JP3897495B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、電子写真方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置に収容した現像剤にて顕像化する画像形成装置に関し、特に、現像剤収納容器に収容した現像剤の残量を逐次検知することのできる現像剤残量検知手段を備えた現像剤量検出装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
ここで電子写真画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等が含まれる。
【0003】
又、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】
このようなプロセスカートリッジ方式の電子写真画像形成装置では、現像剤がなくなったらカートリッジを交換することで再び画像を形成することができるが、カートリッジの交換はユーザー自身が行わなければならず、そのために、現像剤が消費された場合にユーザーに報知する手段、即ち、現像剤量検出装置が必要となる。
【0006】
現像剤量検出装置は、カートリッジ内の画像形成に供することができる現像剤がどれくらい残っているかを随時知ることを可能とするために、現像剤残量レベルを検知できる現像剤残量検知手段をカートリッジ又は画像形成装置本体に設けている。
【0007】
この現像剤残量検知手段の一方式として、静電容量検知方式がある。これは、現像剤収納容器内に現像剤残量検知用のアンテナを配置し、所定の位置に設けられた電極にAC電圧を印加した際、電極−アンテナ間の現像剤量に応じてアンテナに誘起される電流が変化することを利用して現像剤残量を検知する方式である。
【0008】
例えば、静電容量検知方式を用いた一例としてフラットアンテナ方式がある。フラットアンテナは、図3に示すように、基板21に一対の導電パターン22、23を所定の間隔で形成したもので、これを、例えば、現像剤収納容器側面の現像剤と接する位置に配置し、現像剤収納容器内の現像剤が減少するに従い、現像剤とフラットアンテナ20との接触面積が減少するようにしたものである。
【0009】
現像剤の消費によりこの導電パターン表面と現像剤との接触面積が変化することで静電容量が変化し、これにより、容器内現像剤残量とフラットアンテナの静電容量の対応づけが可能になり、フラットアンテナの静電容量を測定することにより随時容器内現像剤残量を知ることができる。
【0010】
フラットアンテナ20の静電容量は、一対の導電部22、23の一方に一定の交流バイアスを印加し、その際にもう一方の導電部に流れる電流から知ることができる。
【0011】
又、静電容量検知方式を用いた別の一例として、現像剤収納容器内に配置された現像剤担持体である現像ローラに交流バイアスを印加することで感光体上の潜像を現像する、所謂、ジャンピング現像方式において、現像ローラと平行に設けた板金(プレートアンテナ)で構成されるプレートアンテナ方式がある。
【0012】
これは、プレートアンテナと現像ローラ間の静電容量が、両者の間に存在する絶縁性現像剤の量に応じて変化することを利用したものである。このプレートアンテナと現像ローラ間の空間が、現像剤で埋まっていれば静電容量は大きく、現像剤が減少するに従い両者間に空気が増え、静電容量は小さくなって行く。従って、このプレートアンテナと現像ローラ間の静電容量と現像剤量との関係を予め関係付けておくことで、現像剤量を検知することができる。
【0013】
静電容量の測定方法は、現像ローラに現像バイアスである交流バイアスを印加した際に、プレートアンテナに流れる電流を測定することで求めることができる。つまり、この現像剤残量検知方式は、現像ローラに現像バイアスが印加されている画像形成時に、現像剤残量を検知することができる。
【0014】
以上のような現像剤残量検知手段を現像剤収容部、即ち、現像剤収納容器に備えることにより、画像形成に供することができる現像剤残量を随時知ることができ、同時に、残り何枚の画像形成が可能であるかをも、随時知ることができる。
【0015】
現像剤残量検知手段としては、更には、現像剤収納容器内に現像剤攪拌手段を設け、現像剤残量に応じて現像剤攪拌手段にかかる負荷が変化することを利用して現像剤残量を検知するトルク検知方式がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの現像剤残量検知方式においても現像剤残量レベルが検知可能とはいえ、測定分解能の限界、測定誤差などのため十分な検知精度は得られていない。
【0017】
特に、現像剤残量が少なくなり、プロセスカートリッジの交換時期が近づいた時期において、高い分解能で表示を行い、又、複数のプロセスカートリッジを交換した際にも、それぞれの現像剤残量を正確に報知できる手段が望まれている。
【0018】
本発明は、斯かる画像形成装置及び画像形成装置に着脱可能なカートリッジの更なる改良に関するものである。
【0019】
