JP2010243881A - 照明装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インテグレータレンズの小型化を可能とする2灯式の照明装置及び投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】投写型映像表示装置100において、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれの光出射側に設けられる反射部6は、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第1光束LAそれぞれを直角に反射する複数の第1ミラー41Aと、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第2光束LBそれぞれを直角に反射する複数の第2ミラー41Bとを有する。複数の第1ミラー41Aと複数の第2ミラー41Bとは、垂直方向において、交互に積み重ねられている。
【選択図】図1
【解決手段】投写型映像表示装置100において、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれの光出射側に設けられる反射部6は、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第1光束LAそれぞれを直角に反射する複数の第1ミラー41Aと、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第2光束LBそれぞれを直角に反射する複数の第2ミラー41Bとを有する。複数の第1ミラー41Aと複数の第2ミラー41Bとは、垂直方向において、交互に積み重ねられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、2灯式の照明装置及び投写型映像表示装置に関する。
従来、2つの光源それぞれから出射される光をスクリーンなどに投写する、いわゆる2灯式の投写型映像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
2灯式の投写型映像表示装置は、光軸が直交するように配置された第1及び第2光源と、第1及び第2光源から出射された光を均一化するインテグレータレンズと、第1及び第2光源から出射された光をインテグレータレンズの光入射面全域に導く反射部とを備えている。インテグレータレンズの光入射側には、反射部と第1光源とが順次配置されており、反射部の側方には、第2光源が配置されている。
反射部は、第1及び第2光源それぞれから出射された光量の半分をインテグレータレンズの一半面に導く第1反射部と、第1及び第2光源それぞれから出射された光量の残り半分をインテグレータレンズの他半面に導く第2反射部とから構成される。
しかしながら、インテグレータレンズの光入射面に第1及び第2反射部それぞれから光を入射させるためには、インテグレータレンズのサイズを大きくする必要があるため、以下のような問題が生じる。
第1には、インテグレータレンズのサイズに合わせて、インテグレータレンズの光出射側に配置される光学素子のサイズを大きくする必要がある。そのため、投写型映像表示装置の製造コストが増大するという問題が生じる。
第2には、インテグレータレンズのサイズがインテグレータレンズから出射された光を変調する光変調素子のサイズより大きくなるので、光変調素子への光入射角度が大きくなる。そのため、光利用効率の低下や映像のコントラストの低下という問題が生じる。
そこで、本発明は、上述した状況に鑑みてなされたものであり、インテグレータレンズの小型化を可能とする2灯式の照明装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の特徴に係る照明装置は、光軸に沿って互いに対向する第1及び第2光源と、第1光源の光出射側に配置され、第1光源から出射される光を複数の第1光束に収束させる第1シリンドリカルレンズ群と、第2光源の光出射側に配置され、第2光源から出射される光を複数の第2光束に収束させる第2シリンドリカルレンズ群と、第1シリンドリカルレンズ群と第2シリンドリカルレンズ群との間に配置される反射部と、反射部の光出射側に配置され、複数の第1光束及び複数の第2光束を平行光化する第3シリンドリカルレンズ群とを備え、反射部は、光軸に対して45度の傾きを有し、第1シリンドリカルレンズ群から出射される複数の第1光束を直角に反射する複数の第1ミラーと、光軸に対して45度の傾きを有し、第2シリンドリカルレンズ群から出射される複数の第2光束を直角に反射する複数の第2ミラーとを有し、複数の第1ミラーと複数の第2ミラーとは、所定の方向において、交互に積み重ねられていることを要旨とする。
