射防止手段25c、25dを設けても同様の効果を得ることができる。
例えば、図12に示すように、拡散型の反射防止手段25c、25dは、所定の荒さで荒らした面に黒色のつや消し塗料を塗布して形成されている。そうすることで、例えば偏光ビームスプリッター11a、11cの光軸に垂直な入射面でも出射面でもない光学面11a−1、11c−1から放出される不要光が前述した処理を施された壁面を照射すると、不要光は拡散され、漏れ出した光路を同じように戻る光は減少させることができる。また、遮光部を貼り付けることで遮光部表面での拡散効果を得、同等の効果を得ることもできる。
次に実施例6について説明する。例えば、偏光ビームスプリッター11aの光軸に垂直な入射面でも出射面でもない光学面11a−1から放出される不要光が照射される保持部材15の壁面25aに図13に示すような断面がV字型の溝を複数設けた部材28を用い、その溝の斜面に光吸収性塗料20、例えば黒つや消し塗装や、フェルトなどを施す。そうすることで、実施例4では、1つの面で光吸収を行っていたのに対し、保持部材15の壁面25a、25bでの光の反射回数を増やし、光吸収効率を上げることができる。また、図14に示すように断面がレの字型の溝を複数設けた部材29を用い、その溝の面に同様な光吸収性塗料20を施すことで、更に反射回数を増やし、光吸収効率を高めることができる。
ここでも、光吸収によって保持部材15自体の温度が上昇し、前述したような問題が生じてくるときには、実施例4で示したように、冷却手段を設け、冷却を行うことが望ましい。
以上のように実施例4〜6では、偏光分離素子の入射面および出射面でない光学面に位置し、光学面と対向する壁面に反射防止手段を施すことによって、偏光分離素子からの漏れ光が隣接する壁面での反射により、再び漏れた偏光ビームスプリッターに入射し、不要光がスクリーン上に投影されることを防ぎ、高コントラストで色調に狂いのない映像を表示できる。
また、反射防止手段は、拡散型の反射防止手段にすると迷光が壁面を照射したときに拡散され、偏光分離素子に再び戻る光量が大幅に低減するので、高コントラストで良好な映像が得られる。
また、反射防止手段を吸収型の反射防止手段にすると、より迷光が偏光分離素子に戻る光量が減少するので更に高コントラストで良好な映像が得られる。更に、反射防止手段、例えば遮光部の表面形状をV字やレの字形状にすることで、遮光部表面で反射を繰り返し、光吸収をより行うことができる。
尚、以上の各実施例においては、第1偏光ビームスプリッター11aの周囲に設けた画像表示素子12gと壁面15b(透過手段、反射防止手段)との配置を入れ替えても良い。
又、第1偏光ビームスプリッター11aとその周辺の部材に対して、第2偏光ビームスプリッター11bとその周辺の部材との配置を入れ替えても良い。
このとき、第3偏光ビームスプリッター11cの特性を入れ替えにより変化させれば良い。
1 光源
2 リフレクター
3a 第1のフライアイレンズ
3b 第2のフライアイレンズ
4 偏光変換素子
5 集光光学系
5a コンデンサーレンズ
5b フィールドレンズ
5c ミラー
6 ダイクロイックミラー
7 カラーフィルター
8a、8b 色選択性位相差板
9a、9b 偏光板
10a 1/2波長板
11a、11b、11c 偏光ビームスプリッター
11a−1、11c−1 光学面
11c−2 出射面
11ax、11bx、11cx 偏光分離面
12r、12g、12b 反射型の液晶表示素子
13r、13g、13b 1/4波長板
14 投射レンズ
15 ダイクロイックミラーおよび偏光ビームスプリッター保持部材
15a、15b 光透過手段
15c、15d ルーバー形状の光透過手段
16a、16b ヒートシンク
17a、17b、17c ファン
18 光吸収手段
100 光源
110 光線
112、138 レンズ
114 偏光変換素子
116、126、134 色選択性位相差板
118、120、124、128 偏光ビームスプリッター
122、130、132 反射型液晶表示素子
25a、25b 反射防止手段
25c、25d 拡散型の反射防止手段
28 V字型遮光形状をした保持部材の壁面
29 レの字型遮光形状をした保持部材の壁面
2 リフレクター
3a 第1のフライアイレンズ
3b 第2のフライアイレンズ
4 偏光変換素子
5 集光光学系
5a コンデンサーレンズ
5b フィールドレンズ
5c ミラー
6 ダイクロイックミラー
7 カラーフィルター
8a、8b 色選択性位相差板
9a、9b 偏光板
10a 1/2波長板
11a、11b、11c 偏光ビームスプリッター
11a−1、11c−1 光学面
11c−2 出射面
11ax、11bx、11cx 偏光分離面
12r、12g、12b 反射型の液晶表示素子
13r、13g、13b 1/4波長板
14 投射レンズ
15 ダイクロイックミラーおよび偏光ビームスプリッター保持部材
15a、15b 光透過手段
15c、15d ルーバー形状の光透過手段
16a、16b ヒートシンク
17a、17b、17c ファン
18 光吸収手段
100 光源
110 光線
112、138 レンズ
114 偏光変換素子
116、126、134 色選択性位相差板
118、120、124、128 偏光ビームスプリッター
122、130、132 反射型液晶表示素子
25a、25b 反射防止手段
25c、25d 拡散型の反射防止手段
28 V字型遮光形状をした保持部材の壁面
29 レの字型遮光形状をした保持部材の壁面
Claims (18)
- 照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴とする画像投射装置。 - 照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴とする画像投射装置。 - 照明光を複数の色光に分解し、分解された前記色光を第1の画像表示素子および第2の画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を投射手段により被投射面に投射する画像投射装置において、
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、透過手段が配置されていることを特徴とする画像投射装置。 - 前記透過手段は、ルーバー形状の光通過路を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像投射装置。
- 前記ルーバー形状の光透過路を冷却する冷却手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の画像投射装置。
- 前記透過手段で透過された前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、前記反射防止手段を冷却する冷却手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像投射装置。
- 照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴とする画像投射装置。 - 照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴とする画像投射装置。 - 前記光学素子は、プリズム形状の偏光ビームスプリッタであり、
前記反射防止手段は、前記偏光ビームスプリッタのプリズム面から離間されていることを特徴とする請求項7または8に記載の画像投射装置。 - 照明光を複数の色光に分解し、分解された前記色光を第1の画像表示素子および第2の画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を投射手段により被投射面に投射する画像投射装置において、