つまり、本発明の主たる目的は高い分解能にて現像剤残量レベルを出力することのできる画像形成装置を提供することである。
【0020】
本発明の他の目的は、複数のカートリッジを交換使用する場合においても、それぞれのカートリッジの現像剤残量を正確に報知することのできる画像形成装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記諸目的は、本発明に係る画像形成装置にて達成される。
【0022】
本発明によると、現像剤収容容器と、前記現像剤収容容器内の現像剤量に関わる情報を記憶する記憶手段と、を有するカートリッジが着脱自在な画像形成装置であって、
前記現像剤収容容器内の現像剤残量を検知する現像剤残量検知手段と、
画像信号に基づいた印字情報を用いて現像剤使用量を計算する現像剤使用量計算手段と、
前記現像剤残量検知手段によって検知された現像剤残量に関わる情報と、前記現像剤使用量計算手段によって計算された現像剤使用量に関わる情報とを、前記記憶手段に記憶させる情報書き込み手段と、
前記現像剤収容容器内の現像剤残量レベルを出力する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記現像剤残量検出手段による検出結果に変化が生じない期間は、前記記憶手段に記憶された現像剤残量に関わる情報と前記現像剤使用量に関わる情報とを用いて前記現像剤残量レベルを出力し、前記前記現像剤残量検出手段の検出結果に変化が生じた場合には、前記記憶手段に記憶された現像剤残量に関わる情報を用いて前記現像剤残量レベルを出力することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0024】
本発明にて一実施態様によると、前記画像形成装置は更に、前記制御手段から出力された現像剤残量レベルを表示する表示手段を有する。又、他の実施態様によると、前記画像形成装置はディスプレイを有する機器と通信可能であり、前記制御手段は前記機器に前記現像剤残量レベルを出力する。更に他の実施態様によると、前記現像剤残量検知手段は前記カートリッジに設けられている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0027】
実施例1
先ず、図1〜図3を参照して、本発明に従って構成されるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電子写真画像形成装置は、電子写真式のレーザービームプリンタAとされ、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体、例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像を形成するものである。
【0028】
レーザービームプリンタAは、ドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1を有する。感光体ドラム1は、帯電手段である帯電ローラ2によって帯電され、次いで、レーザースキャナー3から画像情報に応じたレーザ光Lを照射することによって、感光体ドラム1に画像情報に応じた潜像が形成される。この潜像は、現像手段5によって現像され、可視像、即ち、トナー像とされる。
【0029】
つまり、現像手段5は、現像剤担持体としての現像ローラ5aを備えた現像室5Aを有しており、現像室5Aに隣接して形成された現像剤収容部としての現像剤収納容器4内の現像剤Tを現像剤送り部材10の回転によって、現像室5Aの現像ローラ5aへと送り出す。本実施例では、現像剤Tとしては、絶縁性1成分トナーを用いた。又、現像ローラ5aは、固定磁石5bを内蔵しており、現像ローラ5aを回転することによって現像剤は搬送され、現像ブレード5cにて摩擦帯電電荷が付与されると共に所定厚の現像剤層とされ、感光体ドラム1の現像領域へと供給される。この現像領域へと供給された現像剤は、感光体ドラム1上の潜像へと転移され、トナー像を形成する。現像ローラ5aは、現像バイアス回路に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
【0030】
一方、トナー像の形成と同期して給紙カセット200にセットした記録媒体Pをピックアップローラ8、搬送手段9Aを介して転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ6が配置されており、電圧を印加することによって、感光体ドラム1上のトナー像を記録媒体Pに転写する。
【0031】
トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、搬送手段9Bで定着手段10へと搬送する。定着手段10は、ヒータ10aを内蔵した定着ローラ10b及び駆動ローラ10cを備え、通過する記録媒体Pに熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体P上に定着する。
【0032】
記録媒体Pは、搬送手段9Cにより排出トレイ14へと排出される。この排出トレイ14は、レーザービームプリンタAの装置本体100の上面に設けられている。