本発明の特徴に係る照明装置において、複数の第1ミラーそれぞれは、反射部の光出射側からの平面視において、第2シリンドリカルレンズ群側に向かって徐々に細く形成され、複数の第2ミラーそれぞれは、反射部の光出射側からの平面視において、第1シリンドリカルレンズ群側に向かって徐々に細く形成されていてもよい。
本発明の特徴に係る照明装置において、第1シリンドリカルレンズ群を構成する複数の第1シリンドリカルレンズと第2シリンドリカルレンズ群を構成する複数の第2シリンドリカルレンズとのそれぞれは、所定の方向において、所定の幅を有しており、複数の第1シリンドリカルレンズ及び複数の第2シリンドリカルレンズそれぞれから出射される光の光軸は、所定の方向において、互いに所定の幅の1/2ずれていてもよい。
本発明の特徴に係る照明装置において、複数の第1シリンドリカルレンズの個数と複数の第2シリンドリカルレンズの個数との和は、第3シリンドリカルレンズ群を構成する複数の第3シリンドリカルレンズの個数に等しく、複数の第3シリンドリカルレンズそれぞれは、所定の方向において、所定の幅の1/2の幅を有していてもよい。
本発明の特徴に係る照明装置において、第1及び第2光源は、放電ランプであり、第1及び第2光源は、アーク長を短くするように加工されていてもよい。
本発明の特徴に係る投写型映像表示装置は、光軸に沿って互いに対向する第1及び第2光源と、第1光源の光出射側に配置され、第1光源から出射される光を複数の第1光束に収束させる第1シリンドリカルレンズ群と、第2光源の光出射側に配置され、第2光源から出射される光を複数の第2光束に収束させる第2シリンドリカルレンズ群と、第1シリンドリカルレンズ群及び第2シリンドリカルレンズ群それぞれから出射される光を直角に反射する反射部と、反射部の光出射側に配置され、第1光束及び第2光束を平行光化する第3シリンドリカルレンズ群と、第3シリンドリカルレンズ群から出射される光を投写する投写光学系とを備え、反射部は、光軸に対して45度の傾きを有し、複数の第1光束それぞれを直角に反射する複数の第1ミラーと、光軸に対して45度の傾きを有し、複数の第2光束それぞれを直角に反射する複数の第2ミラーとを有し、複数の第1ミラーと複数の第2ミラーとは、所定の方向において、交互に積み重ねられていることを要旨とする。
本発明によれば、インテグレータレンズの小型化を可能とする2灯式の照明装置及び投写型映像表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、投写型映像表示装置100の構成を示す模式図である。
以下において、実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、投写型映像表示装置100の構成を示す模式図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100は、一対の光源2(第1光源2A,第2光源2B)と、一対のシリンドリカルレンズ群4(第1シリンドリカルレンズ群4A,第2シリンドリカルレンズ群4B)と、反射部6と、第3シリンドリカルレンズ群8と、UV/IRカットフィルタ12と、インテグレータレンズユニット14と、PBSアレイ16と、光学素子20と、クロスダイクロイックプリズム27と、投写レンズユニット30とを有する。
第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれは、白色光を出射するUHP(超高圧水銀ランプなど)などである。第1光源2A及び第2光源2Bは、光軸方向において、互いに対向するように配置されている。第1光源2Aは、光軸Pに沿って平行光束を出射する。第2光源2Bは、光軸Pに沿って平行光束を出射する。第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれから出射される光は、赤成分光、緑成分光及び青成分光を含む。
ここで、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれにおいて、アーク長を短縮する加工がなされていることに留意すべきである。具体的には、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれのアーク長は1mm以下であることが好ましい。
第1シリンドリカルレンズ群4Aは、複数のシリンドリカルレンズによって構成される。第1シリンドリカルレンズ群4Aは、第1光源2Aの光出射側に配置される。第1シリンドリカルレンズ群4Aは、第1光源2Aから出射される光を収束させる。また、第2シリンドリカルレンズ群4Bは、複数のシリンドリカルレンズによって構成される。第2シリンドリカルレンズ群4Bは、第2光源2Bの光出射側に配置される。第2シリンドリカルレンズ群4Bは、第2光源2Bから出射される光を収束させる。第1シリンドリカルレンズ群4A及び第2シリンドリカルレンズ群4Bの構成については後述する。
