JP4298103B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、カートリッジに搭載された記憶手段を用いて現像剤の残量を検知する画像形成装置に関する。
【0002】
ここで電子写真画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。
【0003】
又、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジとは、電子写真感光体、電子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に現像剤を供給する現像手段、電子写真感光体をクリーニングするクリーニング手段のうち少なくとも一つを有するものをいう。特に、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真方式の画像形成装置は、画像情報に対応した光を電子写真感光体に照射して潜像を形成し、この潜像に現像手段を用いて現像剤を供給して顕像化し、更に感光体から記録媒体へ画像を転写することで記録媒体上に画像を形成している。現像手段には現像剤収納容器が連結しており、画像を形成することで現像剤は消費されていく。
【0005】
このような画像形成装置において、電子写真感光体、現像剤などの消耗品の交換、メンテナンスの簡便性を図る目的で、電子写真感光体と、電子写真感光体に作用するプロセス手段としての現像手段、帯電手段、クリーニング手段、更には現像剤収納容器や現像剤溜め容器などをプロセスカートリッジとして一体化し、画像形成装置本体に対して着脱可能とするプロセスカートリッジ方式がある。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0006】
又、例えば、複数色の現像手段を有するカラー画像形成装置において、各現像手段の消耗具合が違う場合などに、各色の現像手段と現像剤収納容器とをカートリッジ化した各色の現像カートリッジを画像形成装置に対して着脱可能とし、個別に交換できるようにしたものもある。
【0007】
このようなカートリッジ方式の画像形成装置では、使用者は、例えば現像剤が無くなった時点でカートリッジを交換することで、再び画像を形成することができる。そのため、このような画像形成装置には、現像剤が消費された場合にそれを検知し、使用者に報知する手段、即ち、現像剤量検出装置を備えることがある。
【0008】
現像剤量検出装置は、カートリッジ内に画像形成に供することができる現像剤がどれくらい残っているかを随時知ることを可能とするために、現像剤残量レベルを検知できる現像剤残量検知手段をカートリッジ又は画像形成装置本体に備える。
【0009】
特に、現像剤が無くなったことを使用者に報知するだけではなく、現像剤の量を逐次に検知して報知することによって、使用者の利便性を更に向上したものがある。このような画像形成装置では、現像剤が未使用時の何%だけ残っているかを算出して使用者に逐次報知したり、又、所定品位の画像形成が行えない程現像剤が減ったことを示す「現像剤無し」表示を行い、画像不良が起こる前に現像剤が残り少なくなったことを使用者に警告したりするものがある。
【0010】
この現像剤残量検知手段の一方式として、プレートアンテナ方式がある。このプレートアンテナ方式は、例えば、現像手段が備える現像剤担持体に交流バイアスを印加して電子写真感光体に形成した潜像を現像する現像方式を採用したカートリッジにおいて、電極となる板金を現像剤担持体に対向する箇所、若しくはその他の複数の箇所に設けて、この板金と現像剤担持体との間、及びこれら板金と板金との間の静電容量が、絶縁性トナーなどとされる現像剤の量に応じて変化することを利用したものである。
【0011】
即ち、この板金と現像剤担持体との間、若しくは板金と板金との間の空間が現像剤で埋まっていれば、その間の静電容量は大きくなり、現像剤が減るにつれて両者の間の空間を空気が占める率が増え、静電容量は小さくなっていく。従って、この板金と現像剤担持体との間の静電容量や板金間の静電容量と現像剤量の関係を予め求めておけば、静電容量を測定することによって現像剤量レベルを検知することができる。
【0012】
静電容量の測定は、現像剤担持体に交流バイアスを印加した際に、この現像剤担持体に対向して設けられた板金に流れる電流を測定することによって行われる。或は、複数の板金が設けられる場合には、電極である板金に交流バイアスを印加した際にもう一方の板金に流れる電流を測定することによって同様に板金間の静電容量を測定することができる。このプレートアンテナ方式の現像剤量検出装置では、多くは現像剤担持体に現像バイアスが印加されている画像形成時に現像剤量を検知する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように、現像剤残量レベルを検知できる現像剤残量検知手段が備えられていても、現像剤残量検知手段によって検出した現像残量の値と、実際に現像装置内に残っている現像剤量が一致しないことがある。
【0014】
その原因としては、
(1)現像剤担持体、或いは、電極となる板金の位置が設計中心値からずれている。このことは、現像剤担持体とか電極板金によって構成されるコンデンサの静電容量自体が異なることを意味する。
(2)静電容量を測定する部分及び現像剤残量を検知、表示する部分がばらついている。
などが考えられる。
【0015】
上記(1)の点について更に詳しく説明すると、「ある時の静電容量値」から「現像剤が全く入ってない時の静電容量値」との差分をとったものが現像剤に起因する静電容量であり、その値から「その時の現像剤量」を算出することが可能となる。従って、上記(1)の状態となり「現像剤が全く入っていない時の静電容量値」が理想値よりずれてしまえば、その分「現像剤量」を正確に測定することは困難となる。
【0016】
又、上記(2)の点について詳しく説明すると、カートリッジの有している静電容量値を測定、検知、表示する部分も回路の部品公差や調整のばらつきなどによって必ずしも全てが同じではなく、やはり個体差が生じてしまう。従って、この分でも「現像剤量」を正確に測定することは困難となる。
【0017】
従って、本発明の主たる目的は、現像剤担持体や、電極となる板金の位置がばらついたり、或いは、静電容量を測定し、残量を検知し、そして表示する部分がばらついた場合であっても、正確に現像装置内の現像剤の残量を逐次に正確に測定することのできる画像形成装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。
【0019】