【0033】
転写ローラ6によってトナー像を記録媒体Pに転写した後の感光体ドラム1は、クリーニング手段7によって感光体ドラム1上に残留した現像剤を除去した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング手段7は、感光体ドラム1に当接して設けられた弾性クリーニングブレード7aによって感光体ドラム7上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め7bへと集める。
【0034】
一方、本実施例にては、プロセスカートリッジBは、図3に示すように、現像剤を収納する現像剤収納容器4及び現像剤送り部材10を有する現像剤枠体11と、現像ローラ5a及び現像ブレード5cなどの現像手段5を保持する現像枠体12とを溶着して一体として現像ユニットを形成し、更にこの現像ユニットに、感光体ドラム1、クリーニングブレード7aなどのクリーニング手段7及び帯電ローラ2を取り付けたクリーニング枠体13を一体に結合することによってカートリッジ化されている。
【0035】
このプロセスカートリッジBは、ユーザーによって画像形成装置本体100に設けたカートリッジ装着手段101(図1)に対して取り外し可能に装着される。
【0036】
本発明によれば、図に示すように、プロセスカートリッジBは、現像剤収納容器4内の現像剤Tの消費に従ってその残量を逐次検知することのできる現像剤残量検知手段20を備えた現像剤量検出装置30を有している。
【0037】
本実施例によれば、高い分解能の現像剤残量検知を達成し、且つ、プロセスカートリッジを交換使用した際にもそれぞれの現像剤残量レベルを正確に報知するため、画像形成装置本体には、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段を設け、プロセスカートリッジには、現像剤残量検知手段と記憶手段を設ける構成とされる。又、本実施例では、現像剤量検出装置30としては、現像剤残量検知手段として平面アンテナ(フラットアンテナ)を用いた静電容量検知方式を採用した。
【0038】
つまり、本実施例によれば、上述のように、現像剤収納容器4内には、図1の矢印方向に回転する撹拌手段10が設けられており、この撹拌手段10が回転することで現像剤Tがほぐされつつ現像ローラ5aへ供給される。また、現像剤収納容器4の内面側壁には図3に示すような、現像剤残量検知手段である平面アンテナ20が配設されている。
【0039】
平面アンテナ20は、一般に用いられているプリント基板21上にエッチングや印刷などで二つの導体パターン22、23を形成したものである。また、この回路図形を保護するために導電パターン22、23上に保護膜(図示せず)が形成してある。導電パターンは適当に設定すればよく、本実施例では、この平面アンテナ20の二つの導電パターン22、23の幅(W)を300μm、両導電パターン22、23の間隔(G)を300μm程度まで狭くしてある。
【0040】
本実施例の平面アンテナ20にて、各導電パターンの電極22、23間に交流バイアスとして200Vpp、2000Hzを印加すると、平面アンテナ20に現像剤が触れていないときには20pF、平面アンテナ20の全面に現像剤が触れているときには60pF、と異なる静電容量値が観測された。この平面アンテナ20を、現像剤収納容器4の内面側壁に配設することで、容器4内の現像剤Tの減少に伴って現像剤Tと平面アンテナ20の接触面積が減り、二つの導電パターン(アンテナ22、23)間の静電容量を観測することで、随時、容器4内の現像剤T量を知ることができる。
【0041】
ところが実際には、容器4内の現像剤Tが徐々に減っても、平面アンテナ20上にわずかながら付着して残る現像剤のために、測定結果にばらつきが生じてしまう。
【0042】
そこで、その表面に付着した現像剤を除去するため、撹拌手段10の端部にアンテナ清掃部材10a設けて、撹拌手段10の回転に伴い平面アンテ20表面を清掃している。このアンテナ清掃部材10aは、たとえばPET(ポリエチレンテレフタレート)のシートであり、平面アンテナ20の表面をなでるように清掃している。
【0043】
図3に示すように、平面アンテナ20のほぼ中央部に穴24を設け、撹拌手段10の支持軸をこの穴24を貫通して現像剤収納容器4などに回転自在に支持することにより、表面清掃手段10aにより平面アンテナ20のほぼ全域を清掃することができる。
【0044】
上記構成により、平面アンテナ20上にわずかながら付着して残る現像剤による、測定結果のばらつきはほぼ解消できるが、平面アンテナ20の出力が表面清掃手段10aの回転周期で変動してしまう。
【0045】
そこで、表面清掃手段10aの回転周期に応じて、アンテナ出力の平均値をとったり、最小値を選んだりするなどの統計処理をして、現像剤残量レベルを確定する。
【0046】
本実施例におけるフラットアンテナ方式による現像剤残量検知分解能としては、測定分解能の限界、測定誤差等を考慮すると、未使用状態における現像剤収容部、即ち、現像剤収納容器4内の現像剤全量を100%として、1%の減少率で検知することができる。現像剤残量レベルと静電容量の関係を図5に示す。