反射部6は、第1シリンドリカルレンズ群4A及び第2シリンドリカルレンズ群4Bから出射される光を直角に反射する。具体的には、反射部6は、第1ミラー群6Aと第2ミラー群6Bとによって構成される。第1ミラー群6Aは、第1光源2Aの光軸Pに対して45度の傾きを有する。第1ミラー群6Aは、第1シリンドリカルレンズ群4Aから出射される複数の光束を直角に反射する。また、第2ミラー群6Bは、第2光源2Bの光軸Pに対して45度の傾きを有する。第2ミラー群6Bは、第2シリンドリカルレンズ群4Bから出射される複数の光束を直角に反射する。反射部6の構成については後述する。
第3シリンドリカルレンズ群8は、反射部6の光出射側に配置される。第3シリンドリカルレンズ群8は、複数のシリンドリカルレンズによって構成される。第3シリンドリカルレンズ群8は、第1シリンドリカルレンズ群4Aから出射される複数の光束と、第2シリンドリカルレンズ群4Bから出射される複数の光束とを平行光化する。
UV/IRカットフィルタ12は、可視光成分(赤成分光、緑成分光及び青成分光)を透過する一方、視外光成分(例えば、赤外成分光や紫外成分光)を遮光する。
インテグレータレンズユニット14は、UV/IRカットフィルタ12から出射された光を均一化する。具体的には、インテグレータレンズユニット14は、インテグレータレンズ14a及びインテグレータレンズ14bによって構成される。
インテグレータレンズ14a及びインテグレータレンズ14bは、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。複数の微少レンズそれぞれは、光源2が発する光が液晶パネル21の全面に照射されるように、光源2から出射される光を導く。
PBSアレイ16は、インテグレータレンズユニット14から出射された光の偏光状態を揃える。例えば、PBSアレイ16は、インテグレータレンズユニット14から出射された光をS偏光に揃える。
また、投写型映像表示装置100は、複数の液晶パネル21(液晶パネル21R、液晶パネル21G、液晶パネル21B)と、ミラー群(ダイクロイックミラー200、ダイクロイックミラー201、反射ミラー210〜反射ミラー212)と、レンズ群(コンデンサレンズ220、コンデンサレンズ230R、コンデンサレンズ230G、コンデンサレンズ230B、リレーレンズ240〜リレーレンズ242)とを有する。
ダイクロイックミラー200は、PBSアレイ16から出射された光のうち、赤成分光を透過する。ダイクロイックミラー200は、PBSアレイ16から出射された光のうち、緑成分光及び青成分光を反射する。
ダイクロイックミラー201は、ダイクロイックミラー200で反射された光のうち、青成分光を透過する。ダイクロイックミラー201は、ダイクロイックミラー200で反射された光のうち、緑成分光を反射する。
反射ミラー210は、赤成分光を反射して赤成分光を液晶パネル21R側に導く。反射ミラー211及び反射ミラー212は、青成分光を反射して青成分光を液晶パネル21B側に導く。
コンデンサレンズ220は、光源2が発する白色光を集光するレンズである。
コンデンサレンズ230Rは、液晶パネル21Rに赤成分光が照射されるように、赤成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ230Gは、液晶パネル21Gに緑成分光が照射されるように、緑成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ230Bは、液晶パネル21Bに青成分光が照射されるように、青成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ230Bの光出射面側には、紫外成分を遮光するUVカットフィルタ40が設けられる。
リレーレンズ240〜リレーレンズ242は、青成分光の拡大を抑制しながら、液晶パネル21B上に青成分光を略結像する。
液晶パネル21Rは、赤成分光の偏光方向を回転させることによって赤成分光を変調する光変調素子である。液晶パネル21Rの光入射面側には、コントラスト比を向上させる補償板22Rが設けられている。
補償板22Rの光入射面側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板23Rが設けられている。入射側偏光板23Rの光入射面側には、入射側偏光板23Rに入射する光の光量や熱負担を軽減させる入射側プリ偏光板24Rが設けられている。
一方、液晶パネル21Rの光出射面側には、後述する出射側偏光板26Rに入射する光の光量や熱負担を軽減させる出射側プリ偏光板25Rが設けられている。出射側プリ偏光板25Rの光出射面側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板26Rが設けられている。