本発明によると、現像剤収納部と、前記現像剤収納部内の現像剤量に応じた少なくとも2つの電極間の静電容量を測定することによって得られる信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、記憶手段と、を有するカートリッジが着脱可能な記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記現像剤量検知手段から出力される前記現像剤収納部内の現像剤量に対応した前記信号を現像剤残量に変換する換算テーブルと、
前記カートリッジが前記画像形成装置の装置本体に装着された際に、前記記憶手段と前記装置本体との通信をおこなう通信手段と、
前記記録媒体に画像形成を所定枚数おこなった後に、前記現像剤残量検知手段によって検出される静電容量の値が最大になった際の信号に対応する情報を、前記通信手段によって前記記憶手段に記憶させる本体制御部と、
前記本体制御部に設けられた、前記記憶手段に記憶される前記情報を用いて、前記換算テーブルを変更する変更と、
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0023】
本発明の他の実施態様によると前記変更は、前記現像剤残量検知手段から出力される複数の信号を用いて演算した値を用いて前記換算テーブルを変換する
【0025】
本発明の他の実施態様によると、更に、表示手段を有し、検知した現像剤残量に関する情報を表示するための信号をこの表示手段に送信して表示する。他の実施態様によると、表示手段を有する機器と通信可能であり、検知した現像剤残量に関する情報を表示するための信号をこの表示手段を有する機器に送信する。
【0027】
本発明の更に他の実施態様によると、前記カートリッジは更に、電子写真感光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、電子写真感光体に現像剤を供給する現像手段と、電子写真感光体をクリーニングするクリーニング手段のうち少なくとも一つを有する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置、この画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及び画像形成システムを図面に則して更に詳しく説明する。
【0029】
実施例1
先ず、図1及び図2を参照して、本発明に従って構成されるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電子写真画像形成装置は、電子写真式のレーザービームプリンタAとされ、ホストコンピュータからの画像情報を受け取り、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体、例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像を形成するものである。
【0030】
レーザービームプリンタAは、ドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1を有する。感光体ドラム1は、帯電手段である帯電ローラ2によって帯電され、次いで、レーザースキャナー3から画像情報に応じたレーザ光Lを照射することによって、感光体ドラム1に画像情報に応じた潜像が形成される。この潜像は、現像手段5を構成する現像装置Cによって現像し、可視像、即ち、トナー像とする。
【0031】
つまり、現像装置Cは、現像剤収納部として、現像剤担持体である現像ローラ5aを備えた現像室5Aと、現像室5Aに隣接して形成された現像剤収納容器4を有しており、現像剤収納容器4内の現像剤Tが現像室5Aの現像ローラ5aへと供給される。現像剤収納容器4内には、図1中の矢印方向に回転する攪拌手段15が設けられており、この攪拌手段15が回転することで、現像剤Tがほぐされつつ現像ローラ5aへ供給される。
【0032】
尚、本実施例では、現像室5Aと現像剤収納容器4との間に、現像剤封止部材4Aが配置されている。この封止部材4Aは、カートリッジの輸送中などの激しい衝撃が発生した場合などでも現像剤が漏れることのないように設けられ、画像形成装置本体にプロセスカートリッジを装着する直前にユーザーによって開封される。
【0033】
本実施例では、現像剤Tとしては、絶縁性磁性1成分トナーを用いた。又、現像ローラ5aは、固定磁石5bを内蔵しており、現像ローラ5aを回転することによって現像剤は搬送され、現像剤層厚規制部材である現像ブレード5cにて摩擦帯電電荷が付与されると共に所定厚の現像剤層とされ、感光体ドラム1の現像領域へと供給される。この現像領域へと供給された現像剤は、感光体ドラム1上の潜像へと転移され、トナー像を形成する。現像ローラ5aは、現像バイアス印加手段34(図4)に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
【0034】
一方、トナー像の形成と同期して給紙カセット200にセットした記録媒体Pをピックアップローラ8、搬送手段9Aを介して転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ6が配置されており、電圧を印加することによって、感光体ドラム1上のトナー像を記録媒体Pに転写する。
【0035】
トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、搬送手段9Bで定着手段10へと搬送する。定着手段10は、ヒータ10aを内蔵した定着ローラ10b及び駆動ローラ10cを備え、通過する記録媒体Pに熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体P上に定着する。
【0036】
記録媒体Pは、搬送手段9cにより排出トレイ14へと排出される。この排出トレイ14は、レーザービームプリンタAの装置本体100の上面に設けられている。
【0037】
転写ローラ6によってトナー像を記録媒体Pに転写した後の感光体ドラム1は、クリーニング手段7によって感光体ドラム1上に残留した現像剤を除去した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング手段7は、感光体ドラム1に当接して設けられた弾性クリーニングブレード7aによって感光体ドラム1上の残留現像剤を掻き落として現像剤溜め容器7bへと集める。
【0038】
一方、本実施例において、プロセスカートリッジBは、図2に示すように、現像剤を収納する現像剤収納容器4及び攪拌手段15を有する現像剤枠体11と、現像ローラ5a及び現像ブレード5cなどの現像手段5を保持する現像枠体12とを溶着して一体として現像ユニット(現像装置)Cを形成し、更にこの現像ユニットCに、感光体ドラム1、クリーニングブレード7a及び現像剤溜め容器7bなどのクリーニング手段7及び帯電ローラ2を取り付けたクリーニング枠体13を一体に結合することによってカートリッジ化されている。