【0047】
本発明によれば、上記フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20による現像剤残量検知に加えて、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段を用いることで、更に高い分解能での現像剤残量レベル検知を行うことができる。統計的計算により現像剤消費量を検知する手段としては、本実施例では、レーザー発光総時間検知手段を採用した。勿論、画像信号に基づいた印字量情報から現像剤残量レベルを統計的に計算することもできる。
【0048】
図4に、本発明のレーザービームプリンタAにおけるレーザー発光総時間検知手段50の全体構成を示す。レーザー発光総時間検知手段50は、コンピュータ等から入力される画像信号をレーザー入力電圧に変調し、画像信号に対応してレーザーをON/OFFさせる変調器51を含む。
【0049】
変調器51にはカウンタ52が接続され、変調器51からレーザーへの出力時間、つまり、レーザービームの感光体ドラム1への露光時間に対応する時間情報を計測する。即ち、カウンタ52には水晶発振器であるクロックパルス発生手段53が接続されており、レーザー発光信号が存続している期間に受けたクロックパルス数をカウントする。
【0050】
統計的計算手段54により、予め設定されたカウント数と現像剤使用量との関係から現像剤使用量を統計的計算により求める。この値は統計計算値であるため、分解能は任意に決定できる。カウント数と現像剤使用量の関係を図6に示す。
【0051】
更に、本発明によれば、現像剤収納容器4内の現像剤残量レベル値をプロセスカートリッジBに搭載された記憶手段31に書き込むことで、複数のカートリッジを交換使用した場合にもそれぞれのカートリッジの現像剤残量レベルを保存することができる。記憶手段31としては、読み書き可能な不揮発性メモリを採用した。
【0052】
本実施例では、図7に示すように、プロセスカートリッジBには記憶手段としての不揮発性メモリ31と、不揮発性メモリ31への情報の読み書きを制御するためのカートリッジ側制御部32とが配置される。プロセスカートリッジBが画像形成装置本体100に装着された際には、カートリッジ側制御部32と、画像形成装置本体側の制御部33は、互いにR/W、REQ、DRY、CLC、DATAの各信号線で接続される。このように、画像形成装置本体側の制御部33及びカートリッジ側制御部32によって、記憶手段31に情報の読み出し及び書き込みを行うための制御手段が構成される。
【0053】
記憶手段である不揮発性メモリ31へのデータの書き込み及び読み込みの際には、使用するデバイスの特性により、適当な待ち時間が設定されており、その動作は保証されている。
【0054】
図8に示すように、本実施例で使用した不揮発性メモリ31はシリアルデータ入出力型のメモリで、その記憶容量は16bitである。この16bitを、前半の8bitと後半の8bitに分割して使用する。従って、それぞれの8bitの領域には、別個のデータを記憶させることができる。8bitの容量で十分、0〜100までの整数を表すことができる。
【0055】
不揮発性メモリ31の前半8bitの領域には、フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20が検知した現像剤収納容器4内の現像剤残量レベルが書き込まれる。フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20の分解能から、現像剤残量レベルをXX%し、このXXという二桁の数字が書き込まれる。現像剤未使用状態においては100%であるため、XXXの3桁である。
【0056】
不揮発性メモリ31の後半8bitの領域には、レーザー発光総時間検知手段50が算出した現像剤消費量が書き込まれる。レーザー発光総時間検知手段50が算出した値は、統計的計算値であり、分解能は任意で設定できることから、現像剤収納容器4内の現像剤全量を100%として、0.YY%の減少率で算出できる。よって、このYYという二桁の数字が書き込まれる。
【0057】
このように、プロセスカートリッジBに搭載された不揮発性メモリ31には、現像剤量に関する情報、つまり、現像剤残量検知手段20が検知した現像剤残量検知値と、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段が算出した現像剤消費量算出値との、2つの現像剤量に関する情報が書き込まれる。
【0058】
つまり、XX.YY%という現像剤量を記憶することであり、この任意のXX.YYという数字の上位の桁XXには、現像剤残量検知手段が検知した検知結果を用い、下位の桁.YYは統計的計算により現像剤消費量を検知するレーザー発光総時間検知手段50が算出した計算値を用いる。
【0059】