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材には、前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に、反射防止手段が配置されていることを特徴とする画像投射装置。 - 前記色合成素子は、プリズム形状の偏光ビームスプリッタであり、
前記反射防止手段は、前記偏光ビームスプリッタのプリズム面から離間されていることを特徴とする請求項10に記載の画像投射装置。 - 前記反射防止手段は、光拡散部を有することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の画像投射装置。
- 前記反射防止手段は、吸収性黒色塗料、もしくは蒸着した反射防止コート、もしくは貼布した光吸収部材より成ることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の画像投射装置。
- 前記反射防止手段は、凹凸形状の表面部を有することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の画像投射装置。
- 照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ反射するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ透過する光学素子と、
前記光学素子により反射されるべき前記色分解素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記光学素子から離間していることを特徴とする画像投射装置。 - 照明光を色分解素子により複数の色光に分解し、分解された前記色光を画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を色合成素子により合成し、合成光を被投射面に投射する画像投射装置において、
前記色分解素子からの前記色光を前記画像表示素子へ透過するとともに、前記画像表示素子からの前記色光を前記色合成素子へ反射する光学素子と、
前記光学素子により透過されるべき前記色分解素子からの前記色光が反射された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記光学素子から離間していることを特徴とする画像投射装置。 - 照明光を複数の色光に分解し、分解された前記色光を第1の画像表示素子および第2の画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調された前記複数の色光を投射手段により被投射面に投射する画像投射装置において、
前記第1の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ反射するとともに、前記第2の画像表示素子からの前記色光を前記投射手段へ透過する色合成素子と、
前記色合成素子により反射されるべき前記第1の画像表示素子からの前記色光が透過された際の前記色光の光路上に配置された反射防止手段と、を備え、
前記反射防止手段は、前記色合成素子から離間していることを特徴とする画像投射装置。 - 請求項1〜17のいずれか1つに記載の画像投射装置と、
前記画像投射装置に画像信号を入力する画像信号入力装置と、を具備することを特徴とする画像投射システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003414970A JP2005173357A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 色分離合成装置及びそれを有する映像投影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003414970A JP2005173357A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 色分離合成装置及びそれを有する映像投影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005173357A true JP2005173357A (ja) | 2005-06-30 |
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ID=34734610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003414970A Pending JP2005173357A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 色分離合成装置及びそれを有する映像投影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005173357A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057810A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Nec Viewtechnology Ltd | プロジェクタの照明光学系 |
US8128233B2 (en) | 2008-03-06 | 2012-03-06 | Nec Display Solutions, Ltd. | Illuminating optical system for projector including condenser lens and field lens |
JP2012155344A (ja) * | 2012-05-10 | 2012-08-16 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | プロジェクタの照明光学系 |
JP2012159556A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 画像投影装置 |
JP2013145378A (ja) * | 2013-02-04 | 2013-07-25 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | プロジェクタ |
WO2013145084A1 (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 投射型表示装置 |
KR20160095360A (ko) * | 2015-02-03 | 2016-08-11 | 엘지전자 주식회사 | 프로젝션 장치를 위한 위상 지연 광학 디바이스 |
-
2003
- 2003-12-12 JP JP2003414970A patent/JP2005173357A/ja active Pending
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US8864315B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-10-21 | Konica Minolta Opto, Inc. | Image projection apparatus |
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KR102268170B1 (ko) | 2015-02-03 | 2021-06-23 | 엘지전자 주식회사 | 프로젝션 장치를 위한 위상 지연 광학 디바이스 |
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