同様に、液晶パネル21Gは、緑成分光の偏光方向を回転させることによって緑成分光を変調する光変調素子である。液晶パネル21Gの光入射面側には、補償板22G、入射側偏光板23G及び入射側プリ偏光板24Gが設けられている。一方、液晶パネル21Gの光出射面側には、出射側プリ偏光板25G及び出射側偏光板26Gが設けられている。
同様に、液晶パネル21Bは、青成分光の偏光方向を回転させることによって青成分光を変調する光変調素子である。液晶パネル21Bの光入射面側には、補償板22B、入射側偏光板23B及び入射側プリ偏光板24Bが設けられている。一方、液晶パネル21Bの光出射面側には、出射側プリ偏光板25B及び出射側偏光板26Bが設けられている。
クロスダイクロイックプリズム27は、液晶パネル21R、液晶パネル21G及び液晶パネル21Bから出射された光を合成する。クロスダイクロイックプリズム27は、投写レンズユニット30側に合成光を出射する。
投写レンズユニット30は、クロスダイクロイックプリズム27から出射された合成光をスクリーン上などに投写する。
なお、液晶パネル21、補償板22、入射側偏光板23、入射側プリ偏光板24、出射側プリ偏光板25及び出射側偏光板26は、本実施形態に係る光学素子20を構成する。
(シリンドリカルレンズ群及び反射部の構成)
次に、一対のシリンドリカルレンズ群4と反射部6との構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、一対のシリンドリカルレンズ群4及び反射部6の構成を示す斜視図である。図3は、一対のシリンドリカルレンズ群4及び反射部6を反射部6の光出射側(すなわち、第3シリンドリカルレンズ群8側)から見た平面図である。
次に、一対のシリンドリカルレンズ群4と反射部6との構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、一対のシリンドリカルレンズ群4及び反射部6の構成を示す斜視図である。図3は、一対のシリンドリカルレンズ群4及び反射部6を反射部6の光出射側(すなわち、第3シリンドリカルレンズ群8側)から見た平面図である。
図2に示すように、反射部6は、第1ミラー群6Aと第2ミラー群6Bとによって構成される。第1ミラー群6Aは、複数の第1ミラー61Aによって構成される。第2ミラー群6Bは、複数の第2ミラー61Bによって構成される。複数の第1ミラー61Aと複数の第2ミラー61Bとは、光軸方向に略直交する垂直方向において、交互に積み重ねられている。
なお、本実施形態において、複数の第1ミラー61A及び複数の第2ミラー61Bそれぞれの枚数は、5枚である。
第1シリンドリカルレンズ群4Aは、複数の第1シリンドリカルレンズ41Aによって構成される。複数の第1シリンドリカルレンズ41Aは、垂直方向に積み重ねられている。複数の第1シリンドリカルレンズ41Aそれぞれは、反射部6側に向かって凸状に張り出している。これによって、複数の第1シリンドリカルレンズ41Aそれぞれは、第1光源2Aから出射される光を、複数の第1ミラー61Aそれぞれの形状に収束させる。
具体的には、図2に示すように、一の第1シリンドリカルレンズ41Aから出射された第1光束LAは、収束しながら一の第1ミラー61Aの反射面に導かれる。一の第1ミラー61Aの反射面は、略2等辺三角形状に形成されるとともに、光軸Pに対して45度の傾きを有する。従って、第1光束LAは、反射面の底辺から頂点に向かうに従って、徐々に収束される。
第2シリンドリカルレンズ群4Bは、複数の第2シリンドリカルレンズ41Bによって構成される。複数の第2シリンドリカルレンズ41Bは、垂直方向に積み重ねられている。複数の第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれは、反射部6側に向かって凸状に張り出している。これによって、複数の第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれは、第2光源2Bから出射される光を、複数の第2ミラー61Bそれぞれの形状に収束させる。
具体的には、図2に示すように、一の第2シリンドリカルレンズ41Bから出射された第2光束LBは、収束しながら一の第2ミラー61Bの反射面に導かれる。一の第2ミラー61Bの反射面は、略2等辺三角形状に形成されるとともに、光軸Pに対して45度の傾きを有する。従って、第2光束LBは、反射面の底辺から頂点に向かうに従って、徐々に収束される。