図1及び図5に示すように画像形成装置本体100には、ユーザーに現像剤残量レベルを報知するための、表示手段15及び表示制御部16が設けられる。表示手段15及び表示制御部16は、画像形成装置本体側の制御部33及びカートリッジ側制御部32を通して、プロセスカートリッジに搭載された記憶手段である不揮発性メモリ31から現像剤量に関する情報を読み出す。現像剤残量レベルの情報は、上述のように、装置本体100の表示手段15にて表示することもできるが、現像剤残量レベル信号をパソコンへと出力送信し、パソコンのディスプレイにて表示することも可能である。
【0060】
上述のように、現像剤量に関する情報は、2つの値で構成される。この際、本実施例においては、表示制御部において、(XX.00−0.YY)=ZZ.ZZという計算を行い、差であるZZ.ZZを表示するようにした。現像剤未使用状態においては100%であるため、XXX.0或はZZZ.Zで表すことが可能である。
【0061】
算術式には任意の式を採用することができ、つまり、現像剤残量レベル残量検知手段20が検知した検知結果である数字の上位の桁XXと、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段50が算出した計算値である下位の桁.YYから、現像剤残量レベルを合成し、装置本体100の表示手段15やパソコンのディスプレイにて表示する。
【0062】
次に、図10のフローチャートを用いて、本実施例の画像形成装置の動作を説明する。分かり易くするため、現像剤残量が変化したことを現像剤検出装置30、即ち、現像剤残量検知手段20が検知した時点を始点として説明する。
ステップ101:
フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20が、現像剤収納容器内の現像剤残量レベルが、現在、現像剤残量=XA%であることを検知する。
ステップ102:
プロセスカートリッジBに搭載された記憶手段、即ち、不揮発性メモリ31の前半8bitに“XA”を書き込む。
ステップ103:
レーザー発光総時間検知手段50のカウンタをリセットし、カウンタ=0とする。
ステップ104:
統計的計算手段50は、カウンタ=0を受けて、現像剤使用量=0.00%であることを計算する。
ステップ105:
プロセスカートリッジBに搭載された不揮発性メモリ31の後半8bitに“00”を書き込む。
ステップ106:
表示制御部16が不揮発性メモリ31から現像剤量に関する情報を読み出し、計算(XA.00−0.00)を実行する。
ステップ107:
表示手段15或はパソコンのディスプレイが、現像剤残量=XA.00%を表示する。
ステップ108:
クロックパルス発生手段53が接続されたカウンタ52は、変調器51からレーザーへの出力時間、即ち、レーザービームの感光体ドラム1への露光時間に対応する時間情報をクロックパルス数としてカウントを開始する。
ステップ109:
クロックパルス数をカウントし、カウント数=NNNNとする。
ステップ110:
統計的計算手段53は、カウント数=NNNNを受けて、現像剤使用量=0.YY%であることを計算する。
ステップ111:
プロセスカートリッジBに搭載された不揮発性メモリ31の後半8bitに“YY”を書き込む。
ステップ112:
表示制御部16が不揮発性メモリ31から現像剤量に関する情報を読み出し、計算(XA.00−0.YY)を実行する。
ステップ113:
表示手段15或はパソコンのディスプレイが、現像剤残量=ZZ.ZZ%を表示する。ZZ.ZZは、XA.00−0.YYの計算結果である。
【0063】
上記ステップ101〜113の工程を繰り返し、現像剤残量情報の不揮発性メモリ31への書き込み及び読み込みを随時行い、ユーザーに現像剤残量=ZZ.ZZ%であることを装置本体の表示手段15やパソコンのディスプレイに表示する。
【0064】
ステップ109〜113は、最大、YY=99となるまで繰り返される。
【0065】
ここで、フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20の分解能を考慮すると、2つの場合が考えられる。
【0066】
1つ目の場合(A)では、YY=99となるまでに、フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20が、現像剤残量=XB%である(B=A−1)ことを検知する場合である。この場合は、検知直後に101に戻り、カウンタ52をリセットし、上記工程を繰り返す。
【0067】
2つ目の場合(B)では、YY=99となっても、フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20が、現像剤残量=XB%である(B=A−1)ことを検知しない場合である。この場合、カウンタ52は値を加算し続けるが、統計的計算により計算した現像剤消費量値は、不揮発性メモリ31へ書き込まない。よって、YY=99のままであり、表示手段或はパソコンのディスプレイも更新しない。
【0068】