【0039】
このプロセスカートリッジBは、ユーザーによって画像形成装置本体100に設けたカートリッジ装着手段101(図1)に対して取り外し可能に装着される。
【0040】
本発明によれば、レーザービームプリンタAは、現像装置C内の現像剤Tの消費に従ってその残量を逐次検知するこのできる現像剤残量検知手段を備えた現像剤量検出装置を有している。
【0041】
本実施例によれば、現像剤残量検知手段30としてプレートアンテナを有している。図2に示すように、本実施例では、プレートアンテナとして、現像ローラ5aに対向する位置に、現像装置Cの長手方向の全域にわたって設けられた出力板金32と、出力板金32と略同等の長手長さを有し、出力板金32と対向するように設けられた入力板金31を備えている。
【0042】
プレートアンテナとしての電極対を構成する入力板金31及び出力板金32は、基本的に電流を流すことのできる材料であれば特に限定することなく使用することができるが、本実施例では、板金31、32の材料として、サビに強いSUSを使用している。
【0043】
本実施例では、現像ローラ5aと入力板金31とは、プロセスカートリッジBが画像形成装置本体100に装着された状態で、画像形成装置本体100に設けられた電圧印加手段としての現像バイアス印加手段34に電気的に接続される。
【0044】
そして、通常の現像バイアスである2KHz程度の交流バイアスと−400V程度の直流バイアスが現像ローラ5a及び入力板金31に印加されると、現像ローラ5aと現像ローラ5aに対向した出力板金32との間、及び入力板金31と出力板金32との間で交流電流が流れ、電流測定装置33によって両者の合成電流値が計測される。こうして、電流測定装置33によって測定された電流値から、現像ローラ5aと出力板金32との間、及び入力板金31と出力板金32との間の静電容量に基づく合成の静電容量が計測される。
【0045】
このように、プレートアンテナである入力板金31と出力板金32とを現像装置C内に配設し、現像装置C内の現像剤Tの減少に伴って、入力板金31と出力板金32との間、現像ローラ5aと出力板金32との間の静電容量を観測することで、随時現像剤収納容器4内の現像剤量を知ることができる。
【0046】
図3にプロセスカートリッジ内の現像剤量を検知するための回路構成を示す。現像剤量は、現像バイアス印加手段としての現像バイアス回路34から所定のACバイアスを出力すると、その印加バイアスは、リファレンスコンデンサC1と、現像ローラ5aと、電極31とにそれぞれ印加される。これによって、リファレンス用コンデンサC1の両端には電圧V1が発生し、電極31、32の電極間には静電容量C4(C2+C3)に応じた電流が発生する。この電流を演算により電圧V2に変換する。
【0047】
本体制御部22における残量検知検出部26を構成する電流測定装置33の検出回路は、入力されるリファレンス用コンデンサC1の両端に発生する電圧V1と電極対間電圧V2の電圧差から電圧V3を生成し、AD変換部35に出力する。AD変換部35はアナログ電圧V3をデジタル変換した結果を制御部23に出力する。制御部23は、このデジタル値に変換された電圧値により、詳しくは後述する図4に示した演算部24、現像剤換算テーブル25を用いて、現像剤残量レベルを決定する。
【0048】
ここで、以下の説明において、現像ローラ5aと出力板金32との間の静電容量、及び入力板金31と出力板金32との間の静電容量に応じて最終的に出力板金32を介して出力される信号を、単に「現像剤残量検知手段からの信号」、「現像剤残量検知手段の検出値」などと呼ぶ。
【0049】
又、制御部23は、検知した現像剤残量に基づいて、現像剤の残り%を求め、装置本体の表示手段40又は画像形成装置にネットワークなどで繋がっているコンピュータを用いて表示若しくは警告などを行なう。
【0050】
本実施例の残量検知検出部26において画像形成装置本体の制御部23に送られる電圧値を単に「検出電圧値V3」と呼ぶ。
【0051】
図5は、現像剤残量と検出電圧との関係を示す。図5中の縦軸は、現像剤残量検知手段としての現像ローラ5aと、プレートアンテナ、即ち、電極としてのプレート板金32との間、及び、プレート板金31とプレート板金32との間でそれぞれ計測される静電容量が合計された値に対応する「検出電圧値V3」を示し、横軸は、現像装置内の現像剤残量を示す。
【0052】
又、図5には、現像剤量検出装置による検出電圧値の理想曲線(−○−)と、後述するようにカートリッジ個体差による検出電圧値がそれぞれ理想値からずれた一例としての実測値PA(−□−)を示す。
【0053】
ここで、本実施例では、変換回路の関係から、
(静電容量、検出電圧)=(13pF、1.0V)、(18pF、0.8V)
のように、現像ローラ5aとプレート板金32との間、及び、プレート板金31とプレート板金32との間でそれぞれ計測される静電容量の総静電容量と、検出電圧との減少増加関係は、逆の関係にあり、現像剤残量検知手段によって検出される際、静電容量が大きいときは検出電圧が小さく、静電容量が小さいときは検出電圧値が大きくなるように設定されている。
【0054】
即ち、図5で示すように、現像剤が現像容器内にない状態の時には検出電圧値は最大値を示し、逆に現像容器内にトナーが大量にあるときには検出電圧値は小さな値を示す。
【0055】
なお、本実施例では、現像剤残量検知手段30として、現像ローラ5a、現像ローラ5aに比較的近接したプレート板金32、プレート板金31を用いているため、現像剤残量検知の配置関係上図5に示すように現像装置内の現像剤が概略半分以下に消費された時点から検出電圧の減少が始まり、その後、現像剤がなくなるまでの範囲の現像剤残量を逐次に検知できる。
【0056】
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、現像剤残量検知手段であるプレートアンテナとして、例えば本実施例におけるように板金とされる入力側電極及び出力側電極を現像装置内の任意の箇所に設けることにより、現像剤の残量がより多い時点から無くなるまでの範囲を逐次に検知できる構成であっても、現像剤残量に応じて出力値が変化しない領域が一部でも存在するような構成であれば問題なく適用可能である。
【0057】
次に、現像剤残量検出誤差が発生する要因について説明する。
【0058】
上述のように、本発明に従った方式の現像剤残量検知手段30では、現像剤担持体5aと電極である板金31、32の位置関係や、カートリッジの有する静電容量を測定する部分の部品や調整バラツキ等によって検出誤差が発生してしまう。
【0059】