なお、本実施形態において、複数の第1シリンドリカルレンズ41A及び複数の第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれの枚数は、5枚である。5枚の第1シリンドリカルレンズ41Aそれぞれは、5枚の第1ミラー61Aに光を出射する。5枚の第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれは、5枚の第2ミラー61Bに光を出射する。
図3に示すように、複数の第1ミラー61Aそれぞれは、第3シリンドリカルレンズ群8側からの平面視において、第2シリンドリカルレンズ群4B側に向かって徐々に細く形成されている。また、複数の第2ミラー61Bそれぞれは、第3シリンドリカルレンズ群8側からの平面視において、第1シリンドリカルレンズ群4A側に向かって徐々に細く形成されている。
このような複数の第1ミラー61Aと複数の第2ミラー61Bとが垂直方向に積み重ねられることによって、図3に示すように、全体として1つの発光面LSが形成される。発光面LSは、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれの出射面と略同じ大きさの四角形である。発光面LSから出射された光は、第3シリンドリカルレンズ群8に導かれる。
また、各シリンドリカルレンズ41Aそれぞれは、垂直方向において、所定の幅αに形成されている。各シリンドリカルレンズ41Aは、光軸PAに沿って第1光束LAを出射する。同様に、各第2シリンドリカルレンズ41Bは、垂直方向において、所定の幅αに形成されている。各第2シリンドリカルレンズ41Bは、光軸PBに沿って第2光束LBを出射する。
ここで、第1光束LAの光軸PAは、垂直方向において、第2光束LBの光軸PBから所定の幅αの1/2ずれている。すなわち、本実施形態では、第1シリンドリカルレンズ群4Aは、第2シリンドリカルレンズ群4Bよりもα/2上方に配置されている。
(光の進路)
次に、反射部6から第3シリンドリカルレンズ群8への光の進路について、図面を参照しながら説明する。図4は、複数の第1ミラー61A、複数の第2ミラー61B及び第3シリンドリカルレンズ群8を第1シリンドリカルレンズ群4A側から見た平面図である。
次に、反射部6から第3シリンドリカルレンズ群8への光の進路について、図面を参照しながら説明する。図4は、複数の第1ミラー61A、複数の第2ミラー61B及び第3シリンドリカルレンズ群8を第1シリンドリカルレンズ群4A側から見た平面図である。
図4に示すように、複数の第1ミラー61Aそれぞれから出射された第1光束LAは、発散しながら第3シリンドリカルレンズ群8に導かれる。同様に、複数の第2ミラー61Bそれぞれから出射された第2光束LBは、発散しながら第3シリンドリカルレンズ群8に導かれる。
ここで、第3シリンドリカルレンズ群8は、複数の第3シリンドリカルレンズ81によって構成される。複数の第3シリンドリカルレンズ81は、垂直方向に積み重ねられている。複数の第3シリンドリカルレンズ81それぞれは、反射部6側に向かって凸状に張り出している。これによって、第3シリンドリカルレンズ群8は、複数の第1光束LA及び複数の第2光束LBそれぞれを平行光化する。このように第3シリンドリカルレンズ群8は、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれから出射された光を、垂直方向に積み重ねた状態で、インテグレータレンズ14側に出射する。
なお、本実施形態において複数の第3シリンドリカルレンズ81の枚数は、10枚である。これは、複数の第1シリンドリカルレンズ41A及び複数の第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれの枚数の和に等しい。
また、図4に示すように、複数の第3シリンドリカルレンズ81それぞれは、垂直方向において、所定の幅αの1/2の幅に形成されている。すなわち、各第3シリンドリカルレンズ81の幅は、各シリンドリカルレンズ41A及び各第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれの所定の幅αの半分である。
(作用及び効果)
本実施形態において、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれの光出射側に設けられる反射部6は、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第1光束LAそれぞれを直角に反射する複数の第1ミラー41Aと、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第2光束LBそれぞれを直角に反射する複数の第2ミラー41Bとを有する。複数の第1ミラー41Aと複数の第2ミラー41Bとは、垂直方向において、交互に積み重ねられている。