つまり、現像剤残量検知手段20が検知した値は、あくまでも、検知手段20が新たに検知した値をのみ更新し、統計的計算により計算した現像剤消費量計算値を反映させることはしない。XXという上位の桁は、常に、現像剤残量検知手段20が検知した値である。記憶手段31への現像剤量情報の書き込みにおいても同様であり、不揮発性メモリ31の前半8bitの領域には、常にフラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20が検知した現像剤収納容器4内の現像剤残量レベルが書き込まれ、レーザー発光総時間検知手段50が算出した現像剤消費量が書き込まれることはなく、算出した現像剤消費量により、前半8bitの領域に書き込まれるデータが更新されることはない。
【0069】
以上の説明したように、現像剤残量検知手段20に加えて、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段50を用いることで、高い分解能での現像剤残量レベル検知が達成できる。また、プロセスカートリッジBに搭載された記憶手段31に、現像剤残量検知手段20による現像剤残量検知値と、統計的計算により現像剤消費量計算値を、それぞれ、記憶させる。その際記憶手段31の容量を考慮し、前半と後半の2つの領域に分けたそれぞれに、現像剤残量レベルに関する情報を書き込む。
【0070】
それぞれの領域に書き込まれる現像剤残量レベルに関する情報は、独立しており、特に、統計的計算により現像剤消費量計算値により、現像剤残量検知手段20による現像剤残量検知値が書き込まれる領域に書き込まれた現像剤残量レベルに関する情報が、更新されることはない。
【0071】
こうして、複数のカートリッジを交換使用した場合にもそれぞれのカートリッジの現像剤残量レベルを保存できる。
【0072】
又、本実施例では、画像形成装置本体100側の制御部33及びカートリッジB側の制御部32によって、プロセスカートリッジBに搭載する記憶手段31への情報の読み出し及び書き込み制御が行われるものとしたが、それら制御部32、33を全てプロセスカートリッジBに搭載した形態であっても構わない。
【0073】
更に、現像剤残量検知手段20の出力信号を統計処理し、現像剤残量レベルとして確定させる信号処理手段53は、本実施例では画像形成装置本体100に配設されているが、プロセスカートリッジBに設けることができる。
【0074】
尚、本実施例は、現像剤残量検知手段として静電容量検知方式の一形態である、フラットアンテナ方式を用いたが、本発明は、この方式の現像剤残量検知手段に限定するものではない。従来の技術の項で述べたプレートアンテナ方式、トルク検知方式等、現像剤残量レベルを検知できれば、その方式は問わない。
【0075】
実施例2
本実施例においては、未使用状態での現像剤総量が1000gのプロセスカートリッジの場合について説明する。
【0076】
本実施例においても、実施例1の場合と同様に、高い分解能の現像剤残量レベル検知を達成し、且つ、プロセスカートリッジを交換使用した際にもそれぞれの現像剤残量レベルを正確に報知するため、画像形成装置には、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段を備え、プロセスカートリッジには、現像剤残量検知手段20と記憶手段31とが設けられる。
【0077】
又、現像剤残量検知手段20としてフラットアンテナ方式現像剤残量検知手段を採用し、更に、不足する分解能を補うための、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段としてレーザー発光総時間検知手段50を採用し、更に、現像剤収納容器4の現像剤残量値をプロセスカートリッジBに搭載された記憶手段である読み書き可能な不揮発性メモリ31に書き込むことで、複数のカートリッジを交換使用した場合にもそれぞれのカートリッジの現像剤残量レベルを保存できるようにしたのも実施例1と同様であり、説明は省く。
【0078】
本実施例のように、未使用状態での現像剤総量が1000gのプロセスカートリッジの場合、フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20の分解能では、10gの減少率で検知することができる。このようなフラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20による現像剤残量レベル検知に加えて、レーザー発光総時間検知手段50を用いることで、さらに高い分解能での現像剤残量レベル検知を行うことができる。
【0079】
上述したように、レーザー発光総時間検知手段50において予め設定されたカウント数と現像剤使用量との関係から現像剤使用量を統計的計算により求めるが、統計計算値であるため、分解能は任意に決定できる。
【0080】
本実施例にても不揮発性メモリ31はシリアルデータ入出力型のメモリで、その記憶容量は16bitのものを採用するがこれに限るものではない。本実施例では、図9に示すように、この16bitを、前半の7bitと後半9bitに分割して使用する。従って、それぞれの領域には、別個のデータを記憶させることができる。前半の7bitの容量で、0〜100までの整数を表すことができ、後半の9bitの容量で、0〜1000までの偶数を表すことができる。0〜1000までの整数を表すために、不揮発性メモリ31の容量を増やすこともできる。