上記のような検出誤差が発生すると図5に示すように、理想値とPA実測値では、現像剤残量に対する検出電圧値がずれてしまい正確な検知を行えなくなる。
【0060】
そこで、本実施例では、
(1)プロセスカートリッジBに記憶手段(メモリ)20を備え、実使用時に現像剤残量に応じて出力値が変化しない領域における「検出電圧値V3」を少なくとも1個以上検知し、それらの値を演算することによってPAF値を求める。PAF値とは、プレート・アンテナ・フル値の略で、この値を元に現像剤換算テーブル25を変更する。
(2)PAF値より現像剤換算テーブル25が変更され、その変更された換算テーブル25と現在の「検出電圧値V3」より、現在の現像剤残量を算出する。
(3)その結果を、随時表示手段に表示させる。
という制御を行なう。これによって、カートリッジ及び画像形成装置本体の個体差を含んだ形での換算テーブルを用いて現像剤残量検知を行なうことができ、上記個体差を吸収し、より正確な現像剤逐次残検を行うことが可能となる。
【0061】
次に、プロセスカートリッジBに備えられている記憶手段、即ち、メモリ20について説明する。
【0062】
図1〜図3に示すように、本実施例によるとカートリッジBは、現像剤溜め容器7bの先端部に、メモリ20とメモリ20への情報の読み書きを制御するためのカートリッジ側伝達部21を有している。カートリッジBが画像形成装置本体100に装着された場合は、カートリッジ伝達部21と画像形成装置本体100側の制御部22が互いに対向して配置される。また、本実施例では、本体制御部22は本体側の伝達手段としての機能をも有している。
【0063】
又、本実施例ではメモリ20は、現像剤溜め容器7b側に設置されている。これは、本実施例ではカートリッジBを画像形成装置本体100に装着する場合に、カートリッジBの現像剤溜め容器7b側が先頭となり画像形成装置本体100内に挿入されるため、メモリ20に隣接して設けられるカートリッジ側伝達部21と、画像形成装置本体100側の本体制御部22とによって構成される通信手段の位置合わせがし易いように考慮したからである。
【0064】
本発明に使用されるメモリ20としては、不揮発性メモリ、揮発性メモリとバックアップ電池を組み合わせたものなど、通常の半導体による電子的なメモリを特に制限無く使用することができる。特に、メモリと読み出し/書き込みICの間のデータ通信を電磁波によって行う非接触メモリである場合、伝達部21と本体制御部22の間が非接触であってもよいためカートリッジの装着状態による接触不良の可能性がなくなり、信頼性の高い制御を行うことができる。本実施例ではメモリ20として、非接触型のメモリを用いた。
【0065】
これら二つの本体制御部22及びカートリッジ側伝達部21によってメモリ20内の情報の読み出し及び書き込みを行うための制御手段が構成される。メモリ20の容量については、後述するカートリッジ使用量及びカートリッジ特性値などの複数個の情報を記憶するのに十分な容量をもつものとする。
【0066】
次に、図4を参照して、本実施例におけるメモリ20の制御構成を説明する。
【0067】
図4に示すように、カートリッジB側には、メモリ20と伝達部21が配置される。また、本体100側には本体制御部22が配置されており、本体制御部22は、上述のように、制御部23、演算部24、現像剤換算テーブル25及び残量検知検出部26などを有している。
【0068】
そして、前述のように、現像剤残量検知手段30からの電圧は、画像形成装置本体100に配置された制御部23に送られる。制御部23では、現像剤残量検知手段30からの出力信号を残量検知検出部26にて電圧信号に変換し、演算部24がプロセスカートリッジBのメモリ20及び現像剤換算テーブル25を用いて演算部24によって得られたデータの照合を行うことで、トナー残量検出値を適正に補正し、現像剤残量レベルを決定する。
【0069】
更に、本体制御部22では、検出した現像剤残量に基づいて現像剤残量(%)を求め、装置本体100に設けた表示手段40にその情報を、或いは、「トナー無し」の警告を表示させる。
【0070】
メモリ20内には様々な情報が格納されているが、本実施例では少なくとも上記PAF値及び現在のトナー残量情報(%)は格納されている。又、これらメモリ情報は本体制御部22内の演算部24と常に送受信可能な状態になっており、これら情報を元に演算され制御部23によってデータの照合が行われている。
【0071】
又、本実施例では、本体制御部22内に、PAF値と「検出電圧値V3」との関係式より現像剤残量を算出するための表1や表2に示すような換算テーブル25を有しており、この換算テーブル25を用いてトナー残量を算出する。
【0072】
【表1】
Figure 0004298103
【0073】
【表2】
Figure 0004298103
表1は、PAFから白抜け迄の検出電圧を一定の割合で区切り、換算を行う方式であり、「割合」と「残り%」の関係、及び「換算式」が記憶されている。つまり、表1では、本体の個体差に応じたPAF値及び白抜け電圧値間の割合によって残り%を決定するが、白抜け電圧値としては、
(1)個体差によらず一定値を用いる場合、及び
(2)使用する以前に個体差を考慮して白抜け電圧値を決定する場合、
があるが、本実施例では白抜け電圧値は個体差によらず一定値とした。
【0074】
表2はPAF値からの差分と残り%の関係を決めておき、換算を行う方式であり、「差分」と「残り%」の関係、及び「換算式」が記憶されている。
【0075】
本実施例では表1の方式で換算を行った。
【0076】
このように、本実施例では逐次残量検知を検出電圧値の絶対値を用いて行うのではなく、カートリッジBとそのカートリッジBを使用している画像形成装置本体100との両方の個体差を含んだ「検出電圧値V3」を元に現像剤残量検知を行っている点が特徴である。
【0077】
PAF値は現在使用している現像ローラ5aやプレート板金31、32の位置バラツキと画像形成装置内の検出回路部などのバラツキを含んだ値であり、その値を元に換算テーブルを作っているため極めてバラツキの少ない現像剤残量検知を行うことが可能となる。
【0078】
ここで、本実施例のPAF値の決定の方法について説明する。PAF値は現像剤残量の変化に応じて「検出電圧値V3」が殆ど変化しない領域における「検出電圧値V3」の演算によって算出される値であり、この値によって換算テーブルを変更する重要な値である。
【0079】
図6にカートリッジ使用初期近傍の「検出電圧値V3」の推移を示す。横軸、縦軸は図5と同じである。図6から分かるように「検出電圧値V3」は、使用初期よりしばらくは立ち下がりの時期(a)があり、その後平衡状態(b)となる。これは、本実施例の現像剤残量検知手段30を構成するプレート板金31、32や現像ローラ5aよりなるコンデンサーの検出感度のある部分に現像剤が入り込むのに、ある程度の時間が必要だからである。このような理由もあって、現像剤残量が最も多い使用初期状態の「検出電圧値V3」をそのままPAF値とするのは好ましくない。