本実施形態において、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれの光出射側に設けられる反射部6は、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第1光束LAそれぞれを直角に反射する複数の第1ミラー41Aと、光軸Pに対して45度の傾きを有し、複数の第2光束LBそれぞれを直角に反射する複数の第2ミラー41Bとを有する。複数の第1ミラー41Aと複数の第2ミラー41Bとは、垂直方向において、交互に積み重ねられている。
このように、反射部6は、第1光源2A及び第2光源2Bから出射され、る光それぞれを分割して収束させながら反射することによって、発光面LSを形成することができる。そのため、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれから出射される光を、第1光源2A及び第2光源2Bそれぞれの出射面と同等のサイズの発光面LSに合成することができる。従って、インテグレータレンズ14などのサイズを大きくする必要がない。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、複数の第1ミラー61A及び複数の第2ミラー61Bそれぞれの枚数を5枚としたが、これに限られるものではない。複数の第1ミラー61A及び複数の第2ミラー61Bそれぞれの枚数が多いほど、発光面LSの形状を光源の出射面の形状に近づけることができる。
なお、複数の第1ミラー61A及び複数の第2ミラー61Bそれぞれの枚数は、複数の第1シリンドリカルレンズ41A及び複数の第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれの枚数と等しいことが好ましい。また、複数の第3シリンドリカルレンズ群81の枚数は、複数の第1シリンドリカルレンズ41A及び複数の第2シリンドリカルレンズ41Bそれぞれの枚数の和であることが好ましい。
また、上述した実施形態では、複数の第1ミラー61Aと複数の第2ミラー61Bとは、互いに垂直方向において積み重ねられることとしたが、これに限られるものではない。例えば、複数の第1ミラー61Aと複数の第2ミラー61Bとは、上記実施形態における光軸方向に積み重ねられていてもよい。この場合、第1光源2Aと第2光源2Bとは、垂直方向において対向するように配置されればよい。
また、上述した実施形態では、複数の第1ミラー61Aと複数の第2ミラー61Bそれぞれは、略2等辺三角形に形成されることとしたが、扇形や台形などのように組み合わせることによって四角形に近い形状になればよい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
2…光源、4…シリンドリカルレンズ群、6…反射部、8…第3シリンドリカルレンズ群、12…UV/IRカットフィルタ、14…インテグレータレンズユニット、16…PBSアレイ、20…光学素子群、21…液晶パネル、22…補償板、23…入射側偏光板、24…入射側プリ偏光板、25…出射側プリ偏光板、26…出射側偏光板、27…クロスダイクロイックプリズム、30…投写レンズユニット、40…UVカットフィルタ、100…投写型映像表示装置、200、201…ダイクロイックミラー、210〜212…反射ミラー、220…コンデンサレンズ、230…コンデンサレンズ、240〜242…リレーレンズ、P…光軸、LS…発光面
Claims (6)
- 光軸に沿って互いに対向する第1及び第2光源と、
前記第1光源の光出射側に配置され、前記第1光源から出射される光を複数の第1光束に収束させる第1シリンドリカルレンズ群と、
前記第2光源の光出射側に配置され、前記第2光源から出射される光を複数の第2光束に収束させる第2シリンドリカルレンズ群と、
前記第1シリンドリカルレンズ群と前記第2シリンドリカルレンズ群との間に配置される反射部と、
前記反射部の光出射側に配置され、前記複数の第1光束及び前記複数の第2光束を平行光化する第3シリンドリカルレンズ群とを備え、
前記反射部は、
前記光軸に対して45度の傾きを有し、前記第1シリンドリカルレンズ群から出射される前記複数の第1光束を直角に反射する複数の第1ミラーと、
前記光軸に対して45度の傾きを有し、前記第2シリンドリカルレンズ群から出射される前記複数の第2光束を直角に反射する複数の第2ミラーとを有し、
前記複数の第1ミラーと前記複数の第2ミラーとは、所定の方向において、交互に積み重ねられている
ことを特徴とする照明装置。 - 前記複数の第1ミラーそれぞれは、前記反射部の光出射側からの平面視において、前記第2シリンドリカルレンズ群側に向かって徐々に細く形成され、