【0081】
不揮発性メモリ31の前半7bitの領域には、フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20が検知した現像剤収納容器内の現像剤残量レベルが書き込まれる。フラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20は、10gの分解能であるため、現像剤残量をXX0g(下一桁がゼロ)で検知する。よって、このXXという二桁の数字(現像剤未使用状態においては1000gであるため、XXX0gの三桁である。)が書き込まれる。
【0082】
不揮発性メモリ31の後半9bitの領域には、レーザー発光総時間検知手段50が算出した現像剤消費量が書き込まれる。統計的計算値であり、分解能は任意で設定できることから、Y.YYgの減少率で算出できる。従って、このYYYという三桁の偶数が、書き込まれる。
【0083】
このように、プロセスカートリッジBに搭載された不揮発性メモリ31には、現像剤量に関する情報、つまり、現像剤残量検知手段20が検知した現像剤残量レベル検知値と、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段が算出した現像剤消費量算出値との、2つの現像剤量に関する情報が書き込まれる。つまり、XXY.YYgという現像剤量を記憶することであり、この任意のXXY.YYという数字の上位の桁XXには、現像剤残量検知手段20が検知した検知結果を用い、下位の桁Y.YYは統計的計算により現像剤消費量を検知する手段50が算出した計算値を用いる。
【0084】
図1及び図7に示すように画像形成装置Aには、ユーザーに現像剤残量レベルを報知するための、表示手段15及び表示制御部16が設けられている。表示手段15及び表示制御部16は、実施例1と同様に、画像形成装置本体側の制御部33及びカートリッジ側の制御部32を通して、プロセスカートリッジに搭載された記憶手段である不揮発性メモリ31から、現像剤量に関する情報を読み出す。勿論、現像剤残量情報は、パソコンのディスプレイにて表示することもできる。
【0085】
上述のように、現像剤量に関する情報は、2つの値で構成される。この際、本実施例においては、表示制御部16において、(XX0.00−Y.YY)=ZZZ.ZZという計算を行い、差であるZZZ.ZZgを表示するようにした。現像剤未使用状態においては1000gであるため、XXX0或はZZZZ.Z等で表すことが可能である。
【0086】
算術式には任意の式を採用することができ、つまり、現像剤残量検知手段20が検知した検知結果である数字の上位の桁XXと、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段50が算出した計算値である下位の桁Y.YYから、現像剤残量レベルを合成し、表示する。
【0087】
実施例2の場合も実施例1で説明したフローチャートに示すのとほぼ同様の態様で実行され、従って、説明を省略する。
【0088】
現像剤残量検知手段20が検知した値は、あくまでも、検知手段が新たに検知した値をのみ更新し、統計的計算により計算した現像剤消費量計算値を反映させることはしない。XXという上位の桁は、常に、現像剤残量検知手段20が検知した値である。記憶手段31への現像剤量情報の書き込みにおいても同様であり、記憶手段である不揮発性メモリ31の前半7bitの領域には、常にフラットアンテナ方式現像剤残量検知手段20が検知した現像剤収納容器内の現像剤残量レベルが書き込まれ、レーザー発光総時間検知手段50が算出した現像剤消費量が書き込まれることはなく、算出した現像剤消費量により、前半7bitの領域に書き込まれるデータが更新されることはない。これは、実施例1と同様である。
【0089】
以上の説明したように、現像剤残量検知手段20に加えて、統計的計算により現像剤消費量を検知する手段50を用いることで、高い分解能での現像剤残量レベル検知が達成できる。また、プロセスカートリッジに搭載された記憶手段31に、現像剤残量検知手段20による現像剤残量レベル検知値と、統計的計算により現像剤消費量計算値を、それぞれ、記憶させる。その際記憶手段31の容量を考慮し、前半と後半の2つの領域に分けた、それぞれに、現像剤残量レベルに関する情報を書き込む。
【0090】
それぞれの領域に書き込まれる現像剤残量レベルに関する情報は、独立しており、特に、統計的計算により現像剤消費量計算値により、現像剤残量検知手段20による現像剤残量レベル検知値が書き込まれる領域に書き込まれた現像剤残量レベルに関する情報が、更新されることはない。
【0091】
こうして、複数のカートリッジを交換使用した場合にもそれぞれのカートリッジの現像剤残量レベルを保存できる。
また、本実施例では、画像形成装置本体側の制御部33及びカートリッジ側制御部32によって、プロセスカートリッジに搭載する記憶手段31への、情報の読み出し及び書き込み制御が行われるが、それら制御部を全てプロセスカートリッジに搭載した形態であっても構わない。
【0092】