【0080】
従って、本実施例では図7に示すシーケンスを用いてPAF値を記憶している。以下に、PAF値を求めるためのステップ101〜106(S101〜106)を備えたシーケンスを説明する。
S101:画像形成装置がONとされ(START)、印字が開始される。
S102:印字枚数が0以上280枚未満か確認する。
【0081】
YesのときS107へと進み、カウント数を1足して次の印字に備える。
【0082】
NoのときS103へと進み、カウント数が280以上300枚未満か確認する。
【0083】
S103で、YesのときS104へと進み、メモリ20内に現在のV3を記憶してS107へと進む。NoのときS105へと進み、メモリ20内に記憶された20個のデータの平均値を求め、その値をPAF値と決定する。
S106:終了。
【0084】
以上のようなシーケンスを用いてPAF値を求める。即ち、所定枚数期間の「検出電圧値V3」値をメモリ20に記憶しておき、これらの値の平均値を用いることによってカートリッジBと画像形成装置本体100の個体差を考慮したPAF値としている。
【0085】
ここで、本実施例では、プロセスカートリッジBの未使用時の現像剤充填量は200gであり、現像装置C内の現像剤残量が20g以下となった時点で白抜けの恐れがあるので、実際に使用可能な現像剤量は180gである。従って、使用可能な現像剤量180gに対して現像剤が何%残っているかを表示する。
【0086】
又、本実施例では現像剤残量検知手段30の配置関係から、現像剤残量が50g(使用可能な現像剤量30g)程度から現像剤量検出装置による検出電圧値の変化が起こる。このため、現像剤残量が50gより多い、即ち、検出電圧値の上昇(静電容量の低下)が始まる以前の現像剤残量表示(%)は、例えば、「30%以上」或いは「10%」などと表示することが可能である。
【0087】
この方法を用いて現像剤の消費に伴う現像剤残量表示を評価したところ、図8(a)〜(c)に示すように、カートリッジ個体差及び画像形成装置本体差を吸収した逐次残検が可能になった。
図8(a)は「検出電圧値V3」が全体的に理想的な値を示している場合、
図8(b)は「検出電圧値V3」が常に大きめな場合(静電容量が小さく測定されている)、
図8(c)は「検出電圧値V3」が常に小さめな場合(静電容量が大きく測定されている)、
を示しており、図の左側が絶対値で検知を行った場合、即ち、換算テーブル25を使用しない場合であり、図の右側が本実施例に従ったPAF値を用いて検知を行った場合、即ち、換算テーブル25を使用した場合を示している。
【0088】
図8の全てのグラフにおいて、横軸は「実際のトナー残量%」で縦軸は「検知によって表示される残量%」を示しており、ポイントが直線上に近いほど検知精度が高いことを示す。
【0089】
なお、当然ながらカートリッジBの構成、特に現像剤残量検知手段30の構成と配置や現像剤の種類等によって現像剤残量と検出電圧値との関係は大きく異なるため、現像剤換算テーブル25は、表1に示すものに限定されるものではなく、本発明を実施する画像形成装置、プロセスカートリッジの特性に応じて適宜決定し得る。
【0090】
更に、本実施例では分解能は、一定間隔だけでなく100%、30%、20%、15%、10%、8%、5%・・・・と残り少ないところでの分解能を上げた。当然ながら、或る一定値を細かくすれば細かくするほどより細かい現像剤残量表示を行うことができる。
【0091】
又、本実施例では、現像剤換算テーブル25は、本体制御部22内に格納されるものとして説明したが、これをプロセスカートリッジBのメモリ20内に格納させても良い。そうすることによって、カートリッジ個々の特性に応じたテーブルをカートリッジ自身に保持させて使用することができ、様々なカートリッジに対応してより正確な現像剤の逐次残量検知を行うことができる。
【0092】
また、本実施例では、現像剤残量検知手段30によって検出される静電容量と、現像剤残量検知手段30が最終的に検知する検出電圧との減少増加関係が、逆になるように設定されている場合について説明したが、この関係は画像形成装置に備えられる検出回路により様々であり、静電容量と電圧の関係が同じ減少関数であっても、増加関数であっても構わない。
【0093】
更に、現像剤残量の表記方法も(g)や(%)に限定するものではなく、他の表示方法として、更に進んだ形で残り何枚出力できるとか様々な他の表示方法でも構わない。また、ディスプレー表示に関しても、ガスゲージ、棒グラフ及び値表示、満タンに対しての比率、つまり残り何%と表示しても良いし、トナー残量がユーザに分かる方式であればどのような表示方式であっても構わない。
【0094】
更に又、現像剤残量の表示は、画像形成装置本体100に設けられた表示手段40にて行うことに限定されるものではなく、画像形成装置本体100と通信可能に接続されたホストコンピュータなどの機器の画面などの表示手段によって行うことができる。
【0095】
本実施例は、現像剤残量検知手段30としてプレートアンテナ方式を用いたが、本発明は、この方式のト現像剤残量検知手段に限定するものではなく、現像剤残量レベルを検知できれば、その方式は問わない。また、現像装置内に逐次残量検知手段30を設けたが、精度向上のため複数の検知手段を設けても良く例えば、現像剤収納容器4内に残量検知機構を設け、トナーフル充填時から白抜けまでの逐次残検を行っても良い。
【0096】
また、本実施例ではPAF値として所定枚数期間内の「検出電圧V3」値の平均値を用いているが、この方法以外にも、
(1)所定枚数期間内の全ての「検出電圧V3」値の内の最大値、平均値などの演算値、
(2)撹拌手段15などの現像剤の動きに関係する部分が所定回転数になったときに測定した少なくとも1回以上の値の平均値、最大値、最小値などの演算値、をPAF値として用いても、問題はない。
【0097】
実施例2
次に、本発明に係る実施例2について説明する。本実施例2において、画像形成装置及びプロセスカートリッジの構成は実施例1と同様なのでここでの説明は省略し、本実施例の特徴であるPAF値の求め方について説明する。実施例2では、更に正確なPAF値を求めるための制御方法に特徴を有する。
【0098】
実施例1では所定枚数から一定回数の「検出電圧値V3」を記憶しそれらの値を演算することによってPAF値を求めているが、この方法は、例えば、
(1):「検知電圧値V3」の検知する部分、即ち、現像剤残量に対する変化が安定していると想定している部分の直前にカートリッジBを画像形成装置本体100より出し入れすることによって現像剤の状態が不安定になった。