前記複数の第2ミラーそれぞれは、前記反射部の光出射側からの平面視において、前記第1シリンドリカルレンズ群側に向かって徐々に細く形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記第1シリンドリカルレンズ群を構成する複数の第1シリンドリカルレンズと前記第2シリンドリカルレンズ群を構成する複数の第2シリンドリカルレンズとのそれぞれは、前記所定の方向において、所定の幅を有しており、
前記複数の第1シリンドリカルレンズ及び前記複数の第2シリンドリカルレンズそれぞれから出射される光の光軸は、前記所定の方向において、互いに前記所定の幅の1/2ずれている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。 - 前記複数の第1シリンドリカルレンズの個数と前記複数の第2シリンドリカルレンズの個数との和は、前記第3シリンドリカルレンズ群を構成する複数の第3シリンドリカルレンズの個数に等しく、
前記複数の第3シリンドリカルレンズそれぞれは、前記所定の方向において、前記所定の幅の1/2の幅を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の照明装置。 - 前記第1及び第2光源は、放電ランプであり、
前記第1及び第2光源それぞれは、アーク長が短くなるように加工されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の照明装置。 - 光軸に沿って互いに対向する第1及び第2光源と、
前記第1光源の光出射側に配置され、前記第1光源から出射される光を複数の第1光束に収束させる第1シリンドリカルレンズ群と、
前記第2光源の光出射側に配置され、前記第2光源から出射される光を複数の第2光束に収束させる第2シリンドリカルレンズ群と、
前記第1シリンドリカルレンズ群及び前記第2シリンドリカルレンズ群それぞれから出射される光を直角に反射する反射部と、
前記反射部の光出射側に配置され、前記第1光束及び前記第2光束を平行光化する第3シリンドリカルレンズ群と、
前記第3シリンドリカルレンズ群から出射される光を投写する投写光学系と
を備え、
前記反射部は、
前記第1光源の光軸に対して45度の傾きを有し、前記複数の第1光束それぞれを直角に反射する複数の第1ミラーと、
前記第2光源の光軸に対して45度の傾きを有し、前記複数の第2光束それぞれを直角に反射する複数の第2ミラーとを有し、
前記複数の第1ミラーと前記複数の第2ミラーとは、所定の方向において、交互に積み重ねられている
ことを特徴とする投写型映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009093777A JP2010243881A (ja) | 2009-04-08 | 2009-04-08 | 照明装置及び投写型映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009093777A JP2010243881A (ja) | 2009-04-08 | 2009-04-08 | 照明装置及び投写型映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010243881A true JP2010243881A (ja) | 2010-10-28 |
Family
ID=43096947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009093777A Withdrawn JP2010243881A (ja) | 2009-04-08 | 2009-04-08 | 照明装置及び投写型映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010243881A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015148796A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-08-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明装置及び投写型映像表示装置 |
-
2009
- 2009-04-08 JP JP2009093777A patent/JP2010243881A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015148796A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-08-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明装置及び投写型映像表示装置 |
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