現像剤残量検知手段20として静電容量検知方式の一形態であるフラットアンテナ方式を用いたが、本発明は、この方式の現像剤残量検知手段に限定するものではない。従来の技術の項で述べたプレートアンテナ方式の他、トルク検知方式等、現像剤残量レベルを検知できれば、その方式は問わないのも、実施例1と同様である。
【0093】
実施例3
図11には、本発明の他の態様であるカートリッジ化された現像装置Cの一実施例を示す。
【0094】
本実施例の現像装置Cは、現像ローラ5aのような現像剤担持体と、この現像剤担持体に現像剤を供給するために、内部に現像剤を収容した現像室5Aと、を有し、プラスチック製の現像枠体11、12により一体的にカートリッジ化される。即ち、本実施例の現像装置Cは、実施例1、2で説明したプロセスカートリッジBの現像装置構成部をユニット化したものであり、即ち、プロセスカートリッジBから、感光体ドラム1、帯電手段2、クリーニング手段7を除いて一体化したカートリッジと考えることができる。従って、実施例1、2にて説明した全ての現像装置構成部及び現像剤量検出手段構成が同様に本実施例の現像装置においても適用される。従って、これら構成及び作用についての説明は、実施例1、2において行った上記説明を援用する。
【0095】
本実施例においても、実施例1、2と同様の作用効果を達成し得る。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高い分解能にて現像剤残量レベルを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジと画像形成装置の一実施例の断面図である。
【図2】図1のプロセスカートリッジの拡大断面図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジに搭載することのできる現像剤残量検知手段の図である。
【図4】本発明にて使用される統計的計算により現像剤残量レベルを逐次計算する手段の概略構成図である。
【図5】現像剤残量レベルと静電容量の関係を示すグラフである。
【図6】カウント数と現像剤使用量の関係を示すグラフである。
【図7】本発明に係るプロセスカートリッジ設けられた記憶手段と、画像形成装置本体に設けられた表示手段との関係を説明する概略関係図である。
【図8】本発明に使用される記憶手段への情報の読み出し、書き出しの一実施例を説明する図である。
【図9】本発明に使用される記憶手段への情報の読み出し、書き出しの他の実施例を説明する図である。
【図10】本発明に従った現像剤量検知方法を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係るカートリッジ化された現像装置の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電手段
3 レーザースキャナー
4 現像剤収納容器
5 現像手段
7 クリーニング手段
10 攪拌手段
10a 表面清掃手段
15 表示手段
16 表示制御部
20 現像剤残量検知手段
30 現像剤量検出装置
31 記憶手段
32、33 データ読み書き制御手段
100 画像形成装置本体
101 装着手段

Claims (4)

  1. 現像剤収容容器と、前記現像剤収容容器内の現像剤量に関わる情報を記憶する記憶手段と、を有するカートリッジが着脱自在な画像形成装置であって、
    前記現像剤収容容器内の現像剤残量を検知する現像剤残量検知手段と、
    画像信号に基づいた印字情報を用いて現像剤使用量を計算する現像剤使用量計算手段と、
    前記現像剤残量検知手段によって検知された現像剤残量に関わる情報と、前記現像剤使用量計算手段によって計算された現像剤使用量に関わる情報とを、前記記憶手段に記憶させる情報書き込み手段と、
    前記現像剤収容容器内の現像剤残量レベルを出力する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記現像剤残量検出手段による検出結果に変化が生じない期間は、前記記憶手段に記憶された現像剤残量に関わる情報と前記現像剤使用量に関わる情報とを用いて前記現像剤残量レベルを出力し、前記前記現像剤残量検出手段の検出結果に変化が生じた場合には、前記記憶手段に記憶された現像剤残量に関わる情報を用いて前記現像剤残量レベルを出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は更に、前記制御手段から出力された現像剤残量レベルを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置はディスプレイを有する機器と通信可能であり、前記制御手段は前記機器に前記現像剤残量レベルを出力することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤残量検知手段は前記カートリッジに設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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