(2):画像形成装置を使用する環境(振動、温度、湿度等)が突然大きく変化することによって一時的に現像剤の状態が不安定になった。
などといった何かのきっかけで「検知電圧値V3」が安定していると想定していた領域で実際には不安定になるような要素が加わった場合には正確なPAF値を求めることができない。
【0099】
そこで、本実施例では連続する複数の「検出電圧値V3」を平均化し、その値を「検出電圧値V3’」とし、この「検出電圧値V3’」をその時の検出電圧値とし、メモリ20内のPAF値と比較を行う。この作業を特定の期間だけではなく使用中常に行い上記のような一時的に不安定になったような場合の問題を取り除いている。
【0100】
以下に、図9を参照して、本実施例におけるPAF値を求めるためのステップ201〜211(S201〜211)を備えたシーケンスを説明する。
S201:画像形成装置がONとされ(START)、印字が開始される。
S210:白抜けか確認する。
【0101】
YesのときS211へ進み、終了する。
【0102】
NoのときS202へ進み、メモリ20内に格納されている過去の「検出電圧値V3」の個数が4個か確認する。
【0103】
S202で、NoならS203へ進み、メモリ20内に「検出電圧値V3」を記憶し「現在計算中」と表示する。YesならS204へ進み、過去の4個及び現在の1個合計5個の平均値を求め「検出電圧値V3’」とする。最も古い「検出電圧値V3」をメモリ上から消去し、同時に最も新しい「検出電圧値V3」をメモリ内に記憶する。
S205:「検出電圧値V3’」よりもメモリの中にあるPAF値の方が大きい場合、S206へ進み、メモリのPAF値を現在の「検出電圧値V3」と書き換える次の印字に備える。
S205:「検出電圧値V3’」よりもメモリの中にあるPAF値の方が同じか小さい場合、S207へ進み、現在記憶されているPAF値と「検出電圧値V3’」を用いて換算テーブルより残量検知を行う。
S208:表示を更新する必要があるか確認し、更新する必要がある場合は、S209へ進み、表示を更新して印字に備える。
S208:表示を更新する必要があるか確認し、更新する必要が無い場合は、そのまま次の印字に備える。
【0104】
上記方法によって、一時的に「検出値V3」が不安定な状態になってもその影響を少なく抑えることができ、より正確な検知が行える。
【0105】
平均化する個数は多いほど突発値が発生した場合でもより正確なPAF値を求めることが可能であるが、その分のメモリ容量が必要となり、又、正確な残量表示を行うタイミングが遅くなる。例えば、現在残量10%に対応する「検出電圧値V3」が出ていても過去の「検出電圧値V3」との平均化を行っているため暫くは10%と表示されない。このため、例えば、印字率の高いパターンを出すような場合には常に実際の残量よりも多めに表示されてしまう。
【0106】
上記の事項を考慮し、本実施例において「検出電圧値V3’」は、1枚毎に検知している「検出電圧値V3」5個(即ち、現在から4枚前迄の「検出電圧値V3」)の平均値を用いた。
【0107】
これによって「検出電圧値V3」が突発的に異常となってもその影響を最小限に抑え、更にメモリ容量を最小限に抑え、残量表示が極端に遅くなることを防ぐことが可能となった。
【0108】
本実施例では「検出電圧値V3」5個を平均化した値を用いているが、これに限らずメモリの空き容量や必要な検知精度等によって平均化を行う最適な個数は異なる。
【0109】
又、別な方法として過去5個の「検出電圧値V3」のうち最大値と最小値を除き、残りの3個の平均を取るような方式でもその効果は変わらなかった。
【0110】
また、PAF値をプロセスカートリッジBのメモリ20に記憶させておくことによって、カートリッジ使用途中に画像形成装置本体100からカートリッジBを取り外したような場合にも、その後再びこのカートリッジBを使用する際、メモリ内に記憶された情報を画像形成装置本体100で読みとることによって個々のカートリッジに即した現像剤残量と静電容量(検出電圧)の関係を補正することができ、常に正確な現像剤残量を検知することが可能である。
【0111】
実施例3
次に、本発明に係る実施例3について説明する。本実施例3において、画像形成装置及びプロセスカートリッジの構成は実施例1と同様なのでここでの説明は省略し、本実施例の特徴であるPAF値の求め方について説明する。実施例3では、更に正確なPAF値を求めるための制御方法に特徴を有する。
【0112】
実施例2では、カートリッジBにメモリ20を配置し、該メモリ20を用いて過去複数回の「検出電圧値V3」の平均値を出し、その値とメモリ内に記憶されたPAF値と比較して用いることとしたが、実施例2でも説明した通り、場合によっては「正確な残量表示を行うタイミングが遅くなる」という問題がある。
【0113】
従って、本実施例3では単純に平均値を用いるのではなく、過去の「検出電圧値V3」の値の推移(増加傾向か減少傾向なのか)も考慮して逐次残量検知を行っている。
【0114】
以下に、図10を参照して、本実施例におけるPAF値を求めるためのステップ301〜316(S301〜316)を備えたシーケンスを説明する。
S301:画像形成装置がONとされ(START)、印字が開始される。
S315:白抜けか確認する。
【0115】
YesのときS316へ進み終了する。
【0116】
NoのときS302へ進み、メモリ20内に格納されている過去の「検出電圧値V3」の個数が4個か確認する。NoならS303へ進み、メモリ20内に「検出電圧値V3」を記憶し「現在計算中」と表示し次の印字に備える。YesならS304へ進み、過去の4個及び現在の1個合計5個のV3値が単調増加か確認する。
【0117】
S304で、YesならS305へ進み、5個のV3の内最も古い値をV3’、最も新しい値をV3”としS309へ進む。NoならS306へ進み、過去の4個及び現在の1個合計5個のV3値が単調減少か確認する。
【0118】
S306でYesならS307へ進み、5個のV3の内最も新しい値をV3’、最も古い値をV3”としS309へ進む。
【0119】
S306でNoならS308へ進み、過去の5個及び現在の1個、合計5個の平均値をV3’及びV3”としS309へ進む。
S309:最も古い「検出電圧値V3」をメモリ上から消去し、同時に最も新しい「検出電圧値V3」をメモリ内に記憶する。
S310:「検出電圧値V3’」よりもメモリの中にあるPAF値の方が大きい場合、S311へ進み、メモリのPAF値を現在の「検出電圧値V3’」と書き換える次の印字に備える。
S310:「検出電圧値V3’」よりもメモリの中にあるPAF値の方が同じか小さい場合、S312へ進み、現在記憶されているPAF値と「検出電圧値V3’」を用いて換算テーブルより残量検知を行う。
S313:表示を更新する必要があるか確認し、更新する必要がある場合は、S314へ進み、表示を更新して印字に備える。
S313:表示を更新する必要があるか確認し、更新する必要が無い場合は、そのまま次の印字に備える。
【0120】
本実施例では、複数の「検出電圧値V3」が単調増加の場合には、既に現像剤残量が検知及び表示が可能である状態になっている可能性があり、従って、その実際よりも表示が遅くなるのを防ぐために最新の値「検出電圧値V3(5)」を用いて残量検知を行う。
【0121】
又、検出電圧値V3」がPAF値近傍にいる可能性もあるため、本実施例ではPAF値との比較は複数回の「検出電圧値V3」の内、最初「検出電圧値V3(1)」の値を用いている。
【0122】
又、本実施例ではPAF値との比較を最初「検出電圧値V3(1)」の値を用いて行っているが、平均を取った値を使用しても最新の値「検出電圧値V3(5)」を用いても大きな問題はない。
【0123】
本実施例のこの方法では「検出電圧値V3」が突発的な値となった場合にその影響を抑えることはもちろん、より早く、正確な「検出電圧値V3」を求めることが可能となる。
【0124】
実施例4
次に、本発明に係る実施例4について説明する。本実施例4において、画像形成装置及びプロセスカートリッジの構成は実施例1と同様なのでここでの説明は省略し、本実施例の特徴であるPAF値の求め方について説明する。
【0125】
実施例2及び3では、カートリッジBにメモリ20を配置し、該メモリを用いて過去複数回の「検出電圧値V3」の値を記憶して平均値を出すなどして突発的な値が発生した場合でも、その影響を抑えていたが、上記構成ではいずれも必要なメモリ容量が大きくなるという欠点がある。
【0126】
そこで、本実施例では、ある所定値(本実施例では0.1V)よりも変化が大きかった場合にはその値は異常値としてその時点でメモリ内のPAF値と比較したり、残量検知を行ったりせずシーケンスを終わらせることを特徴としている。
【0127】
上記異常値は、所定の印字枚数或いはカートリッジの所定の動作時間続くことがある。従って、一度異常値が発生したと判断した場合には、所定の印字枚数、例えば10枚程度、或いはカートリッジの所定の動作時間、現像剤残量検知のための演算処理は行なわず、そのまま印字動作を続けた方がより精度の高い現像剤残量検知を行なうことができる。
【0128】
又、本実施例では0.1Vとされる上記所定値は、大きすぎると変化の比較的大きい突発値にしか対応できなく、小さすぎると例えば印字率の高いパターンを印字した場合の本当の変化なのか、突発値なのかの区別がつかないため、その構成に応じた適正値にする必要がある。
【0129】
以下に、図11を参照して、本実施例におけるステップ401〜413(S401〜413)を備えたシーケンスを説明する。
S401:画像形成装置がONとされ(START)、印字が開始される。
S412:白抜けか確認する。
【0130】
YesのときS413へと進み、終了する。
【0131】
NoのときS402へと進み、メモリ20内に検出電圧値V3が格納されているか確認する。Noなら、S403へ進み、メモリ内に「検出電圧値V3」を記憶し「現在計算中」と表示し次の印字に備える。Yesなら、S404へ進み、メモリ内のV3値と現在のV3値との差分が0.1より小さいか確認する。
【0132】
S404で、NoならS405へ進み、所定の印字枚数或いはカートリッジの所定の動作時間、現像剤残量検知のための演算は行なわないで、S401へと進み、印字を行なう。
【0133】
S404で、YesならS406へ進み、メモリ内のV3を現在のV3と書き換える。
S407:メモリ内の「検出電圧値V3」よりも現在のPAF値が小さいか確認する。
【0134】
YesならS408へ進み、メモリのPAF値を現在の「検出電圧値V3」と書き換え次の印字に備える。
【0135】
NoならS409へ進み、現在記憶されているPAF値と「検出電圧値V3」を用いて換算テーブルより残量検知を行う。
S410:表示を更新する必要があるか確認し、更新する必要がある場合はS411へ進み、表示を更新して印字に備える。
S410:表示を更新する必要があるか確認し、更新する必要が無い場合はそのまま次の印字に備える。
【0136】
本実施例に従ったこの方法では、メモリ20の容量は、比較するための1回前の「検出電圧値V3」を記憶する分のみあれば良いため、実施例2及び3と比較するとメモリの容量を抑えることが可能となる。
【0137】
実施例5
次に、本発明に係る実施例5について説明する。本実施例5において、画像形成装置及びプロセスカートリッジの構成は実施例1と同様なのでここでの説明は省略し、本実施例の特徴であるPAF値の求め方について説明する。
【0138】
実施例1から4では、カートリッジBにメモリ20を配置し、該メモリを用いて過去複数回の「検出電圧値V3」の値を記憶してそれらの値を演算することによって換算テーブルを変換するための値を決定していたが、本実施例ではある所定の期間において、「検出電圧値V3」が殆ど変化しなかったと判断した場合にその値を、換算テーブルを変換するための値として用いる点を特徴としている。
【0139】
以下に、図12を参照して、本実施例におけるステップ501〜509(S501〜509)を備えたシーケンスを説明する。
S501:画像形成装置がONとされ(START)、印字が開始される。
S502:メモリ20内に「検出電圧値V3」が格納されているか確認する。
【0140】
NoならS503へ進み、メモリ20内に「検出電圧値V3」を記憶し「現在計算中」と表示する。そして、S508へと進み、カウント数を1足して次の印字に備える。
【0141】
YesならS504へ進み、カウント数が50の倍数か確認する。S504で、NoならS508へと進み、カウント数を1足して次の印字に備える。S504で、YesならS505へと進み、メモリ内のV3と現在のV3を比較して差分が0.05以内であることを確認。
【0142】
S505で、NoならS506へ進み、メモリ内のV3を現在のV3と書き換える。そして、S508へと進み、カウント数を1足して次の印字に備える。
【0143】
S505で、YesならS507へ進み、PAF値を決定し、S509へと進み、終了する(END)。
【0144】
本実施例のこの方法では、メモリの容量は、比較するための1回前の「検出電圧値V3」を記憶する分のみあれば良いため、実施例2及び3と比較するとメモリの容量を抑えることが可能となる。
【0145】
又、本実施例では50枚毎にV3値を比較し、その値の差が0.05Vであることが1回あればその値をPAF値としているが、測定間隔枚数や差分値、又何回連続して所定の差分値に収まっていれば良いか、更にはそれらの複数の値をどの様な演算を行った値をPAF値とするかなどはその時の構成などによって異なる。
【0146】
又、本実施例では所定枚数毎にV3値を比較しているが、例えばプロセスカートリッジの所定動作時間毎やレーザーの所定発光時間毎などにV3の比較を行っても良い。
【0147】
実施例6
図13には、本発明の他の態様であるカートリッジ化された現像装置Cの一実施例を示す。
【0148】
本実施例の現像装置Cは、現像ローラ5aのような現像剤担持体と、この現像剤担持体に現像剤を供給するために、内部に現像剤を収容した現像室5Aと、を有し、プラスチック製の現像枠体11、12により一体的にカートリッジ化される。つまり、本実施例の現像装置Cは、実施例1で説明したプロセスカートリッジBの現像装置構成部をユニット化したものであり、即ち、プロセスカートリッジBから感光体ドラム1、帯電手段2、クリーニング手段7を除いて一体化したカートリッジと考えることができる。
【0149】
従って、実施例1〜実施例5にて説明した全ての現像装置構成部及び現像剤量検出装置の構成が同様に本実施例の現像装置Cにおいても適用される。従って、これら構成及び作用についての説明は、実施例1〜実施例5において行った上記説明を援用する。
【0150】
以上、本実施例の構成によっても、実施例1〜5と同様の作用効果を達成し得る。
【0151】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、現像剤収納部内の現像剤量を測定する為の電極間に充分に現像剤が入り込んだ状態で静電容量の値が最大になった際の信号に対応する情報(PAF値)を用いて換算テーブルによって現像剤量を算出するので、カートリッジの個体差を吸収して現像剤担持体や、電極となる板金の位置がばらついた場合であっても、正確に現像装置内の現像剤の残量を逐次に正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジと画像形成装置の一実施例の断面図である。
【図2】図1のプロセスカートリッジの拡大断面図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジ内の現像剤量を検知するための回路構成の一実施例を示す図である。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジのメモリと画像形成装置本体の本体制御部との一実施例の概略関係図である。
【図5】現像剤量検出装置の検出電圧値と現像剤残量との関係を示すグラフ図である。
【図6】本発明に従って構成される現像剤量検出装置の検出電圧値と現像剤残量との関係を示すグラフ図である。
【図7】本発明に従う、カートリッジの記憶手段及び現像剤換算テーブルを用いた現像剤量検知動作の一実施例を説明するためのフロー図である。
【図8】本発明に従う現像剤量検知動作の効果を説明するためのグラフである。
【図9】本発明に従う、カートリッジの記憶手段及び現像剤換算テーブルを用いた現像剤量検知動作の他の実施例を説明するためのフロー図である。
【図10】本発明に従う、カートリッジの記憶手段及び現像剤換算テーブルを用いた現像剤量検知動作の他の実施例を説明するためのフロー図である。
【図11】本発明に従う、カートリッジの記憶手段及び現像剤換算テーブルを用いた現像剤量検知動作の他の実施例を説明するためのフロー図である。
【図12】本発明に従う、カートリッジの記憶手段及び現像剤換算テーブルを用いた現像剤量検知動作の更に他の実施例を説明するためのフロー図である。
【図13】本発明に係るカートリッジ化された現像装置の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電手段
3 レーザースキャナー
4 現像剤収納容器
5 現像手段
7 クリーニング手段
10 定着手段
20 記憶手段(メモリ)
21 伝達部
22 本体制御部
25 現像剤換算テーブル
40 画像形成装置本体の表示手段
100 画像形成装置本体
101 装着手段
A レーザービームプリンター
B プロセスカートリッジ
C 現像装置(現像ユニット)、現像カートリッジ

Claims (5)

  1. 現像剤収納部と、前記現像剤収納部内の現像剤量に応じた少なくとも2つの電極間の静電容量を測定することによって得られる信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、記憶手段と、を有するカートリッジが着脱可能な記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    前記現像剤量検知手段から出力される前記現像剤収納部内の現像剤量に対応した前記信号を現像剤残量に変換する換算テーブルと、
    前記カートリッジが前記画像形成装置の装置本体に装着された際に、前記記憶手段と前記装置本体との通信をおこなう通信手段と、
    前記記録媒体に画像形成を所定枚数おこなった後に、前記現像剤残量検知手段によって検出される静電容量の値が最大になった際の信号に対応する情報を、前記通信手段によって前記記憶手段に記憶させる本体制御部と、
    前記本体制御部に設けられた、前記記憶手段に記憶される前記情報を用いて、前記換算テーブルを変更する変更と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変更は、前記現像剤残量検知手段から出力される複数の信号を用いて演算した値を用いて前記換算テーブルを変換することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 更に、表示手段を有し、検知した現像剤残量に関する情報を表示するための信号をこの表示手段に送信して表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 更に、表示手段を有する機器と通信可能であり、検知した現像剤残量に関する情報を表示するための信号をこの表示手段を有する機器に送信することを特徴とする請求項1乃至のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  5. 前記カートリッジは更に、電子写真感光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、電子写真感光体に現像剤を供給する現像手段と、電子写真感光体をクリーニングするクリーニング手段のうち少なくとも一つを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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